JP2008004571A - ポリシリコンヒューズ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】溶断部が安定して溶断するポリシリコンヒューズを提供することを目的とする。
【解決手段】溶断部4に低融点金属をドープさせたドープ物10を形成する。電圧印加の際、溶断部4のドープ物10が最初に溶融し、溶断部4のポリシリコンと共晶する。この共晶物はポリシリコンより融点が低いため、他のジョイント5のポリシリコンよりも先に溶融する。その結果、溶断部4を安定して溶断させることが可能となる。
【選択図】図7
【解決手段】溶断部4に低融点金属をドープさせたドープ物10を形成する。電圧印加の際、溶断部4のドープ物10が最初に溶融し、溶断部4のポリシリコンと共晶する。この共晶物はポリシリコンより融点が低いため、他のジョイント5のポリシリコンよりも先に溶融する。その結果、溶断部4を安定して溶断させることが可能となる。
【選択図】図7
Description
本発明は、プログラム可能な読み出し専用記憶素子に係り、特に電圧印加により導体を溶断し高抵抗化することによって情報を記憶するポリシリコンヒューズ及びその製造方法に関するものである。
従来から用いられているポリシリコンヒューズ等のヒューズは、電圧印加によって溶断される溶断部と、溶断部の一端に接続され、電圧の印加される+端子側ジョイントと、溶断部の他端に接続された−端子側ジョイントとを備えており、+端子側ジョイントと−端子側ジョイントとは同じ構造及び性質を有している。
ポリシリコンヒューズの場合に、+端子側ジョイント及び−端子側ジョイント(以下、+端子側ジョイント及び−端子側ジョイントを、単にジョイントと称す)については、何種類かの構成が用いられている。例えば、溶断部と同じくポリシリコン層によって構成する構造及び溶断のための書き込み電圧を低減するためにポリシリコン層及びシリサイド層を用いて低抵抗化した構造等がある(例えば、特許文献1参照)。
また、電圧印加により+端子側ジョイントで発生させたジュール熱で溶断部を溶融させるために、ジョイントをポリシリコン層、溶断部をAl層にした構造も用いられている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3239448号公報(図1)
特開昭58−158099号公報(第1図)
しかしながら上記従来の構成において、まず、例えば、特許文献1などでは、書き込み電圧が印加され、フィラメントが形成された際に、+端子側ジョイントの急激な電位降下による大電流の影響により、溶断部ではなく+端子側ジョイントで溶断されるという問題がある。また、例えば、特許文献2などにおいても、+端子側ジョイントで発生させたジュール熱の影響により、溶断部ではなく+端子側ジョイントで溶断されるという問題がある。溶断部ではなく+端子側ジョイントで溶断されると、不十分な書き込みからジョイント間の耐圧リーク、ショート不良の増加、書き込みに係わる消費電力(電圧、電流)の増加とPROM回路構成素子の負荷(破壊)の増加という問題に発展する。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、溶断部位を制御可能とし、安定して溶断することにより、溶断部以外のジョイントでの溶断を防止し、かつ、書き込み不良を低減させたポリシリコンヒューズ及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1のポリシリコンヒューズは、電圧印加によって溶断される溶断部と、前記溶断部の両端に接続されたジョイントとを備え、前記溶断部の上に低融点金属層を設けたことを特徴とする。また、前記低融点金属層の厚みは前記溶断部の厚みより小さいことが好ましい。また、前記低融点金属層は、前記溶断部の上面と前記溶断部の側面とで接していることを特徴とする。
第1のポリシリコンヒューズは、ポリシリコン膜をヒューズ形状に加工する工程と、絶縁膜を形成して前記ヒューズ形状の溶断部に窓部を形成する工程と、開口した前記溶断部に低融点金属層を形成する工程とを含むポリシリコンヒューズの製造方法によって製造できる。
本発明の第2のポリシリコンヒューズは、電圧印加によって溶断される溶断部と、前記溶断部の両端に接続されたジョイントとを備え、前記溶断部の結晶粒界に低融点金属を含浸させたことを特徴とする。
第2のポリシリコンヒューズは、前記低融点金属層の形成の後に、前記低融点金属の融点以上でかつシリコンの融点以下の温度の熱処理を施す工程をさらに含むポリシリコンヒューズの製造方法によって製造できる。
本発明の第3のポリシリコンヒューズは、電圧印加によって溶断される溶断部と、前記溶断部の両端に接続されたジョイントとを備え、前記溶断部に低融点金属がドープされていることを特徴とする。
第3のポリシリコンヒューズは、ポリシリコン膜をヒューズ形状に加工する工程と、前記溶断部が開口するようにマスクを形成する工程と、開口した前記溶断部に低融点金属をドープする工程とを含むポリシリコンヒューズの製造方法によって製造できる。また、前記低融点金属のドープにイオン注入法またはプラズマドープ法を用いることを特徴とする。
この構成によれば、ポリシリコンヒューズの溶断部に形成される低融点金属の共晶物、低融点金属の含浸物、又は低融点金属のドープ物は他の部分に比べて融点が低いため、ポリシリコンよりも先に溶融する。その結果、ポリシリコンヒューズの溶断部を安定して溶断させることが可能となる。従って、ポリシリコンヒューズの溶断部位を制御可能とし、安定して溶断することができ、溶断部以外のジョイントでの溶断を防止し、なおかつ、書き込み不良を低減させたポリシリコンヒューズを実現することができる。
以下、本発明の各実施の形態を図1〜図8に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1(a)〜(c)は本発明の第1の実施形態のポリシリコンヒューズを示す。
(第1の実施形態)
図1(a)〜(c)は本発明の第1の実施形態のポリシリコンヒューズを示す。
図1(a)に示すように、半導体基板1に形成された分離絶縁膜2の上の一部には、ポリシリコン膜3が形成されている。図1(b)は図1(a)のA−A平面を示しており、ポリシリコン膜3の形状は、中央の溶断部4の幅が両端のジョイント部5よりも狭く形成されている。また、ポリシリコン膜3の周囲とポリシリコン膜3の上を覆うように絶縁膜6が形成されている。このポリシリコン膜3の上の絶縁膜6には、溶断部4の中央部において、ポリシリコン膜3が露出する窓部6aが形成されている。
さらに、溶断部4において、絶縁膜6の上から前記窓部6aを介してポリシリコン膜3に接して低融点金属層8が形成されている。
絶縁膜6と低融点金属層8の上には、層間絶縁膜12が形成されている。図1(c)は図1(a)のC−C断面を示している。各ジョイント部5においては、層間絶縁膜12と絶縁膜6を貫通してポリシリコン膜3に達する電極13が形成されており、電極13,13を介して溶断部4の両端に通電できるように構成されている。
絶縁膜6と低融点金属層8の上には、層間絶縁膜12が形成されている。図1(c)は図1(a)のC−C断面を示している。各ジョイント部5においては、層間絶縁膜12と絶縁膜6を貫通してポリシリコン膜3に達する電極13が形成されており、電極13,13を介して溶断部4の両端に通電できるように構成されている。
この構成によると、電圧印加の際の発熱で、溶断部4の上に接している低融点金属層8が最初に溶融し、溶断部4のポリシリコン膜3と共晶する。この共晶物はポリシリコンより融点が低いため各ジョイント部5のポリシリコン膜3よりも先に溶融する。その結果、溶断部4を安定して溶断させることができる。
このポリシリコンヒューズは、図2(a)〜(d)に示す方法で製造できる。
まず、図2(a)に示す工程では、分離絶縁膜2を有する半導体基板1の上に、ポリシリコン膜3を形成し、これを図1(a)に示したように溶断部4とその両端のジョイント部5の形状に加工する。
まず、図2(a)に示す工程では、分離絶縁膜2を有する半導体基板1の上に、ポリシリコン膜3を形成し、これを図1(a)に示したように溶断部4とその両端のジョイント部5の形状に加工する。
図2(b)に示す工程では、ポリシリコン膜3の上に絶縁膜6を形成して、溶断部4に窓部6aを形成する。
図2(c)に示す工程では、絶縁膜6の窓部6aに溶断部4に達する低融点金属層8を形成する。
図2(c)に示す工程では、絶縁膜6の窓部6aに溶断部4に達する低融点金属層8を形成する。
図2(d)に示す工程では、層間絶縁膜12、電極13を順次形成して、溶断部に低融点金属層8と接するポリシリコンヒューズを搭載した半導体基板1を得る。
この製造方法によると、特殊な工程なしで図1に示したポリシリコンヒューズを製造できる。
この製造方法によると、特殊な工程なしで図1に示したポリシリコンヒューズを製造できる。
(第2の実施形態)
図3(a)〜(c)は本発明の第2の実施形態のポリシリコンヒューズを示す。
図1に示した第1の実施形態のポリシリコンヒューズでは、溶断部4に接して設けられた低融点金属層8の厚さは、溶断部4のポリシリコン膜3の厚さよりも厚いものであったが、この第2の実施形態では、図3(a)と図3(c)に示すように、低融点金属層8の厚みV2は溶断部4の厚みV1より薄い。その他の構成は、第1の実施形態と同じである。
図3(a)〜(c)は本発明の第2の実施形態のポリシリコンヒューズを示す。
図1に示した第1の実施形態のポリシリコンヒューズでは、溶断部4に接して設けられた低融点金属層8の厚さは、溶断部4のポリシリコン膜3の厚さよりも厚いものであったが、この第2の実施形態では、図3(a)と図3(c)に示すように、低融点金属層8の厚みV2は溶断部4の厚みV1より薄い。その他の構成は、第1の実施形態と同じである。
このように、低融点金属層8の厚みを溶断部4の厚みより小さくすることにより、共晶に要するエネルギー、すなわち、書き込みに係わる消費電力(電圧、電流)を低減させることができる。
(第3の実施形態)
図4(a)〜(c)は本発明の第3の実施形態のポリシリコンヒューズを示す。
図1に示した(第1の実施形態)のポリシリコンヒューズでは、溶断部4の上の絶縁膜6にだけ窓部6aを形成し、低融点金属層8が溶断部4の幅内だけで、溶断部4のポリシリコンと接触していたが、この第3の実施形態では、図4(b)と図4(c)に示すように、低融点金属層8を溶断部4の中央で交差させて低融点金属層8と溶断部4の接触面積を増加させた点だけが第1の実施形態と異なり、その他の構成は第1の実施形態と同じである。
図4(a)〜(c)は本発明の第3の実施形態のポリシリコンヒューズを示す。
図1に示した(第1の実施形態)のポリシリコンヒューズでは、溶断部4の上の絶縁膜6にだけ窓部6aを形成し、低融点金属層8が溶断部4の幅内だけで、溶断部4のポリシリコンと接触していたが、この第3の実施形態では、図4(b)と図4(c)に示すように、低融点金属層8を溶断部4の中央で交差させて低融点金属層8と溶断部4の接触面積を増加させた点だけが第1の実施形態と異なり、その他の構成は第1の実施形態と同じである。
具体的には、溶断部4の上の絶縁膜6に窓部6aを形成するとともに、溶断部4の両側に溶断部4の側面が露出するように、絶縁膜6に窓部6b,6cを形成し、絶縁膜6の上と窓部6a,6b,6cに低融点金属層8を、低融点金属層8を溶断部4の中央で交差させて形成している。これによって、低融点金属層8が、溶断部4の上面だけでなく、溶断部4の両側面でも溶断部4のポリシリコンに接触ことによって、共晶に要するエネルギー、すなわち、書き込みに係わる消費電力(電圧、電流)を第1の実施形態よりも低減させることができる。
なお、絶縁膜6に窓部6aと窓部6bまたは6cを形成して、溶断部4の両側面のうちの一方の側面と低融点金属層8とが接触し、かつ溶断部4の上面と低融点金属層8とが接触するように構成することもできる。
(第4の実施形態)
図5(a)〜(d)は本発明の第4の実施形態におけるポリシリコンヒューズを示す。
図1に示した第1の実施形態のポリシリコンヒューズでは、溶断部4の上に低融点金属層8を設けていたが、この第4の実施形態では、図5(a)と図5(c)に示すように、ポリシリコン膜3の溶断部4の結晶粒界に、低融点金属との含浸物9を形成させる点が異なる。
図5(a)〜(d)は本発明の第4の実施形態におけるポリシリコンヒューズを示す。
図1に示した第1の実施形態のポリシリコンヒューズでは、溶断部4の上に低融点金属層8を設けていたが、この第4の実施形態では、図5(a)と図5(c)に示すように、ポリシリコン膜3の溶断部4の結晶粒界に、低融点金属との含浸物9を形成させる点が異なる。
なお、ここで、含浸物9とは、図5(d)に示す拡大図のように、ポリシリコン粒界14の間隙に低融点金属原子15を含み浸透させた物質を意味する。その他は第1の実施形態と同じである。
このように構成したため、電圧印加の際、この含浸物9はポリシリコンより融点が低いため、他のポリシリコンよりも先に溶融する。その結果、溶断部4を安定して溶断させることができる。
図6(a)〜(e)は図5に示した第4の実施形態のポリシリコンヒューズの製造工程を示す。
まず、図6(a)に示すように、半導体基板1に形成された分離絶縁膜2の上の一部には、ポリシリコン膜3が形成されている。図5(b)は図5(a)のA−A平面を示しており、ポリシリコン膜3の形状は、中央の溶断部4の幅が両端のジョイント部5よりも狭く形成されている。また、ポリシリコン膜3の周囲とポリシリコン膜3の上を覆うように絶縁膜6が形成されている。このポリシリコン膜3の上の絶縁膜6には、図6(b)に示すように、溶断部4の中央部において、ポリシリコン膜3が露出する窓部6aが形成されている。
まず、図6(a)に示すように、半導体基板1に形成された分離絶縁膜2の上の一部には、ポリシリコン膜3が形成されている。図5(b)は図5(a)のA−A平面を示しており、ポリシリコン膜3の形状は、中央の溶断部4の幅が両端のジョイント部5よりも狭く形成されている。また、ポリシリコン膜3の周囲とポリシリコン膜3の上を覆うように絶縁膜6が形成されている。このポリシリコン膜3の上の絶縁膜6には、図6(b)に示すように、溶断部4の中央部において、ポリシリコン膜3が露出する窓部6aが形成されている。
次に、図6(c)に示すように、窓部6aに低融点金属層8を形成する。そして、図6(d)に示すように、低融点金属の融点以上でかつシリコンの融点以下の温度の熱処理を施して、溶断部4の結晶粒界に低融点金属を含浸させた含浸物9を形成する。最後に、図6(e)に示すように、層間絶縁膜12、電極13を順次形成する。
この製造方法によると、特殊な工程なしで図5に示したポリシリコンヒューズを製造できる。
(第5の実施形態)
図7(a)〜(c)は本発明の第5の実施形態におけるポリシリコンヒューズを示す。
(第5の実施形態)
図7(a)〜(c)は本発明の第5の実施形態におけるポリシリコンヒューズを示す。
図5と図6に示した第4の実施形態のポリシリコンヒューズでは、絶縁膜6に形成された窓部6aから低融点金属を溶断部4に含浸させたが、図7のポリシリコンヒューズでは、絶縁膜6を有していない。
図8(a)〜(d)は図7に示した第5の実施形態のポリシリコンヒューズの製造工程を示す。
まず、図8(a)に示すように、半導体基板1に形成された分離絶縁膜2の上の一部には、ポリシリコン膜3が形成されている。図7(b)は図7(a)のA−A平面を示しており、ポリシリコン膜3の形状は、中央の溶断部4の幅が両端のジョイント部5よりも狭く形成されている。
まず、図8(a)に示すように、半導体基板1に形成された分離絶縁膜2の上の一部には、ポリシリコン膜3が形成されている。図7(b)は図7(a)のA−A平面を示しており、ポリシリコン膜3の形状は、中央の溶断部4の幅が両端のジョイント部5よりも狭く形成されている。
このポリシリコン膜3の上には、図8(b)に示すように、溶断部4に窓部7aを有するマスク材料7を形成し、イオン注入法またはプラズマドープ法を用いて低融点金属を溶断部4にドープし、その後、マスク材料7を除去して、図8(c)に示すように、溶断部に低融点金属のドープ物10を形成する。
最後に、図8(d)に示すように、層間絶縁膜12、電極13を順次形成して、溶断部4に低融点金属のドープ物10を有するポリシリコンヒューズを搭載した半導体基板1を得る。
この製造方法によると、特殊な工程なしで図7に示したポリシリコンヒューズを製造できる。
なお、上記の各実施の形態において、低融点金属としては、例えば、Al,Cu,Ag,Au等、ポリシリコンよりも融点の低い金属材料であればよく、何れの場合においても同等な効果が得られる。
なお、上記の各実施の形態において、低融点金属としては、例えば、Al,Cu,Ag,Au等、ポリシリコンよりも融点の低い金属材料であればよく、何れの場合においても同等な効果が得られる。
例えば、溶断部4に10%のAlを添加すると、他の部分と比べて溶断部の融点は50〜60℃程度低減されるので、溶断部4以外のジョイントでの溶断を防止し、溶断部4で安定して溶断することができる。
また、本発明はポリシリコンヒューズの形状を限定するものではない。さらに、ポリシリコンヒューズ形成前の基板の仕様と形成方法、配線方法、各種の膜厚、形成条件等を限定するものではないことは明白である。
本発明は、電圧印加により導体を溶断し高抵抗化することによって情報を記憶するポリシリコンヒューズの信頼性の向上に寄与できる。
1 半導体基板
2 分離絶縁膜
3 ポリシリコン膜
4 溶断部
5 ジョイント
6 絶縁膜
6a,6b,6c 窓部
7 マスク材料
8 低融点金属層
9 含浸物
10 ドープ物
12 層間絶縁膜
13 電極
14 ポリシリコン粒界
15 低融点金属原子
2 分離絶縁膜
3 ポリシリコン膜
4 溶断部
5 ジョイント
6 絶縁膜
6a,6b,6c 窓部
7 マスク材料
8 低融点金属層
9 含浸物
10 ドープ物
12 層間絶縁膜
13 電極
14 ポリシリコン粒界
15 低融点金属原子
Claims (9)
- 電圧印加によって溶断される溶断部と、前記溶断部の両端に接続されたジョイントとを備え、前記溶断部の上に低融点金属層を設けた
ポリシリコンヒューズ。 - 前記低融点金属層の厚みは前記溶断部の厚みより小さい
請求項1に記載のポリシリコンヒューズ。 - 前記低融点金属層は、前記溶断部の上面と前記溶断部の側面とで接している
請求項1に記載のポリシリコンヒューズ。 - ポリシリコン膜をヒューズ形状に加工する工程と、
絶縁膜を形成して前記ヒューズ形状の溶断部に窓部を形成する工程と、
開口した前記溶断部に低融点金属層を形成する工程と
を含むことを特徴とする
ポリシリコンヒューズの製造方法。 - 電圧印加によって溶断される溶断部と、前記溶断部の両端に接続されたジョイントとを備え、前記溶断部の結晶粒界に低融点金属を含浸させた
ポリシリコンヒューズ。 - 前記低融点金属層の形成の後に、前記低融点金属の融点以上でかつシリコンの融点以下の温度の熱処理を施す工程をさらに含む
請求項4に記載のポリシリコンヒューズの製造方法。 - 電圧印加によって溶断される溶断部と、前記溶断部の両端に接続されたジョイントとを備え、前記溶断部に低融点金属がドープされていることを特徴とする
ポリシリコンヒューズ。 - ポリシリコン膜をヒューズ形状に加工する工程と、
前記溶断部が開口するようにマスクを形成する工程と、
開口した前記溶断部に低融点金属をドープする工程と
を含む
ポリシリコンヒューズの製造方法。 - 前記低融点金属のドープにイオン注入法またはプラズマドープ法を用いる
請求項8に記載のポリシリコンヒューズの製造方法。
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JP2006169478A JP2008004571A (ja) | 2006-06-20 | 2006-06-20 | ポリシリコンヒューズ及びその製造方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008060564A (ja) * | 2006-08-17 | 2008-03-13 | Toshiba Corp | 異なる熱安定性の抵抗材料を有する電気ヒューズ |
US7973033B2 (en) | 2006-03-09 | 2011-07-05 | Eisai R&D Management Co., Ltd. | Multi-cyclic cinnamide derivatives |
-
2006
- 2006-06-20 JP JP2006169478A patent/JP2008004571A/ja active Pending
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JP2008060564A (ja) * | 2006-08-17 | 2008-03-13 | Toshiba Corp | 異なる熱安定性の抵抗材料を有する電気ヒューズ |
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