JP2016075808A - パラメータ値設定装置 - Google Patents

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【課題】 入力軌跡を検出する操作子をパラメータ値を設定する操作子としても、切替スイッチを必要とすることなく分解能を切り替えられるようにする。【解決手段】 タッチ部21の直下に設けられたタッチパネルの表面には、操作部22となるパラメータ値を調整するためのほぼ円形のクローズドループと、このループ上に黒丸で示された2つの起点A,Bの図形が表記されている。起点Aにタッチして操作部22のループ上をなぞるように時計回りにスライド操作したとすると、スライド操作に伴って急速に音量が変化していくが、タッチが起点Bから開始された場合はスライド操作に伴ってゆっくりと音量が変化していくようになる。また、スライド操作を時計回りに行った場合は、音量が増大していき、スライド操作を反時計回りに行った場合は、音量が低減していく。【選択図】 図2

Description

この発明は、種々の電子機器のパラメータ値を容易に設定できるパラメータ値設定装置に関する。
従来、電子ピアノ及び電子オルガンなどの電子楽器や、ミキサー装置などの音響機器をはじめとする各種の音響信号や映像信号を扱う電子機器には、各種の機能選択や音量などのパラメータ値の調節を行うための複数の操作子が設けられている。そして、操作パネルに設けられている複数の操作子を操作することにより、所望の状態になるよう各種パラメータの値を調整している。操作子には、回転操作される「ノブ型操作子」が含まれている。ノブ型操作子は、例えば、レベルやゲインなどのように連続値をとるパラメータの設定値を調整するための操作子である。ユーザによりノブ型操作子が操作されると、その回転操作に応じた操作量が検出され、該検出された操作量に応じて当該ノブ型操作子の制御対象となっているパラメータの値が調整される。
ノブ型操作子の回転操作量に対するパラメータの変化量の分解能として、通常の分解能とそれより細かい分解能とを用意しておいて、パラメータの値を調整する際に、2種類の分解能を使い分けることができるようにすると、パラメータの取り得る値の範囲が広い場合でも、望みの値に素早く正確に調整することができる(特許文献1,2参照)。この場合、ノブ型操作子は、回転軸の回転操作と、該回転軸を軸方向に操作する押し込み操作との2通りの操作を行うことができ、ノブ型操作子の回転操作に応じた操作量に基づいてパラメータ値を調整し、ノブ型操作子の押し込み操作により分解能を2種類の分解能のいずれかに設定する。
特開2006−279549号公報 特開2007−201524号公報
音響信号や映像信号を扱う電子機器においては、タッチパネルを備えたディスプレイが設けられるようになっており、このような電子機器においては、ディスプレイの表示面にタッチしたり、指を表示面に触れたままスライドしたりすることにより、パラメータ値を設定している。しかしながら、タッチパネルのように入力軌跡を検出する操作子では、ノブ型操作子のように押し込み操作のような機械的な構成を備えられないことから、分解能を切り替えることができないという問題点があった。なお、分解能を切り替えるスイッチを独立して設けることにより、分解能を切り替えることができるが、切替スイッチが別に必要になるという問題点が生じる。
そこで、本発明は、入力軌跡を検出する操作子をパラメータ値を設定する操作子としても、切替スイッチを必要とすることなく分解能を切り替えられるパラメータ値設定装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のパラメータ値設定装置は、入力軌跡を検出する操作子と、該操作子の操作エリア内に設定された複数の起点と、前記操作子で検出された前記操作エリア内における前記複数の起点のいずれかを始点とする入力軌跡の、単位時間当たりの移動距離を検出する移動距離検出手段と、該移動距離検出手段で検出した移動距離に、前記始点となった前記起点に応じた係数を乗算してパラメータ値を設定するパラメータ値設定手段とを備えることを最も主要な特徴としている。
本発明のパラメータ値設定装置では、複数の起点に異なる係数を設定することで、該起点からの操作にて解像度の異なるパラメータ値を設定することができる。係数によりパラメータ値を設定する際の解像度の粗細を決めることができる。このため、現在のパラメータ値から変更設定したいパラメータ値へ変更設定するのに素早く且つ正確に設定することができる。例えば、音量対応のパラメータ値を設定する場合は、起点を選ぶことで音量を粗調整したり微調整したりすることができるようになる。
本発明の実施例のパラメータ値設定装置を備える楽音発生装置の構成を示す機能ブロック図である。 本発明にかかるパラメータ値設定装置を備える楽音発生装置のパネルの構成を示す図である。 本発明にかかるパラメータ値設定装置を備える楽音発生装置のメイン制御処理のフローチャートである。 図3に示すメイン制御処理におけるタイマインタラプト処理のフローチャートである。 図4に示すタイマインタラプト処理におけるロータリー処理のフローチャートである。 本発明にかかるパラメータ値設定装置のタッチ部の詳細構成を示す図である。 本発明にかかるパラメータ値設定装置のタッチ部の他の詳細構成を示す図である。 本発明にかかるパラメータ値設定装置のタッチ位置を検出するタッチ検出回路の構成を示す機能ブロック図である。 本発明にかかるパラメータ値設定装置のタッチ位置を検出する他のタッチ検出回路の構成を示す機能ブロック図である。 図9に示す他のタッチ検出回路における最大値検出部検出手段の構成を示す機能ブロック図である。
本発明の実施例のパラメータ値設定装置を備える楽音発生装置1の構成を示す機能ブロック図を図1に示す。
図1に示す楽音発生装置1は、CPU(Central Processing Unit)10,ROM(Read Only Memory)11,RAM(Random Access Memory)12,通信I/F13,操作子14,検出回路14a,表示器15,表示回路15a,音源部16,サウンドシステム17を備え、これらがバス18によって接続されている。
CPU10は、楽音発生装置1の動作を統括制御する制御手段であり、ROM11に記憶されたパラメータ値設定用の所要のプログラムを実行することにより、楽音発生処理やパラメータ値設定処理などの処理を行う。ROM11には、CPU10が実行する動作ソフトウェアや表示器15に表示する画像情報等が格納されている。また、RAM12は、楽音発生装置1の設定データやCPU10が実行した処理の結果等を一時的に記憶する、CPU10のワークメモリとして使用することができる記憶手段である。通信インタフェース(I/F)13は、LAN(Local Area Network)などの通信ネットワークに接続するためのインタフェースである。操作子14は、楽音発生装置1に対するユーザの操作を受け付けるためのものであり、種々のキー、ボタン等や、タッチパネル等によって構成される。検出回路14aは、各操作子14を所定のタイミング毎にスキャンしてタッチパネルを含む各操作子14のイベントを検出している。検出された各操作子14のイベントはCPU10により取り込まれ、操作子14のユーザによる操作に応じた処理がCPU10で実行される。表示器15は、種々の画像を表示する液晶パネル(LCD)等の表示手段であり、タッチパネルを備えている。表示回路15aは、CPU10の制御に従って表示器15に画像を表示している。音源部16は、鍵などから音高が入力された際に、入力された音高の楽音信号を生成している。楽音信号の音色は、ユーザが指定することができる。サウンドシステム17は、スピーカ等を備え音源部16により生成された楽音信号をスピーカ等から放音する。
なお、パラメータ値設定装置は、CPU10,ROM11,RAM12,操作子14,検出回路14a,表示器15,表示回路15aなどで構成され、CPU10がパラメータ値設定処理を実行することにより実現される。
本発明にかかる楽音発生装置を備える楽音発生装置1のパネルの構成を示す図を図2に示す。
図2に示すパネル20には、タッチパネルを備えるタッチ部21と、音源部16が発生する楽音の音色を選択する音色選択部23とが備えられている。タッチ部21の直下にはタッチパネルが備えられており、タッチ部21の表面には、パラメータ値を調整する際の指標となるほぼ円形のクローズドループと、このループ上に黒丸で示された2つの起点A,Bの図形が表記されており、この表記とタッチパネルにより操作部22が構成されている。操作部22にタッチしてスライドさせた入力軌跡の移動距離により、パラメータ値を設定できるようになる。一方の起点Aは、パラメータ値の解像度を粗くする「FAST」とされ、一方の起点Aから約180°回転した位置に設けられた他方の起点Bは、パラメータ値の解像度を細かくする「SLOW」とされている。操作部22において、表記されたほぼ円形のループ上をユーザが指でなぞるスライド操作を行うと、タッチ部21の直下に設けられたタッチパネルにタッチしている位置が移動して入力軌跡を描くようになる。このように、ユーザが操作部22にタッチして、タッチしたまま操作部22の円形のループ上をスライド操作することにより、パラメータ値を増減して調整することができる。この場合、起点A,Bのいずれかをタッチの始点として円形のループ上を時計回りにスライド操作すると、パラメータ値は増加していくようになり、円形のループ上を反時計回りにスライド操作すると、パラメータ値は減少していくようになる。そして、パラメータ値を素早く大きく変化させたい時は、タッチの始点を起点Aにタッチしてスライド操作することによりパラメータ値が大きな変化割合で変化するようになり、粗調整することができる。また、パラメータ値をわずか変化させたい時は、タッチの始点を起点Bとしてスライド操作することによりパラメータ値が小さな変化割合で変化するようになり、微調整することができる。
本発明の楽音発生装置1が備えるパラメータ設定装置では、スライド操作の移動距離に乗算してパラメータ値を決定する係数が用意されており、起点Aに設定する係数Aと起点Bに設定する係数Bとを異なる係数としている。例えば、係数Aが係数Bの数倍とされた場合、起点Aから開始されるスライド操作によるパラメータ値の変化割合は、起点Bから開始されるスライド操作によるパラメータ値の変化割合の数倍となり、現在のパラメータ値から変更設定したいパラメータ値へ変更設定するのに素早く設定することができる。また、起点Bから開始されるスライド操作によるパラメータ値の変化割合は小さいことから、現在のパラメータ値から変更設定したいパラメータ値への変更設定を正確に設定することができる。このように、起点A,Bに設定する係数を異ならせることにより、起点A,Bから開始されるスライド操作の解像度を異ならせることができる。なお、起点A,Bに設定する係数を逆(起点Aを「SLOW」、起点Bを「FAST」)としてもよい。図2に示す例では、タッチ部21は音量パラメータ値を調整する操作部22とされており、起点A,Bのいずれかを選ぶことで音量パラメータ値を粗調整したり微調整したりすることができるようになる。
また、音色選択部23は複数の音色スイッチを備えており、音色スイッチのいずれかを操作することにより、その音色スイッチにアサインされた音色が音源部16に設定されるようになる。なお、楽音発生装置1には、鍵盤を備えるようにしても良く、鍵盤の各々には、各鍵の操作イベントを検出するための操作子14である鍵スイッチが設けられる。
次に、本発明の楽音発生装置1のCPU10が実行するメイン制御処理のフローチャートを図3に示す。
電源が投入されたりして楽音発生装置1が起動されるとメイン制御処理がスタートし、ステップS1にてパラメータ値設定装置を含む楽音発生装置1の初期設定が行われる。初期設定では、各種レジスタのクリアやデフォルトの音色、音量、効果パラメータの設定などが行われる。次いで、ステップS2にて鍵スイッチやタッチパネルを含むすべての操作子14を検出回路14aがスキャンして検出した操作子14のイベントをCPU10が取り込む。次いで、鍵スイッチ群の操作子イベントがステップS2で検出されたか否かをCPU10がステップS3にて判断する。ここで、鍵盤が押鍵されて鍵スイッチ群の操作子イベントが検出されると、CPU10はyesと判断してステップS4に分岐する。ステップS4では、検出された鍵イベントのキーオン(オフ)タイミング、音高や押鍵速度などの鍵情報をCPU10に送出し、CPU10は受け取った鍵情報に基づく楽音発生処理を実行することにより、音源部16において楽音発生や消音処理を行う。
また、ステップS3にてCPU10が鍵スイッチ群が操作されていない(no)と判断した場合は、ステップS5に進み音色スイッチ群が操作されたか否かをCPU10が判断する。ここで、音色選択部23における音色スイッチ群の操作子イベントが検出されると、CPU10はyesと判断してステップS6に分岐する。ステップS6では、検出された操作子イベントの音色情報、すなわち操作された音色スイッチにアサインされた音色情報をCPU10に送出し、CPU10は受け取った音色情報を音源部16に設定する楽音の音色設定処理を行う。また、ステップS5にてCPU10が音色スイッチ群が操作されていない(no)と判断した場合は、ステップS7に進みタッチ部21におけるタッチパネルへの操作があり、且つ、タイマインタラプトのタイミングに達したか否かをCPU10が判断する。ここで、タッチ部21へのタッチ操作がステップS2で検出されていた場合は、タイマインタラプトのタイミングに達していると判断された場合にCPU10はyesと判断してステップS8に分岐する。ステップS8では後述するタイマインタラプト処理をCPU10が行う。タイマインタラプトのタイミングでタイマインタラプト処理を行うことにより、タッチ部21における操作部22に対するタッチのオンオフやスライド軌跡が検出されるようになる。なお、タイマインタラプトの時間間隔は数ms以下とされて、タッチのスライド軌跡を正確に追うことができる時間間隔とされている。タッチ部21のタッチ操作がステップS2で検出されていない場合、あるいは、タイマインタラプトのタイミングに達していない場合はステップS7でCPU10はnoと判断してステップS2に戻り、ステップS2ないしステップS8の処理が繰り返し行われる。また、ステップS4、ステップS6あるいはステップS8の処理が終了した時もステップS2に戻る。
メイン制御処理のステップS8で実行されるタイマインタラプト処理のフローチャートを図4に示す。メイン制御処理でステップS8のタイマインタラプト処理が開始されると、図4のフローチャートにおけるステップS10にてタッチ部21におけるタッチパネルの操作状態が変化したか否かがCPU10で判断される。ここで、タッチ部21における操作部22に対するタッチ位置やタッチ状態(オンオフ)が変化するとCPU10はyesと判断して、ステップS11に進む。ステップS11では、後述するロータリー操作処理が行われて、ロータリー操作処理が終了するとタイマインタラプト処理を終了してメイン制御処理にリターンする。ステップS10でCPU10がnoと判断した場合もタイマインタラプト処理を終了してメイン制御処理にリターンする。ロータリー操作処理では、タイマインタラプトのタイミング毎のタッチ部21におけるタッチパネルへのタッチ位置の座標値が取り込まれ、前回と今回の座標値に基づいてスライド操作の単位時間当たりの移動距離を算出し、算出した移動距離とタッチの始点とされる起点にアサインされた係数から音量パラメータ値を算出している。この場合の単位時間は、タイマインタラプト処理の時間間隔であり、単位時間当たりの移動距離は移動速度になる。
タイマインタラプト処理のステップS11で実行されるロータリー操作処理のフローチャートを図5に示す。タイマインタラプト処理でステップS11のロータリー操作処理が開始されると、図5に示すステップS20にてタッチ部21を操作中か否かがCPU10で判断される。ここで、タッチ部21にタッチしていたりタッチのオンオフイベントが検出された場合はCPU10がyesと判断してステップS21の処理をスキップする。また、タッチ部21にタッチしておらずステップS20でCPU10がnoと判断した場合は、ステップS21に進みδD,Jsta,Zsta,ΔD,Nの値を「0」に初期化(リセット)して、ステップS22に進む。ここで、δDは算出されたスライド操作の単位時間当たりの移動距離(タッチの軌跡距離)であり、Nは上記した係数であり、解像度の粗い係数Nとされた場合は、現在のパラメータ値から変更設定したいパラメータ値への変更設定を素早く設定することができ、解像度の細かい係数Nとされた場合は、現在のパラメータ値から変更設定したいパラメータ値への変更設定を正確に設定することができる。ΔDはδDの移動距離に係数Nを乗算したパラメータ調整値である。また、Zstaは前回の係数Nと前回のタッチ位置の座標値を格納する前回タッチ状態レジスタであり、Jstaは今回の係数Nと今回のタッチ位置の座標値を格納する今回タッチ状態レジスタである。δDおよびΔDは、RAM12のワークメモリ領域に格納される。
ステップS22では、タッチ部21へのスライド操作を含むタッチオンイベントがあるか否かがCPU10で判断され、タッチ部21にタッチオンしている、あるいは、スライド操作しているとCPU1が検出した場合はyesと判断してステップS23に進む。また、タッチ部21へのタッチオンをCPU10が検出しない場合はnoと判断されて、ロータリー操作処理を終了してタイマインタラプト処理にリターンする。ステップS23では、CPU10はタッチ部21におけるタッチパネルへのタッチ位置を検出し、そのタッチ位置に応じた処理を行うように4分岐をして分岐毎に異なる処理を行う。この場合、CPU10は検出したタッチ位置の今回の座標値J(Xj,Yj)を今回タッチ状態レジスタJstaに格納する。ここで、今回の座標値J(Xj,Yj)からCPU10が起点B(slow)にタッチしたと検出した場合はステップS24に分岐してCPU10は係数Nに「1」を設定して、その係数Nを今回タッチ状態レジスタJstaに格納する。また、今回の座標値J(Xj,Yj)からCPU10が起点A(fast)にタッチしたと検出した場合はステップS25に分岐して係数Nに「n」を設定して、その係数Nを今回タッチ状態レジスタJstaに格納する。「n」は1を超える所定の倍数値とされる。さらに、今回の座標値J(Xj,Yj)からCPU10が円形のループ状の操作部22を含むその内側で起点A,B以外にタッチしていると検出した場合は、ステップS26に分岐して前回タッチ状態レジスタZstaの中の前回の係数Nの値が「1」以上か否かをCPU10は判断する。ここで、前回の係数Nが「1」以上の場合はCPU10はyesと判断してステップS27に進む。また、係数Nが初期化されていて「0」の場合はCPU10はnoと判断してステップS31に進み、デフォルト値「1」を係数Nに設定して係数Nを今回タッチ状態レジスタJstaに格納する。
ステップS27では、前回タッチ状態レジスタZstaから読み出した前回の座標値Z(Xi,Yi)と今回の座標値J(Xj,Yj)とから、今回のスライド操作の単位時間当たりの移動距離(タッチの軌跡距離)δDjを次式(1)からCPU10が算出してワークメモリに格納する。
δDj=√{(Xj−Xi)2+(Yj−Yi)2} (1)
次いで、ステップS28にて前回タッチ状態レジスタZstaから読み出した係数NをδDjに乗算して今回のΔDjをCPU10が算出し、ワークメモリに格納する。そして、ステップS29にてΔDj値を対応する音量データに変換し、差分音量パラメータ値として音源部16に送出する。音源部16では、差分音量パラメータ値が正の場合は、その分だけ音量が増加され、差分音量パラメータ値が負の場合は、その分だけ音量が低下される。ステップS24,ステップS25,ステップS29の処理が終了すると、ステップS30にて今回タッチ状態レジスタJstaの今回の係数Nと今回の座標値J(Xj,Yj)で、前回タッチ状態レジスタZstaの前回の係数Nと前回の座標値Z(Xi,Yi)が置き換えられる。
さらにまた、今回の座標値J(Xj,Yj)からCPU10が円形のループ状の操作部22の外側やその他にタッチしていると検出した場合は、ステップS32に分岐して検出したタッチ位置に割り振られた図示しない音量パラメータ値以外の効果制御用のパラメータ値やペダル操作のパラメータ値などのその他の処理が行われる。ステップS30,ステップS31,ステップS32の処理が終了するとロータリー操作処理を終了して、タイマインタラプト処理に戻る。
上記したロータリー操作処理では、タッチ部21を操作していない場合は、係数Nは「0」とされ、タッチ部21を操作すると、係数Nは「1」あるいは「n」となる。さらに、上記したロータリー操作処理では、タッチ部21を操作中は係数Nが「1」か「n」に設定されるようになる。例えば、起点A(FAST)、起点B(SLOW)以外の部位が始点とされてスライド操作を行った場合でも、ステップS31で係数Nは「1」に設定され「SLOW」の解像度となる。この場合、起点A(FAST)、起点B(SLOW)以外の部位が始点とされた場合にステップS31をスキップするようにして、パラメータ値の変更設定を行えないようにしても良い。すなわち、始点が起点A(FAST)あるいは起点B(SLOW)とされた場合に限り、パラメータ値の変更設定を可能とするのが好適とされる。
次に、本発明にかかるパラメータ値設定装置を構成するタッチ部21の詳細構成を図6に示す。
図6に示すように、タッチ部21には小さな矩形の多数のタッチ電極21aが行列状に配列されたタッチパネルが設けられている。タッチ電極21aは、例えば、ITO(tin-doped indium oxide)を用いた透明電極とされており、タッチ電極21aはフィルム等のカバーにより覆われてタッチパネルが構成されている。タッチ電極21aが行列状に配列されたシートは2枚用意されており、2枚のシートの間にわずかな隙間が設けられるようタッチ電極21aとほぼ同じ形状の孔がタッチ電極21aに対応する位置に形成された図示しない絶縁シート(例えば、ポリエステルフィルム)を介して対面して構成されている。このようなタッチパネルにタッチすると、タッチした直下の2枚のシートのタッチ電極21a間が接触する。そこで、接触したタッチ電極21aを検出することでタッチ部21におけるタッチ位置の座標値(X,Y)を検出することができる。ここで、2枚のシートのタッチ電極21a間の接触が複数同時に存在した場合は、上下および/または左右いずれかの方向に設定した優先順位に従って1つの接触のタッチ位置を検出したり、複数の接触におけるタッチ位置を平均化したタッチ位置を検出すればよい。なお、指でタッチした際に1つの接触しか生じないような大きさにタッチ電極21aを形成しても良い。また、タッチした直下の2枚のシートのタッチ電極21a間の静電容量が変化することを利用して、タッチしたタッチ電極21aを検出してタッチ部21におけるタッチ位置の座標値(X,Y)を検出するようにしてもよい。
前述したように、タッチ部21においてタッチ電極21aからなるタッチパネルの表面には、操作部22となるパラメータ値を調整するためのほぼ円形のクローズドループと、このループ上に黒丸で示された2つの起点A,Bの図形が表記されている。例えば、起点Aにタッチしたとするとタイマインタラプトのタイミングで初回のロータリー処理が実行されて、起点Aの座標値(X,Y)がCPU10で検出される。この座標値(X,Y)は今回の座標値J(Xj,Yj)として今回タッチ状態レジスタJstaに格納されると共に、CPU10は起点Aの座標値であることを検出して「n」を係数Nに設定する。そして、この場合は前回タッチ状態レジスタZstaの内容はリセットされていることから、検出された座標値(X,Y)が前回の座標値Z(Xi,Yi)として前回タッチ状態レジスタZstaに格納されて初回のロータリー処理は終了する。そして、次のタイマインタラプトのタイミングで2回目のロータリー処理が実行される。この場合、タッチ位置が操作部22のループ上をなぞるように時計回りに若干進んだ位置とすると、再度のロータリー処理では、今回検出されたタッチ位置の座標値が今回の座標値J(Xj,Yj)として今回タッチ状態レジスタJstaに格納され、前回タッチ状態レジスタZstaから読み出された前回の座標値Z(Xi,Yi)と今回の座標値J(Xj,Yj)とからタッチの移動距離δDjが算出される。そして、前回タッチ状態レジスタZstaから読み出した係数NをδDjに乗算してΔDjを算出し、対応する音量データに変換して、差分音量パラメータ値として音源部16に送出する。
ここで、ロータリー操作処理により検出される移動距離δDは、スライド操作が曲線状とされていても、タイマインタラプトのタイミングで検出された前回の座標値と今回の座標値とから直線距離として算出されるようになる。しかし、タイマインタラプト処理の時間間隔がスライド操作の速度に比べて十分短いことから、曲線状のスライド操作をしてもそのスライドの軌跡に追従して移動距離δDを検出することができる。これにより、操作部22の円形のループ上を時計回りになぞるようにユーザがスライド操作を継続していると、そのスライド操作の軌跡が上記した2回目以降のタイマインタラプトのタイミングが到来する毎に実行されるロータリー処理で検出される。そして、スライド操作の軌跡の距離と係数とに応じた音量パラメータ値が算出されて、音源部16からサウンドシステム17を介して出力される楽音信号の音量が算出された音量パラメータ値に応じて変化するようになる。この場合、タッチが起点Aから開始された場合はn倍(例えば、4倍)の速さでスライド操作に伴って急速に音量が変化していくが、タッチが起点Bから開始された場合は上記の場合に比べて1/n倍(例えば、1/4倍)の速さでスライド操作に伴ってゆっくりと音量が変化していくようになる。また、スライド操作を時計回りに行った場合は、音量が増大していき、スライド操作を反時計回りに行った場合は、音量が低減していく。
次に、本発明にかかるパラメータ値設定装置を構成するタッチ部の他の詳細構成を図7に示す。
図7に示すタッチ部31においては、第1円弧状電極31a、第2円弧状電極31b、第3円弧状電極31c、第4円弧状電極31dの4つの電極を組み合わせてリング状の電極を形成している。第1円弧状電極31a〜第4円弧状電極31dは同じ電極形状とされており、先端がくさび状にとがり、後端がくさび状に切り欠かれた全体として弧状の電極形状とされている。このくさび状の先端を、隣接する円弧状電極のくさび状に切り欠かれた後端に挿入するよう組み合わせていくことにより、第1円弧状電極31a〜第4円弧状電極31dでリング状の電極が形成されるようになる。第1円弧状電極31a〜第4円弧状電極31dは、基板に銅箔がマウントされ、その上が絶縁材(レジスト層)で覆われて形成され、この第1円弧状電極31a〜第4円弧状電極31d上がフィルム等のカバーにより覆われてタッチパネルが構成されている。このようなタッチパネルにタッチすると、実質的に、指が触れている銅箔(正確には、指が約0.8mm以下に接近している銅箔)のアースとの間の静電容量が変化することで第1円弧状電極31a〜第4円弧状電極31dの静電容量が変化し、この静電容量の変化からタッチ部31におけるタッチ位置の座標値(X,Y)を検出することができる。
図7に示すタッチ部31の構成とした場合の、タッチ位置を検出するタッチ検出回路4の構成を示す機能ブロック図を図8に示す。
図8に示すタッチ検出回路4では、第1円弧状電極31aに第1タッチ検出回路41aが設けられており、第2円弧状電極31b〜第4円弧状電極31dには同じ回路構成の第2タッチ検出回路41b、第3タッチ検出回路41c,第4タッチ検出回路41dがそれぞれ設けられている。同じ回路構成とされていることから第1タッチ検出回路41aについてのみ説明すると、第1円弧状電極31aにはアースとの間に所定の静電容量C1が生じている。発振器(OSC)40は、この静電容量C1を発振周波数を決める素子として用いており、静電容量C1の値が変化すると変化に応じた発振周波数で発振するようになる。ここで、ユーザの指F1が第1円弧状電極31aにタッチすると、第1円弧状電極31aの静電容量C1が増加してOSC40の発振周波数は低くなる。周波数検出部42は、OSC40の発振波形をパルス波形になるよう整形してカウンタで計数している。カウンタの計数時間は例えば10ms等の一定時間とされており、一定時間毎の計数値を出力すると共にカウンタをリセットしている。このように、周波数検出部42からはOSC40の発振周波数に応じた計数値が出力されるようになる。この計数値は、正規化部43において正規化される。正規化では、第1円弧状電極31aにタッチしていない時のOSC40の発振周波数をfHとし、OSC40の発振周波数fの計数値をfHの計数値で除算して「100」を乗算する正規化を行う。これにより、fHに対応する計数値が「100」となる正規化を行うことができる。
タッチ位置検出部44では、第1タッチ検出回路41a〜第4タッチ検出回路41dから出力された正規化された値の内の最小値を検出して、検出した最小値を出力したタッチ検出回路における円弧状電極にタッチしていると検出する。すなわち、タッチ位置は第1円弧状電極31a〜第4円弧状電極31dのうちのいずれかの円弧状電極となり、第1円弧状電極31a〜第4円弧状電極31dのうちのいずれかの円弧状電極の識別情報(ID)が出力される。このように、図8に示すタッチ検出回路4ではタッチ位置の座標値に替えて円弧状電極のIDが出力されることから、ロータリー操作処理における前回と今回の座標値から移動距離δDを算出する処理においては、この処理に替えて、今回検出されたタッチ位置の円弧状電極が、前回検出されたタッチ位置の円弧状電極に隣接する円弧状電極であった場合に、予め定めた円弧状電極の長さを移動距離δDとして算出するようにする。
また、図7に示すタッチ部31の構成とした場合の、タッチ位置を検出する他のタッチ検出回路5の構成を示す機能ブロック図を図9に示す。
図9に示すタッチ検出回路5では、第1円弧状電極31aに第1タッチ検出回路51aが設けられており、第2円弧状電極31b〜第4円弧状電極31dには同じ回路構成の第2タッチ検出回路51b、第3タッチ検出回路51c,第4タッチ検出回路51dがそれぞれ設けられている。同じ回路構成とされていることから第1タッチ検出回路51aについてのみ説明すると、第1円弧状電極31aにはアースとの間に所定の静電容量C11が生じている。発振器(OSC)50は、一定周波数の矩形波を発振し、その矩形波は第1タッチ検出回路51a〜第4タッチ検出回路51dに供給される。第1タッチ検出回路51aは、抵抗R1と静電容量C11とからなる時定数T1の第1積分回路と、抵抗R2とコンデンサC12とからなる時定数T2の第2積分回路とを備えており、OSC50からの矩形波が第1積分回路と第2積分回路とに供給される。
時定数T1は時定数T2より大きいかほぼ等しくされており、EX−OR(排他的論理和)からは、その時定数の相違に基ずくデューティ比の矩形波が出力される。なお、時定数T1,T2がほぼ等しい場合は、出力される矩形波のデューティ比はほぼゼロ(出力なし)となる。ここで、ユーザの指F1が第1円弧状電極31aにタッチすると、第1円弧状電極31aの静電容量C1が増加して時定数T1がよりが大きくなる。すると、第1積分回路の時定数T1が大きくなったことに応じてデューティ比が向上した矩形波がEX−ORから出力される。EX−ORからの出力はレベル検出回路52でデューティ比に応じたデジタルのレベル信号に変換される。この場合、デューティ比が大きくなるとレベル信号のレベルは大きくなる。このレベル検出回路52はローパスフィルタとアナログ−デジタル変換器とで構成できる。レベル検出回路52から出力されるデジタルのレベル信号は、閾値回路54と最大値検出部検出手段53とに供給される。閾値回路54には、所定の閾値が設定されており、レベル信号が閾値以上の場合に、閾値回路54から閾値信号”1”が出力され、レベル信号が閾値に達しない場合は、閾値回路54から閾値信号”0”が出力される。所定の閾値は、第1円弧状電極31a〜第4円弧状電極31dのいずれかにタッチした時に、当該閾値回路54が閾値信号”1”を出力するレベルとされ、レベル検出回路52から出力される最大レベル(指が円弧状電極の中央にタッチされた状態))の約20〜30%とされる。
第1タッチ検出回路51a〜第4タッチ検出回路51dのレベル検出回路52からは、それぞれレベル信号V1〜レベル信号V4が出力されて、最大値検出部検出手段53に入力される。また、第1タッチ検出回路51a〜第4タッチ検出回路51dの閾値回路54から閾値信号S1〜S4が出力されオア回路55で閾値信号S1〜S4の論理和がとられることにより、イネーブル信号が作成される。この場合、閾値信号S1〜S4のいずれかが”1”であればアクティブ状態のイネーブル信号がオア回路55から出力されて最大値検出部検出手段53のイネーブル端子ENに供給される。最大値検出部検出手段53は、イネーブル端子ENに供給されたイネーブル信号がアクティブ状態の場合に能動状態となって、入力されたレベル信号V1〜V4の内から最も大きい値を示すレベル信号を検出して、検出したレベル信号を出力した円弧状電極を表す識別情報(ID)を出力する。最大値検出部検出手段53では、リアルタイムでタッチした円弧状電極を表すIDが出力される。このように、図9に示すタッチ検出回路5ではタッチ位置の座標値に替えて円弧状電極のIDが出力されることから、ロータリー操作処理における前回と今回の座標値から移動距離δDを算出する処理においては、この処理に替えて、今回検出されたタッチ位置の円弧状電極が、前回検出されたタッチ位置の円弧状電極に隣接する円弧状電極であった場合に、予め定めた円弧状電極の長さを移動距離δDとして算出するようにする。
なお、第1円弧状電極31a〜第4円弧状電極31dのいずれかにタッチした時に、オア回路55からアクティブ状態のイネーブル信号が出力され、第1円弧状電極31a〜第4円弧状電極31dのいずれにもタッチしていない場合は、オア回路55からは非アクティブ状態のイネーブル信号が出力されて、最大値検出部検出手段53は動作しない。この最大値検出部検出手段53は、例えば図10に示す回路により実現できる。なお、最大値検出部検出手段53の処理を行うアプリケーションをCPU10が実行することで、最大値検出部検出手段53を実現しても良い。
図10に示す最大値検出部検出手段53の回路を説明すると、最大値検出部検出手段53は、最大値検出回路53aと一致検出回路53bとから構成され、イネーブル端子ENに供給されたイネーブル(EN)信号がアクティブ状態の場合に最大値検出回路53aと一致検出回路53bとが能動状態となる。能動状態の最大値検出回路53aでは、第1タッチ検出回路51a〜第4タッチ検出回路51dのレベル検出回路52から出力されたレベル信号V1〜レベル信号V4のうちの最大値のレベル信号がVaとして出力され、レベル信号Vaが一致検出回路53bに一方の入力として供給される。一致検出回路53bには、レベル信号V1〜レベル信号V4が他方の入力として供給され、一方の入力(レベル信号Va)と一致するレベル信号がレベル信号V1〜レベル信号V4のうちのいずれであるかが検出される。例えば、レベル信号V3が最大値と最大値検出回路53aで検出されて、レベル信号Vaとしてレベル信号V3が一致検出回路53bに供給された場合は、4ビットの出力”a1234”として”0010”が出力される。3ビット目が”1”の4ビットの出力は、最大値のレベル信号V3を出力した第3円弧状電極31cのID情報である。なお、第1円弧状電極31aが最大値のレベル信号を出力した場合は、ID情報”1000”が、第2円弧状電極31bが最大値のレベル信号を出力した場合は、ID情報”0100”が、第4円弧状電極31dが最大値のレベル信号を出力した場合は、ID情報”0001”が一致検出回路53bから出力される。
なお、図7に示すタッチ部31の構成とした場合も、タッチ部31において第1円弧状電極31a〜第4円弧状電極31dからなるタッチパネルの表面には、操作部22となるパラメータ値を調整するためのほぼ円形のクローズドループと、このループ上に黒丸で示された2つの起点A,Bの図形が表記されている。ここで、タッチ検出回路4あるいはタッチ検出回路5のいずれであっても、起点Aにタッチして操作部22のループ上をなぞるように時計回りにスライド操作したとすると、タイマインタラプトのタイミング毎にロータリー処理が実行されて、スライド操作に伴って急速に音量が変化していくが、タッチが起点Bから開始された場合はスライド操作に伴ってゆっくりと音量が変化していくようになる。また、スライド操作を時計回りに行った場合は、音量が増大していき、スライド操作を反時計回りに行った場合は、音量が低減していく。
本発明にかかるパラメータ値設定装置においては、楽音発生装置の音量パラメータ値の設定を行うようにしたが、これに限ることはなく他の楽音パラメータ値の設定を行うようにしても良い。さらに、本発明にかかるパラメータ値設定装置は、楽音発生装置の楽音パラメータ値設定に限らず、音響機器のパラメータ値設定、映像機器のパラメータ値設定、ゲーム機器のパラメータ値設定など、あらゆる電子機器のパラメータ値設定に適用することができる。
以上説明した本発明にかかるパラメータ値設定装置では、円形のクローズドループ上の左上と右下の位置に起点A,Bを設定していたが、クローズドループを楕円形としても良いと共に、円形や楕円形のクローズドループ上の指幅以上に離れた2点(例えば、左上と右上の位置)に起点A,Bを設定してもよい。また、操作部の起点を2点としたが、3点以上の起点を設けて、それぞれの起点に互いに異なる係数を設定するようにしても良い。また、図6に示すタッチ部においては、起点を設けることに替えて円形のクローズドループの内側にタッチしてロータリー状のスライド操作した場合の係数n1と、円形のクローズドループの外側にタッチしてロータリー状のスライド操作した場合の係数n2を異ならせることにより、パラメータ値を設定するようにしても良い。この場合、円形のクローズドループの内側から外側、または、外側から内側にスライド操作を移動した場合は、移動した位置にアサインされた係数に切り替えるようにする。また、タッチ部21に表記することに替えて、ほぼ円形のクローズドループと、このループ上に黒丸で示された2つの起点A,Bの画像を表示器15に表示して、タッチパネルを介して観察するようにしても良い。
また、写真や動画等の映像データのファイル管理を扱うデータベースを備える編集装置やパソコンに、本発明のパラメータ設定装置を適用すると、ファイルの検索を行う際に、起点を選ぶことで、膨大な映像データの中から、ジャンルやそのジャンルの中での特定のファイルや特定のデータを探し出して、そこから再生等することが素早くできることになる。
1 楽音発生装置、4 タッチ検出回路、5 タッチ検出回路、10 CPU、11 ROM、12 RAM、13 通信I/F、14 操作子、14a 検出回路、15 表示器、15a 表示回路、16 音源部、17 サウンドシステム、18 バス、20 パネル、21 タッチ部、21a タッチ電極、22 操作部、23 音色選択部、31 タッチ部、31a 第1円弧状電極、31b 第2円弧状電極、31c 第3円弧状電極、31d 第4円弧状電極、40 発振器、41a 第1タッチ検出回路、41b 第2タッチ検出回路、41c 第3タッチ検出回路、41d 第4タッチ検出回路、42 周波数検出部、43 正規化部、44 タッチ位置検出部、50 発振器、51a 第1タッチ検出回路、51b 第2タッチ検出回路、51c 第3タッチ検出回路、51d 第4タッチ検出回路、52 レベル検出回路、53 最大値検出部検出手段、53a 最大値検出回路、53b 一致検出回路、54 閾値回路、55 オア回路、Jsta 今回タッチ状態レジスタ、Zsta 前回タッチ状態レジスタ

Claims (5)

  1. 入力軌跡を検出する操作子と、
    該操作子の操作エリア内に設定された複数の起点と、
    前記操作子で検出された前記操作エリア内における前記複数の起点のいずれかを始点とする入力軌跡の、単位時間当たりの移動距離を検出する移動距離検出手段と、
    該移動距離検出手段で検出した移動距離に、前記始点となった前記起点に応じた係数を乗算してパラメータ値を設定するパラメータ値設定手段と、
    を備えることを特徴とするパラメータ値設定装置。
  2. 前記操作エリアは、クローズドループを形成しており、このクローズドループ上に前記複数の起点が設定されていることを特徴とする請求項1に記載のパラメータ値設定装置。
  3. 前記クローズドループの直下にタッチパネルを構成する複数のタッチ電極が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のパラメータ値設定装置。
  4. 前記クローズドループの直下にタッチパネルを構成する複数の電極からなるリング状のタッチ電極が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のパラメータ値設定装置。
  5. 入力軌跡を検出する操作子を備え、該操作子の操作エリア内に複数の起点が設定されているコンピュータを、
    前記操作子で検出された前記操作エリア内における前記複数の起点のいずれかを始点とする入力軌跡の、単位時間当たりの移動距離を検出する移動距離検出手段、
    該移動距離検出手段で検出した移動距離に、前記始点となった前記起点に応じた係数を乗算してパラメータ値を設定するパラメータ値設定手段、
    として機能させることを特徴とするパラメータ値設定用プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107152762A (zh) * 2017-05-25 2017-09-12 海信(山东)空调有限公司 一种触摸输入组件、触摸控制空调及控制方法
CN112817509A (zh) * 2019-11-15 2021-05-18 罗德施瓦兹两合股份有限公司 电子测量设备的显示器和改变电子测量设备的数值的方法
JP2022097906A (ja) * 2020-12-21 2022-07-01 カシオ計算機株式会社 楽器用信号出力装置、楽器用信号出力装置における楽器用信号の制御方法

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