JP6126831B2 - 柱部材の接合構造、及び柱部材の接合方法 - Google Patents

柱部材の接合構造、及び柱部材の接合方法 Download PDF

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Description

本発明は、下柱と上柱とを接合する柱部材の接合構造に関する。
近年、木質の下柱と上柱とを接合する接合構造が提案されている。例えば、特許文献1には、柱/柱連結金物を用いて下柱と上柱とを接合する接合構造が開示されている。
このような接合構造においては、床スラブが無い状態で下柱と上柱との接合作業を行わなければならないため、作業効率が悪くなることが懸念される。
特開平6−212699号公報
本発明は係る事実を考慮し、床スラブを設けた状態で下柱と上柱との接合を行うことができることを課題とする。
第1態様の発明は、木質の下柱と、前記下柱の上部に固定される下柱固定部、前記下柱固定部上に設けられ床スラブと一体となる床固定部、及び前記床固定部上に設けられ前記床スラブの上面から突出する上柱固定部を備える接合部材と、前記上柱固定部に下部が固定される木質の上柱と、を有する柱部材の接合構造である。
第1態様の発明では、接合部材が下柱固定部と上柱固定部とを備えている。そして、下柱固定部を下柱の上部に固定した後に床スラブを設け、この床スラブの上面から突出する上柱固定部に上柱部材の下部を固定することにより、下柱と上柱とが接合される。よって、床スラブを設けた後に、下柱と上柱との接合を行うことができ、床スラブを設けた状態で下柱と上柱との接合作業を効率よく行うことができる。
第2態様の発明は、第1態様の柱部材の接合構造において、前記下柱固定部は、前記下柱の上面に形成された第1挿入溝に挿入される第1板部材を有して構成され、前記上柱固定部は、前記上柱の下面に形成された第2挿入溝に挿入される第2板部材を有して構成され、前記床固定部は、前記床スラブに埋設される第3板部材を有して構成されている。
第2態様の発明では、接合部材を板状部材によって容易に形成することができる。
第3態様の発明は、第1態様の柱部材の接合構造において、前記下柱固定部は、前記下柱の上面に形成された第1挿入溝に挿入される第1板部材を有して構成され、前記上柱固定部は、前記上柱の下面に形成された第2挿入溝に挿入される第2板部材を有して構成され、前記床固定部は、前記床スラブに埋設されるブロック部材を有して構成されている。
第3態様の発明では、床固定部に上柱固定部を確実に固定する(ブロック部材の上面に第2板部材を真っ直ぐ立てる)ことができる。
本発明は上記構成としたので、床スラブを設けた状態で下柱と上柱との接合を行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る柱部材の接合構造を示す正面断面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 本発明の第1実施形態に係る柱接合部材を示す斜視図である。 図1のC−C断面図である。 本発明の第1実施形態に係る柱部材の接合構造の施工方法の一例を示す手順図である。 本発明の第2実施形態に係る柱部材の接合構造を示す正面断面図である。 本発明の第2実施形態に係る柱接合部材を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る柱部材の接合構造の施工方法の一例を示す手順図である。 本発明の第2実施形態に係る床固定部のバリエーションを示す斜視図である。
図を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。まず、本発明の第1実施形態に係る柱部材の接合構造について説明する。
図1の正面断面図に示すように、本発明の第1実施形態に係る柱部材の接合構造10は、木質の下柱12、接合部材としての柱接合部材14、及び木質の上柱16を有して構成されている。
図1、及び図1のA−A断面図である図2に示すように、下柱12は、荷重を支持する木製の柱心材18と、柱心材18の外周を取り囲む燃え止まり層20と、燃え止まり層20の外周を取り囲む木製の燃え代層22とを備え、図1、及び図1のB−B断面図である図3に示すように、柱16は、荷重を支持する木製の柱心材24と、柱心材24の外周を取り囲む燃え止まり層26と、燃え止まり層26の外周を取り囲む木製の燃え代層28とを備えている。
図1に示すように、下柱12の上には、鉄筋コンクリート製の床スラブ30を介して上柱16が設けられている。すなわち、下柱12に支持されて下柱12の上に床スラブ30が設けられ、床スラブ30に支持されて床スラブ30の上に上柱16が設けられている。
図1及び図2に示すように、下柱12には2つの梁32が接合されている。梁32は、下柱12に対して左右対称となるように、一直線状に配置されている。梁32は、荷重を支持する木製の梁心材34と、梁心材34の側面及び下面を取り囲む燃え止まり層36と、燃え止まり層36の側面及び下面を取り囲む木製の燃え代層38とを備えている。また、梁心材34の端面には、燃え止まり層36と同じ構成の燃え止まり層40が形成されている。
図2に示すように、下柱12の柱心材18上面には、平面視にて略十字状の溝42が第1挿入溝として形成されている。また、図3に示すように、上柱16の柱心材24下面には、平面視にて略十字状の溝44が第2挿入溝として形成されている。
図1に示すように、下柱12と上柱16とは、柱接合部材14によって接合されている。図4の斜視図に示すように、柱接合部材14は、下柱固定部46と、下柱固定部46の上に設けられた床固定部48と、床固定部48の上に設けられた上柱固定部50とを備えている。
下柱固定部46は、鋼板により形成された第1板部材としての接合プレート52を平面視にて略十字状に4つ配置し、下柱固定部46の材軸の位置でこれらの接合プレート52の一方の側端部同士を溶接等により接合して一体化した部材である。接合プレート52は、平面形状が矩形になっている。なお、下柱固定部46は、鋼板により形成された幾つの接合プレートによって形成してもよいし、接合プレートを平面視にて略十字状以外に配置してもよい。例えば、1つの接合プレートのみを平面視にて一字状に配置してもよいし、接合プレートを平面視にて平行又は井桁状に配置してもよい。
下柱固定部46の上には、鋼板により形成された水平プレート54が設けられている。水平プレート54は、平面形状が正方形になっている。接合プレート52の上端部は、溶接等により水平プレート54の下面に接合され、これにより、下柱固定部46と水平プレート54とは一体化されている。なお、水平プレート54の平面形状は、長方形や円形等の他の形状であってもよい。
接合プレート52には、梁接合部材56を下柱12に固定するボルト58を通す貫通孔60と、下柱12の柱心材18に接合プレート52を接合するドリフトピン62を通す貫通孔64とが略水平に形成されている。
図1及び図2に示すように、下柱固定部46は、接合プレート52を溝42に挿入し、下柱12の柱心材18上面に水平プレート54を載置した状態で、接着剤等により接合プレート52を溝42に固定し、さらに、下柱12の柱心材18上部に略水平に形成された貫通孔66と、接合プレート52に形成された貫通孔64とにドリフトピン62を挿入することによって、下柱12(柱心材18)の上部に固定される。なお、施工時作業に支障がなければ、溝42への接合プレート52の固定に接着剤等を用いなくてもよい。
図4に示すように、上柱固定部50は、鋼板により形成された第2板部材としての接合プレート68を平面視にて略十字状に4つ配置し、上柱固定部50の材軸の位置でこれらの接合プレート68の一方の側端部同士を溶接等により接合して一体化した部材である。接合プレート68は、平面形状が矩形になっている。なお、上柱固定部50は、鋼板により形成された幾つの接合プレートによって形成してもよいし、接合プレートを平面視にて略十字状以外に配置してもよい。例えば、1つの接合プレートのみを平面視にて一字状に配置してもよいし、接合プレートを平面視にて平行又は井桁状に配置してもよい。
上柱固定部50は、鋼板により形成された水平プレート70の上に設けられている。水平プレート70は、平面形状が正方形になっている。接合プレート68の下端部は、溶接等により水平プレート70の上面に接合されて、上柱固定部50と水平プレート70とは一体化されている。なお、水平プレート70の平面形状は、長方形や円形等の他の形状であってもよい。
接合プレート68には、上柱16の柱心材24に接合プレート68を接合するドリフトピン62を通す貫通孔72が略水平に形成されている。
図1及び図3に示すように、上柱固定部50は、柱接合部材14を下柱12の上部に固定した状態で、床スラブ30の上面から突出するように配置される。そして、上柱固定部50は、接合プレート68を溝44に挿入し、水平プレート70の上面に上柱16の柱心材24を載置した状態で、接着剤等により接合プレート68を溝44に固定し、さらに、上柱16の柱心材24に略水平に形成された貫通孔74と、接合プレート68に形成された貫通孔72とにドリフトピン62を挿入することによって、上柱16(柱心材24)の下部が固定される。なお、施工時作業に支障がなければ、溝44への接合プレート68の固定に接着剤等を用いなくてもよい。
図4に示すように、床固定部48は、鋼板により形成された第3板部材としての埋設プレート76を平面視にて略十字状に4つ配置し、床固定部48の材軸の位置でこれらの埋設プレート76の一方の側端部同士を溶接等により接合して一体化した部材である。埋設プレート76は、平面形状が矩形になっている。なお、床固定部48は、鋼板により形成された幾つの埋設プレートによって形成してもよいし、埋設プレートを平面視にて略十字状以外に配置してもよい。例えば、1つの埋設プレートのみを平面視にて一字状に配置してもよいし、埋設プレートを平面視にて平行又は井桁状に配置してもよい。
床固定部48は、水平プレート54と水平プレート70との間に設けられており、水平プレート54の上面に埋設プレート76の下端部が溶接等により接合され、水平プレート70の下面に埋設プレート76の上端部が溶接等により接合されて、床固定部48と水平プレート54、70とは一体化されている。
図1、図4、及び図1のC−C断面図である図5に示すように、埋設プレート76には、床スラブ30に埋設される下端鉄筋78や上端鉄筋80を通す貫通孔82が略水平に形成されている。
図1及び図5に示すように、床固定部48は、埋設プレート76の貫通孔82へ下端鉄筋78及び上端鉄筋80を挿入した状態で、床スラブ30を形成するコンクリートSを床固定部48の周りに打設し、このコンクリートSを硬化させることによって、床スラブ30(コンクリートS、下端鉄筋78、及び上端鉄筋80)と一体となるように埋設されて固定される。
下柱固定部46の接合プレート52、床固定部48の埋設プレート76、及び上柱固定部50の接合プレート68は、平面視にて略一致するように配置されている。また、水平プレート54と水平プレート70とは、平面形状が同じであり、平面視にて略一致するように配置されている。
図1及び図2に示すように、梁32は、梁接合部材56によって下柱12に接合されている。図4に示すように、梁接合部材56は、フランジ84とガセットプレート86とを平面視にてT字状に一体化した鋼製の部材である。
梁接合部材56は、下柱12の柱心材18側面にフランジ84を配置し、フランジ84に略水平に形成された貫通孔88と、下柱12の柱心材18に略水平に形成された貫通孔90とにボルト58を挿入し、このボルト58の両端部にナット92をねじ込み締め付けることによって、下柱12に取り付けられている。
図1に示すように、下柱12の燃え止まり層20と燃え代層22とには、梁接合部材56を収容するための切欠き部94が形成されており、この切欠き部94の側面及び下面には、燃え止まり層20と同じ構成の燃え止まり層96が形成されている。さらに、下柱12の柱心材18に梁接合部材56を取り付けた後に切欠き部94に残る空間には、ロックウール等の断熱材Wが充填されている。
図1及び図2に示すように、梁32は、梁32の梁心材34端部に鉛直に形成されたスリット98へガセットプレート86を挿入するようにして、下柱12と接合される位置に梁32を配置した状態で、接着剤等によりガセットプレート86をスリット98に固定し、さらに、梁32の梁心材34を横断するようにして梁心材34に略水平に形成された貫通孔100と、ガセットプレート86に略水平に形成された貫通孔102とにドリフトピン62を挿入しピン接合することによって、梁接合部材56に接合されている。梁32は、梁32の端面と下柱12の側面との間に隙間を有するようにして配置され、この隙間に耐火シール、モルタル、ロックウールなどの耐火性部材Mが充填されている。なお、施工時作業に支障がなければ、スリット98へのガセットプレート86の固定に接着剤等を用いなくてもよい。
図1及び図2に示すように、下柱固定部材46は、下柱12の柱心材18に埋設されることにより、耐火性を有する燃え止まり層20及び燃え代層22と、断熱材Wとによって取り囲まれ、床固定部48及び水平プレート54、70は、床スラブ30を形成し耐火性を有するコンクリートSによって取り囲まれ、上柱固定部50は、上柱16の柱心材24に埋設されることにより、耐火性を有する燃え止まり層26及び燃え代層28によって取り囲まれている。
さらに、図1及び図2に示すように、耐火性を有する、下柱12の燃え止まり層20、燃え代層22、梁32の燃え止まり層36、燃え代層38、床スラブ30を形成するコンクリートS、断熱材W、及び燃え止まり層40、96によって、梁接合部材56は取り囲まれている。
下柱12、上柱16、梁32、柱接合部材14、及び梁接合部材56は、工場等で製作された部材となっている。
次に、図6(a)〜(f)の正面断面図により、柱部材の接合構造10の施工方法の一例について説明する。まず、図6(a)に示すように、下柱12の柱心材18側面に梁接合部材56を配置する。
次に、下柱12の柱心材18に設けられた溝42に接合プレート52を挿入させながら柱接合部材14を下降させ、柱心材18の上面に水平プレート54を載置するようにして、下柱12の上部に柱接合部材14を設置する。
次に、図6(b)に示すように、接着剤等により接合プレート52を溝42に固定し、さらに、柱心材18に形成された貫通孔66と、接合プレート52に形成された貫通孔64とにドリフトピン62を挿入することによって、柱接合部材14の下柱固定部46を、下柱12(柱心材18)の上部に固定する。
次に、フランジ84に形成された貫通孔88と、柱心材18に形成された貫通孔90とにボルト58を挿入し、このボルト58の両端部にナット92をねじ込み締め付けることによって、下柱12に梁接合部材56を取り付ける。
次に、図6(c)に示すように、切欠き部94内に断熱材Wを充填した後、梁32の梁心材34に形成されたスリット98へガセットプレート86を挿入するようにして下柱12の側面に梁32を配置する。梁32は、梁32の端面と下柱12の側面との間に隙間を有するようにして配置する。
次に、図6(d)に示すように、接着剤等によりガセットプレート86をスリット98に固定し、さらに、梁32の梁心材34に形成された貫通孔100と、ガセットプレート86に形成された貫通孔102とにドリフトピン62を挿入しピン接合することによって、梁接合部材56に梁32を接合する。そして、梁32の端面と下柱12の側面との間の隙間に耐火性部材Mを充填する。
次に、図6(e)に示すように、梁32及び下柱12の上にコンクリートSを打設して床スラブ30を設ける。
次に、図6(f)に示すように、床スラブ30の上面から突出する接合プレート68を上柱16の柱心材24に設けられた溝44に挿入させながら上柱16を下降させ、水平プレート70の上面に上柱16の柱心材24を載置するようにして、床スラブ30の上に上柱16を配置する。
次に、接着剤等により接合プレート68を溝44に固定し、さらに、上柱16の柱心材24に形成された貫通孔74と、接合プレート68に形成された貫通孔72とにドリフトピン62を挿入することによって、上柱16(柱心材24)の下部を柱接合部材14の上柱固定部50に固定する。これによって、下柱12に上柱16が接合される。
次に、本発明の第1実施形態に係る柱部材の接合構造の作用と効果について説明する。
本発明の第1実施形態の柱部材の接合構造10では、図6(a)〜(f)に示すように、柱接合部材14の下柱固定部46を下柱12の上部に固定し、下柱12に梁32を接合した後に、梁32及び下柱12の上に床スラブ30を設け、この後、上柱16の下部を床スラブ30の上面から突出する柱接合部材14の上柱固定部50に固定して下柱12に上柱16を接合する。よって、床スラブ30を設けた後に、下柱12と上柱16との接合を行うことができ、床スラブ30を設けた状態で下柱12と上柱16との接合作業を効率よく行うことができる。
また、図1〜3に示すように、柱接合部材14の接合プレート52を下柱12に設けられた溝42に挿入し、柱接合部材14の接合プレート68を上柱16に設けられた溝44に挿入して、下柱12に上柱16を接合することにより、下柱12に対して上柱16が横方向へずれるのを防ぐことができる。
さらに、図4に示すように、下柱固定部46を、鋼板により形成された4つの接合プレート52によって形成し、床固定部48を、鋼板により形成された4つの埋設プレート76によって形成し、上柱固定部50を、鋼板により形成された4つの接合プレート68によって形成することによって、柱接合部材14を、板状部材によって容易に形成することができる。
また、図1に示すように、床スラブ30を介して下柱12と上柱16とを接合する構造とすることにより、取り扱う柱部材を柱長の短い部材(下柱12及び上柱16)にすることができる。これにより、柱部材の製作や、トラック等による柱部材の搬送が行い易くなる。また、クレーン等による柱部材の取扱いが容易になるので、これらの柱部材を有して構築される建築物の施工効率を向上させることができる。
さらに、下柱12、上柱16、梁32、柱接合部材14、及び梁接合部材56を工場等で製作することにより、これらの部材を高い精度で製作することができる。また、これらの部材の組み立て作業によって建築物を構築できるので、建築物の施工効率を向上させることができる。
また、図1〜3に示すように、下柱12及び上柱16において、火災が発生したときに火炎が燃え代層22、28に着火し、燃え代層22、28が燃焼する。そして、燃焼した燃え代層22、28は炭化する。これにより、下柱12及び上柱16の外部から柱心材18、24への熱伝達と酸素供給とを炭化した燃え代層22、28が遮断し、燃え止まり層20、26が吸熱するので、火災(加熱)時及び火災(加熱)終了後における柱心材18、24の温度上昇を抑制することができる。
さらに、図1及び図2に示すように、梁32において、火災が発生したときに火炎が燃え代層38に着火し、燃え代層38が燃焼する。そして、燃焼した燃え代層38は炭化する。これにより、梁32の外部から梁心材34への熱伝達と酸素供給とを炭化した燃え代層38が遮断し、燃え止まり層36が吸熱するので、火災(加熱)時及び火災(加熱)終了後における梁心材34の温度上昇を抑制することができる。
よって、火災(加熱)時及び火災(加熱)終了後において、所定時間の間、下柱12の柱心材18、上柱16の柱心材24、及び梁32の梁心材34を炭化・燃焼温度未満に抑え、柱心材18、24、及び梁心材34を燃焼させずに燃え止まらせることができる。すなわち、火災時及び火災終了後において、下柱12、上柱16、及び梁32を構造部材として機能させることができる。
また、図1〜3に示すように、柱接合部材14は、耐火性を有する、燃え止まり層20、26、96、燃え代層22、28、断熱材W、コンクリートS(床スラブ30)によって取り囲まれているので、火災時及び火災終了後における柱接合部材14の温度上昇を抑制することができ、下柱12と上柱16との接合部の耐火性を確保することができる。
さらに、図1及び図2に示すように、梁接合部材56は、耐火性を有する、燃え止まり層20、36、96、燃え代層22、38、コンクリートS(床スラブ30)によって取り囲まれているので、火災時及び火災終了後における梁接合部材56の温度上昇を抑制することができ、下柱12と梁32との接合部の耐火性を確保することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る柱部材の接合構造について説明する。
第2実施形態の説明において、第1実施形態と同じ構成のものは、同符号を付すると共に、適宜省略して説明する。図7の正面断面図に示すように、第2実施形態の柱部材の接合構造104は、木質の下柱12、接合部材としての柱接合部材106、及び木質の上柱16を有して構成されている。
図7に示すように、下柱12と上柱16とは、柱接合部材106によって接合されている。図8の斜視図に示すように、柱接合部材106は、下柱固定部46と、下柱固定部46の上に設けられた床固定部108と、床固定部108の上に設けられた上柱固定部50とを備えている。
床固定部108は、鉄筋コンクリートにより形成された直方体状のブロック部材110と、ブロック部材110に埋設された袋ナット112に端部がねじ込まれて固定されたアンカー部材としてのスタッドボルト114とを有して構成されている。なお、ブロック部材110と床スラブ30との一体化を高めて、床スラブ30の面内せん断力を、ブロック部材110を介して下柱12及び上柱16に伝達することができれば、スタッドボルト114は、アンカー鉄筋等の他のアンカー部材であってもよい。
図7及び図8に示すように、ブロック部材110は、水平プレート70と水平プレート54とにより上下にブロック部材110を挟み込んだ状態で、ブロック部材110に略鉛直に形成された貫通孔116と、水平プレート70に略鉛直に形成された貫通孔118と、水平プレート54に略鉛直に形成された貫通孔120とにボルト122を貫通させ、このボルト122の両端部にナット124をねじ込み締め付けることによって、水平プレート54、70と一体化されている。
図8に示すように、ブロック部材110には、床スラブ30に埋設される下端鉄筋78や上端鉄筋80を通す貫通孔126が略水平に形成されている。なお、ブロック部材110が、下端鉄筋78や上端鉄筋80に干渉しない大きさや配置の場合には、貫通孔126は無くてもよい。
図7に示すように、床固定部108は、ブロック部材110の貫通孔126へ下端鉄筋78及び上端鉄筋80を挿入した状態で、床スラブ30を形成するコンクリートSを床固定部108の周りに打設し、このコンクリートSを硬化させることによって、床スラブ30(コンクリートS、下端鉄筋78、及び上端鉄筋80)と一体となるように埋設されて固定される。
下柱固定部46の接合プレート52、及び上柱固定部50の接合プレート68は、平面視にて略一致するように配置されている。また、水平プレート54、70と、ブロック部材110の上下面とは、平面形状が同じであり、平面視にて略一致するように配置されている。
図7に示すように、第2実施形態の柱部材の接合構造104では、下柱12の柱心材18上面に形成された凹部128に水平プレート54が収容されるようにして、接合プレート52を溝42に挿入し、この凹部128の底面上に水平プレート54を載置した状態で、下柱固定部46が下柱12(柱心材18)の上部に固定される。
さらに、上柱16の柱心材24下面に形成された凹部130に水平プレート70が収容されるようにして、接合プレート68を溝44に挿入し、水平プレート70の上面に凹部130の天井面を接触させて水平プレート70の上面に上柱16の柱心材24を載置した状態で、上柱16(柱心材24)の下部が上柱固定部50に固定される。
図7に示すように、下柱固定部材46及び水平プレート54は、下柱12の柱心材18に埋設されることにより、耐火性を有する燃え止まり層20及び燃え代層22と、断熱材Wとによって取り囲まれ、床固定部108は、床スラブ30を形成するコンクリートSによって取り囲まれ、上柱固定部50及び水平プレート70は、上柱16の柱心材24に埋設されることにより、耐火性を有する燃え止まり層26及び燃え代層28によって取り囲まれている。また、床固定部108を構成するブロック部材110は、耐火性を有するコンクリート製の部材である。これによって、火災時及び火災終了後における柱接合部材106の温度上昇を抑制することができ、下柱12と上柱16との接合部の耐火性が確保される。
また、柱接合部材106を構成する下柱固定部46、床固定部108、及び上柱固定部50は、それぞれが工場等で製作された部材となっている。
次に、図9(a)〜(f)の正面断面図により、柱部材の接合構造104の施工方法の一例について説明する。まず、図9(a)に示すように、下柱12の柱心材18側面に梁接合部材56を配置する。
次に、下柱12の柱心材18に設けられた溝42に接合プレート52を挿入させながら下柱固定部46を下降させ、柱心材18の凹部128底面に水平プレート54を載置するようにして、下柱12の上に下柱固定部46を配置する。下柱固定部46には、下端部にナット124を設けたボルト122が、水平プレート54の貫通孔120に下方から上方へ貫通させた状態で予め取り付けられている。
次に、スタッドボルト114が取り付けられたブロック部材110を、貫通孔116にボルト122を挿入させながら下降させ、水平プレート54の上面にブロック部材110を載置するようにして、下柱固定部46上に床固定部108を配置する。なお、スタッドボルト114は、床スラブ30のコンクリートSを打設する前であれば、どのタイミングでブロック部材110に取り付けてもよい。
次に、図9(b)に示すように、接着剤等により接合プレート52を溝42に固定し、さらに、柱心材18に形成された貫通孔66と、接合プレート52に形成された貫通孔64とにドリフトピン62を挿入することによって、下柱固定部46を、下柱12(柱心材18)の上部に固定する。
次に、フランジ84に形成された貫通孔88と、柱心材18に形成された貫通孔90とにボルト58を挿入し、このボルト58の両端部にナット92をねじ込み締め付けることによって、下柱12に梁接合部材56を取り付ける。
次に、図9(c)に示すように、切欠き部94内に断熱材Wを充填した後、梁32の梁心材34に形成されたスリット98へガセットプレート86を挿入するようにして下柱12の側面に梁32を配置する。梁32は、梁32の端面と下柱12の側面との間に隙間を有するようにして配置する。
次に、図9(d)に示すように、接着剤等によりガセットプレート86をスリット98に固定し、さらに、梁32の梁心材34に形成された貫通孔100と、ガセットプレート86に形成された貫通孔102とにドリフトピン62を挿入しピン接合することによって、梁接合部材56に梁32を接合する。そして、梁32の端面と下柱12の側面との間の隙間に耐火性部材Mを充填する。
次に、図9(e)に示すように、梁32及び下柱12の上にコンクリートSを打設して床スラブ30を設ける。
次に、水平プレート70の貫通孔118にボルト122を挿入させながら上柱固定部50を下降させ、ブロック部材110の上面に上柱固定部50を載置する。そして、ボルト122の上端部にナット124をねじ込み締め付けることによって、下柱固定部46、床固定部108、及び上柱固定部50を一体化して柱接合部材106を構成する。なお、この作業は、コンクリートSを打設して床スラブ30を形成する前に行ってもよい。
次に、図9(f)に示すように、上柱16の柱心材24下面に形成された凹部130に水平プレート70が収容されるようにして、接合プレート68を溝44に挿入させながら上柱16を下降させ、水平プレート70の上面に凹部130の天井面を接触させて水平プレート70の上面に上柱16の柱心材24を載置することにより、床スラブ30の上に上柱16を配置する。
次に、接着剤等により接合プレート68を溝44に固定し、さらに、上柱16の柱心材24に形成された貫通孔74と、接合プレート68に形成された貫通孔72とにドリフトピン62を挿入することによって、上柱16(柱心材24)の下部を柱接合部材106の上柱固定部50に固定する。これによって、下柱12に上柱16が接合される。
次に、本発明の第2実施形態に係る柱部材の接合構造の作用と効果について説明する。
第2実施形態の柱部材の接合構造104では、第1実施形態の柱部材の接合構造10と略同様の効果を得ることができる。また、床固定部108は、床スラブ30に埋設されるブロック部材110を有して構成されているので、床固定部108に上柱固定部50を確実に固定する(ブロック部材110の上面に接合プレート68を真っ直ぐ立てる)ことができる。
さらに、ブロック部材110に取り付けられたスタッドボルト114によって、床スラブ30の面内せん断力を、ブロック部材110を介して効率よく下柱12及び上柱16に伝達することができる。
以上、本発明の第1及び第2実施形態について説明した。
なお、第1実施形態では、柱接合部材14を鋼板によって形成し、第2実施形態では、柱接合部材106を鋼板とコンクリートブロックによって形成した例を示したが、下柱12と上柱16との間で力の伝達が可能であり、下柱12に上柱16を支持させることができるものであれば、プラスチック、モルタル、木材等の他の材料によって形成してもよい。例えば、図10の斜視図に示すように、筒状の鋼管132内にコンクリートを充填した床固定部134としてもよい。床固定部134では、鋼管132の側面にアンカー部材としてのスタッドボルト114が溶接等によって固定されており、鋼管132内に充填されて硬化したコンクリートにより形成されたコア部136に、ボルト122が挿入される貫通孔138が略鉛直に形成されている。また、鋼管132とコア部136とには、下端鉄筋78や上端鉄筋80が挿入される貫通孔140が略水平に形成されている。床固定部134では、コンクリートを充填するための側型枠が不要なので、床固定部134の製作手間を軽減することができる。
柱接合部材106の床固定部108を構成するブロック部材110や、床固定部134を構成するコア部136は、耐火性を有するコンクリート部材であるので、下柱12と上柱16との接合部の耐火性を確保することができる。
また、第1及び第2実施形態では、図1及び図7に示すように、下柱12が、柱心材18、燃え止まり層20、及び燃え代層22を備え、上柱16が、柱心材24、燃え止まり層26、及び燃え代層28を備え、梁32が、梁心材34、燃え止まり層36、及び燃え代層38を備えている例を示したが、柱心材18、24、梁心材34、及び燃え代層22、28、38は、木材によって形成されていればよい。例えば、柱心材18、24、梁心材34、及び燃え代層22、28、38は、米松、唐松、檜、杉、あすなろ等の一般の木造建築に用いられる木材(以下、「一般木材」とする)によって形成してもよいし、これらの一般木材を板状等の製材に加工し、この製材同士を接着剤により接着して一体化した集成材であってもよい。
さらに、燃え止まり層20、26、36は、火炎及び熱の進入を抑えて燃え止まり効果を発揮できる層であればよい。例えば、燃え止まり層20、26、36は、難燃性を有する層や熱の吸収が可能な層であればよい。
難燃性を有する層としては、木材に難燃薬剤を注入して不燃化処理した難燃薬剤注入層が挙げられる。熱の吸収が可能な層は、熱容量が大きな材料、断熱性が高い材料、又は熱慣性が高い材料によって形成してもよいし、これらの材料と一般木材とを組み合わせて形成してもよい。また、難燃性を有する層と、熱の吸収が可能な層とを組み合わせて(例えば、難燃性を有する層と、熱の吸収が可能な層とを交互に配置して)燃え止まり層20、26、36を形成してもよい。
熱容量が大きな材料としては、モルタル、石材、ガラス、繊維補強セメント、石膏等の無機質材料、各種の金属材料などが挙げられる。断熱性が高い材料としては、けい酸カルシウム板、ロックウール、グラスウールなどが挙げられる。熱慣性が高い材料としては、セランガンバツ、ジャラ、ボンゴシ等の木材が挙げられる。
また、第1及び第2実施形態では、図1及び図7に示すように、下柱12が、柱心材18、燃え止まり層20、及び燃え代層22を備え、上柱16が、柱心材24、燃え止まり層26、及び燃え代層28を備え、梁32が、梁心材34、燃え止まり層36、及び燃え代層38を備えている例を示したが、下柱12及び上柱16は、荷重を支持する木製の柱心材と、この柱心材の外周を取り囲む燃え止まり層又は燃え代層とを有していればよく、梁32は、荷重を支持する木製の梁心材と、この梁心材の外周を取り囲む燃え止まり層又は燃え代層とを有していればよい。
例えば、下柱12、上柱16、及び梁32は、荷重を支持する木製の心材と、この心材の外周を取り囲む燃え止まり層と、この燃え止まり層の外周を取り囲む燃え代層以外の層(例えば、薄い木製の仕上げ材)とによって構成してもよい。また、例えば、下柱12、上柱16、及び梁32は、荷重を支持する木製の心材の周囲を、吹き付けロックウール等の湿式の耐火材や、ロックウールシート、高耐熱ロックウールシート、けい酸カルシウム、石膏ボード等の乾式の耐火材で覆ったものであってもよい。
耐火性を期待しなければ、下柱12、上柱16、及び梁32は、木質の部材であればよい。また、梁32は、木質以外の部材であってもよい。例えば、梁32を、鋼製、鉄筋コンクリート製、プレストレストコンクリート製等の部材にしてもよい。
また、第1及び第2実施形態では、ドリフトピン62によって、柱接合部材14、106と下柱12、柱接合部材14、106と上柱16、及び梁接合部材56と梁32をピン接合した例を示したが、確実に接合を行うことができれば、構造用ボルト等の他の方法で接合してもよい。
さらに、第1及び第2実施形態では、図1及び図7に示すように、下柱12に2つの梁32を接合した例を示したが、下柱12に接合する梁32はいくつでもよい。例えば、1つの梁32のみを下柱12に接合してもよいし、平面視にて一直線状、L字状又はT字状に配置されるように2つ又は3つの梁32を下柱12に接合してもよいし、平面視にて放射状に配置されるように4つの梁32を下柱12に接合してもよい。
下柱12に幾つの梁32をどのように配置して接合した場合においても、第1及び第2実施形態で示したように、ドリフトピン62によって、柱接合部材14、106と下柱12を接合し、ボルト58によって、梁接合部材56と下柱12を接合すればよい。例えば、平面視にてL字状、T字状、又は放射状に配置されるように、2つ、3つ、又は4つの梁32を下柱12に接合する場合には、ドリフトピン62を用いずに、柱接合部材14、106と下柱12の接合を、梁接合部材56と下柱12を接合するボルト58によって行うようにしてもよい。すなわち、ボルト58を、柱接合部材14、106と下柱12の接合と、梁接合部材56と下柱12との接合に共用するようにしてもよい。
以上、本発明の第1及び第2実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものでなく、第1及び第2実施形態を組み合わせて用いてもよいし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10、104 柱部材の接合構造
12 下柱
14、106 柱接合部材(接合部材)
16 上柱
30 床スラブ
42 溝(第1挿入溝)
44 溝(第2挿入溝)
46 下柱固定部
48、108、134 床固定部
50 上柱固定部
52 接合プレート(第1板部材)
68 接合プレート(第2板部材)
76 埋設プレート(第3板部材)
110 ブロック部材

Claims (4)

  1. 木質の下柱と、
    前記下柱の上部に固定される下柱固定部、前記下柱固定部上に設けられ前記下柱上の部分と該部分の周囲とが同じ厚さとされた床スラブに全て埋設されて該床スラブと一体となる床固定部、及び前記床固定部上に設けられ前記床スラブの上面よりも上方へ突出する上柱固定部を備える接合部材と、
    前記上柱固定部に下部が固定される木質の上柱と、
    を有する柱部材の接合構造。
  2. 前記下柱固定部は、前記下柱の上面に形成された第1挿入溝に挿入される第1板部材を有して構成され、
    前記上柱固定部は、前記上柱の下面に形成された第2挿入溝に挿入される第2板部材を有して構成され、
    前記床固定部は、前記床スラブに埋設される第3板部材を有して構成されている請求項1に記載の柱部材の接合構造。
  3. 前記下柱固定部は、前記下柱の上面に形成された第1挿入溝に挿入される第1板部材を有して構成され、
    前記上柱固定部は、前記上柱の下面に形成された第2挿入溝に挿入される第2板部材を有して構成され、
    前記床固定部は、前記床スラブに埋設されるブロック部材を有して構成されている請求項1に記載の柱部材の接合構造。
  4. 木質の下柱の上部に固定される下柱固定部、前記下柱固定部上に設けられ床スラブと一体となる床固定部、及び前記床固定部上に設けられ前記床スラブの上面よりも上方へ突出する上柱固定部を備える接合部材の前記下柱固定部を、前記下柱の上部に固定する工程と、
    前記下柱の上に前記床スラブを設ける工程と、
    前記上柱固定部に木質の上柱の下部を固定して前記下柱に前記上柱を接合する工程と、
    を有する柱部材の接合方法。
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