JP2008023960A - 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】オブジェクト指向のプリンタ言語で入力される印刷データについて、パターン等とビットマップの干渉により生ずるモアレを確実に防止する。
【解決手段】
画像形成装置において、印刷データに含まれる描画コマンドを解析して、上書きパターンによる塗りつぶし指定あるいはパターンマスクによる塗りつぶし指定を均一濃度の多値データによる塗りつぶし指定に変更する解析部と、この変更後のコマンド指定により、多値データを生成する多値データ処理部と、この多値データからスクリーンパターンによる擬似中間調再現されたビットマップデータを生成するスクリーン処理部と、このビットマップデータ処理部により生成されたビットマップデータに基づいて記録媒体上に画像を形成させる画像形成制御部と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成方法及びプログラムに関し、特に、ビットマップ同士の干渉によるモアレの発生を防止する画像形成装置、画像形成方法及びプログラムに関する。
複写機、プリンタ、FAXあるいはこれらの機能を併せもつMFP(Multi Function Peripheral)等の画像形成装置は、ビットマップにより印刷を行うことが知られている。ビットマップにより塗りつぶしを印刷する際には、パターンにより塗りつぶし部分を表現する場合がある。パターンとは、例えば、市松模様等の微小な格子模様で塗りつぶし部分を表現する方法である。このパターンもビットマップにより表されるものであるが、これらパターン等とディザ処理された下地(記録紙上で先に印刷されたビットマップ)等とが干渉することでモアレが生ずるという問題が従来からあった。
特許文献1には、階調が異なるビットマップ同士が干渉して発生するモアレを防止する画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、画像をスキャナ等で読み取り、画素として表すデータ(例えば、ラスタ言語形式で生成された画像データ)を生成してビットマップデータを生成する。その後、画像形成装置は、このビットマップデータについて、階調の異なる第1の画素と第2の画素を含む所定のパターンを検出し、検出されたパターンに含まれる全ての画素を、第1及び第2の階調に基づいて第3の階調を持つ画素からなるパターンに変換して印刷処理を行うようになっている。即ち階調の異なる複数のパターンによって表現される部分について、画像処理により1つのパターンで表現することでモアレの発生を防止している。
特開2002−330289号公報
しかしながら、特許文献1に開示される画像形成装置は、スキャナ等から入力される画像データをビットマップベースで処理する構成となっている。即ちよりビットマップに近いラスタ言語で記述されたビットマップ状のデータに基づいて画像処理を行う構成であるため以下の問題がある。
特許文献1に記載の画像形成装置は、パターン等の検出を行う処理において、ビットマップデータの微小領域についてパターンマッチングを行い、第1及び第2の階調を含むパターンを特定する。従ってパターンマッチングの誤差が生じ、パターンが画像上で占める領域を正確に検出できないという虞がある。
更に、このような誤差に起因して、パターンマッチングにより特定されたパターンに含まれる第1及び第2の画素の階調を正確に特定する際にも誤差が生ずる虞がある。従って、これら第1及び第2の画素の階調に基づいて生成される第3の画素の階調も正確さを欠き、記録紙上で本来有るべき階調を再現できなくなる虞もある。
また、パターンには、上書きパターンとマスクパターンがある。上書きパターンとは、例えば、白と黒から構成される市松模様のような格子模様のパターンの場合、市松模様を下地に対して単に上書きする塗りつぶし方法である。
これに対し、マスクパターンとは、例えば、市松模様の黒部分は下地に対して上書きを行うが、白部分は白とするのではなく空白とし、下地の表示を優先する塗りつぶし方法である。下地に対して(黒の)半透明のマスクを重畳させたような表現を可能とする。
特に、マスクパターンでは、パターンマスクの空白部分に表現される下地のビットマップと黒のパターン部分とでモアレが発生するという問題がある。特許文献1に記載の画像形成装置は、より微小な格子模様で塗りつぶし処理を行うことでモアレを防止するが、この場合であっても、パターンマスクのように空白部分を下地優先に表現すれば、モアレが発生する虞が十分ある。
更に、特許文献1に開示された画像形成装置は、例えばPDL(Page Description Language)言語のように、オブジェクト指向のプリンタ言語で入力される印刷データに対して何ら機能するものではない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、オブジェクト指向のプリンタ言語で入力される印刷データについて、パターン等とビットマップの干渉により生ずるモアレを確実に防止することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、画像形成装置において、
印刷データに含まれる描画コマンドによってパターンによる塗りつぶしが指定されたオブジェクトについて、前記指定に基づいて該オブジェクトを均一濃度で塗りつぶしを行うべく多値データを生成し、該多値データに対してスクリーンパターンによる擬似中間調再現されたビットマップデータを生成する画像処理部と、
前記ビットマップデータに基づいて記録媒体上に画像を形成させる画像形成制御部と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記画像処理部は、前記パターンによる塗りつぶしを指定する描画コマンドが上書きパターンによる塗りつぶしを指定する場合、該上書きパターンによる塗りつぶしの指定を均一濃度の多値データによる塗りつぶしを指定する描画コマンドに変更する解析部と、
前記均一濃度の多値データによる塗りつぶしの指定に基づいて前記多値データを生成する多値データ処理部と、
前記多値データ処理部が生成した多値データから前記スクリーンパターンで擬似中間調再現されたビットマップデータを生成するスクリーン処理部と、を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記均一濃度は、前記上書きパターンの中間階調であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、
前記中間階調は、前記上書きパターンに含まれる画素の平均階調であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記画像処理部は、前記パターンによる塗りつぶしを指定する描画コマンドがパターンマスクによる塗りつぶしを指定する場合、該パターンマスクによる塗りつぶしの指定を均一濃度の多値データによる塗りつぶしを指定する描画コマンドに変更する解析部と、
前記均一濃度の多値データによる塗りつぶしの指定に基づいて前記多値データを生成する多値データ処理部と、
前記多値データ処理部が生成した多値データから前記スクリーンパターンで擬似中間調再現されたビットマップデータを生成するスクリーン処理部と、を有することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の画像形成装置において、
前記均一濃度は、前記パターンマスクの透過度に基づいて規定されることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像形成装置において、
前記透過度は、前記パターンマスクでONである画素の数に基づいて規定されることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、画像形成方法において、
印刷データに含まれる描画コマンドによってパターンによる塗りつぶしが指定されたオブジェクトについて、前記指定に基づいて該オブジェクトを均一濃度で塗りつぶしを行うべく多値データを生成し、該多値データに対してスクリーンパターンで擬似中間調再現されたビットマップデータを生成する画像処理ステップと、
前記ビットマップデータに基づいて記録媒体上に画像を形成させる画像形成制御ステップと、を含むことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の画像形成方法において、
前記画像処理ステップで、
前記パターンによる塗りつぶしを指定する描画コマンドが上書きパターンによる塗りつぶしを指定する場合、該上書きパターンによる塗りつぶしの指定を均一濃度の多値データによる塗りつぶしを指定する描画コマンドに変更する解析ステップと、
前記均一濃度の多値データによる塗りつぶしの指定に基づいて前記多値データを生成する多値データ処理ステップと、
前記多値データ処理部が生成した多値データから前記スクリーンパターンで擬似中間調再現されたビットマップデータを生成するスクリーン処理部と、を含むことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項8又は9に記載の画像形成方法において、
前記均一濃度は、前記上書きパターンの中間階調であることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の画像形成方法において、
前記中間階調は、前記上書きパターンに含まれる画素の平均階調であることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項8に記載の画像形成方法において、
前記画像処理ステップで、
前記パターンによる塗りつぶしを指定する描画コマンドがパターンマスクによる塗りつぶしを指定する場合、該パターンマスクによる塗りつぶしの指定を均一濃度の多値データによる塗りつぶしを指定する描画コマンドに変更する解析ステップと、
前記均一濃度の多値データによる塗りつぶしの指定に基づいて前記多値データを生成する多値データ処理ステップと、
前記多値データ処理ステップで生成した多値データから前記スクリーンパターンで擬似中間調再現されたビットマップデータを生成するスクリーン処理ステップと、を含むことを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の画像形成方法において、
前記均一濃度は、前記パターンマスクの透過度に基づいて規定されることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の画像形成方法において、
前記透過度は、前記パターンマスクでONである画素の数に基づいて規定されることを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、プログラムにおいて、
画像形成装置を制御するコンピュータに、
印刷データに含まれる描画コマンドによってパターンによる塗りつぶしが指定されたオブジェクトについて、前記指定に基づいて該オブジェクトを均一濃度で塗りつぶしを行うべく多値データを生成し、該多値データに対してスクリーンパターンによる擬似中間調再現されたビットマップデータを生成する画像処理機能と、
前記ビットマップデータに基づいて記録媒体上に画像を形成させる画像形成制御機能と、を実現させることを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載のプログラムにおいて、
前記画像処理機能で、
前記パターンによる塗りつぶしを指定する描画コマンドが上書きパターンによる塗りつぶしを指定する場合、該上書きパターンによる塗りつぶしの指定を均一濃度の多値データによる塗りつぶしを指定する描画コマンドに変更する解析機能と、
前記均一濃度の多値データによる塗りつぶしの指定に基づいて前記多値データを生成する多値データ処理機能と、
前記多値データ処理機能で生成した多値データから前記スクリーンパターンで擬似中間調再現されたビットマップデータを生成するスクリーン処理機能と、を実現させることを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、請求項16に記載のプログラムにおいて、
前記均一濃度は、前記上書きパターンの中間階調であることを特徴とする。
請求項18に記載の発明は、請求項17に記載のプログラムにおいて、
前記中間階調は、前記上書きパターンに含まれる画素の平均階調であることを特徴とする。
請求項19に記載の発明は、請求項15に記載のプログラムにおいて、
前記画像処理機能で、
前記パターンによる塗りつぶしを指定する描画コマンドがパターンマスクによる塗りつぶしを指定する場合、該パターンマスクによる塗りつぶしの指定を均一濃度の多値データによる塗りつぶしを指定する描画コマンドに変更する解析機能と、
前記均一濃度の多値データによる塗りつぶしの指定に基づいて前記多値データを生成する多値データ処理機能と、
前記多値データ処理機能で生成した多値データから前記スクリーンパターンで擬似中間調再現されたビットマップデータを生成するスクリーン処理機能と、
を実現することを特徴とする。
請求項20に記載の発明は、請求項19に記載のプログラムにおいて、
前記均一濃度は、前記パターンマスクの透過度に基づいて規定されることを特徴とする。
請求項21に記載の発明は、請求項20に記載のプログラムにおいて、
前記透過度は、前記パターンマスクでONである画素の数に基づいて規定されることを特徴とする。
請求項1、8及び15に記載の発明によれば、画像形成装置は、印刷データの描画コマンドを解析してパターンによる塗りつぶしを均一濃度の多値データによる塗りつぶしに変更することができ、この多値データに対してスクリーンパターンによる擬似中間調再現されたビットマップデータを生成することができる。従って、記録媒体上に形成された画像で、パターン等とビットマップの干渉により生ずるモアレを確実に防止することができる。
特に、画像形成装置は、パターンによる塗りつぶしを指定する描画コマンドを、均一濃度の塗りつぶしを指定する描画コマンドに変更するようになっている。このため、画像上で塗りつぶし処理を施す領域や塗りつぶしの濃度について精度の良いビットマップデータを生成することができるという効果がある。
請求項2、9及び16に記載の発明によれば、画像形成装置は、描画コマンドを解析し、上書きパターンによる塗りつぶし指定である場合、この上書きパターンによる塗りつぶし指定を均一濃度の多値データによる塗りつぶし指定に変更し、この変更された塗りつぶし指定に基づいて多値データ処理部及びスクリーン処理部がスクリーンパターンで擬似中間調再現されたビットマップデータを生成するため、パターン等とビットマップの干渉により生ずるモアレを確実に防止することができる。
特に、描画コマンド自体を変更するため、画像上で塗りつぶし処理を施す領域や塗りつぶしを行う濃度を精度よく変更することができる。
請求項3、10及び17に記載の発明によれば、塗りつぶしを行うビットマップデータの濃度を上書きパターンの中間階調とすることで、パターンにより表現される階調とスクリーンパターンで擬似中間調再現されたビットマップデータにより表現される階調が視覚上同一となる。従って、階調は視覚的に変化することなく、パターン等とビットマップの干渉により生ずるモアレを確実に防止することができる。
請求項4、11及び18に記載の発明によれば、塗りつぶしを行うビットマップデータの濃度を上書きパターンの平均階調とすることで、上書きパターンにより表現される階調とスクリーンパターンで擬似中間調再現されたビットマップデータにより表現される階調が視覚上同一となる。従って、階調は視覚的に変化することなく、モアレを確実に防止することができる。
請求項5、12及び19に記載の発明によれば、画像形成装置は、描画コマンドを解析してパターンマスクによる塗りつぶし指定である場合、このパターンマスクによる塗りつぶし指定をビットマップデータによる塗りつぶしの指定に変更するため、パターンマスクとビットマップの干渉により生ずるモアレを確実に防止することができる。
特に、描画コマンド自体を変更するため、画像上で塗りつぶし処理を施す領域や塗りつぶしを行う濃度を精度よく変更することができる。
請求項6、13及び20に記載の発明によれば、多値データの濃度をパターンマスクの透過度とすることで、パターンマスクにより表現される階調とスクリーンパターンで擬似中間調再現されたビットマップデータにより表現される階調とが視覚上同一となる。従って、階調は視覚的に変化することなく、モアレを確実に防止することができる。
請求項7、14及び21に記載の発明によれば、パターンマスクでONである画素の数に基づいて透過度が規定されるため、パターンマスクにより表現される階調とスクリーンパターンで擬似中間調再現されたビットマップデータにより表現される階調とが視覚上同一となる。従って、階調は視覚的に変化することなく、モアレを確実に防止することができる。
次に、図を用いて本発明を適用した多機能型画像形成装置であるMFP1について説明する。先ず、MFP1の概要構成について図2に示すブロック図を用いて説明する。
MFP1は、制御部10、ROM(Read Only Memory)20、RAM(Random Access Memory)30、記録部40、操作部50、表示部55、スキャナ部70、画像形成部80、FNS(フィニッシャー)85及び外部入出力I/F(インターフェース)90から構成され、これらがバス9により電機・電子的に接続されている。MFP1は、外部端末であるPC2から入力されるPDL言語形式で生成された描画データあるいは入力された画像データに対してMFP1の機能によりPDL言語形式に変換した描画データに基づいて、記録紙上に画像形成を行うプリンタ機能を有する。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)から構成される。ROM(Read Only Memory)20、や記録部40に記憶されているオペレーションプログラムやアプリケーションプログラムを読み出し、ワークエリアとしてのRAM(Random Access Memory)30に展開して当該プログラムの指示に従いMFP1の全体制御を行う。
本実施の形態では、MFP1の制御部10を1つのCPUにより処理する構成例を示すが、制御部10、記録部40、操作部50、スキャナ部70及び画像形成部80といった機能部毎に専用のCPUを設ける構成とすることも当然にできる。
ROM20は、不揮発性の半導体メモリから構成される。ROM20には、MFP1のオペレーションプログラムや各種アプリケーションプログラムが格納される。RAM30は、揮発又は不揮発の半導体メモリから構成され、ワークエリアとして機能する。
記録部40は、例えば、ハードディスクから構成される。オペレーションプログラムや各種のアプリケーションプログラム及びジョブデータ等の各種データを所定のアドレスと対応付けて記憶する。
操作部50は、赤外線式や静電式のタッチパネル及びハードキーから構成される。タッチパネルは、LCD(Liquid Crystal Display)等から構成される表示部55に重畳して設けられる。表示部55には、MFP1の各種操作画面や各種操作案内が表示される。
画像形成部80は、電子写真プロセス等により各種の画像形成を行う公知の画像形成機構から構成されるものである。画像形成部80は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びK(ブラック)毎にプリンタユニット(不図示)が設けられ、制御部10から入力されるラスタライズされた画像データに従いレーザユニット(不図示)からレーザを照射することで静電ドラム上に静電潜像を形成する。各プリンタユニットは、静電潜像にカラートナー(不図示)を付着させトナー画像の現像を行う。その後、各プリンタユニットは、搬送された記録紙にトナー画像を転写することでカラーの画像形成を行うようになっている。
FNS85は、画像形成が行われた記録紙の後処理を行う後処理装置である。画像形成が行われた記録紙に対して、ステープル処理、ソート処理、パンチ穴空け処理、2つ折りや3つ折り処理等の各種後処理を行う。
外部入出力I/F90は、NIC(Network Interface Card)等のインターフェース装置から構成される。外部入出力I/F90は、例えば、LAN(Local Area Network)、MAN(Metropolitan Area Network)、WAN(Wide Area Network)あるいはインターネットを介してPC2とデータ通信可能に接続される。外部入出力I/F90は、PC2から入力された描画データを所定のデータ形式に変更して制御部10に入力する。
次に、MFP1の画像形成処理の構成について、図3に示す模式図及び図4から図9に示すフロー図を用いて説明する。図3に示したデータ受信部110、言語解析部111、ラスタライズ部112、スクリーン処理部113及び画像形成制御部105は、プログラムの指示に従って機能する制御部10の各機能部を示す。スプールバッファ115及びディスプレイリスト・バンド共有保存領域116は、RAM30に設けられた一時記憶領域である。PDLデータ101は、ページ記述言語で記述された描画データである。PDLデータ101は、PC2からPDL形式で入力される構成でも、MFP1内部のプリントコントローラ(不図示)でPDL形式に変換する構成でもよい。本実施の形態では、PC2から入力された画像データをプリントコントローラ(不図示)でPDL形式の描画データを生成するものとして説明する。また、スプールデータ120、ディスプレイリスト121、多値ビットマップデータ122及び2値ビットマップデータ123といった各種データは、上述した制御部10の各機能部によってPDLデータ101から生成されたデータである。
図4は、制御部10の各機能部における処理動作の概要を示したフロー図である。以下に、各機能部及びその処理について詳細に説明する。
[データ受信部(ステップS101)]
データ受信部110は、プリンタコントローラ(不図示)から入力されたPDLデータ101を受信し、スプールデータ120として、スプールバッファ115に一時記憶する機能部である。
[言語解析部/言語解析処理(ステップS102)]
言語解析部111は、スプールバッファ115に一時記憶されたスプールデータ120を読み込んで言語解析処理を行い、中間言語であるディスプレイリスト121を作成する機能部である。ディスプレイリスト121は、PDLデータ101から変換された描画データが、イメージデータ、文字のビットマップデータ、グラフィック要素等として格納されるデータである。図5に示すフロー図を用いて言語解析部111の処理動作について詳細に説明する。
先ず、ステップS201で、言語解析部111は、解析結果として作成するディスプレイリスト121を一時記憶するディスプレイリストブロック(サイズ固定のメモリ領域)を、ディスプレイリスト・バンド共有保存領域116から獲得する。ステップS202で、言語解析部111は、ディスプレイリストブロックを獲得したか否かを判断し、獲得した場合にステップS203の処理に進む(ステップS202:YES)。言語解析部111は、ディスプレイリストブロックを獲得できない場合は、ステップS205の処理に進み、ディスプレイリストブロックのサイズ分に相当するメモリが開放されるまで待機する(ステップS202:NO)。ステップS206で、言語解析部111は、ディスプレイリストブロックのサイズ分に相当するメモリが開放されると、ステップS201の処理に戻り(ステップS206:YES)、再度ディスプレイリストブロックの獲得処理を実行する。
ステップS203で、言語解析部111は、「画像処理(PDL解析)」を実行してディスプレイリスト121を作成し、ディスプレイリストブロックに格納する。ステップS204で、言語解析部111は、1ページ分の解析が終了したか否かを判断し、終了した場合は本フローを抜け(ステップS204:YES)、終了しない場合はステップS201の処理に戻る(ステップS204:NO)。即ちステップS201で獲得したディスプレイリストブロックに空きが無くなれば、新たなディスプレイリストブロックを獲得して「画像処理(PDL解析)」を実行する。
なお、ステップS203の「画像処理(PDL解析)」の具体的な説明は後述する。
[ラスタライズ部/ラスタライズ処理(ステップS103)]
ラスタライズ部112は、ディスプレイリストデータにラスタライズ処理を施し、バンド単位の多値ビットマップデータを生成する機能部である。図6に示すフロー図を用いてラスタライズ部112の処理動作について詳細に説明する。
ステップS301で、ラスタライズ部112は、言語解析部111が1ページ分のディスプレイリスト121を生成した時点でディスプレイリスト・バンド共有保存領域116からディスプレイリスト121を読込み、多値(8bit/pixel)ビットマップデータ122を生成する。より詳細には、ラスタライズ部112は、1ページ分のディスプレイリスト121を等分割し、バンド単位でバンドビットマップデータを生成する。
ステップS302で、ラスタライズ部112は、1ページ分の多値ビットマップデータ122の生成が終了したか否かを判断し、終了していない場合はステップS301に戻り(ステップS302:NO)、1ページ分の多値ビットマップデータ122の生成が終了した場合はステップS303の処理に進む(ステップS302:YES)。
ステップS303で、ラスタライズ部112は、多値ビットマップデータ122が生成された1ページ分のディスプレイリストをディスプレイリスト・バンド共有保存領域116から消去する。
[スクリーン処理部/スクリーン処理(ステップS104)]
スクリーン処理部113は、ラスタライズ部112が生成した各色8bit/pixelの多値ビットマップデータ122を画素毎にディザ閾値テーブル(不図示)と比較して1bit/pixelの2値ビットマップデータ123を生成する機能部である。この2値ビットマップデータ123は、いわゆる『ベタ塗り』といったビット間隔が最も狭い(あるいはビット間隔が無い)塗りつぶしを表現するデータある。図7に示すフロー図を用いて、スクリーン処理部113の処理動作について説明する。
ステップS401で、スクリーン処理部113は、ラスタライズ部112が生成した各色8bit/pixelの多値ビットマップデータ122をディスプレイリスト・バンド共有保存領域116から読み込む。
ステップS402で、スクリーン処理部113は、多値ビットマップデータ122を画素毎にディザ閾値テーブル(不図示)と比較し、画素値がディザ閾値より小さいか否かを判断する。画素値がディザ閾値より小さい場合、スクリーン処理部113はステップS404の処理に進み(ステップS403:YES)、画素値がディザ閾値より小さくない場合、ステップS405の処理に進む(ステップS403:NO)。
ステップS404で、スクリーン処理部113は、当該画素値がディザ閾値より小さい画素をONにする。逆に、ステップS405で、スクリーン処理部113は、当該画素値がディザ閾値より小さくない画素をOFFにする。即ちステップS403、S404及びS405の処理で、8bit/pixelの多値ビットマップデータ122から1bit/pixelの2値ビットマップデータ123を生成する処理を行う。
ステップS406で、スクリーン処理部113は、全ての画素について処理を行ったか否かを判断し、処理したと判断する場合ステップS407の処理に進み(ステップS406:YES)、未だ処理を行っていないと判断する場合、ステップS403に戻り、全ての画素について処理を行うまで処理を継続する。
ステップS407で、スクリーン処理部113は、2値ビットマップデータ123をディスプレイリスト・バンド共有保存領域116に一時記憶する。
[画像形成制御部(ステップS105)]
画像形成制御部105は、スクリーン処理部113で生成された2値ビットマップデータ123をディスプレイリスト・バンド共有保存領域116から読み込み、画像形成部80にビデオ転送を行う機能部である。図8のフロー図を用いて、画像形成制御部105の処理動作を説明する。
ステップS501で、画像形成制御部105は、ディスプレイリスト・バンド共有保存領域116から1bit/pixelの2値ビットマップデータ123を読込み、画像形成部80に転送する。画像形成制御部105は、1ページ分の2値ビットマップデータ123が終了するまで、この処理を繰り返す。
ステップS502で、画像形成部80は、1ページ分の2値ビットマップデータ123に基づいて記録紙上に画像形成を行い、画像形成制御部105は1ページ分の画像形成処理が終了したか否かを判断する。画像形成制御部105は、全ての画像形成処理が終了したと判断する場合ステップS503の処理に進み(ステップS502:YES)、未だ画像形成処理が終了しないと判断する場合、ステップS501の処理に戻る。
ステップS503で、画像形成制御部105は、1ページ分の画像形成処理が終了すると、当該1ページ分の2値ビットマップデータ123をディスプレイリスト・バンド共有保存領域116から消去する(ビットマップ開放)。
画像形成装置1は、以上の画像形成処理により記録紙上に画像形成を行うようになっている。
次に、画像形成装置1の最も特徴的な部分である、「画像処理(PDL解析)」(図5のステップS203参照)について説明する。
[画像処理の概要]
画像形成装置1の画像処理は、主に上述した言語解析部111により実行される。ビットマップデータにより画像形成を行う画像形成装置では、PDLデータ101中の塗りつぶし部分は、例えば、市松模様等のパターンデータを用いて表現される。従って、ディザ処理を受けたドットとのパターン周期の関係でモアレ(干渉縞)が発生する。そこで、画像形成装置1は、モアレの発生を防止するために、PDLデータ101で、「上書きパターン」や「パターンマスク」による塗りつぶし指定の描画コマンドが記述されている場合、これらのパターンデータで表現するのではなく、階調等を変化させた均一濃度の塗りつぶし指定に描画コマンドを置き換えるようになっている。即ちパターンデータを2値ビットマップによる塗りつぶしデータに変更することで、モアレの原因となるパターンとディザ処理を受けたドットとの干渉自体を無くすようになっている。
[上書きパターンとパターンマスクについて]
以下に「画像処理」の具体的処理について説明を行う前に、本実施の形態で適用するパターンデータである「上書きパターン」の処理と「パターンマスク」の処理について説明する。図13(a)は、「上書きパターン」の一例を示し、図13(b)は、「パターンマスク」の一例を示した模式図である。なお、「上書きパターン」の処理と「パターンマスク」の処理でも、適用するパターンは市松模様のパターン(以下、「タイルパターン」という。)を適用するものとする。
図13(a)において、上書きパターン300は、濃度の濃い階調(低階調)のビットマップから構成される低階調領域300aと濃度の薄い階調(高階調)のビットマップから構成される高諧調領域300bにより表現される。下地ビットマップ301は、上書きパターン300よりも先に記録媒体上に印刷されるビットマップ画像である。
上書きパターン300は、低階調領域300aも高諧調領域300bも下地301に影響されることなく印刷される。即ち上書きパターン300は、下地ビットマップ301に対して上書き処理がなされる。
図13(b)において、パターンマスク310は、低諧調領域310aと、下地優先領域310bとから表現される。パターンマスク310を下地ビットマップ301に重ねる場合、低諧調領域310aはそのまま表現されるが、下地優先領域310bでは、下地ビットマップ301が表現されるようになっている。
[画像処理の詳細]
次に、図1を用いて「画像処理」の処理手順を詳細に説明する。また、以下の処理では上述の「上書きパターン」と「パターンマスク」の例を用いて説明するものとする。また、図9から図12に示す模式図は、「上書きパターン」と「パターンマスク」の処理において、従来の例と本実施の形態における例とを示す。
なお、以下の処理は、プログラムの指示に従い主に制御部10の言語解析部111によって実行される。
ステップS501で、言語解析部111は、スプールバッファ115に一時記録されたスプールデータ120(PDLデータ)から描画コマンドを読み込む。
ステップS502で、言語解析部111は、読み込んだ描画コマンドを解析し、パターンによる塗りつぶし指定であるか否かを判断する。言語解析部111は、パターンによる塗りつぶし指定ではないと判断する場合、ステップS508に進む(ステップS502:NO)。パターンによる塗りつぶし指定であると判断する場合、ステップS503の処理に進む(ステップS502:YES)。
ステップS503で、言語解析部111は、更に、当該パターンによる塗りつぶし指定が「パターンマスク」によるものであるか否かを判断して「パターンマスク」によるものであると判断する場合、ステップS504の処理に進み(ステップS503:YES)、「パターンマスク」によるものでない(即ち「上書きパターン」)と判断する場合、ステップS506の処理に進む(ステップS503:NO)。以下、ステップS504及びS505は、塗りつぶし指定が「パターンマスク」によるものである場合の処理を示し、ステップS506及びS507は、塗りつぶし指定が「上書きパターン」によるものである場合の処理を示している。
先ず、塗りつぶし指定が「パターンマスク」によるものである場合の処理について説明する。
図9(a)は、PDLデータ101に含まれる描画コマンド200を示したものであり「指定パターンマスクを指定領域に描画する」旨の(属性)情報が記述されている。また、201Aは、ディスプレイリスト・バンド共有保存領域116に記述される描画コマンドを示す。
描画コマンド201Aは、「パターンマスク」により塗りつぶしを行う旨の(属性)情報として「パターンマスク」が記述され、塗りつぶしを施す領域が「領域パス:xxxxxx」として記述されている。なお、指定パターンマスクの色値130(R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー))は、図9(b)に示すように(R、G、B)=(40、0、255)であるものとする。
更に、操作(メソッド)として「貼り付け」が記述されている。図9(b)は、これらの情報が実行されることによりビットマップとして展開されたビットマップパターンマスク202を示したものである。図9(c)は、記録紙上に、先に、画像形成された下地ビットマップ203にビットマップパターンマスク202でパターンマスク処理を行った様を示した模式図である。
ステップS504で、言語解析部111は、下記[数式1]に示す演算を行い、パターンマスクの単位面積(M×N)あたりでONとなっている画素の割合を求め、これを透過度αとして算出する。
Figure 2008023960
即ち単位面積(M×N)に占めるONの画素の数の割合を求めることで、「パターンマスク」によって表現される色値を規定することができる。例えば、透過度α=50%であれば、図10(a)に示すように、色値130は、(R、G、B)=(20、0、128)となる。
ステップS505で、言語解析部111は、描画コマンド201Bのパターンマスク指定されている部分のデータを、透過度αに基づいて算出された色値の塗りつぶし処理に置き換える(変更する)処理を行う。
その後、ステップS508で、ディスプレイリスト121に記録する情報(「色値=(20、0、128)」、「パターンマスク」、「Path(範囲)」、「Fill」、「透過度=50%」等)をディスプレイリスト121に記述し(図10(a)参照)、ディスプレイリスト・バンド共有保存領域116に一時記録する(図3ディスプレイリスト121参照)。
図10(b)は、色値130=(40、0、255)で2値ビットマップ塗りつぶしに指定された場合のビットマップパターンマスク205を模式的に示したものである。図10(c)は、このビットマップパターンマスク205を、下地ビットマップ203にマスクした様を模式的に示したものである。パターンマスク205と下地ビットマップ203とが重なるマスク領域206は、色値が(20、0、128)の2値ビットマップで塗りつぶしされるようになる。
次に、塗りつぶし指定が「上書きパターン」によるものである場合の処理について説明する。
図11は、従来の「上書きパターン」の塗りつぶし処理について示す。図11(a)は、PDLデータ101に含まれる描画コマンド150を示したものであり「指定上書きパターンを指定領域に描画する(貼る)」旨の情報が記述されている。また、151Aは、ディスプレイリスト・バンド共有保存領域116に記述される描画コマンドを示す。
描画コマンド151Aは、「上書きパターン」により塗りつぶしを行う旨の(属性)情報として「パターン」が記述され、塗りつぶしを施す領域が「領域パス:xxxxxx」として記述されている。なお、指定上書きパターンの色値130は、図11(a)に示すように(40、0、255)であるものとする。
更に、操作(メソッド)として「貼り付け」が記述されている。図11(b)は、これらの情報が実行されることによりビットマップとして展開されたビットマップパターンマスク202を示したものである。図11(c)は、記録紙上に、先に、画像形成された下地ビットマップ153にビットマップ上書きパターン152でパターンによる塗りつぶし処理を行った様を示した模式図である。
ステップS506で、言語解析部111は、下記[数式2]に示す演算によりパターンの平均色値を求める。
Figure 2008023960
即ちONとOFFとの画素数をカウントすることで単位面積当たりのON画素の割合を求め、上書きパターンによって表現される色値を規定することができる。この値を色値:(R、G、B)=(40、0、255)と乗じることで得た値を平均色値とする。
ステップS507で、言語解析部111は、描画コマンドの上書きパターン指定がなされている部分のデータを、平均色値での塗りつぶし処理に置き換える処理を行う。
その後、ステップS508で、ディスプレイリスト121に記録する情報(例えば、「色値=(20、0、128)」、「パターンなし」、「Path(範囲)」、「Fill」)等)をディスプレイリスト121に記述し(図12(b)参照、ディスプレイリスト・バンド共有保存領域116に一時記録する(図3ディスプレイリスト121参照)。
図12(b)は、色値130=(20、0、128)におけるビットマップパターン155を模式的に示したものである。図12(c)は、このビットマップパターン155を、下地ビットマップ153で塗りつぶした様を模式的に示したものである。
以上のように、本発明を適用した画像形成装置1によれば、ディザとの関係により生ずるモアレの発生を防止することができる。即ち、塗りつぶし領域の画像形成に際して、パターン処理やパターンマスク処理を行っていたが、これらの処理を均一濃度パターンによる塗りつぶし処理へと置換(変更)することで「上書きパターン」や「パターンマスク」とスクリーンパターンとの干渉によるモアレの発生を防止することができる。
特に、「上書きパターン」処理や「パターンマスク」処理から多値ビットマップによる塗りつぶし処理に置換(変更)するに際して、透過度や平均色値に基づいて多値ビットマップを新たに生成して塗りつぶし処理を実行するため、視覚上の階調を変化させることなくモアレの発生を防止することができる。
更に、MFP1は、描画コマンドによる「上書きパターン」指定や「パターンマスク」指定を多値ビットマップによる塗りつぶし指定に置換(変更)するに際して、入力されたPDLデータ101から直接「上書きパターン」による塗りつぶし指定又は「パターンマスク」による塗りつぶし指定を検出するようになっている。従来例として挙げた特許文献1に記載の画像形成装置は、パターンマッチングによりビットマップデータからパターンを検出するように構成されている。特許文献1に記載の画像形成装置のように、ビットマップを基調としてパターンを抽出すると、パターンによる塗りつぶし領域を完全に抽出することができない。これに対して本実施の形態における画像形成装置1は、PDLデータ101そのものから「上書きパターン」及び「パターンマスク」による塗りつぶしの指定を検出し、この検出した領域に対して多値ビットマップデータによる塗りつぶし指定に置換(変更)を行うため、置換(変更)する領域を特定する精度が飛躍的に向上するという優れた効果がある。
以上、本発明を適用したMFP1について説明したが、本発明は上記種々の例について限定されるものではない。
本発明を実施するための最良の形態におけるMFPの「PDL解析処理」の処理手順を示したフロー図である。 本発明を実施するための最良の形態におけるMFPの「印刷処理」機能構成を示した概要図である。 本発明を実施するための最良の形態におけるMFPの制御部について機能部と各種データの流れを示した模式図である。 本発明を実施するための最良の形態におけるMFPの処理手順の概要について示したフロー図である。 本発明を実施するための最良の形態におけるMFPの「言語解析処理」の処理手順を示したフロー図である。 本発明を実施するための最良の形態におけるMFPの「ラスタライズ処理」の処理手順を示したフロー図である。 本発明を実施するための最良の形態におけるMFPの「スクリーン処理」の処理手順を示したフロー図である。 本発明を実施するための最良の形態におけるMFPの「画像形成処理」の処理手順を示したフロー図である。 図9(a)は、従来の入力された描画コマンド及びディスプレイリストに一時記憶される描画コマンドを示した模式図である。図9(b)は、従来のパターンがビットマップで展開された様を示した模式図である。図9(c)は、従来のビットマップパターンを下地ビットマップに貼り付けた様を示した模式図である。 図10(a)は、本発明を実施するための最良の形態におけるMFPにおいて、入力された描画コマンド及びディスプレイリストに一時記憶される描画コマンドを示した模式図である。図10(b)は、本実施の形態のMFPにおいて、パターンがビットマップで展開された様を示した模式図である。図10(c)は、本実施の形態のMFPにおいて、ビットマップパターンを下地ビットマップに貼り付けた様を示した模式図である。 図11(a)は、従来の入力された描画コマンド及びディスプレイリストに一時記憶される描画コマンドを示した模式図である。図11(b)は、従来のパターンマスクがビットマップで展開された様を示した模式図である。図11(c)は、従来のビットマップパターンマスクを下地ビットマップに貼り付けた様を示した模式図である。 図12(a)は、本発明を実施するための最良の形態におけるMFPにおいて、入力された描画コマンド及びディスプレイリストに一時記憶される描画コマンドを示した模式図である。図12(b)は、本実施の形態のMFPにおいて、パターンマスクがビットマップで展開された様を示した模式図である。図12(c)は、本実施の形態のMFPにおいて、ビットマップパターンマスクを下地ビットマップに貼り付けた様を示した模式図である。 図13(a)は、従来の「上書きパターン」の処理について示した模式図である。図13(b)は、従来の「パターンマスク」の処理について示した模式図である。
符号の説明
1 MFP
2 PC
9 バス
10 制御部
20 ROM
30 RAM
40 記録部
50 操作部
55 表示部
70 スキャナ部
80 画像形成部
90 外部入出力I/F
101 PDLデータ
105 画像形成制御部
110 データ受信部
111 言語解析部
112 ラスタライズ部
113 スクリーン処理部
115 スプールバッファ
116 ディスプレイリスト・バンド共有保存領域
120 スプールデータ
121 ディスプレイリスト
122 多値ビットマップデータ
123 2値ビットマップデータ
130 色値
150、151A、151B、200、201A、201B 描画コマンド
152、155、300 ビットマップ上書きパターン
153、203、301 下地ビットマップ
202、205、310 ビットマップパターンマスク
206 マスク領域

Claims (21)

  1. 印刷データに含まれる描画コマンドによってパターンによる塗りつぶしが指定されたオブジェクトについて、前記指定に基づいて該オブジェクトを均一濃度で塗りつぶしを行う多値データを生成し、該多値データに対してスクリーンパターンによる擬似中間調再現されたビットマップデータを生成する画像処理部と、
    前記ビットマップデータに基づいて記録媒体上に画像を形成させる画像形成制御部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像処理部は、
    前記パターンによる塗りつぶしを指定する描画コマンドが上書きパターンによる塗りつぶしを指定する場合、該上書きパターンによる塗りつぶしの指定を均一濃度の多値データによる塗りつぶしを指定する描画コマンドに変更する解析部と、
    前記均一濃度の多値データによる塗りつぶしの指定に基づいて前記多値データを生成する多値データ処理部と、
    前記多値データ処理部が生成した多値データから前記スクリーンパターンで擬似中間調再現されたビットマップデータを生成するスクリーン処理部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記均一濃度は、前記上書きパターンの中間階調であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記中間階調は、前記上書きパターンに含まれる画素の平均階調であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像処理部は、
    前記パターンによる塗りつぶしを指定する描画コマンドがパターンマスクによる塗りつぶしを指定する場合、該パターンマスクによる塗りつぶしの指定を均一濃度の多値データによる塗りつぶしを指定する描画コマンドに変更する解析部と、
    前記均一濃度の多値データによる塗りつぶしの指定に基づいて前記多値データを生成する多値データ処理部と、
    前記多値データ処理部が生成した多値データから前記スクリーンパターンで擬似中間調再現されたビットマップデータを生成するスクリーン処理部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記均一濃度は、前記パターンマスクの透過度に基づいて規定されることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記透過度は、前記パターンマスクでONである画素の数に基づいて規定されることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 印刷データに含まれる描画コマンドによってパターンによる塗りつぶしが指定されたオブジェクトについて、前記指定に基づいて該オブジェクトを均一濃度で塗りつぶしを行うべく多値データを生成し、該多値データに対してスクリーンパターンによる擬似中間調再現されたビットマップデータを生成する画像処理ステップと、
    前記ビットマップデータに基づいて記録媒体上に画像を形成させる画像形成制御ステップと、
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
  9. 前記画像処理ステップで、
    前記パターンによる塗りつぶしを指定する描画コマンドが上書きパターンによる塗りつぶしを指定する場合、該上書きパターンによる塗りつぶしの指定を均一濃度の多値データによる塗りつぶしを指定する描画コマンドに変更する解析ステップと、
    前記均一濃度の多値データによる塗りつぶしの指定に基づいて前記多値データを生成する多値データ処理ステップと、
    前記多値データ処理ステップで生成した多値データから前記スクリーンパターンで擬似中間調再現されたビットマップデータを生成するスクリーン処理ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項8に記載の画像形成方法。
  10. 前記所定濃度は、前記上書きパターンの中間階調であることを特徴とする請求項8又は9に記載の画像形成方法。
  11. 前記中間階調は、前記上書きパターンに含まれる画素の平均階調であることを特徴とする請求項10に記載の画像形成方法。
  12. 前記画像処理ステップで、
    前記パターンによる塗りつぶしを指定する描画コマンドがパターンマスクによる塗りつぶしを指定する場合、該パターンマスクによる塗りつぶしの指定を均一濃度の多値データによる塗りつぶしを指定する描画コマンドに変更する解析ステップと、
    前記均一濃度の多値データによる塗りつぶしの指定に基づいて前記多値データを生成する多値データ処理ステップと、
    前記多値データ処理ステップで生成した多値データから前記スクリーンパターンで擬似中間調再現されたビットマップデータを生成するスクリーン処理ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項8に記載の画像形成方法。
  13. 前記均一濃度は、前記パターンマスクの透過度に基づいて規定されることを特徴とする請求項12に記載の画像形成方法。
  14. 前記透過度は、前記パターンマスクでONである画素の数に基づいて規定されることを特徴とする請求項13に記載の画像形成方法。
  15. 画像形成装置を制御するコンピュータに、
    印刷データに含まれる描画コマンドによってパターンによる塗りつぶしが指定されたオブジェクトについて、前記指定に基づいて該オブジェクトを均一濃度で塗りつぶしを行うべく多値データを生成し、該多値データに対してスクリーンパターンによる擬似中間調再現されたビットマップデータを生成する画像処理機能と、
    前記ビットマップデータに基づいて記録媒体上に画像を形成させる画像形成制御機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  16. 前記画像処理機能で、
    前記パターンによる塗りつぶしを指定する描画コマンドが上書きパターンによる塗りつぶしを指定する場合、該上書きパターンによる塗りつぶしの指定を均一濃度の多値データによる塗りつぶしを指定する描画コマンドに変更する解析機能と、
    前記均一濃度の多値データによる塗りつぶしの指定に基づいて前記多値データを生成する多値データ処理機能と、
    前記多値データ処理機能で生成した多値データから前記スクリーンパターンで擬似中間調再現されたビットマップデータを生成するスクリーン処理機能と、
    を実現させることを特徴とする請求項15に記載のプログラム。
  17. 前記均一濃度は、前記上書きパターンの中間階調であることを特徴とする請求項15又は16に記載のプログラム。
  18. 前記中間階調は、前記上書きパターンに含まれる画素の平均階調であることを特徴とする請求項17に記載のプログラム。
  19. 前記画像処理機能で、
    前記パターンによる塗りつぶしを指定する描画コマンドがパターンマスクによる塗りつぶしを指定する場合、該パターンマスクによる塗りつぶしの指定を均一濃度の多値データによる塗りつぶしを指定する描画コマンドに変更する解析機能と、
    前記均一濃度の多値データによる塗りつぶしの指定に基づいて前記多値データを生成する多値データ処理機能と、
    前記多値データ処理機能で生成した多値データから前記スクリーンパターンで擬似中間調再現されたビットマップデータを生成するスクリーン処理機能と、
    を実現することを特徴とする請求項15に記載のプログラム。
  20. 前記均一濃度は、前記パターンマスクの透過度に基づいて規定されることを特徴とする請求項19に記載のプログラム。
  21. 前記透過度は、前記パターンマスクでONである画素の数に基づいて規定されることを特徴とする請求項20に記載のプログラム。
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