JP2007513449A - 繊細部を設けたコンポーネントを有する組立体であって、当該コンポーネントは、基部並びにこのような組立体を有する光学式再生装置に接続される、ところの組立体 - Google Patents
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Abstract
組立体及びこのような組立体を有する光学式再生装置。組立体は、繊細なエレメントが設けられたコンポーネントが設けられ、当該コンポーネントは基部に接続される。基部は、コンポーネントを支持する細長い支持表面を有し、コンポーネントが上記支持表面に上記繊細なエレメントを除いた側部にのみ接続されるようにする。繊細なエレメントとは、たとえば鏡である。
Description
本発明は、繊細部を設けたコンポーネントを有する組立体に係り、当該コンポーネントは、コンポーネントを支持する細長い支持表面を備える基部に接続される。
本発明は更に、このような組立体を有する光学式再生装置にも係る。
このような組立体の或る変形は、日本特許出願昭59−255371号明細書(特許文献1)により周知である。この組立体は、比較的繊細なエレメント、特に光反射鏡を設けた光学コンポーネントを有する。当該光学コンポーネントは、基部に接続する。鏡は、光を約90°の角度で反射する。コンポーネントが基部に対して移動してしまうことから防ぐため、基部の支持表面を背に位置するコンポーネントの表面は、たとえば、接着剤で上記支持表面に接続される。
しかしながら、たとえば、接着剤の収縮及び接着剤の量の差があることで、光学コンポーネント並びに鏡に力がかかる場合がある。鏡の光反射表面が、基部に対して所望の位置に配置されないことが原因である。繊細部もまた、力がかかることにより変形し得る。更に、基部及び光学コンポーネントの材料の膨張係数差及び温度差により、光学コンポーネントの光路が基部に対して一定でなくなる等、他の力の光学コンポーネントへの印加を引き起こす。
日本特許出願昭59−255371号明細書
本発明は、コンポーネントと繊細なエレメント上の基部との間の接続の影響を最小化する、組立体を提供することを目的とする。
本目的は、コンポーネントが繊細なエレメントから離れた側の支持表面にのみ接続されることにより、達成される。
コンポーネントは繊細なエレメントから離れた側の支持表面にのみ接続されるため、たとえば、接着剤の収縮、ねじ又はばねによって印加された力、温度差等、によって引き起こされた全ての力がコンポーネントの上記側部にのみかかり、繊細なエレメントの動きに影響を与えない。更に、コンポーネントは支持表面によって十分に支持されているので、コンポーネントを基部に対して位置させるのは比較的簡単である。
本発明による組立体の一実施形態は、上記コンポーネントを、接着剤によって上記基部に取り付けられることを特徴とする。
コンポーネントは、接着剤によって支持表面に容易に接続されることができる。
本発明による組立体の更なる実施形態は、上記繊細部と支持表面に接続された側との間に組立体が設けられ、組立体は、上記支持表面とコンポーネントとの間に延在する溝を設けることを特徴とする。
上記溝は、たとえば吸湿効果の影響下で、接着剤が上記繊細部から離れた側から上記繊細部近くの側部へ流れることを防ぐ。それによって、後者の側部が誤って支持表面に接続しないようにする。
別の本発明による組立体は、支持が溝を設けることを特徴とする。
光学コンポーネントが滑らかな外側表面を有することができるよう、支持表面にこのような溝を設けることは比較的簡単である。
本発明を、図面を参照して以下に更に説明する。同様の参照番号が、同様の部品に用いられている。
図1は、本発明による組立体1の一例を示す。組立体1は、フレーム2とともに光学コンポーネント4のための基部3を有する。基部3は、細長い支持表面5を有する。当該支持表面5は、細長い光学コンポーネント4の円筒形状と同様の円筒形状を有する。第1の側部では、光学コンポーネント4は、該光学コンポーネント4の縦軸7に45°の角度で延在する面取り縁6を設ける。面取り縁6は、方向P1から面取り縁6に入射された光が、方向P2に偏向されることによって、鏡として機能する。光学コンポーネント4の上記第1の側部から離れた第2の側部では、基部3は、光学コンポーネント4の第2の側部に配置された円筒形開口8を有する。開口8は、一方の側部を支持表面5によって結合される。光学コンポーネント4の第1の側部と第2の側部との間に、基部3は溝9を設ける。溝9は、支持表面5の遮断を形成する。光学コンポーネント4は、上記溝9近くの上記支持表面5によって支持されない。
光学コンポーネント4は、基部3の開口8に適用された接着剤によって、基部3に取り付けられる。溝9は、接着剤が支持表面5全体に沿って流れることを防ぐ。それによって、光学コンポーネント4は、比較的繊細な面取り縁6近くの基部3には接続されない。光学エレメント4は面取り縁6近くの基部3に接続されないため、面取り縁6が変形し得ることによって光学コンポーネントに不要な力又は応力が起こらない。このような応力は、光学コンポーネント4の面取り縁6から比較的遠く離れた第2の側部でのみ起こり得る。
図4は、本発明による光学式再生装置11の一例を示す。光学式再生装置11は、光ディスクを駆動させるモータ13が取り付けられる、取付け板12を有する。光学式再生装置11は更に、レーザー14等の発光コンポーネント、並びにレーザー14の光路に配置された光学コンポーネント15、16、17を有する。光学式再生装置11は更に、取付け板12に対して二重矢印P3によって示された方向に移動可能なスライド18を設け、スライド18は、本発明による組立体1を設ける。組立体1の光学コンポーネント4は、光学コンポーネント15、16、17と同じ光路に配置される。光学式再生装置11の動作中、レーザー光線がレーザー14により放射され且つ光学コンポーネント15、16、17及び光学コンポーネント4を通って光ディスクに向けられる間に、モータ13によって光ディスクを回転させる。光ディスクにより反射された光は、それ自体で周知の方法で、反射されたレーザー光線が分析されるユニットに向けられる。
ネジ又はばね力によって、光学コンポーネント4を基部3に接続させることも可能である。この場合、溝9は不要であり、光学コンポーネント4は支持表面5全体に沿って支持されてもよい。
光学コンポーネントが支持されるV字型断面を備えた支持表面を設けることも可能である。
支持表面の代わりに光学コンポーネントに溝を設けることも可能である。
光学コンポーネントはその全長に沿って支持されているので、コンポーネントは容易に且つ正確に基部に対して整合することができる。
Claims (8)
- 繊細部を設けたコンポーネントを有する組立体であって、当該コンポーネントは該コンポーネントを支持する細長い支持表面を備える基部に接続し、当該コンポーネントは前記支持表面に前記繊細なエレメントから離れた側部にのみ接続することを特徴とする、ところの組立体。
- 前記コンポーネントは接着剤によって前記基部に接続されることを特徴とする、請求項1記載の組立体。
- 前記繊細部と前記支持表面に接続した前記側部との間に、前記組立体は前記支持表面と前記コンポーネントとの間に延在する溝を設けることを特徴とする、請求項2記載の組立体。
- 前記支持は前記溝を設けることを特徴とする、請求項3記載の組立体。
- 前記繊細なエレメントは鏡であることを特徴とする、請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の組立体。
- 前記鏡は前記支持表面に対して或る角度をなして延在することを特徴とする、請求項5記載の組立体。
- 前記繊細なエレメントから離れた前記側部においてネジ又はばねにより印加された力を用いて、前記コンポーネントを基部に接続することを特徴とする、請求項1乃至6のうちいずれか一項に記載の組立体。
- 請求項1乃至7のうちいずれか一項に記載の組立体を有する光学式再生装置。
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