JP2008014792A - 波形表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 信号波形における時間軸方向の位置を指定する際の操作性を向上させた波形表示装置を提供する。
【解決手段】 第1ウィンドウ内に信号波形を表示し、時間軸上の位置を示すカーソルを表示する第1ウィンドウ表示部121と、第2ウィンドウ内に第1ウィンドウの信号波形の一部分について時間軸のスケールを拡大して表示し、第1ウィンドウのカーソルと連動するカーソルを表示する第2ウィンドウ表示部122と、ウィンドウを選択し、ユーザ操作に基づいて選択ウィンドウを変更するウィンドウ選択部108と、各ウィンドウに対してカーソル移動のステップ幅を第1ウィンドウ内の信号波形及び第2ウィンドウ内の信号波形間のスケールの比に基づいて決定するステップ幅決定部107と、選択ウィンドウに対するステップ幅でカーソルを時間軸方向に移動させ、選択ウィンドウの変更に基づいて当該ステップ幅を変更するカーソル移動処理部103により構成される。
【選択図】 図8
【解決手段】 第1ウィンドウ内に信号波形を表示し、時間軸上の位置を示すカーソルを表示する第1ウィンドウ表示部121と、第2ウィンドウ内に第1ウィンドウの信号波形の一部分について時間軸のスケールを拡大して表示し、第1ウィンドウのカーソルと連動するカーソルを表示する第2ウィンドウ表示部122と、ウィンドウを選択し、ユーザ操作に基づいて選択ウィンドウを変更するウィンドウ選択部108と、各ウィンドウに対してカーソル移動のステップ幅を第1ウィンドウ内の信号波形及び第2ウィンドウ内の信号波形間のスケールの比に基づいて決定するステップ幅決定部107と、選択ウィンドウに対するステップ幅でカーソルを時間軸方向に移動させ、選択ウィンドウの変更に基づいて当該ステップ幅を変更するカーソル移動処理部103により構成される。
【選択図】 図8
Description
本発明は、波形表示装置に係り、さらに詳しくは、入力信号をサンプリングして画面上に信号波形を表示する波形表示装置の改良に関する。
回路内を伝わる電気信号などの信号波形を画面表示する装置として、波形表示装置が知られている。この波形表示装置は、電圧レベルなどの時間的変化を信号波形として表示画面上に表示する表示装置であり、近年では、入力信号をデジタル処理し、波形データを蓄積して表示する表示装置も製品化されている。この様な波形表示装置では、通常、水平軸を時間軸とし、垂直軸を入力信号の振幅レベルを示す軸として信号波形の表示が行われる。その際、信号波形の一部分について、時間軸のスケール(目盛り)を拡大させた波形(ここでは、この様な波形をズームアップ波形と呼ぶことにする)を生成し、元の信号波形と同時に表示することができる波形表示装置が従来から提案されている(例えば、特許文献1)。
ズームアップ波形を表示する際の時間軸方向の中心位置などは、元の信号波形上を時間軸方向に移動可能なカーソルを操作することによって指定される。例えば、ダイヤル式の調整つまみを操作することにより、カーソルが所望の位置まで移動される。調整つまみを所定量操作した際のカーソルの移動量は、画素やデータ点数を単位として決定される。一般に、高いサンプリングレートでサンプリングされた波形データの場合、画面表示の際に1画素に圧縮されるデータ数は多くなる。このため、画素単位でのカーソル移動では、1画素内のデータ位置を指定することができないので、データ位置を指定する際の精度が低下するという問題があった。一方、データ点数単位でのカーソル移動では、表示画面内で信号波形の一方の端から他方の端までカーソルを移動させようとすると、データ点数が極めて多くなるので、操作量が増大してしまうという問題があった。
そこで、信号波形上でのカーソル移動に代えて、データ点数などを示す数値を入力することにより、データ位置を直接に指定することが考えられる。しかし、この方法では、入力数値とデータ位置との関係を認識するのは容易ではないので、信号波形におけるデータ位置が直感的に判りづらいという問題があった。或いは、画素単位やデータ点数単位でカーソルを移動させる際に、カーソル移動のステップ幅を必要に応じて切り替えられるようにすることが考えられる。しかし、この方法では、データ位置を指定しようとするごとに適切なステップ幅を指定する必要があるので、操作性が良くないという問題があった。
特開2002−311059号公報
上述した通り、従来の波形表示装置では、1画素内のデータ位置を指定することができず、データ位置を指定する際の精度が低いという問題があった。また、表示画面内で信号波形の一方の端から他方の端までカーソルを移動させようとすると、データ点数が極めて多くなり、操作量が増大するという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、信号波形における時間軸方向の位置を指定する際の操作性を向上させた波形表示装置を提供することを目的とする。特に、精度を低下させることなく、信号波形上のデータ位置を適切に指定することができる波形表示装置を提供することを目的とする。また、表示画面内で信号波形の一方の端から他方の端までカーソルを移動させる場合であっても、操作量が増大することなく、直感的に判り易くデータ位置を指定することができる波形表示装置を提供することを目的とする。
第1の本発明による波形表示装置は、入力信号をサンプリングし、画面上に信号波形を表示する波形表示装置であって、第1ウィンドウ内に水平軸を時間軸とし、垂直軸を上記入力信号の振幅レベルを示す軸として信号波形を表示するとともに、上記時間軸上の位置を示すカーソルを表示する第1の信号波形表示手段と、第2ウィンドウ内に上記第1の信号波形表示手段による信号波形の一部分について上記時間軸のスケールを拡大して表示するとともに、上記カーソルが示す位置と同一の位置に当該カーソルと互いに連動するカーソルを表示する第2の信号波形表示手段と、上記第1ウィンドウ及び上記第2ウィンドウのいずれかを選択するとともに、ユーザ操作に基づいて選択ウィンドウを変更するウィンドウ選択手段と、上記第1ウィンドウ及び上記第2ウィンドウの各ウィンドウに対し、カーソルを移動させる際のステップ幅を上記第1ウィンドウ内の信号波形及び上記第2ウィンドウ内の信号波形間の上記スケールの比に基づいて決定するステップ幅決定手段と、上記選択ウィンドウに対する上記ステップ幅で上記カーソルを上記時間軸方向に移動させるとともに、選択ウィンドウの変更に基づいて当該ステップ幅を変更するカーソル移動手段とを備えて構成される。
この波形表示装置では、第1ウィンドウ内に元の信号波形を表示し、この信号波形の一部分について時間軸のスケールを拡大させた信号波形(ズームアップ波形)を第2ウィンドウ内に表示させた際、これらのウィンドウのいずれかを選択し、また、ユーザ操作に基づいて選択ウィンドウを変更することができる。その際、元の信号波形と、ズームアップ波形との間のスケールの比に基づいて、時間軸上の位置を示すカーソルを移動させる際のステップ幅が各ウィンドウに対して決定され、選択ウィンドウに対するステップ幅でカーソルを時間軸方向に移動させ、また、選択ウィンドウの変更に基づいてステップ幅が変更される。この様な構成により、元の信号波形及びズームアップ波形間のスケールの比に基づいて各ウィンドウに対するステップ幅が決定され、ユーザが選択ウィンドウを切り替えた際には、ステップ幅が自動的に変更調整されるので、必要に応じてウィンドウを元の信号波形及びズームアップ波形間で切り替えることにより、信号波形における時間軸方向の位置を適切に指定することができる。例えば、ズームアップ波形が元の信号波形をN倍に拡大した信号波形である場合、ズームアップ波形(第2ウィンドウ)を選択したときのステップ幅は、元の信号波形に対して1/N倍となるようにステップ幅が調整され、元の信号波形(第1ウィンドウ)を選択したときと比べてN倍の精度でデータ位置を指定することができる。
第2の本発明による波形表示装置は、上記構成に加え、ユーザ操作に基づいて、上記カーソルの示す位置がウィンドウの中央となるように信号波形を移動させる信号波形移動手段を備えて構成される。この様な構成によれば、第1ウィンドウ内でカーソルを移動させて指定した元の信号波形上の位置が第2ウィンドウの中央、すなわち、第2ウィンドウ内における時間軸方向の中心位置となるように信号波形を移動させてズームアップ波形を表示させることができるので、ウィンドウを元の信号波形からズームアップ波形に切り替えて信号波形上のデータ位置を指定する際の操作性を向上させることができる。また、選択ウィンドウに応じてカーソル移動のステップ幅が調整されるので、画面内で信号波形の一方の端から他方の端までカーソルを移動させる場合であっても、操作量が増大することなく、直感的に判り易くデータ位置を指定することができる。
第3の本発明による波形表示装置は、上記構成に加え、上記画面に沿って配置される2以上のファンクションキーと、上記各ファンクションキーに対する機能割り当てを上記画面内に表示するとともに、上記選択ウィンドウに応じて上記機能割り当てを変更する機能割り当て表示手段とを備えて構成される。
第4の本発明による波形表示装置は、上記構成に加え、ユーザ操作に基づいて上記水平軸のスケールを変更し、或いは、信号波形を上記水平軸方向に移動させるとともに、上記選択ウィンドウに応じて水平軸に関する操作対象を変更する水平軸調整手段を備えて構成される。
第5の本発明による波形表示装置は、異なる2以上の入力信号をそれぞれサンプリングし、画面上に信号波形を表示する波形表示装置であって、第1ウィンドウ内に水平軸を時間軸とし、垂直軸を上記入力信号の振幅レベルを示す軸として信号波形を表示するとともに、上記時間軸上の位置を示すカーソルを表示する第1の信号波形表示手段と、第2ウィンドウ内に上記第1の信号波形表示手段による信号波形とは異なる入力信号についての信号波形を表示するとともに、上記カーソルとは独立なカーソルを表示する第2の信号波形表示手段と、上記第1ウィンドウ及び上記第2ウィンドウのいずれかを選択するとともに、ユーザ操作に基づいて選択ウィンドウを変更するウィンドウ選択手段と、カーソルを移動させる際のステップ幅を上記入力信号ごとに記憶するステップ幅記憶手段と、上記選択ウィンドウに応じた上記ステップ幅で上記カーソルを上記時間軸方向に移動させるとともに、選択ウィンドウの変更に基づいて当該ステップ幅を変更するカーソル移動手段とを備えて構成される。
この波形表示装置では、時間軸上の位置を示すカーソルを移動させる際のステップ幅が入力信号ごとに記憶され、選択ウィンドウに応じたステップ幅でカーソルを移動させ、また、選択ウィンドウの変更に基づいてステップ幅が変更される。この様な構成により、選択ウィンドウに応じたステップ幅でカーソルが移動され、ユーザが選択ウィンドウを切り替えた際には、ステップ幅が自動的に変更調整されるので、必要に応じてウィンドウを入力信号間で切り替えることにより、信号波形における時間軸方向の位置を指定する際の操作性を向上させることができる。
本発明による波形表示装置によれば、ユーザがウィンドウを切り替えた際には、ステップ幅が自動的に変更されるので、必要に応じてウィンドウを元の信号波形及びズームアップ波形間で切り替えることにより、精度を低下させることなく、信号波形上のデータ位置を適切に指定することができる。また、ウィンドウに応じてステップ幅が変更されるので、画面内で信号波形の一方の端から他方の端までカーソルを移動させる場合であっても、操作量が増大することなく、直感的に判り易くデータ位置を指定することができる。従って、信号波形における時間軸方向の位置を指定する際の操作性を向上させた波形表示装置を実現することができる。
図1は、本発明の実施の形態による波形表示装置1の一例を示した外観図であり、表示画面2が配置されたフロントパネル1aの様子が示されている。この波形表示装置1は、回路内を伝わる電気信号などの信号波形を表示画面2上に表示する表示装置であり、筐体の1つの面がフロントパネル1aとなっている。波形表示装置1は、例えば、卓上に載置された状態で使用され、電圧レベルなどの時間変化が信号波形として表示される。
フロントパネル1aは、操作入力部が設けられる操作面であり、ここでは、操作面内に表示画面2、プローブ接続コネクタ3、トリガーボタン4a、調整つまみ4b,5,6a,6b,7a及び7b、切替ボタン6c、チャンネル選択キー8、ファンクションキー部9及び10が配置されている。
表示画面2は、矩形形状のディスプレイであり、信号波形や各ファンクションキー9a及び10aに対する機能割り当てなどが表示される。表示画面2は、その長手方向を左右方向(水平方向)とし、その短手方向が上下方向(鉛直方向)となるように配置されるものとする。
プローブ接続コネクタ3は、プローブ(探針)を着脱可能に接続するための端子部であり、プローブの接続時には、プローブが検出した電気信号、例えば、アナログ信号が入力される。ここでは、この様なプローブ接続コネクタ3が、8個(8チャンネル分)設けられ、最大8つの異なる入力信号を同時に処理することができるものとする。
プローブ接続コネクタ3を介して入力された電気信号は、デジタル処理され、また、各プローブ接続コネクタ3間は、絶縁素子によって絶縁されているものとする。各プローブ接続コネクタ3は、表示画面2よりも下側に左右方向を配列方向として配置されている。電源スイッチ4は、電源のオンオフを切り替えるための操作キーである。
トリガーボタン4aは、手動トリガーの動作時に、トリガータイミングを入力するための操作ボタンである。調整つまみ4bは、自動トリガーの動作時におけるトリガーレベルを調整するためのダイヤル式入力手段である。
調整つまみ5は、入力信号のレンジ幅などを調整し、或いは、カーソルを移動させるためのダイヤル式入力手段である。カーソルは、表示画面2上に表示され、水平軸や垂直軸方向における位置を示すための移動可能なオブジェクトである。
調整つまみ6a及び6bは、表示画面2上の水平軸方向(ここでは、x軸方向と呼ぶことにする)に関する表示設定を調整するためのダイヤル式入力手段である。ここでは、調整つまみ6aが、x軸方向の中心位置を調整し、すなわち、信号波形をx軸方向に移動させて信号波形の位置を調整するためのつまみであるものとする。また、調整つまみ6bが、x軸のスケール(目盛り、尺度)を変更するためのつまみであるものとする。
切替ボタン6cは、アクティブウィンドウを切り替えるための操作ボタンである。アクティブウィンドウは、表示画面2上に表示された複数の波形表示のためのウィンドウのうちの1つであり、切替ボタン6cを操作することで切り替えられる。
調整つまみ7a及び7bは、表示画面2上の垂直軸方向(ここでは、y軸方向と呼ぶことにする)に関する表示設定を調整するためのダイヤル式入力手段である。ここでは、調整つまみ7aが、y軸方向の中心位置を調整するつまみであり、調整つまみ7bが、y軸のスケールを調整するつまみであるものとする。ここで、調整つまみ6a,6b,7a,7bの操作による表示設定の変更対象は、アクティブウィンドウ内の波形表示であるものとする。
チャンネル選択キー8は、調整つまみ7a及び7bの操作によって表示設定の調整を行うチャンネルを指定するための操作キーであり、ここでは、チャンネルごとに設けられている。トリガーボタン4a、調整つまみ4b,5,6a,6b,7a,7b、切替ボタン6c及びチャンネル選択キー8は、表示画面よりも右側に配置されている。
ファンクションキー部10は、表示画面2の一辺に沿って配置された複数のファンクションキー10aからなり、ファンクションキー部9は、上記一辺に隣接する表示画面2の他の辺に沿って配置された複数のファンクションキー9aからなる。
ファンクションキー9aは、動作モードに応じて異なる機能の割り当て可能な操作キーであり、各ファンクションキー9aに対する機能割り当てが表示画面2内に表示される。ここでは、動作設定モードを切り替える機能などが割り当てられる7個の操作キーがファンクションキー9aとして配置されるものとする。
ファンクションキー10aは、動作設定モードに応じて異なる機能の割り当て可能な操作キーであり、各ファンクションキー10aに対する機能割り当てが表示画面2内に表示される。ここでは、数値入力時にテンキーの機能が割り当てられ、或いは、文字入力時に異なる文字の入力機能が割り当てられる12個の操作キーがファンクションキー10aとして配置されるものとする。
各ファンクションキー10aは、表示画面2の短辺、この例では、右側の短辺に沿って表示画面の外側に配置され、また、各ファンクションキー9aは、表示画面2の長辺、この例では、下側の長辺に沿って表示画面2の外側に配置されている。ここで、各ファンクションキー10aは、表示画面2の短辺に垂直な方向(左右方向)の位置の異なる2つのキー列を形成し、これらのキー列に属するファンクションキー10aが交互に配置されるものとする。各ファンクションキー9a及び10aは、例えば、押しボタン型のタクトスイッチにより構成される。
ここでは、ファンクションキー部9が、左右方向の直線上に配置された7つのファンクションキー9a、すなわち、F1キー、F2キー、・・・、F6キー及びF0キーからなり、表示画面2内には、各ファンクションキー9aに割り当てられている機能割り当てが対応するファンクションキー9aと左右方向の位置を一致させて表示されるものとする。
また、ファンクションキー部10は、上下方向の直線上に配置された6つのファンクションキー10a、すなわち、f1キー、f3キー、・・・、f11キーからなるキー列と、当該直線とは左右方向の位置が異なる直線上に配置された6つのファンクションキー10a、すなわち、f2キー、f4キー、・・・、f12キーからなるキー列により構成されるものとする。表示画面2内には、各ファンクションキー10aに割り当てられている機能割り当てが対応するファンクションキー10aと上下方向の位置を一致させて表示される。
図2は、図1の波形表示装置1における動作の一例を示した図であり、第1ウィンドウ11及び第2ウィンドウ21が表示された表示画面2の様子が示されている。この表示画面2内には、ユーザが指定したチャンネルの信号波形を表示するための第1ウィンドウ11及び第2ウィンドウ21と、ファンクションキー9a,10aに対する機能割り当て31〜33、41〜45、48と、ユーザが選択した機能に関する表示領域46が配置されている。
第1ウィンドウ11は、入力信号をサンプリングして得られた波形データに基づいて信号波形を表示するための表示領域であり、表示画面2内でサイズや位置が変更可能となっている。この第1ウィンドウ11内には、水平軸を時間軸とし、垂直軸を入力信号の振幅レベルを示す軸として信号波形が表示されるとともに、時間軸上の位置を示すカーソルが表示される。ここでは、矩形の表示領域内に、時間軸を示す直線13と、時間軸の原点を示す直線14と、互いに独立して移動可能な2つのカーソル15a及び15bが表示されるものとする。
この例では、時間軸上の1目盛りを1ms(ミリ秒)とし、入力信号の振幅レベルのレンジ幅を−2.500V〜+2.500V(ボルト)として、周期変動する信号波形C1が表示されている。ここでは、この様な波形表示のためのウィンドウをTYウィンドウと呼ぶことにし、識別情報が表示領域12内に表示されるものとする。
第2ウィンドウ21は、波形データに基づいて信号波形を表示するための表示領域であり、この第2ウィンドウ21内には、例えば、第1ウィンドウ11内の信号波形C1の一部分が、時間軸のスケールを拡大して表示されるとともに、第1ウィンドウ11内のカーソル15a及び15bが示す位置と同一の位置に当該カーソルと互いに連動するカーソルが表示される。或いは、第2ウィンドウ21内には、第1ウィンドウ11内の信号波形C1とは異なる入力信号についての信号波形が表示されるとともに、第1ウィンドウ11内のカーソル15a及び15bとは独立したカーソルが表示される。
この例では、第1ウィンドウ内の信号波形C1について、所定の範囲16内の信号波形が時間軸のスケールを10倍に拡大して矩形の表示領域内に表示されている。すなわち、時間軸上の1目盛りを100μs(マイクロ秒)とし、入力信号の振幅レベルのレンジ幅を−2.500V〜+2.500V(ボルト)として、信号波形C1が表示されている。ここでは、この様な波形表示のためのウィンドウをズームアップウィンドウと呼ぶことにし、識別情報が表示領域22内に表示されるものとする。第1ウィンドウ11は、上段に配置され、第2ウィンドウ21は、下段に配置されている。
切替ボタン6cを操作することにより、ユーザが選択したウィンドウは、アクティブウィンドウとなり、当該ウィンドウについては、例えば、表示領域12及び22内の背景色を他のウィンドウとは異ならせて表示される。この例では、切替ボタン6cを操作するごとに、アクティブウィンドウが第1ウィンドウ11又は第2ウィンドウ21のいずれかに切り替えられる。この例では、第1ウィンドウ11(TYウィンドウ)がアクティブウィンドウに指定されている。
機能割り当て31〜33は、各ファンクションキー9aに割り当てられている機能割り当てを示すアイコンである。ここでは、F1キー及びF2キーに対して、カーソル15a及び15bの表示設定を変更するための動作設定モードと、カーソル15a及び15bに関する所定機能を実行するための動作設定モードとを切り替える機能が割り当てられるものとする。また、F0キーに対して、数値を直接に入力するための動作設定モードに切り替える機能が割り当てられるものとする。
機能割り当て41〜45,48は、各ファンクションキー10aに割り当てられている機能割り当てを示すアイコンである。ここでは、f1キー〜f7キーに対して、F1キー及びF2キーの操作により選択された機能に応じて異なる機能がそれぞれ割り当てられ、また、f9キー〜f12キーに対しては、f1キー〜f7キーの操作により選択された機能に応じて異なる機能がそれぞれ割り当てられるものとする。
F1キーの操作により、カーソル15a及び15bの表示設定を変更する動作設定モードに切り替えられた際には、f1キー〜f5キーに対して、カーソル15a及び15bの表示設定を変更する機能が割り当てられる。具体的には、「カーソル種別」、「カーソルAの位置」、「カーソルBの位置」、「カーソルA及びBの移動」及び「移動単位」を変更する機能がそれぞれ割り当てられる。
「カーソル種別」を変更する機能は、カーソルの種別をOFF(カーソルなし)、水平カーソル及び垂直カーソルのいずれかに切り替えるための機能である。「カーソル種別」を選択すれば、カーソル種別の設定モードとなり、カーソル種別を変更することができる。ここでは、水平軸(この例では、時間軸)上の位置を示す垂直カーソルが選択されている。
「カーソルAの位置」を変更する機能は、カーソル15aが示す位置を変更するための機能である。「カーソルAの位置」を選択すれば、カーソル15aが示す位置の設定モードとなり、カーソル15aを移動させることができる。「カーソルAの位置」の選択時には、表示領域46内にカーソル15aの移動に関する設定情報が表示される。この例では、指定可能なデータ点数の上限値及び下限値と、入力欄47が表示されている。入力欄47には、現在のカーソル位置(この例では、120,161点)が表示される。
ここでは、第1ウィンドウ11(TYウィンドウ)内の信号波形の表示における左側の端点を波形データの起点、すなわち、データ点数における1点目とし、右側の端点を終点、例えば、200,000点目として、この範囲内で時間軸方向に関するカーソル15aの位置を指定することができるものとする。
カーソル15aの移動は、調節つまみ5を操作することにより行われる。調整つまみ5を操作した際のカーソル15aが示す位置の変化量は、ステップ幅により規定される。この例では、ステップ幅が400(点)となっており、このステップ幅を単位としてカーソル15aが示す位置を変更することができる。
ステップ幅は、波形データについて、データ点数の指定を変更する際の単位であり、アクティブウィンドウとして選択されたウィンドウに応じて自動的に切り替えられる。
f12キーには、この様なステップ幅を変更する機能が割り当てられ、当該機能割り当て48が表示領域46の下段に表示されている。また、F0キーには、カーソル位置を数値で直接に入力する機能が割り当てられ、当該機能割り当て33が表示されている。
「カーソルBの位置」を変更する機能は、カーソル15bを移動させるための機能である。「カーソルBの位置」を選択すれば、カーソル15bの位置の設定モードとなり、「カーソルAの位置」の選択時と同様に、カーソル15bの位置を変更することができる。カーソル15bの移動に関する設定は、カーソル15aと共通である。この例では、カーソル15bの現在の位置が、94,001点となっている。
「カーソルA及びBの移動」を変更する機能は、カーソル15a及び15bを連動させて移動させる動作設定をオン又はオフさせる機能である。「カーソルA及びBの移動」を選択すれば、カーソル15a及び15bの連動に関する設定モードとなり、カーソル15a及び15bを連動させる動作設定を変更することができる。この様な連動機能をオンさせると、カーソル15a及び15bを共通に操作することができ、これらのカーソルを同時に同一方向に同じ量だけ移動させることができる。
「移動単位」を変更する機能は、調整つまみ5を操作した際のカーソル表示の移動単位を変更するための機能である。「移動単位」を選択すれば、カーソル15a及び15bの表示に関する移動単位の設定モードとなり、カーソル15a及び15bを移動させる際の移動単位を変更することができる。この例では、0.02目盛りが移動単位となっている。
F2キーの操作により、カーソル15a及び15bに関する所定機能、例えば、カーソル15a及び15bをウィンドウの中央に移動させる機能や、カーソル15a及び15bの示す位置がウィンドウの中央となるように信号波形を移動させる機能を実行するための動作設定モードに切り替えられた際には、f2キー〜f5キーに対して、当該機能が割り当てられる。
ここでは、機能割り当て31〜33、41〜45,48を示すアイコンについて、対応するファンクションキーの操作により、例えば、背景色を切り替えて表示されるものとする。
図3は、図1の波形表示装置1における動作の一例を示した図であり、アクティブウィンドウを第2ウィンドウ21に切り替えた際の表示画面2が示されている。切替ボタン6cを操作することにより、アクティブウィンドウを第2ウィンドウ21(ズームアップウィンドウ)に切り替えることができる。
ズームアップウィンドウがアクティブウィンドウとして選択されている場合には、カーソル15a及び15bを移動させる際のステップ幅がTYウィンドウ内の信号波形及びズームアップウィンドウ内の信号波形間のスケールの比に基づいて、自動的に調整される。この例では、ズームアップウィンドウ内の信号波形が、TYウィンドウ内の信号波形を時間軸方向に10倍に拡大した波形となっている。
そこで、ズームアップウィンドウの選択時におけるステップ幅がTYウィンドウ選択時の1/10となるように自動調整させることにより、ズームアップウィンドウに切り替えれば、TYウィンドウ選択時に比べて10倍の精度でカーソル15a及び15bを移動させることができる。ズームアップウィンドウ選択時のステップ幅は、40(点)となっている。
図4は、図1の波形表示装置1における動作の一例を示した図であり、第2ウィンドウ21選択時にカーソルに関する所定機能を実行するための動作設定モードに切り替えられた際の表示画面2が示されている。F2キーの操作により、カーソル15a及び15bに関する所定機能を実行するための動作設定モードに切り替えられた際には、f2キー〜f5キーに対して、当該機能が割り当てられる。
具体的には、「Aを画面中心に呼ぶ」、「Bを画面中心に呼ぶ」、「Aの位置に画面中心を移動」及び「Bの位置に画面中心を移動」を実行させる機能がそれぞれ割り当てられ、機能割り当てを示すアイコン52〜55が表示画面2内に表示される。「Aを画面中心に呼ぶ」を実行させる機能は、カーソル15aをアクティブウィンドウの中央に移動させる機能である。「Aを画面中心に呼ぶ」を選択すれば、カーソル15aをアクティブウィンドウの中央に移動させることができる。
「Bを画面中心に呼ぶ」を実行させる機能は、カーソル15bをアクティブウィンドウの中央に移動させる機能であり、「Bを画面中心に呼ぶ」を選択すれば、「Aを画面中心に呼ぶ」の選択時と同様に、カーソル15bをアクティブウィンドウの中央に移動させることができる。
「Aの位置に画面中心を移動」を実行させる機能は、カーソル15aの示す位置がアクティブウィンドウの中央となるように信号波形を移動させる機能である。「Aの位置に画面中心を移動」を選択すれば、カーソル15aの示す位置がアクティブウィンドウの中央となるように信号波形を移動させることができる。
「Bの位置に画面中心を移動」を実行させる機能は、カーソル15bの示す位置がアクティブウィンドウの中央となるように信号波形を移動させる機能であり、「Bの位置に画面中心を移動」を選択すれば、「Aの位置に画面中心を移動」の選択時と同様に、カーソル15bの示す位置がアクティブウィンドウの中央となるように信号波形を移動させることができる。この例では、「Aの位置に画面中心を移動」が選択され、カーソル15aが示す位置を中央に配置してズームアップウィンドウ内で信号波形が表示されている。
図5〜図7は、図1の波形表示装置1における動作の他の一例を示した図であり、アクティブウィンドウとして選択されたウィンドウに応じて機能割り当てが変更される様子がが示されている。図5には、TYウィンドウ選択時のファンクションキー10aに対する機能割り当て61〜65の一例が示されている。この表示画面2内には、TYウィンドウ及びズームアップウィンドウの他に、FFTウィンドウ23が表示されている。
FFTウィンドウ23は、波形データに対して行った解析処理の結果を表示するための表示領域であり、ここでは、FFTウィンドウ23内に、高速フーリエ変換に基づく周波数成分の強度分布(パワースペクトラム)が表示され、表示領域24内には、その識別情報が表示されている。この例では、TYウィンドウが上段に配置され、ズームアップウィンドウが下段の左側に配置され、FFTウィンドウ23が下段の右側に配置されている。
TYウィンドウ選択時におけるTYウィンドウの表示設定を変更するための動作設定モードでは、f1キー及びf2キーに対してTYウィンドウの表示設定を変更するための機能がそれぞれ割り当てられる。具体的には、「行分割」及び「各行のチャンネル配置」を変更する機能がそれぞれ割り当てられる。また、f9キー〜f12キーに対しては、f1キー及びf2キーの操作によって選択された機能に応じて異なる機能が割り当てられる。
「行分割」を変更する機能は、TYウィンドウ内を複数の行に分割して信号波形を表示させるための機能である。「行分割」を選択すれば、行分割の指定を変更する動作設定モードとなり、例えば、OFF(行分割なしで信号波形を1行に表示)、2行及び4行のいずれかを選択することができる。
「各行のチャンネル配置」を変更する機能は、各行に割り当てるチャンネルを指定するための機能である。「各行のチャンネル配置」を選択すれば、分割表示される各行に割り当てるチャンネルの指定を変更する動作設定モードとなり、各行に対するチャンネルの配置を変更することができる。
図6には、ズームアップウィンドウ選択時のファンクションキー10aに対する機能割り当て71及び72の一例が示されている。ズームアップウィンドウの表示設定を変更するための動作設定モードでは、f1キー及びf2キーに対してズームアップウィンドウの表示設定を変更するための機能がそれぞれ割り当てられる。具体的には、「ZOOM(ズーム)時間軸」及び「ZOOM中心位置」を変更する機能がそれぞれ割り当てられる。
「ZOOM時間軸」を変更する機能は、ズームアップウィンドウ内における信号波形C1の表示に関し、時間軸13のスケールの単位を変更するための機能である。「ZOOM時間軸」を選択すれば、時間軸13のスケール単位の指定を変更する動作設定モードとなる。「ZOOM時間軸」の選択時には、表示領域73内に時間軸13のスケール単位の調整に関する設定情報が表示される。
この例では、指定可能なスケール単位の上限値(1ms)及び下限値(50ns)と、入力欄74が表示されている。入力欄74には、現在のスケール単位の指定値(100μs)が表示される。スケール単位の調整は、調整つまみ6bを操作することにより行われる。
「ZOOM中心位置」を変更する機能は、時間軸方向の中心位置を指定するための機能である。「ZOOM中心位置」を選択すれば、時間軸方向の中心位置の指定を変更する動作設定モードとなり、中心位置の指定を変更することができる。この例では、時間軸13の原点を示す直線14の位置(100,001点)が中心位置に指定されている。
図7には、FFTウィンドウ選択時のファンクションキー10aに対する機能割り当て81〜86の一例が示されている。FFTウィンドウの動作設定を変更するためのモードでは、f1キー〜f6キーに対してFFTウィンドウの動作設定を変更するための機能がそれぞれ割り当てられる。具体的には、「演算対象チャンネル」、「モード」、「X軸」、「Y軸」、「演算点数」及び「始点」を変更する機能がそれぞれ割り当てられる。
「演算対象チャンネル」を変更する機能は、周波数解析処理の演算対象とするチャンネルを指定するための機能である。「演算対象チャンネル」を選択すれば、チャンネルの指定を変更するための動作設定モードとなり、演算対象とするチャンネルの指定を変更することができる。この動作設定モードでは、表示領域87内に、現在のチャンネル指定が表示される。また、F0キーには、チャンネル指定を変更する機能が割り当てられ、当該機能割り当て88が表示される。
図8は、図1の波形表示装置1内における機能構成の一例を示したブロック図である。この波形表示装置1は、A/D変換回路101、信号処理部102、カーソル移動処理部103、信号波形表示部104、ディスプレイ105、第1スケール記憶部106a、第2スケール記憶部106b、ステップ幅決定部107、ウィンドウ選択部108、信号波形移動処理部110、機能割り当て表示部111及び水平軸調整部112により構成される。
A/D変換回路101は、入力信号を所定のサンプリングレートでサンプリングして、デジタルデータ化するための変換回路であり、ここでは、チャンネルごとに波形データが生成されるものとする。信号処理部102は、この様な波形データを処理する処理回路である。
第1スケール記憶部106aは、第1ウィンドウ11(例えば、TYウィンドウ)内に表示させる信号波形のスケールを記憶する記憶部である。第2スケール記憶部106bは、第2ウィンドウ21(例えば、ズームアップウィンドウ)内に表示させる信号波形のスケールを記憶する記憶部である。
ステップ幅決定部107は、第1スケール記憶部106a及び第2スケール記憶部16b内にそれぞれ格納されているスケールに基づいて、ステップ幅を決定する動作を行っている。具体的には、第1ウィンドウ11及び第2ウィンドウ21の各ウィンドウに対し、ステップ幅が第1ウィンドウ11内の信号波形及び第2ウィンドウ21内の信号波形間のスケールの比に基づいて決定される。
ウィンドウ選択部108は、第1ウィンドウ11及び第2ウィンドウ21のいずれかを選択するとともに、切替ボタン6cの操作に基づいて選択ウィンドウ、すなわち、アクティブウィンドウを変更する動作を行っている。機能割り当て表示部111は、各ファンクションキー10aに対する機能割り当てを表示画面2内に表示するとともに、ウィンドウ選択部108により選択されたウィンドウに応じて当該機能割り当てを変更する動作を行っている。
水平軸調整部112は、調整つまみ6a,6bの操作に基づいて水平軸のスケールを変更し、或いは、信号波形を水平軸方向に移動させるとともに、ウィンドウ選択部108により選択されたウィンドウに応じて水平軸に関する操作対象を変更する動作を行っている。
カーソル移動処理部103は、調整つまみ5の操作に基づいてカーソルを時間軸方向に移動させる処理を行っている。その際、ステップ幅は、ステップ幅決定部107からの指示に基づいて決定され、カーソルは、選択ウィンドウに応じたステップ幅で移動されるとともに、選択ウィンドウの変更に基づいて当該ステップ幅が変更される。
信号波形移動処理部110は、ファンクションキー10aの操作に基づいて、カーソルの示す位置がウィンドウの中央となるように信号波形を移動させる処理を行っている。信号波形表示部104は、第1ウィンドウ表示部121及び第2ウィンドウ表示部122からなり、ディスプレイ105の表示画面2上のウィンドウ内に信号波形を表示するとともに、当該ウィンドウ内にカーソルを表示する動作を行っている。
第1ウィンドウ表示部121は、第1ウィンドウ11内に水平軸を時間軸とし、垂直軸を入力信号の振幅レベルを示す軸として信号波形を表示するとともに、時間軸上の位置を示すカーソルを表示する処理を行っている。
第2ウィンドウ表示部122は、第2ウィンドウ21内に第1ウィンドウ11の信号波形の一部分について時間軸のスケールを拡大して表示するとともに、第1ウィンドウ11内のカーソルが示す位置と同一の位置に当該カーソルと互いに連動するカーソルを表示する処理を行っている。或いは、第2ウィンドウ21内に第1ウィンドウ11の信号波形とはチャンネルの異なる入力信号について、信号波形を表示するとともに、第1ウィンドウ11内のカーソルとは独立なカーソルを表示する処理が行われる。
本実施の形態によれば、TYウィンドウ内の信号波形及びズームアップウィンドウ内の信号波形間のスケールの比に基づいて、各ウィンドウに対するステップ幅が決定され、ユーザがアクティブウィンドウを切り替えた際には、ステップ幅が自動的に変更調整されるので、必要に応じてウィンドウをTYウィンドウ及びズームアップウィンドウ間で切り替えることにより、信号波形における時間軸方向の位置を適切に指定することができる。例えば、ズームアップウィンドウにおける信号波形がTYウィンドウ内の信号波形をN倍に拡大した信号波形である場合、ズームアップウィンドウを選択したときのステップ幅が元の信号波形に対して1/N倍となるようにステップ幅を調整することにより、TYウィンドウを選択したときと比べてN倍の精度でデータ位置を指定することができる。
また、TYウィンドウ内でカーソルを移動させて指定した信号波形上の位置がズームアップウィンドウの中央、すなわち、第2ウィンドウ21内における時間軸方向の中心位置となるように信号波形を移動させてズームアップ波形を表示させることができるので、ウィンドウをTYウィンドウからズームアップウィンドウに切り替えて信号波形上のデータ位置を指定する際の操作性を向上させることができる。また、選択されたウィンドウに応じてカーソル移動のステップ幅が変更調整されるので、表示画面2内で信号波形の一方の端から他方の端までカーソルを移動させる場合であっても、操作量が増大することなく、直感的に判り易くデータ位置を指定することができる。
1 波形表示装置
1a フロントパネル
2 表示画面
3 プローブ接続コネクタ
4a トリガーボタン
4b,5,6a,6b,7a,7b 調整つまみ
6c 切替ボタン
8 チャンネル選択キー
9,10 ファンクションキー部
9a,10a ファンクションキー
11 第1ウィンドウ
21 第2ウィンドウ
101 A/D変換回路
102 信号処理部
103 カーソル移動処理部
104 信号波形表示部
105 ディスプレイ
106a 第1スケール記憶部
106b 第2スケール記憶部
107 ステップ幅決定部
108 ウィンドウ選択部
110 信号波形移動処理部
111 機能割り当て表示部
112 水平軸調整部
1a フロントパネル
2 表示画面
3 プローブ接続コネクタ
4a トリガーボタン
4b,5,6a,6b,7a,7b 調整つまみ
6c 切替ボタン
8 チャンネル選択キー
9,10 ファンクションキー部
9a,10a ファンクションキー
11 第1ウィンドウ
21 第2ウィンドウ
101 A/D変換回路
102 信号処理部
103 カーソル移動処理部
104 信号波形表示部
105 ディスプレイ
106a 第1スケール記憶部
106b 第2スケール記憶部
107 ステップ幅決定部
108 ウィンドウ選択部
110 信号波形移動処理部
111 機能割り当て表示部
112 水平軸調整部
Claims (5)
- 入力信号をサンプリングし、画面上に信号波形を表示する波形表示装置において、
第1ウィンドウ内に水平軸を時間軸とし、垂直軸を上記入力信号の振幅レベルを示す軸として信号波形を表示するとともに、上記時間軸上の位置を示すカーソルを表示する第1の信号波形表示手段と、
第2ウィンドウ内に上記第1の信号波形表示手段による信号波形の一部分について上記時間軸のスケールを拡大して表示するとともに、上記カーソルが示す位置と同一の位置に当該カーソルと互いに連動するカーソルを表示する第2の信号波形表示手段と、
上記第1ウィンドウ及び上記第2ウィンドウのいずれかを選択するとともに、ユーザ操作に基づいて選択ウィンドウを変更するウィンドウ選択手段と、
上記第1ウィンドウ及び上記第2ウィンドウの各ウィンドウに対し、カーソルを移動させる際のステップ幅を上記第1ウィンドウ内の信号波形及び上記第2ウィンドウ内の信号波形間の上記スケールの比に基づいて決定するステップ幅決定手段と、
上記選択ウィンドウに対する上記ステップ幅で上記カーソルを上記時間軸方向に移動させるとともに、選択ウィンドウの変更に基づいて当該ステップ幅を変更するカーソル移動手段とを備えたことを特徴とする波形表示装置。 - ユーザ操作に基づいて、上記カーソルの示す位置がウィンドウの中央となるように信号波形を移動させる信号波形移動手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の波形表示装置。
- 上記画面に沿って配置される2以上のファンクションキーと、
上記各ファンクションキーに対する機能割り当てを上記画面内に表示するとともに、上記選択ウィンドウに応じて上記機能割り当てを変更する機能割り当て表示手段とを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の波形表示装置。 - ユーザ操作に基づいて上記水平軸のスケールを変更し、或いは、信号波形を上記水平軸方向に移動させるとともに、上記選択ウィンドウに応じて水平軸に関する操作対象を変更する水平軸調整手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の波形表示装置。
- 異なる2以上の入力信号をそれぞれサンプリングし、画面上に信号波形を表示する波形表示装置において、
第1ウィンドウ内に水平軸を時間軸とし、垂直軸を上記入力信号の振幅レベルを示す軸として信号波形を表示するとともに、上記時間軸上の位置を示すカーソルを表示する第1の信号波形表示手段と、
第2ウィンドウ内に上記第1の信号波形表示手段による信号波形とは異なる入力信号についての信号波形を表示するとともに、上記カーソルとは独立なカーソルを表示する第2の信号波形表示手段と、
上記第1ウィンドウ及び上記第2ウィンドウのいずれかを選択するとともに、ユーザ操作に基づいて選択ウィンドウを変更するウィンドウ選択手段と、
カーソルを移動させる際のステップ幅を上記入力信号ごとに記憶するステップ幅記憶手段と、
上記選択ウィンドウに応じた上記ステップ幅で上記カーソルを上記時間軸方向に移動させるとともに、選択ウィンドウの変更に基づいて当該ステップ幅を変更するカーソル移動手段とを備えたことを特徴とする波形表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006186156A JP2008014792A (ja) | 2006-07-06 | 2006-07-06 | 波形表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006186156A JP2008014792A (ja) | 2006-07-06 | 2006-07-06 | 波形表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008014792A true JP2008014792A (ja) | 2008-01-24 |
Family
ID=39071945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006186156A Pending JP2008014792A (ja) | 2006-07-06 | 2006-07-06 | 波形表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008014792A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014142915A (ja) * | 2012-12-26 | 2014-08-07 | Graphtec Corp | 波形描画装置及び波形描画プログラム |
JP7412076B2 (ja) | 2018-10-23 | 2024-01-12 | 株式会社キーエンス | プログラマブルロジックコントローラ用のエンジニアリングツール |
-
2006
- 2006-07-06 JP JP2006186156A patent/JP2008014792A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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