JP2007519809A - 色の軽減したコポリカーボネートの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【選択図】 図1
Description
(i)モノマー残基(a)を含む第一のジヒドロキシ芳香族化合物と、モノマー残基(b)を含む第二のヒドロキシ芳香族化合物と、カーボネート源とを含有する溶融反応混合物を調製する段階、
上記モノマー残基(a)がキノン構造又は酸化によってキノン構造を形成し得る構造であり、
上記モノマー残基(b)が上記モノマー残基(a)とは異なるキノン構造又は酸化によってキノン構造を形成し得る構造、或いは次式の構造であり、
(ii)色の改善されたコポリカーボネートを生成するのに十分な触媒導入策を選択する段階、上記触媒導入策は、以下の(1)〜(3):
(1)モノマー残基(a)とモノマー残基(b)とカーボネート源とが溶融した後、実質的な重合が起こる前に、重合触媒を溶融反応混合物に導入すること、
(2)溶融の開始から実質的な重合が起こるまでのプロセスの滞留時間が4時間未満であることを条件として、溶融前に重合触媒を反応混合物又はモノマー残基に導入すること、及び
(3)これら導入策の組合せ
からなる群から選択され、
上記重合触媒は無機触媒、有機触媒又は別々に導入しても一緒に導入してもよい無機触媒と有機触媒の両方であり、
(iii)触媒を上記の選択に係る触媒導入策に従って導入する段階、
(iv)反応混合物を一連のプロセスユニットに導入する段階、
(v)反応混合物を一連のプロセスユニットで重合してコポリカーボネートを形成する段階を含み、得られたポリカーボネートが、触媒導入策を選択する段階及び該選択に係る導入策に従って触媒を導入する段階を含まない溶融法で形成したコポリカーボネートに比して、改善された色を有する。
「ジヒドロキシ芳香族化合物」は、1以上の芳香環上に2つのヒドロキシ基を有する芳香族化合物を意味し、例えばビスフェノールAのようなビスフェノール又はレゾルシノールのようなジヒドロキシベンゼンを意味する。
第一のジヒドロキシ芳香族化合物はモノマー残基(a)を含有する。第一のジヒドロキシ芳香族化合物はキノン構造又は酸化によってキノン構造を形成し得る構造とすることができる。適当な種類のこれらジヒドロキシ芳香族化合物は、構造IIIを有するジヒドロキシベンゼン化合物からなる群から選択し得る。
第二のヒドロキシ芳香族化合物は、形成されるポリマーがコポリカーボネートとなるような、モノマー残基(b)の前駆体を形成する。第二のヒドロキシ芳香族化合物は、上記モノマー残基(a)とは異なるキノン構造又は酸化によってキノン構造を形成し得る構造とすることができる。適当な種類のこれらジヒドロキシ芳香族化合物も、構造IIIを有するジヒドロキシベンゼン化合物からなる群から選ぶことができる。
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)、
2,2−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3−ブロモ−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシ−5−イソプロピルフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3−ブロモ−4−ヒドロキシ−5−イソプロピルフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3−t−ブチル−5−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3−ブロモ−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3−クロロ−5−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3−ブロモ−5−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3,5−ジイソプロピル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3,5−ジフェニル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−2,3,5,6−テトラクロロフェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−2,3,5,6−テトラブロモフェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−2,3,5,6−テトラメチルフェニル)プロパン、
2,2−ビス(2,6−ジクロロ−3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(2,6−ジブロモ−3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(3−ブロモ−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシ−5−イソプロピルフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(3−ブロモ−4−ヒドロキシ−5−イソプロピルフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(3−t−ブチル−5−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(3−ブロモ−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(3−クロロ−5−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(3−ブロモ−5−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(3,5−ジイソプロピル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(3,5−ジフェニル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシ−2,3,5,6−テトラクロロフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシ−2,3,5,6−テトラブロモフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシ−2,3,5,6−テトラメチルフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(2,6−ジクロロ−3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(2,6−ジブロモ−3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(3−ブロモ−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシ−5−イソプロピルフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(3−ブロモ−4−ヒドロキシ−5−イソプロピルフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(3−t−ブチル−5−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(3−ブロモ−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(3−クロロ−5−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(3−ブロモ−5−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(3,5−ジイソプロピル−4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(3,5−ジフェニル−4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシ−2,3,5,6−テトラクロロフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシ−2,3,5,6−テトラブロモフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシ−2,3,5,6−テトラメチルフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(2,6−ジクロロ−3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ビス(2,6−ジブロモ−3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
4,4′−ジヒドロキシ−1,1−ビフェニル、
4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジメチル−1,1−ビフェニル、
4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジオクチル−1,1−ビフェニル、
4,4′−ジヒドロキシジフェニルエーテル、
4,4′−ジヒドロキシジフェニルチオエーテル、
1,3−ビス(2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−プロピル)ベンゼン、
1,3−ビス(2−(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−2−プロピル)ベンゼン、
1,4−ビス(2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−プロピル)ベンゼン、
1,4−ビス(2−(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−2−プロピル)ベンゼンなどがある。多くの用途で、比較的高い反応性、熱安定性及び低コストであることから、ビスフェノールA(BPA)がしばしば好ましい。
本発明にしたがって共重合ポリカーボネートを製造するに当たり、ジヒドロキシ化合物と反応してカーボネート結合を形成する化合物(即ち、カーボネート源)は、カーボネートジエステル、カルボニルハライドなどとすることができる。具体例には、ジフェニルカーボネート、ジトリルカーボネート、ビス(クロロフェニル)カーボネート、m−クレジルカーボネート、ジナフチルカーボネート、ビス(ジフェニル)カーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、ジブチルカーボネート、ジシクロヘキシルカーボネート、その他のカーボネートジエステル、ホスゲン、その他のカルボニルハライドがある。この種の様々な化合物のうち、多くの場合ジフェニルカーボネートが好ましい。
本発明の方法はさらに、反応混合物に触媒を導入して重合反応を開始する段階を含む。触媒は連続的に導入しても、バッチ式に導入してもよく、また導入はモノマー残基(a)もしくは(b)の前駆体又はカーボネートの導入の前、途中又は後のいずれで行ってもよい。
用語「溶融重合条件下で接触」は、本発明の方法に従って使用するジアリールカーボネートと2種以上のジヒドロキシ芳香族化合物との反応を行うのに必要な条件を意味する。反応温度は、代表的には150℃〜350℃の範囲、好ましくは180℃〜310℃の範囲にある。圧力は大気圧又は過圧とするか、或いは重合反応の初期段階での、例えば2気圧〜15トルの範囲の圧力、そして後期段階での、例えば15トル〜0.1トルの範囲の減圧とすることができる。反応時間は、通常0.1〜10時間、好ましくは0.1〜5時間である。
本発明の方法は、触媒導入策を選択する段階及び上記の選択に係る触媒導入策に従って触媒を反応混合物に導入する段階を必要とする。前述したように、触媒導入策は有機触媒及び無機触媒の導入を組み込んでいる。
本発明の方法は、モノマー残基(a)とモノマー残基(b)とカーボネート源とが溶融した後、実質的な重合が起こる前に、重合触媒を反応混合物に導入することを含む。有機触媒と無機触媒を反応混合物に、一緒に導入しても、別々の点で導入してもよい。有機触媒の導入はモノマー混合槽で行っても、第一のプロセスユニットへの供給ラインで行ってもよい。有機触媒を、諸成分の組合せ前に溶融を行う場合には調製したままの反応混合物に導入してもよいし、モノマー残基又はカーボネート源と共に同じ供給ラインもしくは別の供給ラインで導入してもよい。
本発明の方法は、モノマー残基(a)、モノマー残基(b)及びカーボネート源を溶融する前に重合触媒を反応混合物に導入することを含むが、溶融の開始から実質的な重合が起こるまでのプロセスの滞留時間が4時間未満、さらに好ましくは30分以下、最も好ましくは15分以下であることを条件とする。
本発明の方法は、重合触媒を反応混合物に導入する以下の導入策を含む。有機触媒をモノマー混合槽又は溶融装置に、モノマー残基(a)と共に、モノマー残基(b)と共に、カーボネート源と共に、別々の供給部で或いはこれらの組合せで導入する。次に、無機触媒を溶融反応混合物に、実質的な重合前に、そしてモノマー混合槽、モノマー混合槽から第一のプロセスユニットへの供給ライン、第一のプロセスユニット、第二のプロセスユニットへの供給ライン、第二のプロセスユニット、第三のプロセスユニットへの供給ライン、第三のプロセスユニット内で又はこれらの組合せにて導入する。
イ)分子量:Mw及びMnは、塩化メチレン中の1mg/mlポリマー溶液のGPC分析によって、ポリスチレン(PS)標準に対して、測定した。
ロ)溶液黄色度は、MeCl2中の10%コポリマー溶液について、UV/VIS分光光度計で測定した。透過率を3波長(445nm、555nm及び600nm)でMeCl2ブランクに対して測定した。溶液黄色度(溶液YI)は以下の計算式で計算した。
ハ)小規模の溶融重合反応をBPA及び16モル%のレゾルシノールで行った。この場合、モル%は、(コモノマーモル数)/(ビスフェノール合計モル数)×100と定義される。DPCの総量(モル)は1.08×[BPA+コモノマー/(ビスフェノール合計モル数)]に等しかった。DPCの量を各反応で25gの一定レベルに保った。触媒として、TMAH/(BPA+コモノマー)=2.5×10−4(モル/モル)及びNaOH/(BPA+コモノマー)=1.5×10−6(モル/モル)を水溶液(100Fl)として添加した。ビスフェノール類をDPCと混合することにより反応を行った。
比較例1
比較例1では、バッチ式反応器管に窒素中で、19.73gのBPA、2.38gのレゾルシノール、25.00gのDPC及びTMAH及びNaOHの水溶液100Fl(ジヒドロキシ芳香族化合物1モル当たり2.5×10−4及び1.5×10−6モルの触媒)を仕込んだ。表1に示す方式の段階1〜4にしたがって重合を行った。反応管からポリマーをサンプリングした。
実施例7を繰返したが、本例では、バッチ式反応器管に窒素中で、24.76gのBPA、25.00gのDPCを仕込んだ。表1に示す方式の段階1の後、TMAH及びNaOHの水溶液100Fl(ジヒドロキシ芳香族化合物1モル当たり2.5×10−4及び1.5×10−6モルの触媒)を添加した。表1に示す方式の段階1〜4にしたがって重合を行った。反応管からポリマーをサンプリングした。
比較例2を繰返したが、本例では、バッチ式反応器管に窒素中で、24.76gのBPA、25.00gのDPCを仕込んだ。表1に示す方式の段階1の前に、TMAH及びNaOHの水溶液100Fl(ジヒドロキシ芳香族化合物1モル当たり2.5×10−4及び1.5×10−6モルの触媒)を添加した。段階1の時間を15分とした。表1に示す方式の段階2〜4にしたがって重合を行った。反応管からポリマーをサンプリングした。
比較例3を繰返したが、本例では、段階1の時間を15分とした。触媒を方式1の段階1の後で添加した。表1に示す方式の段階2〜4にしたがって重合を行った。反応管からポリマーをサンプリングした。
溶融ポリカーボネートプラントで工業的スケール(OQ1050)で作製した材料の色についての仕様書。市販材料の黄色度を、UV分光光度計を用いて、厚さ1mmのサンプルについて測定する。
比較例1を繰返したが、本例では、初期品質の異なるレゾルシノールを用いた。表1に示す方式の段階2〜4にしたがって重合を行った。反応管からポリマーをサンプリングした。
実施例7
実施例7では、バッチ式反応器管に窒素中で、19.73gのBPA、2.38gのレゾルシノール、25.00gのDPCを仕込み、表1に示す方式の段階1の後、TMAH及びNaOHの水溶液100Fl(ジヒドロキシ芳香族化合物1モル当たり2.5×10−4及び1.5×10−6モルの触媒)を添加した。表1に示す方式の段階2〜4にしたがって重合を行った。反応管からポリマーをサンプリングした。
実施例8では、バッチ式反応器管に窒素中で、19.73gのBPA、2.38gのレゾルシノール、25.00gのDPC及びTMAH及びNaOHの水溶液50Fl(ジヒドロキシ芳香族化合物1モル当たり2.5×10−4及び1.5×10−6モルの触媒)を仕込んだ。表1に示す方式の段階1の後、TMAH及びNaOHの水溶液50Fl(ジヒドロキシ芳香族化合物1モル当たり2.5×10−4及び1.5×10−6モルの触媒)を添加した。表1に示す方式の段階2〜4にしたがって重合を行った。反応管からポリマーをサンプリングした。
比較例1を繰返したが、本例では、段階1の時間を15分とした。表1に示す方式の段階2〜4にしたがって重合を行った。反応管からポリマーをサンプリングした。
実施例7を繰返したが、本例では、段階1の時間を15分とした。表1に示す方式の段階2〜4にしたがって重合を行った。反応管からポリマーをサンプリングした。
実施例7を繰返したが、本例では、触媒溶液を段階1より前に添加し、また段階1の時間を2時間とした。表1に示す方式の段階2〜4にしたがって重合を行った。反応管からポリマーをサンプリングした。
実施例11を繰返したが、本例では、段階1の時間を4時間とした。表1に示す方式の段階2〜4にしたがって重合を行った。反応管からポリマーをサンプリングした。
実施例11を繰返したが、本例では、初期品質の異なるレゾルシノールを用いた。表1に示す方式の段階2〜4にしたがって重合を行った。反応管からポリマーをサンプリングした。
Claims (45)
- 色の改善されたコポリカーボネートの製造方法であって、当該方法が、
(i)モノマー残基(a)を含む第一のジヒドロキシ芳香族化合物と、モノマー残基(b)を含む第二のヒドロキシ芳香族化合物と、カーボネート源とを含有する溶融反応混合物を調製する段階、
上記モノマー残基(a)がキノン構造又は酸化によってキノン構造を形成し得る構造であり、
上記モノマー残基(b)が上記モノマー残基(a)とは異なるキノン構造又は酸化によってキノン構造を形成し得る構造、或いは次式の構造であり、
(ii)色の改善されたコポリカーボネートを生成するのに十分な触媒導入策を選択する段階、上記触媒導入策は、以下の(1)〜(3):
(1)モノマー残基(a)とモノマー残基(b)とカーボネート源とが溶融した後、実質的な重合が起こる前に、重合触媒を溶融反応混合物に導入すること、
(2)溶融の開始から実質的な重合が起こるまでのプロセスの滞留時間が4時間未満であることを条件として、溶融前に重合触媒を反応混合物又はモノマー残基に導入すること、及び
(3)これら導入策の組合せ
からなる群から選択され、
上記重合触媒は無機触媒、有機触媒又は別々に導入しても一緒に導入してもよい無機触媒と有機触媒の両方であり、
(iii)触媒を上記の選択に係る触媒導入策に従って導入する段階、
(iv)反応混合物を一連のプロセスユニットに導入する段階、
(v)反応混合物を一連のプロセスユニットで重合してコポリカーボネートを形成する段階
を含み、得られたポリカーボネートが、触媒導入策を選択する段階及び該選択に係る導入策に従って触媒を導入する段階を含まない溶融法で形成したコポリカーボネートに比して、改善された色を有する、方法。 - 前記重合触媒が有機触媒と無機触媒を含有し、モノマー残基(a)とモノマー残基(b)とカーボネート源とが溶融した後、実質的な重合が起こる前に重合触媒を反応混合物に導入する、請求項1記載の方法。
- 前記無機触媒がNaOHであり、前記有機触媒がTMAH、TBPA及びこれらの組合せからなる群から選択される、請求項2記載の方法。
- モノマー残基(a)がカテコール、レゾルシノール、ヒドロキノン、ブチルヒドロキノン、メチルヒドロキノン又はこれらの組合せである、請求項4記載の方法。
- モノマー残基(b)がBPAである、請求項2記載の方法。
- 前記カーボネート源がジフェニルカーボネートである、請求項2記載の方法。
- 前記カーボネート源が活性化カーボネートである、請求項2記載の方法。
- 前記活性化カーボネートがビスメチルサリチルカーボネートである、請求項8記載の方法。
- 前記カーボネート源の50モル%以下が、ジカルボン酸、ジカルボン酸エステル、ジカルボン酸ハライド又はこれらの組合せからなる群から選択される、請求項2記載の方法。
- 前記無機触媒と有機触媒を一緒に導入する、請求項2記載の方法。
- 前記無機触媒と有機触媒をモノマー残基(a)、モノマー残基(b)、カーボネート源又はこれらの組合せと共に導入する、請求項11記載の方法。
- 前記無機触媒と有機触媒を、モノマー混合槽への別個の供給部、第一のプロセスユニット、又は第一のプロセスユニットへの供給ラインで、反応混合物に導入する、請求項11記載の方法。
- 前記無機触媒と有機触媒を溶融反応混合物に別々の点で導入する、請求項2記載の方法。
- 前記有機触媒を第一のプロセスユニットの前に溶融反応混合物に導入し、前記無機触媒を有機触媒の導入後かつ反応混合物の実質的な重合が起こる前に溶融反応混合物に導入する、請求項14記載の方法。
- 前記有機触媒をモノマー残基(a)、モノマー残基(b)、カーボネート源又はこれらの組合せと共に導入し、前記無機触媒をモノマー(a)の導入後に溶融反応混合物に導入する、請求項14記載の方法。
- 前記無機触媒を、モノマー混合槽から第一のプロセスユニットへの供給ライン、第一のプロセスユニット、第二のプロセスユニットへの供給ライン、第二のプロセスユニット、第三のプロセスユニットへの供給ライン、第三のプロセスユニットで、又はこれらの組合せで、溶融反応混合物に導入する、請求項14記載の方法。
- さらに、二価フェノールを溶融反応混合物に一連のプロセスユニット内で後期モノマー添加を通して導入する段階を含む、請求項2記載の方法。
- 前記重合触媒は有機触媒と無機触媒を含有し、溶融の開始から実質的な重合が起こるまでのプロセスの滞留時間が4時間未満であることを条件として、溶融前に重合触媒を反応混合物又はモノマー残基に導入する、請求項1記載の方法。
- 溶融の開始から実質的な重合が起こるまでのプロセスの滞留時間が30分以下である、請求項19記載の方法。
- 溶融の開始から実質的な重合が起こるまでのプロセスの滞留時間が15分以下である、請求項20記載の方法。
- 前記無機触媒がNaOHであり、前記有機触媒がTMAH、TBPA及びこれらの組合せからなる群から選択される、請求項19記載の方法。
- モノマー残基(a)がカテコール、レゾルシノール、ヒドロキノン、ブチルヒドロキノン、メチルヒドロキノン又はこれらの組合せである、請求項19記載の方法。
- モノマー残基(b)がBPAである、請求項19記載の方法。
- 前記カーボネート源がジフェニルカーボネートである、請求項19記載の方法。
- 前記カーボネート源が活性化カーボネートであり、ビスメチルサリチルカーボネートである、請求項19記載の方法。
- 前記カーボネート源の前駆体の50モル%以下が、ジカルボン酸、ジカルボン酸エステル、ジカルボン酸ハライド又はこれらの組合せからなる群から誘導される、請求項2記載の方法。
- 前記無機触媒と有機触媒を一緒に又は別々に導入する、請求項19記載の方法。
- 前記無機触媒と有機触媒をモノマー混合槽又は溶融装置に、モノマー残基(a)、モノマー残基(b)又はカーボネート源と共に別個の供給部にて又はこれらの組合せにて導入する、請求項50記載の方法。
- 前記重合触媒が有機触媒と無機触媒を含有し、
溶融の開始から実質的な重合が起こるまでのプロセスの滞留時間が4時間未満であることを条件として、有機触媒を溶融前に反応混合物又はモノマー残基に導入し、
無機触媒をモノマー残基(a)、モノマー残基(b)及びカーボネート源の溶融後に反応混合物に導入し、この導入は実質的な重合前に行う、
請求項1記載の方法。 - 溶融の開始から実質的な重合が起こるまでのプロセスの滞留時間が30分以下である、請求項31記載の方法。
- 溶融の開始から実質的な重合が起こるまでのプロセスの滞留時間が15分以下である、請求項32記載の方法。
- 前記無機触媒がNaOHであり、前記有機触媒がTMAH、TBPA及びこれらの組合せからなる群から選択される、請求項31記載の方法。
- モノマー残基(a)がカテコール、レゾルシノール、ヒドロキノン、ブチルヒドロキノン、メチルヒドロキノン又はこれらの組合せである、請求項35記載の方法。
- モノマー残基(b)がBPAである、請求項31記載の方法。
- 前記カーボネート源がジフェニルカーボネートである、請求項31記載の方法。
- 前記カーボネート源が活性化カーボネートであり、ビスメチルサリチルカーボネートである、請求項31記載の方法。
- 前記カーボネート源の前駆体の50モル%以下が、ジカルボン酸、ジカルボン酸エステル、ジカルボン酸ハライド又はこれらの組合せからなる群から誘導される、請求項31記載の方法。
- 有機触媒をモノマー混合槽又は溶融装置にモノマー残基(a)、モノマー残基(b)又はカーボネート源と共に別個の供給部で又はこれらの組合せで導入し、
無機触媒を溶融反応混合物に、モノマー混合槽、モノマー混合槽から第一のプロセスユニットへの供給ライン、第一のプロセスユニット、第二のプロセスユニットへの供給ライン導入し、第二のプロセスユニット、第三のプロセスユニットへの供給ライン、第三のプロセスユニットで又はこれらの組合せで導入する、
請求項31記載の方法。 - コポリマーの分子量Mwが(ポリスチレン標準で)10000g/モル以上であり、その後標準的な押出段階を用いて分子量Mwを(ポリスチレン標準で)25000g/モルを超える値に増大させる、請求項1記載の方法。
- コポリマーの分子量Mwが(ポリスチレン標準で)10000g/モル以上であり、その後固相重合によってオリゴマーをさらに反応させて分子量Mwを(ポリスチレン標準で)25000g/モルを超える値に増大させる、請求項1記載の方法。
- 色の改善されたコポリカーボネートからなる成形品であって、
(i)モノマー残基(a)を含む第一のジヒドロキシ芳香族化合物と、モノマー残基(b)を含む第二のヒドロキシ芳香族化合物と、カーボネート源とを含有する溶融反応混合物を調製する段階、
上記モノマー残基(a)がキノン構造又は酸化によってキノン構造を形成し得る構造であり、
上記モノマー残基(b)が上記モノマー残基(a)とは異なるキノン構造又は酸化によってキノン構造を形成し得る構造、或いは次式の構造であり、
(ii)色の改善されたコポリカーボネートを生成するのに十分な触媒導入策を選択する段階、上記触媒導入策は、以下の(1)〜(3):
(1)モノマー残基(a)とモノマー残基(b)とカーボネート源とが溶融した後、実質的な重合が起こる前に、重合触媒を溶融反応混合物に導入すること、
(2)溶融の開始から実質的な重合が起こるまでのプロセスの滞留時間が4時間未満であることを条件として、溶融前に重合触媒を反応混合物又はモノマー残基に導入すること、及び
(3)これら導入策の組合せ
からなる群から選択され、
上記重合触媒は無機触媒、有機触媒又は別々に導入しても一緒に導入してもよい無機触媒と有機触媒の両方であり、
(iii)触媒を上記の選択に係る触媒導入策に従って導入する段階、
(iv)反応混合物を一連のプロセスユニットに導入する段階、
(v)反応混合物を一連のプロセスユニットで重合してコポリカーボネートを形成する段階、得られたポリカーボネートが、触媒導入策を選択する段階及び該選択に係る導入策に従って触媒を導入する段階を含まない溶融法で形成したコポリカーボネートと比較して、色が改善されており、
(vi)上記コポリカーボネートから成形品を形成する段階
を含む方法で製造された成形品。 - 色の改善されたコポリカーボネートから形成した成形品の製造方法であって、
(i)モノマー残基(a)を含む第一のジヒドロキシ芳香族化合物と、モノマー残基(b)を含む第二のヒドロキシ芳香族化合物と、カーボネート源とを含有する溶融反応混合物を調製する段階、
上記モノマー残基(a)がキノン構造又は酸化によってキノン構造を形成し得る構造であり、
上記モノマー残基(b)が上記モノマー残基(a)とは異なるキノン構造又は酸化によってキノン構造を形成し得る構造、或いは次式の構造であり、
(ii)色の改善されたコポリカーボネートを生成するのに十分な触媒導入策を選択する段階、上記触媒導入策は、以下の(1)〜(3):
(1)モノマー残基(a)とモノマー残基(b)とカーボネート源とが溶融した後、実質的な重合が起こる前に、重合触媒を溶融反応混合物に導入すること、
(2)溶融の開始から実質的な重合が起こるまでのプロセスの滞留時間が4時間未満であることを条件として、溶融前に重合触媒を反応混合物又はモノマー残基に導入すること、及び
(3)これら導入策の組合せ
からなる群から選択され、
上記重合触媒は無機触媒、有機触媒又は別々に導入しても一緒に導入してもよい無機触媒と有機触媒の両方であり、
(iii)触媒を上記の選択に係る触媒導入策に従って導入する段階、
(iv)反応混合物を一連のプロセスユニットに導入する段階、
(v)反応混合物を一連のプロセスユニットで重合してコポリカーボネートを形成する段階、得られたポリカーボネートが、触媒導入策を選択する段階及び該選択に係る導入策に従って触媒を導入する段階を含まない溶融法で形成したコポリカーボネートと比較して、色が改善されており、
(vi)上記コポリカーボネートから成形品を形成する段階
を含む方法。
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