JP4703280B2 - オイル化粧料 - Google Patents

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本発明は、イル化粧料に関する。
オイル化粧料は、化粧料の分類ではかなり古くからある剤形であり、聖書に於いても「香油」と言う形態のオイル化粧料が開示されている。オイル化粧料は、フレグランス或いは油性の有効成分を溶かす溶剤としての機能と、皮膚上に水分散逸防止膜を形成するエモリエント機能との2つの機能を併せ持つ。植物性のオイルを使用したオイル化粧料の場合には、植物体に含まれる有効成分もオイル中へ溶出してくるため、オイル化粧料剤形に於いて既に有効成分を含有するような場合も存する。植物油中に存在する、皮膚生理に好適な成分としては、例えば、ブドウ種子油におけるレスベラトロール、ティーオイルにおけるエピガロカテキン、カモミール油におけるアピゲニン、ローズヒップ油におけるルゴシンB等が例示できる。これらのオイル類は何れも化粧料で広く使用されている例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5を参照)しかしながら、レスベラトロールを含んでいるブドウ種子油と、ルゴシンBを含有しているローズヒップ油とを組み合わせて、オイル化粧料に含有させる技術は知られていない。
又、オイル化粧料の使用目的については、例えば、日焼け止めオイルなどのように、海水浴などの水濡れのしやすいシチュエーションにおける油溶性紫外線吸収剤の耐水性担体としての使用(例えば、特許文献6を参照)、或いは、香油などに於いては、精油の揮散を抑制、調整する担体としての使用(例えば、特許文献7を参照)、毛髪の表面に保護膜を形成する担体としての使用(例えば、特許文献8を参照)等が知られているが、洗顔直後に、洗顔時に補給された皮膚水分が散逸するのを防ぐ目的でオイル化粧料を使用することは為されていなかったし、この様な使用態様に適したオイル化粧料も開発されていなかった。
一方、通常の化粧料の使用形態では、クレンジング、洗顔の後は、ローションなどの水性化粧料を塗布し、しかる後に、乳液、クリームと油性成分の多い化粧料を重ねて処理する方法がとられており、洗顔の直後に、水分の経皮的散逸を抑制する目的でオイル化粧料を使用することは行われていないし、1)ルゴシンB及び/又はその塩と2)レスベラトロール及び/又はその塩とを含有するオイル化粧料が、その様な使用態様と目的に適したものであることも全く知られていない。更には、洗顔の直後にオイル化粧料を塗布することにより、洗顔で補給された皮膚水分が散逸することなく保持されることも全く知られていない。
皮膚の手入れという点に於いては、角層の水分量を向上せしめることは、バリア機能を高める意味で好ましいことであり、化粧料の設計に於いてもこのことが注力されているし、その為の素材も開発されている。しかしながら、向上の程度は残念ながら充分と言えるまでに至っていないのが現状であり、新たな角層水分量の向上手段の開発は、化粧料の永遠の課題となりつつある。
特開2005−047894号公報 特開2003−063942号公報 特開2000−119124号公報 特開平07−061916号公報 特開2003−063942号公報 特開平11−43437号公報 特開平06−40877号公報 特開2005−097139号公報
本発明は、この様な状況下為されたものであり、新たな角層水分量の向上手段を提供することを課題とする。
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、新たな角層水分量の向上手段を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、1)ルゴシンB及び/又はその塩と2)レスベラトロール及び/又はその塩と3)精油とを含有するオイル化粧料を、洗顔後直ちに使用することにより、洗顔行為によって角層細胞に補給された水分を散逸することなく保持できることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示すとおりである。
(1)1)ルゴシンB及び/又はその塩と2)レスベラトロール及び/又はその塩と3)精油とを含有することを特徴とする、オイル化粧料。
(2)ルゴシンB及び/又はその塩を含有するドッグローズ(Rosa carina L.)の果実油を含有することを特徴とする、請求項1に記載のオイル化粧料。
(3)ルゴシンB及び/又はその塩の含有量が、ルゴシンBに換算して、1〜10000nMであることを特徴とする、(1)又は(2)に記載のオイル化粧料。
(4)レスベラトロール及び/又はその塩を含有するブドウ(Vitis L.)の種子油を含有することを特徴とする、(1)〜(3)何れかに記載のオイル化粧料。
(5)レスベラトロール及び/又はその塩の含有量が、レスベラトロールに換算して、3〜5000nMであることを特徴とする、(1)〜(4)何れかに記載のオイル化粧料。(6)ヒマワリ油を70〜95質量%含有するものであることを特徴とする、(1)〜(5)何れかに記載のオイル化粧料。
(7)植物由来のオイルのみで構成されていることを特徴とする、(1)〜(6)何れかに記載のオイル化粧料。
(8)洗顔の直後に、水分の経皮的散逸を抑制する目的で使用されることを特徴とする、(1)〜(7)何れかに記載のオイル化粧料。
(9)精油がシソ科ラバンジュラ属(Lavandula angustifolia)の植物の花蕾の精油であることを特徴とする、(1)〜(8)何れかに記載のオイル化粧料。
本発明によれば、新たな角層水分量の向上手段を提供することができる。
(1)本発明のオイル化粧料の必須成分であるルゴシンB
本発明のオイル化粧料はルゴシンBを含有することを特徴とする。ルゴシンBは、ポリフェノールであって、バラ科バラ属の植物の植物体、取り分け、ドッグローズ(Rosa carina L.)の果実である、ローズヒップに0.001〜0.005質量%含有されており、ローズヒップ中のオイル成分を抽出乃至は圧搾して得られるローズヒップオイル中には0.1〜1質量%含有される。この含有量は産地やローズヒップオイルの製造方法によっても異なる。前記ドッグローズはヨーロッパ、アジア、アフリカ、南米、北米に広く自生している植物であり、特にルゴシンBの含有量が多いのは、南米のペルーの標高1000m以上の高地で生育したドッグローズから得られるローズヒップであると言われている。ドッグローズ以外のバラ科バラ属の植物の果実にも含有されており、この様な果実から採取したオイル中にも含まれており、これらを含有せしめて、結果、ルゴシンBを含有させることも出来る。この様なバラ科バラ属の植物を例示すれば、例えば、アルピナ(Rosa alpina)、コウシンバラ(Rosa chinensis)、エンジェルローズ(Rosa chinensis var minima)、フィリペス(Rosa filipes)、ガリカ(Rosa galica)、ギムノカルパ(Rosa gymnocarpa )、スィートブライアー(Rosa rubiginosa)、ハマナス(R. rugosa)などが例示できる。この様なバラ科バラ属の果実から得られたオイルを含有せしめる形態で、ルゴシンBを含有させることが本発明のオイル化粧料では好ましい。本発明のオイル化粧料に於いて、ルゴシンBは、後記レスベラトロールとともに、角層に作用して、角層の水分を維持せしめる効果を奏し、それにより角層バリア機能を向上せしめる効果を発揮する。ルゴシンBの塩としては、通常知られているアルカリ塩であれば特段の限定はされず、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、トリエチルアミン塩等の有機アミン塩類、リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。本発明のオイル化粧料における前記ルゴシンB及び/又はその塩の好ましい含有量は、ルゴシンBに換算して、1〜10000nMであり、より好ましくは50〜1000nMである。これは少なすぎると前記作用を発揮できない場合が存し、多すぎると、効果が頭打ちになり、徒に処方の自由度を阻害する場合や、経時的に製剤に濁りを生ぜしめる場合が存するためである。
(2)本発明のオイル化粧料の必須成分であるレスベラトロール
本発明のオイル化粧料はレスベラトロールを含有することを特徴とする。レスベラトロールは、ブドウ科ブドウ属(Vitis L.)の植物の植物体に含有されているポリフェノールであり、紅葉した赤ブドウ葉や種子に特に多く含有されていると言われている。圧搾などによって、ブドウの種子に含まれる油脂を集めて得られるブドウ種子油(グレープシードオイル)中には0.01〜1質量%のレスベラトロールが含有されていると言われてい
る。ブドウ科ブドウ属の植物はヨーロッパブドウ(Vitis vinifera)とアメリカブドウ(Vitis labraska)に大別できるが、レスベラトロールはどちらのブドウにも含有される。又、白ブドウであっても、赤ブドウであってもレスベラトロールは含有されるが、赤ブドウの方が多いと言われている。特に、葉や実が赤く色づいた後にレスベラトロールの蓄積量は著しく増大すると言われている。ヨーロッパブドウの赤ブドウとしては、例えば、カベルネ・フラン、カベルネ・ソービニヨン、ピノ・ノアール、シラー、ガメイ、テンプラニーニョ、サンジョベーゼなどが例示でき、ヨーロッパブドウの白ブドウとしては、例えば、セミヨン、ソービニヨン・ブラン、ビノ・グリ、ピノ・ブラン、ゲヴュルツトラミナー、リースリング、甲州などが例示でき、アメリカブドウの赤ブドウとしては、例えば、デラウェア、キャンベラ、ベリーAなどが例示でき、アメリカブドウの白ブドウとしては、ナイアガラ、マスカット等が例示できる。本発明のオイル化粧料に於いては、レスベラトロールをブドウの種子油として含有することが好ましく、該種子油は赤ブドウを基源とするものが好ましい。レスベラトロールの塩としては、通常知られているアルカリ塩であれば特段の限定はされず、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、トリエチルアミン塩等の有機アミン塩類、リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。レスベラトロール及び/又はその塩は、前記のルゴシンBとともに作用して、角層の水分を維持せしめる効果を奏し、それにより角層バリア機能を向上せしめる効果を発揮する。本発明のオイル化粧料における、前記レスベラトロール及び/又はその塩の好ましい含有量は、レスベラトロールに換算して、3〜5000nMであることが好ましく、より好ましくは、50〜2000nMである。これは少なすぎると前記作用を発揮できない場合が存し、多すぎると、効果が頭打ちになり、徒に処方の自由度を阻害する場合や、経時的に製剤に濁りを生ぜしめる場合が存するためである。
(3)本発明のオイル化粧料
本発明のオイル化粧料は、前記必須成分及び後記の精油を含有し、オイル剤形であることを特徴とする。ここで、オイル剤形とは、1気圧25℃で流動性を有する、炭化水素、総炭素数10以上の脂肪酸とアルコールのエステル類、総炭素数30以上の脂肪酸トリグリセリド類、シリコーン油などを主体とし、親水性界面活性剤や多価アルコール、水などの親水性成分を含有しない剤形の総称を意味する。この様な具体的な成分を例示すれば、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、ヒマワリ油、ティーオイル、小麦胚芽油、米胚芽油、流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等が例示できる。これらの中では、植物性のオイルであって、多価不飽和脂肪酸の含有量の高いヒマワリ油を主体的に用いる、具体的には、オイル化粧料全量に対して、70質量%以上、より好ましくは75質量%以上をヒマワリ油にすることである。
本発明のオイル化粧料はオイル剤形であることを損なわない範囲に於いて、上記の成分以外に、通常化粧料で使用されている任意成分を含有することが出来る。この様な任意成分としては、例えば、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等のワックス類、オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール類、ポリエーテル変性ポリシロキサン、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)の非イオン性界面活性剤の内、親油性のもの(HLBが6以下)どが例示できる。
ここで前記した如く、本発明のオイル化粧料は、ラベンダー油、カモミール油、ベルガモット油、ハッカ油、ローズマリー油、レモン油、フェンネル油等の精油成分を含有し、特に、シソ科ラバンジュラ属(Lavandula angustifolia)の植物の花蕾の精油である、ラベンダー油が特に好まし。かかる成分は、洗顔後の角層における水分維持効果を持続せしめる作用を有する。この様な作用を発現するためには、かかる成分は0.01〜0.5質量%含有することが好ましい。
本発明のオイル化粧料は、植物に含有される親油性成分の作用をより高く発現させるための製剤であるため、本発明のオイル化粧料を構成する成分は全て植物を基源とする成分とすることが好ましい。特に植物のオイルのみで構成されていることが好ましい。かかる本発明のオイル化粧料は、これらの必須成分、任意成分を常法に従って処理することにより製造することが出来る。
本発明のオイル化粧料は洗顔後直ちに皮膚に使用する形態で用いられることが好ましい。前記構成の本発明のオイル化粧料を、この様な使用態様で使用することにより、洗顔後に一時的に高まった角層内の水分量を長時間維持でき、これにより皮膚バリア機能を高め、エモリエント効果を奏することが出来る。本発明のオイル化粧料を塗布後は、余分なオイル化粧料を拭き取り化粧水などで拭き取り、ついで、通常の化粧水、乳液などの整肌化粧料の使用へ移ることも出来る。
以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
下記処方に従って、本発明のオイル化粧料を製造した。即ち、処方成分を攪拌可溶化し、イル化粧料1を得た。同時に、同様の操作で、オイル化粧料1のブドウ種子油(イタリア産赤葡萄の種子を圧搾して得たオイル;レスベラトロールを0.03質量%含有)をローズヒップ油(ペルー産のドッグローズの果実を圧搾して得たオイル;ルゴシンBを0.5質量%含有)に置換した比較例1のオイル化粧料、ローズヒップ油をブドウ種子油に置換した比較例2のオイル化粧料、及び、ブドウ種子油とローズヒップ油とをヒマワリ油に置換した比較例3のオイル化粧料も作成した。
ヒマワリ油 87.9質量%
ローズヒップ油 1 質量%
ブドウ種子油 1 質量%
ティーオイル 5 質量%
小麦胚芽油 5 質量%
ラベンダー精油 0.1質量%
*ルゴシン Bの含有量:524nM
*レスベラトロールの含有量:1315nM
<試験例1>
パネラー1名を用い、日を変えて、洗顔後、本発明のオイル化粧料を塗布、比較例1のオイル化粧料を塗布、比較例2のオイル化粧料を塗布、比較例3のオイル化粧料を塗布して処理し、洗顔前、処理10分後及び処理2時間後に「スキコン−II」(イービーコーポレーション製)を用いて皮膚水分量をコンダクタンスとして測定した。参考値として、通常の化粧水、乳液、クリームで整肌処理を行った場合も参考例として検討した。結果を表1に示す。これより、本発明のオイル化粧料は優れた皮膚内水分維持機能を有することが判る。
Figure 0004703280
(参考例の化粧水)
1,3−ブタンジオール 8 質量%
グリセリン 4 質量%
エタノール 5 質量%
1%ヒアルロン酸ナトリウム水溶液 0.1質量%
水 82.8質量%
メチルパラベン 0.1質量%
(参考例の乳液)
スクワラン 5 質量%
オリーブ油 5 質量%
セチルアルコール 1.5質量%
ソルビタンセスキステアレート 1 質量%
POE(25)ステアリン酸 1 質量%
ステアリン酸 0.5質量%
プロピルパラベン 0.1質量%
カルボキシビニルポリマー 0.2質量%
1,3−ブタンジオール 5 質量%
10%水酸化カリウム水溶液 0.2質量%
水 79.5質量%
(参考例のクリーム)
スクワラン 15 質量%
マイクロクリスタリンワックス 5 質量%
オリーブ油 25 質量%
セチルアルコール 1.5質量%
グリセリルモノステアレート 1 質量%
POE(45)ステアリン酸 1 質量%
ステアリン酸 0.5質量%
プロピルパラベン 0.1質量%
カルボキシビニルポリマー 0.2質量%
1,3−ブタンジオール 5 質量%
10%水酸化カリウム水溶液 0.2質量%
水 45.5質量%
実施例1と同様の手順で、次に示す処方に従って、本発明のイル化粧料2を製造した。このものを試験例1と同様に評価したところ、洗顔前のコンダクタンスは52.3であり、処置後10分では、54.1であり、処置後2時間では、53.4であった。
ヒマワリ油 89.7質量%
ローズヒップ油 0.1質量%
ブドウ種子油 0.1質量%
ティーオイル 5 質量%
小麦胚芽油 5 質量%
ラベンダー精油 0.1質量%
*ルゴシン Bの含有量:52.4nM
*レスベラトロールの含有量:131.5nM
実施例1と同様の手順で、次に示す処方に従って、本発明のイル化粧料3を製造した。このものを試験例1と同様に評価したところ、洗顔前のコンダクタンスは50.1であり、処置後10分では、55.2であり、処置後2時間では、54.3であった。
オリーブ油 87.9質量%
ローズヒップ油 1 質量%
ブドウ種子油 1 質量%
ティーオイル 5 質量%
小麦胚芽油 5 質量%
ラベンダー精油 0.1質量%
*ルゴシン Bの含有量:524nM
*レスベラトロールの含有量:1315nM
実施例1と同様の手順で、次に示す処方に従って、本発明のイル化粧料を製造した。このものを試験例1と同様に評価したところ、洗顔前のコンダクタンスは52.4であり、処置後10分では、57.8であり、処置後2時間では、54.9であった。
ヒマワリ油 87.9質量%
ローズヒップ油 1 質量%
ブドウ種子油 1 質量%
ティーオイル 5 質量%
小麦胚芽油 5 質量%
カモミール精油 0.1質量%
*ルゴシン Bの含有量:524nM
*レスベラトロールの含有量:1315nM
本発明は、皮膚保湿に好適なオイル化粧料に応用できる。

Claims (8)

  1. 1)ルゴシンB及び/又はその塩と2)レスベラトロール及び/又はその塩と3)シソ科ラバンジュラ属(Lavandula angustifolia)の植物の花蕾の精油とを含有することを特徴とする、オイル化粧料。
  2. ルゴシンB及び/又はその塩を含有するドッグローズ(Rosa carina L.)の果実油を含有することを特徴とする、請求項1に記載のオイル化粧料。
  3. ルゴシンB及び/又はその塩の含有量が、ルゴシンBに換算して、1〜10000nMであることを特徴とする、請求項1又は2に記載のオイル化粧料。
  4. レスベラトロール及び/又はその塩を含有するブドウ(Vitis L.)の種子油を含有することを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載のオイル化粧料。
  5. レスベラトロール及び/又はその塩の含有量が、レスベラトロールに換算して、3〜5000nMであることを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載のオイル化粧料。
  6. ヒマワリ油を70〜95質量%含有するものであることを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載のオイル化粧料。
  7. 植物由来のオイルのみで構成されていることを特徴とする、請求項1〜6何れか1項に記載のオイル化粧料。
  8. 洗顔の直後に、水分の経皮的散逸を抑制する目的で使用されることを特徴とする、請求項1〜7何れか1項に記載のオイル化粧料。
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