JP2007513868A5 - - Google Patents

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サイトカインモジュレータ及び関係する使用法
本発明は、体内の炎症に関し、特に、炎症を調整して、炎症に伴う病状や疾病を治療することに関する。
本発明は、2003年9月12日出願の米国仮特許出願第60/502,755号の利益を主張し、同出願を参考文献として本願に援用する。
炎症は、身体に影響を及ぼす各種病状及び疾病に結びついている。例えば、関節の炎症は、滑液包炎、腱炎、筋炎、及び変形性関節症のような、関節炎及びリウマチ性疾患、並びに骨粗鬆症のような骨や関節の破壊性疾患によって引き起こされる症状又は構造上の変形を悪化させることが知られている。
炎症は、肥満症に伴うアテローム性動脈硬化症、血栓症、及びインスリン耐性のような各種心臓血管系の疾病及び代謝障害の進行を助長することも知られている。アテローム性動脈硬化症では、脳梗塞及び心筋梗塞の危険が増し、インスリン耐性は糖尿病の原因となる。
炎症はまた、アルツハイマー病のような神経疾患の発症の一因であるとも考えられている。
実際に、或る大がかりな研究は、炎症を、多岐にわたる各種慢性変形疾患と関連付けて捉えている。この研究では、炎症反応に到る信号伝達の連鎖を引き起こす前炎症化学物質であるサイトカインを産生するある種の細胞、即ちマクロファージが同定された。これらサイトカインは、異物及び感染物質、外傷又は慢性傷害、並びに化学的及び物理的に異常なストレスに応答して起きる炎症反応にある役目を果たしている。
従って、具体的にはマクロファージからのインターロイキン−1(IL−1)サイトカインである炎症性サイトカインの放出と信号伝達を調整するための治療法が開発されている。例えば、ヴィグネリー(Vignery)に与えられた米国特許第5,635,478号には、IL−1の放出を調整し、それによりリウマチ性関節炎を治療するための、カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)の利用が開示されている。IL−1の調整には高度に特殊なCGRPが効果を発揮するが、その利用には法外な費用がかかり、現時点では、この化合物が長期使用の場合に毒性効果を持っているか否かも未だ不確定である。
米国仮特許出願第60/502,755号 米国特許第5,635,478号 手順手引書、ヒトのIL−1(2001年)、米国カリフォルニア州カマリロ、Biosource International 「高感度C反応性タンパク質酵素免疫学的検定試験キット(2003年)、Life Diagnostics, Inc.
上記問題は、インターロイキンサイトカインを調整し、及び/又はインターロイキンサイトカインにより引き起こされる生理学的応答を調整する組成物を提供する本発明において解決される。この調整は、免疫応答及び/又は炎症状態の制御に有効である。或る態様では、本組成物は、ローズヒップと、ブラックベリー、ブルーベリー及びエルダーベリーの内の少なくとも1つとを含んでいる。別の態様では、本組成物は、ローズヒップとクリルオイルを含んでいる。更に別の態様では、本組成物は、ローズヒップ、ブラックベリー、ブルーベリー、エルダーベリー、及びクリルオイルを含んでいる。更に別の態様では、本組成物は、ローズヒップ、レスベラトロール、及びアフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)を含んでいる。更に別の態様では、本組成物は、ローズヒップ、レスベラトロール、及びアスタキサンチンを含んでいる。
第4の態様では、本組成物は、ローズヒップ、ブルーベリー、ブラックベリー、エルダーベリー、クランベリー、ローズマリー、クローブ、ナツシロギク、イラクサの根、アーティチョーク、霊芝、オリーブ抽出物、緑茶抽出物(没食子酸エピガロカテキン)、ブドウ種子抽出物、レスベラトロールアフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)、ボスウェリアセラータ(boswellia serrata)抽出物、ボスウェリアフォルテ(boswellia forte)、イプリフラボン、トコトリエノール、月見草油、INM−176、ルリヂサオイル、クリルオイル、少なくとも1種類のキサントフィル(例えばアスタキサンチン)、生コーヒー抽出物(クロロゲン酸)、及びフェルラ酸、から選択された少なくとも1つの成分を含んでいる。更に特定の態様では、本組成物は、ローズヒップ、イラクサの根、オリーブ抽出物、及びアーティチョークを含んでいる。更に別の特定の態様では、本組成物は、ローズヒップ、レスベラトロール、及びアスタキサンチンを含んでいる。
第5の態様では、本発明は、被験者の免疫応答及び/又は炎症状態を制御するための方法を提供するが、その方法は、免疫応答及び/又は炎症状態を制御するための本発明の組成物の有効量を被験者に投与する段階を含んでいる。或る特定の態様では、本組成物は、免疫調整又は前炎症細胞、例えば、マクロファージ及び/又は白血球の機能を抑制する。更に特定の態様では、本組成物は、インターロイキンサイトカインを産生する遺伝子発現を、例えばそれら遺伝子の転写を防止することにより抑制する。更に特定の態様では、本組成物は、インターロイキンサイトカイン免疫応答メカニズムを抑制する。上記各態様おいて、本組成物は、骨格塊、関節、筋肉、組織、動脈、静脈、毛細管、及びその他の器官、系、及び/又は細胞の、前免疫調整及び/又は前炎症応答を低減し、及び/又は排除する。
第6の態様では、本発明は、有効量の本組成物を被験者に投与することにより、マクロファージ、白血球、リンパ球のような免疫細胞の機能を調整及び/又は制御する方法を提供する。
別の態様では、本発明は、被験者にサイトカインを抑制する量の本組成物を投与することにより、被験者の細胞からのサイトカインの放出即ち分泌を調整する方法を提供する。
更に別の態様では、本発明は、被験者に有効量の本発明組成物を投与することにより、インターロイキンサイトカインに対する細胞の反応を抑制する方法を提供する。或る特定の態様では、この投与により、炎症のバイオマーカー、例えば、体内の過剰な炎症を示す、肝臓により産生されるバイオマーカーであるC反応性タンパク質の産生を調整することができる。
第9の態様では、本発明は、治療上有効な量の本組成物を投与することによって、炎症により引き起こされる疾病又は異常な症状を治療するための方法を提供する。或る特定の態様では、そのような疾病又は異常な症状には、心臓血管疾患又は症状、血栓症、インスリン耐性と肥満に関係する代謝性疾患、外傷、関節炎、骨粗鬆症、及びアルツハイマー病のうちの少なくとも1つが含まれる。更に特定の態様では、本方法は、外傷、外科処置、又は炎症を発生させるその他の事象に続いて起きる痛み、圧痛、感染、及び/又は不快感を緩和又は無くすために、炎症状態を有する被験者に対して本組成物を投与する段階を含んでいる。
本発明は、免疫調整及び炎症が主原因である各種状態、症候及び疾病を治療するための組成物及びその関係する方法を提供している。使用される成分は容易に入手でき比較的安価なので、本発明は、炎症に起因する様々な不快感及び状態を治療するための単純且つ費用対効果の高い解決策を提供している。更に、成分は比較的安定しているので、その多くは他の材料と混合することができ、多目的サプリメントや食品として提供することができる。
本発明の上記及び他の目的、利点及び特徴は、図面及び本発明の詳細な説明を参照することにより、更に容易に理解頂けるであろう。
I.組成物
本発明の組成物は、ローズヒップ、ブルーベリー、ブラックベリー、エルダーベリー、クランベリー、ローズマリー、クローブ、ナツシロギク、イラクサの根、アーティチョーク、霊芝、オリーブ抽出物、緑茶抽出物(没食子酸エピガロカテキン)、ブドウ種子抽出物、レスベラトロールアフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)、ボスウェリアセラータ(boswellia serrata)抽出物、ボスウェリアフォルテ(boswellia forte)、イプリフラボン、トコトリエノール、月見草油、INM−176、ルリヂサオイル、クリルオイル、少なくとも1種類のキサントフィル(例えばアスタキサンチン)、生コーヒー抽出物(クロロゲン酸)、及びフェルラ酸、から選択された少なくとも1つ又はそれ以上の成分を含んでいる。具体的には、本発明の組成物は、ローズヒップと、ブラックベリー、ブルーベリー及びエルダーベリーの内の少なくとも1種類とを含んでいる。組成物はまた、ローズヒップ、レスベラトロール、及びアフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)を含んでいる。別の組成物は、ローズヒップ、レスベラトロール、及びアスタキサンチンを含んでいる。本組成物は、サイトカインの表出、産生、受容、分泌、及び/又は放出を抑制すると共に、サイトカインの応答を抑制して、それにより免疫調整及び/又は炎症反応の低減又は排除を図るために、ここに引用している何れの投薬量で投与してもよい。
下の表1には、サイトカインの調整、例えば、IL−1及び/又はIL−6のような代表的なサイトカインの産生、受容、分泌及び/又は放出の調節に効果的な受容可能な投薬量を載せている。表Iの各投薬量は、ミリグラム単位の推定有効1日投薬量である。また、表1の投薬量は、全て、記載の略下限値から上限値までを範囲として提示されている。例えば、イラクサの投薬量Aは「250〜2500」と記載されているが、これは1日当たり約250ミリグラムから2500ミリグラムのイラクサの投与量であることを表わしている。
Figure 2007513868
表Iに記載した成分は、市販物として容易に入手可能である。用途及び/又は供給者にもよるが、成分は、効能特定抽出物、純粋成分、賦形剤混合成分であり、例えば液体や粉末などの各種物理的形態をしている。INM−176と表記している成分は、韓国ソウルのスィジェニックカンパニー(Scigenic Company, Ltd.)から入手可能な組成が未知の化合物である。
より具体的には、本組成物は、1種類又はそれ以上のローズヒップ成分を含んでいてもよい。ローズヒップ成分の例としては、限定するわけではないが、乾燥ローズヒップ、ローズヒップオイル、及びローズヒップ抽出物がある。ローズヒップ成分は、バラ科に属する複数の植物種の何れから手に入れてもよく、例えば、ローザ カニナ(Rosa canina)から得ることもできる。更に、ローズヒップには、バラ科植物の果実、花弁、及び/又は種子も含まれる。
ローズヒップ成分の調合にはどの様な方法を用いてもよい。一例として、乾燥ローズヒップの調合には、従来の収穫乾燥法を使用することができる。ローズヒップオイルは、標準的な方法で生産し、セルロールで処理して組成物の錠剤又は粉末に加工することもできる。更には、ローズヒップは、カリフォルニア州トーランスのエム・ビー・ノース・アメリカ(MB North America)から市販品として入手することもできる。
本発明の組成物には、1種類又はそれ以上のローズヒップ成分が含まれていてもよい。例えば、栄養補助食品は、乾燥ローズヒップ並びにローズヒップ抽出物を含有していてもよい。また、組成物は、どの様な量のローズヒップ成分を含んでいてもよい。例えば、栄養補助食品の少なくとも約1パーセント(例えば、少なくとも約2、3、4、5、10、15、20、25、30、35、40、50、60、70、80又は90パーセント)がローズヒップ成分であってもよい。通常、組成物は約500mgから約5000mgの間のローズヒップ成分を含有している。
更に詳細には、本組成物は、1種類又はそれ以上のブラックベリー成分を含んでいてもよい。ブラックベリーの例には、限定するわけではないが、乾燥ブラックベリー、ブラックベリー粉末、ブラックベリー抽出物が含まれる。ブラックベリー成分はキイチゴ科に属する複数の植物種の何れから入手してもよく、例えば低木キイチゴから得ることができる。
ブラックベリー成分の調合にはどの様な方法を用いてもよい。一例として、ブラックベリー粉末の調合には、従来の収穫、乾燥、及び粉砕法を使用することができる。更に、ブラックベリーは、カリフォルニア州サンタローザのヴァン・ドルーネン・ファームス・フューチャースゥーティカル社(Van Drunen Farms Futureceuticals)から市販品として入手することもできる。
本発明の組成物は、1種類又はそれ以上のブラックベリー成分を含んでいてもよい。例えば、栄養補助食品は、ブラックベリー粉末並びにブラックベリー抽出物を含有していてもよい。加えて、組成物は、どの様な量のブラックベリー成分を含んでいてもよい。例えば、栄養補助食品の少なくとも約1パーセント(例えば、少なくとも約2、3、4、5、10、15、20、25、30、35、40、50、60、70、80、又は90パーセント)がブラックベリー成分であってもよい。通常、組成物は約100mgから約1000mgの間のブラックベリー成分を含有している。
更に詳細には、本組成物は、1種類又はそれ以上のブルーベリー成分を含んでいてもよい。ブルーベリーの例には、限定するわけではないが、乾燥ブルーベリー、ブルーベリー粉末、ブルーベリー抽出物が含まれる。ブルーベリー成分は、スノキ科に属する複数の植物種の何れから入手してもよく、例えばスノキの散房花序から得ることができる。
ブルーベリー成分の調合にはどの様な方法を用いてもよい。一例として、ブルーベリー粉末の調合には、従来の収穫、乾燥、及び粉砕法を使用することができる。更に、ブルーベリーは、カリフォルニア州サンタローザのヴァン・ドルーネン・ファームス・フューチャースゥーティカル社(Van Drunen Farms Futureceuticals)から市販品として入手することもできる。
本発明の組成物には、1種類又はそれ以上のブルーベリー成分が含まれていてもよい。例えば、栄養補助食品は、ブルーベリー粉末並びにブルーベリー抽出物を含有していてもよい。また、組成物は、どの様な量のブラックベリー成分を含んでいてもよい。例えば、栄養補助食品の少なくとも約1パーセント(例えば、少なくとも約2、3、4、5、10、15、20、25、30、35、40、50、60、70、80又は90パーセント)がブルーベリー成分であってもよい。通常、組成物は約200mgから約2000mgの間のブルーベリー成分を含有している。
更に詳細には、本組成物は、1種類又はそれ以上のエルダーベリー成分を含んでいてもよい。エルダーベリーの例には、限定するわけではないが、エルダーベリー抽出物、乾燥エルダーベリー、エルダーベリー粉末が含まれる。エルダーベリー成分はサムブクス(Sambucus)科に属する複数の植物種の何れから入手してもよく、例えばサムブクス カナデンシス(Sambucus canadensis)から得ることができる。
エルダーベリー成分の調合にはどの様な方法を用いてもよい。一例として、エルダーベリー抽出物の調合には、従来の抽出手法を使用することができる。また、エルダーベリーは、インディアナ州フォートウェインのアーテミス・インターナショナル社(Artemis International)から市販品として入手することもできる。
本発明の組成物には、1種類又はそれ以上のエルダーベリー成分が含まれていてもよい。例えば、栄養補助食品は、エルダーベリー粉末並びにエルダーベリー抽出物を含有していてもよい。加えて、組成物は、どの様な量のエルダーベリー成分を含んでいてもよい。例えば、栄養補助食品の少なくとも約1パーセント(例えば、少なくとも約2、3、4、5、10、15、20、25、30、35、40、50、60、70、80又は90パーセント)がエルダーベリー成分であってもよい。通常、組成物は、約400mgから約4000mgの間のエルダーベリー成分を含有している。
更に、本組成物は、1種類又はそれ以上のアフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)成分を含んでいてもよい。アフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)の例には、限定するわけではないが、微粉状アフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)種子、アフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)粉末、アフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)抽出物が含まれる。
アフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)成分の調合にはどの様な方法を用いてもよい。一例として、アフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)抽出物の調合には、従来の収穫、乾燥、及び抽出方法を使用することができる。また、アフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)は、アイオワ州ノルウェイのプロダクツ・コーポレイティブ社(Frontier Natural Products Cooperative)から市販品として入手することもできる。
本発明の組成物には、1種類又はそれ以上のアフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)成分が含まれていてもよい。例えば、栄養補助食品は、アフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)粉末並びにアフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)抽出物を含有していてもよい。また、組成物は、どの様な量のアフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)成分を含んでいてもよい。例えば、栄養補助食品の少なくとも約1パーセント(例えば、少なくとも約2、3、4、5、10、15、20、25、30、35、40、50、60、70、80、又は90パーセント)がアフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)成分であってもよい。通常、組成物は、約500mgから約1500mgの間のアフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)成分を含有している。
本発明の組成物は、クリルオイル成分を含んでいてもよい。クリルオイルは、オキアミ科の何れの種類から入手してもよく、例えば、ユーフォシア・サパーバ(Euphausia superba)から得ることができる。クリルオイルを入手するには、従来の製油技法を使用することができる。また、クリルオイルは、カナダケベック州のネプチューン・テクノロジーズ・バイオリソーシーズ(Neptune Technologies and Bioresources)から市販品として入手することもできる。
組成物は、どの様な量のクリルオイルを含んでいてもよい。例えば、栄養補助食品の少なくとも約1パーセント(例えば、少なくとも約2、3、4、5、10、15、20、25、30、35、40、50、60、70、80又は90パーセント)がクリルオイルであってもよい。通常、組成物は、約300mgから約3000mgの間のクリルオイル成分を含有している。
本組成物がレスベラトロールを含んでいる場合、レスベラトロールは、ブドウの表皮又はブドウの他の要素の抽出物から得ることができる。レスベラトロールは、組成物中に1つ又はそれ以上の異なる形態で存在してもよく、例えば、抽出形態及び粉末形態で存在する。レスベラトロールは、ミシガン州ホランドのチャールズ・バウマン社(Charles Bowman & Co.)から市販品として入手することもできる。
組成物は、どの様な量のレスベラトロール成分を含んでいてもよい。例えば、栄養補助食品の少なくとも約1パーセント(例えば、少なくとも約2、3、4、5、10、15、20、25、30、35、40、50、60、70、80又は90パーセント)がレスベラトロールであってもよい。通常、組成物は、約100mgから約1000mgの間のレスベラトロール成分を含有している。
本組成物が少なくとも1種類のキサントフィルを含んでいる場合、キサントフィルは、アスタキサンチンであってもよい。アスタキサンチンは、天然物から得てもよいし、合成してもよい。例えば、アスタキサンチンは、藻類、菌類、及び/又は甲殻類から得ることができる。アスタキサンチンは、その1種類を、ハワイ州カイルーアコーナのシアノテク社(Cyanotech Corporation)から市販品として入手することもできる。
組成物は、どの様な量のアスタキサンチン成分を含んでいてもよい。例えば、栄養補助食品の少なくとも約1パーセント(例えば、少なくとも約2、3、4、5、10、15、20、25、30、35、40、50、60、70、80又は90パーセント)がアスタキサンチンであってもよい。通常、組成物は、約0.5mgから約50mgの間のアスタキサンチン成分を含有している。
本組成物は、1種類又はそれ以上の薬学的に受容可能な賦形剤を含んでもよく、例えば、クロスカルメロースナトリウム(croscarmellose sodium)、マルトデキストリン(maltodextrin)、ケイ化微結晶性セルロース、二酸化ケイ素、ステアリン酸、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ラクトース、グルコース、サッカロース、コーンスターチ、ジャガイモでんぷん、酢酸セルロース、エチルセルロールなどがある。採用される組成物の形態によっては、希釈剤、並びに、1つ又はそれ以上の薬学的に受容可能な結合剤、充填剤、支持材、増粘剤、味覚改良剤、着色剤、保存料、タンパク質、抗菌剤、キレート剤、不活性ガス、安定剤、調整剤、乳化剤、及びそれらの組み合わせのような他の添加剤、を使用してもよい。
本組成物の各成分は、様々な送達システムを有する形態に処理することができる。例えば、各成分は、カプセル、錠剤、ゲルタブ、トローチ剤、細長い片、顆粒、粉末、濃縮物、溶液、ローション、クリーム、又は懸濁液にすることができる。各成分は、喘息、過敏性の又は/及びその他の急性ショック症状の治療などにおいては、スプレー、霧、エアロゾルを介して気道に投与してもよい。各成分は、個別でも組み合わせてもよく、他の食品と配合して、事前に計量された栄養剤、補助食品、例えば食べ切りサイズのバーなどとして提供してもよい。或る例では、組成物には、錠剤形態として投与される或る成分と、カプセル形態で投与される別の成分が含まれている。より一般的には、組成物は、例えば、静脈注射による投与、筋内投与、経皮的投与、鼻からの投与、舌下投与、くも膜下化投与、局所投与、又は皮内投与など、各種投与経路に合わせて調合される。
組成物の投薬量は、治療対象の疾病又は症状により決められた増分で投与される。例えば、関節炎の治療では、組成物は、高頻度では約6時間から12時間の間隔で、及び長期の場合には約2週間間隔で、複数回連続投薬により投与される。一日の投薬量は、炎症性圧痛、腫脹、痛みの症状が和らぐまで、或る一定期間投与される。投薬量は、それらの症状が軽減した状態が保てるように調整される。治療は、数週間又は数ヶ月の期間であってもよいし、慢性疾患又は状態の場合には、随意的に、無期限としてもよい。
II.組成物の製造法
ローズヒップ、ブラックベリー粉末、ブルーベリー粉末、及びエルダーベリー抽出物を含んでいる本発明の代表的な組成物は、以下の製法に従って錠剤形態に製造することができる。他の投与媒体、例えばゲルタブ、カプセル、液体、及び持続放出処方など、製薬産業で周知の製造技法に従って配合及び調合してもよい。
表IIの投薬量1に記載の量のローズヒップ、ブラックベリー粉末、及びブルーベリー粉末を二酸化ケイ素に加えてポリバッグに入れ、一様均一に混ざるまで混和する。できあがった混和物を、ペンシルべニア州イーストストラウズバーグのパターソン−ケリー社(Patterson-Kelley Co.)から市販されているパターソン・ケリー(Patterson Kelley )(P.K.)100ブレンダーに入れる。次いで、以下の成分、即ち、デキストロース(dextrose)、クロスカルメロースナトリウム(croscarmellose sodium)、及びケイ化微結晶性セルロースをこの記載した順序で、ケンタッキー州フローレンスのスウェコ社(Sweco, Inc.)から市販されている20-メッシュスクリーンを備えたスウェコ(Sweco)分離器に通して、そのままP.K.100ブレンダーに入れる。できあがった組成物をP.K.100ブレンダーで15分間混和する。
次いで、野菜を主成分とするステアリン酸粉末をスウェコ(Sweco)分離器に通してそのままP.K.100ブレンダーに入れる。できあがった混合物を更に5分間混和する。できあがった混合物をトートバッグ又は買い物袋(super sack)の中に放出し、圧縮し、従来の装置で錠剤に押し抜く。個々の錠剤の受容可能範囲重量は約250mgから約500mgである。各錠剤内のローズヒップの量は約1200mgであり、ブラックベリーの量は約165mgであり、ブルーベリーの量は約330mgである。この製造法に従って製造された錠剤を、ここに説明する生体試験に使用する。
本組成物のソフトゲルカプセルは、クリルオイルを含むように製造することもできる。このカプセルは、従来のカプセル製造技法を用いて製造することができる。各カプセルのクリルオイルの量は約300mgである。これらカプセルは、単独で投与しても、ここで説明している生体試験の一環として、本組成物の他の成分の錠剤と共に投与してもよい。
ローズヒップとブラックベリー粉末、又はローズヒップとブルーベリー粉末、の何れかを含む本発明の他の組成物を、上記錠剤製造法に従って錠剤の形態に製造することができる。ローズヒップ/ブラックベリー錠剤中のローズヒップの量は約300mgであり、ブラックベリーの量は約80mgである。ローズヒップ/ブルーベリー錠剤中のローズヒップの量は約300mgであり、ブルーベリーの量は約40mgである。この製造法に従って製造された錠剤を、ここに説明する生体試験に使用する。
ローズヒップ、レスベラトロール、及びアフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)を含む別の組成物も、上記錠剤製造法に従って、ローズヒップ約300mg、レスベラトロール10mg、アフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)抽出物75mgを含む錠剤の形態に製造することができる。
ローズヒップ、レスベラトロール、及びアスタキサンチンを含む本発明の別の組成物も、上記錠剤製造法に従って、ローズヒップ約300mg、レスベラトロール10mg、アスタキサンチン1mgを含む錠剤の形態に製造することができる。
オリーブ抽出物、アーティチョーク、イラクサの根、及びローズヒップを含む本発明の別の組成物は、以下の製造法に従って錠剤の形態に製造することができる。表IIの投薬量1に記載の量のオリーブ抽出物、アーティチョーク、イラクサの根、及びローズヒップを二酸化ケイ素に加えてポリバックに入れ、一様均質に混ざるまで混和する。できあがった混和物を、ペンシルべニア州イーストストラウスブルグのパターソン−ケリー社(Patterson-Kelley Co.)から市販されているパターソン・ケリー(Patterson Kelley (P.K.))100ブレンダーに入れる。次いで、以下の成分、即ち、デキストロース(dextrose)、クロスカルメロースナトリウム(croscarmellose sodium)、及びケイ化微結晶性セルロースをこの記載する順序で、ケンタッキー州フローレンスのスウェコ社(Sweco, Inc.)から市販されている20-メッシュスクリーンを備えたスウェコ(Sweco)分離器に通して、そのままP.K.100ブレンダーに入れる。できあがった組成物をP.K.100ブレンダーで15分間混和する。
次いで、野菜を主成分とするステアリン酸粉末をスウェコ(Sweco)分離器に通してそのままP.K.100ブレンダーに入れる。できあがった混合物を更に5分間混和する。できあがった混合物をトート又はスーパーサック(super sack)の中に放出し、圧縮し、従来の装置で錠剤に押し抜く。個々の錠剤の受容可能範囲重量は約250mgから約500mgである。
III.組成物成分の選択
本発明は、特定の健康条件に最適で、且つ必要に応じて組成物に使用することのできる成分を選択するための成分選別操作を含んでいる。例えば、IL−1を調整するための栄養補給剤の場合には、活性成分は独自の選別操作を介して選択される。各種因子として、生物学的、商業的、規制的、及び記述的弁別子が含まれる。幾つかの好適な弁別子とその重み付け値を、表IIに概略的に掲げている。弁別子は、商業又は消費者主導の目的に基づいて重みが指定されることが望ましい。表IIでは、重み3は選別操作における弁別子の重み即ち重要度が高いことを(「因数3弁別子」);2は選別操作における重みはかなり重いが因数3の重みよりも軽いことを(「因数2弁別子」);そして1は弁別子としては重みが最も軽いことを(「因数1弁別子」)、それぞれ意味する。
Figure 2007513868
上記の例において、主要な目的は、ヒトが使用するための、効果的且つ商業的にも成果を出せるIL−1モジュレータを見出すことである。最良な候補の選択は、候補毎に弁別子の重みを合算して、合計の重み点数を比較することにより行われる。このように、特定の成分とその成分の有用性を得ることに対する出費であるように、IL−1調整における活性成分の性能は重要である。商業的な成功に関係がある他の要因は、成分の毒性と安全性、並びに組成物が販売される市場での成分の技術上及び規制上の承認である。或る因数3弁別子に合致しない成分が存在する場合、及び因数3弁別子が成分毎に異なるという場合もある。そのような場合、因数3弁別子は指定された重みとされ、選択操作では因数2及び因数1弁別子も考慮される。
上記成分選別操作の他にも、治療用組成物又は成分は、生物学的特性及び効果を確認するために生体外臨床評価を受けることが望ましい。特に、被験者が治療用組成物又は成分を消費する。成分の消費前及び消費後、成分の活性要素が身体の循環系により吸収され循環系内を輸送される可能性が高い或る一定の期間、大部分の薬剤では約6時間、に亘って、被験者から逐次血液試料を得る。それらの血液試料は、関心対象の系の生理機能の変化に感受性を示す検定又は試験表示値を有する試験管内生物学的検定システムに加えられる。生体外試験と称するこの試験の結果を生体内臨床検査の結果と比較する。試験管内評価結果と生体外評価結果が近いほど、治療薬が体内で望ましい効果を発揮する可能性が高くなる。
IV.サイトカイン抑制ポテンシャル評価
本組成物の各成分は、少なくとも2種類の異なる生物学的メカニズムを介してサイトカインを調整することができる。第1のメカニズムでは、各成分は、インターロイキンサイトカインの産生即ち合成を抑制する。このメカニズムでは、インターロイキンサイトカインの産生をコード化する遺伝子のmRNA転写を、各成分が防止すると考えられている。従って、遺伝子転写が阻止され、サイトカインは、身体により又は体内で合成できなくなる。第2のメカニズムでは、体内の薬剤及び細胞のインターロイキンサイトカインに対する連鎖反応を各成分が抑制する。より具体的には、各成分は、化合物の中でもとりわけ急性期タンパク質、例えば、C反応性タンパク質(CRP)の産生を阻止する。CRPは、外傷及び/又は炎症の状態下でインターロイキンサイトカイン、例えばIL−1及びIL−6に応答して、肝臓内で肝細胞により合成される。各成分は、細胞、例えば肝臓の細胞のインターロイキンサイトカインに対する応答メカニズムに影響を及ぼして、それら細胞がCRPの産生を低下又は停止させる。
以下の実施例では、一覧に掲げた各種成分の、サイトカイン合成の阻止及びサイトカインにより生じる応答の阻止の両方面におけるインターロイキンサイトカイン調整能力を測定し、明らかになった各結果を報告及び評価した。
この評価では、白血球に各成分をそれぞれ異なる濃度で投与した。次いで、炎症刺激物であるリポポリサッカライド(lipoplysaccharide(LPS))を、成分と細胞を入れた培養物、並びに処理されていない白血球対照試料に加えた。成分で処理した細胞と処理していない細胞の両方のIL−1サイトカイン産生を比較して、細胞により産生されたIL−1の濃度に50%の変化が起きる成分の濃度を推定した。
これらの実施例は、本発明の実例による詳しい説明を目的として提示しており、如何なる点においても本発明を制限するものではない。特に表記のない限り、全ての温度測定値は摂氏温度で表わしている。
実施例1
本実施例のインターロイキン合成抑制評価を実施するために、ヒトの白血球、具体的にはバージニア州マナッサスのATCCから得たTHP−1細胞を、加湿した37℃の培養器に5%の二酸化炭素を供給してATCCの推奨条件下で成長させた。各種化合物のIL−1抑制能力を試験するため、複数のTHP−1細胞の群を96ウェルプレート(well plates)で培養した。具体的には5x10THP−1細胞を、10%ウシ胎仔血清と、ペニシリン及びストレプトマイシンのような抗生物質を加えたRPMI1640に入れた。これら細胞試料を入れた状態で、各成分を投与した。
投与時、各成分を、培養したTHP−1細胞に、投薬量を変えて、具体的には100ug/ml、10ug/ml、1ug/ml及び0ug/mlで投与した。例えば、細胞の或るプレートにはミリリットル当たり100マイクログラムのイラクサの根抽出物を投与し、別のプレートにはミリリットル当たり10マイクログラムを投与し、また別のプレートにはミリリットル当たり1マイクログラムを投与し、更に別のプレートにはイラクサの根を一切投与しなかった。培養された細胞を各種成分で処理し、THP−1細胞が成分を投与された状態になった時点で、これらTHP−1細胞を培養器に戻して同じ条件で4時間培養した。
その後、既知の炎症刺激物質であるLPSを、最終的に100ナノグラム/mlの濃度になるまで各ウェルプレート(well plate)に加えた。LPS処理された培養物を培養器に戻して更に16時間培養した。次いで、培養物を1000Gsで約5分間、遠心分離器で分離して、上澄を得た。次いで、IL−1検出のために上澄に表示を付けて整理した。
それぞれ投薬量の異なる上澄の中に分泌されたIL−1を検出して、各成分の各投薬量毎のIL−1分泌抑制能力を評価するために、試験の供給元であるカリフォルニア州カマリロのバイオソース・インターナショナル(Biosource International)により提供されている従来のIL−1試験手順に従って、IL−1の存在を確認するため各上澄を試験した。バイオソース・インターナショナル(Biosource International)から入手できる「手順手引書、ヒトのIL−1(2001年)には特定の手順が記載されており、同文献を参考文献として本願に援用する。
当該手順に概ね従って、各上澄試料を50マイクロリットルずつ、抗IL−1コーティングを施したプレートのウェル(well)に加えて、室温で2時間培養した。同じように、既知量のIL−1を設定するように設計されている較正基準量を、抗IL−1抗体コーティングを施したプレートの指定されたウェル(well)に加えて、室温で2時間培養した。
その後、各ウェル(well)から液体を取り出し、コーティングされたプレートを洗浄緩衝液で3回洗浄した。3度目の洗浄の後、酵素(山葵ペルオキシダーゼ)共役抗IL−1抗体100マイクロリットルをコーティングされたプレートの各ウェル(well)に加えて、室温で30分間培養した。前と同じようにプレートを洗浄し、基質液(TMB)100マイクロリットルを各ウェル(well)に加えて、上記成分が有る場合と無い場合の、LPS炎症刺激物質を添加した結果として産生されたIL−1の量を表示させた。その後、塩酸又は硫酸のような停止液100マイクロリットルを加えて反応を停止させた。基質液(TMB)と、抗IL−1抗体と共役接合した山葵ペルオキシダーゼとの反応は、波長450nmに比スペクトル吸収率を有する有色生成物を生成する。故に、存在するIL−1の量は、存在するIL−1の量で決まる、結合酵素共役抗IL−1抗体の量の結果として生じる450nmでの吸収量を測定することにより求められる。
較正基準試料に上澄試料と同じ手続きを実施して、較正基準試料中に存在するIL−1を判定した。較正基準試料の光学密度を試験して、較正希釈液内のミリリットル当たり例えば1500から50、125、62.5、31.2、及び0ピコグラムまでの異なるレベルで、既知のIL−1吸収率を設定した。次いで較正基準試料の光学密度をプロットして、標準化IL−1吸収率較正曲線を求めた。
試験され光学的に測定された各試料上澄毎に、標準IL−1吸収率較正曲線に対して吸収率をプロットし、試料上澄中に存在するIL−1の量を求めた。
試料上澄中に存在するIL−1の量に基づき、各種成分のIL−1抑制能力の結果を記録し、それを下表IIIに表わした。表に示すように、結果は、有効投薬量の広く認められている測定値であるEC50値で報告されている。一般的には、EC50は、対照試料と対比させた場合、IL−1濃度に50%の変化を生じさせるのに必要な成分の濃度である。
Figure 2007513868
表IIIの試験結果は、これら成分の、サイトカイン、例えばIL−1の分泌又は産生を低減及び/又は抑制する効果を示している。
実施例2
本実施例では、本発明の組成物に含むことのできる他の成分を試験し、(a)これらの成分の、サイトカイン、例えばIL−1の分泌又は産生を低減及び/又は抑制する効果を評価し、(b)これら他の成分と随意の主要成分(ローズヒップ、アーティチョーク抽出物、オリーブ抽出物、及びイラクサの根)との相互作用を評価し、及び(c)肝細胞によるC反応性タンパク質(CRP)を測定することにより、これら他の成分の、肝細胞のインターロイキンサイトカイン、例えばIL−1応答に対する効果を評価した。
具体的には、これら他の成分又はこれら他の成分と随意的な主要成分との組み合わせたものの投薬量を変化させて、前処理をした場合としない場合について、リポ多糖類(LPS)に曝露した後のTHP−1細胞からのIL−1βの放出を測定して、これら他の成分の単球IL−1β分泌に対する効果を評価した。これら他の成分の投薬量を変化させて、前処理をした場合としない場合について、IL−1及びIL−6に曝露した後の培養物上澄中のCRPを測定することにより、IL−1に対する肝細胞の応答を評価した。
試験をしたこれら他の成分は、ブラックベリー抽出物、ブルーベリー抽出物、クランベリー抽出物、ローズマリー抽出物、クローブ抽出物、及びレスベラトロールである。表IVは、これら他成分の、追加の4種類の主要成分を低投薬量で含んでいる場合と含んでいない場合における、LPSを介する活性化に応答したIL−1β分泌の投薬量特定抑制能力についての結果を証明している。IL−1β分泌抑制能力の試験に使用した方法は、実施例1で試験した成分についてのものと同じである。実施例2で試験した成分のうち、ローズマリー抽出物、ブルーベリー抽出物、エルダーベリー抽出物、クランベリー抽出物には、比較的低投薬量(20〜70ug/mlの範囲)でIL−1調整効果が見られた。
これら他の成分の、列挙した随意的な主要成分のIL−1調整効果に対する干渉を、例えば表IIIに掲載したものなど、随意的な主要成分のIL−1分泌抑制効果と、上記主要成分と表IVに掲げたこれら他の成分とを組み合わせた場合のIL−1分泌抑制効果とを比較することにより試験した。例えば、ブラックベリーが存在した場合、特徴的抑制活動の不在で表示されているように、ローズヒップのIL−1調整効果は変わらなかった。これら他の成分は、どれも、随意的な主要成分との干渉を示さなかったが、幾つかは、相乗効果を示した(ブルーベリー抽出物はローズヒップ及びイラクサの根との相乗効果を示し、エルダーベリー抽出物はアーティチョーク抽出物とイラクサの根との相乗効果を示した)。表IVでは、符号「−」は干渉も相乗効果も無いことを表わし、符号「+」は干渉又は相乗効果がそれぞれ示されたことを表わしている。
これら他の成分の投薬量を変化させて、前処理をした場合としない場合について、肝細胞をIL−1β及びIL−6に曝露した場合のCRP分泌を測定することにより、肝細胞におけるIL−1応答効果を評価した。CRP分泌を選択した理由は、上記のように、CRPがヒトにおける顕著な急性期タンパク質であり、即ち、そのプラズマ濃度は深刻な外傷及び/又は炎症の間は1000倍以上に上がり、そして、CRPは炎症状態下のIL−1及びIL−6に応答して肝細胞に、例えば合成又は分泌という形で表出するからである。CRPは、インターロイキンサイトカインのバイオマーカーの役目を果たし、血中のサイトカインレベルは、しばしば体内のサイトカインの実際の量を正確に反映しないことから、サイトカインそれ自体よりもむしろこのバイオマーカーを測定するほうが効率的である。この様に、肝細胞によって分泌されたCRPを測定することにより、IL−1及び/又はIL−6に対する細胞の反応の程度を判定することができる。
この実施例の評価を実施するに当たり、メリーランド州バルチモアのイン・ビトロ・テクノロジー(In Vitro Technology)から入手した、ヒトの主として分離された肝細胞を、イン・ビトロ・テクノロジー(In Vitro Technology)推奨条件の下で、加湿した37度の培養器の中で5%の二酸化炭素を供給しながら再生させた。各化合物のCRP応答能力を試験するために、複数の群の肝細胞を96ウェルプレート(well plate)内で培養した。具体的には1x10の細胞を、10%ウシ胎仔血清を加えた肝細胞媒体内で培養し、次いで投薬量を変えて、具体的には100ug/ml、10ug/ml、1ug/ml、及び0ug/mlの試験成分に曝露した。例えば、細胞の或るプレートにはミリリットル当たり100マイクログラムのブラックベリー抽出物を投与し、別のプレートにはミリリットル当たり10マイクログラムを投与し、また別のプレートにはミリリットル当たり1マイクログラムを投与し、更に別のプレートにはブラックベリーを一切投与しなかった。培養した細胞を各主成分で処理し、肝細胞が成分を投与された状態になった時点で、それら肝細胞を培養器に戻して同じ条件で4時間培養した。
その後、IL−1及びIL−6のような既知のCRP誘導物質を、最終的に100ナノグラム/mlの濃度になるまで各ウェルプレート(well plate)に加えた。LPS処理された培養物を培養器に戻して更に16時間培養した。培養後、CRP検出のために上澄に表示を付けて整理した。
それぞれ投薬量の異なる上澄中に分泌されたCRPを検出し、従って各成分の各投薬量毎のCRP分泌抑制能力を評価するために、供給元であるペンシルベニア州ウェストチェスターのライフ・ダイアグノスティックス社(Life Diagnostics, Inc.)から提供されている従来のCRP試験手順に従って、CRPの存在を確認するために各上澄を試験した。ライフ・ダイアグノスティックス社(Life Diagnostics, Inc.)から入手できる「高感度C反応性タンパク質酵素免疫学的検定試験キット(High Sensitivity C-Reactive Protein enzyme Immunoassay Test Kit)(2003年)」には具体的な手順が記載されており、同文献を参考文献として本願に援用する。
当該手順に概ね従って、各上澄試料を10マイクロリットルずつ、抗CRP抗体のコーティングを施したプレートのウェル(well)に、山葵ペルオキシダーゼと共役結合した第2のCRP抗体100マイクロリットルと共に加え、室温で45分間培養した。同じように、既知量のCRPを設定するように設計されている較正基準量を、抗CRP抗体コーティングを施したプレートのウェル(well)に、HRPと共役結合した第2のCRP抗体と共に加えて、室温で45分間培養した。
その後、各ウェル(well)から液体を取り出し、コーティングされたプレートを洗浄緩衝液で3回洗浄した。3度目の洗浄後、基質液(TMB)100マイクロリットルを各ウェル(well)に加えて、上記成分が有る場合と無い場合の、CRP誘導物質であるIL−1、IL−6を添加した結果として産生されたIL−1の量を表示させた。その後、塩酸又は硫酸のような停止液100マイクロリットルを加えて反応を停止させた。基質液(TMB)と、抗CRP抗体と共役結合した山葵ペルオキシダーゼとの反応により、波長450nmの比スペクトル吸収率を有する有色生成物を生成した。故に、存在するCRPの量は、存在するCRPの量で決まる、結合酵素共役抗CRP抗体の量によって生じる450nmでの吸収量を測定することにより求められる。
較正基準試料に上澄試料と同じ手続きを実施して、較正基準試料中に存在するCRPを判定した。較正基準試料の光学密度を試験して、既知のCRP吸収率を、較正希釈液内のミリリットル当たり例えば0、0.005、0.01、0.025、0.05、及び0.1マイクログラムの異なるレベルで設定した。次いで較正基準試料の光学密度をプロットして、標準化したCRP吸収率較正曲線を求めた。
試験され光学的に測定された各試料上澄毎に、標準CRP吸収率較正曲線に対して吸収率をプロットし、試料上澄中に存在するCRPの量を求めた。
試料上澄中に存在するCRPの量に基づき、各種成分のCRP抑制能力の結果を記録し、それを下表IIIに表わした。表に示すように、結果はEC50値で報告されているが、それは、有効投薬量の広く認められている測定値である。一般的には、EC50は、対照試料に対比させた場合、CRP濃度に50%の変化を生じさせる(例えば、CRPの減少又はCRP合成の抑制)に必要な成分の濃度である。
IL−1応答効果を肝細胞においてCRP分泌という形で評価した場合、ブラックベリー抽出物、クランベリー抽出物、およびレスベラトロールでは、EC50が1〜10ug/mlの強力な活性が見られた。従って、上記成分は、IL−1/IL−6応答調整に有効であり、具体的には、バイオマーカーである例えばCRPの合成を低減することにより効果を発揮する。ブルーベリー粉末、ローズマリー抽出物、及びエルダーベリー粉末にも、IL−1/IL−6応答を調整する活性が幾分か見られた。加えて、IL−1及びIL−6(各1ng/ml)を介する活性化の際のCRP分泌の投薬量特定抑制効果を調べるために、選択した成分を試験した。試験した追加の成分のうち、10%天然アスタキサンチン(astaxanthin)、アフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)抽出物(担体なし)、及びレベラバイン(Reveravine)(レスベラトロール)では、EC50がそれぞれ約0.3、0.6、及び0.8ug/mlとなり、強力なCRP抑制活性を示した。アスタキサンチンビードレット(astaxanthin beadlet)は、EC50が1ug/mlをわずかに上回る程度の活性を示した。
Figure 2007513868
実施例3
約150から200人の被験者に対して本発明の組成物を20週間に亘って毎日投与することにより、生体試験が行われる。より具体的には、(a)IL−1合成の抑制効果をパターン1個体群で評価し、(b)CRPレベルによって測定されるIL−1応答の抑制効果を、CRPレベルが3mgCRP/Lより上の血液を有するパターン2個体群で評価するため、組成物を試験する。
本実施例では、パターン1個体群とは、「正常な」又は「過剰な」IL−1遺伝子発現応答を保有することが知られているIL−1遺伝子型を有する人の群のことである。過剰なIL−1遺伝子発現の遺伝子型とは、IL−1β遺伝子の+3954位置に対立遺伝子2のコピーが少なくとも1つ存在しているもの、又はIL−1α遺伝子の+4845位置に対立遺伝子2のコピーが2つ存在しているものと定義される。本実施例では、パターン2個体群とは、炎症のバイオマーカーの血中レベルが高い、例えばCRPレベルが約3から約10mg/L又はそれ以上の人の群である。CRPがこの範囲にある人では、目覚しい改善効果、即ちCRPレベル減少を観察する機会が多くなる。換言すると、パターン2被験者群ではCRPの穏やかな減少を検知できる可能性が高くなる。
被験者50人に毎日錠剤の形態で投与されることになる本発明の1つの成分には、ローズヒップ、ブラックベリー、及びブルーベリーが含まれ、一日の量としては、ローズヒップが1200mg、ブラックベリーが165mg、ブルーベリーが330mgである。
被験者50人に投与されることになる本発明の別の成分には、ローズヒップ、ブラックベリー、ブルーベリー、及びアフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)が含まれ、一日の量としては、ローズヒップが1200mg、ブラックベリーが165mg、ブルーベリーが330mg、アフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)が300mgである。これらの成分は錠剤の形態をしている。
被験者50人に投与されることになる本発明の更に別の成分には、ローズヒップ、アフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)、及びレスベラトロール(例えば、フランス、ブラムのバイオ・セラエ(Bio Serae)から市販されているレスベラトロール製品であるレスベラバイン(Resveravine))が含まれ、一日の量としては、ローズヒップが1200mg、アフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)が150mg、レスベラトロールが40mgである。これらの成分は錠剤の形態をしている。
本組成物の成分を一切含まない偽薬(プラシーボ)を、被験者50人に錠剤の形態で毎日投与する。
各被験者に対する上記組成物と偽薬(プラシーボ)の投与は、最初の12週間は、二重盲検法で行われる。この方式の間は、上記投薬量は増量投与となる。12週間が過ぎると、単盲検法が始まる。この方式の間は、上記投薬量は維持投薬量に変更されるが、これは増量方式の間のデータから推定されることになる。
本実施例の生体試験では、被験者から血液試料を採取して、IL−1及びCRPを測定する。しかしながら、この採血は、定量化を図り個人差をできる限り小さくするために制御されることになる。例えば、CRPのような炎症のバイオマーカー、及びIL−1の転写及びそれに続く合成のような遺伝子発現という結果は、複数の断食時の血液試料で測定され、また女性からの試料は、被験者の月経周期と同じ週に得るようにする。その理由は、高脂肪の食事と月経周期は、急性的に炎症のバイオマーカーを高めることが発見されているからである。更に、このCRP監視手続きは、複数の試料を別々の近接日に採取することを提案している。
投与後、偽薬(プラシーボ)、第1組成物、及び第2組成物の効果を、生体外IL−1産生抑制(上記方法を参照)と、生体内IL−1遺伝子発現と、例えばIL−6、TNF、IL−10、IL−12、血清アミロイドA、フィブリノゲン、ICAM−1、C反応性プロテインなどの炎症のバイオマーカーの血中レベルとによって評価する。生体内IL−1遺伝子発現は、被験者の白血球中のIL−1mRNAの量をrtPCRで測定することにより評価する。炎症過程の調整のための効果的な介入の証拠には、生体外IL−1産生の抑制、生体内IL−1遺伝子発現の抑制、及び上に列挙した炎症のバイオマーカーの内の1つ又はそれ以上のレベルの低下、が含まれる。
本実施例の生体内試験の結果は、インターロイキンサイトカインの合成を抑制することと、被験者体内でインターロイキンサイトカインによって生じる連鎖応答を抑制することの両方により、インターロイキンサイトカインを調整する効果を有することを示すものと推定される。この有益性の具体的な例を、炎症によりアテローム性動脈硬化症のプラークが成長した被験者に関連付けて、図1から図3を参照しながら説明する。
図1は、炎症とインターロイキンサイトカインが、どの様にアテローム性動脈硬化症のプラークの成長に関与するかを示している。具体的には、単核白血球10が血管壁組織100に入り、酸化脂質を取り込み、追加の白血球14を炎症性サイトカイン例えばIL−1で補強し、成長因子を介してプラークの成長30を促し、その結果、狭窄を来たすことになる。プラーク内で白血球により放出されたサイトカイン20は、プラークを不安定にする原因となり、最終的には破裂及び血栓症を発症させかねない。
図2では、IL−1の合成200とIL−1の応答300を示している。具体的には、白血球10はサイトカイン20を合成し、この合成されたサイトカインが肝臓を刺激して急性期タンパク質例えばCRPの産生を促す。
図3に示すように、本発明の組成物は、白血球10によるサイトカインの産生200を抑制する。この機能を行わせるには、特定の成分500、例えばローズヒップ、ブルーベリー、及びエルダーベリーに的を絞ってもよい。本発明の組成物は、CRPの合成を減らすか又は排除することにより、サイトカインに対する細胞及び/又は肝臓50の応答300も抑制する。特定の成分600、例えば、ブラックベリー、レスベラトロールアフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)及び/又はアスタキサンチンに的を絞って、上記の機能を行わせてもよい。
V.使用方法
上記実施例1から3の本発明の組成物に含まれる成分の試験結果に基づけば、上記成分を含む組成物は、被験者に投与されると、インターロイキンサイトカインを調整し、具体的には、インターロイキンサイトカインの合成を抑制し、C反応性タンパク質の合成を低減し、及び/又は被験者の体内におけるインターロイキンサイトカインに対する応答を抑制することが明らかである。
IL−1及びIL−6のようなサイトカインは体内の炎症反応のカギを握る調停物質であることを考えると、本発明の組成物を使用して、疾病及び/又は異常な状態に伴う炎症反応を調整することができる。例えば、本組成物は、関節炎、循環器疾患、骨粗鬆症、アルツハイマー病、外傷性損傷に対する炎症反応、又は炎症に伴う痛みや強直のような炎症又は免疫調整応答を伴うその他あらゆる異常な状態又は疾病の治療に使用することができる。
具体的には、骨粗鬆症は、IL−1放出レベルの異常な上昇と関わりがあると考えられている。従って、本発明の組成物を治療上有効な量だけ投与してIL−1を調整することにより骨粗鬆症を治療する方法は、本発明の範囲に含まれるものと考えられる。
炎症と、アテローム性動脈硬化症及び血栓症のような循環器疾患との関連性を考慮すると、本発明の成分の少なくとも1つを先に記載した投薬量だけ含んでいる組成物を治療上有効な量投与することにより、そのような循環器疾患を治療することも、本発明の範囲に含まれるものと考えられる。加えて、本発明のIL−1を調整する組成物は、皮膚、肺、眼、耳、鼻、喉、消化器、神経系などに関わる外科処置、外傷、及びアレルギー反応による炎症反応を制限又は制御するために使用することができるものと確信する。
更に、神経系細胞及び組織は、炎症によりストレスを受けた場合には大量のIL−1を分泌することが観察されており、従って、本発明の組成物を使って、精神障害、頭痛、及び耳痛はもとより、アルツハイマー病のような衰弱性神経疾患も治療することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきた。本発明には、特許請求の範囲に定義する本発明の精神及び広範な態様から逸脱することなく、様々な変更及び修正を加えることができるが、それらは、均等論を含む特許法の原則に準拠して解釈されるべきである。文中、請求対象要素に対する単数形の言及、例えば「或る」「前記」「上記」のような冠詞又は形容詞の使用は、当該要素を単数形に限定するものではないと解釈されたい。
実施例3の本発明の組成物を用いて治療する前の、アテローム性動脈硬化症のプラークが成長している被験者の血管の断面図である。 実施例3のアテローム性動脈硬化症のプラークの成長におけるインターロイキンサイトカインの効果を説明する、被験者の血管及び肝臓の第2の断面図である。 実施例3のアテローム性動脈硬化症のプラークの成長におけるインターロイキンサイトカインに対する組成物の効果を説明する、被験者の血管及び肝臓の第3の断面図である。

Claims (24)

  1. 被験者の炎症反応を治療するための組成物において、
    ローズヒップと、ブラックベリー、ブルーベリー、エルダーベリーの内の少なくとも1つとを含んでおり、
    前記ローズヒップは、前記被験者内で少なくともIL−1の合成を抑制する治療上有効な量が含まれ、
    前記ブラックベリーは、前記被験者内で少なくともIL−1応答を抑制する治療上有効な量が含まれ、
    前記ブルーベリーは、前記被験者内で少なくともIL−1の合成を抑制する治療上有効な量が含まれ、
    前記エルダーベリーは、前記被験者内で少なくともIL−1の合成を抑制する治療上有効な量が含まれている、組成物。
  2. 前記炎症反応は、炎症状態、疾病、及び症状の内の少なくとも1つによって発生する、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記ローズヒップの治療上有効な量は、一日投薬量当たり少なくとも約50mgである、請求項1に記載の組成物。
  4. 前記ブラックベリーの治療上有効な量は、一日投薬量当たり約100mgである、請求項1に記載の組成物。
  5. 前記ブルーベリーの治療上有効な量は、一日投薬量当たり約200mgである、請求項1に記載の組成物。
  6. 前記エルダーベリーの治療上有効な量は、一日投薬量当たり約200mgである、請求項1に記載の組成物。
  7. 前記ブラックベリーは、前記被験者内の炎症のバイオマーカーの合成を低減する、請求項1に記載の組成物。
  8. 前記炎症のバイオマーカーはC反応性タンパク質である、請求項7に記載の組成物。
  9. 被験者の炎症反応を治療するための組成物において、
    治療上有効な量のローズヒップとレスベラトロールを含んでおり、
    前記ローズヒップは、前記被験者内で少なくとも1つのインターロイキンサイトカインの合成を抑制する治療上有効な量が含まれ、
    前記レスベラトロールは、前記被験者内で少なくともIL−1応答を抑制する治療上有効な量が含まれている、組成物。
  10. 前記組成物は、炎症状態、疾病、及び症状の内の少なくとも1つに作用するようになっている、請求項9に記載の組成物。
  11. 前記ローズヒップの治療上有効な量は、一日投薬量当たり少なくとも約50mgである、請求項9に記載の組成物。
  12. 前記レスベラトロールの治療上有効な量は、一日投薬量当たり少なくとも約200mgである、請求項9に記載の組成物。
  13. 前記レスベラトロールは炎症のバイオマーカーの合成を抑制し、前記炎症のバイオマーカーはC反応性タンパク質である、請求項9に記載の組成物。
  14. 前記組成物は、前記被験者の炎症、痛み、直の内の少なくとも1つを軽減する、請求項9に記載の組成物。
  15. 被験者内のインターロイキンサイトカインの合成を調整するのに治療上有効な量のローズヒップ成分と、前記被験者内のインターロイキンサイトカイン応答を抑制するのに治療上有効な量のブラックベリー成分と、前記被験者内のインターロイキンサイトカインの合成を抑制するのに治療上有効な量のブルーベリー成分と、前記被験者内のインターロイキンサイトカインの合成を抑制するのに治療上有効な量のエルダーベリー成分、の内の少なくとも2つを含んでいる組成物。
  16. ローズヒップ、ブラックベリー、ブルーベリー、及びエルダーベリーを含んでいる、請求項15に記載の組成物。
  17. 前記組成物は、少なくとも約50mgのローズヒップと、少なくとも約100mgのブラックベリーと、少なくとも約200mgのブルーベリーと、少なくとも約200mgのエルダーベリーと、を含んでいる、請求項15に記載の組成物。
  18. ローズヒップとブラックベリーとを含んでいる、請求項15に記載の組成物。
  19. ローズヒップとブルーベリーとを含んでいる、請求項15に記載の組成物。
  20. アフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)を含んでいる、請求項15に記載の組成物。
  21. 被験者の炎症反応を治療するための組成物において、
    ローズヒップと、レスベラトロールと、アスタキサンチンとを含んでおり、
    前記ローズヒップは、前記被験者内で少なくとも1つのインターロイキンサイトカインの合成を抑制するのに治療上有効な量が含まれ、
    前記レスベラトロールは、前記被験者内でインターロイキンサイトカインと炎症のバイオマーカーの内の少なくとも1つの合成を抑制するのに治療上有効な量が含まれ、
    前記アスタキサンチンは、前記被験者内でインターロイキンサイトカインと炎症のバイオマーカーの内の少なくとも1つの合成を抑制するのに治療上有効な量が含まれている、組成物。
  22. 前記レスベラトロール及び前記アスタキサンチンは、それぞれ、炎症のバイオマーカーの合成を抑制するのに治療上有効な量が含まれ、前記炎症のバイオマーカーはC反応性タンパク質である、請求項20に記載の組成物。
  23. 被験者内で少なくとも1つのインターロイキンサイトカインの合成を調整するのに治療上有効な量のローズヒップと、前記被験者内でインターロイキンサイトカインと炎症のバイオマーカーの内の少なくとも1つの合成を調整するのに治療上有効な量のレスベラトロールと、前記被験者内でインターロイキンサイトカインと炎症のバイオマーカーの内の少なくとも1つの合成を調整するのに治療上有効な量のアフラモムムメレグエタ(Aframomum melegueta)と、を含んでいる組成物。
  24. 前記炎症のバイオマーカーはC反応性タンパク質である、請求項21に記載の組成物。
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