JP2008018772A - 自動車の盗難防止システム - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車の盗難を検知すると、自動車を動けないようにして盗難を防止する自動車の盗難防止システムを提供する。
【解決手段】自動車の盗難防止システム1は、本体10の認証部12が自動車所有者を認証できないとき、あるいは盗難阻止指令信号が与えられたとき、主制御部11が自動車所有者以外の者によって動かされたことにより盗難であると判別し、内部送信部15から盗難防止信号を無線信号あるいは光信号により、空気抜き制御部20の内部受信部21に送信し、バルブ制御部22はバルブ23およびポンプ25を制御してタイヤの空気を抜き、自動車を動けなくして、それ以降走行させることをできないようにすることで、自動車の盗難を阻止する。
【選択図】図1

Description

この発明は、自動車の盗難防止システムに関し、特に、自動車の所有者以外の者によって自動車が盗難されるのを防止する自動車の盗難防止システムに関する。
自動車の盗難件数は、2005年中に46000件余りも発生しており、キーを自動車のイグニッションスイッチに挿入した状態で乗り逃げされる件数は2005年中で13000件余り発生し、盗難件数全体の30パーセント弱になっている。また、走行中に追突事故を装った自動車盗難も発生している。このような自動車盗難を防止するために、種々のシステムが開発されている。
特開2005−324579号公報(特許文献1)には、パスワードが入力されなかったときあるいは入力されたパスワードと予め設定されているパスワードとが一致しなかったときに、盗難が発生したものと判断して、タイヤの空気を外部に排出して空気圧を減圧することで自動車が自走しにくくすることが記載されている。
特開2005−324715号公報(特許文献2)には、センサが車両の異常を検知すると車両のタイヤの空気を外部に排出する電磁弁を駆動することによりタイヤの機能を失わせることで盗難を防止することが記載されている。
特開2005−324579号公報(要約、図3) 特開2005−324715号公報(要約、図1)
特許文献1および特許文献2に記載された自動車用盗難防止装置においては、キーを自動車のイグニッションスイッチに差し込んだ状態で盗難に遭遇したり、エンジンを始動させた状態で追突事故を装った自動車盗難においては、装置は盗難であることを判別できないので、空気圧を減圧できないという不都合を生じる。
そこで、この発明の目的は、自動車の盗難の検知の有無にかかわりなく、自動車を走行できないようにして盗難を防止する自動車の盗難防止システムを提供することである。
この発明は、自動車の盗難防止システムであって、自動車のタイヤの空気を抜くための空気抜き手段と、自動車の所有者からの指令を受けて、空気抜き手段によってタイヤの空気を抜くように制御する制御手段とを備える。
自動車所有者は、自動車の盗難に気づくと直ちに指令を与えることで、自動車を走行不能にできるので、盗難防止に寄与できる。
好ましい実施形態では、自動車の所有者が運転しているかを認証する認証手段と、認証手段によって自動車の所有者以外の者が運転していることが認証されたことに応じて、自動車の所有者に通知する通知手段とを含む。
自動車の所有者は、盗難の通知を受けると直ちに指令を与えることで、盗難された自動車の走行を不能にできる。
好ましくは、自動車の走行速度を検知する速度検知手段を含み、制御手段は、自動車の所有者からの指令を受けたとき、速度検知手段によって検知された速度に応じて、空気抜き手段によるタイヤの空気抜き量を変化させる。
自動車の走行速度に応じて、タイヤの空気抜き量を変化させることにより、急激に空気抜き量を多くすることによる不慮の事故の発生を防止できる。
一実施形態では、盗難防止を自動設定する設定手段を含み、制御手段は、設定手段によって盗難防止が自動設定されているとき、認証手段によって自動車の所有者以外の者が運転していることが認証されたことに応じて、空気抜き手段によってタイヤの空気を抜くように制御する。
盗難防止が設定されているときに、盗難が検知されると、自動車所有者の意思にかかわりなく直ちにタイヤの空気を抜いて盗難を防止できる。
他の実施形態では、制御手段は、設定手段によって盗難防止が自動設定されていないとき、自動車の所有者からの指令を受けたことに応じて、空気抜き手段によってタイヤの空気を抜くように制御する。
盗難防止が設定されていないときでも、自動車所有者の目の前で自動車が盗難にあったときは、自動車所有者が直ちに指令を発することで盗難を阻止できる。
好ましくは、制御手段による空気抜きの制御に伴って音声で警告を報知する音声報知手段を含む。音声報知手段は、警告の音声を自動車の内外に報知する。自動車を盗難した者に対して警告を与えることで、直ちに自動車を停止させることができる。また。自動車の外に対しても警告音を発することで、通行人による警察への通報も期待できるので早期の犯人検挙に寄与できる。
好ましくは、空気抜き手段は、自動車の各タイヤに関連して設けられ、制御手段は、自動車の所有者からの指令を受けたとき、自動車の全てのタイヤの空気抜き量を変化させる。これにより、全てのタイヤをパンクしたときと同じ状態にできるので、自動車の走行を直ちに停止させて盗難を阻止できる。
好ましくは、自動車の所有者からの指令を受けて、制御手段から出力された空気抜き信号を出力する送信手段と、タイヤに関連して設けられ、送信手段から送信された空気抜き信号を受信する受信手段とを含み、空気抜き手段は、タイヤに関連して設けられ、受信手段によって空気抜き信号が受信されたことに応じて、対応するタイヤの空気を抜くバルブとを含む。
好ましくは、タイヤはホィールに装着されており、バルブは、タイヤ内の空気を抜くことができるようにホィールのタイヤ装着部分に設けられる。
この発明によれば、自動車の所有者からの指令を受けて、自動車のタイヤの空気を抜くように制御することにより、それ以降自動車を走行させることができなくなるので、自動車を盗難した者は自動車を捨てて逃走せざるを得なくなり、盗難を防止できる。
図1はこの発明の一実施形態における自動車の盗難防止システム1を示すブロック図である。図1において、盗難防止システム1は、本体10と、空気抜き制御部20と、空気抜き手段として作動するバルブ23とを含む。本体10は、盗難防止システム1全体を制御する制御手段として作動する主制御部11と、認証手段として作動する認証部12と、設定手段として作動する操作部13と、速度検知手段として作動する速度検知部14と、送信手段として作動する内部送信部15と、通知手段として作動する外部送信部16と、外部受信部17と、音声報知手段として作動する音声ガイド部18とを含む。
認証部12は、自動車の所有者が自動車のドアーを開けてエンジンを始動したか否かを認証するものである。すなわち、認証部12は、正規のキーが挿入されたか否か、予め登録されている暗証番号が入力されたか否か、ドアーやハンドルの所定の位置に指を触れたときにその指紋が予め登録されている指紋と同一の指紋であるか否かなどのように、自動車所有者を認証できるものであれば、どのような手段でも適用できる。
認証部12が自動車所有者を認証できなかったときは、認証不可信号を主制御部11に出力する。主制御部11は認証不可信号を受けると盗難であると判断し、自動車が盗難されたことを通知する盗難通知信号を外部送信部16に出力する。外部送信部16はアンテナ19を介して盗難通知信号を無線信号により外部通信回線の基地局31に送信する。基地局31は他の基地局32,33…と接続されており、自動者所有者35が所持している携帯電話機36に最も近い基地局33から盗難通知信号が送信される。この盗難通知信号により音声あるいはメールにて自動車所有者35に自動車の盗難が発生したことが通知される。
自動車所有者35は、自動車の盗難が通知されると、携帯電話機36のキー操作により盗難防止信号を送信させる。盗難防止信号は基地局33から基地局31を介して本体10に向けて送信される。本体10では、アンテナ19を介して外部受信部17が盗難防止信号を受信して主制御部11に出力する。
主制御部11には、速度検知部14から自動車の走行速度信号が与えられており、主制御部11はこの走行速度信号に応じて、自動車のタイヤの空気を抜く量を可変するために、空気抜き信号を内部送信部15に出力する。内部送受信部15は無線信号あるいは光信号により空気抜き信号を空気抜き制御部20に出力する。
空気抜き制御部20は、受信手段として作動する内部受信部21と、バルブ制御部22とを含む。内部受信部21は本体10の内部送信部15から無線信号あるいは光信号で送信された空気抜き信号を受信してバルブ制御部22に出力する。バルブ制御部22は空気抜き信号に応じてバルブ23とポンプ25とを制御してタイヤ内の空気を抜いて空気圧を下げるように制御する。なお、タイヤの空気圧は高いので、ポンプ25を設けることなくバルブ23を開くだけでもタイヤの空気を抜くことは可能である。
また、ポンプ25は、タイヤ内の空気圧を減圧後、元の空気圧になるように加圧可能に構成されている。さらに、タイヤの空気圧を検知するために空気圧検知部26が設けられており、検知された空気圧信号がバルブ制御部22に与えられている。バルブ制御部22は、検知された空気圧が所定の空気圧となるようにバルブ23およびポンプ25を制御する。
なお、操作部13は盗難防止モードを設定するために設けられており、音声ガイド部18は、空気抜き制御部20の制御によりバルブ23およびポンプ25によりタイヤ内の空気を抜いていることを音声で報知することにより盗難者に対して警告を発する。
図2は自動車の盗難防止システム1に含まれている空気抜き制御部20とバルブ23とポンプ25とをタイヤ50のホィール40に装着した例を示す要部断面図である。
空気抜き制御部20は、図2に示すようにバルブ23およびポンプ25とともに、タイヤ50のホィール40に取付けられている。ホィール40はタイヤ50が装着されるリム41を含み、リム41の内面に空気抜き制御部20と、バルブ23と、ポンプ25とが取付けられている。バルブ23は、リム41を貫通してタイヤ50内の空気を抜くための管24を有しており、図示しないが管24を閉じる弁と、弁を開閉するアクチュエータとを有している。また、図1に示した空気圧検知部26は、図示しないが管24内に配置されている。
バルブ制御部22によりバルブ23とポンプ25とに制御信号が与えられると、アクチュエータによってバルブ23の管24を閉じている弁が徐々に開かれ、ポンプ25により、タイヤ50内の空気が排気される。
また、空気抜き制御部20には、電源電圧を供給する必要があるが、電池を内蔵するか、あるいは発電機をホィール40に取付けて電源電圧を空気抜き制御部20に供給するようにしてもよい。発電機として、例えば磁石が取付けられた回転軸の先端に回転錘を取付けておき、タイヤ50の回転に伴って加速度が加わるので回転錘が回転し、磁石の周りに巻回されているコイルから電力を発電するものを用いることができる。その他に熱発電式発電機を用いてもよい。具体的には、特開2005−22457号公報に記載されているものを用いることができる。
図3はこの発明の一実施形態における盗難防止システムの動作を説明するためのフローチャートである。
次、に図1および図2を参照して、この発明の一実施形態における自動車の盗難防止システムの具体的な動作について説明する。自動車の盗難防止システム1は、自動車の停止中および走行中において動作している。主制御部11は、図3に示すステップ(図示ではSPと略称する。)SP1において、認証部12によって盗難が検知されているか否かを判別している。自動車所有者35以外の者が勝手に自動車を走行させると、認証部12が自動車所有者35本人を認証できないので、盗難検知信号を出力する。盗難を検知していないときはステップSP4に進む。
認証部12から盗難検知信号が出力されると、ステップSP2において、外部送信部16はアンテナ19を介して盗難信号を送信する。この盗難信号は、基地局31,33を介して自動車所有者35が所持している携帯電話機36に送信され、音声あるいはメールにて自動車所有者35に自動車が盗難されたことが通知される。
主制御部11は、ステップSP3において、盗難防止モードに設定されているか否かを判別する。盗難防止モードは、例えば自動車所有者35が自動車から離れるときに設定され、自動車運転中は解除される。盗難防止モードに設定されていることを判別すると、ステップSP5において、音声ガイド部18を作動させ、例えば「盗難防止モードに設定されています。只今より、タイヤの空気を抜きます。スピードを落として、路肩に寄せて下さい。」の警告音を報知する。
なお、警告音は日本語のみならず、英語、中国語、韓国語などの多国語で報知するようにしてもよい。また、警告音は自動車内で報知するのみならず、自動車外に対して報知するようにしてもよい。これにより、通行人に対して盗難車が走行していることを知らしめることができ、通行人が警察などに通報することが可能になるので、犯人の検挙率を高めることができる。
主制御部11は、自動車の走行速度に基づいてタイヤ内の空気の減圧量を決定する。すなわち、ステップSP6において、速度検出部14の検出信号に基づいて、自動車の走行速度が40km/hを越えているか否かを判別する。40km/hを越えていることを判別すると、ステップSP7において、音声ガイド部18を作動させ、「危険です。タイヤの空気を抜いています。スピードを落として路肩に寄せて下さい。」の警告音を報知し、同時に、ステップSP8において、空気圧を減圧させるための減圧動作を実行する。すなわち、内部送信部15から空気抜き制御部20に空気抜き信号を送信する。
空気抜き信号は内部受信部21により受信され、その空気抜き信号によりバルブ制御部22がバルブ23およびポンプ25を制御してタイヤ50内の空気圧を減圧する。ただし、走行速度が40km/hを越えているときに減圧量を大きくすると、自動車の走行が不安定になって事故を発生するおそれがあるので、減圧量が小さくなるように設定する。図2に示すように、バルブ制御部22は、空気圧検知部26で検知されている空気圧を参照しながらバルブ23とポンプ25とを制御して、管24を介してタイヤ50内の空気を少しずつ抜いて空気圧を減圧する。
ステップSP6において、走行速度が40km/hを越えていないことを判別したときには、ステップSP9において走行速度が20〜39km/hの範囲内であるか否かを判別する。その範囲内であることを判別すると、ステップSP10において、音声ガイド部18から「危険です。タイヤの空気を抜いています。スピードを落として路肩に寄せて下さい。」の警告音を報知し、ステップSP11において減圧動作を実行する。このとき、送行速度が20〜39km/hの範囲内であるので、減圧量を少し多くする。
ステップSP9において、走行速度が20〜39km/hの範囲を越えていないことを判別したときには、ステップSP12において走行速度が10〜29km/hの範囲内であるか否かを判別し、その範囲内であることを判別すると、ステップSP13において、音声ガイド部18から「危険です。タイヤの空気を抜いています。スピードを落として路肩に寄せて下さい。」の警告音を報知し、ステップSP14において減圧動作を実行する。このとき、送行速度が10〜29km/hであるので、減圧量を大きくする。
ステップSP12において、走行速度が10〜29km/hの範囲を越えていないことを判別したときには、走行速度が10km/h以下であると判断し、ステップSP15において、音声ガイド部18から「タイヤの空気を抜きました。走行不能です。走行不能です。」の警告音を報知し、ステップSP16において減圧動作を実行する。このとき、送行速度が10km/h以下であるので、減圧量を大きくしても事故の発生する危険性が少ないため、減圧量を最大にする。ステップSP17において、停止したか否かを判別し、停止していなければ、ステップSP6に戻り、ステップSP6〜ステップSP17の処理を繰り返し、停止したことを判別すると動作を終了する。
このように、盗難防止モードが設定されているときに、自動車所有者35以外の者が自動車を走行させたときには、自動車所有者35本人でないことを認証して、自動的にタイヤ50内の空気圧を減圧するようにしたので、自動車をそれ以上走行させることができなくなる。タイヤ50内の空気を急激に抜いてしまうと、重大な事故を引き起こすおそれがある。しかし、走行速度に応じて徐々にタイヤ50の空気圧を減圧し、そのことを音声で警告することにより、自動車を盗難した者は、自動車を走行させるのを断念して、自動車を停止させる。自動車は停止状態ではタイヤ50の空気が完全に抜かれるので、再度運転できない状態にすることができる。このため、自動車を盗難した者は、自動車を捨てて逃走せざるを得なくなり、盗難を阻止できる。
次に、自動車所有者35が自動車の盗難防止システム1を盗難防止モードに設定しなかったときの動作について説明する。盗難防止モードに設定しなかったときでも、ステップSP1において盗難が検知されたことが判別されると、ステップSP2において盗難信号が送信される。この盗難信号により、自動車所有者35の携帯電話機36に盗難を知らせる通知が送られてくる。自動車所有者35は、その盗難の通知に応じて携帯電話機36から盗難阻止を示すキーを操作する。すると、携帯電話機36から盗難阻止指令信号が送信され、その信号は近くの基地局33,31を介して本体10に送信される。本体10の外部受信部17が盗難阻止指令信号を受信して主制御部11に出力する。
主制御部11は、ステップSP3において、盗難防止モードが設定されていないことを判別する。ステップSP4において、盗難阻止指令信号を受信すると、ステップSP5〜ステップSP17の処理を行って、タイヤ50の空気圧を減圧して、盗難された自動車の走行を不可能にする。このように自動車が走行できなくすることで盗難を阻止できる。なお、ステップSP4において、盗難阻止指令信号を受信していないことを判別したときにはステップSP1に戻り、ステップSP1で盗難を検知するか、ステップSP4で盗難阻止信号を受信するまで待機状態になる。
また、ステップSP1において、認証部12による盗難検知がされなくても、携帯電話機36から盗難阻止信号が送信されたときに、ステップSP4においてそれを検知できるようにしているので、強制的にタイヤ50の空気を抜くことができる。例えば、自動車の走行中に、後ろから故意に追突事故を起こし、自動車所有者35がエンジンをかけた状態で、自動車から降りて後方を確認しているときに、追突事故を起こした人物の仲間がエンジンをかけた状態になっている自動車に乗って走り去ることがある。このような場合、自動車所有者35は、直ちに携帯電話機36で盗難阻止信号を送信するようにすれば、タイヤ50の空気を強制的に抜くことができるので、盗難を阻止できる。
また、タイヤ50内をポンプ25で加圧できる加圧モードを設定できるようにしてもよい。盗難後に自動車が発見された後、自動車を停止させた状態で盗難防止モードから加圧モードに切換てタイヤ50をもとの空気圧となるように加圧して自動車を走行可能にすることで、発見後の移動に支障をきたすことがないようにすることができる。
さらに、空気圧検知部26により空気圧を検知するようにしているので、正常動作時に空気圧が足らないときは音声ガイド部18により、「通常走行時は正常です。高速走行時であれば○○kPa足りません。」のように音声ガイドで案内するようにしてもよい。この場合、空気抜き制御部20に新たに送信機を設け、本体10にも新たに受信機を設けておき、空気圧検知部26で検知した空気圧の情報を主制御部11に与えるようにすればよい。
図4は、この発明の一実施形態における自動車の盗難防止システム1を自動車に搭載した例を示す図である。
図4において、図1に示した本体10は、自動車の車体60の任意の位置、例えば中央部に配置されている。車体60には4個のタイヤ50a,50b,50c,50dが取付けられており、各タイヤ50a,50b,50c,50dには、それぞれ空気抜き制御部20a,20b,20c,20dと、バルブ23a,23b,23c,23dと、ポンプ25a,25b,25c,25dとが取付けられている。
この例では、盗難を検知するか、あるいは自動車所有者35からの指令により、本体10から各空気抜き制御部20a,20b,20c,20dに対して盗難防止信号が与えられる。各空気抜き制御部20a,20b,20c,20dは、それぞれ対応するバルブ23a,23b,23c,23dおよびポンプ25a,25b,25c,25dを制御して、対応するタイヤ50a,50b,50c,50dの空気を徐々に抜く。
この実施形態では、自動車の盗難を検知すると、全てのタイヤ50a,50b,50c,50dの空気を抜くようにしたので、4輪ともにパンクした状態となり、盗難車であることを素早く気づかせることが可能になり、早期の犯人検挙に貢献できる。
なお、図4に示した実施形態では、車体60の中央部に本体10を設置したが、本体10を前輪のタイヤ50a,50bと、後輪のタイヤ50c,50dを別個に制御するように構成して、それぞれを前輪側と後輪側とに設けるようにしてもよい。
さらに、本体10が盗難にあったときは空気抜きの制御ができなくなるのを防止するために、図1に示した外部送信部16と、外部受信部17とを各タイヤ50a,50b,50c,50d内の空気抜き制御部20a,20b,20c,20dに内蔵しておき、本体10が盗難にあっても外部から携帯電話機36により指令を与えて、各タイヤ50a,50b,50c,50dの空気を抜くように制御できるように構成してもよい。
また、この発明の一実施形態の盗難防止システム1を搭載している自動車には、「盗難に遭遇したときにはタイヤの空気を自動的に抜きます。」というようなステッカを貼り付けておくことで、盗難を抑止する効果も持たせることができる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明の自動車の盗難防止システムは、乗用車や、商用車などの自動車の盗難を防止するために利用できる。
この発明の一実施形態における自動車の盗難防止システムを示すブロック図である。 この発明の一実施形態における自動車の盗難防止システムに含まれている空気抜き制御部と、バルブとをタイヤのホィールに装着した例を示す要部断面図である。 この発明の一実施形態における盗難防止システムの動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の一実施形態における自動車の盗難防止システムを自動車に搭載した例を示す図である。
符号の説明
1 自動車の盗難防止システム、10 本体、11 主制御部、12 認証部、13 操作部、14 速度検知部、15 内部送信部、16 外部送信部、17 外部受信部、18 音声ガイド部、19 アンテナ、20,20a,20b,20c,20d 空気抜き制御部、21 内部受信部、22 バルブ制御部、23,23a,23b,23c,23d バルブ、24 管、25,25a,25b,25c,25d ポンプ、26 空気圧検知部、31,32,33 基地局、35 自動車所有者、36 携帯電話機、40 ホィール、41 リム、50,50a,50b,50c,50d タイヤ、60 車体。

Claims (10)

  1. 自動車の盗難防止システムであって、
    前記自動車のタイヤの空気を抜くための空気抜き手段と、
    前記自動車の所有者からの指令を受けて、前記空気抜き手段によって前記タイヤの空気を抜くように制御する制御手段とを備える、自動車の盗難防止システム。
  2. 前記自動車の所有者が運転しているかを認証する認証手段と、
    前記認証手段によって前記自動車の所有者以外の者が運転していることが認証されたことに応じて、前記自動車の所有者に通知する通知手段とを含む、請求項1に記載の自動車の盗難防止システム。
  3. 前記自動車の走行速度を検知する速度検知手段を含み、
    前記制御手段は、前記自動車の所有者からの指令を受けたとき、前記速度検知手段によって検知された速度に応じて、前記空気抜き手段による前記タイヤの空気抜き量を変化させる、請求項1または2に記載の自動車の盗難防止システム。
  4. 盗難防止を自動設定する設定手段を含み、
    前記制御手段は、前記設定手段によって盗難防止が自動設定されているとき、前記認証手段によって前記自動車の所有者以外の者が運転していることが認証されたことに応じて、前記空気抜き手段によって前記タイヤの空気を抜くように制御する、請求項2または3に記載の自動車の盗難防止システム。
  5. 前記制御手段は、前記設定手段によって盗難防止が自動設定されていないとき、前記自動車の所有者からの指令を受けたことに応じて、前記空気抜き手段によって前記タイヤの空気を抜くように制御する、請求項4に記載の自動車の盗難防止システム。
  6. 前記制御手段による空気抜きの制御に伴って音声で警告を報知する音声報知手段を含む、請求項1から5のいずれかに記載の自動車の盗難防止システム。
  7. 前記音声報知手段は、前記警告の音声を自動車の内外に報知する、請求項6に記載の自動車の盗難防止システム。
  8. 前記空気抜き手段は、前記自動車の各タイヤに関連して設けられ、
    前記制御手段は、前記自動車の所有者からの指令を受けたとき、前記自動車の全てのタイヤの空気抜き量を変化させる、請求項1から7のいずれかに記載の自動車の盗難防止システム。
  9. 前記自動車の所有者からの指令を受けて、前記制御手段から出力された空気抜き信号を出力する送信手段と、
    前記タイヤに関連して設けられ、前記送信手段から送信された空気抜き信号を受信する受信手段とを含み、
    前記空気抜き手段は、前記タイヤに関連して設けられ、前記受信手段によって前記空気抜き信号が受信されたことに応じて、対応するタイヤの空気を抜くバルブとを含む、請求項1から8のいずれかに記載の自動車の盗難防止システム。
  10. 前記タイヤはホィールに装着されており、
    前記バルブは、タイヤ内の空気を抜くことができるようにホィールのタイヤ装着部分に設けられる、請求項9に記載の自動車の盗難防止システム。
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