JP2008026833A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】主走査方向に対してランダムな位置で基準パターンを作成して画像濃度検出することにより主走査方向に対するクリーニング部へ負荷を均等にして基準パターンのクリーニング不良を防ぐ画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体上に基準パターンを作成する基準パターン作成手段と、前記基準パターンの光学濃度を検出する画像濃度検出手段と、前記画像濃度検出手段を前記像担持体表面に沿って移動させる画像濃度検出手段移動手段と、前記基準パターン作成位置を決定すると共に前記基準パターン作成手段を前記作成位置に移動させて前記作成位置に基準パターンを作成させ、かつ、前記画像濃度検出手段を前記作成位置に移動させて前記作成位置に作成した前記基準パターンの光学濃度検出を行わせる制御を繰り返し行う画像濃度検出位置制御部と、を備えた画像形成装置において、前記作成位置は前記像担持体の主走査方向に対してランダムな位置に決定される。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又はそれらの複合機などの電子写真方式を用いた画像形成装置に関するものである。
電子写真方式を用いた画像形成装置では、画像濃度の安定化のために、ある作像条件(現像剤のトナー濃度、像担持体上の電位や現像スリーブに印加するバイアスなど)において像担持体上に基準パターンを作成し、光学式センサによってその画像濃度(光学濃度)を検出し、それを作像条件や現像剤濃度にフィードバックして画像濃度の安定化を図っている。
図10は紙間への基準パターンの作成例を示す概略図である。図11は基準パターンのエッジ部分の状態を示す図である。通常、この光学式センサは画像形成装置の長手方向に対して或る位置に固定されており、基準パターンは、図10に示すように、この光学式センサに対応する位置に作成される。
そして、繰り返しの画像形成動作を行なう際に転写紙と転写紙の間(紙間)に基準パターンを作成して(参照例:図10)、光学式画像濃度検出センサにて基準パターンの画像濃度を検出し、その検出値の大小により作像条件や現像剤濃度nにフィードバックを掛けて画像濃度が一定になるように制御している。
この基準パターンは転写部では転写紙がない状態で転写ニップを通過するので、基準パターン部のトナーは、一部はそのまま像担持体上のクリーニング部に、また一部は転写ローラRや転写ベルトに移り、転写ローラや転写ベルトのクリーニング部に回収されることになる。
クリーニング部によって回収される単位面積当たりのトナー量は、通常の画像形成動作時に比べて5〜10倍程度になり、クリーニング手段にとっては大きな負荷になる。そのうえ、基準パターンのエッジ部は、図11に示すように、エッジ効果により高いポテンシャルによってパターン内側よりもトナー付着量が多く強固に像担持体上に付着しており、クリーニングしにくい状態にある。
基準パターンを主走査方向に対して同じ位置に作成していくと、基準パターンのエッジ部には画像形成数枚おきにクリーニングしにくいトナーが入力され、限界を超えた時トナーがすり抜けてクリーニング不良となってしまう。
さらに、近年、高画質化に対応するべく小粒径重合トナーのような従来よりも粒径が小さくて球体に近い形状のトナーが用いられるようになっている。このトナーは従来の粉砕型の比較的角が多い形状をしたトナーよりもクリーニング余裕度が低く、クリーニングブレードをすり抜け易い特性を有し、従来なされてきた対策(クリーニングブレードの材質、当接条件、トナー外添材などの改良)では対応が難しくなってきている。
このような粒径重合トナーに関する低いクリーニング余裕度及びクリーニングブレードをすり抜け易い特性に対応するための幾つかの技術が従来でも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
従来技術としてのかかる特許文献1には、画像濃度検出センサを主走査方向に対して任意の位置に移動させて画像濃度検出を行なうことを可能としている技術が開示されている。
特開平8−262862号公報
しかしながら、この従来技術では、基準パターンの作成位置は画像濃度検出センサの検出値に基づいて決められ、主走査方向に対して同位置で検出が行なわれる可能性があり、従って、上述したように基準パターンのエッジが連続して入力される可能性があり、クリーニングにとっては負荷になってしまう。
そこで、本発明の目的は、上述した実情を考慮して、主走査方向に対してランダムな位置で基準パターンを作成して画像濃度検出することにより、主走査方向に対するクリーニング部へ負荷を均等にして基準パターンのクリーニング不良を防ぐ画像形成装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、像担持体上に基準パターンを作成する基準パターン作成手段と、前記基準パターンの光学濃度を検出する画像濃度検出手段と、前記画像濃度検出手段を前記像担持体表面に沿って移動させる画像濃度検出手段移動手段と、前記基準パターン作成位置を決定すると共に前記基準パターン作成手段を前記作成位置に移動させて前記作成位置に基準パターンを作成させ、かつ、前記画像濃度検出手段を前記作成位置に移動させて前記作成位置に作成した前記基準パターンの光学濃度検出を行わせる制御を繰り返し行う画像濃度検出位置制御部と、を備えた画像形成装置において、前記作成位置は、前記像担持体の主走査方向に対してランダムな位置に決定される画像形成装置を特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記基準パターンを前回の作成位置から所定の距離だけ離れた位置に作成する請求項1記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記所定の距離は、前記基準パターンの主走査方向への長さである請求項2記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記所定の距離はa+cであり、ここで、a=基準パターンの主走査方向への長さ、0<c<a/5、である請求項2記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記基準パターンの前記作成位置が前記画像濃度検出手段の移動可能範囲外に達すると前記画像濃度検出位置制御部が判断した場合に、前記基準パターンを前記画像濃度検出手段の移動可能範囲の他端側の位置に作成し、前記基準パターンの光学濃度検出を行なう請求項1乃至4の何れか一項記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、前記基準パターンの前記作成位置が前記画像濃度検出手段の移動可能範囲外に達すると前記画像濃度検出位置制御部が判断した場合に、前記基準パターンを折り返し方向に所定の距離だけ離れた位置に作成し、前記基準パターンの光学濃度検出を行なう請求項1乃至4の何れか一項記載の画像形成装置を特徴とする。
本発明によれば、主走査方向に対してランダムな位置で基準パターンを作成して画像濃度を検出することにより、主走査方向に対するクリーニング部への負荷を均等にすることによりクリーニング不良を防ぐことができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明を適用する画像形成装置の構成を示す概略図である。図1を参照して、この画像形成装置Aにおける画像形成は次のような構成及び動作で行なわれる。
まず、感光体1は紙面に対し時計回りに回転する。感光体1は帯電装置2で一様に帯電された後、露光装置3で画像部に露光を行い潜像が形成される。その後、潜像は現像装置4により現像されて可視像化され、基準パターンが図示してない給紙装置からレジストローラ6を通って給紙された転写紙8に転写ローラ5により転写され、定着装置7に搬送されて定着される。
転写後の感光体1上の転写残トナーはクリーニング装置10でクリーニングされる。この動作を連続的に行い複数枚の画像形成を行なう。また、この画像形成動作の中で、紙間(転写紙と転写紙の間に相当する位置)に基準パターンを形成し、画像濃度検出センサ(画像濃度検出手段)9に対向する位置にパターンがきた時に画像濃度検出センサ9で画像濃度を検出している。
基準パターンのトナー像はそのまま転写ニップ(感光体1と転写ローラ5の接する部分)に突入する。転写ニップでは紙間に相当する位置が通過する場合は転写ローラ5に転写バイアスを印加せず、トナー像の大部分はそのまま感光体1上に残り、クリーニング装置10でクリーニングされる。
トナー濃度制御部26(図3)は、現像装置4に取り付けられたトナー濃度センサ27(図3)によって現像剤(キャリア)の透磁率を検出している。転写紙8への作像一回ごとに、トナー濃度センサ出力の目標値に対する現在値の大小によってトナー補給量を変え、現像剤のトナー濃度を一定に保つように制御している。
しかし、現像剤は環境変動や経時劣化などにより帯電能力が変化し、それにより現像能力が変化し、作像条件が一定のもとでは結果として画像濃度が変化してしまう。
そのため、画像濃度制御部23(図3)は画像濃度(現像能力)を一定に保つために、紙間の感光体1上に作成した基準パターンの画像濃度を画像濃度検出センサ9で検出し、その出力により、画像濃度の現在値が目標値に近づくように、トナーの濃度制御へフィードバックする。
現在の画像濃度が画像濃度目標値よりも濃いと判断した時はトナー濃度を低めに、薄いと判断した時は高めになるように設定してトナー補給を行ない、結果として画像濃度が一定となるように制御している。本実施の形態では通紙枚数5枚毎にこの基準パターンを作成しその画像濃度を検出してトナー濃度制御にフィードバックする。
図2は画像濃度検出センサ9の移動機構を示す概略図である。ここで用いられている画像濃度検出センサ9の移動機構について図2を用いて詳説する。画像濃度検出センサ9は、両端部が左端支持板21及び右端支持板22によって支持されたガイドシャフト19により同図の矢印によって示される主走査方向に沿って摺動可能に支持されている。
また、画像濃度検出センサ9は、モータ20により回転駆動される無端ベルト状の濃度検知手段搬送ベルト18上に取り付けられており、モータ20の駆動によって図2の左右方向に移動される。
従って、図2における左端支持板21から右端支持板22までの範囲が画像濃度検出センサ9の移動可能範囲であり、基準パターンは感光体上の当該移動可能範囲の任意の位置に作成できる構成となっている。
図3で後述する画像濃度検出位置制御部(以降「制御部」と略す。)25は、画像形成装置の電源投入時に基準パターン作成位置および画像濃度検出センサ位置のホームポジションへの移動、次回基準パターン作成時(画像濃度検出時)までに基準パターン作成位置の決定、画像濃度検出センサを次回検出位置までの移動を行なうように画像形成装置の各部を制御する。
図3は本発明による画像形成装置の制御に必要な構成要素のみを示すブロック図である。図3において、制御部25は画像形成装置Aの各部を制御する。
図3には、さらに、感光体1、画像濃度検出センサ9を含む画像濃度制御部23、モータ(画像濃度検出センサ移動手段)20、基準パターン作成手段24、及び現像装置4、トナー濃度センサ27を含むトナー濃度制御部26を示している。
図4は制御部の第1の実施の形態の動作を説明する図である。図2及び図4を参照して、まず、電源投入時に制御部25(図3)は画像濃度検出センサ9移動手段であるモータ20を駆動してホームポジション(HP)に画像濃度検出センサ9を移動する。今、100枚の画像形成動作を行なう信号が画像形成装置に入ってきたとする。
トナー濃度検出センサ27(図3)の目標値はT0に設定されている。制御部25はセンサ移動範囲内でHPとは異なるランダムな位置P0に基準パターンを作成することを決定するとともに、基準パターンが通過する位置に対向するようにモータ20を駆動して画像濃度検出センサ9を移動する。
1枚目から画像形成動作を開始し、トナー濃度は目標値T0を保つように1枚ごとにトナー補給される。画像形成は連続して行なわれ、感光体1上に5枚目の画像形成を行なった後、5枚目と6枚目の紙間にはP0に対応する位置に基準パターン像を作成する。
基準パターン像が画像濃度検出センサ9に対向する位置まで回転してきた時に画像濃度検出センサ9で画像濃度を検出する。画像濃度検出センサ出力値から画像濃度が薄いか又は濃いと制御部が判断した場合、トナー濃度を高く、又は低くするようにトナー濃度制御部26(図3)に信号を送る。
トナー濃度制御部26は送られてきた信号に基づきトナー濃度センサ27の出力目標値をトナー濃度が所定量だけ高く、又は低くなるようにT5を設定する。一方で、制御部25は画像濃度検出センサ移動範囲内でP0とは異なるランダムな位置P5に基準パターンを作成(作像)することを決定するとともに、画像濃度検出センサ9を対応する位置まで移動するようにモータ20を駆動する。
連続して6〜10枚目の画像形成が行なわれ、この画像形成中、トナー濃度制御部26はトナー濃度センサ出力がT5を保つようにトナー補給を制御する。10枚目と11枚目の紙間では位置P5に基準パターンを作像(作成)し、画像濃度検出センサ9に対向する位置で画像濃度を検出する。
検出結果を基にT10を決定し、また、前回の作成位置であるP5とは異なるランダムな位置にP10も決定し画像濃度検出センサ9の移動を行なう。以降11〜15枚目の作像を行ない、同様の動作を繰り返していく。
100枚目の画像形成後も基準パターン像の作成と画像濃度検出を行ない、次の画像形成に備えるために、トナー濃度センサ27の出力目標値T100とパターン作成位置P100の設定を行い、画像濃度検出センサ9をP100に移動しておく。
図5は制御部の第2の実施の形態の動作を説明する図である。図2、図3及び図5を参照して、第1の実施の形態と異なるところのみ説明する。まず、電源投入時に制御部25はモータ20を駆動してホームポジション(HP)に画像濃度検出センサ9を移動する。
今、100枚の画像形成動作を行なう信号が画像形成装置Aに入ってきたとする。トナー濃度センサ27の目標値はT0に設定されている。制御部25は次回基準パターン作成位置(次回作成位置)をHPから距離b(≠a)だけ主走査方向に移動した位置P0に作成することを決定するとともに、画像濃度検出センサ9を対応する位置まで移動するようにモータ20を駆動する。ここで、距離aは主走査方向への長さである。
1枚目から画像形成動作を開始し、トナー濃度は目標値T0を保つように1枚ごとにトナー補給される。感光体1上に5枚目の画像形成を行なった後、5枚目と6枚目の紙間にはP0に対応する位置に基準パターン像を作成する。基準パターン像が画像濃度検出センサ9に対向する位置まで回転してきた時に画像濃度検出センサ9で画像濃度を検出する。
画像濃度検出センサ出力値から画像濃度が薄いか又は濃いと制御部25が判断した場合トナー濃度を高く、又は低くするようにトナー濃度制御部26に信号を送る。トナー濃度制御部26は送られてきた信号に基づきトナー濃度センサ27の出力目標値をトナー濃度が所定量だけ高く、又は低くなるようにT5に設定する。
連続して6〜10枚目の画像形成が行なわれる間、トナー濃度制御部26はトナー濃度センサ出力がT5を保つようにトナー補給を制御する。一方で、制御部25は次回基準パターン作成位置をP0から距離b(≠a)だけ主走査方向に移動した位置P5に作成することを決定するとともに、画像濃度検出センサ9を対応する位置まで移動するようにモータ20を駆動する。
10枚目と11枚目の紙間では位置P5に基準パターンを作成し、画像濃度検出センサ9に対向する位置で画像濃度を検出する。検出結果を基にT10を決定し、またP5から距離b(≠a)だけ主走査方向に移動した位置P5に作成することを決定するとともに、画像濃度検出センサ9を対応する位置まで移動するようにモータ20を駆動する。
以降、11から15枚目の作成を行ない、同様の動作を繰り返していく。100枚目の画像形成後も基準パターン像の作成と画像濃度検出を行ない、次の画像形成に備えるためにトナー濃度センサの出力目標値T100とパターン作成位置P100の設定を行い、画像濃度検出センサ9をP100に移動しておく。
上述した第1の実施の形態では主走査方向に対してランダムに基準パターンを作成するため、主走査方向に対して2回以上連続して基準パターンを重なる位置に作成する場合が生じる可能性がある。
これに対し、第2の実施の形態では、毎回異なる位置に基準パターンを作成して画像濃度を検出するので、連続して基準パターンがクリーニング部の主走査方向への同位置に入力されることがなくなり、第1の実施の形態に比してクリーニング部への負荷をより均等にすることができクリーニング余裕度を向上させることができる。
第2の実施の形態では基準パターンはある距離bごとに作成される。例えば、距離bが基準パターンの主走査方向への長さaよりも長い場合、b−aだけ基準パターンがクリーニング部へ入力されない部分(以後、未入力部分と呼ぶ)ができ、基準パターンが入力される部分とされない部分ができてしまう可能性が生じる。
また、逆に、距離bが基準パターンの主走査方向への長さaよりも短い場合には、距離a−bだけ基準パターンが連続してクリーニング部へ入力されてしまう部分(以後、連続入力部分と呼ぶ)ができてしまう可能性が生じる。
図6は制御部の第3の実施の形態の動作を説明する図である。図2、図3及び図6を参照して、第2の実施の形態と異なるところのみ説明する。まず、電源投入時に制御部25はモータ20を駆動してホームポジション(HP)に画像濃度検出センサ9を移動する。
今、100枚の画像形成動作を行なう信号が画像形成装置に入ってきたとする。トナー濃度センサ27の目標値はT0に設定されている。制御部25は次回基準パターン作成位置をHPから距離aだけ主走査方向に移動した位置P0に作成することを決定するとともに、画像濃度検出センサ9を対応する位置まで移動するようにモータ20を駆動する。
1枚目から画像形成動作を開始し、トナー濃度は目標値T0を保つように1枚ごとにトナー補給される。感光体上に5枚目の画像形成を行なったあと、5枚目と6枚目の紙間にはP0に対応する位置に基準パターン像を作成する。基準パターン像が画像濃度検出センサ9に対向する位置まで回転してきた時に画像濃度検出センサ9で画像濃度を検出する。
画像濃度センサ出力値から画像濃度が薄いか又は濃いと制御部25が判断した場合、トナー濃度を高く、又は低くするようにトナー濃度制御部26に信号を送る。トナー濃度制御部26は送られてきた信号に基づきトナー濃度センサ27の出力目標値をトナー濃度が所定量だけ高く、又は低くなるようにT5に設定する。
連続して6〜10枚目の画像形成が行なわれる間、トナー濃度制御部26はトナー濃度センサ出力がT5を保つようにトナー補給を制御する。一方で、制御部25は次回基準パターン作成位置をP0から距離aだけ主走査方向に移動した位置P5に作成することを決定するとともに、画像濃度検出センサ9を対応する位置まで移動するようにモータ20を駆動する。
10枚目と11枚目の紙間では位置P5に基準パターンを作成し、画像濃度検出センサ9に対向する位置で画像濃度を検出する。検出結果を基にT10を決定し、またP5から距離aだけ主走査方向に移動した位置P5に作成することを決定するとともに、画像濃度検出センサ9を対応する位置まで移動するようにモータ20を駆動する。
以降11から15枚目の作成を行ない、同様の動作を繰り返していく。100枚目の画像形成後も基準パターン像の作成と画像濃度検出を行ない、次の画像形成に備えるためにトナー濃度センサ27の出力目標値T100とパターン作成位置P100の設定を行い、画像濃度検出センサ9をP100に移動しておく。
第3の実施の形態では、移動幅と基準パターンの長さが同じため、第2の実施の形態に関連して上述した未入力部分や連続入力部分がなくなり、主走査方向に対してクリーニング部への負荷がより均等に配分され、クリーニング余裕度をさらに向上させることができる。
第3の実施の形態では、また、クリーニングへの入力は均等化されるが、連続する2回の基準パターンのエッジ部(基準パターンのエッジから主走査方向へ1〜2mm内側)がほぼ同一の位置に入力されてしまう。
図7は制御部の第4の実施の形態の動作を説明する図である。図2、図3及び図7を参照して、第3の実施の形態と異なるところのみ説明する。まず、電源投入時に制御部25はモータ20を駆動してホームポジション(HP)に画像濃度検出センサ9を移動する。
今、100枚の画像形成動作を行なう信号が画像形成装置Aに入ってきたとする。トナー濃度センサの目標値はT0に設定されている。制御部25は次回基準パターン作成位置をHPから距離a(基準パターンの主走査方向の長さ)+c(c=a/10)だけ主走査方向に移動した位置P0に作成することを決定するとともに、画像濃度検出センサ9を対応する位置まで移動するようにモータ20を駆動する。
1枚目から画像形成動作を開始し、トナー濃度は目標値T0を保つように1枚ごとにトナー補給される。感光体1上に5枚目の画像形成を行なった後、5枚目と6枚目の紙間にはP0に対応する位置に基準パターン像を作成する。基準パターン像が画像濃度検出センサ9に対向する位置まで回転してきた時に画像濃度検出センサ9で画像濃度を検出する。
制御部25が画像濃度センサ出力値から画像濃度を薄いか又は濃いと判断した場合トナー濃度を高く、又は低くするようにトナー濃度制御部26に信号を送る。トナー濃度制御部26は送られてきた信号に基づきトナー濃度センサ27の出力目標値をトナー濃度が所定量だけ高く、又は低くなるようにT5に設定する。
連続して6〜10枚目の画像形成が行なわれる間、トナー濃度制御部26はトナー濃度センサ出力がT5を保つようにトナー補給を制御する。一方で、制御部25は次回基準パターン作成位置をP0から距離a+c(c=a/10)だけ主走査方向に移動した位置P5に作成することを決定するとともに、画像濃度検出センサ9を対応する位置まで移動するようにモータ20を駆動する。
10枚目と11枚目の紙間では位置P5に基準パターンを作成し、画像濃度検出センサ9に対向する位置で画像濃度を検出する。検出結果を基にT10を決定し、またP5から距離a+c(c=a/10)だけ主走査方向に移動した位置P5に作成することを決定するとともに、画像濃度検出センサ9を対応する位置まで移動するようにモータ20を駆動する。
以降11から15枚目の作成を行ない、同様の動作を繰り返していく。100枚目の画像形成後も基準パターン像の作成と画像濃度検出を行ない、次の画像形成に備えるためにトナー濃度センサ27の出力目標値T100とパターン作成位置P100の設定を行い、画像濃度検出センサ9をP100に移動しておく。
第4の実施の形態では、移動幅は基準パターンの長さよりも若干(基準パターンの主走査方向への長さの1/5未満)長いため、エッジ部分が連続してクリーニング部へ入力されることがなくなり、さらにクリーニング余裕度を向上することができる。
上述した第2乃至第4の実施の形態では、連続する画像形成で基準パターン位置を主走査方向に移動していくと、端部まで行き着いてしまいそれ以上基準パターンを移動させることができない状態が生じる。
図8は制御部の第5の実施の形態の動作を説明する図である。図2、図3及び図8を参照して、第5の実施の形態を第2の実施の形態に適用した場合について第2の実施の形態と異なるところのみ説明する。基準パターンの主走査方向への長さaの長方形であり、次回作成の基準パターンは距離b移動した位置に作成する。
今、n回目の基準パターンを作成し、画像濃度検出センサ9で画像濃度を検出したとする。(n+1)回目の基準パターンの作成位置は画像濃度検出センサ9の移動可能範囲外に及んでしまうと制御部25が判断すると、(n+1)回目の基準パターンの作成位置を移動可能範囲の他端側に決定する。
そして(n+1)回目の検出タイミングで検出を行ない、(n+2)回目の基準パターンの作成位置を(n+1)回目の基準パターン位置から距離bだけ移動した位置に決定する。以降同様に基準パターンの作成、画像濃度検出、次回基準パターン位置の決定を繰り返す。
次回の基準パターンの作成位置が再び画像濃度検出センサ9の移動可能範囲外に及んでしまうと制御部25が判断すると、次回の基準パターンの作成位置を移動可能範囲の他端側に決定する。この動作を繰り返し実行する。
なお、ここでは第5の実施の形態を第2の実施の形態に適用した場合についてのみ説明しているが、第3及び第4の実施の形態にもそれぞれ同様に適用できる。その際、上述の移動距離bがそれぞれa、a+cに置き換わるだけなので説明は省略する。
第5の実施の形態では、基準パターン位置は画像濃度検出センサ9の移動可能範囲において主走査方向への折り返し往復運動をさせるため、クリーニング部への負荷を均等に保ちながら永久に基準パターンの作成と画像濃度検出を行なうことができる。
図9は制御部の第6の実施の形態の動作を説明する図である。図2、図3及び図9を参照して、第6の実施の形態を第2の実施の形態に適用した場合について第2の実施の形態と異なるところのみ説明する。基準パターンの主走査方向への長さaの長方形であり、次回作成の基準パターンは距離b移動した位置に作成する。
今、n回目の基準パターンを作成し、画像濃度検出センサ9で画像濃度を検出したとする。制御部25が、(n+1)回目の基準パターンの作成位置が画像濃度検出センサ9の移動可能範囲外に及んでしまうと判断すると、(n+1)回目の基準パターンの作成位置を移動可能範囲の内側に距離bだけ移動した位置に決定する。
そして(n+1)回目の検出タイミングで検出を行ない、(n+2)回目の基準パターンの作成位置を(n+1)回目の基準パターン位置から距離bだけさらに内側に移動した位置に決定する。以降、同様に基準パターンの作成、画像濃度検出、次回基準パターン位置の決定を繰り返す。
再度次回の基準パターンの作成位置が画像濃度検出センサ9の移動可能範囲外(他端側)に及んでしまうと制御部25が判断すると、次回の基準パターンの作成位置を距離bだけ移動可能範囲の内側(反対方向に)に移動した位置に決定し、この動作を繰り返し実行する。
なお、ここでは第6の実施の形態を第2の実施の形態に適用した場合についてのみ説明しているが、第3及び第4の実施の形態にもそれぞれ同様に適用できる。その際、上述の移動距離bがそれぞれa、a+cに置き換わるだけなので説明は省略する。
第6の実施の形態でも同様に、基準パターン位置は画像濃度検出センサ9の移動可能範囲内を一方向への移動を繰り返し行なうため、クリーニング部への負荷を均等に保ちながら永久に基準パターンの作成と画像濃度検出を行なうことができる。
以上のように第1乃至第6の実施の形態では基準パターン位置が基準パターン作成ごとに変わるため、基準パターンのエッジ部分が主走査方向に絶えず同じ位置に入力されることがなくなり、クリーニング部への負荷が軽減する。
実際に、これら第1乃至第6の実施の形態の方式で画像形成中の画像濃度制御を行ったところクリーニングブレードをトナーがすり抜けてクリーニング不良となることはなかった。
本発明を適用する画像形成装置の構成を示す概略図。 画像濃度検出センサの移動機構を示す概略図。 本発明による画像形成装置の制御に必要な構成要素のみを示すブロック図。 制御部の第1の実施の形態の動作を説明する図。 制御部の第2の実施の形態の動作を説明する図。 制御部の第3の実施の形態の動作を説明する図。 制御部の第4の実施の形態の動作を説明する図。 制御部の第5の実施の形態の動作を説明する図。 制御部の第6の実施の形態の動作を説明する図。 紙間への基準パターンの作成例を示す概略図。 基準パターンのエッジ部分の状態を示す図。
符号の説明
A 画像形成装置、1 像担持体(感光体)9 画像濃度検出手段(画像濃度検出センサ)、20 画像濃度検出手段移動手段(モータ)、24 基準パターン作成手段、25 画像濃度検出位置制御部(制御部)

Claims (6)

  1. 像担持体上に基準パターンを作成する基準パターン作成手段と、前記基準パターンの光学濃度を検出する画像濃度検出手段と、前記画像濃度検出手段を前記像担持体表面に沿って移動させる画像濃度検出手段移動手段と、前記基準パターン作成位置を決定すると共に前記基準パターン作成手段を前記作成位置に移動させて前記作成位置に基準パターンを作成させ、かつ、前記画像濃度検出手段を前記作成位置に移動させて前記作成位置に作成した前記基準パターンの光学濃度検出を行わせる制御を繰り返し行う画像濃度検出位置制御部と、を備えた画像形成装置において、前記作成位置は、前記像担持体の主走査方向に対してランダムな位置に決定されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記基準パターンを、前回の作成位置から所定の距離だけ離れた位置に作成することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記所定の距離は、前記基準パターンの主走査方向への長さであることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記所定の距離はa+cであり、
    ここで、
    a=基準パターンの主走査方向への長さ
    0<c<a/5
    であることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  5. 前記基準パターンの次回作成位置が前記画像濃度検出手段の移動可能範囲外に達すると前記画像濃度検出位置制御部が判断した場合に、前記基準パターンを前記画像濃度検出手段の移動可能範囲の他端側の位置に作成し、前記基準パターンの光学濃度検出を行なうことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載の画像形成装置。
  6. 前記基準パターンの次回作成位置が前記画像濃度検出手段の移動可能範囲外に達すると前記画像濃度検出位置制御部が判断した場合に、前記基準パターンを折り返し方向に所定の距離だけ離れた位置に作成し、前記基準パターンの光学濃度検出を行なうことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載の画像形成装置。
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