JP6758560B2 - 木製建築部材 - Google Patents

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本発明は、木造建築物の骨組みを構築する柱や梁などの木製建築部材に関する。
耐火性能を有する木製建築部材として、特開2015−34437号公報(特許文献1)に記載されるように、荷重を支持する木製の荷重支持部と、荷重支持部を取り囲む燃え止まり層と、燃え止まり層を取り囲む木製の燃え代層と、を有する木製建築部材が提案されている。この燃え止まり層としては、不燃木材ボード、石膏ボード、木毛セメントボード、モルタル、石材、ガラス、繊維補強セメント、各種の金属材料、ケイ酸カルシウム、ロックウール、グラスウール、セランガンバツ、ジャラ、ボンゴシなどが使用されている。
特開2015−34437号公報
ところで、建築基準法では、建築物の階数に応じた耐火性能(耐火時間)が規定されている。建築基準法を遵守する大規模な木造建築物を構築する場合、構造耐力を確保する荷重支持部の焼損を遅らせるために、荷重支持部を取り囲む燃え止まり層を厚くしなければならない。燃え止まり層を厚くすると、これを内包する木製建築部材の外寸(横断面積)も大きくなって、施工性の低下や重量増加などを招いてしまうおそれがあった。
そこで、本発明は、耐火性能を確保しても、横断面における外寸をコンパクトにすることができる木製建築部材を提供することを目的とする。
第1の態様に係る木製建築部材は、長尺かつ矩形横断面の木材からなる荷重支持部と、荷重支持部の外周の少なくとも三方をその全長に亘って被覆する木材からなる燃え代層と、荷重支持部と燃え代層との間に設けられた燃え止まり層と、を有している。そして、第1の態様に係る木製建築部材においては、燃え止まり層と燃え代層との間に、長手方向の一端から他端に向けて貫通する空気層が更に設けられている。
第2の態様に係る木製建築部材は、長尺かつ矩形横断面の木材からなる荷重支持部と、荷重支持部の外周の少なくとも三方をその全長に亘って被覆する木材からなる燃え代層と、荷重支持部と燃え代層との間に設けられた少なくとも2層の燃え止まり層と、を有している。そして、第2の態様に係る木製建築部材においては、少なくとも2層の燃え止まり層の間に、長手方向の一端から他端に向けて貫通する空気層が更に設けられている。
本発明によれば、耐火性能を確保しても、横断面における外寸をコンパクトにすることができる。
木製建築部材の一例として挙げられる柱の第1実施形態の斜視図である。 第1実施形態に係る柱の内部構造を示す斜視図である。 第1実施形態に係る柱を示す横断面図である。 木製建築部材の一例として挙げられる柱の第2実施形態の横断面図である。 木製建築部材の他の例として挙げられる梁の第1実施形態の横断面図である。 木製建築部材の他の例として挙げられる梁の第2実施形態の横断面図である。 第1実施形態に係る梁の変形例を示す横断面図である。 第2実施形態に係る梁の変形例を示す横断面図である。 空気層を形成するスペーサーの第1変形例を示す斜視図である。 空気層を形成するスペーサーの第2変形例を示す斜視図である。 空気層を形成するスペーサーの第3変形例を示す斜視図である。
以下、添付された図面を参照し、本発明を実施するための実施形態について詳述する。
図1〜図3は、木製建築部材の一例として挙げられる柱100の第1実施形態を示している。
材軸が鉛直方向に延びる柱100は、荷重を支持する荷重支持部120と、荷重支持部120の外周をその全長に亘って被覆する燃え代層140と、荷重支持部120と燃え代層140との間に設けられた少なくとも1層の燃え止まり層160と、を有している。図1〜図3に示す柱100では、燃え止まり層160が2層設けられているが、その層数は2層に限らず、例えば、要求される耐火性能に応じて層数を適宜決定することができる。ここで、「鉛直」とは、完全な鉛直に限らず、見た目で鉛直であると認識できる程度でよい(以下、方向については同様)。
荷重支持部120は、長尺かつ矩形横断面の木材からなり、木造建築物の規模などに応じて要求される強度を確保できる横断面積を有している。ここで、「矩形」とは、すべての角が直角である長方形であるが、見た目で長方形であると認識できる程度でよい(以下、形状については同様)。また、木材としては、木造建築物で一般的に使用されている、無垢材や集成材を使用することができる。
燃え代層140は、柱100の横断面において所定厚さtを有する木材からなり、柱100の表面に現れて見栄えを良くすると共に、火炎に晒されて最初に炭化される部材である。燃え代層140の所定厚さtは、その素材の炭化速度に応じて、少なくとも1時間で焼失しない厚さとすることができる。具体的には、燃え代層140が集成材からなる場合、集成材の炭化速度は約0.8mm/分であるので、所定厚さtとしては、0.8×60=48.0mm以上とすればよい。このようにすれば、燃え代層140が完全に焼失するまでに少なくとも1時間要するので、燃え代層140のみでもある程度の耐火性能を発揮することができる。なお、詳細を後述する燃え止まり層160で耐火性能を確保可能であれば、燃え代層140の厚さtを任意に決めることができる。
燃え止まり層160は、建築基準法で規定された不燃材料又は難燃材料からなる。ここで、「不燃材料」としては、厚さが9mm以上の石膏ボード(ボード用原紙の厚さが0.6mm以下のもの)、厚さが15mm以上の木毛セメント板、厚さが9mm以上の硬質木片セメント板(かさ比重が0.9以上のもの)、厚さが30mm以上の木片セメント板(かさ比重が0.5以上のもの)、厚さが6mm以上のパルプセメント板などを使用することができる。「難燃材料」としては、厚さが5.5mm以上の難燃合板、厚さが7mm以上の石膏ボード(ボード用原紙の厚さが0.5mm以下のもの)などを使用することができる。不燃材料又は難燃材料として石膏ボードを使用すれば、建築物で広く利用されている安価かつ耐火信頼性の高い素材を用いて、燃え止まり層160を構築することができる。なお、燃え止まり層160は、荷重支持部120に作用する各種の荷重が伝達されない程度の弱接合方式、具体的には、釘打ち、合成接着剤などで荷重支持部120の周囲に固定することができる。
燃え代層140及び燃え止まり層160は、例えば、矩形形状を有する板材の端部を、留つぎ、打ち付けつぎ、大入れつぎなどで直角に接合して形成することができる。ここで、「留つぎ」とは、2つの板材の木口を45°にカットして接合する接合方法、「打ち付けつぎ」とは、2つの板材の木口を直角に加工し、一方の板材の木口を他方の板材に突き合わせて接合する接合方法、「大入れつぎ」とは、一方の板材の側面に溝を掘り、他方の板材の木口を溝に差し込んで接合する接合方法である。なお、どの接合方法においても、釘や接着剤を用いて2つの板材を固定している。
このような柱100を前提として、燃え止まり層160と燃え代層140との間に、金属に比べて1万倍ほど優れた断熱性能を発揮する空気が満たされる空気層180が設けられている。具体的には、燃え止まり層160と燃え代層140との間に、柱100の全長に亘って材軸方向に延びる複数のスペーサー200が配設され、燃え止まり層160と燃え代層140とをスペーサー200の厚さだけ離間させることで、空気が満たされる空気層180が設けられる。図1〜図3に示す柱100では、矩形形状の外形を有する燃え止まり層160の各面について、その面の両端部に離間して平行に延びる一対のスペーサー200によって燃え代層140との間に空気層180が形成されているが、その個数、設置位置は任意に決めることができる。なお、スペーサー200としては、例えば、木材、燃え止まり層160と同一の部材など、火炎に晒されても有毒ガスが発生しない素材を使用することが好ましい。
つぎに、かかる柱100の作用について説明する。
木造建築物に火災が発生して柱100の外部から延焼すると、燃え代層140が火炎に晒されて、その外周から内方へと向かって炭化が徐々に進行していく。そして、燃え代層140の厚さに応じた時間をかけて燃え代層140の全体が焼失すると、その内方に配置された燃え止まり層が現れ、ここで炭化進行が抑制される。この過程においては、荷重支持部120は、燃え止まり層160で覆われているので、火炎に直接晒されず炭化が極緩やかに進行し、短時間で焼失することがない。
燃え代層140が火炎に晒されて温度が上昇しても、その内方に配置された空気層180が断熱材として機能し、燃え代層140の熱が燃え止まり層160に伝達され難くなる。このため、燃え止まり層160の温度上昇が緩やかになり、柱100の耐火性能を向上させることができる。また、柱100の上端及び下端は、公知の接合金物によって他の建築部材に接合されているため、空気層180の空気が火炎によって熱せられると、柱100の下端から上端へと向かう空気の流れが発生する。このため、空気層180の空気が入れ替わり、その温度上昇を抑制することができる。
燃え止まり層160として石膏ボードを使用した場合、石膏ボードには重量の約21%に相当する結晶水が含まれているので、火炎や熱に晒されると熱分解を起こして水蒸気が発生する。石膏ボードの結晶水がすべて放出されてしまうまで、その温度が水の沸点(約100℃)に維持されるため、荷重支持部120の温度が水の沸点以下に制限される。そして、燃え代層140の焼失時間と石膏ボードによる温度制限時間とを加算した時間だけ、荷重支持部120の炭化進行を緩やかにすることができる。
また、柱100の表面が木材からなる燃え代層140で覆われているため、石膏ボードなどからなる燃え止まり層160が外部に露出することがなく、柱100の見栄えを確保することができる。さらに、空気層180に満たされている空気は良好な断熱性能を発揮するため、これを厚くしなくても柱100の耐火性能を向上させることが可能となり、柱100の横断面における外寸をコンパクトにすることができる。
従って、柱100の耐火性能を確保しても、柱100の横断面における外寸をコンパクトにすることができる。また、木造建築物の荷重は荷重支持部120が主に支持するため、構造耐力の設計が容易になると共に、燃え代層140が完全に焼失しても木造建築物が倒壊することがない。
図4は、木製建築部材の一例として挙げられる柱100の第2実施形態を示している。
ここで、第2実施形態に係る柱100は、第1実施形態に係る柱100と大部分が同一構成であるため、主に、第1実施形態と異なる構成、作用及び効果について説明する。
柱100において、2層の燃え止まり層160の間に、金属に比べて1万倍ほど優れた断熱性能を発揮する空気層180が設けられている。具体的には、2層の燃え止まり層160の間に、第1実施形態に係る柱100と同様なスペーサー200が配設され、2層の燃え止まり層160をスペーサー200の厚さだけ離間させることで、空気が満たされる空気層180が設けられる。図4に示す柱100では、内方に配置された矩形形状の外形を有する燃え止まり層160の各面について、その面の両端部に離間して平行に延びる一対のスペーサー200によってその外方に配置された燃え止まり層160との間に空気層180が形成されているが、その個数、設置位置は任意に決めることができる。
このようにすれば、外方に位置する燃え止まり層160が火炎に晒されて温度が上昇しても、その内方に配置された空気層180が断熱材として機能し、空気層180の内方に配置された燃え止まり層160の温度上昇が緩やかになる。特に、燃え止まり層160として石膏ボードを使用した場合には、内方に配置された石膏ボードの温度上昇が抑制されることから、結晶水の生成が緩やかになり、燃え止まり層160としての機能を十分発揮できるようになる。
図5は、木製建築部材の他の例として挙げられる梁300の第1実施形態を示している。
材軸が水平方向に延びる梁300は、柱100と同様に、荷重を支持する荷重支持部320と、荷重支持部320の横断面のうち三方をその全長に亘って被覆する燃え代層340と、荷重支持部320と燃え代層340との間に設けられた少なくとも一層の燃え止まり層360と、を有している。即ち、梁300は、機能的には柱100と同様な構成を有するが、荷重支持部320の横断面の一面(上面)で各種の荷重を支持するため、燃え代層340は、荷重支持部320の両側面及び下面のみを被覆する。このとき、荷重支持部320の上面は、不燃材料などからなる床材500などに接合され、火災時に火炎に直接晒されないため、ここに燃え代層340及び燃え止まり層360が設けられていなくても、梁300の耐火性能については影響がない。
このような梁300を前提として、燃え止まり層360と燃え代層340との間に、金属に比べて1万倍ほど優れた断熱性能を発揮する空気が満たされる空気層380が設けられている。具体的には、燃え止まり層360と燃え代層340との間に、梁300の全長に亘って材軸方向に延びる複数のスペーサー400が配設され、燃え止まり層360と燃え代層340とをスペーサー400の厚さだけ離間させることで、空気が満たされる空気層380が設けられる。図5に示す梁300では、燃え止まり層360の3面(両側面及び下面)について、その面の両端部に離間して平行に延びる一対のスペーサー400によって燃え代層340との間に空気層380が形成されているが、その個数、設置位置は任意に決めることができる。なお、スペーサー400としては、例えば、木材、燃え止まり層360と同一の部材など、火炎に晒されても有毒ガスが発生しない素材を使用することが好ましい。
また、梁300においては、荷重支持部320から燃え代層340及び燃え止まり層360が重力で容易に脱落しないようにすべく、例えば、ボルト及びナットなどの公知の締結具を用いて、荷重支持部320、燃え代層340及び燃え止まり層360を一体化することが望ましい。なお、図5に示す梁300では、燃え止まり層360が2層設けられているが、その層数は2層に限らず、例えば、要求される耐火性能に応じて層数を適宜決定することができる。
梁300の荷重支持部320、燃え代層340及び燃え止まり層360は、柱100の荷重支持部120、燃え代層140及び燃え止まり層160と同様であるため、重複説明を排除する目的で、その詳細な説明を省略する。また、梁300の作用及び効果も、柱100の作用及び効果と同様であるので、重複説明を排除する目的で、その詳細な説明を省略する。必要があれば、柱100の説明を参照されたい。
図6は、木製建築部材の他の例として挙げられる梁300の第2実施形態を示している。
ここで、第2実施形態に係る梁300は、第1実施形態に係る梁300と大部分が同同一構成であるため、主に、第1実施形態と異なる構成、作用及び効果について説明する。
梁300において、2層の燃え止まり層360の間に、金属に比べて1万倍ほど優れた断熱性能を発揮する空気層380が設けられている。具体的には、2層の燃え止まり層360の間に、第1実施形態に係る梁300と同様な複数のスペーサー400が配設され、2層の燃え止まり層360をスペーサー400の厚さだけ離間させることで、空気が満たされる空気層380が設けられる。図6に示す梁300では、内方に配置された矩形形状の外形を有する燃え止まり層360の3面(両側面及び下面)について、その面の両端部に離間して平行に延びる一対のスペーサー400によってその外方に配置された燃え止まり層360との間に空気層380が形成されているが、その個数、設置位置は任意に決めることができる。
このようにすれば、外方に位置する燃え止まり層360が火炎に晒されて温度が上昇しても、その内方に配置された空気層380が断熱材として機能し、空気層380の内方に配置された燃え止まり層360の温度上昇が緩やかになる。特に、燃え止まり層360として石膏ボードを使用した場合には、内方に配置された石膏ボードの温度上昇が抑制されることから、結晶水の生成が緩やかになり、燃え止まり層360としての機能を十分発揮できるようになる。
梁300は、図5及び図6に示す構成に限らず、図7及び図8に示すように、荷重支持部320の横断面の四方を燃え代層340及び燃え止まり層360が被覆していてもよい。要するに、梁300においては、荷重支持部320の横断面の少なくとも三方を燃え代層340及び燃え止まり層360が被覆していればよい。
ここで、柱100のスペーサー200は、柱100の全長に亘って材軸方向に延びる構成に限らず、図9に示すように、その一部が切り取られた構成であってもよい。また、柱100のスペーサー200は、図10に示すように、柱100の横断面において燃え止まり層160の周囲に延びる構成(即ち、荷重支持部120の横断面上に延びる構成)、図11に示すように、その一部が切り取られた構成などであってもよい。なお、燃え止まり層160が少なくとも2層設けられている場合には、燃え止まり層160の間にスペーサー200を配設して空気層180を形成してもよい。要するに、スペーサー200は、燃え止まり層160の周囲又は燃え止まり層160の間に空気層180を形成可能であれば、任意の形状及び配置であってもよい。なお、梁300についても、柱100と同様なスペーサーとすることができる。
また、各実施形態において、木製建築部材の耐火性能を更に向上させるため、荷重支持部120,320及び燃え代層140,340の少なくとも一方を、不燃液剤がん侵木材から構成するようにしてもよい。
さらに、燃え止まり層160,360の外周面にアルミ箔(図示せず)を貼り付けるようにしてもよい。このようにすれば、燃え止まり層160,360に作用する熱の一部がアルミ箔によって反射され、荷重支持部120,320の炭化進行を一層緩やかにすることができる。
なお、本発明は、木製建築部材としての柱100や梁300だけではなく、筋違、根太などにも適用することができる。
100 柱(木製建築部材)
120 荷重支持部
140 燃え代層
160 燃え止まり層
180 空気層
200 スペーサー
300 梁(木製建築部材)
320 荷重支持部
340 燃え代層
360 燃え止まり層
380 空気層
400 スペーサー

Claims (7)

  1. 長尺かつ矩形横断面の木材からなる荷重支持部と、
    前記荷重支持部の外周の少なくとも三方をその全長に亘って被覆する木材からなる燃え代層と、
    前記荷重支持部と前記燃え代層との間に設けられた燃え止まり層と、
    を有する木製建築部材であって、
    前記燃え止まり層と前記燃え代層との間に、長手方向の一端から他端に向けて貫通する空気層が更に設けられた、
    木製建築部材。
  2. 長尺かつ矩形横断面の木材からなる荷重支持部と、
    前記荷重支持部の外周の少なくとも三方をその全長に亘って被覆する木材からなる燃え代層と、
    前記荷重支持部と前記燃え代層との間に設けられた少なくとも2層の燃え止まり層と、
    を有する木製建築部材であって、
    前記少なくとも2層の燃え止まり層の間に、長手方向の一端から他端に向けて貫通する空気層が更に設けられた、
    木製建築部材。
  3. 前記燃え止まり層は、石膏ボードからなる、
    請求項1又は請求項2に記載の木製建築部材。
  4. 前記空気層は、複数のスペーサーによって形成された、
    請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の木製建築部材。
  5. 前記スペーサーは、前記荷重支持部の材軸方向に延びる、
    請求項4に記載の木製建築部材。
  6. 前記スペーサーは、その一部が切り取られた、
    請求項5に記載の木製建築部材。
  7. 前記スペーサーは、前記荷重支持部の横断面上に延び、その一部が切り取られた
    請求項4に記載の木製建築部材。
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