JP2007501770A - フェニルテトラゾール誘導体の製造方法 - Google Patents

フェニルテトラゾール誘導体の製造方法 Download PDF

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マルチェッロ ラスパリーニ、
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Abstract

(テトラゾル−5−イル)ベンゼンの直接オルト位メタレーションによる式(II)のフェニルテトラゾール誘導体の調製方法[式中、RおよびYは明細書本文で定義されるとおりである]。式(II)の化合物は、アンジオテンシンII拮抗剤調製用の有用な中間体である。
【化1】

Description

本発明は、アンジオテンシンII拮抗剤製造用の中間体として有用な置換フェニルテトラゾール化合物の製造方法に関する。
アンジオテンシンII拮抗剤は、例えば高血圧、不安、緑内障、および心不全の治療に使用される。これらの化合物のいくつかは、ビフェニルテトラゾール部分を特徴し、次式(I)によって表すことができる。
Figure 2007501770
式中、Zは、少なくとも1個の窒素原子を含む、場合によって置換されているヘテロ環;またはアミド残基である。
好ましくは、残基Zは、特定のアンジオテンシンII拮抗剤:2−ブチル−4−クロロ−5−ヒドロキシメチル−イミダゾル−1−イル(ロサルタン);2−エトキシ−7−カルボキシ−1H−ベンゾイミダゾル−1−イル(カンデサルタン);2−ブチル−1,3−ジアザ−スピロ[4,4]ノン−1−エン−4−オン−3−イル(イルベサルタン);および(S)−N−(1−カルボキシ−2−メチルプロパ−1−イル)−N−ペンタノイルアミノ(バルサルタン)を識別する意味を有する。
式(I)の化合物の製造用の重要な中間体は、式(II)の2−置換フェニルテトラゾールである。
Figure 2007501770
式中、Rは、水素、保護基、または塩形成基(salifying group)であり、Yは、−B(OR42基(ただし、R4はそれぞれ独立に、水素またはC1〜C6のアルキルである)、あるいはZnX基(ただし、Xは塩素、臭素、およびヨウ素から選択されるハロゲンである)である。
いくつかの式(II)の化合物の製造方法が、知られている。例えば、米国特許第5,039,814号、または国際公開第93/10106号に開示されている方法は、フェニルテトラゾールのオルト位リチウム化、およびその後の金属交換反応を含む。前記方法の主な欠点は、有機リチウム化合物、すなわちその高い引火性および反応性のため工業規模で使用する場合、特別な安全対策を必要とする化合物を使用しなければならないことにある。
国際公開第99/01459号では、有機リチウム化合物の使用に起因するこの問題は、式(III)の化合物
Figure 2007501770
[式中、Rは上記に定義するとおりである]を、次式のグリニャール試薬
1−MgX
[ただし、R1は、C1〜C6のアルキル、またはベンジルであり、Xが上記に定義するとおりである]と、グリニャール試薬の離解剤として働く触媒量の第2級アミンの存在下で反応させ、それによって式(IV)の化合物
Figure 2007501770
[RおよびXは上記に定義するとおりである]を得ることによって一部解決している。しかし、この化合物は、反応性がほとんどなく、したがって式(I)の化合物の製造用の「クロスカップリング」反応に使用することができない。したがって、この化合物を知られている手順に従って金属交換反応にかけて、はるかに反応性の高い上記に定義するような式(II)の化合物を得る。有機リチウム化合物に比べてグリニャール試薬の使用は、確かにより安全であるが、工業規模ではまだ潜在的に危険であり、やはり特定の手順が必要である。
したがって、式(II)の化合物の製造のための代替方法、特にグリニャール試薬の使用を必要としない方法がなお必要とされていることは明らかである。
[発明の詳細な説明]
今回、グリニャール試薬の使用を必要とせず、したがってより安全な式(II)の化合物の調製方法を見出した。さらに、この方法は、より高い収率を提供し、コストがより低く、より少ない調製ステップしか必要としないので、工業の点からより有利である。
したがって、本発明は、式(II)の化合物
Figure 2007501770
[式中、Rは、水素、保護基、または塩形成基であり、Yは、−B(OR42基(ただし、R4はそれぞれ独立に、水素またはC1〜C6アルキルである)、あるいはZnX基(ただし、Xは塩素、臭素、およびヨウ素から選択されるハロゲンである)である]の製造方法であって、
(V)の化合物
Figure 2007501770
[式中、Rは上記に定義するとおりであり、R2およびR3は同じでも異なってもよく、直鎖または分枝のC1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、トリアルキルシリルである、あるいはR2およびR3は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、窒素、酸素、および硫黄からそれぞれ独立に選択される1〜2個の別のヘテロ原子を含む場合によっては置換された飽和複素環を形成する]と、
式(VI)の化合物、
ZnX2(VI)
[ただし、Xは上記に定義するとおりである]
または式(VIa)の化合物
B(OR’43(VIa)
[R’4はそれぞれ独立にC1〜C6アルキルである]との反応、
および、望むなら、得られた式(II)のボロン酸エステルのその後の加水分解を含む方法に関する。
「保護基R」という用語は、当技術分野で知られているテトラゾール環保護基、好ましくは例えばC1〜C4アルコキシまたはC1〜C4アルキルチオで場合によっては置換された1個または複数個のフェニル基で場合によっては置換された直鎖または分枝のC1〜C6アルキルを意味する。Rの好ましい例は、tert−ブチル、パラ−メトキシベンジル、トリチルおよび1−メチル−1−フェニルエチルであり、後者が特に好ましい。
「塩形成基R」という用語は、例えばアルカリまたはアルカリ土類金属、好ましくはナトリウム、カリウム、またはマグネシウム、より好ましくはナトリウムを意味する。
2およびR3がC1〜C6アルキル基である場合、好ましくはC3〜C6アルキル基、より好ましくはイソプロピル、sec−ブチル、tert−ブチル、最も好ましくはイソプロピルである。
2およびR3がC3〜C6シクロアルキル基である場合、好ましくはシクロペンチルおよびシクロヘキシルである。
2およびR3がトリアルキルシリル基である場合、好ましくはトリメチルシリルである。
4がC1〜C6アルキル基である場合、好ましくは直鎖または分枝のC1〜C4アルキル基、より好ましくはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、sec−ブチル、tert−ブチル、最も好ましくはメチル、エチルまたはイソプロピルである。
上記に定義する「複素環」という用語は、好ましくはピペリジン、ピペラジン、モルホリン、ピロリジン、より好ましくは2,2,6,6−テトラメチルピペリジンを意味する。
式(V)の化合物と式(VI)または(VIa)の化合物の反応は、通常は、エーテル溶媒、好ましくはエチルエーテル、ジオキサン、メチルtert−ブチルエーテル、テトラヒドロフラン、またはその混合物、あるいは非極性溶媒、好ましくはヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、およびキシレン、より好ましくはテトラヒドロフランとのその混合物中で実施する。式(VI)または(VIa)の化合物の式(V)の化合物に対する化学量論比は、約1.0〜約5.0、好ましくは1.1〜3.0である。反応は、約20℃から反応混合物の還流温度までの温度で実施する。反応時間はその温度に依存し、反応の進行は通常の分析方法によって監視する。
対応する式(II)の化合物(式中、R4は水素である)を得るための式(II)のボロン酸エステルの加水分解は、知られている方法に従って、例えば鉱酸または有機酸、特にリン酸、塩酸、または酢酸を反応混合物に添加することによって実施することができる。
式(II)の化合物(式中、Rは1−メチル−1−フェニル−エチル基であり、Yは−B(OR42基であり、R4は上記に定義するとおりである)は、新規のものであり、本発明の別の目的である。
好ましい例は、R4がそれぞれ独立に、水素、メチル、エチルまたはイソプロピルであるものである。
以下の化合物:
2−[2−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−2H−テトラゾル−5−イル]−フェニルボロン酸、
2−[2−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−2H−テトラゾル−5−イル]−フェニルボロン酸メチルエステル、および
2−[2−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−2H−テトラゾル−5−イル]−フェニルボロン酸イソプロピルエステルが、特に好ましい。
式(V)の化合物は、新規のものであり、本発明の別の目的である。
式(V)の化合物の好ましい例は、
2−[2−t−ブチル−2H−テトラゾル−5−イル]−フェニルマグネシウムジイソプロピルアミド、
2−[2−ナトリウム−2H−テトラゾル−5−イル]−フェニルマグネシウムジイソプロピルアミド、および
2−[2−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−2H−テトラゾル−5−イル]−フェニルマグネシウムジイソプロピルアミド、
特に後者である。
化合物(V)は、式(III)の化合物
Figure 2007501770
[式中、Rは上記に定義するとおりである]と、
式(VII)の化合物
Mg(NR232(VII)
[式中、R2およびR3は上記に定義するとおりである]との反応によって製造することができる。
式(III)の化合物と式(VII)の化合物の反応は、通常は、エーテル溶媒、例えばエチルエーテル、ジオキサン、メチルtert−ブチルエーテル、テトラヒドロフラン、またはその混合物、または非極性溶媒、好ましくはヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、およびキシレン、より好ましくはテトラヒドロフラン中で実施する。
式(VII)の化合物の式(III)の化合物に対する化学量論比は、約0.5〜約3.0、好ましくは1.0〜2.0である。反応は、約20℃から反応混合物の還流温度までの温度、好ましくは還流温度で実施する。反応時間は温度に依存し、反応の進行は通常の分析方法によって監視する。次いで、場合によっては単離可能な得られた式(V)の化合物を、式(VI)または(VIa)の化合物と反応させる。
式(VII)の化合物を、例えばドイツ特許第100 61 317号で記載されているような知られている方法に従って得ることができる。好ましくは、得られた式(VII)の化合物と、式(III)の化合物を単離することなく反応させる。
本発明の別の目的は、式(I)の化合物
Figure 2007501770
または薬剤として許容できるその塩(式中、Zは、少なくとも1個の窒素原子を含む場合によって置換されているヘテロ環;またはアミド残基である)の製造のための式(V)の化合物の使用である。
好ましくは、式(V)の化合物を式(I)の化合物の調製のために使用する。式中、Zは、
2−ブチル−4−クロロ−5−ヒドロキシメチル−イミダゾル−1−イル;
2−エトキシ−7−カルボキシ−1H−ベンゾイミダゾル−1−イル;
2−ブチル−1,3−ジアザ−スピロ[4,4]ノン−1−エン−4−オン−3−イル、および
(S)−N−(1−カルボキシ−2−メチルプロパ−1−イル)−N−ペンタノイルアミノから選択され、
最も好ましくは2−ブチル−4−クロロ−5−ヒドロキシメチル−イミダゾル−1−イルである。
式(II)の化合物からの式(I)の化合物の製造は、例えば欧州特許第846117号または国際公開第95/32962号に従って実施することができる。以下の実施例によって、さらに本発明を説明する。
実施例1
2−[2−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−2H−テトラゾル−5−イル]−フェニル亜鉛(II)クロリドの製造
2−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−5−フェニル−2H−テトラゾール(5.0g;20.3ミリモル)とマグネシウムジイソプロピルアミド(0.75M THF溶液;40mL)の混合物を3時間還流する。混合物を、その後冷却し、塩化亜鉛(5.4g;40.0ミリモル)のTHF(29mL)溶液で希釈する。得られた混合物をさらに2時間還流する。
重水で処理した後、1H−NMR分析によって、有機亜鉛への変換が96%を超えることが判明する。
実施例2
2−[2−トリチル−2H−テトラゾル−5−イル]−フェニルマグネシウムジイソプロピルアミド(V)の製造
1−トリチル−5−フェニル−2H−テトラゾール(7.9g;20.3ミリモル)とマグネシウムジイソプロピルアミド(0.75M THF溶液;40mL)の混合物を3時間還流する。
重水で処理した後、1H−NMR分析によって、有機マグネシウムへの変換が67%であることが判明する。
実施例3
2−[2−t−ブチル−2H−テトラゾル−5−イル]−フェニルマグネシウムジイソプロピルアミド(V)の製造
1−t−ブチル−5−フェニル−2H−テトラゾール(4.1g;20.3ミリモル)とマグネシウムジイソプロピルアミド(0.75M THF溶液;40mL)の混合物を3時間還流する。
重水で処理した後、1H−NMR分析によって、有機マグネシウムへの変換が75%であることが判明する。
実施例4
2−[2−ナトリウム−2H−テトラゾル−5−イル]−フェニルマグネシウムジイソプロピルアミド(V)の製造
5−フェニル−2H−テトラゾールナトリウム塩(3.4g;20.3ミリモル)とマグネシウムジイソプロピルアミド(0.75M THF溶液;40mL)の混合物を3時間還流する。
重水で処理した後、1H−NMR分析によって、有機マグネシウムへの変換が75%であることが判明する。
実施例5
2−(2−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−2H−テトラゾル−5−イル)−フェニル)−マグネシウムイソプロピルアミド(V)の製造
2リットルの反応器に、マグネシウムジイソプロピルアミドの0.75M溶液600mL、および2−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−5−フェニル−2H−テトラゾール100gを加える。混合物を4時間還流し、反応に、種結晶の2−(2−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−2H−テトラゾル−5−イル)−フェニル)−マグネシウムイソプロピルアミド1gを加え、さらに16時間還流する。得られた混合物を、20〜30℃に冷却し、不活性雰囲気中で吸引ろ過し、次いでTHFで洗浄して、2−(2−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−2H−テトラゾル−5−イル)−フェニル)−マグネシウムイソプロピルアミド102gを得る。
1H NMR(CD3OD),(δ,ppm):8.15(1H,m);7.43(3H,m);7.31(3H,m);7.18(2H,d);2.91(2H,set);2.20(6H,s);1.02(12H,d)。
実施例6
2−(2−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−2H−テトラゾル−5−イル)−フェニル)−ボロン酸(II)の製造
2リットルの反応器に、2−(2−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−2H−テトラゾル−5−イル)−フェニル)−マグネシウムイソプロピルアミド102g、およびTHF250mLを加える。懸濁液を0〜5℃に冷却し、ホウ酸トリメチル58.3gを20分以内に添加する。次いで、混合物を室温まで徐々に加熱し、少なくとも2時間撹拌下に放置し、次いでリン酸でpH2.5〜3に希釈する。得られた溶液を30〜35℃に加熱し、この温度で2時間保持し、次いで撹拌を中断し、水相を廃棄する。水250mLを、有機相に添加し、得られた混合物を真空下に濃縮して、THFを除去する。得られた混合物を、トルエン60mLで希釈し、室温で少なくとも3時間撹拌下に放置する。沈殿生成物をろ過し、水、およびトルエンで洗浄する。60℃で真空乾燥した後、2−(2−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−2H−テトラゾル−5−イル)−フェニル)−ボロン酸60gを得る。
1H NMR(DMSO d6),(δ,ppm):8.00(2H,s);7.90(1H,m);7.48(3H,m);7.31(3H,m);7.18(2H,d);2.15(6H,s)。
実施例7
2−(2−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−2H−テトラゾル−5−イル)−フェニル)−ボロン酸メチルエステル(II)の製造
2リットルの反応器に、2−(2−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−2H−テトラゾル−5−イル)−フェニル)−マグネシウムイソプロピルアミド102g、およびTHF250mLを加える。懸濁液を0〜5℃に冷却し、ホウ酸トリメチル58.3gを20分以内に添加する。次いで、混合物を室温まで徐々に加熱し、少なくとも2時間撹拌下に放置し、次いで水およびトルエンで希釈する。水相を廃棄し、有機相を蒸発させて残渣を得る。2−(2−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−2H−テトラゾル−5−イル)−フェニル)−ボロン酸メチルエステルメチルエステルからなるオイル70g。
1H NMR(DMSO d6),(δ,ppm):7.90(1H,m);7.48(3H,m);7.31(3H,m);7.18(2H,d);3.17(6H,s);2.15(6H,s).
同じ手順に従って、2−(2−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−2H−テトラゾル−5−イル)−フェニル)−ボロン酸イソプロピルエステルを得る。

Claims (14)

  1. 式(II)の化合物
    Figure 2007501770

    [式中、Rは、水素、保護基、または塩形成基であり、Yは、−B(OR42基(ただし、R4はそれぞれ独立に、水素またはC1〜C6アルキルである)、あるいはZnX基(ただし、Xは塩素、臭素、およびヨウ素から選択されるハロゲンである)である]の製造方法であって、
    (V)の化合物
    Figure 2007501770

    [式中、Rは上記に定義するとおりであり、R2およびR3は同じでも異なってもよく、直鎖または分枝のC1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル、トリアルキルシリルである、あるいはR2およびR3は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、窒素、酸素、および硫黄からそれぞれ独立に選択される1〜2個の別のヘテロ原子を含む場合によっては置換された飽和複素環を形成する]と、
    式(VI)の化合物、
    ZnX2(VI)
    [ただし、Xは上記に定義するとおりである]、
    または式(VIa)の化合物
    B(OR’43(VIa)
    [式中、R’4はそれぞれ独立にC1〜C6アルキルである]との反応、
    および、望むなら、得られた式(II)のボロン酸エステルのその後の加水分解を含む方法。
  2. 式(VI)または(VIa)化合物の、式(V)の化合物に対する化学量論比が1.0〜5.0である請求項1に記載の方法。
  3. 式(VI)または(VIa)化合物の、式(V)の化合物に対する化学量論比が1.1〜3.0である請求項2に記載の方法。
  4. 反応を、エーテル溶媒、または非極性溶媒とのその混合物中、20℃から還流温度までの温度で実施する請求項1または2に記載の方法。
  5. 式(V)の化合物を、式(III)の化合物
    Figure 2007501770

    [式中、Rは請求項1に記載するとおりである]と、
    式(VII)の化合物
    Mg(NR232(VII)
    [式中、R2およびR3は請求項1に記載するとおりである]との反応によって製造する請求項1に記載の方法。
  6. 式(VII)の化合物の、式(III)の化合物に対する化学量論比が0.5〜3.0である請求項5に記載の方法。
  7. 式(VII)の化合物の、式(III)の化合物に対する化学量論比が1.0〜2.0である請求項6に記載の方法。
  8. Rが1−メチル−l−フェニル−エチル基であり、Yが−B(OR42基であり、R4が請求項1に記載するとおりである請求項1に記載の式(II)の化合物。
  9. 4がそれぞれ独立に水素、メチル、エチル、またはイソプロピルである請求項8に記載の化合物。
  10. 2−[2−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−2H−テトラゾル−5−イル]−フェニルボロン酸、
    2−[2−(1−メチル−1−フェニル−エチル)−2H−テトラゾル−5−イル]−フェニルボロン酸メチルエステル、または
    2−[2−(1−メチル−l−フェニル−エチル)−2H−テトラゾル−5−イル]−フェニルボロン酸イソプロピルエステルである請求項8に記載の化合物。
  11. 式(V)の化合物
    Figure 2007501770

    [式中、R、R2、およびR3は請求項1に記載するとおりである]。
  12. 2−[2−t−ブチル−2H−テトラゾル−5−イル]−フェニルマグネシウムジイソプロピルアミド、
    2−[2−ナトリウム−2H−テトラゾル−5−イル]−フェニルマグネシウムジイソプロピルアミド、または
    2−[2−(1−メチル−l−フェニル−エチル)−2H−テトラゾル−5−イル]−フェニルマグネシウムジイソプロピルアミドである請求項11に記載の化合物。
  13. 式(I)の化合物
    Figure 2007501770

    [式中、Zは場合によって置換されている少なくとも1個の窒素原子を含むヘテロ環;またはアミド残基である]
    または薬剤として許容できるその塩の製造のための請求項11または12に記載の式(V)の化合物の使用。
  14. 式(I)の化合物において、残基Zが
    2−ブチル−4−クロロ−5−ヒドロキシメチル−イミダゾル−1−イル、
    2−エトキシ−7−カルボキシ−1H−ベンゾイミダゾル−1−イル、
    2−ブチル−1,3−ジアザ−スピロ[4,4]ノン−1−エン−4−オン−3−イル、および
    (S)−N−(1−カルボキシ−2−メチルプロパ−1−イル)−N−ペンタノイルアミノから選択される請求項13に記載の使用。
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