JP2007502123A - 改善されたハロヒドリンデハロゲナーゼおよび関連するポリヌクレオチド - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、新規なハロヒドリンデハロゲナーゼポリペプチド、および、そのようなポリペプチドをコードするポリヌクレオチドに関連する。
ハロヒドリンデハロゲナーゼ(「HHDH」)は、ハロヒドリンハロゲン化水素リアーゼまたはハロヒドリンエポキシダーゼ[EC4.5.1]とも呼ばれており、1,2−ハロヒドリンと、対応する1,2−エポキシドとの下記の相互変換を触媒する:
本発明は、ハロヒドリンデハロゲナーゼ活性を有するポリペプチド、典型的には、ハロヒドリンデハロゲナーゼ活性を有する単離され、場合により精製されたポリペプチド(より典型的には、組換えポリペプチド)に関し、この場合、前記ポリペプチドは、下記のポリペプチドからなる群より選択されるアミノ酸配列を含む:
(a)配列番号4、配列番号12、配列番号16、配列番号18、配列番号34、配列番号38、配列番号44、配列番号48、配列番号52、配列番号66、配列番号80、配列番号84、配列番号114、配列番号154、配列番号158、配列番号170または配列番号270に対して少なくとも99%同一であるアミノ酸配列を有するポリペプチド;
(b)配列番号10、配列番号14、配列番号68、配列番号118、配列番号164、配列番号166または配列番号180に対して少なくとも98%同一であるアミノ酸配列を有するポリペプチド;
(c)配列番号110、配列番号162、配列番号262、配列番号422、配列番号440または配列番号520に対して少なくとも97%同一であるアミノ酸配列を有するポリペプチド;
(d)配列番号116または配列番号448に対して少なくとも96%同一であるアミノ酸配列を有するポリペプチド;
(e)配列番号264、配列番号266、配列番号470または配列番号476に対して少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有するポリペプチド;
(f)配列番号200に対して少なくとも93%同一であるアミノ酸配列を有するポリペプチド;
(g)配列番号442に対して少なくとも89%同一であるアミノ酸配列を有するポリペプチド;
(h)配列番号702に対して少なくとも88%同一であるアミノ酸配列を有するポリペプチド;
(i)配列番号2と最適に整列された場合、配列番号2に対して少なくとも80%同一であり、かつ、2位の(残基)位置におけるT、3位におけるAまたはPまたはS、4位におけるV、6位におけるD、9位におけるIまたはFのいずれか、10位におけるL、13位におけるS、14位におけるS、15位におけるK、16位におけるC、17位におけるTまたはR、20位におけるCまたはSまたはKのいずれか、24位におけるT、26位におけるQ、28位におけるF、29位におけるT、30位におけるA、31位におけるL、33位におけるG、34位におけるR、35位におけるL、36位におけるN、37位におけるH、40位におけるD、44位におけるL、45位におけるP、47位におけるPまたはAのいずれか、52位におけるN、54位におけるV、55位におけるR、56位におけるD、58位におけるK、61位におけるGまたはD、63位におけるV、72位におけるR、75位におけるI、76位におけるP、78位におけるC、82位におけるY、84位におけるSまたはLのいずれか、85位におけるA、91位におけるE、93位におけるD、95位におけるQまたはG、96位におけるN、107位におけるK、112位におけるA、114位におけるT、SまたはGのいずれか、115位におけるA、117位におけるP、120位におけるN、121位におけるE、122位におけるP、126位におけるR、130位におけるV、133位におけるS、134位におけるAまたはV、136位におけるL、WまたはV、139位におけるH、142位におけるIまたはR、144位におけるS、146位におけるS、152位におけるT、153位におけるS、154位におけるSまたはAのいずれか、168位におけるV、169位におけるT、177位におけるF、178位におけるV、180位におけるI、181位におけるGまたはI、184位におけるK、186位におけるY、194位におけるL、198位におけるN、199位におけるM、215位におけるE、236位におけるG、237位におけるV、238位におけるL、240位におけるT、245位におけるIまたはAまたはVのいずれか、249位におけるY、252位におけるVまたはI、および、254位におけるVからなる群より選択される少なくとも1つのアミノ酸残基を含むポリペプチド;
(j)配列番号1に対応する核酸の実質的に全長にわたってストリンジェントな条件下でハイブリダイズする核酸によってコードされるポリペプチド(ただし、コードされるポリペプチドは、配列番号2と最適に整列された場合、2位の(残基)位置におけるT、3位におけるA、PまたはS、4位におけるV、6位におけるD、9位におけるIまたはFのいずれか、10位におけるL、13位におけるS、14位におけるS、15位におけるK、16位におけるC、17位におけるTまたはR、20位におけるSまたはKまたはCのいずれか、24位におけるT、26位におけるQ、28位におけるF、29位におけるT、30位におけるA、31位におけるL、33位におけるG、34位におけるR、35位におけるL、36位におけるN、37位におけるH、40位におけるD、44位におけるL、45位におけるP、47位におけるPまたはAのいずれか、52位におけるN、54位におけるV、55位におけるR、56位におけるD、58位におけるK、61位におけるGまたはD、63位におけるV、72位におけるRまたはQ、75位におけるI、76位におけるP、78位におけるC、82位におけるY、84位におけるSまたはLのいずれか、85位におけるA、91位におけるE、93位におけるD、95位におけるQまたはG、96位におけるN、99位におけるG、107位におけるK、112位におけるA、114位におけるT、GまたはSのいずれか、115位におけるA、117位におけるP、120位におけるN、121位におけるE、122位におけるP、126位におけるR、130位におけるV、133位におけるS、134位におけるAまたはV、136位におけるL、WまたはV、139位におけるH、142位におけるIまたはR、144位におけるS、146位におけるS、152位におけるT、153位におけるS、154位におけるSまたはAのいずれか、168位におけるV、169位におけるT、177位におけるF、178位におけるV、180位におけるI、181位におけるGまたはI、184位におけるK、186位におけるY、189位におけるT、194位におけるL、198位におけるN、199位におけるM、215位におけるE、222位におけるA、236位におけるG、237位におけるV、238位におけるL、240位におけるT、245位におけるIまたはAまたはVのいずれか、252位におけるVまたはI、および、254位におけるVからなる群より選択される少なくとも1つのアミノ酸残基を有するアミノ酸配列を含む)。
この場合、前記ポリペプチドは、配列番号3、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号33、配列番号37、配列番号43、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号65、配列番号67、配列番号79、配列番号83、配列番号109、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号153、配列番号157、配列番号161、配列番号163、配列番号165、配列番号169、配列番号179、配列番号161、配列番号199、配列番号261、配列番号263、配列番号265、配列番号269、配列番号421、配列番号439、配列番号441、配列番号447、配列番号469、配列番号475、配列番号519、配列番号701、配列番号725、配列番号729、配列番号731、配列番号733、配列番号735、配列番号737、およびその相補的配列からなる群より選択される配列を有する核酸の実質的に全長にわたってストリンジェントな条件下でハイブリダイズする核酸によってコードされる。
(HHDHポリペプチド)
本発明は、ハロヒドリンデハロゲナーゼ(「HHDH」)活性を有する新規なポリペプチド、ならびに、そのようなポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを提供する。本発明のHHDHポリペプチドは、例えば、発明の名称が「4位置換された3−ヒドロキシ酪酸誘導体を製造するための酵素プロセス」である特許出願明細書(これは代理人文書番号0339.210USに対応する;2003年8月11日出願、米国特許出願第10/639,159号[これは本明細書によって参照として本明細書中に組み込まれる])に記載される方法を使用して、4−ハロ−3−ヒドロキシ酪酸誘導体を、4位置換された3−ヒドロキシ酪酸誘導体に変換することを触媒するために好適である。このような本発明のポリペプチドはまた、例えば、発明の名称が「4位置換された3−ヒドロキシ酪酸誘導体、ならびに、シアノおよびヒドロキシがビシナル置換されたカルボン酸エステルを製造するための酵素プロセス」である特許出願明細書(これは代理人文書番号0339.310USに対応する;2004年2月18日出願、米国特許出願第10/782,258号[これは本明細書によって参照として本明細書中に組み込まれる])に記載される方法を使用して、ハロおよびヒドロキシがビシナル置換されたカルボン酸エステルを、シアノおよびヒドロキシのビシナル置換のカルボン酸エステルに変換することを触媒するためにも好適である。本発明のポリペプチドは、ハロヒドリンを、医薬品中間体として有用なシアノヒドリンに変換するための触媒として特に有用である。具体的な適用において、本発明のHHDHポリペプチドは、4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸エチルを4−シアノ−3−ヒドロキシ酪酸エチルに変換することを触媒するために使用される。そのような変換を例示する様々な例が本明細書中下記に示される。そのような使用のより詳細な記載が、発明の名称が「4位置換された3−ヒドロキシ酪酸誘導体を製造するための酵素プロセス」および「4位置換された3−ヒドロキシ酪酸誘導体、ならびに、シアノおよびヒドロキシがビシナル置換されたカルボン酸エステルを製造するための酵素プロセス」(同上)である上記の特許出願明細書に示されている。
この場合、前記ポリペプチドは、配列番号3、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号33、配列番号37、配列番号43、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号65、配列番号67、配列番号79、配列番号83、配列番号109、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号153、配列番号157、配列番号161、配列番号163、配列番号165、配列番号169、配列番号179、配列番号161、配列番号199、配列番号261、配列番号263、配列番号265、配列番号269、配列番号421、配列番号439、配列番号441、配列番号447、配列番号469、配列番号475、配列番号519、配列番号701、配列番号725、配列番号729、配列番号731、配列番号733、配列番号735、配列番号737、およびその相補的配列からなる群より選択される配列を有する核酸の実質的に全長にわたってストリンジェントな条件下でハイブリダイズする核酸によってコードされる。
Tm(℃)=81.5℃+16.6(log10M)+0.41(%G+C)−0.72(%f)−500/n
式中、Mは一価カチオン(通常、Na+)のモル濃度であり、(%G+C)はグアノシン(G)ヌクレオチドおよびシトシン(C)ヌクレオチドの割合であり、(%f)はホルムアミドの割合であり、nはハイブリッドのヌクレオチド塩基の数(すなわち、長さ)である。上記文献を参照のこと。
Tm(℃)=79.8℃+18.5(log10M)+0.58(%G+C)−11.8(%G+C)2−0.56(%f)−820/n
式中、Mは一価カチオン(通常、Na+)のモル濃度であり、(%G+C)はグアノシン(G)ヌクレオチドおよびシトシン(C)ヌクレオチドの割合であり、(%f)はホルムアミドの割合であり、nはハイブリッドのヌクレオチド塩基の数(すなわち、長さ)である。上記文献を参照のこと。
Tm(℃)=4(G+C)+2(A+T)
式中、A(アデニン)、C、T(チミン)およびGは、対応するヌクレオチドの数である。
本発明は、本発明のHHDHポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを提供する。本発明の具体的な実施形態において、HHDHポリヌクレオチドは、配列番号1に対応する核酸の実質的に全長にわたってストリンジェントな条件下でハイブリダイズする核酸を含み、この場合、HHDHポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドは、配列番号2と最適に整列された場合、2位の(残基)位置におけるT、3位におけるAまたはPまたはS、4位におけるV、6位におけるD、9位におけるIまたはFのいずれか、10位におけるL、13位におけるS、14位におけるS、15位におけるK、16位におけるC、17位におけるTまたはR、20位におけるCまたはSまたはKのいずれか、24位におけるT、26位におけるQ、28位におけるF、29位におけるT、30位におけるA、31位におけるL、33位におけるG、34位におけるR、35位におけるL、36位におけるN、37位におけるH、40位におけるD、44位におけるL、45位におけるP、47位におけるPまたはAのいずれか、52位におけるN、54位におけるV、55位におけるR、56位におけるD、58位におけるK、61位におけるGまたはD、63位におけるV、72位におけるR、75位におけるI、76位におけるP、78位におけるC、82位におけるY、84位におけるSまたはLのいずれか、85位におけるA、91位におけるE、93位におけるD、95位におけるQまたはG、96位におけるN、107位におけるK、112位におけるA、114位におけるT、SまたはGのいずれか、115位におけるA、117位におけるP、120位におけるN、121位におけるE、122位におけるP、126位におけるR、130位におけるV、133位におけるS、134位におけるAまたはV、136位におけるL、WまたはV、139位におけるH、142位におけるIまたはR、144位におけるS、146位におけるS、152位におけるT、153位におけるS、154位におけるSまたはAのいずれか、168位におけるV、169位におけるT、177位におけるF、178位におけるV、180位におけるI、181位におけるGまたはI、184位におけるK、186位におけるY、194位におけるL、198位におけるN、199位におけるM、215位におけるE、236位におけるG、237位におけるV、238位におけるL、240位におけるT、245位におけるIまたはAまたはVのいずれか、249位におけるY、252位におけるVまたはI、および、254位におけるVからなる群より選択される少なくとも1つのアミノ酸残基を有するアミノ酸配列を含む。本発明はまた、大腸菌における発現のためにコドン最適化されているHHDHポリヌクレオチド(配列番号1)を提供する。このコドン最適化されたポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドは、Agrobacterium sp.に由来するHHDHポリペプチド(配列番号2)に対応する。
本発明はまた、上記に幅広く記載されるようなHHDHポリヌクレオチドの1つ以上を含む組換え構築物を包含する。用語「構築物」または用語「核酸構築物」は、本明細書中では、一本鎖または二本鎖のいずれかであっても、天然に存在する遺伝子から単離されている核酸、または、そうでない場合には、自然界に存在しない様式で核酸のセグメントを含有するように改変されている核酸を示す。用語「核酸構築物」は、核酸構築物が、本発明のHHDHコード配列の発現のために要求される制御配列を含有するとき、用語「発現カセット」と同義的である。
本発明はまた、本発明のベクターまたは構築物(例えば、本発明のクローニングベクターまたは本発明の発現ベクター)により形質導入(形質転換またはトランスフェクション)される操作された宿主細胞、ならびに、組換え技術による本発明のポリペプチドの産生に関連する。ベクターは、例えば、プラスミド、ウイルス粒子、ファージなどであり得る。宿主細胞は真核生物細胞(例えば、植物細胞など)が可能である。あるいは、宿主細胞は原核生物細胞(例えば、植物細胞など)が可能である。宿主細胞への構築物の導入は、リン酸カルシウムトランスフェクション、DEAE−デキストラン媒介トランスフェクション、エレクトロポレーションまたは他の一般的な技術によって行うことができる(Davis,L.、Dibner,M.およびBattey,I.(1986)、Basic Methods in Molecular Biology)。操作された宿主細胞は、プロモーターを活性化するために、形質転換体を選択するために、または、HHDHポリヌクレオチドを増幅するために適切なように改変された従来の栄養培地において培養することができる。培養条件(例えば、温度およびpHなど)は、発現のために選択された宿主細胞とともに以前に使用された条件であり、当業者には明らかであり、また、本明細書中における引用参考文献(これには、例えば、Sambrook、Ausubel、およびBergerが含まれる)、ならびに、例えば、Freshney(1994)、Culture of Animal Cells,a Manual of Basic Technique(第3版、Wiley−Liss、New York)、およびそれにおける引用参考文献において明らかである。
本発明のHHDHポリペプチドはまた、コードされるHHDHポリペプチドの精製を容易にするために、融合ポリペプチドの一部として発現させることができる。そのような融合ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドは、精製を容易にするドメインに読み枠を合わせて融合されている本発明のHHDHポリヌクレオチドに対応する核酸配列を含む。本明細書中で使用される用語「精製を容易にするドメイン」は、ドメインが融合されているポリペプチドの精製を媒介するドメインを示す。好適な精製ドメインには、金属にキレート化するペプチド、固定化された金属における精製を可能にするヒスチジン−トリプトファンモジュール、グルタチオンと結合する配列(例えば、GST)、ヘマグルチニン(HA)タグ(これは、インフルエンザのヘマグルチニンタンパク質に由来するエピトープに対応する;Wilsonら(1984)、Cell、37:767)、マルトース結合タンパク質配列、FLAG発現/アフィニティー精製システム(Immunex Corp、Seattle、WA)において利用されるFLAGエピトープなどが含まれる。プロテアーゼ切断可能なポリペプチドリンカー配列を精製ドメインとHHDHポリペプチドとの間に含むことは、精製を容易にするために有用である。本明細書中に記載される組成物および方法における使用のために意図される1つの発現ベクターにより、エンテロキナーゼ切断部位によって隔てられるポリヒスチジン領域に融合された本発明のポリペプチドを含む融合タンパク質の発現がもたらされる。そのヒスチジン残基は、IMIAC(固定化金属イオンアフィニティークロマトグラフィー;Porathら(1992)、Protein Expression and Purification 3:263〜281に記載されるようなアフィニティークロマトグラフィー)での精製を容易にし、一方、エンテロキナーゼ切断部位は、HHDHポリペプチドを融合タンパク質から分離するための手段を提供する。pGEXベクター(Promega;Madison、WI)もまた、外来ポリペプチドをグルタチオンS−トランスフェラーゼ(GST)との融合タンパク質として発現させるために使用することができる。一般に、そのような融合タンパク質は可溶性であり、リガンド−アガロースビーズ(例えば、GST融合物の場合にはグルタチオン−アガロース)に吸着させ、続いて、遊離リガンドの存在下で溶出することによって、溶解した細胞から容易に精製することができる。
本発明はさらに、HHDHポリペプチドを作製する方法を提供する。この場合、この方法は、(a)HHDHポリヌクレオチドにより形質転換された宿主細胞を、HHDHポリペプチドの産生のために好適な条件下で培養すること;および(b)HHDHポリペプチドを回収することを含む。典型的には、回収は、下記に記載される技術を含めて、この分野では広く知られているタンパク質回収技術を使用して、宿主細胞培養培地、宿主細胞または両方からである。
上記で記載されたように、本発明のHHDHポリペプチドは、4−ハロ−3−ヒドロキシ酪酸誘導体を、4位が求核試薬で置換された3−ヒドロキシ酪酸誘導体に変換することを触媒するために使用することができる。本発明の新規なハロヒドリンデハロゲナーゼはまた、国際特許出願公開WO01/90397(これはその全体が参照として本明細書中に組み込まれる)に開示される様式で、混合物をハロヒドリンデハロゲナーゼの存在下でアニオン性求核試薬と反応させることによって、鏡像異性体エポキシドの混合物を酵素分割するためのプロセスにおいて有用であり、この場合、酵素はエポキシド鏡像異性体の一方を求核試薬と優先的に反応させて、生じる鏡像異性体的に濃縮されたビシナル求核試薬置換アルコールと、もう一方の鏡像異性体において濃縮された未反応エポキシドとの混合物を形成する。
(ハロヒドリンデハロゲナーゼを発現させるための発現構築物の構築)
Agrobacterium sp.ハロヒドリンデハロゲナーゼに対する遺伝子を、Agrobacterium sp.から得られたハロヒドリンデハロゲナーゼのアミノ酸配列(配列番号2)に基づいて、大腸菌における発現のためにコドン最適化した(配列番号1)。遺伝子を、60merのオリゴマーを使用して合成し、T5プロモーターの制御下で発現ベクターPCK110700(図1に示される)にクローン化した。ベクターを大腸菌TOP10(Invitrogen、Carlsbad、CA)に形質転換し、この大腸菌TOP10から、プラスミドDNAを、標準的な方法を使用して調製した。その後、プラスミドDNAを、標準的な方法を使用して発現宿主の大腸菌BL21(Stratagene、La Jolla、CA)に形質転換した。活性なHHDHを発現するクローンが発現ライブラリーにおいて見出された。このクローンから得られた遺伝子を配列決定し(配列番号1(HHDH.1)を参照のこと)、Agrobacterium sp.のHHDH(配列番号2)をコードすることを見出した。
(HHDHの産生)
通気撹拌型発酵装置において、0.528g/Lの硫酸アンモニウム;7.5g/Lのリン酸水素二カリウム三水和物;3.7g/Lのリン酸二水素カリウム;2g/LのTastone−154酵母抽出物;0.05g/Lの硫酸第一鉄;および3mL/Lの微量元素溶液(これは、2g/Lの塩化カルシウム二水和物、2.2g/Lの硫酸亜鉛七水和物、0.5g/Lの硫酸マンガン一水和物、1g/Lの硫酸第一銅五水和物、0.1g/Lのホウ酸ナトリウム十水和物および0.5g/LのEDTAを含有する)を含有する10.0Lの増殖培地を30℃の温度にした。発酵装置に、実施例1で記載されるようなHHDHポリヌクレオチドを含有するプラスミドが与えられ、その後、LB、1%のグルコース(Sigma Chemical Co.、St.Louis、MO)および30μg/mlのクロラムフェニコール(Sigma Chemical Co.、St.Louis、MO)を含有する振とうフラスコで成長させた大腸菌BL21(Stratagene、La Jolla、CA)の後期指数培養物を、0.5〜2.0の600nmでの開始光学濃度(OD600)に接種した。発酵装置を500rpm〜1500rpmで撹拌し、空気を1.0L/分〜15.0L/分で発酵槽に供給して、30%飽和以上の溶存酸素レベルを維持した。培養液のpHを20%(v/v)の水酸化アンモニウムの添加によって7.0で制御した。培養が40のOD600に達した後、温度を30℃で維持し、ハロヒドリンデハロゲナーゼの発現を、イソプロピル−β−D−チオガラクトシド(IPTG)(Sigma Chemical Corp.、St.Louis、MO)を1mMの最終濃度に添加することによって誘導した。培養物をさらに15時間成長させた。誘導後、細胞を遠心分離によって集め、10mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.0)により洗浄した。細胞ペーストを下工程の回収プロセスにおいてそのまま使用し、または、使用まで−80℃で保存した。
(酵素調製)
実施例2から得られた細胞ペーストを、1体積湿重量の細胞ペーストを3体積の100mM Tris/硫酸(pH7.2)に懸濁し、その後、Sorval 12BPにおける5000gでの40分間の遠心分離によって洗浄した。洗浄された細胞ペーストを2体積の100mM Tris/硫酸(pH7.2)に懸濁した。細胞内のHHDHを、最初の通過については14,000psigの圧力を使用し、2回目の通過については8,000psigの圧力を使用して懸濁物をホモジナイザーに2回通すことによって細胞から放出させた。細胞溶解物はホモジナイザーの通過の間で0℃に冷却された。溶解物を室温に暖め、その後、2.5MのMnSO4(50mM〜350mMの最終濃度)または10%(w/v)のポリエチレンイミン(PEI)溶液(pH7.2)(0.6%(w/v)〜1.0%(w/v)の最終濃度)を溶解物に加え、30分間撹拌した。ホモジネートを、標準的な研究室遠心分離機で30分間〜60分間、5,000gと10,000gとの間で遠心分離した。上清を限外ろ過によって脱塩し、濃縮して、底の浅い容器に分注し、−20℃で凍結し、粉末に凍結乾燥して、粉末を−80℃で保存した。
(HHDH活性の存在についてのハイスループットスクリーニング)
(A.アガロース中にシアノヒドリンが存在しない場合)
下記のスクリーニングを、HHDH活性の存在を確認するために使用した。1日目に、200mlのLB寒天+1%のグルコース、30μg/mlのクロラムフェニコールを含有するQトレー(Genetix USA,Inc.、Beaverton、OR)における新たに形質転換されたコロニーを、Q−bot(登録商標)ロボットコロニー採取装置(Genetix USA,Inc.、Beaverton、OR)を使用して選び、培地(70μL/ウエルの2xYT+1%のグルコース、30μg/mlのcam)を含有する底の浅い384ウエルNuncプレート(Nalge Nunc International、Rochester、NY)に入れ、30℃、250回転/分(rpm)、85%の相対湿度(RH)で一晩成長させた。陰性コントロール(空ベクターを有する大腸菌BL21)および陽性コントロール(HHDH Mzl/2G5(配列番号31)を含有するベクターを有する大腸菌BL21)を含めた。これらのマスターウエルプレート培養物をAirPore(商標)微孔性テープ(Qiagen,Inc.、Valencia、California)で覆った。
このハイスループットスクリーニングは、シアノヒドリン生成物の存在下で、例えば、(R)−4−シアノ−3−ヒドロキシ酪酸エチルの存在下でHHDH活性を示すHHDHポリペプチドについてスクリーニングすることが望ましいときに使用される。1日目および2日目に対するプロトコルはパートAの場合と同じである。3日目に、アッセイプレートを下記のように準備した:150mlの低融点アガロース溶液を下記のように作製した:10mMのTris(pH7.0)、2.0%の低融点アガロース(電子レンジで融解された)、0.004%のブロムクレゾールパープル(1.2ml/150ml)。この溶液を37℃に一晩冷却した。3日目に、ECHB(0.45mlのECHB/150ml溶液)および(R)−4−シアノ−3−ヒドロキシ酪酸エチル(8.26mlの(R)−4−シアノ−3−ヒドロキシ酪酸エチル/150ml溶液)を加えて、0.3%のECHBおよび400mMの(R)−4−シアノ−3−ヒドロキシ酪酸エチルの溶液にした。この溶液を混合し、そして、パートAに記載されるように、150mLのQトレーに注ぎ、その後、固化させた。
(ハロヒドリンデハロゲナーゼ活性の特徴付け)
(A.生成物の(R)−4−シアノ−3−ヒドロキシ酪酸エチルを検出するためのガスクロマトグラフィー法)
500mMのHCN(リン酸によりpH7.0に調節された500mMのNaCN)における(S)−4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸エチル(10mM〜100mM)の溶液に、ハロヒドリンデヒドロゲナーゼ酵素を同じ緩衝液に事前に溶解された溶液として加えた。経時的に混合物の一定量を抜き取り、3体積の酢酸エチルにより抽出した。その後、有機層を、本明細書中下記において実施例6に記載されるように、(R)−4−シアノ−3−ヒドロキシ酪酸エチルについてガスクロマトグラフィー(GC)によって分析した。サンプルを様々な時点で採取し、生成物のシアノヒドリンである(R)−4−シアノ−3−ヒドロキシ酪酸エチルのピーク面積を時間の関数としてプロットした。時間点は、生成物阻害の影響を避けるために、低い転換率で、例えば、5%未満の転換率で選択される(例えば、0.5%、1.0%、1.5%、2.0%、2.5%、3.0%など)。ピーク面積を、(R)−4−シアノ−3−ヒドロキシ酪酸エチルについて調製された標準曲線を使用して濃度単位に変換した。ハロヒドリンデヒドロゲナーゼの活性をμmol(生成シアノヒドリン)/分/mg(総ハロヒドリンデヒドロゲナーゼ触媒)の単位で求めた。クローンのいくつかの相対的活性を、改善されたHHDH酵素の活性/Agrobacterium sp.HHDH(配列番号2)の活性としてコンピューター処理して表2に示す。
当たりを予備スクリーニングのマスターウエルプレートにおける所望のウエル(10μLの培養物)から選び、96ウエルのNUNCプレートのウエル(各ウエルは、200ulのLB+1%のグルコース、30μg/mlのクロラムフェニコール(cam)を含有する)に移し、30℃、250rpm、85%の相対湿度で一晩成長させた。陽性コントロールを予備スクリーニングのマスターウエルプレートから選んだ。
当たりを予備スクリーニングのマスターウエルプレートにおける所望のウエル(10μLの培養物)から選び、96ウエルのNUNCプレートのウエル(各ウエルは、200ulのLB+1%のグルコース、30μg/mlのクロラムフェニコール(cam)を含有する)に移し、30℃、250rpm、85%の相対湿度で一晩成長させた。陽性コントロールを予備スクリーニングのマスターウエルプレートから選んだ。
(A.ガスクロマトグラフィーによる(R)−4−シアノ−3−ヒドロキシ酪酸エチルの検出)
実施例5Aで生じた(R)−4−シアノ−3−ヒドロキシ酪酸エチルを、下記のプログラムを使用する、Agilent(登録商標)HP−5(商標)カラム(長さ:30m、内径:0.32mm、膜厚:0.25μm)を使用するフレームイオン化(FID)検出によるガスクロマトグラフィーを使用して分析した:100℃で1分間、5℃/分で10分間、25℃/分で2分間、次いで200℃で2分間。入口温度および出口温度はともに300℃であり、流速は2ml/分であった。これらの条件下で、(R)−4−シアノ−3−ヒドロキシ酪酸エチルが6.25分で溶出し、(S)−4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸エチルが4.5分で溶出する。この化学種の化学的純度を、ガスクロマトグラフィー結果から得られる積分されたピーク面積を使用して測定した。
実施例4Bの予備スクリーニング法においてシアノヒドリン生成物の存在下で活性を示した本発明のハロヒドリンデハロゲナーゼを、実施例5Bに記載されるアッセイでさらに特徴付けした。実施例5Bから得られる反応混合物における残留(S)−4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸エチルを、Agilent(登録商標)19091J−413HP−5(商標) 5%フェニルメチルシロキサンカラム(30.0m(長さ)x320μm(内径)x0.25μm(公称))および2.6ml/分の流速によるガスクロマトグラフィーを使用して分析した。下記のプログラムを使用した:100℃で1分間、50℃/分で2分間、2分間の保持、10分のサイクル時間。検出器の条件は下記の通りであった:300℃、40ml/分のH2、450ml/分の空気。これらの条件下で、(S)−4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸エチルが3.12分で溶出し、(R)−4−シアノ−3−ヒドロキシ酪酸エチルが3.06分で溶出し、チモールが3.21分で溶出する。活性を、抽出効率に対して正規化された残留(S)−4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸エチルの量(すなわち、ECHB面積/チモール面積)によって特徴付けることができる。チモールは、水から酢酸エチルへの反応混合物の抽出効率のための内部標準として使用される。
((S)−4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸エチルからの(R)−4−シアノ−3−ヒドロキシ酪酸エチルの製造)
機械的撹拌装置を備え、pH電極による自動滴定装置と、塩基を添加するための供給チューブとにつながれた三つ口のジャケット付き3Lフラスコに、H2O(1200mL)、NaCN(37.25g)およびNaH2PO4(125g)を仕込み、溶液をpH7にした。水循環装置を40℃に設定した。10分後、ハロヒドリンデハロゲナーゼ(配列番号32)を細胞溶媒物(250mL)として加えた。反応混合物を5分間撹拌した。滴下ロートを使用して、(S)−4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸エチル(45g)を1時間かけてゆっくり加えた。pHが、17時間にわたる10MのNaOH(27mL)の添加により自動滴定装置によって7で維持された。その後で、反応サンプルのガスクロマトグラフィーは生成物への完全な変換を示した。セライト(16g)をフラスコに加えて、フラスコをダイアフラムポンプにつなぎ、その排気を、HCNを除くために5MのNaOH(200mL)に吹き込む。混合物を100mmHgの圧力のもとで60℃に加熱した。1時間後、液面下の空気吹き込み管を溶液に入れて、HCNの除去を助けた。3時間後、HCN検出器は、排ガス中のHCNが5ppm未満であることを示した。混合物を室温に冷却し、その後、セライトの詰め物に通してろ過した。ろ液を酢酸エチル(800mLで3回)で抽出し、有機層を一緒にして、活性炭の詰め物に通してろ過した。溶媒をロータリーエバポレーションによって真空下で除き、28.5gの(R)−4−シアノ−3−ヒドロキシ酪酸エチルを得た。純度はHPLCによって98%(w/w)であり、エナンチオマー過剰は>99%であった(キラルGCによって、Sエナンチオマーは検出できなかった)。本明細書中で使用される用語「エナンチオマー過剰」または用語「e.e.」は、主成分エナンチオマー(F(+))および副成分エナンチオマー(F(−))のモル割合または重量割合の絶対差(すなわち、|F(+)−F(−)|)を示す(ただし、F(+)+F(−)=1)。パーセントe.e.は100X|F(+)−F(−)|である。エナンチオマー組成物は、上記の実施例6に記載されるガスクロマトグラフィー法を使用することによって、また、この分野で知られている方法を使用することによって容易に特徴付けすることができる。
((S)−4−シアノ−3−ヒドロキシ酪酸エチルへの(R)−4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸エチルの変換)
実施例8〜12のそれぞれについて、pH電極による自動滴定装置と、塩基を添加するための供給チューブとにつながれた170mLの容器に、NaCN(1.5g、31mmol)および水(50mL)を仕込んだ。容器を密封し、pHを濃H2SO4(0.9mL)の添加によって7に調節した。反応混合物を40℃に加熱し、ハロヒドリンデハロゲナーゼの溶液(10mLの水における0.4g)により処理した。これらの実施例のために使用されたハロヒドリンデハロゲナーゼは、下記の配列番号:
実施例8 配列番号32
実施例9 配列番号90
実施例10 配列番号94
実施例11 配列番号96
実施例12 配列番号98
について示されるポリペプチド配列を有した。その後、(S)−4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸エチル(5.00g、30.1mmol)をシリンジによって加えた。自動滴定装置により、pHを4MのNaCNの添加によって7で維持した。反応の進行を、時間に対する添加NaCN溶液の累積体積を記録することによってモニターした。
Claims (13)
- HHDH活性を有する単離されたポリペプチドであって、該ポリペプチドは、
(a)配列番号4、配列番号12、配列番号16、配列番号18、配列番号34、配列番号38、配列番号44、配列番号48、配列番号52、配列番号66、配列番号80、配列番号84、配列番号114、配列番号154、配列番号158、配列番号170または配列番号270に対して少なくとも99%同一である、アミノ酸配列;
(b)配列番号10、配列番号14または配列番号68、配列番号118、配列番号164、配列番号166または配列番号180に対して少なくとも98%同一であるアミノ酸配列を有する、ポリペプチド;
(c)配列番号110、配列番号162、配列番号262、配列番号422、配列番号440または配列番号520に対して少なくとも97%同一である、アミノ酸配列;
(d)配列番号116または配列番号448に対して少なくとも96%同一である、アミノ酸配列;
(e)配列番号264、配列番号266、配列番号470または配列番号476に対して少なくとも95%同一である、アミノ酸配列;
(f)配列番号200に対して少なくとも93%同一である、アミノ酸配列;
(g)配列番号442に対して少なくとも89%同一である、アミノ酸配列;
(h)配列番号702に対して少なくとも88%同一である、アミノ酸配列;
(i)配列番号2と最適に整列された場合に配列番号2に対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配列であって、該アミノ酸配列は、2位の(残基)位置におけるT、3位におけるAまたはPまたはS、4位におけるV、6位におけるD、9位におけるIまたはFのいずれか、10位におけるL、13位におけるS、14位におけるS、15位におけるK、16位におけるC、17位におけるTまたはR、20位におけるCまたはSまたはKのいずれか、24位におけるT、26位におけるQ、28位におけるF、29位におけるT、30位におけるA、31位におけるL、33位におけるG、34位におけるR、35位におけるL、36位におけるN、37位におけるH、40位におけるD、44位におけるL、45位におけるP、47位におけるPまたはAのいずれか、52位におけるN、54位におけるV、55位におけるR、56位におけるD、58位におけるK、61位におけるGまたはD、63位におけるV、72位におけるR、75位におけるI、76位におけるP、78位におけるC、82位におけるY、84位におけるSまたはLのいずれか、85位におけるA、91位におけるE、93位におけるD、95位におけるQまたはG、96位におけるN、107位におけるK、112位におけるA、114位におけるT、SまたはGのいずれか、115位におけるA、117位におけるP、120位におけるN、121位におけるE、122位におけるP、126位におけるR、130位におけるV、133位におけるS、134位におけるAまたはV、136位におけるL、WまたはV、139位におけるH、142位におけるIまたはR、144位におけるS、146位におけるS、152位におけるT、153位におけるS、154位におけるSまたはAのいずれか、168位におけるV、169位におけるT、177位におけるF、178位におけるV、180位におけるI、181位におけるGまたはI、184位におけるK、186位におけるY、194位におけるL、198位におけるN、199位におけるM、215位におけるE、236位におけるG、237位におけるV、238位におけるL、240位におけるT、245位におけるIまたはAまたはVのいずれか、249位におけるY、252位におけるVまたはI、および、254位におけるVからなる群より選択される少なくとも1つのアミノ酸残基を含む、アミノ酸配列;あるいは
(j)配列番号1に対応する核酸の実質的に全長にわたってストリンジェントな条件下でハイブリダイズする核酸によってコードされるアミノ酸配列であって、コードされるポリペプチドが、配列番号2と最適にアラインメントされた場合に、2位の(残基)位置におけるT、3位におけるAまたはPまたはS、4位におけるV、6位におけるD、9位におけるIまたはFのいずれか、10位におけるL、13位におけるS、14位におけるS、15位におけるK、16位におけるC、17位におけるTまたはR、20位におけるCまたはSまたはKのいずれか、24位におけるT、26位におけるQ、28位におけるF、29位におけるT、30位におけるA、31位におけるL、33位におけるG、34位におけるR、35位におけるL、36位におけるN、37位におけるH、40位におけるD、44位におけるL、45位におけるP、47位におけるPまたはAのいずれか、52位におけるN、54位におけるV、55位におけるR、56位におけるD、58位におけるK、61位におけるGまたはD、63位におけるV、72位におけるR、75位におけるI、76位におけるP、78位におけるC、82位におけるY、84位におけるSまたはLのいずれか、85位におけるA、91位におけるE、93位におけるD、95位におけるQまたはG、96位におけるN、107位におけるK、112位におけるA、114位におけるT、SまたはGのいずれか、115位におけるA、117位におけるP、120位におけるN、121位におけるE、122位におけるP、126位におけるR、130位におけるV、133位におけるS、134位におけるAまたはV、136位におけるL、WまたはV、139位におけるH、142位におけるIまたはR、144位におけるS、146位におけるS、152位におけるT、153位におけるS、154位におけるSまたはAのいずれか、168位におけるV、169位におけるT、177位におけるF、178位におけるV、180位におけるI、181位におけるGまたはI、184位におけるK、186位におけるY、194位におけるL、198位におけるN、199位におけるM、215位におけるE、236位におけるG、237位におけるV、238位におけるL、240位におけるT、245位におけるIまたはAまたはVのいずれか、249位におけるY、252位におけるVまたはI、および、254位におけるVからなる群より選択される少なくとも1つのアミノ酸残基を有するアミノ酸配列を含む、アミノ酸配列;
からなるアミノ酸配列を含む、ポリペプチド。 - 請求項1に記載の単離されたポリペプチドであって、該ポリペプチドは、配列番号2に対応するアミノ酸配列を有するが、S2T、T3AまたはT3Pのいずれか、A4V、V6D、V9IまたはV9Fのいずれか、K10L、G13S、G14S、M15K、G16C、S17TまたはS17Rのいずれか、R20S、R20CまたはR20Kのいずれか、A24T、H26Q、V28F、A29T、C30A、H31L、E33G、S34R、F35L、K36N、Q37H、E40D、F44L、A45P、T47PまたはT47Aのいずれか、K52N、M54V、S55R、E56D、E58K、E61GまたはE61Dのいずれか、I63V、Q72R、V75I、L76P、S78C、F82Y、P84SまたはP84Lのいずれか、E85Q、K91E、A93D、E95QまたはE95G、D96N、R107K、V112A、A114TまたはA114GまたはA114Sのいずれか、V115A、S117P、K120N、K121E、R122P、H126R、I130V、A133S、T134AまたはT134V、F136LまたはF136WまたはF136V、W139H、L142IまたはL142R、T144S、T146S、A152T、C153S、T154SまたはT154Aのいずれか、I168V、P169T、Y177F、L178V、S180I、E181GまたはE181I、P184K、F186Y、T194I、H198N、V199M、K215E、V236G、F237V、W238L、A240T、M245IまたはM245AまたはM245Vのいずれか、W249Y、M252VまたはM252I、およびE254Vからなる群より選択される1つ以上の置換を有する、単離されたポリペプチド。
- 配列番号2のアミノ酸配列を有する野生型HHDHと比較して少なくとも1.4倍〜10,000倍大きいHHDH活性を有する、請求項1に記載の単離されたポリペプチド。
- 配列番号2のアミノ酸配列を有する野生型HHDHと比較して少なくとも1.4倍〜10,000倍大きいHHDH活性を有する単離されたポリペプチドまたは組換えポリペプチドであって、
該ポリペプチドは、配列番号3、配列番号9、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号17、配列番号33、配列番号37、配列番号43、配列番号47、配列番号49、配列番号51、配列番号65、配列番号67、配列番号79、配列番号83、配列番号109、配列番号113、配列番号115、配列番号117、配列番号153、配列番号157、配列番号161、配列番号163、配列番号165、配列番号169、配列番号179、配列番号161、配列番号199、配列番号261、配列番号263、配列番号265、配列番号269、配列番号421、配列番号439、配列番号441、配列番号447、配列番号469、配列番号475、配列番号519、配列番号701、配列番号725、配列番号729、配列番号731、配列番号733、配列番号735、配列番号737、およびその相補的配列からなる群より選択される配列を有する核酸の実質的に全長にわたってストリンジェントな条件下でハイブリダイズする核酸によってコードされる、単離されたポリペプチドまたは組換えポリペプチド。 - 請求項1、請求項2または請求項4に記載されるポリペプチドをコードする、単離されたポリヌクレオチドまたは組換えポリヌクレオチド。
- 請求項5に記載の単離されたポリヌクレオチドまたは組換えポリヌクレオチドであって、該ポリヌクレオチドは、コードされるHHDHポリペプチドにおけるアミノ酸位置5においてイソロイシンをコードするATT、コードされるHHDHポリペプチドにおけるアミノ酸位置36においてリジンをコードするAAG、コードされるHHDHポリペプチドにおけるアミノ酸位置63においてイソロイシンをコードするATT、コードされるHHDHポリペプチドにおけるアミノ酸位置95においてグルタミン酸をコードするGAG、および、コードされるHHDHポリペプチドにおけるアミノ酸位置188においてプロリンをコードするCCCからなる群より選択される1つ以上のコドンを含み、
前記アミノ酸位置は、配列番号2に関して、コードされるポリペプチドにおける対応する位置である、単離されたポリヌクレオチドまたは組換えポリヌクレオチド。 - プロモーターに作動可能に連結された請求項5に記載されるポリヌクレオチドを含む、発現ベクター。
- 請求項5に記載されるポリヌクレオチドにより形質転換された、宿主細胞。
- HHDHポリペプチドを作製する方法であって、該方法は、
(a)請求項8に記載の宿主細胞を、HHDHポリペプチドを産生させるために好適な条件下で培養する工程、および
(b)HHDHポリペプチドを回収する工程、
を包含する、方法。 - 請求項1に記載の単離されたポリペプチドであって、該ポリペプチドは、ECAAによる阻害に対する抵抗性をさらに有し、該ポリペプチドは、配列番号2と整列された場合に、A4V、F82Y、T134V、F136W、F136V、L142R、L178V、W238L、A240T、W249YおよびM252Iからなる群より選択される残基変化のうちの1つ以上を有する、単離されたポリペプチド。
- 配列番号4、配列番号12、配列番号16、配列番号18、配列番号34、配列番号38、配列番号44、配列番号48、配列番号52、配列番号66、配列番号80、配列番号84、配列番号114、配列番号154、配列番号158、配列番号170または配列番号270に対して少なくとも99%同一であるアミノ酸配列を含む、請求項1に記載のポリペプチド。
- 配列番号10、配列番号14、または配列番号68、配列番号118、配列番号164、配列番号166、または配列番号180に対して少なくとも98%同一であるアミノ酸配列を含む、請求項1に記載のポリペプチド。
- 請求項1に記載のポリペプチドであって、該ポリペプチドは、配列番号2と最適に整列された場合に、配列番号2に対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配列を含み、該アミノ酸配列は、2位の(残基)位置におけるT、3位におけるAまたはPまたはS、4位におけるV、6位におけるD、9位におけるIまたはFのいずれか、10位におけるL、13位におけるS、14位におけるS、15位におけるK、16位におけるC、17位におけるTまたはR、20位におけるCまたはSまたはKのいずれか、24位におけるT、26位におけるQ、28位におけるF、29位におけるT、30位におけるA、31位におけるL、33位におけるG、34位におけるR、35位におけるL、36位におけるN、37位におけるH、40位におけるD、44位におけるL、45位におけるP、47位におけるPまたはAのいずれか、52位におけるN、54位におけるV、55位におけるR、56位におけるD、58位におけるK、61位におけるGまたはD、63位におけるV、72位におけるR、75位におけるI、76位におけるP、78位におけるC、82位におけるY、84位におけるSまたはLのいずれか、85位におけるA、91位におけるE、93位におけるD、95位におけるQまたはG、96位におけるN、107位におけるK、112位におけるA、114位におけるT、SまたはGのいずれか、115位におけるA、117位におけるP、120位におけるN、121位におけるE、122位におけるP、126位におけるR、130位におけるV、133位におけるS、134位におけるAまたはV、136位におけるL、WまたはV、139位におけるH、142位におけるIまたはR、144位におけるS、146位におけるS、152位におけるT、153位におけるS、154位におけるSまたはAのいずれか、168位におけるV、169位におけるT、177位におけるF、178位におけるV、180位におけるI、181位におけるGまたはI、184位におけるK、186位におけるY、194位におけるL、198位におけるN、199位におけるM、215位におけるE、236位におけるG、237位におけるV、238位におけるL、240位におけるT、245位におけるIまたはAまたはVのいずれか、249位におけるY、252位におけるVまたはI、および、254位におけるVからなる群より選択される少なくとも1つのアミノ酸残基を含む、ポリペプチド。
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