JP2007331903A - 乗客コンベアの櫛板 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、乗客の履物の裏面が平面状でかつ固い材質である場合にも乗客コンベア乗降時の乗客の滑りを低減させることができる乗客コンベアの櫛板を得ることを目的とするものである。
【解決手段】櫛板6の傾斜部6bの表面には、複数の突出部8が互いに間隔をおいて設けられている。突出部8の正面である突出部正面8aは、踏板3の進行方向に交差している。また、突出部正面8aは、傾斜部6bの傾斜方向の上方へ向けられている。さらに、突出部正面8aの形状は、矩形状である。ここで、全ての突出部8は、突出部正面8aが同一方向に向けられている。突出部8の上面である突出部上面8bは、突出部正面8aの頂部から傾斜部6bの傾斜方向の下方の傾斜部6b表面へ傾斜している。
【選択図】図2
【解決手段】櫛板6の傾斜部6bの表面には、複数の突出部8が互いに間隔をおいて設けられている。突出部8の正面である突出部正面8aは、踏板3の進行方向に交差している。また、突出部正面8aは、傾斜部6bの傾斜方向の上方へ向けられている。さらに、突出部正面8aの形状は、矩形状である。ここで、全ての突出部8は、突出部正面8aが同一方向に向けられている。突出部8の上面である突出部上面8bは、突出部正面8aの頂部から傾斜部6bの傾斜方向の下方の傾斜部6b表面へ傾斜している。
【選択図】図2
Description
この発明は、表面に滑り止めが設けられた乗客コンベアの櫛板に関するものである。
従来の乗客コンベアの乗降口カバーでは、カバー表面に設けられた突出部に乗客の履物の裏面が引っ掛かることによって、カバー上を歩行する乗客の滑りが低減される(例えば、特許文献1参照)。
上記のような従来の乗客コンベアの乗降口カバーでは、突出部の上面の高さが均一となっているため、乗客の履物の裏面が平面状でかつ固い材質である場合、乗客の履物の裏面が突出部に引っ掛かりにくくなっており、乗客の滑りが低減されないことがある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、乗客の履物の裏面が平面状でかつ固い材質である場合にも乗客コンベア乗降時の乗客の滑りを低減させることができる乗客コンベアの櫛板を得ることを目的とする。
この発明に係る乗客コンベアの櫛板は、乗客コンベア乗降口の床部に設置され、踏板表面に設けられたクリートと係合可能な櫛部材が先端部に取り付けられ、滑り止め用の複数の突出部が互いに間隔をおいて表面に設けられた櫛板本体を備え、突出部の正面である突出部正面は、踏板の進行方向に交差しており、突出部の上面である突出部上面は、突出部正面の頂部から下方へ傾斜している。
この発明の乗客コンベアの櫛板では、突出部正面が踏板の進行方向に交差しており、突出部上面が突出部正面の頂部から下方へ傾斜している複数の突出部が櫛板本体の表面に互いに間隔をおいて設けられているので、突出部上面によって櫛板表面に段差が形成されて、乗客の履物の端部と突出部正面とが当接しやすくなっていることにより、乗客の履物の裏面が平面でかつ固い材質である場合にも乗客コンベア乗降時の乗客の滑りを低減させることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエスカレータの乗降口を示す側面図である。
図において、トラス(図示せず)上には、一対の欄干1が立設されている。一対の欄干1の間には、複数の踏段2が走行可能に設けられている。踏段2の表面には、踏板3が取り付けられている。踏板3の表面には、エスカレータの進行方向に平行な複数のクリート3aが設けられている。エスカレータ乗降口4の床部には、床板5が設けられている。一対の欄干1のニュアル部の間には、床板5に隣接する櫛板本体としての櫛板6が設けられている。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエスカレータの乗降口を示す側面図である。
図において、トラス(図示せず)上には、一対の欄干1が立設されている。一対の欄干1の間には、複数の踏段2が走行可能に設けられている。踏段2の表面には、踏板3が取り付けられている。踏板3の表面には、エスカレータの進行方向に平行な複数のクリート3aが設けられている。エスカレータ乗降口4の床部には、床板5が設けられている。一対の欄干1のニュアル部の間には、床板5に隣接する櫛板本体としての櫛板6が設けられている。
櫛板6の床板5側の端部と中間部との間には、エスカレータ乗降口4の床部に設置されたときに水平となる水平部6aが設けられている。また、櫛板6の反床板5側の端部(先端部)には、クリート3aと係合可能な櫛歯を有する櫛部材(櫛)7が設けられている。さらに、櫛板6の水平部6aと櫛部材7との間には、エスカレータ乗降口4の床部に設置されたときに水平部6aに対して下方へ傾斜する傾斜部6bが設けられている。
図2は、図1の櫛板6の一部を拡大して示す斜視図である。図3は、図2の突出部8を拡大して示す斜視図である。図において、櫛板6の傾斜部6bの表面には、複数の突出部(傾斜模様)8が互いに間隔をおいて設けられている。突出部8の正面である突出部正面(傾斜模様側面)8aは、踏板3の進行方向に交差(直交)している。また、突出部正面8aは、傾斜部6bの傾斜方向の上方へ向けられている。さらに、突出部正面8aの形状は、矩形状である。ここで、全ての突出部8は、各突出部正面8aが同一方向を向くように配置されている。
突出部8の上面である突出部上面(傾斜模様上面)8bは、突出部正面8aの頂部(上辺)から傾斜部6bの傾斜方向の下方の傾斜部6b表面へ傾斜している。従って、突出部上面8bの高さは、踏板3の進行方向の前後で異なっており、傾斜部6bの表面には、突出部8によって段差が形成されている。また、突出部8の断面形状は、突出部上面8bを斜辺とする三角形状となっている。
ここで、突出部8の加工方法の一例について説明する。櫛板6にプレス加工を施し、上下方向から圧力を掛けることによって櫛板6表面に突出部8が形成される。また、突出部8の加工方法の他の例では、エッチング媒体(例えば腐食剤等)によるエッチング加工を櫛板6表面に施すことによって、櫛板6表面に突出部8が形成される。さらに、突出部8の加工方法の他の例では、耐磨耗材等により成型された突出部8の形状の部材を櫛板6表面に貼設することによって、櫛板6表面に突出部8が形成される。
上記のようなエスカレータの櫛板では、突出部正面が踏板の進行方向に交差しており、突出部上面が突出部正面の頂部から下方へ傾斜している複数の突出部が櫛板の表面に互いに間隔をおいて設けられているので、突出部上面によって櫛板表面に段差が形成されて、乗客の履物の端部と突出部正面とが当接しやすくなっていることにより、乗客の履物の裏面が平面でかつ固い材質である場合にも乗客コンベア乗降時の乗客の滑りを低減させることができる。
また、櫛板の傾斜部に突出部が配置されているので、突出部正面がエスカレータ乗降時の乗客の体重を受けやすくなっていることにより、安定して乗客を支えることができ、エスカレータ乗降時の乗客の滑りをさらに低減させることができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2について説明する。
図4は、実施の形態2による突出部9を拡大して示す斜視図である。図において、実施の形態1の傾斜部6bの表面には、突出部正面8a及び突出部上面8bを有する突出部8が設けられていたが、実施の形態2の傾斜部6bの表面には、突出部正面9a及び突出部上面9bを有する突出部(突起模様)9が設けられている。突出部正面9aの形状は、5角形状である。また、突出部正面9aの頂部には、凸部9cが設けられている。他の構成は実施の形態1と同様である。
次に、この発明の実施の形態2について説明する。
図4は、実施の形態2による突出部9を拡大して示す斜視図である。図において、実施の形態1の傾斜部6bの表面には、突出部正面8a及び突出部上面8bを有する突出部8が設けられていたが、実施の形態2の傾斜部6bの表面には、突出部正面9a及び突出部上面9bを有する突出部(突起模様)9が設けられている。突出部正面9aの形状は、5角形状である。また、突出部正面9aの頂部には、凸部9cが設けられている。他の構成は実施の形態1と同様である。
上記のようなエスカレータの櫛板では、突出部正面の頂部に凸部が設けられているので、乗客の履物の裏面と凸部との接触点に乗客の体重による圧力が集中して掛かり、乗客の履物の裏面に凸部が食い込むことにより、乗客の履物の裏面に凸部が引っ掛かり、乗客の履物の端部と突出部正面とが当接していない場合であっても、エスカレータ乗降時の乗客の滑りを低減させることができ、滑り止めとしての機能を向上させることができる。
なお、実施の形態2では、突出部正面9aの形状が5角形状であったが、5角形状に限るものではなく、凸部が突出部正面の頂部に形成されていれば突出部正面の形状がどのようなものであってもよい。また、実施の形態2では、凸部9cが突出部正面9aの頂部に1箇所だけ設けられていたが、凸部が突出部正面の頂部に複数箇所設けられていてもよい。即ち、突出部正面の頂部の形状が凹凸状であってもよい。
さらに、実施の形態1,2では、エスカレータの櫛板について説明したが、この発明は、動く歩道の櫛板にも適用できる。
さらにまた、実施の形態1,2では、突出部正面8a,9aが傾斜部6bの傾斜方向の上方に向けられた突出部8,9が傾斜部6bの表面に設けられていたが、突出部正面が傾斜部の傾斜方向の下方に向けられた突出部が傾斜部表面に設けられていてもよい。また、突出部正面が傾斜部の傾斜方向の上方へ向けた突出部と、突出部正面が傾斜部の傾斜方向の下方へ向けた突出部とを組み合わせて傾斜部表面に設けてもよい。
さらに、実施の形態1,2では、櫛板6の傾斜部6bの表面にだけ突出部8が設けられていたが、櫛板の水平部の表面に突出部が設けられていてもよい。さらにまた、床板表面に突出部が設けられていてもよい。
また、実施の形態1,2では、突出部8の断面形状が3角形状であったが、3角形状に限るものではなく、例えば台形状であってもよい。
3 踏板、3a クリート、4 エスカレータ乗降口(乗客コンベア乗降口)、6 櫛板(櫛板本体)、6a 水平部、6b 傾斜部、7 櫛部材、8,9 突出部、8a,9a 突出部正面、8b,9b 突出部上面、9c 凸部。
Claims (5)
- 乗客コンベア乗降口の床部に設置され、踏板表面に設けられたクリートと係合可能な櫛部材が先端部に取り付けられ、滑り止め用の複数の突出部が互いに間隔をおいて表面に設けられた櫛板本体
を備え、
上記突出部の正面である突出部正面は、上記踏板の進行方向に交差しており、
上記突出部の上面である突出部上面は、上記突出部正面から下方へ傾斜していることを特徴とする乗客コンベアの櫛板。 - 上記櫛板本体は、上記床部に設置されたときに水平となる水平部が反櫛部材側の端部と中間部との間に設けられており、
上記櫛板本体の上記水平部と上記櫛部材との間には、上記水平部に対して下方へ傾斜する傾斜部が設けられており、
上記突出部は、上記傾斜部表面に配置されていることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの櫛板。 - 上記突出部の断面形状は、上記突出部上面を斜辺とする3角形状であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の乗客コンベアの櫛板。
- 上記突出部正面の形状は、矩形状であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の乗客コンベアの櫛板。
- 上記突出部正面の頂部には、凸部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の乗客コンベアの櫛板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006166960A JP2007331903A (ja) | 2006-06-16 | 2006-06-16 | 乗客コンベアの櫛板 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104961035A (zh) * | 2015-07-06 | 2015-10-07 | 康力电梯股份有限公司 | 一种前沿板花纹蚀刻贴片装置 |
-
2006
- 2006-06-16 JP JP2006166960A patent/JP2007331903A/ja active Pending
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