JP5349995B2 - 波形表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、1つの物理量をX座標軸とし他の1つの物理量をY座標軸とする平面内において各物理量によって特定される座標点を各物理量の経時変化に対応させて複数プロットして得られるX−Y波形を表示する波形表示装置に関するものである。
この種の波形表示装置として、特開平1−287420号公報において出願人が開示したX−Yレコーダが知られている。このX−Yレコーダは、2つのA/D変換器、CPU、メモリおよびディスプレイ等を備えて構成されている。このX−Yレコーダでは、各A/D変換器が2つのチャンネルの電気信号(入力信号)をそれぞれデジタル信号に変換し、CPUが、一方のチャンネルのデジタル信号を所定のサンプリング間隔毎に取り込んでX座標軸方向の位置データとしてメモリに記録させ、他方のチャンネルのデジタル信号をサンプリング間隔毎に取り込んでY座標軸方向の位置データとしてメモリに記録させる。そして、メモリに記録されている各位置データが読み出されて、各位置データによって特定される座標点をプロットしたX−Y波形がディスプレイに表示される。
この場合、出願人が開発しているこの種の波形表示装置では、電気信号のパラメータを入力(または、複数の値の中から選択)することによってX−Y波形の表示位置や表示スケール(表示尺度)が決定される。具体的には、例えば、一方のチャンネル(Ch1)に電気信号としての電圧信号を入力すると共に、他方のチャンネル(Ch2)に電気信号としての電流信号を入力して、電圧値をX座標軸とし電流値をY座標軸とするX−Y波形を表示させる際には、図14に示すように、各電気信号のパラメータとしての電圧値および電流値の上限値・下限値を入力する。これにより、同図に示すように、ディスプレイ100におけるX座標軸方向の右端部を電圧値の上限値(この例では、+20V)、X座標軸方向の左端部を電圧値の下限値(この例では、−20V)、Y座標軸方向の上端部を電流値の上限値(この例では、+20A)、Y座標軸方向の下端部を電流値の下限値(この例では、−20A)とするX−Y波形Wが表示される。また、図15,16に示すように、電圧の上限値・下限値、および電流の上限値・下限値を変更して入力することで、X−Y波形Wの表示位置や表示スケールが変更される。
特開平1−287420号公報(第2−3頁、第1図)
ところが、上記のX−Yレコーダを含む出願人が開発している波形表示装置には、解決すべき以下の課題がある。すなわち、出願人が開発しているこの種の波形表示装置では、電気信号のパラメータ(電圧や電流の上限値・下限値)を入力することによってディスプレイに表示されるX−Y波形Wの表示スケールや表示位置が決定される。一方、入力した電気信号の波形からX−Y波形Wの形状や大きさを予測するには熟練を要し、また、電気信号の波形が未知のときには熟練者であってもそのX−Y波形Wの形状や大きさを予測するのは困難である。このため、この種の波形表示装置では、X−Y波形Wの表示位置および表示スケールが所望のものとなるようなパラメータの入力値を求めるのが比較的困難となっている。また、この種の波形表示装置では、一度表示させたX−Y波形Wの表示位置や表示スケールが所望のものとなるようにパラメータの入力値を変更する際においても、その入力値を計算して求める必要がある。したがって、この種の波形表示装置では、X−Y波形Wを所望の表示位置に所望の表示スケールで表示させ難いという課題が存在し、この点の改善が望まれている。
本発明は、かかる改善すべき課題に鑑みてなされたものであり、X−Y波形を所望の表示スケールで所望の表示位置に容易に表示させ得る波形表示装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の波形表示装置は、1つの物理量をX座標軸とし他の1つの物理量をY座標軸とする平面内において当該2つの各物理量によって特定される座標点を当該各物理量の経時変化に対応させて複数プロットして得られるX−Y波形を表示画面内に表示する表示部と、前記X−Y波形の表示位置および表示スケールを設定する表示設定操作が可能な操作部と、前記表示設定操作に従って前記表示部による前記X−Y波形の表示を制御する制御部とを備えた波形表示装置であって、前記操作部は、前記表示画面内における任意の位置に任意の大きさの所定領域を設定する前記表示設定操作としての領域設定操作が可能なポインティングデバイスを備えて構成され、前記制御部は、前記領域設定操作によって前記所定領域が設定されたときに、前記表示部を制御して前記所定領域の全域に表示可能な表示スケールで前記X−Y波形を当該所定領域内に表示させる表示処理を実行する。
また、請求項2記載の波形表示装置は、請求項1記載の波形表示装置において、前記操作部は、前記ポインティングデバイスを用いた前記領域設定操作において前記所定領域としての矩形領域を設定可能に構成されると共に、前記矩形領域の設定時において当該矩形領域の縦横比を予め規定された値に維持する。
また、請求項3記載の波形表示装置は、請求項1または2記載の波形表示装置において、前記操作部は、前記表示画面内に表示されている複数の前記X−Y波形の中の1つを選択する波形選択操作が可能に構成され、前記制御部は、前記波形選択操作によって選択された前記X−Y波形についての前記所定領域が設定されたときに当該選択された前記X−Y波形に対する前記表示処理を実行する。
また、請求項4記載の波形表示装置は、請求項1から3のいずれかに記載の波形表示装置において、前記操作部は、前記表示画面に表示されている前記X−Y波形の一部分を選択する前記ポインティングデバイスを用いた部分選択操作が可能に構成され、前記制御部は、前記部分選択操作によって前記X−Y波形の一部分が選択されたときに、前記表示部を制御して前記表示画面の全域に表示可能な表示スケールで当該一部分を当該表示画面の全域に表示させる拡大表示処理を実行する。
請求項1記載の波形表示装置では、ポインティングデバイスを用いた領域設定操作によって所定領域が設定されたときに、制御部が、所定領域の全域に表示可能な表示スケールでX−Y波形を所定領域内に表示させる表示処理を実行する。このため、この波形表示装置によれば、ポインティングデバイスを用いて表示画面内における任意の位置に任意の大きさの所定領域を設定するだけの容易な操作で、X−Y波形を所望の表示位置に所望の表示スケールで表示させることができる。したがって、この波形表示装置によれば、電気信号のパラメータを入力することによってX−Y波形の表示位置や表示スケールを決定する従来の波形表示装置と比較して、表示位置や表示スケールを変更する際の操作性を十分に向上させることができる。
また、請求項2記載の波形表示装置によれば、操作部が、ポインティングデバイスを用いた矩形領域の設定時において矩形領域の縦横比を予め規定された値に維持することにより、表示処理の前後(表示スケールの変更の前後)において、X−Y波形の縦横比を一定に維持することができるため、X−Y波形の視認性の低下を回避することができる。
また、請求項3記載の波形表示装置では、波形選択操作によって波形用表示画面内に表示されている複数のX−Y波形の中の1つが選択され、選択されたX−Y波形についての所定領域が設定されたときに、選択されたX−Y波形に対する表示処理を実行する。このため、この波形表示装置によれば、複数のX−Y波形を表示画面内の任意の位置に任意の大きさでそれぞれ表示させることができるため、例えば、各X−Y波形同士が重なり合わないように、各X−Y波形を縮小して並べて表示させることで、各X−Y波形を見易く表示させることができる。
また、請求項4記載の波形表示装置では、ポインティングデバイスを用いた部分選択操作によって表示画面に表示されているX−Y波形の一部分が選択されたときに、表示画面の全域に表示可能な表示スケールでその一部分が表示画面の全域に拡大されて表示される。このため、この波形表示装置では、ポインティングデバイスを用いてX−Y波形の一部分を選択するだけの容易な操作で、X−Y波形における所望の一部分だけを拡大表示させることができる。したがって、この波形表示装置によれば、このような使用形態においても操作性を十分に向上させることができる。
波形表示装置1の外観図である。 波形表示装置1の構成を示すブロック図である。 波形描画処理の方法を説明する第1の説明図である。 波形描画処理の方法を説明する第2の説明図である。 波形描画処理の方法を説明する第3の説明図である。 波形描画処理の方法を説明する第4の説明図である。 波形描画処理の方法を説明する第5の説明図である。 波形描画処理の方法を説明する第6の説明図である。 波形描画処理の方法を説明する第7の説明図である。 波形描画処理の方法を説明する第8の説明図である。 波形描画処理の方法を説明する第9の説明図である。 波形描画処理の方法を説明する第10の説明図である。 波形描画処理の方法を説明する第11の説明図である。 従来の波形表示方法を説明する第1の説明図である。 従来の波形表示方法を説明する第2の説明図である。 従来の波形表示方法を説明する第3の説明図である。
以下、本発明に係る波形表示装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、波形表示装置1の構成について、図面を参照して説明する。図1に示す波形表示装置1は、本発明に係る波形表示装置の一例であって、同図および図2に示すように、信号処理部11、記録部12、VRAM13、表示部14、操作部15および制御部16を備えて構成されている。
信号処理部11は、複数のチャネル(この例では4チャンネル)を介して入力された複数の(この例では4つの)電気信号(一例として、電圧信号Sv1,Sv2(以下、区別しないときには「電圧信号Sv」ともいう)および電流信号Si1,Si2(以下、区別しないときには「電流信号Si」ともいう))を信号処理する処理部であって、制御部16の制御に従って各電気信号をA−D変換して波形データDw1〜Dw4(以下、区別しないときには「波形データDw」ともいう)を出力する。記録部12は、制御部16の制御に従い、信号処理部11から出力された波形データDwを記録する。VRAM13は、制御部16によって生成される波形用表示データDd1、操作画像用表示データDd2およびポインタ用表示データDd3(以下、これらを区別しないときには「表示データDd」ともいう)を一時的に記憶する。表示部14は、一例として、LCDで構成されて、制御部16の制御に従い、X−Y波形W1,W2(以下、区別しないときには「X−Y波形W」ともいう)、操作画像GおよびポインタP(いずれも図4参照)などを表示する。この場合、X−Y波形Wは、表示部14の波形用表示画面21(本発明における表示画面)内に表示され、操作画像Gは、波形用表示画面21とは別領域であって、波形用表示画面21の上方の領域に表示される。
ここで、X−Y波形Wは、2つの波形データDwによって示される2つの物理量(この例では、電圧値Vmや電流値Im)に基づく波形(例えば、リサージュ波形)であって、図1に示すように、1つの物理量(例えば、電圧値Vm)をX座標軸とし他の1つの物理量(例えば、電流値Im)をY座標軸とするX−Y平面内において、電圧値Vmおよび電流値Imによって特定される座標点C(図3参照)を両物理量の経時変化(波形データDwの記録時間の経過)に対応させて複数プロットして得られる。
操作部15は、図1に示すように、モード切替えキー31、記録開始キー32および記録終了キー33等の各種のスイッチやキー、並びにマウス34を備えて構成され、これらが操作されたときに操作信号を出力する。この場合、マウス34は、本発明におけるポインティングデバイスの一例であって、表示用矩形領域22(本発明における所定領域の一例:図5参照)を表示部14の波形用表示画面21における任意の位置に任意の大きさで設定する領域設定操作(X−Y波形Wの表示位置および表示スケールを設定する表示設定操作)、波形用表示画面21内に表示されている複数のX−Y波形Wの中の1つを選択する波形選択操作、波形用表示画面21内に表示されているX−Y波形Wを波形用表示画面21内で移動させる移動操作、波形用表示画面21に表示されているX−Y波形Wの一部分を選択用矩形領域23(図12参照)で区画して選択する部分選択操作、および操作画像G内のボタンをクリックする操作などの際に用いられる。この場合、この操作部15は、マウス34を用いた領域設定操作および部分選択操作において、表示用矩形領域22および選択用矩形領域23が設定(拡大および縮小)される際に、表示用矩形領域22および選択用矩形領域23の縦横比を波形用表示画面21の縦横比(本発明における予め規定された値)と同一に維持する(つまり、縦横比を一定に維持する)。
制御部16は、操作部15から出力された操作信号に従って波形表示装置1を構成する各部を制御する。具体的には、制御部16は、信号処理部11による信号処理を制御すると共に、記録部12による波形データDwの記録や読み出しを制御する。また、制御部16は、各種の表示データDdをVRAM13内に生成する(記憶させる)と共に、その表示データDdを表示部14に転送することにより、表示部14によるX−Y波形W、操作画像GおよびポインタPなどの表示を制御する。この場合、制御部16は、上記した領域設定操作によって表示用矩形領域22が設定されたときに、表示部14を制御して表示用矩形領域22の全域に表示可能な表示スケール(本例では、表示用矩形領域22の全域に表示可能な最大の表示スケール)で、X−Y波形Wをその表示用矩形領域22内に表示させる表示変更処理(本発明における表示処理)を実行する。さらに、制御部16は、上記した部分選択操作によってX−Y波形Wの一部分が選択されたときに、表示部14を制御して波形用表示画面21の全域に表示可能な最大の表示スケールで、選択されたその一部分を波形用表示画面21の全域に表示させる拡大表示処理を実行する。
次に、波形表示装置1を用いてX−Y波形Wを表示させる方法の一例、およびその際の波形表示装置1の動作について、図面を参照して説明する。この場合、信号処理部11の各チャンネルCh1,Ch2に電圧信号Sv1,Sv2がそれぞれ入力して、チャンネルCh3,Ch4に電流信号Si1,Si2がそれぞれ入力しているものとする。
まず、操作部15のモード切替えキー31を操作して、波形表示装置1を記録モードに切り替えた後に、操作部15の記録開始キー32を操作する。この際に、制御部16が、操作部15から出力された操作信号に従い、信号処理部11に対して各電圧信号Svおよび各電流信号Siを信号処理させる。この場合、信号処理部11は、各電圧信号Svおよび各電流信号SiをA−D変換して波形データDw1〜Dw4を出力する。次いで、制御部16は、信号処理部11から出力された波形データDw1〜Dw4を記録部12に記録させる。続いて、各電圧信号Svおよび各電流信号Siの記録を終了する際には、操作部15の記録終了キー33を操作する。これに応じて、制御部16は、信号処理部11を制御して信号処理を停止させると共に、記録部12を制御して波形データDw1〜Dw4の記録を終了させる。
一方、記録部12に記録した各波形データDw(各電圧信号Svおよび各電流信号Si)に基づくX−Y波形Wを表示させる際には、操作部15のモード切替えキー31を操作して、波形表示装置1を波形表示モードに切り替える。この際に、制御部16が、操作信号に従い、操作画像用表示データDd2をVRAM13内に生成する(記憶させる)と共に、その操作画像用表示データDd2を表示部14に転送する。これにより、図3に示すように、操作画像用表示データDd2に基づく操作画像Gが表示部14に表示される。次いで、例えば、1つのX−Y波形Wを表示させるときには、マウス34を操作して、操作画像G内における1行目のチャンネルセレクトボタン(同図においてチャンネル番号が表記されたボタン)をクリックして、信号処理部11の各チャンネルCh1〜Ch4の中から任意の2つのチャンネル(例えば、チャンネルCh1,Ch3)を選択する。
続いて、マウス34を操作して、図3に示すように、操作画像G内における1行目のON/OFFボタンをクリックする。この際に、制御部16は、操作信号に従い、チャンネルCh1,Ch3に入力している電圧信号Sv1および電流信号Si1に対応する波形データDw1,Dw3を記録部12から読み出して、その波形データDw1,Dw3に基づく波形用表示データDd1をVRAM13内に生成する。
続いて、制御部16は、波形用表示データDd1を表示部14に転送する。これにより、図3に示すように、波形用表示データDd1(波形データDw1,Dw3)に基づくX−Y波形W1が表示部14の波形用表示画面21内に表示される。この場合、制御部16は、X−Y波形W1(X−Y波形W1の全体)が波形用表示画面21の全域に表示可能な最大の表示スケールとなるように波形用表示データDd1を生成する。このため、同図に示すように、X−Y波形W1が波形用表示画面21の全域に大きく表示される。
次に、X−Y波形W1に加えて、他のX−Y波形Wを表示させるときには、マウス34を操作して、図4に示すように、操作画像G内における2行目のチャンネルセレクトボタンをクリックして、信号処理部11の各チャンネルCh1〜Ch4の中から任意の2つのチャンネル(例えば、チャンネルCh2,Ch4)を選択し、続いて、マウス34を操作して、操作画像G内における2行目のON/OFFボタンをクリックする。この際に、制御部16は、操作信号に従い、チャンネルCh2,Ch4に入力している電圧信号Sv2および電流信号Si2に対応する波形データDw2,Dw4を記録部12から読み出して、その波形データDw2,Dw4に基づく波形用表示データDd1をVRAM13内に生成する。
次いで、制御部16は、波形用表示データDd1を表示部14に転送する。これにより、図4に示すように、波形用表示データDd1に基づくX−Y波形W2がX−Y波形W1と共に表示部14の波形用表示画面21に表示される。この場合、制御部16は、X−Y波形W2が波形用表示画面21の全域に表示可能な最大の表示スケールとなるように波形用表示データDd1を生成する。このため、同図に示すように、X−Y波形W2が波形用表示画面21の全域に大きく表示される。
ここで、図4に示すように、2つのX−Y波形W1,W2を波形用表示画面21の全域に大きく表示させたことで、各X−Y波形W1,W2が互いに重なり合い、これによって各X−Y波形W1,W2の形状等の把握が困難なときには、各X−Y波形W1,W2を波形用表示画面21内の2つの表示用矩形領域22にそれぞれ縮小して表示させることで、各X−Y波形W1,W2の形状等の把握が容易となる。このような表示態様の変更を行うときには、マウス34を操作して、図5に示すように、操作画像G内における1行目の範囲設定ボタンをクリックすることによってX−Y波形W1を選択する(本発明における波形選択操作)。この際に、操作信号に従い、制御部16が、X−Y波形W1についての表示用矩形領域22を設定する領域設定操作の待機状態に移行する。
続いて、マウス34を用いて、X−Y波形W1についての領域設定操作を行う。具体的には、マウス34を操作して、図5に示すように、波形用表示画面21内における任意のスタート位置A1(同図参照)にポインタPを移動させ、次いで、マウス34の左ボタン34a(図1参照)をオン状態とした(押した)まま、ドラッグ操作によってそのスタート位置A1から波形用表示画面21内の任意のエンド位置B1(図5参照)までポインタPを移動させ、続いて左ボタン34aをオフ状態とする。この際に、同図に示すように、ポインタPの移動軌跡を対角線とする矩形の枠が表示されると共に、その矩形の枠で囲まれた矩形領域が表示用矩形領域22として設定される。この場合、操作部15は、マウス34を用いた上記の領域設定操作(ドラッグ操作)において、表示用矩形領域22が設定される際(ポインタPを移動させて矩形の枠を拡大(または縮小)させる際)に、表示用矩形領域22の縦横比を波形用表示画面21の縦横比(本発明における予め規定された値)と同一に維持する(つまり、縦横比を一定に維持する)。
次いで、表示用矩形領域22の設定が終了したときには、マウス34を操作して、図6に示すように、1行目の範囲設定ボタンを再度クリックする。この際に、制御部16は、操作信号に従い、表示変更処理を実行する。この表示変更処理では、制御部16は、波形データDw1,Dw3を記録部12から読み出して、その波形データDw1,Dw3に基づく波形用表示データDd1をVRAM13内に生成する。この場合、制御部16は、X−Y波形W1の全体を表示用矩形領域22の全域に表示可能な最大の表示スケールで表示させるための波形用表示データDd1を生成する。続いて、制御部16は、波形用表示データDd1を表示部14に転送する。これにより、同図に示すように、表示用矩形領域22の全域に表示可能な最大の表示スケールで(この例では、縮小された状態で)X−Y波形W1が表示用矩形領域22内に表示される。
次いで、マウス34を操作して、図7に示すように、操作画像G内における2行目の範囲設定ボタンをクリックすることによってX−Y波形W2を選択(本発明における波形選択操作)した後に、マウス34を用いて、X−Y波形W2についての領域設定操作(例えば、同図に示すスタート位置A2からエンド位置B2までポインタPを移動させるドラッグ操作)を上記と同様にして行う。次いで、表示用矩形領域22の設定が終了したときには、マウス34を操作して、図8に示すように、2行目の範囲設定ボタンを再度クリックする。この際に、制御部16は、操作信号に従い、波形データDw2,Dw4を記録部12から読み出して、その波形データDw2,Dw4に基づき、X−Y波形W2の全体を表示用矩形領域22の全域に表示可能な最大の表示スケールで表示させるための波形用表示データDd1をVRAM13内に生成する。続いて、制御部16は、波形用表示データDd1を表示部14に転送する。これにより、同図に示すように、表示用矩形領域22の全域に表示可能な最大の表示スケールで(この例では、縮小された状態で)X−Y波形W2が表示用矩形領域22内に表示される。
次に、例えば、波形用表示画面21に表示されているX−Y波形W1の表示スケールを変更することなく、波形用表示画面21内において移動(表示位置を変更)させるときには、マウス34を操作して、図9に示すように、操作画像G内における1行目の等倍移動ボタンをクリックする。この際に、操作信号に従い、制御部16が、移動操作の待機状態に移行する。
次いで、図10に示すように、X−Y波形W1のいずれかの部位にポインタPを位置させ、続いて、マウス34の左ボタン34aを用いてのドラッグ操作によってポインタPを波形用表示画面21内における任意の位置まで移動させる。この際に、制御部16は、ポインタPの移動軌跡に沿ってX−Y波形W1を移動表示させるための波形用表示データDd1をVRAM13内に生成する。次いで、制御部16は、その波形用表示データDd1を表示部14に転送する。これにより、同図に示すように、X−Y波形W1がポインタPと共に波形用表示画面21内における任意の位置に移動する(表示位置が変更される)。
この場合、表示されている2つのX−Y波形W1,W2の一方(例えばX−Y波形W1)の一部分を、波形用表示画面21の全域に拡大して表示させるときには、マウス34を操作して、図11に示すように、操作画像G内における2行目のON/OFFボタンをクリックする。この際に、制御部16が表示部14に対してX−Y波形W2の表示を停止させる。
続いて、マウス34を用いて、拡大表示するX−Y波形W1の一部分を選択する部分選択操作を行う。具体的には、マウス34を操作して、図12に示すように、波形用表示画面21内における任意のスタート位置A3(同図参照)にポインタPを移動させ、次いで、マウス34の右ボタン34b(図1参照)をオン状態としたまま、ドラッグ操作によってそのスタート位置A3から波形用表示画面21内の任意のエンド位置B3(図12参照)までポインタPを移動させ、続いて、右ボタン34bをオフ状態とする。この際に、同図に示すように、ポインタPの移動軌跡を対角線とする矩形の枠が表示されると共に、その矩形の枠の領域が選択用矩形領域23として設定される。この場合、操作部15は、マウス34を用いた上記の部分選択操作(ドラッグ操作)において、選択用矩形領域23が設定される際(ポインタPを移動させて矩形の枠を拡大(または縮小)させる際)に、選択用矩形領域23の縦横比を波形用表示画面21の縦横比と同一に維持する(つまり、縦横比を一定に維持する)。
次いで、制御部16は、マウス34の右ボタン34bがオフ状態となった時点で、操作信号に従い、拡大表示処理を実行する。この拡大表示処理では、制御部16は、波形データDw1,Dw3に基づき、選択用矩形領域23によって選択された(区画された)X−Y波形W1の一部分を波形用表示画面21の全域に表示可能な最大の表示スケールで表示するための波形用表示データDd1をVRAM13内に生成する。続いて、制御部16は、その波形用表示データDd1を表示部14に転送する。これにより、図13に示すように、選択用矩形領域23によって選択さたれたX−Y波形W1の一部分が波形用表示画面21の全域に表示可能な最大の表示スケールで波形用表示画面21の全域に表示される。
このように、この波形表示装置1では、マウス34を用いた領域設定操作によって表示用矩形領域22が設定されたときに、制御部16が、表示用矩形領域22の全域に表示可能な最大の表示スケールでX−Y波形Wを表示用矩形領域22内に表示させる表示処理を実行する。このため、この波形表示装置1によれば、マウス34を用いて波形用表示画面21内における任意の位置に任意の大きさの表示用矩形領域22を設定するだけの容易な操作で、X−Y波形Wを所望の表示位置に所望の表示スケールで表示させることができる。したがって、この波形表示装置1によれば、電気信号のパラメータを入力することによってX−Y波形Wの表示位置や表示スケールを決定する従来の波形表示装置と比較して、表示位置や表示スケールを変更する際の操作性を十分に向上させることができる。
また、この波形表示装置1によれば、操作部15が、マウス34を用いた表示用矩形領域22の設定時において表示用矩形領域22の縦横比を予め規定された値(上記の例では、波形用表示画面21の縦横比と同じ値)に維持することにより、表示変更処理の前後(表示スケールの変更の前後)において、X−Y波形Wの縦横比を一定に維持することができるため、X−Y波形Wの視認性の低下を回避することができる。
また、この波形表示装置1では、マウス34を用いた波形選択操作によって波形用表示画面21内に表示されている複数のX−Y波形Wの中の1つが選択され、選択されたX−Y波形Wについての表示用矩形領域22が設定されたときに、選択されたX−Y波形Wに対する表示処理を実行する。このため、この波形表示装置1によれば、複数のX−Y波形Wを波形用表示画面21内の任意の位置に任意の大きさでそれぞれ表示させることができるため、例えば、各X−Y波形W同士が重なり合わないように、各X−Y波形Wを縮小して並べて表示させることで、各X−Y波形Wを見易く表示させることができる。
また、この波形表示装置1では、マウス34を用いた部分選択操作によって波形用表示画面21に表示されているX−Y波形Wの一部分が選択されたときに、波形用表示画面21の全域に表示可能な最大の表示スケールで選択された一部分が波形用表示画面21の全域に拡大されて表示される。このため、この波形表示装置1では、マウス34を用いて選択用矩形領域23を設定するだけの容易な操作で、X−Y波形Wにおける所望の一部分だけを拡大表示させることができる。したがって、この波形表示装置1によれば、このような使用形態においても操作性を十分に向上させることができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、1つのX−Y波形Wを表示する例、および2つのX−Y波形Wを表示する例について上記したが、3つ以上の任意の数のX−Y波形Wを表示することもできる。また、ポインティングデバイスとしてのマウス34を用いる例について上記したが、マウス34に代えて、トラックボール、ポインティング・スティック、トラックポイント、ペンタブレット、ジョイスティック、タッチパッドおよびタッチパネル等の各種のポインティングデバイスを用いることができる。
さらに、電圧信号Svと電流信号Siに基づくX−Y波形Wを表示する例について上記したが、2つ(2種類)の電圧信号Svに基づくX−Y波形Wや、2つ(2種類)の電流信号Siに基づくX−Y波形Wを表示させることもできる。また、本発明における物理量には、電圧および電流に限定されず、他の各種の物理量(例えば、温度、磁界等)が含まれる。また、マウス34を用いて表示用矩形領域22および選択用矩形領域23を設定する際に、各矩形領域22,23の縦横比を波形用表示画面21の縦横比と同じ値に維持する構成例について上記したが、各矩形領域22,23の縦横比を波形用表示画面21の縦横比とは異なる値に維持する構成を採用することもできる。また、縦横比を一定に維持しない(任意に変更可能な)構成を採用することもできる。また、複数のX−Y波形Wの中の1つを選択する際にマウス34を用いる例について上記したが、操作部15のキーを用いる構成を採用することもできる。
1 波形表示装置
14 表示部
15 操作部
16 制御部
21 波形用表示画面
22 表示用矩形領域
23 選択用矩形領域
34 マウス
C 座標点
G 操作画像
Im 電流値
P ポインタ
Vm 電圧値
W1,W2 X−Y波形

Claims (4)

  1. 1つの物理量をX座標軸とし他の1つの物理量をY座標軸とする平面内において当該2つの各物理量によって特定される座標点を当該各物理量の経時変化に対応させて複数プロットして得られるX−Y波形を表示画面内に表示する表示部と、前記X−Y波形の表示位置および表示スケールを設定する表示設定操作が可能な操作部と、前記表示設定操作に従って前記表示部による前記X−Y波形の表示を制御する制御部とを備えた波形表示装置であって、
    前記操作部は、前記表示画面内における任意の位置に任意の大きさの所定領域を設定する前記表示設定操作としての領域設定操作が可能なポインティングデバイスを備えて構成され、
    前記制御部は、前記領域設定操作によって前記所定領域が設定されたときに、前記表示部を制御して前記所定領域の全域に表示可能な表示スケールで前記X−Y波形を当該所定領域内に表示させる表示処理を実行する波形表示装置。
  2. 前記操作部は、前記ポインティングデバイスを用いた前記領域設定操作において前記所定領域としての矩形領域を設定可能に構成されると共に、前記矩形領域の設定時において当該矩形領域の縦横比を予め規定された値に維持する請求項1記載の波形表示装置。
  3. 前記操作部は、前記表示画面内に表示されている複数の前記X−Y波形の中の1つを選択する波形選択操作が可能に構成され、
    前記制御部は、前記波形選択操作によって選択された前記X−Y波形についての前記所定領域が設定されたときに当該選択された前記X−Y波形に対する前記表示処理を実行する請求項1または2記載の波形表示装置。
  4. 前記操作部は、前記表示画面に表示されている前記X−Y波形の一部分を選択する前記ポインティングデバイスを用いた部分選択操作が可能に構成され、
    前記制御部は、前記部分選択操作によって前記X−Y波形の一部分が選択されたときに、前記表示部を制御して前記表示画面の全域に表示可能な表示スケールで当該一部分を当該表示画面の全域に表示させる拡大表示処理を実行する請求項1から3のいずれかに記載の波形表示装置。
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