JPH054640A - 商品補充用パツキングケース及びこれを用いた自動販売機の商品補充方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 缶入飲料などの商品をケースに収納した状態
で自動販売機に補充するようにした商品補充用パッキン
グケース及びこれを用いた自動販売機の商品補充方法を
提供することを目的としている。 【構成】 パッキングケース10は商品22をケースの長手
方向に1列に並べて収納している。ケース10にはミシン
目11、12とバンド13がある。ミシン目11、12はケース10
の先端部10A の近くに設けられている。バンド13は1 端
13A がミシン目11、12より後方のケース内面に貼着され
ており、他端13B が商品22とケース10の隙間を通ってケ
ース10の後部外側に出ている。ミシン目11、12を切り離
して開口し、開口側を先にしてケースごと自動販売機1
の商品取入口2 に挿入し、バンド13の他端13B を引っ張
る。商品22はバンド13が外れるので、転がりながら出て
商品収納部3 に落下する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は商品補充用パッキングケ
ース及びこれを用いた自動販売機の商品補充方法に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】自動販売機1 は図１に示すように、本体
の前面上部に設けた複数個の商品取入口2 と、商品取入
口2 に連なるサーペンタイン式の商品収納部3 と、商品
収納部3 の下部に設けられ商品を1 個ずつ搬出する搬出
機構4 を含んでいる。パッキングケース21は流通段階に
おいて図６に示すように複数個の商品22が縦横に整列し
て収納されている。

【０００３】商品22を補充するときには、前記パッキン
グケース21の一部を開口して商品22を取り出し、これを
1 個ずつ投入していた。商品22は商品取入口2 より商品
収納部3 に向かって転がり、商品収納部3 内に落下して
ゆく。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パッキングケース21は商品22が約数十本ほどが収納され
ているため、重量が重く、持ち運びが大変であった。ま
たパッキングケース21より商品22を取り出し、1 個ずつ
商品取入口2 に投入するため時間がかかっていた。さら
に1 個のパッキングケース21に収納されている商品22の
数が多いため、補充時に残った商品22を大きなパッキン
グケース21毎に保管しておく必要があった。その上、商
品22を1 個ずつ投入するめた、商品22が途中で引っ掛か
るという問題もあった。本発明は上記事情に鑑みて創案
されたもので、商品の補充に手間を要しないようにした
商品パッキングケース及びこれを用いた自動販売機の商
品補充方法を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明に係るパッキング
ケースは、缶入飲料などの商品を1 列に並べて収納した
箱状の商品補充用パッキングケースであって、先端部に
設けたミシン目とバンドを具備しており、かつ前記バン
ドは1 端がミシン目より後方のケース内面に貼着されて
おり、他端が商品とケースの隙間を通ってケース後部外
側から引き出されていることを特徴としている。また自
動販売機の商品補充方法は、請求項１記載の商品補充用
パッキングケースのミシン目を切り離して開口し、開口
側を先にしてケースを自動販売機の商品取入口に挿入
し、バンドを後部より引き抜いてケース内の商品を補充
するようにしたことを特徴としている。

【０００６】

【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る実施例を
説明する。図１は商品補充用パッキングケースの外観斜
視図、図２はミシン目より先端部を切り離した状態を示
すパッキングケースの外観斜視図、図３はバンドを剥が
した状態を示すパッキングケースの外観斜視図、図４は
商品補充中の状態を示す自動販売機の縦断面図である。

【０００７】パッキングケース10( 以下ケース10とい
う)は、紙などを箱状に形成し、その内部には缶入飲料
などの複数個の商品22をその長手方向と直交する方向に
1 列に並べて収納されている。前記ケース10にはミシン
目11、12とバンド13が設けられている。ミシン目11はケ
ース10の先端部10A の近傍に端面に平行して設けられて
いる。バンド13は紙などのテープ状に形成したもので、
1 端13A がミシン目11より後方のケース内底面に剥離可
能に貼着されており、他端13B が商品22とケース10の隙
間を通ってケース10の後端面10B に開設した引き出し孔
14より外部に引き出され、後端面10B に剥離可能に貼着
されている。なお、バンド13B の他端は必ずしも貼着し
なくてもよい。

【０００８】つぎに前記ケース10を用いて商品22を自動
販売機1 に補充する方法について説明する。ケース10
のミシン目12、11によって容器先端部10A を切り離し、
ケース10の先端を開口する。最先端に位置する商品22の
一部は開口より露出するが、バンド13によって保持され
ているので、ケース10を傾けても落下することがない(
図２参照) 。ケース10の開口側を先にして、自動販売
機1 の商品取入口2 に挿入する( 図４参照）。バンド
13の後端13B をケース10より剥がし、バンド13を手前に
引っ張ると、バンド13の先端13A はケース10から剥がれ
る。剥がれたバンド13を引き抜く( 図３参照) 。商品
22はバンド13が外れたので、自重によってケース10から
転がり出て、商品収納部3 に落下する。ケース10に収納
されていた商品22は順次転がり出て落下し、商品収納部
3 に補充される。

【０００９】商品22は複数個が商品取入口2 の傾斜面を
順次回転しながら、商品収納部3 に落下してゆくので、
商品22が途中で引っ掛かることが全くない。

【００１０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の商品補充
用パッキングケースはミシン目とバンドを具備してお
り、自動販売機に商品を補充する際に、前記ケースの先
端部を開口し、開口側を先にしてケース自体を挿入し、
バンドの後端を手前に引き抜くように構成している。

【００１１】従って、パッキングケースの持ち運びが手
軽となり、補充に要する手間が省け、扱いやすくなる。
またケース内に商品が残らないように、補充を調整する
することができるので、大変に便利である。さらに、商
品取入口付近で取り込んだ商品が引っ掛からないので、
大変都合がよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る図面であって、ケースの外観斜視
図である。

【図２】本発明に係る図面であって、ミシン目より先端
部を切り離した状態を示すケースの外観斜視図である。

【図３】本発明に係る図面であって、バンドを剥がした
状態を示すケースの外観斜視図である。

【図４】本発明に係る図面であって、商品補充中の状態
を説明する自動販売機の縦断面図である。

【図５】自動販売機の縦断面図である。

【図６】従来のパッキングケースの外観斜視図である。

【符号の説明】

1 自動販売機 2 商品取入口 3 商品収納部 10 パッキングケース 11、12 ミシン目 13 バンド 22 商品

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 缶入飲料などの商品を1 列に並べて収納
   した箱状の商品補充用パッキングケースであって、先端
   部に設けたミシン目とバンドを具備しており、かつ前記
   バンドは1 端がミシン目より後方のケース内面に貼着さ
   れており、他端が商品とケースの隙間を通ってケース後
   部外側から引き出されていることを特徴とする商品補充
   用パッキングケース。
2. 【請求項２】 請求項１記載の商品補充用パッキングケ
   ースのミシン目を切り離して開口し、開口側を先にして
   ケースを自動販売機の商品取入口に挿入し、バンドを後
   部より引き抜いてケース内の商品を補充するようにした
   ことを特徴とする自動販売機の商品補充方法。