JP4897577B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は撮像装置に係り、特に操作手段のデザインや配置がカスタマイズできる撮像装置に関する。
タッチパネルにスイッチを任意に配置したり、画面上にブロック分割されたタッチパネルを持ち、センシングの領域形状を変えたりして、操作手段のデザインや配置がカスタマイズできるものとして、以下のようなものが提案されている。
特許文献1には、撮影された画像の一部を抜き出したものをアイコンとして登録できる技術が記載されている。
特許文献2には、タッチパネルにスイッチを任意に配置できる技術が記載されている。
特許文献3には、弾性変形スイッチに合わせてLCD上にスイッチを任意に配置できる技術が記載されている。
特開2006−310944号公報 特開2006−344168号公報 特開2007―36492号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、撮影された画像の一部を抜き出したものを単にアイコン登録するだけであり、スイッチの形状を任意に変えることは出来ず、したがって操作性を変えることは出来ないという問題があった。
また、特許文献2に記載の技術では、規定の形状、配置からスイッチを選択するため、スイッチの位置や形状を変えることは出来ないという問題があった。
また、特許文献3に記載の技術では、配置できるスイッチの位置や形状の変更が限定されるという問題があった。また、大きさや形状を変えられても、検出範囲が一定であるため、操作性までは変えられないという問題があった。
さらに、ゲーム機やパソコンソフトなどで用いられるペイント機能を使ったGUlの登録機能を用いる場合には、デジタルカメラに設けられている液晶画面は小さい画面であるため、このような小さな画面上でスイッチやレバー形状をデザインするのは非常にわずらわしいという問題がある。また、操作手段などの外観をカスタマイズできたとしても、検出範囲や検出位置を画像に合わせることはさらに手間がかかるという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、レリーズボタン等の操作手段のデザインや配置を指の長さや大きさに合わせて容易にカスタマイズ出来るようにして、操作性を向上させることを目的とする。
請求項1に記載の撮像装置は、装置本体の少なくとも1面に設けられた表示手段と、前記表示手段の前面に設けられた前記表示手段と略同形状のタッチパネルとを備えた撮像装置であって、所望のスイッチの外観を撮影して画像を取得する撮像手段と、前記撮像手段で取得された画像から前記スイッチの画像であるスイッチ画像を抽出する抽出手段と、前記抽出手段で抽出された前記スイッチ画像を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、前記タッチパネルへの入力を検出する検出手段であって、前記表示制御手段により前記スイッチ画像が表示された領域と重なる領域への入力を検出する検出手段と、前記検出手段で入力が検出された場合には、前記スイッチ画像のスイッチに対してあらかじめ設定された所定の動作を実行する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の撮像装置によれば、所望のスイッチの外観を撮影することにより取得された画像に含まれるスイッチ画像を抽出し、表示手段に表示させる。表示手段の前面にタッチパネルが設けられており、タッチパネルへの入力であって、スイッチ画像が表示された領域と重なる領域への入力が検出されると、そのスイッチ画像にあらかじめ設定された所定の動作を実行する。これにより、操作部(例えばレリーズボタンなど)を好みの画像の形状や外観にすることが出来るため、操作部を好みのデザインにカスタマイズすることができる。
請求項2に記載の撮像装置は、請求項1に記載の撮像装置において、前記表示手段に表示させるスイッチ画像の位置及び大きさのうちの少なくとも1つを入力する入力手段を更に備え、前記表示制御手段は、前記スイッチ画像を標準の位置及び大きさで前記表示手段に表示させると共に、前記入力手段からの入力に応じて、前記スイッチ画像の位置及び大きさのうちの少なくとも1つを変更させることを特徴とする。
請求項2に記載の撮像装置によれば、位置及び大きさのうちの少なくとも1つを入力し、入力された位置及び大きさに基づいて、標準の位置及び大きさで表示手段に表示されたスイッチ画像の表示を変更する。これにより、指の太さや指の長さなどに合わせて、操作部の位置、形状など自由にカスタマイズすることができる。
請求項3に記載の撮像装置は、請求項1又は2に記載の撮像装置において、前記装置本体に内蔵の記憶手段を更に備え、前記記憶手段は、前記抽出手段で抽出されたスイッチ画像と、前記表示制御手段により前記表示手段に表示された前記スイッチ画像の位置、大きさ及び表示領域に関する情報のうちの少なくとも1つの情報と、を記憶することを特徴とする。
請求項3に記載の撮像装置によれば、スイッチ画像と、スイッチ画像の位置、大きさ及び表示領域に関する情報のうちの少なくとも1つの情報と、が装置本体に内蔵の記憶手段に記憶される。これにより、自由にカスタマイズされた操作部を登録することができる。また、装置に内蔵のメモリに操作部が登録されるため、着脱メモリを変えても登録されたデータが消去されることがない。
請求項4に記載の撮像装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の撮像装置において、前記表示手段は2次元配置された複数の画素で構成され、前記タッチパネルは2次元配置された複数の検出ブロックであって、前記複数の画素よりも少ない複数の検出ブロックで構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の撮像装置は、請求項4に記載の撮像装置において、前記抽出手段は、前記撮像手段で取得された画像を前記表示手段に表示する第2の表示制御手段と、前記タッチパネルへの入力を検出する第2の検出手段と、前記第2の検出手段により入力が検出された前記検出ブロックの座標を算出する第1の座標算出手段と、前記第2の検出手段において略閉領域が検出された場合には、前記第1の座標算出手段で算出された座標の検出ブロックに囲まれた領域内の画素を前記スイッチ画像として抽出する第2の抽出手段と、からなることを特徴とすることを特徴とする。
請求項5に記載の撮像装置によれば、入力が検出された検出ブロックの位置の座標を算出し、算出された座標の検出ブロックに囲まれた領域内の画素を、スイッチ画像として抽出する。これにより、操作者が所望する画像を操作部として用いることが出来る。
請求項6に記載の撮像装置は、請求項4又は5に記載の撮像装置において、前記表示手段に表示されたスイッチ画像の画素の座標に対応する前記検出ブロックの座標を算出する第2の座標算出手段を更に備え、前記検出手段は、前記第2の座標算出手段で算出された座標に配設された検出ブロックへの入力を検出することを特徴とする。
請求項6に記載の撮像装置によれば、表示手段に表示されたスイッチ画像の画素の座標に対応する検出ブロックの座標を算出し、算出された座標に配設された検出ブロックにおける入力を検出する。これにより、表示された画像を操作部として用いることが出来る。
請求項7に記載の撮像装置は、前記表示手段が上面及び背面の少なくとも1面に複数設けられている請求項1〜6のいずれかに記載の撮像装置において、前記表示制御手段は、前記複数設けられた表示手段から前記スイッチ画像を表示させる表示手段を選択して前記スイッチ画像を表示させることを特徴とする。
請求項7に記載の撮像装置によれば、複数設けられた表示手段から表示手段を選択して、スイッチ画像を表示させる。これにより、操作部の位置、形状など自由にカスタマイズすることができる。
本発明によれば、レリーズボタン等の操作手段のデザインや配置を指の長さや大きさに合わせて容易にカスタマイズ出来るようにして、操作性を向上させることができる。
以下、添付図面に従って本発明に係るデジタルカメラ1を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1は、デジタルカメラ1の一実施形態を示す正面斜視図であり、図2は、デジタルカメラ1の一実施形態を示す背面斜視図である。デジタルカメラ1は、レンズを通った光を撮像素子で受け、デジタル信号に変換して記憶メディアに記録するものである。
デジタルカメラ1のカメラボディ10は、横長の四角い箱状に形成されており、その正面には、図1に示すように、レンズ11、ストロボ12、AF補助光ランプ13、ストロボ調光センサ14等が配設されている。また、カメラボディ10の上面には、操作表示用LCD15、タッチパネル16が設けられている。また、その背面には、図2に示すように、表示部17、タッチパネル18が設けられている。なお、図示しないカメラボディ10の下面には、三脚ネジ穴と、開閉自在なカバーを介してバッテリー挿入部とメモリカードスロットとが設けられており、このバッテリー挿入部とメモリカードスロットにバッテリー19とメモリカード20が装填される。
レンズ11は、沈胴式のズームレンズで構成されており、モードスイッチによってカメラのモードを撮影モードに設定することにより、カメラボディ10から繰り出される。なお、レンズ11のズーム機構や沈胴機構については、公知の技術なので、ここでは、その具体的な構成についての説明は省略する。
ストロボ12は、主要被写体に向けてストロボ光を照射できるように、光源としてのキセノン管と、反射傘とで構成される。
AF補助光ランプ13は、たとえば高輝度LED構成されており、AF時に必要に応じて発光される。
ストロボ調光センサ14は、ストロボ12の発光量を調整するものである。
操作表示用LCD15は、カラー表示が可能な液晶ディスプレイであり、図3に示すように、x方向にNj(N、j共に整数)個の画素、y方向にNk(N、k共に整数)の画素が2次元配置されたものであり、レリーズボタン、モードスイッチ、モードダイヤル等の操作手段が表示されることにより、ユーザインターフェース表示パネルとして利用される。なお、本実施の形態では、Nが4の場合を例として説明する。
タッチパネル16は、透明導電膜(ITO)が片側に成膜された素材(主としてフィルムやガラス)に形成された透明導電膜間が互いに向い合うように所定の距離をもって貼り合わされたアナログ抵抗膜方式のタッチパネルであり、指やペンで押圧された場合に透明導電膜同士が接触することによって信号が入力されるものである。また、タッチパネル16は、図4に示すように、x方向にj(jは整数)個の検出ブロック、y方向にk(kは整数)個の検出ブロックが2次元配置されたものであり、それぞれの検出ブロック毎に検出が可能である。また、タッチパネル16は、図5に示すように、操作表示用LCD15の前面に設けられている。タッチパネル16の検出ブロックは、操作表示用LCD15の画素と4対1の関係で関係付けられており、数式1に示すような演算を行うことによって、操作表示用LCD15の所望の画素Aとタッチパネル16の検出ブロックaとの相対位置が割り出せる構成になっている。
[数1]
a=A×(1/4)
表示部17は、カラー表示が可能な液晶ディスプレイであり、操作表示用LCD15と同様に、x方向にNh(N、h共に整数)個の画素、y方向にNi(N、i共に整数)個の画素が2次元配置されたものである。この表示部17は、再生モード時に撮影済み画像を表示するための画像表示パネルとして利用されるとともに、モードダイヤル、表示/戻るボタン、ズームボタン、十字ボタン、MENU/OKボタン、DISPボタン、BACKボタン等の操作手段が表示されることによりユーザインターフェース表示パネルとして利用される。また、撮影モード時には、必要に応じてスルー画像が表示されて、画角確認用の電子ファインダとして利用される。なお、本実施の形態では、Nが4の場合を例として説明する。
タッチパネル18は、表示部17の前面に設けられており、タッチパネル16と同様に、アナログ抵抗膜方式のタッチパネルであり、x方向にh(hは整数)個の検出ブロック、y方向にi(iは整数)個の検出ブロックが2次元配置され、それぞれの検出ブロック毎に検出が可能なものである。タッチパネル18の検出ブロックは、表示部17の画素と4対1の関係で関係付けられており、数式2に示すような演算を行うことによって、表示部17の所望の画素Bとタッチパネル18の検出ブロックbとの相対位置が割り出せる構成になっている。
[数2]
b=B×(1/4)
次に、操作手段について説明する。操作手段は、オリジナルのスイッチ画像があらかじめ登録されており、ユーザーが操作手段に用いる所望の画像を登録していない場合には、オリジナルのスイッチ画像が使用される。後に述べる方法により、操作手段が表示された画素に対応する検出ブロックで入力が検出された場合には、以下に示すような、各操作手段に対応する所定の動作が行われる。なお、操作手段の登録方法、登録した操作手段の使用方法等については後に詳述する。
レリーズボタンは、いわゆる「半押し」と「全押し」とからなる2段ストローク式のスイッチで構成されている。デジタルカメラ1は、このレリーズボタンが「半押し」されることにより、AE/AFが作動し、「全押し」されることにより、撮影を実行する。
モードスイッチは、デジタルカメラ1のモードを設定するものであり、「再生位置」と「撮影位置」との間をスライド自在に配設されている。デジタルカメラ1は、モードスイッチをスライドさせて、「再生位置」に合わせることにより、「再生モード」に設定され、「撮影位置」に合わせることにより、「撮影モード」に設定される。
モードダイヤルは、デジタルカメラ1の撮影モードを設定する撮影モード設定手段として機能し、このモードダイヤルの設定位置により、デジタルカメラ1の撮影モードが様々なモードに設定される。例えば、絞り、シャッタースピード等がデジタルカメラ1によって自動的に設定される「オート撮影モード」、動画撮影を行う「動画撮影モード」、人物撮影に適した「人物撮影モード」、動体撮影に適した「スポーツ撮影モード」、風景の撮影に適した「風景撮影モード」、夕景及び夜景の撮影に適した「夜景撮影モード」、絞りの目盛りを撮影者が設定し、シャッタースピードをデジタルカメラ1が自動的に設定する「絞り優先撮影モード」、シャッタースピードを撮影者が設定し、絞りの目盛りをデジタルカメラ1が自動的に設定する「シャッタースピード優先撮影モード」、絞り、シャッタースピード等を撮影者が設定する「マニュアル撮影モード」、操作手段として登録する画像を撮影する「スイッチ撮影モード」(詳細は後述)等である。
モードダイヤルは、撮影及び再生機能の各種設定画面の呼び出しに用いられる。すなわち、撮影時にこのモードダイヤルが押されると、表示部17に画像サイズ(記録画素数)、感度等の設定画面が表示され、再生時にこのモードダイヤルが押されると、表示部17に画像の消去、プリント予約(DPOF)の設定画面等が表示される。
表示/戻るボタンは、表示部17の表示内容の切り替え指示(表示機能)に用いられるとともに、入力操作のキャンセル等の指示(戻る機能)に用いられ、デジタルカメラ1の設定状態に応じて割り当てられる機能が切り替えられる。
ズームボタンは、ズームを指示するズーム指示手段として機能し、望遠側へのズームを指示するズームテレボタンと、広角側へのズームを指示するズームワイドボタンとからなる。デジタルカメラ1は、撮影モード時に、このズームテレボタンとズームワイドボタンとが操作されることにより、レンズ11の焦点距離が変化する。また、再生モード時に、このズームテレボタンとズームワイドボタンとが操作されることにより、再生中の画像が拡大、縮小する。
十字ボタンは、上下左右4方向の指示を入力する方向指示手段として機能し、たとえば、メニュー画面でメニュー項目の選択などに使用される。
MENU/OKボタンは、各モードの通常画面からメニュー画面への遷移を指示するボタン(MENUボタン)として機能するととともに、選択内容の確定、処理の実行等を指示するボタン(OKボタン)として機能する。
DISPボタンは、表示部17の表示切り替えを指示するボタンとして機能し、撮影中、このDISPボタンが押されると、表示部17の表示が、ON→フレーミングガイド表示→OFFに切り替えられる。また、再生中、このDISPボタンが押されると、通常再生→文字表示なし再生→マルチ再生に切り替えられる。
BACKボタンは、入力操作のキャンセルや一つ前の操作状態に戻すことを指示するボタンとして機能する。
次に、デジタルカメラ1の電気的構成について説明する。図6は、デジタルカメラ1の電気的構成を示すブロック図である。
同図に示すように、デジタルカメラ1は、システム制御回路110、入力判定手段112、メモリ116、不揮発性メモリ118、メモリ120、撮像素子124、タイミング発生回路(TG)126、A/D変換器130、メモリ制御手段132、画像処理回路134、ビデオエンコーダ136、操作画像生成手段138、測距制御手段(AF手段)140、露光制御手段(AE手段)142、バリア制御手段143、ズーム制御手段146、圧縮・伸張回路148、メディア制御手段150、ストロボ制御手段160等で構成されている。
システム制御回路110は、入力判定手段112から入力される操作信号に基づき所定の制御プログラムに従ってデジタルカメラ1の全体を統括制御する。
入力判定手段112は、タッチパネル16、18の入力を検出するものである。入力判定手段112は、タッチパネル16において入力が検出された検出ブロックに関係付けられている操作表示用LCD15の画素を割り出して、その結果をシステム制御回路110に出力する。また、入力判定手段112は、タッチパネル18において入力が検出された検出ブロックに関係付けられている表示部17の画素を割り出して、その結果をシステム制御回路110に出力する。操作手段が表示されている画素に対応する検出ブロックの入力が入力判定手段112で検出されると、システム制御回路110は、その操作手段に対応する所定の動作を行う。
メモリ116は、システム制御回路110が実行する制御プログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されているものである。
不揮発性メモリ118には、ユーザー設定情報等のデジタルカメラ1の動作に関する各種設定情報等が格納されている。
メモリ(SDRAM)120は、システム制御回路110の演算作業用領域として利用されるとともに、画像データ等の一時記憶領域として利用されるものである。
撮像素子124は、たとえば、所定のカラーフィルタ配列のカラーCCDで構成されており、レンズ11によって結像された被写体の画像を電子的に撮像する。タイミング発生回路(TG)126は、システム制御回路110からの指令に応じて、この撮像素子124を駆動するためのタイミング信号を出力する。
A/D変換器130は、撮像素子124から出力された画像信号に対して、画素ごとのR、G、B信号をサンプリングホールド(相関二重サンプリング処理)するとともに増幅されたアナログのR、G、B信号をデジタルのR、G、B信号に変換して出力する。
メモリ制御手段132は、A/D変換器130から出力されたデジタルのR、G、B信号をメモリ120に出力する。
画像処理回路134は、同時化回路(単板CCDのカラーフィルタ配列に伴う色信号の空間的なズレを補間して色信号を同時式に変換する処理回路)、ホワイトバランス補正回路、ガンマ補正回路、輪郭補正回路、輝度・色差信号生成回路等を含み、システム制御回路110からの指令に従い、入力された画像信号に所要の信号処理を施して、輝度データ(Yデータ)と色差データ(Cr,Cbデータ)とからなる画像データ(YUVデータ)を生成する。
D/A変換器135は、画像処理回路134で処理された画像信号をアナログ信号に変換して、ビデオエンコーダ136に供給する。
ビデオエンコーダ136は、システム制御回路110からの指令に従い、表示部17への表示を制御する。すなわち、システム制御回路110からの指令に従い、D/A変換器135や操作画像生成手段138から入力された画像信号を表示部17に表示するための映像信号(たとえば、NTSC信号やPAL信号、SCAM信号)に変換して表示部17に出力する。
操作画像生成手段138は、撮像素子124で取得された画像に基づいて、操作部に用いられる画像を作成するものである。なお、操作画像生成手段138の詳細については後に詳述する。
測距制御手段(AF手段)140は、G信号の高周波成分のみを通過させるハイパスフィルタ、絶対値化処理部、所定のフォーカスエリア(たとえば、画面中央部)内の信号を切り出すAFエリア検出部及びAFエリア内の絶対値データを積算する積算部から構成される。
露光制御手段(AE手段)142は、システム制御回路110からの指令に従い、入力された画像信号からAE制御及びAWB制御に必要な物理量を算出する。たとえば、AE制御に必要な物理量として、1画面を複数のエリア(たとえば16×16)に分割し、分割したエリアごとにR、G、Bの画像信号の積算値を算出する。
バリア制御手段143は、電源スイッチが投入されると、レンズ11bの前面に設けられており、レンズ11bを保護するレンズバリア11aを解放させて、レンズ11bを表面へ露出させる。
電源制御手段145は、電池の消費電力を抑制するために、デジタルカメラ1がONされていない場合には、バッテリー19からシステム制御回路110にのみ電源を供給し、デジタルカメラ1がONされた場合には、バッテリー19から各ブロックに電力が供給されるように制御するものである。
ズーム制御手段146は、システム制御回路110からの指令に応じてレンズ11bを制御する。
圧縮・伸張回路148は、システム制御回路110からの指令に従い、入力された画像データに所定形式の圧縮処理を施し、圧縮画像データを生成する。また、システム制御回路110からの指令に従い、入力された圧縮画像データに所定形式の伸張処理を施し、非圧縮の画像データを生成する。
メディア制御手段150は、システム制御回路110からの指令に従い、メディアスロットに装填されたメモリカード20に対してデータの読み/書きを制御する。
ストロボ制御手段160は、システム制御回路110からの指令に従い、ストロボ12の発光を制御する。
次に、以上のように構成された本実施の形態のデジタルカメラ1の作用について説明する。
まず、一般的な画像の撮影、記録処理の手順について説明する。上記のように、デジタルカメラ1は、図示しない電源ボタンにより電源がONされると、オリジナルの操作手段が操作表示用LCD15及び表示部17に表示され、各種操作が可能となる。そして、モードスイッチにより撮影モードに設定されることにより、レンズバリア11aを解放され、レンズ11bが繰り出され、撮影スタンバイ状態になる。
この撮影モードの下、レンズ11bを通過した被写体光は、絞り11cを介して撮像素子124の受光面に結像される。撮像素子124の受光面には、所定の配列構造(ベイヤー、Gストライプなど)で配列された赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタを介して多数のフォトダイオード(受光素子)が二次元的に配置されている。レンズ11を通過した被写体光は、各フォトダイオードによって受光され、入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。
各フォトダイオードに蓄積された信号電荷は、タイミング発生回路(TG)126から与えられる駆動パルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出され、A/D変換器130に加えられる。
A/D変換器130で出力されたアナログのR、G、B信号がデジタルのR、G、B信号に変換され、メモリ制御手段132に加えられる。メモリ制御手段132は、A/D変換器130から出力されたデジタルのR、G、B信号をメモリ120に出力する。
撮影画像を表示部17に出力する場合は、メモリ制御手段132からメモリ120に出力された画像信号より画像処理回路134で輝度/色差信号が生成され、その信号がD/A変換器135を介してビデオエンコーダ136に送られる。ビデオエンコーダ136は、入力された輝度/色差信号が表示用の信号形式(たとえばNTSC方式のカラー複合映像信号)に変換され、表示部17に出力される。これにより、撮像素子124で撮像された画像が表示部17に表示される。
撮像素子124から画像信号を定期的に取り込み、その画像信号から生成される輝度/色差信号によってメモリ120内の画像データを定期的に書き換え、表示部17に出力することにより、撮像素子124で撮像される画像がリアルタイムに表示される。撮影者は、この表示部17にリアルタイムに表示される画像(スルー画像)を見ることにより、撮影画角を確認することができる。
レリーズボタンが半押しされると、S1ON信号がシステム制御回路110に入力され、システム制御回路110はAE/AF処理を実施する。
まず、メモリ制御手段132を介して撮像素子124から取り込まれた画像信号が測距制御手段(AF手段)140並びに露光制御手段(AE手段)142に入力される。
測距制御手段(AF手段)140で求めた積算値のデータはシステム制御回路110に通知される。
システム制御回路110は、ズーム制御手段146を制御してレンズ11を含む撮影光学系のフォーカスレンズ群を移動させながら、複数のAF検出ポイントで焦点評価値(AF評価値)を演算し、評価値が極大となるレンズ位置を合焦位置として決定する。そして、求めた合焦位置にフォーカスレンズ群が移動するように、ズーム制御手段146を制御する。
システム制御回路110は、露光制御手段(AE手段)142から得た積算値に基づいて被写体の明るさ(被写体輝度)を検出し、撮影に適した露出値(撮影EV値)を算出する。そして、求めた撮影EV値と所定のプログラム線図から絞り値とシャッタースピードを決定し、これに従い撮像素子124の電子シャッターと絞り11cを制御して適正な露光量を得る。同時に、検出された被写体輝度より、ストロボの発光が必要かどうかを判断する。
また、露光制御手段(AE手段)142は、自動ホワイトバランス調整時、分割エリアごとにR、G、B信号の色別の平均積算値を算出し、その算出結果をシステム制御回路110に提供する。システム制御回路110は、得られたRの積算値、Bの積算値、Gの積算値から分割エリアごとにR/G及びB/Gの比を求め、求めたR/G、B/Gの値のR/G、B/Gの色空間における分布等に基づいて光源種判別を行う。そして、判別された光源種に適したホワイトバランス調整値に従って、たとえば、各比の値がおよそ1(つまり、1画面においてRGBの積算比率がR:G:B≒1:1:1)になるように、ホワイトバランス調整回路のR、G、B信号に対するゲイン値(ホワイトバランス補正値)を制御し、各色チャンネルの信号に補正をかける。
以上のように、レリーズボタンの半押しによって、AE/AF処理が行なわれる。なお、撮影者は、必要に応じてズームボタンを操作し、レンズ11をズーミングさせて画角を調整する。
この後、レリーズボタンが全押しされると、システム制御回路110にS2ON信号が入力され、システム制御回路110は、撮影、記録処理を開始する。すなわち、測光結果に基づき決定されたシャッター速度、絞り値で撮像素子124を露光する。
この際、ストロボ12を発光させる場合は、ストロボ制御手段160を介してストロボ12を発光させる。ストロボ制御手段160は、ストロボ調光センサ14での受光量が所定量に達すると、電源制御手段を介してバッテリー19からの通電を遮断し、ストロボ12の発光を停止させる。
撮像素子124から出力された画像信号は、A/D変換器130、メモリ制御手段132を介してメモリ120に取り込まれ、画像処理回路134において輝度/色差信号に変換されたのち、メモリ120に格納される。
メモリ120に格納された画像データは、圧縮・伸張回路148に加えられ、所定の圧縮フォーマット(たとえばJPEG形式)に従って圧縮された後、メモリ120に格納され、所定の画像記録フォーマット(たとえばExif形式)の画像ファイルとされたのち、メディア制御手段150を介してメモリカード20に記録される。
以上のようにしてメモリカード20に記録された画像は、モードスイッチを再生位置に合わせて、デジタルカメラ1のモードを再生モードに設定することにより、表示部17で再生表示させることができる。
モードスイッチを再生位置に合わせて、デジタルカメラ1のモードを再生モードに設定すると、システム制御回路110は、メディア制御手段150にコマンドを出力し、メモリカード20に最後に記録された画像ファイルを読み出させる。
読み出された画像ファイルの圧縮画像データは、圧縮・伸張回路148に加えられ、非圧縮の輝度/色差信号に伸張されたのち、ビデオエンコーダ136を介して表示部17に出力される。これにより、メモリカード20に記録されている画像が表示部17に再生表示される(1枚画像の再生)。
画像のコマ送りは、十字ボタンの左右のキー操作によって行なわれ、十字ボタンの右キーが押されると、次の画像ファイルがメモリカード20から読み出され、表示部17に再生表示される。また、十字ボタンの左キーが押されると、一つ前の画像ファイルがメモリカード20から読み出され、表示部17に再生表示される。
表示部17に再生表示された画像を確認しながら、必要に応じて、メモリカード20又は、メモリ120に記録された画像を消去することができる。画像の消去は、画像が表示部17に再生表示された状態でモードダイヤルが押下されることによって行われる。
一枚画像の再生中に表示/戻るボタンを押下すると、インデックス画像回路(図示せず)で作成されたインデックス画像がビデオエンコーダ136を介して表示部17に出力される(インデックス画像再生)。インデックス画像再生はマルチ再生とも呼ばれ、撮った画像を一覧として見ることができる再生方法である。これにより、表示部17にはインデックス画像が表示される。
次に、操作画像生成手段138の詳細について説明する。操作画像生成手段138では、各種操作手段に使用する画像を取得する処理(スイッチ撮影モード)と、各種操作手段に使用する画像を登録する処理(スイッチ画像登録処理)と、各種操作手段を登録する処理(操作手段登録処理)とが行われる。以下、操作手段としてレリーズボタンを登録する場合を例に説明する。
<スイッチ撮影モードについて>
まず、操作手段を撮影するスイッチ撮影モードについて、図7を用いて説明する。
モードスイッチにより撮影モードに設定され(ステップS10)、その後、モードダイヤルによりスイッチ撮影モードが起動されたかどうかが判断される(ステップS11)。スイッチ撮影モードが起動されていない場合(ステップS11でNO)には、再度ステップS10が行われる。
スイッチ撮影モードが起動されている場合(ステップS11でYES)には、図8に示すように、ユーザーが自分の気に入ったレリーズボタン2aの付いたカメラ2を用意して、その外観を撮影すると、撮影された画像が取得され、取得された画像がメモリ120に記憶される(ステップS12)。
メモリ120に記憶された画像の中から所望の画像を表示部17に表示させ(ステップS13)、その表示された画像が、レリーズボタンとして使用したい領域を含む画像として登録され(ステップS14)、その画像がメモリ120へ登録される(ステップS15)。
<スイッチ画像登録処理について>
次に、このボタン画像を用いて、レリーズボタンを登録する処理について、図9を用いて説明する。以下の処理は、主として、操作画像生成手段138で行われる。
モードスイッチにより再生モードに設定され(ステップS20)、その後、モードダイヤルによりスイッチ設定モードが起動されたかどうかが判断される(ステップS21)。スイッチ設定モードが起動されていない場合(ステップS21でNO)には、再度ステップS20が行われる。
スイッチ設定モードが起動されている場合(ステップS21でYES)には、デジタルカメラ1に内蔵されているメモリ120から画像が読み出され(ステップS22)、読み出された画像が表示部17にインデックス画像表示される(ステップS23)。
インデックス画像表示された画像のなかから、画像の選択がされたかどうかが判断される(ステップS24)。
画像の選択がされなかった場合には、再度ステップS24が行われる。
画像の選択がされた場合には、図10に示すように、選択された画像(n枚目の画像、nは整数)が表示部17に表示される(ステップS25)。表示部17に表示された画像は、表示部17の前面に設けられているタッチパネル18を透過して、ユーザーが視認できる。
図10に示すように、「輪郭をなぞってください」等のメッセージを表示することにより、レリーズボタンとして使用したい領域の入力が要求される(ステップS26)。
タッチパネル18へ入力が行われ(ステップS27)、入力されたタッチパネル18の検出ブロックが検出される(ステップS28)。入力は、ペン、指などを用いて、検出ブロックにペン等を接触させることによって行われる。
入力が検出された検出ブロックの座標が算出され、上述した数式2に基づいて、タッチパネル18の検出ブロックの座標が表示部17の画素の座標に変換される(ステップS29)。
ステップS29で算出された座標の表示部17の画素に、ステップS27の入力があった旨の表示が行われる(ステップS30)。これは、算出された座標の画素の表示の濃度をあげる等により行われる。これにより、入力の軌跡が表示部17に表示される。
領域の入力が完了されたかどうかが、すなわち円形、楕円形、矩形などの略閉領域の入力がされたかどうか判断される(ステップS31)。領域の入力が完了していない場合、すなわち入力された結果が略閉領域となっていない場合(ステップS31でNO)には、ステップS27へ戻り、再度ステップS27〜S31が行われる。
領域の入力が完了した場合、すなわち入力された結果が略閉領域となっている場合(ステップS31でYES)には、図11に示すように、入力された略閉領域以外をマスクした画像が表示部17に表示され(ステップS32)、「よろしいですか」等のメッセージと、OK/NGの選択ボタンとを表示させ、OKボタンが表示された画素に対応するタッチパネル18の検出ブロックに入力がされたかどうかを判断することにより、レリーズボタンとして使用したい領域の入力結果が正しいかどうかを確認する旨の要求が行われる(ステップS33)。
確認の入力結果がOKかどうかが判断される(ステップS34)。確認の入力結果がNOの場合、すなわちステップS32で表示された画像が、レリーズボタンとして使用したい画像でない場合(ステップS34でNO)には、ステップS25へ戻り、再度ステップS25〜S34が行われる。
確認の入力結果がYESの場合、すなわちステップS32で表示された画像が、レリーズボタンとして使用したい画像である場合(ステップS34でYES)には、表示部17に表示されている画像(スイッチ画像)と、その領域データ(画像が表示されている画素の座標)がメモリ120に記憶される(ステップS35)。
これにより、レリーズボタンの画像と、位置及び大きさとが設定され、メモリ120に記憶される。
以上により、各種操作手段に使用する画像を登録する処理が終了される。
なお、ステップS23、S24において、インデックス画像表示を行い、その中から登録したい画像を選択したが、メモリ120に記憶された画像を順次読み出して表示させて(1枚画像の再生)、登録したい画像を選択するようにしてもよい。
<操作手段登録処理>
図9に示す処理により登録された画像をレリーズボタンとして登録する処理について、図12を用いて説明する。以下の処理は、主として、操作画像生成手段138で行われる。
モードスイッチにより再生モードに設定され(ステップS40)、その後、モードダイヤルによりスイッチ配置モードが起動されたかどうかが判断される(ステップS41)。スイッチ配置モードが起動されていない場合(ステップS41でNO)には、再度ステップS41が行われる。
スイッチ配置モードが起動されている場合(ステップS41でYES)には、ステップS35でメモリ120に記憶されたスイッチ画像及び領域データが読み出され(ステップS42)、図13に示すような選択画面が表示部17に表示される(ステップS43)。図13においては、ステップS35で記憶された画像が登録画像1に割り当てられている。
図13に示すような選択画面において所望のスイッチ画像が選択されたかどうかが判断される(ステップS44)。所望のスイッチ画像が選択されていない場合(ステップS44でNO)には、再度ステップS44が行われる。
所望のスイッチ画像が選択されている場合(ステップS44でYES)には、選択されたスイッチ画像と、位置及び大きさの情報と、輪郭情報とがメモリ120から読み出され、これらの情報に基づいて操作表示用LCD15にスイッチ画像が表示される(ステップS45)。すなわち、図13に示す「レリーズボタン登録」という選択画面において、スイッチ画像として登録画像1が選択された場合には、図14に示すように、操作表示用LCD15の所定の場所(ここでは、通常のデジタルカメラ等においてレリーズボタンが配置されている場所)に登録画像1が表示される。
所望のスイッチ画像が操作表示用LCD15に表示された状態で、表示部17に「ボタンを動かしてください」等のメッセージを表示することにより、ボタンの位置を入力する旨の要求が行われ(ステップS46)、ボタンの位置の入力が行われる(ステップS47)。例えば、図14に示すように、操作表示用LCD15に表示された登録画像1に矢印を重ねて表示させ、矢印に沿ってユーザーが指などを動かし、指などの動きがタッチパネル16で検出されることにより、レリーズボタンを配置したい場所に登録画像1を移動させることによって行われる。
ボタンの位置の入力が完了したかどうかが判断される(ステップS48)。ボタンの位置の入力が完了していない場合(ステップS48でNO)には、ステップS46へ戻り、再度ステップS46〜S48が行われる。
ボタンの位置の入力が完了した場合(ステップS48でYES)には、表示部17に「大きさを指定してください」等のメッセージを表示することにより、ボタンの大きさを指定する旨の要求が行われ(ステップS49)、ボタンの大きさの入力が行われる(ステップS50)。例えば、図15に示すように、操作表示用LCD15に表示された登録画像1の横に矢印を表示させ、矢印に沿ってユーザーが指などを動かし、指などの動きがタッチパネル16で検出されることにより、登録画像1の大きさを変更させることによって行われる。
ボタンの大きさの入力が完了したかどうかが判断される(ステップS51)。ボタンの大きさの入力が完了していない場合(ステップS51でNO)には、ステップS49へ戻り、再度ステップS49〜S51が行われる。
ボタンの大きさの入力が完了した場合(ステップS51でYES)には、所望の画像、大きさ、位置等のレリーズボタンが操作表示用LCD15に表示されている旨の入力がされたかどうかが判断される(ステップS52)。例えば、図16に示すように、表示部17に「よろしいですか」等のメッセージと、OK/NGの選択ボタンとを表示させ、OKボタンが表示された画素に対応するタッチパネル18の検出ブロックに入力がされたかどうかを判断することによって行われる。
確認の入力結果がNOの場合、すなわち所望の画像、大きさ、位置等のレリーズボタンが操作表示用LCD15に表示されていない場合(ステップS52でNO)には、ステップS45へ戻り、再度ステップS45〜S52が行われる。
確認の入力結果がYESの場合、すなわち所望の画像、大きさ、位置等のレリーズボタンが操作表示用LCD15に表示されている場合(ステップS52でYES)には、操作表示用LCD15に表示されているレリーズボタンの画像、位置、大きさのデータがメモリ120に記憶される(ステップS53)。
これにより、所望のレリーズボタンの登録が完了し、その後、図17に示すようなレリーズボタン15aが操作表示用LCD15に表示される。
上記のようにして登録されたレリーズボタン15aを使用するには、レリーズボタン15aの画像に基づいてタッチパネル16の入力設定を行う必要がある。レリーズボタンは使用する際には、通常はレリーズボタンの上に指が置かれており、必要に応じてレリーズボタンを押し込むことにより、S1、S2の切り替えが行われる。したがって、指がレリーズボタンに接触している場合には、レリーズ動作を行わず、検出ブロックにおいて所定の強さの入力があった場合には、S1又はS2動作を行うように設定する必要がある。
レリーズボタンの設定は、例えば、図18に示すように、S1、S2それぞれに対して、タッチパネル16の検出ブロックに対する入力の強さと、レリーズボタン15aのONとの関係を入力することによって行われる。レリーズボタン15aを押すと、表示部17に表示された矢印に、S1、S2のそれぞれがONする入力の強さが表示され、その表示を見ながら、S1ON、S2ONの検出ブロックに対する入力の強さを設定するようにすればよい。
これにより、タッチパネル16のレリーズボタン15aが表示された画素に対応するブロックを指で押して、設定された強さの入力が検出されると、所定の動作、この場合はレリーズ動作(S1又はS2)が実行される。
本実施の形態によれば、デジタルカメラで撮影された様々なスイッチや操作部材の画像を使って、操作手段等のデザインを好みの画像の形状や外観に変更することができる。また、指の太さや指の長さなどに合わせて、操作手段等の位置、形状など自由にカスタマイズすることができる。
また、本実施の形態によれば、見た目の形状だけでなく、検出範囲や大きさ、位置を自由に変えられるので、例えば、使い慣れた銀塩カメラの全ての操作手段等を撮影し、それらをそのままの機能、外観、位置でデジタルカメラ上に再現すれば、デジタルカメラにおいて、使い慣れた銀塩カメラと同様の操作性を実現することができる。
また、本実施の形態によれば、自分の好みのスイッチ等をデザインし、紙に書かれたスイッチ等を撮影することで、カメラの操作手段等を任意のデザインにカスタマイズすることができる。
また、本実施の形態によれば、装置に内蔵のメモリに好みの操作手段等が登録されるため、着脱メモリを変えても登録されたデータが消去されることがなく、登録された操作手段等を自由に変更することが出来る。
なお、本実施の形態では、表示された画像をなぞることで領域形状を検出したが、画像の中に含まれる所望の領域が自動的に抽出されるようにしてもよい。所望の領域を自動的に抽出する方法としては、領域拡張法などの様々な公知の技術を用いることが出来る。通常、使用したい画像が略中央にくるように撮影されるため、画像の中央近辺にある略閉領域を所望の領域として抽出してもよいし、画像に撮影されている全ての略閉領域を抽出し、抽出された複数の略閉領域の画像のなかから、ユーザーが所望の画像を選択できるようにしてもよいし、任意の点をユーザーが指定し、指定された点を含む略閉領域を所望の領域として抽出するようにしてもよい。これにより、容易に所望の領域を抽出することが可能となる。
また、本実施の形態では、入力された軌跡に対応する領域をレリーズボタンの画像、かつレリーズボタンとして機能させる領域として抽出したが、レリーズボタンとして使用したい画像の領域と、レリーズボタンとして機能させる領域とを別々に抽出するようにしてもよい。これにより、操作手段等の位置、形状などをより自由にカスタマイズすることが可能となる。
また、本実施の形態では、各種操作手段に使用する画像を登録する処理画像において、画像と、その領域データ(画像が表示されている画素の座標)とをメモリに記憶させたが、画像のみを記憶させ、メモリからデータを読み出し、操作表示用LCDに表示する前に画像データから領域データへの変換を行うようにしてもよい。
また、本実施の形態では、レリーズボタンをカメラボディ10の上面に設けられた操作表示用LCDに表示させたが、背面の表示部に表示させてもよい。また、操作手段登録処理の最初に、表示させる表示部を選択するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、テキスト表示により要求を行ったが、音声などにより要求を行なってもよい。また、メッセージは、表示部17でなく、操作表示用LCD15に表示させてもよい。
また、本実施の形態では、カメラボディ10の上面及び側面に液晶ディスプレイ及びタッチパネルを配設したが、液晶ディスプレイ及びタッチパネルはレンズ等が配設されている正面以外の面であれば、どの面にも配設可能である。また、液晶ディスプレイ及びタッチパネルの数は、2つに限らず、1つでもよいし、3つ以上でもよい。例えば、図19に示すように、カメラボディ10の背面のみに液晶ディスプレイを設けて、その液晶ディスプレイに操作手段等を表示するようにしてもよい。図20に示すように、ズームスイッチが表示された画素に対応する検出ブロックで入力が検出されることにより、ズームテレボタン及びズームワイドボタンの操作が行われる。図19、図20はズームスイッチを登録した例であるが、これに限らず、モード選択ボタン、ストロボマークなど他の操作手段をデザインすることもできる。
また、本実施の形態では、レリーズボタンを例に説明したため、タッチパネルへの接触が検出された場合にはレリーズ動作を行わず、所定の強さの入力があった場合には、レリーズ動作を行うようにしたが、操作手段の種類によっては、入力の強さの設定を行わず、タッチパネルへの接触が検出された場合に、所定の動作を行なわせるようにしてもよい。
本発明が適用されたデジタルカメラ1の正面斜視図である。 上記デジタルカメラ1の背面斜視図である。 上記デジタルカメラ1の液晶ディスプレイの構成を示す図である。 上記デジタルカメラ1のタッチパネルの構成を示す図である。 上記デジタルカメラ1の液晶ディスプレイ及びタッチパネルの配置を説明する図である。 上記デジタルカメラ1の電気的構成を示すブロック図である。 スイッチ撮影モードの一連の処理の流れを示すフローチャートである。 スイッチ撮影モードにおける撮影方法を説明する図である。 スイッチ画像登録処理の一連の処理の流れを示すフローチャートである。 スイッチ画像登録処理における領域入力を説明する図である。 スイッチ画像登録処理における確認入力を説明する図である。 操作手段登録処理の一連の処理の流れを示すフローチャートである。 操作手段登録処理における選択画面を示す図である。 操作手段登録処理におけるボタンの位置入力を説明する図である。 操作手段登録処理におけるボタンの大きさ入力を説明する図である。 操作手段登録処理における確認入力を説明する図である。 登録されたレリーズボタンの表示例である。 レリーズボタンの設定方法を説明する図である。 背面のみに液晶ディスプレイ及びタッチパネルが設けられた例である。 背面のみに液晶ディスプレイ及びタッチパネルが設けられた例である。
符号の説明
1:デジタルカメラ、10:カメラボディ、11:レンズ、12:ストロボ、13:AF補助光ランプ、14:ストロボ調光センサ、15:操作表示用LCD、16、18:タッチパネル、17:表示部、19:バッテリー、20:メモリカード、110:システム制御回路、112:入力判定部、116、120:メモリ、118:不揮発性メモリ、撮像素子124、126:タイミング発生回路(TG)、130:A/D変換器、132:メモリ制御部、134:画像処理回路、136:ビデオエンコーダ、138:操作画像生成手段、140:測距制御手段(AF手段)、142:露光制御手段(AE手段)、143:バリア制御手段、146:ズーム制御手段、148:圧縮・伸張回路、150:メディア制御部、160:ストロボ制御手段

Claims (7)

  1. 装置本体の少なくとも1面に設けられた表示手段と、前記表示手段の前面に設けられた前記表示手段と略同形状のタッチパネルとを備えた撮像装置であって、
    所望のスイッチの外観を撮影して画像を取得する撮像手段と、
    前記撮像手段で取得された画像から前記スイッチの画像であるスイッチ画像を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段で抽出された前記スイッチ画像を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記タッチパネルへの入力を検出する検出手段であって、前記表示制御手段により前記スイッチ画像が表示された領域と重なる領域への入力を検出する検出手段と、
    前記検出手段で入力が検出された場合には、前記スイッチ画像のスイッチに対してあらかじめ設定された所定の動作を実行する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記表示手段に表示させるスイッチ画像の位置及び大きさのうちの少なくとも1つを入力する入力手段を更に備え、
    前記表示制御手段は、前記スイッチ画像を標準の位置及び大きさで前記表示手段に表示させると共に、前記入力手段からの入力に応じて、前記スイッチ画像の位置及び大きさのうちの少なくとも1つを変更させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記装置本体に内蔵の記憶手段を更に備え、
    前記記憶手段は、前記抽出手段で抽出されたスイッチ画像と、前記表示制御手段により前記表示手段に表示された前記スイッチ画像の位置、大きさ及び表示領域に関する情報のうちの少なくとも1つの情報と、を記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記表示手段は2次元配置された複数の画素で構成され、前記タッチパネルは2次元配置された複数の検出ブロックであって、前記複数の画素よりも少ない複数の検出ブロックで構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記抽出手段は、
    前記撮像手段で取得された画像を前記表示手段に表示する第2の表示制御手段と、
    前記タッチパネルへの入力を検出する第2の検出手段と、
    前記第2の検出手段により入力が検出された前記検出ブロックの座標を算出する第1の座標算出手段と、
    前記第2の検出手段において略閉領域が検出された場合には、前記第1の座標算出手段で算出された座標の検出ブロックに囲まれた領域内の画素を前記スイッチ画像として抽出する第2の抽出手段と、
    からなることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記表示手段に表示されたスイッチ画像の画素の座標に対応する前記検出ブロックの座標を算出する第2の座標算出手段を更に備え、
    前記検出手段は、前記第2の座標算出手段で算出された座標に配設された検出ブロックへの入力を検出することを特徴とする請求項4又は5に記載の撮像装置。
  7. 前記表示手段が上面及び背面の少なくとも1面に複数設けられている請求項1〜6のいずれかに記載の撮像装置において、
    前記表示制御手段は、前記複数設けられた表示手段から前記スイッチ画像を表示させる表示手段を選択して前記スイッチ画像を表示させることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の撮像装置。
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