JP2008021752A - 積層型電子部品及び積層型アレイ電子部品 - Google Patents

積層型電子部品及び積層型アレイ電子部品 Download PDF

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Abstract

【課題】方向認識マークが誤って特定されにくい積層型電子部品及び積層型アレイ電子部品を提供する。
【解決手段】コイル導体及びコンデンサ導体とセラミックシートとを積層して形成される螺旋状コイル及びコンデンサを内蔵する積層体81からなる積層型アレイ電子部品1。外部電極61a〜64bは、積層体81の表面に形成されて螺旋状コイル又はコンデンサと電気的に接続される。方向認識マーク71は、積層体81の上面に形成され、螺旋状コイル又はコンデンサを介して外部電極61a〜64bのいずれかに電気的に接続される。
【選択図】図2

Description

本発明は、積層型電子部品、より特定的には、導電体と絶縁層とを積層して形成される回路素子を内蔵する積層体からなる積層型電子部品及び積層型アレイ電子部品に関する。
従来、金属材からなる方向認識マークを積層体の上面に設けた積層型アレイ電子部品が知られている(特許文献1参照)。方向認識マークは、非対称の構造を有するために実装時に方向性を有する積層型アレイ電子部品の方向を特定するためのものであり、これにより実装ミスや製造ミスを避けることができる。
しかしながら、前記積層型アレイ電子部品では、方向認識マークが積層体の上面に形成されるため、電解めっきにより方向認識マークを形成する際に、方向認識マークが正確な形状に形成されないという問題があった。かかる問題が存在するために、積層型アレイ電子部品の方向の認識ミスが発生していた。以下に、詳しく説明する。
方向認識マークは、Ag,Pd,Cu,Auやこれらの合金でスクリーン印刷等の方法により下地が形成されたのち、電解めっき法によりNiめっき層とSnめっき層とが該下地の上層に形成されることにより作製される。
ここで、前記めっき層は、セラミック積層体と金属球とを、めっき液を入れた容器内に入れ、容器内に設けられた陰極、金属球、及び、金属球と下地との接触部分を介して下地に給電を行うことにより形成される。そのため、電解めっき法では、製品間でばらつきが少なくかつ十分な膜厚を有するめっき層を得るために、金属球と下地とをできるだけ広い面積で接触させる必要がある。
しかしながら、方向認識マークの下地は、セラミック積層体の上面にのみ形成される。そのため、電解めっき法が行われる際に、方向認識マークの下地が金属球に十分な頻度で接触するとは限らない。このように方向認識マークの下地と金属球とが接触していなければ、該下地の上層には十分な膜厚を有するめっき層を形成することができず、該下地が剥き出しになってしまう。
一般的に、積層型アレイ電子部品の方向の認識には、画像認識装置が用いられる。具体的には、画像認識装置は、積層型アレイ電子部品の上面をカメラで撮影し、撮影した画像を2値データに変換することにより方向認識マークの形状を認識して、積層型アレイ電子部品の方向を特定している。そのため、方向認識マークの下地が剥き出しになってしまうと、前記積層型アレイ電子部品の方向の認識を画像認識装置が行う際に、剥き出しになった下地の部分が、方向認識マークの一部ではないと認識されるおそれがある。すなわち、方向認識マークの形状が誤って認識され、積層型アレイ電子部品の方向が誤って特定されてしまうおそれがある。
特開2005−64267号公報
そこで、本発明の目的は、方向認識マークのめっき層を確実に形成でき方向が誤って特定されにくい積層型電子部品及び積層型アレイ電子部品を提供することである。
本発明は、導電体と絶縁層とを積層して形成される回路素子を内蔵する積層体からなる積層型電子部品又は積層型アレイ電子部品において、前記積層体の表面に形成されて前記回路素子と電気的に接続された外部電極と、前記積層体の所定の面に形成され、前記回路素子を介して前記外部電極に電気的に接続された方向認識マークとを備える。これにより、方向認識マークのめっき層の形成時において、該めっき層の形成のための給電が外部電極を介しても行われるようになるので、製品間でのばらつきが少なくかつ十分な膜厚を有するめっき層の形成が可能となり、積層型電子部品又は積層型アレイ電子部品の方向の特定における誤認識の確率が低減される。
本発明に係る積層型電子部品又は積層型アレイ電子部品においては、前記積層体は、複数の面を有しており、前記外部電極は、少なくともその一部が前記所定の面と異なる面に形成されることが好ましい。これにより、金属球を用いた電解めっき法にて方向認識マークのめっき層を形成する際に、方向認識マークが形成された面と外部電極が形成された面との2つの面の近傍に存在する金属球がめっき層の形成に十分に寄与するようになる。
本発明に係る積層型電子部品又は積層型アレイ電子部品においては、前記外部電極は、2つの面が交わって形成される稜線の少なくとも一部を覆うように形成されることが好ましい。また、前記外部電極は、3つの面が交わって形成される角を覆うように形成されることが好ましい。これにより、外部電極は、2つの面又は3つの面にまたがって形成されるようになり、2つの面又は3つの面の近傍に存在する金属球が、方向認識マークのめっき層の形成に十分に寄与し得るようになる。
本発明に係る積層型電子部品又は積層型アレイ電子部品においては、前記所定の面は、前記導電体と前記絶縁層との積層方向に対して垂直な面であることが好ましい。
本発明に係る積層型電子部品又は積層型アレイ電子部品においては、前記回路素子は、コイル及び/又はコンデンサであってもよい。前記方向認識マークは、前記コイル又は前記コンデンサを介して前記外部電極に電気的に接続される。
本発明に係る積層型電子部品又は積層型アレイ電子部品においては、前記方向認識マークは、Agにより形成される層を含んでもよい。
本発明に係る積層型電子部品又は積層型アレイ電子部品においては、方向認識マークのめっき層の形成時において、該めっき層の形成のための給電が外部電極を介しても行われるようになるので、製品間でのばらつきが少なくかつ十分な膜厚を有するめっき層の形成が可能となり、積層型電子部品又は積層型アレイ電子部品の方向の特定における誤認識の確率が低減される。
以下に本発明に係る積層型電子部品及び積層型アレイ電子部品の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る積層型アレイ電子部品1の分解斜視図である。図2は、積層型アレイ電子部品1の外観斜視図である。図3は、積層型アレイ電子部品1の等価回路図である。
本実施形態に係る積層型アレイ電子部品1は、少なくとも1以上の回路素子をそれぞれが含む複数の回路部を備える。具体的には、積層型アレイ電子部品1は、ノイズフィルタとして機能する複数の回路部として、第1のLC部品LC1、第2のLC部品LC2、第3のLC部品LC3及び第4のLC部品LC4を備える。
第1のLC部品LC1は、図1から図3に示すように、回路素子として、螺旋状コイルL1、コンデンサC1及びコンデンサC5を備える。
螺旋状コイル(インダクタ)L1は、コイル導体31a,31b,31c,31d,31e,31f,31gを、ビアホール導体35を介して直列に電気的に接続して構成される。コイル導体31a,31b,31c,31d,31e,31f,31gは、積層型アレイ電子部品1の積層方向の上方から平面視したときに、上下方向に隣接する層のコイル導体31同士が重ならないように、交互にずらされた状態で形成される。これにより、積層体81を作製する際に発生する各部の応力を緩和でき、その結果、隣接する層のコイル導体31間で発生するクラックを抑制できる。
コンデンサC1は、コンデンサ導体41とコンデンサ導体45とがセラミックシート17を介して対向して構成される。コンデンサC5は、コンデンサ導体51とグランド導体59とがセラミックシート13を介して対向して構成されたコンデンサと、コンデンサ導体55とグランド導体60とがセラミックシート15を介して対向して構成されたコンデンサとが並列に接続されて構成される。
第2のLC部品LC2は、図1から図3に示すように、回路素子として、螺旋状コイルL2、コンデンサC2及びコンデンサC6を備える。
螺旋状コイルL2は、コイル導体32a,32b,32c,32d,32e,32f,32gを、ビアホール導体35を介して直列に電気的に接続して構成される。コイル導体32a,32b,32c,32d,32e,32f,32gは、積層型アレイ電子部品1の積層方向の上方から平面視したときに、上下方向に隣接する層のコイル導体32同士が重ならないように、交互にずらされた状態で形成される。
コンデンサC2は、コンデンサ導体42とコンデンサ導体46とがセラミックシート17を介して対向して構成される。コンデンサC6は、コンデンサ導体52とグランド導体59とがセラミックシート13を介して対向して構成されたコンデンサと、コンデンサ導体56とグランド導体60とがセラミックシート15を介して対向して構成されたコンデンサとが並列に接続されて構成される。
第3のLC部品LC3は、図1から図3に示すように、回路素子として、螺旋状コイルL3、コンデンサC3及びコンデンサC7を備える。
螺旋状コイルL3は、コイル導体33a,33b,33c,33d,33e,33f,33gを、ビアホール導体35を介して直列に電気的に接続して構成される。コイル導体33a,33b,33c,33d,33e,33f,33gは、積層型アレイ電子部品1の積層方向の上方から平面視したときに、上下方向に隣接する層のコイル導体33同士が重ならないように、交互にずらされた状態で形成される。
コンデンサC3は、コンデンサ導体43とコンデンサ導体47とがセラミックシート17を介して対向して構成される。コンデンサC7は、コンデンサ導体53とグランド導体59とがセラミックシート13を介して対向して構成されたコンデンサと、コンデンサ導体57とグランド導体60とがセラミックシート15を介して対向して構成されたコンデンサとが並列に接続されて構成される。
第4のLC部品LC4は、図1から図3に示すように、回路素子として、螺旋状コイルL4、コンデンサC4及びコンデンサC8を備える。
螺旋状コイルL4は、コイル導体34a,34b,34c,34d,34e,34f,34gを、ビアホール導体35を介して直列に電気的に接続して構成される。コイル導体34a,34b,34c,34d,34e,34f,34gは、積層型アレイ電子部品1の積層方向の上方から平面視したときに、上下方向に隣接する層のコイル導体34同士が重ならないように、交互にずらされた状態で形成される。
コンデンサC4は、コンデンサ導体44とコンデンサ導体48とがセラミックシート17を介して対向して構成される。コンデンサC8は、コンデンサ導体54とグランド導体59とがセラミックシート13を介して対向して構成されたコンデンサと、コンデンサ導体58とグランド導体60とがセラミックシート15を介して対向して構成されたコンデンサとが並列に接続されて構成される。
そして、互いに隣り合うLC部品LC1とLC4とは、セラミックシート2〜28の積層方向に対して直交する方向に並設される。また、図1において、互いに隣り合うLC部品LC2とLC3とは、セラミックシート2〜28の積層方向に対して直交する方向に並設される。
コイル導体31a及び34aは、セラミックシート26の上面に所定の間隔を有して形成される。同様に、コイル導体31b及び34b、コイル導体31c及び34c、コイル導体31d及び34d、コイル導体31e及び34e、コイル導体31f及び34f、コイル導体31g及び34gはそれぞれ、セラミックシート25,24,23,22,21,20の上面に所定の間隔を有して形成される。コイル導体31a及び34aの引出し部はセラミックシート26の奥側の辺に露出し、コイル導体31g及び34gの引出し部はセラミックシート20の手前側の辺に露出している。
コイル導体32a及び33aは、セラミックシート4の上面に所定の間隔を有して形成される。同様に、コイル導体32b及び33b、コイル導体32c及び33c、コイル導体32d及び33d、コイル導体32e及び33e、コイル導体32f及び33f、コイル導体32g及び33gはそれぞれ、セラミックシート5,6,7,8,9,10の上面に所定の間隔を有して形成される。コイル導体32a及び33aの引出し部はセラミックシート4の奥側の辺に露出し、コイル導体32g及び33gの引出し部はセラミックシート10の手前側の辺に露出している。
方向認識マーク71は、積層型アレイ電子部品1の所定の面において、所定の面の中心点に対して点対象とならない位置及び形状で形成される。前記所定の面は、セラミックシート2〜28の積層方向に対して垂直な面であることが好ましい。かかる面が積層型アレイ電子部品1の方向特定に用いられることが多いからである。そこで、本実施形態では、セラミックシート2の上面において、楕円形状の方向認識マーク71が、セラミックシート2の中心点の左側に配置される。前記中心点とは、長方形状を有するセラミックシート2の対角線の交点である。
そして、方向認識マーク71は、積層型アレイ電子部品1に内蔵される回路素子と電気的に接続される。本実施形態では、方向認識マーク71は、ビアホール導体72を介して螺旋状コイルL2に電気的に接続される。
一方、コンデンサ導体45〜48はそれぞれ、セラミックシート17の上面に、シートの手前側から奥側に向かって延びるように形成される。コンデンサ導体45〜48の引出し部は、セラミックシート17の手前側の辺に露出している。また、コンデンサ導体41〜44はそれぞれ、セラミックシート18の上面において、積層方向の上方向から平面視したときに、コンデンサ導体45〜48に重畳するように、シートの奥側から手前側に向かって延びるように形成される。コンデンサ導体41〜44の引出し部は、セラミックシート18の奥側の辺に露出している。
また、コンデンサ導体51〜54はそれぞれ、セラミックシート13の上面に、シートの手前側から奥側に向かって延びるように形成される。コンデンサ導体51〜54の引出し部は、セラミックシート13の手前側の辺に露出している。広面積のグランド導体59は、セラミックシート14の上面に形成される。グランド導体59の引出し部は、セラミックシート14の左右の辺に露出している。
また、コンデンサ導体55〜58はそれぞれ、セラミックシート15の上面に、シートの手前側から奥側に向かって延びるように形成される。コンデンサ導体55〜58の引出し部は、セラミックシート15の手前側の辺に露出している。広面積のグランド導体60は、セラミックシート16の上面に形成される。グランド導体60の引出し部は、セラミックシート16の左右の辺に露出している。
本実施形態では、コイル部のセラミックシート2〜12及び20〜28として、厚みが25μmの誘電体を用い、コンデンサ部のセラミックシート13〜19として、厚みが12.5μmの誘電体シートを用いた。方向認識マーク71、コイル導体31a〜34g、コンデンサ導体41〜48,51〜58及びグランド導体59,60は、Ag,Pd,Cu,Auやこれらの合金等からなり、スクリーン印刷等の方法により形成される。また、ビアホール導体35,72は、レーザビーム等を用いてビアホールの孔をあけ、該孔にAg,Pd,Cu,Auやこれらの合金等の導電性ペーストを充填することにより形成される。
以上の構成を有するセラミックシート2〜28は、積み重ねられて圧着され、図2に示すような直方体形状を有するセラミックの積層体81とされる。積層体81の上部に位置する層及び下部に位置する層にはコイル部が配設され、上部に位置する層と下部に位置する層とに挟まれる中央部に位置する層にはコンデンサ部が配設されている。積層体81の上面には金属材からなる方向認識マーク71が配設されている。
次に、外部電極61a,62a,63a,64aの下地は、積層体81の表面に、積層体81に内蔵された回路素子と該積層体81の外部に設けられた回路とを電気的に接続するために形成される。具体的には、外部電極61a,62a,63a,64aの下地は、積層体81の奥側の側面に、Ag,Pd,Cu,Auやこれらの合金等により、積層体81の2つの面が交わって形成される稜線の一部を覆うように形成される。
更に、外部電極61b,62b,63b,64bの下地は、積層体81の表面に、積層体81に内蔵された回路素子と該積層体81の外部に設けられた回路とを電気的に接続するために形成される。具体的には、外部電極61b,62b,63b,64bの下地は、積層体81の手前側の側面に、Ag,Pd,Cu,Auやこれらの合金等により、積層体81の2つの面が交わって形成される稜線の一部を覆うように形成される。積層体81の左右の端面には、グランド電極Gの下地がAg,Pd,Cu,Auやこれらの合金等により形成される。
LC部品LC1〜LC4はそれぞれ、外部電極61aの下地と外部電極61bの下地との間、外部電極62aの下地と外部電極62bの下地との間、外部電極63aの下地と外部電極63bの下地との間、及び、外部電極64aの下地と外部電極64bの下地との間に電気的に接続されている。
次に、積層体81を焼成することにより、焼結セラミック積層体とする。更に、外部電極61a〜64bの下地及びグランド電極Gの下地の表面にNiめっき及びSnめっきを行ってめっき層を形成して外部電極61a〜64b及びグランド電極Gを完成させる。めっき層は、積層体81と金属球とを、めっき液を入れた容器内に入れ、容器内に設けられた陰極、金属球、及び、金属球と下地との接触部分を介して下地に給電を行うことにより形成される。
以上のような構成を有する積層型アレイ電子部品1によれば、方向認識マーク71と外部電極62a、及び、方向認識マーク71と外部電極62bを電気的に接続させると共に、稜線の一部を覆うように外部電極62a,62bを形成しているので、製品間でのばらつきが少なくかつ十分な膜厚を有するめっき層の形成が可能となり、積層型アレイ電子部品1の方向が誤って特定される確率が低減される。以下に詳しく説明する。
電解めっき法では、金属球と下地との接触点から下地に対して給電が行われることにより、下地の上層にめっき層が形成される。この給電は、めっき層を形成したい下地に金属球が接触していなくても、めっき層を形成したい下地と電気的に接続された下地が金属球と接触していれば行われる。
そこで、方向認識マーク71の下地と外部電極62a,62bの下地とを電気的に接続するように形成することにより、電解めっき法を行う際に、方向認識マーク71に接触した金属球のみならず、外部電極62a又は62bに接触した金属球からも給電が行われる。これにより、方向認識マーク71の下地に金属球が接触していないような場合であっても、外部電極62a又は62bに接触した金属球を介して給電が行われ、方向認識マーク71のめっき層の形成が行われるようになる。その結果、高い確率で方向認識マーク71の下地への給電が行われるようになり、製品間でのばらつきが少なくかつ十分な膜厚を有するめっき層の形成が可能となり、積層型アレイ電子部品1の方向が誤って特定される確率が低減される。
また、前記のように、外部電極62a,62bの下地を、稜線の一部を覆うように形成すると、該下地は、二つの面にまたがって形成されることになる。そのため、該二つの面の近傍に存在する金属球が給電に寄与し得るようになり、一つの面にのみ外部電極62a,62bの下地が形成されている場合に比べて、給電に寄与し得る金属球の数が多くなる。そのため、該下地と金属球とが接触する機会を多くすることができ、方向認識マーク71の下地への給電が行われる確率が上昇する。その結果、製品間でのばらつきが少なくかつ十分な膜厚を有するめっき層を形成することが可能となり、積層型アレイ電子部品1の方向が誤って特定される確率が低減される。
(実験結果)
本願の発明者は、積層型アレイ電子部品1が奏する効果をより明確にすべく実験を行った。具体的には、積層型アレイ電子部品1を50個作製すると共に、比較例として、積層型アレイ電子部品1においてビアホール導体72が存在しない積層型アレイ電子部品を50個作製し、これらのめっき層の膜厚を計測した。以下に、図面を参照しながら実験結果について説明する。図4(a)は、積層型アレイ電子部品1のNiめっき層の膜厚の分布を示したグラフであり、図4(b)は、積層型アレイ電子部品1のSnめっき層の膜厚の分布を示したグラフである。図5(a)は、比較例の積層型アレイ電子部品のNiめっき層の膜厚の分布を示したグラフであり、図5(b)は、比較例の積層型アレイ電子部品のSnめっき層の膜厚の分布を示したグラフである。図4及び図5に示すグラフでは、横軸はめっき層の膜厚(μm)を示し、縦軸は頻度(個)を示す。
図4(a)に示すように、積層型アレイ電子部品1では、Niめっき層の膜厚は、1.8μm〜2.2μmの間に分布しているのに対して、図5(a)に示すように、比較例の積層型アレイ電子部品では、Niめっき層の膜厚は、0μm〜1.3μmの間に分布している。故に、積層型アレイ電子部品1のNiめっき層は、比較例の積層型アレイ電子部品と比較して、製品間での膜厚のばらつきが少なくかつ膜厚が厚く形成されていることが理解できる。
図4(b)に示すように、積層型アレイ電子部品1では、Snめっき層の膜厚は、2.5μm〜3.4μmの間に分布しているのに対して、図5(b)に示すように、比較例の積層型アレイ電子部品では、Snめっき層の膜厚は、0μm〜3.0μmの間に分布している。故に、積層型アレイ電子部品1のSnめっき層は、比較例の積層型アレイ電子部品と比較して、製品間での膜厚のばらつきが少なくかつ膜厚が厚く形成されていることが理解できる。
以上のように、方向認識マーク71と外部電極62a及び方向認識マーク71と外部電極62bを電気的に接続させると共に、稜線の一部を覆うように外部電極62a,62bを形成することにより、Niめっき層及びSnめっき層の膜厚のいずれも従来のNiめっき層及びSnめっき層の膜厚より製品間でのばらつきが少なくかつ厚く形成できる。その結果、十分な膜厚を有するめっき層を形成することができず、当該下地が剥き出しになってしまうことにより、画像認識装置において方向認識マーク71の形状が誤って認識され、積層型アレイ電子部品1の方向が誤って特定される確率が低減される。具体的には、本実験において、比較例の積層型アレイ電子部品では12%のものについて方向認識マークの形成不良が発生しているのに対して、積層型アレイ電子部品1では方向認識マークの形成不良が発生しないという結果が得られた。なお、方向認識マークの形成不良とは、Niめっき層及びSnめっき層の両方が形成されていないこと又はNiめっき層は形成されているもののSnめっき層が形成されていないことを指す。
ところで、方向認識マーク71の下地の材料としてAg,Pd,Cu,Auやこれらの合金等としたが、積層型アレイ電子部品1は、方向認識マーク71の下地がイオンマイグレーションを起こしやすいAgにより形成されている場合により有用である。以下に詳しく説明する。
Agは、Pd,Cu,Auなどの金属に比べてイオンマイグレーションを起こしやすい金属である。イオンマイグレーションとは、金属に水分が付着することにより、該金属が電気分解され金属イオンが溶出及び拡散し、拡散した金属イオンが還元されて析出する現象である。積層型アレイ電子部品1においてイオンマイグレーションが発生すると、下地のAgが周囲に存在するグランド電極Gや外部電極61a〜64bの方へと拡散してしまう。その結果、方向認識マーク71の近傍に設けられたグランド電極G等と方向認識マーク71との間の絶縁状態が崩れてしまう。そこで、イオンマイグレーションを防ぐために、イオンマイグレーションが生じにくいNiやSn等により下地を覆っている。
しかしながら、従来の積層型アレイ電子部品では、製品間でのばらつきが少なく十分な膜厚を有するNiめっき層及びSnめっき層を形成することが困難であった。そのため、下地のAgが露出し、露出したAgに水分が吸着することによりAgのイオンマイグレーションが生じていた。
そこで、本実施形態では、方向認識マーク71と外部電極62a及び方向認識マーク71と外部電極62bを電気的に接続させると共に、稜線の一部を覆うように外部電極62a,62bを形成して、十分な膜厚を有するSnめっき層及びNiめっき層を形成している。これにより、下地がめっき層により覆われる確率が上昇し、下地に水分が吸着しにくくなる。その結果、方向認識マーク71の近傍に設けられたグランド電極G等と方向認識マーク71との間の絶縁状態をより高い確率で維持できるようになる。すなわち、積層型アレイ電子部品1の耐湿性が向上する。
更に、本願の発明者は、上記効果を明確なものとすべく実験を行った。具体的には、積層型アレイ電子部品1を100個作製すると共に、前記比較例の積層型アレイ電子部品を100個作製し、温度60℃、湿度95%の条件下で、これらの外部電極61b〜64bとグランド電極Gとの間に30Vの電圧を印加して、方向認識マーク71とグランド電極Gとの間の絶縁状態を調べた。
前記実験によれば、比較例の積層型アレイ電子部品では31%の確率で方向認識マーク71とグランド電極Gとの間の絶縁状態が崩れた。一方、積層型アレイ電子部品1では方向認識マーク71とグランド電極Gとの絶縁状態が崩れたものはなかった。以上の実験により、積層型アレイ電子部品1は、下地材料にAgが用いられたものに有用であることが理解できる。
(第2の実施形態)
以下に、本発明の第2の実施形態に係る積層型電子部品101について図面を参照しながら説明する。該積層型電子部品101は、複数の回路素子が接続されて構成される回路部を前記積層型アレイ電子部品1が複数含むのに対して、該回路部を一つしか含まない点において、積層型アレイ電子部品1と異なる。図6は、本実施形態に係る積層型電子部品101の分解斜視図である。図7は、積層型電子部品101の外観斜視図である。図8は、積層型電子部品101の等価回路図である。なお、以下では、積層型電子部品101と積層型アレイ電子部品1との相違点を中心に説明する。
積層型電子部品101は、積層型アレイ電子部品1と異なり、一つの回路部(LC部品LC)のみを備える。
LC部品LCは、螺旋状コイルL及びコンデンサCを含む。螺旋状コイルLは、積層型アレイ電子部品1と同様に、コイル導体131a〜dがビアホール導体125を介して電気的に接続されることにより構成されている。ただし、コイル導体131aの引出し部がセラミックシート105の左側の辺に露出し、コイル導体131dの引出し部がセラミックシート108の右側の辺に露出している点で積層型アレイ電子部品1と積層型電子部品101とが相違する。
一方、コンデンサCは、コンデンサ導体141とコンデンサ導体142とがセラミックシート111を挟んで対向して構成されるコンデンサと、コンデンサ導体142とコンデンサ導体143とがセラミックシート112を挟んで対向して構成されるコンデンサと、コンデンサ導体143とコンデンサ導体144とがセラミックシート113を挟んで対向して構成されるコンデンサと、コンデンサ導体144とコンデンサ導体145とがセラミックシート114を挟んで対向して構成されるコンデンサとが互いに並列に接続されて構成される。
そして、コンデンサ導体141,143,145の引出し部は、それぞれセラミックシート111,113,115の手前側の辺及び奥側の辺に露出している。コンデンサ導体142,144の引出し部は、それぞれセラミックシート112,114の右側の辺に露出している。
方向認識マーク171は、積層型アレイ電子部品1と同様に、セラミックシート102の中心点の左側に配置される。また、該方向認識マーク171は、積層型アレイ電子部品1と同様に、ビアホール導体172を介して螺旋状コイルLに電気的に接続される。
外部電極162a,162bはそれぞれ、セラミックシート102〜117を積層して得られる積層体181の手前側の側面及び奥側の側面に、積層型電子部品101の外部に設けられる回路又はグランドとコンデンサCとを電気的に接続するために形成される。
外部電極161a及び161bはそれぞれ、積層体181の左側の側面及び右側の側面に、積層型電子部品101の外部に設けられる回路と積層体181に内蔵された回路素子とを電気的に接続するために形成される。外部電極161a及び161bは、積層型アレイ電子部品1と異なり、積層体181の2つの面が交わって形成される稜線に加え、積層体181の3つの面が交わって形成される角を覆うように形成される。
LC部品LCは、外部電極161aと外部電極161bとの間に電気的に接続されている。外部電極161aと方向認識マーク171との間、及び、外部電極161bと方向認識マーク171との間は、LC部品LCの螺旋状コイルLを介して電気的に接続される。
以上のような構成を有する積層型電子部品101によれば、方向認識マーク171と外部電極161a、及び、方向認識マーク171と外部電極161bを電気的に接続させると共に、稜線及び角を覆うように外部電極161a,161bを形成しているので、製品間でのばらつきが少なくかつ十分な膜厚を有するめっき層の形成が可能となり、積層型電子部品101の方向が誤って特定される確率が低減される。以下に説明する。
方向認識マーク171と外部電極161a、及び、方向認識マーク171と外部電極161bを電気的に接続させることにより、積層型アレイ電子部品1と同様に、外部電極161aの下地及び外部電極161bの下地を介しても方向認識マーク171の下地への給電が可能となる。これにより、より高い確率で方向認識マーク171の下地への給電が行われる。その結果、製品間でのばらつきが少なくかつ十分な膜厚を有するめっき層の形成が可能となり、積層型電子部品101の方向が誤って特定される確率が低減される。
また、積層体181の角は、稜線を形成する2つの面よりも多い3つの面が交わって形成される。したがって、積層型アレイ電子部品1のように2つの面が交わって形成される稜線の一部を外部電極61a等が覆った場合よりも、積層体181の方がより多くの金属球が給電に寄与し得るようになる。その結果、製品間でのばらつきが少なくかつ十分な膜厚を有するめっき層の形成が可能となり、積層型電子部品101の方向が誤って特定される確率が低減される。
(他の実施形態)
なお、積層型電子部品101では、方向認識マーク171を螺旋状コイルLに電気的に接続するようにしているが、図9に示すように、コンデンサCを積層方向の上側に配置し、螺旋状コイルLを積層方向の下側に配置して、コンデンサCに電気的に接続するようにしてもよい。
また、積層型アレイ電子部品1及び積層型電子部品101,201では、積層体の稜線又は角を覆うように外部電極を形成していることが望ましいが、外部電極は必ずしも稜線や角を覆う必要はない。すなわち、外部電極は、二以上の側面にまたがって形成されるのではなく、一つの側面に形成されるものであってもよい。以下に理由を説明する。
前記のように外部電極が二以上の側面にまたがって形成されない場合には、積層体の稜線や角を利用して給電が行われることはなくなり、外部電極が積層体の稜線や角を覆う場合に比べて方向認識マークの下地への給電の機会が減少する。しかしながら、積層体の角や稜線が利用されずに外部電極の下地と方向認識マークの下地とが電気的に接続されるだけでも、方向認識マークの下地への給電の機会は、従来の積層型アレイ電子部品よりも増加する。したがって、外部電極が二以上の側面にまたがって形成されていない場合であっても、製品間でのばらつきが少なくかつ厚い膜厚を有するめっき層の形成が可能である。
更に、上記の場合においては、外部電極は、方向認識マークと異なる面に形成されていることが望ましい。これにより、それぞれの面の近傍に存在する金属球が方向認識マークの下地への給電に寄与し得るようになり、同一の面に外部電極及び方向認識マークが形成された場合よりも、より多くの金属球が給電に寄与し得るからである。
なお、積層型アレイ電子部品1、積層型電子部品101及び積層型電子部品201の作製では、導体やビアホール導体が形成されたセラミックシートを積層して積層体を得た後、該積層体を焼成しているが、積層型アレイ電子部品1、積層型電子部品101及び積層型電子部品201の作製方法はこれに限らない。例えば、セラミックシートは、予め焼成されたものであってもよい。また、以下のような工程により、積層型アレイ電子部品1、積層型電子部品101及び積層型電子部品201を作製してもよい。
まず、印刷等の手法により、ペースト状の絶縁性材料を基材に塗布して絶縁層を形成する。次に、該絶縁層の上からペースト状の導電性材料を塗布して導体やビアホール導体を形成する。更に、ペースト状の絶縁性材料を導電性材料の上に塗布して絶縁層を形成する。このような工程を繰り返して積層型アレイ電子部品1、積層型電子部品101及び積層型電子部品201を作製してもよい。
なお、積層アレイ電子部品1では、螺旋状コイルL2(インダクタ)と方向認識マーク71とを電気的に接続しているが、コンデンサC1〜C8のいずれかに接続する構成としてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る積層型アレイ電子部品の分解斜視図である。 前記積層型アレイ電子部品の外観斜視図である。 前記積層型アレイ電子部品の等価回路図である。 図4(a)は、前記積層型アレイ電子部品のNiめっき層の膜厚の分布を示したグラフであり、図4(b)は、前記積層型アレイ電子部品のSnめっき層の膜厚の分布を示したグラフである。 図5(a)は、比較例の積層型アレイ電子部品のNiめっき層の膜厚の分布を示したグラフであり、図5(b)は、比較例の積層型アレイ電子部品のSnめっき層の膜厚の分布を示したグラフである。 本発明の第2の実施形態に係る積層型電子部品の分解斜視図である。 前記積層型電子部品の外観斜視図である。 前記積層型電子部品の等価回路図である。 前記積層型電子部品の変形例の分解斜視図である。
符号の説明
1 積層型アレイ電子部品
2〜28,102〜117 セラミックシート
35,72,125,172 ビアホール導体
31a〜g,32a〜g,33a〜g,34a〜g,131a〜d コイル導体
41〜48,51〜58,141〜145 コンデンサ導体
59,60 グランド導体
61a,b,62a,b,63a,b,64a,b,161a,b,162a,b 外部電極
71,171 方向認識マーク
81,181 積層体
101,201 積層型電子部品
C,C1〜C8 コンデンサ
L,L1〜L4 螺旋状コイル
LC,LC1〜LC4 LC部品

Claims (8)

  1. 導電体と絶縁層とを積層して形成される回路素子を内蔵する積層体からなる積層型電子部品において、
    前記積層体の表面に形成されて前記回路素子と電気的に接続された外部電極と、
    前記積層体の所定の面に形成され、前記回路素子を介して前記外部電極に電気的に接続された方向認識マークと、
    を備える積層型電子部品。
  2. 導電体と絶縁層とを積層して形成される回路素子を内蔵する積層体からなる積層型アレイ電子部品において、
    前記積層体の表面に形成されて前記回路素子と電気的に接続された外部電極と、
    前記積層体の所定の面に形成され、前記回路素子を介して前記外部電極に電気的に接続された方向認識マークと、
    を備える積層型アレイ電子部品。
  3. 前記積層体は、複数の面を有しており、
    前記外部電極は、少なくともその一部が前記所定の面と異なる面に形成されること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の積層型電子部品又は積層型アレイ電子部品。
  4. 前記外部電極は、2つの面が交わって形成される稜線の少なくとも一部を覆うように形成されること、
    を特徴とする請求項3に記載の積層型電子部品又は積層型アレイ電子部品。
  5. 前記外部電極は、3つの面が交わって形成される角を覆うように形成されること、
    を特徴とする請求項3に記載の積層型電子部品又は積層型アレイ電子部品。
  6. 前記所定の面は、前記導電体と前記絶縁層との積層方向に対して垂直な面であること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の積層型電子部品又は積層型アレイ電子部品。
  7. 前記回路素子は、コイル及び/又はコンデンサであること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の積層型電子部品又は積層型アレイ電子部品。
  8. 前記方向認識マークは、Agにより形成された層を含むこと、
    を特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の積層型電子部品又は積層型アレイ電子部品。
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