JP2008003702A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】意匠性に優れ、使い勝手のよい電子機器を提供する。
【解決手段】デジタルカメラ10の外装筐体上面、裏面、両側面及びグリップ部を可撓性を有するシート状のフレキシブルLCD50で被覆する。このフレキシブルLCDに所定の模様、色を表示させることにより、任意にデジタルカメラ10の外観を変えることができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は電子機器に係り、特にデジタルカメラや携帯電話機などのように外装面上にモニタ、操作ボタンを備えた電子機器に関する。
デジタルカメラや携帯電話機などの電子機器には、一般にモニタが備えられており、そのモニタに各種情報を表示できるようにしている。
しかしながら、これらの電子機器に設置されるモニタは、一般に外装面上に固定して設置されるため、機器の使用状況によっては、大変見づらくなるという問題があった。すなわち、たとえばデジタルカメラの場合、一般にカメラボディの背面にモニタが設置されるが、ウェストレベルで撮影する場合や手を高く挙げて撮影する場合などには、モニタを斜め上又は下から見るかたちとなり、大変見づらいものとなっていた。
そこで、特許文献1では、モニタを備えた電子機器において、モニタにフィルム状画像表示デバイスを用いることにより、本体内でモニタを移動できるようにすることが提案されている。
特開2003−78784号公報
しかしながら、特許文献1の電子機器では、モニタを動かせる位置が決まっているため、状況によっては最適な位置に設定できないという欠点がある。
また、ユーザによっては、状況に応じてモニタの大きさを変えたいという要望があるが、特許文献1の電子機器では、対応できないという欠点もある。
また、電子機器には、通常、各種操作ボタンが設置されるが、従来の電子機器は、上記モニタと同様に設置位置が変えられないため、ユーザによっては使い勝手が悪いという欠点があった。
さらに、従来の電子機器は、外観も一定であるため、各ユーザの好みに合わせられないという欠点もあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、意匠性に優れ、使い勝手のよい電子機器を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、前記目的を達成するために、外装筐体の表面を被覆する可撓シート状の表示手段と、前記表示手段の表示を制御する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする電子機器を提供する。
請求項1に係る発明によれば、外装筐体の表面が可撓シート状の表示手段で被覆される。これにより、たとえば、この表示手段に所望の画像、文字、線図、色等を表示させることにより、機器の外装の模様、色をユーザの好みに合わせて自由に変えることができる。また、所定の情報を表示させる場合であっても、ユーザの好みに合わせて表示位置を任意に変えることができる。
請求項2に係る発明は、前記目的を達成するために、前記表示制御手段は、前記表示手段に対してあらかじめ設定された所定領域をモニタ領域とし、該モニタ領域に所定の情報を表示することを特徴とする請求項1に記載の電子機器を提供する。
請求項2に係る発明によれば、外装筐体を被覆する表示手段の一部がモニタ領域として使用される。これにより、別途機器にモニタを設ける必要がなくなり、機器の構成を簡略化することができる。
請求項3に係る発明は、前記目的を達成するために、前記モニタ領域を設定するモニタ領域設定手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の電子機器を提供する。
請求項3に係る発明によれば、表示手段に設定するモニタ領域を任意の位置に設定することができる。これにより、ユーザの好みに合わせて見やすい位置にモニタを配置することができる。
請求項4に係る発明は、前記目的を達成するために、前記表示制御手段は、前記表示手段に対して前記モニタ領域以外の領域を模様領域とし、該模様領域に所定の模様又は色を表示することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の電子機器を提供する。
請求項4に係る発明によれば、表示装置におけるモニタ領域以外の領域が模様領域として構成され、所定の模様又は色が表示される。これにより、意匠性に優れた外観にすることができる。
請求項5に係る発明は、前記目的を達成するために、前記模様領域に表示する模様、色を設定する模様設定手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の電子機器を提供する。
請求項5に係る発明によれば、模様領域に表示する模様、色を任意に設定することができる。これにより、ユーザの好みに合わせて機器の外観の模様、色を設定することができる。
請求項6に係る発明は、前記目的を達成するために、前記表示手段に重ねて配置された可撓シート状のタッチパネルと、前記タッチパネルに対してあらかじめ設定された所定領域をボタン領域とし、該ボタン領域がタッチされることにより、所定の操作を指示する指示手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記ボタン領域に相当する前記表示手段の領域に所定の操作ボタンを表示することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一に記載の電子機器を提供する。
請求項6に係る発明によれば、表示手段に重ねて可撓シート状のタッチパネルが配置され、表示手段には、そのタッチパネルのボタン領域に相当する位置に操作ボタンが表示される。
請求項7に係る発明は、前記目的を達成するために、前記ボタン領域を設定するボタン領域設定手段を備えたことを特徴とする請求項6に記載の電子機器を提供する。
請求項7に係る発明によれば、ボタン領域を任意の位置に設定することができる。これにより、ユーザの好みに合わせて使いやすい位置にボタン領域を設定することができる。
請求項8に係る発明は、前記目的を達成するために、前記ボタン領域をタッチする際、実際に前記タッチパネルがタッチされた領域を検出するタッチ領域検出手段と、前記タッチ領域検出手段で検出された領域の情報に基づいて前記ボタン領域を最適化するボタン領域最適化手段と、を備えたことを特徴とする請求項6又は7に記載の電子機器を提供する。
請求項8に係る発明によれば、設定されているボタン領域と、実際にタッチされる領域との間にズレがある場合、実際にタッチされた領域の情報に基づいてボタン領域が最適化される。すなわち、ユーザにとってタッチしやすい位置に修正される。これにより、より使い勝手を向上させることができる。
請求項9に係る発明は、前記目的を達成するために、前記表示制御手段は、前記操作ボタンの機能説明を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項6〜8のいずれか一に記載の電子機器を提供する。
請求項9に係る発明によれば、操作ボタンの機能説明(たとえば、その操作ボタンをタッチすることにより、実行される機能の説明等)が、表示手段に表示される。これにより、操作に不慣れなユーザが使う場合や、初めて機器を使う場合であっても、簡単に機器を操作することができるようになる。
請求項10に係る発明は、前記目的を達成するために、前記表示制御手段は、現在使用可能な操作ボタンのみ前記表示手段に表示することを特徴とする請求項6〜9のいずれか一に記載の電子機器を提供する。
請求項10に係る発明によれば、ボタン領域が複数設定されている場合であっても、現在使用可能な操作ボタンのみが表示手段に表示される。これにより、操作が、より分かりやすくなり、使い勝手が向上する。
請求項11に係る発明は、前記目的を達成するために、前記表示制御手段は、現在使用可能な操作ボタンを誇張して表示することを特徴とする請求項6〜9のいずれか一に記載の電子機器を提供する。
請求項11に係る発明によれば、ボタン領域が複数設定されている場合であっても、現在使用可能な操作ボタンが表示手段に誇張(点滅、拡大、色変化等)して表示される。これにより、操作が、より分かりやすくなり、使い勝手が向上する。
請求項12に係る発明は、前記目的を達成するために、前記タッチパネルに対してあらかじめ設定された所定領域をセキュリティボタン領域とし、該セキュリティボタン領域がタッチされることにより、ユーザ認証を行うユーザ認証手段を備えたことを特徴とする請求項6〜11のいずれか一に記載の電子機器を提供する。
請求項12に係る発明によれば、タッチパネルに対してあらかじめ設定されたセキュリティボタン領域をタッチすることにより、ユーザ認証が行われる。これにより、高いセキュリティ性を確保することができる。
請求項13に係る発明は、前記目的を達成するために、前記タッチパネルに対してあらかじめ設定された所定領域をセキュリティボタン領域とし、該セキュリティボタン領域が所定の順番でタッチされることにより、ユーザ認証を行うユーザ認証手段を備えたことを特徴とする請求項6〜11のいずれか一に記載の電子機器を提供する。
請求項13に係る発明によれば、タッチパネルに対してあらかじめ設定されたセキュリティボタン領域を所定の順番でタッチすることにより、ユーザ認証が行われる。これにより、より高いセキュリティ性を確保することができる。
請求項14に係る発明は、前記目的を達成するために、前記電子機器がカメラであることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一に記載の電子機器を提供する。
請求項14によれば、カメラの外装筐体に可撓シート状の表示手段が被覆され、また、その表示手段に重ねてタッチパネルが配置される。
請求項15に係る発明は、前記目的を達成するために、前記表示制御手段は、前記表示手段に対してあらかじめ設定された所定領域をセルフタイマランプ領域としてセルフタイマランプを表示することを特徴とする請求項14に記載の電子機器を提供する。
請求項15に係る発明によれば、表示手段にセルフタイマランプが表示される。これにより、別途セルフタイマランプを設置する必要がなくなり、装置構成を簡略化することができる。
請求項16に係る発明は、前記目的を達成するために、前記セルフタイマランプ領域を設定するセルフタイマランプ領域設定手段を備えたことを特徴とする請求項15に記載の電子機器を提供する。
請求項16に係る発明によれば、セルフタイマランプ領域を任意の位置に設定することができる。これにより、ユーザの好みに合わせて見やすい位置にセルフタイマランプを表示させることができる。
請求項17に係る発明は、前記目的を達成するために、被写体距離を測定する被写体距離測定手段と、前記被写体距離測定手段で測定された被写体距離に応じて前記セルフタイマランプ領域を設定するセルフタイマランプ領域設定手段を備えたことを特徴とする請求項15に記載の電子機器を提供する。
請求項17に係る発明によれば、被写体距離に応じてセルフタイマランプ領域が変化する。すなわち、たとえば、被写体距離が長い場合(被写体が離れている場合)は、セルフタイマランプ領域を大きくし、被写体距離が短い場合(被写体が近い場合)は、セルフタイマランプ領域を小さくする。これにより、被写体が離れている場合であっても、セルフタイマランプを容易に視認することができ、使い勝手が向上する。
本発明に係る電子機器によれば、意匠性、使い勝手を向上させることができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る電子機器を実施するための最良の形態について説明する。
図1、図2は、それぞれ本発明が適用されたデジタルカメラの第1の実施の形態の外観構成を示す正面斜視図と背面斜視図である。
同図に示すように、本実施の形態のデジタルカメラ10は、いわゆるコンパクトタイプのデジタルカメラであって、その外装筐体12は、扁平な四角い箱状に形成されている。この外装筐体12の正面左端部には、円弧状のグリップ部14が突出して形成されており、また、右側面は円弧状に丸みを持たせて形成されている。
外装筐体12の正面には、図1に示すように、撮影レンズ16、ストロボ18、セルフタイマランプ20、AF補助光ランプ22等が設けられており、上面には、シャッタボタン24、電源ボタン26等が設けられている。
一方、外装筐体12の背面には、図2に示すように、モニタ28、ズームボタン30、再生ボタン32、ファンクションボタン34、十字ボタン36、MENU/OKボタン38、DISP/BACKボタン40等が設けられている。
そして、この外装筐体12の上面、背面、両側面及びグリップ部14は、可撓性を有するシート状(可撓シート状)の液晶ディスプレイ(以下、フレキシブルLCDと称する)50で被覆されている(図中斜線部)。
なお、図示されていないが、外装筐体12の底面には、三脚ネジ穴及び開閉自在なバッテリカバーが設けられており、バッテリカバーの内側には、バッテリを収納するためのバッテリ収納室及びメモリカードを装着するためのメモリカードスロットが設けられている。
撮影レンズ16は、外装筐体12の正面のほぼ中央位置に配置されている。この撮影レンズ16は、沈胴式のズームレンズで構成されており、デジタルカメラ10の電源をONすると、外装筐体12から繰り出される。
ストロボ18は、撮影レンズ16の上に配置されており、撮影時に必要に応じて発光される。
セルフタイマランプ20は、たとえばLEDで構成され、セルフタイマ撮影時に所定の態様で発光、点滅して撮影のタイミングを被写体に告知する。
AF補助光ランプ22は、たとえば高輝度LED構成され、AF時に必要に応じて発光される。
シャッタボタン24は、いわゆる「半押し」と「全押し」とからなる二段ストローク式のスイッチで構成されている。デジタルカメラ10は、このシャッタボタン24を半押しすると撮影準備、すなわち、AE(Automatic Exposure:自動露出)、AF(Auto Focus:自動合焦)、AWB(Automatic White Balance:自動ホワイトバランス)を行い、全押すると、画像の記録を行う。
電源ボタン26は、デジタルカメラ10の電源をON/OFFするのに用いられ、所定時間(たとえば、2秒)押下されることにより、デジタルカメラ10の電源がON/OFFされる。
モニタ28は、カラーLCDで構成されている。このモニタ28は、撮影済み画像を表示するための画像表示部として利用されるとともに、各種設定時にGUIとして利用される。また、撮影時には、撮像素子で捉えた画像がスルー表示されて、電子ファインダとして利用される。
ズームボタン30は、撮影レンズ16のズーム操作に用いられ、望遠側へのズームを指示するズームテレボタンと、広角側へのズームを指示するズームワイドボタンとで構成されている。
再生ボタン32は、再生モードへの切り替え指示に用いられる。すなわち、デジタルカメラ10は、撮影中、この再生ボタン32が押されると、再生モードに切り替えられる。また、電源OFFの状態でこの再生ボタン32が押されると、再生モードの状態でデジタルカメラ10が起動する。
ファンクションボタン34は、撮影及び再生機能の各種設定画面の呼び出しに用いられる。すなわち、撮影時に、このファンクションボタン34が押されると、モニタ28に画像サイズ(記録画素数)、感度等の設定画面が表示され、再生時に、このファンクションボタン4が押されると、モニタ28にプリント予約(DPOF)の設定画面が表示される。
十字ボタン36は、上下左右4方向に押圧操作可能に設けられており、各方向のボタンには、カメラの設定状態に応じた機能が割り当てられる。すなわち、たとえば、撮影時には、左ボタンにマクロ機能のON/OFFを切り替える機能が割り当てられ、右ボタンにストロボモードを切り替える機能が割り当てられる。また、上ボタンにモニタ28の明るさを替える機能が割り当てられ、下ボタンにセルフタイマのON/OFFを切り替える機能が割り当てられる。また、再生時には、左ボタンにコマ送りの機能が割り当てられ、右ボタンにコマ戻しの機能が割り当てられる。また、上ボタンにモニタ28の明るさを替える機能が割り当てられ、下ボタンに再生中の画像を削除する機能が割り当てられる。また、各種設定時には、モニタ28に表示されたカーソルを各ボタンの方向に移動させる機能が割り当てられる。
MENU/OKボタン38は、メニュー画面の呼び出し(MENU機能)に用いられるとともに、選択内容の確定、処理の実行指示等(OK機能)に用いられ、デジタルカメラ10の設定状態に応じて割り当てられる機能が切り替えられる。
DISP/BACKボタン40は、モニタ28の表示内容の切り替え指示(DISP機能)に用いられるとともに、入力操作のキャンセル等の指示(BACK機能)に用いられ、デジタルカメラ10の設定状態に応じて割り当てられる機能が切り替えられる。
外装筐体12の上面、背面、両側面及びグリップ部14を被覆するフレキシブルLCD50は、上記のように可撓性を有するシート状に形成されており、外装筐体12の表面に両面テープ、接着剤等によって貼り付けられている。
図3は、このフレキシブルLCD50の展開図である。同図に示すように、このフレキシブルLCD50は、外装筐体12の上面を覆う上面部50Aと、背面を覆う背面部50Bと、右側面を覆う右側面部50Cと、左側面及びグリップ部を覆う左側面部50Dとが、一枚のシートで一体的に形成されている。このフレキシブルLCD50の上面部50Aには、シャッタボタン24と電源ボタン26を通すための穴が、各ボタンに対応する位置に形成されており、また、背面部50Bには、モニタ28、ズームボタン30、再生ボタン32、ファンクションボタン34、十字ボタン36、DISP/BACKボタン40を通すための穴が、各ボタン及びモニタ28に対応する位置に形成されている。
なお、同図において、符号52は配線部であり、背面部50Bから下側に延びて形成されている。この配線部52は、可撓性を有するシート状のフレキシブルケーブルで構成されており、その先端部には接続端子54が取り付けられている。フレキシブルLCD50は、この接続端子54を介して外装筐体12の内部に配置されている基板と電気的に接続される。なお、図示していないが、外装筐体12の底面部には、この接続端子54を外装筐体12の内部に引き込むためのスリット状の穴が形成されている。フレキシブルLCD50は、このスリット状の穴に配線部52を通して接続端子54を外装筐体12の内部に引き込む。
図4は、デジタルカメラ10の電気的構成を示すブロック図である。同図に示すように、デジタルカメラ10は、CPU110、操作部(シャッタボタン24、電源ボタン26、モニタ28、ズームボタン30、再生ボタン32、ファンクションボタン34、十字ボタン36、MENU/OKボタン38、DISP/BACKボタン40等)112、ROM114、RAM116、EEPROM118、VRAM120、撮影光学系124、撮影光学系駆動制御部126、撮像素子128、タイミングジェネレータ130、アナログ信号処理部132、A/Dコンバータ134、画像入力コントローラ136、画像信号処理部138、圧縮伸張処理部140、メディアコントローラ144、メモリカード146、モニタ表示制御部148、フレキシブルLCD表示制御部150、AE/AWB検出部152、AF検出部154、ストロボ制御部156、セルフタイマランプ制御部158、AF補助光ランプ制御部160等で構成されている。
CPU110は、デジタルカメラ10の全体の動作を統括制御する制御手段として機能するとともに、各種の演算処理を行う演算手段として機能し、操作部112からの入力に基づき所定の制御プログラムに従ってデジタルカメラ10の各部を制御する。
ROM114には、このCPU110が実行する制御プログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されており、EEPROM118には、ユーザ設定情報等の各種設定情報等が格納されている。
RAM116は、CPU110の作業用領域として利用されるとともに、画像データの一時記憶領域として利用され、VRAM120は、表示用の画像データ専用の一時記憶領域として利用される。
撮影光学系124は、撮影レンズ16、絞り、シャッタを含み、モータ等のアクチュエータで構成される撮影光学系駆動部124Aに駆動されて動作する。
撮影光学系駆動制御部126は、CPU110からの指令に応じて撮影光学系駆動部124Aの駆動を制御し、撮影レンズ16、絞り、シャッタの動作を制御する。
撮像素子128は、たとえば所定のカラーフィルタ配列のカラーCCDで構成されている。この撮像素子128には、CPU110によって制御されるタイミングジェネレータ(TG)130が接続されており、このTG130から入力されるタイミング信号(クロックパルス)により、電子シャッタのシャッタ速度が決定される。
アナログ信号処理部132は、撮像素子128から出力された画像信号に対して相関二重サンプリング処理(撮像素子の出力信号に含まれるノイズ(特に熱雑音)等を軽減することを目的として、撮像素子の1画素毎の出力信号に含まれるフィードスルー成分レベルと画素信号成分レベルとの差をとることにより正確な画素データを得る処理)を行い、増幅して出力する。
A/Dコンバータ134は、アナログ信号処理部132から出力されたR、G、Bのアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換する。
画像入力コントローラ136は、所定容量のラインバッファを内蔵しており、CPU110からの指令に従い、A/Dコンバータ134から出力された1画像分の画像信号を蓄積して、RAM116に格納する。
画像信号処理部138は、同時化回路(単板CCDのカラーフィルタ配列に伴う色信号の空間的なズレを補間して色信号を同時式に変換する処理回路)、ホワイトバランス補正回路、ガンマ補正回路、輪郭補正回路、輝度・色差信号生成回路等を含み、CPU110からの指令に従い、入力された画像信号に所要の信号処理を施し、輝度データ(Yデータ)と色差データ(Cr,Cbデータ)とからなる画像データ(YUVデータ)を生成する。
圧縮伸張処理部140は、CPU110からの指令に従い、入力された画像データに所定形式の圧縮処理を施し、圧縮画像データを生成する。また、CPU110からの指令に従い、入力された圧縮画像データに所定形式の伸張処理を施し、非圧縮の画像データを生成する。
メディアコントローラ144は、CPU110からの指令に従い、メディアスロットに装填されたメモリカード146に対してデータの読み/書きを制御する。
モニタ表示制御部148は、CPU110からの指令に従い、モニタ28への表示を制御する。すなわち、CPU110からの指令に従い、モニタ28に所定の画像、情報が表示されるように制御する。
フレキシブルLCD表示制御部150は、CPU110からの指令に従い、フレキシブルLCD50への表示を制御する。すなわち、CPU110からの指令に従い、フレキシブルLCD50に所定の画像、情報が表示されるように制御する。
AE/AWB検出回路152は、CPU110からの指令に従い、入力された画像信号からAE制御及びAWB制御に必要な物理量を算出する。たとえば、AE制御に必要な物理量として、1画面を複数のエリア(たとえば16×16)に分割し、分割したエリアごとにR、G、Bの画像信号の積算値を算出する。CPU110は、このAE/AWB検出回路152から得た積算値に基づいて被写体の明るさ(被写体輝度)を検出して、撮影に適した露出値(撮影EV値)を算出し、算出した撮影EV値と所定のプログラム線図から絞り値とシャッタースピードを決定する。また、AWB制御に必要な物理量として、1画面を複数のエリア(例えば、16×16)に分割し、分割したエリアごとにR、G、Bの画像信号の色別の平均積算値を算出する。CPU110は、得られたRの積算値、Bの積算値、Gの積算値から分割エリアごとにR/G及びB/Gの比を求め、求めたR/G、B/Gの値のR/G、B/Gの色空間における分布等に基づいて光源種判別を行う。そして、判別された光源種に適したホワイトバランス調整値に従って、たとえば各比の値がおよそ1(つまり、1画面においてRGBの積算比率がR:G:B≒1:1:1)になるように、ホワイトバランス調整回路のR、G、B信号に対するゲイン値(ホワイトバランス補正値)を決定する。
AF検出回路154は、CPU110からの指令に従い、入力された画像信号からAF制御に必要な物理量を算出する。本実施の形態のデジタルカメラ10では、画像のコントラストによりAF制御を行うものとし、AF検出回路154は、入力された画像信号から画像の鮮鋭度を示す焦点評価値を算出する。CPU110は、このAF検出回路154で算出される焦点評価値が極大となるように、撮影光学系駆動制御部126を介して撮影光学系駆動部124Aの駆動を制御し、フォーカスレンズの移動を制御する。
ストロボ制御部156は、CPU110からの指令に従ってストロボ16の発光を制御する。
セルフタイマランプ制御部158は、CPU110からの指令に従ってセルフタイマランプ20の発光を制御する。すなわち、セルフタイマ撮影時に所定のパターンでセルフタイマランプ20を点灯、点滅させて、被写体に撮影のタイミングを告知する。
AF補助光ランプ制御部160は、CPU110からの指令に従ってAF補助光ランプ22の発光を制御する。すなわち、CPU110は、AF時に被写体が暗いと判断すると、あるいは、被写体のコントラストが低いと判断すると、AF補助光ランプ制御部160を介してAF補助光ランプ22を発光させ、被写体にAF補助光を照射させてAF制御を実行する。
以上のように構成された本実施の形態のデジタルカメラ10の作用は次のとおりである。
まず、撮影時における本実施の形態のデジタルカメラ10の動作について説明する。
電源ボタン26が押下されると、デジタルカメラ10は、撮影モードの下で起動する。
まず、撮影光学系駆動制御部126を介して撮影光学系駆動部124Aが駆動され、撮影レンズ16が所定位置まで繰り出される。
撮影レンズ16が所定位置まで繰り出されると、撮像素子128によってスルー画像用の撮影が開始され、モニタ28にスルー画像が表示される。すなわち、撮像素子128で連続的に画像が撮像され、その画像信号が連続的に処理されて、スルー画像用の画像データが生成される。生成された画像データは、VRAM120を介して順次モニタ表示制御部148に加えられ、表示用の信号形式に変換されてモニタ28に出力される。これにより、撮像素子128で捉えた画像がモニタ28にスルー表示される。撮影者は、このモニタ28に表示されたスルー画像を見て構図を決定し、シャッタボタン24を半押しする。
シャッタボタン24が半押しされると、CPU110にS1ON信号が入力される。CPU110は、このS1ON信号に応動して、撮影準備処理、すなわち、AE、AF、AWBの各処理を実行する。
まず、撮像素子128から出力された画像信号をアナログ信号処理部132、A/Dコンバータ134、画像入力コントローラ136を介してRAM116に取り込み、AE/AWB検出部152及びAF検出部154に加える。
AE/AWB検出部152は、入力された画像信号からAE制御及びAWB制御に必要な物理量を算出し、CPU110に出力する。CPU110は、このAE/AWB検出部152からの出力に基づき、絞り値とシャッタースピードを決定するとともに、ホワイトバランス補正値を決定する。
また、AF検出部154は、入力された画像信号からAF制御に必要な物理量を算出し、CPU110に出力する。CPU110は、このAF検出部154からの出力に基づき撮影光学系駆動制御部126を介して撮影光学系駆動部124Aの駆動を制御し、フォーカスレンズの移動を制御して、撮影レンズ16のピントを主要被写体に合わせる。
撮影者は、モニタ28に表示されるスルー画像を確認し、撮影レンズ16のピント状態等を確認して撮影を実行する。すなわち、シャッタボタン24を全押しする。
シャッタボタン24が全押しされると、CPU110にS2ON信号が入力される。CPU110は、このS2ON信号に応動して、撮影、記録処理を実行する。
まず、上記のAE処理で求めた絞り値、シャッタースピードで撮像素子128を露光し、記録用の画像信号の取り込みを行う。
撮像素子128から出力された一コマ分の画像信号は、アナログ信号処理部132、A/Dコンバータ134を介して画像入力コントローラ136に取り込まれ、RAM116に格納される。RAM116に格納された画像信号は、CPU110の制御の下、画像信号処理部138に加えられる。画像信号処理部138は、入力された画像信号に所定の信号処理を施して、輝度データと色差データとからなる画像データ(YUVデータ)を生成する。
画像信号処理部138で生成された画像データは、一旦RAM116に格納されたのち、圧縮伸張処理部140に加えられる。圧縮伸張処理部140は、入力された画像データに対して所定の圧縮処理を施し、圧縮画像データを生成する。
圧縮された画像データは、RAM116に格納され、所定フォーマットの静止画像ファイル(たとえば、Exif)として、メディアコントローラ144を介してメモリカード146に記録される。
以上が撮影時における本実施の形態のデジタルカメラ10の動作である。
次に、再生時における本実施の形態のデジタルカメラ10の動作について説明する。
再生ボタン32が押下されると、デジタルカメラ10は、再生モードに移行する(電源OFFの場合は、再生モードの下で起動する)。
まず、CPU110は、メディアコントローラ144を介してメモリカード146に最後に記録された画像ファイルの圧縮画像データを読み出す。
メモリカード146から読み出された圧縮画像データは、圧縮伸張処理部140に加えられ、非圧縮の画像データとされたのちVRAM120に加えられる。そして、VRAM120からモニタ表示制御部148を介してモニタ28に出力される。これにより、メモリカード146に記録されている画像がモニタ28に再生表示される。
画像のコマ送りは、十字ボタン36の左右のキー操作で行なわれ、右キーが操作されると、次の画像ファイルがメモリカード146から読み出され、モニタ28に再生表示される。また、十字ボタン36の左キーが操作されると、一つ前の画像ファイルがメモリカード146から読み出され、モニタ28に再生表示される。
このように、本実施の形態のデジタルカメラ10は、通常のデジタルカメラと同様に画像を撮影する機能、及び、撮影した画像を再生する機能を備えている。
このようなデジタルカメラとしての基本機能に加えて本実施の形態のデジタルカメラ10は、外観をカスタマイズする機能を備えている。
以下、このデジタルカメラ10の外観をカスタマイズする機能について説明する。
上述したように、本実施の形態のデジタルカメラ10は、外装筐体12の表面にフレキシブルLCD50が配されている。したがって、このフレキシブルLCD50に所定の模様、色を表示させることにより、デジタルカメラ10の外観を変えることができる。
本実施の形態のデジタルカメラ10では、このフレキシブルLCD50の表示をユーザの好みに合わせて任意に変えられるように構成されている。たとえば、図5(a)に示すように、フレキシブルLCD50に市松模様の図柄を表示させたり、図5(b)に示すように、水玉模様の図柄を表示させたり、図5(c)に示すように、所定の画像を表示させたりすることができるように構成されている。
このフレキシブルLCD50に表示する模様、色の設定は、たとえば、メニュー画面で行われる。すなわち、図6に示すように、セットアップメニューの一つとして、模様の設定メニューが用意されており、この模様の設定メニューを選択することにより、フレキシブルLCD50に表示する模様、色を設定できるようにされている。
なお、図6に示す例では、背景色と前景色と模様、ユーザ画像を設定できるようにしている。背景色は、模様の背景となる色を示しており、前景色は、背景の上に表される模様の色を示している。したがって、たとえば、背景色に白、前景色に黒、模様に市松を選択した場合、白黒の市松模様がフレキシブルLCD50に表示される。また、たとえば、模様を選択せず、背景色のみを選択した場合(この場合、前景色の選択は不可)には、その選択した色のみがフレキシブルLCD50に表示される。
ROM114には、このフレキシブルLCD50に表示する背景色、前景色、模様のデータが記録されており、CPU110は、選択して設定された情報に基づいて該当するデータを読み出し、フレキシブルLCD表示制御部150を介してフレキシブルLCD50に所定の模様、色を表示させる。
なお、背景色、前景色、模様のデータは、任意に追加、変更できるようにしてもよいし、また、ユーザが用意したデータ等を利用できるようにしてもよい。
ユーザ画像は、メモリカードに記録されている画像であり、このユーザ画像が選択されると、メモリカードに記録されている画像がフレキシブルLCD50に表示される。この場合、背景色、前景色、模様の選択は不可となる。
ユーザ画像の表示態様としては、ユーザが選択した一枚の画像をフレキシブルLCD50の全域に表示させてもよいし、縮小して並べて表示させるようにしてもよい。また、選択した一枚の画像を縮小して特定の領域に表示させるようにしてもよいし、選択した複数の画像又はメモリカードに記録されている全ての画像を並べて表示させるようにしてもよい。
フレキシブルLCD50に表示させる画像の選択は、たとえば、メモリカードに記録されている画像をモニタ28又はフレキシブルLCD50に順に表示(コマ送り/戻しの指示で順に表示)させて選択する。
このように、本実施の形態のデジタルカメラ10によれば、外装筐体12の表面に配されたフレキシブルLCD50の表示を変えることにより、ユーザの好みに合わせて外観をカスタマイズすることができる。これにより、デジタルカメラ10の意匠性を向上させることができる。
なお、上記はフレキシブルLCD50の表示態様の一例であり、この他にも種々の表示態様を採用することができる。
また、上記の例では、フレキシブルLCD50に静止した模様、色、画像を表示するようにしているが、表示する模様、色、画像を径時的に変化させるようにしてもよい。すなわち、一定時間おきに模様、色を切り替えて表示するようにしてもよい。また、ユーザ画像を表示する場合は、一定時間おきに画像を切り替えて表示するようにしてもよい(いわゆるスライドショー表示)。
また、ユーザが撮影した動画をフレキシブルLCD50に表示させるようにしてもよいし、また、あらかじめ用意したアニメーション画像をフレキシブルLCD50に表示させるようにしてもよい。
なお、上記実施の形態のデジタルカメラ10では、モニタ28とフレキシブルLCD50とが別体で設けられているが、フレキシブルLCD50にモニタ28の機能を持たせてもよい。すなわち、図7に示すように、外装筐体12の背面からモニタ28を省くとともに、そのモニタ28が設けられていたフレキシブルLCD50の領域をモニタ領域28Aとし、このモニタ領域28Aにモニタ28の機能をそのまま実現させるようにしてもよい(この場合、モニタ領域以外の領域は模様領域として、上記同様にユーザの好みに合わせた模様、色を表示させる)。
これにより、モニタ28を別途設ける必要がなくなり、装置構成を簡略化することができる。
なお、この場合、モニタ領域28Aを任意の位置に任意の大きさで設定できるようにすることが好ましい。
また、モニタ領域を任意の数で設定できるようにすることが好ましい。たとえば、図8に示すように、背面部50Bに第1のモニタ領域28Aを設定するとともに、上面部50Aに第2のモニタ領域28Aを設定する。
なお、このようにモニタ領域を複数設定する場合、各モニタ領域に同じ情報を表示してもよいし、異なる情報を表示してもよい。たとえば、図8に示す例の場合、背面部50Bの第1のモニタ領域28Aと上面部50Aの第2のモニタ領域28Aに同じ情報を表示してもよいし、また、背面部50Bの第1のモニタ領域28Aには、画像(たとえば、スルー画像、撮影済み画像等)を表示し、上面部50Aの第2のモニタ領域28Aには、撮影情報(たとえば、シャッタ速度、絞り値、感度、電池残量、撮影可能枚数、露出補正値、撮影モード、測光方式、ストロボモード、マクロモード等を表す文字、記号情報)を表示してもよい。
なお、モニタ領域を複数設定した場合において、各モニタ領域に異なる情報を表示する場合は、各モニタ領域に表示する情報をユーザが任意に設定できるようにすることが好ましい。また、表示内容を相互に切り替えられるようにすることが好ましい。すなわち、たとえば、図8に示す例の場合、背面部50Bの第1のモニタ領域28Aに表示している情報と、上面部50Aの第2のモニタ領域28Aに表示している情報をユーザの切替指示に応じて切り替えられるようにする(背面部50Bの第1のモニタ領域28Aに画像情報、上面部50Aの第2のモニタ領域28Aに撮影情報を表示している場合、ユーザの切替指示に応じて背面部50Bの第1のモニタ領域28Aに撮影情報、上面部50Aの第2のモニタ領域28Aに画像情報を表示する)。これにより、たとえば撮影時や視聴時の姿勢が変わった場合であっても状況に応じて表示内容を切り替えることができ、容易に撮影、視聴ができるようになる。
なお、モニタ領域の設定は、たとえば、所定のアスペクト比を有する枠をフレキシブルLCD50上に表示させ、その枠を移動させて設置位置を設定するとともに、その枠を拡大/縮小させて大きさを設定する。移動の指示は、たとえば十字ボタン36を利用し、拡大/縮小の指示は、たとえばズームボタン30を利用する。この他、後述するように、フレキシブルLCD50の上にタッチパネルを配設した場合には、タッチパネルでモニタ領域の位置、大きさを指定するようにしてもよい。また、設定可能なモニタ領域の候補をあらかじめ複数用意しておき、その中からユーザが選択するようにしてもよい。
図9、図10は、それぞれ本発明が適用されたデジタルカメラの第2の実施の形態の外観構成を示す正面斜視図と背面斜視図である。なお、上記第1の実施の形態のデジタルカメラ10と同じ構成要素には、同じ符号を付している。
本実施の形態のデジタルカメラ200は、外装筐体210の表面に操作ボタン、モニタがなく、外装筐体210の上面、背面、両側面及びグリップ部の全域がフレキシブルLCD212で覆われている点で上述した第1の実施の形態のデジタルカメラ10と相違している。
一方、操作ボタンがない代わりに、本実施の形態のデジタルカメラ200では、図11に示すように、フレキシブルLCD212の上に可撓性を有するシート状(可撓シート状)のタッチパネル214が重ねて配置されており、このタッチパネル214を利用して、各種情報の入力ができるようにされている。
このタッチパネル214は、フレキシブルLCD212と同じ形状で形成されており、フレキシブルLCD212の全面を覆うようにして取り付けられている。
なお、フレキシブルLCD212は、上記第1の実施の形態のデジタルカメラ10のフレキシブルLCD50と同様にデジタルカメラ200の外装筐体210の上面を覆う上面部212Aと、背面を覆う背面部212Bと、右側面を覆う右側面部212Cと、左側面及びグリップ部を覆う左側面部212Dとが、一枚のシートで一体的に形成されている(図3参照)。ただし、本実施の形態のデジタルカメラ10には、操作ボタン及びモニタが設けられていないので、これら操作ボタン、モニタを通すための穴は設けられていない。
図12は、本実施の形態のデジタルカメラ200の電気的構成を示すブロック図である。なお、上記実施の形態のデジタルカメラ100と同じ構成要素には同じ符号を付している。
タッチパネル214、及び、そのタッチパネル214の入力情報を検出してCPU110に出力するタッチパネル制御部216が設けられている点で上述した第1の実施の形態のデジタルカメラ10と相違している。
タッチパネル214及びタッチパネル制御部216は、操作部として機能し、CPU110は、タッチパネル214からタッチパネル制御部216を介して入力される情報に基づいて所定の制御プログラムに従ってデジタルカメラの各部を制御する。
なお、本実施の形態のデジタルカメラ200は、モニタがないことから、モニタ及びモニタ制御部は備えられていない。
以上のように構成された本実施の形態のデジタルカメラ200の作用は次のとおりである。
上記のように、本実施の形態のデジタルカメラ200では、操作ボタンが備えられていないことから、タッチパネル214が、各情報の入力手段として機能する。
ここで、タッチパネル214は、あらかじめ規定の領域がボタン領域として定められており、各ボタン領域にそれぞれ対応する機能が割り当てられている。
なお、本例では、第1の実施の形態のデジタルカメラ10に配された各操作ボタンに対応する位置に各操作ボタンの機能を有するボタン領域が、各操作ボタンと同じ形状で設定されているものとする。すなわち、図9及び図10に破線で示すように、上述した第1の実施の形態のデジタルカメラ10におけるシャッタボタン24の位置に当該シャッタボタン24の機能を有するシャッタボタン領域24Aが設定されており、電源ボタン26の位置に当該電源ボタン26の機能を有する電源ボタン領域26Aが設定されている。同様にズームボタン30の位置にズームボタン30の機能を有するズームボタン領域30A、再生ボタン32の位置に再生ボタン32の機能を有する再生ボタン領域32A、ファンクションボタン34の位置にファンクションボタン34の機能を有するファンクションボタン領域34A、十字ボタン36の位置に十字ボタン36の機能を有する十字ボタン領域36A、MENU/OKボタン38の位置にMENU/OKボタン38の機能を有するMENU/OKボタン領域38A、DISP/BACKボタン40の位置にDISP/BACKボタン40の機能を有するDISP/BACKボタン領域40Aが設定されている。
そして、そのタッチパネル214の下に配設されたフレキシブルLCD212には、そのタッチパネル214に設定された各ボタン領域に対応する領域に操作ボタンが表示される。ここでは、操作ボタンの表示態様として、各ボタン領域の周囲を縁取る枠が表示され、その枠内が所定の色で表示されるものとする(図13、図14参照)。
また、上記のように、本実施の形態のデジタルカメラ200はモニタを持たないことから、フレキシブルLCD212がモニタの機能を兼用する。すなわち、フレキシブルLCD212の所定領域がモニタ領域として設定され、そのモニタ領域が、いわゆるモニタとして機能する。
なお、本例では、図10に破線で示すように、上述した第1の実施の形態のデジタルカメラ10におけるモニタ28の設置位置に同じ大きさ、同じアスペクト比でモニタ領域28Aが設定されている。設定されたモニタ領域28Aは、他の領域、すなわち模様領域と区別するため、その外周に枠が表示される。
なお、模様領域には、上記第1の実施の形態のデジタルカメラ10と同様に所定の模様、色が表示される。
図13、図14は、それぞれボタン領域、モニタ領域、模様領域に所定の表示が行われたデジタルカメラ200の外観構成を示す正面斜視図と背面斜視図である。
同図に示すように、デジタルカメラ200の外観を成すフレキシブルLCD212にモニタ表示、ボタン表示及び模様表示が行われる。
ユーザは、このようなデジタルカメラ200に対してフレキシブルLCD212に表示された操作ボタンをタッチして操作を行う。たとえば、電源を投入する場合は、電源ボタン領域26Aをタッチして電源を投入し、撮影するときは、シャッタボタン領域24Aをタッチして撮影指示を与える。
なお、シャッタボタンに関しては、半押しと全押しの機能があるので、たとえば、タッチすると半押しを指示し、タッチした指を離すと全押しを指示するように構成する。あるいは、タッチすると半押しを指示し、そのままタッチした指をスライドさせると全押しを指示するように構成する。あるいは、一度タッチされると半押しを指示し、連続して二度タッチされると全押しを指示するように構成する。この他、半押し用のシャッタボタン領域と、全押し用のシャッタボタン領域とを個別に設けてもよい。また、押圧力を検出可能なタッチパネルを採用した場合には、その押圧力の強さに応じて、半押しと全押しを指示するようにしてもよい(たとえば、弱く押すと半押し、強く押すと全押し)。
このように本実施の形態のデジタルカメラ200によれば、外装筐体210を被覆するフレキシブルLCD212にモニタの機能を兼用させるとともに、そのフレキシブルLCD212の上に配置されたタッチパネル214に操作ボタンの機能を持たせたので、別途モニタと操作ボタンを設ける必要がなくなり、構成を簡略化することができる。
また、モニタ領域及びボタン領域以外の模様領域には、所定の模様、色を表示できるので、意匠性にも優れたデジタルカメラとすることができる。
なお、上記実施の形態のデジタルカメラ200では、ボタン領域及びモニタ領域は、あらかじめ位置、大きさ、形状が設定されているが、タッチパネル214はフレキシブルLCD212の全域に配置されているので、ユーザが任意の位置に任意の大きさ、形状で設定できるようにすることが好ましい。
たとえば、図15に示すように、各ボタン領域を拡大/縮小できるようにするともに、ユーザの好みに合わせてレイアウトを変えられるようにする。なお、同図の例では、各ボタン領域を拡大するとともに、再生ボタン32Aを外装筐体210の上面部に移動している。
また、たとえば、図16に示すように、左利きのユーザの場合には、左利きユーザが使いやすいように、ボタン領域及びモニタ領域のレイアウトを左右入れ換えて設定する。
なお、このように設定したボタン領域及びモニタ領域のレイアウトは、EEPROM118等に記録しておき、必要に応じて呼び出せるようにしておくことが好ましい。
また、ユーザごとにレイアウトを設定でき、保存できるようにしておくことが好ましい。これにより、一台のデジタルカメラを複数人で使用する場合であって、各自に合ったレイアウトで撮影操作を行うことができるようになる。
なお、ボタン領域の設定、変更は、たとえば、各機能のボタンごとに所定の形状の枠をフレキシブルLCD212上に表示させ、その枠を移動させて設置位置を設定するとともに、その枠を拡大/縮小させて大きさを設定する。モニタ領域の設定も同様に所定のアスペクト比を有する枠をフレキシブルLCD212上に表示させ、その枠を移動させて設置位置を設定するとともに、その枠を拡大/縮小させて大きさを設定する。ここで、枠の設置位置の指示は、たとえば、枠を設置したい位置をタッチして行い、大きさの指示は、拡大/縮小を指示するボタンをフレキシブルLCD212に表示し、タッチパネル214を利用して指示するように構成する。この他、設定可能なボタン領域、モニタ領域の候補をあらかじめ複数用意しておき、その中からユーザが選択して設定するようにしてもよい。
なお、ボタン領域の形状、模様、色もユーザの好みに合わせて変更できるようにすることが好ましい。この場合、選択可能なボタン領域の形状(円形、楕円形、四角等)、その表面に表す模様、色をあらかじめ複数パターン用意しておき、その中からユーザが選択できるように構成する。
また、設定した各ボタン領域に割り当てる機能もユーザが任意に設定できるようにすることが好ましい。この場合、各ボタン領域に同じ機能を重複して割り当てられるようにすることが好ましい。たとえば、外装筐体210の上面左右両端にボタン領域を設定し、双方のボタン領域をシャッタボタン領域として、シャッタボタンの機能を割り当てるようにする。
また、上記実施の形態のデジタルカメラ200では、設定した各ボタン領域が常にフレキシブルLCD212にボタン表示されるようにしているが、現在操作可能なボタン領域のみボタン表示させるようにしてもよい。すなわち、たとえば、電源OFF時には、電源ボタン領域26Aのみが有効に機能しうるので、図17に示すように、電源ボタン領域26Aの電源ボタンのみをボタン表示する。また、たとえば、画像再生時や各種設定時には、シャッタボタン領域は不要なので、シャッタボタン領域のボタン表示を非表示とする。
このように、現在操作可能なボタン領域のみ操作ボタンをフレキシブルLCD212に表示させることにより、操作方法が明確になり、この種の操作に慣れていないユーザが操作する場合であっても、簡単に操作することができるようになる。
なお、電源をOFFした場合には、模様領域も非表示としてもよいし、また、表示したままとしてもよい。
また、上記のように、現在操作可能なボタン領域の操作ボタンのみを表示させるのではなく、現在操作可能なボタン領域の操作ボタンを誇張して表示させるようにしてもよい。この場合、次に予測される操作、あるいは、次に必要とされる操作のボタン領域の操作ボタンのみを誇張させて表示することが好ましい。たとえば、電源を投入した後は、撮影モードの設定が予測されるので、図18(a)に示すように、撮影モードの設定に必要な十字ボタン領域36Aのボタン表示のみを誇張表示する。そして、撮影モードの設定が終了した場合は、次に、フレーミングの調整操作が予測されるので、図18(b)に示すように、フレーミングの調整に必要なズームボタン領域30Aのボタン表示のみ誇張表示する。そして、フレーミングの調整が終了した場合は、次に、撮影実行の指示が予測されるので、図18(c)に示すように、シャッタボタン領域24Aのボタン表示のみを誇張表示する。
これにより、上記同様、操作方法が明確になり、この種の操作に慣れていないユーザが操作する場合であっても、簡単に操作することができるようになる。
なお、誇張表示の方法としては、他のボタン領域の操作ボタンの表示と色を変える、点滅させる、大きさを変えるなどの方法を採ることができる。すなわち、他のボタン領域と操作ボタンの表示態様と明確に区別しうる態様で表示する。
また、誇張表示と同時にフレキシブルLCD212の余白領域(模様領域中の所定領域)に、その操作ボタンの機能説明、操作説明を表示するようにしてもよい。これにより、より操作方法が明確になり、使い勝手が向上する。
なお、現在操作可能なボタン領域の操作ボタンのみ表示させた上で、これらのボタン領域の操作ボタンを誇張して表示させるようにしてもよい。
この他、現在操作可能なボタン領域がタッチされると、そのボタン領域のボタン表示がONになるようにしてもよい。これにより、真に必要とされるボタン領域のみがボタン表示され、さらに使い勝手が向上する。なお、この場合、ユーザの要求に応じてボタン表示をON/OFFできるようにすることが好ましい。すなわち、一旦表示させた場合であっても、ユーザの要求に応じて非表示にできるようにすることが好ましい。
また、フレキシブルLCD212に表示させた各操作ボタンの機能説明を余白領域に表示させるようにしてもよい。たとえば、図19に示すように、再生モードにおいて、十字ボタンの右ボタンにコマ送り、左ボタンにコマ戻し、ズームボタンに拡大/縮小の機能が割り当てられている場合、各ボタンの近傍にその機能の説明を表示する。これにより、初めて使うユーザであっても簡単に操作することができるようになる。
なお、機能説明の表示は、主要な操作ボタンの機能説明のみを表示させてもよいし、次に予測される、あるいは、次に必要とされる機能の操作ボタンの機能説明のみを表示させるようにしてもよい。
また、この種の機能説明の表示は、必要に応じてON/OFFできるようにすることが好ましい。すなわち、ユーザの要求に応じて表示/非表示を選択できるようにすることが好ましい。これにより、不必要な表示を防止でき、フレキシブルLCD212の表示が煩雑になるのを防止することができる。
また、フレキシブルLCD212の余白領域に操作手順の説明を表示させるようにしてもよい。たとえば、撮影手順を表示する場合において、電源ON→撮影モードの設定→フレーミング→撮影実行という手順で撮影が行われると仮定する。この場合、まず、電源が投入されると、図20(a)に示すように、モードの設定を促すメッセージ(たとえば、「モードを選択して下さい。再生モード→再生ボタン 撮影モード→MENU/OKボタン」)が模様領域の所定位置(ここでは、モニタ領域28Aの下部)に表示される。併せて、そのモードの設定操作に必要な再生ボタンとMENU/OKボタンとが誇張表示される。そして、撮影モードの設定が終了すると、図20(b)に示すように、フレーミングの調整を促すメッセージ(たとえば、「フレーミングを調整して下さい。」)が模様領域の所定位置に表示され、併せて、そのフレーミング調整の操作に必要なズームボタンが誇張表示される。そして、フレーミングの調整が終了すると、図20(c)に示すように、撮影実行の指示を促すメッセージ(たとえば、「撮影して下さい。」)が模様領域の所定位置に表示され、併せて、その撮影実行指示の操作に必要なシャッタボタンが誇張表示される。
このように操作手順を表示することにより、カメラの操作に慣れていないユーザであっても、簡単にカメラを操作することができるようになり、使い勝手がより向上する。
なお、このような操作手順は、あらかじめ複数パターンを登録しておき、必要に応じてユーザが呼び出せるようにすることが好ましい。たとえば、同じ撮影操作であっても、ただ単に撮影するのと、各種撮影効果を狙って撮影するのとでは、操作方法が異なるので、撮影目的等に応じて複数パターンの操作手順を登録しておき(たとえば、EEPROM118等に記録しておく)、必要に応じてユーザが呼び出せるようにする。
図21は、この種の操作手順の表示手順の一例を示すフローチャートである。
同図に示すように、電源が投入されると(ステップS10)、まず、最初の操作手順として、モードの設定を促すメッセージ(たとえば、「モードを選択して下さい。再生モード→再生ボタン 撮影モード→MENU/OKボタン」)を模様領域の所定位置に表示する(ステップS11)(図20(a)参照)。ユーザは、このメッセージに基づいてタッチパネル214を操作し、モードの設定を行う。
CPU110は、タッチパネル214からの入力に基づいて撮影モードに設定されたか否か判定する(ステップS12)。そして、撮影モードに設定されたと判定すると、次の操作手順として、フレーミングの調整を促すメッセージ(たとえば、「フレーミングを調整して下さい。」)を模様領域の所定位置に表示する(ステップS13)(図20(b)参照)。ユーザは、このメッセージに基づいてタッチパネルを操作し、フレーミングの調整を行う。
一方、再生モードに設定された場合は、再生モードの所定の操作手順を模様領域の所定位置に表示する。ここでは、再生モードでの操作手順の表示例の説明は省略する。
撮影モードに設定され、フレーミングの調整を促すメッセージを模様領域の所定位置に表示すると、CPU110は、タッチパネル214からの入力に基づいてズーム操作の有無を判定する(ステップS14)。そして、ズーム操作されたと判定すると、次の撮影手順として、撮影実行を促すメッセージ(たとえば、「撮影して下さい。」)を模様領域の所定位置に表示する(ステップS15)(図20(c)参照)。ユーザは、このメッセージに基づいてタッチパネルを操作し、撮影実行を指示する。すなわち、シャッタボタン領域26Aをタッチして、撮影を行う。
CPU110は、タッチパネル214からの入力に基づいて撮影実行指示の有無を判定する(ステップS17)。
なお、ステップ14において、ズーム操作されないと判定した場合も、CPU110は、タッチパネル214からの入力に基づいて撮影実行指示の有無を判定する(ステップS16)。すなわち、シャッタボタン領域26Aがタッチされたか否かを判定する。そして、撮影実行の指示がないと判定すると、ステップS14に戻り、ズーム操作の有無を判定する。
ステップS16及びステップS17において、撮影実行の指示ありと判定すると、CPU110は、撮影処理を実行し(ステップS18)、その撮影により得られた画像をフレキシブルLCD212のモニタ領域28Aにプレビュー表示する(ステップS19)。そして、その撮影画像をメモリカードに記録する(ステップS20)。
このような操作手順のフローをあらかじめ複数パターン用意しておき、EEPROM118等に記録しておく。そして、必要に応じて表示できるようにしておく。なお、上記の例は、撮影モードでの操作手順の表示例であるが、再生モードでの操作手順も同様に複数パターン用意し、必要に応じて表示できるようにしておく。
なお、図20に示す例では、モニタ領域28Aの下部に操作手順の説明(メッセージ)を表示しているが、操作手順の説明の表示位置は、この位置に限定されるものではない。たとえば、その操作に必要な操作ボタンの近傍に表示するようにしてもよいし、また、その操作に必要な操作ボタンの表示面と同じ面の余白領域に表示するようにしてもよい。たとえば、撮影実行の指示の説明は、図22に示すように、シャッタボタンが表示されている面、すなわち、外装筐体210の上面に表示する。
また、図20及び図22に示す例では、操作に必要な操作ボタンを誇張表示しているが、誇張表示させずに、あるいは、誇張表示と同時に、その操作ボタンの位置を矢印で示すようにしてもよい。これにより、その操作ボタンの位置がより明確になり、操作手順がより明確になる。
なお、このような操作手順の表示とともに、各操作ボタンの機能説明を表示するようにしてもよい。また、現在操作可能なボタン領域のみをボタン表示させるようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態のデジタルカメラ200では、外装筐体210の広域にわたってフレキシブルLCD212及びタッチパネル214が配設されているので、モニタ位置及び各種操作ボタンの位置をユーザの好みに合わせて自由にカスタマイズしたり、外装面上に直接操作説明や機能説明を表示させたり、外装の模様を変えたりでき、きわめて操作性、意匠性に優れたカメラにすることができる。
この他、外装筐体210の広域にわたってフレキシブルLCD212及びタッチパネル214が配設されている利点を利用して、次のような構成にすることもできる。すなわち、本実施の形態のデジタルカメラ200では、操作ボタンの位置を任意に変えられることから、設定されているボタン領域の位置と頻繁にタッチされる位置との間にズレが生じている場合に頻繁にタッチされる位置にボタン領域を最適化する。たとえば、図23(a)に示すように、外装筐体210の上面にシャッタボタン領域24Aと電源ボタン領域26Aが設定されている場合において、斜線部が頻繁にタッチされている場合、同図(b)に示すように、頻繁にタッチされている位置にシャッタボタン領域24Aと電源ボタン領域26Aを変更する。
ここで、頻繁にタッチされている位置の検出は、たとえば、次のように行う。CPU110は、各操作ボタンが操作されるたびにタッチパネル制御部216を介して各操作ボタンの実際のタッチ位置(たとえば、タッチされた領域の重心位置)を検出し、EEPROM118に記録する。タッチ位置が規定回数検出されると、CPU110は、過去に検出された各タッチ位置の平均位置を算出し、これを頻繁にタッチされる位置とする。
図24は、ボタン領域の配列の最適化の手順を示すフローチャートである。
まず、電源が投入されると(ステップS30)、CPU110は、操作ボタンの操作の有無を検出する(ステップS31)。そして、操作ボタンが操作されたと判定すると、その操作ボタンの実際のタッチ位置を検出し(ステップS32)、検出したタッチ位置の情報をEEPROM118に記録する(ステップS33)。
タッチ位置の情報をEEPROM118に記録すると、CPU110は、その操作ボタンに対するタッチ位置の検出が規定回数行われたか否か判定する(ステップS34)。
規定回数行われたと判定すると、当該操作ボタンの最適化を行うかを問うメッセージをフレキシブルLCD212に表示する(ステップS35)。このメッセージの表示位置は、モニタ領域に表示してもよいし、また、余白領域に表示するようにしてもよい。
ユーザは、このメッセージに応じて最適化の要否を入力する(ステップS36)。最適化の要否の入力は、たとえば、MENU/OKボタンとDISP/BACKボタンにより行い、最適化を実行する場合はMENU/OKボタン、実行しない場合はDISP/BACKボタンのボタン領域をタッチする。
ここで、最適化を実行する場合は、実際のタッチ位置の情報に基づいて頻繁にタッチされる位置を算出する(ステップS37)。そして、算出した位置に当該操作ボタンの位置を補正して表示するとともに、その位置に変更するか否かを問い合わせるメッセージをフレキシブルLCD212に表示する(ステップS38)。
ユーザは、このメッセージに応じてボタン位置変更の要否を入力する。変更の要否の入力は、たとえば、MENU/OKボタンとDISP/BACKボタンにより行い、変更する場合はMENU/OKボタン、変更しない場合はDISP/BACKボタンのボタン領域をタッチする。
CPU110は、タッチパネル214からの入力に基づいてボタン位置変更の要否を判定し(ステップS39)、変更すると判定すると、上記算出した新たな位置に当該操作ボタンのボタン領域を設定する(ステップS40)。
このように、実際にタッチされている位置にボタン領域を最適化することにより、さらに使い勝手を向上させることができる。
なお、検出したタッチ位置の情報は、所定回数の検出が完了する都度クリアし、新たに蓄積することが好ましい。これにより、常に最新のタッチ位置の情報に基づいて各ボタン領域の最適化を行うことができる。
また、上記の例では、実際の操作過程でボタン領域の配列を最適化しているが、ボタン領域を最適化する専用のモードを用意し、このモードの下でボタン領域を最適化するようにしてもよい。
図25は、専用のモードでボタン領域の配列を最適化する場合の手順を示すフローチャートである。
まず、CPU110は、ボタン領域の配列を最適化するモード(最適化モード)の選択の有無を判定する(ステップS50)。
ここで、最適化モードの選択は、たとえば、メニュー画面で行うものとし、このメニュー画面で最適化モードが選択されたと判定すると、CPU110は、ボタン領域の配列の最適化の処理を開始する。
まず、現在設定されている各ボタン領域の操作ボタンをフレキシブルLCD212に表示する(ステップS51)。そして、各操作ボタンについて、順番に所定回数タッチさせる(ステップS52)。CPU110は、各操作ボタンごとに実際にタッチされた位置を検出し、EEPROM118に記録する。
なお、この操作は、所定のガイド表示とともに行われるものとする。すなわち、たとえば、タッチする対象となる操作ボタンの表示を誇張して表示するとともに、その操作ボタンをタッチする旨のメッセージをフレキシブルLCD212に表示する。ユーザは、このガイド表示に従って各操作ボタンを順に所定回数タッチする。
各操作ボタンについて所定回数タッチされると、CPU110は、各操作ボタンごとに検出されたタッチ位置の情報に基づいて各操作ボタンを最適化する(ステップS53)。すなわち、各操作ボタンごとのタッチ位置の検出情報に基づいて各操作ボタンごとに頻繁にタッチされる位置を算出し、その位置にボタン領域の位置を変更する。
そして、その最適化したボタン領域の操作ボタンをフレキシブルLCD212に表示し、ボタン領域を変更するか否かを問い合わせるメッセージをフレキシブルLCD212に表示する(ステップS54)。ユーザは、この表示を見てボタン位置変更の要否を入力する。変更の要否の入力は、たとえば、MENU/OKボタンとDISP/BACKボタンにより行い、変更する場合はMENU/OKボタン、変更しない場合はDISP/BACKボタンのボタン領域をタッチする。
CPU110は、タッチパネル214からの入力に基づいてボタン位置変更の要否を判定し(ステップS55)、変更すると判定すると、上記算出した新たな位置に当該操作ボタンのボタン領域を設定する(ステップS56)。
このように、専用のモードの下でボタン領域の配列の最適化を行うようにしてもよい。
また、上記専用のモードに設定した上で撮影、再生等の操作中に最適化に必要な情報を取得するようにしてもよい。すなわち、図24に示す例では、操作中常に各操作ボタンのタッチ位置の検出を行うようにしているが、所定の最適化モードに設定されている場合にのみタッチ位置の検出を行い、最適化の処理を行うようにする。
図26は、所定の最適化モードの下で操作中にボタン領域の配列を最適化する場合の手順を示すフローチャートである。
CPU110は、最適化モードの設定の有無を判定する(ステップS60)。ここで、最適化モードの設定は、たとえば、メニュー画面で行うものとし、このメニュー画面で最適化モードが設定されたと判定すると、CPU110は、通常の操作による処理と平行して、ボタン領域の配列の最適化の処理を開始する。
まず、操作ボタンの操作の有無を検出する(ステップS61)。そして、操作ボタンが操作されたと判定すると、その操作ボタンの実際のタッチ位置を検出し(ステップS62)、検出したタッチ位置の情報をEEPROM118に記録する(ステップS63)。
タッチ位置の情報をEEPROM118に記録すると、CPU110は、その操作ボタンに対するタッチ位置の検出が規定回数行われたか否か判定する(ステップS64)。そして、規定回数行われたと判定すると、当該操作ボタンの最適化を行うかを問うメッセージをフレキシブルLCD212に表示する(ステップS65)。このメッセージの表示位置は、モニタ領域に表示してもよいし、また、余白領域に表示するようにしてもよい。
ユーザは、このメッセージに応じて最適化の要否を入力する(ステップS66)。最適化の要否の入力は、たとえば、MENU/OKボタンとDISP/BACKボタンにより行い、最適化を実行する場合はMENU/OKボタン、実行しない場合はDISP/BACKボタンのボタン領域をタッチする。
ここで、最適化を実行する場合は、実際のタッチ位置の情報に基づいて頻繁にタッチされる位置を算出する(ステップS67)。そして、算出した位置に当該操作ボタンの位置を補正して表示するとともに、その位置に変更するか否かを問い合わせるメッセージをフレキシブルLCD212に表示する(ステップS68)。
ユーザは、このメッセージに応じてボタン位置変更の要否を入力する。変更の要否の入力は、たとえば、MENU/OKボタンとDISP/BACKボタンにより行い、変更する場合はMENU/OKボタン、変更しない場合はDISP/BACKボタンのボタン領域をタッチする。
CPU110は、タッチパネル214からの入力に基づいてボタン位置変更の要否を判定し(ステップS69)、変更すると判定すると、上記算出した新たな位置に当該操作ボタンのボタン領域を設定する(ステップS70)。
このように各操作ボタンについて通常の操作過程で最適化に必要なタッチ位置の情報を取得し、個別にボタン領域の最適化を行う。
CPU110は、全ての操作ボタンについて最適化の処理が完了したか否かを判定し(ステップS71)、全ての操作ボタンの最適化が完了したと判定すると、処理を終了する。
このように、通常の操作過程のタッチ位置の情報に基づいてボタン領域を最適化することにより、より最適な位置にボタン領域を設定することができる。
なお、上記例では、操作ボタンの位置の最適化を行う場合を例に説明したが、ボタンの大きさについても実際のタッチ位置の情報に基づいて最適化することが好ましい。すなわち、実際にタッチしている領域の大きさが、設定されているボタン領域の大きさよりも大きい場合、又は、小さい場合、実際にタッチしている領域に併せて設定されているボタン領域の大きさを拡大/縮小する。これにより、無駄に操作ボタンが表示されるのを防止でき、表示が煩雑になるのを防止することができる。なお、このようなボタンの大きさを最適化する場合も、上記位置の最適化の手法と同様に、実際にタッチされている領域の情報を取得し、その取得した情報に基づいて大きさを最適化する。
この他、各操作ボタンの表示色を最適化できるようにしてもよい。すなわち、カメラを使用する人や環境などによって、操作ボタンの表示の見え方が異なる場合があるので、操作ボタンの表示色を変えて、ユーザにとって見やすい色に最適化できるようにする。これにより、さらに使い勝手が向上する。
以上のように、本実施の形態のデジタルカメラ210では、外装筐体210の広域にわたってフレキシブルLCD212及びタッチパネル214が配設されていること、及び、それにより操作ボタンの配置を任意に設定できることを利用して、操作ボタンの配列を最適化することができる。
この他、本実施の形態のデジタルカメラ210では、外装筐体210の広域にわたってフレキシブルLCD212及びタッチパネル214が配設されていること、及び、それにより操作ボタンの配置を任意に設定できることを利用して、カメラに高いセキュリティシステムを付与することもできる。
次に、このフレキシブルLCD212及びタッチパネル214を利用したデジタルカメラのセキュリティシステムについて説明する。
上記のように、タッチパネル214は、任意の位置をボタン領域に設定できる。この設定されたボタン領域は、フレキシブルLCD212にボタン表示させることにより認識することができるが、フレキシブルLCD212にボタン表示させなければ、どの位置に設定されているかは認識することができない。
そこで、タッチパネル214の所定領域にセキュリティ用のボタン領域(セキュリティボタン領域)を設定し、電源投入後、このセキュリティボタン領域がタッチされると、セキュリティロックを解除し、使用可能になるように構成する。すなわち、セキュリティボタン領域をフレキシブルLCD212にボタン表示させなければ、所有者以外のユーザは、どの位置にセキュリティボタン領域が設定されているか分からないので、このセキュリティボタン領域がタッチされることをもってユーザ認証を行い、不正な使用を排除することとする。
なお、セキュリティボタン領域は、工場出荷時に所定位置に設定したものを使用してもよいが、よりセキュリティ性を高めるため、ユーザが任意の設定できるようにすることが好ましい。
また、セキュリティボタン領域を複数し、その全てがタッチされると、ユーザ認証が行われるようにしてもよい。これにより更にセキュリティ性を向上させることができる。
また、複数のセキュリティボタン領域を設定した場合には、そのタッチ順序も規定することにより、更にセキュリティ性を向上させることができる。たとえば、図27に示すように、セキュリティボタン領域(斜線部)を7カ所設定した場合、各セキュリティボタン領域のタッチ順序を規定し、EEPROM118等に記録する。CPU110は、電源投入後、設定された順序でセキュリティボタン領域がタッチされたか否かを検出し、ユーザ認証を行う。これにより、更にセキュリティ性を向上させることができる。
なお、タッチ順序を規定する場合、同じセキュリティボタン領域を重複して規定することもできる。たとえば、図27に示した例の場合、1→2→3→4→5→6→7→7→6の順でタッチ順序を規定するようにしてもよい。
同様に一カ所のみセキュリティボタン領域を設定した場合には、そのセキュリティボタン領域のタッチ回数を規定し、規定された回数タッチされたか否かを検出してユーザ認証を行うようにしてもよい。
なお、上記のようにセキュリティボタン領域を複数設定し、そのタッチ順次も規定した場合は、フレキシブルLCD212にセキュリティボタン領域をボタン表示させるようにしてもよい。
また、ユーザごとにセキュリティ設定ができるようにしてもよい。たとえば、図28に示すように、ユーザが三人いる場合、ユーザごとにセキュリティボタン領域、及び、そのタッチ順序を規定し、ユーザ認証を行うようにする。
なお、ユーザごとに各種設定を行うことができるカメラの場合は、このユーザ認証に連動して、そのユーザに対応した設定に切り替えることが好ましい。すなわち、ユーザごとにボタン領域、モニタ領域、模様領域等の設定ができるカメラの場合には、ユーザ認証を受けたユーザの設定に自動に切り替えるようにする。
図29は、ユーザ認証に連動してデジタルカメラの設定を切り替える場合の処理の手順を示すフローチャートである。
電源が投入されると(ステップS80)、CPU110は、ユーザ認証の処理を行う(ステップS81)。すなわち、まず、セキュリティボタン領域をタッチする旨のメッセージを表示する。ユーザは、このメッセージに応じて自らが設定したセキュリティ領域を所定の順序でタッチする。そして、CPU110は、タッチパネル214からの入力に基づいてユーザ認証を行う。
このユーザ認証処理の結果、規定のユーザが認証できたか否かを判定し(ステップS82)、認証できたと判断すると、認証したユーザの設定情報を所定の記録領域から読み出す(ステップS83)。たとえば、その設定情報が、EEPROM118に記録されている場合には、EEPROM118から読み出す。
そして、読み出した設定情報に基づいてセットアップ処理を実行する(ステップS84)。すなわち、たとえば、フレキシブルLCD212に表示する模様領域、モニタ領域、ボタン領域がユーザごとに設定されている場合には、そのユーザが設定した態様に設定する。
このようにユーザ認証に連動してユーザ設定の切り替えを行うことにより、面倒なセットアップ処理をしないで済み、使い勝手が向上する。
なお、ユーザの切り替えは、次の方法によっても行うことができる。すなわち、各ユーザにIDを発行し、セキュリティボタン領域のタッチによるユーザの認証後、IDの入力を求めてユーザを判別する。
この場合、IDは、ユーザが設定したものを使用してもよいし、デジタルカメラ側で自動発行したもの、あるいは、あらかじめ設定されたものを使用してもよい。
また、IDの入力は、たとえば、フレキシブルLCD212にテンキー等を表示し、タッチパネル214をタッチして入力する。
また、ID入力の前に行うユーザ認証については、各ユーザで共通の設定を使用してもよいし、各ユーザ固有の設定のものを使用してもよい。
なお、上記の例では、電源投入時にユーザ認証を行ってセキュリティロックを解除するようにしているが、一定時間何も操作しない場合には、再度自動的にセキュリティロックがかかるように構成してもよい。
なお、上記実施の形態のデジタルカメラでは、フレキシブルLCDをカメラの外装、モニタ、ボタン表示にのみ利用しているが、フレキシブルLCDの利用態様は、これに限定されるものではない。たとえば、所定の発光領域を設定し、ランプとして使用するようにしてもよい。
図30は、フレキシブルLCDの一部をセルフタイマランプとして使用した時のデジタルカメラの正面斜視図である。同図に示すように、本例では、グリップ部14の上端部近傍に発光領域20Aを形成し、当該発光領域20Aを所定の色で発光させてセルフタイマランプとして使用している。
なお、このような発光領域を形成する場合もユーザが任意にその位置、大きさ、色、輝度等を設定できるようにすることが好ましい。
また、セルフタイマランプとして使用する場合には、図31に示すように、被写体距離に応じて自動的に発光領域20Aを拡大/縮小させてもよい。同様に被写体距離に応じて自動的に発光領域20Aの輝度を変えてもよい。これにより、被写体がカメラから離れていても、容易にセルフタイマランプを認識できるようになる。
なお、被写体距離の情報は、たとえば、AF制御の結果を利用する。すなわち、合焦時のレンズ位置から被写体距離を求めることができるので、この情報を利用して発光領域20Aを拡大/縮小させる。測距センサを備えている場合には、その検出結果を利用して、発光領域20Aを拡大/縮小させる。
図32は、被写体距離に応じて発光領域を変化させる場合の処理の手順を示すフローチャートである。
まず、CPU110は、セルフタイマ撮影モードに設定されたか否かを判定する(ステップS90)。そして、セルフタイマ撮影モードに設定されたと判定すると、以下のセルフタイマ撮影の処理を実行する。
ここで、セルフタイマ撮影モードの設定は、たとえば、メニュー画面で行うものとし、メニュー画面でセルフタイマ撮影の項目が選択されると、CPU110は、セルフタイマ撮影モードに設定されたと判定する。
セルフタイマ撮影モードに設定されると、CPU110は、シャッタボタンの半押しの有無を判定する(ステップS91)。そして、シャッタボタンが半押しされたと判定すると、撮影準備の処理を実行する(ステップS92)。すなわち、AE、AF、AWBの各処理を実行する。そして、その撮影準備の処理の過程で得られたAF情報に基づいて被写体距離を算出し、算出した被写体距離の情報に基づいて発光領域を設定する(ステップS93)。たとえば、被写体距離に関連付けて発光領域が設定されたテーブルを参照して設定する。ROM114には、このテーブルが格納されているものとし、CPU110は、このROM114に格納されたテーブルを参照して、発光領域を設定する。
発光領域が設定されると、CPU110は、シャッタボタンの全押しの有無を判定し(ステップS94)、シャッタボタンが全押しされたと判定すると、設定された発光領域を所定の態様で発光させて、撮影のタイミングを被写体に告知する(ステップS95)。そして、所定時間の経過後に撮影を実行し(ステップS96)、得られた画像をメモリカードに記録する(ステップS97)。
上記の例では、被写体距離に応じて発光領域を設定しているが、発光領域は変えずに発光輝度を変えてもよいし、また、発光領域と発光輝度の双方を変えてもよい。
また、上記のように、フレキシブルLCD212の所定領域を発光させる場合において、設定した発光領域が、デジタルカメラを把持する手等によって塞がれる場合には、図33に示すように、その塞がれる領域をタッチパネル214で検出し、発光を停止するようにしてもよい。
図34は、塞がれている領域を検出して発光領域を設定する場合の処理の手順を示すフローチャートである。
まず、上記同様、CPU110は、セルフタイマ撮影モードに設定されたか否かを判定する(ステップS100)。そして、セルフタイマ撮影モードに設定されたと判定すると、シャッタボタンの半押しの有無を判定する(ステップS101)。そして、シャッタボタンが半押しされたと判定すると、撮影準備の処理を実行する(ステップS102)。
撮影準備の終了後(あるいは、撮影準備と平行して)、CPU110は、あらかじめ設定された発光領域について、手等で覆われている領域(隠蔽領域)を検出する(ステップS103)。すなわち、あらかじめ設定された発光領域について、タッチパネル214からの情報に基づき、手等が触れられている領域を検出する。
そして、その検出結果に基づいて発光領域を設定する(ステップS104)。すなわち、隠蔽領域が検出された場合は、図33(b)に示すように、その隠蔽領域を回避するように発光領域を修正し、隠蔽領域が検出されなかった場合は、図33(a)に示すように、あらかじめ設定された発光領域をそのまま使用する。
このようにして発光領域の設定が行われると、CPU110は、シャッタボタンの全押しの有無を判定する(ステップS105)す。そして、シャッタボタンが全押しされたと判定すると、設定された発光領域を所定の態様で発光させて、撮影のタイミングを被写体に告知する(ステップS106)。そして、所定時間の経過後に撮影を実行し(ステップS107)、得られた画像をメモリカードに記録する(ステップS108)。
このように、隠蔽領域を回避して発光領域を設定することにより、無駄に発光されるのを防止することができる。
なお、上記の例では、フレキシブルLCDの一部をセルフタイマランプとして使用する場合を例に説明したが、この他、ファインダランプや警告ランプ等としても使用することができる。
また、フレキシブルLCDに十分な発光輝度が確保できれば、ストロボやAF補助光ランプとして使用することもできる。
なお、上記一連の実施の形態では、本発明をデジタルカメラに適用した場合を例に説明したが、本発明の適用は、これに限定されるものではない。他の電子機器にも同様に適用できる。特に、本実施の形態のデジタルカメラのように携帯して使用する電子機器、たとえば、携帯電話機やPDA、携帯音楽プレイヤー、ノートPC等に適用することができる。
また、上記実施の形態では、フレキシブルLCD(タッチパネルを含む)を外装筐体の上面、背面、両側面に配設しているが、フレキシブルLCDの配設位置は、これに限定されるものではない。本発明を適用する電子機器の外装筐体の形状等に応じて適宜配設位置を設定することができる。したがって、外装筐体の全面に配設してもよいし、一面のみに配設してもよい。
ただし、意匠性、操作性等を考慮すると、外装筐体の少なくとも二面以上にフレキシブルLCD(タッチパネルを含む)を配設することが好ましい。
なお、操作性を優先した場合には、主となる操作ボタンが配置される面にフレキシブルLCDを配置することが好ましく、意匠性を優先した場合には、外観の主となる面にフレキシブルLCDを配設することが好ましい。
デジタルカメラの場合、主となる操作ボタンが、主として外装筐体の上面及び背面に配設されるので、図35(a)に斜線で示すように、少なくとも外装筐体の上面及び背面にフレキシブルLCD及びタッチパネルを配置することが好ましい。
また、デジタルカメラの場合、外装筐体の前面及び背面が、他の面に比して面積が大きくなるので、図35(b)に斜線で示すように、少なくとも外装筐体の前面及び背面にフレキシブルLCDを配置することが好ましい。なお、より好ましくは、図35(c)に斜線で示すように、両側面を含めてフレキシブルLCDを配置し、更に好ましくは、図35(d)に斜線で示すように、全面又は底面を除く全面にフレキシブルLCDを配置する。
また、上記実施の形態では、外装筐体の表面を被覆する表示手段として、フレキシブルLCDを用いているが、可撓性を有するシート状の表示手段であれば、他の表示手段を用いてもよい。たとえば、可撓シート状の電子ペーパや有機ELパネル等を用いることもできる。
同様にタッチパネルも可撓性を有するシート状のものであれば、感圧式、静電式、赤外線感知式等のいずれの方式のタッチパネルを用いてもよい。
また、上記実施の形態では、タッチパネルの操作方式について、ボタン領域をタッチする態様についてのみ説明したが、タッチパネルの操作方式は、これに限定されるものではない。たとえば、スライド式のボタンやスライド式のスイッチの機能を実現するために、タッチした指をスライドさせて操作する態様や、操作ダイヤルの機能を実現するために、タッチした指を回転させて操作する態様なども採用することができる。
また、上記実施の形態では、各面に配置するフレキシブルLCDを一体で形成しているが、各面について個別に用意してもよい。
本発明が適用されたデジタルカメラの第1の実施の形態の外観構成を示す正面斜視図 本発明が適用されたデジタルカメラの第1の実施の形態の外観構成を示す背面斜視図 フレキシブルLCDの展開図 第1の実施の形態のデジタルカメラの電気的構成を示すブロック図 フレキシブルLCDに表示する模様の例を示す図 フレキシブルLCDに表示する模様、色の設定方法の説明図 本発明が適用されたデジタルカメラの他の実施の形態の外観構成を示す背面斜視図 本発明が適用されたデジタルカメラの他の実施の形態の外観構成を示す背面斜視図 本発明が適用されたデジタルカメラの第2の実施の形態の外観構成を示す正面斜視図 本発明が適用されたデジタルカメラの第2の実施の形態の外観構成を示す背面斜視図 フレキシブルLCDとタッチパネルの概略構成を示す断面図 第2の実施の形態のデジタルカメラの電気的構成を示すブロック図 本発明が適用されたデジタルカメラの第2の実施の形態の外観構成を示す正面斜視図(ボタン表示時) 本発明が適用されたデジタルカメラの第2の実施の形態の外観構成を示す背面斜視図(ボタン表示時) フレキシブルLCDの表示レイアウトの変更例を示す図 フレキシブルLCDの表示レイアウトの変更例を示す図 フレキシブルLCDの表示レイアウトの変更例を示す図 フレキシブルLCDの他の表示例を示す図 機能説明の表示例を示す図 操作手順の表示例を示す図 操作手順の表示手順の一例を示すフローチャート 操作手順の他の表示例を示す図 ボタン領域の配列の最適化の例を示す図 ボタン領域の配列の最適化の手順を示すフローチャート 最適化モードでボタン領域の配列を最適化する場合の手順を示すフローチャート 操作中にボタン領域の配列を最適化する場合の手順を示すフローチャート セキュリティ領域の設定例を示す図 ユーザごとにセキュリティ領域を設定する場合の説明図 ユーザ認証に連動してデジタルカメラの設定を切り替える場合の処理の手順を示すフローチャート フレキシブルLCDの一部をセルフタイマランプとして使用した時のデジタルカメラの正面斜視図 被写体距離に応じて自動的に発光領域を拡大/縮小させる場合の表示例を示す図 被写体距離に応じて発光領域を変化させる場合の処理の手順を示すフローチャート 手等で塞がれている領域に応じて発光領域を変化させる場合の表示例を示す図 手等で塞がれている領域を検出して発光領域を設定する場合の処理の手順を示すフローチャート フレキシブルLCDの他の配置例を示す図
符号の説明
10…デジタルカメラ、12…外装筐体、14…グリップ部、16…撮影レンズ、18…ストロボ、20…セルフタイマランプ、20A…発光領域、22…AF補助光ランプ、28…モニタ、28A…モニタ領域、28A…第1のモニタ領域、28A…第2のモニタ領域、30…ズームボタン、30A…ズームボタン領域、32…再生ボタン、32A…再生ボタン領域、34…ファンクションボタン、34A…ファンクションボタン領域、36…十字ボタン、36A…十字ボタン領域、38…MENU/OKボタン、38A…MENU/OKボタン領域、40…DISP/BACKボタン、40A…DISP/BACKボタン領域、50…フレキシブルLCD、110…CPU、112…操作部、114…ROM、116…RAM、118…EEPROM、120…VRAM、124…撮影光学系、126…撮影光学系駆動制御部、128…撮像素子、130…タイミングジェネレータ、132…アナログ信号処理部、134…A/Dコンバータ、136…画像入力コントローラ、138…画像信号処理部、140…圧縮伸張処理部、144…メディアコントローラ、146…メモリカード、148…モニタ表示制御部、150…フレキシブルLCD表示制御部、152…AE/AWB検出部、154…AF検出部、156…ストロボ制御部、158…セルフタイマランプ制御部、160…AF補助光ランプ制御部、200…デジタルカメラ、210…外装筐体、212…フレキシブルLCD、214…タッチパネル、216…タッチパネル制御部

Claims (17)

  1. 外装筐体の表面を被覆する可撓シート状の表示手段と、
    前記表示手段の表示を制御する表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記表示制御手段は、前記表示手段に対してあらかじめ設定された所定領域をモニタ領域とし、該モニタ領域に所定の情報を表示することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記モニタ領域を設定するモニタ領域設定手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記表示制御手段は、前記表示手段に対して前記モニタ領域以外の領域を模様領域とし、該模様領域に所定の模様又は色を表示することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の電子機器。
  5. 前記模様領域に表示する模様、色を設定する模様設定手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記表示手段に重ねて配置された可撓シート状のタッチパネルと、
    前記タッチパネルに対してあらかじめ設定された所定領域をボタン領域とし、該ボタン領域がタッチされることにより、所定の操作を指示する指示手段と、
    を備え、前記表示制御手段は、前記ボタン領域に相当する前記表示手段の領域に所定の操作ボタンを表示することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一に記載の電子機器。
  7. 前記ボタン領域を設定するボタン領域設定手段を備えたことを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記ボタン領域をタッチする際、実際に前記タッチパネルがタッチされた領域を検出するタッチ領域検出手段と、
    前記タッチ領域検出手段で検出された領域の情報に基づいて前記ボタン領域を最適化するボタン領域最適化手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項6又は7に記載の電子機器。
  9. 前記表示制御手段は、前記操作ボタンの機能説明を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項6〜8のいずれか一に記載の電子機器。
  10. 前記表示制御手段は、現在使用可能な操作ボタンのみ前記表示手段に表示することを特徴とする請求項6〜9のいずれか一に記載の電子機器。
  11. 前記表示制御手段は、現在使用可能な操作ボタンを誇張して表示することを特徴とする請求項6〜9のいずれか一に記載の電子機器。
  12. 前記タッチパネルに対してあらかじめ設定された所定領域をセキュリティボタン領域とし、該セキュリティボタン領域がタッチされることにより、ユーザ認証を行うユーザ認証手段を備えたことを特徴とする請求項6〜11のいずれか一に記載の電子機器。
  13. 前記タッチパネルに対してあらかじめ設定された所定領域をセキュリティボタン領域とし、該セキュリティボタン領域が所定の順番でタッチされることにより、ユーザ認証を行うユーザ認証手段を備えたことを特徴とする請求項6〜11のいずれか一に記載の電子機器。
  14. 前記電子機器がカメラであることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一に記載の電子機器。
  15. 前記表示制御手段は、前記表示手段に対してあらかじめ設定された所定領域をセルフタイマランプ領域としてセルフタイマランプを表示することを特徴とする請求項14に記載の電子機器。
  16. 前記セルフタイマランプ領域を設定するセルフタイマランプ領域設定手段を備えたことを特徴とする請求項15に記載の電子機器。
  17. 被写体距離を測定する被写体距離測定手段と、
    前記被写体距離測定手段で測定された被写体距離に応じて前記セルフタイマランプ領域を設定するセルフタイマランプ領域設定手段を備えたことを特徴とする請求項15に記載の電子機器。
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