JP2007522117A - ミコフェノール酸モフェチル不純物 - Google Patents

ミコフェノール酸モフェチル不純物 Download PDF

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Abstract

ミコフェノール酸モフェチルの不純物、その調製のためのプロセス、及び参照としてのその使用を供する。

Description

本願は、2004年4月24日に出願された米国仮特許出願第60/566,056号、2004年5月20日に出願された第60/572,985号、2004年6月19日に出願された第60/589,400号、2004年12月23日に出願された第60/638,478号、2004年12月22日に出願された第60/639,151号、2005年1月10日に出願された第60/642,867号、2005年3月15日に出願された第60/661,485号の利益を主張し、これらの全ての内容は本明細書中に組み入れられている。
本発明は、2−(4−モルホリニル)エチル(E)−6−(1,3−ジヒドロ−4−[2−(4−モルホリニル)エトキシ]−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ−イソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−ヘキシ−4−エノアート(化合物1)、ミコフェノール酸モフェチルの不純物、その調製及び単離方法、並びに参照マーカーとしてのその使用に関する。本発明は更に、低量の化合物1を有するミコフェノール酸モフェチル、並びにその同定のためのHPLC法に関する。
ミコフェノール酸は、6−[4−ヒドロキシ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ−5−フタラニル]−4−メチル−ヘキシ−4−エン酸、6−[1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ−イソベンゾフラン−5−イル]−4−メチル−へキシ−4−エン酸の化学名、分子式C17206、分子量320.35、登録番号24280−93−1、及び以下の構造:
Figure 2007522117
を有する。
ミコフェノール酸(MPA)、1893年にGosioに単離された、は最初の周知な抗生物質である(Bentley 2001)。これは、アオカビ類(Penicillium)のいくつかの種、例えば、P.ブレビ・コムパクツム(P.brevi-coinpactum)、P.スカブルム(P.scabrum)、P.ナゲム(P. nagem)、P.ロックフォールチ(P.roqueforti,)、P.パトリス・メイ(P. patris-mei,)、及びP.ビリジカツム(P.viridicatuin)により産出される(Clutterbuck et al. 1932, Jens and Filtenborg 1983)。
その抗生物質活性(Abraham 1945)に追加して、MAPはまた、抗真菌(Gilliver 1946)、抗ウイルス (Ando et al. 1968)、及び抗腫瘍特性(Noto et al. 1969)を有し、そして乾癬の治療において臨床的に使用されてきた (Johnson 1972)。より近年、これは強力な免疫抑制剤として認識されている (Bentley 2000)。
その薬理的特性の少なくとも1つの理由は、いくつかの生物系において、これがイノシン一リン酸デヒドロゲナーゼ(IMPD)に干渉するという事実である。このように、これは核酸合成において明確な抑制効果を有する(Franklin and Cook 1969)。IMPDの阻害は、そのリンパ球特異免疫抑制効果に基づく。リンパ球は本来、新規のグアニン生合成に依存するため、当該経路の減少はT及びBリンパ球の増殖の抑制をもたらす。
MPAは、副作用(一次感染、例えば、帯状疱疹、及び消化器官副作用、例えば、胃の不快感)のその高い発生率により中止された。2−モルホリノエチルエステル誘導体であるミコフェノール酸モフェチル(CellCept(登録商標))はこれらの欠点を有さず、且つミコフェノール酸よりも優れた生物学的利用能を有する。ミコフェノール酸モフェチルは、同種腎臓移植を受けた患者における拒絶反応の予防のために最近認可された(米国において1995年、欧州において1996年)。経口投与後、当該エステル形態は急速に遊離酸に加水分解される。それからMPAは主に不活性なグルクロニド代謝産物に変換され、これは尿排泄により除去される(Bentley 2001, Wiwattanawongsa et al. 2001)。
化学的に、ミコフェノール酸モフェチル(MMFと省略される)は、2−(4−モルホリニル)エチル(E)−6−(1,3−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ−イソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−4−ヘキセノアートであり、その最初の合成は米国特許第4,753,935号に開示されている。
Figure 2007522117
他の特許、米国特許第5,543,408号は、ミコフェノール酸モフェチルの無水結晶塩形態、一水和物塩形態、及びアモルファス塩形態を開示する。これらの形態は、これらの沸点、及び/又は示差走査熱量測定(DSC)の結果、及び/又は粉末X線回折パターンにより特徴づけられる。
反応の生成混合物は稀に、医薬標準に従うのに十分純粋な単一の化合物である。反応の副産物、及び副生物、及び反応において使用される補助試薬は、ほとんどの場合に存在するであろう。生成混合物中に含まれるミコフェノール酸モフェチルの活性医薬成分(「API」)への工程中のある段階において、当該ミコフェノール酸モフェチルは、継続するプロセスに、又は究極的には医薬製品における使用に適当であるかを決定するために、典型的にはHPLC又はGC分析により純度を分析しなければならない。当該ミコフェノール酸モフェチルは完全に純粋である必要はない。完全な純度は、達成することができない理想である。むしろ、純度標準は、APIが不純物の存在による臨床的な使用において低安全性でないことを補償することが意図される。
米国食品医薬品局の薬品評価調査センター(CDER)は、薬品申請者が、活性成分中0.1%以上の有機不純物を同定することを推奨するガイドラインを公布した。"Guidance for Industry ANDAs: Impurities in Drug Substances, " 64 Fed. Reg. 67917 (1999)。不純物の安全性が試験されており、臨床試験において安全であることが証明された組成物中にあり、又はヒト代謝産物でない限り、CDERは更に、医薬申請者が活性成分中の不純物を0.1%以下の量に減少させることを推奨する。従って、このような不純物の薬理学及び毒性学を研究するために、原体中の不純物を単離する必要性がある。
新規な薬物製品の市場認可を得るために、製造業者は、監督機関に対して製品がヒトに投与するために受容可能である証拠を提出しなければならない。このような提出はとりわけ、不純物が存在しない又は無視できる量において存在することを示す、製品の不純プロフィールを示す分析データを含まなければならない。このように、不純物を検出するための分析方法、及びこれらの不純物を同定及びアッセイするための参照標準が必要である。
一般的に、不純物(副生成物、副産物、及び補助試薬)は、分光学的に、及び他の物理的方法により同定され、それから当該不純物はクロマトグラムのピーク位置(又はTCLプレートのスポット)で照会される(Strobel p. 953) (Strobel, H.A.; Heineman, W.R., Chemical Instrumentation: A Systematic Approach, 3rd dd. (Wiley & Sons: New York 1989) )。その後、不純物をクロマトグラムのその位置により同定することができ、これは「保持時間」として知られるように、カラムにおける試料の注入から検出器を通過する特定の成分の溶出までの時間において慣習的に測定される。当該時間は機器及び多くの他の因子の条件に基づき毎日変化する。不純物の正確な同定において、このような変化の影響を低減させるために、実施者は不純物を同定するための「相対保持時間」(「RRT])を使用する(Strobel p. 922)。不純物のRRTはいくつか参照マーカーの保持時間により分けられたその保持時間である。理論的には、ミコフェノール酸モフェチルそれ自体を参照マーカーとして使用することが可能であるが、実際的な問題として、それは混合物中に圧倒的な割合で存在するためにカラムを飽和し、再現不可能な保持時間に導く傾向、即ちミコフェノール酸モフェチルに対応するピークの最大値が不明となる傾向にある(Strobel Fig. 24.8 (b) 879, はカラムがオーバーロードする場合に観察される非対称性のピークの種類の説明を含む)。従って、検出に十分に有意な量、且つカラムを飽和しないように十分に少量において混合物に添加され又は存在する、他の化合物を選択すること、及び参照マーカーとしてこの化合物を使用することがしばしば所望される。
薬品製造における研究者及び開発者は、比較的純粋な化合物が、既知の混合物中の化合物の量を定量するために「参照標準」(「参照マーカーは参照標準と類似するが、定性分析に使用することができる)として使用できることを理解する。化合物が「外部標準」として使用される場合、当該化合物の既知の濃度の溶液は、既知の混合物として同じ技術により分析される(Strobel p. 924, Snyder p. 549) (Snyder, L. R.; Kirkland, J.J. Introduction to Modern Liquid Chromatography, 2nd ed. (John Wiley & Sons: New York 1979))。当該混合物中の化合物の量は、検出器の応答の強度を比較することにより測定することができる。参考として本明細書に組み入れられているUSP6,333,198もまた参照のこと。
2つの化合物に対する検出器の感度における違いを代償する「応答因子」が、あらかじめ測定されている場合、参照標準化合物はまた、混合物中の他の化合物の量を定量するために使用することができる(Strobel p. 894)。当該目的のために、参照標準化合物を混合物に直接添加することができ、この場合「内部標準」と称される(Strobel p. 925, Snyder p. 552)。
未知の混合物がいくつかの参照標準化合物を含む場合、上記参照標準化合物は「標準添加」と呼ばれる技術を使用することにより内部標準としても使用することができ、ここで少なくとも2つの試料が既知で且つ異なる量の内部標準を添加することにより調製される(Strobel pp. 391-393, Snyder pp. 571, 572)。本質的に混合物中に存在する参照標準による検出器応答の比率は、検出器応答 対 各試料に添加された参照標準化合物量、のプロットのゼロに対する外挿により測定することができる(例えば、Strobel, Fig. 11.4 p. 392を参照のこと)。
MPAのエステル化は既知である(例えば、Synthetic Organic Chemistry by R. B. Wagner and H. D. Zook, Wiley, New York, 1956, 479-532頁を参照のこと)。USP4753935は最初にミコフェノール酸モフェチルを開示した。しかしながら当該エステルの調製のための合成プロセスは多様な不純物をもたらしている。
PHARMAEUROPA vol 15 No 4 October 2003 は、ミコフェノール酸モフェチルの可能な不純物のリスト(A〜H)を公表した。本発明は、その存在がミコフェノール酸モフェチルにおいて観察され、且つ当該リストに含まれていない新規な不純物に関する。当該不純物は高純度のミコフェノール酸モフェチルの調製における参照標準として有用である。
発明の概要
ある観点において、本発明は、以下の化学構造:
Figure 2007522117
を有する、ミコフェノール酸モフェチル 2−(4−モルホリニル)エチル(E)−6−(1,3−ジヒドロ−4−[2−(4−モルホリニル)エトキシ]−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ−イソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−ヘキシ−4−エノアート、化合物1と命名される、の4−O−アルキル化不純物を包含する
化合物1
化合物1は以下を有する:
Figure 2007522117
他の観点において、本発明はミコフェノール酸モフェチルとN−エチルモルホリン誘導体の反応による化合物1の合成方法に関する。
また、化合物1は、a)適当な溶媒中のミコフェノール酸モフェチル溶液を供する工程;b)二相系を得るために当該ミコフェノール酸モフェチル溶液を酸性水溶液で洗浄する工程;c)当該酸性水相からミコフェノール酸モフェチルを含む有機相を分離する工程;d)塩基性水溶液を酸性水相に添加する工程;及びe)化合物1を回収する工程による、化合物1を含むミコフェノール酸モフェチルの試料からの単離により得ることができる。
また、本発明は、ミコフェノール酸モフェチルの純度と、参照標準、特に参照マーカーとしての化合物1を比較することを含んで成る、ミコフェノール酸モフェチルの純度を測定する方法を供する。
他の観点において、本発明は、HPLC面積%が約0.01〜約0.1%の化合物1を有するミコフェノール酸モフェチルを供する。また、上記ミコフェノール酸モフェチルを含んで成る医薬剤形、及び医薬組成物をそれが必要な人に投与することを含んで成る拒絶反応の危険のある人の治療方法を供する。
更なる他の観点において、本発明はミコフェノール酸モフェチルの分析及びアッセイのためのHPLC法を供する。
発明の詳細な説明
本明細書に使用される「参照標準」の語は、活性医薬成分の定性及び定量分析の両方に使用することができる化合物を意味する。例えば、HPLCにおける化合物の保持時間は、相対保持時間を設定することが考慮され、従って定性分析を可能にする。HPLCカラムへの注入前の溶液中の化合物の濃度は、HPLCクロマトグラム中のピークにおける面積の比較が考慮され、従って定量分析を可能にする。
「参照マーカー」は、例えば、クロマトグラム又は薄層クロマトグラフィー(TCL)プレートにおける位置に基づき混合物の成分を分析するための定性分析において使用される(Strobel pp. 921,922, 953)。当該目的のために、当該化合物が混合物中に存在する場合には、当該混合物に添加する必要はない。「参照マーカー」は定性分析のためだけに使用され、一方参照標準は定量分析又は定性分析の両方に使用することができる。それ故、参照マーカーは参照標準の部分集合であり、参照標準の定義中に含まれる。
参照標準に関する当業者に既知ないくつかは、これまで一般的に記述されているが、当業者はまた、検出器応答が、例えば、UV又は屈折率検出により、HPLCシステムの溶出から、あるいは、例えば、水素炎イオン化検出、又は熱伝導度検出、ガスクロマトグラフから、あるいは他の検出器応答、例えば、蛍光TCLプレートのUV吸収から得られたクロマトグラムのピークの高さ又は積分されたピーク面積であってよいことを理解する。参照標準の位置は、ミコフェノール酸モフェチル及び他の不純物の相対的保持時間を計算するために使用することができる。
本発明は、化合物1と命名されたミコフェノール酸モフェチル(MMF)の不純物を供する。当該不純物は、参照標準として、より特には参照マーカーとして有用である。
化合物1、又は2−(4−モルホリニル)エチル(E)−6−(1,3−ジヒドロ−4−[2−(4−モルホリニル)エトキシ]−6−メトキシ−7−メチル−3−オキソ−イソベンゾフラン−5−イル)−4−メチル−ヘキシ−4−エノアート、は以下の化学構造を有する:
Figure 2007522117
化合物1は以下を有する:
Figure 2007522117
他の観点において、本発明は化合物1の合成方法を包含する。化合物1の構造は、合成化合物及びミコフェノール酸モフェチルの調製から単離された化合物の両方の構造分析により決定される。独立した化学合成により調製されたミコフェノール酸モフェチル不純物は、ミコフェノール酸モフェチルを含む反応混合物からの単離物と識別不能である。反応完了後のミコフェノール酸モフェチルの調製の反応時間を有意に増加させることにより、比較的大量の不純物を入手することが可能である。
化合物1は、ミコフェノール酸モフェチルとN−エチルモルホリン誘導体を反応させることにより合成することができる。
当該方法は、a)非プロトン性有機溶媒中のミコフェノール酸モフェチルと4−(2−クロロエチル)−モルホリン塩酸塩を塩基の存在下において組み合わせ、混合物を得る工程;b)少なくとも1日、当該混合物を維持し、化合物1を産生する工程;c)化合物1を水−非混和性有機溶媒で抽出する工程;及びd)化合物1を回収する工程、を含んで成る。
工程a)において使用される非プロトン性有機溶媒は、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、又はジメチルホルムアミドであってよく、好ましくはジメチルホルムアミドである。上記塩基は、有機塩基(例えば、トリエチルアミン、イミダゾール)、又は無機塩基(例えば、水素化ナトリウム、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウム)のいずれかであってよく、好ましくは炭酸カリウムである。工程c)における水−非混和性有機溶媒は、ジクロロメタン、酢酸エチル、酢酸イソブチル、又はトルエンであってよく、好ましくはトルエンである。
化合物1の回収は、当業界に既知ないずれかの方法、例えば、有機抽出物を洗浄及び乾燥させ、続いて当該有機溶媒を留去することにより行うことができる。
他の観点において、本発明は、a)N−(2−ヒドロキシエチル)モルホリンをN−(2−メシルエチル)モルホリンに変換する工程、及びb)ミコフェノール酸モフェチルとN−(2−メシルエチル)モルホリンを組み合わせて化合物1を形成させる工程、を含んで成る化合物1の調製方法を包含する。
好ましくは、最初の反応である工程a)は、C3−C9アルキルアミン、例えば、トリエチルアミンである有機塩基、及び溶媒、例えば、トルエン、ジクロロエタン、又は好ましくは、ジクロロメタン(DCM)の存在下において行われる。より好ましくは、工程a)は、トリエチルアミン(Et3N)及びDCMの存在下において行われる。当該反応は、塩化メシル、塩化トシル(TsCl)、又はトリフルオロメタンスルホン酸無水物(triflic anhydride)を添加することにより行うことができる。好ましくは塩化メシルが添加される。塩化メシルを添加する間、当該反応混合物を約0℃に冷却することができる。好ましくは、当該混合物は一昼夜撹拌し、それから水で急冷される。
最初の反応の生成物であるN−(2−メシルエチル)モルホリンは、酢酸エチル、トルエン、又は好ましくはDCMでの抽出により単離することができる。また、単離は、N−(2−メシルエチル)モルホリンを洗浄、乾燥、及び/又は濃縮することを含んでよい。例えば、N−(2−メシルエチル)モルホリンは、ブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥し、そして減圧下で濃縮することができる。
二番目の反応工程である工程b)のために、ミコフェノール酸モフェチルは、適当な溶媒、例えば、DMF、及び塩基、例えば、水素化ナトリウム、例えば、ミネラルオイル中の60%水素化ナトリウムと組み合わせることができる。水素化ナトリウムは、10分間にわたりミコフェノール酸モフェチルに滴下することができる。当該第二反応混合物は、室温で約25分間撹拌することができる。それから、N−(2−メシルエチル)モルホリンを、好ましくは室温で約24時間撹拌しながら添加することができる。当該反応混合物は、約25〜約70℃、好ましくは約50℃に加熱することができる。例えば、当該混合物は約14時間オイルバス中で50℃に加熱することができる。また、当該反応混合物は冷却することもできる。例えば、当該混合物は、およそ室温に冷却することが許容される。
上記第二反応工程は、化合物1を産生し、これはC3−C7エステル又はケトン、例えば、メチルエチルケトン(MEK)、又は好ましくは、酢酸エチルでの抽出により単離することができる。当該抽出は、水での希釈により先行されてよい。当該単離はまた、化合物1の洗浄、乾燥、及び/又は濃縮を含む。例えば、化合物1はブラインで洗浄し、乾燥し、そして減圧下で濃縮することができる。
また、化合物1は、例えば、カラムクロマトグラフィーにより精製することができる。例えば、当該精製は、DCM:MeOH(95:5)での溶出を伴うシリカゲルにおけるカラムクロマトグラフィーにより行うことができる。
ある観点において、本発明は、ミコフェノール酸モフェチルの調製の間に得られた反応混合物からの化合物1の単離方法を包含する。当該方法は、a)適当な溶媒中でミコフェノール酸モフェチルの溶液を供する工程;b)当該ミコフェノール酸モフェチル溶液を酸性水溶液で洗浄し、2相系を得る工程;c)ミコフェノール酸モフェチルを含む有機相を酸性水相から分離する工程;d)塩基性水溶液を酸性水相に添加する工程;及びe)化合物1を回収する工程、を含んで成る。
「適当な溶媒」の語は、水と混和性ではなく、且つ反応集団が溶解性であるいずれかの有機溶媒又は溶媒混合物を意味する。適当な溶媒の例は、制限されることなく、酢酸アルキル、塩素化炭化水素、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム等、及び芳香族炭化水素、例えば、トルエンを含む。好ましくは酢酸イソブチルが使用される。
洗浄のための酸性水溶液において使用される酸は、鉱酸、又は有機酸のいずれかでよい。鉱酸の例は、制限されることなく、少なくとも1つの塩酸、硫酸、又はリン酸を含む。適当な有機酸の例は、制限されることなく、少なくとも1つのカルボン酸、例えば、酢酸、又は置換されたカルボン酸、例えば、トリフルオロ酢酸、スルホン酸、例えば、メタンスルホン酸、及び置換されたスルホン酸、例えば、トリフルオロメタンスルホン酸を含む。好ましくは酢酸が使用される。好ましいpH範囲は、約3〜約6、より好ましくは約4〜約5である。
洗浄のための塩基性水溶液において使用される塩基は、無機又は有機塩基のいずれかでよい。適当な無機塩基の例は、制限されることなく、少なくとも1つの炭酸塩、水酸化物、又は炭酸水素塩を含む。適当な有機塩基は、例えば、トリエチルアミンであってよい。好ましくはpH範囲は、約8〜約11である。
ミコフェノール酸モフェチルは、当業界に既知ないずれかの方法、例えば、公有米国出願第11/ において記載されるエステル化法 [2005年、4月26日に出願された,K&K ref.:2664/61005]に従いミコフェノール酸から調製することができる。当該方法は、
以下の式のミコフェノール酸:
Figure 2007522117
を触媒の存在下においてC1〜C4アルコール、又は4−(2−ヒドロキシエチル)モルホリンと反応させ、以下の式のミコフェノール酸のエステル:
Figure 2007522117
式中、RはC1〜C4アルキル、又は
Figure 2007522117
である、
を得る工程を含んで成る。
他の観点において、本発明は、約0.01〜約0.1HPLC面積%の量の化合物1を有する、ミコフェノール酸モフェチルを包含する。当該ミコフェノール酸モフェチルは、上述の方法に従い、ミコフェノール酸のエステル化により調製することができる。
化合物1の量は、化合物1の単離を促進するために反応条件を変えることにより、反応混合物において10%(HPLC)まで増加させてよい。強制反応(例えば、より高温及び/又はより長い反応時間)において得られた反応混合物のHPLC分析は、表1において示される結果を生じた。
Figure 2007522117
他の触媒での実験の結果は表2に要約される。
Figure 2007522117
化合物1は、データを得るために試料においてクロマトグラフィーを行うこと、及び当該データと化合物1のクロマトグラフィーデータを比較することにより、ミコフェノール酸モフェチルの試料を分析するための方法において使用することができる。使用される不純物は、ミコフェノール酸モフェチルを伴っても伴わなくてもよく、即ちデータは不純物及びミコフェノール酸モフェチルのために、同時に(同じ溶液/クロマトグラムの一部として)又は別々に産生される。当業者は、化合物1を含むミコフェノール酸モフェチルの溶液を調製し、当該溶液を高速液体クロマトグラフィーにかけてクロマトグラムを得、そしてクロマトグラムにおいて得られたピークを化合物1からもたらされたピークと比較することができる。更に、当業者は、化合物1を含むミコフェノール酸モフェチル溶液を調製し、当該溶液を薄層クロマトグラフィーにかけてクロマトグラムを得、そしてクロマトグラムで得られたバンド又はスポットを分解生成物からもたらされたピーク又はバンドと比較することができる。また、当該不純物は、生産及び製造の間の異なる段階において、高純度を伴う所望のバッチを選択するために使用することができる。
また、本発明は、面積%による定量のための勾配溶出HPLC法を供し、全ての不純物の量はミコフェノール酸モフェチルの試料中に存在する。ミコフェノール酸モフェチルの純度を測定するための方法は、(a)アセトニトリル中のミコフェノール酸モフェチルの試料溶液を調製する工程;(b)HPLCカラム、好ましくはC8カラムにおいて試料溶液を注入する工程;(c)当該試料を溶媒、好ましくはアセトニトリルと水の混合物で溶出する工程;(d)塩基、例えば、トリエチルアミンを添加し、そしてpHを約6に調節する工程、及び(e)各不純物の量を検出器(適当な記録装置に接続されている)で測定する工程、を含む。
好ましくは、ミコフェノール酸モフェチル試料中の不純物の量を測定するための方法は、(a)アセトニトリル中のミコフェノール酸モフェチルの試料溶液を調製する工程;(b)当該試料溶液(約10μL)を約250mm×4.6mm、5μm C8 HPLCカラムに注入する工程;(c)当該試料を溶媒、好ましくはアセトニトリル(約350mL)と水(約650mL)の混合物で勾配溶出する工程;(d)約2.0mLのトリエチルアミンを添加し、そして希釈したリン酸(A溶出剤)及びバッファー:アセトニトリルの比が約15:85であるB溶出剤でpHを約6(好ましくは5.9)に調節する工程、及び(e)各不純物の量を、250nmの波長においてUV検出器(適当な記録装置を有する)で測定する工程、を含む。
上記バッファーは、約1Lの水と約3.0mLのトリエチルアミンを混合し、そして希釈リン酸でpH5.9に調節することにより調製することができる。
ミコフェノール酸モフェチルの純度を測定するための上記HPLCプロフィールは、表3に例示する。
Figure 2007522117
上述の方法において、ミコフェノール酸モフェチルは、約20.8分の保持時間を有する。
本発明の他の観点は、参照マーカーとして化合物1を使用することを含んで成る、ミコフェノール酸モフェチルの純度を測定するための方法を包含する。
医薬組成物は、経口、非経口、直腸、経皮、頬側、又は経鼻的に投与される医薬として調製することができる。経口投与に適当な形態は、錠剤、圧縮若しくはコーティングされたピル、ドラジェー、サシェ、ハード若しくはゼラチンカプセル、舌下錠、シロップ、及び懸濁剤を含む。非経口投与の適当な形態は、水性若しくは非水性溶液、又は乳濁液を含み、直腸投与のための適当な形態は、親水性又は疎水性媒体を伴う座薬を含む。局所投与のために、本発明は当業界に既知な適当な経皮送達系を供し、そして経鼻送達のために、当業界に既知な適当なエアロゾル送達系が供される。
本発明の医薬組成物は、約0.01〜約0.1HPLC面積%の量における化合物1を含んで成る、ミコフェノール酸モフェチルを含む。当該活性成分に追加して、本発明の医薬組成物は、1又は複数の賦形剤又はアジュバントを含んでよい。賦形剤及び使用量の選択は、当該分野における実験及び標準的な手順及び関連研究の考慮に基づき、製剤学者により容易に決定することができる。
希釈剤は、固形医薬組成物の容積を増加し、そして患者及び介護者の当該組成物を含む医薬剤形の取り扱いをより簡便にする。固形組成物の希釈剤は、例えば、微結晶セルロース、(例えば、Avicel(登録商標))、超微粒セルロース、ラクトース、スターチ、アルファ化澱粉、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、糖、デキストラート、デキストリン、デキストロース、二塩基性リン酸カルシウム二水和物、三塩基性リン酸カルシウム、カオリン、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、マルトデキストリン、マンニトール、ポリメタクリレート(例えば、Eudragit(登録商標))、塩化カリウム、粉末化セルロース、塩化ナトリウム、ソルビトール、及びタルクを含む。
剤形に小型化された固形医薬組成物、例えば、錠剤は、圧縮後、その機能が活性成分と他の賦形剤を一緒に結合させることを助けることを含む賦形剤を含んでよい。固形医薬組成物の結合剤は、アカシア、アルギン酸、カルボマー(例えば、カルボポール)、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ゼラチン、グアーゴム、水素化植物油、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース(例えば、Klucel(登録商標))、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(例えば、Methocel(登録商標))、液体グルコース、ケイ酸マグネシウムアルミニウム、マルトデキストリン、メチルセルロース、ポリメタクリレート、ポビドン(例えば、Kollidon(登録商標)、Plasdone(登録商標))、アルファ化澱粉、アルギン酸ナトリウム、及びスターチを含む。
患者の胃における小型化固形医薬組成物の溶出速度は、崩壊剤の組成物中への添加により向上させることができる。崩壊剤は、アルギン酸、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロールナトリウム(例えば、Ac-Di-Sol(登録商標)、Primellose(登録商標))、グアーゴム、ケイ酸マグネシウムアルミニウム、メチルセルロース、微結晶セルロース、ポラクリリンカリウム、粉末化セルロース、アルファ化澱粉、アルギン酸ナトリウム、スターチグリコール酸ナトリウム(例えば、Explotab(登録商標))、及びスターチを含む。
流動促進剤は、非小型化固形組成物の流動性を向上させるために、且つ投与量の正確性を向上させるために添加することができる。流動促進剤として機能することができる賦形剤は、コロイド性シリコンジオキシド、三ケイ酸マグネシウム、粉末化セルロース、スターチ、タルク、及び三塩基性リン酸カルシウムを含む。
剤形、例えば、錠剤が粉末化組成物の小型化により製造される場合、組成物はパンチとダイの圧力にかけられる。いくらかの賦形剤及び活性成分は、パンチとダイの表面に付着する傾向を有し、これは窪み及び他の表面の不規則性を有する製品の原因となりうる。潤滑剤は付着を低下させ、ダイから製品を容易に放出させるために当該組成物に添加することができる。潤滑剤は、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、グリセリルモノステアレート、グリセリルパルミトステアレート、水素化ヒマシ油、水素化植物油、ミネラルオイル、ポリエチレングリコール、安息香酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリルフマル酸ナトリウム、ステアリン酸、タルク、ステアリン酸亜鉛を含む。
芳香剤及び芳香賦活薬は、剤形を患者の口に合うようにする。本発明の組成物に含むことができる医薬製品用の慣習的な芳香剤及び芳香賦活薬は、マルトール、バニリン、エチルバニリン、メントール、クエン酸、フマル酸、エチルメントール、及び酒石酸を含む。
固形及び液体組成物はまた、これらの外観を向上し、及び/又は製品の患者の認識及び単位量レベルの認識を促進させるために、いずれかの医薬的に受容可能な着色料を使用して染めることができる。
本発明の液体医薬組成物において、活性成分及びいずれかの他の固形賦形剤は、液体担体、例えば、水、野菜油、アルコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、又はグリセリン中に懸濁させる。
液体医薬組成物は、活性成分又は液体担体中に溶解性でない他の賦形剤を当該組成物に均一にくまなく分散させるために乳化剤を含んでよい。本発明の液体組成物に有用となりうる乳化剤は、例えば、ゼラチン、卵黄、カゼイン、コレステロール、アカシア、トラガカント、ツノマタ(chondrus)、ペクチン、メチルセルロース、カルボマー、セトステアリルアルコール、及びセチルアルコールを含む。
本発明の液体医薬組成物はまた、製品の口当たりを向上させ、及び/又は消化器官の上皮をコーティングするために粘性増強剤を含んでよい。このような媒体は、アカシア、アルギン酸ベントナイト、カルボマー、カルボキシメチルセルロースカルシウム若しくはナトリウム、セトステアリルアルコール、メチルセルロース、エチルセルロース、ゼラチングアーゴム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリビニルアルコール、プロビドン、プロピレンカルボナート、プロピレングリコールアルギナート、アルギン酸ナトリウム、グリコール酸ナトリウムスターチ、スターチトラガカント、及びキサンタンゴムを含む。
甘味剤、例えば、ソルビトール、サッカリン、サッカリンナトリウム、スクロース、アスパルテーム、フルクトース、マンニトール、及び転化糖は、味を向上させるために添加することができる。
防腐剤、及びキレート剤、例えば、アルコール、安息香酸ナトリウム、ブチル化ヒドロキシトルエン、ブチル化ヒドロキシアニソール、及びエチレンジアミン四酢酸は、貯蔵安定性を向上させるために摂取の安全レベルにおいて添加することができる。
本発明に関して、液体組成物はまた、バッファー、例えば、グルコン酸、乳酸、クエン酸、又は酢酸、グルコン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、又は酢酸ナトリウムを含んでよい。
本発明の固形組成物は、粉末、顆粒、凝集物、及び小型組成物を含む。当該製剤は、経口、頬側、直腸、非経口(例えば、皮下、筋肉内、及び静脈内)、吸入、及び眼投与に適当な製剤を含む。挙げられたいずれかの場合において最も適当な投与は、処理される条件の性質及び重症度に依存するが、本発明の最も好ましい経路は経口である。当該製剤は、単位剤形において慣習的に存在してよく、医薬業界において周知ないずれかの方法により調製することができる。
剤形は、固体剤形、例えば、錠剤、粉末、カプセル、座薬、サシェ、トローチ、及びロゼンジ、並びに液体シロップ、懸濁液、及びエリキシル剤を含む。
本発明の剤形は、ハード又はソフトシェル中に、組成物、好ましくは本発明の粉末化又は顆粒化固形組成物を含むカプセルでよい。当該シェルは、ゼラチンから製造することができ、そして任意的に可塑剤、例えば、グリセリン、及びソルビトール、並びに乳白剤、又は着色料を含む。
活性成分及び賦形剤は組成物中に処方することができ、そして剤形は当業界に既知な方法に従う。
錠剤化又はカプセル充填のための組成物は、湿式造粒法により調製することができる。湿式造粒法において、粉末形態におけるいくつか又は全ての活性成分及び賦形剤は混合され、それから更に粉末を顆粒に凝集させる液体、典型的には水の存在下において混合される。当該顆粒を選別し、及び/又は製粉化し、乾燥させ、それから所望の大きさに選別し、及び/又は製粉化する。それから当該下流を錠剤化することができ、あるいは他の賦形剤、例えば、流動促進剤、及び/又は潤滑剤は錠剤化の前に添加することができる。
錠剤組成物は、乾式混合により慣習的に調製することができる。例えば、活性物質と賦形剤を混合された組成物は、スラッグ又はシート中に小型化し、それから小型化顆粒に粉砕することができる。当該小型化顆粒は、引き続いて錠剤に圧縮することができる。
乾式顆粒化に代わるものとして、混合組成物を直接圧縮技術を使用して小型剤形に直接圧縮することができる。直接圧縮は、顆粒を含まないより均一な錠剤を産生する。直接圧縮錠剤化に特に適当な賦形剤は、微結晶セルロース、噴霧乾燥ラクトース、リン酸二カルシウム二水和物、及びコロイド性シリカを含む。これらの適当な使用、及び直接圧縮錠剤化における他の賦形剤は、特に直接圧縮錠剤化の処方挑戦において経験と技術を有する当業者に既知である。
本発明のカプセル充填は、錠剤化における関連により記載した上述のブレンド及び顆粒のいずれかを含んで成ってよいが、しかしながらこれらは最終的な錠剤化工程にかけられない。
実施例1:N−(2−メシルエチル)モルホリンの調製
マグネチックバーを装備し、その上部にCaCl2チューブを装備した150mlの一首型丸底フラスコに、5.2gのN−(2−ヒドロキシエチル)モルホリン、25mlのDCM、及び5.5mlのトリエチルアミンを入れた。当該混合物を撹拌し、そして氷水浴中で冷却し、その間3.1mlの塩化メシルを5分間にわたり添加した。当該反応混合物を一昼夜撹拌し、それから20mlの水中で急冷した。当該水層を2回の25mlのDCMで抽出し、そして組み合わせた有機抽出物を20mlのブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮し、TTCにより純粋であった4.1gの粗メシレートを得た。
実施例2:化合物1の調製
マグネチックスターラーと窒素ガス吸入口を伴う150mlの二首型丸底フラスコに、6.21gのミコフェノール酸モフェチル(14.3mmol)、及び20mlの無水DMFを入れた。当該撹拌した溶液中に570mgの水素化ナトリウム(ミネラルオイル中60%)を10分間にわたり滴下し、そして生じた混合物を25分間室温で撹拌した。当該反応混合物に4mlのDMF中のメシル誘導体、2.92g(14mmol)を添加した。当該反応混合物を油浴中50℃で14時間加熱し、それから室温に冷却し、50mlの水で希釈し、そして20mlの酢酸エチルで3回抽出した。組み合わせた有機抽出物をブライン(20ml)で洗浄し、乾燥させ、そして減圧下で濃縮し、純粋な生成物として(TCL分析)、7g(89%)の淡黄色の粘稠性の液体を得た。更にシリカゲル及びDCM/MeOH(95:5)におけるカラムクロマトグラフィーにより精製を行った。
実施例3:化合物1の調製
粗MMFの産生に由来する組み合わせた水性酢酸洗液(5l)を固形炭酸水素ナトリウムで中和した。酢酸イソブチル(1l)及び木炭(10g)を添加し、ろ過し、そして当該相を分離させた。当該有機相を300mlに蒸発させた。水(300ml)を添加し、そして酢酸を使用してpHを4〜4.5に調節した。相の分離後、当該水相を固形炭酸水素ナトリウムで中和し、そして酢酸イソブチル(200ml)で抽出した。当該有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして蒸発乾固させた。当該残渣の純度(0.81gの茶色の油)は77a%の化合物1であった。
上記残渣をシリカゲル(溶出剤:アセトン)のカラムにおいてクロマトグラフを行い、シロップ状の生成物として化合物1を産生した(560mg、純度:95a%)。
実施例4:化合物1の調製
MMF(26.04g、60mmol)をDMF(40ml)中で撹拌した。炭酸カリウム(33.17g、4当量)、及び4−(2−クロロエチル)モルホリン塩酸塩(14.53g、1.3当量)を添加した。当該混合物を室温で3日間撹拌し、水(400ml)で希釈し、そしてトルエン(2×300ml)で抽出した。当該組み合わせた有機相を水(2×300ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして蒸発乾固させた。当該残渣は、黄色の油としての化合物1であった(32.5g、純度:95a%)。
実施例5−純粋なミコフェノール酸モフェチルの調製
ミコフェノール酸(192g、0.6mol)と4−(2−ヒドロキシエチル)−モルホリン(440ml、6モル当量)の混合物を、窒素雰囲気下において塩化スズ(II)二水和物(20.4g、0.15モル当量)の存在下で150〜155℃において4時間撹拌した。当該反応の完了後、当該反応混合物を室温に冷却させた。得られた濃い液体を酢酸イソブチル(4.0l)に注いだ。当該溶液を2%の炭酸水素ナトリウム水溶液で抽出した(1.2l、それから2×0.4l)。炭酸水素ナトリウム溶液の最初の添加後、形成した2相系を木炭(40g)で処理し、そしてろ過した(乳化物をろ過した)。当該溶液を水(1l)で抽出した。相分離後、有機相を水(1l)で洗浄し、真空下40〜50℃において蒸発乾固させた。当該固形物質にアセトン(400ml)とイソプロパノール(3.8l)を添加し、そして当該混合物を40〜45℃に温めた(当該物質を溶解させた)。当該溶液を−5℃に6時間冷却し、そして当該温度において10〜12時間撹拌した。ろ過後、当該結晶を2:19のアセトン/イソプロパノール混合物(420ml)で洗浄した。当該粗化合物を60℃で真空下において乾燥させた。収量は169〜195g(65〜75%)であった。HPLC不純物プロフィール:MAP=0.1%。アッセイ:99.85%。
特に好ましい態様に関して本発明を説明し、実施例を伴い説明したことにより、当業者は、記載され、説明された本発明に対する修正が本明細書に開示された発明の精神及び範囲から離れないことを理解することができる。上記実施例は、本発明を理解することを助けるために説明され、いかなる場合もその範囲を制限することを意図せずに構成されるべきである。上記実施例は慣習方法の詳細な説明を含まない。本明細書に言及された全ての参考例はその全体において組み入れられている。
化合物1の代表的な1H NMRスペクトルである。 化合物1の代表的な1H NMRスペクトルである。 化合物1の代表的な13C NMRスペクトルである。 化合物1の代表的な13C NMRスペクトルデータである。 化合物1の代表的なMSデータであるである。 化合物1の合成のためのプロセスを表す。

Claims (34)

  1. 以下の式:
    Figure 2007522117
    を有する化合物。
  2. 1H NMR(300MHz,CDCl3)δ(ppm):1.73,2.10,2.21,2.32,2.39,2.49,2.74,3.38,3.60,3.64,3.69,4.08,4.26,5.05及び5.09により特徴付けられる、請求項1に記載の化合物。
  3. 13C NMR(75MHz,CDCl3)δ(ppm):11.35,16.15,23.33,32.78,34.27,53.60,53.70,56.88,58.38,60.75,61.21,66.66,66.68,68.11,71.91,112.41,119.89,123.57,128.90,133.51,146.55,155.32,162.68,168.78及び172.89により特徴付けられる、請求項1に記載の化合物。
  4. MS(Da):[M+H]+547.29,[M+Na]+569.27,[M+K]+585.25,[2M+Na]+1115.61により特徴付けられる、請求項1に記載の化合物。
  5. 前記化合物が単離される、請求項1に記載の化合物。
  6. a)非プロトン性有機溶媒中のミコフェノール酸モフェチルとN−エチルモルホリン誘導体を塩基の存在下において組み合わせ、混合物を得る工程;
    b)少なくとも約24時間、上記混合物を維持し、化合物1を産生する工程;
    c)化合物1を水−非混和性有機溶媒で抽出する工程;及び、
    d)化合物1を回収する工程、
    を含んで成る、請求項1に記載の化合物を調製するための方法。
  7. 前記N−エチルモルホリン誘導体が4−(2−クロロエチル)−モルホリン塩酸塩である、請求項6に記載の方法。
  8. 前記工程a)における非プロトン性有機溶媒が、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、又はジメチルホルムアミドである、請求項6に記載の方法。
  9. 前記工程a)における非プロトン性有機溶媒がジメチルホルムアミドである、請求項8に記載の方法。
  10. 前記工程b)における塩基が有機性又は無機性のいずれかである、請求項6に記載の方法。
  11. 前記塩基が炭酸カリウムである、請求項10に記載の方法。
  12. 前記工程c)における水−非混和性有機溶媒が、ジクロロメタン、酢酸エチル、酢酸イソブチル、又はトルエンである、請求項6に記載の方法。
  13. 前記工程c)における水−非混和性有機溶媒がトルエンである、請求項12に記載の方法。
  14. モルホリン薬剤がN−(2−メシルエチル)モルホリンである、請求項6に記載の方法。
  15. 前記工程b)における塩基が水素化ナトリウムである、請求項14に記載の方法。
  16. 工程a)において得られた混合物を約25〜約70℃の温度に加熱し、続いて当該混合物を室温に冷却する工程を更に含んで成る、請求項14に記載の方法。
  17. 前記混合物が約50℃の温度に加熱される、請求項16に記載の方法。
  18. 前記工程c)における水−非混和性有機溶媒が、C3−C7エステル又はケトンを伴う、請求項14に記載の方法。
  19. 前記水−非混和性有機溶媒が酢酸エチルである、請求項18に記載の方法。
  20. N−(2−メシルエチル)−モルホリンが、
    a)約0℃の温度において、溶媒及び有機塩基中のN−(2−ヒドロキシエチル)−モルホリンと塩化メシル、塩化トシル(TsCl)、又はトリフルオロメタンスルホン酸無水物とを反応させる工程;及び、
    b)工程a)において得られた生成物を、酢酸エチル、トルエン、又はジクロロメタンで抽出する工程、
    を含んで成る方法により得られる、請求項14に記載の方法。
  21. ミコフェノール酸モフェチルと請求項1に記載の化合物1を含んで成る混合物から、化合物1を単離するための方法であって、
    a)溶媒中にミコフェノール酸モフェチルと化合物1を含んで成る溶液を供する工程;
    b)二相系を得るために上記溶液を酸性水溶液で洗浄する工程;
    c)上記酸性水相からミコフェノール酸モフェチルを含む有機相を分離する工程;
    d)塩基性水溶液を上記酸性水相に添加する工程;及び、
    e)化合物1を回収する工程、
    を含んで成る、方法。
  22. 前記工程a)における溶媒が、酢酸アルキル、塩素化炭化水素、及び芳香族炭化水素から成る群から選択される、請求項21に記載の方法。
  23. 前記溶媒が酢酸イソブチルである、請求項21に記載の方法。
  24. 前記工程b)における酸性水溶液が、鉱酸、又は有機酸のいずれかを含む、請求項21に記載の方法。
  25. 前記酸性水溶液が、塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、及びトリフルオロメタンスルホン酸のいずれか1つを含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記酸性水溶液が酢酸を含む、請求項25に記載の方法。
  27. 前記工程d)において添加される塩基性水溶液が、無機塩基又は有機塩基のいずれかを含む、請求項21に記載の方法。
  28. 前記塩基性水溶液が炭酸水素ナトリウムを含む、請求項27に記載の方法。
  29. 約0.01〜約0.1HPLC面積%の請求項1の化合物1の量を有する、ミコフェノール酸モフェチル。
  30. (a)アセトニトリル中のミコフェノール酸モフェチル試料の試料溶液を調製する工程;
    (b)上記試料溶液を、約250.0mm×4.6mm、5μm C8 HPLCカラムに注入する工程;
    (c)上記試料をアセトニトリルと水の混合物で勾配溶出させ、トリエチルアミンを添加し、そして以下のプロフィール:
    Figure 2007522117
    に従う、希釈リン酸(A溶出剤)及び、バッファー:アセトニトリルの比が約15:85であるB溶出剤でpHを約6に調節する工程、
    (d)250nmの波長において、UV検出器で各不純物の量を測定する工程、
    を含んで成るミコフェノール酸モフェチル中の請求項1に記載の化合物1の量を定量するためのHPLC法。
  31. a)データを得るために、前記試料においてクロマトグラフィーを行う工程;及び、
    b)上記データと、請求項1に記載の化合物のクロマトグラフィーデータを比較する工程、
    を含んで成る、ミコフェノール酸モフェチルの試料を分析するための方法。
  32. 前記方法が、以下の工程:
    (a)請求項1の化合物を含むミコフェノール酸モフェチルの溶液を調製する工程;
    (b)クロマトグラムを得るために、上記溶液を高速液体クロマトグラフィーにかける工程;及び、
    (c)上記クロマトグラムにおいて得られたピークを、請求項1の化合物によりもたらされたピークと比較する工程、
    を含んで成る、請求項31に記載の方法。
  33. 前記方法が、以下の方法:
    (a)請求項1の化合物を含むミコフェノール酸モフェチルの溶液を調製する工程;
    (b)クロマトグラムを得るために、上記溶液を薄層クロマトグラフィーにかける工程;及び、
    (c)上記クロマトグラムにおいて得られたバンド又はスポットを、分解生成物によりもたらされたピーク、又はバンドと比較する工程、
    を含んで成る、請求項31に記載の方法。
  34. a)アセトニトリル中のミコフェノール酸モフェチルの試料溶液を調製する工程;
    b)上記試料溶液をHPLCカラムに注入する工程;
    c)上記試料をアセトニトリルと水の混合物で溶出する工程;
    d)トリエチルアミンを添加し、そしてpHを約6に調節する工程;及び、
    e)検出器及び適当な記録装置で、各不純物の量を測定する工程、
    を含んで成る、ミコフェノール酸モフェチルをアッセイするためのHPLC法。
JP2006549718A 2004-04-27 2005-04-26 ミコフェノール酸モフェチル不純物 Pending JP2007522117A (ja)

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