JP4153280B2 - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光記録媒体に対して情報を光によって記録または再生する光ピックアップ装置、より詳細にはフロントモニタ方式によって光出力制御を行う光ピックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ピックアップ装置の光源に多用される半導体レーザは、使用される環境温度の変動および経年変化などに起因して出力が変動する。したがって、光ピックアップ装置には自動出力制御(Automatic Power Control;略称APC)回路が設けられ、APC回路によって半導体レーザの駆動電流を制御して出力を一定に保つことが行われている。このAPC回路による半導体レーザの出力を一定に保つ方式には、リアモニタ方式とフロントモニタ方式とが知られている。
【0003】
リアモニタ方式は、半導体レーザから光記録媒体に向けて放射される光の方向(以後、フロント方向と呼ぶ)と反対の方向(以後、リア方向と呼ぶ)にわずかに放射される光をモニタ用の光検出器によって検出し、APC回路が、光検出器による検出出力に応答して半導体レーザの駆動電流を制御してその出力が一定になるようにする。しかしながら、リア方向に放射される光は、フロント方向に放射される光に比較して光量が少なく、またフロント方向に放射される光に対する光量比が必ずしも安定しないので、リアモニタ方式では、半導体レーザの光出力を精度よく制御することができないという問題がある。
【0004】
フロントモニタ方式は、フロント方向に放射される光をモニタ用の光検出器によって検出し、APC回路が、光検出器による検出出力に応答して半導体レーザの駆動電流を制御してその出力が一定になるようにする。フロント方向に放射される光の方が、リア方向に放射される光よりも光量が多いので、出力制御の精度を向上するために一般的にはフロントモニタ方式が多用されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0005】
図13は、フロントモニタ方式を用いる従来の光ピックアップ装置1の構成を簡略化して示す配置側面図である。以下に従来の光ピックアップ装置1における光出力制御の動作について説明する。光ピックアップ装置1は、光源である半導体レーザ2と、コリメータレンズ3と回折格子4と、整形プリズム5と、4分の1波長板6と、反射プリズム7と、集光レンズ8と、マルチレンズ9と、光検出器であるディテクタ10と、モニタ用光検出器11と、APC回路12とを含んで構成される。半導体レーザ2から放射される光は、コリメータレンズ3を透過して略平行光にされ、回折格子4を通過して回折され、整形プリズム5の反射面5aによってその一部が反射されてモニタ用光検出器11に導かれる。モニタ用光検出器11は、受光した光量に応じて光電変換した電気信号をAPC回路12に出力する。APC回路12は、モニタ用光検出器11の出力に応答して半導体レーザ2の光出力が一定になるように、半導体レーザ2の駆動電流を制御する。
【0006】
なお整形プリズム5の反射面5aによって反射されなかった残部の光は、整形プリズム5,4分の1波長板6および反射プリズム7を経て図示しない対物レンズによって光記録媒体の情報記録面に集光される。さらに光記録媒体で反射された光は、前述の逆に光路をたどって整形プリズム5の反射膜5bで反射され、集光レンズ8およびマルチレンズ9を透過してディテクタ10に受光されて、情報再生信号,トラッキングエラー信号およびフォーカスエラー信号として出力される。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−21001号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前述のフロントモニタ方式を採用した光ピックアップ装置1では、半導体レーザ2の放射特性のばらつき,半導体レーザ2から放射される光を反射する整形プリズム5の反射率のばらつき,整形プリズム5の装着精度のばらつきおよびモニタ用光検出器11の装着精度のばらつきなどに起因し、モニタ用光検出器11における受光量にばらつきが発生するので、半導体レーザ2の光出力制御の安定性に欠けるという問題がある。このような問題を解決するために、制御回路に外付け抵抗を設け、外付け抵抗によってゲイン調整を行い、光出力が適正範囲になるように制御する方法が採られている。しかしながら、外付け抵抗による方法では、応答速度が遅いので、光出力を安定化させるためには充分とは言えない。
【0009】
したがって、光出力制御の安定化を実現するためには、半導体レーザから放射される光の一部を反射する光反射手段である整形プリズムの装着精度およびモニタ用光検出器の装着精度を高める必要がある。特に整形プリズムとモニタ用光検出器との設置間隔が大きい場合、整形プリズムの装着位置ずれまたは装着角度ずれに起因する反射光の位置ずれが大きくなるので、一層高い精度で整形プリズムを装着しなければならないという問題がある。
【0010】
本発明の目的は、簡単な構成で光出力モニタ用の受光量の調整を可能にし、装置の組立調整が容易で、光出力制御の安定性に優れるフロントモニタ方式の光ピックアップ装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、光によって光記録媒体に情報を記録および/または光記録媒体から情報を再生する光ピックアップ装置において、
前記光記録媒体に対して光を放射する光源と
前記光源から放射される光の一部を反射する光反射面を備える光反射手段と、
前記光反射手段によって反射される光を検出するモニタ用光検出手段と、
前記モニタ用光検出手段の検出出力に応答し、前記光源から放射される光の出力を制御する制御手段と、
前記光源と前記光反射手段と前記モニタ用光検出手段と前記制御手段とを収容するハウジングと、
前記光反射手段の光反射面による光反射角度を調整する調整手段とを含み、
前記調整手段は、
前記ハウジングの部分であって前記光反射手段の光反射面に隣接する面に対応する部分に形成される貫通孔と、
前記貫通孔に進退自在に挿入され、その先端部が前記光反射手段の光反射面に隣接する面に当接する調整部材とを含むことを特徴とする光ピックアップ装置である。
【0012】
本発明に従えば、光ピックアップ装置には、光源から放射される光の一部を反射する光反射手段の光反射面による光反射角度を調整する調整手段が含まれる。光ピックアップ装置では、光反射手段によって反射される光をモニタ用光検出手段が検出し、モニタ用光検出手段の検出出力に応答して制御手段が、光源から放射される光の出力を制御する。調整手段を備えることによって、光反射手段による光の反射される方向を調整することができるので、光源から放射される光出力の制御に用いられるモニタ用光検出手段の受光量を好適な値に調整することができる。このように、モニタ用光検出手段の受光量を好適な値に調整することによって、光源から放射される光出力の安定した制御が実現される。
【0014】
また、調整手段は、ハウジングの部分であって、光反射手段の光反射面に隣接する面に対応する部分に形成される貫通孔と、貫通孔に進退自在に挿入され、その先端が光反射手段の光反射面に隣接する面に当接する調整部材とを含んで構成される。このように、調整部材を貫通孔に挿入した状態で進退させるという簡単な機構で、調整部材の先端に当接する光反射手段を動作させてその光反射面による光反射角度を調整することができるので、モニタ用光検出手段の受光量の調整が可能になる。
【0015】
また本発明は、前記貫通孔は、めねじが刻設されるめねじ部であり、前記調整部材は、前記めねじ部に螺合するおねじ部材であることを特徴とする。
【0016】
本発明に従えば、貫通孔はめねじ部であり、調整部材はめねじ部に螺合するおねじ部材である。このように調整手段をめねじ部とおねじ部材とで構成することによって、おねじ部材を軸線まわりに回転させてピッチ方向への進退量を微調整できるとともに、調整した状態を容易に保つことができる。
【0027】
また本発明は、前記ハウジングは、一部に光を反射する素材からなる覆い部を有し、
前記モニタ用光検出手段の前記光反射手段を臨む側に、前記覆い部からの反射光を遮光する遮光部材が設けられることを特徴とする。
【0028】
本発明に従えば、ハウジングは、一部に光を反射する素材からなる覆い部を有し、モニタ用光検出手段の光反射手段を臨む側に、覆い部からの反射光を遮光する遮光部材が設けられる。遮光部材は、覆い部で反射される光(以後、迷光と呼ぶ)を遮り、迷光のモニタ用光検出手段への到達を抑制するので、光出力制御に及ぼす迷光の影響を軽減することができる。
【0029】
また本発明は、前記ハウジングは、一部に光を反射する素材からなる覆い部を有し、前記モニタ用光検出手段は、前記覆い部が構成する面と前記モニタ用光検出手段の受光面との成す角度が、90度を超え、180度未満になるように配置されることを特徴とする。
【0030】
本発明に従えば、モニタ用光検出手段は、覆い部が構成する面とモニタ用光検出手段の受光面との成す角度が、90度を超え、180度未満になるように配置される。このことによって、モニタ用光検出手段の受光面は、迷光を受けにくくなるので、光出力制御に及ぼす迷光の影響が軽減される。
【0031】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の一形態である光ピックアップ装置21の構成を簡略化して示す配置図であり、図2は図1に示す光ピックアップ装置21に備わる光反射手段24付近の拡大側面図である。
【0032】
光ピックアップ装置21は、情報が記録および/または再生される光記録媒体22に対して光を放射する光源23と、光源23から放射される光の一部を反射する光反射面を備える光反射手段24と、光反射手段24によって反射される光を検出するモニタ用光検出手段25と、モニタ用光検出手段25の検出出力に応答し、光源23から放射される光の出力を制御する制御手段26と、光反射手段24の光反射面による光反射角度を調整する調整手段27と、ビームスプリッタ28と、コリメートレンズ29と、対物レンズ30と、光記録媒体22を除く前述の各部材を収容するハウジング31とを含む。
【0033】
光源23は、たとえば元素の周期律表に規定されるIII族元素とV族元素とを含む化合物半導体からなる半導体レーザ23である。半導体レーザ23には、レーザ光を放射するレーザチップと、レーザチップから放射されるレーザ光を回折光にするホログラム素子と、たとえばフォトダイオードなどからなる受光素子とが備えられる。
【0034】
光反射手段24は、たとえば白板ガラス製の直方体形状を有する反射ミラー24である。反射ミラー24は、直方体の長手方向に平行な4つの側面のうちから選択される1つの側面が光反射面32として用いられ、光反射面32が半導体レーザ23を臨むように配置される。光反射面32には、たとえば誘電体多層膜コーティングが施され、半導体レーザ23から放射される光の一部を反射することができる。
【0035】
調整手段27は、ハウジング31の部分であって、反射ミラー24の光反射面32に隣接する面33に対応する部分31aに形成される貫通孔34と、貫通孔34に進退自在に挿入され、その先端部35aが反射ミラー24の光反射面32に隣接する面33(以後、隣接面33と略称する)に当接する調整部材35とを含む。
【0036】
調整部材35は、たとえば金属製の棒状部材であり、その先端部35aを隣接面33に当接させた状態で進退させることによって、隣接面33の一辺36を支点にし、隣接面33をハウジング部分31aに対して近接離反する方向、すなわち矢符37方向に角変位移動させることができるので、光反射面32も矢符37方向に角変位移動させて光反射角度を調整することができる。
【0037】
半導体レーザ23から放射される光は、図1に示すように放射状のビーム形状を有するので、光軸に直交する断面におけるビーム内の強度は一様ではなく、光軸付近において最も強度が高く、光軸から離反するにつれて強度が低下する。またモニタ用光検出手段25の受光部は、反射ミラー24に比べて小さく、反射ミラー24による反射光を全量受光することができないので、光軸に近い光成分を多く受光する場合に受光量が多くなり、光軸から離反している部分の光成分を受光する場合に受光量は少なくなる。したがって、前述のように反射ミラー24を矢符37方向に移動させて光反射面32による光反射角度を調整することによって、モニタ用光検出手段25の受光量を調整することができる。
【0038】
モニタ用光検出手段25は、たとえばフォトダイオードなどからなる受光素子であり、反射ミラー24によって反射される光を受光し、光電変換して受光量に応じた電気信号を出力する。制御手段26であるAPC回路26は、フィードバック制御回路であり、モニタ用光検出手段25から出力される電気信号に応答し、半導体レーザ23から出力される光出力が一定になるように半導体レーザ23の駆動電流を制御する。
【0039】
なお半導体レーザ23から放射され光反射手段24によって反射されなかった残部の光は、ビームスプリッタ28,コリメートレンズ29および対物レンズ30を経て光記録媒体22の情報記録面に集光される。さらに光記録媒体22で反射された光は、前述の逆に光路をたどってビームスプリッタ28で光分岐され、図示しない光検出器と半導体レーザに備わる受光素子とに受光されて、情報再生信号,トラッキングエラー信号およびフォーカスエラー信号として出力される。
【0040】
前述のように構成される光ピックアップ装置21では、反射ミラー24の光反射面32による光反射角度を調整手段によって調整し、半導体レーザ23から放射される光出力の制御に用いられるモニタ用光検出手段25の受光量を好適な値に調整することができる。このように、モニタ用光検出手段25の受光量を好適な値に調整することによって、半導体レーザ23から放射される光出力の安定した制御が実現される。
【0041】
図3は、本発明の実施の第2形態である光ピックアップ装置に備わる調整手段41を簡略化して示す拡大側面図である。本実施の形態の光ピックアップ装置は、調整手段41を除いて実施の第1形態の光ピックアップ装置21と同一に構成される。本実施の形態の光ピックアップ装置に備わる調整手段41は、ハウジング部分31aに形成される貫通孔42と、調整部材43とによって構成されるけれども、貫通孔42にはめねじが刻設されてめねじ部42が形成され、調整部材43にはめねじ部42に螺合するおねじ部材43が用いられる。
【0042】
調整部材におねじ部材43を用いることによって、調整部材を進退方向に直接移動させるのではなく、おねじ部材43を軸線まわりに回転させてピッチ方向へ進退させるので、進退量を微調整することができる。またおねじ部材43とめねじ部42とが螺合しているので、おねじ部材43を回転させてピッチ方向に進退させて位置調整したとき、位置決めされた状態を保つことが容易である。
【0043】
図4は、本発明の実施の第3形態である光ピックアップ装置に備わる光反射手段44の構成を簡略化して示す斜視図である。本実施の形態の光ピックアップ装置は、光反射手段44を除いて実施の第1形態の光ピックアップ装置21と同一に構成される。本実施の形態の光ピックアップ装置に備わる光反射手段44である反射ミラーは、半円筒状に形成され、半円筒の平坦な側面が光を反射する光反射面45を構成し、半円筒の曲面からなる側面がハウジング部分31aに対する装着面46を構成する。ここで、半円筒状とは、円筒の軸線に平行な1もしくは2の平面によって形成される切断面を有する形状の意味に用いられる。したがって、半円筒は、軸線に直交する断面が真の半円形状を有するものの意味に限定されるものではない。
【0044】
反射ミラー44の装着面46が装着されるハウジング部分31aは、装着面46の曲面に対応するような曲面に仕上げられる。したがって、反射ミラー44は、曲面からなる装着面46がハウジング部分31aに対して摺動しながら曲面を構成する円弧の中心47まわりに容易に角変位することができ、光反射面45による光反射角度の調整、すなわち矢符37方向の調整が容易に実現される。
【0045】
このような半円筒形状を有する反射ミラー44による光反射角度の調整は、たとえば反射ミラー44の一部を治具によって軽く押え、光反射面45を傷付けることのないように選択される調整部材で光反射面45を押して矢符37方向に角変位させることによって実現される。また反射ミラー44のハウジング部分31aへの固定は、前述の光反射角度調整の前に、装着面46とハウジング部分31aとの間に粘度の高い接着剤、たとえば紫外線硬化樹脂などを塗布し、接着剤が硬化していない状態で光反射角度を調整し、その後接着剤を硬化させることによって実現される。
【0046】
図5は、もう一つの半円筒形状の光反射手段48を例示する図である。図5に示す光反射手段48である反射ミラーは、円筒の軸線に平行な2の平面によって形成される切断面を有する形状に形成される。反射ミラー48では、2面形成される平坦な側面49,50のうち、一方の側面49が光反射面49に用いられる。曲面からなる側面51がハウジング部分に対する装着面51を構成する。このように形成される反射ミラー48は、前述の反射ミラー44に比べて、軸線に直交する方向の寸法を小さくすることができるので、装置の設置空間に制約の有る場合に好適に用いられる。
【0047】
図6は、本発明の実施の第4形態である光ピックアップ装置に備わる光反射手段55の構成を簡略化して示す斜視図である。本実施の形態の光ピックアップ装置は、光反射手段55を除いて実施の第1形態の光ピックアップ装置21と同一に構成される。本実施の形態の光ピックアップ装置に備わる光反射手段55である反射ミラーは、半球状に形成され、半球の平坦な面56が光を反射する光反射面56を構成し、半球の曲面57がハウジング部分31aに対する装着面57を構成する。ここで、半球状とは、球体の中心を通る直線に平行な1もしくは2以上の平面によって形成される切断面を有する形状の意味に用いられる。したがって、半球は、球体の真の2分の1形状を有するものの意味に限定されるものではない。
【0048】
反射ミラー55の装着面57が装着されるハウジング部分31aは、装着面57の曲面に対応するような曲面に仕上げられる。したがって、反射ミラー55は、曲面からなる装着面55がハウジング部分31aに対して摺動しながら球体の中心まわりに容易に角変位することができ、光反射面56による光反射角度を2軸方向、すなわち矢符37方向と矢符58方向との両方に調整することが可能になる。
【0049】
図7は、もう一つの半球状の光反射手段59を例示する図である。図7に示す光反射手段59である反射ミラーは、球体の中心を通る直線に平行な2の平面によって形成される切断面を有する形状に形成される。反射ミラー59では、2面形成される平坦な面60,61のうち、一方の面60が光反射面60に用いられる。曲面部分がハウジング部分に対する装着面62を構成する。このように形成される反射ミラー59は、前述の反射ミラー55に比べて、寸法を小さくすることができるので、装置の設置空間に制約の有る場合に好適に用いられる。
【0050】
図8は、本発明の実施の第5形態である光ピックアップ装置に備わる光反射手段の構成を簡略化して示す斜視図である。本実施の形態の光ピックアップ装置は、光反射手段を除いて実施の第1形態の光ピックアップ装置21と同一に構成される。本実施の形態の光ピックアップ装置に備わる光反射手段である反射ミラーは、直方体形状に形成され、直方体形状を有する光反射手段の光反射面に隣接する面には、半円筒状または半球状の形状を有しハウジング部分に装着される装着部材が設けられる。
【0051】
以下図8を参照して本実施の形態の反射ミラーについてさらに説明する。図8(a)に示す反射ミラー63は、実施の第1形態の反射ミラー24と同一形状である直方体形状に形成される。反射ミラー63の光反射面64に隣接する面65には、半円筒状に形成される装着部材66が、その平坦な側面を前記隣接面65に当接するようにして設けられる。この装着部材66は、金属製,樹脂製またはガラス製のいずれであっても良い。
【0052】
また図8(b)に示す反射ミラー63は直方体形状に形成され、反射ミラー63の光反射面64に隣接する面65には、半球状に形成される装着部材67が、その平坦な面68を前記隣接面65に当接するようにして設けられる。また図8(c)に示す反射ミラー63には、3面の平坦な切断面を有する半球状の装着部材69が、1つの平坦な面70を前記隣接面65に当接するようにして設けられる。なお装着部材67,69の素材は、前述と同様に金属製,樹脂製またはガラス製のいずれであっても良い。
【0053】
本実施の形態では、反射ミラー63が、直方体形状に形成されるので、その作製が容易になる。さらに反射ミラー63を、ハウジング部分に装着するための半円筒状または半球状の装着部材66,67,69が設けられるので、装着部材66,67,69を介して反射ミラー63がハウジング部分31aに装着されたとき、装着部材66,67,69の曲面部分がハウジング部分31aに対して摺動することによって、光反射面64による光反射角度の調整が容易になる。
【0054】
図9は、本発明の実施の第6形態である光ピックアップ装置に備わる光反射手段71の構成を簡略化して示す図である。本実施の形態の光ピックアップ装置は、光反射手段71を除いて実施の第1形態の光ピックアップ装置21と同一に構成されるので、図9では半導体レーザ23と光反射手段71とモニタ用光検出手段25とを含む部分のみを図示する。
【0055】
本実施の形態の光ピックアップ装置に備わる光反射手段である反射ミラー71において注目すべきは、光反射面72が凹面状に形成されることである。なお反射ミラー71には、光反射面72の隣接面73に半円筒状の装着部材74が設けられる。
【0056】
前述のように半導体レーザ23から放射される光は、光軸に直交する断面におけるビーム内の強度が一様ではないので、モニタ用光検出手段25の受光部が、光軸から離反している部分の光成分を受光する場合、その受光量は少なくなる。このような場合、光反射面72が凹面状に形成される反射ミラー71を用いることによって、光反射面72による反射光をモニタ用光検出手段25の受光部に集光させることが可能になるので、モニタ用光検出手段25の受光量を増加させて光出力制御の安定性を向上することができる。
【0057】
図10は、本発明の実施の第7形態である光ピックアップ装置に備わる光反射手段75の構成を簡略化して示す斜視図である。本実施の形態の光ピックアップ装置は、光反射手段75を除いて実施の第1形態の光ピックアップ装置21と同一に構成される。本実施の光ピックアップ装置において注目すべきは、光反射手段75である反射ミラーの光反射面76が、凸面状に形成されることである。なお反射ミラー75には、光反射面76の隣接面77に半円筒状の装着部材74が設けられる。
【0058】
モニタ用光検出手段25の受光量が多すぎても受光量変動に対する感度が低下するので、受光量を減少させることが要求される場合もある。このような場合、光反射面76が凸面状に形成される反射ミラー75を用いることによって、凸面状の光反射面76が光を拡散反射して発散させることができるので、モニタ用光検出手段25の受光量を低減させることができる。また反射ミラー75の位置調整が困難であるとき、凸面状の光反射面76が広範囲にわたって反射光を拡散させることができるので、モニタ用光検出手段25の装着位置が反射ミラー75による反射光の光軸付近から位置ずれを生じているような場合であっても、モニタ用光検出手段25は光出力制御に問題のない受光量を得ることができる。
【0059】
図11は、本発明の実施の第8形態である光ピックアップ装置の構成を簡略化して示す側部断面図である。本実施の形態の光ピックアップ装置は、実施の第1形態の光ピックアップ装置21に類似するので、図11では要部のみ図示するとともに、対応する部分については同一の参照符号を付して説明を省略する。
【0060】
光ピックアップ装置のハウジング31には、ハウジング31の内部に収容する対物レンズ30などの光学部品,半導体レーザ23やモニタ用光検出手段25などの受発光部品およびFPCを保護するために一部にたとえばステンレス鋼からなる覆い部31bが形成される。この覆い部31bは、金属光沢を有するステンレス鋼からなるので、半導体レーザ23から放射される光の一部が直接的または間接的に反射されて迷光81a,81bとなり、モニタ用光検出手段25に受光されることがある。覆い部31bが、振動したり酸化などの経時変化を起こすことによって、迷光量が変動するので、モニタ用光検出手段25に迷光が受光されると、迷光量変動の影響を受けて光出力の制御精度が低下する。
【0061】
本実施の形態の光ピックアップ装置において注目すべきは、モニタ用光検出手段25の反射ミラー24を臨む側に、迷光81a,81bを遮光する遮光部材82が設けられることである。遮光部材82は、たとえば硬質樹脂などからなる平板状部材であり、一方の端部付近において垂直に立上がるひさし部82aが形成される。遮光部材82の中央部には、半導体レーザ23から放射され、反射ミラー24の光反射面32で反射される光が通過する開口部83が形成される。モニタ用光検出手段25は、遮光部材82の開口部83を臨んで、受光部の反対側の面に装着されるU字状のばね部材84の弾性を利用し、遮光部材82とハウジング31との間の空間に装着される。
【0062】
このように設けられる遮光部材82は、開口部83以外の部分において覆い部31bによる迷光81a,81bを遮り、迷光81a,81bがモニタ用光検出手段25へ到達することを抑制するので、光出力制御に及ぼす迷光の影響を軽減することができる。
【0063】
図12は、本発明の実施の第9形態である光ピックアップ装置の構成を簡略化して示す側部断面図である。本実施の形態の光ピックアップ装置は、実施の第8形態の光ピックアップ装置に類似し、対応する部分については同一の参照符号を付して説明を省略する。
【0064】
本実施の形態の光ピックアップ装置において注目すべきは、モニタ用光検出手段25が、次のように配置されることである。ハウジング31の覆い部31bが構成する面とモニタ用光検出手段25の受光面25aとの成す角度θが、90度を超え、180度未満になる。なお本実施の形態の光ピックアップ装置では、モニタ用光検出手段25が、前述のように覆い部31bの構成する面に対して角度θを有するように傾斜して配置されるので、遮光部材85は、平板状の薄板部材85aとひさし部85bとの2つの部材によって構成される。
【0065】
このようにモニタ用光反射手段25が、ハウジング31の覆い部31bの構成する面に対して90度を超え180未満になるように傾斜して設けられるので、、覆い部31bによる迷光81a,81bが、モニタ用光検出手段25へ一層到達しにくくなり、光出力制御に及ぼす迷光の影響が一層軽減される。
【0066】
以上に述べたように、本発明の実施の形態の光ピックアップ装置は、たとえばノート型パーソナルコンピュータなどに搭載されるいわゆるスリムタイプと呼ばれるものであるけれども、これに限定されることなく、本発明のフロントモニタ方式は、たとえばデスクトップ型パーソナルコンピュータなどに搭載されるいわゆるハーフハイトタイプの光ピックアップ装置に適用されても同様の効果を奏することができる。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、光ピックアップ装置には、光源から出射される光の一部を放射する光反射手段の光反射面による光反射角度を調整する調整手段が含まれる。光ピックアップ装置では、光反射手段によって反射される光をモニタ用光検出手段が検出し、モニタ用光検出手段の検出出力に応答して制御手段が、光源から放射される光の出力を制御する。調整手段を備えることによって、光反射手段による光の反射される方向を調整することができるので、光源から放射される光出力の制御に用いられるモニタ用光検出手段の受光量を好適な値に調整することができる。このように、モニタ用光検出手段の受光量を好適な値に調整することによって、光源から放射される光出力の安定した制御が実現される。
【0068】
た、調整手段は、ハウジングの部分であって、光反射手段の光反射面に隣接する面に対応する部分に形成される貫通孔と、貫通孔に進退自在に挿入され、その先端が光反射手段の光反射面に隣接する面に当接する調整部材とを含んで構成される。このように、調整部材を貫通孔に挿入した状態で進退させるという簡単な機構で、調整部材の先端に当接する光反射手段を動作させてその光反射面による光反射角度を調整することができるので、モニタ用光検出手段の受光量の調整が可能になる。
【0069】
また本発明によれば、貫通孔はめねじ部であり、調整部材はめねじ部に螺合するおねじ部材である。このように調整手段をめねじ部とおねじ部材とで構成することによって、おねじ部材を軸線まわりに回転させてピッチ方向への進退量を微調整できるとともに、調整した状態を容易に保つことができる。
【0075】
また本発明によれば、ハウジングは、一部に光を反射する素材からなる覆い部を有し、モニタ用光検出手段の光反射手段を臨む側に、覆い部からの反射光である迷光を遮光する遮光部材が設けられる。遮光部材は、迷光を遮り、迷光のモニタ用光検出手段への到達を抑制するので、光出力制御に及ぼす迷光の影響を軽減することができる。
【0076】
また本発明によれば、モニタ用光検出手段は、覆い部が構成する面とモニタ用光検出手段の受光面との成す角度が、90度を超え、180度未満になるように配置される。このことによって、モニタ用光検出手段の受光面は、迷光を受けにくくなるので、光出力制御に及ぼす迷光の影響が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である光ピックアップ装置21の構成を簡略化して示す配置図である。
【図2】図1に示す光ピックアップ装置21に備わる光反射手段24付近の拡大側面図である。
【図3】本発明の実施の第2の形態である光ピックアップ装置に備わる調整手段41を簡略化して示す拡大側面図である。
【図4】本発明の実施の第3形態である光ピックアップ装置に備わる光反射手段44の構成を簡略化して示す斜視図である。
【図5】もう一つの半円筒形状の光反射手段48を例示する図である。
【図6】本発明の実施の第4形態である光ピックアップ装置に備わる光反射手段55の構成を簡略化して示す斜視図である。
【図7】もう一つの半球状の光反射手段59を例示する図である。
【図8】本発明の実施の第5形態である光ピックアップ装置に備わる光反射手段の構成を簡略化して示す斜視図である。
【図9】本発明の実施の第6形態である光ピックアップ装置に備わる光反射手段71の構成を簡略化して示す図である。
【図10】本発明の実施の第7形態である光ピックアップ装置に備わる光反射手段75の構成を簡略化して示す斜視図である。
【図11】本発明の実施の第8形態である光ピックアップ装置の構成を簡略化して示す側部断面図である。
【図12】本発明の実施の第9形態である光ピックアップ装置の構成を簡略化して示す側部断面図である。
【図13】フロントモニタ方式を用いる従来の光ピックアップ装置1の構成を簡略化して示す配置側面図である。
【符号の説明】
21 光ピックアップ装置
22 光記録媒体
23 半導体レーザ
24,44,48,55,59,63,71,75 反射ミラー
25 モニタ用光検出手段
26 APC回路
27,41 調整手段
28 ビームスプリッタ
29 コリメートレンズ
30 対物レンズ
31 ハウジング
82,85 遮光部材

Claims (4)

  1. 光によって光記録媒体に情報を記録および/または光記録媒体から情報を再生する光ピックアップ装置において、
    前記光記録媒体に対して光を放射する光源と
    前記光源から放射される光の一部を反射する光反射面を備える光反射手段と、
    前記光反射手段によって反射される光を検出するモニタ用光検出手段と、
    前記モニタ用光検出手段の検出出力に応答し、前記光源から放射される光の出力を制御する制御手段と、
    前記光源と前記光反射手段と前記モニタ用光検出手段と前記制御手段とを収容するハウジングと、
    前記光反射手段の光反射面による光反射角度を調整する調整手段とを含み、
    前記調整手段は、
    前記ハウジングの部分であって前記光反射手段の光反射面に隣接する面に対応する部分に形成される貫通孔と、
    前記貫通孔に進退自在に挿入され、その先端部が前記光反射手段の光反射面に隣接する面に当接する調整部材とを含むことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記貫通孔は、めねじが刻設されるめねじ部であり、
    前記調整部材は、前記めねじ部に螺合するおねじ部材であることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記ハウジングは、一部に光を反射する素材からなる覆い部を有し、
    前記モニタ用光検出手段の前記光反射手段を臨む側に、前記覆い部からの反射光を遮光する遮光部材が設けられることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記ハウジングは、一部に光を反射する素材からなる覆い部を有し、
    前記モニタ用光検出手段は、
    前記覆い部が構成する面と前記モニタ用光検出手段の受光面との成す角度が、90度を超え、180度未満になるように配置されることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
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