JPH0324198A - 香料組成物 - Google Patents

香料組成物

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JPH0324198A
JPH0324198A JP1156767A JP15676789A JPH0324198A JP H0324198 A JPH0324198 A JP H0324198A JP 1156767 A JP1156767 A JP 1156767A JP 15676789 A JP15676789 A JP 15676789A JP H0324198 A JPH0324198 A JP H0324198A
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島田 明美
Takeshi Yamamoto
健 山本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、2−メチルフェンチルアルコールを含有する
ことを特徴とする香料組或物及び漂白剤組或物に関する
。本発明の化合物は香水、化粧品等の香粧品類、その他
保健衛生材料、医薬品等に有効に使用できるものであり
、特に酸、アルカリに安定であるため、漂白剤、トイレ
及び床洗浄剤、パーマ液、カビ取り液等の強酸、強アル
カリ性である物性を有する物の付香、マスキングに有効
に使用できるものである。
〔従来の技術〕
本発明に用いる2−メチルフェンチルアルコールに関し
ては、その存在は多くの文献例えば、ジャーナル・オブ
・アメリカン・ケミカル・ソサイテ4(J,  八me
r.  Chem.Sac.) .  7 9.173
3 (1957) 、ケミカル・アブストラクット( 
Chemical.^bstracts, ) Vol
. 5 1 . 11292d,ジャーナル・オブ・ア
メリカン・ケミカル・ソサイテ4(J.  八mer.
Chem.Soc,) ,  7 8.3182 (1
956) 、ケミカル・アブストラクット(Chemi
cal Abstracts) Vol, 5 0 .
  14649c等に記載されている。しかしながら、
これらの文献においては、製法上の反応メカニズム、立
体化学及び物理化学の分野等の内容のものであり、その
香気については全く記載がなく、勿論、香料としての使
用に関してはなんら知られていない。
本発明化合物に構造が類似しており、香気についての記
載のある化合物としては2−エチルフエンチルアルコー
ルが知られているだけである〔ケミカル・センセス・フ
レバー(Chm.Senses Flavour) 3
(4).369−80(1978) )。
〔発明が解決しようとする課題〕
近年、各種香粧品及び保健衛生材料類の多様化に伴い、
香粧品及び保健衛生材料用香料が従来にない新しい香気
に対するニーズが高まり、拡散性が強くユニークな香質
で、安全性が高く、かつ、強酸、強アルカリ性下に安定
な優れた香料物質の開発が要求されている。中でも保健
衛生材料においては、付香の目的がその基材の持ツ不快
臭をマスキングすることを主目的とするものも多く、例
えば次亜塩素酸塩漂白剤、パーマ液、トイレ及び床洗浄
剤、カビ取り液等が挙げられるが、これらにおいては基
材の持つ物性が強酸あるいは強いアルカリ性であるため
、付香を行っても大半の香料においては経時的に分解変
質して、香気の変質及び基材の目的活性低下を生じ付香
の目的を達或するのが困難である。
従来、このような拡散性が強くユニークであり、新鮮な
天然らしさがあり、かつ安全性が高く、容易に入手でき
る素材が少なく、特に強酸、強アルカリ性下に安定な性
能をもつ素材が不足している。
本発明の目的は前記の要求を満たす香料組成物及び漂白
剤組或物を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記事情に鑑み、次式(1)で示される
2−アルキルフエンチルアルコール誘導体に関して鋭意
研究を行った結果、このうち1−2−アルキルフエンチ
ルアルコール誘導体は次の第1表に示す香気特性を有す
ることが判明した。
(式中Rはアルキル基) 上記表中、いき値は、3人の専門パネラーにより、エタ
ノールで希釈して最少限の匂いを検知できた濃度の平均
値である。
この結果、驚くべきことにアルキル基の相違により香気
特性が大きく変化するという知見を得た。
前述の文献に記載のあるRがエチル基のものに関しては
、専門パネラーの官能評価においては、少しビターなジ
ェオスミン的カンファ一様香気で、特に特徴は無いとい
う結果であったが、一方、Rがメチル基のものにおいて
は全く予想外に非常に拡散性が強く、いき値においても
Rがエチル基のものに比較して100倍の値を示し、香
気バランスが良く、特徴ある心地良いライム様で、ジエ
才スミン、カンファー ボルネオール様香気を有してい
るという結果を得た。
そして、2−メチルフェンチルアルコールは創香テスト
の結果、森林浴系香料、シトラス系香料組成物等のトッ
プノートの変調に非常に有用であることが判明した。か
つ、塩酸、カセイソーダ水溶液等の強酸、強アルカリに
対しても全く安定であり、ブリーチ、パーマ液、トイレ
及び床洗浄剤等のマスキングにおいても優れ、新規香料
素材として非常に有用であることを見出し、本発明を完
戒した。
本発明は2−メチルフェンチルアルコールを含有するこ
とを特徴とする香料組或物及び漂白剤組成物に関する。
本発明に用いる2−メチルフェンチルアルコールの合或
法に関しては、ハロルド・エッチ・ツァイス(Haro
ld H, Zeiss)らの方法〔ジ+7ナール・オ
ブ・アメリカン・ケミカル・ソサイテイ(J.  ^m
,  Chem,  Soc.), Vol, 78.
 3182 (1956) Eにより、市場で安価に容
易に入手できるフェンチョンを原料としてメチルマグネ
シウムアイオダイドと反応させることにより、容易に合
或することができる。なお、文献に記載されていないが
、メチルマグネシウムアイオダイドの代わりにメチルマ
グネシウムブロマイド、メチルマグネシウムクロライド
を用いることにまり高牧率で2−メチルフェンチルアル
コールを合或することが出来る。
2−メチルフェンチルアルコールは、化学構造上幾何異
性体としてエキソ体、エンド体が存在するが、合或して
得られる2−メチルフェンチルアルコールはエキソ体が
大部分を占める混合物からなる。両者を分離し確かめた
ところ、香気その他の性質については僅かに若干の差異
があり、エキソ体はシャープでエンド体に比較してライ
ム調が強く、エンド体は少しボルネオール的香気特性が
加わる。しかしながら本発明に使用する2−メチルフェ
ンチルアルコールは、両者を分離することなく、そのま
ま使用することにより目的を達することが出来る。なお
、原料であるフェンチョンに関しては工業的にd体、l
体いずれも市販されているが、2−メチルフェンチルア
ルコールのd体、l体については香気質は若干差異があ
り、すなわち1体の方がやや匂い立ちがシャープでクリ
ーンであるものの、いずれも同じ目的に使用可能である
かくして、本発明の化合物2−メチルフェンチルアルコ
ールを含有してなる拡散性の強い新鮮な嗜好性の高い香
気付与あるいは香気改良補強剤を提供でき、また、香気
或分として含有する香粧品類、保健衛生材料、医薬品、
塗料等を提供することができる。すなわち、シャンプー
リンス類、香水、コロン類、ヘヤートニック、ヘヤーク
リーム類、ポマードその他毛髪用化粧料基剤、白粉、口
紅、その他の化粧料基剤や化粧料洗剤基剤、石鹸、皿洗
い洗剤、洗濯用洗剤、ソフトナー類、消毒用洗剤類、防
臭洗剤類、室内芳香剤、ファ−ニチュアケヤー、消毒剤
、殺虫剤、漂白剤、塗料、その他の各種保健衛生用洗剤
類、歯磨、マウスウオッシュ、トイレットペーパー、医
薬品の服用を容易にするための賦香剤等に、そのユニー
クな香気を付与できる適当量を配合して商品価値を高め
ることができる。
〔実施例〕
次に、合或例、試験例、実施例により本発明を説明する
合或例I A−2−メチルフェンチルアルコールの合戊1l4口反
応フラスコに窒素下、市販のメチルマクネシウムブロマ
イドのテトラハイド口フラン溶液1モルをいれ、25℃
で市販の2−フェンチョン100gC0.65モル:α
萱=− 55. O゜〕をテトラハイドロフラン100
gに溶かした液を2時間で滴下する。滴下後24時間同
温度でかぎまぜ反応を完結させる。反応液を0℃の10
%硫酸水溶液920gにいれ分解後水洗しヘキサン30
0ccで抽出し、有機層を5%ソーダ灰水溶液250g
,10%食塩水250gで各1回水洗分液を行った。次
にヘキサンをエバポレーターで回収し粗生或物10?g
Cガスクロマトグラフィーで測定した純度(以下、GL
C純度という):エキソ体96%、エンド体3.5%、
フエンチョン0.3%〕を得た。粗生底物をメタノール
150gに溶解させ、−25℃で再結晶し2−メチルフ
ェンチルアルコール(GLC純度:エキソ体96.7%
、エンド体0.29%、フェンチョン0.01%)91
gを得た。このものをさらにメタノール150gで−2
5℃で再結晶ヲ行いl−2−メチルフェンチルアルコー
ル(+t+,p.62℃、aW=−3.9 、GLC純
度:エキソ体99. 97%、エンド体0.03%)8
2gを得た。
合或例2 d−2−メチルフェンチルアルコールの合或合或例lで
用いたl−フエンチョンに替えてd−フェンチョン〔α
甘= + 74. O゜〕 100gを用いて、合戊例
1と同様に操作し、d−2−メチルフェンチルアルコー
ル83gを合或した。
このものは、αt=+5.2”   mp61t、GL
C純度:エキソ体99.95%、エンド体0.05%で
あった。
試験例1 カセイソーダ水溶液に対する安定性試験下記処方により
溶液を調製した。
10%カセイソーダ水溶液  :1g メタノール        :10g 合或例1で得た2−メチル フェンチルアルコール  :0.1g n−ドデカン(内標)     :  0.08gこれ
を30cc三角フラスコにいれ、40℃で100時間か
きまぜた。反応液を10%食塩水50g1ヘキサン20
gで水洗、抽出し、水層をヘキサン20gでさらに2回
抽出し、ヘキサン層を得た。これを飽和食塩水30gで
2回水洗した後、ヘキサン層をGLCで分析した結果、
副生或物は全く無く、内標との検量結果、2一メチルフ
エンチルアルコールは全く分解シていないことが判明し
た。
試験例2 塩酸水溶液に対する安定性試験 下記処方により溶液を調製した。
10%塩酸水溶液       :lgメタノール  
       =10gn−ドデカン(内標)    
  :   0.08gこれを30cc三角フラスコに
いれ、40℃で100時間かきまぜた。反応液を上記試
験例lと同様の操作を行い分析した結果、2−メチルフ
ェンチルアルコールは全く分解していないことが判明し
た。
試験例3 石鹸での付香、安定性試験 合或例1で得た2−メチルフェンチルアルコールを、石
鹸に対し1%付香し、ガラス容器に密閉して40℃の恒
温室で3ケ月間保存し、香気質の変化を5人の専門パネ
ラーによって調べた。その結果分解臭などがなく、香気
変化は全く認められなかった。また、上記石鹸を太陽の
下に、室温で1ケ月間置き、色焼けテストを行った結果
、色焼けは全く認められなかった。
試験例4 安全性試験 合或例1で得た2−メチルフェンチルアルコールの安全
性に関して、感作性テスト、皮膚一次刺激テスト、光毒
性テスト及び変異原性テストを行ったが、いずれも陰性
であり、安全性が非常に高いことが判明した。
実施例1 次の処方により液体漂白剤組或物を調製した。
処  方          重量部 次亜塩素酸ナトリウム         4,0ナトリ
ウム 2−エチルヘキシル サルフェート             2.0水酸化
ナトリウム           1.0合成例lで得
た2−メチルフエン チルアルコール          0.1100. 
0 上記漂白剤紐成物を、ポリ容器ボトルに密閉し、恒温質
に入れ40℃、30日間保存し貯蔵安定性をしらべた。
■0人の専門パネラーにより判定した結果、カルキ臭は
全く感じず、香質の変化も無かった。また、同時に、活
性次亜塩素酸量を滴定によりしらべた。上記処方中2一
メチルフェンチルアルコールを添加しない漂白剤と比較
したところ、両者は全く同じ値を示した。すなわち、漂
白剤としての活性低下は、全く認められなかった。
さらに、上記処方の中、2−メチルフェンチルアルコー
ルの替わりに、先に示した式(1)のアルキル基の異な
った2−メチルフェンチルアルコールを使用し、カルキ
臭のマスキングについて比較した。10人の専門パネラ
ーによる判定結果を第2表に示す。
第  2 表 処   方 過炭酸ナトリウム 重量部 93.7 無水硫酸カルシウム 5.0 以上の結果から、2−メチルフェンチルアルコールのみ
が完全にカルキ臭をマスキングすることが判明した。
実施例2 次の処方により酵素含有漂白剤組或物を調製した。
100. 0 さらに、上記処方のものと、上記処方の中2=メチルフ
エンチルアルコールの替わりに、先に示した式(1)の
アルキル基の異なった2−メチルフェンチルアルコール
を使用したものについて、酵素臭のマスキングについて
比較した。
すなわち、上記漂白剤組或物をポリ容器ボトルに密閉し
、恒温室に入れ40℃、30日間保存し酵素臭の変化を
しらべた。IO人の専門パネラーにより判定した結果を
第3表に示す。
第  3  表 以上の結果から、2−メチルフェンチルアルコールのみ
が、完全に酵素臭をマスキングした。
また、香質の変化も全く無かった。
さらに、上記処方のものと、上記処方中2−メチルフェ
ンチルアルコールを添加しない漂白剤と比較したところ
、両者は全く同じ値を示した。すなわち、漂白剤として
の活性低下は全く認められなかった。
実施例3 チオグリコール酸を主或分とするコールドニ浴式バーマ
液に合戊例1で得た2−メチルフェンチルアルコールを
0,1%添加しパーマ液を調製した。5人の専門パネラ
ーによりマスキングテストを行った。その結果、全員が
、チオグリコール酸臭、アンモニア臭がかなりおさえら
れ、2−メチル7エンチルアルコールを添加しないもの
に比較して、より快適であるとした。なお、2−メチル
フェンチルアルコールを添加したものに関して、室温で
30日間保存し安定性を調べたが、香気の変質は認めら
れなかった。
実施例4 パインニードル調香気を有する室内芳香剤用の香料組或
物としての下記処方により香料組或物を調製した。
セダウッドオイル          50イソボルニ
ルアセテート       550バインニードル シ
ベリアン    1701000 次に、この香料を用いて次の処方により芳香剤を作製し
た。
処  方         重量部 力ラギーナン            2.0ローカス
トビーンガム        0.2塩化カルシウム 
          0.2イオン交換水      
     84.0乳  化  剤         
           063グリコール      
       7・OBHT            
    O.3100. 0 上記芳香剤と,別途上記香料処方中2−メチルフェンチ
ルアルコールを添加しない香料を用いた芳香剤を作製し
、この両者を無臭の200lのボックスに各別に入れ密
閉し、室温で3時間放置し香気を気散させた後、20人
の専門パネラーでボックス内の空気の香気強度、嗜好性
テストを行った。その結果、全員が2−メチルフェンチ
ルアルコールを添加して調製した香料を用いたものが、
断然香気強度が強いと答え、19人が2−メチルフェン
チルアルコールを添加した香料を用いたものが、その香
気は、より天然の森林のもつ新鮮さと深みがあり、好き
であると答えた。
実施例5 ライム調香気を有する液体次亜塩素酸塩漂白剤用の香料
組成物を調製した。すなわち、下記処方によりライム調
香料を調製した。
処   方               重量部合或
例1で得た2−メチルフェン チルアルコール          50ボルニルエチ
ルエーテル        502.6−ジメチルへブ
タン −2−オール            100フエンチ
ルエチルエーテル      200ライムオイル デ
ィスト メキシコ  2001000 次に、液体次亜塩素酸塩漂白剤を下記処方により調製し
た。
処   方 次亜塩素酸ナトリウム 重量部 4.0 ナトリウム 2−エチルヘキシル サルフェート2.O 水酸化ナトリウム          1.0たが、添
加したものはカルキ臭を全く感じず、新鮮なライム調の
ここち良い残香を感じた。
実施例6 ライム調香気を有するトイレ用酸性洗剤用の香料組成物
を調製した。すなわち、下記処方によりライム調香料を
調製した。
100. 0 この液体次亜塩素酸塩漂白剤に対し、上記ライム調香料
を重量で0.1%添加しライム調香気を有する液体次亜
塩素酸塩漂白剤を作製した。
この漂白剤を、ポリ容器ボトルに密閉し、恒温室に入れ
40℃、30日間保存し、貯蔵安定性を調べた。20人
の専門パネラーにより判定した結果、カルキ臭は全く感
じず、新鮮なライム調香気の変化は認められなかった。
また、この漂白剤を用いて汚れた夕才ルを洗濯機で洗濯
した結果、香料を添加しない漂白剤同様、タオルは完全
に白くなった。かつ、洗濯後のタオルは香料を添加しな
い場合はカルキ臭を少し感じシンナミックアルコール 160 ライムオイル ディスト メキシコ  400メチルサ
リシレート          4oオレンジ テルペ
ン         1601000 この香料を、香料無添加のトイレ用酸性洗剤に重量で0
.2%添加した。これをポリ容器に密閉し60日間室温
で保存し貯蔵安定性を調べた。
10人の専門パネラーにより判定した結果、塩酸臭を完
全1こマスキングし、新鮮なライム調香気の変化は認め
られなかった。なお、汚れたトイレを洗浄した結果、洗
浄効果は香料を添加しない場合と同じであった。かつ、
香料を添加したものは、洗浄後、トイレ全体に新鮮な心
地良いライム調の香りがただよった。
実施例7 ライラック調香気を有するカビ取り液用の香料組戊物を
調製した。すなわち、次の処方により香料を調製した。
処  方           重量部バラクレチルメ
チルエーテル     IOセドリルメチルエーテル 
      30この香料を、香料無添加の塩素酸系カ
ビ取り液に重量で0.2%添加した。これをポリ容器に
密閉し、恒温室で40t’、3o日間保存し貯蔵安定性
を調べた。5人の専門パネラーにより判定した結果、嗜
好性の高い香気の変質を全く認められなかった。かつ、
洗浄効果も香料を添加しない場合と同様であった。
実施例8 シャンプー用香料組或物を下記の処方により調製した。
このものは、グリーン調、フローラル調、ムスク調の香
気を有するものである。
処   方               重量部エチ
レンブラシレート         1001000 シクラメナルデヒド アニシルアセトン アミルサリシレート オイゲノール シトロネロール ジメチルベンジルカルビノ 100 30 100 20 100 一ル    50 ジヒドロジャスモネート50 パライソブロビルシクロへヰサノン   3010−ウ
ンデセナール レモン オイル 1000 上記シャンプー用香料と、処方中2−メチルフェンチル
アルコールを除いたものを、それぞれ30人の専門パネ
ラーにより嗜好性の試験をした結果、23人が2−メチ
ルフェンチルアルコールを調合した方が好きと答えた。
実施例9 石鹸用香料組成物を下記の処方により調製した。このも
のは、ラベンダー調、ウッディー調の香気を有するもの
である。
処   方 アセチルセドレン バチュリオイル アルファータービネオール スチラリルアセテート オオクモス No, 1 ラバンジンオイル アンプリノール レモンオイル リナロール エチレンブラシレート 重量部 200 50 100 20 20 100 5 65 50 300 1000 上記石鹸用香料と、処方中2−メチルフェンチルアルコ
ールを除いたものとを、それぞれ石鹸に対し重量で1%
加え石鹸を付香し、30人のパネラーにより嗜好性の試
験を行った。その結果、26人が2−メチルフェンチル
アルコールを調合した方が匂いだちが良く、香りに深み
があって好きと答えた。
実施例10 洗剤用香料組戒物を下記の処方により調製した。このも
のは、ミューゲ調の香調を有するものである。
処  方          重量部 イランオイル             20シトロネ
ラール           300フェニルエチルジ
メチル カルビノール シクラメンアルデヒド ジヒドロジャスモネート エチレンプレシレート アンブロキサン 10% ジプロピレングリコール アセチルセドレン アルデヒドC12  ラウリック 100 150 180 150 1000 上記洗剤用香料と、処方中2−メチルフェンチルアルコ
ールを除いたものとを、それぞれ洗剤に対し重量で0.
3%加え洗剤を付香し、30人パネラーにより嗜好性の
試験を行った。。その結果、27人が2−メチルフェン
チルアルコールを調合した方が匂いだちが強く、みずみ
ずしく新鮮で好きと答えた。
〔発明の効果〕
本発明は、工業的に有用な、2−メチルフェンチルアル
コールを含有する香料組或物及び漂白剤組成物を提供す
るものである。すなわち、2−メチルフェンチルアルコ
ールは香料としての性質に優れ、これにより2−メチル
フェンチルアルコールを含有する香料組戒物は、各種香
粧品類、保健衛生材料、医薬品、塗料等の広い分野に用
いられる。また、酸、アルカリに安定であるため、漂白
剤、トイレ、床洗浄剤、パーマ液、カビ取り液等の強酸
、強アルカリ性の物性を有する物の付香、マスキングに
極めて有効に用いられる価値あるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、2−メチルフェンチルアルコールを含有することを
    特徴とする香料組成物。 2、2−メチルフェンチルアルコールを含有することを
    特徴とする漂白剤組成物。
JP1156767A 1989-06-21 1989-06-21 香料組成物 Expired - Lifetime JPH0791554B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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