JP2007507434A - 3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル誘導体およびフレグランス製品におけるその使用 - Google Patents

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Abstract

本発明は、式(Ia)および(Ib)、式中、R、RおよびRは特許請求の範囲に記載の通りである、で表される3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル誘導体、ならびにそのフレグランス製品におけるその使用に関する。

Description

本発明は、3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル誘導体、すなわち(3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル)エタノール、(3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル)エタノンおよび(3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル)メタノールならびにそのフレグランス(fragrance)としての使用に関する。本発明は、さらに、それらの製造のための方法およびそれらを含むフレグランス組成物にも関する。
フレグランス業界においては、においの徴候(odour notes)を増強するかもしくは改善するまたは新しいにおいの徴候を与える新規化合物に対する一定の要望が存在する。
特定の3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル誘導体が、極めて需要の多いフローラル(floral)、フルーティ(fruity)およびウッディ(woody)なにおいの徴候を有し、そして、それらが天然から入手可能な(1S)−(+)−および(1R)−(−)−フェンコンから出発して製造するのが比較的単純かつ容易であることをここで見出した。
したがって、本発明は、式Ia
Figure 2007507434
式中
は水素またはメチルであり;
は水素であり;かつ
は水酸基であり;または
およびRは、それらが結合している炭素原子と一緒にカルボニル基を形成する、
で表される化合物ならびにそのエナンチオマー、すなわち(1S,3R)−エナンチオマーの、フレグランスとしての使用に言及する。
式Iaで表される特定の化合物のにおいの閾値がその対応するエナンチオマーよりも平均で2倍も低いことを見出した。したがって、式Iaで表される(1R,3S)エナンチオマー中に濃縮された式I
Figure 2007507434
で表される化合物が好ましい。
用語「濃縮された」は、本明細書においては、選択されたエナンチオマーについて有利に1:1より大きなエナンチオマー純度を有する化合物を記載するのに用いられる。化合物は、約1:3以上、例えば1:4などの純度を有することが好ましい。特に好ましいのは、5:95または1:99などの1:9以上のエナンチオマー純度を有する化合物である。
本発明の特に好ましい化合物は、[(1R,3S)−3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル]メタノール、1−[(1R,3S)−3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル]エタノンおよび1−[(1R,3S)−3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル]エタノールである。
本発明の化合物は、単独で使用してもよく、または、ベース材料と組み合わせて使用してもよい。本明細書においては、「ベース材料」は、精油、アルコール、アルデヒドおよびケトン、エーテルおよびアセタール、エステルおよびラクトン、大員環および複素環などの現在使用可能な天然物ならびに合成分子の広範囲から選択される全ての既知のにおい分子、および/または、例えばキャリア材料および当分野において一般的に使用されている他の補助剤などの、フレグランス組成物中のにおい物質と併せて慣用的に用いられる1種または2種以上の成分または賦形剤との混合物を含む。
以下のリストは、本発明の化合物を組み合わせてもよい既知のにおい分子の例を含む:−エーテル油およびエーテル抽出物、例えば、ツリーモスアブソルート(tree moss absolute)、バジルオイル、カストリウム(castoreum)、コスタスルート(costus root)オイル、マートル(myrtle)オイル、オークモス(oak moss)アブソルート、ゼラニウムオイル、ジャスミンアブソルート、パチョリ(patchouli)オイル、ローズオイル、サンダルウッドオイル、ワームウッドオイル、ラベンダーオイルまたは イランイランオイル;
−アルコール、例えば、シトロネロール、EbanolTM、オイゲノール、ファルネソール、ゲラニオール、Super MuguetTM、リナロール、フェニルエチルアルコール、SandaloreTM、テルピネオールまたは TimberolTM
−アルデヒドおよびケトン、例えば、α−アミル桂皮アルデヒド、GeorgywoodTM、ヒドロキシシトロネラル、Iso E Super(登録商標)、Isoraldeine(登録商標)、Hedione(登録商標)、マルトール、メチルセドリルケトン、メチルイオノン(methylionone)またはバニリン;
−エーテルおよびアセタール、例えば、AmbroxTM、ゲラニルメチルエーテル、ローズオキサイド(rose oxide)またはSpirambreneTM
−エステルおよびラクトン、例えば、酢酸ベンジル、酢酸セドリル、γ−デカラクトン、Helvetolide(登録商標)、γ−ウンデカラクトン、酢酸ベチベニル(Vetivenyl acetate);
−大員環、例えば、アンブレットリド(Ambrettolide)、エチレンブラシレート(Ethylene brassylate)またはExaltolide(登録商標);
−複素環、例えばイソブチルキノリン。
本発明の化合物は、例えば、香水、家庭製品、洗濯製品、ボディケア製品および化粧品などの繊細な機能的香料のいかなる分野においても、フレグランス製品の広い範囲において使用することができる。化合物は、特定の用途ならびに他のにおい物質成分の性質および量に依存して、幅広く変化する量で使用することができる。その割合は、典型的には製品の0.001〜20重量%である。1つの態様においては、本発明の化合物は、0.001〜0.05重量パーセントの量で織物柔軟剤に使用することができる。別の態様においては、本発明の化合物は、0.1〜20重量パーセント、好ましくは0.1〜5重量パーセントの量で繊細な香料に使用することができる。しかしながら、経験豊かな香水業者は、これより低いまたは高い濃度で効果を達成しあるいは新しい調和を創り出すことができるから、これらの値はいずれも例示にすぎない。
本発明の化合物は、フレグランス製品とフレグランス組成物とを単に直接混合することにより、フレグランス製品中に用いることができ、あるいは、これらは、例えば、ポリマー、カプセル、マイクロカプセルおよびナノカプセル、リポソーム、フィルム形成剤、炭素もしくはゼオライトなどの吸着剤、環状オリゴ糖ならびにこれらの混合物などの封入材料により、早い段階で封入してもよく、あるいは、これらは、光、酵素などの外部刺激の適用に応じてフレグランス分子を放出するように適合した基質に化学的に結合していてもよく、その後製品に混合される。
したがって、本発明はさらに、慣用技術および慣用の方法を使用して、製品に化合物を直接混合すること、または、後にフレグランス製品に混合されてもよい、式Iの化合物のエナンチオマーの1種中に濃縮された式Iの化合物を含むフレグランス組成物を混合することのいずれかにより、そのエナンチオマーの1種中に濃縮された式Iの化合物をフレグランス成分として組み込むことを含む、フレグランス製品の製造方法を提供する。
本明細書において、「フレグランス製品」は、例えば香水およびオードトワレといった繊細な香料;例えば食器洗浄機用の洗剤、表面洗浄剤などの家庭製品;例えば柔軟剤、漂白剤、洗剤などの洗濯製品;例えばシャンプー、シャワーゲルなどのボディケア製品;および、例えば,におい物質を含むデオドラント、バニッシングクリーム(vanishing creme)などの化粧品といったあらゆる製品を意味する。製品のこのリストは例示であり、いかなる限定ともみなされるべきではない。
ヒドロキシシトロネラル、ゲラノール、リナロールおよび4−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)シクロヘキサ−3−エン−1−カルバルデヒドなどの、当分野において既知の、フローラルなにおい特性を有する多くのにおい物質と比較して、Rが水酸基である本発明の式Iaの化合物は、例外的に、塩基条件下および酸条件下の両方で安定であり、したがって、これらは多種多様のフレグランス製品に特に有用となる。
式Iaの化合物およびそのエナンチオマーは、(1R)−(−)−フェンコン/ (1S)−(+)−フェンコン(1,3,3−トリメチル−2−ノルボルナノン)のHaller-Bauer転位後、アルカリ条件下、例えば、NaOHまたはKOHなどの塩基の存在下における、3−イソプロピル−1−メチルシクロペンタンカルボン酸への加水分解により製造することができる。得られた酸を、その後、メチルリチウムと反応させて、RおよびRが、それらが結合している炭素原子と一緒にカルボニル基を形成する、式Iの化合物を得る。さらなる本発明の化合物を得るためには、得られたケトンを、例えばNaBH4などを用いた還元により第2級アルコールに転換することができる。
(3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル)メタノールは、スキーム1に示すように、フェンコンの転位により製造された3−イソプロピル−1−メチルシクロペンタンカルボン酸(A)を、LAHの存在下、対応するアルコールへの還元により製造してもよい。
Figure 2007507434
式IaおよびIbで表される光学的に純粋な化合物ならびにそのエナンチオマーの1種、すなわち式IaまたはIbの化合物、の中で濃縮された式Iの化合物のエナンチオマー混合物は、光学的に純粋なフェンコンあるいは(1R)−(−)−フェンコンまたは(1S)−(+)−フェンコンのいずれかの中で濃縮されたエナンチオマー混合物から出発して合成することができる。
本発明は、さらに、下記の非限定的な例を参照して記載される。
下記例1〜6において記載された全ての最終生成物は無色オイルであった。これらは、他のエナンチオマーをそれぞれ8%および2%含有する(1R)−(−)−および(1S)−(+)−フェンコンから出発して得られた。記録されたNMRデータは以下の一般的条件:400MHzにおける1Hおよび100MHzにおける13C;CDCl3中;TMSから低磁場のppmでの化学シフト(δ);カップリング定数HzによるJ により測定された。
例1:[(1R,3S)−3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル]メタノール
ジエチルエーテル(100ml)中の、(1R)−(−)−フェンコン(V. Braun, J.; Jacob, A. Chem. Ber. 1933, 66, 1461) から得た(1R,3S)−3−イソプロピル−1−メチルシクロペンタンカルボン酸(70.0g、0.41mol)の溶液を、同じ溶媒(500ml)中の水素化リチウムアルミニウム(13.3g、0.35mol)の懸濁液に窒素雰囲気下でゆっくりと加える。3時間加熱環流した後、反応混合物を10℃まで冷却し、2N NaOH溶液(70ml)を注意深く加え、そして0.5時間攪拌し続けた。白色固体をろ別し、ろ液をブライン(2×500ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、真空で濃縮した。粗生成物(79.0g)を10cmVigreuxカラム(0.9〜1.1mbar、96〜98℃)を用いて蒸留することにより精製し、[(1R,3S)−3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル]メタノール(57.0g、収率90%)を得る。
Figure 2007507434
においの記述:フローラル、グリーン、ジャスミン、スズラン(lily-of-the-valley)フレッシュ、クリーン。
例2:[(1S,3R)−3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル]メタノール
(1S)−(+)−フェンコンから出発して、例1の実験手順にしたがって製造した。
Figure 2007507434
においの記述:フローラル、フルーティ、グリーン、ロージー(rosy)、ヘスペリディック(hesperidic)(グレープフルーツ)。
例3:1−[(1R,3S)−3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル]エタノン
ジエチルエーテル中のメチルリチウムの1.6M溶液(200ml、0.32mol)を、THF(250ml)中の(1R,3S)−3−イソプロピル−1−メチルシクロペンタンカルボン酸(25.5g、0.15mol)の溶液に、0℃で25分間にわたり滴下添加した。3時間0℃で攪拌した後、冷却しながらクロロトリメチルシラン(151ml、1.2mol)を加え、反応混合物を室温まで温め、氷冷した水(200ml)に注ぎ、0.5時間攪拌し、MTBE(2×250ml)で抽出した。組み合わせた有機相を水(200ml)2M NaOH(150ml)およびブライン(3×200ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、真空で濃縮し、粗生成物1−[(1R,3S)−3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル]エタノン(27.6g)を得て、この粗生成物のサンプル(1.5g)をbulb-to-bulb蒸留により精製した(0.93g、収率68%)。
Figure 2007507434
においの記述:アーシー(earthy)/モッシー(mossy)、グリーン、ウッディ(woody)
例4:1−[(1S,3R)−3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル]エタノン
(1S)−(+)−フェンコンから出発して、例3の実験手順にしたがって製造した。
Figure 2007507434
においの記述:フローラル、アグレスティック(agrestic)、フルーティ、グリーン。
例5:1−[(1R,3S)−3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル]エタノール
エタノール(8ml)中の例3で得られた1−[(1R,3S)−3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル]エタノン(3.0g、18mmol)の溶液を、同じ溶媒(17ml)中の水素化ホウ素ナトリウム(0.42g、10.7mmol)の冷(氷浴)溶液に加えた。室温で1.5時間攪拌した後、反応混合物を氷冷した2M HCl(100ml)に注ぎ、MTBE(2×100ml)で抽出した。組み合わせた有機相をブライン(2×50ml)で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、真空で濃縮した。粗生成物(2.8g)をbulb-to-bulb蒸留により精製した(2.34g、収率77%、ジアステレオ異性体比〜1:1)。
Figure 2007507434
においの記述:フローラル、アーシー/モッシー、わずかにテルピネオール/アーシー
例6:1−[(1S,3R)−3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル]エタノール
(1S)−(+)−フェンコンから出発して、例5の実験手順にしたがって製造した。
Figure 2007507434
においの記述:ヘスペリディック(hesperidic)/シトラス、フルーティ、グリーン、フレッシュ(グレープフルーツ、ダイオウ(rhubarb))。
例7:女性用高級フレグランス
Figure 2007507434
は、Flavor and Fragrance Materials - 2003, Allured Publishing Corp. Carol Stream Ill., U.S.A.に記載の化学名である。

[(1R,3S)−3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル]メタノールの5%の存在は、この処方にクリーミーなスズランの印象を与える。
例8;石けん用のフローラル組成物
Figure 2007507434
は、Flavor and Fragrance Materials - 2003, Allured Publishing Corp. Carol Stream Ill., U.S.A.に記載の化学名である。

[(1R,3S)−3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル]メタノールは、このスズランのフレグランスをまろやかで(velvety)豊かにする。

Claims (10)

  1. 式Ia
    Figure 2007507434
    式中
    は水素またはメチルであり;
    は水素であり;かつ
    は水酸基であり;または
    およびRは、それらが結合している炭素原子と一緒にカルボニル基を形成する、
    で表される化合物ならびにそのエナンチオマーの、フレグランスとしての使用。
  2. [(1R,3S)−3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル]メタノール、[(1S,3R)−3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル]メタノール、1−[(1R,3S)−3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル]エタノン、1−[(1S,3R)−3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル]エタノン、1−[(1R,3S)−3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル]エタノールおよび1−[(1S,3R)−3−イソプロピル−1−メチルシクロペンチル]エタノールからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物のフレグランスとしての使用。
  3. 式Ia
    Figure 2007507434
    を有するエナンチオマー中に濃縮された、式I
    Figure 2007507434
    で表される化合物の、フレグランスとしての使用であって、式中、R、RおよびRは請求項1において規定されたものと同じ意味を有する、前記使用。
  4. 式Ib
    Figure 2007507434
    を有するエナンチオマー中に濃縮された、式I
    Figure 2007507434
    で表される化合物の、フレグランスとしての使用であって、
    式中、R、RおよびRは請求項1において規定されたものと同じ意味を有する、前記使用。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の化合物の、フレグランス製品における使用。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の化合物を含む、フレグランス製品。
  7. フレグランス製品が、香水、家庭製品、洗濯製品、ボディケア製品または化粧品である、請求項6に記載のフレグランス製品。
  8. 請求項1〜4において定義されている式Iaで表される化合物またはエナンチオマーを組み込むステップを含む、フレグランス製品の製造方法。
  9. 式Ia
    Figure 2007507434
    式中
    は水素またはメチルであり;
    は水素であり;かつ
    は水酸基であり;または
    およびRは、それらが結合している炭素原子と一緒にカルボニル基を形成する、
    で表される化合物。
  10. 式Ib
    Figure 2007507434
    式中
    は水素またはメチルであり;
    は水素であり;かつ
    は水酸基であり;または
    およびRは、それらが結合している炭素原子と一緒にカルボニル基を形成する、
    で表される化合物。
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