JP2007514011A - シリコーンゲルをプラスチックに接着させるための方法 - Google Patents

シリコーンゲルをプラスチックに接着させるための方法 Download PDF

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Abstract

プライマー材料を用いてシリコーンゲルの基材への接着性を増大させるための方法。該方法は、医療用プロテーゼをヒトまたは動物の身体に接着させるために特に有用である。

Description

本発明は、シリコーンゲルを基材に接着させるための方法に関し、プライマー材料を用いて、シリコーンゲルの基材への接着性を増大させる。この方法は、シリコーンゲルによりプロテーゼがヒトまたは動物の身体に接着されるように、シリコーンゲルを医療用プロテーゼに接着させるために特に有用である。
シリコーンPSAを含む感圧接着剤(PSA)、およびこのような接着剤を含有するテープは、当該技術分野において知られており、多くのものが市販されている。典型的に、シリコーンPSAは、シリコーン液およびシリコーン樹脂の凝縮ブレンド(condensed blend)を含む。典型的に、このようなシリコーンPSAは、薄いコーティングとして基材と基材の間に施されて、これらを一緒に接着する。
同様に、当該技術分野では、シリコーンPSAを医療用途で使用することも知られている。例えば、シリコーンPSAを用いて、経皮的なドラッグデリバリーデバイスおよび医療用プロテーゼを患者に接着させることが知られている。
しかしながら、シリコーンPSAは、医療用途におけるその使用を制限する多数の特性を有し得る。例えば、シリコーンPSAの接着強度は非常に大きいので、PSAを除去する際に、患者の皮膚または被接着物は損傷されうることが多い。更に、シリコーンPSAは、皮膚の温度でコールドフロー特性を示すことが多い。そのようにして、結果として生じる柔軟性のないPSA層は、患者の身体において、非常に不快であり得る。最後に、皮膚および/または被接着物にPSAコーティングを残したまま、シリコーンPSAが担体から剥離することがよくある。これは外観上の問題だけでなく、接着剤を再使用することをも制限する。
また当該技術分野ではシリコーンゲルも知られており、例えば、国際公開第95/22997号パンフレット、国際公開第96/09076号パンフレットおよび欧州特許第300,620号明細書に記載されている。これらのゲルは、例えば、誘電体、振動ダンパーとして、および皮膚の瘢痕または負傷(例えば、擦過傷、手術領域または熱傷)の医学治療において使用されている。この後者の使用では、シリコーンゲルは、患者の皮膚に接着するための1つの粘着性表面と、ゲルへの望ましくない接着(例えば、患者の衣類)を抑制するための1つの非粘着性表面とを有するシート形態である。接着性ゲルは、欧州特許第995,347号明細書においても同様に開示されたが、本発明のプライマーはそこには記載されなかった。
しかしながら、シリコーンゲルがプラスチックなどの特定の基材と接合される場合、シリコーンゲルとプラスチックとの間の接着強度はしばしば非常に弱いので、剥離することが多い。そのようなものとして、シリコーンゲルが、プロテーゼをヒトまたは動物の身体に接着させるための接着剤として使用される場合、ゲルは、ゲルが貼付されたヒトまたは動物の身体から剥離する前にプロテーゼから剥離することが多い。
シリコーンのプラスチックへの接着性を増大させるために、当該技術分野では、プラスチック表面などの基材をコロナ、フレーム、およびプラズマなどの手段で処理することが提案されている。このような処理は有益であるが、連続的なコーティングラインで実行するのは困難である。さらに、基材への損傷(例えば、熱損傷)を防止するため、またはシリコーン材料の硬化を抑制するために、処理は正確に制御されなければならない。
本発明者らは、現在、シリコーンゲルと基材との間にプライマー材料を置くことによってゲルの基材への接着強度が増大されることを発見した。
従って、本発明は、その態様の1つにおいて、シリコーンゲルを基材に接着させるための方法を提供する。該方法は、まずシリコーンゲルを形成することを含む。次に、シリコーンゲルの表面は、プライマー材料で処理される。シリコーンゲルの処理された表面は、次に、接着すべき基材の表面に接合される。
代替的な実施の形態では、シリコーンゲルが形成される。次に、ゲルを接着すべき基材の表面がプライマー材料で処理される。次にシリコーンゲルは、ゲルを接着すべき基材の処理された表面と接合される。
本発明は、そのもう1つの態様において、基材を含む組成物を提供する。基材の表面上にはプライマー材料がある。プライマー材料の上には、シリコーンゲル層がある。
本発明は、そのさらにもう1つの態様において、プロテーゼをヒトまたは動物の身体に接着させるための方法を提供する。該方法は、剥離性基材上にシリコーンゲル層を形成することを含む。シリコーンゲルまたはプロテーゼの表面は、チタネート材料で処理される。シリコーンゲルの表面は、次に、プロテーゼと接合される。プロテーゼが貼付されたシリコーンゲルは、剥離性基材から取り外される。プロテーゼが貼付されたシリコーンゲルは、ヒトまたは動物の身体に貼付される。
このプロセスを用いて、プラスチック、天然高分子材料(例えば、コラーゲン、木材、コルク、革)、金属、ガラス、セラミックまたは複合体などの基材にシリコーンゲルを接着させることができる。
本発明で使用されるゲルの接着特性および物理特性は、プライマー材料および/またはゲルを変更することによって、特定の最終用途に合わせることができる。さらに、取り外しが容易であるため、および取り外し後も通常ゲルがその粘着性を保持するために、本発明のゲルは再使用することができる。さらに、再使用できるということは、医療用プロテーゼの容易で快適な再配置を可能にする。最後に、シリコーンゲルはコールドフローがなく、それ自体十分に柔らかく、ヒトまたは動物による快適な使用を可能にする。
[説明]
本発明の方法は、その最も一般的な形態では、シリコーンゲルの基材への接着性を増大させるためにプライマー材料を使用することを含む。基材は、プラスチック、天然高分子材料(例えば、コラーゲン、木材、コルク、革)、金属、ガラス、セラミックまたは複合体を含むことができる。
ここで使用される基材は、当業者に既知であるプラスチックまたは樹脂から成り得る。代表例としては、低密度ポリエチレンおよび高濃度ポリエチレン等のポリエチレン類、ポリプロピレン類、ポリブチレン類、ポリメチレンペンテン類、ポリエチレンビニルアセテート(EVA)ならびにそれらの共重合体、ポリビニル類、ポリビニルアセテート類、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラ−ル、ポリビニルホルマール、ポリウレタン類およびポリウレタン尿素類、例えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニレンおよびコポリビニルクロライドプロピレンのようなポリ塩化ビニル誘導体、ポリスチレン類ならびに例えばコポリスチレンブタジエン、ポリスチレンアクリロニトリルおよびポリアクリロニトリルブタジエンスチレンのようなそれらの共重合体、ポリアクリル酸ならびに例えばポリメチルメタクリレート、エチレン/ブチルアクリレート共重合体、エチレン/メチルアクリレート共重合およびエチレン/メタクリル酸共重合体のようなポリアクリレート誘導体、ポリアクリロニトル、例えばPETE、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリビニルアセテートおよびポリ乳酸グリコール酸誘導体を含むポリエステル類、例えばニトロセルロース、エチルセルロース、セルロースアセテート、セルロースアセテートブチラートおよびセルロースプロピオネートのようなセルロースフィルム類、ポリイミド類、例えば、ナイロンのようなポリアミド類、エポキシおよびフェノールプラスチック類、シリコーンエラストマー類、ポリカーボネート類、フェノプラステ(phenoplastes)、例えばポリテトラフルオロエチレンおよびポリフッ化ビニリデンのようなフッ素化重合体類、ポリオキシメチレン類、ポリフェニルオキサイド類、例えばPSU、PESUおよびPPSUのようなポリスルホン類、ポリフェニレンスルフィド、シリコーン類、ならびに多糖系材料を含んでいる。
本発明で使用される基材は、ほとんどどんな構造でもよい。例えば、プロテーゼ、または連続もしくは有孔プラスチックフィルム、不織布フィルム、編生地、繊維網、発泡体、金属、ガラスまたはセラミック材料の形態であり得る。本明細書中では、多くの場合、プロテーゼ形態の基材を有することが好ましい。例としては、胸部プロテーゼ、カテーテル、カニューレ、ドレナージバッグ、ユリドーム(uridome)、失調症デバイス、衛生ナプキン、嚢(pouch)、人造ヘアピース(例えば、かつら)、チューブ、オストミーおよび関連デバイス、手術用ドレープ(surgery drape)、フェイシャルマスク、手袋などがあげられる。
本発明で使用されるシリコーンゲル層は、最終用途で所望される特性を有するように選択されなければならない。プロテーゼを患者に接着させるために使用される場合、ゲルは、患者の身体に接着するために十分な粘着性を有さなければならない。またシリコーンゲルは、ユーザーにとって快適であるように柔らかくなければならず、および目的とする用途に対して耐久性であるように非破砕性でなければならない。
本発明で使用されるゲルは、一般に、当該技術分野において知られているように、反応基を有する直鎖状または分枝鎖状シリコーンから形成される。このような反応基は、硬化中に架橋反応を受ける。架橋反応の例としては、Si−H反応基を有するシリコーンが、白金またはロジウム触媒の存在下で、脂肪族不飽和反応基を有するシリコーンと反応するヒドロシリル化反応がある。あるいは、反応は、金属触媒の存在下におけるSi−OH反応基を有するシリコーンと、アルコキシ反応基を有するシリコーンまたは鎖延長剤(例えば、シラン)との反応を含むことができる。さらにもう1つの別の実施形態では、Si−OH含有ポリマーを有するシリコーンは、チタネート触媒の存在下、アルコキシシランと混合される。また、米国特許第6,512,072号明細書(参照されて本明細書中の一部とする)に記載されるようなその他の既知の硬化メカニズムも、本明細書において有効である。
本明細書における好ましいゲルは、アルケニル置換ポリジオルガノシロキサン、好ましくはケイ素が結合されたビニル、アリルまたはヘキセニル基を有するポリジメチルシロキサンと、ケイ素結合水素原子を含有するオルガノシロキサンと、白金金属またはこれらの化合物もしくは錯体などの、SiH基とSi−アルケニル基の反応のための触媒とを反応させることによって得られる。このような組成物は通常の周囲温度で硬化するが、高温、例えば約40℃〜約120℃にさらされることによって、硬化を促進することができる。
上記反応において使用される好ましいSi−HおよびSi−アルケニルシロキサンは、5〜60,000mm/秒の範囲の粘度を有する。(SiHとしてのH)/(Si−アルケニルとしてのアルケニル)の好ましい比率は、通常、0.1:1〜10:1の範囲である。
所望であれば、充填剤、顔料、低温硬化抑制剤、接着性を改善するための添加剤、医薬剤、美容剤、樹脂、流体、またはゲルにおいて従来使用されているその他の材料を含む(これらに限定されない)その他の成分が本発明のゲルに含まれてもよい。
適切なゲルおよびゲル形成組成物は、例えば、英国特許第849,885号明細書、同第945,580号明細書、および同第2,192,142号明細書、米国特許第3,020,260号明細書、ならびに欧州特許第399,520号明細書、欧州特許第261,167号明細書、欧州特許第300,620号明細書および欧州特許第322,118号明細書に記載されており、これらは参照されて本明細書の一部とする。
ゲルの粘稠度、強度および粘着性は、材料中の反応基の比率およびポリマーの粘度などを含む多数の因子によって決定される。この比率をどのようにして調整して、目的とする用途のために所望される特性を有する生成物を得るかは、当業者には分かるであろう。
ASTM D−217−88に基づくコーン貫入試験法により測定すると、ゲルは、多くの場合、62.5gの加重されたコーンカテゴリー1806−1で50mm〜300mmの貫入を有する。
一般に、ゲルは、約100〜4500g/mの範囲のコーティング重量、あるいは約150〜1200g/mの範囲の密度を有する。このようなゲルは、一般に、約0.2〜約5mm、あるいは0.2〜1.5mmの範囲の厚さを有するであろう。
シリコーンゲルの接着強度は、所望の用途のための接着性を保持するのに十分でなければならない。プロテーゼを患者に接着させるためにゲルが使用される場合、ゲルの接着強度は、プロテーゼが患者に付着したままであることを保証するのに十分でなければならず、しかしながら、ゲルが除去されるときに過剰な数の皮膚細胞が除去されるほど強力であってはならない。プローブタックテスター(Probe Tack Tester)で測定される場合、粘着性は、一般に、50g〜500g、あるいは150g〜350gである。接着特性は、テクスチャーアナライザ(直径1.27cm(1/2インチ)の円筒型デルリン(Derlin)プローブ、100gfを5秒間印加、および分離速度10mm/s)を用いて測定することもでき、粘着性は、一般に、50gf〜500gfである。
またシリコーンゲルは、ユーザーにとって快適であることを保証するために、十分に柔らかく、且つ柔軟性でなければならない。しかしながら、一般に、柔らかいと、結果としてより弱いゲルがもたらされるので、これらの2つの因子は、ゲルの選択および調合において考慮されるべきである。
所望であれば、患者に接着されるゲル表面は、使用の前に、剥離ライナーで被覆または保護され得る。シリコーンゲルとこのような剥離ライナーとの間の接着強度は、ゲルと基材材料との間の接着強度よりも明らかに低いので、剥離ライナーは、シリコーンゲルから剥がすことができ、下側の粘着性ゲルが露出される。適切な剥離ライナー材料は当該技術分野において知られており、例えば、シリコーン、フッ素化シリコーン、フッ素ポリマー、ポリエチレン、エチルアセテートビニルポリマー、PVCなどのプラスチックまたは多層材料を含むことができる。さらに、剥離ライナーは、適切な剥離コーティングがコートされた広範な種類の材料(例えば、紙)から製造され得る。最後に、剥離コーティングの表面は、平滑、エンボス加工、またはその他の望ましい任意の形態でもよい。
上記のように、シリコーンゲルは、プラスチックなどの特定の基材に対して十分に接着せず、そのため剥離することが多い。そのようなものとして、本出願人らは、本明細書において、シリコーンゲルまたは基材のいずれかの表面をプライマーで下塗りすることによって、シリコーンゲルの基材への接着強度が増大されることを発見した。
適切なプライマーとしては、デュポン(Dupont)(登録商標)により商品名Tyzor(登録商標)で市販されている有機チタネートなどのチタネート材料と、有機ジルコネートと、ジメチル、メチル水素シロキサン、トリメチルシロキシ末端、メチル水素シロキサン、トリメチルシロキシ末端、ジメチルシロキサン、水素末端、およびメチル水素シクロシロキサンなどの水素官能性シロキサンと、1,3−ジエテニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体(白金)などの白金誘導体とが挙げられる。
典型的に、プライマーは純粋な材料として塗布されるか、または所望であれば、プライマーは、揮発性シリコーン、炭化水素(例えば、ヘプタン)、アルコール(例えば、イソプロピルアルコール)などの希釈剤中に希釈する(例えば、0.1重量%〜50重量%のプライマー)こともできる。
プライマーは、噴霧、ブラッシング、ブレードによるコーティング、ロール転写コーティング、ワイピング、ディッピングなどの既知の手段によって、表面に塗布することができる。
プライマー組成物は、上記に含まれるもの以外の材料を含有してもよい。例えば、プライマーは、シリコーン接着剤などのその他の接着剤、例えばシラン(例えば、トリメトキシシラン)などのその他の接着促進剤、安定剤、光またはUV吸収剤、顔料、染料、インク、水分および気体の浸透に対するバリア材料、保存料、界面に残ってもシリコーンゲルから放出されてもよい医薬または化粧料などを含有することができる。
本発明の組成物は、任意の望ましい技法により製造することができる。1つの例には、例えば剥離性基材上において、例えば成形、カレンダー加工、押出、噴霧、ブラッシング、手による塗布、コーティング、またはキャスティングなどの既知の手順によってゲル(例えば、シートとして)を予め形成することが含まれる。次に、ゲルまたは基材の表面をプライマーで処理することができ、処理されたゲル/基材は、基材と接合される。例えば、ゲルは、適切な基材上でゲル形成組成物をキャスティングおよび硬化させることにより予め形成(例えば、シートとして)することができる。次に、ゲルの表面をプライマーで処理することができ、ゲルの処理された表面は基材と接合される。あるいは、ゲルは、適切な基材上でゲル形成組成物をキャスティングおよび硬化させることにより予め形成(例えば、シートとして)することができる。次に、基材の表面をプライマーで処理することができ、基材の処理された表面はゲルと接合される。
上記のプロセスにおいて、ゲル形成組成物は、噴霧、コーティング、バーコーティングなどの技法によって塗布することができる。所望であれば、ゲル形成組成物は、有機溶媒、低分子量シリコーンまたはその他の適切な溶媒などの揮発性溶媒中の分散液または溶液として使用することができ、そしてその後、溶媒が蒸発され得る。
上記のプロセスにおいて、ゲル形成組成物は、連続層として、有孔層として、またはライン、ドット、円などのさまざまなデザインを形成する不連続層として塗布することができる。あるいは、ゲルは、任意の望ましい形状に形成され得る。
上記のプロセスにおいてゲルが塗布される基材は、所望の形状を組成物に与えるどんな表面でもよい。従って、ゲル形成組成物が上に分散される連続ベルトでもよい。組成物の粘稠度に応じて、基材は、その縁部に、硬化が生じるまで組成物の流動を制限するためのバリアを有することができる。好ましくは、基材は、ゲルが容易に取り外されて使用されるように剥離性基材である。
所望であれば、基材は、例えば、適切な剥離コーティングを有して、または有さずに、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、紙、または複合体を含む従来のブリスターパッケージ材料のいずれかで製造された予め形成されたブリスターパッケージであり得る。
使用することができるその他のアプローチとしては、例えば、基材の表面をプライマーでコートした後、コートされた基材にシリコーンゲル前駆体を塗布し、該前駆体を硬化させてゲルにすることがある。あるいは、プライマーは、シリコーンゲル前駆体とブレンドされ、ゲル前駆体を基材上に付着した後、ゲル前駆体を硬化させてもよい。
上記で形成されたゲル組成物は、最終用途に基づいて所望されるどんなサイズおよび形状でもよい。例えば、円形、正方形または矩形でよく、および数平方センチメートルから数百平方cmを超えるまでさまざまであり得る。
本発明の組成物は、シリコーンゲルにより提供される接着が有用である用途において有用である。これには、例えば、電気部品または輸送デバイスの場合のように衝撃吸収を必要とする接着、および建造物の場合のように非剛性の接着を必要とする用途が含まれる。しかしながら、本発明のシリコーンゲル接着剤は、特に、医療用プロテーゼの患者への接着に適合される。このようなプロテーゼの例としては、胸部プロテーゼ、カテーテル、カニューレ、ドレナージバッグ、ユリドーム、失調症デバイス、衛生ナプキン、嚢、人造ヘアピース(例えば、かつら)、チューブ、オストミーおよび関連デバイス、手術用ドレープ、フェイシャルマスク、手袋、その他の医療デバイスなどのデバイスが挙げられる。
プロテーゼがヒトまたは動物に接着される場合、そのプロセスは、シリコーンゲル層を剥離性基材上に形成することを含むことができる。シリコーンゲルの表面は、チタネート材料で処理される。次に、シリコーンゲルの処理された表面は、プロテーゼに貼付される。最後に、プロテーゼが貼付されたシリコーンゲルは、剥離性基材から取り外されて、ヒトまたは動物の身体に貼付される。
その他の用途には、シリコーン接着剤テープ(例えば、シリコーンゲルをその上に有するポリウレタン不織布/布)、ゲルシーティング(例えば、ゲルをその上に有するポリウレタンフィルム)、創傷被覆剤(例えば、ゲルをその上に有するポリウレタンフィルムまたはポリウレタンフォーム)、包帯、接着ストリップ、手術用ドレープ(例えば、ゲルをその上に有するポリエチレン)、局所的または経皮的なパッチ、芳香剤/化粧品パッチなどの製造が挙げられる。
以下の実施例は、本発明を説明する。別途指示されない限り、すべての割合は重量によるものであり、すべての粘度は25℃によるものである。
(実施例1〜17)
実施例で使用した組成物は、以下に詳述されるように作製した。99.75重量%のビニル末端ポリジメチルシロキサンおよび0.25重量%の白金錯体触媒を含むパート(A)と、85重量%のビニル末端ポリジメチルシロキサンおよび15重量%のSi−H官能性ポリジメチルシロキサンを含むパート(B)とを等しい割合で混合することによって、ゲル形成組成物を製造した。
実施例において使用したプライマーは、以下の通りであった。
S1. 2−プロパノール(IPA)中、5%のチタン酸テトラ−n−ブチル(TNBT)+5%のトリメトキシメチルシラン(TMMS)
S2. IPA中、10%のTNBT+10%のTMMS
S3. ヘキサメチルジシロキサン(HMDS)中、5%のTNBT+5%のTMMS
S4. HMDS中、10%のTNBT+10%のTMMS
S5. IPA中、5%のTNBT
S6. IPA中、10%のTNBT
S7. HMDS中、5%のTNBT
S8. HMDS中、10%のTNBT
S9. 純粋なTNBT
[A.組成物を以下のように作製した]
Cl − 25cm×12.5cmのポリウレタンフィルム片上に、1gのS1をスプレーした。S1を室温で5分間乾燥させた。250g/mのゲル前駆体をMylar(登録商標)上にコートした。次に、S1がコートされたポリウレタンフィルムと、Mylar(登録商標)上にコートされたゲル前駆体とを、圧力をかけずに静かに積層させた。次に組成物を140℃で6分間硬化させた。
C2 − 25cm×12.5cmのポリウレタンフィルム片上に、1gのS2をスプレーした。S2を室温で5分間乾燥させた。250g/mのゲル前駆体をMylar(登録商標)上にコートした。次に、S1がコートされたポリウレタンフィルムと、Mylar(登録商標)上にコートされたゲル前駆体とを、圧力をかけずに静かに積層させた。次に組成物を140℃で6分間硬化させた。
C3 − 25cm×12.5cmのポリウレタンフィルム片上に、1gのS5をスプレーした。S1を室温で5分間乾燥させた。250g/mのゲル前駆体をMylar(登録商標)上にコートした。次に、S1がコートされたポリウレタンフィルムと、Mylar(登録商標)上にコートされたゲル前駆体とを、圧力をかけずに静かに積層させた。次に組成物を140℃で6分間硬化させた。
C4 − 25cm×12.5cmのポリウレタンフィルム片上に、1gのS6をスプレーした。S1を室温で5分間乾燥させた。250g/mのゲル前駆体をMylar(登録商標)上にコートした。次に、S1がコートされたポリウレタンフィルムと、Mylar(登録商標)上にコートされたゲル前駆体とを、圧力をかけずに静かに積層させた。次に組成物を140℃で6分間硬化させた。
C5 − エンボス加工したポリエチレンフィルム上に250g/mのゲル前駆体をコートした。ゲル前駆体を80℃で20分間硬化させた。25cm×12.5cmのポリウレタンフィルム片上に、1gのS1をスプレーした。S1を室温で5分間乾燥させた。エンボス加工したポリエチレンフィルム上のゲルと、プライマー処理したポリウレタンフィルムとを積層させ、80℃で3分間硬化させた。
C6 − エンボス加工したポリエチレンフィルム上に250g/mのゲル前駆体をコートした。ゲル前駆体を80℃で20分間硬化させた。25cm×12.5cmのポリウレタンフィルム片上に、1gのS2をスプレーした。S1を室温で5分間乾燥させた。エンボス加工したポリエチレンフィルム上のゲルと、プライマー処理したポリウレタンフィルムとを積層させ、80℃で3分間硬化させた。
C7 − エンボス加工したポリエチレンフィルム上に250g/mのゲル前駆体をコートした。ゲル前駆体を80℃で20分間硬化させた。25cm×12.5cmのポリウレタンフィルム片上に、1gのS3をスプレーした。S1を室温で5分間乾燥させた。エンボス加工したポリエチレンフィルム上のゲルと、プライマー処理したポリウレタンフィルムとを積層させ、80℃で3分間硬化させた。
C8 − エンボス加工したポリエチレンフィルム上に250g/mのゲル前駆体をコートした。ゲル前駆体を80℃で20分間硬化させた。25cm×12.5cmのポリウレタンフィルム片上に、1gのS4をスプレーした。S1を室温で5分間乾燥させた。エンボス加工したポリエチレンフィルム上のゲルと、プライマー処理したポリウレタンフィルムとを積層させ、80℃で3分間硬化させた。
C9 − エンボス加工したポリエチレンフィルム上に250g/mのゲル前駆体をコートした。ゲル前駆体を80℃で20分間硬化させた。25cm×12.5cmのポリウレタンフィルム片上に、1gのS1をスプレーした。S5を室温で5分間乾燥させた。エンボス加工したポリエチレンフィルム上のゲルと、プライマー処理したポリウレタンフィルムとを積層させ、80℃で3分間硬化させた。
C10 − エンボス加工したポリエチレンフィルム上に250g/mのゲル前駆体をコートした。ゲル前駆体を80℃で20分間硬化させた。25cm×12.5cmのポリウレタンフィルム片上に、1gのS6をスプレーした。S1を室温で5分間乾燥させた。エンボス加工したポリエチレンフィルム上のゲルと、プライマー処理したポリウレタンフィルムとを積層させ、80℃で3分間硬化させた。
C11 − エンボス加工したポリエチレンフィルム上に250g/mのゲル前駆体をコートした。ゲル前駆体を80℃で20分間硬化させた。25cm×12.5cmのポリウレタンフィルム片上に、1gのS7をスプレーした。S1を室温で5分間乾燥させた。エンボス加工したポリエチレンフィルム上のゲルと、プライマー処理したポリウレタンフィルムとを積層させ、80℃で3分間硬化させた。
C12 − エンボス加工したポリエチレンフィルム上に250g/mのゲル前駆体をコートした。ゲル前駆体を80℃で20分間硬化させた。25cm×12.5cmのポリウレタンフィルム片上に、1gのS8をスプレーした。S1を室温で5分間乾燥させた。エンボス加工したポリエチレンフィルム上のゲルと、プライマー処理したポリウレタンフィルムとを積層させ、80℃で3分間硬化させた。
C13 − エンボス加工したポリエチレンフィルム上に250g/mのゲル前駆体をコートした。ゲル前駆体を140℃で6分間硬化させた。エンボス加工したポリエチレンフィルム上のゲルと、25cm×12.5cmのポリウレタンフィルム片とを積層させ、140℃で3分間硬化させた。
C14 − 0.5%のTNBTおよび0.5%のTMMSと混合した250g/mのゲル前駆体を、未処理のポリウレタンフィルム上にコートした。ポリウレタンフィルム上のゲルと、Mylar(登録商標)片とを積層させ、140℃で6分間硬化させた。
C15 − 25cm×12.5cmのポリウレタンフィルム片をS9でワイピングし、次に、250g/mのゲル前駆体でコートした。ポリウレタンフィルム上のゲルと、Mylar(登録商標)片とを積層させ、140℃で6分間硬化させた。
B.C16 − エンボス加工したポリエチレンフィルム上に250g/mのゲル前駆体をコートした。ゲル前駆体を80℃で20分間硬化させた。次に、ゲルと、未処理のポリウレタンフィルムとを積層させ、80℃で3分間硬化させた。
C.C17 − エンボス加工したポリエチレンフィルム上に250g/mのゲル前駆体をコートした。ゲル前駆体を80℃で20分間硬化させた。次に、ゲルと、S9で処理したポリウレタンフィルムとを積層させ、80℃で3分間硬化させた。
[D.試験]
22℃において1メートル/分の速度で2.54cmのストリップが180°で剥離される剥離試験により、上記の組成物を試験した。以下の表は、結果を提供する。
Figure 2007514011
Figure 2007514011

Claims (20)

  1. シリコーンゲルを基材に接着させるための方法であって、
    シリコーンゲルを形成すること、
    前記シリコーンゲルの表面をプライマー材料で処理すること、および
    前記シリコーンゲルの前記処理した表面を、前記シリコーンゲルを接着すべき基材の表面に接合すること、
    を含む、シリコーンゲルを基材に接着させるための方法。
  2. 前記プライマー材料が、チタネート材料、ジルコネート材料、Si−H含有シロキサンおよび白金材料からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記基材が、ポリオレフィン、ポリビニル、ポリウレタンおよびポリウレタン−尿素、ポリ塩化ビニル誘導体、ポリアクリル酸およびポリアクリレート誘導体、ポリアクリロニトリル、ポリエステル、セルロースフィルム、ポリイミド、ポリアミド、エポキシおよびフェノールプラスチック、ポリカーボネート、フェノプラスト、エポキシ樹脂、フッ素化ポリマー、ポリオキシメチレン、ポリフェニレンオキシド、ポリスルホン、ポリフェニルスルフィド、シリコーンおよび多糖類ベースの材料からなる群から選択されるプラスチックである、請求項1に記載の方法。
  4. 前記基材が、天然高分子材料、コラーゲン、木材、コルク、革、金属、ガラス、セラミックまたは複合体からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記シリコーンゲル層が、約0.1mm〜5mmの範囲の厚さを有する、請求項1に記載の方法。
  6. 前記ゲルの表面が、剥離ライナーをその上に有する、請求項1に記載の方法。
  7. 前記プラスチックが、プロテーゼの形態である、請求項3に記載の方法。
  8. シリコーンゲルを基材に接着させるための方法であって、
    シリコーンゲルを形成すること、
    前記ゲルを接着すべき基材の表面をプライマー材料で処理すること、および
    前記シリコーンゲルを、前記基材の表面に接合すること、
    を含む、シリコーンゲルを基材に接着させるための方法。
  9. 前記プライマー材料が、チタネート材料、ジルコネート材料、Si−H含有シロキサンおよび白金材料からなる群から選択される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記基材が、ポリオレフィン、ポリビニル、ポリウレタンおよびポリウレタン−尿素、ポリ塩化ビニル誘導体、ポリアクリル酸およびポリアクリレート誘導体、ポリアクリロニトリル、ポリエステル、セルロースフィルム、ポリイミド、ポリアミド、エポキシおよびフェノールプラスチック、ポリカーボネート、フェノプラスト、エポキシ樹脂、フッ素化ポリマー、ポリオキシメチレン、ポリフェニレンオキシド、ポリスルホン、ポリフェニルスルフィド、シリコーンおよび多糖類ベースの材料からなる群から選択されるプラスチックである、請求項8に記載の方法。
  11. 前記基材が、天然高分子材料、コラーゲン、木材、コルク、革、金属、ガラス、セラミックまたは複合体からなる群から選択される、請求項8に記載の方法。
  12. 前記シリコーンゲル層が上に形成される前記基材は、剥離ライナーを含む、請求項8に記載の方法。
  13. 前記プラスチックが、プロテーゼの形態である、請求項10に記載の方法。
  14. シリコーンゲルを基材に接着させるための方法であって、
    シリコーンゲルを形成するための成分を混合すること、
    前記混合したシリコーンゲル成分の表面を、プライマー材料で処理すること、
    前記シリコーンゲル成分を硬化させること、および
    前記シリコーンゲルの前記処理した表面を、前記シリコーンゲルを接着すべき基材の表面に接合すること、
    を含む、シリコーンゲルを基材に接着させるための方法。
  15. シリコーンゲルを基材に接着させるための方法であって、
    シリコーンゲルを形成するための成分およびプライマー材料を混合すること、
    前記シリコーンゲル成分を硬化させること、および
    前記シリコーンゲルを、前記シリコーンゲルを接着すべき基材の表面に接合すること、
    を含む、シリコーンゲルを基材に接着させるための方法。
  16. 基材と、
    前記基材の表面上のプライマー材料と、および
    前記プライマー材料上のシリコーンゲルと、
    を含む、組成物。
  17. 前記プライマー材料が、チタネート材料、ジルコネート材料、Si−H含有シロキサンおよび白金材料からなる群から選択される、請求項16に記載の組成物。
  18. 前記基材がプラスチックである、請求項17に記載の組成物。
  19. プロテーゼをヒトまたは動物の身体に接着させるための方法であって、
    シリコーンゲルの層を剥離性基材の上に形成すること、
    前記シリコーンゲルの表面をチタネート材料で処理すること、
    前記シリコーンゲルの前記処理した表面をプロテーゼに貼付すること、
    前記剥離性基材を前記シリコーンゲルから除去すること、および
    前記シリコーンゲルをヒトまたは動物の身体に貼付すること、
    を含む、プロテーゼをヒトまたは動物の身体に接着させるための方法。
  20. プロテーゼをヒトまたは動物の身体に接着させるための方法であって、
    シリコーンゲルの層を剥離性基材の上に形成すること、
    プロテーゼの表面をチタネート材料で処理すること、
    前記プロテーゼの前記処理した表面を前記シリコーンゲルで接合すること、
    前記剥離性基材を前記シリコーンゲルから除去すること、および
    前記シリコーンゲルをヒトまたは動物の身体に貼付すること、
    を含む、プロテーゼをヒトまたは動物の身体に接着させるための方法。
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