JP2008013212A - 易開封性包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピロータイプの三方シール包装体の表面と裏面とのそれぞれのフィルムを、手でつまんで左右に引っ張ることにより、上シール部を剥離して開封する易開封性包装体において、簡単な構成により、前記上シール部を少ない力で剥離開封することができる易開封性包装体を提供することを課題とする。
【解決手段】包装体の1辺に沿って形成された上シール部を左右に剥離して開封可能な包装体において、前記上シール部の上辺の少なくとも一部分を切り欠いた、若しくは未シールした、凹部を形成した包装体であって、前記上シール部を剥離開封する際に、前記包装体の中心鉛直線上の前記包装体の持ち位置をO点とし、該O点を中心として前記シール部の上辺とが1点で接する仮想円周を描いたときに、前記凹部は、前記仮想円周と前記シール部の上辺と接する1点と、前記仮想円周と前記シール部の下辺とが接する2点とを結ぶ、仮想の二等辺三角形を含むことを特徴とする、易開封性包装体である。
【選択図】図1

Description

本発明は、包装体の開封性に関するもので、特にピロー包装体又はガゼットタイプのピロー包装体において、手で容易に剥離開封できるように改良した易開封性包装体に関するものである。
従来、図7に示すように、ピロータイプの三方シール包装体1の背シール6と、その反対側の表面フィルムAとをそれぞれ手でつまんで、左右に引っ張ることにより、上シール部3が剥離して開封する易開封性包装体1(以下、包装体1)がある。このような包装体1は、予め、開口Kとなる上シール部3部分のシール強度を弱め、または、シール層が異なる樹脂からなる混合物であり、シール強度を適度に制御し、イージーピール性を持った積層フィルムを用いることで、少ない力で上シール部3の剥離が可能な構成としている(例えば特許文献1)。
特開2006−1055号公報
しかしながら、このような包装体1は、背シール部6とその反対側の表面フィルムAとをつまんで左右に引っ張り、上シール部3を剥離開封する場合、シール強度を弱める方法や、積層フィルムの最内層に易剥離性のシーラントを使用する方法の何れをとっても、シール条件のブレや、包装設計段階で製袋時の開封強度が予測しにくいことなどから、ときに開封に強い力が必要となり、子供、老人、女性にとって充分な開封性が得られないという問題がある。また、シール条件を弱めた場合、重量のある内容物を縦式のピロー包装機で充填した際に、シール強度が弱いため重量に耐え切れず、下シール部が開いてしまい充填不良を起こすことも懸念される。
本発明は、これらの問題を解決するために、鋭意研究に努めた結果、包装体の上シール部の上辺中央が、凹状に裁断されているか、凹状の未シール部を有することで、下シール部のシール強度を保ちつつ、開口部となる上シール部のみを少ない力で剥離開封することができることを見出した。
すなわち、本発明の請求項1記載の発明は、包装体の1辺に沿って形成された上シール部を左右に剥離して開封可能な包装体において、前記上シール部の上辺の少なくとも一部分を切り欠いた、若しくは未シールした、凹部を形成した包装体であって、前記上シール部を剥離開封する際に、前記包装体の中心鉛直線上の前記包装体の持ち位置をO点とし、該O点を中心として前記シール部の上辺とが1点で接する仮想円周を描いたときに、前記凹部は、前記仮想円周と前記シール部の上辺と接する1点と、前記仮想円周と前記シール部の下辺とが接する2点とを結ぶ、仮想の二等辺三角形を含むことを特徴とする、易開封性包装体である。
また、請求項2記載の発明は、前記凹部は、前記中心鉛直線の左右で対称形状を有することを特徴とする、易開封性包装体である。
また、請求項3記載の発明は、前記O点は、前記包装体の中心鉛直線上の前記上シール部の下辺から40mm以内に位置することを特徴とする、易開封性包装体である。
本発明の請求項1記載の発明は、包装体の1辺に沿って形成された上シール部を左右に剥離して開封可能な包装体において、前記上シール部の上辺の少なくとも一部分を切り欠いた、若しくは未シールした、凹部を形成した包装体であって、前記上シール部を剥離開封する際に、前記包装体の中心鉛直線上の前記包装体の持ち位置をO点とし、該O点を中心として前記シール部の上辺とが1点で接する仮想円周を描いたときに、前記凹部は、前記仮想円周と前記シール部の上辺と接する1点と、前記仮想円周と前記シール部の下辺とが接する2点とを結ぶ、仮想の二等辺三角形を含むことを特徴とするから、包装体の開封に要する最大開封強度を、簡単な方法で低下させることが可能であるとともに、上シール部をより少ない力で剥離開封することが可能である。
また、請求項2記載の発明は、前記凹部は、前記中心鉛直線の左右で対称形状を有することを特徴とするから、包装体の意匠性を損なうことなく、さらには包装体の開封時、上シール部の左右対称に均等に力が加わるため、より少ない力で確実に剥離開封することが可能である。
また、請求項3記載の発明は、前記O点は、前記包装体の中心鉛直線上の前記上シール部の下辺から40mm以内に位置することを特徴とするから、開封時の包装体の持ち位置の個人差や包装体の形状、大きさを考慮して、包装体を形成することが可能である。
このように本発明の易開封性包装体によれば、包装体の最大開封強度を下げることにより、力の弱い老人、子供、女性でも容易に開封することができる。また、本発明の包装体は、上シール部の開封強度は低下するが、下シール部のシール強度は低下することがないため、重量の重い内容物を充填することが可能である。
本発明に係る易開封性包装体1(包装体1)の一例としては、包装体1の上下および背面の3箇所をそれぞれシールしてなる、ピロータイプの三方シール袋が挙げられる。図1(a)は包装体1の表面Aを示し、図1(b)は包装体1の裏面Bを示す。
包装体1は、図1に示すように、包装体1の中央部分は、内容物を収容するための未シール部分からなる収容部2が形成されており、該収容部2の上方部分を水平方向にヒートシールした上シール部3および、下方部分を水平方向にヒートシールした下シール部4と、包装体1の裏面B部分を垂直方向にヒートシールした背シール部6とによって密封されている。特に、包装体1の前記上シール部3は、該上シール部3の上辺3Aの中央部分を凹状に切り欠いた凹部7が形成されており、この凹部7により、後述する、開封時に必要な最大開封強度を低下させることが可能となる。
このような包装体1を形成する一例としては、まず、ヒートシール性を有する剥離開封可能なシーラントを持つ積層フィルムの両端を積層フィルムの内面が合掌状態になるように合せ、ヒートシールにより合掌貼りの背シール部6を形成して筒状とし、次いで、筒状にした積層フィルムの一方の端をヒートシールして下シール部4を形成した後、上方の開口部から規定重量の内容物を充填する。
そして、開口部をヒートシールして上シール部3を形成することにより、ピロータイプの包装体1を形成することが可能である。特に、包装体1の形成時、特殊な刃によって上シール部3の上辺中央部分を裁断して、凹状の凹部7を形成することにより、後述する、上シール部3の最大開封強度を低下せしめ、より少ない力で上シール部3を剥離開封可能な包装体1を提供することが可能である。
次に、このような包装体1を開封する場合の最大開封強度について二次元円弧モデルを用いて説明する。二次元円弧モデルとは、包装体1を開封する際に、包装体1の表面Aと裏面Bとを摘み、引き離す箇所を持ち位置O(O点)とし、該O点を中心として円周状に力が作用すると仮定した場合、上シール部3に及ぼす剥離力を、円周Pと上シール部3とが重なる円弧部分を用いて説明するモデルである。
包装体1を開封する際には、図7に示すように、包装体1の表面Aと、裏面Bもしくは裏面Bの背シール部6とを、それぞれつまみ、側面視で包装体1の表面Aと、裏面Bとを左右方向へと互いに引き離すことにより、上シール部3が外方へと徐々に引き裂かれる(剥離する)とともに、鉛直線中心から外方へと開口Kを形成しつつ開封を行う。
そして、包装体1の表面Aと裏面Bとの、O点をつまんで各面を垂直方向に引き離すと、図2に示すように、O点を中心として放射状に力が及ぶこととなる。すなわち、持ち位置O点を中心とした円周状に力の作用する円周等高線P(図中点線)が生じ、上シール部3と仮想円周Pとが接する円弧部分(図中実線)に剥離力が作用して上シール部3の下辺3Bが剥離を開始する「P(1)」。
さらに、表面Aと裏面Bとを引き離すと、持ち位置Oを中心とする仮想円周Pの広がりに伴い、前記鉛直線Hの左右対称方向へと、さらに円弧状の力が波及して、上シール部3が外方へと剥離を進行する「P(2)」。
さらに、持ち位置Oを中心とする仮想円周Pが、前記上シール部3の上辺3Aとが1点で接する箇所X点において、上シール部3での円弧長が最大となる「P(3)」。すなわち、この部分(X点)において、後述する、開封に要する剥離界面長Lが最大となる。
これ以降の開封操作においては、上シール部3と重なる円弧長が小さくなるに伴い、開封に要する剥離力も小さくなる「P(4)」。
以上のようにして、上シール部3での円弧長の推移に伴い、上シール部3に及ぶ剥離力を、円弧の長さで説明することが可能である。特に、円弧長が最大となる、仮想円周と上シール部3の上辺3Aとが、一点で交わる箇所X点で最大開封強度を要することがわかる。
このように、開封強度Fの推移を円弧(仮想円周Pの実線部分)の広がりによる二次元円弧モデルとして説明することができるが、実際の包装体1での開封操作により生じる上シール部3の剥離面は、前記円弧と、上シール部3の上辺3Aおよび下辺3Bとが交わる点を結ぶ直線状の弦が、外方へと推移するようにして上シール部3の剥離を進行する。
実際の包装体1の開封操作により生じる、上シール部3の剥離面は、図3に示すように、前記仮想円周Pが上シール部3の上辺3Aと1点で接するまでは、仮想円周Pと上シール部3内の鉛直線Hとの交点および下辺3Bとの交点3bとによって形成される仮想の二等辺三角形の斜辺Lとなる。これ以降の開封操作においては、前記円弧と、上シール部3の上辺3Aおよび下辺3Bとが交わる点を結ぶ直線状の弦Lとなる。
このとき、袋を開封する際の開封強度F[N]は、前記弦Lの長さである剥離界面L[mm]と、上シール部3の単位接着長さ当りの剥離強度P[N/mm]との積によって式1を用いて表すことができる。ここで、剥離強度Pは上シール部3の単位長あたりに必要な剥離力[N/mm]を示し、フィルムの種類とヒートシールの条件等により決まる定数である。
Figure 2008013212
この開封強度F[N]は剥離界面L[mm]の剥離に要する力であり、剥離界面L[mm]を変数とする下記の方程式で表すことができる。ただし、仮想円周の半径r[mm]、持ち位置OからX点までの長さをx[mm]、持ち位置Oから上シール部3の下辺までの長さをy[mm]とし、鉛直線Hから交点3aまでの距離をa[mm]、鉛直線Hから交点3bまでの距離をb[mm]とする。
まず、図3に示すように、仮想円周Pの半径rが、持ち位置OからX点までの長さxより小さい場合(図2「P(1)」「P(2)」に相当)、すなわち、r≦xのとき、剥離面の推移は、式2で表される。
Figure 2008013212
次に、図4に示すように、仮想円周Pの半径rが、持ち位置OからX点までの長さxより大きい場合(図2「P(4)」に相当)、すなわち、r≧xのとき、剥離界面L(弦L)の推移は、式4で表される。
Figure 2008013212
よって、開封強度Fは、式5で表される。
Figure 2008013212
そして、a=0のとき、すなわち、仮想円周PがX点と交わるとき、剥離界面Lが最大となり、式6の最大剥離長を得る。
Figure 2008013212
よって、最大開封強度は、式7及び式8で示される。
Figure 2008013212
以上より、剥離界面Lが最大となる最大剥離界面長は、前記式6で表され、これは、図5に示すように、仮想円周Pと、上シール部3の上辺3Aとが、1点で交わるX点と、下辺3Bとが接する2つの点3bとの、計3点を結ぶ仮想の二等辺三角形の形状であることがわかる(図2「P(3)」に相当)。
このように、仮想円周の半径rが、持ち位置OからX点までの長さxと一致する場合、すなわちr=xのとき、最大剥離界面となり、すなわち、仮想円周Pと、上シール部3の上辺3Aおよび下辺3Bとが、3点で接するとき、この3点を結ぶ仮想の二等辺三角形の斜辺が最大剥離界面となる。よって、最大開封強度以上の力を加えないと包装体1の開封を行なうことが不可能である。
このような理論を基に、本発明の易開封性包装体1において、上シール部3の最大開封強度を低下させるための構成を以下に説明する。
最大開封強度時は、前述のとおり、仮想円周Pと上シール部3の上辺3Aとが1点(X点)で交わる時であり、上シール部3の下辺3Bと仮想円周Pとが、左右2点(3b、3b)で交わり、これら3点を結ぶ仮想の二等辺三角形を描くことができた。そして、仮想の二等辺三角形の斜辺がそれぞれ、最大剥離界面であるため、この仮想の二等辺三角形の斜辺部分を含む、上シール部3の上辺3Aの少なくとも一部分を切り欠いた、若しくは未シールした凹部7を形成することにより、最大剥離界面より短い剥離界面とすることが可能である。
ただし、仮想の二等辺三角形の頂点X(X点)とは、上シール部3の上辺3Aに凹部7を形成する前の状態、すなわち凹部7が形成されていない状態において、上シール部3の上辺3Aと、仮想円周とが1点で交わる点を示すものである。
よって、以下に示す図において、凹部7を形成する前の状態を示す上シール部3の上辺3Aを点線で示し、該点線と仮想円周とが1点で接する箇所をX点とする。
例えば、図6に示すように、最大剥離界面(点線)を斜辺とする仮想の二等辺三角形の頂点(X点)部分を含む、上シール部3の上辺3Aに、凹形状の切欠きからなる凹部7を形成した場合、仮想の二等辺三角形の頂点を含む幅QA、高さQB部分が切欠かれる。
すなわち、剥離界面の長さが短くなることによって、最大開封強度を低下せしめ、より少ない力で上シール部3を剥離可能となる。特に、凹部7は、鉛直線左右対称に形成することが望ましく、これにより左右対称に均等な力が加わり、剥離をよりスムーズに行うことが可能である。
また、凹部7は、上シール部3の一部を切欠くことなく未シール部としても良く、上シール部3の形状を変えることなく最大開封強度を低下せしめ、前述同様の効果を得ることが可能である。
前記持ち位置O点としては、消費者の個人差があるが、20代〜40代の男女20人を対象に包装体の剥離開封するときの持ち位置を調査した結果、上シール部3の下辺3Bから、さらに下方へと40mm以内の範囲であることが望ましく、例えば、持ち位置O点から上シール部3の下辺までの長さyを40mmとした場合、鉛直線Hから交点3bまでの距離をb[mm]は、下記式12を用いて求めることが可能である。よって、包装体1の上シール部3の高さwを決めれば、凹部7の幅bを簡単に求めることが可能である。
Figure 2008013212
(実施例1)
本発明の易開封性包装体の一例として、図8(a)に示すような、上シール部3に凹部7を施した包装体1を形成した。上シール部3および下シール部4は、延伸ナイロンフィルムを基材としヒートシール性を有するトーセロパックス株式会社製のイージーピール材CMPS(三井・デュポンポリケミカル株式会社の登録商標)をラミネートした積層フィルムを用いて、前記CMPS側が内面に位置する様に、上シール部3の高さが10mmで、合唱貼りで背シール部6及び下シール部4、上シール部3を形成した後、上シール部3の上辺3Aの前記仮想の二等辺三角形の先端部分を含む箇所を、凹状に裁断し三方シール袋のサンプルを作製した。比較例として、図8(b)に示すように、上シール部3を直線的に裁断したものを作製した。
作製したサンプルの背シール部6とその反対側のフィルム表面Aをチャックでつまみ、引っ張り試験機を用いて左右方向に剥離させ最大開封強度を測定した。結果を表1に示す。
Figure 2008013212
表1に示すように、上シール部3の上辺3部分を凹状に裁断したものは比較例に比べて最大開封強度を低く抑える事ができた。
以上のように、本発明の易開封性包装体1は、上シール部3の上辺3A中央に凹部7を形成することにより、簡単な構成で上シール部3の最大開封強度を低下せしめ、より少ない力で上シール部3を剥離開封することが可能である。また、前記凹部7は、上シール部3の少なくとも一部を切り欠いた、若しくは未シールした、凹部7であればよく、特に、未シールとした場合、包装体の意匠性を損なうことなく、同様の効果を奏することが可能である。また、前記凹部7は、鉛直線の左右対称形状であることが望ましく、剥離界面が左右均等に及ぶため、上シール部3をスムーズに剥離開封することが可能である。
上シール部3の上辺3Aに形成した凹部7の形状としては、上記例に限らず、最大剥離界面を斜辺とする仮想の二等辺三角形を含む、上シール部3の上辺3Aに、凹形状の切欠きからなる凹部7を形成すれば良く、例えば、図9(a)(b)に示すように、上シール部3の上辺3Aをギザギザにカットしても良い。
また、図10(a)(b)に示すように、上シール部の上辺3Aを中央へと窪むV形状としても良い。尚、下シール部が大きくなるため、縦ピロー包装機を用いた場合、重量のある内容物を充填しやすくなる。
さらには、図11(a)(b)に示すように、中心鉛直線の左右で凹部の形状を異ならせても良く、最大剥離界面を斜辺とする仮想の二等辺三角形を含む部分に凹部7、7'を形成すれば良い。
また、図12(a)(b)に示すように、上シール部3の上辺3Aを斜めにカットする簡単な構成により、最大剥離界面および最大開封強度を低下させて、より少ない力で上シール部3の剥離開封が可能となる。
本発明の易開封性包装体は、主に、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエステル(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン(Ny)、アルミ箔(AL)、紙、セロハン等の単層またはそれらをラミネートした多層のフィルムを基材とし、ヒートシール性を有する剥離開封可能なフィルムまたはワックスをシーラントとした積層フィルムを用いても良い。また、前記基材フィルムは、特に限定はしないが、低密度ポリエチレン(LLDPE)ないしフィルムの片面にアルミ蒸着をした無延伸のポリプロピレン(AL蒸着CPP)または、熱可塑性を有するワックスが望ましい。
本発明の易開封性包装体の一例を示す斜視図である。 (a)包装体の表面を示す図である。 (b)包装体の裏面を示す図である。 ピロー袋の開封時において、剥離力の推移を示すモデル図である。 ピロー袋の開封時において、剥離力の推移が、r≦xのとき、ピロー袋の剥離界面を示す説明図である。 ピロー袋の開封時において、剥離力の推移が、r≧xのとき、ピロー袋の剥離界面を示す説明図である。 ピロー袋の開封時において、剥離界面Lが最大となる場合を示す説明図である。 本発明の易開封性包装体を示す説明図である。 ピロー袋の剥離開封時を示す説明図である。 (a)本発明の包装体の一例を示す図である。(b)従来の包装体を示す図である。 本発明の易開封性包装体の一例を示す図である。(a)包装体の正面図である。(b)包装体の斜視図である。 本発明の易開封性包装体の一例を示す図である。(a)包装体の正面図である。(b)包装体の斜視図である。 本発明の易開封性包装体の一例を示す図である。(a)包装体の正面図である。(b)包装体の斜視図である。 本発明の易開封性包装体の一例を示す図である。(a)包装体の正面図である。(b)包装体の斜視図である。
符号の説明
1 易開封性包装体(包装体)
2 収容部
3 上シール部
3A 上シール部の上辺
3B 上シール部の下辺
4 下シール部
6 背シール部
7 凹部
P 仮想円周(円周)
H 鉛直線(中心鉛直線)
X X点
O 持ち位置(O点)
w 上シール部の高さ
x 持ち位置O点からX点までの長さ
y 持ち位置O点から上シール部3の下辺3Bまでの長さ
3a 上シール部の上辺3Aと、仮想円周Pとの交点
3b 上シール部の下辺3Bと、仮想円周Pとの交点
a 鉛直線Hから3aまでの長さ
b 鉛直線Hから3bまでの長さ
L 剥離界面(弦)
A 包装体の表面
B 包装体の裏面

Claims (3)

  1. 包装体の1辺に沿って形成された上シール部を左右に剥離して開封可能な包装体において、前記上シール部の上辺の少なくとも一部分を切り欠いた、若しくは未シールした、凹部を形成した包装体であって、前記上シール部を剥離開封する際に、前記包装体の中心鉛直線上の前記包装体の持ち位置をO点とし、該O点を中心として前記シール部の上辺とが1点で接する仮想円周を描いたときに、前記凹部は、前記仮想円周と前記シール部の上辺と接する1点と、前記仮想円周と前記シール部の下辺とが接する2点とを結ぶ、仮想の二等辺三角形を含むことを特徴とする、易開封性包装体。
  2. 前記凹部は、前記中心鉛直線の左右で対称形状を有することを特徴とする、請求項1記載の易開封性包装体。
  3. 前記O点は、前記包装体の中心鉛直線上の前記上シール部の下辺から40mm以内に位置することを特徴とする、請求項1乃至2記載の易開封性包装体。
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