JP2007334297A - 液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007334297A
JP2007334297A JP2007062948A JP2007062948A JP2007334297A JP 2007334297 A JP2007334297 A JP 2007334297A JP 2007062948 A JP2007062948 A JP 2007062948A JP 2007062948 A JP2007062948 A JP 2007062948A JP 2007334297 A JP2007334297 A JP 2007334297A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
electrode
auxiliary capacitance
layer
liquid crystal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007062948A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Nomura
慎一郎 野村
Takayuki Kato
隆幸 加藤
Takao Shintani
隆夫 新谷
Hironori Sugiyama
裕紀 杉山
Satoshi Morita
聡 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Epson Imaging Devices Corp
Original Assignee
Epson Imaging Devices Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Epson Imaging Devices Corp filed Critical Epson Imaging Devices Corp
Priority to JP2007062948A priority Critical patent/JP2007334297A/ja
Priority to US11/797,769 priority patent/US7619695B2/en
Publication of JP2007334297A publication Critical patent/JP2007334297A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/136Liquid crystal cells structurally associated with a semi-conducting layer or substrate, e.g. cells forming part of an integrated circuit
    • G02F1/1362Active matrix addressed cells
    • G02F1/136213Storage capacitors associated with the pixel electrode
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/136Liquid crystal cells structurally associated with a semi-conducting layer or substrate, e.g. cells forming part of an integrated circuit
    • G02F1/1362Active matrix addressed cells
    • G02F1/136286Wiring, e.g. gate line, drain line
    • G02F1/13629Multilayer wirings

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

【課題】補助容量を形成する領域での短絡が少なく、かつ補助容量が大きく、クロストー
クやフリッカ等の表示不良を良好に抑えることができる小画素面積もしくは高精細化され
た液晶表示装置及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明の液晶表示装置は、透明基板11上に設けられた複数の信号線17、
走査線16、補助容量線18と、TFTと、TFTのドレイン電極Dに電気的に接続され
た画素電極20とを備えた液晶表示装置10において、補助容量線18はMo層で被覆さ
れたAl−Nd合金層より形成され、それぞれの画素領域は、補助容量線18の補助容量
下側電極18aを除いて第1絶縁膜25及び第1絶縁膜25よりも厚さが薄い第2絶縁膜
26により被覆されているとともに、補助容量下側電極18aは第2絶縁膜26により被
覆され、補助容量下側電極18aの第2絶縁膜26の表面には補助容量上側電極18bが
設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は液晶表示装置及びその製造方法に関し、特に補助容量形成領域での短絡が少な
く、画素ごとの開口率を減少させることなく補助容量を増大させることができ、比較的小
さな画素面積ないしは高精細化に好適な液晶表示装置及びその製造方法に関する。
近年、情報通信機器のみならず一般の電気機器においても液晶表示装置が多く利用され
ている。液晶表示装置は、表面に電極等が形成された一対のガラス等からなる基板と、こ
の一対の基板間に形成された液晶層と、からなり、基板上の電極に電圧が印加されること
により、液晶分子を再配列することで光の透過率を可変して種々の映像を表示するもので
ある。
このような液晶表示装置は、その表面にマトリクス状に走査線及び信号線を形成し、こ
の両配線により囲まれた領域に液晶駆動用のスイッチング素子である薄膜トランジスタ(
Thin Film Transistor :TFT)、液晶に電圧を印加する表示電極及び信号を保持する
ための補助容量を形成する補助容量線が形成されたアレイ基板と、表面に赤(R)、緑(
G)、青(B)等のカラーフィルタ及び共通電極等が形成されたカラーフィルタ基板とか
らなり、両基板間に液晶が封入された構成を備えている。
アレイ基板に形成される補助容量線は、信号線から供給される信号の電荷を一定期間保
持する補助容量を形成するために設けられるものであり、一般的にはこの補助容量線とT
FTのドレイン電極ないしは画素電極の一部を電極とし、TFTのゲート電極を覆うゲー
ト絶縁膜を誘電体としてコンデンサを形成することにより設けられている。なお、この補
助容量線は一般的にアルミニウム、モリブデンあるいはクロムなどの遮光性導電部材から
形成されている。
ところで、この補助容量は、液晶表示装置のクロストークあるいはフリッカを防止する
観点から、容量を多くする必要があるが、近年の技術革新に伴って液晶表示装置の小型化
・高精細化が進展したことにより個々の画素サイズが小さくなったため、画素ごとの開口
率を考慮すると補助容量を多くとるために補助容量線自体を太くすることは現実的に困難
である。
上記のような問題点を解決するものとして、下記特許文献1に開示された液晶表示装置
のアレイ基板70を図8を用いて説明する。なお、図8(a)はアレイ基板の平面図、図
8(b)は図8(a)のX−X断面図である。この液晶表示装置のアレイ基板70は、透
明な絶縁基板71上にアルミニウム、クロム、モリブデン、窒化クロム、窒化モリブデン
またはこれらの合金などの導電物質からなる走査線72、補助容量線73及び長方形の補
助容量パターン74が形成されている。走査線72は薄膜トランジスタTFTのゲート電
極Gに接続されており、補助容量パターン74は補助容量線73に接続されている。
絶縁基板71上には窒化硅素または酸化硅素のような絶縁物質からなる厚さ2500〜
4500Åのゲート絶縁膜75が走査線72、補助容量線73及び補助容量パターン74
を覆っている。ゲート絶縁膜75上にはゲート電極Gと重なり、非晶質シリコンなどから
なる半導体パターン76が形成されている。半導体パターン76の一部とゲート絶縁膜7
5上には導電物質からなる信号線77及び補助容量用導電パターン78が形成されている
。信号線77は縦方向に延びており、TFTのソース電極Sを兼ねている。
補助容量用導電パターン78はこのような信号線77と同一層に島形状で形成されてお
り、ゲート絶縁膜75を介してその下部に位置する補助容量パターン74と重なって補助
容量を形成する。この時、補助容量用導電パターン78は後述する画素電極79と電気的
に接続されている。
そして、このような信号線77、補助容量用導電パターン78及び半導体パターン76
を窒化硅素または酸化硅素のような絶縁物質からなる2000〜4500Å厚さの保護絶
縁膜80が覆っている。保護絶縁膜80にはドレイン電極Dの上部にコンタクトホール8
1が形成されており、補助容量用導電パターン78の上部に開口82が設けられている。
そして、保護絶縁膜80上には画素電極79が形成され、コンタクトホール81を介して
画素電極79とドレイン電極Dとが電気的に接続されているとともに、開口82を介して
補助容量用導電パターン78と画素電極79とが接続され、結果として補助容量用導電パ
ターン78とドレイン電極Dとが画素電極79を介して電気的に接続される。この画素電
極79はITO(Indium Tin Oxide)またはIZO(Indium Zinc Oxide)のような透明
導電物質で形成されている。
このような従来技術において、画素電極79は、補助容量線73及び補助容量用導電パ
ターン78と重なるが、補助容量線73とは保護絶縁膜80及びゲート絶縁膜75を間に
置いて補助容量を形成し、また、画素電極79は補助容量用導電パターン78に電気的に
接続されているが、補助容量用導電パターン78は補助容量パターン74とゲート絶縁膜
75を隔てて他の補助容量を形成する。この場合、補助容量用導電パターン78と補助容
量パターン74の間に介在しているゲート絶縁膜75の厚さが薄いために、補助容量パタ
ーン74が画素電極79と重なって補助容量を形成する場合に比べて同一の重畳面積を有
しても更に大きい静電容量を確保することができる。従って、下記特許文献1に開示され
ている液晶表示装置においては、補助容量パターン74及び補助容量線73の面積を広げ
なくても静電容量を増加させることができるので、静電容量対比開口率を向上させること
ができるというものである。
しかしながら、下記特許文献1に開示された液晶表示装置のアレイ基板70においては
、静電容量(補助容量)が、補助容量用導電パターン78と補助容量パターン74とを電
極とし、その間に設けられているゲート絶縁膜75を誘電体としており、このゲート絶縁
膜75の厚さは薄いとされているが、それでもゲート絶縁膜75の厚さは2500〜45
00Åともあるため、クロストークあるいはフリッカ等の表示不良を抑制するのに十分な
補助容量を確保するためには、やはり遮光性の導電物質からなる補助容量パターン74の
面積を大きくせざるを得ない。すなわち、下記特許文献1に開示された液晶表示装置のア
レイ基板70において、補助容量を大きくするにはゲート絶縁膜75の厚さを薄くするこ
とによっても可能であるが、ゲート絶縁膜75の厚さそのものをより薄くするとゲート絶
縁膜75によって覆われるゲート電極G及び走査線72と他の部材との間の電気的絶縁性
を保つことが困難となる。
上記のような問題点を解決するものとして、下記特許文献2に開示された液晶表示装置
90のアレイ基板を図9及び図10を用いて説明する。なお、図9は下記特許文献2に開
示されているアレイ基板の数画素分の平面図であり、図10(a)〜図10(g)は図9
のアレイ基板の製造工程を順に示す部分断面図である。まず、ガラス板からなる絶縁性基
板91上にITO(Indium Tin Oxide)からなる補助容量線92をパターン形成する。次
に、ゲート金属膜93を形成しパターニングする(図10(a))。
更に、プラズマCVD等によって、SiNあるいはSiOからなる絶縁膜94、活
性層としての例えばa−Siからなる非晶質半導体膜95、更に、不純物をドープした例
えばna−Si膜からなるオーミックコンタクト用半導体膜96を連続して形成する(
図10(b))。このとき、絶縁膜の膜厚Aは、ドレイン・ゲート、ソース・ゲート間の
ショートが発生しないように充分厚く、例えばX=4000Åに設定する。
次に、オーミックコンタクト用半導体膜96と非晶質半導体膜95とを同一のレジスト
でパターンにエッチングする(図10(c))。そして、補助容量線92と、後工程で形
成される表示用透明電極97とが重なる部分を開口パターン(図9の破線部分)として残
したレジスト(図10には図示せず)をコートし、絶縁膜94用のエッチャントにより、
補助容量用絶縁膜として所望の膜厚Y=2000Åにまで薄くなるようにエッチングする
(図10(d))。
次に、ITOからなる表示用透明電極97を形成パターニングする(図10(e))。
更にドレイン、及びソース用金属膜98を形成パターニングし(図10(f))、TFT
のチャネル部に残されたオーミックコンタクト用半導体膜96をエッチング除去すると液
晶表示装置用アレイ基板が完成する(図10(g))。このような構成により得られたア
レイ基板を液晶物質を介して共通電極基板に対向配置することにより液晶表示装置90が
得られる。
このような従来技術においては、補助容量線92及び画素電極97がコンデンサの電極
に相当し、補助容量線92と画素電極97との間に存在する絶縁膜94がコンデンサの誘
電体に相当するが、ゲート電極93上の絶縁膜94の厚さX=4000Åであるのに対し
補助容量線92上の絶縁膜の厚さY=2000Åとなされているから、ドレイン・ゲート
、ソース・ゲート間のショートは発生し難くなっているとともに、補助容量線92の面積
を広くしなくても必要な補助容量を確保できるという効果を奏するものである。
特表2005−506575号公報(図8、図9、段落[0069]〜[0085]) 特許第2584290号公報(特許請求の範囲、2頁4欄30行〜3頁5欄17行、図1、図2) 特開2001−13520号公報
上記特許文献2に開示されている液晶表示装置のアレイ基板90においては、補助容量
線の表面のゲート絶縁膜の厚さのみをエッチングによって部分的に薄くしている。そして
このようにすることにより、ゲート絶縁膜によって覆われるゲート電極及び走査線と他の
部材との間の電気的絶縁性を保ったまま、補助容量を増大させるようにしている。しかし
、補助容量線のゲート絶縁膜の厚さを部分的に薄くして所望の厚さを得るためのエッチン
グ量の制御が難しい。また、液晶表示装置毎の補助容量線のゲート絶縁膜の膜厚均一性を
維持することが困難であった。
一方、発明者は、上記特許文献2に開示されている補助容量形成手段の構成及び製造方
法の膜厚均一性の問題点を解決すべく、次の方法を見出している。まず一旦補助容量線上
に所定厚さの絶縁膜を形成する。その後、この補助容量線の補助容量形成領域となる補助
容量下側電極の上の絶縁膜をエッチングして除去する。そしてその後に最初に設けた絶縁
膜よりも厚さが薄い別の絶縁膜を形成する。これにより、ゲート絶縁膜として必要な所定
の膜厚を維持したまま、補助容量下側電極の上に、厚さが薄くしかも膜厚が均一な絶縁膜
を形成することができる。しかしながら一方で、この方法によると、補助容量下側電極と
対向する補助容量上側電極との間の短絡が認められ、直ちには採用し難かった。
なお、特許文献3においても、一旦補助容量下側電極線上に所定厚さの絶縁膜を形成し
た後、補助容量下側電極の絶縁膜をエッチングして除去し、その後に別の絶縁膜を形成し
ている。しかしながら特許文献3においても、補助容量下側電極と対向する補助容量上側
電極との間に短絡が生じるものと思われる。
発明者等は、上述のようにして薄い絶縁膜を介する補助容量下側電極と補助容量上側電
極との間の短絡の原因について種々検討を重ねた。
その結果、この短絡原因として、液晶表示装置の製造工程における各種高温の熱処理工
程に起因するものであることに気付いた。
1つには、補助容量線としてAlを用いた際に、製造工程における各種高温の熱処理工
程で、Alに圧縮する方向の応力が生じる場合がある。そしてこの応力によってAlの表
面にヒロックと称される微細な突起が生じることがある。この突起が、補助容量線の表面
に設けられた薄い絶縁膜を突き破って成長することで、補助容量線と補助容量上側電極と
の間に直接短絡が生じたり、補助容量線と補助容量上側電極との間の耐電圧が非常に小さ
くなって最終的に短絡に繋がったりする。
また、補助容量線としてAlないしAl合金を用いた際に、製造工程における各種高温
の熱処理工程で、AlないしAl合金に膨張する方向の応力が生じることがある。そして
この応力によって、AlないしAl合金にボイド(凹部ないし空洞)が発生することがあ
る。特に図11に示すようなAlないしAl合金の表面に凹部が発生した場合、補助容量
下側電極の表面に設けられた絶縁膜は極めて薄いため、表面の凹部の形状を倣ったまま絶
縁膜にも凹部が生じてしまう。そしてこの絶縁膜の表面に補助容量上側電極が形成される
ため、この凹部の部分、特には角部において短絡に繋がってしまう。
そこで、発明者は、画素毎の補助容量を増大させるために、補助容量線上に絶縁膜を形
成した後、補助容量形成領域となる補助容量下側電極の絶縁膜を除去することで一旦窓部
を形成し、その後にこの窓部を覆うように絶縁膜を形成する構成の液晶表示装置において
、補助容量線の構成や製造工程を見直すことにより、補助容量下側電極と補助容量上側電
極との間の短絡を大幅に減少させることができることを見出し、本発明を完成するに至っ
たのである。
すなわち、本発明の目的は、補助容量形成領域での短絡が少なく、画素ごとの開口率を
低下させることなく、小画素面積もしくは高精細化した画素であっても大きな補助容量を
確保でき、クロストークやフリッカ等の表示不良を抑制することができる液晶表示装置及
びその製造方法を提供することにある。

本発明の目的を達成するため、本発明の液晶表装置は、透明基板上にマトリクス状に配
置された複数の信号線及び複数の走査線と、前記信号線及び前記走査線により区画された
領域からなる画素領域と、前記走査線と平行に設けられ、前記画素領域のそれぞれに補助
容量電極部を備えた複数の補助容量線と、前記画素領域のそれぞれに設けられた薄膜トラ
ンジスタと、前記薄膜トランジスタのドレイン電極と電気的に接続する画素電極と、を備
えた液晶表示装置であって、前記補助容量電極部は、Mo層で被覆されたAl層又はAl
合金層により形成され、前記画素領域では、第1絶縁膜が少なくとも前記補助容量電極部
の一部を除いて被覆されており、第2絶縁膜が前記補助容量電極部を覆って前記第1絶縁
膜の表面に被覆されており、補助容量上側電極が前記補助容量電極部の前記第2絶縁膜の
表面に設けられていることを特徴とする。
また本発明は、上記の液晶表示装置において、前記第1絶縁膜及び第2絶縁膜の合計厚
さは2500〜5500Åであり、前記第2絶縁膜の厚さは500〜1500Åであるこ
とを特徴とする。
また本発明は、上記の液晶表示装置において、前記補助容量上側電極は前記ドレイン電
極を前記補助容量電極部の前記第2絶縁膜上に延在させることにより形成されたものであ
ることを特徴とする。
また本発明は、上記の液晶表示装置において、前記補助容量電極部は、窒化硅素又はM
o層の上に、Al層又はAl合金層が形成され、その上をMo層で被覆していることを特
徴とする。
また本発明の液晶表示装置は、透明基板上にマトリクス状に配置された複数の信号線及
び複数の走査線と、前記信号線及び前記走査線により区画された領域からなる画素領域と
、前記走査線と平行に設けられ、前記画素領域のそれぞれに補助容量電極部を備えた複数
の補助容量線と、前記画素領域のそれぞれに設けられた薄膜トランジスタと、前記薄膜ト
ランジスタのドレイン電極と電気的に接続する画素電極と、を備えた液晶表示装置であっ
て、前記補助容量電極部は、Mo層で被覆されたAl層又はAl合金層により形成され、
前記画素領域では、前記補助容量電極部に窓部を有する第1絶縁膜が被覆されており、前
記窓部を覆って前記第1絶縁膜の表面に第2絶縁膜が被覆されており、前記補助容量電極
部の前記第2絶縁膜の表面に補助容量上側電極が設けられており、前記窓部は、前記第1
絶縁膜をプラズマエッチング法により除去されたものであることを特徴とする。
また本発明の液晶表示装置の製造方法は、透明基板上にマトリクス状に配置された複数
の信号線及び複数の走査線と、前記信号線及び前記走査線により区画された領域からなる
画素領域と、前記走査線と平行に設けられ、前記画素領域のそれぞれに補助容量電極部を
備えた複数の補助容量線と、前記画素領域のそれぞれに設けられた薄膜トランジスタと、
前記薄膜トランジスタのドレイン電極と電気的に接続する画素電極と、を備えた液晶表示
装置の製造方法であって、前記透明基板上に、Mo層で被覆されたAl層又はAl合金層
によって、前記薄膜トランジスタのゲート電極と、前記ゲート電極に連なる前記走査線と
、前記補助容量線と、を形成する工程と、前記透明基板の表面全体を覆うように第1絶縁
膜を形成する工程と、前記補助容量電極部に存在する前記第1絶縁膜をプラズマエッチン
グ法により除去する工程と、前記透明基板の表面全体を覆うように、第2絶縁膜を形成す
る工程と、前記第2絶縁膜の表面にゲート電極の上部を被覆するように半導体層を形成す
る工程と、前記第2絶縁膜の表面に、前記薄膜トランジスタのソース電極と、前記ソース
電極に連なる前記信号線と、前記薄膜トランジスタのドレイン電極と、前記補助容量電極
部上に位置する補助容量上側電極と、を形成する工程と、前記画素領域のそれぞれに前記
画素電極を形成する工程と、
を含むことを特徴とする。
また本発明は、上記の液晶表示装置の製造方法であって、前記第1絶縁膜及び前記第2
絶縁膜を合わせた厚さを2500〜5500Åとし、前記第2絶縁膜の厚さを500〜1
500Åとしたことを特徴とする。

また本発明は、上記の液晶表示装置の製造方法であって、前記薄膜トランジスタのドレ
イン電極を前記補助容量電極部の前記第2絶縁膜上に延在させることにより前記補助容量
上側電極を形成したことを特徴とする。
本発明は上記構成を備えることによって、以下に示すような優れた効果を奏する。
すなわち本発明の液晶表示装置によれば、補助容量の誘電体層を第2絶縁膜で形成しつつ
、ゲート絶縁膜を第1絶縁膜と第2絶縁膜で形成しているので、ゲート絶縁膜としての機
能を十分確保し、なおかつ補助容量の面積を大きくすることなく大きな補助容量を確保で
きる。したがって、開口率を向上させ、クロストークやフリッカ等の表示不良を抑制する
ことができる液晶表示装置が得られる。

すなわち、ゲート絶縁膜は本来層間の絶縁性を保つ目的で透明基板全体にわたって均一
の厚さに設けられる。特にゲート電極上ではTFTの特性および性能を維持するためにゲ
ート絶縁膜の厚さを従来から採用されている厚さよりも薄くすることは困難である。しか
しながら、ゲート絶縁膜として機能する第1絶縁膜及び第2絶縁膜の両者を合わせた厚さ
より補助容量線の補助容量電極部に設けられた第2絶縁膜の厚さを薄く形成することで、
ゲート絶縁膜全体の厚さを薄くすることなく補助容量電極部上の絶縁膜のみを薄膜にでき
る。したがって、他の構成に何ら悪影響を与えることもなく、補助容量を確保できる。こ
の場合、第1絶縁膜及び第2絶縁膜形成材料としては、窒化硅素、酸化硅素、酸化アルミ
ニウム等を使用することができ、両者とも同じ原料としてもあるいは異なる原料としても
よいが、第2絶縁膜としては絶縁性の観点から窒化硅素からなることがより好ましい。

また、補助容量電極部はMo層で被覆されたAl層又はAl合金層により形成されてい
るため、液晶表示装置の製造工程において各種の高温の熱処理が行われることがあっても
、Al層であればヒロックやボイドが生じ難く、またAl合金層であれば特にボイドが生
じ難くなる。したがって補助容量を構成する絶縁膜の厚さが薄い場合において、補助容量
の下側電極と上側電極との間で短絡を起こすことが少なくなる。

また、本発明の液晶表示装置によれば、ゲート絶縁膜として機能する第1絶縁膜及び第
2絶縁膜の両者を合わせた厚さを2500〜5500Åとするとともに、補助容量の第2
絶縁膜は500〜1500Åとしている。したがって、ゲート絶縁膜として機能する第1
絶縁膜及び第2絶縁膜は従来から採用されている絶縁性を損なわない程度の膜厚が保たれ
ているとともに、補助容量を大きくすることができる。なお、第1絶縁膜及び第2絶縁膜
の両者を合わせた厚さとしてはより好ましくは2800Å以上とし、第2絶縁膜の厚さは
より好ましくは1000Å前後とする。
また、本発明の液晶表示装置によれば、ドレイン電極を延在させることにより補助容量
上側電極を形成できるため、ドレイン電極と補助容量上側電極とを別々に作成する必要が
なく、製造工程を増やすことなく簡単に補助容量上側電極を作製することができるように
なる。
また、本発明の液晶表示装置によれば、前記補助容量電極部の下に形成された窒化硅素
又はMo層が透明基板との間で応力緩和する働きをなすので、Al層又はAl合金層に加
わる熱負荷を抑制することができる。

更に、本発明の液晶表示装置によれば、補助容量電極部に形成された第1絶縁膜の窓部
をプラズマエッチング法により形成している。したがって、反応性イオンエッチングで窓
部を形成する場合と異なり、Mo層が残した状態でエッチングすることができる。これに
より、Al層又はAl合金層へのヒロック、ボイドの発生を抑えることができる。

更に、本発明の液晶表示装置の製造方法によれば、上記効果を奏する液晶表示装置を容
易に製造することができる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態
は、本発明の技術思想を具体化するための液晶表示装置及びその製造方法を例示するもの
である。したがって、本発明をこの液晶表示装置及びその製造方法に特定することを意図
するものではない。特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得
るものである。
図1は、本発明の実施例に係る液晶表示装置のカラーフィルタ基板を透視して表したア
レイ基板の一画素に相当する部分の拡大平面図である。図2は、図1のA−A断面図であ
る。図3(a)〜図3(f)は、図1のアレイ基板製造工程のうち補助容量上側電極形成
時までの工程を示す断面図である。図4(a)〜図4(d)は、同じく補助容量上側電極
形成後の工程を示す断面図である。なお、図3(a)〜図3(f)及び図4(a)〜図4
(d)はいずれも図1のA−A断面に対応する位置の状態を示す。
本実施例の液晶表示装置10は、アレイ基板13とカラーフィルタ基板14からなる一
対の基板と液晶層15からなる。アレイ基板13は、ガラス等からなる透明基板11上に
各種配線等が形成されている。カラーフィルタ基板14は、透明基板12上にカラーフィ
ルタ等が形成されている。液晶層15は、アレイ基板13とカラーフィルタ基板の表面外
周部をシール材(図示省略)により貼り合わせ、その内部に封入されている。
アレイ基板13には、走査線16と、信号線17と、補助容量線18と、TFTと、画
素電極20とが設けられている。複数本の走査線16と信号線17とは、マトリクス状に
形成されている。補助容量線18は、隣り合う走査線16同士の間に、走査線16と平行
に設けられている。TFTは、ソース電極S、ゲート電極G、ドレイン電極D、及び半導
体層19からなる。画素電極20は、走査線16と信号線17とで囲まれた画素領域を覆
うように設けられている。この画素電極20は、ITO(Indium Tin Oxide)ないしはI
ZO(Indium Zinc Oxide)等からなる透明導電材料で設けられている。なお、TFTの
半導体層19としては通常アモルファスシリコン(a−Si)が用いられているが、ポリ
シリコン(p−Si)を用いる場合もある。
カラーフィルタ基板14には、ブラックマトリクス21、カラーフィルタ22、共通電
極23が設けられている。ブラックマトリクス21は、アレイ基板13の画素領域に合わ
せてマトリクス状に設けられている。カラーフィルタ22は、このブラックマトリクス2
1により囲まれた領域に設けられる赤(R)、緑(G)、青(B)等の色材からなる。共
通電極23は、カラーフィルタ22を覆うように設けられている。ただし、本発明はこれ
に限定されることない。横電界方式の場合には共通電極がない場合がる。また、白黒表示
であればカラーフィルタがない場合がある。更には、色補完型のカラー表示の場合であれ
ば、三原色ではなく、もっと多くの種類の色でカラーフィルタを構成する場合がある。
次に上述の液晶表示装置のアレイ基板13の製造工程を図3及び図4を参照しながら説
明する。先ず、図3(a)に示すように、透明基板11上に所定厚のAl合金層24
、所定厚のMo層24との複層構造からなる導電物質層24を成膜する。なお、Al合
金層24としては、Al−NdやAl−Taなどがある。特にAl−NdやAl−Ta
は、ボイドは発生するが、ヒロックが生じ難いので、Al合金層としてこれらを用いると
よい。そして、図3(b)に示すように、周知のフォトリソグラフィー法を用いてパター
ニングする。このパターニングにより、導電物質層24の一部をエッチングして除去する
。そして横方向に伸びる複数本の走査線16、この走査線16に連なるゲート電極G及び
これら複数本の走査線16の間にそれぞれ補助容量線18を形成する。なお、図3(b)
においては、1つの画素領域における、走査線16から伸びるゲート電極Gと、補助容量
線18の一部を幅広とすることにより補助容量電極部として形成された補助容量下側電極
18aとが示されている。
次に、図3(c)に示すように、前記工程によって走査線16と補助容量線18が形成
された透明基板11を真空装置内で高温、例えば250℃〜350℃に加熱し、常法に従
ってプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法等により表面に所定厚さ(例えば
3000Å)の窒化硅素からなる第1絶縁膜25を形成する。
次いで、図3(d)に示すように、それぞれの画素領域毎の補助容量下側電極18a上
に存在する第1絶縁膜25を、ドライエッチング法の一つであるプラズマエッチング法(
Plasma Etching)により除去する。補助容量下側電極18a上の第1絶縁膜25を除去す
ることにより窓部27を形成する。なお補助容量下側電極18a上の第1絶縁膜25が、
例えば補助容量下側電極18aの端部周辺に一部残っていてもよい。
ドライエッチング法としては、プラズマエッチング法の他に反応性イオンエッチング法
(Reactive Ion Etching)が知られている。
通常、絶縁膜をエッチングする場合には、反応性イオンエッチング法がとられている。
これは反応性イオンエッチング法が強い異方性を有しているため第1絶縁膜25をエッチ
ングする際に、その上のレジストも徐々に削られながらエッチングが進行していく。その
ため第1絶縁膜25に図5(a)に示したようなテーパが形成される。このように第1絶
縁膜25の上面と側面とによって形成される角(破線の丸の部分)が鈍角となるテーパで
あると、この上に導電膜層などを形成しても、第1絶縁膜25の上面と側面とによって形
成される角で、窓部27上の第2絶縁膜26、補助容量上側電極18bに切れが生じ難く
なる。
しかし、反応性イオンエッチング法を採用すると、図5(a)に示すように、窓部27
を形成する際に存在している第1絶縁膜25だけでなく、Mo層18aも除去されてし
まう。したがって本発明のような、補助容量を増大させるため、まず補助容量下側電極1
8aの上の第1絶縁膜25を除去して窓部27を形成し、この窓部27を第2絶縁膜26
で覆い、その上に補助容量上側電極18bを形成する構成をとる液晶表示装置においては
、採用することができない。
そこで、プラズマエッチング法を用いている。プラズマエッチング法は等方性を有する
ため、図5(b)に示すように、第1絶縁膜25の上面と側面とによって形成される角(
破線の丸の部分)が略垂直な状態となる。したがって、この上に導電膜層などを形成する
と、この第1絶縁膜層25の上面と側面とによって形成される角によって、導電膜層に切
れが生じやすくなる。
しかし、本発明のような補助容量を増大させるため、まず補助容量下側電極18aの上
の第1絶縁膜25を除去して窓部27を形成し、この窓部27を第2絶縁膜26で覆い、
その上に補助容量上側電極18bを形成する構成をとる液晶表示装置においては、第1絶
縁膜25の上面と側面とによって形成される角が、その上に形成される第2絶縁膜26で
覆われる。そして第2絶縁膜26で覆われた上に補助容量上側電極18bが形成されるの
で、第1絶縁膜層25の上面と側面とによって形成される角によって、補助容量上側電極
18bには切れが生じ難くなる。
更には、このプラズマエッチング法を用いると、第1絶縁膜25を除去する際にMo層
18aを残すことができる。そしてこの除去されずに残ったMo層18aによって、
補助容量下側電極18aを構成するAl合金層18aに対する熱負荷を減少させること
がでる。これにより、Al合金層18aにボイド(凹部、空洞)が生じることを大幅に
減少させることができる。なおAl合金層18a自体は、ボイドに比べヒロック(微細
な突起)が生じ難いが、この構成により、ヒロック自体の発生をより減少させることがで
きる。またAl合金層18aではなく、Alを用いている場合には、ボイドだけでなく
、ヒロック(微細な突起)の発生も大幅に減少させることができる。また、Mo層18a
があれば、Al合金層18aに生じていたボイドやヒロックを覆うこともできる。
その後、図3(e)に示すように、透明基板11の表面全体にプラズマCVD法等によ
り第2絶縁膜26を形成する。第2絶縁膜26は、第1絶縁膜25よりも薄い所定厚さ(
例えば1000Å)の窒化硅素からなる。このとき、それぞれの画素領域では、補助容量
下側電極18aの領域を除いて、第1絶縁膜25及び第2絶縁膜26により被覆されてい
る。また、それぞれの画素領域では、補助容量下側電極18aの領域が第2絶縁膜26に
より被覆される。このうち第1絶縁膜25及び第2絶縁膜26の両者がゲート絶縁膜とし
て機能するが、補助容量下側電極18a上の第2絶縁膜26は補助容量形成用誘電体とし
て機能する。
なお、第1絶縁膜25と第2絶縁膜26の両者を合わせた厚さは、TFTのゲート電極
G部分で静電気により絶縁破壊を起こさないようにするため、従来から普通に採用されて
いる2500〜5500Åとするとよい。また、第2絶縁膜26の厚さは短絡を起こさな
い限り薄い方が好ましく、500〜1500Åとするとよい。第2絶縁膜26の厚さが5
00Å未満であると補助容量下側電極18aと補助容量上側電極18bとの間の短絡が多
くなるので好ましくない。また、第2絶縁膜26の厚さが1500Åを越えると補助容量
が小さくなるので好ましくない。
更に、第2絶縁膜26の表面全体に、例えばa−Si層及びna−Si層からなる半
導体膜を所定の厚さ(例えばa−Si層1300Å及びna−Si層300Å)に形成
する。そして、その後、TFTのゲート電極G上の第2絶縁膜26の表面に半導体層19
が残るように半導体膜を反応性イオンエッチング法により除去する。
次いで、図1及び図3(f)に示すように、信号線17、ソース電極S、ドレイン電極
D、補助容量上側電極18bをパターニングする。複数の信号線17は走査線16に直交
する方向に延びている。ソース電極Sは信号線17から延設されて半導体層19に接続す
る。補助容量上側電極18bは補助容量下側電極18aの上の第2絶縁膜26の表面に位
置している。ドレイン電極Dは一端が半導体層19に接続する。なお、ここでは補助容量
上側電極18bとドレイン電極Dを一体に形成した例を示している。ただし補助容量上側
電極18bとドレイン電極Dを、別々に設けてもよい。
更に、図4(a)に示すように、これらの各種配線を覆うように透明基板11上にパッ
シベーション膜28を成膜する。パッシベーション膜28は表面の安定化のための無機絶
縁性材料(例えば窒化硅素)からなる。続いて、図4(b)に示すように、アレイ基板1
3の表面を平坦化するために層間絶縁膜29を形成する。次の工程で補助容量上側電極1
8b上に位置するパッシベーション膜28にコンタクホール30を形成するために、コン
タクトホール30に対応する箇所の層間絶縁膜29は取り除かれる。この層間絶縁膜29
はポリイミド等の有機絶縁材料からなる。
その後、図4(c)に示すように、補助容量上側電極18b上に位置するパッシベーシ
ョン膜28にコンタクトホール30をエッチングにより形成する。なお、このコンタクト
ホール30を形成する位置は、補助容量上側電極18b上に限らない。しかしながら、コ
ンタクトホール30が形成された部分は液晶表示装置10としてカラーフィルタ基板14
と貼り合わせた際にその基板間距離、すなわちセルギャップが他の部分と異なるので、表
示品質のバラつきが生じる恐れがある。したがって、好ましくは遮光性材料である補助容
量上側電極18b上に設けた方がよい。このような構成とすると、もともと開口率に寄与
しない補助容量上側電極18bの上にコンタクトホール30を設けることになるので、開
口率を減少させることがない。
そして、図4(d)に示すように、走査線16及び信号線17によって囲まれた1画素
領域ごとに例えばITOからなる画素電極20を形成する。このとき、光漏れを防止する
ために、好ましくは画素電極20の一部が走査線16及び信号線17上に位置し、かつ隣
接する画素電極20同士が非接続状態となるように設ける。以上の工程によりアレイ基板
13が製造される。
上述した製造方法によって形成されたアレイ基板13の補助容量は、補助容量線18の
補助容量下側電極18a及び補助容量上側電極18bがコンデンサの電極に相当し、補助
容量下側電極18a及び補助容量上側電極18bの間に配置された第2絶縁膜26がコン
デンサの誘電体に相当する。しかもこの第2絶縁膜26からなる誘電体の厚さは、従来か
ら使用されているゲート絶縁膜の厚さ2500〜4500Åよりも大幅に薄い500〜1
500Åとすることができる。したがって、補助容量線18の補助容量下側電極18aの
面積を大きくしなくても補助容量を飛躍的に増大させることができる。また、ゲート電極
G及び走査線16は第1絶縁膜25と第2絶縁膜26の積層体からなるゲート絶縁膜によ
って覆われているので、絶縁性及び耐絶縁破壊性は十分に確保される。
以上述べたように、本発明の液晶表示装置によれば、遮光性材料からなる補助容量線1
8の補助容量下側電極18aの面積を大きくすることなく補助容量を増大させることがで
きる。したがって、画素ごとの開口率を低下させることなく、クロストーク及びフリッカ
等の表示不良を抑えることができる。また、補助容量を増大させるためまず補助容量下側
電極18aの上の第1絶縁膜25を除去して窓部27を形成し、この窓部27を第2絶縁
膜26で覆い、その上に補助容量上側電極18bを形成する構成となる液晶表示装置にお
いて、補助容量下側電極18aと補助容量上側電極18bとの間で生じる短絡を大幅に低
減することができる。
なお、本発明においては、画素電極20と層間絶縁層29との間ないしは画素電極20
の表面に光反射材料からなる反射板を設けると、半透過型ないしは反射型の液晶表示装置
とすることもできる。すなわち、半透過型の液晶表示装置とする場合には平面視で反射板
をTFT及び補助容量線18の補助容量形成領域18aに重複する領域に反射板を設けれ
ばよい。また、反射型の液晶表示装置とする場合には画素電極と重なる領域に反射板を設
ければよい。この場合、反射板を設ける層間絶縁層29の表面に微細な凹凸を形成してお
くと、反射部の視野角が広くなるので好ましい。
なお、上述の実施例では、第1絶縁膜25と第2絶縁膜26をともに窒化硅素からなる
ものとした例を示した。しかし、両者共に酸化硅素ないしは酸化アルミニウムからなるも
のとすることができる。更には、第1絶縁膜25及び第2絶縁膜26の何れか1方を酸化
硅素として他方を窒化硅素とすることもできる。ただし、絶縁性の点からすると第2絶縁
膜26は窒化硅素がよい。

次に、本発明の別の実施例について説明する。図6(a)〜図6(f)は、実施例2に
おけるアレイ基板製造工程のうち補助容量上側電極形成時までの工程を示す断面図である
。また図7(a)〜図7(d)は同じく補助容量上側電極形成後の工程を示す断面図であ
る。なお、図6(a)〜図6(f)及び図7(a)〜図7(d)はいずれも図1のA−A
断面と同様の位置について示している。また実施例1と同じものを示す場合には、実施例
1と同じ符号を付しており、その詳細な説明を省略する。

先ず、図6(a)に示すように、透明基板11上に例えば窒化硅素層44、Al合金
層44、Mo層44の3層構造からなる導電物質層44を成膜する。そして、図6(
b)に示すように、周知のフォトリソグラフィー法を用いてパターニングする。このパタ
ーニングにより、導電物質層44の一部をエッチングして除去する。そして横方向に伸び
る複数本の走査線16、この走査線16に連なるゲート電極G及びこれら複数本の走査線
16の間にそれぞれ補助容量線18を形成する。なお、図6(b)においては、1つの画
素領域における、走査線16から伸びるゲート電極Gと、補助容量線18の一部を幅広と
することにより形成された窒化硅素層からなる応力緩和層48a、Al合金層48a
及びMo層48aの3層構造からなる補助容量下側電極48aとが示されている。この
場合応力緩和層48aをMo層から形成してもよい。そしてこの応力緩和層48a
は、製造工程における各種の高温熱処理の際に、Al合金層48a及びMo層48a
に加わる熱負荷を抑制するものである。Al合金層48a及びMo層48aに生じる
圧縮応力は、Al合金層48a及びMo層48aの下層に設けられた応力緩和層48
によって緩和され、Al合金層48aにボイドが発生し難くなる。

次に、図6(c)に示すように、前記工程によって走査線16と補助容量線18が形成
された透明基板11を真空装置内で高温、例えば250℃〜350℃に加熱し、常法に従
ってプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法等により表面に所定厚さ(例えば
3000Å)の窒化硅素からなる第1絶縁膜25を形成する。
次いで、図6(d)に示すように、それぞれの画素領域毎の補助容量下側電極48a上
に存在する第1絶縁膜25を、プラズマエッチング法により除去する。補助容量下側電極
48a上の第1絶縁膜25を除去することにより窓部27を形成する。この理由としては
、実施例1で述べたのと同様な理由である。
その後、図6(e)に示すように、透明基板11の表面全体にプラズマCVD法等によ
り第2絶縁膜26を形成する。第2絶縁膜26は、第1絶縁膜25よりも薄い所定厚さ(
例えば1000Å)の窒化硅素からなる。このとき、それぞれの画素領域では、補助容量
下側電極48aの領域を除いて、第1絶縁膜25及び第2絶縁膜26により被覆されてい
る。また、それぞれの画素領域では、補助容量下側電極48aの領域が第2絶縁膜26に
より被覆される。このうち第1絶縁膜25及び第2絶縁膜26の両者がゲート絶縁膜とし
て機能するが、補助容量下側電極48a上の第2絶縁膜26は補助容量形成用誘電体とし
て機能する。
なお、第1絶縁膜25と第2絶縁膜26の両者を合わせた厚さは、TFTのゲート電極
G部分で静電気により絶縁破壊を起こさないようにするため、従来から普通に採用されて
いる2500〜5500Åとするとよい。また、第2絶縁膜26の厚さは短絡を起こさな
い限り薄い方が好ましく、500〜1500Åとするとよい。第2絶縁膜26の厚さが5
00Å未満であると補助容量下側電極48aと補助容量上側電極18bとの間の短絡が多
くなるので好ましくない。また、第2絶縁膜26の厚さが1500Åを越えると補助容量
が小さくなるので好ましくない。
更に、第2絶縁膜26の表面全体に、例えばa−Si層及びna−Si層からなる半
導体膜を所定の厚さ(例えばa−Si層1300Å及びna−Si層300Å)に形成
する。そして、その後、TFTのゲート電極G上の第2絶縁膜26の表面に半導体層19
が残るように半導体膜を反応性イオンエッチング法により除去する。
次いで、透明基板11上にAl合金層及びMo層の複数構造からなる導電物質層を成膜
した後、図6(f)に示すように、信号線17、ソース電極S、ドレイン電極D、補助容
量上側電極18bをパターニングする。複数の信号線17は走査線16に直交する方向に
延びている。ソース電極Sは信号線17から延設されて半導体層19に接続する。補助容
量上側電極18bは補助容量下側電極48aの上の第2絶縁膜26の表面に位置している
。ドレイン電極Dは一端が半導体層19に接続する。なお、ここでは補助容量上側電極1
8bとドレイン電極Dを一体に形成した例を示している。ただし補助容量上側電極18b
とドレイン電極Dを、別々に設けてもよい。

更に、図7(a)に示すように、これらの各種配線を覆うように透明基板11上にパッ
シベーション膜28を成膜する。パッシベーション膜28は表面の安定化のための無機絶
縁性材料(例えば窒化硅素)からなる。続いて、図7(b)に示すように、アレイ基板1
3の表面を平坦化するために層間絶縁膜29を形成する。層間絶縁膜29はポリイミド等
の有機絶縁材料からなる。その後、図7(c)に示すように、補助容量上側電極48b上
に位置するパッシベーション膜28にコンタクトホール30をエッチングにより形成する
。なお、このコンタクトホール30を形成する位置は、補助容量上側電極48b上に限ら
ない。しかしながら、コンタクトホール30が形成された部分は液晶表示装置10として
カラーフィルタ基板14と貼り合わせた際にその基板間距離、すなわちセルギャップが他
の部分と異なるので、表示品質のバラつきが生じる恐れがある。したがって、好ましくは
遮光性材料である補助容量上側電極48b上に設けた方がよい。このような構成とすると
、もともと開口率に寄与しない補助容量上側電極18bの上にコンタクトホールを設ける
ので、開口率を減少させることがない。
そして、図7(d)に示すように、走査線16及び信号線17によって囲まれた1画素
領域ごとに例えばITOからなる画素電極20を形成する。このとき、光漏れを防止する
ために、好ましくは画素電極20の一部が走査線16及び信号線17上に位置し、かつ隣
接する画素電極20同士が非接続状態となるように設ける。以上の工程によりアレイ基板
13が製造される。

上述した製造方法によって形成されたアレイ基板13の補助容量は、補助容量線18の
補助容量下側電極48a及び補助容量上側電極18bがコンデンサの電極に相当する。ま
た補助容量下側電極48a及び補助容量上側電極18bの間に配置された第2絶縁膜26
がコンデンサの誘電体に相当する。このときこの第2絶縁膜26からなる誘電体の厚さは
、従来から使用されているゲート絶縁膜の厚さ2500〜4500Åよりも大幅に薄い5
00〜1500Åとすることができる。したがって補助容量下側電極48aの面積を大き
くしなくても補助容量を飛躍的に増大させることができる。また、ゲート電極G及び走査
線16は第1絶縁膜25と第2絶縁膜26の積層体からなるゲート絶縁膜によって覆われ
ているので、絶縁性及び耐絶縁破壊性は十分に確保される。
また、Al合金層48aの表面にはMo層48aが設けられており、更に、Al合
金層48aと透明基板11との間には応力緩和層48aが存在しているので、Al合
金層48aに加わる熱負荷及び熱応力が抑制される。そのため、Al合金層48a
ボイドが生じ難くなるとともにヒロックも生じ難くなる。そのため、補助容量下側電極4
8aと補助容量上側電極18bとの間の短絡が抑制されるので、信頼性の高い液晶表示装
置10が得られる。
なお、この実施例では走査線16やゲート電極Gないしは補助容量線18として窒化硅
素層からなる応力緩和層48a、Al合金層48a及びMo層48aからなるのを
使用した例を示した。しかしながら、応力緩和層48aとしての窒化硅素層は良好な絶
縁物であるため、特に走査線16やゲート電極Gないしは補助容量線18のパターンに形
成する必要はなく、透明基板11の表面全体に設けてもよい。ただし、窒化硅素層48
をMo層で形成した場合には、Mo層は導電性であるため、走査線16やゲート電極Gな
いしは補助容量線18のパターンに形成する必要がある。また、Al合金層48aは、
必ずしもこれに限られるものではなく、走査線や補助容量線として普通に使用されている
Al層としてもよく、あるいは他のAl合金層としてもよい。

以上述べたように、本発明の液晶表示装置10によれば、補助容量線18と補助容量上
側電極18bとの間の短絡を抑制しながらも、遮光性材料からなる補助容量下側電極48
aの面積を大きくすることなく補助容量を増大させることができるので、画素ごとの開口
率を低下させることなく、クロストーク及びフリッカ等の表示不良を抑えることができる
実施例に係る液晶表示装置のカラーフィルタ基板を透視して表したアレイ基板の一画素分の拡大平面図である。 図1のA−A断面図である。 図3(a)〜図3(f)は図1のアレイ基板製造工程のうち補助容量上側電極形成時までの工程を示す断面図である。 図4(a)〜図4(d)は図1のアレイ基板製造工程のうち補助容量上側電極形成後の工程を示す断面図である。 図5(a)は反応性イオンエッチング法を用いた場合のエッチング状態を示す断面図、図5(b)はプラズマエッチング法も用いた場合のエッチング状態を示す断面図である。 第2の実施例における補助容量上側電極形成時までの工程を示す断面図である。 第2の実施例における補助容量上側電極形成後の工程を示す断面図である。 図8(a)は従来技術のアレイ基板平面図、図8(b)は(a)のX−X断面図である。 別の従来技術のアレイ基板の平面図である。 図9のアレイ基板製造工程を示す断面図である。 Al又はAl合金層に凹部が生じた場合の状態を示した模式断面図である。
符号の説明
10:液晶表示装置、13:アレイ基板、14:カラーフィルタ基板、16:走査線、
17:信号線、18:補助容量線、18a:補助容量下側電極、18b:補助容量上側電
極、25:第1絶縁膜、26:第2絶縁膜、27:窓部

Claims (8)

  1. 透明基板上にマトリクス状に配置された複数の信号線及び複数の走査線と、
    前記信号線及び前記走査線により区画された領域からなる画素領域と、
    前記走査線と平行に設けられ、前記画素領域のそれぞれに補助容量電極部を備えた複数
    の補助容量線と、
    前記画素領域のそれぞれに設けられた薄膜トランジスタと、
    前記薄膜トランジスタのドレイン電極と電気的に接続する画素電極と、を備えた液晶表
    示装置であって、
    前記補助容量電極部は、Mo層で被覆されたAl層又はAl合金層により形成され、
    前記画素領域では、第1絶縁膜が少なくとも前記補助容量電極部の一部を除いて被覆さ
    れており、第2絶縁膜が前記補助容量電極部を覆って前記第1絶縁膜の表面に被覆されて
    おり、補助容量上側電極が前記補助容量電極部の前記第2絶縁膜の表面に設けられている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記第1絶縁膜及び第2絶縁膜の合計厚さは2500〜5500Åであり、前記第2絶
    縁膜の厚さは500〜1500Åであることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置
  3. 前記補助容量上側電極は前記ドレイン電極を前記補助容量電極部の前記第2絶縁膜上に
    延在させることにより形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示
    装置。
  4. 前記補助容量電極部は、窒化硅素又はMo層の上に、Al層又はAl合金層が形成され
    、その上をMo層で被覆していることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。

  5. 透明基板上にマトリクス状に配置された複数の信号線及び複数の走査線と、
    前記信号線及び前記走査線により区画された領域からなる画素領域と、
    前記走査線と平行に設けられ、前記画素領域のそれぞれに補助容量電極部を備えた複数
    の補助容量線と、
    前記画素領域のそれぞれに設けられた薄膜トランジスタと、
    前記薄膜トランジスタのドレイン電極と電気的に接続する画素電極と、を備えた液晶表
    示装置であって、
    前記補助容量電極部は、Mo層で被覆されたAl層又はAl合金層により形成され、
    前記画素領域では、前記補助容量電極部に窓部を有する第1絶縁膜が被覆されており、
    前記窓部を覆って前記第1絶縁膜の表面に第2絶縁膜が被覆されており、前記補助容量電
    極部の前記第2絶縁膜の表面に補助容量上側電極が設けられており、
    前記窓部は、前記第1絶縁膜をプラズマエッチング法により除去されたものであること
    を特徴とする液晶表示装置。

  6. 透明基板上にマトリクス状に配置された複数の信号線及び複数の走査線と、
    前記信号線及び前記走査線により区画された領域からなる画素領域と、
    前記走査線と平行に設けられ、前記画素領域のそれぞれに補助容量電極部を備えた複数
    の補助容量線と、
    前記画素領域のそれぞれに設けられた薄膜トランジスタと、

    前記薄膜トランジスタのドレイン電極と電気的に接続する画素電極と、を備えた液晶表
    示装置の製造方法であって、
    前記透明基板上に、Mo層で被覆されたAl層又はAl合金層によって、前記薄膜トラ
    ンジスタのゲート電極と、前記ゲート電極に連なる前記走査線と、前記補助容量線と、を
    形成する工程と、
    前記透明基板の表面全体を覆うように第1絶縁膜を形成する工程と、
    前記補助容量電極部に存在する前記第1絶縁膜をプラズマエッチング法により除去する
    工程と、
    前記透明基板の表面全体を覆うように、第2絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2絶縁膜の表面にゲート電極の上部を被覆するように半導体層を形成する工程と

    前記第2絶縁膜の表面に、前記薄膜トランジスタのソース電極と、前記ソース電極に連
    なる前記信号線と、前記薄膜トランジスタのドレイン電極と、前記補助容量電極部上に位
    置する補助容量上側電極と、を形成する工程と、
    前記画素領域のそれぞれに前記画素電極を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  7. 前記第1絶縁膜及び前記第2絶縁膜を合わせた厚さを2500〜5500Åとし、前記
    第2絶縁膜の厚さを500〜1500Åとしたことを特徴とする請求項6に記載の液晶表
    示装置の製造方法。
  8. 前記薄膜トランジスタのドレイン電極を前記補助容量電極部の前記第2絶縁膜上に延在
    させることにより前記補助容量上側電極を形成したことを特徴とする請求項6に記載の液
    晶表示装置の製造方法。
JP2007062948A 2006-05-10 2007-03-13 液晶表示装置及びその製造方法 Pending JP2007334297A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007062948A JP2007334297A (ja) 2006-05-10 2007-03-13 液晶表示装置及びその製造方法
US11/797,769 US7619695B2 (en) 2006-05-10 2007-05-07 Liquid crystal display and manufacturing method therefor

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006131082 2006-05-10
JP2006135658 2006-05-15
JP2007062948A JP2007334297A (ja) 2006-05-10 2007-03-13 液晶表示装置及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007334297A true JP2007334297A (ja) 2007-12-27

Family

ID=38684749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007062948A Pending JP2007334297A (ja) 2006-05-10 2007-03-13 液晶表示装置及びその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7619695B2 (ja)
JP (1) JP2007334297A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101493662B1 (ko) 2009-07-10 2015-02-13 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체 장치, 전자 기기 및 표시 패널
KR101056250B1 (ko) 2009-10-21 2011-08-11 삼성모바일디스플레이주식회사 평판 표시 장치 및 그의 제조 방법
KR101049003B1 (ko) * 2009-12-01 2011-07-12 삼성모바일디스플레이주식회사 평판 표시 장치 및 그의 제조 방법
KR101101087B1 (ko) * 2009-12-09 2011-12-30 삼성모바일디스플레이주식회사 표시 장치 및 그의 제조 방법
CN106652951B (zh) * 2016-12-28 2019-08-02 深圳市华星光电技术有限公司 阵列基板及液晶显示器

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2584290B2 (ja) 1988-09-19 1997-02-26 三洋電機株式会社 液晶表示装置の製造方法
JPH04261017A (ja) 1991-02-14 1992-09-17 Mitsubishi Electric Corp 薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法
US6535535B1 (en) * 1999-02-12 2003-03-18 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Laser irradiation method, laser irradiation apparatus, and semiconductor device
JP2000267595A (ja) 1999-03-15 2000-09-29 Toshiba Corp 表示装置用アレイ基板の製造方法
JP3916823B2 (ja) * 1999-04-07 2007-05-23 シャープ株式会社 アクティブマトリクス基板およびその製造方法、並びにフラットパネル型イメージセンサ
JP3844913B2 (ja) 1999-06-28 2006-11-15 アルプス電気株式会社 アクティブマトリックス型液晶表示装置
JP3581073B2 (ja) * 2000-03-07 2004-10-27 シャープ株式会社 イメージセンサおよびその製造方法
JP4777500B2 (ja) * 2000-06-19 2011-09-21 三菱電機株式会社 アレイ基板およびそれを用いた表示装置ならびにアレイ基板の製造方法
JP2005506575A (ja) 2001-09-26 2005-03-03 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 薄膜トランジスタ基板及びその製造方法と液晶表示装置
US7042149B2 (en) * 2002-06-13 2006-05-09 Tfpd Corporation Circuit array substrate for display device
JP2004219991A (ja) * 2002-12-27 2004-08-05 Sharp Corp 表示装置用基板およびこれを有する液晶表示装置
JP2005309147A (ja) 2004-04-22 2005-11-04 Sharp Corp アクティブマトリクス基板及びそれを備えた表示装置
JP4275644B2 (ja) * 2004-06-23 2009-06-10 シャープ株式会社 アクティブマトリクス基板およびその製造方法、並びに電子装置
US7884900B2 (en) * 2005-05-26 2011-02-08 Toshiba Matsushita Display Technology Co., Ltd. Liquid crystal display device with partition walls made of color filter layers as a dam for the light shielding material
US8212953B2 (en) * 2005-12-26 2012-07-03 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same

Also Published As

Publication number Publication date
US7619695B2 (en) 2009-11-17
US20070263130A1 (en) 2007-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4301259B2 (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
JP4211855B2 (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
JP4336341B2 (ja) 薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ、積層蓄積コンデンサ構造及びその形成方法
KR100668567B1 (ko) 표시 장치용 기판, 그 제조 방법 및 표시 장치
JP4285533B2 (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
JP3796070B2 (ja) 液晶表示装置
JP5040222B2 (ja) 表示装置
JP2002040481A (ja) 表示装置、その製造方法、及び配線基板
JP2008170664A (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
JP3868649B2 (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
US6559920B1 (en) Liquid crystal display device and method of manufacturing the same
JP2007334297A (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
JP4900332B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法
JP2007121793A (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
JPH08160454A (ja) 液晶表示装置
US6861671B2 (en) Thin film transistor liquid crystal display and fabrication method thereof
JP4940926B2 (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
JP3998681B2 (ja) 表示装置用アレイ基板及びその製造方法
JP2008040123A (ja) 液晶表示装置
JP5452343B2 (ja) 表示装置およびその製造方法
KR100860178B1 (ko) 액정표시장치 및 그 제조 방법
JP4188980B2 (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
KR20060128520A (ko) 금속 배선 형성 방법, 이를 이용한 박막 트랜지스터 기판의제조 방법 및 그에 의해 제조된 박막 트랜지스터 기판
KR20010064044A (ko) 액정 표시장치 제조방법
KR20060124437A (ko) 표시장치용 기판 및 이의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080513

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080626

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080826