JP7310385B2 - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置および画像形成方法に関する。
電子写真方式による画像形成装置は、イメージングユニットを有する。イメージングユニットは、像担持体と、像担持体の表面に、現像剤による画像を形成させる現像器を有する。像担持体の表面には現像剤が付着する。像担持体の表面の不要な現像剤はブレードクリーニング方式により除去される。ブレードクリーニング方式は、ウレタンゴムブレードの先端を像担持体に押し当て、像担持体に付着した現像剤を除去する。
従来のブレードクリーニング方式によるクリーニング装置は、像担持体に当接するクリーニングブレードおよびクリーニングブレードを支持する支持部材を備える。クリーニング装置は、クリーニングブレードを像担持体に当接させる加圧機構を有する。加圧機構は、クリーニングブレードを像担持体に押圧する弾性体を備えた定荷重機構と、像担持体とクリーニングブレードとの間の摩擦力が所定の値を超えた場合に加圧機構の加圧力を抑制する抑制機構とを有する(特許文献1)。
特開2014-182309号公報
ブレードクリーニング方式によるクリーニング装置では、ブレード先端と像担持体との摩擦力により、ブレード先端が引き込まれて、ブレードの姿勢が変わる。クリーニング装置では、ブレードの姿勢が変わると、クリーニング性能が低下し、現像剤の拭き残しなどによるクリーニング不良が発生してしまう。
従来の技術では、クリーニングブレードの全体の位置変動を検出して、変化が大きい場合に、像担持体へのブレードの加圧力を抑制している。
しかしながら、従来の技術では、クリーニングブレードの位置変動は、クリーニングブレード全体について1箇所でしか検出していない。このため、従来の技術では、像担持体の回転軸方向におけるクリーニングブレードの部分的な高摩擦部分の発生による位置変化と、それによるクリーニング不良には対応できない。
そこで、本発明の目的は、クリーニングブレードと像担持体との部分的な高摩擦部分の発生によるクリーニング不良を抑制または防止することのできる画像形成装置および画像形成方法を提供することである。
本発明の上記の目的は、下記の手段によって達成される。
(1)回転する像担持体と、
前記像担持体に当接されるクリーニングブレードと、
前記クリーニングブレードを支持し、回転支点を軸に回動する支持部材と、
前記像担持体の回転軸方向における異なる2箇所において、前記支持部材の静止状態からの変位量を測定する変位量測定部と、
前記2箇所における変位量の差分値を算出し、前記差分値に基づいて、高摩擦部分を判定し、高摩擦部分を解消するための処理を実行させる制御部と、
を有し、
前記制御部は、前記差分値により高摩擦部分を解消するための処理を実行すると判断した場合、
高摩擦部分を解消するための処理を実行する前の回転軸方向における各位置における画像に基づき、高摩擦部分を解消する処理として現像剤を供給する際の現像剤の供給位置および供給量を決定する、画像形成装置。
(2)高摩擦部分を解消するための処理は、現像剤の供給であって、
前記制御部は、前記差分値に基づいて現像剤の供給量を変える、上記(1)に記載の画像形成装置。
(3)高摩擦部分を解消するための処理は、現像剤の供給であって、
前記制御部は、前記差分値に基づき、現像剤の供給頻度および供給位置を変える、上記(1)または(2)に記載の画像形成装置。
)高摩擦部分を解消するための処理は、滑剤の供給量を前記像担持体の回転軸方向において変更することであって、
前記制御部は、前記差分値に基づき、前記像担持体の回転軸方向における滑剤の供給量を異なるようにする、上記(1)~()のいずれか1つに記載の画像形成装置。
)前記制御部は、前記差分値が所定値以上の場合に、高摩擦部分を解消するための処理を実行させる上記(1)~()のいずれか1つに記載の画像形成装置。
)前記制御部は、高摩擦部分を解消するための処理を印刷ジョブ外で実行させる、上記(1)~()のいずれか1つに記載の画像形成装置。
)前記制御部は、印刷動作開始前に、前記像担持体を逆転させて、前記変位量測定部による前記支持部材の基準点を得る、上記(1)~()のいずれか1つに記載の画像形成装置。
)前記クリーニングブレードの先端は、前記像担持体の回転方向に対して逆方向に向いており、当該先端のエッジが前記像担持体に当接している、上記(1)~()のいずれか1つに記載の画像形成装置。
)前記クリーニングブレードは、バネ荷重方式で前記像担持体へ当接させる、上記(1)~()のいずれか1つに記載の画像形成装置。
10)前記変位量測定部は、前記支持部材の前記像担持体の回転軸方向における両端部にそれぞれ設置される、上記(1)~()のいずれか1つに記載の画像形成装置。
11)回転する像担持体に当接されるクリーニングブレードを支持する支持部材の変位量を、前記像担持体の回転軸方向における異なる2箇所において、静止状態からの変位量として測定し、前記2箇所における変位量の差分値に基づいて、高摩擦部分を判定し、判定した高摩擦部分を解消するための処理を実行し、
前記差分値により高摩擦部分を解消するための処理を実行すると判断した場合、
高摩擦部分を解消するための処理を実行する前の回転軸方向における各位置における画像に基づき、高摩擦部分を解消する処理として現像剤を供給する際の現像剤の供給位置および供給量を決定する、画像形成方法。
12)高摩擦部分を解消するための処理は、前記差分値に基づいて現像剤の供給量を変える処理である、上記(11)に記載の画像形成方法。
13)高摩擦部分を解消するための処理は、前記差分値に基づき、現像剤の供給頻度および供給位置を変える処理である、上記(11)または(12)に記載の画像形成方法。
14)高摩擦部分を解消するための処理は、前記差分値に基づき、前記像担持体の回転軸方向における滑剤の供給量を異なるようにする、上記(11)~(13)のいずれか1つに記載の画像形成方法。
本発明は、像担持体の回転軸方向における2箇所で、クリーニングブレードを支持している支持部材の変位量を測定する。そして、本発明は、2箇所の変位量の差分値に基づいて、クリーニングブレードと像担持体との間で高摩擦となっている部分を判定し、それを解消させる処理を実行させることとした。これにより、本発明は、クリーニングブレードと像担持体との間で部分的な高摩擦の発生があった場合でも、高摩擦部分を解消できる。このため、本発明は、高摩擦部分の発生によって、クリーニングブレードが像担持体へ引き込まれることを防止して、クリーニング不良を抑制または防止することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を説明するための概略図である。 クリーニング部の内部を示す概略断面図である。 クリーニングブレードを示す概略斜視図である。 クリーニング部を示す概略側面図である。 ブレードの変位を説明するための概略側面図である。 支持部材の変位量測定の他の形態を示す概略側面図である。 現像剤の供給条件の決定の処理手順を示すフローチャートである。 滑剤を供給する部分の構成を示す概略図である。 滑剤を供給する部分の構成を示す概略図である。 感光体ドラムの回転軸方向の全領域に対しての現像剤供給条件を示す表である。 印刷画像例を示す図である。 比較例1における支持部材の変位量を示すグラフである。 実施例1において、2箇所で測定された支持部材の変位量を示すグラフである。 実施例1における変位量および現像剤供給条件を示す表である。 実施例1において、高摩擦部分解消処理を行った場合の支持部材の変位量を示すグラフである。 実施例2における変位量および滑剤供給条件を示す表である。 実施例1および2、比較例1および2の評価結果を示す表である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(実施形態1)
実施形態1は、クリーニングブレードを支持している支持部材の変位量を2箇所で測定する。実施形態1は、測定結果から、感光体ドラムとクリーニングブレードの当接部分における高摩擦部分を判定して、高摩擦部分に現像剤を供給することで、高摩擦部分を解消させる。
(画像形成装置の構成)
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を説明するための概略図である。
画像形成装置100は、電子写真方式により用紙にトナー画像を形成する。画像形成装置100は、給紙カセット110、画像形成部112、定着部113、制御部116、および操作パネル118を有する。
給紙カセット110は、画像形成媒体である用紙111を収納している。給紙カセット110は、用紙111を画像形成部112へ供給する。
画像形成部112は、複数の現像部125、2次転写ベルト150(中間転写体)を有する。現像部125は、トナーボトル121、現像器122、感光体ドラム123を有する。現像部125は、イメージングユニットとも称される。複数の現像部125は、CMYKのそれぞれの画像を2次転写ベルト150へ転写する。2次転写ベルト150に転写された画像は、用紙111に転写される。
トナーボトル121は、現像剤であるトナーを収納している。トナーボトル121は、トナーカートリッジとも称される。現像器122は、感光体ドラム表面に形成された静電潜像を現像剤によって現像する。感光体ドラム123は、像担持体である。感光体ドラム123には、クリーニング部が取り付けられている。クリーニング部の詳細は後述する。
定着部113は、画像形成部112で用紙111に転写された未定着画像を加熱加圧して、用紙111に定着させる。
制御部116は、コンピューターであり、その構成は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、およびHDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置と、各部と信号の通信を行う通信インターフェース(IF(Interface))などを備える。記憶装置は、HDDに限らず、SSD(Solid State Drive)など不揮発性メモリーを使用することもある。
制御部116は、記憶装置に記憶されたプログラムがCPUによって実行されることで、画像形成装置100の各部を制御して、用紙111上に画像形成(印刷)させる。また、制御部116は、後述する処理手順を実行することで、支持部材42の変位量を測定して、高摩擦部分がある場合には、現像剤供給位置および供給量を決定して、高摩擦部分を解消するための処理を行う。
(クリーニング部)
クリーニング部について説明する。
本実施形態のクリーニング部は、ブレードクリーニング方式である。図2は、クリーニング部の内部を示す概略断面図である。図3は、クリーニングブレードを示す概略斜視図である。図4は、クリーニング部を示す概略側面図である。
クリーニング部10は、感光体ドラム123の周囲に取り付けられている。図においてクリーニング部10は、感光体ドラム123の下部に取り付けられている。クリーニング部10は、ハウジング15、クリーニングブレード41、支持部材42、位置検知部材46、変位センサー47、およびブレード押圧バネ52を有する。
また、ハウジング15内には、滑剤11、滑剤11を感光体ドラム123へ塗布する滑剤塗布ブラシ12、滑剤11と滑剤塗布ブラシ12を感光体ドラム123へ押し付ける滑剤押圧部13、および感光体ドラム表面に塗布された滑剤11を感光体ドラム123に押し付けて固定させる滑剤固定化ブレード14が収納されている。
クリーニングブレード41は、たとえば、ウレタンゴムなどの弾性材である。クリーニングブレード41の先端は、感光体ドラム123の回転方向(図中矢印R)に対して逆方向(カウンターという)を向いている。クリーニングブレードは、先端のエッジが感光体ドラム123に当接している。クリーニングブレード41は、支持部材42によって支持されている。クリーニングブレード41および支持部材42は、ハウジング15内に収納されているが、支持部材42の両端は、ハウジング15から出ている。支持部材42は、支持板金とも称されている。
支持部材42の両端には、支持部材側板43がある。支持部材側板43は、ハウジング15から感光体ドラム123の回転軸方向の両端部に出ている。感光体ドラム123の回転軸方向とは、主走査方向であり、用紙搬送方向と直交する方向である。用紙搬送方向は、副走査方向である。
支持部材側板43には、穴部44が設けられている。支持部材側板43は、穴部44によってハウジング側面に設けられている支持ピン49に取り付けられる。支持部材42は、支持部材側板43の支持ピン49を回転支点にして回動する。回動する角度は支点角という。支点角は、感光体ドラム123とクリーニングブレード41の当接部での接線と、感光体ドラム123とクリーニングブレード41の当接部と支持部材支点を結ぶ線とでなす角度である。
また、支持部材側板43には、バネ取付部45が設けられている。バネ取付部45は、ブレード押圧バネ52を取り付けるために、支持部材側板43に開けられた穴である。
感光体ドラム123には、回転軸方向の両端部に、ユニット側板50が設けられている。ユニット側板50は、感光体ドラム123を回転自在に支えている。ユニット側板50は回転しない。ユニット側板50には、バネ取付部51が設けられている。バネ取付部51は、ブレード押圧バネ52を取り付けるために、ユニット側板50に開けられた穴である。
ブレード押圧バネ52は、バネ取付部45とバネ取付部51にかけ渡されている。ブレード押圧バネ52は、感光体ドラム123の回転軸方向の両端部にそれぞれ設置されている。ブレード押圧バネ52は、クリーニングブレード41をバネの弾性力により感光体ドラム123方向へ引っ張っている。これによりクリーニングブレード41は、感光体ドラム123へ一定の力で押圧される。
位置検知部材46は、支持部材側板43に設けられている。変位センサー47は、ハウジング15に固定されている。変位センサー47は、変位センサー47から位置検知部材46までの距離を測定する。変位センサー47から位置検知部材46までの距離は、支持部材42の変位量である。支持部材42の変位量は、クリーニングブレード41の先端が変位した量を示すものである。変位センサー47および位置検知部材46は、支持部材42の変位量測定部である。
変位センサー47および位置検知部材46は、感光体ドラム123の回転軸方向の両端部にそれぞれ設置されている。したがって、支持部材42の変位量は、少なくとも2箇所で測定される。変位センサー47は、たとえば、渦電流式センサー、レーザー式センサー、超音波式センサーなどが用いられる。
先に示した図4は、感光体ドラム123が静止(停止)していて、支持部材42が基準点の位置にある状態を示している。詳細は後述するが、基準点の位置とは、クリーニングブレード41と感光体ドラム123との間に高摩擦部分がない状態である。図5は、ブレードの変位を説明するための概略側面図であり、感光体ドラム123が回転して、クリーニングブレード41が感光体ドラム123に最も近接した状態を示している。
図4に示した支持部材42が基準点の位置にある状態で、クリーニングブレード41は、図5に示したクリーニングブレード41が感光体ドラム123に最も近接した状態より離れている。
クリーニングブレード41は、感光体ドラム123との摩擦力が高くなると、感光体ドラム123に巻き込まれやすくなり、感光体ドラム123の方向へ近接する。そうすると、図5に示すように、変位センサー47と位置検知部材46までの距離が近くなる。クリーニングブレード41と感光体ドラム123との摩擦力は、感光体ドラム123の回転軸方向において、均等ではない。すなわち、クリーニングブレード41と感光体ドラム123との摩擦力は、クリーニングブレード41の先端が感光体ドラム123と当接している位置によって異なる。
クリーニングブレード41と感光体ドラム123との間の摩擦力は、感光体ドラム123の表面において現像剤が存在する部分の方が低い。このため、たとえば、画像が形成される部分に偏りがあると、現像剤がある部分では摩擦力が低くなり、現像剤がない部分では摩擦力が高くなる。
本実施形態では、変位センサー47と位置検知部材46を2箇所に設けた。これにより、本実施形態では、感光体ドラム123の回転軸方向における、クリーニングブレード41と感光体ドラム123との部分的な摩擦力の違いが判断される。この部分的な摩擦力の違いは、少なくとも感光体ドラム123の回転軸方向の両端において、どちら側が大きくなっているかが判断される。
2箇所の変位センサー47による測定結果の信号は、制御部116へ送られる。制御部116は2箇所の変位センサー47の信号から、支持部材42の変位量の差分値を算出する。制御部116は、算出した差分値から、クリーニングブレード41と感光体ドラム123との高摩擦部分を解消させるために必要な現像剤の供給条件を決定する。現像剤の供給条件は、感光体ドラム123の回転軸方向における現像剤の供給位置および現像剤の供給量である。
支持部材42の変位量は、他の形態でも測定できる。図6は、支持部材42の変位量測定の他の形態を示す概略側面図である。
この形態では、ユニット側板50と支持部材側板43とが感圧導電性ゴム55で接続されている。感圧導電性ゴム55は、伸縮で抵抗変化する。感圧導電性ゴム55は、ユニット側板50と導電性の止め部材56によって固定されている。感圧導電性ゴム55は、支持部材側板43と導電性の止め部材57によって固定されている。支持部材側板43も導電性である。この形態では、ユニット側板50の止め部材56と支持部材側板43に直流電源58を接続し、感圧導電性ゴム55を通る回路を形成し、回路上の電流変化を電流計59で測定する。感圧導電性ゴム55は、クリーニングブレード41が変位すると伸縮する。感圧導電性ゴム55は、伸縮に伴い抵抗が変化する。電流計59で測定される電流値、感圧導電性ゴム55の伸縮による抵抗変化に伴い変化する。この電流値の変化量は変位量と比例する。感圧導電性ゴム55、直流電源58、および電流計59は変位量測定部である。
感圧導電性ゴム55は、変位センサー同様、感光体ドラム123の回転軸方向両端の支持部材側板43にそれぞれ設けられる。電流計59の計測値は、制御部116へ送られる。制御部116は、2箇所の電流計59の電流値から、支持部材42の変位量の差分値を算出する。差分値としては、電流値が用いられてもよい。制御部116は、算出した差分値から、クリーニングブレード41と感光体ドラム123との高摩擦部分を解消させるために必要な現像剤の供給条件を決定する。現像剤の供給条件は、感光体ドラム123の回転軸方向における現像剤の供給位置および現像剤の供給量である。
高摩擦部分を解消するための処理について説明する。以下では、変位センサー47を用いて、変位量を測定する形態を例に説明するが、感圧導電性ゴム55、直流電源58、および電流計59を用いた形態も同様である。
図7は、高摩擦部分を解消するための処理手順を示すフローチャートである。この処理手順は、制御部116が、この処理手順に基づいて作成されたプログラムを実行することで実施される。
制御部116は、まず、印刷ジョブの入力を受信する(S11)。
続いて、制御部116は、印刷する画面情報を取得する(S12)。印刷する画面情報は、たとえば、印刷される部分の感光体ドラム123の回転軸方向の位置(長手方向)ごとの印字率である。
続いて、制御部116は、感光体ドラム123を所定回転数だけ逆転させる(S13)。このS13では、クリーニングブレード41が感光体ドラム123に大きく引き込まれているような場合に、感光体ドラム123を逆転させることで、クリーニングブレード41を正規の位置に戻すことができる。所定回転数は、たとえば、1/4回転、1/2回転、1回転など、クリーニングブレード41が引き込まれていた場合に、それを正規の位置に戻すことができる回転数であればよい。S13では所定回転数の逆転が終了すれば、制御部116は、感光体ドラム123を停止させる。
続いて、制御部116は、支持部材42の位置を取得して基準点とし、支持部材42の変位量の測定を開始する(S14)。このS14では、先のS13において感光体ドラム123を逆転させたことで、クリーニングブレード41は定常位置に戻っている。しかし、定常位置は、印刷ジョブごとに微妙な誤差を生じることもあるので、このS14において、基感光体ドラムを逆転させた後の位置を基準点とする。基準点の取得後は、そこからの距離を測定することで変位量の測定を開始する。
続いて、制御部116は、印刷動作を開始する(S15)。このS15において、制御部116は、所定の用紙枚数を印刷するごとに、感光体ドラム123の回転軸方向の全域にわたり、現像剤を供給する。
続いて、制御部116は、S14で取得を開始した2箇所の支持部材42の変位量の差分値を算出する(S16)。
続いて、制御部116は、変位量の差分値が所定値α以上か否かを判断する(S17)。
なお、変位量の測定位置は、感光体ドラム123の駆動源位置に対応させて定義される。感光体ドラム123には、回転軸方向の一方端において、感光体ドラム123を回転させるための駆動源が接続されている。このため、変位量の測定位置は、駆動源側の変位センサー47で測定された変位量をP1、反駆動源側の変位センサー47で測定された変位量をP2とする。所定値αとしては、これまでの実績や実験結果などから、感光体ドラム123の回転軸方向において部分的にクリーニング不良が発生する変位量の差分値が設定される。
S17において、変位量の差分値が所定値α以上ではない場合(S17:NO)、印刷ジョブが終了しているか否かを判断して(S18)、印刷ジョブが終了したなら(S18:YES)、制御部116は、処理を終了する。一方、印刷ジョブが終了していなければ(S18:NO)、制御部116は、S16へ戻り処理を継続する。
S17において、変位量の差分値が所定値α以上の場合(S17:YES)、制御部116は、高摩擦部分を解消するために、現像剤供給条件を決定する(S19)。現像剤供給条件は、現像剤供給位置と供給量である。現像剤供給位置は、感光体ドラム123の回転軸方向における位置である。現像剤供給位置は、変位量の差分値が所定値α以上となる前に印刷された画像から、その画像において現像剤が供給されていない位置に、現像剤が供給されるように決定される。具体的には、変位量の差分値を求めた式の値から決定される。たとえば、P1-P2が「+」(プラス)であれば、P1側(駆動源側)で、かつ、画像が形成されていない位置への供給量が多くなるように決定され、P1-P2が「-」(マイナス)であれば、P2側(反駆動源側)で、かつ、画像が形成されていない位置への供給量が多くなるように決定される。
続いて、制御部116は、決定された条件により現像剤を供給して、高摩擦部分解消処理を実行する(S20)。高摩擦部分を解消するための現像剤の供給は、1つの印刷ジョブの途中であれば、印刷ジョブ内における画像間で行われる。また、高摩擦部分を解消するための現像剤の供給は、1つの印刷ジョブが終了したタイミング、つまり印刷ジョブ外で行うようにしてもよい。
続いて、制御部116は、S16へ戻り処理を継続する。
このように、本実施形態では、変位量の差分値が所定値より大きい場合、クリーニングブレード41と感光体ドラム123との間に高摩擦部分があることが判断される。そして、本実施形態では、高摩擦部分がある場合には、それ解消させるために、高摩擦となっている側に現像剤を供給する。しかも、現像剤を供給する位置は、それまで画像形成のために現像剤が供給されていないか、または現像剤の供給量が少ない位置である。現像剤は、感光体ドラム123に付着することで、クリーニングブレード41との間の摩擦力を低下させる働きがある。これにより本実施形態1では、高摩擦部分に現像剤が供給されることで、その部分の摩擦力を低下させることができる。本実施形態1では、クリーニングブレード41の高摩擦部分が解消されることで、支持部材42の変位が回復し、変位量の差分値が所定値α以下になる。
(実施形態2)
実施形態2は、高摩擦部分の解消に、感光体ドラム123へ供給する滑剤11の量を変えることとした。実施形態2では、画像形成装置100において、滑剤11を供給する部分以外の構成は、実施形態1と同じである。したがって、以下では、滑剤11を供給する部分の構成を説明し、その他の構成の説明は省略する。
図8aおよび8bは、滑剤11を供給する部分の構成を示す概略図である。図8aおよび8bは、用紙搬送方向の正面から見た図である。図8aは定常状態を示し、図8bはP2側の押し付け力を高くしている状態を示している。
滑剤11を供給する部分は、既に説明したように、クリーニングブレード41と一緒のハウジング15内に収納されている。本実施形態2では、図8aおよびbに示すように、滑剤11および滑剤塗布ブラシ12を感光体ドラム123へ押し付ける滑剤押圧部13が、感光体ドラム123の回転軸方向に少なくとも2個設けられている。2個の滑剤押圧部13は、バネ13aおよび13bである。バネ13aおよび13bの下部、ハウジング15との間には、アクチュエーター130aおよび130bを有する。アクチュエーター130aおよび130bは、独立して稼働可能である。アクチュエーター130aおよび130bは、制御部116によって制御される。アクチュエーター130aおよび130bは、たとえば、モーターとカムからなる(不図示)。制御部116は、モーターを回転させる。モーターが回転することで、カムが回転し、カムの形状に応じて、バネ13aおよび13bが上下する。アクチュエーター130aおよび130bは、バネ13aおよび13bを上下させることができれば特に限定されない。アクチュエーター130aおよび130bとしては、電動シリンダー、油圧や空圧シリンダーなどを使用することもできる。
たとえば、P2側(反駆動側)を上げる場合は、図8bに示すように、P2側のアクチュエーター130bによってバネ13bを押し上げる。ここで「上」とは、感光体ドラム123に近づく方向である。「下」とはその逆に感光体ドラム123から遠ざかる方向である。図8bに示すように、滑剤11および滑剤塗布ブラシ12は、バネ13bが押し上げされることで、感光体ドラム123へ、P1側(駆動側)よりも強く押し当てられるようになる。このためP2側では、P1側よりも多くの滑剤11が感光体ドラム123の表面に塗布されることになって、その部分の摩擦力が低下する。
本実施形態2における高摩擦部分を解消するための処理手順は、図7に示したフローチャートのうち、S19およびS20のステップが異なるが、その他のステップは同じである。
本実施形態2では、S19において、たとえば、P1-P2が「+」(プラス)であれば、P1側(駆動源側)で、滑剤11の供給量が多くなるように決定され、P1-P2が「-」(マイナス)であれば、P2側(反駆動源側)で、滑剤11の供給量が多くなるように決定される。
続いて、S20において、決定された条件となるように、制御部116は、アクチュエーター130aまたは130bを制御して滑剤11の供給量を変更する。
これにより、本実施形態2では、高摩擦部分への滑剤11の供給量を上げて、クリーニングブレード41と感光体ドラム123との高摩擦部分を解消することができる。本実施形態2では、クリーニングブレード41の高摩擦部分が解消されることで、支持部材42の変位が回復し、変位量の差分値が所定値α以下になる。
本発明を適用してクリーニングブレード41の高摩擦部分解消処理を行った実施例と、本発明を適用しない比較例について説明する。
実施例および比較例は、クリーニング部10を下記の構成として、トナークリーニング性を評価した。
クリーニングブレード41:ポリウレタン製、厚み2mm、自由長10mm、幅340mm。幅とは、感光体ドラム123の回転軸方向である(以下同様)。
支持部材42:SUS304製、厚み2mm、幅380mm(両端の側板まで)である。
使用条件:当接圧22N/m、実効当接角11°、ブレード支点角5°、バネ荷重方式(両端2箇所)である。
滑剤塗布ブラシ条件:導電性ポリエステルブラシ、直径12mm、感光体ドラム123に対して逆転、感光体ドラム123との周速差:0.4m/sである。
滑剤条件:ステアリン酸亜鉛(固体)、ブラシへの初期当接圧6Nで両端均等圧である。ただし、実施例2は、バネを両端2箇所配置し可変である。
評価内容:濃度100%、搬送方向の帯チャート(図10参照)を100枚印刷した後、用紙全面にハーフトーン画像を印刷した。なお、評価結果については、最後にまとめて説明する。
摩擦部分の初期化:上記の評価内容として示した100枚の印刷に先立ち、感光体ドラム123の回転軸方向の全領域に対して現像剤を供給した。これは、後述する実施例1および2、比較例1および2のすべて同じである。この処理は、上述した処理手順のS15の際に行われる、所定枚数ごとに全面現像剤供給の処理に相当する。
図9は、感光体ドラム123の回転軸方向の全領域に対しての現像剤供給条件を示す表である。
図9に示すように、この処理では、感光体ドラム123の回転軸方向の全領域に対して、画像長さ2mm、濃度100%で現像剤を供給する。なお、a1~a4およびb1~b4は、感光体ドラム123の回転軸方向の領域を分割した際の呼び名であり、詳細は図10を参照して後述する。
この全面現像剤供給の処理により、たとえば、感光体ドラム123の回転軸方向のある部分に、高摩擦となっている部分があったとしても、前面に現像剤が供給されることで、そのような高摩擦部分は解消される。その後、この実施例および比較例では、100枚の印刷および評価を行っている。
図10は、印刷画像例を示す図である。図10に示すように、本実施形態では、用紙111に対する印刷領域として、搬送方向と直行する方向、すなわち、感光体ドラム123の回転軸方向を8分割した。この8分割は中心からP1側をa1~a4、P2側をb1~b4とした。印刷画像は、a2およびa3の2領域にわたる帯チャートとなる画像である。
(比較例1)
以下では、実施例の理解のために、まず、比較例1について説明する。比較例1は、支持部材42の変位量を支持部材42の中央部1箇所で測定した。
図11は、比較例1における支持部材42の変位量を示すグラフである。図11のグラフは、横軸が時間、縦軸が変位量である。
図11に示すように、支持部材42の変位量は、感光体ドラム123の駆動開始(図中(1)、以下同様)と同時に大きくなる。その後、印刷動作が開始(2)されると、印刷動作が終了(3)するまで変動している。その後、感光体ドラム123は、駆動停止(4)される。
このように、支持部材42の位置、すなわちクリーニングブレード41の位置は、印刷動作中変動していることが判断される。しかし、比較例1では、1箇所でしか測定していないので、部分的な支持部材42の変位はわからない。
評価結果は、後に、まとめて記載する。
(実施例1)
実施例1は、上述した実施形態1に沿って、2箇所で支持部材42の変位量を測定し、現像剤の供給位置および供給量を制御した。
図12は、実施例1において、2箇所で測定された支持部材42の変位量を示すグラフである。図12のグラフは、横軸が時間、縦軸が変位量である。
図12に示すように、支持部材42の変位量は、P1側(駆動側)とP2側(反駆動側)とで異なる。P1側は、感光体ドラム123の駆動開始(1)と同時に大きくなる。その後、印刷動作が開始(2)されると、印刷動作が終了(3)するまで変動している。その後、感光体ドラム123は、駆動停止(4)される。P2側は、感光体ドラム123の駆動開始(1)と同時に大きくなる。この時の変位量はP1側より大きくなる。その後は、印刷動作が開始(2)されると、印刷動作が終了(3)するまで変動している。その間も、変位量はP1側より大きい。その後、感光体ドラム123は、駆動停止(4)される。
このように、実施例1では、支持部材42の位置、すなわちクリーニングブレード41の位置が、P1側と、P2側で異なることが判断される。また、P1側は、P2側の影響を受けていることが判断される。これは、図12に、P1’で示した反駆動側の影響を受けない場合の予測値(点線)に対して、P1で示した測定値は変位量が大きくなっている。
図13は、実施例1における変位量および現像剤供給条件を示す表である。
上記の図12に示したように、100枚の印刷によって、P1側とP2側とで変位量に差が生じる。本実施例1は、100枚印刷する1印刷ジョブ中に、変位量の差分値が所定値α=0.2mm以上となるごとに、画像間において、高摩擦部分解消処理を実行した。
高摩擦部分解消のための現像剤供給量は、図13に示すように決定した。図13に示した例では、変位量の差分値が大きいほど、現像剤の供給量が多くなるように、画像長さおよび供給頻度も変えている。ここで、画像長さとは、高摩擦部分解消のために現像剤を供給するための画像の用紙搬送方向の長さである。
図13からわかるように、画像領域に対する現像剤の供給位置は、もともと画像が形成されているP1側のa2およびa3は、現像剤を供給せず、a1では濃度10%、b4~b1にかけては、徐々に濃くなるように設定される。また、番号1~5では、変位量の差分値が大きいため画像長さを長くしている。一方、番号6~9では、変位量の差分値が番号1~5よりも小さいため画像長さが短く、さらに、番号7および8では、変位量の差分値が小さいため、供給頻度も2ページ(2p)毎としている。
図14は、実施例1において、高摩擦部分解消処理を行った場合の支持部材42の変位量を示すグラフである。図14のグラフは、横軸が時間、縦軸が変位量である。
図14に示すように、実施例1において、高摩擦部分解消処理は、変位量の差分値が所定値α=0.2mm以上となった段階(図中(5))から実行している。(5)以降、変位量は、P1側もP2側も、図13中、P1’で示した反駆動側の影響を受けない場合の予測値(点線)に近くなっている。したがって、P1側とP2側の差もなくなっている。
評価結果は、後に、まとめて記載する。
(実施例2)
実施例2は、上述した実施形態2に沿って、2箇所で支持部材42の変位量を測定し、滑剤11の供給位置を制御した。
図15は、実施例2における変位量および滑剤供給条件を示す表である。
高摩擦部分解消のための滑剤供給量は、図15に示すように決定した。図15に示した例では、変位量の差分値が大きいほど、滑剤11の供給量が多くなるように、変位量の大きい側の押圧力を高くしている。変位量の差分値が大きい番号11および12はP2側の押圧力が番号13~19よりも高くなるようにしている。
評価結果は、後に、まとめて記載する。
(評価結果)
図16は、実施例1および2、比較例1および2の評価結果を示す表である。
評価方法は、上述した帯チャートの100枚印刷後、ハーフトーン画像を用紙全面に印刷し、画像ノイズ、およびブレード下流側トナー汚れを目視評価した。
判断基準
◎:すり抜けなし、
○:すり抜け略なし(画像ノイズなし、ブレード下流側の感光体ドラム汚れが極微小量)、
×:すり抜け発生(明瞭なスジ状画像ノイズあり、ブレード下流側の感光体ドラム汚れが多い)。
なお、「すり抜け」とは、クリーニングブレード41によるクリーニングの際に、ブレードによってかき取られることなく現像剤がすり抜けてしまう現象をいう。
評価の結果は、現像剤の供給位置および供給量を制御した実施例1が、最もクリーニング性がよい。また、滑剤11の供給位置および供給量を制御した実施例2は、クリーニング性がよい。一方、比較例1および2は、帯チャート100枚の印刷中または印刷後に、高摩擦部分解消の処理を行っていない。このため、比較例1および2は、目視により画像傷が認められ、またクリーニングブレード41にも汚れが検知された。
以上説明した実施形態および実施例は、クリーニングブレード41の変位量を2箇所で測定し、それに基づき、高摩擦部分を判定する。そして、判定された高摩擦部分に対しては、現像剤を供給し、または、滑剤11を多く供給することによって高摩擦部分を解消する。これにより、実施形態および実施例によれば、感光体ドラム表面とクリーニングブレード41との間に部分的に発生した高摩擦部分が解消され、クリーニングブレード41が像担持体へ引き込まれることを防止して、クリーニング不良を抑制または防止することができる。このため、実施形態および実施例によれば、クリーニング性能を大きく向上することができる。
また、実施形態および実施例は、高摩擦部分解消のために現像剤を供給する際は、前の印刷において画像が形成されていない領域に現像剤を供給することとした。このため、現像剤の無駄が少ない。
また、実施形態および実施例は、高摩擦部分解消のために、高摩擦部分へ滑剤11を多く供給することで、感光体ドラム123の滑りをよくする。このため、滑剤11による高摩擦部分の解消では、現像剤を使用しなくてもよい。
以上本発明の実施形態および実施例を説明したが、本発明はこれら実施形態や実施例に限定されない。
実施例では、高摩擦部分を解消するための処理として、現像剤の供給と、滑剤11の供給をそれぞれ独立に行っているが、これら両方を行ってもよい。
また、実施例では、高摩擦部分を解消するための処理として、現像剤を供給する際は、供給位置によって濃度、すなわち供給量も変えているが、供給位置だけを変えてもよい。たとえば、前の印刷において画像がない部分にはすべて濃度50%や100%などとなるように供給してもよい。
また、実施形態および実施例の説明の中で使用した条件や数値などはあくまでも説明のためのものであり、本発明がこれら条件や数値に限定されるものではない。
本発明は、特許請求の範囲に記載された構成に基づき様々な改変が可能であり、それらについても本発明の範疇である。
10 クリーニング部、
11 滑剤、
12 滑剤塗布ブラシ、
13 滑剤押圧部、
14 滑剤固定化ブレード、
15 ハウジング、
41 クリーニングブレード、
42 支持部材、
43 支持部材側板、
44 穴部、
46 位置検知部材、
47 変位センサー、
49 支持ピン、
50 ユニット側板、
52 ブレード押圧バネ、
55 感圧導電性ゴム、
58 直流電源、
59 電流計、
100 画像形成装置、
110 給紙カセット、
111 用紙、
112 画像形成部、
113 定着部、
116 制御部、
118 操作パネル、
121 トナーボトル、
122 現像器、
123 感光体ドラム、
125 現像部、
150 2次転写ベルト。

Claims (14)

  1. 回転する像担持体と、
    前記像担持体に当接されるクリーニングブレードと、
    前記クリーニングブレードを支持し、回転支点を軸に回動する支持部材と、
    前記像担持体の回転軸方向における異なる2箇所において、前記支持部材の静止状態からの変位量を測定する変位量測定部と、
    前記2箇所における変位量の差分値を算出し、前記差分値に基づいて、高摩擦部分を判定し、高摩擦部分を解消するための処理を実行させる制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記差分値により高摩擦部分を解消するための処理を実行すると判断した場合、
    高摩擦部分を解消するための処理を実行する前の回転軸方向における各位置における画像に基づき、高摩擦部分を解消する処理として現像剤を供給する際の現像剤の供給位置および供給量を決定する、画像形成装置。
  2. 高摩擦部分を解消するための処理は、現像剤の供給であって、
    前記制御部は、前記差分値に基づいて現像剤の供給量を変える、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 高摩擦部分を解消するための処理は、現像剤の供給であって、
    前記制御部は、前記差分値に基づき、現像剤の供給頻度および供給位置を変える、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 高摩擦部分を解消するための処理は、滑剤の供給量を前記像担持体の回転軸方向において変更することであって、
    前記制御部は、前記差分値に基づき、前記像担持体の回転軸方向における滑剤の供給量を異なるようにする、請求項1~のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記差分値が所定値以上の場合に、高摩擦部分を解消するための処理を実行させる請求項1~のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、高摩擦部分を解消するための処理を印刷ジョブ外で実行させる、請求項1~のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、印刷動作開始前に、前記像担持体を逆転させて、前記変位量測定部による前記支持部材の基準点を得る、請求項1~のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  8. 前記クリーニングブレードの先端は、前記像担持体の回転方向に対して逆方向に向いており、当該先端のエッジが前記像担持体に当接している、請求項1~のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  9. 前記クリーニングブレードは、バネ荷重方式で前記像担持体へ当接させる、請求項1~のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  10. 前記変位量測定部は、前記支持部材の前記像担持体の回転軸方向における両端部にそれぞれ設置される、請求項1~のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  11. 回転する像担持体に当接されるクリーニングブレードを支持する支持部材の変位量を、前記像担持体の回転軸方向における異なる2箇所において、静止状態からの変位量として測定し、前記2箇所における変位量の差分値に基づいて、高摩擦部分を判定し、判定した高摩擦部分を解消するための処理を実行し、
    前記差分値により高摩擦部分を解消するための処理を実行すると判断した場合、
    高摩擦部分を解消するための処理を実行する前の回転軸方向における各位置における画像に基づき、高摩擦部分を解消する処理として現像剤を供給する際の現像剤の供給位置および供給量を決定する、画像形成方法。
  12. 高摩擦部分を解消するための処理は、前記差分値に基づいて現像剤の供給量を変える処理である、請求項11に記載の画像形成方法。
  13. 高摩擦部分を解消するための処理は、前記差分値に基づき、現像剤の供給頻度および供給位置を変える処理である、請求項11または12に記載の画像形成方法。
  14. 高摩擦部分を解消するための処理は、前記差分値に基づき、前記像担持体の回転軸方向における滑剤の供給量を異なるようにする、請求項1113のいずれか1つに記載の画像形成方法。
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