JP2007038825A - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 タイヤ空気圧調整システムを利用して車両の盗難防止効果を高めることができる車両用盗難防止装置を提供する。
【解決手段】 各車輪のタイヤ空気圧を調整するタイヤ空気圧制御手段を備えた車両用盗難防止装置において、タイヤ空気圧制御手段は、ユーザーが車両から一定距離以上離れているとき、タイヤ空気圧を適正空気圧とする通常モードから、左右一方の前後輪のタイヤ空気圧を低下させる防犯モードへ移行する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各車輪のタイヤ空気圧を調整するタイヤ空気圧制御手段を備えた車両用盗難防止装置の技術分野に属する。
従来、タイヤ空気圧に応じて加圧ボンベからタイヤ内へ供給される加圧気体を電磁バルブで調節し、タイヤ空気圧を自動的に最適化させるタイヤ空気圧調整システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−150612号公報
近年、車両の盗難の増加に伴い、様々な盗難防止システムが考えられている。しかし、盗難の手口も高度化しており、一つの防止システムでは完全に盗難を防止することは困難な状況にある。よって、複数の盗難防止システムを組み合わせることが好ましい。今後、上記のようなタイヤ空気圧調整システムは、盗難のターゲットになりやすい高級車に搭載される可能性が高く、盗難防止に対して対策を行う必要がある。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、今後高級車への搭載が予想されるタイヤ空気圧調整システムを利用して車両の盗難防止効果を高めることができる車両用盗難防止装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明では、
各車輪のタイヤ空気圧を調整するタイヤ空気圧制御手段を備えた車両用盗難防止装置において、
前記タイヤ空気圧制御手段は、ユーザーが車両から設定距離以上離れているとき、タイヤ空気圧を適正空気圧とする通常モードから、少なくとも1輪のタイヤ空気圧を低下させる防犯モードへ移行することを特徴とする。
よって、本発明にあっては、ユーザーが車両から設定距離以上離れているとき、少なくとも1輪のタイヤ空気圧を低下させる防犯モードへ移行される。すなわち、タイヤ空気圧を抜くことで車両を走行しづらい状態とし、車両の盗難を未然に防ぐものである。この結果、今後高級車への搭載が予想されるタイヤ空気圧調整システムを利用し、車両の盗難防止効果を高めることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、実施例1の車両用盗難防止装置を適用した車両の全体ブロック図である。図において、1は左前タイヤ、2は右前タイヤ、3は左後タイヤ、4は右後タイヤ、5aは左前空気圧センサー、5bは右前空気圧センサー、5cは左後空気圧センサー、5dは右後空気圧センサー、6は受信機、7はエアタンク、8aは左電動バルブ、8bは右電動バルブ、9はECU、10はワーニングランプ、11はディスプレイ、12はインテリジェントキー、13はホイールロック装置(ホイールロック手段)である。
各空気圧センサー5a,5b,5c,5dは、各タイヤ1,2,3,4のロードホイールにタイヤバルブと一体でそれぞれ取り付けられ、各タイヤ個別の空気圧を検出すると共に、各タイヤ個別のIDや検出したプレッシャデータ(タイヤ空気圧情報)等を無線信号にて受信機6へ送信する。
受信機6は、各空気圧センサー5a,5b,5c,5dから送信される各情報、およびインテリジェントキー12から送信される各情報を受信し、ECU9に入力する。
エアタンク7は、左右エアライン14a,14bを介して各タイヤ1,2,3,4の空気室と連通され、各タイヤ1,2,3,4へ供給する加圧空気が貯蔵されている。
左電動バルブ8aは、ECU9からの指令信号に応じて、バルブ開度を可変することにより、エアタンク7から左エアライン14aを介して左前タイヤ1と左後タイヤ3へ供給される加圧空気量を調整する。右電動バルブ8bは、ECU9からの指令信号に応じて、バルブ開度を可変することにより、エアタンク7から右エアライン14bを介して右前タイヤ2と右後タイヤ4とに供給する加圧空気量を調整する。
ECU9は、各空気圧センサー5a,5b,5c,5dから送信される各情報に基づいて、各タイヤ個別のID登録を行う。そして、ID登録により特定される各タイヤ1,2,3,4のタイヤ空気圧情報をディスプレイ11に表示すると共に、各タイヤ1,2,3,4のタイヤ空気圧のうち少なくとも1つのタイヤ空気圧が低下していると判断した場合には、ワーニングランプ10に対しランプ点灯指令を出力する。
ECU9は、各タイヤ1,2,3,4の空気圧が適正空気圧となるように左右電動バルブ8a,8bのバルブ開度を制御する。また、ECU9は、車両停車時、インテリジェントキー12から送信される無線信号が途絶えたとき、ユーザーが車両から設定距離以上離れていると判定し、上記タイヤ空気圧を適正空気圧とする通常モードから、タイヤ空気圧を低下させる防犯モードへ移行し、左電磁バルブ8aまたは右電磁バルブ8bのバルブ開度を制御することで、左前タイヤ1と左後タイヤ3、または右前タイヤ2と右後タイヤ4のどちらか一方のタイヤ空気圧を低下させる。なお、タイヤ空気圧の低下量は、走行しづらい状態としつつ、走行により各輪のホイールが変形および破損しない程度とする。
インテリジェントキー12は、ユーザー(運転者や他の乗員)に携帯されるもので、ID等を無線信号にて受信機6へ送信する。ECU9は、インテリジェントキー12から送信されるIDを、あらかじめ登録されたユーザーIDと照合し、ユーザー認証を行う。
ディスプレイ11には、タイヤ空気圧情報に加え、通常モード時のユーザーの操作入力により盗難防止機能をON/OFFする防犯スイッチと、防犯モード時の操作入力により防犯モードを解除するためのパスワード入力画面とが表示される。
ホイールロック装置13は、防犯モード時、タイヤを車体から取り外し不能とするものである。このホイールロック装置13は、例えば、ホイールを鍵でロックする特開平7−40701号公報に記載のシステムにおいて、手動で鍵をロックする部分に、ECU9からの指令に応じて駆動するモータ等で自動的に鍵を掛ける機能を付加したものを用いている。
次に、作用を説明する。
[盗難防止制御処理]
図2は、実施例1装置のECU9で実行される盗難防止制御処理の流れを示すフローチャートで、以下、各ステップについて説明する。なお、この処理は、ディスプレイ11に表示される防犯スイッチをONした状態、すなわち、盗難防止機能ONの場合に実行される。このフローチャートは、本発明のタイヤ空気圧制御手段に相当する。
ステップS1でのイグニッションスイッチOFFを条件として、ステップS2では、ユーザーが一定範囲(所定範囲)外にいるか否かを、インテリジェントキー12から送信される無線信号の電波強度により判定する(ユーザー位置検出手段に相当)。YESの場合にはステップS3へ移行し、NOの場合にはエンドへ移行する。
ステップS3では、ユーザーが一定時間(設定時間)離れているか否かを判定する。YESの場合にはステップS4へ移行し、NOの場合にはエンドへ移行する。
ステップS4では、通常モードから防犯モードへ移行し、ステップS5へ移行する。この防犯モードでは、ホイールロック装置13が作動し、タイヤが車体から取り外し不能となる。
ステップS5では、左電磁バルブ8aまたは右電磁バルブ8bの一方のバルブ開度を可変して左右一方の前後輪のタイヤ空気圧を低下させ、ステップS6へ移行する。
ステップS6では、ユーザーが一定範囲内にいるか否かを判定する。YESの場合にはステップS7へ移行し、NOの場合にはステップS9へ移行する。
ステップS7では、防犯モードを解除して通常モードへ移行し、ステップS8へ移行する。
ステップS8では、タイヤ空気圧を適正値に戻し、エンドへ移行する。
ステップS9では、ディスプレイ11へのパスワード入力がなされたか否かを判定する(防犯モード解除手段に相当)。YESの場合にはステップS7へ移行し、NOの場合にはステップS10へ移行する。
ステップS10では、各空気圧センサー5a,5b,5c,5dの検出値から、タイヤ外部のバルブを介してタイヤ内に空気が注入されたか否かを判定する。YESの場合にはステップS12へ移行し、NOの場合にはステップS5へ移行する。
ステップS11では、車両が操作されたか否かを判定する。YESの場合にはステップS12へ移行し、NOの場合にはステップS13へ移行する。
ステップS12では、タイヤ空気圧を極限まで低下させ、あるいは1輪のタイヤのみ高圧として車両を走行不能とする。同時に、ブザー等を用いて車外に警報を発すると共に、ユーザーに携帯電話等を用いて車両が操作されていることを通報し、ステップS13へ移行する(通知手段)。
ステップS13では、各空気圧センサー5a,5b,5c,5dの検出値が読み込み不能、またはホイールロック装置13が制御不能になる等の現象から、タイヤ交換がなされたか否かを判定する。YESの場合にはステップS14へ移行し、NOの場合にはステップS6へ移行する。
ステップS14では、車両防犯装置(車両防犯手段)を作動し、ステップS15へ移行する。車両防犯装置としては、エンジン始動制限、パーキングブレーキロック等がある。
ステップS15では、ディスプレイ11へのパスワード入力がなされたか否かを判定する(防犯モード解除手段に相当)。YESの場合にはステップS7へ移行し、NOの場合にはステップS16へ移行する。
ステップS16では、エンジンが始動したか否かを判定する。YESの場合にはステップS17へ移行し、NOの場合にはステップS15へ移行する。
ステップS17では、車両防犯装置(車両防犯手段)を作動させ、ステップS18へ移行する。車両防犯装置としては、ABSのブレーキアクチュエータを動かして最大液圧をかけ続ける等がある。
ステップS18では、ディスプレイ11へのパスワード入力がなされた否かを判定する(防犯モード解除手段に相当)。YESの場合にはステップS7へ移行し、NOの場合にはステップS17へ移行する。
[タイヤ空気圧低下による盗難防止作用]
イグニッションスイッチOFF後、ユーザーが車両から一定範囲以上離れた状態が一定時間以上継続した場合には、図2のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5へと進み、ステップS4で通常モードから防犯モードへと移行し、ステップS5では、左右一方の前後輪のタイヤ空気圧が抜かれ、車両が走行不能となる。すなわち、車両停止時にユーザーが車から離れたとき、タイヤの空気を抜くことで、ユーザー以外の第三者が車両を運転しようとした場合に、運転しづらくすることができる。また、外観上も空気の抜けたタイヤは目立つため、盗難を抑止する効果も大きい。
防犯モード時には、ステップS6→ステップS9→ステップS10→ステップS11→ステップS13→ステップS6へと進む流れが繰り返される。以下、防犯モード時の各作用について説明する。
ユーザーが一定範囲内に近づいた場合には、ステップS7→ステップS8へと進み、ステップS7では、防犯モードが解除されて通常モードへ移行し、ステップS8では、タイヤ空気圧が適正値に戻される。すなわち、ユーザーが戻ってくることを検知した場合には、前もってタイヤ空気圧を適正空気圧に戻しておくことで、ユーザーはエンジン始動後すぐに車両を発進させることができる。
ディスプレイ11へのパスワード入力がなされた場合には、ステップS9→ステップS7へと進み、防犯モードが解除される。すなわち、ユーザーは防犯機能の作動を任意に選択することができる。
タイヤバルブを介してタイヤ内に空気が注入された場合には、ステップS9→ステップS10→ステップS5へと進み、ステップS5では、少なくとも注入分のタイヤ空気圧が抜かれ、再びステップS6→ステップS9→ステップS10→ステップS11→ステップS13→ステップS6へと進む防犯モードの流れに戻る。すなわち、ユーザー以外の第三者がタイヤに空気を入れた場合でも、さらに空気を抜くことで、車両が走行困難な状態を維持できる。
車両が操作された場合には、ステップS9→ステップS10→ステップS11→ステップS12へと進み、ステップS12では、タイヤ空気圧を極限まで低下させ、あるいは1輪のタイヤのみ高圧として車両が完全に走行不能とされる。同時に、ブザー等により車外に警報が発せられると共に、携帯電話等を用いて遠隔地のユーザーに車両が操作されていることが通報される。すなわち、タイヤ空気圧を極限まで低下させることで、車両を完全に走行不能とすることができる。同時に、外部に警報を発し、ユーザーに通報を行うことで、盗難防止効果をより高めることができる。
タイヤ交換がなされた場合には、ステップS9→ステップS10→ステップS11→ステップS13→ステップS14へと進み、エンジン始動制限、パーキングブレーキロック等の車両防犯装置が作動する。以降、ステップS15でディスプレイ11へのパスワード入力がなされるか、またはステップS16でエンジン始動が検出されるまで、ステップS15→ステップS16が繰り返される。すなわち、防犯モード時にタイヤ交換がなされた場合には、他の車両防犯装置を作動することで、盗難しにくい状態を継続できる。
その後、エンジンが始動した場合には、ステップS14→ステップS15→ステップS16→ステップS17へと進み、ABSのブレーキアクチュエータの作動により各輪のブレーキ液圧が最大とされ、車両が発進不能となる。すなわち、防犯モード時にエンジンがかけられた場合は、第三者によって車両が移動されそうになっていることが考えられる。その場合にはフルブレーキを掛けることで、車両の走行による移動を防止できる。
次に、効果を説明する。
実施例1の車両用盗難防止装置にあっては、以下に列挙する効果が得られる。
(1) 各車輪のタイヤ空気圧を調整するタイヤ空気圧制御手段を備えた車両用盗難防止装置において、タイヤ空気圧制御手段は、ユーザーが車両から一定距離以上離れているとき、タイヤ空気圧を適正空気圧とする通常モードから、左右一方の前後輪のタイヤ空気圧を低下させる防犯モードへ移行する。よって、今後高級車への搭載が予想されるタイヤ空気圧調整システムを利用し、車両の盗難防止効果を高めることができる。
(2) ユーザーの位置を検出するユーザー位置検出手段(ステップS2)を備え、タイヤ空気圧制御手段は、ユーザーが車両から一定距離以上離れた状態が一定時間以上継続したとき、通常モードから防犯モードへ移行する。よって、ユーザーが降車後すぐに乗車するような場合(ユーザーの目が車の位置を確認できる場合)には空気圧を抜かないことで、無駄な空気圧調整を低減でき、電力消費量や制御頻度を抑制できる。
(3) タイヤ空気圧制御手段は、防犯モード時にユーザーが一定距離以内まで近づいたとき、通常モードへ移行するため、ユーザーが運転席についた時点で直ぐに出発することができる。
(4) 通常モード時の操作入力により通常防犯モードから防犯モードへの移行を許可または禁止する防犯スイッチを備えるため、防犯モードへの移行をユーザーが任意に選択できる。
(5) タイヤ空気圧制御手段は、防犯モード時に車両が操作されたとき、車両が走行不能となるようにタイヤ空気圧を極限まで少なく、または1輪のタイヤのみ高圧とするため、車両を完全に走行不能とすることで、盗難をより回避しやすくできる。また、ユーザー以外が運転するときだけタイヤ空気圧を変化させるようにすることで、盗難と無関係な場合にはタイヤ空気圧の調整を行わず省エネおよび頻繁な空気圧調整によるタイヤ劣化の抑制を図ることができる。
(6) 防犯モード時に車両が操作されたとき、車外およびユーザーに車両の盗難を通知する通知手段(ステップS12)を備えるため、盗難防止効果をより高めることができる。
(7) タイヤ空気圧制御手段は、防犯モード時にタイヤバルブを介してタイヤ内に空気が注入されたとき、少なくとも注入分のタイヤ空気圧を低下させるため、ユーザー以外の第三者が外部からタイヤに空気を入れた場合でも、タイヤ空気圧を低下させた状態を維持できる。
(8) 防犯モード時、タイヤを車体から取り外し不能とするホイールロック装置13を備えるため、ユーザー以外の第三者によるタイヤの交換作業を困難な状態とすることができ、盗難防止効果をより高めることができる。
(9) 防犯モード時にタイヤが交換されたとき、車両が走行不能となるように車両を制御する車両防犯手段(ステップS14,ステップS17)を備えるため、ユーザー以外の第三者によりタイヤが交換された場合でも、走行を不能とすることで盗難防止効果をより高めることができる。
(10) 防犯モード時のパスワード入力により防犯モードを解除する防犯モード解除手段を備えるため、ユーザーがインテリジェントキー12を紛失した場合でも、防犯モードを解除してタイヤ空気圧を適正値としてから走行を行うことができる。
(11) タイヤ空気圧制御手段は、通常モードから防犯モードへの移行時、左右一方の前後輪のタイヤ空気圧を低下させるため、車体を左右一方に傾かせることにより、より走行しづらい状態にすることができる。
(他の実施例)
以上、本発明を実施するための最良の形態を、実施例1に基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は、実施例1に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、実施例1では、防犯モード解除手段として、ディスプレイへのパスワード入力により防犯モードを解除する例を示したが、顔、指紋、声紋、瞳の虹彩(アイリス)等によるバイオメトリクス(生体認証)により防犯モードを解除してもよい。また、特定の機関等に連絡して照会を行うことにより、防犯モードを解除する機能を付加してもよい。
また、実施例1では、通常モードから防犯モードへ移行したとき、左右一方の前後輪のタイヤ空気圧を低下させる例を示したが、本発明は、少なくとも1輪のタイヤ空気圧を低下させ、車両を走行困難な状態とすればよい。
実施例1では、インテリジェントキーから送信される無線信号の電波強度により、ユーザーの位置を検出する例を示したが、GPS等、他のユーザー位置検出手段を用いてもよい。また、実施例1では、イグニッションスイッチOFF時に防犯モードへ移行する例を示したが、イグニッションスイッチON時に防犯モードへ移行してもよい。
タイヤ空気圧を調整する機構は任意であり、実施例1に示した構成に限らない。例えば、特開昭62−4617号公報、特開平5−8616号公報、特開平9−150612号公報等に記載された技術等を用いてもよい。
実施例1の車両用盗難防止装置を適用した車両の全体ブロック図である。 実施例1装置のECU9で実行される盗難防止制御処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 左前輪タイヤ
2 右前輪タイヤ
3 左後輪タイヤ
4 右後輪タイヤ
5a,5b,5c,5d 空気圧センサー
6 受信機
7 エアタンク
8a,8b 電動バルブ
9 ECU
10 ワーニングランプ
11 ディスプレイ
12 インテリジェントキー
13 ホイールロック装置
14a,14b エアライン

Claims (12)

  1. 各車輪のタイヤ空気圧を調整するタイヤ空気圧制御手段を備えた車両用盗難防止装置において、
    前記タイヤ空気圧制御手段は、ユーザーが車両から設定距離以上離れているとき、タイヤ空気圧を適正空気圧とする通常モードから、少なくとも1輪のタイヤ空気圧を低下させる防犯モードへ移行することを特徴とする車両用盗難防止装置。
  2. 請求項1に記載の車両用盗難防止装置において、
    ユーザーの位置を検出するユーザー位置検出手段を備え、
    前記タイヤ空気圧制御手段は、ユーザーが車両から前記設定距離以上離れた状態が設定時間以上継続したとき、前記通常モードから前記防犯モードへ移行することを特徴とする車両用盗難防止装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両用盗難防止装置において、
    前記タイヤ空気圧制御手段は、前記防犯モード時にユーザーが前記設定距離以内まで近づいたとき、前記通常モードへ移行することを特徴とする車両用盗難防止装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用盗難防止装置において、
    前記通常モード時の操作入力により前記通常防犯モードから前記防犯モードへの移行を許可または禁止する防犯スイッチを備えることを特徴とする車両用盗難防止装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両用盗難防止装置において、
    前記タイヤ空気圧制御手段は、前記防犯モード時に車両が操作されたとき、車両が走行不能となるように少なくとも1輪のタイヤ空気圧を変化させることを特徴とする車両用盗難防止装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両用盗難防止装置において、
    前記防犯モード時に車両が操作されたとき、車外またはユーザーの少なくとも一方に車両の盗難を通知する通知手段を備えることを特徴とする車両用盗難防止装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の車両用盗難防止装置において、
    前記タイヤ空気圧制御手段は、前記防犯モード時にタイヤバルブを介してタイヤ内に空気が注入されたとき、少なくとも注入分のタイヤ空気圧を低下させることを特徴とする車両用盗難防止装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の車両用盗難防止装置において、
    前記防犯モード時、タイヤを車体から取り外し不能とするホイールロック手段を備えることを特徴とする車両用盗難防止装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の車両用盗難防止装置において、
    前記防犯モード時にタイヤが交換されたとき、車両が走行不能となるように車両を制御する車両防犯手段を備えることを特徴とする車両用盗難防止装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の車両用盗難防止装置において、
    前記防犯モード時の操作入力により前記防犯モードを解除する防犯モード解除手段を備えることを特徴とする車両用盗難防止装置。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の車両用盗難防止装置において、
    前記タイヤ空気圧制御手段は、前記通常モードから前記防犯モードへの移行時、左右一方の前後輪のタイヤ空気圧を低下させることを特徴とする車両用盗難防止装置。
  12. ユーザーが車両から設定距離以上離れているとき、タイヤ空気圧を適正空気圧とする通常モードから、少なくとも1輪のタイヤ空気圧を低下させる防犯モードへ移行することを特徴とする車両用盗難防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008018772A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Raytron:Kk 自動車の盗難防止システム
JP2009107452A (ja) * 2007-10-29 2009-05-21 Equos Research Co Ltd 制御装置
CN103029681A (zh) * 2013-01-05 2013-04-10 厦门博佳琴电子科技有限公司 一种汽车安全防盗装置

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