JP2009046172A - 紙製包装容器 - Google Patents

紙製包装容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2009046172A
JP2009046172A JP2007214921A JP2007214921A JP2009046172A JP 2009046172 A JP2009046172 A JP 2009046172A JP 2007214921 A JP2007214921 A JP 2007214921A JP 2007214921 A JP2007214921 A JP 2007214921A JP 2009046172 A JP2009046172 A JP 2009046172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate portion
plate
small
partition
front plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007214921A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5029213B2 (ja
Inventor
Makoto Igarashi
誠 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2007214921A priority Critical patent/JP5029213B2/ja
Publication of JP2009046172A publication Critical patent/JP2009046172A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5029213B2 publication Critical patent/JP5029213B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Cartons (AREA)

Abstract

【課題】複数の小物品入り小袋を必要時に取り出すことができて安定的に収納する包装容器によって、小袋クズなども内部に収納できようにする。
【解決手段】背面板部5における倒し込んだ押し付け片27側からの箱体7内の仕切り板9に対する正面板部4側に向けた押し込みにより、仕切り板9と小袋収納領域20の小物品入り小袋10を正面板部4側に押し付け、最前位に位置する小物品入り小袋10が取り出し口部22に対応する構成とした。
【選択図】図4

Description

本発明は、 本発明は少量の菓子類などの小物品が入れられた複数の小袋を収納した紙製包装容器に関するものである。
近年、チョコレートなどの菓子商品において、特許文献1に示されているように菓子を複数の小袋に小分けし、この複数の小袋をまとめて紙製の包装容器に入れた商品形態とすることが多くなってきていて、一回の食べ切りの量ごとに小袋に収容して食べ易くし、そして、小袋ごとに開封して食することになるため、外箱となる部分を開いた後でも菓子を衛生的に収納しておくことができる利点がある。
また、粒ガムのようにより小さい菓子などにおいては個々に包み紙で包装し、これを外容器に収納した形態の商品もあり、特許文献2に示されているように菓子を食した後に不要となる包み紙を収容する部分を、外箱自体に設けるという工夫も提案されている。
特開平08−011869号公報 特開2006−315730号公報
ところで、上述した小物品入りの小袋を複数収納してなる紙製包装容器では購入者が小袋を取り出すときに、上記特許文献1にも示されているように取り出し口部分が広く開放されるようにしている。しかし、取り出し口部分を開口した包装容器をそのままカバンやハンドバッグなどに入れて持ち歩くような取り扱いを行なうと、外箱内部での並びが大きく崩れて、小袋を外箱内に安定して収納しておくことができず、小袋の取り出しも生じてしまう。また、取り出し口部分を開閉可能に覆う蓋体にロック機構などを設けて再閉する構造とすることも行なわれているが、小袋の取り出しが容易な並びを維持させておくことができない。
これに加えて、小物品を取り出した小袋は小袋クズとなるが、包装容器にはこれらを収容する部分はなく、その都度ごみ箱を探して廃棄するか、カバンやハンドバッグなどに仕舞い込んでいるのが現状であった。そのため、小袋を安定的に収納し、さらに、食することに生じる小袋クズをこの包装容器自体でまとめて取り扱えるようにすることが望まれるようになった。
そこで本発明は上記事情に鑑み、複数の小物品入り小袋を必要時に取り出すことができて安定的に収納する包装容器によって、小袋クズなども内部に収納できようにすることを課題とし、小物品入り小袋を収納した包装容器を有用に利用できるようにすることを目的とする。
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、請求項1の発明は、天面板部と底面板部と正面板部と背面板部と左右の側面板部との六面の板部で囲まれた収納空間を有する箱体の前記収納空間に、菓子類などの小物品が入れられた略扁平な複数の小物品入り小袋を並べ入れて収納する紙製の包装容器であって、前記収納空間内に、前記正面板部側に傾けることが可能な仕切り板を有し、前記正面板部と前記仕切り板との間に正面板部側から順に前記複数の小物品入り小袋が並び入れられて、前記仕切り板により収納空間が前記複数の小物品入り小袋が位置する正面板部側の小袋収納領域と背面板部側の小袋クズ収納領域とに仕切られ、前記天面板部の正面板部側または底面板部の正面板部側に、前記収納空間の小袋収納領域から前記小袋が引き抜き可能な取り出し口部を設け、前記天面板部の背面板部側または底面板部の背面板部側に、前記収納空間の小袋クズ収納領域に臨む開口を閉鎖板で開閉可能に覆ってなる差し込み口部を設け、前記背面板部に、前記仕切り板に向けて倒し込み可能な押し付け片を設けて、倒し込んだ前記押し付け片側からの前記仕切り板に対する正面板部側に向けた押し込みにより、前記仕切り板と小袋収納領域の小物品入り小袋を正面板部側に押し付け、最前位に位置する小物品入り小袋が前記取り出し口部に対応する構成を有することを特徴とする紙製包装容器であり、この紙製包装容器を提供して上記課題を解消するものである。
請求項2の発明によれば、上記仕切り板は可撓性を有するものであることが良好である。
また、請求項3の発明によれば、上記取り出し口部には、正面板部の中央に向けて凸となって指先が差し入れ可能な開口部分が連続しているものとすることが良好である。
また、請求項4の発明によれば、上記取り出し口部は、取り外し可能な閉鎖部材で閉じられているものとすることが良好である。
請求項1の発明によれば、押し付け片を倒し込んで小袋収納領域の小物品入り小袋を正面板部側に押し付け、最前位に位置する小物品入り小袋が前記取り出し口部に対応する構成を備えているので、小物品入り小袋の取り出しが頗る簡単になる。また、背面板側領域に対応した差し込み口部が設けられて、小袋クズをその差し込み口部から収納空間の小袋クズ収納領域に挿入することで、小袋クズの散逸を無くしてまとめて処理をすることができる。また、仕切り板で小袋収納領域と小袋クズ収納領域とを仕切っているので、小物品入り小袋と小袋クズとが混ざり合うのを防止できる。
請求項2の発明によれば、箱体に対する外力などによって小袋収納領域にある小物品入り小袋が背面板側に移動するような衝撃が加わっても仕切り板の撓みによってその衝撃が吸収され、小袋内の小物品を破損させないようにすることができる。
請求項3の発明によれば、小袋収納領域での最前位に位置する小物品入り小袋の表出する部分が広くなり、より確実に小物品入り小袋を取り出すことができる。
請求項4の発明によれば、商品として陳列しているときに異物が箱体の内部に入るのを防止することができるとともに、その陳列状態で小物品入り小袋を抜くようないたずらを抑止することができる。
つぎに本発明を図1から図10に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図中1は紙製包装容器で、図1から図4に示すようにこの紙製包装容器1は天面板部2と底面板部3と正面板部4と背面板部5と左右の側面板部6との六面の板部でブロック状にした箱体7からなり、その箱体7の六面の板部で囲まれた収納空間8に仕切り板9を有している。そして、前記収納空間8に菓子類などの小物品が入れられた略扁平な複数の小物品入り小袋10を並べ入れて収納している。
箱体7は図6に示す一枚のブランクから製函されていて、一方の側面板部6と正面板部4と他方の側面板部6と背面板部5と糊代片11とが折り罫を介して順に連接され、前記糊代片11を一方の側面板部6に貼り付ける胴貼りをすることで箱体7の胴部が形成されている。
天面板部2にあっては、側面板部6それぞれの上端に折り罫を介して連接されたフラップ12を箱体内方に折り倒すとともに、背面板部5の上端に折り罫を介して連接された内天面板13を折り倒して前記フラップ12に折り重ね、さらに正面板部4の上端に折り罫を介して連接された外天面板14を前記内天面板13に折り重ねて貼り付けることで構成されている。
底面板部3にあっては、側面板部6それぞれの下端に折り罫を介して連接されたフラップ15を箱体内方に折り倒すとともに、背面板部5の下端に折り罫を介して連接された内底面板16を折り倒して前記フラップ15に折り重ね、さらに正面板部4の下端に折り罫を介して連接された外底面板17を前記内底面板16に折り重ねて貼り付けることで構成されている。
ブランクの形態で示されているように、内底面板16における上記背面板部5とは反対側となる辺に折り罫を介して仕切り板9が連接され、図4、図5に示すように底面板部3の容器前後方向での略中央となる位置でこの仕切り板9が折り起こされて箱体7の収納空間8内で立ち上げられている。前記仕切り板9は内底面板16側が底面板部3の上記フラップ15との干渉を避けるために細幅部18とされ、この細幅部18に広幅部19が連続している。
広幅部19の幅寸法は正面板部4や背面板部5の幅寸法よりは小さく、仕切り板9の高さ寸法も上記天面板部2に当接しないように設定されている。そのため、仕切り板9は底面板部3側の折り罫位置を中心として収納空間8内で正面板部4と背面板部5との対向方向、即ち、前後方向に傾けることができるものとなる。
また、細幅部18と広幅部19からなる仕切り板9は全体として可撓性を有している。さらに、細幅部18と広幅部19とは、収納空間8に並び入れられた小物品入り小袋10を受け止めるに十分な幅寸法を有しており、この仕切り板9は撓みながらも全体で前記小物品入り小袋10を受け止めて支持でき、小物品入り小袋10を後方へそらすことがないように設けられている。
このように底面板部3を構成している一つの内底面板16に連接した仕切り板9が収納空間8に位置していて、この仕切り板9によって収納空間8が前後に仕切られている。図4に示すように、正面板部4と仕切り板9との間を小袋収納領域20としていて、正面板部4側から順に複数の小物品入り小袋10が並び入れられ、また、仕切り板9と背面板部5との間を小袋クズ収納領域21としていて、この小袋クズ収納領域21は後述するように、小物品入り小袋10から小物品を抜き取った小袋クズが収納される領域である。
仕切り板9は上述したように折り罫を介して内底面板16に連接されているとともに可撓性を有していることから、流通時や陳列販売時において小袋収納領域20に複数の小物品入り小袋10が並べ入れられている状態では、内底面板16側の折り罫の位置(底面板部3の容器前後方向での略中央となる位置)で背面板部5側に向けて折り返されてから上方に向けて湾曲して立ち上がる形状となって、定められた数量の小物品入り小袋10を後方側から支えている。
流通時や陳列販売時では図4に示されているように、小袋クズ収納領域21に若干の空間が形成されている。そして、この流通時や陳列販売時の取り扱いなどによって小袋収納領域20に位置している複数の小物品入り小袋10を背面板部5側に移動させるような衝撃が加わる可能性もあるが、その衝撃が加わったときに上記仕切り板9がさらに湾曲して、背面板部5側への僅かな移動を許容しながらその衝撃を吸収するようになり、小袋それぞれが収納している小物品の割れや折れ、欠けなどの破損が生じないように、小物品入り小袋10内の小物品を保護している。
上記天面板部2の正面板部4側に、上記小袋収納領域20に臨む取り出し口部22が設けられている(図1)。この取り出し口部22は小袋収納領域20において正面板部4側の最前位に位置している小物品入り小袋10をつまみ出すための部分であり、天面板部2と正面板部4との間の折り罫に沿った方向、即ち、天面板部2の幅方向の開口幅が小物品入り小袋10の幅寸法より狭く、かつ、小物品入り小袋10を引き出すときにその小袋の辺部などが若干変形した状態で引き出せる幅寸法としている。
また、取り出し口部22に指先を差し入れ易くするために、上天面板中央側の辺がその上天面板の中心に向けて山形状に切り欠くようにして広げられている。さらに正面板部4側にも広げられていて、正面板部4の中央に向けて凸となって指先が差し入れ可能な開口部分23が連続している。この開口部分23では天面板部2側が広幅とされて正面板部4の中央に向けて徐々に狭くなる略三角の形状であり、最前位に位置した小物品入り小袋10を取り出すときに指先が小袋表面により一層広く触れるようにしている。
上記取り出し口部22は、流通時や店頭陳列時に外部から異物などが入らないように、また、陳列時に小物品入り小袋10が不正に抜き取られないようにするために、閉鎖部材24で閉じられている。この閉鎖部材24は切り取りミシン目などからなる切取部25を介して箱体に連接していて、この紙製包装容器からなる商品の購入者が切取部25を破断することで閉鎖部材24を取り除くことができる。
なお、上記内天面板13は取り出し口部22を塞ぐことのない形状に設定されている。
上記小袋収納領域20には予め定められた複数の小物品入り小袋10が収納されていて、取り出し口部22を開くために上記閉鎖部材24を取り除いたとき、取り出し口部22には最前位の小物品入り小袋10が対応位置している(図3)。そして、小物品入り小袋10を取り出すに従って、仮に小袋収納領域内で残りの小物品入り小袋10が後方に倒れ込むようになると、最前位となっている小物品入り小袋10は取り出し口部22に対応位置し無くなる可能性があるが、本発明の紙製包装容器1ではこのような場合でも、最前位の小物品入り小袋10を取り出し口部22に簡単に対応位置させる工夫を有している。
その工夫を説明すると、図2に示すように背面板部5には押し付け片27が設けられていて、押し付け片27は、箱体7の内部の仕切り板9に対応する位置であって、上方の辺(天面板部側)及び左右側方の辺(側面板部側)を切り取りミシン目などの切取部25とし下辺を折り部26として、これら切取部25と折り部26とで囲んでなる部分から形成されている。
この押し付け片27は、正面板部4側に向けて押すことで切取部25が破断し折り部26の位置で折曲するものであり、仕切り板9に向けて倒し込み可能に設けられているものである。そして、必要時に、倒し込んだ前記押し付け片27側からの仕切り板9に対する正面板部4側に向けた押し込みが行なわれると、仕切り板9と小袋収納領域20の小物品入り小袋10とが正面板部4側に押し付けられるように移動することとなり、小袋収納領域20において最前位に位置する小物品入り小袋10が正面板部4の内面に接し、そして、取り出し口部22に対応する(図7)。このように取り出し口部22に小物品入り小袋10が対応位置すれば、簡単にその最前位の小物品入り小袋10を引き出すことができ、その都度、押し付け片27の倒し込みにより正面板部4側に向けた押し付けを行なうようにすればよい。仕切り板9が背部から小物品入り小袋10を正面板部4側に向けて押し付ける状態となるため、押し付け片27自体の幅寸法を大きくする必要はない。
さらに本発明の紙製包装容器1では小物品(菓子)を取り出した後に廃棄物となる小袋クズを箱体7の内部に入れることができるように設けられていて、その都度、ごみ箱を探す手間を省いている。
図3に示すように底面板部3における上記内底板16の背面板部5側は、外底面板17に覆われることなく外部に直接表出していて、この表出している箇所に差し込み口部28が設けられている。差し込み口部28は、小袋クズ収納領域21に臨む開口29を閉鎖板30で開閉可能に覆ってなるものであり、閉鎖板30を小袋クズ収納領域21に向けて押し込むようにしながら小袋クズ31を小袋クズ収納領域21に入れることができるようにしている(図7参照)。
差し込み口部28も流通時や店舗陳列時に不用意に開かないように設けられていて、この閉鎖板30を、内底面板16の略中央でこの内底面板16の幅方向に位置する折り部32と、内底面板16の幅方向に対向して前記折り部32に連続する切り取りミシン目を背面板部5との間の折り罫位置に沿わせ、さらにその折り罫位置の中央部分で背面板部5側に円弧状に湾曲した形状にしてなる切取部33とによって囲まれていて(図6)、前記切取部33を破断しない限り、閉鎖板30が内底面板16と背面板部5とに連続している。そして、必要時に切取部33を破断し、折り部32の位置から折り込むように押せば開口29が開き、閉鎖板30で開閉可能に覆われるものとなる。
差し込み口部28に上述したように小袋クズ31を差し込んで小袋クズ収納領域21に入れた後は、閉鎖板30が折り部32の部分で生じている復元力により閉じた状態となる。このように差し込み口部28は開口29を閉鎖板30で開閉可能に覆ってなるため、小袋クズ収納領域21に入れられた小袋クズ31は差し込み口部28から抜け出ることはない。
小物品である菓子などを食するごとに生じる小袋クズ31をこのようにして小袋クズ収納領域21にその都度入れるようにすれば、小袋クズ31が散逸することがなく、本紙製包装容器全体を破棄するときにまとめて処分することができる。
また、次々に複数の小袋クズ31を小袋クズ収納領域21に入れていけば小袋クズ収納領域21に収納される小袋クズ31が多くなるが、小袋収納領域20から小物品入り小袋10が抜き取られていることから、仕切り板9自体は正面板部4側に移動して小袋クズ収納領域21が拡張可能な状態となっており、小袋クズ31を差し込み口部28から押し込むように差し入れれば、仕切り板9の前方への移動でその小袋クズ収納領域21が広がって小袋クズ31を収納することができるとともに、小袋収納領域20の小物品入り小袋10をある程度正面板部4側に移動させるようになり、最前位の小物品入り小袋10を取り出し口部22により一層対応させ易くしている。
勿論、上記押し付け片27を倒し込みすれば、先に収納されていた小袋クズ31とともに仕切り板9がを前方(正面板部4側)に押し込まれ、小袋クズ収納領域31が充分に広くなって、さらに小袋クズ31を入れることができる。
上記実施の例において仕切り板9を底面板部3に連接しているものとしたが、本発明はこの例に限定されるものではなく、仕切り板9が箱体7の収納空間8を正面板部4側の小袋収納領域20と小袋クズ収納領域21とに仕切り、可撓性を有しながら押し付け片27の倒し込みによる押し込みで正面板部4側に傾きながら小物品入り小袋10を移動させるものであれば、底面板部3以外の他の板部に連接されていてもよい。
図8と図9は他の一例である紙製包装容器1とその箱体7をブランクの状態で示している。上記の例での背面板部5の一辺には貼着片が連接されていたが、この貼着片に代えて仕切り片形成板34が連接され、この仕切り片形成板34が箱体7の内部に折り込まれれている。図8と図9とに示すように仕切り片形成板34は、両側の貼着部35とその貼着板35の間の仕切り部36とが連接していて、貼着部35と仕切り部36との間の折り部の位置で折った略コ字状(天面板部側から見た上面視での形状)にして箱体7の内部に配し、前記貼着部35それぞれが側面板部6に貼り合わされ、前記仕切り部36が正面板部4と背面板部5とに相対している。
そして仕切り部36は図示されているように底面板部3側となる下辺側の領域を支持板37とし、この支持板37に折り部38を介して仕切り片9が連接され、さらにこの仕切り片9の両側は上記貼着部35それぞれに切取部39を介して分離可能に連接されている(図9参照)。
このように仕切り片形成板34での上記仕切り片9は両貼着部35側の切取部39と下辺側の折り部38とで囲まれているものであり、上記実施の例と同じように底面板部3の容器前後方向での略中央であって、さらにその底面板部3から少し上方とした高さ位置(支持板37の高さ分)を基端として仕切り片9を配置させている。前記切取部39自体は例えば長いスリット部分(カット部)と短かい連続部分(タイ部)との組み合せて容易に切断できるように設けられていて、本容器の製造途中の工程などで未閉鎖状態の天面板部側から所定数の小物品入り小袋10を差し入れるようにすることで前記切取部39が容易に切断し、これによって仕切り片9が折り部38から背面板部5側に撓むようにしながら傾けられることができるようにしている。図8では小物品入り小袋を図示していないが、この所定数の小物品入り小袋を小袋収納領域に配置することで仕切り片9が撓んだ状態が表現されている。
仕切り片9を設ける部分での構造が上記実施の例と異なっているが、他の部分については上記実施の例と同じに構成されており、上記実施の例と同じように背面板部5の押し付け片27の操作によって小袋収納領域20の小物品入り小袋を正面板部4側に向けて案内できるようにしている。
図10はさらに他の例を示していて、第一の例で示された箱体7における糊代片11に折り罫を介して仕切り片9を連続させることで一方の側面板部6に連接させたもので、仕切り片9を片持ち状態にして小袋収納領域20側に所定数の小物品入り小袋が収納されているときには糊代片11側の部分で撓みながら背面板部5側に位置しつつ、この仕切り片9にて前記小袋収納領域20と小袋クズ収納領域とを仕切り、そして、押し付け片27による押し込みによってこの仕切り片9が正面板部4側に傾くことができるように設けられていて、上述した例と同じように最前位にある小物品入り小袋を取り出し口部22に対応位置させることができるものである。この場合、仕切り板9の下端部が、小袋クズ収納領域21に臨む差し込み口部28の閉鎖板30の開閉動作に干渉しないように、その下端部の高さ位置を底面板部3から少し離れた上位置にすればよい。なお、図10では小物品入り小袋を図示していないが、この所定数の小物品入り小袋を小袋収納領域に配置することで仕切り片9が撓んだ状態が表現されている。
上記各実施の例では取り出し口部22を天面板部2の正面板部4側に設けたが、底面板部3の正面板部4側に設けるようにすることも可能である。また、上記各実施の例では差し込み口部28を底面板部3の背面板部5側に設けたが、天面板部2の背面板部5側に設けるようにすることも可能である。なお、差し込み口部28を天面板部2に設ける場合には、上記仕切り板9を天面板部2の内面から下方に降りるようにすればよく、さらに上記実施の例での押し付け片27の構成を上下逆になるように、その押し付け片27での上方の辺を折り部とし左右側方の辺及び下方の辺を切取部として、その三方の切取部を破断することで倒し込みができるようになるものであることが好ましい。
本発明に係る紙製包装容器の一例を示す説明図である。 陳列形態時での背面板部側を示す説明図である。 差し込み口部を開いた状態での底面板部側を示す説明図である。 仕切り板を縦断する断面方向で陳列形態時の一例を示す説明図である。 収納空間内の仕切り板を示す説明図である。 一例の箱体を展開した状態をブランクで示す説明図である。 押し付け片による押し込みと小袋クズの差し込みを示す説明図である。 他の一例を示す説明図である。 他の一例の箱体を展開した状態をブランクで示す説明図である。 更に他の例における仕切り板が側面板部に連接されている例を示す説明図である。
符号の説明
1…紙製包装容器
2…天面板部
3…底面板部
4…正面板部
5…背面板部
6…側面板部
7…箱体
8…収納空間
9…仕切り板
10…小物品入り小袋
11…糊代片
13…内天面板
14…外天面板
16…内底面板
17…外底面板
20…小袋収納領域
21…小袋クズ収納領域
22…取り出し口部
23…開口部分
24…閉鎖部材
27…押し付け片
28…差し込み口部
29…差し込み口部の開口
30…閉鎖板
31…小袋クズ
34…仕切り片形成板
35…貼着部
36…仕切り部
37…支持板
38…折り部
39…切取部

Claims (4)

  1. 天面板部と底面板部と正面板部と背面板部と左右の側面板部との六面の板部で囲まれた収納空間を有する箱体の前記収納空間に、菓子類などの小物品が入れられた略扁平な複数の小物品入り小袋を並べ入れて収納する紙製の包装容器であって、
    前記収納空間内に、前記正面板部側に傾けることが可能な仕切り板を有し、
    前記正面板部と前記仕切り板との間に正面板部側から順に前記複数の小物品入り小袋が並び入れられて、前記仕切り板により収納空間が前記複数の小物品入り小袋が位置する正面板部側の小袋収納領域と背面板部側の小袋クズ収納領域とに仕切られ、
    前記天面板部の正面板部側または底面板部の正面板部側に、前記収納空間の小袋収納領域から前記小袋が引き抜き可能な取り出し口部を設け、前記天面板部の背面板部側または底面板部の背面板部側に、前記収納空間の小袋クズ収納領域に臨む開口を閉鎖板で開閉可能に覆ってなる差し込み口部を設け、
    前記背面板部に、前記仕切り板に向けて倒し込み可能な押し付け片を設けて、
    倒し込んだ前記押し付け片側からの前記仕切り板に対する正面板部側に向けた押し込みにより、前記仕切り板と小袋収納領域の小物品入り小袋を正面板部側に押し付け、最前位に位置する小物品入り小袋が前記取り出し口部に対応する構成を有することを特徴とする紙製包装容器。
  2. 上記仕切り板は可撓性を有するものである請求項1に記載の紙製包装容器。
  3. 上記取り出し口部には、正面板部の中央に向けて凸となって指先が差し入れ可能な開口部分が連続している請求項1または2に記載の紙製包装容器。
  4. 上記取り出し口部は、取り外し可能な閉鎖部材で閉じられている請求項1から3の何れか一項に記載の紙製包装容器。
JP2007214921A 2007-08-21 2007-08-21 紙製包装容器 Active JP5029213B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007214921A JP5029213B2 (ja) 2007-08-21 2007-08-21 紙製包装容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007214921A JP5029213B2 (ja) 2007-08-21 2007-08-21 紙製包装容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009046172A true JP2009046172A (ja) 2009-03-05
JP5029213B2 JP5029213B2 (ja) 2012-09-19

Family

ID=40498798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007214921A Active JP5029213B2 (ja) 2007-08-21 2007-08-21 紙製包装容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5029213B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016030615A (ja) * 2014-07-28 2016-03-07 凸版印刷株式会社 包装容器
JP2016037319A (ja) * 2014-08-11 2016-03-22 凸版印刷株式会社 包装容器

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4931731U (ja) * 1972-06-23 1974-03-19
JPS5067020U (ja) * 1973-10-18 1975-06-16
JPS5423032U (ja) * 1977-07-14 1979-02-15
JPS5777176U (ja) * 1980-10-29 1982-05-13
JPS5838510U (ja) * 1981-09-09 1983-03-12 森永乳業株式会社 再封可能な開口部を有する密閉紙容器
JP2006008176A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Tamagawa Eizai Co Ltd シート状物収容箱
JP2008189366A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Toppan Printing Co Ltd 紙製包装容器

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4931731U (ja) * 1972-06-23 1974-03-19
JPS5067020U (ja) * 1973-10-18 1975-06-16
JPS5423032U (ja) * 1977-07-14 1979-02-15
JPS5777176U (ja) * 1980-10-29 1982-05-13
JPS5838510U (ja) * 1981-09-09 1983-03-12 森永乳業株式会社 再封可能な開口部を有する密閉紙容器
JP2006008176A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Tamagawa Eizai Co Ltd シート状物収容箱
JP2008189366A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Toppan Printing Co Ltd 紙製包装容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016030615A (ja) * 2014-07-28 2016-03-07 凸版印刷株式会社 包装容器
JP2016037319A (ja) * 2014-08-11 2016-03-22 凸版印刷株式会社 包装容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP5029213B2 (ja) 2012-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7823731B2 (en) Cigarette package
RU2242414C2 (ru) Жесткая коробка для сигарет, частично открываемая для демонстрации
KR200492642Y1 (ko) 포장상자와 물품 디스펜서
KR20170108153A (ko) 절개부를 함유하는 스페이서를 갖는 소비자 물품용 용기
JP3727045B2 (ja) 収納箱
WO2004000690A2 (en) Rigid carton of packets of cigarettes
JP6211600B2 (ja) 消費財を分配するための摺動要素を備えた容器
KR20180087242A (ko) 소비재용 팩
JP5029213B2 (ja) 紙製包装容器
KR20050007456A (ko) 궐련 용기
TW200423921A (en) Pill case
JP4848969B2 (ja) 紙製包装容器
KR102553503B1 (ko) 슬라이딩부를 갖는 소비재용 용기
JP2012166798A (ja) 包装展示兼用箱
JP2018047913A (ja) 包装容器
JP4848915B2 (ja) 包装容器
JP4439346B2 (ja) 化粧箱
JP2004210336A (ja) 包装箱
RU64866U1 (ru) Упаковка для табачных изделий
JP3110963U (ja) 板状包装体の箱形容器
JP3226212U (ja) 携帯用調味料セット
JP7460439B2 (ja) 箱型容器,箱型包装食品及びその使用方法
JP5628505B2 (ja) 包装容器
JP2012025416A (ja) 食品用包装体
JP2010269823A (ja) 喫煙品用容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110721

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5029213

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250