JP2008001327A - 車輪用軸受装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】コストを上昇させることなく、振動やジャダーの発生を防止する。
【解決手段】ハブ輪12のハブフランジ14にハブボルト16を圧入し、かつ、ハブフランジ14のフランジ面にブレーキディスクを取り付ける車輪用軸受装置を製造するにあたり、ハブ輪12のハブフランジ14にハブボルト16を圧入した後、ハブフランジ14のフランジ面を研削加工の基準面として、ハブ輪10の研削加工を行なう。
【選択図】図1
【解決手段】ハブ輪12のハブフランジ14にハブボルト16を圧入し、かつ、ハブフランジ14のフランジ面にブレーキディスクを取り付ける車輪用軸受装置を製造するにあたり、ハブ輪12のハブフランジ14にハブボルト16を圧入した後、ハブフランジ14のフランジ面を研削加工の基準面として、ハブ輪10の研削加工を行なう。
【選択図】図1
Description
この発明は車輪用軸受装置の製造方法に関する。
車輪用軸受装置の分野において次のような問題点は知られている。すなわち、ハブフランジに形成した挿通孔にハブボルトを圧入すると、その圧入力により挿通孔が拡大し、ハブフランジを形成する金属の塑性流動が発生してハブフランジの取付け面にわずかなうねりが発生する。このようなうねりは、ブレーキディスクをハブフランジに固定し回転させた際の振動の発生原因となるとともに、制動時のジャダー音発生原因となる。そこで、特許文献1に記載された発明は、図5に示すように、研摩具60における研摩部62の先端面を取付けフランジ66の取付け面64に当て、研摩具60を取付けフランジ66の中心P1回りに公転させる、といった研摩工程を採用することが提案されている。研摩加工によって、取付け面64全体が同時に研摩され、取付けフランジ66のうねり、特に取付け面64における各挿通孔70a〜70eの外周部の塑性変形部分が、案内部72側を含めて研摩されて塑性変形部分が除去されるので、ブレーキディスク74を取付けフランジ66の取付け面64に固定し回転させたとしても、その振れを抑え、かつ制動時のジャダー音の発生を防止することができる、というものである。
特開2003−343580号公報
特許文献1に記載された従来の技術のように研摩工程を設けると、製造コストの増加につながる。この発明の目的は、コストを上昇させることなく、振動やジャダーの発生を防止した車輪用軸受装置を提供することにある。
この発明は、ハブフランジにハブボルトを圧入した後、ハブフランジ面を研削加工の基準面とすることによって、課題を解決したものである。すなわち、この発明の車輪用軸受装置の製造方法は、ハブ輪のハブフランジにハブボルトを圧入し、かつ、ハブフランジのフランジ面にブレーキディスクを取り付ける車輪用軸受装置を製造するにあたり、ハブ輪のハブフランジにハブボルトを圧入した後、前記ハブフランジのフランジ面を研削加工の基準面として、ハブ輪の研削加工を行なうことを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の車輪用軸受装置の製造方法において、前記車輪用軸受装置が内輪回転の3世代で、外方部材にアウタレースを形成し、インナレースの一方をハブ輪に、他方を内輪に形成してあることを特徴とするものである。この場合、ハブ輪のインナレースや、内輪嵌合面、内輪突き当て面、大つば面、シールランドが研削加工面となる。
請求項3の発明は、請求項1の車輪用軸受装置の製造方法において、前記車輪用軸受装置が内輪回転の2世代または2.5世代で、外方部材にアウタレースを形成し、ハブ輪に嵌合させた軸受内輪にインナレースを形成してあることを特徴とするものである。この場合、ハブ輪の、軸受内輪と嵌合する面、内輪突き当て面が研削加工面となる。
請求項4の発明は、請求項1の車輪用軸受装置の製造方法において、前記車輪用軸受装置が外輪回転の2世代で、ハブ輪にアウタレースを形成し、分離型内輪にインナレースを形成してあることを特徴とするものである。この場合、ハブ輪のアウタレースが研削加工面となる。
この発明によれば、ハブボルトを圧入した後のハブフランジのフランジ面を研削加工の基準にしているので、研削加工面に対するハブフランジ面の振れ精度はハブボルト圧入によるフランジ変形の影響を受けない。したがって、ハブフランジに取り付けられたブレーキディスクの振れを抑え、かつ、制動時のジャダー音の発生を防止することができる。しかも、製造工程上の工夫だけで済み、追加の工程や加工装置を用いないので、コスト上昇を伴うことなく実施をすることができる。
以下、図面に従ってこの発明の実施の形態を説明する。なお、ここでは図1に示す3世代の場合を例にとって述べるが、この発明は、そのほか図3に示すような2世代(内輪回転)および2.5世代(内輪回転)や、図4に示すような2世代(外輪回転)にも適用することができる。ここで、2世代(外輪回転)はハブ輪にアウタレースを形成し、分離型内輪にインナレースを形成したタイプ、2世代、2.5世代(内輪回転)は外方部材にアウタレースを形成し、ハブ輪に嵌合させた軸受内輪にインナレースを形成したタイプ、3世代は外方部材にアウタレースを形成し、インナレースの一方をハブ輪に、他方を内輪に形成したタイプである。
図1に示すように、車輪用軸受装置は、軸受内輪に相当する内方部材10と、軸受外輪に相当する外方部材30と、複列の転動体40とで構成されている。外方部材30の内周に複列のアウタレースが形成してあるのに対し、内方部材10はハブ輪12と内輪26とで構成され、複列のインナレース18,28のうちの一方18がハブ輪12に、他方28が内輪26に形成してある。
内方部材10を構成するハブ輪12の外周面には、アウトボード側の端部寄りに、車輪を固定するためのハブフランジ14が設けてある。ハブフランジ14には、円周方向に等間隔にハブボルト16が植え込んである。ハブフランジ14よりもインボード側の外周面にはインナレース18が形成してある。ハブ輪12のインボード側の端部には小径の嵌合面20が形成してある。この嵌合面20に内輪26が嵌合させてあり、嵌合面20から半径方向に立ち上がった肩面22が内輪26の端面を突き当てる突き当て面となる。内輪26は外周にインナレース28が形成してある。
ハブ輪12は、軸心部に貫通孔24を有している。この貫通孔24は、セレーションまたはスプラインにて、等速自在継手の外側継手部材のステム部52と嵌合し、ステム部52の端部のおねじ部にナット54を締め付けることにより、内輪26を軸方向に締め付けて固定する。ハブ輪12はホイールパイロット56とブレーキパイロット58を有し、前者はホイールディスクの、後者はブレーキディスクの心出しに利用するものである。
外方部材30は、車体に固定するためのフランジ32を外周に有している。フランジ32にはボルト穴34が設けてある。外方部材30のインボード側の端部には、車体側のナックル50と嵌合させるための円筒形状の嵌合面36が設けてある。外方部材30の内周には2列の軌道すなわちアウタレース38が形成してある。外方部材30の両端部には、外部から水や異物が侵入するのを防止し、また、軸受内部に充填した潤滑剤が漏れ出すのを防止するため、シール44が装着してある。シール44のシールリップを弾性的に接触させるためのシールランド46,48がハブ輪12と内輪26にそれぞれ設けてある。
内方部材10のインナレース18,28と外方部材30のアウタレース38との間に複列の転動体40が介在させてある。ここでは、転動体40として円すいころを使用した複列円すいころ軸受の場合が例示してあるが、転動体として鋼球を使用した複列アンギュラ玉軸受とすることもできる(図4参照)。各列の転動体40は保持器42によって所定間隔に保持される。
ハブ輪10の加工に当たっては、図2に示すように、ハブフランジ14にハブボルト16を圧入した後、ハブフランジ14のフランジ面14Aを加工の基準面として、嵌合面20、内輪突き当て面22、インナレース18、シールランド46、大つば面19を研削する。
以上の説明から明らかなように、ハブボルト16を圧入した後のハブフランジ14のフランジ面を研削加工の基準にして嵌合面20、内輪突き当て面22、インナレース18、シールランド46、大つば面19の研削を行うことにより、研削加工面に対するフランジ面の振れ精度はハブボルト圧入によるフランジ変形の影響を受けない。したがって、ハブフランジに取り付けられたブレーキディスクの振れを抑え、かつ、制動時のジャダー音の発生を防止することができる。
10 内方部材
12 ハブ輪
14 ハブフランジ
16 ハブボルト
18 インナレース
19 大つば面
20 小径部
22 肩面
24 貫通孔
26 内輪
28 インナレース
30 外方部材
32 フランジ
34 ボルト穴
36 嵌合面
38 アウタレース
40 転動体
42 保持器
44 シール
46 シールランド
48 シールランド
50 ナックル
52 ステム部
54 ナット
56 ホイールパイロット
58 ブレーキパイロット
12 ハブ輪
14 ハブフランジ
16 ハブボルト
18 インナレース
19 大つば面
20 小径部
22 肩面
24 貫通孔
26 内輪
28 インナレース
30 外方部材
32 フランジ
34 ボルト穴
36 嵌合面
38 アウタレース
40 転動体
42 保持器
44 シール
46 シールランド
48 シールランド
50 ナックル
52 ステム部
54 ナット
56 ホイールパイロット
58 ブレーキパイロット
Claims (4)
- ハブ輪のハブフランジにハブボルトを圧入し、かつ、ハブフランジのフランジ面にブレーキディスクを取り付ける車輪用軸受装置を製造するにあたり、ハブ輪のハブフランジにハブボルトを圧入した後、前記ハブフランジのフランジ面を研削加工の基準面として、ハブ輪の研削加工を行なう車輪用軸受装置の製造方法。
- 前記車輪用軸受装置が、外方部材にアウタレースを形成し、インナレースの一方をハブ輪に、他方を内輪に形成してある請求項1の車輪用軸受装置の製造方法。
- 前記車輪用軸受装置が、外方部材にアウタレースを形成し、ハブ輪に嵌合させた軸受内輪にインナレースを形成してある請求項1の車輪用軸受装置の製造方法。
- 前記車輪用軸受装置が、ハブ輪にアウタレースを形成し、分離型内輪にインナレースを形成してある、請求項1の車輪用軸受装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006175583A JP2008001327A (ja) | 2006-06-26 | 2006-06-26 | 車輪用軸受装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006175583A JP2008001327A (ja) | 2006-06-26 | 2006-06-26 | 車輪用軸受装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008001327A true JP2008001327A (ja) | 2008-01-10 |
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Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105736608A (zh) * | 2016-05-12 | 2016-07-06 | 芜湖伯特利汽车安全系统股份有限公司 | 车轮轴承与制动盘组合件加工装置及加工工艺 |
JP2019123268A (ja) * | 2018-01-12 | 2019-07-25 | 株式会社ジェイテクト | 車輪用軸受装置及びその製造方法 |
JP2019123266A (ja) * | 2018-01-12 | 2019-07-25 | 株式会社ジェイテクト | 車輪用軸受装置及びその製造方法 |
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2006
- 2006-06-26 JP JP2006175583A patent/JP2008001327A/ja not_active Withdrawn
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JP7047389B2 (ja) | 2018-01-12 | 2022-04-05 | 株式会社ジェイテクト | 車輪用軸受装置及びその製造方法 |
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