JPH07102162A - ガラス強化ポリカーボネート系樹脂組成物 - Google Patents

ガラス強化ポリカーボネート系樹脂組成物

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JPH07102162A
JPH07102162A JP5272923A JP27292393A JPH07102162A JP H07102162 A JPH07102162 A JP H07102162A JP 5272923 A JP5272923 A JP 5272923A JP 27292393 A JP27292393 A JP 27292393A JP H07102162 A JPH07102162 A JP H07102162A
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JP
Japan
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formula
hydrocarbon group
glass
resin composition
component
Prior art date
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Application number
JP5272923A
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English (en)
Inventor
Kenichi Isawa
健一 石和
Hideyuki Itoi
秀行 糸井
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SABIC Innovative Plastics Japan KK
Original Assignee
GE Plastics Japan Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K7/00Use of ingredients characterised by shape
    • C08K7/02Fibres or whiskers
    • C08K7/04Fibres or whiskers inorganic
    • C08K7/14Glass

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】表面外観が改善された、ガラス強化ポリカーボ
ネート系樹脂組成物を提供する。 【構成】(A)下記式(化1)および(化2)で示され
る構造単位を有し、かつ(化2)の構造単位の量は(化
1)および(化2)の構造単位の合計量の2〜90モル
%を占めるところの共重合ポリカーボネート 99〜5
0重量部、ならびに(B)平均繊維直径が10μm以下
であるガラス繊維 1〜50重量部を含む樹脂組成物。 【化1】 【化2】 (上記式中、R4 およびR5 はそれぞれ独立して、ハロ
ゲン原子または一価の炭化水素基であり、Bは−(R1
−)C(−R2 )− [ここで、R1 およびR2はそれ
ぞれ独立して水素原子または1価の炭化水素基であ
る]、−C(=R3 )− [ここでR3 は2価の炭化水
素基である]、−O−、−S−、−SO−または−SO
2 −であり、R6 は炭素数1〜10の炭化水素基もしく
はそのハロゲン化物またはハロゲン原子であり、p、q
およびnはそれぞれ独立して0〜4の整数である)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス強化ポリカーボ
ネート系樹脂組成物に関し、さらに詳しくは、共重合ポ
リカーボネートを基本樹脂とするガラス強化樹脂組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】機械的強度、剛性、寸法
精度等に優れるガラス強化ポリカーボネート樹脂は、例
えばカメラや電動工具のハウジングの材料として広く使
用されている。これらの用途においては、商品価値を高
めるために、優れた表面外観が要求される。
【0003】しかしながら、ガラス強化ポリカーボネー
ト樹脂は、ガラス強化ナイロンやガラス強化ポリエステ
ル等の他の樹脂に比較して、ガラス繊維が表面に出てく
る、いわゆるガラスの浮きが目立ち、優れた外観を得る
ことが困難であるとされていた。
【0004】かかる問題を解決するために、従来、金型
温度を高くして成形する方法が採用されていたが、これ
は成形サイクルが長くなり好ましくない。
【0005】また、仕上げ塗装を行うことにより優れた
外観を得るという方法も行われているが、塗装コストが
かさみ経済的に不利であることはもとより、ガラスの浮
きの激しい表面に塗装をしても、望ましい外観を期待す
ることは困難であった。
【0006】そこで本発明は、表面外観が改善された、
ガラス強化ポリカーボネート系樹脂組成物を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、ポ
リカーボネート系樹脂として、特定構造を有する共重合
ポリカーボネートを使用し、これに直径が10μm以下
の細いガラス繊維を配合すると表面外観が著しく改善さ
れることを見出し、本発明に到達した。
【0008】すなわち本発明は、(A)次式(化3):
【0009】
【化3】 および次式(化4):
【0010】
【化4】 (上記式中、R4 およびR5 はそれぞれ独立して、ハロ
ゲン原子または一価の炭化水素基であり、Bは−(R1
−)C(−R2 )− [ここで、R1 およびR2はそれ
ぞれ独立して水素原子または1価の炭化水素基であ
る]、−C(=R3 )− [ここでR3 は2価の炭化水
素基である]、−O−、−S−、−SO−または−SO
2 −であり、R6 は炭素数1〜10の炭化水素基もしく
はそのハロゲン化物またはハロゲン原子であり、p、q
およびnはそれぞれ独立して0〜4の整数である)で示
される構造単位を有し、かつ前記(化4)の構造単位の
量は(化3)および(化4)の構造単位の合計量の2〜
90モル%を占めるところの共重合ポリカーボネート9
9〜50重量部、ならびに(B)平均繊維直径が10μ
m以下であるガラス繊維1〜50重量部を含むことを特
徴とするガラス強化ポリカーボネート系樹脂組成物を提
供する。
【0011】本発明で使用する共重合ポリカーボネート
は、上記式(化3)および(化4)で示される構成単位
を有することが必要である。まず、(化3)で示される
構成単位はジフェノール成分およびカーボネート成分よ
りなる。ジフェノール成分を導入するために使用できる
ジフェノールを次式(化5)に示す。
【0012】
【化5】 上記式中、R4 、R5 、B、pおよびqは、先に示した
のと同義である。
【0013】本発明において有効なジフェノールとして
は、例えば、ビス(4-ヒドロキシフェニル)メタン、1,
1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)エタン、2,2-ビス(4-
ヒドロキシフェニル)プロパン(いわゆるビスフェノー
ルA)、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)ブタン、2,
2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)オクタン、ビス(4-ヒ
ドロキシフェニル)フェニルメタン、2,2-ビス(4-ヒド
ロキシ-1- メチルフェニル)プロパン、1,1-ビス(4-ヒ
ドロキシ-t- ブチルフェニル)プロパン、2,2-ビス(4-
ヒドロキシ-3- ブロモフェニル)プロパンなどのビス
(ヒドロキシアリール)アルカン類;1,1-ビス(4-ヒド
ロキシフェニル)シクロペンタン、1,1-ビス(4-ヒドロ
キシフェニル)シクロヘキサンなどのビス(ヒドロキシ
アリール)シクロアルカン類;4,4'- ジヒドロキシジフ
ェニルエーテル、4,4'- ジヒドロキシ-3,3'-ジメチルフ
ェニルエーテルなどのジヒドロキシアリールエーテル
類;4,4'- ジヒドロキシジフェニルスルフィド、4,4'-
ジヒドロキシ-3,3'-ジメチルジフェニルスルフィドなど
のジヒドロキシジアリールスルフィド類;4,4'- ジヒド
ロキシジフェニルスルホキシド、4,4'- ジヒドロキシ-
3,3'-ジメチルジフェニルスルホキシドなどのジヒドロ
キシジアリールスルホキシド類;4,4'- ジヒドロキシジ
フェニルスルホン、4,4'- ジヒドロキシ-3,3'-ジメチル
ジフェニルスルホンなどのジヒドロキシジアリールスル
ホン類などが挙げられるが、これらに限定されない。こ
れらを1種または2種以上組合せて使用することができ
る。これらのうちでは、特に2,2-ビス(4-ヒドロキシフ
ェニル)プロパンが好ましい。
【0014】またカーボネート成分を導入するための前
駆物質としては、例えばジフェニルカーボネート、ジト
リールカーボネート、ビス(クロロフェニル)カーボネ
ート、m-クレジルカーボネート、ジナフチルカーボネー
ト、ビス(ジフェニル)カーボネート、ジエチルカーボ
ネート、ジメチルカーボネート、ジブチルカーボネー
ト、ジシクロヘキシルカーボネートなどの炭酸ジエステ
ル、およびホスゲンなどのハロゲン化カルボニル化合物
等が挙げられる。これらを1種または2種以上組合せて
使用することができる。特にジフェニルカーボネートが
好ましい。
【0015】次に、上記式(化4)で示される構造単位
は、ジフェノール成分、レゾルシンおよび/または置換
レゾルシン成分ならびにカーボネート成分から成る。ジ
フェノール成分の導入については、上記したのと同様の
ジフェノールを使用できる。またカーボネート成分とし
ては、上記した炭酸ジエステルまたはホスゲンを使用で
きる。レゾルシンおよび/または置換レゾルシン成分の
導入のためには、次式(化6):
【0016】
【化6】 (ここで、R6 およびnは上記と同義である)で示され
る化合物を1種または2種以上組合せて使用することが
できる。このような化合物としては、例えばレゾルシ
ン、および3-メチルレゾルシン、3-エチルレゾルシン、
3-プロピルレゾルシン、3-ブチルレゾルシン、3-t-ブチ
ルレゾルシン、3-フェニルレゾルシン、3-クミルレゾル
シン、2,3,4,6-テトラフルオロレゾルシン、2,3,4,6-テ
トラブロモレゾルシンなどの置換レゾルシンが挙げられ
る。これらのうち特にレゾルシンが好ましい。
【0017】成分(A)共重合ポリカーボネートは、
(化3)(化4)で示される上記した2種の構成単位を
次の割合で有している。すなわち、(化4)で示される
構成単位の量が、(化3)および(化4)の合計量の2
〜90モル%、好ましくは2〜40モル%である。(化
4)の量が2モル%より少ないとガラス転移温度(T
g)の低下が不十分であるので、流動性の改良効果がみ
られない。また、90モル%より多いと従来のポリカー
ボネートと同等の優れた物性、例えば機械的強度、耐熱
性等が得られない。
【0018】成分(A)共重合ポリカーボネートの重量
平均分子量は、通常10,000〜100,000 、好ましくは18,0
00〜40,000である。ここでいう重量平均分子量とは、ポ
リカーボネート用に補正されたポリスチレンを用いて、
GPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)によって測定さ
れたものである。(また、メチレンクロリド中、25℃で
測定した固有粘度が、0.35〜0.65 dl/g であるものが好
ましい。)成分(A)共重合ポリカーボネートは、公知
のポリカーボネートの製造方法、例えばホスゲンを用い
る界面重合法、溶融重合法等によって製造できる。特に
溶融重合法は毒性物質であるホスゲンや塩化メチレン等
を用いないので、環境衛生上好ましい。
【0019】溶融重合反応の際の温度、圧力等の条件は
任意であり、公知の慣用の条件を用いることができる。
具体的には、好ましくは80〜250 ℃、より好ましくは 1
00〜230 ℃、特に好ましくは 120〜190 ℃の温度で、好
ましくは0〜5時間、より好ましくは0〜4時間、特に
好ましくは0〜3時間、常圧下で、ジフェノールおよび
上記式(化6)で示される化合物と炭酸ジエステルとを
反応させる。次いで、反応系を減圧にしながら反応温度
を高めて、ジフェノールおよび上記式(化6)で示され
る化合物と炭酸ジエステルとの反応を行い、最終的には
5mmHg以下、より好ましくは1mmHg以下の減圧下で 240
〜320 ℃の温度で、ジフェノールおよび上記式(化6)
で示される化合物と、炭酸ジエステルとの反応を行うの
が好ましい。
【0020】上記のような重縮合反応は、連続式で行っ
ても良く、バッチ式で行っても良い。また、上記反応を
行う際に使用する反応装置は、槽型であっても、管型で
あっても、塔型であっても良い。
【0021】またこの溶融重合法によれば、得られる共
重合ポリカーボネートにおける構造単位(化4)が(化
3)および(化4)の合計の90モル%を超えるような
割合で、すなわちレゾルシンおよび/または置換レゾル
シンを、ジフェノール100モルに対して、90モルを
超えるような量で使用しても、他の方法、例えば界面重
合法等に比べて、色相、耐水性、耐熱性の優れた共重合
ポリカーボネートが得られる。
【0022】また、成分(A)共重合ポリカーボネート
は、その末端がフェノールであっても十分な耐衝撃強度
を有するが、p-t-ブチルフェノール、イソノニルフェノ
ール、イソオクチルフェノール、m-またはp-クミルフェ
ノール(好ましくはp-クミルフェノール)、クロマニル
化合物、例えばクロマンのような、よりかさ高い末端基
を導入すると、より低温衝撃性が優れた共重合ポリカー
ボネートを得ることができる。
【0023】次に成分(B)は、平均繊維直径が10μ
m以下、好ましくは8μm以下、特に好ましくは6μm
以下であるガラス繊維である。平均繊維直径が10μm
を超えると本発明の効果が発揮されない。平均繊維直径
が10μm以下であれば、例えばチョップドグラス、ロ
ービンググラス、ミルドグラス等として入手できる市販
のガラス繊維がいずれも使用できる。ガラスの組成は特
に限定されないが、好ましくはEガラスである。
【0024】成分(B)は、成分(A)99〜50重量
部に対して1〜50重量部、好ましくは(A)95〜7
0重量部に対して5〜30重量部配合される。成分
(B)が1重量部未満では十分な剛性が得られず、また
50重量部を超えると成形性が損なわれる。
【0025】本発明の樹脂組成物は、上記の成分の他に
さらに、他の樹脂を含むことができる。そのような他の
樹脂としては、PBT等のポリエステル、ABS樹脂、
AES樹脂、SAN樹脂、ポリスチレン等が挙げられ
る。このような樹脂は、成分(A)100重量部に対し
て200重量部までの量で使用することができる。
【0026】本発明の樹脂組成物は、また、その物性を
損なわない限りにおいて、その目的に応じて樹脂の混合
時、成形時に、慣用の他の添加剤、例えば顔料、染料、
耐熱剤、酸化劣化防止剤、耐候剤、滑剤、離型剤、可塑
剤、難燃剤、流動性改良剤、帯電防止剤等を添加するこ
とができる。
【0027】本発明の樹脂組成物を製造するための方法
に特に制限はなく、通常の方法が満足に使用できる。し
かしながら一般に溶融混合法が望ましい。少量の溶剤の
使用も可能であるが、一般に必要ない。装置としては特
に押出機、バンバリ―ミキサ―、ロ―ラ―、ニ―ダ―等
を例として挙げることができ、これらを回分的または連
続的に運転する。成分の混合順は特に限定されない。
【0028】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説
明する。なお、実施例においては各成分として以下のも
のを用いた。成分(A) RS−PC:以下のようにして製造した共重合ポリカー
ボネート; ビスフェノールA(日本ジーイープラスチックス株式会
社製)0.22キロモル、レゾルシン0.22キロモル
およびジフェニルカーボネート(エニィ社製)0.44
キロモルを、第1の槽型撹拌機(容量250リットル)
に仕込み、140℃で溶融した。この温度に保持しなが
ら、得られた混合物を、ビスフェノールA換算で毎時
0.16キロモルの速度で、第2の槽型撹拌機(容量5
0リットル)に送液した。第2の槽型撹拌機の温度は1
80℃に保持した。
【0029】ここに触媒として、テトラメチルアンモニ
ウムヒドロキシドを毎時0.04モルおよび水酸化ナト
リウムを毎時0.00016モル(1×10-6モル/モル
‐ビスフェノールA)添加し、滞留時間が30分間とな
るように時間を調整し、撹拌した。
【0030】次に、この反応液を、ビスフェノールA換
算で毎時0.16キロモルの速度で、第3の槽型撹拌機
(容量50リットル)に送液した。第3の槽型撹拌機の
温度は210℃、圧力は200mmHgであった。滞留時間
が30分間となるように時間を調整し、フェノールを抽
出除去しながら撹拌した。
【0031】次に、この反応液を、ビスフェノールA換
算で毎時0.16キロモルの速度で、第4の槽型撹拌機
(容量50リットル)に送液した。第4の槽型撹拌機の
温度は240℃、圧力は15mmHgであった。滞留時間が
30分間となるように時間を調整し、フェノールを抽出
除去しながら撹拌した。反応が定常になって得られた反
応物の極限粘度[η]は0.15dl/gであった。
【0032】次に、この反応物をギアポンプで昇圧し、
ビスフェノールA換算で毎時0.16キロモルの速度
で、遠心式薄膜蒸発機に送入し、反応を進めた。薄膜蒸
発機の温度および圧力はそれぞれ、270℃および2mm
Hgに制御した。反応物を、蒸発機下部よりギアポンプに
て、290℃および0.2mmHgに制御された二軸横型撹
拌重合槽(L/D=3、撹拌翼回転直径 220mm、内容
積80リットル)に、ビスフェノールA換算で毎時0.
16キロモルの速度(約40kg/ 時間)で送り込み、滞
留時間30分間にて重合させた。このときの生成物の極
限粘度[η]は0.49dl/gであった。生成物は、
次式(化7)および(化8)をモル比50:50で有す
る共重合ポリカーボネートであった。以下ではこれをR
S−PCと略記する。
【0033】
【化7】
【0034】
【化8】 PC:比較のために使用した、ビスフェノールAのポリ
カーボネート、商標LEXAN (日本ジーイープラスチック
ス株式会社製)、塩化メチレン中、25℃で測定した固
有粘度0.46 dl/g成分(B) ガラス繊維:平均繊維直径がそれぞれ13μm、10μ
m、6μmであるチョップドグラス(このチョップドグ
ラスの収束剤はウレタン系であり、カップリング剤とし
てアミノシランを含有)実施例1〜2および比較例1〜4 各成分を表1に示す割合(重量比)で混合し、280 ℃、
100 rpm 、60Kg/ 時間(押出速度)に設定した1軸押出
機(65mm)で押出し、ペレットを作成した。このペレッ
トを、80トンの成形機を用いて、設定温度280℃、
金型温度100℃で射出成形した。得られた成形品につ
いて、表面外観を評価し、またアイゾット衝撃強度、曲
げ強度および曲げ弾性率を測定した。結果を表1に示
す。
【0035】なお、表面外観は表面粗さにより評価し
た。表面粗さは、表面粗さ計(表面情報処理機能付万能
表面形状測定器モデルSE−3H、(株)小坂研究所製)
を用いて測定し、JIS B0601に従って、最大高
さ(R-max)、10点平均粗さ(R-z)および中心線平均粗
さ(R-a)を求めた。測定距離は2.5mmとし、3回測定
の平均値をとった。数値が小さいほど、表面が平滑であ
ることを示す。また、アイゾット衝撃強度は、ASTM D25
6 に従い、1/8 インチ ノッチ付アイゾット衝撃強度を
測定した。曲げ強度および曲げ弾性率は、ASTM D790 に
従って測定した。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明のガラス強化ポリカーボネート系
樹脂組成物は、表面外観が極めて良好に改善されてい
る。よって、優れた機械的強度、剛性、寸法安定性等に
加えて、表面外観が商品価値に影響を及ぼすような用途
において、広く使用することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)次式(化1): 【化1】 および次式(化2): 【化2】 (上記式中、R4 およびR5 はそれぞれ独立して、ハロ
    ゲン原子または一価の炭化水素基であり、Bは−(R1
    −)C(−R2 )− [ここで、R1 およびR2はそれ
    ぞれ独立して水素原子または1価の炭化水素基であ
    る]、−C(=R3 )− [ここでR3 は2価の炭化水
    素基である]、−O−、−S−、−SO−または−SO
    2 −であり、R6 は炭素数1〜10の炭化水素基もしく
    はそのハロゲン化物またはハロゲン原子であり、p、q
    およびnはそれぞれ独立して0〜4の整数である)で示
    される構造単位を有し、かつ前記(化2)の構造単位の
    量は(化1)および(化2)の構造単位の合計量の2〜
    90モル%を占めるところの共重合ポリカーボネート9
    9〜50重量部、ならびに(B)平均繊維直径が10μ
    m以下であるガラス繊維1〜50重量部を含むことを特
    徴とするガラス強化ポリカーボネート系樹脂組成物。
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