JP5918168B2 - β−グルコセレブロシダーゼ活性増強剤 - Google Patents

β−グルコセレブロシダーゼ活性増強剤 Download PDF

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Description

本発明は、新規なβ−グルコセレブロシダーゼ活性増強剤に関する。
β−グルコセレブロシダーゼ(以下、「GBA」と称する場合がある。)は、ラメラボディ(層板顆粒、lamellar body)に蓄えられたグルコシルセラミドを切断してセラミドへと変換する酵素であり、皮膚のバリア機能形成に必須の酵素である。
GBA活性増強作用を有する物質として、特許文献1にはモノグリコシルスフィンゴ脂質が開示され、特許文献2には、ポリ[2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン(MPC)−コーブチルメタクリレート(BMA)]等が開示されている。
細胞に含まれるセラミドは、de novo経路でセリンパルミトイルトランスフェラーゼ(SPT)酵素により一度合成された後、以下に示す2つの経路のうちいずれかを介して再度セラミドに変換される。
第一はグルコシル化されて、β−グルコセレブロシダーゼにより代謝される経路である。
第二は、スフィンゴミエリン化され、スフィンゴミエリナーゼ(SMase)により代謝される経路である。
皮膚の表皮細胞で産生される細胞間セラミド(以下、「皮膚セラミド」とも称する。)は、他の細胞で産生されるセラミドとは異なり、様々な構造を示す。また、皮膚のバリア機能に関連する皮膚セラミドには、皮膚細胞固有のセラミドが含まれる(非特許文献1)。さらに、皮膚のバリア機能に関与する皮膚細胞固有のセラミドは、上記第一の経路のみを介する(非特許文献2)。
レスベラトロールは、スチルベノイドポリフェノールの一種である。特許文献3には、レスベラトロールが、基底膜のIV型コラーゲンを切断するマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP−2)阻害作用を有することが開示されている。また、レスベラトロールは、がん細胞においてセラミド産生を促進し、がん細胞のアポトーシスを誘導することが知られている(非特許文献3〜4)。
ここで、レスベラトロールが、がん細胞においてセラミド産生を促進させる場合には、第二の経路のみを介していることが知られている(非特許文献3)。
また、がん細胞のアポトーシスを誘導するセラミドは第二の経路を介して変換されたセラミドであることが知られている(非特許文献5〜6)。
特開平8−116971号公報 特開2002−047188号公報 特開2011−46660号公報
J Dermatol Sci. 2008 Aug;51(2):77−87. Epub 2008 Mar 10. Review J Invest Dermatol. 2002 119:416−423 FASEB J. 2003 Dec;17(15):2339−2341 Biochem Pharmacol. 2007 Jul 15;74(2):281−289 Proc Natl Acad Sci U S A. 1994 Jan 4;91(1):73−77 Biochem Pharmacol. 1997;53(5):615−621
生体におけるβ−グルコセレブロシダーゼ活性の作用は、十分に解明されているとはいえないのが現状であり、ひいては、正常表皮細胞におけるβ−グルコセレブロシダーゼ活性に作用する成分についても、未だ十分に解明されていない。
本発明の目的は、新規な正常表皮細胞用β−グルコセレブロシダーゼ活性増強剤を提供することである。
本発明者らは、詳細な検討をおこなった結果、レスベラトロール、trans−スチルベン、オキシレスベラトロール、3,5−ジメトキシスチルベン、ポリダチン又は3,4,5−トリメトキシスチルベン(以下、「レスベラトロール等」と称する場合がある。)が正常表皮細胞中のβ−グルコセレブロシダーゼ活性を増強するとの新たな知見を得た。また、本発明者らは、レスベラトロール等により増強されたβ−グルコセレブロシダーゼが、正常表皮細胞の細胞間セラミド産生を増強させ、且つ皮膚バリア機能を改善させるとの新たな知見を得た。本発明は、このような新しい知見に基づいて達成されたものである。
本発明は以下のとおりである。
[1] ,5−ジメトキシスチルベン及び3,4,5−トリメトキシスチルベンからなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分として含有する正常表皮細胞用β−グルコセレブロシダーゼ活性増強剤
本発明によれば、新規な正常表皮細胞用β−グルコセレブロシダーゼ活性増強剤を提供することができる。
実施例1にかかる培養細胞の総タンパク量について示したグラフである。 実施例1にかかるβ−グルコセレブロシダーゼ活性について示したグラフである。
本発明の正常表皮細胞用β−グルコセレブロシダーゼ活性増強剤、正常表皮細胞用細胞
間セラミド産生増強剤及び皮膚バリア機能改善剤は、それぞれ、レスベラトロール、trans−スチルベン、オキシレスベラトロール、3,5−ジメトキシスチルベン、ポリダチン及び3,4,5−トリメトキシスチルベンからなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分とした生理活性剤である。
本発明の正常表皮細胞用β−グルコセレブロシダーゼ活性増強剤は、正常表皮細胞に対して、β−グルコセレブロシダーゼ活性増強作用を有し、且つβ−グルコセレブロシダーゼ活性増強作用に基づく正常表皮細胞用細胞間セラミド産生増強作用、及び皮膚バリア機能改善作用を有する。
なお、本発明では、特に断らない限り、正常表皮細胞用β−グルコセレブロシダーゼ活性増強剤、正常表皮細胞用細胞間セラミド産生増強剤及び皮膚バリア機能改善剤を「生理活性剤」と総称する。
本明細書において「工程」との語は、独立した工程だけではなく、他の工程と明確に区別できない場合であってもその工程の所期の作用が達成されれば、本用語に含まれる。
また本明細書において「〜」は、その前後に記載される数値をそれぞれ最小値および最大値として含む範囲を示すものとする。
さらに本明細書において組成物中の各成分の量は、組成物中に各成分に該当する物質が複数存在する場合、特に断らない限り、組成物中に存在する当該複数の物質の合計量を意味する。
以下、本発明について説明する。
本発明にかかる生理活性剤は、レスベラトロール、trans−スチルベン、オキシレスベラトロール、3,5−ジメトキシスチルベン、ポリダチン及び3,4,5−トリメトキシスチルベンからなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分として含有する。
レスベラトロールは、5−パラヒドロキシスチリルレゾルシノール又は3,4’,5−スチルベントリオールとしても知られる化合物であり、下記の構造を有する。
レスベラトロールは、一般的に用いられている合成物及び天然物成分由来の抽出物等を用いることができる。また、レスベラトロールは、市販品を使用することができる。市販品としては例えば、和光純薬工業株式会社、東京化成工業株式会社から商業的に得ることができる。
trans−スチルベンは、下記の構造を有する化合物である。trans−スチルベンは、一般的に用いられている合成物及び天然物成分由来の抽出物等を用いることができる。また、trans−スチルベンは、市販品を使用することができる。市販品としては例えば、trans−スチルベン(和光純薬工業(株)社)、trans−スチルベン(東京化成工業株式会社)等を挙げることができる。
オキシレスベラトロールは、下記の構造を有する化合物である。オキシレスベラトロールは、一般的に用いられている合成物及び天然物成分由来の抽出物等を用いることができる。また、オキシレスベラトロールは、市販品を使用することができる。市販品としては例えば、オキシレスベラトロール(東京化成工業株式会社)等を挙げることができる。サビンサジャパンから商業的に得ることができる。
3,5−ジメトキシスチルベンは、下記の構造を有する化合物である。3,5−ジメトキシスチルベンは、一般的に用いられている合成物及び天然物成分由来の抽出物等を用いることができる。また、3,5−ジメトキシスチルベンは、市販品を使用することができる。市販品としては例えば、3,5−ジメトキシスチルベン(東京化成工業株式会社)等を挙げることができる。
ポリダチンは、下記の構造を有する化合物である。ポリダチンは、一般的に用いられている合成物及び天然物成分由来の抽出物等を用いることができる。また、ポリダチンは、市販品を使用することができる。市販品としては例えば、ポリダチン(Alexis社)、ポリダチン(LKT Labs, Inc社)、POLYDATIN(ピセイド)(ChromaDex, Inc社)等を挙げることができる。
3,4,5−トリメトキシスチルベンは、下記の構造を有する化合物である。3,4,5−トリメトキシスチルベンは、一般的に用いられている合成物及び天然物成分由来の抽出物等を用いることができる。また、3,4,5−トリメトキシスチルベンは、市販品を使用することができる。市販品としては例えば、3,4,5−トリメトキシスチルベン(東京化成工業株式会社)等を挙げることができる。
本発明にかかる生理活性剤は、レスベラトロール、trans−スチルベン、オキシレスベラトロール、3,5−ジメトキシスチルベン、ポリダチン及び3,4,5−トリメトキシスチルベンからなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分として含有していればよく、2種以上を含有していてもよい。
また、レスベラトロール等のうち、β−グルコセレブロシダーゼ活性増強作用および安定性の観点から、3,5−ジメトキシスチルベン、trans−スチルベン、3,4,5−トリメトキシスチルベンが好ましく、3,5−ジメトキシスチルベン、3,4,5−トリメトキシスチルベンがより好ましい。
レスベラトロール等は、粉末又は結晶の形態で存在するため、本発明にかかる生理活性剤は、粉体又は結晶の形態のレスベラトロール等を使用してもよい。
また、レスベラトロール等は、シリカ等の多孔質粒子に内包された状態や、タンパク質粒子に内包された状態で使用してもよい。
レスベラトロール等を、シリカ等の多孔質粒子に内包された状態にする方法としては、特開2005−53846等に記載の方法に従うことができる。
また、レスベラトロール等をタンパク質粒子に内包された状態にする方法としては特開2011−46660号公報等に記載の方法に従うことができる。
本発明における正常表皮細胞とは、癌化していない表皮細胞のことを指す。表皮細胞には、ケラチノサイト、メラノサイト、ランゲルハンス細胞、α樹状細胞、メルケル細胞が含まれるが、本発明においては、ケラチノサイトが含まれていればよい。
本発明にかかる正常表皮細胞用β−グルコセレブロシダーゼ活性増強剤は、正常表皮細胞中のβ−グルコセレブロシダーゼの活性を増強させることができる。これにより、β−グルコセレブロシダーゼ活性増強剤は、正常表皮細胞の細胞間セラミド産生を増強する作用及び皮膚バリア機能を改善する作用を有する。
また、β−グルコセレブロシダーゼ活性増強剤には、皮膚水分保持機能向上、皮膚ターンオーバーの改善、皮膚の乾燥防止、乾燥等による肌荒れの改善、乾癬の改善、角質増殖の改善又はゴーシェ病治療等の効果が期待できる。
β−グルコセレブロシダーゼ活性増強剤は、正常表皮細胞中のβ−グルコセレブロシダーゼの活性を、β−グルコセレブロシダーゼ活性増強剤の無添加時に比べて、増加させることができる。
正常表皮細胞中のβ−グルコセレブロシダーゼの測定方法は、特に限定されるものではなく、公知の方法を採用することができる。具体的には、直接酵素活性を測定する方法又はβ−グルコセレブロシダーゼをコードする遺伝子をPCR法等を用いて測定する方法などが挙げられる。
また、正常表皮細胞中のβ−グルコセレブロシダーゼの酵素活性を、直接的に測定する方法として、ミエルとファンデルフルクの方法(ブリチッシュ・ジャーナル・オブ・デルマトロジー、95巻、頁271−274、1976年)がある。ミエルとファンデルフルクの方法に準じてβ−グルコセレブロシダーゼの酵素活性を測定する場合、β−グルコセレブロシダーゼ活性増強剤の無添加時に比べて、本発明のβ−グルコセレブロシダーゼ活性増強剤は、正常表皮細胞中のβ−グルコセレブロシダーゼの活性を、1.05倍〜3.00倍に増加させることが好ましく、1.1倍〜2.0倍に増加させることがより好ましく、1.2倍〜1.7倍に増加させることがさらに好ましい。
本発明にかかる細胞間セラミド産生増強剤は、正常表皮細胞において細胞間セラミドの産生を増強させることができる。
また、本発明の細胞間セラミド産生増強剤には、皮膚水分保持機能向上、皮膚ターンオーバーの改善、皮膚の乾燥防止、乾燥等による肌荒れの改善、細胞外セラミド量増加、細胞外脂質産生促進、アトピー性皮膚炎治療や改善、角質増殖改善又は魚鱗癬改善等の効果が期待できる。
本発明にかかる細胞間セラミド産生増強剤は、細胞間セラミド産生増強剤の無添加時に比べて、正常表皮細胞の細胞間セラミドの産生量を増加させることができる。
細胞間セラミド産生量の測定方法は、特に限定されるものではなく、公知の方法を採用することができる。具体的には、培養細胞又は市販の三次元表皮モデルを用いた測定法、若しくは、薄層クロマトグラフ(TLC)法、ジアシルグリセロールキナーゼ法、放射性同位体ラベル法又はクロマトグラフ法に、テープストリッピング等で採取したヒト角層からセラミドを抽出し、供する方法等が挙げられる。
また、細胞間セラミド産生量を薄層クロマトグラフ法で測定した際に、細胞間セラミド産生増強剤の無添加時に比べて、本発明のセラミド産生増強剤は、細胞間セラミド産生量を、1.05倍〜3.00倍に増加させることが好ましく、1.2倍〜2.5倍に増加させることがより好ましく、1.5倍〜2.0倍に増加させることがさらに好ましい。
培養細胞として、例えば正常ヒト包皮由来表皮角化細胞(ライフテクノロジーズ社)、正常ヒト表皮角化細胞(クラボウ社)等が挙げられる。
市販の三次元表皮モデルとしては、LaboCyte Epimodel(J−TEC社)、EPI−200(クラボウ社)、TESTSKIN(TOYOBO社)等が挙げられる。
本発明にかかる皮膚バリア機能改善剤は、皮膚のバリア機能を改善させることができる。なお、本発明において、皮膚のバリア機能とは、皮膚のバリアと同義であり、皮膚バリア機能改善剤は、皮膚バリア改善剤と同義である。
また、皮膚バリア機能改善剤には、皮膚水分保持機能向上、皮膚ターンオーバーの改善、皮膚の乾燥防止、乾燥等による肌荒れの改善、細胞外セラミド量増加、細胞外脂質産生促進、角層水分量向上、皮膚免疫向上、アトピー性皮膚炎、老人性乾皮症又は乾癬等の皮膚疾患の予防又は治療等の効果が期待できる。
皮膚バリア機能改善剤は、皮膚バリア機能改善剤の無添加時に比べて皮膚バリア機能を改善させることができる。
皮膚バリア機能改善は、具体的には、皮膚からの水分の蒸発量の測定又は角層水分量の測定等により評価することができる。
本発明にかかる生理活性剤は、正常表皮細胞に対してβ−グルコセレブロシダーゼ活性増強作用を有する。そのため、生理活性剤は、β−グルコセレブロシダーゼの活性に起因する疾患の治療又は予防に用いることができる。
β−グルコセレブロシダーゼの活性に起因する疾患としては、にきび、しわ、しみ、くすみ、肌荒れ、アレルギー(接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎)、湿疹、皮膚炎、皮膚そう痒症、老人性乾皮症、乾癬又はゴーシェ病等が挙げられる。
本発明における生理活性剤を正常表皮細胞に接触させるときに、生理活性剤に含有されるレスベラトロール等の量は、正常表皮細胞のタンパク量1g当たり0.01mg〜1000000mgが好ましく、0.1mg〜100000mgがより好ましく、1mg〜10000mgが特に好ましい。
本発明にかかる生理活性剤を組成物の形態で用いる場合、当該組成物におけるレスベラトロールの含有量は、剤型によって異なる。
一般に組成物の全質量に対して、好ましくは0.0000001質量%〜5質量%であり、より好ましくは0.00001質量%〜0.025質量%であり、特に好ましくは0.0002質量%〜0.00065質量%である。
本発明にかかる生理活性剤を使用する場合、生理活性剤の形態には特に制限はない。レスベラトロールの他、後述する他の成分(医薬や化粧品として許容可能な担体、又は必要に応じた他の任意成分)を含む組成物の形態としてもよい。
組成物の形態としては、オイル組成物、乳化組成物、又は粉末組成物などが挙げられる。オイル組成物、乳化組成物、及び粉末組成物は、公知の方法に従い調製することができる。
本発明にかかる生理活性剤は、経口的又は非経口的に投与することができる。β−グルコセレブロシダーゼ活性増強作用の観点から、非経口的に投与することが好ましく、具体的には、レスベラトロール等を直接正常表皮細胞へ投与可能な局所投与が好ましく、経皮投与がより好ましい。
本発明にかかる生理活性剤の投与量としては、剤型等によって異なるが、一般に、1日あたり、体重kgあたり、有効成分として1mg〜15mgとすることができ、好ましくは2mg〜10mgとすることができ、より好ましくは3mg〜5mgとすることができる。
本発明にかかる生理活性剤を含む組成物に含有される他の成分は、本発明の組成物の形態、目的などに応じて適宜選択することができる。他の成分の好適な例としては、例えば、機能性油性成分、乳化剤、その他の添加成分などが挙げられる。
(機能性油性成分)
機能性油性成分としては、水性媒体に溶解せず、油性媒体に溶解する油溶性成分であれば、特に限定はなく、目的に応じた物性又は機能性を有するものを適宜選択して使用することができる。他の油性成分としては、通常、紫外線吸収剤、抗炎症剤、保湿剤、毛髪保護剤、美白剤、抗シミ剤、細胞賦活剤、エモリエント剤、角質溶解剤、帯電防止剤、脂溶性ビタミン類、メタボリックシンドローム改善剤、降圧剤又は鎮静剤等として使用されているものが挙げられる。
ここで、機能性油性成分とは、生物体内に存在した場合に生体において所望の生理学的作用の発揮が期待され得る油性成分を意味する。
(その他の添加成分)
上記成分の他、医薬品、機能性食品又は化粧品等の分野において通常用いられる添加成分を、本発明の組成物に、その形態に応じて適宜含有させることができる。他の添加成分は、その特性によって、油溶性又は水溶性の添加成分として、本発明の組成物に含有させることができる。
例えば、その他の添加成分としては、グリセリン、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール;グルコース、果糖、乳糖、麦芽糖、ショ糖、ペクチン、カッパーカラギーナン、ローカストビーンガム、グアーガム、ヒドロキシプロピルグアガム、キサンタンガム、カラヤガム、タマリンド種子多糖、アラビアガム、トラガカントガム、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、デキストリン等の単糖類又は多糖類;ソルビトール、マンニトール、マルチトール、ラクトース、マルトトリイトール、キシリトールなどの糖アルコール;塩化ナトリウム、硫酸ナトリウムなどの無機塩;カゼイン、アルブミン、メチル化コラーゲン、加水分解コラーゲン、水溶性コラーゲン、ゼラチン等の分子量5000超のタンパク質;グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、スレオニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、シスチン、メチオニン、リジン、ヒドロキシリジン、アルギニン、ヒスチジン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アセチルヒドロキシプロリン等のアミノ酸及びそれらの誘導体;カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、酸化エチレン・酸化プロピレンブロック共重合体等の合成高分子;ヒドロキシエチルセルロース・メチルセルロース等の水溶性セルロース誘導体;などを挙げることができ、その機能に基づいて、例えば機能性成分、賦形剤、粘度調整剤又はラジカル捕捉剤等として含んでもよい。
その他、本発明においては、例えば、種々の薬効成分、pH調整剤、pH緩衝剤、紫外線吸収剤、防腐剤、香料、着色剤など、通常、その用途で使用される他の添加物を併用することができる。
また、本発明にかかる生理活性剤は、医薬品、化粧料又は機能性食品等として用いることができる。
以下、本発明を実施例にて詳細に説明する。しかしながら、本発明はそれらに何ら限定されるものではない。なお、特に断りのない限り、「%」は体積基準である。また、実施例4〜9は、いずれも参考例と読み替えるものとする。
[実施例1:GBA活性試験]
正常ヒト新生児包皮表皮ケラチノサイト(角化細胞)(商品名Human Keratinocyte Cells neonatal ;HEKn、ライフテクノロジー社、以下同じ)を、Epilife培地(0.06mM Ca2+、0.2μg/L 上皮成長因子(EGF)、20mg/L インスリン、1mg/L ハイドロコーチゾン、4ml/L ウシ脳下垂体抽出物(BPE)、100mg/L ゲンタマイシン、100μg/L アンフォテリシン含有;クラボウ社製)を用い、37℃、5%CO下で80%コンフルエントになるまで培養した。
培養後の細胞をトリプシン処理により剥離したのち、メディウム154(Human
Keratinocyte Growth Supplement(HKGS)含有;ライフテクノロジー社製)にて1.0×105cells/mlになるよう再懸濁し、12wellプレート(ファルコン社製)に1mlずつ播種した。
37℃、5%CO下で3日間培養したのち、DMSO(ジメチルスルホキシド)に溶解した被検物質(レスベラトロール(東京化成工業株式会社、以下同様)、オキシレスベラトロール(サビンサジャパン社、以下同様)、3,5−ジメトキシスチルベン(東京化成工業株式会社、以下同様)、3,4,5−トリメトキシスチルベン(東京化成工業株式会社、以下同様)、trans−スチルベン(東京化成工業株社、以下同様)、ポリダチン(LKT Lab. Inc.社、以下同様))10mM溶液を1%添加した培地(被検物質終濃度10μM溶液)に置換し、37℃にて5%CO下で4日間培養した。培地交換は1日おきに行った。
また、被検物質終濃度が、0(コントロール)、30μM及び100μMの各溶液を調製し、被検物質終濃度10μM溶液と同様にタンパク量の定量及び酵素活性の算出を行った。
リン酸緩衝生理食塩水(PBS)にて細胞を洗浄した後、プロテアーゼインヒビターカクテル(complete;Roche Applied Science社製)含有0.02%Tween−PBSを0.5ml/wellずつ加え、細胞を剥離、回収した。
回収した細胞を4℃にて一晩静置後、水浴中で30分間超音波処理し、細胞中のタンパク質を抽出した。その後、4℃、3000×g、15分間遠心処理し、上清を回収した。Protein Quantification Kit−Rapid(DOJINDO社製)にて、回収した上清中のタンパク量を定量した。
結果を図1に示す。図1中、タンパク量は、コントロール(DMSO)の総タンパク量に対する各総タンパク量の割合を示す。図1中、transスチルベンはtrans−スチルベンを表し、ポリダチン−1はポリダチンを表し、オキシレスベラトロール−1はオキシレスベラトロールを表す。
図1の結果より、レスベラトロールを添加する際には細胞傷害性において問題のない範囲内での使用が好ましいことが明らかとなった。また、trans−スチルベン、オキシレスベラトロール、3,5−ジメトキシスチルベン、3,4,5−トリメトキシスチルベン、ポリダチンを添加する際にも同様に細胞傷害性のない範囲内での使用が必要であることが明らかとなった。特にtrans−スチルベン、ポリダチンはレスベラトロールとの比較において細胞傷害性が低いことが明らかとなった。
96wellプレート(NUNC社製)に、回収した上清中のタンパクが含まれた溶液10μl、0.1Mクエン酸−0.2Mリン酸バッファー(pH5.6)100μl、10mMタウロコール酸ナトリウム溶液100μlを加え、37℃、10分間インキュベートした。
その後、5mM 4−メチルウンベリフェリル−β− D−グルクロニド(4MUG)溶液を、インキュベート液に10μl加え、さらに、37℃、5時間インキュベートした。0.2M炭酸−重炭酸バッファーを250μl加えて反応を停止し、ARVOにて励起波長(ex)355nm/蛍光波長(em)460nmの蛍光強度を測定した。
4−メチルウンベリフェリル(4MU)0〜500μMにて作成した検量線を用い酵素(β−グルコセレブロシダーゼ)活性を算出した。
結果を図2に示す。図2中、transスチルベンはtrans−スチルベンを表し、ポリダチン−1はポリダチンを表し、オキシレスベラトロール−1はオキシレスベラトロールを表す。
図2の結果より、レスベラトロール等の添加によりβ−グルコセレブロシダーゼ活性が増強することが明らかになった。また、trans−スチルベン、オキシレスベラトロール、3,5−ジメトキシスチルベン、3,4,5−トリメトキシスチルベン、ポリダチンを添加することによりレスベラトロールとほぼ同等の効果が得られることが明らかとなった。
以上の結果より、レスベラトロール等は、β−グルコセレブロシダーゼ活性増強作用を有することが明らかになった。
[実施例2:セラミド産生量の測定−単層モデル−]
正常ヒト新生児包皮由来表皮角化細胞をEpilife培地にて2.5×105cells/wellずつ6wellプレートに播種した。
1日後、PBSで培養細胞を洗浄し、DMSOに溶解した被検物質(レスベラトロール、trans−スチルベン、オキシレスベラトロール、3,5−ジメトキシスチルベン及びポリダチン)10mM溶液を1%添加した培地(上記Epilife培地からEGF、BPEを除いたもの)に置換し、37℃にて5%CO下で6日間培養した。培地交換は4回行った。PBSにて洗浄した後、培養後の細胞を剥離、回収した。
回収した細胞にクロロホルム:メタノール:水=2:4:1.6を300μl、内部標準としてC2−セラミド溶液(C2−Cer)(1000ppm;inクロロホルム:メタノール=2:1(体積比))(和光純薬社製)を25μl加えた。その後マイナス20℃で一晩静置し、室温にて水浴中で10分間超音波破砕した。音波破砕後の細胞に、クロロホルム:水=1:1溶液を1ml加え、10分間振とうした。その後、900×g、10分間、室温にて遠心処理し、上層(水層)を回収し、Protein Quantification Kit−Rapid(DOJINDO社製)にてタンパク量を定量した。
また、下層(有機層)を回収し、シリンジフィルター(0.45μm ポリテトラフルオロエチレン(PTFE))にてろ過精製した。窒素ガスバブリングにて溶媒除去後、クロロホルム:メタノール(2:1(体積比))30μlに再懸濁させた。
高性能薄層クロマトグラフィー(HPTLC)用のプレート(Silica Gel 60;Merck社製)に再懸濁液を、10μlずつスポットし、乾燥させ、クロロホルム:メタノール:酢酸(190:9:1(体積比))にて展開した。HPTLC用のプレートを乾燥後、再度展開、乾燥させ、10%硫酸銅−8%リン酸水溶液に浸し、ドライヤ
ーを用いて完全に乾燥させた。乾燥後のHPTLC用のプレートを、ホットプレートにて180℃、15分間焼析した。C2−Cerをコントロールとし、各スポット濃度を画像解析により算出した。
[実施例3:セラミド産生量の測定−3次元皮膚モデル−]
3次元表皮モデル(J−TEC製)は付属のアッセイ培地で37℃、5%CO下にて1日間、前培養した。
DMSOに溶解した被検物質(レスベラトロール、trans−スチルベン、オキシレスベラトロール、3,5−ジメトキシスチルベン、ポリダチン)100mM溶液を1%添加したPBSを角層側より50μl、8時間/日、7日間培養した。
培養した皮膚組織を、PBS100μlにて2回洗浄した後、Cell Counting Kit−8 (DOJINDO社製)を用いて細胞生存率を測定した。
培養カップより皮膚組織を剥離し、クロロホルム:メタノール=2:1(体積比)を300μl加えたガラスチューブに浸した。
内部標準としてC2−Cer溶液(1000ppm;inクロロホルム:メタノール=2:1)を25μl、剥離した皮膚組織含有液に加えた。−20℃、オーバーナイトで静置した後、剥離した皮膚組織含有液を、ビーズ式破砕機にて2分処理した。10分、室温にて遠心分離した。
上清を回収し、シリンジフィルター(0.45μm PTFE;ADVANTEC社製)にて組織断片を除去した。遠心エバポレーターを用いて溶媒を除去した後、濃縮させたセラミドにクロロホルム:メタノール(2:1(体積比))50μlを加え、再溶解させた。
再溶解液を、HPTLC(Silica Gel 60;Merck社製)に10μlずつスポットし、クロロホルム:メタノール:酢酸(190:9:1(体積比))にて展
開した。乾燥後、再度展開し、10%硫酸銅−8%リン酸水溶液に浸し、180℃、15
分間、焼析した。画像解析ソフトMulti Gauge(FUJIFUILM社製)にてスポット解析を行った。
[実施例4:バリア機能測定−培養皮膚モデル−]
ヒト正常表皮細胞を重層培養して作製した3次元表皮モデル(J−TEC製)を用い、肌バリア機能改善効果を検証した。
3次元表皮モデルにレスベラトロールを含有する下記実施例6に記載の組成物を角層側に1日8時間、6日間適用した。
比較として、レスベラトロールを精製水に代替した組成物を用い、同様に適用した。
適用後、水分蒸散計(アサヒバイオメッド社製、AS−CT1)を用いて3次元表皮モデルの水分蒸散量を測定した。
[実施例5:バリア機能測定−ヒト皮膚−]
レスベラトロールを含有する下記実施例6に記載の組成物を調製し、下記の方法により経皮水分蒸散について測定評価した。
また、比較として、レスベラトロールを精製水に代替した組成物を用い、同様の測定評価を行った。
健常人10人の前腕内側部(両腕)を洗浄後、アセトン/エーテル(1/1(体積比))処理により角質層細胞間脂質を取り除き、荒れ肌にした。
右腕側に実施例6に記載の組成物を、左腕側に比較用組成物を、それぞれ、1日2回3日間塗布し、翌日同部位を洗浄し、室温20℃、湿度30%で20分安静にした後、経皮水分蒸散量をテヴァメーター(CK社製)にて測定した。
下記式に従い、経皮水分蒸散抑制効果を求めた。
本発明品の経皮水分蒸散抑制度=基剤塗布部の経皮水分蒸散量−本発明品塗布部の経皮水分蒸散量(g/m/hr)
[実施例6]
以下の処方に従って、常法により化粧料を調製する。以下の数値は処方の全質量に対する質量%を意味する。
レスベラトロール 1.00(%)グリセリン 5.00(%)1,3−ブチレングリコール 6.50(%)エタノール 3.00(%)カルボキシビニルポリマー 0.20(%)クエン酸ナトリウム 1.00(%)パラオキシ安息香酸メチル 0.05(%)水溶性コラーゲン 0.10(%)加水分解コラーゲン 0.10(%)アセチルヒドロキシプロリン 0.10(%)精製水 残量
実施例7〜9にて、化粧料処方例について記載する。
実施例の化粧料処方に用いた、トマト抽出液、オキアミ抽出物、ヘマトコッカス藻抽出物の詳細は、以下の通りである。
・トマト抽出物(リコピン含有率:0.1質量%、製品名:Lyc−O−Mato 6%〔サンブライト(株)製〕をグリセリンにて希釈した。)
・オキアミ抽出物(アスタキサンチン含有率:0.6質量%)。
・ヘマトコッカス藻抽出物(アスタキサンチン含有率:0.3質量%、製品名:ASTOTS−S〔武田紙器(株)製〕をグリセリンにて希釈した。)
[実施例7]
以下の処方に従って、常法により乳液を調製する。以下の数値は処方の全質量に対する質量%を意味する。
<組成> (質量%)
トマト抽出物 0.1
ルテイン 0.01
ヘマトコッカス藻抽出物 0.5
スクワラン 8.0
ホホバ油 7.0
パラアミノ安息香酸グリセリル 1.0
セチルアルコール 1.5
グリセリンモノステアレート 2.0
ポリオキシエチレンセチルエーテル 3.0
ポリオキシエチレンソオイルビタンモノオレート 2.0
1,3−ブチレングリコール 1.0
グリセリン 2.0
メチルパラベン 0.04
グライカシル2000 0.1
ステアリン酸スクロース 0.1
オレイン酸ポリグリセリル−10 0.1
プテロスチルベン 0.1
酢酸トコフェロール 0.01
フェノキシエタノール 0.2
コラーゲン 1.0
クエン酸ナトリウム 1.0
香料 適量
精製水 残量
グライカシル2000(ロンザ株式会社製)は、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルとシクロデキストリンを含有する。
なお、上記組成において、ルテインに代えてフコキサンチンを用いた場合にも、同様に乳液を調製できることを確認した。
[実施例8]
以下の処方に従って、常法によりクリーム化粧料を調製する。以下の数値は処方の全質量に対する質量%を意味する。
<組成> (質量%)
トマト抽出物 0.4
オキアミ抽出物 0.2
セトステアリルアルコール 3.0
グリセリン脂肪酸エステル 2.0
モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 1.0
モノステアリン酸ソルビタン 1.0
N−ステアロイル−N−メチルタウリンナトリウム 0.5
ワセリン 5.0
レシチン 0.5
ジメチルポリシロキサン(100mPa・s) 3.0
トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル 20.0
乳酸 1.0
アスコルビン酸リン酸マグネシウム 0.5
ジプロピレングリコール 10.0
クエン酸ナトリウム 0.5
レスベラトロール 0.1
酸化チタン 0.1
エデト酸2ナトリウム 0.03
パラオキシ安息香酸エチル 0.05
精製水 残量
[実施例9]
以下の処方に従って、常法により日焼け止め化粧料を調製する。以下の数値は処方の全質量に対する質量%を意味する。
<組成> (質量%)
ヘマトコッカス藻抽出物 0.025
トマト抽出物 0.025
trans−スチルベン 0.1
シクロペンタシロキサン 35.0
tert−ブチルメトキシジベンゾイルメタン修飾酸化チタン 12.0
PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 7.5
エタノール 5.0
(アクリル酸ブチル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマー 2.0
セスキオレイン酸ソルビタン 2.0
硫酸マグネシウム 0.1
(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマー 1.0
マイカ 0.5
フェノキシエタノール 0.5
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 0.2
(メタクリル酸メチル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマー 0.1
酸化鉄 0.1
ヒアルロン酸ナトリウム 1.0
ダマスクバラ花油 適量
加水分解コラーゲン 1.0
アセチルヒドロキシプロリン 1.0
ステアロイルグルタミン酸2ナトリウム 1.0
水溶性コラーゲン 1.0
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 0.1
オレイン酸ポリグリセリル−10 0.1
ステアリン酸スクロース 0.1
レシチン 0.1
トコフェロール 0.2
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
精製水 残量

Claims (1)

  1. ,5−ジメトキシスチルベン及び3,4,5−トリメトキシスチルベンからなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分として含有する正常表皮細胞用β−グルコセレブロシダーゼ活性増強剤。
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