JP2008019652A - 上階柱と下階柱との接合構造及び上階柱と下階柱との接合方法 - Google Patents

上階柱と下階柱との接合構造及び上階柱と下階柱との接合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】上階柱と下階柱との接合部にて上階柱の燃えしろ層と下階柱の燃えしろ層とが縁切りされて階床を超える延焼を抑えることが可能な上階柱と下階柱との接合構造を提供する。
【解決手段】木材からなる荷重支持層と、荷重支持層の外側に荷重支持層を取り囲むように配置される燃え止まり層と、燃え止まり層の外側に配置され所定の燃えしろ厚さを有する燃えしろ層と、を有する上階柱と下階柱との接合構造であって、下階柱の上端部と上階柱の下端部との間に介装される台座を有し、台座における下階柱の上端部及び上階柱の下端部と接触する領域は、燃え止まり層の外周縁より内側であり、台座の外側には床スラブが形成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、燃え止まり機能を備えた複合木質構造材にて形成された上階柱と下階柱との接合構造及び上階柱と下階柱との接合方法に関する。
燃え止まり機能を備えた複合木質構造材としては、長期荷重を支持するに足り木材からなる荷重支持層と、該荷重支持層の外側に配置され、木材より熱容量が大きい高熱容量材、木材より熱慣性が大きい木材、不燃材にしてかつ断熱性を有する断熱材等の異種材を有する燃え止まり層と、該燃え止まり層の外側に配置され所定の燃えしろ厚さを有する木材からなる燃えしろ層とを備えた複合木質構造材が知られている。
そして、荷重支持層と燃えしろ層とは、複数の木質板又は角柱状の木質単材を集成して、また、燃え止まり層は、複数の木質板又は角柱状の木質単材と木材より熱容量が大きい高熱容量材とを集成して、接着剤を介して集積している(例えば、特許文献1参照)。
また、燃え止まり層を、複数の断熱材にて荷重支持層の全周を連続的に囲うように配置した複合木質構造材も知られている(例えば、特許文献2参照)。さらに、燃え止まり層を比較的高密度の木材単材を集積して構成し、燃えしろ層を比較的低密度の木材単体を集積して構成した複合木質構造材も知られている(例えば、特許文献3参照)。
そして、木質板からなる単板と、木質板及び異質材からなる単板とを、異種材が燃え止まり層のみに配置されるように集成することにより複合木質ブロックを形成し、これら複合木質ブロックを互いに直角となるように配置しつつ組み合わせて緊結することにより複合木質構造材を製造することが知られている(例えば、特許文献4参照)。
ところで、従来上階柱と下階柱とを接合する場合には、例えば、鉛直方向に断面が重なるように配置される上階柱と下階柱とに亘って異形鉄筋を埋設させて接合している。そして、下階柱の上面と上階柱の下面とが当接されるとともに、下階柱の上面と梁の上面とが合うように梁が下階柱に接合され、梁の上に耐火構造の床が形成されている。
特開2005−36456号公報 特開2005−36457号公報 特開2005−48585号公報 特開2005−53195号公報
上記従来の上階柱と下階柱との接合構造にて複合木質構造材の上階柱と下階柱とを接合した場合には、耐火構造の床は上階柱の周面より外側に形成されることになる。このため、上階柱の燃えしろ層と下階柱の燃えしろ層とは階床部分でも繋がっている。このように、上階柱の燃えしろ層と下階柱の燃えしろ層とが繋がっていると、例えば、下階柱の燃えしろ層が燃焼したときの炎が、上階柱の燃えしろ層に燃え移り上階に延焼していく畏れがあるという課題があった。
本発明は、以上の課題を解決するものであり、その目的は、上階柱と下階柱との接合部にて上階柱の燃えしろ層と下階柱の燃えしろ層とが縁切りされて階床を超える延焼を抑えることが可能な上階柱と下階柱との接合構造及び上階柱と下階柱との接合方法を提供するものである。
前記目的を達成するため、本発明に係る上階柱と下階柱との接合構造は、荷重を支持するための、木材からなる荷重支持層と、前記荷重支持層の外側に当該荷重支持層を取り囲むように配置される燃え止まり層と、前記燃え止まり層の外側に配置され所定の燃えしろ厚さを有する燃えしろ層と、を有する上階柱と下階柱との接合構造であって、下階柱の上端と上階柱の下端との間に介装される台座を有し、前記台座における下階柱の上端面及び上階柱の下端面と接触する領域は、前記燃え止まり層の外周縁より内側であり、前記台座の外側には床スラブが形成されることを特徴とする上階柱と下階柱との接合構造である。
このような上階柱と下階柱との接合構造によれば、上階柱と下階柱との間に介装された台座は上階柱と下階柱との燃え止まり層の外周縁より内側で接触しているので、少なくとも上階柱と下階柱との燃え止まり層より外側、例えば燃えしろ層は床スラブにて縁切りされている。このため、下階柱または上階柱の燃えしろ層が燃焼したとしても、その火災が床スラブを超えて他の階に延焼することを防止することが可能である。また、前記台座は、燃え止まり層の外周縁より内側に埋設され、かつ床スラブにて覆われているため、燃えしろ層が焼失したとしても、台座が露出し火熱に曝されるおそれはない。このため、前記台座は、上階柱と下階柱とを接合する機能を有する構造あれば、耐火性能を有する必要はなく、例えば、FRP(Fiber Reinforced Plastics)、木材、樹脂(接着剤を含む)などからなる構造や、これらの材料と鋼材等を組み合わせた構造とすることが可能である。
かかる上階柱と下階柱との接合構造であって、前記台座は、鋼製であり、前記下階柱の上端部に固定される下板部と、前記上階柱の下端部に固定される上板部と、前記下板部と前記上板部とを連結する連結部と、が一体に形成されていることが望ましい。
このような上階柱と下階柱との接合構造によれば、台座は上板部に固定された上階柱と下板部に固定された下階柱と連結部とが一体に形成されているので上階柱と下階柱とを確実に接合することが可能である。また、鋼製の台座の外側には床スラブが形成されているので、上階柱と下階部柱とは、台座及び床スラブにて縁切りされることになる。このため、ある階床にて発生した火災の他の階床への延焼を確実に防止することが可能な上階柱と下階柱との接合構造を実現させることが可能である。また、上階柱下端の荷重支持層と、下階柱上端の荷重支持層とが台座及び床スラブにて覆われているので、たとえ燃えしろ層が燃焼したとしても、火炎が上階柱及び下階柱の荷重支持層に延焼することはない。このため、燃えしろ層が燃焼したとしても建物の荷重を支持する機能を維持させることが可能である。
かかる上階柱と下階柱との接合構造であって、前記台座は、床スラブとして打設されるコンクリートに埋設されることが望ましい。
このような上階柱と下階柱との接合構造によれば、台座と打設されるコンクリートとが一体となって床スラブが形成されるので、上階と下階とを隙間無く縁切りすることが可能である。
また、荷重を支持するための、木材からなる荷重支持層と、前記荷重支持層の外側に当該荷重支持層を取り囲むように配置される燃え止まり層と、前記燃え止まり層の外側に配置され所定の燃えしろ厚さを有する燃えしろ層と、を有する上階柱と下階柱との接合構造であって、下階柱の上端と上階柱の下端との間に介装され耐火材にて形成された耐火ブロックを有し、前記下階柱と前記上階柱とに亘って棒鋼が設けられており、前記棒鋼は前記耐火ブロックを貫通するとともに、前記燃え止まり層の外周縁より内側に設けられ、前記耐火ブロックの外側には床スラブが形成されていることを特徴とする上階柱と下階柱との接合構造である。
このような上階柱と下階柱との接合構造によれば、耐火ブロックにより上階柱の燃えしろ層と下階柱の燃えしろ層とを確実に縁切りすることが可能である。また、上階柱の燃えしろ層と下階柱の燃えしろ層とが耐火ブロックにより縁切りされた状態を維持させて確実に且つ容易に上階柱と下階柱とを接合することが可能である。特に、下階柱と上階柱とに亘って設けられた棒鋼は熱に弱いが、燃え止まり層の外周縁より内側に埋設され、かつ耐火ブロックを貫通しているので、棒鋼が露出し火熱に曝されるおそれはない。
かかる上階柱と下階柱との接合構造であって、前記床スラブは、耐火構造であることが望ましい。
このような上階柱と下階柱との接合構造によれば、上階柱の燃えしろ層と下階柱の燃えしろ層とが床スラブで覆われた鋼製の台座もしくは耐火ブロックで縁切りされ、さらに鋼製の台座もしくは耐火ブロックの周囲に形成された耐火構造の床スラブで確実に延焼を防止することが可能である。
かかる上階柱と下階柱との接合構造であって、前記台座もしくは前記耐火ブロックの高さは、前記床スラブの上面より高いことが望ましい。
このような上階柱と下階柱との接合構造によれば、台座もしくは耐火ブロックの高さは床スラブの上面より高いので、床スラブの上面より上方に上階柱の下端が位置し、上階柱の燃えしろ層は床スラブより高い位置に離れて存在する。このため、たとえ、上階柱の燃えしろ層が燃焼した際に火の付いた剥片や炭が落下しても、落下した位置には燃えしろ層は無く、剥片や炭が接触するのは、鋼製の台座を覆うコンクリートや耐火ブロックなので複合木質構造材が落下した破片や炭に直接加熱されるのを防止することが可能である。
かかる上階柱と下階柱との接合構造であって、前記燃え止まり層は、高熱容量材、不燃材にしてかつ断熱性を有する断熱材、難燃処理木材又は前記燃えしろ層より熱慣性の高い木材にて構成されていることが望ましい。
このような上階柱と下階柱との接合構造によれば、燃え止まり層を高熱容量材、不燃材にしてかつ断熱性を有する断熱材、難燃処理木材又は前記燃えしろ層より熱慣性の高い木材としたので、燃えしろ層の燃焼が荷重支持層に延焼することを燃え止まり層にて抑える構成を容易に実現することが可能である。
かかる上階柱と下階柱との接合構造であって、前記上階柱及び前記下階柱は断面が矩形状をなし、前記燃えしろ層は、前記矩形状の隅角部に前記燃え止まり層と点接触または非接触に配置され、高熱容量材、不燃材にしてかつ断熱性を有する断熱材、難燃処理木材または前記燃えしろ層の木材より熱慣性の高い木材からなる補強部材を有することが望ましい。
火災の際には、矩形状の上階柱や下階柱の隅角部に2方向から火炎や熱が加えられるので、隅角部は平面部より燃えやすくなるが、隅角部に補強部材が設けられているので、柱の隅角部が他の部位より極端に早く燃焼することを防止することが可能である。このため、上階柱と下階柱との接合部における下階柱から上階柱への延焼をより効果的に抑えることが可能な上階柱と下階柱との接合構造を実現することが可能である。
また、荷重を支持するための、木材からなる荷重支持層と、前記荷重支持層の外側に当該荷重支持層を取り囲むように配置される燃え止まり層と、前記燃え止まり層の外側に配置され所定の燃えしろ厚さを有する燃えしろ層と、を有する上階柱と下階柱との接合方法であって、前記上階柱と前記下階柱とを接合するための台座を、前記下階柱の上端面及び前記上階柱の下端面における前記燃え止まり層の外周縁より内側に位置するように前記上階柱と前記下階柱との間に介在させて前記上階柱と前記下階柱とを接合するステップと、前記台座の外側に床スラブを形成するステップと、を有することを特徴とする上階柱と下階柱との接合方法である。
このような上階柱と下階柱との接合方法によれば、上階柱と下階柱との間に、上階柱と下階柱との燃え止まり層の外周縁より内側に位置させた台座を介在させて、上階柱と下階柱とを接合することが可能である。そして、台座の外側には床スラブが形成されるので、少なくとも上階柱と下階柱との燃え止まり層より外側を床スラブにて縁切りすることが可能である。このため、上階柱と下階柱との燃え止まり層より外側に設けられた燃えしろ層は縁切りされるので、たとえ下階柱または上階柱の燃えしろ層が燃焼したとしても、その燃焼が他の階へ延焼することを防止する上階柱と下階柱の接合構造を実現させることが可能である。
また、荷重を支持するための、木材からなる荷重支持層と、前記荷重支持層の外側に当該荷重支持層を取り囲むように配置される燃え止まり層と、前記燃え止まり層の外側に配置され所定の燃えしろ厚さを有する燃えしろ層と、を有する上階柱と下階柱との接合方法であって、前記下階柱の前記燃え止まり層の外周縁より内側に、当該下階柱の上端部から上方に突出させて棒鋼を配設するステップと、前記棒鋼を貫通させて前記下階柱の上端部上に耐火ブロックを載置し、貫通させた前記棒鋼を前記上階柱の前記燃え止まり層の外周縁より内側に、当該上階柱の下端部から挿通させて前記上階柱と前記下階柱とを接合するステップと、前記耐火ブロックの外側に床スラブを形成するステップと、を有することを特徴とする上階柱と下階柱との接合方法である。
このような上階柱と下階柱との接合方法によれば、上階柱と下階柱との間に耐火ブロックを介在させ、この耐火ブロックを貫通させると共に上階柱と下階柱とに亘らせて設けた棒鋼により上階柱と下階柱とを接合することが可能である。このとき棒鋼は、上階柱及び下階柱の燃え止まり層の外周縁より内側に埋設されると共に、上階柱と下階柱との間では耐火ブロックを貫通しているので、燃えしろ層と隔離されて配置される。このため、熱に弱い棒鋼が火熱に曝されることを防止することが可能である。
また、上階柱と下階柱との間に介在された耐火ブロックの外側には床スラブが設けられているので、上階柱と下階柱とを耐火ブロック及び床スラブにて縁切りすることが可能である。このため、上階柱と下階柱との燃え止まり層より外側に設けられた燃えしろ層は縁切りされるので、たとえ下階柱または上階柱の燃えしろ層が燃焼したとしても、その燃焼が他の階へ延焼することを防止する上階柱と下階柱の接合構造を実現させることが可能である。
以上の説明により明らかなように、本発明による上階柱と下階柱との接合構造にあっては、上階または下階にて発生した火災が床スラブを超えて他の階に延焼することを防止することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。
本発明に係る上階柱と下階柱との接合構造の対象となる上階柱及び下階柱とは、荷重支持層と、燃え止まり層と、燃えしろ層との三層に観念的に区分して構成された同一の複合木質構造材である。このため、上階柱と下階柱との接合構造を説明する前に本実施形態の対象となる複合木質構造材について説明する。
図1は本発明の実施形態に係り上階柱及び下階柱として用いられる複合木質構造材の内部を示す部分断面図である。図2は、図1に示す複合木質構造材の端面を示す図である。図2における一点鎖線及び二点差線は、荷重支持層、燃え止まり層、燃えしろ層の境界を示している。
図1、図2に示すように、本実施形態において上階柱及び下階柱として用いられる複合木質構造材1は、荷重を支持するための荷重支持層10と、荷重支持層10の外側に当該荷重支持層10を取り囲むように設けられた燃え止まり層20と、燃え止まり層20の外側に設けられ所定の燃えしろ厚さを有する燃えしろ層30とを有している。また、複合木質構造材1は、断面が矩形状をなす角材状の単材が集成されて形成されており、荷重支持層10、燃え止まり層20、燃えしろ層30はいずれも棒状の単材の集合体である。本実施形態では、図2における二点鎖線より内側が荷重支持層10であり、二点差線と一点鎖線との間が燃え止まり層20であり、一点鎖線より外側が燃えしろ層30である。
荷重支持層10は、軸方向の長期荷重の全部又は一部を支持する断面積を有するように、角材に製材された木製の単材が複数集成され接着剤を介して接着されている。荷重支持層10に用いられる木製の単材としては、米松、唐松、檜、杉、あすなろなど一般の木造建築の柱材として用いられる樹種や後述する燃え止まり層20に用いられる木材と同種の木材等が選択される。以下の説明では、一般の木造建築の柱材として用いられる樹種の木製の単材を一般木製単材という。製材された一般木製単材の一本当りの断面積は小さいため、これらの樹種の間伐材などの使用が可能であり、資源を有効に活用することが可能である。
燃え止まり層20には、一般木製単材より熱容量(熱吸収量)が大きな高熱容量材、不燃材にしてかつ断熱性を有する断熱材、難燃処理木材または一般木製単材より熱慣性が高い木材等の異種材が用いられている。ここで高熱容量材としては、例えば、モルタル、石材、ガラス、繊維補強セメント等の無機質材料、各種の金属材料の他、中空矩形断面の金属製のパイプ内に無機材料、液体金属、水、無機水和塩、消石灰等の蓄熱材料を充填して一体化したもの等が挙げられる。また、不燃材にしてかつ断熱性を有する断熱材としては、例えば、珪酸カルシウム板、ロックウール、グラスウール等が挙げられる。また、一般木製単材より熱慣性が高い木材としては、セランガンバツ、ジャラ、ボンゴシ等が挙げられる。
燃え止まり層20を構成する単材は、例えば断面が矩形の角材状に形成されており、この単材が接着剤を介して荷重支持層10の外側に複数設けられて燃え止まり層20が形成されている。本実施形態においては、燃え止まり層20を構成する単材を、一般木製単材より熱容量が大きな高熱容量材とした例について説明する。
燃えしろ層30は、例えば荷重支持層10に用いた一般木製単材と、燃え止まり層20を構成している一般木製単材より熱容量(熱吸収量)が大きな高熱容量材でなる補強部材32と、にて構成されている。補強部材32は、断面が矩形状をなし複合木質構造材1の隅角部1aに配置されている。このとき補強部材32は、補強部材32の角部が燃え止まり層20の外縁の角部と点接触または非接触に配置されている。図1,図2は、点接触している例を示している。なお、各単材を接着する接着剤としては、例えば耐火性能の高いレゾルシノール樹脂接着剤を用いることが望ましい。
次に、上階柱と下階柱との接合構造の第1実施形態を、接合手順を説明しつつ明確にする。図3は、上階柱と下階柱との接合手順を示す図である。図3(a)は、上階柱と下階柱とが接合される前の状態を説明するための図である。図3(b)は、上階柱と下階柱との接合状態を示す図である。図3(c)は、上階柱と下階柱とが接合された後に床スラブが打設された状態を示す図である。図3では、柱及び梁の破断面にて見えるべき複合木質構造材の構造を省略して示している。本実施形態では、上階と下階との間に形成される床スラブ60を支持する梁65が下階柱72の上端部にて四方に設けられており、下階柱72の上端面及び梁の上面と接するように床スラブ60が形成される。
第1実施形態の上階柱70と下階柱72との接合構造を実現する際には、図3(a)に示すように上階柱70と下階柱72との間に鋼製の台座74を介装させて接合する。
台座74は、下階柱72の上端面と接触する平板状の下板部74aと、上階柱70の下端面と接触される平板状の上板部74bと、下板部74aと上板部74bとを上下方向に間隔を隔てて連結し水平断面が十字状をなす連結部74cとが一体に形成されている。下板部74aと上板部74bの上階柱70及び下階柱72と接触する領域は、上階柱70及び下階柱72の燃え止まり層20の外周縁より内側となるように、下板部74aと上板部74bとが形成されている。また、下板部74aと上板部74bとの間隔は、台座74が下階柱72上に載置されたときに上板部74bの上面が、上階と下階との間に打設される床スラブ60の上面より高くなるように形成されている。
上階柱70と下階柱72とを接合する際には、まず、下階柱72の上端上に、下階柱72の燃え止まり層20を形成する燃え止まり部材20aの外周縁より内側に下板部74aを位置させて台座74を載置し、下階柱72に埋設されて上方に突出された棒鋼76(図4(b)参照)を下板部74aに貫通させてナット78にて接合する。次に、図3(b)示すように、台座74の上板部74bの上に上階柱70の下端を載置する。このとき、上板部74bが上階柱70の燃え止まり層20を形成する燃え止まり部材20aの外周縁より内側に位置するように上階柱70を配置する。そして、上階柱70を、上階柱70に埋設されて下方に突出された棒鋼76(図4(b)参照)を上板部74bに貫通させてナット78にて接合する。
その後、床スラブ60を打設するために配設された型枠内にコンクリートを打設して床スラブ60を形成する。このとき、図3(c)に示すように、床スラブ60の上面より上階柱70の下端の方が上方に位置するため、床スラブ60と上階柱70の下端との間にもコンクリートが打設される。
このように接合されることにより上階柱70と下階柱72との間に介装された台座74は打設されたコンクリート内に埋設される。また、床スラブ60を形成するコンクリートは、上階柱70及び下階柱72の燃え止まり層20の内側まで入り込んでいる。このため、上階柱70の燃えしろ層30と下階柱72の燃えしろ層30とは、床スラブ60により縁切りされている。
図4は、第1実施形態の上階柱と下階柱との接合構造の効果を説明するための図である。図4(a)は、上階柱の下端面と下階柱の上端面とを当接させて接合した状態を示す縦断面図である。図4(b)は、第1実施形態の上階柱と下階柱との接合構造を示す水平断面図である。
同一構造の複合木質構造材1を用いた上階柱70と下階柱72とを、上階柱70の下端面と下階柱72の上端面とを当接させて接合すると、図4(a)に示すように上階柱70の燃えしろ層30と下階柱72の燃えしろ層30とが上下方向に繋がった構造となる。このため、例えば下階にて火災が発生し下階柱72の燃えしろ層30が燃焼した際には、上方に燃え広がる火炎が燃えしろ層30に沿って上昇し上階柱70の燃えしろ層30に燃え移り、火災が上階に延焼する畏れがある。
第1実施形態の上階柱70と下階柱72との接合構造によれば、図4(b)に示すように、下階柱72と上階柱70とが鋼製の台座74により確実に接合され、更に、台座74の外側にコンクリートが打設されて床スラブ60が形成されている。このため、台座74と打設されるコンクリートとが一体となって床スラブ60を形成しているので、上階と下階とを隙間無く縁切りすることが可能である。このとき、上階柱70の燃えしろ層30と下階柱72の燃えしろ層30とが、床スラブ60のコンクリートにより縁切りされているので、たとえ、下階柱72と上階柱70とのうちのいずれか一方の燃えしろ層30が燃焼しても、他方の燃えしろ層30に延焼することはなく、上階または下階のいずれかの階床で発生した火災が他の階床に延焼することを防止することが可能である。
また、上階柱70の下端は、床スラブ60より上方に位置し、床スラブ60上階柱70の下端との間はコンクリートにて繋がっているので、たとえ上階柱70の燃えしろ層30が燃焼し、火の付いた剥片や炭等が落下しても、その剥片や炭はコンクリートと接するため、新たな燃焼の発生を防止することが可能である。
また、本実施形態では、梁65の燃え止まり部材20aと下階柱72の燃え止まり部材20aとが当接することにより、さらに下階柱の燃えしろ層から梁65への延焼防止が可能となる。
図5は、本発明に係る上階柱と下階柱との接合構造の第2実施形態を示す図である。
第1実施形態においては、上階柱70と下階柱72との間に鋼製の台座74を介装し、コンクリートを打設することによりに、コンクリートにより上階柱70の燃えしろ層30と下階柱72の燃えしろ層30とを縁切りする構成について説明したが、第2実施形態では、上階柱70と下階柱72との間に耐火材にて形成された耐火ブロック75を介装している。
第2実施形態の上階柱70と下階柱72との接合構造は、上階柱70及び下階柱72の水平断面と同じ断面形状の耐火ブロック75を上階柱70と下階柱72との間に介装する。このとき、耐火ブロック75の下面には下階柱72の上端面を、上面には上階柱70の下端面をそれぞれ当接させる。介装される耐火ブロック75の厚さは、上階と下階との間に設けられる床スラブ60の厚さより厚くし、床スラブ60の上面より上階柱70の下端面を上方に位置させることは第1実施形態と同様である。そして、上階柱70と下階柱72とに亘って設けられる棒鋼76を耐火ブロック75に貫通させて設けることにより、上階柱70と下階柱72とを接合する。
その後、床スラブ60を打設するために配設された型枠内にコンクリートを打設するか、または、耐火性のプレキャストコンクリート版等を敷設して床を形成する。床は、耐火構造であれば例えばALC板等でもよい。
第2実施形態の上階柱70と下階柱72との接合構造によれば、上階柱70と下階柱72との間に耐火ブロック75が介装されているので、上階柱70の燃えしろ層30と下階柱72の燃えしろ層30とが耐火ブロック75により縁切りされる。このため、上階柱70または下階柱72のいずれかの燃えしろ層30の燃焼による火炎が他方の燃えしろ層30に延焼することを防止することが可能である。
また、第2実施形態では、上階柱70と下階柱72との間にコンクリートを打設する必要がない。このため、床をプレキャストコンクリート版等の工場等にて製造された部材を用いて乾式工法にて形成することにより、工期を短縮することが可能である。
また、上記各実施形態の上階柱70と下階柱72との接合構造によれば、単材を複数集成して接合するだけで、本接合構造に適した、荷重支持層10と、荷重支持層10を囲む燃え止まり層20と、燃え止まり層20の外側に設けられる燃えしろ層30とを有する複合木質構造材1を容易に形成することが可能である。
また、荷重支持層10と、燃えしろ層20の補強部材32を除く部位とを、一般木造建築の木材としたので、コストを抑えることが可能である。
上記各実施形態においては、矩形状の複合木質構造材1の隅角部に補強部材32を備えた例について説明したが、補強部材32が備えられている場合には、複合木質構造材1の隅角部1aに2方向から火炎や熱が加えられても、隅角部1aが他の部位より極端に早く燃焼することを防止することが可能であるという効果はあるが、必ずしも補強部材32は備えていなくともよい。
上記各実施形態においては、複合木質構造材1の補強部材32を、燃えしろ層30において一般木製単材の内側に配置して外部に露出しない例について説明したが、補強部材32は外周部に配置しても構わない。また、複合木質構造材1の燃え止まり層20を高熱容量単材が繋がるように荷重支持層10を取り囲むように配置した例について説明したが、燃え止まり層20を高熱容量単材と一般木製単材とを交互に配置して、荷重支持層10を取り囲む構成としてもよい。更に、補強部材32と燃えしろ層30の単材とを同一の高熱容量単材にて構成した例について説明したが、必ずしも同一である必要はない。例えば、補強部材32と燃えしろ層30の単材とをそれぞれ、モルタルや鉄等の高熱容量材、一般木製単材より熱慣性の高い木材、密度、熱伝導率の大きい木材、不燃材にしてかつ断熱性を有する断熱材、難燃処理木材のうちのいずれかとして、それらの組み合わせについてはいずれであっても構わない。なお、燃え止まり層20を不燃材にしてかつ断熱性を有する断熱材とする場合は、断熱材単材が繋がって荷重支持層10を取り囲むようにする。また、上記実施形態においては、補強部材32と燃えしろ層30とが点接触する例について説明したが、補強部材32が燃え止まり層20から離れた位置に配置される構成であっても構わない。
なお、以上は、荷重支持層10と燃え止まり層20と燃えしろ層30とで構成される三層構造で説明したが、燃え止まり層20が燃えしろ層30の木材より熱慣性の高い木材からなる場合においては、荷重支持層10と燃え止まり層20の木材を同種にすることにより、観念的に二層構造となる場合もある。
本発明の一実施形態に係り上階柱及び下階柱として用いられる複合木質構造材の内部を示す部分断面図である。 図1に示す複合木質構造材の端面を示す図である。 図3(a)は、上階柱と下階柱とが接合される前の状態を説明するために図である。図3(b)は、上階柱と下階柱との接合状態を示す図である。図3(c)は、上階柱と下階柱とが接合された後に床スラブが打設された状態を示す図である。 図4(a)は、上階柱の下端面と下階柱の上端面とを当接させて接合した状態を示す縦断面図である。図4(b)は、第1実施形態の上階柱と下階柱との接合構造を示す水平断面図である。 本発明に係る上階柱と下階柱との接合構造の第2実施形態を示す図である。
符号の説明
1 複合木質構造材、1a 隅角部、10 荷重支持層、
20 燃え止まり層、20a 燃え止まり部材、
30 燃えしろ層、32 補強部材、
60 床スラブ、65 梁、
70 上階柱、72 下階柱、74 台座、
74a 下板部、74b 上板部、74c 連結部、
75 耐火ブロック、76 棒鋼

Claims (10)

  1. 荷重を支持するための、木材からなる荷重支持層と、
    前記荷重支持層の外側に当該荷重支持層を取り囲むように配置される燃え止まり層と、
    前記燃え止まり層の外側に配置され所定の燃えしろ厚さを有する燃えしろ層と、を有する上階柱と下階柱との接合構造であって、
    下階柱の上端と上階柱の下端との間に介装される台座を有し、
    前記台座における下階柱の上端面及び上階柱の下端面と接触する領域は、前記燃え止まり層の外周縁より内側であり、
    前記台座の外側には床スラブが形成されることを特徴とする上階柱と下階柱との接合構造。
  2. 請求項1に記載の上階柱と下階柱との接合構造であって、
    前記台座は、鋼製であり、
    前記下階柱の上端部に固定される下板部と、
    前記上階柱の下端部に固定される上板部と、
    前記下板部と前記上板部とを連結する連結部と、が一体に形成されていることを特徴とする上階柱と下階柱との接合構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の上階柱と下階柱との接合構造であって、
    前記台座は、床スラブとして打設されるコンクリートに埋設されることを特徴とする上階柱と下階柱との接合構造。
  4. 荷重を支持するための、木材からなる荷重支持層と、
    前記荷重支持層の外側に当該荷重支持層を取り囲むように配置される燃え止まり層と、
    前記燃え止まり層の外側に配置され所定の燃えしろ厚さを有する燃えしろ層と、を有する上階柱と下階柱との接合構造であって、
    下階柱の上端と上階柱の下端との間に介装され耐火材にて形成された耐火ブロックを有し、
    前記下階柱と前記上階柱とに亘って棒鋼が設けられており、
    前記棒鋼は前記耐火ブロックを貫通するとともに、前記燃え止まり層の外周縁より内側に設けられ、前記耐火ブロックの外側には床スラブが形成されていることを特徴とする上階柱と下階柱との接合構造。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の上階柱と下階柱との接合構造であって、
    前記床スラブは、耐火構造であることを特徴とする上階柱と下階柱との接合構造。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の上階柱と下階柱との接合構造であって、
    前記台座もしくは前記耐火ブロックの高さは、前記床スラブの上面より高いことを特徴とする上階柱と下階柱との接合構造。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の上階柱と下階柱との接合構造であって、
    前記燃え止まり層は、高熱容量材、不燃材にしてかつ断熱性を有する断熱材、難燃処理木材又は前記燃えしろ層より熱慣性の高い木材にて構成されていることを特徴とする上階柱と下階柱との接合構造。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の上階柱と下階柱との接合構造であって、
    前記上階柱及び前記下階柱は断面が矩形状をなし、
    前記燃えしろ層は、前記矩形状の隅角部に前記燃え止まり層と点接触または非接触に配置され、高熱容量材、不燃材にしてかつ断熱性を有する断熱材、難燃処理木材または前記燃えしろ層の木材より熱慣性の高い木材からなる補強部材を有することを特徴とする上階柱と下階柱との接合構造。
  9. 荷重を支持するための、木材からなる荷重支持層と、
    前記荷重支持層の外側に当該荷重支持層を取り囲むように配置される燃え止まり層と、
    前記燃え止まり層の外側に配置され所定の燃えしろ厚さを有する燃えしろ層と、を有する上階柱と下階柱との接合方法であって、
    前記上階柱と前記下階柱とを接合するための台座を、前記下階柱の上端面及び前記上階柱の下端面における前記燃え止まり層の外周縁より内側に位置するように前記上階柱と前記下階柱との間に介在させて前記上階柱と前記下階柱とを接合するステップと、
    前記台座の外側に床スラブを形成するステップと、を有することを特徴とする上階柱と下階柱との接合方法。
  10. 荷重を支持するための、木材からなる荷重支持層と、
    前記荷重支持層の外側に当該荷重支持層を取り囲むように配置される燃え止まり層と、
    前記燃え止まり層の外側に配置され所定の燃えしろ厚さを有する燃えしろ層と、を有する上階柱と下階柱との接合方法であって、
    前記下階柱の前記燃え止まり層の外周縁より内側に、当該下階柱の上端部から上方に突出させて棒鋼を配設するステップと、
    前記棒鋼を貫通させて前記下階柱の上端部上に耐火ブロックを載置し、貫通させた前記棒鋼を前記上階柱の前記燃え止まり層の外周縁より内側に、当該上階柱の下端部から挿通させて前記上階柱と前記下階柱とを接合するステップと、
    前記耐火ブロックの外側に床スラブを形成するステップと、を有することを特徴とする上階柱と下階柱との接合方法。

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