JPH03243656A - ガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents

ガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂組成物

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JPH03243656A
JPH03243656A JP3828290A JP3828290A JPH03243656A JP H03243656 A JPH03243656 A JP H03243656A JP 3828290 A JP3828290 A JP 3828290A JP 3828290 A JP3828290 A JP 3828290A JP H03243656 A JPH03243656 A JP H03243656A
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JP
Japan
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weight
glass fiber
filler
polycarbonate
pts
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JP3828290A
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Inventor
Takashi Umeda
尚 梅田
Masaya Okamoto
正哉 岡本
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明はガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂組成物に
関し、詳しくは寸法精度、耐衝撃性、#型性等に優れて
いて、各種工業用材料として好適なガラス繊維強化ポリ
カーボネート樹脂組成物に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕ポリカ
ーボネート樹脂は、機械的強度(特に耐衝撃性に優れて
いる)、電気的特性、透明性等をバランス良く具備し、
かつ優れた寸法精度を有しているため、エンジニアプラ
スチックとして様々な分野で利用されている。
しかしながら、近年、オフィスオートメーション(OA
)機器のシャーシ一部品、特にレーザービームプリンタ
ー(LBP)部品を中心に、より一層の高寸法精度が要
求されており、また部品の形状から剛性に優れているこ
とも要求されている。
このような要望に沿い、ポリカーボネート樹脂の剛性2
寸法端度等を向上させるために、ガラス繊維、特にチョ
ツプドストランド繊維を添加したガラス繊維強化ポリカ
ーボネート樹脂が知られている。
しかしながら、チョツプドストラント繊維を添加したガ
ラス繊維強化ポリカーボネート樹脂は、寸法精度および
耐衝撃性に劣るものとなってしまうという問題があった
一方、成形品の寸法精度、特に異方性を向上させるため
に、■ポリカーボネート樹脂にミルドファイバー等の短
繊維、或いはガラスピーズ等の球状フィラーを添加した
ポリカーボネート樹脂組成’[!71(特公昭62−1
2815号公報等)や、■ポリカポネート樹脂にマイカ
、ガラスフレーク等の板状フィラーを添加した非結晶性
熱可塑性樹脂組成物(特公昭62−109855号公報
等)が知られている。
しかしながら、これらの場合、機械的物性、特に耐衝撃
性に劣り、とりわけ成形収縮率を低下させるために高フ
ィラー量とすると、上記したチョツプドストランド繊維
を用いた場合に比し、機械的物性が不足するという欠点
がある。
そこで、チョツプドストランド繊維とこれらのフィラー
を併用する方法が考えられるが、この場合、寸法精度と
機械的物性とのバランスが不充分である。
〔課題を解法するための手段] 本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討を重ね
た結果、ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共
重合体に、ガラス繊維と、板状フィラーおよび/または
粒状フィラーとを組み合わせることにより、寸法精度、
耐衝撃性、離型性等に優れたガラス繊維強化ポリカーボ
ネート樹脂組成物が得られることを見出し、この知見に
基づいて本発明を完成するに到った。
すなわち本発明は、(A)ポリカーボネート−ポリオル
ガノシロキサン共重合体5〜100重量%および(B)
ポリカーボネート樹脂95〜0 重量%からなる樹脂成
分であって、該樹脂成分中のポリオルガノシロキサン量
が゛0.1〜40重量%である樹脂成分100重量部に
対して、(C)ガラス繊維5〜120重量部および(D
)板状フィラーおよび/または粒状フィラー5〜120
重量部を配合したことを特徴とするガラス繊維強化ポリ
カーボネート樹脂組成物を提供するものである。
本発明において(A)成分として用いられるポリカーボ
ネート−ポリオルガノシロキサン共重合体は、次の一般
式 (式中のZは、単結合、エーテル結合または炭素11〜
8のアルキレン基、炭素数2〜8のアルキリデン基、炭
素数5〜15のシクロアルキレン基、?素#!5〜15
のシクロアルキリデン基、スルホニル基、スルホキシド
基、カルボニル基、スルフィド基または式 で示される基である。また、R1およびR2は、それぞ
れ水素原子、ハロゲン原子または炭素数1〜8のアルキ
ル基であり、それらは同一であってもよいし、異なって
いてもよい。さらに、mおよびnは、それぞれ1〜4の
整数であって、mが2以上の場合はR1は同一であって
もよいし、異なっていてもよく、nが2以上の場合はR
2は同一であってもよいし、異なっていてもよい。また
、lは3〜50である。) で表される繰返し単位を有するポリカーボネート部と、
次の一般式 (式中、R’、R’およびR5は、それぞれ水素原子、
炭素数1〜6のアルキル基またはフェニル基であり、そ
れらは同一であってもよいし、異なっていてもよい。ま
た、p、qはそれぞれOまたは1以上の整数である。) で表される繰返し単位を有するポリオルガノシロキサン
部からなるものである。このポリオルガノシロキサン部
の重合度は通常、5〜300である。
上記のポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重
合体は、上記一般式(1)で表される繰返し単位を有す
るポリカーボネート部と、上記−形式[■]で表される
繰返し単位を有するポリオルガノシロキサン部とからな
るブロック共重合体であって、粘度平均分子量io、o
oo〜40.000、好ましくは15,000〜35.
000のものである。
このようなポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン
共重合体は、例えば、予め製造されたボJカーボネート
部を構成するポリカーボネートオリゴマーと、ポリオル
ガノシロキサン部を構成する、末端に反応性基を有する
ポリオルガノシロキサンとを、塩化メチレン、クロロヘ
ンゼン、ピリジン等の溶媒に溶解させ、ビスフェノール
の水酸化ナトリウム水溶成を加え、触媒としてトリエチ
ルアミンやトリメチルヘンシルアンモニウムクロライド
等を用い、界面反応することにより製造することができ
る。また、特公昭44−30108号公報や特公昭45
−20510号公報に記載さた方法によって製造された
ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重合体を
用いることもできる。
上記−形式CI)で表される繰返し単位を有するポリカ
ーボネートは、溶剤法、すなわち塩化メチレンなどの溶
剤中で公知の酸受容体、分子量調節剤の存在下、二価フ
ェノールとホスゲンのようなカーボネート前駆体との反
応または二価フェノールとジフェニルカーボネートのよ
うなカーボネート前駆体とのエステル交換反応によって
製造することができる。
ここで好適に使用し得る二価フェノールとしては、ビス
フェノール類があり、特に2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン(ビスフェノールA)が好ましい
また、ビスフェノールAの一部または全部を、他の二価
フェノールで置換したものであってもよい。ビスフェノ
ールA以外の二価フェノールとしては、例えばビスフェ
ノールA以外のビス(4ヒドロキシフエニル)アルカン
、ハイドロキノン、44゛−ジヒドロキシジフェニル、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロアルカン、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)スルフィト、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)スルホキシド、ビス(4−ヒドロキシフェニル
)エーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケトンの
ような化合物、またはビス(3,5−ジブロモ−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、ビス(3,5−ジクロロ
−4−ヒドロキシフェニル)プロパンのようなハロゲン
化ビスフェノール類などを挙げることができる。
このポリカーボネートは、これらの二価フェノール1種
を用いたホモポリマー(オリゴマー)であってもよいし
、2種以上を用いたコポリマーであってもよく、さらに
は多官能性芳香族化合物を前記二価フェノールと併用し
て得られた熱可塑性ランダム分岐ポリカーボネートであ
ってもよい。
また、上記−形式[INで表される繰返し単位を有する
ポリオルガノシロキサンは、例えば、ジアルキルジクロ
ロシランおよび/またはジアリールジクロロシランと、
水との反応により得ることができる。このようなポリオ
ルガノシロキサンの単量体としては、ジメチルシロキサ
ンやメチルフェニルシロキサン等が挙げられる。
次に本発明においては、(B)成分としてポリカーボネ
ート樹脂を用いる。
ここで(B)成分として用いられるポリカーボネート脂
は、前記−形式CI)で表される繰返し単位を有するも
のであり、前記した如く、例えば二価フェノールとホス
ゲンとを反応させることにより、容易に製造することが
できる。二価フェノールとしては、前記したものが挙げ
られる。
ここで用いるポリカーボネート樹脂は、機械的強度およ
び成形性の点から、その粘度平均分子量が10000〜
100,000のものが好ましく、特に20.000〜
40,000のものが好適である。
本発明における樹脂成分は上記(A) 、(B)成分か
らなるものである。本発明においては、樹脂成分100
重量部中に、上記(A)成分が5〜100重量%、好ま
しくは10〜90重量%、上記(B)成分が95〜O重
量%、好ましくは90〜10重量%の割合で配合される
。ここで(A)収骨の配合割合が5重量%未満であると
、耐衝撃性の向上が見られない。また、本発明において
は(A)成分のみでもよいが、(B) K分を配合する
ことにより、7長線時にオルガノシロキサン量を任意の
割合で調節することができる。
また、上記樹脂成分中のポリオルガノシロキサン量は、
0.1〜40重量%、好ましくは0.5〜35重量%と
すべきである。ここで上記樹脂成分中のポリオルガノシ
ロキサン量が0.1重量%未満であると、耐衝撃性の向
上が見られず、一方、40重量%を超えると、分子量の
充分な共重合体が得られないため、いずれも好ましくな
い。
ふた、本発明においては(C)成分として、ガラス繊維
を用いる。ここで用いるガラス繊維としては、含アルカ
リガラス、低アルカリガラス、無アルカリガラスのいず
れを用いることもてきる。このようなガラス繊維として
は、繊維長0.01〜8IIIO+、好ましくは0.0
3〜6Mのものが用いられる。また、このガラス繊維の
繊維径は、通常1〜20μmで充分である。なお、ガラ
ス繊維の形態については特に制限はなく、例えばロービ
ング、ミルドファイバー、チョツプドストランFなど、
いずれの形態のものも用いることができる。これらのガ
ラス繊維は、単独で用いられるほか、2種以上を組み合
わせて用いることもできる。
さらに、このようなガラス繊維としては、前記樹脂成分
との親和性を高めるために、アミノシラン系、エポキシ
シラン系、ビニルシラン系、アクリルシラン系等のシラ
ン系カップリング剤を用いるシラン処理;クロム錯化合
物等を用いるクロム処理;ホウ素化合物を用いるボラン
処理などの各種表面処理を施し、さらに必要によりエボ
キン樹脂、ウレタン樹脂などで集束処理したものを用い
ることが好ましい。
本発明において(C)成分として用いるガラス繊維は、
前記(A) 、(B)成分からなる樹脂成分100重量
部に対して、5〜120重量部、好ましくは15〜11
0重量部の割合で配合される。ここで(C)成分として
用いるガラス繊維の配合割合が5重量部未満であると、
充分な機械的強度、剛性耐熱性が得られず、また成形収
縮率もそれほど低下しない。一方、(C)成分として用
いるガラス繊維を120重量部を超えて添加しても、機
械的強度、剛性、耐熱性などの向上は殆ど認められず、
逆に流動性や成形具の外観が悪化し、比重が大きくなる
ため好ましくない。
さらに、本発明においては(D)成分として板状フィラ
ーおよび/または粒状フィラーを用いる。
ここで板状フィラーとして具体的には、例えばガラスフ
レーク、マイカ、タルク等を挙げることができる。
この板状フィラーとしては、長径が2000μm以下、
好ましくは1−1000μmであり、かつアスペクト比
(フィラーの長径と厚みの比)が5以上、好ましくは1
0以上のものが用いられる。ここで板状フィラーの長径
が2000μmを超えるものであると、配合したときに
分級が生し、樹脂と均一に混合することが困難になると
ともに、得られる成形具に斑点を生しさせるおそれがあ
るため、好ましくない。また、板状フィラーのアスペク
ト比が5未満のものであると、得られる成形具の熱変形
温度の向上が不充分であるとともに、アイソソト衝撃強
度が低下しがちになるため好ましくない。
また、粒状フィラーとして具体的には、例えばガラスピ
ーズ、ガラスパウダー、炭酸カルシウム等を挙げること
ができる。
この粒状フィラーとしてシよ、通常、球状のものを指称
するが、本発明においては球状のものに限られず、上記
した如く、ガラスパウダー等を含むより広汎な概念であ
る。なお、ここで球状とは真球状だけでなく、ある程度
楕円状のものでも差し支えない。このような粒状フィラ
ーとしては、粒径が0.5〜200μm、好ましくは2
〜60μmのものが用いられる。
なお、ここで言うガラスピーズは、上記の如き微小な径
を有するガラスの球状物である。
また、ガラスパウダーは、ガラス繊維を細断あるいは粉
砕することによって得られるものであり、繊維径8〜2
0um、繊維長30〜200μmのものが多い。このこ
とからして、厳密に言えば、ガラスパウダーは、粒状フ
ィラーに属さないかも知れないが、本発明ではこのもの
を含む概念として粒状フィラーを定義している。
本発明においては、以上の如き板状フイラ粒状フィラー
をそれぞれ単独で、あるいはこれらを2種以上組み合わ
せて(D)成分として用いることができる。
このような板状フィラーおよび/または粒状フィラーの
うち、特にガラスフレーク、ガラスピーズ、ガラスパウ
ダー等の如きガラスフィラーを用いることが好よしい。
なお、このようなガラスフィラーを(D)成分として用
いる場合、樹脂成分との親和性を改良するために、前記
した(C)成分と同様に各種表面処理を施したものを用
いることも有効である。
本発明における上記(D)成分の配合割合は、前記した
(A) 、 (B)成分からなる樹脂成分100重量部
に対して、通常、5〜120重量部、好ましくは15〜
110重量部である。ここで(D)成分の配合割合が5
重量部未膚であると、寸法精度、特に異方性を向上させ
る効果が小さく、しかも機械的物性の向上も不充分であ
る。一方、(D) 1分の配合割合が120重量部を超
えると、流動性、外観が悪化するため、好ましくない。
特に、(D)成分としてガラスフレークを用いた場合に
は外観が悪くなるため好ましくない。
なお、本発明においては、前記(C)成分と上記(D)
 1分とを合計で、前記樹脂成分100重量部に対して
、20〜150重量部の割合で用いることが、寸法精度
と機械的強度のバランスの上から好ましい。
本発明のガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂組成物は
、基本的には上記の如き(A)〜(D)成分からなるも
のであるが、本発明の目的を阻害しない限り、各種添加
剤を必要に応して配合することができる。例え:よ、炭
素繊維、金属繊維、無機充填剤、金属粉末、紫外線吸収
剤、難燃剤、難燃助剤1着色剤などを配合することがで
きる。
本発明のガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂組成物は
、以上の各成分を配合し、混練することにより得ること
ができる。なお、配合、混練方法は通常の方法で行えば
よく、例えばリボンブレンダ ヘンシェルミキサー2バ
ンバリーミキサ−トラムタンブラ−2単軸スクリユ一押
出機、2軸スクリュー押出機、コニーダ、多軸スクリュ
ー押出機等により行なうことができる。また、混練に際
しての加熱温度は通常、250〜300°Cが適当であ
る。
〔実施例3 次に、本発明を実施例により詳しく説明する。
製造例1−1 (末端フェノールポリジメチルシロキサ
ンの製造) 1483 gのオクタメチルシクロテトラシロキサン、
33.5gのl、L3,3−テトラメチルジシロキサン
および35gの86%硫酸を混合し、室温で17時間攪
拌した。その後、油相を分離し、25gの炭酸水素ナト
リウムを加え、1時間攪拌した。濾過後、150°Cで
3 torrにて真空華留し、低沸点物を除去した。
60gの2−アリルフェノールと0.0014 gの塩
化白金−アルコラート錯体としてのプラチナとの混合物
に、上記で得られた油294gを90″Cの温度で添加
した。この混合物を90″Cから115°Cの温度に保
ちながら3時間攪拌した。生成物を塩化メチレンで抽出
し、80%の水性メタノールで3回洗浄し、過剰の2−
アリルフェノールを除去した。この生成物を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、真空中で115°Cの温度まで溶剤
を留去し、末端にフェノール性水酸基を有する反応性ポ
リジメチルシロキサン(以下、末端フェノールPDMS
という。)を得た。
得られた末端フェノールPDMSは、NMR測定により
、ジメチルシラノオキシ単位の繰返しは80であった。
製造例1−2(末端フェノールPDMSの製造)製造例
1−1において、1,1,3.3−テトラメチルジシロ
キサンの配合量を18.1gに変えたこと以外は、製造
例1−1と同様にして行なった。
得られた末端フェノールPDMSは、NMR測定により
、ジメチルシラノオキシ単位の繰返しは150であった
製造例1−3(末端フェノールPDMSの製造)製造例
1−1において、1,1,3.3−テトラメチルジシロ
キサンの配合量を7.72 gに変えたこと以外は、製
造例1−1と同様にして行なった。
得られた末端フェノールPDMSは、NMR測定により
、ジメチルシラノオキシ単位の繰返しは350であった
製造例2(ポリカーボネートオリゴマーの製造)400
2の5%水酸化ナトリウム水7容7夜に60kgのビス
フェノールAを7容解させ、ビスフェノールAの水酸化
ナトリウム水溶液を調製した。次いで、室温に保持した
、このビスフェノールAの水酸化ナトリウム水l容戒を
138 ff /時間の流量で、またメチレンクロライ
ドを691/時間の流量で、内径10mm、管長10m
の管型反応器に、オリフィス板を通して導入し、これに
ホスゲンを並流して10.7kg/時間の流量で吹き込
み、3時間連続的に反応させた。なお、ここで用いた管
型反応器は二重管となっており、ジャケント部分には冷
却水を通して反応液の排出温度を25°Cに保った。ま
た、排出液のpHは10〜11を示すように調整した。
このようにして得られた反応液を静置することにより、
水相を分離除去し、メチレンクロライド相(22op)
を採取して、これにさらに、メチレンクロライド170
 Nを加え、充分に攪拌しfこものをボリカーボ不一ト
オ+)−f−7−Ua度317 g/l) トシタ。
ここで得られたポリカーボネートオリゴマー(以下、P
Cオリゴマーという。)の重合度は3〜4であった。
製造例、3−1  (PCIDMS共重合体の製造)製
造例1−1で得られた末端フェノールPDM591gを
メチレンクロライド21にン容解し、これを製造例2で
得られたPCオリゴマー10fと混合した。そこへ水酸
化ナトリウム26 gを水11に溶解させたものと、ト
リエチルアミン5.7 ccとを加え、500ppmの
回転数で室温にて1時間撹拌しfコ。
その後、5.2重量%の水酸化ナトリウム水?WM52
にビスフェノールA 600gを溶解させたもの、メチ
レンクロライド81およびp −tert−ブチルフェ
ノール81 gを加え、500rpmの回転数で室温に
て2時間攪拌した。しかる後、メチレンクロライド51
を加え、さらに水51で水洗、0.01規定の水酸化ナ
トリウム水溶液51でアルカリ跣浄、0.1規定の塩酸
51で酸洗浄、水5nで水洗を順次行ない、最後にメチ
レンクロライドを除去し、チップ状のP C−PDMS
共重合体を得た。
このようにして得られたP C−PDMS共重合体の粘
度平均分子量(M v ) 、 PDMS鎖長(ジメチ
ルシラノオキシ単位) 、 PDMS含有率(NMRで
測定)を第1表に示す。
製造例3−2〜3−11 (P C−PDMS共重合体
の製造) 製造例3−1において、第1表に示す末端フェノールP
DMSを第1表に示す所定割合で用い、かつp−ter
t−ブチルフェノールを第1表に示す所定割合で用いた
こと以外は、製造例3−1と同様にして行ない、チップ
状のP C−PDMs共重合体を得た。
このようにして得られたP C−PDMS共重合体の粘
度平均分子量(M v ) 、 PDMS鎖長(ジメチ
ルシラノオキシ単位) 、 PDMS含有率を第1表に
示す。
製造例3−12 P C=PDMSPDMS共重合体バイエル社製、マク
ロロンType 1207を用いた。このもののPDM
S含有率は4.8重量%であった。
*I  Mv:ウヘローデ型粘度管にて、20’Cにお
ける塩化メチレン溶液の粘度 より換算した。
*2  PDMS鎖長の測定 : PDMS鎖長は、’H−NMRで0.2ppmに見
られるジメチルシロキサンのメチ ル基のピークと、2.6ppmに見られルP C−PD
MS結合部のメチレン基のピークの強度比で求めた。
*3  PDMS含有率の測定 : PDMS含有率は、’H−NMRで1.7ppmに
見られるビスフェノールAのイソ プロピルのメチル基のピークと、 0.2ppmに見られるジメチルシロキサンのメチル基
のピークの強度廿 で求めた。
7〜′  、−”一 実施例1〜22および比較例1〜12 直径57mmのヘント付き二軸押出機を用い、第2表の
条件にて、製造例3−1〜3−12で得られたP C−
PDlIS共重合体および所望によりポリカーホネート
樹脂(商品名:タフロンA−2500、平均分子125
,000、出光石油化学株製)をト、ブフイードし、ガ
ラス繊維(長さ3mm、径13μm)′8よび、ガラス
フィラーとしてガラスピーズ(平均粒径35μm) (
実施例1〜10.実施例13〜20.実施例22および
比較例1.3.5.6と比較例8〜12)、ガラスフレ
ーク(平均厚さ4μm、径0.15〜1.7圓)(実施
例11.21および比較例7)またはガラスパウダー(
長さ70μm、径9μm) (実施例12)を、サイド
フィートで添加し、シリンダー温度280″Cで溶融混
練し、ペレット化した。
得られたペレントを120°Cで10時間予備乾燥後、
射出成形機を用いてシリンダー温度300°C5金型温
度80゛Cで射出成形し、物性を下記の如くして測定し
た。結果を第2表に示す。
■)アイヅノド衝撃強度 :JIS  K−7110に準拠 2)曲げ弾性率 :JIS  K−7203に準拠 3)成形収縮率(寸注精度) : 140 x140 x3 mm (フィルムゲート
)の射出成形試験片について、縦方向(MD)および横
方向(TD)の成形収縮率を、20倍の万能投影機にコ
ン■製)を用いて 測定した。また成形品の異方性をMD/TDの比で示し
た。
4)離型性 :次の2通りで行なった。
■円筒法(単位:kg/cJ) 円筒状の金型を用いて、突出しく離型)時の離型抵抗を
測定した。抵抗値が低いほど、離型性が良好である。
■リブ法(単位二%) 最小充填圧から圧力を上げ、突出し時、離型不良になる
圧力を求め、この離型不良になる圧力と、最小充填圧と
の圧力差を、最小充填圧で除して評価を行なった。
圧力差が大きいはど離型性が良好である。
〔発明の効果〕
本発明のガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂組酸物は
、従来のガラス繊維強化ポリカーボネト樹脂組威物に比
し、寸広精度、衝撃特性、離型性等の物性に優れたもの
である。
従って、本発明のガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂
組酸物は、各種工業用材料、特にOA機器などの素材と
して有効に用いることができる。
・三ユニ:ニーJ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサ
    ン共重合体5〜100重量%および(B)ポリカーボネ
    ート樹脂95〜0重量%からなる樹脂成分であって、該
    樹脂成分中のポリオルガノシロキサン量が0.1〜40
    重量%である樹脂成分100重量部に対して、(C)ガ
    ラス繊維5〜120重量部および(D)板状フィラーお
    よび/または粒状フィラー5〜120重量部を配合した
    ことを特徴とするガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂
    組成物。
  2. (2)樹脂成分100重量部に対して、(C)ガラス繊
    維と、(D)板状フィラーおよび/または粒状フィラー
    とを、合計で20〜150重量部を配合したことを特徴
    とする請求項1記載のガラス繊維強化ポリカーボネート
    樹脂組成物。
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