JP2007524870A - ハイブリッドコンタクトレンズシステム及び方法 - Google Patents

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Abstract

ハイブリッドコンタクトレンズであって、十分に硬い、ガスの透過性の、少なくとも30(x10−11)DKを有する材料を含む中央ゾーンと、相対的に柔軟な周辺ゾーンと、中央ゾーン周囲に形成されその後硬化される膜またはコーティングを含む中間ゾーンとを含む。前記膜は前記中央ゾーンと前記周辺ゾーンとの間の化学的な結合を促進し、また、中央ゾーンの物理特性の変化を妨げるための保護障壁も提供する。所定量の浸漬時間化学溶液に中央ゾーンを浸漬することによって、前記膜が作られてよい。このようなハイブリッドコンタクトレンズを製造する方法もまた提供される。

Description

本発明は一般的にコンタクトレンズに係り、より詳細にはハイブリッドハード−ソフトコンタクトレンズに関する。
視覚矯正は革命の直前である。眼の光学において収差または歪曲を評価する新しい技術はまもなく一般利用者に入手可能となるであろう。例えばシャック-ハルトマン波面検出法またはタルボ干渉計等の新しい波面測定方法は、視力が20/10まで矯正され得るように、正確に眼の収差を測ることができる。波面検出法は、カスタマイズされた矯正用処方せんを作るために、迅速に、そして非常に正確に個々の眼の収差を評価する方法である。
しかしながら、従来の方法によって、または波面検出法によって、ひとたび眼の収差が測定されると、これらの測定値はその後眼手術、眼鏡、またはコンタクトレンズ等の、視覚矯正システムに渡されなくてはならない。眼鏡レンズ製造の改良と同様、例えばLASIK及び角膜屈折矯正手術等のレーザー屈折手術技術における最近の進歩が、今各個人に非常に正確な矯正処方の作成を可能にする。
しかしながら、これはコンタクトレンズには当てはまらない。人気が高いソフトコンタクトレンズは、製作における寸法のばらつきのために眼鏡またはレーザー屈折外科手術と同じ結果を達成することができない。眼鏡での結果を達成するための土台を提供するかもしれないハードコンタクトレンズは、ソフトコンタクトほどは快適ではなく、眼の上において必要な位置の安定性に欠ける。
そのため、矯正処方のための土台を提供可能で、ソフトコンタクトレンズの快適さを提供することもできるハイブリッドハード−ソフトコンタクトレンズの必要が存在する。
ハイブリッドのハード−ソフトコンタクトレンズに関する一つの欠点は、硬い部分及び柔軟な部分間の十分な結合の欠如に関する。この結合強さの欠如により、短い使用期間の後に、結合する接合部で柔軟な部分及び硬い部分の剥離が起こる可能性がある。
従って、結合する接合部におけるレンズの引裂きを防止するために、硬い部分と柔軟な部分との間に十分な結合を与えるハイブリッドハード−ソフトコンタクトレンズを製造する方法の必要性が存在する。
[発明の要約]
ハイブリッドのハード−ソフトコンタクトレンズが提供される。本発明のいくつかの実施形態は、レンズの硬い部分をレンズの柔軟な部分に結合する方法を含む。本発明の他の実施形態は、レンズを通した酸素透過を増やすコンタクトレンズ材料を含む。発明のさらに他の実施形態はハイブリッドハード−ソフトコンタクトレンズの費用対効果が高い製造方法に向けられる。
本発明は結合する接合部におけるレンズの引裂きを防止するための、硬い部分と柔軟な部分との間に十分な結合を有するハイブリッドハード−ソフトコンタクトレンズを製造するためにベースカーブモールディングを使う方法も提供する。幾つかの実施形態は、レンズの硬い部分をレンズの柔軟な部分に結合する方法を含み、一方で他の実施形態はハイブリッドハード−ソフトコンタクトレンズの費用対効果が高い製造方法を含む。
さらなる実施形態はキャスティングから始まる二つの材料のボタンの製造に関係する。他の実施形態は、プレフォームベースカーブモールディングを用いた二つの材料のボタンの製造に関係する。利点としては、プレフォームベースカーブ成形は、費用がかかるベースカーブ旋盤操作を回避して、在庫の、または注文のハイブリッドレンズを製造するために前面表面の旋盤加工のみを必要とする。
図のいくつかまたはすべてが説明を目的とする概略の表現であって、必ずしも示された要素の実際の相対的なサイズまたは位置を描写しないことは認識されるであろう。
[発明の詳細な記述]
以下の段落で、添付された図面を参照する例を通して、本発明の詳細が記述される。この記述を通じて、示された好ましい実施形態及び例示は、本発明では限界としてではなくむしろ例示であると考えられるべきである。ここで使われる“本発明”とはここに記述された発明の実施形態の何れか及び等価物の何れかを示す。さらに、このドキュメントを通じて、“本発明”の種々の特徴に対する引用は、すべての請求された実施形態または方法が引用された特徴を含まなくてはならないことを意味するわけではない。
本発明は、不利益なしに、柔軟で且つガス透過性のコンタクトレンズの利益−快適さ、健康、安定性、より良い視覚性及び耐久性−を提供する、ハイブリッドコンタクトレンズの土台を基礎とする。本発明の特性は、レンズ化学、製造プロセス、光学デザイン及び処方、フィッティングプロセス、を含む。製造プロセス及び光学デザイン要素の一つの特徴は、20/20より良く見る個人の能力を制限する屈折の高次収差を矯正するために1/4波長でのカスタマイゼーションをする能力である。
他に定義されないならば、ここで使われたすべての技術的な、そして科学的な用語は一般にこの発明が帰属する技術の当業者によって理解されるものと同じ意味を持っている。ここでの定義が他での定義と矛盾する場合、ここで説明される定義が制御する。ここで使用される“ハイブリッド”とは、化学的に結合されるか、または一緒に綴じられたハード及びソフト双方のレンズ要素を含むコンタクトレンズのタイプを示す。
本発明の1つの実施形態は、ガス透過性レンズの光学的明瞭さ、安定性及び耐久性をソフトコンタクトレンズの快適さと組み合わせるハイブリッドレンズである。このハイブリッドレンズは、濡れ性を有する柔軟な外側のスカート部に化学的に結合された、高または超高DKガス透過性の中心部を持つ。DKは(x10−11)の単位で測られる。中央部は酸素透過性が高く、このことは角膜の健康を維持するために重要である。本発明の製造プロセスの一つは、このガス透過中心が1/4波長精度で旋盤加工され、波面にガイドされた屈折高次収差の矯正を可能にし、20/20より良い視覚的な性能を提供する。
[ハイブリッドコンタクトレンズの製造方法]
図1-5を参照すると、本発明のハイブリッドコンタクトレンズの製造方法の一つが記述される。この方法は、製造に費用のかからない、破壊に対する抵抗がある製品をもたらす。
図1に示される、十分に剛直で、ガス透過性の、高(または超高)DK材料のロッド10は、所望の特性を有するキャストである。硬化が終了すると、ロッドは実質的に同一の直径を製造するために精度よく研磨される。ロッドは、その後ツール15によって、コンピュータで数値的に制御された旋盤のコレットと一致するよう設計された前方の直径20と、及び、チューブ、カップ、または他の収容装置中に配置するためレンズの親水性部分の最外直径と一致するよう設計された後方の直径25とを有するプライマリブランク17に機械加工される。前方の直径20は6mm(ミリメートル)から24mmの範囲であってよく、後方の直径25は6mmから24mmの範囲であってよい。一つの実施形態では、前方の直径20は、旋盤の型締力に耐えるため、プライマリブランク17に接着させられるか、または取り付けられる別個の材料であってよい。プライマリブランク17の中間の部分は、仕上がったレンズにおける硬い材料及び親水性材料の界面に関して所定の角度30を持つように同時に機械加工される。
本発明の1つの製造方法は、実質的に、親水性区域の最外直径35、すなわち図4に示すようにコンタクトレンズの柔軟な部分の最外直径と同じか、またはそれを超える、後方の直径25を有する。この実施形態において、境界材料40はその後親水性の液体ポリマーを収容及び保持するために、最終的に壁またはカップを製造するのに適用される。他の実施形態では、プライマリブランク17は親水性材料を収容するために、カップ、チューブ、または他の収容装置に挿入されてよい。
本発明の他の製造方法は、プライマリブランク17への接着促進剤の塗布と、その後の境界材料40によって形成された液体保持装置、チューブ、カップまたは他の収容装置内部への親水性ポリマーのキャスティングを含む。他の実施形態では、プライマリレンズブランク17は、プロファイルが研磨を必要としないように、または、軽いバフがけ若しくは軽い研磨のみを必要とすることが可能であるように、非球面の後方表面プロファイルを製造するようにプログラムされた、コンピュータで数値的に制御された旋盤のコレット内で前方の直径20を介して取り付けられる。後方表面のボタンはその後レンズブロックに取り付けられ、図4に示されるようにブロックの軸はレンズ45の幾何学的な中心を通過する。
後方表面のボタンを有するアセンブリは、好ましくは軽いバフを必要とするか、または補足的な研磨を必要としない、例えばVariform連結装置を有するOptform(登録商標)80等のコンピュータで数値的に制御された旋盤のコレット、または、高精度若しくは1/4波長精度まで軸対称または非軸対称な表面を製造することが可能な等価物内に再度取り付けられる(VARIFORM及びOPTOFORMはニューハンプシャー、キーンのPrecitech,Inc.の商標)。他のタイプの旋盤が使われてよいことは当業者には認識されるだろう。完成したレンズは旋盤から取りはずされ、軽いバフを実施されるか、または実施されることなく、はずされて、清浄にされ、その後前方のレンズ表面処理が行われる。最終的に、レンズは水和−抽出、殺菌およびパッケージングを実施される。
本発明のハイブリッドコンタクトレンズのもう1つの製造方法が図5に示される。ステップ1は、ハイブリッドコンタクトレンズの十分に硬い部分を含むフルオロシロキサンアクリレートRGP材料のロッドを示す。他のタイプの材料が使われてよいことは当業者には認識されるだろう。これら他の材料としては、以下のモノマー、モノマー混合物、またはそれらの誘導体、すなわち:メチルメタクリレート;エチルメタクリレート;ブチルメタクリレート、ヘキシルメタクリレート、エチレングリコールジアクリレート;オクタフルオロペンチルメタクリレート、テトラメチルジシロキサン、エチレングリコールジメタクリレート、ペンタフルオロフェニルアクリレート、2−(トリメチルシロキシル)エチルメタクリレート、2,2−ビス−(2−メタクリルオキシフェニル)プロパン、N−[2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル]アクリレート、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチルメタクリレート、2−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルアクリレート、N−ビニル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアクリルアミド、アクリルアミド、アクリルアミン、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、シロキサン−エチレングリコールジメタクリレート、トリフルオロエチルメタクリレート、ペンタフルオロスチレン、ペンタフルオロフェニルメタクリレート、ペンタフルオロフェニルアクリレート、ペンタフルオロプロピルメタクリレート、不飽和ポリエステル;p−ビニルベンジルヘキサフルオロイソプロピルエーテル、シリコニルスチレン、シロキサニルアルキルメタクリレート、及びシロキサニルアルキルアミド、を含んでよい。
図5のステップ1で示されたロッド、またはボタンは、好ましくは直径5ミリメートル(mm)から直径22mmであり、長さは2mmから15mmである。一つの実施形態では、ボタンは次の操作のために、そしてコスト削減を可能とするためにもう一つの材料に接着されてよい。ステップ2において、プランジツールが不必要な硬い材料を取り除くために使われ、そして次の操作のために材料の硬い部分を一方の側に許容する。もう1つの方法は、図2に類似する形状でステップ1からボタンアセンブリを形成するために、プランジツールを使用してよい。
ステップ3で、スペーサーが次の操作のためにブランクのグリッピング側に形成される、またはブランクはステップ4を省略するため予備成形物を収容する装置に接着されてよい。ステップ4では、重合の間柔軟な材料を保持するために保持壁を提供するテープ、または他の媒体がブランクに適用される。ステップ5では、接着促進剤が硬い材料に塗布されてよく、その後柔軟な材料が保持壁内部、または他の収容装置内部に注入され、熱、UV、または熱及びUVの組み合わせを使って硬化されることが可能である。ステップ6では、スペーサー、または収容装置は取り去られ、そしてブランクは次の製造操作のために準備される。
図6を参照すると、コンタクトレンズの硬い部分を柔軟な部分につなぐことについての方法が今記述されるであろう。従来のハイブリッドのコンタクトレンズは、一つにはレンズの硬い部分と柔軟な部分との間化学結合が弱いという理由で、一般に耐久性が低い。接着の不良が角膜の掻き傷の原因となる可能性があり、レンズ交換にも費用がかかる可能性がある。本発明の1つの特徴は、ハイブリッドコンタクトレンズの硬い部分及び柔軟な部分を確実につなぐ様々なカップリング形状が考えられているということである。
本発明の一つの実施形態は、ハードコンタクトレンズ部分とソフトコンタクトレンズ部分との間に、ある角度を有する、または傾斜した表面を使用し、それによって表面積を増加し、結果的に前記二つの区域の結合力、または強度を増加する。他の実施形態では、ハイブリッドコンタクトレンズの耐久性及び快適さを増加する、様々な異なる表面の特徴、または表面形状を使用する。
例えば、図6に示される、結合角50は約0°から約90°まで変化してよい。すなわち、もしも本発明により構成されたコンタクトレンズが平坦な表面に対して圧縮されたとき、レンズの硬い部分と柔軟な部分との間の界面によって定義される前記角度は、平坦な表面に対してほぼ平行な状態からほぼ直角な状態まで変化し得る。加えて、コンタクトレンズの硬い部分と柔軟な部分との間の界面は、様々な表面の形態、または形状55を含んでよい。図6に示されるように、これらの表面形状55は棚部、突出部、または実質的にV−またはW−形状の突起を含んでよい。他の表面形状55は鋸歯状、グラデーション、または実質的にまっすぐでも、または平らでもない他の形状を含んでよい。
ここで図6Aを参照すると、ハード−ソフトレンズ結合方法が説明されている。本発明のこの実施形態では、レンズの硬い成分と柔軟な成分との間の表面積を増加すると、二つの材料の間の結合強度を増加し、レンズの破壊、または破損を最小にする。この実施形態の他の強みは、剛直または硬い材料と柔軟な材料との間のなめらかな移行を提供する。これは例外的に快適なレンズを作り出す。
図6Aに示されるように、前記ハード、または実質的に剛直なレンズ材料65とソフトレンズ材料70との間の界面、または接合部分75が説明される。角度Aも示されているが、角度Aは約95度と約170度の間の範囲であってよい。角度Aは好ましくは約110度から約165度の間の範囲にある。図示するように、前記硬いまたは実質的に剛直なレンズ材料65とソフトレンズ材料70との間の界面は実質的にV形状をしている。異なる説明をすると、界面はレンズ内部で交わる、二つの交差する平面を含む。このレンズの接合形態は、装着中のレンズ材料の分離という起こりそうにないケースにおいて安全な形状を提供する。V形状なので硬いレンズ材料65の端部は刃の形状ではなく、結果的に鋭い端部が角膜及びまぶたに接触せず、切創、擦過傷のリスクを排除する。
本発明により組み立てられたコンタクトレンズのハード及びソフト部分は、接着材料、または以下のモノマーの混合物またはそれらの誘導体、すなわち:酢酸ビニル;トリフルオロエタノール;メチルメタクリレート;エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、エチレンジアミン;2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)及び構造中にフッ素化されたアルキルまたはアリール、シリコーン、スチレン部分を有するアクリル系誘導体ベース(acrylic bases)から定式化されたC1からC6の炭素を有するメタクリル酸及びアクリル酸の他のエステルであって結果物がポリスチレン;フッ素/スチレン;及びシリコーン/スチレン等のポリマー、からなる樹脂によって接合、または連結されてよい。
本発明によるコンタクトレンズの柔軟な部分は、様々な材料で構成されてよい。これらの材料は、:ポリHEMA;ヒドロキシエチルアクリレート;ジヒドロキシプロピルメタクリレート;ブチルメタクリレート、ヘキシルメタクリレート、過フッ化メタクリレートエステル、ポリエチレングリコール;アセトキシシラン;(トリメチルシロキシエチル)メタクリレート;トリメチルシロキシ;エチレングリコール−ジメタクリレート;フェニルエチルアクリレート;ポリエチレンオキシド;及びシリコンヒドロゲルを含んでよい。他のタイプの材料が使われてよいことは当業者には正当に評価されるであろう。
[ハイブリッドコンタクトレンズの表面処理]
本発明の1つの特徴は様々なコンタクトレンズ表面処理が考慮されるということである。これらの表面処理は、例えば、レンズ材料の生体内での濡れ性を改善する手段によってレンズの快適さを改善することを目的として、加えられてよい。表面処理を用いるもう一つの理由は、レンズ前の均一な涙膜厚さを作り出すことである。レンズ前の均一な涙膜厚さの存在によって他の収差の矯正が完全に有効になり得る一方で、レンズ前の均一な涙膜厚さの変化が収差を誘発する。
本発明により作製されたハイブリッドコンタクトレンズの一つの実施形態は、通常の瞬きの動作の間にレンズ前の均一な涙膜厚みを提供する表面処理を含んでよい。これらの処理は一つ以上の以下の実施形態を含んでよい:1)プラズマ−レンズは酸素及びNHを含む化合物等の、発振している電磁エネルギーによって変化させられるガスの存在下に配置される。これは表面を官能化(酸化)してレンズ表面上にOHまたはNHのような官能基を生成し、レンズ表面の濡れ性をより高くする;2)イオン性界面活性剤−極性分子がイオン性のレンズ表面に与えられ、結果的に分子は表面と結合する。一つの例はナトリウムドデシル硫化物である。ラウリルスルホン酸を有する12炭素鎖はより均一な涙膜厚みを支持する基板を提供する;3)非イオン性界面活性剤−レンズは、レンズ上に膜を提供する非イオン性界面活性剤にさらされてよい。一つの例はエチレングリコール鎖である;4)溶解性ポリマー−溶解性ポリマーの膜が製造後硬いガス透過性材料に塗布されてよい。例として、N、N−ジメチルアクリルアミド、メタクリルアミド、HEMA及び他の親水性モノマーがある。他のタイプの表面処理が同じく考慮される。
[可視光線スペクトルの種々の成分のための矯正]
適切に(本来の場所で)コンタクトレンズで行なわれたアベロメトリー(Aberrometry)は、前方のレンズから表面に現れる光線が視軸に関して作る角度の知識を我々に提供する。完璧なケースでは、光線はすべて視軸に平行している状態で現われるであろう。けれども図7で説明されるように、収差の存在下でこれらの光線は視軸に関して角度を作り、そしてこの角は紙面に制限されない。これらの収差を修正するために、一般に調整するべき2つの変数がある。最初の変数はそれぞれの光線がコンタクトレンズから現れる点におけるコンタクトレンズの傾斜である。この傾斜を変えることはスネルの法則によって眼を出る光線の方向を変えるであろう。視軸に平行に出る光線の原因となる前方または後方のコンタクトレンズ表面の傾斜が存在する。二つ目の変数は、各光線がコンタクトレンズを出る点における局所的なレンズ厚さである。この厚さが調整されるとき、この点における光線の経路に関する一つまたは双方の表面の傾斜が、現れる光線を視軸に平行に保つために変更される必要もある。現れる光線の全てを視軸に平行にし、同時にレンズの全厚みを合理的に、すなわち薄過ぎず厚過ぎないように保つ局所的な厚み及び傾斜の組が存在する。
アベロメトリーはただ1つの波長において、通常赤外線の領域で行われる。しかしながら、図8で説明されるように、様々な光線の傾斜は光の色に依存する。一般的に、青いライトの光線は緑の光線より多く収斂する。赤い光線は緑の光線より発散する。
どの色の光線が視軸と平行にされるべきかが難題である。もし眼が可視域(波長にして約380nmから約780nm)において等しくすべての色に反応したなら、中間の波長に対応する光線を視軸と平行にするであろう。この方法では、眼を離れるとき光の半分が発散し、光の半分が収束する。
図9を参照すると、均一な応答のために、可視スペクトルの中央の波長は収差を矯正するのに理想的である。なぜなら、この波長のいずれかの側の長方形の等しい面積は、この波長の周囲に分配されるエネルギーの等しい量を意味する。
しかしながら、眼は同じようにすべての波長に反応するわけではない。明所視応答曲線は、図10で説明されるように、眼がスペクトルの赤/緑の終端にいっそう敏感であることを示す。上に記述されるのと同じ種類の概念が今、収差の矯正に対して、理想的な波長を決定するために使われることができる。図10に示されるように、理想的な波長はいずれの側でも明所視応答曲線の下に等しい面積を与える。
異なった色に対する眼の応答における相違のほかに、本発明では異なる色に対するコンタクトレンズの透過性を変えてもよい。眼の色収差の効果を減らすことに、これは有益であるかもしれない。もしコンタクトレンズの透過性が眼の明所視反応によって増加されるなら、図11で説明されるように、眼の全応答が結果として生じる。一つの理想的な波長は、カーブの下で再び等しい面積を与えるこの全応答に基づく。この理想的な波長は、結果的に上述の手段によって収差を矯正するための目標として使用される。
例えば、最終的に単焦点または多焦点のレンズのために、本発明により作製されたハイブリッドコンタクトレンズの一つの実施形態は、可視スペクトルの青及び赤の終端の両方における透過を減少して結果として透過光のバンドを狭め、そして潜在的にレンズの透過曲線のピークをシフトする着色剤を含む。従って本発明のコンタクトレンズが光の透過を減らすことを目的としてカラー添加物を、または色収差を減らすことを目的としてカラー添加物を含んでよい。
他の実施形態では、既存のレンズ材料の周知のバンド幅及び単色のアベロメトリー測定の出力に基づいた計算を、最適なレンズ厚さプロファイルを決定するために利用する。
[化学的な結合によってハイブリッドコンタクトレンズを製造する方法]
本発明は、角膜の健康と快適さを高めるための高いガス透過率を優れた特徴とするのと同時に、明確な視力を提供するハイブリッドコンタクトレンズを開示する。このようなハイブリッドコンタクトレンズを製造する方法が図1−6に関してここに記述される。本発明の原則により、化学的な結合によってハイブリッドコンタクトレンズを製造する方法が今図12−29で記述される。さらに詳細には、前記方法は十分に硬く高DKまたは超高DKガス透過性を有するコア中央部に、十分に柔軟なヒドロゲルの柔軟なスカート部分を化学的に接着させることに関係する。
十分に柔軟な部分として適当な材料は:ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA);メチルメタクリレート(MMA);エチルメタクリレート(EMA);ブチルメタクリレート(BMA)、ヘキシルメタクリレート(HMA)、エチルアクリレート(EA)、ブチルアクリレ−ト(BA)、アミノアルキルを含むアクリレートまたはメタクリレート;N−ビニルピロリドン(NVP);2−メトキシエチルメタクリレート(MEMA);エチレングリコールメタクリレート(EGMA);トリフルオロプロピルメタクリレート;ペンタフルオロペンチルメタクリレート;N、N−ジメチルアクリルアミド(DMA);アクリルアミド;メタクリルアミド;テトラメチルジシロキサンエチレングリコールジメタクリレート;2−(トリメチルシロキシル)エチルメタクリレート;N−フルオロアルキルメタクリルアミド;ビス(2−メタクリルオキシフェニル)−プロパン;(N、N−ジメチルアミノ−エチル)メタクリレート;チバビジョン社のlotrafilcon等のシリコンヒドロゲル;及びこれらの材料のいかなる組み合わせも含むが、しかしこれらに制限されない。当業者には理解されるであろうが、他の柔軟なスカート部の材料が、本発明の範囲を逸脱せずに十分に柔軟な部分として採用されてよく、上記のリストは決して網羅されたものではない。
十分に硬い部分のための適当な材料は:フルオロシリコーンアクリレート;ケイ素化スチレン;フルオロアクリレート;フルオロメタクリレート、過フッ化アクリレート及びメタクリレート;高DKまたは超高DKを有するガス透過性の硬いコンタクトレンズ底部であって70(x10−11)(ISO)のDKを有する、Boston 7 Envision、Boston EO、Boston Equales、Boston Equalens 2、Boston XO、HDS 60、HDS 100、Fluoroperm 151、Fluoroperm 92、Fluoroperm 92、Fluoro 700、Menicon SE−P、Menicon Z;他の高DK材料;及びこれらの材料のいかなる組み合わせも含むが、しかしこれらに制限されない。当業者には理解されるであろうが、他の材料が、本発明の範囲を逸脱せずに十分に硬い部分として採用されてよく、上記のリストは決して網羅されたものではない。
成形カップを使ってハイブリッドコンタクトレンズを製造する方法が図12−15に関して記述される。図12を参照すると、成形カップ100は、水平面102、水平面102に実質的に垂直に配置された円筒型外壁104、及び円筒型内壁106を備える。内壁106内部の領域は十分に硬い材料を収容するための円筒形の内側部分109を備え、内壁と外壁との間の領域は十分に柔軟な材料を収容するための円筒型の外側部分111を備える。
内壁106は、好ましくは、十分に硬い内側部分と十分に柔軟な外側部分を分割する、予備成形物光学グレード仕切り部を備える。加えて、内壁106は、好ましくは、コンタクトレンズを形成するために使われる硬い材料及び柔軟な材料の両方と結合可能である。成形カップとして適当な材料は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート及び光学グレードプラスチックを含むが、しかしこれらに制限されない。内壁及び外壁は、任意に、柔軟な部分と硬い部分との結合を促進するための接着剤でコーティングされる。
好ましくは、成形カップの薄い部分が完成したコンタクトレンズの一部分のままでいる。他の実施形態では、成形カップの部分がキャスティング工程の間に除去されてもよい。例えば、内壁106は十分に硬い部分を注入して硬化した後で取り除かれてよく、外壁104は、十分に柔軟な部分を注入して硬化した後で取り除かれてよい。ある実施形態によれば、成形カップ100は底部部分113を形成する底部円柱108をさらに備え、コンピュータで数値制御された旋盤または他の加工装置のコレットに一致するグリッピング領域を作るように寸法が決められる。これらの実施形態では、底部部分113が製造の間に満たされてよいように、水平面102が、好ましくは中央開口部110を備える。他の実施形態では、底部部分113が製造の前に前もって満たされてもよい。他の実施形態では、底部円柱108は与えられない。
説明された実施形態において、内壁106または仕切り106が水平面102に関して角度Aで配置される。角度Aは約5度から約175度までのどのような角度であってもよいが、しかし、好ましくはコンタクトレンズの硬い部分と柔軟な部分との間の結合強さを最大にするよう選ばれる。内壁106は、任意に、硬い部分と柔軟な部分との間の結合強さをさらに増加するために採用された屈曲部Bを備える。当業者には理解されるであろうが、多くの他の内壁形状が本発明の範囲を逸脱せずに採用されてよい。例えば、柔軟な部分と硬い部分との間の他の接着角度の例が、図6と6Aに関して上述される。さらに、他の実施形態である内壁形状の例が今記述される。
図13Aを参照すると、成形カップ100は、水平面102に実質的に垂直(すなわち、角度Aが約90度である)に配置される他の実施形態の内壁114を備える。加えて、内壁114は屈曲部を含まない。図13Bを参照すると、成形カップ100が水平面102に関して鋭い角度に配置される他の実施形態の内壁116を備える。図13Cを参照すると、成形カップ100が、水平面102に関して鈍い角度に傾いている他の実施形態の内壁118を備える。図3Dを参照すると、成形カップ100は、複数の屈曲部Bを含む他の実施形態の内壁120を備える。屈曲部Bは、好ましくは、硬い部分と柔軟な部分との間の結合強さを増加する。さらに、内壁120が水平面102に関して角度Aで配置される。図12に関して上に開示された実施形態と同様に、角度Aは約5度から約175度までどのような角度でもよいが、しかし、好ましくはコンタクトレンズの硬い部分と柔軟な部分との間の結合強さを最大にするよう選ばれる。
図14を参照すると、(1)材料が開口部110を通じて底部部分113を満たして、その結果グリッピング領域128を形成し、(2)材料が実質的に内側部分109を満たし、その結果十分に硬い部分126を形成する、ように所定量の十分硬い材料の液状樹脂が内側部分109内部に注入される。その後、成形カップがプログラムされた硬化環境の内部へと配置され、硬い材料は熱、UV光、または両方の組み合わせで硬化される。
他の実施形態では、材料が底部部分113のみを満たして、それによってグリッピングエリア128を形成するように、所定量の十分に硬い材料の液状樹脂が内側部分109の内部に注入される。その後、成形カップがプログラムされた硬化環境の内部へと配置され、硬い材料は熱、UV光、または両方の組み合わせで硬化される。硬化の後に、追加の所定量の硬い材料の液状樹脂が、追加材料が内側部分109を実質的に満たし、それによって十分に硬い部分126を形成するように、内側部分109の中に注入される。その後、成形カップがプログラムされた硬化環境の内部へと再度配置され、硬い材料は熱、UV光、または両方の組み合わせで硬化される。
図15を参照すると、十分に硬い材料を硬化した後で、所定量の十分に柔軟な材料の液状樹脂が外側部分111に注入され、その結果十分に柔軟な部分130が形成される。その後、成形カップがプログラムされた硬化環境の内部へと再度配置され、柔軟な材料は熱、UV光、または両方の組み合わせで硬化される。柔軟な材料を硬化した後で、レンズは、旋盤にかけられるか、または、他の加工をされて、完成品である、破壊抵抗を有するハイブリッドコンタクトレンズとすることができる。
ブロック型を使ってハイブリッドコンタクトレンズを製造する方法が今図16−21に関して記述される。図16を参照すると、ブロック型134は分離面140に沿って取り付けられた一対の半部分136、138を備える。ブロック型半部分136、138は分離面140に関して、好ましくは対称である。ブロック型134は、上部部分144及び下部部分146を定義する中央空隙144、146をさらに備える。中央空隙144、146は、上部及び下部部分が硬い材料の液状樹脂で満たされコンタクトレンズの硬い部分を形成することが可能なように、ブロック型134の実質的に水平な上部表面152内に開口部150を形成する。
ある実施形態では、底部部分146が、好ましくは、コンピュータで数値的に制御された旋盤または他の加工装置のコレットに一致するグリッピングエリアを製造するために寸法を決定される。これらの実施形態では、低部部分146が製造の間に液状樹脂で満たされてよいように、上部及び下部部分の間に開口部148が存在する。他の実施形態では、底部部分146は与えられない。
上部部分144は、ブロック型の半部分の内側表面によって形成された外壁156を含む。外壁156がコンタクトレンズの硬い部分と柔軟な部分との間の接合部の形状を形成する。説明された実施形態では、外壁156が上部表面152に関して角度Aで配置される。角度Aは約5度から約175度までどのような角度でもよいが、好ましくはコンタクトレンズの硬い部分と柔軟な部分との間の結合強さを最大にするよう選ばれる。外壁156は、任意に、硬い部分と柔軟な部分との間の結合強さをさらに増やすために採用された屈曲部Bを備える。当業者には理解されるであろうが、多くの他の外壁形状が本発明の範囲を逸脱せずに使われてよい。これらの他の外壁形状のいくつかについて記述される。
図17Aを参照すると、中央空隙の上部部分144は、水平面152に実質的に垂直(すなわち、角度Aが約90度)に配置される他の外壁158を含む。加えて、外壁158は屈曲部を含まない。図17Bを参照すると、上部部分144が水平表面152に関して鋭い角度に配置される他の外壁160を含む。図17Cを参照すると、上部部分144が水平面152に関して鈍い角度に配置される他の外壁162を含む。図17Dを参照すると、上部部分144が複数の屈曲部を有する他の内壁164を含む。屈曲部Bは、好ましくは、コンタクトレンズの硬い部分と柔軟な部分との間の結合強さを増加する。
図18を参照すると、(1)材料が底部部分146内部の領域を満たし、その結果グリッピング領域172を形成し、(2)材料が上部領域144を実質的に満たし、その結果十分に硬い部分170を形成するように、所定量の十分に硬い材料の液状樹脂が開口部150に注入される。その後、ブロック型がプログラムされた硬化環境の内部へと配置され、硬い材料は熱、UV光、または両方の組み合わせで硬化される。他の実施形態では、材料が底部部分146内部の領域のみを満たすように、所定量の十分に硬い材料の液状樹脂が開口部150内部へ注入され、その結果グリッピング領域172を形成する。その後、ブロック型がプログラムされた硬化環境の内部へと配置され、硬い材料は熱、UV光、または両方の組み合わせで硬化される。硬化の後に、さらに所定量の硬い材料の液状樹脂が実質的に上部部分144を満たすまで開口部150内部に注入され、その結果十分に硬い部分170を形成する。その後、ブロック型が再度プログラムされた硬化環境の内部へと配置され、硬い材料は熱、UV光、または両方の組み合わせで硬化される。
図19を参照すると、十分に硬い材料を硬化した後で、ブロック型134が分離面140に沿って開かれ、硬い材料の硬化部分(硬い部分170及びグリッピング領域172を含む)が、ブロック型半部分から取り出される。この時点で、硬い材料の硬化された部分の表面は、任意に、下塗りされるか、または結合をより強くするためコーティングされる。図20を参照すると、実質的に水平な部分178及び円筒形の側壁180を含むガード178、180が、適切な接着剤を使ってグリッピング領域172の最上部に取り付けられる。図21を参照すると、その後所定量の柔軟な材料の液状樹脂が硬い部分170と側壁180との間の領域内部に注入され、その結果十分に柔軟な部分182を形成する。
図21をさらに参照すると、材料はその後プログラムされた硬化環境の内部へと配置され、十分に柔軟な材料は熱、UV光、または両方の組み合わせで硬化される。ハイブリッド材料(すなわち、硬い部分170と柔軟な部分182)は旋盤にかけられるため下塗りされるか、または、別な方法で加工をされて、完成品である、破壊抵抗を有するハイブリッドコンタクトレンズとすることができる。図12-15に関して開示された実施形態と異なり、硬い部分と柔軟な部分との間に配置された壁または仕切りがない。
ベースカーブ型を使ってハイブリッドコンタクトレンズを製造する方法が今図22−24に関して記述される。図22を参照すると、ベースカーブ型アセンブリ190は、ベースカーブ型192、内壁194または仕切り194、ベースカーブ型192の外周の周りに配置された外壁196を備える。任意に、一つ以上のセンタリングウェブ198が、ベースカーブ型192の中央を通過する垂直に配置された基準面200に関して内壁194の適切な配置を保証するために、内壁と外壁との間に与えられる。内壁194は硬い材料と柔軟な材料との間のセパレーター及び接合面として作用する。内壁194は、好ましくは、コンタクトレンズを形成するために使われる硬い材料と柔軟な材料との両方に対して接着可能である予備成形された光学グレード仕切りである。ある実施形態では、内壁194が硬い部分及び柔軟な部分と結合することを促進するために接着剤を塗布される。
説明された実施形態では、内壁194は実質的に垂直に配置される(すなわち、面200に平行)。しかしながら、図12-21に関して上述された実施形態と同様に、内壁194は水平面に関して約5度から約175度までどのような角度に配置されてもよい。試行錯誤のプロセスを通して、コンタクトレンズの硬い部分と柔軟な部分との間の結合強さを最大にする角度が選択されてよい。内壁194は、任意に、さらに結合強さを増やすために採用される一つ以上の屈曲部Bを含んでよい。もちろん、当業者には理解されるであろうが、多くの他の内壁形状が本発明の範囲を逸脱しないで使われてよい。
図23を参照すると、所定量の十分に硬い材料の液状樹脂が、それらの間の領域を満たすために内壁194内部に注入され、その結果十分に硬い部分202を形成する。その後、ベースカーブ型アセンブリはプログラムされた硬化環境の内部へと配置され、硬い材料は熱、UV光、または両方の組み合わせで硬化される。図24を参照すると、硬い材料を硬化した後で、所定量の十分に柔軟な材料の液状樹脂が内壁194と外壁196の間の領域に注入され、その結果十分に柔軟な部分204を形成する。その後、ベースカーブ型アセンブリはプログラムされた硬化環境の内部へと再度配置され、柔軟な材料は熱、UV光、または両方の組み合わせで硬化される。柔軟な材料を硬化した後で、外壁とセンタリングウェブは除去され、レンズの前方表面は旋盤加工されるか、または他の方法で完成される。
ベースカーブブロック型アセンブリを使ってハイブリッドコンタクトレンズを製造する方法が図25-29に関して記述される。図25を参照すると、ベースカーブブロック型アセンブリ210は、ベースカーブ型212、及び、ベースカーブ型212の中心を通過している垂直面218について対称的に配置された一対のブロック型半部分214、216を含む。ベースカーブブロック型アセンブリ210は、ブロック型半部分214と216との間のベースカーブ型212上部の領域に配置された中央空隙222を、さらに含む。中央空隙222は、コンタクトレンズの硬い部分を形成するための硬い材料の液状樹脂で満たされるために使用される。
中央空隙222は、ブロック型半部分の内側表面によって形成された外壁226を含む。外壁226はコンタクトレンズの硬い部分と柔軟な部分との間に接合部の形状を形成する。説明された実施形態では、外壁226は垂直面218に実質的に平行に配置される。しかしながら、図12-24に関して上述された実施形態と同様に、外壁226が水平面に関して約5度から約175度までどのような角度にでも配置されてよい。試行錯誤のプロセスを通してコンタクトレンズの硬い部分と柔軟な部分の間の結合強さを最大にする角度が選択されてよい。さらに、外壁226が、任意に、さらに結合強さを増やすために採用される一つ以上の屈曲部Bを含んでよい。もちろん、当業者には理解されるであろうが、多くの他の内壁形状が本発明の範囲を逸脱しないで使われてよい。
図26を参照すると、所定量の十分に硬い材料の液状樹脂が、材料が中央空隙222内部でその領域を満たすように中央空隙222内部へ注入され、その結果十分に硬い部分230を形成する。その後、ブロック型はプログラムされた硬化環境の内部へと配置され、硬い材料は熱、UV光、または両方の組み合わせで硬化される。図27を参照すると、硬い材料を硬化した後で、ブロック型半部分214、216が分離され、ベースカーブ型212から取りはずされる。図28を参照すると、曲線を成す側壁234は適切な接着剤を使ってベースカーブ型212の周囲の周りに取り付けられる。
図29を参照すると、所定量の十分に柔軟な材料の液状樹脂が、その後硬い部分230と側壁234との間の区域の中に注入され、その結果十分に柔軟な部分236を形成する。その後、材料はプログラムされた硬化環境の内部へと配置され、柔軟な材料は熱、UV光、または両方の組み合わせで硬化される。柔軟な材料を硬化した後で、側壁は取り除かれ、そして前方表面は旋盤加工されるか、または他の方法で完成される。
柔軟なスカート部の型における成形された挿入物として、前もって機械加工された十分硬い中央部分を含む、プレシェイプ型アセンブリを用いてハイブリッドコンタクトレンズを製造する方法が図30-33に関して記述される。図30を参照すると、十分硬い中央部分250は、型アセンブリ内に配置される前に形成され硬化される。ある実施形態によれば、硬い中央部は柔軟な外側の部分との結合を促進するため、接着剤で前もってコーティングされるか、または前処理される。図31を参照すると、プレシェイプ型アセンブリ252は、ベースカーブ型254、及びベースカーブ型254の中心を通過する垂直面260について対称的に配置された一対のブロック型半部分256、258を含む。
プレシェイプ型アセンブリ252は、ベースカーブ型とブロック型半部分との間に配置された実質的にボウル形状の空隙264をさらに含む。ボウル形状の空隙270、272は、十分に硬い中央部分250を収容するための内部部分270及び十分に柔軟な材料で満たされる外側部分272を含む。加えて、プレシェイプ型アセンブリ252は、好ましくは、ブロック型半部分256、258の間のベースカーブ型254上部の領域に配置された中央空隙266を含む。中央空隙266は、十分に硬い中央部分が、それが形成されて、そして硬化された後、内部部分270内に挿入されるのを妨げないように寸法を決定される。好ましくは、ボウル形状の空隙270、272の外側の部分を満たすことに関して、1つ以上の注入口274がプレシェイプ型アセンブリに与えられる。
図32を参照すると、所定量の十分に硬い材料の液状樹脂が、外側部分270内部に注入され、その結果十分に柔軟な外側部分276を形成する。その後、プレシェイプ型アセンブリ252は、プログラムされた硬化環境の内部へと配置され、柔軟な材料は熱、UV光、または両方の組み合わせで硬化される。図33を参照すると、柔軟な材料を硬化した後で、型は分離され、そして完成したコンタクトレンズは型から取り出される。ある実施形態によると、コンタクトレンズは、使用のために準備される前に、前方、または後方の表面の機械加工を必要とするかもしれない。
図6に関して上に開示されるように、コンタクトレンズの柔軟な部分と硬い部分との間の結合角度は約0度から約90度まで変化してよい。加えて、柔軟な部分と硬い部分の間の界面は、水平棚、突出部、実質的にVかWの形をした突起、鋸歯状、グラデーション及び実質的にまっすぐでも、または平らでもない他のいかなる形状を含んでもよく、それに限定されず、いろいろな表面形状を含んでよい。他の実施形態では、図6Aに関して上に開示されるように、接合部が柔軟な部分と硬い部分との間に提供されてもよい。
図30-33をさらに参照すると、十分に硬い部分は、1つ以上の以下に示すモノマー、モノマー混合物及びそれらの誘導体:トリメチルシロキシル;メチルメタクリレート;エチルメタクリレート;エチレングリコールジメタクリレート;オクタフルオロペンチルメタクリレート;テトラメチルジシロキサン;エチレングリコールジメタクリレート;ペンタフルオロフェニルアクリレート;2−(トリメチルシロキシル)メタクリレート;ビス(2−メタクリルオキシフェニル)プロパン;N−[2−(N、N−ジメチルアミノ)エチル];アクリレート;N−[2−(n、n−ジメチルアミノ)エチル];メタクリレート;ビニル−ピロリドン;N、N−ジメタクリルアミド;アクリルアミン;ヒドロキシエチルメタクリレート;シロキサンエチレングリコールジメタクリレート;トリフルオロエチルメタクリレート;ペンタフルオロスチレン;ペンタフルオロプロピルメタクリレート;不飽和ポリエステル;p−ビニルベンジルヘキサフルオロイソプロピルエーテル;シロキサニルアルキルアミド;及びそれらの組み合わせを含んでよい。当業者には理解されるであろうが、多くの他の材料が本発明の範囲を逸脱せずに十分に硬い部分を構成するために使われてよい。
図30-33に関して開示された実施形態に関して、十分に柔軟な部分は一つ以上の以下のモノマー混合物及びそれらの誘導体:ポリHEMA;ヒドロキシエチルアクリレート;ジヒドロキシプロピルメタクリレート;ポリエチレングリコール;メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート(BMA)、ヘキシルメタクリレート(HMA)、エチルアクリレート(EA)、ブチルアクリレート(BA)、アセトキシシラン;トリメチルシロキシ;エチレングリコール−ジメタクリレート;フェニルエチルアクリレート;ゼロゲル;シリコン−ヒドロゲル;ポリエチレンオキシド;及びそれらの組み合わせを含んでよい。当業者には理解されるであろうが、多くの他の材料が本発明の範囲を逸脱せずに十分に柔軟な部分を構成するために使われてよい。
図30-33に関して開示された実施形態に関して、コンタクトレンズの柔軟な部分と硬い部分との間における前処理または前コーティングは、接着剤または樹脂または一つ以上の以下の単量体の混合物及びそれらの誘導体:酢酸ビニル;トリフルオロエタノール;メタクリレート類(C1からC6);アクリレート類(C1からC6);エタンジアミン;2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)、及びアクリル基材から配合されたメタクリル酸の他のエステル;フッ素;シリコーン;フッ素/シリコーン;スチレン及びポリスチレン等の結果物のポリマー;フッ素/スチレン;シリコーン/スチレン;及びそれらの組み合わせを含んでよい。当業者には理解されるであろうが、多くの他の材料が本発明の範囲を逸脱せずに前処理、または前コーティングを形成するために使われてよい。
本発明によるハイブリッドコンタクトレンズを製造するさらなる方法は、柔軟な材料が硬い材料の前に注入され、硬化されるというように、逆の順序で硬い材料及び柔軟な物質を注入することを含む。ブロック型の実施形態に関して、外側の、柔軟な部分が最初に注入され、硬化されるように、中央空隙を満たすブロックの作成を必要とする。さらなる方法は、硬い材料及び柔軟な材料両方を実質的に同時に注入することを含み、その後同時に硬化する。
本発明によるハイブリッドコンタクトレンズを製造するさらなる方法は、標準的な、または半カスタマイズされた前面表面で標準ベースカーブ型を成形または旋盤加工することを含み、その後、中央部材料の屈折率を所望される光学的要求性能へと修正するために熱またはレーザーエネルギーを使用する。有利なことには、これらの方法は高価な注文製旋盤加工及び成形操作に取って代わる。さらなる方法は、コンタクトレンズの後方の、そして前方の両方の表面を成形することを含む。他の方法は、機械的な力または熱成形の応用を含む。
本発明の他の製造方法は以下を含んでよい:後方表面の成形及び成形されたブランクのダイヤモンド旋盤;後方カーブが完成したブランクの前方表面の輪郭カッティング;後方カーブが完成したブランクの前方または後方表面、または基礎レンズ前方または後方表面のエッチング;基礎レンズの前方、または後方表面の薄膜の蒸着;及び基礎レンズの前方、または後方表面のレーザー除去。
十分に硬い部分に十分に柔軟な部分を化学的に接着させることによって、ハイブリッドのコンタクトレンズを製造する好ましい方法が、図34-40に関して記述される。上述された成形法と技術は、いずれも以下に記述された方法と関連して使われてよいことを留意されたい。初めに、所望の特性を有する十分に硬い、ガスの透過性の、高い(か、または非常に高い)DK材料のロッドをキャスティングすることによって、十分に硬い部分が形成される。硬化の後に、ロッドは実質的に同一の直径を製造するために高精度で研磨される。図34を参照すると、ロッドはその後コンタクトレンズの十分に硬い部分300を形成するプライマリブランクに加工される。十分に硬い部分300の真ん中部分302は、完成したコンタクトレンズにおける硬い材料及び親水性の材料の界面を形成する、所定の形状を有するように、同時に加工される。
図35を参照すると、十分に硬い部分300が加工された後に、結果として形成されたブランクはカップ308内部に配置される。カップ308は、底部表面310及び外壁312を含み、任意に旋盤グリッピング領域を備えてよい。十分に硬い部分300は、好ましくは、エポキシ樹脂または他の接着剤等の接着剤を使って、底部表面310に取り付けられる。図36を参照すると、次のステップは柔軟なスカート部との接着性を増加するために十分に硬い部分を処理することを含む。このステップは、カップ308の中に化学溶液316を注いで、所定量の時間硬い部分を浸して、そして触媒を硬い部分に作用させるステップを必要とする。ある実施形態によれば、化学溶液316はメタクリル酸メチル(MMA)のようなホモポリマーを含み、所定の浸漬時間は約1秒から約20分まで、最も好ましくは約30秒である。
浸漬が完了した後、化学溶液316は吸い上げポンプまたは他の排水設備装置を通してカップ308から取り除かれる。図37を参照すると、触媒を作用させることによって、コーティング318が十分に硬い部分300の周囲の上に形成される。触媒は、約1分から約60分、最も好ましくは約30分の所定の硬化時間ロッドに適用された、好ましくは、UV活性剤(すなわち、UV光)である。有利なことには、コーティング318はコンタクトレンズの柔軟な部分と硬い部分との間のその後の結合を促進する。さらに、コーティング318は十分に硬い部分300の内部への化学溶液の浸透を遅くする。ロッド内部への化学溶液の過度の浸透は、高感度の高いDKを有する中央部の物理的特性を変える。影響を受ける可能性がある高DK中央部分の特定の物理的特性は、酸素透過性、屈折率、弾性率及び他の物理的特性を含む。ロッドを守るためにコーティングを形成する代わりに、硬い中心を過度の化学浸透から守るために中間材料が使われてよい。
図38を参照すると、次のステップはさらに接着性を促進するための十分に柔軟な材料へのコーティング処理を含む。このステップは、カップ308の中に化学液体320を注いで、その後所定量の時間十分に硬い部分300を浸すことによって、コーティングを柔らかくすることを必要とする。化学液体320は、好ましくはMMAを含む。加えて、所定の浸漬時間は、好ましくは約5秒間から約20分間、最も好ましくは約15秒間である。コーティングを柔らかくすることはハイブリッドコンタクトレンズを形成する柔軟な材料と硬い材料との間のその後の結合をさらに促進する。浸漬が完了した後、化学液体320は吸い上げポンプまたは他の排水設備装置を通ってカップ308から取り除かれる。
図39を参照すると、次のステップは十分に柔軟な材料への接着性を促進するためにさらにコーティングを処理すること含む。このステップはカップ308の中にもう一つの化学液体324を注いで、そして所定量の時間十分に硬い部分300を浸すことを必要とする。化学液体324が、密着性のプロモーター及びUV活性剤と同様に、好ましくはMMAを含む。所定量の浸漬時間は、約5秒間から約20分間までであり、最も好ましくは約15秒間である。十分に硬い部分300に使用された材料のタイプに依存して、上に開示された浸漬のステップは異なる順序で行なわれてよい。他の実施形態では、一つ以上の浸漬ステップが、使われた十分に硬い材料に依存して排除されてもよい。
浸漬ステップが完了した後、化学液体324は吸い上げポンプまたは他の排水設備装置を通ってカップ308から取り除かれる。その後十分に硬い部分300上の過剰の化学液体はスピニングにより取り除かれる。ある実施形態によれば、スピニングは1350rpmまたはそれ以上のスピードで約6秒間実行される。図40を参照すると、次のステップは、カップ308の中の十分に硬い中央部分の周りに液状の十分に柔軟な材料330を注入し、その後十分に柔軟な材料330を硬化することを含む。好ましくは、注入と、硬化の間の時間は、例えば1分以下であり、最小限に保持される。
十分に柔軟な材料330を硬化するステップは、所定の硬化時間の間UV活性剤を型に作用させることによって達成される。好ましくは、約45分間可視UV光の低い照射量の下で遅い硬化が行なわれる。次のステップで、UV硬化及び熱アニーリングが約2から3時間同時に行なわれる。この期間の後に、UV硬化が中止され、そして熱アニーリングが、好ましくは約10から20時間、最も好ましくは約15時間、追加の時間維持される。この低速硬化アニーリングステップは、レンズ内部の望ましくない応力を減少する一方で、結合強度を改善し、レンズ表面をより均一にする。ある実施形態によれば、熱アニーリングステップは、規定された加熱/冷却プロファイルを超えて実施され、型は室温からピーク温度に達するまでゆっくりと加熱され、その後ゆっくりと室温まで戻される。
図41と42を参照すると、柔軟な材料を硬化した後で、レンズは旋盤加工されるか、他の方法で加工され、完成した破壊抵抗を有する、十分に硬い中央部分300及び十分に柔軟な外側のスカート部分330を含むハイブリッドコンタクトレンズ332となる。説明された実施形態では、中央部分300と外側のスカート部分330は交差する区域で実質的にVの形をしている接合部334で連結されている。図42に描写されるように、接合部分334は、第1のセグメント338と第2のセグメント340によって定義され、お互いに角度Aで配置される。さらに、セグメント338がレンズの前方表面342に関して角度Bで配置され、セグメント340がレンズの後方表面344に関して角度Cで配置される。
ある実施形態によれば、V形状の界面を定義する寸法は、接合部の近傍で柔軟なスカート部の膨張における変化を減らすよう選ばれ、それによってレンズの快適さを改善する。一般に、柔軟なスカート材料の膨張が少ないほど、柔軟な部分及び硬い部分の間のより滑らかな移行をもたらす。柔軟なスカート部材料の膨張は材料の厚さの割合であって、角度A、B及びCが接合部分334を含む移行エリア348における柔軟なスカート部材料の量を制限するように選ばれる。角度Aは約5度と約175度の間のどのような角度であってもよく、好ましくは約15度と約90度の間、最も好ましくは約80度である。角度Bは約5度と約175度の間のどのような角度でもよく、好ましくは約100度と約165度の間、最も好ましくは約140度である。角度Cは約5度と約175度の間のどのような角度でもよく、好ましくは約100度と約165度の間、最も好ましくは約140である。
V形状の接合部を提供するさらなる利点は、硬い成分と柔軟なスカート部の間の表面積が結果的な増加が、二つの材料の間の結合強度を改善し、レンズ破壊、または破損を最小にする。さらなる利点は、移行エリア348の前方及び後方表面が、主に十分に柔軟な材料330から成り、ユーザーによりよい快適さを提供するということである。他の実施形態によると、図6に関して開示されるように、接合部分334がコンタクトレンズに関して斜めに配置された単一のセグメントを含んでよい。加えて、接合部分334が、棚部、突出部、または突起、鋸歯状、グラデーション、または実質的にまっすぐでも、または平らでもない他のいかなる形をも含む、いろいろな表面形状または幾何学的形状を含んでよい。
十分に柔軟な部分330のための適当な材料は以下を含むが、しかしこれらに制限されず:ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA);メチルメタクリレート(MMA);エチルメタクリレート(EMA);アミノアルキルを含むアクリレートまたはメタクリレート;N−ビニルピロリドン(NVP);2−メトキシエチルメタクリレート(MEMA);エチレングリコールメタクリレート(EGMA);トリフルオロプロピルメタクリレート;ペンタフルオロペンチルメタクリレート;N、N−ジメチルアクリルアミド(DMA);アクリルアミド;メタクリルアミド;テトラメチルジシロキサンエチレングリコールジメタクリレート;ペルフルオロフェニルメタクリレート;2−(トリメチルシロキシル)エチルメタクリレート;N−フルオロアルキルメタクリルアミド;ビス(2−メタクリルオキシフェニル)−プロパン;(N、N−ジメチルアミノ−エチル)メタクリレート;チバビジョン lotrafilcon等のシリコンヒドロゲル;及びこれらの材料のいかなる組み合わせをも含む。当業者には理解されるであろうが、他の柔軟なスカート部材料が本発明の範囲を逸脱せずに十分に柔軟な部分として使用されてよく、上記のリストは決して網羅的なものではない。
十分に硬い部分300のための適当な材料は以下を含むが、しかしこれらに制限されず:フルオロシリコーンアクリレート;ケイ素化スチレン;フルオロアクリレート;フルオロメタクリレート、過フッ化アクリレート及びメタクリレート;高DKまたは超高DKを有するガス透過性の硬いコンタクトレンズ底部であって70(x10−11)(ISO)のDKを有する、Boston 7 Envision、Boston EO、Boston Equales、Boston Equalens 2、Boston XO、Fluoroperm 151、Fluoroperm 92、Fluoroperm 92、Fluoro 700、Menicon SE−P、Menicon Z;他の高DK材料;及びこれらの材料のいかなる組み合わせも含む。当業者には理解されるであろうが、他の材料が、本発明の範囲を逸脱せずに十分に硬い部分として採用されてよく、上記のリストは決して網羅されたものではない。
図43-48を参照すると、本発明の方法を使って製造されたハイブリッドコンタクトレンズは、異なる特性及び組成を有する三つ以上の領域を含む。図43及び44を参照すると、ハイブリッドコンタクトレンズ360は中央ゾーン362、周辺ゾーン364及び中間ゾーン366を含む。前の実施形態と同様に、中央ゾーン362は、好ましくは、フルオロシロキサンアクリレート、シロキサンアクリレート、またはポリスチレンシロキサンアクリレート等の、十分に硬い、ガスの透過性の、高または超高DKの材料を含む。さらに、以前に開示されたどのような高DK及び超高DK材料が、中央ゾーン362を形成するために使われてよい。同じく、周辺ゾーン364が、好ましくは、HEMA、MMA、またはEMA等の十分に柔軟なヒドロゲル材料を含んでもよい。もちろん、周辺ゾーン364についても、以前に開示されたどのような十分に柔軟なヒドロゲル材料が使われてもよい。
中間ゾーン366はレンズ製造の間に中央ゾーン362の周囲に形成される薄膜またはコーティングである。有利なことには、中間ゾーン366によって定義された膜またはコーティングは、中央ゾーンと周辺ゾーンとの間のその後の化学的結合を促進する。さらに、中間ゾーン366が柔軟な周辺ゾーン材料からの保護障壁を提供して、それによって酸素透過性、屈折率、弾性率と他の物理特性を含む、敏感な高DK中央ゾーンの物理特性の潜在的に有害な変化を防止する。中間ゾーン366は、所定量の時間オリゴマーアクリル酸塩モノマーを含む化学溶液に中央ゾーンを浸漬することによって形成される。好ましい実施形態では、中央ゾーンは第一の材料(例えば、フルオロシロキサンアクリレート等の高または超高DKを有する、ガスの透過性材料)であり、周辺ゾーンは第二の材料(すなわち、HEMAのような十分に柔軟なヒドロゲル材料)であるのに対して、ファイルによって形成された中間ゾーンは第3の材料(例えば、MMA)である。
本発明の原則によるハイブリッドコンタクトレンズを形成する方法は、中央のゾーンを形成するステップ、中央ゾーンの周りに保護障壁を形成するステップ、そして中央ゾーンに周辺ゾーンを化学的に接着させるステップを含む。保護障壁は中央ゾーンと周辺ゾーンとの間のその後の化学的な結合を促進し、そして同じく中央ゾーンの物理特性の変化を防止する。中央ゾーンは、好ましくは、約30(x10−11)と約250(x10−11)の間のDK値を有する高DK材料であって、十分に硬い、ガス透過性の材料を含む。ある実施形態では、十分に硬い、ガス透過性の材料は少なくとも250(x10−11)のDK値を有する超高DK材料である。
中央ゾーンへの化学液体の浸透の深さは、好ましくは、浸漬時間の関数として制御される。UV活性剤等の触媒が中間ゾーン366の形成を促進するために同じく使われてよい。アクリレート溶液は、好ましくは、一つ以上の以下のモノマー:メチルメタクリレート;エチルメタクリレート;ブチルメタクリレート;ヘキシルメタクリレート;T−ブチルアミノエチルメタクリレート;T−ブチルアミノエチルアクリレート;ジメチルアミノエチルアクリレート;メタクリレート、d;フッ化アクリレート;ヘキサフルオロメタクリレート、2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート、1,1−ジヒドロプロピルオクチルメタクリレート、ヘキサフルオロイソプロピルアクリレートを含むメタクリレート類、及びメタクリレート、アクリレート及び過フッ化エーテルの(モノ及びジ)メタクリレート;3−メタクリルオキシペンタメチルジシロキサン、3−メチルアクリルオキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン、3−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシランを含むシリコーン含有メタクリレート、5−N,N−ジメチルアクリルアミド、N−ビニルピロリドン、酢酸ビニル、2−エチルヘキシルメタクリレート、メチル及びブチルアクリレート及びメタクリレート;エポキシアクリレート類;ウレタンアクリレート類;カルボン酸半エステル;ポリエステルアクリレート類; アクリル化されたアクリル樹脂(acrylated acrylics);低粘度オリゴマー ポリ(エチレングリコール)アクリレート及びメタクリレート(モノ及びジ);ポリ(プロピレングリコール)アクリレート及びメタクリレート(モノ及びジ);ポリジメチルシロキサンのジアクリレート及びジメタクリレート(M.Wt2000−4000);及びそれらの組み合わせ、を含む。
本発明のある実施形態によれば、中間ゾーン366はアクリレートモノマーと接着促進剤を含む化学液体に所定量の時間浸漬されることによって、柔らかくされる。適切な接着促進剤は、これらに制限されるものではないが、エポキシアクリレート類、ウレタンアクリレート類、カルボン酸半エステル、ポリエステルアクリレート類、アクリル化されたアクリル樹脂(acrylated acrylics)及び低粘度モノマーを含む。中間ゾーンが形成された後、過剰の化学液体を取り除くためにスピニング工程が使用されてよい。図34-42に関して上述されるように、一つ以上の硬化ステップが、周辺ゾーンを形成する前に、中間ゾーンを硬化するために使用されてよい。
図43及び44をさらに参照すると、中間ゾーン366がハイブリッドコンタクトレンズ360の前方の表面372及び後方の表面374に実質的に垂直の角度で配置される。他の実施形態によれば、中間ゾーン366が、レンズに関して90度以外の角度で、結果として移行が与えられるように配置される。たいていのレンズでは、中間ゾーン366の厚さは、好ましくは約200nmから約500nmの間にある。しかしながら、ある実施形態によれば、厚さは2mmまで、またはさらに多く増やされてよい。当業者には理解されるであろうが、多くの他の中間ゾーン厚みが本発明の範囲を逸脱せずに可能である。他の実施形態によれば、図6に関して開示されるように、中間ゾーン366がコンタクトレンズに関して(垂直以外に)斜めに配置されてよい。加えて、中間ゾーン366が、棚部、突出部、または突起、鋸歯状、グラデーション、または実質的にまっすぐでも、または平らでもない他のいかなる形をも含む、いろいろな表面形状または幾何学的形状を含んでよい。
図45及び46を参照すると、ハイブリッドコンタクトレンズ380は、中央のゾーン382、周辺ゾーン384及び中間ゾーン386を含むものであって、中間ゾーン386は中央ゾーン及び周辺ゾーンの間に配置された薄い曲面の膜またはコーティングである。中間ゾーン386は、レンズ製造の間に中央ゾーンの周囲に形成された薄膜またはコーティングである。前の実施形態と同様に、中央のゾーン382は、好ましくは、十分に硬い、ガス透過性の、高(または超高)DK材料を含み、周辺ゾーン384は、好ましくは、十分に柔軟なヒドロゲル材料を含む。曲面の中間ゾーン386は、周辺ゾーン384に面する凸状表面390及び中央ゾーン382に面する凹状表面392を含む。
図46に描写されるように、ハイブリッドコンタクトレンズ380は、中間ゾーン386及び中央ゾーンと周辺ゾーンの一部分を含む移行エリア396を含む。上述のV形状をした接合部分と同様に、曲面の中間ゾーン386は、好ましくは、移行エリア内部で周辺ゾーンの膨張における変化を減らすために寸法を決定される。一般に、周辺ゾーン材料の膨張が少ないほど、柔軟な部分及び硬い部分の間のより滑らかな移行をもたらす。周辺ゾーン材料の膨張は材料厚さに対する割合であるため、中間ゾーン386の曲率半径は、移行エリア386内部の周辺ゾーン材料の量を制限するよう選択される。ある実施形態によると、移行エリア内部の周辺ゾーン材料の割合が、好ましくは、約30パーセントより少なく、最も好ましくは約20パーセントより少なくなるように、曲率半径は選択される。説明された実施形態で、少量の柔軟な周辺材料だけが移行エリア396内部に配置されるように、凸状表面390は周辺ゾーン384に隣接する(逆に、凹状表面392が中央ゾーン382に対して隣接する)。
曲面の中間ゾーンを与えることによるさらなる強みは、中央ゾーンと周辺ゾーン間との間の表面積が結果的に増大し、各々の材料間の結合強度を改善し、レンズの破壊または破損を最小にすることである。さらなる利点は、移行エリア386の前方及び後方表面が、主に、より快適な十分に柔軟な材料から成り立つということである。他の実施形態によれば、移行エリア386が、棚部、突出部、または突起、鋸歯状、グラデーション、または実質的にまっすぐでも、または平らでもない他のいかなる形をも含む、いろいろな表面形状または幾何学的形状を含んでよい。
図47と48を参照すると、ハイブリッドコンタクトレンズ400は、中央ゾーン402、周辺ゾーン404、第一の中間ゾーン406及び第二の中間ゾーン408を備える。中間ゾーン406、408は中央ゾーン及び周辺ゾーンの間に配置される薄膜またはコーティングである。前の実施形態と同様に、中央のゾーン402は、好ましくは、十分に硬い、ガス透過性の、高い(または超高)DK材料を含み、周辺ゾーン404は、好ましくは、十分に柔軟なヒドロゲル材料を含む。第一の中間ゾーン406は、レンズ製造の間に中央ゾーン402の周囲上に形成される薄膜またはコーティングである。同じく、第二の中間ゾーン408は、第一の中間ゾーン406の周囲上に形成される薄膜またはコーティングである。中間ゾーンは中央ゾーン及び周辺ゾーンの間に化学的な結合を有利に促進して、そしてレンズ製造の間中央ゾーンを柔軟な周辺ゾーン材料から守るために同じく障壁を提供する。高DK材料が、一般に温度に敏感であることはよく知られている。
図48で描写されるように、ハイブリッドコンタクトレンズ400は、第一の、及び第二の中間ゾーン406、408を含む移行エリア412を備える。中間ゾーン406は、中央ゾーンを、所定量の時間オリゴマーアクリレートモノマーを含む第一の化学液体に浸漬することによって形成され、それによって第一の中間ゾーン406を形成する。中央ゾーンは、その後、所定量の時間オリゴマーアクリレートモノマーを含む第二の化学液体に浸漬され、それによって第二の中間ゾーン408が形成される。アクリルレート溶液は、好ましくは、以下のモノマー:メチルメタクリレート;エチルメタクリレート;ブチルメタクリレート;そしてヘキシルメタクリレート、のうち一つ以上を含む。ある実施形態によれば、第一そして第二の化学溶液は実質的に同じ化学物質を含む。他の実施形態によれば、第一そして第二の化学溶液は異なる化学物質を含む。UV活性剤等の触媒が中間ゾーン406、408の形成を促進するために使われてよい。
本発明のある実施形態によれば、中間ゾーンはアクリレートモノマー及び/または接着促進剤を含む化学液体に所定量の時間浸漬されることによって、柔らかくされる。適切な接着促進剤は、これらに制限されるものではないが、エポキシアクリレート類、ウレタンアクリレート類、カルボン酸半エステル、ポリエステルアクリレート類、アクリル化されたアクリル樹脂(acrylated acrylics)及び低粘度モノマーを含む。各中間ゾーンが形成された後、過剰の化学液体を取り除くためにスピニング工程が使用されてよい。図34-42に関して上述されるように、一つ以上の硬化ステップが、レンズ製造プロセスの間、中間ゾーンを硬化するために使用されてよい。
図47と48を参照すると、中間ゾーン406、408の双方はハイブリッドコンタクトレンズ400の前方表面420と後方表面430に対して実質的に垂直の角度で配置される。他の実施形態によれば、中間ゾーンは、移行がそれによって提供されるように、レンズに関して90度以外の角度で配置される。さらに、中間ゾーン406、408は、棚部、突出部、または突起、鋸歯状、グラデーション、または実質的にまっすぐでも、または平らでもない他のいかなる形をも含む、いろいろな表面形状または幾何学的形状を含んでよい。
有利なことには、上述されたプロセスは高DK材料(すなわち、30(X10−11)より大きいDK値を有する材料)を含む硬い中央部分に、柔軟な周辺部分を接着させることができる。そのような高DK材料は以下を含むが、これらに制限されるわけではなく:フルオロシロキサンアクリレート;メチルメタクリレート;エチルメタクリレート;ブチルメタクリレート、ヘキシルメタクリレート、エチレングリコールジアクリレート;オクタフルオロペンチルメタクリレート、テトラメチルジシロキサン、エチレングリコールジメタクリレート、ペンタフルオロフェニルアクリレート、2−(トリメチルシロキシル)エチルメタクリレート、2,2−ビス(2−メタクリルオキシフェニル)プロパン、N−[2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル]アクリレート、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチルメタクリレート、2−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルアクリレート、N−ビニル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアクリルアミド、アクリルアミド、アクリルアミン、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、シロキサン−エチレングリコールジメタクリレート、トリフルオロエチルメタクリレート、ペンタフルオロスチレン、ペンタフルオロフェニルメタクリレート、ペンタフルオロフェニルアクリレート、ペンタフルオロプロピルメタクリレート、不飽和ポリエステル;p−ビニルベンジルヘキサフルオロイソプロピルエーテル、シリコニルスチレン、シロキサニルアルキルメタクリレート、シロキサニルアルキルアミド;フルオロシリコーンアクリレート類;シリコーン−シリコーン スチレン;シリケート−シリケート アクリレート;シリコーン テトラアクリレート;シリコーンアクリレート;フルオロシロキサン アクリレート;シロキサンアクリレート;シロキサニルスチレン;シロキサニルアルキルメタクリレート;及びそれらの組合わせが含まれる。
柔軟な周辺部分に適当な材料は、以下を含むが、これらには制限されず:ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA);メタクリル酸メチル(MMA);エチルメタクリレート(EMA);ブチルメタクリレート(BMA)、ヘキシルメタクリレート(HMA)、エチルアクリレート(EA)、ブチルアクリレ−ト(BA)、アミノアルキルを含むアクリレートまたはメタクリレート;N−ビニルピロリドン(NVP);2−メトキシエチルメタクリレート(MEMA);エチレングリコールメタクリレート(EGMA);トリフルオロプロピルメタクリレート;ペンタフルオロペンチルメタクリレート;N、N−ジメチルアクリルアミド(DMA);アクリルアミド;メタクリルアミド;テトラメチルジシロキサンエチレングリコールジメタクリレート;ペルフルオロフェニルメタクリレート;2−(トリメチルシロキシル)エチルメタクリレート;N−フルオロアルキルメタクリルアミド;ビス(2−メタクリルオキシフェニル)−プロパン;(N、N−ジメチルアミノ−エチル)メタクリレート;チバビジョン社のlotrafilcon等の全てのシリコンヒドロゲル;全てのポリHema化合物;及びそれらの組み合わせ、を含む。
中間部分として適切な材料は以下を含むが、これらに制限されず:メチルメタクリレート;エチルメタクリレート;ブチルメタクリレート;ヘキシルメタクリレート;T−ブチルアミノエチルメタクリレート;T−ブチルアミノエチルアクリレート;ジメチルアミノエチルアクリレート;メタクリレート、d;フッ化アクリレート;ヘキサフルオロメタクリレート、2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート、1,1−ジヒドロプロピルオクチルメタクリレート、ヘキサフルオロイソプロピルアクリレートを含むメタクリレート類、及び、メタクリレート、アクリレート及び過フッ化エーテルの(モノ及びジ)メタクリレート;3−メタクリルオキシペンタメチルジシロキサン、3−メチルアクリルオキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン、3−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシランを含むシリコーン含有メタクリレート、5−N,N−ジメチルアクリルアミド、N−ビニルピロリドン、酢酸ビニル、2−エチルヘキシルメタクリレート、メチル及びブチルアクリレート及びメタクリレート;エポキシアクリレート類;ウレタンアクリレート類;カルボン酸半エステル;ポリエステルアクリレート類;アクリル化されたアクリル樹脂(acrylated acrylics);低粘度オリゴマー ポリ(エチレングリコール)アクリレート及びメタクリレート(モノ及びジ);ポリ(プロピレングリコール)アクリレート及びメタクリレート(モノ及びジ);ポリジメチルシロキサンのジアクリレート及びジメタクリレート(M.Wt2000−4000);及びそれらの組み合わせを含む。
乱視は、眼に入る光線が、光学システムを通過した後で、正しい焦点に集まらない眼の欠陥であり、結果としてぼやけた、不完全な像をもたらす。欠陥は、通常は不正な形状を有するか、またはトーリックな角膜によるものであり、乱視の矯正はトーリックコンタクトレンズの使用を通じて達成される。本発明の局面によれば、図1-48で描写される上述のハイブリッドコンタクトレンズ実施形態のどれについても、コンタクトレンズは乱視の矯正に関してトーリックコンタクトレンズを製造するために旋盤加工されうる。トーリックレンズの形状は、有利に、レンズと角膜の間に涙層を形成させ、その結果眼の快適さと健康を改善する。高または超高DKガス透過性レンズ中心のベースカーブが、好ましくは、柔軟な周辺スカートの曲率半径が高または超高DKガス透過性中心のベースカーブより大きくなるように、レンズの着用者の角膜の形状に近付くように機械加工される。レンズと角膜の間に閉じ込められた涙層は、ベースカーブによって定義される形状を有する屈折媒体として働き、それによって下部の不正形状の角膜の乱視の誤差を修正する。同時に、レンズのより柔軟な、より薄い周辺部分は角膜に順応して、所定の位置に光学式ゾーンを支え、着用者のためによりよい快適さをもたらす。もちろん、レンズの前方カーブもまた、他の屈折誤差を矯正するよう選ばれることができる。
トーリックレンズを使うことについての1つの利点は、通常のまばたきのまぶたの力が、レンズの下で涙を交換するぜん動性のようなポンプを作るということであり、全体的な快適に寄与し、そしてコンタクトレンズ使用者の最も頻繁な苦情である乾燥状態を排除する。もう1つの利点は、トーリックレンズの下の涙層が眼にとって快適で、そして健康的であるということである。さらに、涙層は同様に有益な光学式矯正特性を有する。実際、本発明の高または超高DKガス透過性レンズのベースカーブの後方に保持される涙層が、約10ジオプトリーまで角膜の乱視を矯正する可能性がある。本発明の方法によって製造されたトーリックハイブリッドコンタクトレンズのさらなる利点は、それらが回転の安定化を必要としないということである。本発明の原則により作製されたトーリックハイブリッドコンタクトレンズは優れた乱視矯正能力を作り出す可能性がある。
このように、ハイブリッドハード-ソフトコンタクトレンズシステム、方法、製造方法と製造の項目が提供されることがみられた。当業者は、上述された実施形態が本発明を限定するのではなく説明の目的で記述されたものであり、上述された実施形態を超えて本発明が実施され得ることを理解するであろう。本明細書で説明される記載と例示及び関連する図面は、本発明の好ましい実施形態を説明しているだけである。明細書及び図面はこの特許書類の除外範囲を制限するように意図されない。この記述で論じられた特定の実施形態に関する様々な等価物が同様に本発明を実施してもよいことは留意されたい。
本発明のハイブリッドハード−ソフトコンタクトレンズを組み立てるために使われる製造ステップの正面図である。 図1で説明された製造ステップの後のコンタクトレンズブランクの正面図である。 本発明のハイブリッドハード−ソフトコンタクトレンズを組み立てるために使われるもう1つの製造ステップの正面図である。 本発明のハイブリッドハード−ソフトコンタクトレンズを組み立てるのに使われるもう1つの製造ステップを説明する。 本発明のハイブリッドハード−ソフトコンタクトレンズを組み立てる他の製造方法を説明する。 本発明に従って作られたハイブリッドハード−ソフトコンタクトレンズの硬い領域と柔軟な領域との間の界面の幾何学的パターンのいくつかの実施形態を説明する。 本発明に従って作成されたハイブリッドハード−ソフトコンタクトレンズの硬い領域と柔軟な領域との間の界面の幾何学的パターンのいくつかの実施形態を説明する。 コンタクトレンズ、いくつかの眼の構成物及び眼−コンタクトレンズシステムを出る可視光の説明図である。 コンタクトレンズ、眼の構成物と可視光線のもう1つの説明図であって、異なる色の光線が異なる角度に眼を出る傾向を示す。 可視光線スペクトルに対する、仮定の均一な眼の応答を説明する。 可視光線スペクトルに対する明所視条件での眼の応答を説明する。 本発明に従って組み立てられたコンタクトレンズに関する、一つの理想化された全波長応答を説明する。 本発明の原則によるハイブリッドコンタクトレンズ型の横断面図である。 図12のハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図であって、各図は他の実施形態である内壁を含む。 図12のハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図であって、各図は他の実施形態である内壁を含む。 図12のハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図であって、各図は他の実施形態である内壁を含む。 図12のハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図であって、各図は他の実施形態である内壁を含む。 内部領域が十分硬い材料で満たされ硬化された後の、図12のハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図である。 外部領域が十分柔軟な材料で満たされ硬化された後の、図14のハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図である。 本発明の原則による他の実施形態であるハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図である。 図16のハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図であって、各図は他の実施形態である接合部形状を含む。 図16のハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図であって、各図は他の実施形態である接合部形状を含む。 図16のハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図であって、各図は他の実施形態である接合部形状を含む。 図16のハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図であって、各図は他の実施形態である接合部形状を含む。 中央空隙が十分に硬いポリマーで満たされ硬化された、図16のハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図である。 型の分離後の図18のハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図である。 ガード付加後の図19のハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図である。 十分に柔軟な重合体が注入されて硬化された後の、図20のハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図である。 本発明の原則によるさらに他の実施形態であるハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図である。 内部領域が十分に硬いポリマーで満たされ硬化された後の、図22のハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図である。 外側が十分に柔軟なポリマーで満たされ硬化された後の、図23のハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図である。 本発明の原則によるもう一つの他の実施形態であるハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図である。 中央空隙が十分に硬いポリマーで満たされ硬化された後の、図25のハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図である。 型の分離後の図26のハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図である。 ガード付加後の図27のハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図である。 十分に柔軟なポリマーが注入され硬化された後の、図28のハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図である。 図31−33のプレシェイプ型での使用に適した、前もって成形された十分に硬い中央部分の断面図である。 本発明の原則による、さらにもう一つの他の実施形態であるハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図である。 ボウル形空隙である外側の部分が十分に柔軟なポリマーで満たされ硬化された後の、図31のハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図である。 型の分離後の、図32のハイブリッドコンタクトレンズ型の断面図である。 本発明の原則によるハイブリッドコンタクトレンズの製造方法に関連して使われる十分に硬い材料のプライマリブランクの断面図である。 カップの中に配置される図34の十分に硬い材料のプライマリブランクの断面図である。 カップの中の化学溶液に浸漬される図34の十分に硬い材料のプライマリブランクの断面図である。 図34の十分に硬い材料のプライマリブランクの上に形成されるコーティングの断面図である。 カップの中の化学溶液に浸漬される図37の十分に硬い材料のプライマリブランクの断面図である。 カップの中のもう一つの化学溶液に浸漬される図37の十分に硬い材料のプライマリブランクの断面図である。 液状の十分に柔軟な材料が注入され硬化された後の、図37の十分に硬い材料のプライマリブランクの断面図である。 図34−40のハイブリッドコンタクトレンズを製造する方法によって製造されるハイブリッドコンタクトレンズの断面図である。 図41のハイブリッドコンタクトレンズの十分に柔軟な材料及び十分に硬い材料の間の接合部分の拡大された断面図である。 中央ゾーン、中間ゾーン及び周辺ゾーンを有するハイブリッドコンタクトレンズの断面図である。 図43のハイブリッドコンタクトレンズの中間領域の拡大された断面図である。 中央ゾーン、曲面状の中間ゾーン及び周辺ゾーンを有するハイブリッドコンタクトレンズの断面図である。 図45のハイブリッドコンタクトレンズの曲面状の中間領域の拡大された断面図である。 中央ゾーン、第一の中間ゾーン、第二の中間ゾーン及び周辺ゾーンを有するハイブリッドコンタクトレンズの断面図である。 ハイブリッドコンタクトレンズの第一及び第二の中間領域の拡大された横断面図である。
符号の説明
10 ロッド
15 ツール
20 前方の直径
25 後方の直径
17 プライマリブランク
40 境界材料
45 レンズ
55 表面形状
100 成形カップ
102 水平面
104 円筒型外壁
106 円筒型内壁
109 円筒形の内側部分
111 円筒型の外側部分
134 ブロック型
136、138 一対の半部分
140 分離面
144 上部部分
146 下部部分
150 開口部
210 ベースカーブブロック型アセンブリ
214、216 一対のブロック型半部分
222 中央空隙
308 カップ
316、320 化学溶液
318 コーティング
B 屈曲部

Claims (28)

  1. 中央ゾーンと、
    周辺ゾーンと、
    膜を含む中間ゾーンとを含む、ハイブリッドコンタクトレンズ。
  2. 前記膜が前記中央ゾーンの周囲に形成され硬化されて、それにより前記中間ゾーンを形成している、請求項1に記載のハイブリッドコンタクトレンズ。
  3. 前記膜が前記中央ゾーンと前記周辺ゾーンとの間の化学結合を促進し、前記中央ゾーンの物理特性の変化を防止する、請求項1に記載のハイブリッドコンタクトレンズ。
  4. 前記中央ゾーンが、十分に硬く、DKが少なくとも30(×10−11)であるガス透過性の材料を含み、前記周辺ゾーンが十分に柔軟な材料を含む、請求項1に記載のハイブリッドコンタクトレンズ。
  5. 前記膜が、一つ以上のアクリレートを含む化学溶液内に前記中央ゾーンを所定の浸漬時間浸漬することによって形成される、請求項1に記載のハイブリッドコンタクトレンズ。
  6. 30(×10−11)を超えるDK値を有する、十分に硬い中央部分と;
    十分に柔軟な周辺部分と;
    前記十分に硬い部分と、前記十分に柔軟な部分との間に配置された中間部分とを含む、ハイブリッドコンタクトレンズ。
  7. 前記中間部分がメチルメタクリレート及び接着促進剤の混合物を含むものであって、前記接着促進剤がエポキシアクリレート類、ウレタンアクリレート類、カルボン酸半エステル、ポリエステルアクリレート類、アクリル化されたアクリル樹脂及び低粘度モノマーからなる群から選択される、請求項6に記載のハイブリッドコンタクトレンズ。
  8. 第一の材料を含む中央部分と、
    第二の材料を含む周辺部分と、
    第三の材料を含む中間部分とを含み、
    第一、第二及び第三材料が各々異なる組成を有するハイブリッドコンタクトレンズ。
  9. 前記中央部分が、十分に硬く、少なくとも30(×10−11)のDK値を有するガス透過性材料を含む、請求項8に記載のハイブリッドコンタクトレンズ。
  10. 前記十分に硬い、少なくとも30(×10−11)のDK値を有するガス透過性材料が、フルオロシロキサンアクリレート;メチルメタクリレート;エチルメタクリレート;ブチルメタクリレート、ヘキシルメタクリレート、エチレングリコールジアクリレート;オクタフルオロペンチルメタクリレート、テトラメチルジシロキサン、エチレングリコールジメタクリレート、ペンタフルオロフェニルアクリレート、2−(トリメチルシロキシル)エチルメタクリレート、2,2−ビス(2−メタクリルオキシフェニル)プロパン、N−[2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル]アクリレート、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチルメタクリレート、2−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルアクリレート、N−ビニル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアクリルアミド、アクリルアミド、アクリルアミン、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、シロキサン−エチレングリコールジメタクリレート、トリフルオロエチルメタクリレート、ペンタフルオロスチレン、ペンタフルオロフェニルメタクリレート、ペンタフルオロフェニルアクリレート、ペンタフルオロプロピルメタクリレート、不飽和ポリエステル;p−ビニルベンジルヘキサフルオロイソプロピルエーテル、シリコニルスチレン、シロキサニルアルキルメタクリレート、シロキサニルアルキルアミド;フルオロ−シリコーンアクリレート類;シリコーン−シリコーンスチレン;シリケート−シリケートアクリレート;シリコーンテトラ−アクリレート;シリコーンアクリレート;フルオロ−シロキサンアクリレート;シロキサンアクリレート;シロキサニルスチレン;シロキサニルアルキルメタクリレート;及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項8に記載のハイブリッドコンタクトレンズ。
  11. 前記周辺部分が、ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)、メチルメタクリレート(MMA);エチルメタクリレート(EMA);ブチルメタクリレート(BMA)、ヘキシルメタクリレート(HMA)、エチルアクリレート(EA)、ブチルアクリレート(BA)、アミノアルキルを含むアクリレートまたはメタクリレート;N−ビニルピロリドン(NVP);2−メトキシエチルメタクリレート(MEMA);エチレングリコールメタクリレート(EGMA);トリフルオロプロピルメタクリレート;ペンタフルオロペンチルメタクリレート;N,N−ジメチルアクリルアミド(DMA);アクリルアミド;メタクリルアミド;テトラメチルジシロキサンエチレングリコールジメタクリレート;ペルフルオロフェニルメタクリレート;2−(トリメチルシロキシル)エチルメタクリレート;N−フルオロアルキルメタクリルアミド;ビス(2−メタクリルオキシフェニル)−プロパン;(N,N−ジメチルアミノ−エチル)メタクリレート;チバビジョン lotrafilcon等の全てのシリコンヒドロゲル;全てのポリHema化合物;及びそれらの組み合わせからなる群から選択される十分に柔軟な材料を含む、請求項8に記載のハイブリッドコンタクトレンズ。
  12. 前記第三の材料が、メチルメタクリレート;エチルメタクリレート;ブチルメタクリレート;ヘキシルメタクリレート;T−ブチルアミノエチルメタクリレート;T−ブチルアミノエチルアクリレート;ジメチルアミノエチルアクリレート;メタクリレート、d;フッ化アクリレート;ヘキサフルオロメタクリレート、2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート、1,1−ジヒドロプロピルオクチルメタクリレート、ヘキサフルオロイソプロピルアクリレート及びメタクリレートを含むメタクリレート類、過フッ化エーテルのアクリレート及びメタクリレート(モノ及びジ);3−メタクリルオキシペンタメチルジシロキサン、3−メチルアクリルオキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン、3−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシランを含むシリコーン含有メタクリレート、5−N,N−ジメチルアクリルアミド、N−ビニルピロリドン、酢酸ビニル、2−エチルヘキシルメタクリレート、メチル及びブチルアクリレート及びメタクリレート;エポキシアクリレート類;ウレタンアクリレート類;カルボン酸半エステル;ポリエステルアクリレート類;アクリル化されたアクリル樹脂及び低粘度オリゴマー ポリ(エチレングリコール)アクリレート及びメタクリレート(モノ及びジ);ポリ(プロピレングリコール)アクリレート及びメタクリレート(モノ及びジ);ポリジメチルシロキサン(M.Wt2000−4000)のジアクリレート及びジメタクリレート;及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項8に記載のハイブリッドコンタクトレンズ。
  13. 中央ゾーンを形成する段階と、
    前記中央ゾーン周囲に保護バリアを形成する段階と、
    周辺ゾーンを前記中央ゾーンに化学的に結合する段階とを含む、ハイブリッドコンタクトレンズ形成方法。
  14. 前記保護バリアは、その後の前記中央ゾーンと周辺ゾーンとの間の化学結合を促進し、前記中央ゾーンの物理特性の変化を防止する、請求項13に記載の方法。
  15. 前記中央ゾーンが、十分に硬い、少なくとも30(×10−11)のDK値を有するガス透過性材料を含む、請求項13に記載の方法。
  16. 中央ゾーンと、
    第一の中間ゾーンと、
    第二の中間ゾーンと、
    周辺ゾーンとを含むハイブリッドコンタクトレンズ。
  17. 前記第一の中間ゾーンが、前記中央ゾーンの周囲に形成されて硬化される膜である、請求項16に記載のハイブリッドコンタクトレンズ。
  18. 前記第二の中間ゾーンが、前記第一の中間ゾーンの周囲に形成されて硬化される膜である、請求項17に記載のハイブリッドコンタクトレンズ。
  19. 前記第一及び第二の中間ゾーンは、前記中央ゾーンと前記周辺ゾーンとの化学結合を促進し、前記中央ゾーンの物理特性の変化を防止する、請求項16に記載のハイブリッドコンタクトレンズ。
  20. 前記中央ゾーンが、十分に硬い、少なくとも30(×10−11)のDK値を有するガス透過性材料を含む、請求項16に記載のハイブリッドコンタクトレンズ。
  21. 十分に硬い中央部分と十分に柔軟な外側部分とを有するハイブリッドコンタクトレンズの製造方法であって、前記方法は、
    前記十分に硬い中央部分を形成する段階と、
    前記十分に硬い部分の周囲にコーティングを形成するために前記十分に硬い中央部分を処理する段階と、
    前記十分に硬い中央部分の周囲に前記十分に柔軟な外側部分を形成する段階と、
    前記十分に柔軟な部分を前記十分に硬い部分に化学的に結合する段階とを含む製造方法。
  22. 前記十分に硬い中央部分を形成する段階が、硬いガス透過性材料のロッドをプライマリブランクへと機械加工することを含む、請求項21に記載の方法。
  23. コーティングを形成するために前記十分に硬い部分を処理する前記段階は、前記十分に硬い部分を所定の時間化学溶液に浸漬することを含む、請求項21に記載の方法。
  24. 前記化学溶液がMMAを含み、前記所定の時間が5秒から20秒である、請求項23の方法。
  25. コーティングを形成するために前記十分に硬い部分を処理する前記段階は、前記十分に硬い部分にUV活性剤を適用することを含む、請求項21の方法。
  26. 前記コーティングが、
    十分に硬い部分内部への化学溶液の浸透を遅くし、
    前記十分に硬い中央部分と前記十分に柔軟な外側部分との間の化学結合を促進し、
    前記十分に硬い中央部分の物理特性の変化を防止する、請求項21に記載の方法。
  27. 前記コーティングを柔らかくするためのコーティングの処理段階をさらに含み、それによって前記硬い中央部分と前記十分に柔軟な外側部分との間の化学結合を促進する、請求項21に記載の方法。
  28. 前記コーティングを処理する段階は、MMAを含む化学溶液内に前記十分に硬い部分を所定の時間浸漬することを含む、請求項27に記載の方法。
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