JP2003237541A - 車両盗難防止装置 - Google Patents

車両盗難防止装置

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JP2003237541A
JP2003237541A JP2002034409A JP2002034409A JP2003237541A JP 2003237541 A JP2003237541 A JP 2003237541A JP 2002034409 A JP2002034409 A JP 2002034409A JP 2002034409 A JP2002034409 A JP 2002034409A JP 2003237541 A JP2003237541 A JP 2003237541A
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Norihiro Naito
教博 内藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術は、いずれも、最終的には車両を停
車させることは可能であるが、走行中からの停車過程に
おける、安全面に配慮するなどの柔軟な制御に課題があ
った。 【解決手段】 複数の車速領域に対して設定された減速
目標車速と減速率からなり車両を順次減速させて停止さ
せるための減速パターンを格納する減速パターン記憶手
段と、入力される車速パルスから現在の車速を判断し抽
出する車速比較手段と、停車命令を受けたとき、減速パ
ターンから現在の車速があてはまる車速領域に応じた減
速目標車速と減速率を抽出してエンジンEUCを制御す
る減速制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両の盗難を防ぐ
車両盗難防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来車両盗難防止装置として、車両に取
り付けた加速度センサ等でガラスが割られたこと等を検
知し、車両に備えた移動電話等の通信手段を用いてガラ
スが割られたという情報や自車位置データを通報センタ
へ送る技術がある。この場合、通報センタは、その受信
した車両盗難発生を知らせる内容をユーザや警察などの
予め決められた連絡先に連絡すると共に、必要に応じ
て、車両の逃亡を防ぐために、エンジン停止信号などの
停車命令を車両の盗難防止装置に送る。このことによ
り、窃盗犯は車の移動をさせることができず、車両を盗
むことができなくなる。しかし、既に走行中(特に高速
走行中)の盗難に遭った車両を停止させる場合、上述の
ようにエンジン停止制御を行うと急停車となり、時に事
故を誘発してしまうことがある。
【0003】そこで、この問題を解決するため、例えば
特開2001−191900公報「移動体の盗難防止装
置」に開示される技術では、停車命令を受信しても、走
行中の場合は、車両を停止させる動作は行わず、盗難車
が停車中であると判断した時に、はじめて停車させる動
作を行うようにしている。しかしながら、この方法で
は、なかなか停車することがなく長距離を連続して走行
する高速道路上では、逃亡を許してしまうことになる。
【0004】そこで、走行中の車両を強制的に停止させ
る方法として、特開2000−339592公報「メー
デーシステム」に開示された技術がある。ここでは、走
行中の車両は制御命令を受けると、変速機の変速比を高
速比に固定し、駆動能力を低減させ車速を落とす方法が
提案されている。しかし、高速道路上の高速走行中にお
いては、そもそも変速比は高速比になっているので、直
ぐには効果がなく、料金所通過等で減速した後にならな
いと効果が現れず、停止に追い込む効果は期待できな
い。
【0005】また、特開平11−321566号公報
「盗難車捜索システム」に開示された方法がある。ここ
では、制御信号を受信すると、エンジン回転数を徐々に
落として車両を停車させる方法が提案されている。通
常、オートマッチクトランスミッション車は、車速が落
ちるとそれに合わせてシフトダウンを行うようになって
おり、この時、エンジン回転数が若干アップする。とこ
ろが上記方法では、回転数を強制的に下げるため、回転
数に不一致が発生する。この不一致によって発生した力
が、オートマッチクトランスミッションのトルクコンバ
ータで吸収できない場合、急制動が発生して危険であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の各車両盗難防止
装置は以上のように構成されているので、いずれも、最
終的には車両を停車させることは可能であるが、走行中
からの停車過程における安全面に配慮するなどの柔軟な
制御に課題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、車両の盗難を検知した際、所定の
シーケンスに従ってその車両を安全に停止させる車両盗
難防止装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決しようとする手段】この発明に係る車両盗
難防止装置は、車両の盗難を検知した際に自車位置情
報、車両情報を所定の通報センタに送信し、所定の通報
センタから車両を停止させるための停車命令を受信して
車両を停止させる車両盗難防止装置において、複数の車
速領域に対して設定された減速目標車速と減速率からな
り車両を順次減速させて停止させるための減速パターン
を格納する減速パターン記憶手段と、入力される車速パ
ルスから現在の車速を判断し抽出する車速比較手段と、
停車命令を受けたとき、減速パターンから現在の車速が
あてはまる車速領域に応じた減速目標車速と減速率を抽
出してエンジンEUCを制御する減速制御手段とを備え
たものである。
【0009】この発明に係る車両盗難防止装置は、車両
の盗難を検知した際に自車位置情報、車両情報を所定の
通報センタに送信し、所定の通報センタから車両を停止
させるための停車命令を受信して車両を停止させる車両
盗難防止装置において、車速に対して設定された減速目
標車速と減速率からなり車両を順次減速させて停止させ
るための減速パターンを格納する減速パターン記憶手段
と、入力される車速パルスから現在の車速を判断し抽出
する車速比較手段と、停車命令を受けたとき減速パター
ンから現在の車速に応じた減速目標車速と減速率を抽出
してエンジンEUCを制御する減速制御手段とを備えた
ものである。
【0010】この発明に係る車両盗難防止装置は、減速
パターンの減速率が、減速目標車速の値にかかわらず一
定に設定されるようにしたものである。
【0011】この発明に係る車両盗難防止装置は、減速
パターンの減速率が、減速目標車速の値が小さくなるの
に応じて大きい値に設定されるようにしたものである。
【0012】この発明に係る車両盗難防止装置は、車両
が停止した際に、最新の自車位置のデータを停車位置と
して通報センタへ連絡するようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による車
両盗難防止装置の構成を示すブロック図である。図にお
いて、10はシステム全体の管理を行う車両盗難防止装
置、30は何者かが車両に鍵を使用せずに侵入しようと
して、窓ガラスの破壊、車体の殴打したことを検知す
る、例えば、加速度センサなどが用いた盗難検知手段で
ある。40は車速センサを用い車速パルスを抽出する車
速検知手段、50は衛星から自車の位置情報を入手する
GPS受信手段、60はアクセルペダルに連動するアク
セル開度センサ、70はエンジン、80はエンジンを制
御するエンジンECU(Electronic Con
trol Unit)である。GPS受信手段は、車両
盗難防止装置に含まれても良い。
【0014】車両盗難防止装置10の構成において、1
1は盗難検知手段30から入力される信号を処理する信
号入力手段、12は信号入力手段11で受け取った信号
から車両に何者かが侵入したことを判断する盗難判定手
段、13は盗難判定手段12の判断に用いる閾値を記憶
する閾値記憶手段である。14は車速検知手段40から
の車速パルスにより現在の車速または車速領域を判断し
抽出する車速比較手段、15はGPS(Global
Positioning System)受信手段50
から得た位置情報を元に自車位置の確定を行う位置情報
取得手段、16は確定した自車位置情報を記憶する位置
情報記憶手段である。17は車両IDや車の色などの車
両情報を記憶する車両情報記憶手段、18は盗難を通報
する所定の通報センタの電話番号を記憶した電話番号記
憶手段である。19は所定の通報センタと通信するため
の移動電話等の通信手段、20は通信手段19との通信
を制御する通信制御手段である。22は複数の車速領域
に対して設定された減速目標車速と減速率からなり車両
を順次減速させて停止させるための減速パターンを格納
する減速パターン記憶手段、21は所定の通報センタか
ら通信手段19を介して連絡される停車命令をトリガと
し減速パターン記憶手段22の減速パターンから現在の
車速があてはまる車速領域に応じた減速目標車速と減速
率を抽出して車両を減速させ停止させるための減速制御
信号を出力する減速制御手段である。
【0015】ここで、信号入力手段11は、盗難検知手
段30からの信号がアナログの場合には、デジタルに変
換するA/Dコンバータ機能を備えてもよい。また、盗
難判定手段12は、例えば、信号入力手段11経由で、
盗難検知手段30から得た信号の値が、閾値記憶手段1
3に記憶された値を超える場合、換言すれば過大な加速
度(衝撃)が車両に加わった時に盗難されたと判断す
る。この判断は、一意的な閾値超えで判断する他、時間
に対する変化割合、ある時間間隔における値の変化の様
子(波形によるパターンマッチング)等の手法を用いて
行ってもよい。これらの判断のためのデータも閾値記憶
手段13に記憶してもよい。また、車速比較手段14
は、車速に対応して出力される車速パルスを、単位時間
当たりでカウントすることで、車速を判断し抽出を行
う。位置情報取得手段15は、GPS受信手段50から
得られる位置情報データに含まれる誤差成分を平均化等
の処理で減らし、自車位置の確定を行い位置情報記憶手
段16に記憶させる。
【0016】エンジンECU80は、通常の走行を行う
ためにエンジン70の動きを制御するものであり、その
制御のために燃料噴射料などを制御するものである。構
成において、81は車速パルスおよびアクセル開度セン
サ60等の信号を受け取る信号入力手段、82は燃料噴
射制御データを記憶するデータ記憶手段、84はこれら
の情報を元にエンジン70への燃料噴射料を制御する噴
射燃料制御手段である。また、83は減速制御手段21
からの停止制御信号を受け取るための制御信号入力手段
で、受け取った停止制御信号に応じて噴射燃料制御手段
84が燃料噴射料を制御しエンジン70を停止させるよ
うにコントロールする。この場合、通常制御に使用され
る信号入力手段81からの制御情報は制御信号入力手段
83で遮断され、停止制御信号を優先させることにな
る。
【0017】図2はこの発明の実施の形態1に係る動作
を説明するフローチャートである。盗難判定手段12
は、信号入力手段11経由で盗難検知手段30から出力
される信号を常に監視する。監視方法は、例えば100
ms間隔で行い、入力された信号の値が閾値記憶手段1
3に記憶された閾値を超えた場合に盗難発生と判断する
(ステップST1)。監視の結果、盗難発生が認められ
た場合、通信制御手段20は、盗難された車両の自車位
置を連絡するため、先ず、位置情報記憶手段16から最
新の位置情報を得る(ステップST2)。次に、車両情
報記憶手段17から車両ID等の車両情報を得る(ステ
ップST3)。そして、通信手段19により自車位置情
報と車両情報を、電話番号記憶手段18に記憶された電
話番号の通報センタに電話し送信する(ステップST
4)。このとき、盗難と判断したデータ(ここでは、盗
難検知手段30から得られた信号データ)も同様に送信
してもよい。
【0018】通報センタでは、必要に応じて、盗難され
た車両が逃亡しないように通信手段(移動電話)19に
対し折り返し電話をする。通信制御手段20は、通信手
段19に電話が掛かってきた場合には、着呼処理を行
い、その結果得られる情報から、通話先を判断し、通報
センタからの電話で、かつその内容が停車命令であるこ
とを判断する(ステップST5,ST6)。受信した停
車命令が与えられると、減速制御手段21は減速パター
ン記憶手段22から減速パターンを読み出す(ステップ
ST7)。
【0019】ここで用いる減速パターンについては図3
に例示する。図において、減速パターンは、車速が割り
当てられる複数の車速領域に対して減速目標車速および
その目標車速へ到達するための減速率を規定している。
この場合、現在の車速が車速領域80〜100km/h
のとき、減速目標車速を80km/hに設定し、現在の
車速が車速領域40〜80km/hになったとき、減速
目標車速を40km/hに設定し、現在の車速が車速領
域20〜40km/hになったとき、減速目標車速を2
0km/hに設定し、現在の車速が車速領域20〜0k
m/hになったとき、減速目標車速を0km/hに設定
する。また、減速率は現在の車速に対し一定の1.0k
m/h/secに設定し、無理のない減速を行うように
する。これにより、高速走行、低速走行問わず減速を開
始できる他、減速率を規定したことで、坂道などに差し
掛かり車両に対する走行負荷が変化しても一定の割合で
減速を行えるので安全な停止が可能になる。
【0020】図4は他の減速パターンの例を示す説明図
である。図3の減速パターンは減速目標車速の値にかか
わらず一定の減速率に設定されるものであるが、図4の
減速パターンは、減速目標車速の値が小さくなるのに応
じて減速率を大きい値に設定したものである。すなわ
ち、現在の車速が車速領域80〜100km/hのと
き、減速目標車速を80km/hに設定し、減速率は
0.5km/h/secに設定する。現在の車速が車速
領域40〜80km/hになったとき、減速目標車速を
40km/hに設定し、減速率は1.0km/h/se
cに設定する。現在の車速が車速領域20〜40km/
hになったとき、減速目標車速を20km/hに設定
し、減速率は1.5km/h/secに設定する。現在
の車速が車速領域20〜0km/hになったとき、減速
目標車速を0km/hに設定し、減速率は2.0km/
h/secに設定する。以上のように、車速に応じて減
速率を変えるので、高速走行時の減速は遅く、低速時は
速やかに減速することにより、危険性が少なく、無理の
ない減速を行うことができる。
【0021】このように、車速領域に対する減速目標車
速と減速率の種々のパターンを設定し、車両を安全に停
止させることが可能となる。なお。減速パターン記憶手
段22に複数の減速パターンを記憶するようにしてお
き、通報センタからの指示により、使用するパターンを
選択し決めるようにすることも可能である。また、図3
および図4の例では、現在の車速がどの車速領域にある
かを車速比較手段14により判断し、抽出したが、現在
の車速そのものに応じて、例えば車速より10km/h
低い減速目標車速を逐次設定して減速を行うようにして
もよい。ただし、減速パターン記憶手段22に格納する
データ量が上記例より増加する。
【0022】車速比較手段14は入力される車速パルス
から現在の車速がどの車速領域にあるかを判断し、減速
制御手段21にその車速情報を渡す(ステップST
8)。減速制御手段21は、車速情報から走行中か、あ
るいは停車中(車速=0km/h)かの判断を行う(ス
テップST9)。停車中の場合には、エンジンECU8
0に対しエンジン起動不可にする停止制御信号を出力す
る(ステップST12)。一方、走行中であった場合に
は、減速制御手段21は減速パターン記憶手段22の減
速パターンから現在の車速があてはまる車速領域に対応
した減速目標車速と減速率を抽出し、その減速目標車速
と減速率の停止制御信号をエンジンECU80に出力す
る(ステップST10,ST11)。エンジンECU8
0の制御信号入力手段83は、受け取った停止制御信号
の減速率で減速目標車速になるように燃料噴射料制御手
段84を制御する(エンジンECU80は、減速率さえ
維持すれば、必要に応じてエンジン回転数を上げるよう
に燃料を噴射する制御も行う)。車両盗難防止装置10
は、その後も、現在の車速の取得を行い(ステップST
8)、停車するまで、これらの一連の処理(ステップS
T8〜ST11)を繰り返す。
【0023】一方、停車走行判定(ステップST9)に
て、停車と判断された場合は、エンジンECU80にエ
ンジン起動不可の停止制御信号を送り、制御信号入力手
段83が燃料噴射料制御手段84を停止させ、停車後の
再走行を不可能とする(ステップST12)。再走行不
可後(ステップST12実施後)、通信手段19を用い
て通報センタへ電話をし、位置情報記憶手段16により
得た最新の自車位置のデータを停車位置として通報セン
タへ連絡するようにしてもよい(ステップST13)。
【0024】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、複数の車速領域に対して設定された減速目標車速と
減速率からなり車両を順次減速させて停止させるための
減速パターンを設け、停車命令を受けたとき、減速パタ
ーンから現在の車速があてはまる車速領域に応じた減速
目標車速と減速率を抽出してエンジンEUCを制御する
ようにしたので、所定のシーケンスに従って急な減速を
回避した停止制御を行うことができる効果が得られる。
また、減速パターンの減速率を、減速目標車速の値にか
かわらず一定の値に設定した場合、坂道などに差し掛か
り車両に対する走行負荷が変化しても一定の割合で減速
を行えるので安全な停止が可能になる効果が得られる。
さらに、減速パターンの減速率を、減速目標車速の値が
小さくなるのに応じて大きい値に設定した場合、車速に
応じて減速率を変えるので、高速走行時の減速は遅く、
低速時は速やかに減速するため、危険性が少なく、無理
のない減速を行うことができる効果が得られる。さらに
また、車両が停止した際に、最新の自車位置のデータを
停車位置として通報センタへ連絡するので、停車した盗
難車の正確な位置を入手することで、その回収を容易に
する効果が得られる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、車両
の盗難を検知した際に自車位置情報、車両情報を所定の
通報センタに送信し、所定の通報センタから車両を停止
させるための停車命令を受信して車両を停止させる車両
盗難防止装置において、複数の車速領域に対して設定さ
れた減速目標車速と減速率からなり車両を順次減速させ
て停止させるための減速パターンを格納する減速パター
ン記憶手段と、入力される車速パルスから現在の車速を
判断し抽出する車速比較手段と、停車命令を受けたと
き、減速パターンから現在の車速があてはまる車速領域
に応じた減速目標車速と減速率を抽出してエンジンEU
Cを制御する減速制御手段とを備えるように構成したの
で、所定のシーケンスに従って急な減速を回避した停止
制御を行うことができ、盗難車両が高速道路上を走行し
ていても減速制御している間に路側等に避難する時間が
与えられるなどの安全面に配慮した効果がある。
【0026】この発明によれば、車両の盗難を検知した
際に自車位置情報、車両情報を所定の通報センタに送信
し、所定の通報センタから車両を停止させるための停車
命令を受信して車両を停止させる車両盗難防止装置にお
いて、車速に対して設定された減速目標車速と減速率か
らなり車両を順次減速させて停止させるための減速パタ
ーンを格納する減速パターン記憶手段と、入力される車
速パルスから現在の車速を判断し抽出する車速比較手段
と、停車命令を受けたとき減速パターンから現在の車速
に応じた減速目標車速と減速率を抽出してエンジンEU
Cを制御する減速制御手段とを備えるように構成したの
で、所定のシーケンスに従って急な減速を回避した停止
制御を行うことができ、盗難車両が高速道路上を走行し
ていても減速制御している間に路側等に避難する時間が
与えられるなどの安全面に配慮した効果がある。
【0027】この発明によれば、減速パターンの減速率
が、減速目標車速の値にかかわらず一定に設定されるよ
うに構成したので、坂道などに差し掛かり車両に対する
走行負荷が変化しても一定の割合で減速を行えるので安
全な停止を可能にする効果がる。
【0028】この発明によれば、減速パターンの減速率
が、減速目標車速の値が小さくなるのに応じて大きい値
に設定されるように構成したので、車速に応じて減速率
を変えるので、高速走行時の減速は遅く、低速時は速や
かに減速するため、危険性が少なく、無理のない減速を
行える効果がある。
【0029】この発明によれば、車両が停止した際に、
最新の自車位置のデータを停車位置として通報センタへ
連絡するように構成したので、停車した盗難車の正確な
最新位置を入手することで、その回収を容易にする効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による車両盗難防止
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施の形態1に係る動作を説明するフロー
チャートである。
【図3】 同実施の形態1に係る減速パターンの例を示
す説明図である。
【図4】 同実施の形態1に係る減速パターンの例を示
す説明図である。
【符号の説明】
10 車両盗難防止装置、11 信号入力手段、12
盗難判定手段、13閾値記憶手段、14 車速比較手
段、15 位置情報取得手段、16 位置情報記憶手
段、17 車両情報記憶手段、18 電話番号記憶手
段、19 通信手段、20 通信制御手段、21 減速
制御手段、22 減速パターン記憶手段、30 盗難検
知手段、40 車速検知手段、50 GPS受信手段、
60 アクセル開度センサ、70 エンジン、80 エ
ンジンECU、81 信号入力手段、82 データ記憶
手段、83 制御信号入力手段、84 噴射燃料制御手
段。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の盗難を検知した際に自車位置情
    報、車両情報を所定の通報センタに送信し、所定の通報
    センタから車両を停止させるための停車命令を受信して
    車両を停止させる車両盗難防止装置において、複数の車
    速領域に対して設定された減速目標車速と減速率からな
    り車両を順次減速させて停止させるための減速パターン
    を格納する減速パターン記憶手段と、入力される車速パ
    ルスから現在の車速を判断し抽出する車速比較手段と、
    前記停車命令を受けたとき、前記減速パターンから前記
    現在の車速があてはまる車速領域に応じた減速目標車速
    と減速率を抽出してエンジンEUCを制御する減速制御
    手段とを備えたことを特徴とする車両盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 車両の盗難を検知した際に自車位置情
    報、車両情報を所定の通報センタに送信し、所定の通報
    センタから車両を停止させるための停車命令を受信して
    車両を停止させる車両盗難防止装置において、車速に対
    して設定された減速目標車速と減速率からなり車両を順
    次減速させて停止させるための減速パターンを格納する
    減速パターン記憶手段と、入力される車速パルスから現
    在の車速を判断し抽出する車速比較手段と、前記停車命
    令を受けたとき前記減速パターンから前記現在の車速に
    応じた減速目標車速と減速率を抽出してエンジンEUC
    を制御する減速制御手段とを備えたことを特徴とする車
    両盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 減速パターンの減速率が、減速目標車速
    の値にかかわらず一定に設定されるようにしたことを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の車両盗難防止装
    置。
  4. 【請求項4】 減速パターンの減速率が、減速目標車速
    の値が小さくなるのに応じて大きい値に設定されるよう
    にしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    車両盗難防止装置。
  5. 【請求項5】 車両が停止した際に、最新の自車位置の
    データを停車位置として通報センタへ連絡するようにし
    たことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいず
    れか1項記載の車両盗難防止装置。
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