JP2007531854A - 成形システムで用いる逆止弁 - Google Patents

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Abstract

本発明は、成形システムの成形材料流路に沿った任意の場所で用いられるように構成され得る逆止弁に関する。本発明の逆止弁は、射出中の溶融物の逆流を制限する改良型の手段を含む。特に、射出中に、相補的な弁部材間に構成される密接に重なった互いに平行な相補的な雄スピガット部と雌スピガット部との間に、スピガットシールを構成可能である。スピガットシールは、射出中にスピガット部間の過渡的運動が万一あった場合でも、効果的な逆流制限を維持することが有利である。好ましくは、本発明の逆止弁は、相補的な弁構成部品を互いに位置合わせ及び/又は案内する手段を含むようにも構成されることで、相補的なスピガット部間の適切な位置合わせを確保し、フェイスシールがある場合にはその機能及び寿命を改善する役割も果たすことができる。本発明の逆止弁は、合金の射出成形用の射出ユニットのバレル組立体で用いられるように構成される場合に、特に有利な実用性を与える。

Description

本発明は、成形システムの成形材料流路に沿った任意の場所で用いられるように構成することができる逆止弁に関する。さらに詳細には、本発明の逆止弁は、射出成形機のバレル組立体で用いられるように構成され得る。より詳細には、本発明の逆止弁は、金属の成形用の射出成形システムで用いられるように構成され得る。
[発明の背景]
本発明の構造及び動作は、半固体(すなわちチクソトロピー)状態でのマグネシウム等の合金の成形用の射出成形システムのバレル組立体で用いられるように構成される逆止弁の機能及び耐久性の改善に関して、本明細書中で後述する。このような射出成形システムのいくつかの構成及び動作の詳細な説明は、米国特許第5,040,589号及び第6,494,703号を参照して入手可能である。上記に関わらず、本発明の逆止弁の汎用性にも、他の合金(例えば、アルミニウム、亜鉛等)とのその適合性にも、制限が課されることは意図されない。
本明細書中で上述したような射出成形システムは、図1及び図2を参照して示される。
一般的に知られているように、射出成形システム10は、互いに連結される射出ユニット14及びクランプユニット12を含む。射出ユニット14の機能は、固体金属原料(図示せず)を加工して溶融物にし、続いて、射出ユニット14と流体連通するように配置された閉鎖及び型締めされた射出金型に溶融物を射出することである。射出金型は、相補的な金型ホット半体及びコールド半体23及び25を備えるものとして開いた配置で図示されている。射出ユニット14はさらに、射出組立体29が取り付けられてこれを摺動可能に支持する射出ユニットベース28を含む。射出組立体29は、キャリッジ組立体34内に配置されたバレル組立体38と、バレル組立体38の真後ろにあるキャリッジ組立体34に取り付けられて、バレル組立体38内に配置されたスクリュ56の操作(すなわち回転及び往復)を行うドライブ組立体36とを備える。バレル組立体38は、キャリッジシリンダ30を用いてクランプユニット12の固定プラテン16に接続されて図示されており、キャリッジシリンダ30は、バレル組立体38に沿ってキャリッジ力を加えることにより、動作時に、溶融物を射出金型内に射出している間中バレル組立体38の機械ノズル44を射出金型のスプルーブッシュ55と係合させたままにするように機能する。
さらに詳細には、バレル組立体38は、軸方向の円筒形ボア48Aが貫通した細長い円筒形バレル40を含んで図示されており、ボアは、金属原料を処理及び搬送するように、且つ成形材料の溶融物の射出中にこれを蓄積させた後で流す手段として、内部に配置されたスクリュ56と協働するように構成される。スクリュ56は、細長い円筒体部59の周りに配置された螺旋状フライト58を含み、スクリュの後方部(図示せず)は、ドライブ組立体36と連結するように構成され、スクリュの前方部は、本発明の一実施形態による逆止弁60を受け止めるように構成され、逆止弁の動作部は、スクリュ56の前方合わせ面57の前に配置される。バレル組立体38は、機械ノズル44とバレル40の前端との中間に位置決めされるバレルヘッド42も含む。バレルヘッド42には、バレルボア48Aを、機械ノズル44を貫通する相補的な溶融物通路48Cと接続する溶融物通路48Bが貫通している。バレルヘッド42内の溶融物通路48Bは、この溶融物通路の直径を機械ノズル44のはるかに細い溶融物通路48Cに遷移させる、内方テーパ状部分を含む。バレル40の中心ボア48Aは、高温金属溶融物の腐食性からバレル基板材料を保護するためにライナ46を含むものとしても図示されている。バレル組立体38のうち、成形材料の溶融物と接触する他の部分も、同様の保護ライニング又はコーティングを含み得る。バレル40はさらに、バレルの上側後方部(図示せず)に位置付けられる供給口(図示せず)を介して粉砕された金属原料の供給源と接続されるように構成される。供給口は、原料をバレル40のボア48A内に導き、原料は続いて機械加工によって、バレルボア48Aと協働するスクリュ56の作用によって、また原料の制御加熱によって、成形材料に加工される。熱は、全てが図示されてはいないが、バレル組立体38の長さの大部分に沿って配置される一連のヒータ50によって与えられる。
クランプユニット12は、固定プラテン16が端に堅固に保持されたクランプベース18、クランプベース18の反対端に摺動可能に接続されたクランプブロック22、及び1組のタイバー32上で固定プラテン16とクランプブロック22との間を並進するように配置された移動プラテン20を含んで図示されており、1組のタイバー32は、移動プラテン20を除けば固定プラテン16とクランプブロック22とを相互接続する。一般的に知られているように、クランプユニット12はさらに、固定プラテンに対して移動プラテン20をストロークさせて両者間に配置された射出金型半体23、25を開閉する手段(図示せず)を含む。クランプブロックと移動プラテンとの間には、成形材料の溶融物の射出中に金型半体23と25との間に型締め力を与える型締め手段(図示せず)も設けられる。射出金型のホット半体25は、固定プラテン16の一面に取り付けられて図示されており、金型の相補的なコールド半体23は、移動プラテン20の対向面に取り付けられる。
さらに詳細には、射出金型は、金型半体23と25との間で共有される相補的な成形インサート間に閉鎖協働式に形成される、少なくとも1つの成形キャビティ(図示せず)を含む。さらに詳細には、金型コールド半体23は、少なくとも1つのコア成形インサート(図示せず)が内部に配置されたコアプレート組立体24を含む。金型ホット半体25は、少なくとも1つの相補的なキャビティ成形インサートが内部に配置されて、ランナシステム26の一面に取り付けられる、キャビティプレート組立体27を含む。ランナシステム26は、少なくとも1つの成形キャビティを充填するために機械ノズル44の溶融物通路48Cを少なくとも1つの成形キャビティと接続する手段を提供する。一般的に知られているように、ランナシステム26は、オフセット又はマルチドロップホットランナ、コールドランナ、コールドスプルー、又は任意の他の一般的に知られている溶融物分配手段であり得る。動作時には、コア成形インサートとキャビティ成形インサートとが金型閉鎖型締め位置で協働して、ランナシステム26から受け取った成形材料の溶融物を受け取って整形するための少なくとも1つの金型キャビティを形成する。
成形プロセスは概して、
i)バレル40の後方端部に金属原料を流入させるステップと、
ii)a.スクリュフライト58と軸方向ボア48Aとの協働によって、バレル40の長さに沿って、逆止弁60を通過して逆止弁60の前方に画定された蓄積領域に原料/溶融物を搬送するように機能する、スクリュ56の動作(すなわち回転及び後退)、及び
b.バレル組立体38の大部分に沿って進めながらの原材料の加熱
によって、金属原料を加工(すなわち剪断)及び加熱して成形材料のチクソトロピー溶融物にするステップと、
iii)射出金型半体23、25を閉鎖及び型締めするステップと、
iv)蓄積された溶融物をスクリュ56の前方並進によって機械ノズル44を通して射出金型内に射出するステップと、
v)場合によっては、持続的な射出圧力(すなわちパッキング)を加えることによって、成形キャビティに空隙が残っている場合はそれを充填するステップと、
vi)成形部品が射出金型の冷却によって凝固したら、射出金型を開くステップと、
vii)射出金型から成形部品を取り出すステップと、
viii)場合によっては、後続の成形サイクル(例えば離型剤の塗布)のために射出金型を調整するステップと
を含む。
後続の射出のために一定量の溶融物を準備するステップ(すなわち、ステップi)及びii))は、「リカバリ」として一般的に知られており、少なくとも1つの金型キャビティを充填及びパッキングするステップ(すなわち、ステップiv)及びv))は、「射出」として一般的に知られている。
本明細書中で上述した逆止弁60は、溶融物の射出中に、バレル40の前方にある蓄積領域への溶融物の前進搬送を可能にするがそれ以外は溶融物の逆流を防止するように機能する。逆止弁60の適切な機能は、逆止弁60の両側における溶融物間の差圧に依存する(すなわち、リカバリ中は弁の後方が高く、射出中は前方が高い)。金属射出成形で用いられる通常の逆止弁の構造及び動作は、米国特許第5,680,894号に記載されている。
射出成形機のバレル組立体38で用いられる通常の逆止弁60の一例は、図3A、図3B、及び図3Cを参照して示される。さらに詳細には、逆止弁60は、スクリュ56の前方部に保持されるように構成される先端部材62、先端部材62に沿って画定されるリカバリ位置と射出位置との間で先端部材62と協働するように構成されるリング部材64、及びリング部材64の後ろで先端部材62に配置されてリング部材64の後進を制限し、さらに射出位置でリング部材64に対してシールするように構成されるフランジ部材66を含む。
先端部材62は、前方セクション及び中間セクションにそれぞれ先端フランジ81及び保持フランジ73が配置された、円筒体63を備える。先端部材62の長さに沿って、後ろから前に向かって順に、スクリュ連結部68、位置合わせ部70、シート部72、環状流部74、前方保持部76、先端円周部80、先端テーパ状部82、及び先端平坦部86を含む、機能部がある。
スクリュ連結部68は、先端部材62をスクリュ56の前方部に保持するように構成され、且つねじ継手の一部として螺旋ねじを形成することによって設けられる。
位置合わせ部70は、先端部材62をスクリュ56の長手方向軸と軸方向に位置合わせするように構成され、且つスクリュ56の前方部に形成された相補的な合わせ部70’と協働する円筒形合わせ面によって設けられる。位置合わせ部70は、スクリュ56の前方合わせ面57とシート部72との間でフランジ部材66を同様に位置合わせするのにも用いられる。
シート部72は、位置合わせ部70の前部及びシートフランジ73の後面に形成されるアンダカットを含む。
環状流部74は、前傾セグメントによってつながった後方円筒流セグメント及び前方円筒流セグメントを含み、後方円筒流セグメント及び前傾セグメントは、シートフランジ73の外周面及び前面にそれぞれ設けられる。環状流部74は使用時に、リング部材がリカバリ位置にあるときに、リング部材64の内側に沿って画定される相補的な環状流部74’と協働して環状流部74’との間に環状溶融物通路77を画定する。
先端部材62の残りの長さに沿って配置される先端フランジ81は、その後面、外面、前傾面、及び前面にそれぞれ、前方保持部76、先端円周部80、先端テーパ状部82、及び先端平坦部86を設ける。4つの半径方向に離間した軸方向溶融物放出溝84も、先端フランジ81の周りに等角に離間して配置され、これらは、先端フランジ81の後面と前面との間で外面及び前傾面にわたって延び、先端部材62の長手方向軸と平行な長手方向軸を有し、且つ環状流部74の前方部分とほぼ同じ深さを有する。溶融物放出溝84は、環状溶融物通路77からバレルボア48Aの前方の蓄積領域への溶融物の放出用の通路を提供する。
前方保持部76は使用時に、リング部材64に画定される相補的な前方保持部76’と協働してリング部材64の前進を制限する。リング部材64の前方保持部76’が、スクリュ56の回転によって逆止弁60の後ろに発生する溶融物圧力の影響下で先端部材62の相補的な前方保持部76と係合させられると、リング部材64がリカバリ位置にきて環状溶融物通路77が開かれる。前方保持部76、76’の表面には、前方保持部76、76’の周期的衝突による変形を回避するために、弾性表面硬化材料78上に設けられるものとして図示されている。
先端円周部80の直径は、バレルボア48Aと協働して先端部材62とバレルボア48Aとの位置合わせを助けるように構成され、この位置合わせは、バレルボア48A内にスクリュフライト58を密着嵌合させてスクリュ56をバレルボア48Aと全体的に位置合わせすることによっても行われる(実用上の理由から、スクリュ56が自重で下がるため、スクリュフライト58とバレルボア48Aとの間には、バレルボア48Aとぴったり位置合わせされないように通常は十分なギャップがある)。射出中、テーパ状部82及び平坦部86はいずれも、逆止弁60がバレルボア48Aに沿って前進させられると前方で溶融物を加圧するように機能する。
リング部材64は、環状体94を備える。環状体94の外周面96が、バレルボア48A内に密着嵌合するように構成され、且つバレルボア48Aと協働して、リング部材64がリカバリ及び射出中にバレルボア48Aに沿って並進させられるときにリング部材64を案内するように構成される。リング部材64及び先端部材62は、本明細書中の上記で特徴付けたように、バレルボア48Aを用いて中心合わせされる場合は互いに全体的に位置合わせされたままとなるが、両者間を位置合わせするための直接的な手段は設けられない。
リング部材64は、リング部材64の両端間の外周面96に円周溝として形成されるピストンリングシート95も含む。ピストンリングシート95は、ピストンリング98及びその下のサブリング100を受け入れるように構成され、ピストンリング98の外面99は、リング部材64とバレルボア48Aとの間にシールを提供して、射出中にこれらの間に溶融物が迂回するのを防止する。環状溶融物通路77をピストンリングシート95と接続するとともに、射出中にサブリング100の後ろの領域を溶融物で加圧させるように機能する、複数の圧力ポート97が設けられる。サブリング100の後ろの領域が加圧されると、サブリング100及びピストンリング98が半径方向に膨張することで、ピストンリング98の外面99とバレルボア48Aの表面との間にシール力が与えられる。サブリング100は、ピストンリングに設けられた割れ目をシールすることにより、加圧溶融物の漏れを制限するように働く。環状流部74’は、先端部材62の相補的な環状流部74との間に環状溶融物通路77を形成するように、環状流部74の外形を辿るように構成される。
環状体94の後部内方テーパ面に沿って、後方保持シール部90’が構成される。後方保持シール部90’は、フランジ部材66の前面に設けられた相補的な後方保持シール部90と協働して、リング部材64の後進を制限するとともに、リング部材64が射出位置にされると、射出中の溶融物の逆流を防止することが意図されるフェイスシール91を提供するように機能する。
同様に、本明細書中で上述した機能を有する前方保持部76’が、環状体94の平坦な前面に設けられる。前方保持部76’は、表面硬化材料78上に設けられるものとして示されている。
フランジ部材66は、スペーサフランジ部93がテーパ状前面の基部から突出している環状体92を備える。環状体92には内周面が延びており、先端部材62の位置合わせ部70と協働して本明細書中で上述したように先端部材62上でフランジ部材66を位置合わせするように構成される相補的な位置合わせ部70’を提供する。環状体92の平坦な後面は、スペーサフランジ部93の前面に設けられた相補的なシート部72’を先端部材のシート部72と合わせて位置決めする際にスクリュの合わせ面57と協働することにより、合わせ面57との間にフランジ部材66を確実に位置付けるように構成される、相補的な合わせ面57’を提供する。環状体92の前面は、射出位置にあるリング部材64の相補的な保持シール部90’と協働して、リング部材64の後進を制限するとともにリング部材64に対してシールする(すなわち、溶融物通路77を閉じる)ように構成される、本明細書中で上述した保持シール部90を提供する。保持シール部90’は、表面硬化材料78上に設けられるものとして示されている。フランジ部材66の直径は、バレルボア48Aとの間に形成される環状ギャップがリカバリ中の溶融物が前進するための溶融物通路を提供するように、バレルボア48Aよりもかなり狭い。
金属射出成形機のバレル組立体38で用いられる一般的に知られている逆止弁60の別の例を、図4A、図4B、図4C、及び図4Dを参照して示す。この逆止弁60の構造及び動作は、前述し図3A、図3B、及び図3Cに示したものとほぼ同じである。したがって、実施形態間の構造及び動作の相違点のみを概説し、両実施形態に共通の特徴には同様の参照符号が与えられている。顕著な相違点は以下の通りである。リング部材64の前方保持部76’は、複数の等角に離間したスタンドオフ102に細分されている。リング部材64は、その外面に2つのピストンリング98装置を含み、これとともに用いられるサブリング100がない。また、先端フランジ81は一般的な構成である。図3Aと対照して見ることができるように、先端円周部80がバレルボア48Aよりもはるかに狭く構成されており、したがって両者間のギャップが放出通路を提供するため、先端フランジ81には半径方向に離間した軸方向溶融物放出溝84がない。先端円周部81は、スクリュ56における先端部材62の着脱に役立つ六角形構成の工具用平面104も含む。最後に、先端フランジ81は、平坦部86の代わりにボールノーズ部87を含み、この変更は、溶融物の加圧には重要ではない。
射出中のこれらのタイプの逆止弁60の適切な動作は、リング部材64及びフランジ部材66にそれぞれ配置される相補的な後方保持シール部90’と90との間に密接なフェイスシール91が設けられることを条件とする。密接なフェイスシール91がなければ、リング部材での圧力降下が突然なくなることに伴って大量の漏れが生じ得る。
十分には理解されていないが、射出ステップの期間中に密接なフェイスシール91を得ること及び/又は維持することができないのは、溶融物の不均一性及び射出動力学を含む因子が原因であると考えられる。
さらに詳細には、射出材料の溶融物の不均一性(すなわち、未溶融で不規則なサイズの原料粒子を含むこと)は、固体原料を保持シール部90と90’との間に詰まらせる可能性がある。
さらに、射出中のバレル組立体38内の動力学は、逆止弁60の構成部品に極端且つ様々な大きさの力を加え、この力の大きさは非常に多くの場合、特に逆止弁がほぼ瞬時の減速を受ける射出ステップとパッキングステップとの間の移行中に、不確実な弁の閉鎖を回避する(すなわち、フェイスシール91を得て維持する)ために射出プロファイル(すなわち、スクリュ56の速度及び加速度)を不本意に妥協する必要があるほどのものとなる。この極端な動力学は、溶融物の凝固及び溶融物の特性(すなわち低い粘度及び圧縮性)に起因した充填問題に直面することなく利用可能な射出時間(すなわち、通常は30〜50ミリ秒の範囲内にある、少なくとも1つの成形キャビティを完全に充填するのに要する時間)が非常に短い結果として必然的に生じる。結果として、非常に急激なスクリュ56の加速、高い射出速度(通常は6メートル/秒以上)が生じ、且つ少なくとも1つの射出キャビティの充填後に、溶融物の圧縮性がないことでスクリュ56が事実上瞬時に停止する。初期閉鎖衝突時(すなわち、リカバリから射出への移行時)、及びスクリュの突然の減速による射出行程の終了時に、密着が損なわれることが最も多い。
残念ながら、保持シール部90、90の完全性、したがって密接なフェイスシール91を得る能力は、通常の動作条件下では許容不可能なほど急速に低下することが、実際の経験でも示されている。したがって、逆止弁60における逆流の増加を補償するために、成形プロセスへの補償調整を頻繁に行うこと(例えば、蓄積領域における溶融物の量を増やすこと、射出速度を低下させること等)が必要である。保持シール部90、90’の急速劣化は十分に理解されていないが、要因としては、不十分な位置合わせによって加わる偏心荷重、高い衝撃力、及び固体(例えば、未溶融原料、原料とともに入って原料粉砕後に残る硬質炭化物粒子等)の詰まりが挙げられると考えられる。さらに、成形材料中の固体のパーセントが高いほど、保持シール部90、90’の劣化が速まることに留意されたい。さらに悪いことに、高い溶融温度(通常は600℃以上)が、弁構成部品の基板材料の焼鈍を遅くすることにより、保持シール表面90、90’の弾力性を低下させ得る。
保持シール部90、90の劣化は通常、わずか10〜60,000回の成形サイクルで逆止弁60の整備又は交換(すなわち数週間に及ぶ整備)を必要とし、これは、射出組立体29及びバレル組立体38に必要な分解の程度と、これらの中に残っている凝固した成形材料によってよく生じる全ての問題とを考えると、非常に時間がかかり複雑な作業である。この整備要件は、生産性の損失(すなわち低いシステム稼働率)及び高度な技術を有する労働力の必要性という点で、多額のコストを招く。
したがって、耐久性がより高く確実な弁閉鎖を行う、成形システムで用いられる改良型の逆止弁が必要である。さらに詳細には、射出中に成形材料が逆流しないようにシールする改良型の手段を有する、合金の成形用の射出成形機で用いられる逆止弁が必要である。
[発明の概要]
本発明の逆止弁は、射出位置で逆止弁の溶融物通路での溶融物の逆流を実質的に制限する「スピガットシール」を含むことが有利であり、これはリング部材と先端部材との間に過渡的運動があったとしてもその機能を維持する。スピガットシールは、密接して重なった互いに平行な相補的な雄スピガット部と雌スピガット部との間に設けられ、これらのスピガット部は、リング部材、先端部材、フランジ部材、又はスクリュの端の任意の組み合わせの間で構成される。スピガット部は、その面法線が逆止弁の長手方向軸に対してほぼ垂直であることも特徴とする。スピガットシールは、単独で用いてもよく、又はフェイスシールと組み合わせて(例えば、リング部材とフランジ部材との間で)用いてもよい。フェイスシールと組み合わせて用いられる場合、スピガットシールは、通常であれば密接なフェイスシールの一時的消失により生じる可能性がある圧力損失を減らすことが意図される。
スピガットシールにより提供されるさらなる利点は、その弾力性である。さらに詳細には、スピガットシールは、密接したスピガット部間の溶融物の流れを制限することによって機能するため、先端部材とリング部材との間のわずかな位置ずれ及びスピガット部の表面品質の低下の影響を受け難い。
本発明の逆止弁は、先端部材とリング部材とを互いに位置合わせする手段を含むことが有利であり得る。好ましくは、位置合わせする手段は、先端部材とリング部材との間で分けられた相補的な部分として設けられ、これらは使用時に、先端部材及びリング部材を軸方向に位置合わせするように協働して、先端部材及びリング部材に設けられた相補的なシール部及び/又は後方保持部が閉鎖衝突時に互いに係合すると互いに揃えられるようにする。したがって、相補的なシール部及び/又は後方保持部のより一貫した均一な荷重が、高い衝撃力によるこれらの劣化を最小にする(すなわち、偏心荷重の回避)。好ましくは、先端部材とリング部材とを互いに位置合わせする手段はさらに、射出位置とリカバリ位置との間で先端部材と継続的に位置合わせするようにリング部材を案内するように構成される。
先端部材とリング部材とを互いに位置合わせする手段は、スピガットシールと組み合わせて用いられることも有利であり得る。したがって、密接なスピガット部間の適切な位置合わせが確実になる。さらに、相補的な位置合わせ部及びスピガット部は、リング部材及び先端部材それぞれの共通の表面上に構成されることも有利であり得る。
先端部材、リング部材、及び先端部材とリング部材とを互いに位置合わせする手段は、スクリュ56の重量の成分が相補的な位置合わせ部に対してほぼ垂直に向けられるように構成されることで、初期衝突時及びスクリュが射出の終わりに突然減速したときにリング部材を一時的に変位させる傾向がある動力学に抗して作用することによってフェイスシール91を維持するのに役立つ適度な摩擦力が、相補的な位置合わせ部間に生じるようになることも有利であり得る。摩擦力は、拘束されていないリング部材が最初の閉鎖の衝撃による“飛び出し”を防止することによって、射出開始時のフェイスシール91のシール部間のいかなる過渡的な非接触をも減少させることができる。
本発明の第1の態様によれば、成形システムの流路で用いられるように構成される逆止弁が提供される。逆止弁は、先端部材と、使用時に先端部材の中間部に配置されるリング部材とを備える。先端部材及びリング部材は、使用時に互いに対して開位置と閉位置との間で、互いの間の相対長手方向往復運動を支持するように相互構成される。逆止弁はさらに、先端部材及びリング部材に配置されて使用時にリング部材と先端部材との間での閉位置への後方並進を制限する相補的な保持部を備える、後方リテーナを含む。同様に、逆止弁はさらに、先端部材及びリング部材に配置されて使用時にリング部材と先端部材との間での開位置への前方並進を制限する相補的な保持部を備える、前方リテーナを含む。逆止弁は、リング部材、先端部材、及びいずれかの保持部のうち少なくとも2つに沿って構成される複数の溶融物流部も含む。溶融物流部は、リング部材及び先端部材が開位置に配置されているときに溶融物通路を間に提供するように協働するように構成される。逆止弁は、溶融流部に構成された、リング部材及び先端部材が閉位置にあるときにほぼ密接に重なった平行な配置で協働する少なくとも一対の相補的なスピガット部も含む。使用時に、相補的なスピガット部は、リング部材及び先端部材が閉位置あるときに互いの間での溶融物の逆流を実質的に制限するスピガットシールを提供するように協働する。
次に、本発明の例示的な実施形態を添付図面を参照して説明する。
[好適な実施形態の詳細な説明]
図1、図5A、図5B、図5C、及び図5Dを参照すると、射出成形機10のバレル組立体38で用いられるように構成される本発明の第1の実施形態による逆止弁が示されている。逆止弁160は、スクリュ56の前方部に保持されるように構成される先端部材162、先端部材162に摺動可能に配置されて、先端部材162に沿って画定されるリカバリ位置と射出位置との間で先端部材162と協働するように構成されるリング部材164、及びリング部材164の後で先端部材162の後方部に配置されたフランジ部材166を含む。
先端部材162は、前方セクション及び中間セクションの周りにそれぞれ配置された、円錐形の先端フランジ81及び円筒形のスピガットフランジ173を有する円筒体63を備える。先端部材162の長さに沿って、後ろから前に向かって順に、スクリュ連結部68、位置合わせ部70、シート部72、外側案内スピガット流部110、ルーティング部120、前方保持部76、先端円周部80、先端テーパ状部82、及びボールノーズ部87を含む、機能部がある。
スクリュ連結部68は、スクリュ56の前方部に先端部材162を保持するように構成され、且つねじ継手の一部として螺旋ねじを形成することによって設けられる。
位置合わせ部70は、先端部材162をスクリュ56の長手方向軸と軸方向に位置合わせするように構成され、且つスクリュ56の前方部に形成された相補的な合わせ部70’と協働する円筒形合わせ面によって提供される。位置合わせ部70は、スクリュ56の前方合わせ面57とシート部72との間でフランジ部材166を同様に位置合わせするのにも用いられる。シート部72は、位置合わせ部70の前部に形成されるアンダカット及びスピガットフランジ173の後面を含む。
外側案内スピガット流部110は、スピガットフランジ173の外周面に沿って構成される。外側案内スピガット流部110は、リング部材164の相補的な内側案内スピガット流部112と協働して、射出位置とリカバリ位置との間で先端部材162と継続的に位置合わせするようにリング部材164を案内する機能、及びリング部材164が射出位置にあるときに本明細書中で上述したように互いの間にスピガットシールを提供する機能を果たすように構成される。本明細書中で後述する内側案内スピガット流部112は、リング部材164の内周面に沿って構成される。外側案内スピガット流部110は、リング部材164の内側後方部の周りに設けられる、本明細書中で後述する複数のトランスファー部118と協働するようにも構成されることで、リング部材164がリカバリ位置にあるときに、各トランスファー部118と先端部材162の案内スピガット流部110との間に溶融物分岐通路177Bが提供されるようになる。
ルーティング部120は、スピガットフランジ173の前面と先端フランジ81の後面との間に設けられる。ルーティング部120は、リング部材164がリカバリ位置にあるときに、リング部材164のスピガット流サブ部114と協働して、各トランスファー部118と先端フランジ81に沿って配置された複数の半径方向に離間した軸方向溶融物放出溝84との重複部間にルーティング溶融物通路177Cを設ける。
先端部材162の残りの長さに沿って配置される先端フランジ81は、その後面、外面、前傾面、及び前面にそれぞれ、前方保持部76、先端円周部80、先端テーパ状部82、及び先端ボールノーズ部87を設ける。5つの半径方向に離間した軸方向溶融物放出溝84は、先端フランジ81の周りに等角に離間して配置され、先端部材162に沿って先端フランジ81の後面と前傾面との間に、先端部材62の長手方向軸とほぼ平行に、且つ先端フランジ81の外面及び前傾面からほぼルーティング部120の深さまで延びる。
前方保持部76は使用時に、リング部材164の前面に画定される相補的な前方保持部76’と協働して、リング部材164の前進を制限する。リング部材164の前方保持部76’が、スクリュ56の回転によって逆止弁160の後ろに発生する溶融物圧力の影響下で先端部材162の相補的な前方保持部76と係合させられると、リング部材164がリカバリ位置にきて溶融物通路177(すなわち、177A、177B、177C)が開かれる。
先端円周部80の直径は、バレルボア48Aと協働して先端部材162とバレルボア48Aとの位置合わせを助けるように構成される。射出中、テーパ状部82及びボールノーズ部87はいずれも、逆止弁160がバレルボア48Aに沿って前進させられると前方で溶融物を加圧するように機能する。
リング部材164は、環状体94を備える。環状体94の外周面96は、バレルボア48A内に密着嵌合するように構成され、且つバレルボア48Aと協働して、リング部材164がリカバリ及び射出中にバレルボア48Aに沿って並進させられるときにリング部材164を案内するように構成される。
リング部材164は、リング部材164の端間の外周面96に円周溝として形成されるピストンリングシート95も含む。ピストンリングシート95は、ピストンリング98(サブリング100はない)を受け入れるように構成され、ピストンリング98の外面99は、リング部材164とバレルボア48Aとの間にシールを提供して、射出中にこれらの間に溶融物が迂回するのを防止する。本明細書中で上述したように、射出中にピストンリング98の後ろの領域を溶融物で加圧させるために前方保持部76’とピストンリングシート95との間に延びる複数の圧力ポート97が設けられる。
本明細書中で上述した前方保持部76’は、環状体94の平坦な前面に設けられ、先端部材162に沿ったリング部材164のリカバリ位置への前進を制限するように機能する。
環状体94の後部内方テーパ面に沿って、後方保持シール部90’が構成される。後方保持シール部90’は、フランジ部材166の前面に設けられた相補的な後方保持シール部90と協働して、先端部材162に沿ったリング部材164の後進を制限することによってリング部材164を射出位置に配置するとともに、互いの間にフェイスシール91を提供するように機能するように構成される。後方保持シール部90は、その弾力性を高めるために表面硬化材料78上に設けられるものとして図示されている。
環状体94の内周面は、本明細書中で上述した案内スピガット流部112を提供する。案内スピガット流部112は、スピガット流サブ部114及び複数の軸方向案内サブ部116を含む2つの機能サブ部を備える。
スピガット流サブ部114は、環状体94の内周面の前方部に沿って延びる狭い円筒形帯として設けられる。スピガット流サブ部114は、外側案内スピガット流部110の相補的な前方部と協働して、射出位置でスピガットシール122を形成するように構成される。図5Cに示すように、リング部材164が射出位置にされると、スピガット流サブ部114(雌部)は、外側案内スピガット流部110(雄部)の前方部と密接に重なった平行な配置になり、これらの相補的なスピガット部114と110との間の狭い空間(すなわち、非常に小さな直径差)が、そこを通る溶融物の逆流を事実上制限するように機能する。
軸方向案内サブ部116は、4つの狭い円弧状の長手方向に延びる部材の内周面に沿って構成される。長手方向に延びる部材は、環状体94の内周面に4つの同一の等角に離間した円弧状の溝を形成した残りの部分であり、スピガット流サブ部114の後縁から環状体94の後面に延びる。溝は、本明細書中で上述したトランスファー部118を提供する。軸方向案内サブ部116は、リング部材164が射出位置とリカバリ位置との間で先端部材162に対して並進するときに、相補的な外側案内スピガット流部110と協働してリング部材164と先端部材162とを互いに軸方向に位置合わせさせたまま維持するように構成される。さらに詳細には、軸方向案内サブ部116は、密接な(すなわち、非常に小さな直径差の)配置で相補的な外側案内スピガット流部110の周りに嵌まるように構成される。この摺動及び位置合わせ嵌合は、「滑り嵌め」123と呼ぶものとする。リング部材164と先端部材162との間に滑り嵌め123を提供することは、スピガット流サブ部114が案内スピガット流部110の密接した相補的な前方部と位置合わせ及び係合を確実にするのに大いに役立つ。好ましくは、スクリュ56及び逆止弁160は、スクリュ56の重量の成分が先端部材162の外側案内スピガット流部110とリング部材164の軸方向案内サブ部116との間でほぼ垂直に向けられるようにバレルボア48A内に構成されることで、適度な摩擦力がこれらの間に生じるようになる。相補的な案内部110と116との間の摩擦力は、ピストンリングの外面99とバレルボア48Aとの間に加わる摩擦力に加えて、初期衝突時及びスクリュが射出の終わりに突然減速したときにリング部材を一時的に変位させる傾向がある動力学に抗して作用することによって、相補的な保持シール部90と90’との間にフェイスシール91を維持するのに役立つ。
フランジ部材166は、スペーサフランジ部93がテーパ状前面の基部から突出している環状体92を備える。環状体92には内周面が延びており、先端部材162の位置合わせ部70と協働して本明細書中で上述したように先端部材162上でフランジ部材166を位置合わせするように構成される相補的な位置合わせ部70’を提供する。環状体92の平坦な後面は、スペーサフランジ93の前面に設けられた相補的なシート部72’を先端部材のシート部72と合わせて位置決めする際にスクリュの合わせ面57と協働することにより、合わせ面57との間にフランジ部材166を確実に位置付けるように構成される、相補的な合わせ面57’を提供する。環状体92の前面は、射出位置にあるリング部材64の相補的な保持シール部90’と協働して、リング部材64の後進を制限するとともにリング部材64に対してフェイスシール91を形成する(すなわち、溶融物通路177を閉じる)ように構成される、本明細書中で上述した保持シール部90を提供する。相補的な保持シール部90、90’は、リング部材164がリカバリ位置に配置されているときにも協働し、この位置で、両者間の大きなギャップが、逆止弁160の後ろのバレルボア48Aの一部と溶融物分岐通路177Bとを相互接続する環状入口通路177Aを形成する。好ましくは、保持シール部90’は、表面硬化材料78上に設けられる。フランジ部材166の直径は、バレルボア48Aとの間に形成される環状ギャップがリカバリ中の溶融物が前進するための溶融物通路を提供するように、バレルボア48Aよりもかなり狭い。
図6A、図6B、図6C、及び図6Dを参照すると、射出成形機10のバレル組立体38で用いられるように構成される本発明の目下の好適な実施形態による逆止弁260が示されている。逆止弁260は、図5A、図5B、図5C、及び図5Dを参照して前述及び図示したものと非常に類似している。したがって、実施形態間の構造及び動作の相違点のみを概説し、両実施形態に共通の特徴には同様の参照符号が与えられている。前述のように、逆止弁260は、先端部材262、リング部材164’、及びフランジ部材166を含む。
逆止弁260は、相補的なスピガット部及び案内部の再構成の一例であり、スピガットシール122の場所がフェイスシール91に近付いている。したがって、リング部材164’及び先端部材262は、相補的な内側案内スピガット流部112’及び外側案内スピガット流部210をそれぞれ含む。
さらに詳細には、内側案内スピガット流部112’は、環状体94の内周面に構成され、スピガット流サブ部114’及び複数の軸方向案内サブ部116’を含む2つの機能サブ部を備える。スピガットシール122の場所が後方に移動したのに対応するために、機能サブ部114’及び116’の相対的な長手方向範囲を変えた。さらに詳細には、案内スピガット流サブ部114’の長手方向範囲ははるかに長くなっており、軸方向案内サブ部116’の範囲は対応して短くなっている。したがって、スピガット部は、スピガット流サブ部114’の後方部に移動している。内側案内スピガット流部112’の構成が変わった結果として、軸方向案内サブ部116’間の溝に画定されるトランスファー部118’の長手方向範囲も対応して短くなる。
外側案内スピガット流部210は、先端部材262の中間セクションの周りに設けられる円筒形のスピガットフランジ273の外周面に構成される。逆止弁260が前述と同様に動作する限り、先端部材262の長さ及びリング部材164’のストローク長(射出位置とリカバリ位置との間で測定)を変えずに、トランスファー部118’の長さの変化に比例して、スピガットフランジ273の長手方向範囲を変え、したがって外側案内スピガット流部210及びその前方のルーティング部220の範囲を変える必要がある。したがって、スピガットフランジ273は、本明細書中で上述した短くなったトランスファー部118’に対応して狭くなる。
ルーティング部220の長さが増したため、ピストンリング圧力ポート97の入口をスピガット流サブ部114’上でピストンリングシート95の真下に移動させることも可能となったことに留意されたい。
先端部材262の構成の他の相違点は、本発明に特に関連せず、他の可能な変形形態を示すにすぎない。これらの相違点としては、ボールノーズ87の代わりに先端平坦部86を含むように先端部81を切り取ること、溶融物放出溝84を5つではなく4つだけ設けること、及び円周部80がバレルボア48Aと協働して先端部材262のさらなる案内を行うように構成されない(すなわち、リング部材164’と先端部材262との間に滑り嵌め123があるため必要ない)ことが挙げられる。
図7A、図7B、図7C、及び図7Dを参照すると、射出成形機10のバレル組立体38で用いられるように構成される本発明の代替的な一実施形態による逆止弁360が示されている。逆止弁360は、図5A、図5B、図5C、及び図5Dを参照して前述及び図示したものと非常に類似している。したがって、実施形態間の構造及び動作の相違点のみを概説し、両実施形態に共通の特徴には同様の参照符号が与えられている。前述のように、逆止弁360は、先端部材362、リング部材264、及びフランジ部材266を含む。
逆止弁360は、相補的なスピガット部及び案内部の再構成の別の例であり、付加的なスピガットシール122が、フェイスシール91に直接隣接してリング部材264と先端部材362との間に設けられる。したがって、リング部材264は、内側案内スピガット流部212を含み、先端部材362は、相補的な後方外側スピガット流部310及び前方外側案内スピガット流部311を含む。
さらに詳細には、内側案内スピガット流部212は、環状体94の内周面に構成される。内側案内スピガット流部212は、前方スピガット流サブ部215、後方スピガット流サブ部214、及びこれらの間に構成される4つの軸方向案内サブ部216を含む、3つの機能サブ部を備える。
後方スピガット流サブ部214及び前方スピガット流サブ部215はいずれも、環状体94の内周面の後方部及び前方部にそれぞれ沿って延びる狭い円筒形帯として設けられる。後方スピガット流サブ部214及び前方スピガット流サブ部215は、リング部材264が射出位置にあるときに、相補的な後方外側スピガット流部310及び前方外側案内スピガット流部311と協働して互いの間にスピガットシール122を形成するように構成される。同様に、後方スピガット流サブ部214及び前方スピガット流サブ部215は、リング部材264がリカバリ位置にあるときに、先端部材362にいずれも設けられるトランスファー部319及びルーティング部320とそれぞれ協働して互いの間にトランスファー溶融物通路377B及びルーティング溶融物通路377Dをそれぞれ提供するように構成される。トランスファー部319及びルーティング部320の構成は、本明細書中で後述する。
軸方向案内サブ部216は、4つの狭い円弧状の長手方向に延びる部材の内周面に沿って構成される。長手方向に延びる部材は、環状体94の内周面に4つの同一の等角に離間した円弧状の溝を形成した残りの部分であり、後方スピガット流サブ部214と前方スピガット流サブ部215との間に延びる。溝はそれぞれ、リング部材264がリカバリ位置にあるときに、前方外側案内スピガット流部311と協働して、溶融物トランスファー通路377Bをルーティング溶融物通路377Dと接続する溶融物分岐通路377Cを互いの間に画定するように構成される、トランスファー部218を提供する。軸方向案内サブ部116は、リング部材264が射出位置とリカバリ位置との間で先端部材362に対して並進するときに、相補的な前方外側案内スピガット流部311と滑り嵌め123で協働してリング部材264と先端部材362とを互いに軸方向に位置合わせさせたまま維持するように構成される。
先端部材362は、シート部72とルーティング部120との間の機能部が、後ろから前に向かって順に、後方外側スピガット流部310、トランスファー部319、及び前方外側案内スピガット流部311を備えることを除いて、基本的に先端部材262のように構成される。後方外側スピガット流部310は、円筒形の第2のスピガットフランジ374の外面に設けられる。第2のスピガットフランジ374は、後方スピガット流サブ部214とほぼ同じ幅である。さらに、第2のスピガットフランジ374は、後面がフランジ部材266を保持するためのシート部72の一部を提供するように先端部材362に沿って位置付けられ、それにより、後方外側スピガット流部310がフランジ部材266の後方保持シール部90’に直接隣接して位置付けられる。前方外側案内スピガット流部311は、円筒形の第1のスピガットフランジ373の外面に設けられる。リング部材264が射出位置にあるときに、第1のスピガットフランジ373は、前方外側案内スピガット流部311が相補的な前方スピガット流サブ部215の真下に位置付けられるように先端部材362に沿って位置付けられ、第1のスピガットフランジ373の前面は、リング部材264の前方保持部76’に隣接して位置付けられる。トランスファー部319は、第2のスピガットフランジ374の前面と第1のスピガットフランジ373の後面との間に位置付けられる。第1のスピガットフランジ373の幅は、前方スピガット流サブ部215の幅の約2倍であるように図示されている。このように、第1のスピガットフランジ373は、リング部材264が射出位置にあるときにスピガットシール122を提供するように前方スピガット流サブ部215と協働するのに十分な幅を有する。さらに、第1のスピガットフランジ373は、リング部材264がリカバリ位置にあるときにリング部材264のトランスファー部214が前方外側案内スピガット流部311にまたがるのに十分なほど狭く、それにより、トランスファー部218の両端が先端部材362のトランスファー部319及びルーティング部120の両方に重なって、溶融物通路377B、377C、及び377Dを接続する。
先端部材362の構成の他の相違点は、本発明に特に関連せず、他の可能な変形形態を示すにすぎない。これらの相違点としては、ボールノーズ87の代わりに先端平坦部86を含むように先端部81を切り取ること、溶融物放出溝84を5つではなく4つだけ設けること、及び円周部80がバレルボア48Aと協働して先端部材362のさらなる案内を行うように構成されないことが挙げられる。同様に、フランジ部材266は、スペーサフランジ部93が省かれている点のみが異なる。
図8A、図8B、図8C、及び図8Dを参照すると、射出成形機10のバレル組立体38で用いられるように構成される本発明の代替的な一実施形態による逆止弁460が示されている。逆止弁460は、図7A、図7B、図7C、及び図7Dを参照して前述及び図示したものと非常に類似している。したがって、実施形態間の構造及び動作の相違点のみを概説し、両実施形態に共通の特徴には同様の参照符号が与えられている。前述のように、逆止弁460は、先端部材462、リング部材264、及びフランジ部材266を含む。
逆止弁460は、先端部材462の後方スピガット部、前方スピガット部、及び案内部が共通のスピガットフランジに沿って構成され、且つそれらの間に付加的な案内部が設けられる、再構成の別の例である。したがって、先端部材462は、スピガットフランジ473の外周面に沿って画定される外側案内スピガット流部409を含む。外側案内スピガット流部409は、後方外側スピガット流サブ部410、前方外側案内スピガット流サブ部411、及びこれらの間に構成される複数の軸方向案内サブ部413を含む、3つの機能サブ部を備える。軸方向案内サブ部413を加えることで、相補的な内側案内スピガット流部212と外側案内スピガット流部409との間の接触面積が大きくなり、これはさらに、先端部材462とリング部材264とを位置合わせすること及びこれらの間にさらなる摩擦を与えることに役立つ。
さらに詳細には、スピガットフランジ473は、先端部材462の中間部に沿って、上記の後方スピガットフランジ374及び前方スピガットフランジ373と同じ場所で且つこれらの間と同じ外側限界間に延びる。後方外側スピガット流サブ部410及び前方外側案内スピガット流サブ部411は、スピガットフランジ473の外周面の後方部及び前方部に沿って構成される。軸方向案内サブ部413は、6つの狭い円弧状の長手方向に延びる部材の外面に沿って画定される。長手方向に延びる部材は、スピガットフランジ473の外周面に6つの同一の等角に離間した円弧状の溝を形成した残りの部分であり、溝は、後方外側スピガット流サブ部410と前方外側案内スピガット流サブ部411との間に延びる。溝は、前の実施形態と同様に先端部材264の相補的なトランスファー部218と協働するように構成される、トランスファー部419を提供する。後方外側スピガット流サブ部410及び前方外側案内スピガット流サブ部411の幅は、相補的な後方スピガット流サブ部214及び前方スピガット流サブ部215とそれぞれほぼ同じである。
図9A、図9B、図9C、及び図9Dを参照すると、射出成形機10のバレル組立体38で用いられるように構成される本発明の代替的な一実施形態による逆止弁560が示されている。逆止弁560は、図8A、図8B、図8C、及び図8Dを参照して前述及び図示したものと非常に類似している。したがって、実施形態間の構造及び動作の相違点のみを概説し、両実施形態に共通の特徴には同様の参照符号が与えられている。前述のように、逆止弁460は、先端部材462、リング部材264、及びフランジ部材366を含む。
逆止弁560は、リング部材264及びフランジ部材366それぞれの相補的な後方保持シール部90と保持部390との間にフェイスシール91を設けずに、射出中に必要な溶融物逆流制限の全てをスピガットシール122が提供する一例である。したがって、フランジ部材366の周りには、その後面と前面との間の外面に延びる4つの等角に離間した溶融物入口溝367が構成される。保持面390に延びる入口溝367は、リング部材264の相補的な後方保持シール面90とのフェイスシールができないようにする。入口溝367はまた、フランジ部材366の後面から前面にかけて下り傾斜を有し、入口溝367の基部が先端部材462の外側案内スピガット流部409に直接隣接してフランジ部材366の前面とつながることにより、リング部材264がリカバリ位置にあるときに溶融物が溶融物入口通路477Aに導かれることを特徴とする。さらに、フランジ部材366の直径は、リング部材264の外面96の直径とほぼ同じであるため、フランジ部材366の外面は、バレルボア48Aと協働して先端部材462の中心合わせをさらに助けるように構成される。
図10A、図10B、図10C、及び図10Dを参照すると、射出成形機10のバレル組立体38で用いられるように構成される本発明のさらに代替的な一実施形態による逆止弁660が示されている。逆止弁660は、図6A、図6B、図6C、及び図6Dを参照して前述及び図示したものと非常に類似している。したがって、実施形態間の構造及び動作の相違点のみを概説し、両実施形態に共通の特徴には同様の参照符号が与えられている。前述のように、逆止弁660は、先端部材562、リング部材364、及びフランジ部材266を含む。
逆止弁660は、相補的なスピガット部及び案内部の再構成の別の例であり、ルーティング部220は省かれる。したがって、リング部材364は、内側案内スピガット流部312を含み、先端部材562は、相補的な後方外側スピガット流部510及び前方外側案内流部511を含む。
さらに詳細には、内側案内スピガット流部312は、環状体94の内周面に構成される。内側案内スピガット流部312は、スピガット流サブ部314及び4つの軸方向案内サブ部316を含む、2つの機能サブ部を備える。
スピガット流サブ部314は、環状体94の内周面の後方部に沿って延びる狭い円筒形帯として設けられる。スピガット流サブ部314は、リング部材364が射出位置にあるときに、相補的な後方外側スピガット流部510と協働して互いの間にスピガットシール122を形成するように構成される。同様に、スピガット流サブ部314は、リング部材364がリカバリ位置にあるときに、先端部材562のトランスファー部519と協働して互いの間に溶融物トランスファー通路577Bを提供するように構成される。トランスファー部519の構成は、本明細書中で後述する。
軸方向案内サブ部316は、4つの狭い円弧状の長手方向に延びる部材の内周面に沿って構成される。長手方向に延びる部材は、環状体94の内周面に4つの同一の等角に離間した外方に広がる(すなわち、リング部材364の前方に向かって)円弧状の溝を形成した残りの部分であり、スピガット流サブ部314の前縁から環状体94の前面に延びる。溝はそれぞれ、リング部材364がリカバリ位置にあるときに、前方外側案内流部511と協働して溶融物分岐通路577Cを互いの間に画定するように構成される、トランスファー部318を提供する。各溶融物分岐通路577Cは、溶融物トランスファー通路577Bを溶融物放出口577Dと接続する。溶融物放出口577Dは、トランスファー部318それぞれの一部の間で、リング部材364の前面に沿って形成され、先端フランジ81の外面(すなわち、工具用平面104及び円周部80にわたる)の外側にある。軸方向案内サブ部316は、リング部材364が射出位置とリカバリ位置との間で先端部材562に対して並進するときに、相補的な前方外側案内流部511と滑り嵌め123で協働してリング部材364と先端部材562とを互いに軸方向に位置合わせさせたまま維持するように構成される。
先端部材562は、シート部72と前方保持部76との間の機能部が、後ろから前に向かって順に、後方外側スピガット流部510、トランスファー部519、及び前方外側案内流部511を備えることを除いて、基本的に上記のように構成される。後方外側スピガット流部510は、円筒形のスピガットフランジ574の外面に設けられる。スピガットフランジ574は、スピガット流サブ部314とほぼ同じ幅である。さらに、スピガットフランジ574は、後面がフランジ部材266を保持するためのシート部72の一部を提供するように先端部材562に沿って位置付けられ、それにより、後方外側スピガット流部510がフランジ部材266の後方保持シール部90’に直接隣接して位置付けられる。前方外側案内流部511は、円筒形の案内フランジ573の外面に設けられる。案内フランジ573は、トランスファー部519と先端フランジ81の後面との間に先端に沿って延びる。トランスファー部519は、スピガットフランジ574の前面と案内フランジ573の後面との間に位置付けられる。案内フランジ573の幅は、射出位置とリカバリ位置との間でリング部材364及び先端部材562の相補的な案内部間に滑り嵌め123を維持するように構成され、トランスファー部519は、リング部材364がリカバリ位置にあるときにリング部材のスピガット流サブ部314に両端が重なるのに十分な幅を有することにより、溶融物通路577A、577B、および577Cを相互接続する。
先端部材562の構成の他の相違点は、本発明に特に関連せず、他の可能な変形形態を示すにすぎない。これらの相違点としては、先端フランジ81を狭くすることで溶融物放出溝84を省くことが挙げられ、この場合、先端フランジ81の外面は、本明細書で上述したように、リング部材364の前面に沿ってトランスファー部318と協働して溶融物放出口577Dを提供するように構成される。
図11A、図11B、図11C、及び図11Dを参照すると、射出成形機10のバレル組立体38で用いられるように構成される本発明の代替的な一実施形態による逆止弁760が示されている。逆止弁760は、図10A、図10B、図10C、及び図10Dを参照して前述及び図示したものと非常に類似している。したがって、実施形態間の構造及び動作の相違点のみを概説し、両実施形態に共通の特徴には同様の参照符号が与えられている。前述のように、逆止弁760は、先端部材662、リング部材364、及びフランジ部材266を含む。
逆止弁760は、先端部材662の後方スピガット部、前方スピガット部、及び案内部がそれぞれ共通のフランジに沿って構成され、且つそれらの間に付加的な案内部が設けられる、再構成の別の例である。したがって、先端部材662は、スピガットフランジ673の外周面に沿って画定される外側案内スピガット流部609を含む。外側案内スピガット流部609は、後方外側スピガット流サブ部610、前方外側案内流サブ部611、及びこれらの間に構成される複数の軸方向案内サブ部613を含む、3つの機能サブ部を備える。軸方向案内サブ部613を加えることで、相補的な内側案内スピガット流部312と外側案内スピガット流部609との間の接触面積が大きくなり、これはさらに、先端部材662とリング部材364とを位置合わせすること及びこれらの間にさらなる摩擦を与えることに役立つ。
さらに詳細には、スピガットフランジ673は、先端部材662の中間部に沿って、上記の後方フランジ574及び前方フランジ573と同じ場所で且つこれらの間と同じ外側限界間に延びる。後方外側スピガット流サブ部610及び前方外側案内流サブ部611は、スピガットフランジ673の外周面の後方部及び前方部に沿って構成される。軸方向案内サブ部613は、6つの狭い円弧状の長手方向に延びる部材の外面に沿って画定される。長手方向に延びる部材は、スピガットフランジ673の外周面に6つの同一の等角に離間した円弧状の溝を形成した残りの部分であり、溝は、後方外側スピガット流サブ部610と前方外側案内流サブ部611との間に延びる。溝は、前の実施形態と同様に先端部材264の相補的なトランスファー部318と協働するように構成される、トランスファー部619を提供する。軸方向案内サブ部613を設けることで、トランスファー部619をより広くすることもでき、結果として、前方外側案内流サブ部611がそれに対応して前の実施形態よりも狭くなる。
先端部材662の構成の他の相違点は、本発明に特に関連せず、他の可能な変形形態を示すにすぎない。これらの相違点としては、本明細書で上述したように、溶融物放出口677Dと協働するように構成される溶融物放出溝84を設けることが挙げられる。
図12A、図12B、図12C、及び図12Dを参照すると、射出成形機10のバレル組立体38で用いられるように構成される本発明のさらに代替的な一実施形態による逆止弁860が示されている。逆止弁860は、図6A、図6B、図6C、及び図6Dを参照して前述及び図示したものと非常に類似している。したがって、実施形態間の構造及び動作の相違点のみを概説し、両実施形態に共通の特徴には同様の参照符号が与えられている。前述のように、逆止弁860は、先端部材762、リング部材464、及びフランジ部766を含む。
逆止弁860は、相補的なスピガット部及び案内部の再構成の別の例であり、再構成されたスクリュ756の端付近に構成されるフランジ部766がフランジ部材166の代わりに用いられる。したがって、リング部材464は、4つの内側軸方向案内流部412及び別個の内側スピガット流部414を含む。先端部材762は、相補的な外側案内流部720を含み、相補的な外側スピガット流部710は、再構成されたスクリュ756の端に設けられる。
さらに詳細には、本実施形態のリング部材464に特有の特徴は、環状体94の後面に形成された浅い円筒形ボアとして環状体94の後方部に沿って構成される、スピガットシート490を設けることである。スピガットシート490の内周面が、内側スピガット流部414を提供する。スピガット流部414は、リング部材364が射出位置にあるときに、スクリュ756の端部に沿って構成される相補的な外側スピガット流部710と協働して互いの間にスピガットシール122を形成するように構成される。同様に、スピガット流部414は、リング部材464がリカバリ位置にあるときに,先端部材762に沿って構成される案内流部720と協働して互いの間に溶融物トランスファー通路777Bを提供するように構成される。スピガットシート490の平坦な前面が、スクリュ756の前面57と協働してリング部材464の後進を制限する保持面457を提供する。この機能は、本実施形態では、本明細書中で上述したように相補的な保持シール部90、90’の協働によっても提供される。
内側案内流部412は、4つの狭い円弧状の長手方向に延びる部材の内周面に沿って構成される。長手方向に延びる部材は、環状体94の内周面に4つの同一の等角に離間した外方及び横方向に広がる(すなわち、リング部材364の前方に向かって)円弧状の溝を形成した残りの部分であり、スピガットシート490から環状体94の前面に延びる。溝はそれぞれ、リング部材464がリカバリ位置にあるときに外側案内流部720と協働して溶融物分岐通路777Cを互いの間に画定するように構成される、トランスファー部418を提供する。各溶融物分岐通路777Cは、溶融物トランスファー通路777Bを溶融物放出口777Dと接続する。溶融物放出口777Dは、トランスファー部418それぞれの一部の間で、リング部材464の前面に沿って形成され、先端フランジ81の外面(すなわち、工具用平面104及び円周部80にわたる)の外側にある。軸方向案内部412は、リング部材464が射出位置とリカバリ位置との間で先端部材762に対して並進するときに、相補的な外側案内流部720と滑り嵌め123で協働してリング部材464と先端部材762とを互いに軸方向に位置合わせさせたまま維持するように構成される。
先端部材762は、位置合わせ部70と前方保持部76との間の機能部が案内流部720しか備えないことを除いて、基本的に上記のように構成される。先端部材562の構成の他の相違点は、本発明に特に関連せず、他の可能な変形形態を示すにすぎない。これらの相違点としては、先端フランジ81を狭くすることで溶融物放出溝84を省くことが挙げられ、この場合、先端フランジ81の外面は、本明細書で上述したように、リング部材464の前面に沿ってトランスファー部418と協働して溶融物放出口777Dを提供するように構成される。
本明細書中で上述したように、スクリュ756の前端は、以前はフランジ部材166に課せられていた機能を果たすフランジ部766と、本明細書中で上述したように機能する外側スピガット流部710とを含むように構成されている。さらに詳細には、フランジ部材766の外周面は、図2を参照して示したようなバレルボア48Aと協働して、リカバリ中に溶融物の前進を可能にする環状溶融物通路を互いの間に提供するように構成される。フランジ部766の前面は、射出位置にあるリング部材64の相補的な保持シール部90’と協働して、リング部材64の後進を制限するとともに保持シール部90’に対してシールする(すなわち、溶融物通路777Aを閉じる)ように構成される、本明細書中で上述した保持シール部90を提供する。スクリュ756の端の周りには、フランジ部材766に直接隣接して、外側スピガット流部710を提供するように構成される狭い円筒形帯がある。
図13A、図13B、図13C、及び図13Dを参照すると、射出成形機10のバレル組立体38で用いられるように構成される本発明のさらに代替的な一実施形態による逆止弁960が示されている。逆止弁860は、図12A、図12B、図12C、及び図12Dを参照して前述及び図示したものと非常に類似している。したがって、実施形態間の構造及び動作の相違点のみを概説し、両実施形態に共通の特徴には同様の参照符号が与えられている。前述のように、逆止弁960は、先端部材862、リング部材464、及びフランジ部材866を含む。
逆止弁960は、フェイスシール91を利用しない逆止弁860の前の実施形態の再構成であり、スピガットシート122がリング部材434及びフランジ部材866の相補的な部分間に設けられる。したがって、フランジ部材866は、外側スピガット流部810及び相補的な保持部490’を含むように構成されている。
さらに詳細には、フランジ部材866は、平坦な前面及び後面を有する単純な環状体92(すなわち、座金のようなもの)を備える。前述のように、環状体92の内周面は、使用時に先端部材862の位置合わせ部70と協働する相補的な位置合わせ部70’を提供するように構成される。環状体92の平坦な後面は、環状体92の前面の下部に設けられた相補的なシート部72’を先端部材864のシート部72と合わせて位置決めする際にスクリュの合わせ面57と協働することにより、合わせ面57との間にフランジ部材866を確実に位置付けるように構成される、相補的な合わせ面57’を提供する。環状体92の前面の残りの部分は、リング部材464のスピガットシート490に画定される相補的な保持部490と協働して、リング部材64の後進を制限するように構成される、相補的な保持部490’を提供する。フランジ部材866の外周面が、前の実施形態の説明に関して記載されているように、射出位置及びリカバリ位置それぞれで、リング部材464のスピガットシート490に画定される相補的な内側スピガット流部414と協働するように構成される外側スピガット流部810と、外側案内流部820とを提供する。
先端部材862は、後面が本明細書中で上述したシート72を提供する浅いフランジに沿って案内流部720が設けられることを除いて、基本的に前の実施形態のように構成される。
図14A、図14B、図14C、及び図14Dを参照すると、射出成形機10のバレル組立体38で用いられるように構成される本発明の代替的な一実施形態による逆止弁1060が示されている。逆止弁1060は、図3A〜図3C及び図9A〜図9Dを参照して前述及び図示したものと非常に類似している。したがって、実施形態間の構造及び動作の相違点のみを概説し、両実施形態に共通の特徴には同様の参照符号が与えられている。前述のように、逆止弁1060は、先端部材962、リング部材964、及びフランジ部材366を含む。
逆止弁1060は、リング部材964及び先端部材962の相補的なスピガット部及び案内部と、フランジ部材366の相補的な後方保持部390との再構成の別の例であり、リング部材264及びフランジ部材366それぞれの相補的な後方保持シール部90と保持部390との間にフェイスシール91を設けずに、射出中に必要な溶融物逆流制限の全てをスピガットシール122が提供する。したがって、相補的な内側位置合わせスピガット流部909及び外側位置合わせスピガット流部914が、先端部材962及びリング部材964の各部分に沿って構成される。相補的な内側位置合わせスピガット流部909及び外側位置合わせスピガット流部914はさらに、互いの間に滑り嵌め123が設けられず、その代わりに、相補的な位置合わせスピガット流部909、914が、リング部材964が射出位置に摺動すると互いに位置合わせされるように構成されることを特徴とする。
さらに詳細には、先端部材962は、いくつかの共通の構造的特徴がリング部材964に設けられた相補的な部分と協働したさらなる位置合わせ及びシール機能を果たすと考えられることを除いて、図3A、図3B、及び図3Cに示すような従来技術の先端部材62と基本的に変わらない。特に、先端部材962は、その外面が外側位置合わせスピガット流部909を提供するように構成されることを除いて、先端部材62の保持フランジ73と同様に構成されるスピガットフランジ973を含む。したがって、スピガットフランジ973の外周面はスピガット流サブ部を提供し、そのテーパ状の前面は位置合わせサブ部911を提供する。
リング部材964も、環状体94の内周が相補的な内側位置合わせスピガット流部914を提供するように再構成されており、且つその外面96がピストンリング98の使用を必要としなくてもよい滑り嵌めでバレルボア48Aと協働するように構成されることを除いて、図3A、図3B、及び図3Cに示すような従来技術のリング部材64と同様に構成される。特に、環状体94の内周面の後方部に沿った狭い円筒形帯が、内側位置合わせスピガット流部914として構成される。前述のように、内側位置合わせスピガット流部914は、リング部材964が射出位置にあるときに、重なった互いに平行な密接関係で相補的な外側スピガット流サブ部と協働して互いの間にスピガットシール122を提供するように構成される。さらに、内側位置合わせスピガット流部911は、リング部材が射出位置に移るときに、スピガットフランジ973のテーパ状の前面に設けられた外側位置合わせサブ部911と協働してリング部材964と先端部材962とを互いに位置合わせするように構成される。特に、内側位置合わせスピガット流部914と相補的な外側スピガット流サブ部910との間に位置ずれが生じた場合、これは、内側位置合わせスピガット流部914が外側位置合わせサブ部911のテーパ状面に沿って摺動させられることで修正される。
本明細書中で上述したように、フランジ部材366は、その外周でその後面と前面の間に延びる4つの等角に離間した溶融物入口溝367を含む。特に関連するのは、保持面390に延びる入口溝367が、リング部材264の相補的な後方保持シール面90とのフェイスシールができないようにすることである。
リング部材964がリカバリ位置にあるとき、相補的な保持部90と390との間に溶融物入口通路977Aが構成され、これは、溶融物入口溝367を、環状体94の内周面と、先端部材962に沿ってスピガットフランジ973と先端フランジ81との間に延びるルーティング部920との間に形成される溶融物トランスファー通路977Bと相互接続する。先端フランジ81はさらに、本明細書中で上述したように、使用時に溶融物の放出のために溶融物トランスファー部977Bと協働する4つの溶融物放出溝84を含む。
図15A、図15B、図15C、及び図15Dを参照すると、射出成形機10のバレル組立体38で用いられるように構成される本発明の代替的な一実施形態による逆止弁1160が示されている。逆止弁1160は、図5A〜図5D及び図14A〜図14Dを参照して前述及び図示したものと非常に類似している。したがって、実施形態間の構造及び動作の相違点のみを概説し、両実施形態に共通の特徴には同様の参照符号が与えられている。前述のように、逆止弁1160は、先端部材1062、リング部材1064、及びフランジ部材1066を含む。
逆止弁1160は、相補的なスピガット部及び案内部の再構成の別の例であり、密閉溶融物ダクト流部の相補的に構成された端部と協働して、これと互いに位置合わせするとともに互いの間にスピガットシールを提供するように、プラグが構成される。したがって、プラグ1109は、外側スピガット流サブ部1111及び外側位置合わせ流サブ部1113を含むように構成されており、溶融物ダクト流部1118は、内側位置合わせスピガット流部1114を含むように構成されている。フランジ部材1066の前面の周りに配置された複数のプラグ1109と、リング部材1064に貫通して同様に配置される対応する数の密閉溶融物ダクト流部1118とがある。さらに、リング部材1064はさらに、先端部材1062に沿って構成される相補的な外側案内流部1110と協働してリング部材1064を射出位置とリカバリ位置との間で案内する内側案内部1115を含むように構成される。
さらに詳細には、先端部材1062は、フランジ1173の外周面が外側案内流部1110として構成されることを除いて、図5A、図5B、図5C、及び図5Dに示すような第1の実施形態の先端部材162と基本的に同一である。さらに、リング部材がリカバリ位置にあるとき、外側案内流部1110の前方部は、リング部材1064の前面に構成される複数の円弧状のルーティング部1119及び先端フランジ81の後面と協働して、溶融物放出通路1077Dを提供するように配置され、溶融物放出通路1077Dは、溶融物ダクト流部1118に沿って設けられた溶融物トランスファー通路1077Cを先端部材1062に設けられたルーティング部1120と相互接続する。前述のように、ルーティング部1120は、使用時に、溶融物を先端フランジ81の周縁に沿って構成される溶融物放出溝84に送る。
リング部材1064も、図14A、図14B、図14C、及び図14Dに示すように前の実施形態のリング部材964と同様に構成される。本明細書中で上述したように、リング部材1064はさらに、その前面と後面との間に、且つ環状体94の内周面と外周面との中間に配置された、6つの円筒形の等角に離間して長手方向に位置合わせされた溶融物ダクト流部1118を含む。各溶融物ダクト流部1118の円筒形の後方部はさらに、本明細書中で後述するように、使用時にプラグ1109と協働する内側位置合わせスピガット流部1114を提供するように構成される。本明細書中で上述したように、リング部材1064の前面はさらに、隣接して対を成す溶融物ダクト流部1118の端部同士を相互接続するためのルーティング部1119を提供する、4つの等角に離間した円弧状の溝を含むように構成される。溝はさらに、リング部材がリカバリ位置にあるときに、本明細書中で上述したように、円弧状のルーティング部1119をルーティング部1120と相互接続するようにリング部材1064の内周面に延びることを特徴とする。
フランジ部材1066も、図5A、図5B、及び図5Cに示すような第1の実施形態のフランジ部材66と同様に構成される。本明細書中で上述したように、フランジ部材1066はさらに、リング部材1064に沿って設けられた相補的な溶融物ダクト流部1118のパターンに対応するパターンでその前面から突出するように配置される、6つの円筒形の等角に離間して長手方向に位置合わせされたプラグ1109を含む。各プラグ1109の構成はさらに、後方円筒形部、さらに狭い長手方向に位置合わせされた前方円筒形部、及びこれらの間の遷移部を有することを特徴とする。後方円筒形部の外周面は、外側スピガット流サブ部1111を提供する。前述のように、外側スピガット流部1111は、リング部材1064が射出位置にあるときに、重なった互いに平行な密接関係で相補的な内側位置合わせスピガット流部1114と協働して互いの間にスピガットシール122を提供するように構成される。同様に、前方円筒形部及び遷移部の外周面は、外側位置合わせ流サブ部1113を提供する。外側位置合わせ流サブ部1113は、リング部材1064が射出位置に移るときに、内側位置合わせスピガット流サブ部1114と協働してプラグ1109と溶融物ダクト流部1118とを互いに位置合わせするように構成される。特に、内側位置合わせスピガット流部1114と相補的な外側スピガット流サブ部1111との間に位置ずれが生じた場合、これは、成形加工された外側位置合わせ流サブ部1113に沿って内側位置合わせスピガット流部1114が摺動させられることで修正される。図15Cを参照すると、プラグ1109の前方円筒形部は、リング部材がリカバリ位置にあるときに、各溶融物ダクト流部1118の端内に係合されたままとなることで互いの間の全体的な位置合わせを維持する。さらに、外側位置合わせ流サブ部1113と相補的な内側位置合わせスピガット流部1114との間の環状空間は、溶融物入口通路1077Aを溶融物遷移通路1077Cと相互接続する溶融物遷移通路を提供する。
フランジ部材1066の構成の他の相違点は、本発明に特に関連せず、他の可能な変形形態を示すにすぎない。特に、フランジ部材1066はさらに、4つの浅い等角に離間した溶融物入口溝1067を含む。入口溝1067の構成では、相補的な保持シール部1090と1091’との間のフェイスシール91の形成はなくならない。しかしながら、フェイスシール91は補足的なものとみなされるため、必要な特徴ではない。
スピガットシールは、好ましくは相補的なスピガット部間のわずかなギャップを含むものとして本明細書中の上記では特徴付けられているが、得られるシールは、ギャップを有さずに、さらにはスピガット部間の適度な締まり嵌めによって得ることもできることを理解されたい。前述の場合、相補的なスピガット部をわずかにテーパ状にすること、又はこれらの初期相互係合を行わせる何らかの他の手段が必要である場合がある。
当然ながら、他の加工上の変形形態として、フランジ部材を先端部と一体形成すること、先端部材及びフランジ部材をスクリュの端に一体形成すること、リング部材を整備し易くするために先端部材が取り外し可能な先端フランジ81を含むことが挙げられ得る。
本明細書中で上述した本発明の逆止弁の種々の実施形態は、射出成形機10のバレル組立体38内で用いられるように構成されてはいるが、その汎用性に関してそのような制限は示唆されない。例えば、本発明の逆止弁は、成形材料流路に沿った任意の場所で(例えば、ホットランナノズル組立体、ホットランナシューティングポット組立体等で)、他のタイプの成形システムで(例えば、押し出し成形、ダイカスト等で)、他の種類の成形材料の成形で(例えば、熱可塑性樹脂)、代替的な成形プロセスを用いた成形で(例えば、完全に液体の溶融物)用いるように代替的に構成してもよい。
上述の米国特許文献及び外国特許文献は全て、参照により目下の好適な実施形態の詳細な説明に援用される。
添付図面において輪郭又はブロックで示される個々の構成部品は全て、成形技術において既知であり、それらの具体的な構造及び動作は、本発明を実施するための動作又は最良の形態にとって重要ではない。
本発明は、目下の好適な実施形態であると目下みなされるものに関して説明したが、本発明は開示された実施形態に限定されないことを理解すべきである。その反対に、本発明は、添付の特許請求項の精神及び範囲内に含まれる種々の変更形態及び均等な構成を包含することが意図される。添付の特許請求の範囲は、このような変更形態並びに均等な構造及び機能を全て包含するように、最も広義な解釈が与えられるべきである。
通常の射出成形システムの側面図である。 射出成形機のうち、固定プラテン16に取り付けられた射出金型のホット半体25に係合したバレル組立体38を含む部分の部分断面図である。 射出用に構成された従来技術による逆止弁の斜視図である。 射出用に構成された従来技術による逆止弁の正面図である。 図3Bの断面線A−Aに沿った、射出用に構成された従来技術による逆止弁の断面図である。 従来技術による逆止弁の斜視図である。 従来技術による逆止弁の正面図である。 図4Bの断面線A−Aに沿った、射出用に構成された従来技術による逆止弁の断面図である。 図4Bの断面線A−Aに沿った、リカバリ用に構成された従来技術による逆止弁の断面図である。 本発明の第1の実施形態による逆止弁の斜視図である。 本発明の第1の実施形態による逆止弁の正面図である。 図5Bの断面線A−Aに沿った、射出用に構成された本発明の第1の実施形態による逆止弁の断面図である。 図5Bの断面線A−Aに沿った、リカバリ用に構成された本発明の第1の実施形態による逆止弁の断面図である。 本発明の目下の好適な実施形態による逆止弁の斜視図である。 本発明の目下の好適な実施形態による逆止弁の正面図である。 図6Bの断面線A−Aに沿った、射出用に構成された本発明の目下の好適な実施形態による逆止弁の断面図である。 図6Bの断面線A−Aに沿った、リカバリ用に構成された本発明の目下の好適な実施形態による逆止弁の断面図である。 本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の斜視図である。 本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の正面図である。 図7Bの断面線A−Aに沿った、射出用に構成された本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の断面図である。 図7Bの断面線A−Aに沿った、リカバリ用に構成された本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の断面図である。 本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の斜視図である。 本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の正面図である。 図8Bの断面線A−Aに沿った、射出用に構成された本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の断面図である。 図8Bの断面線A−Aに沿った、リカバリ用に構成された本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の断面図である。 本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の斜視図である。 本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の正面図である。 図9Bの断面線A−Aに沿った、射出用に構成された本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の断面図である。 図9Bの断面線A−Aに沿った、リカバリ用に構成された本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の断面図である。 本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の斜視図である。 本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の正面図である。 図10Bの断面線A−Aに沿った、射出用に構成された本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の断面図である。 図10Bの断面線A−Aに沿った、リカバリ用に構成された本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の断面図である。 本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の斜視図である。 本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の正面図である。 図11Bの断面線A−Aに沿った、射出用に構成された本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の断面図である。 図11Bの断面線A−Aに沿った、リカバリ用に構成された本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の断面図である。 本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の斜視図である。 本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の正面図である。 図12Bの断面線A−Aに沿った、射出用に構成された本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の断面図である。 図12Bの断面線A−Aに沿った、リカバリ用に構成された本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の断面図である。 本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の斜視図である。 本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の正面図である。 図13Bの断面線A−Aに沿った、射出用に構成された本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の断面図である。 図13Bの断面線A−Aに沿った、リカバリ用に構成された本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の断面図である。 本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の斜視図である。 本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の正面図である。 図14Bの断面線A−Aに沿った、射出用に構成された本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の断面図である。 図14Bの断面線A−Aに沿った、リカバリ用に構成された本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の断面図である。 本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の斜視図である。 本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の正面図である。 図15Bの断面線A−Aに沿った、射出用に構成された本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の断面図である。 図15Bの断面線A−Aに沿った、リカバリ用に構成された本発明の代替的な一実施形態による逆止弁の断面図である。

Claims (35)

  1. 成形システム(10)の流路(48)で用いられる逆止弁(160、260、360、460、560、660、760、860、960、1060、1160)であって、該逆止弁(160)は、
    弁体(162)と、
    該弁体(162)とともに互いに対して長手方向に往復可能であるように該弁体(162)の中間部を囲む、リング部材(164)と、
    なお、前記弁体(162)は、該弁体(162)に沿った前記リング部材(164)の後進運動を制限するように、後方部に配置される第1のリテーナ(166)を含み、
    前記弁体(162)は、該弁体(162)に対する前記リング部材(164)の前進運動を制限するように、前方部に配置される第2のリテーナ(76)を含み、
    該逆止弁(160)が、前記リング部材(164)が前方限界に位置決めされる開形態にあるときに、前記弁体(162)及び前記リング部材(164)に沿って配置される複数の溶融物流面(84、90、90’、110、114、118、120)間で該逆止弁(160)に沿って、溶融物の流れを通すことを可能にするように構成可能である、溶融物通路(177)と、
    該逆止弁(160)が、前記リング部材(464)が後方限界に位置決めされる閉形態にあるときに、ほぼ密接して重なった平行な配置で係合して、前記溶融物通路(177)を溶融物が逆流するのを実質的に遮断するスピガットシール(122)を提供するように構成される、前記溶融物流面(110、114)上の少なくとも一対の相補的なスピガット部(110、114)と
    を備える、成形システムの流路で用いられる逆止弁。
  2. 前記弁体(162)と前記リング部材(164)との間に配置されて、該リング部材(164)が前記開形態と前記閉形態との間で並進するときに前記リング部材(164)を前記弁体(162)と同軸上に位置合わせさせるように案内する、ガイド(110、116)をさらに含む、請求項1に記載の逆止弁(160)。
  3. 前記弁体(962)と前記リング部材(964)との間に配置されて、前記一対の相補的なスピガット部(910、914)が前記リング部材(964)の後進運動と係合すると、該リング部材(964)と前記弁体(962)とを互いに位置合わせする、ガイド(911、914)をさらに含む、請求項1に記載の逆止弁(1060)。
  4. 前記リング部材(164)の後方部及び前記第1のリテーナ(166)の前方部に設けられる平行な面上に構成されることにより、前記逆止弁(160)が前記閉形態にあるときに、前記溶融物通路(177)を前記溶融物流が逆流するのを遮断するのに役立つフェイスシール(91)を互いの間で構成可能である、一対の相補的なフェイスシール面(90、90’)をさらに含む、請求項2又は3に記載の逆止弁(160)。
  5. 前記弁体(162、362)は、前記リテーナ(76、166)間に配置される少なくとも1つの円筒形のフランジ(173、373、374)を含む、請求項4に記載の逆止弁(160,1060)。
  6. ガイド(110、116、911、914)は、前記少なくとも1つの円筒形のフランジ(173、373、374)の外周面の一部及び前記リング部材(164)の内周面の一部に沿って構成される、相補的な案内面(110、116、911、914)である、請求項5に記載の逆止弁(160、1060)。
  7. 前記案内面(110、116)は、前記弁体(162)と前記リング部材(164)との間に滑り嵌め(123)を提供するように構成される、請求項6に記載の逆止弁。
  8. 前記複数の溶融物流面(110、114)の少なくとも1つは、前記少なくとも1つの円筒形のフランジ(173、373、374)の外周面の一部に沿って構成される、請求項5に記載の逆止弁(160、1060)。
  9. 前記複数の溶融物流面の少なくとも1つ(120)は、前記リテーナ(76、166、266)間で前記弁体(162、362)の外面に配置される少なくとも1つの溝(120、319、320)の表面に沿って構成される、請求項8に記載の逆止弁(160、360、1060)。
  10. 前記少なくとも1つの溝(120、319、320)は、前記フランジ(173、373、374)に隣接して前記弁体(162)の周りに円周方向に延びる、請求項9に記載の逆止弁(160、1060)。
  11. 前記円筒形のフランジ(473、474)の外周面に等角離間関係で配置される複数の前記溝(419)がある、請求項9に記載の逆止弁(160、1060)。
  12. 前記複数の溶融物流面の少なくとも1つ(114、914)は、前記リング部材(164、964)の内周面の一部に沿って構成される、請求項5に記載の逆止弁(160、1060)。
  13. 前記複数の溶融物流面の少なくとも1つ(118)は、前記リング部材(164)の内面に配置される少なくとも1つの溝(118)の表面に沿って構成される、請求項12に記載の逆止弁(160)。
  14. 前記リング部材(162)の前記内面の周りに等角離間関係で配置される複数の前記溝(118)がある、請求項13に記載の逆止弁(160)。
  15. 前記少なくとも一対のスピガット部(110、114)は、前記少なくとも1つのフランジ(173、373、374)の外面上の前記溶融物流面(110、114)の少なくとも一部と、前記リング部材(164)の内面とに沿って構成される、請求項8乃至14のいずれか1項に記載の逆止弁。
  16. 前記少なくとも1つのフランジ(373、374)の外面に前記リング部材(164)の内面に沿って配置される複数対のスピガット部(214、216、310、311)がある、請求項15に記載の逆止弁。
  17. 前記少なくとも一対のスピガット部(110、112)は、前記フェイスシール面(90、90’)に隣接して配置される、請求項16に記載の逆止弁。
  18. 前記第1のリテーナ(166)は、前記弁体(162)の端部の周りに保持される環状体である、請求項4に記載の逆止弁。
  19. 前記第1のリテーナ(366)は、該第1のリテーナの後面と前面との間に構成される溶融物入口溝(367)を含む、請求項18に記載の逆止弁。
  20. 前記第1のリテーナ(866)は、前記弁体(162)の端部の周りに保持されて外周面が溶融物流面を提供し少なくとも一部が前記少なくとも一対のスピガット部の1つ(810)を提供する、環状体である、請求項8乃至14のいずれか1項に記載の逆止弁。
  21. 前記リング部材(164)はさらに、ピストンリング(98)を受け入れる溝(95)を外面(96)の周りに含む、請求項1に記載の逆止弁。
  22. 前記溶融物流部(118)と前記ピストンリング溝(95)との間に延びる圧力ポート(97)をさらに含む、請求項21に記載の逆止弁。
  23. 前記溝(95)内の前記ピストンリング(98)の下にサブリング(100)をさらに含む、請求項22に記載の逆止弁。
  24. 前記第1のリテーナ(766)は、前記スクリュ(756)の一端に構成される、請求項8乃至14のいずれか1項に記載の逆止弁。
  25. 前記スクリュ(756)の前記端の周りの外周面(710)が溶融物流面を提供し、その少なくとも一部が前記少なくとも一対のスピガット部の1つを提供する、請求項24に記載の逆止弁。
  26. 前記第1のリテーナ(766)は、前記フェイスシール面(90’)を含む、請求項24に記載の逆止弁。
  27. 前記複数の溶融物流面の少なくとも1つ(1114)は、前記リング部材(1064)の内周面と外周面との間に配置され且つその端に配置される入口を有する長手方向に整列した溶融物ダクト(1118)の内周面に沿って構成され、少なくとも一対のスピガット部が、前記弁体(1062)のリテーナ(1066)に配置される相補的な形状のプラグ(1109)の外周面に設けられる相補的なスピガット部(1111)と協働する前記溶融物流面(1114)の少なくとも一部によって提供される、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の逆止弁。
  28. 前記溶融物ダクト(1118)は、前記弁部材(1064)に延びる、請求項27に記載の逆止弁。
  29. 前記リング部材(1064)及び前記後方リテーナ(1066)の周りにそれぞれ、等角に離間し長手方向に位置合わせされた配置で複数の前記溶融物ダクト(1118)及び前記プラグ(1109)がある、請求項27に記載の逆止弁。
  30. 前記複数の溶融物ダクト(1118)の少なくとも2つのそれぞれの遠位端が、前記リング部材(1064)の遠位端に隣接してその内面に構成される少なくとも1つの溝によって相互接続される、請求項29に記載の逆止弁。
  31. 前記プラグ(1109)は、前記溶融物ダクト(1118)それぞれの入口端内に嵌まったままとなることで互いの間の全体的な位置合わせを維持するように構成される、前方部(1113)も含む、請求項27に記載の逆止弁。
  32. 先行の請求項のいずれか1項による逆止弁(160)の弁体(162)。
  33. 先行の請求項のいずれか1項による逆止弁(160)のリング部材(164)。
  34. 成形システム(10)の流路(48)で用いられる改良型の逆止弁(160、260、360、460、560、660、760、860、960、1060、1160)であって、該逆止弁が閉形態にあるときに、該逆止弁の少なくとも第1及び第2の可動部材(162、164)間で溶融物通路(177)を溶融物が逆流するのを実質的に遮断するように構成可能である、スピガットシール(122)をさらに含み、該スピガットシールは、前記第1及び第2の弁部材(162、164)上にほぼ密接して重なった平行な配置で構成される少なくとも一対の相補的なスピガット部(110、114)間に設けられる、成形システムの流路で用いられる改良型の逆止弁。
  35. 金属射出成形機(10)のバレル組立体(38)で用いられるように構成される、請求項34に記載の逆止弁。
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