JP2006133538A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電子写真方式を用いた複写機やプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置を提供する。
【解決手段】 レーザ変位計404aによってクリーニングブレード404を支持するブレードブラケット408の位置を検出する。感光体15とクリーニングブレード404との摩擦力が増大すると、クリーニングブレード404は感光体15の回転方向に引き寄せられる。それに伴い、クリーニングブレード404と感光体15との当接関係が変化し、クリーニングブラケット408の位置が変化する。レーザ変位計404aはクリーニングブラケット408との位置関係の変化を検出する。レーザ変位計404aによってクリーニングブレード404の位置変化が検出されると、クリーニングブレード404の位置を変更し、かつファーブラシ403を介して感光体にステアリン酸亜鉛を塗布することにより、感光体15とクリーニングユニット402の摩擦力の変化によるブレードめくれ/ブレード鳴きを防止する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、電子写真方式を用いた複写機やプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いた画像形成装置では、帯電、現像、転写、クリーニング等の各工程を経て繰り返し像担持体が使用されている。従って、各画像形成工程において像担持体の表面は常に清浄になっていなければならない。そのため、クリーニング動作の不完全、使用によるクリーニング性能の劣化等は、コピー画像の画質が悪化の原因となる。
そこで、残留トナー除去手段として従来から幾多の提案がなされ、既に実用に供されているが、ウレタンゴム等の弾性材料からなる板状のクリーニングブレードのエッジを像担持体に圧接して残留トナーを掻き落す形式のものが、コンパクト、かつトナー除去機能も優れているため広く用いられている。
特許文献1では、無端移動して繰り返し使用される像担持体と、該像担持体を帯電させる帯電手段と、像担持体の潜像形成手段と、潜像を可視化する現像手段と、像担持体を清掃するクリーニング手段とを有する画像形成装置において、前記像担持体の表面状態を検知する像担持体表面検知手段又は像担持体の表面状態の経時変化データを予め記憶している記憶手段を設け前記像担持体表面検知手段又は記憶手段によって求められる像担持体の表面状態に応じて前記クリーニング手段による像担持体のクリーニング条件を随時制御するようにしたため、初期から耐久後まで良好なクリーニング性能を維持することができる画像形成装置が提案されている。
特許文献2では、像担持体の表面に潤滑剤を塗布し、前記潤滑剤による皮膜を形成する潤滑剤塗布装置において、装置が使用される環境に応じて、前記像担持体の表面に塗布する前記潤滑剤の塗布量を変えることにより、クリーニング不良、融着、ドラム駆動トルクの上昇等が発生せず、画像形成時における画質の向上を図ることができる潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置が提案されている。
特許文献3では、像担持体に潤滑剤を塗布し、その像担持体表面の摩擦係数μを0.1≦μ≦0.4とすることにより、トナーと像担持体間の付着力を低減して像担持体表面へのフィルミングの発生を抑制することができる画像形成装置が提案されている。
特開2000−172026号公報 特開2002−341694号公報 特開2002−287567号公報
しかし、上記の発明は、以下の問題を有している。
特許文献1記載の画像形成装置は、像担持体の表面状態検知手段として駆動モータのトルクを利用しているが、駆動モータには画像形成装置全体のトルク負荷がかかっているので、像担持体の表面状態のみのトルクを検出する事は非常に困難である。また、像担持体の表面状態に応じてクリーニング条件(クリーニング当接角、当接圧)を変えても、像担持体の表面状態を良くしなければブレード先端の挙動は良くならないのでクリーニング性への効果は現れない。また、不完全なクリーニングにより、現像器による像担持体へのトナー付着が無駄となり、トナーイールドを満足する事が出来なくなる可能性もある。
特許文献2記載の潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置は、装置の環境に応じて、像担持体への潤滑剤の塗布量を変える装置であるが、像担持体の表面状態を検知する検知手段が無いため、像担持体の表面状態に応じた潤滑剤塗布を行う事が出来ない。
特許文献3記載の画像形成装置は、像担持体へ潤滑剤を塗布し、像担持体表面の摩擦係数をある範囲内にすることにより、像担持体上におけるフィルミングの発生を防止しているが、像担持体の表面状態は、使用環境や使用条件により変化するため、像担持体表面の摩擦係数を所定の値に維持することは困難である。
そこで、本発明は、レーザ変位計によりクリーニングブレードの感光体への当接状態を検出し、感光体へのクリーニングブレードの当接状態が不均一になっているときは、クリーニングブレードの設置位置を変更し、かつファーブラシを介して感光体に潤滑剤を塗布することにより、ブレードめくれ/ブレード鳴きを防止することができる画像形成装置を提案することを目的としている。
請求項1記載の発明は、像担持体に静電潜像を形成し、前記静電潜像をトナーによってトナー像として可視像化し、前記トナー像を直接又は中間転写体を介して記録媒体に転写し、前記記録媒体に転写された前記トナー像を前記記録媒体に定着する画像形成装置において、前記像担持体を清掃するクリーニング手段と、前記クリーニング手段は、前記像担持体に当接される弾性ブレードと、前記像担持体に当接されるファーブラシと、前記弾性ブレードの位置を検出する検出手段と、前記弾性ブレードの位置を変更する変更手段と、前記ファーブラシに潤滑剤を塗布する塗布手段とを有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記検出手段は、前記弾性ブレードの長手方向に複数設置され、前記弾性ブレードのねじれを検出することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、前記塗布手段は、前記ファーブラシの長手方向に複数設置され、前記検出手段によってねじれが検出されたとき、前記ねじれが検出された位置に対応する前記塗布手段が前記ファーブラシに前記潤滑剤を塗布することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項記載の画像形成装置において、前記検出手段が前記弾性ブレードの先端近傍に設置されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項記載の画像形成装置において、前記潤滑剤の塗布量を調整する調整手段を有することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項記載の画像形成装置において、前記調整手段は、前記ファーブラシへの前記潤滑剤の押圧を制御することにより、前記潤滑剤の塗布量を調整することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項記載の画像形成装置において、前記潤滑剤がステアリン酸亜鉛であることを特徴とする。
本発明は、レーザ変位計によりクリーニングブレードの感光体への当接状態を検出し、感光体へのクリーニングブレードの当接状態が不均一になっているときは、クリーニングブレードの設置位置を変更し、かつファーブラシを介して感光体に潤滑剤を塗布することにより、ブレードめくれ/ブレード鳴きを防止することができる。
以下に、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成及び動作について説明する。
まず、図1を用い、本実施形態に係る画像形成装置の構成について説明する。
画像形成装置は、自動原稿送り装置(ADF)1と、原稿台2と、給紙ローラ3と、給送ベルト4と、配送ローラ5と、原稿セット検知部7と、第1トレイ8と、第2トレイ9と、第3トレイ10と、第1給紙ユニット11と、第2給紙ユニット12と、第3給紙ユニット13と、縦搬送ユニット14と、感光体15と、搬送ベルト16と、定着ユニット17と、排紙ユニット18と、現像ユニット27と、コンタクトガラス6、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54、第2ミラー55、第3ミラー56から構成される読み取りユニット50と、レーザ出力ユニット58、結像レンズ59、ミラー60から構成される書き込みユニット57と、切り替え板101、通常排紙ローラ102、搬送ローラ(103、105)、通常排紙トレイ104、ステープラ106、排紙ローラ107、ステープル台108、ジョガー109、ステープル完了排紙トレイ110から構成されるフィニシャ100と、両面給紙ユニット111と、反転ユニット112とを有して構成されている。
次に、画像形成装置における処理動作について説明する。
まず、自動原稿送り装置(以後ADF)1にある、原稿台2に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部30上のプリントキー34が押下されると、原稿束の一番下の原稿から給送ローラ3と、給送ベルト4とによりコンタクトガラス6上の所定の位置に給送されることになる。なお、画像形成装置は、一枚の原稿の給送完了により原稿枚数をカウントアップするカウント機能を有している。
次に、コンタクトガラス6上の所定の位置に給送された原稿は、読み取りユニット50によりコンタクトガラス6上の原稿の原稿データを読み取り、その読み取りが終了した原稿が、給送ベルト4、及び、排送ローラ5を介して排出されることになる。さらに、原稿台2に次の原稿があることを、原稿セット検知部7が検知した場合、上述した上記原稿と同様の処理によりコンタクトガラス6上に原稿が給送されることになる。なお、給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5は、搬送モータにより駆動されることになる。
第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10に積載された転写紙は、各々第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13により給紙され、縦搬送ユニット14により感光体15に当接する位置まで搬送される。
読み取りユニット50にて読み込まれた原稿データは、書き込みユニット57からのレーザにより感光体15に書き込まれ、現像ユニット27を通過することによりトナー像が形成される。そして、転写紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16により搬送されながら、感光体15上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット17にて画像を定着させ、排紙ユニット18により後処理装置となるフィニシャ100に排出されることになる。
後処理装置となるフィニシャ100は、通常排紙トレイ102側と、ステープル台108側と、に導くことができる。切り替え板101を上に切り替えることで、転写紙を搬送ローラ103を経由して通常排紙トレイ104側に排紙することができる。また、切り替え板101を下方向に切り替えることで、転写紙を搬送ローラ(105、107)を経由して、ステープル台108に搬送することができる。
ステープル台108に積載された転写紙は、一枚排紙されるごとに紙揃え用のジョガー109により、紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と共にステープラ106により綴じられることになる。ステープラ106で綴じられた転写紙群は自重によって、ステープル完了排紙トレイ110に収納される。
一方、通常の排紙トレイ104は前後に移動可能な排紙トレイであり、原稿毎、あるいは、画像メモリによりソーティングされたコピー部毎に、前後に移動し、簡易的に排出されてくるコピー紙を仕分けることになる。
転写紙の両面に画像を作像する場合は、各給紙トレイ(8〜10)から給紙され作像された転写紙を排紙トレイ104側に導かず、経路切り替えの為の反転ユニット112を上側にセットし、一旦、両面給紙ユニット111に転写紙をストックする。そして、両面給紙ユニット111にストックした転写紙に対して、再び感光体15に作像されたトナー画像を転写するために、両面給紙ユニット111にストックした転写紙を再給紙し、経路切り替えの為の反転ユニット112を下側にセットし、両面に画像が転写された転写紙を排紙トレイ104に導くことになる。
このように、転写紙の両面に画像を作成する場合には両面給紙ユニット111が使用されることになる。
次に、原稿読み取り時から画像の書き込み時までの処理動作について説明する。
読み取りユニット50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と、光学走査系と、で構成されており、光学走査系には、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54等々で構成されている。露光ランプ51及び第1ミラー52は、図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55及び第3ミラー56は図示しない第1キャリッジ上に固定されている。
原稿像を読み取る際には、光路長が変わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に操作されることになる。この光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータにより駆動される。また、原稿画像はCCDイメージセンサ54により読み取られ、電気信号に変換されて処理される。
書き込みユニット57は、レーザ出力ユニット58、結像レンズ59、ミラー60で構成され、レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源であるレーザダイオード、及び、モータにより高速で定速回転する多角形ミラー(ポリゴンミラー)が搭載されている。レーザ出力ユニット58より照射されるレーザ光は、定速回転するポリゴンミラーで偏光され、結像レンズ59を通り、ミラー60で折り返され、感光体面上に集光結像する。
偏光されたレーザ光は感光体が回転する方向と直行する方向(主走査方向)に露光走査され、後述する画像処理部のセレクタ64より出力された画像信号のライン単位の記録を行う。感光体の回転速度と記録密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによって、感光体面上に画像(静電潜像)が形成される。
上述のように、書き込みユニット57から出力されるレーザ光が、画像作像系の感光体15に照射される。図示しないが感光体15の一端近傍のレーザビームを照射される位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサが配置されている。この主走査同期信号をもとに主走査方向の画像記録開始タイミングの制御、および後述する画像信号の入出力を行うための制御信号の生成を行う。
図2は、メインコントローラを中心に、制御装置を図示したものである。メインコントローラ20は、画像形成装置全体を制御する。メインコントローラ20には、紙搬送等に必要なメインモータ25、各種クラッチ21〜24が接続されている。また、オペレータに対する表示、オペレータからの機能設定入力制御を行う操作部30、スキャナの制御、原稿画像を画像メモリに書き込む制御、画像メモリからの作像を行う制御等を行う画像処理ユニット(IPU)49、原稿自動送り装置(ADF)1、等の分散制御装置が接続されている。各分散制御装置とメインコントローラ20は必要に応じて機械の状態、動作司令のやりとりを行っている。各分散制御装置が実行する制御プログラムは各分散制御装置内部のROMに格納されている。メインコントローラ20にはICカードスロット27が接続されており、ICカードスロット27を介して、画像形成装置外部のICカードに格納されている制御プログラムデータを分散制御装置内部のROMにダウンロードし、制御プログラムを変更することが可能である。
本実施形態に係る画像処理部(画像読取部と画像書込部)の構成について、図3を用いて説明する。露光ランプ51から照射された光は原稿面を照射し、原稿面からの反射光を、CCDイメージセンサ54にて結像レンズ(図示せず)により結像、受光して光電変換し、A/Dコンバータ61にてデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された画像信号は、シェーディング補正62がなされた後、画像処理部63にてMTF補正、γ補正等がなされる。セレクタ64では、画像信号の送り先を、書き込みγ補正部71または、画像メモリコントローラ65への切り替えが行われる。書き込みγ補正部71を経由した画像信号は書き込みユニット57に送られる。画像メモリコントローラ65とセレクタ64間は、双方向に画像信号を入出力可能な構成となっている。図3には特に明示していないが、画像処理部(IPU)には、読取ユニット50から入力される原稿データ以外にも外部から供給される原稿データ(例えばパーソナルコンピュータ等のデータ処理装置から出力されるデータ)も処理できるよう、複数データの入出力の選択を行う機能を有している。
画像メモリコントローラ65等への設定や、読取ユニット50及び書き込みユニット57の制御を行うCPU68、及びそのプログラムやデータを格納するROM69、RAM70を備えている。更にCPU68は、メモリコントローラ65を介して、画像メモリ66のデータの書き込み、読み出しが行える。また、画像メモリ66の内容を保存するためのHDD73を備えている。HDD73には、画像メモリ66へ書き込まれた原稿データ等が保存される。また、RAM70にはNV−RAMも含まれる。
次に、図4を用い本実施形態に係る画像形成装置の特徴部分である書き込みユニット57の具体的な構成及び動作について説明する。
書き込みユニット57は、感光体15、現像ユニット27、ミラー60、帯電器400、転写器401、クリーニングユニット402とを有して構成される。
帯電器400による放電により、感光体15は約−900Vに帯電される。次に、ミラー60により反射したレーザが感光体15表面に照射され、感光体15上に潜像が形成される。なお、感光体15上の潜像が形成された部分の表面電位は、約−100Vである。次に、現像器27に約−500Vの電圧を印加することにより、感光体15上の潜像部分と現像器27との間に電位差を発生させ、その電位差により現像器27上のトナーを感光体15上の潜像部分へ付着させる。そして、感光体15に付着したトナーは、転写器401により転写紙へ転写される。転写器401により転写紙へ画像が転写された後、感光体15に残留したトナー(以下、残留トナーとする)は、クリーニングユニット402により除去される。
次に、クリーニングユニット402において感光体15から残留トナーを除去する具体的な動作について説明する。クリーニングユニット402は、ファーブラシ403、クリーニングブレード404、レーザ変位計(405a、405b)、ステアリン酸亜鉛(406a、406b)、及び加圧スプリング407とを有して構成される。
従来の画像形成装置においては、感光体15の潜像部分のトナーを転写紙に転写した後、残留トナーを弾性体からなるクリーニングブレード404により除去する。さらに、クリーニングブレード404だけでは除去しきれない残留トナーをクリーニングブレード404の上流側に設置したファーブラシ403により除去していた。
従来のクリーニングブレード404及びファーブラシ403による残留トナーの除去動作においては、感光体15とクリーニングブレード404との摩擦力が増大すると、感光体15とクリーニングブレード404との密着性が保たれず、クリーニングブレード404と感光体15とが不均一な当接(以下、ブレードめくれとする)、クリーニングブレード404と感光体15との不均一な当接による雑音(以下、ブレード鳴きとする)等が発生することが多い。感光体15のクリーニングブレード404が当接しなかった部分には、残留トナーが除去されずに残留する。
また、感光体15とクリーニングブレード404との摩擦力は、クリーニングブレード404の摩耗、設置環境、使用条件により影響を受ける。具体的には、感光体15表面の摩耗、クリーニングブレード404先端の摩耗により、感光体15表面とクリーニングブレード404との摩擦力は大きく変化する。さらに、画像形成装置の設置環境、使用条件(コピー枚数/日)によっても、感光体15とクリーニングブレード404との摩擦力は大きく変化する。したがって、従来のクリーニングブレード404及びファーブラシ403によっては、感光体15とクリーニングブレード404の摩擦力の変化によるブレードめくれ/ブレード鳴きを適切に防止することができなかった。
しかし、本実施形態に係るクリーニングユニット402においては、レーザ変位計405aによりクリーニングブレード404の感光体15への当接状態を検出し、感光体15へのクリーニングブレード404の当接状態が不均一になっているときは、クリーニングブレード404の設置位置を変更することにより、ブレードめくれ/ブレード鳴きを防止している。
具体的には、レーザ変位計405aによってクリーニングブレード404を支持するブレードブラケット408の位置を検出する。感光体15とクリーニングブレード404との摩擦力が増大すると、クリーニングブレード404は感光体15の回転方向に引き寄せられる。それに伴い、クリーニングブレード404と感光体15との当接関係が変化し、クリーニングブラケット408の位置が変化する。レーザ変位計405aはクリーニングブラケット408との位置関係の変化を検出する。レーザ変位計405aによってクリーニングブレード404の位置変化が検出されると、クリーニングブレード404の位置を変更し、感光体15とクリーニングユニット402の摩擦力の変化によるブレードめくれ/ブレード鳴きを防止する。また、ファーブラシ403を介して、ステアリン酸亜鉛等の潤滑剤を塗布することにより、ブレードめくれ/ブレード鳴きを防止することもできる。具体的には、レーザ変位計405aによりクリーニングブレード404とレーザ変位計405aとの位置関係の変化を検出したとき、ステアリン酸亜鉛(406a、406b)をファーブラシ403に当接させて、ファーブラシ403を介して感光体15に塗布する。ステアリン酸亜鉛の塗布によりクリーニングブレード404と感光体15との摩擦力は低減し、ブレードめくれ/ブレード鳴きを防止することができる。また、摩擦力の低減により、クリーニングブレード404が感光体15に均一に当接し、クリーニングブレード404先端の挙動が安定し、残留トナーの除去機能も向上する。
なお、先に述べた実施形態においては、1つのレーザ変位計405aによってクリーニングブレード404と感光体15との位置関係の変化を検出している。しかし、クリーニングブレード404の長手方向の両端にレーザ変位計405aを設けることにより、クリーニングブレード404と感光体15との位置関係の変化を検出することも可能である。
クリーニングブレード404の長手方向の両端にレーザ変位計405aを設けることによりクリーニングブレード404のねじれ、クリーニングブレード404と感光体15との不均一な当接を検出することができる。
具体的には、感光体15とクリーニングブレード404の摩擦力は、クリーニングブレード404のねじれやクリーニングブレード404への部品(クリーニングブラケット408等)の搭載による感光体15への不均一な当接、該不均一な当接によるクリーニングブレード404及び感光体15の長手方向の偏摩耗等により、左右均等に保たれなくなる。また、使用条件(印刷物の画像面積の偏差等)により、クリーニングブレード404と感光体15との摩擦力は左右均等には保たれない。
しかし、クリーニングブレード404両端と、該両端に設置されたレーザ変位計408との位置関係の変化を検出することにより、クリーニングブレード404と感光体15との摩擦力の不均一を検出することができる。さらには、ブレードめくれ/ブレード鳴き、残留トナーの除去機能の低下を早期に検知し、クリーニングブレード404の位置を変更することにより残留トナーの除去機能の低下を未然に防止できる。
また、図5に示すように、ファーブラシ403に当接するステアリン酸亜鉛406をファーブラシの長手方向に分割して装備することもできる。つまり、クリーニングブレード404両端に設置したレーザ変位計405aにより、クリーニングブレード404と感光体15との長手方向への不均一な当接を検出し、摩擦力が大きい側のみファーブラシ403にステアリン酸亜鉛(406a、406b)を当接させ、感光体15にステアリン酸亜鉛を塗布し、クリーニングブレード404と感光体15との摩擦力を低減する。ステアリン酸亜鉛の塗布により感光体15とクリーニングブレード404との長手方向の摩擦力は均等になり、ブレードめくれ/ブレード鳴きをより適切に防止することができ、同時に残留トナーをより適切に除去することができる。さらに、バネ等の加圧スプリング407によりファーブラシ403へのステアリン酸亜鉛(406a、406b)の押圧を制御することにより、感光体15へのステアリン酸亜鉛の塗布量を制御することができる。
さらに、クリーニングブレード404先端の位置変化を検出するレーザ変位計405bを搭載することにより、より適切にクリーニングブレード404と感光体15との不均一な当接を検出することができる。
クリーニングブレード404の位置を検出する手段としては、クリーニングブラケット408とレーザ変位計(405a、405b)との位置関係を検出しても良いが、感光体15と当接しているクリーニングブレード404先端付近の方が、クリーニングブレード404と感光体15との当接状態をより検出することができる。したがって、ブレードめくれ/ブレード鳴きへ防止策を早期に処置することができる。
また、最近、画質向上のため、小粒径トナー、球形トナー等が採用されてきている。小粒径トナー、球形トナーは、クリーニングブレード404先端の微少なブレードめくれにより、トナーがすり抜け、ブレード先端の挙動を安定させる。つまり、本実施形態のようにクリーニングブレード404先端付近の位置変化を検出することにより、残留トナーの除去性能をより向上させ、同時に出力画像の画質を向上させる。なお、クリーニングブレード404先端付近の位置変化を検出する方法としては、クリーニングブレード404先端にマーキング409を施し、マーキング409をレーザ変位計405bにより検出する方法がある。
本実施形態に係る画像形成装置の概略図である。 本実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るクリーニングユニットの概略図である。 本実施形態に係るクリーニングユニットの概略図である。
符号の説明
15 感光体
27 現像ユニット
60 ミラー
400 帯電器
401 転写器
402 クリーニングユニット
403 ファーブラシ
404 クリーニングブレード
405a、405b レーザ変位計
406、406a、406b ステアリン酸亜鉛
407 加圧スプリング
408 クリーニングブラケット

Claims (7)

  1. 像担持体に静電潜像を形成し、前記静電潜像をトナーによってトナー像として可視像化し、前記トナー像を直接又は中間転写体を介して記録媒体に転写し、前記記録媒体に転写された前記トナー像を前記記録媒体に定着する画像形成装置において、
    前記像担持体を清掃するクリーニング手段と、
    前記クリーニング手段は、
    前記像担持体に当接される弾性ブレードと、
    前記像担持体に当接されるファーブラシと、
    前記弾性ブレードの位置を検出する検出手段と、
    前記弾性ブレードの位置を変更する変更手段と、
    前記ファーブラシに潤滑剤を塗布する塗布手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検出手段は、前記弾性ブレードの長手方向に複数設置され、前記弾性ブレードのねじれを検出することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記塗布手段は、前記ファーブラシの長手方向に複数設置され、
    前記検出手段によってねじれが検出されたとき、前記ねじれが検出された位置に対応する前記塗布手段が前記ファーブラシに前記潤滑剤を塗布することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記検出手段が前記弾性ブレードの先端近傍に設置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の画像形成装置。
  5. 前記潤滑剤の塗布量を調整する調整手段を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の画像形成装置。
  6. 前記調整手段は、前記ファーブラシへの前記潤滑剤の押圧を制御することにより、前記潤滑剤の塗布量を調整することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の画像形成装置。
  7. 前記潤滑剤がステアリン酸亜鉛であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の画像形成装置。
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