JP2007331611A - 車両用灯具及びその車両用灯具を備えた車両用ドアミラー装置 - Google Patents

車両用灯具及びその車両用灯具を備えた車両用ドアミラー装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 自由度の高いフレキシブル基板を使用していても、発光部がずれたりすることがなく、定められた範囲を照射することができるとともに、発光部の発熱による温度上昇を抑え輝度劣化を低減できる車両用灯具及びその車両用灯具を備えた車両用ドアミラー装置を提供する。
【解決手段】 車両のドアミラー装置100の予め定められた位置に配置される車両用灯具1であって、反対側の面の発光部24と相対向する位置に放熱プレート25が取り付けられたフレキシブル基板2と、光の反射面34を備えるリフレクタ3と、ドアミラー装置100側に取り付けられる部材であって、フレキシブル基板2を収納する形でリフレクタ3が合体されたベース部材4と、リフレクタ3を覆うようにベース部材4に一体的に取り付けられたカバー部材5とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車両用灯具及びその車両用灯具を備えた車両用ドアミラー装置に関する。
車両は右左折又は進路の変更をすることを他の交通に示す必要があり、かつ、その照射光線が他の交通に妨げないものとして、灯光の色、明るさ等に関し、法規上視認等(定められた範囲においてすべての位置から見通すことができるものである)その他基準が規定されている(車両の種別によって異なる)。
例えば、車両の両側面に備える方向指示器にあっては、30mの距離から昼間において点灯を確認できるものであり、かつ、その照射光線は、他の交通を妨げないものであることとされている。さらに、その両側面に備える方向指示器の規定には、図14(a)に示すように方向指示器の中心を通り自動車(車両)の進行方向に直交する水平線O1を含む、水平面より上方15度の平面及び下方15度の平面、並びに図14(b)に示すように、方向指示器の中心を含む、自動車(車両)の進行方向に平行な鉛直面O2であって方向指示器の中心より後方にあるものより方向指示器の外側方向5度の平面及び方向指示器の外側方向60度の平面により囲まれる範囲においてすべての位置から見通すことができるものである。
ところで、車両両側面に設けられたドアミラー装置は、路面から程よい高さにあるため、対向車や歩行者などの他の交通からも見やすい。従来より、この高い視認性の利点に着目して、車両が右左折又は進路の変更をするときに灯光する方向指示器(ウインカ)機能を取り付けたドアミラー装置が知られている。
特開2005−186669号公報
特許文献1の技術は、車両用ドアミラー装置においてそのミラーハウジングの内側にランプユニット(照明装置)が装着されたものを開示している。このランプユニットは、装飾光を発光させるものとして、表面にLEDを表面実装したガラスエポキシ樹脂や配線を兼ね備えた金属プレートなどの基板が使用され、その裏面がランプレンズの断面形状に沿って固定されたものである。
しかしながら、特許文献1においては、LED(発光部)を備えた基板をランプレンズの断面形状に沿わせた状態で固定する方法について何ら記載がされていない。
ところで、上記したように、方向指示器においては、法規上照射しなければならない範囲が定められており、その方向に照射するように発光部が確実に固定されていることが求められる。例えば、リジッド基板であれば基板を固定する側に爪などを設けてその爪に基板を引っ掛けて固定することができ、また基板に穴をあけてネジ止めや熱カシメなどを行うことにより確実に固定することができるが、スペースにおける自由度が制限されるというジレンマがある。
また、フレキシブル基板であれば、可撓性及び追従性に優れるためスペースにおける自由度が高いが、それ故に固定方法が難しく、リジッド基板のように爪での固定やネジ止め、熱カシメなどを行うことができないため、例えば基板の裏面または表面の所定位置に両面テープを貼り、その両面テープによって固定する方法が考えられるが、両面テープでは、画一的に位置決めすることができず、さらにはずれたりする場合もあり、方向指示器のように法規上照射する範囲が定められているものには使用することができないという問題がある。
また、発光部(LED)は熱に弱く発熱の問題があり、高輝度及び長寿命化を実現するためには熱を逃がすことが不可欠であるが、フレキシブル基板は薄層であるため、十分な放熱性を有することができないという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、自由度の高いフレキシブル基板を使用していても、発光部がずれたりすることがなく、定められた範囲を照射することができるとともに、発光部の発熱による温度上昇を抑え輝度劣化を低減できる車両用灯具及びその車両用灯具を備えた車両用ドアミラー装置を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の車両用灯具は、
車両のドアミラー装置の予め定められた位置に配置される車両用灯具であって、帯状形態をなし、その一方の側の面に発光素子を有する発光部が表面実装され、反対側の面の発光部と相対向する位置に放熱プレートが取り付けられたフレキシブル基板と、フレキシブル基板を保持し、発光部を露出させる開口部及び該開口部に隣接した光の反射面を備えるリフレクタと、ドアミラー装置側に取り付けられる部材であって、フレキシブル基板を収納する形でリフレクタが合体されたベース部材と、リフレクタを覆うようにベース部材に一体的に取り付けられたカバー部材とを備えたことを特徴とする。
上記本発明によれば、発光部が表面実装された側と反対側の面のその発光部と相対向する位置に放熱プレートが取り付けられた帯状形態をなすフレキシブル基板が、その発光部を露出させる開口部及びその開口部に隣接した光の反射面を備えたリフレクタに保持されている。ここで、発光素子を有する発光部を動作させると熱が発生するが、例えば薄く形成されるフレキシブル基板は一般に放熱性があまり高くないため、その熱を外部に効率よく放熱することができず、このことが発光部において輝度劣化など動作の不安定化の原因となるが、本発明のごとく、フレキシブル基板には、発光部と相対向する位置に放熱プレートが取り付けられているので、その放熱プレートを介して放熱性が向上し、発光部の動作に伴い発生した熱を外部に効率よく放熱することができ、ひいては、発光部の発熱による温度上昇を抑え輝度劣化を低減でき動作の安定化を担保することができる。さらには、放熱プレートにより外部からの電磁波からシールドすることができる。
また、ドアミラー装置側に取り付けられるベース部材が、フレキシブル基板を収納する形でリフレクタが合体され、カバー部材がリフレクタを覆うようにそのベース部材に一体的に取り付けられているので、一つのユニットとして構成することができ、ベース部材をドアミラー装置の予め定められた位置に取り付けるだけで、信頼のおける車両用灯具を提供することができる。
また、本発明の車両用灯具の具体的な態様として、
放熱プレートが、AlまたはAl合金からなるように構成することができる。これによると、AlまたはAl合金は、板状、箔状、層状のプレートとすることができ、熱伝導性に優れた特性を有するので、放熱性がいっそう向上し、発光部が発生する熱を外部に効率よく放熱することができる。また、Alプレートは、一般に強度を有するので、発光部実装位置において、すなわちAlプレートに対応する位置でフレキシブル基板の撓みが防止もしくは抑制されるので、発光部に余分な負荷がかからず安定して実装することができる。
また、本発明の車両用灯具は、
リフレクタには、開口部の内縁に発光部を挟持する挟持部が形成されており、発光部が当該挟持部に挟持されてフレキシブル基板がリフレクタに保持されるように構成することができる。
通常、フレキシブル基板の被固定部材(リフレクタ又はベース部材)への固定方法は、上述したごとく基板の裏面または表面の所定位置に両面テープを貼り、その両面テープによって被固定部材に接着固定する方法があるが、この方法だけでは画一的な位置決めを行うことが難しい。また、被固定部材(リフレクタ)としてフレキシブル基板が備える発光部に対応する位置にその発光部を露出させる開口部を備えたものがあり、この開口部に発光部を配置することである程度の位置決めを行うことができるが、この開口部は発光部に対してクリアランスが設けられており、このクリアランスの分だけ位置ずれを起す可能性がある。上記本発明によれば、発光部が表面実装された帯状形態をなすフレキシブル基板が、その発光部を露出させる開口部及びその開口部に隣接した光の反射面を備えて、開口部の内縁に発光部を挟持する挟持部が形成されたリフレクタに保持されている。これによると、フレキシブル基板に表面実装された発光部が、リフレクタの開口部の内縁に形成された挟持部に挟持されているので、発光部が固定された状態となり、その発光部を位置決めした状態でフレキシブル基板を固定することができる。すなわち、発光部(フレキシブル基板)の位置決め工程を必要とせず、発光部を開口部に固定するだけで必然と位置決めされる(換言すれば、発光部の位置決めと固定とを同時に行うことができる)。ひいては、開口部の内縁に形成された挟持部に挟持されているので、例えばフレキシブル基板の撓みなどでずれる心配がない。
また、リフレクタにフレキシブル基板を組み付けるときには、すなわち、発光部を開口部の挟持部に組み付けるときには、フレキシブル基板を介して発光部をその背後から開口部に向けて指や専用の治具等を用いて押圧し挟持部に発光部が挟持されるように圧入する。通常、発光部はフレキシブル基板の表面に半田付けによって実装されており、その挟持部(開口部)への圧入の際に、柔軟性に優れるフレキシブル基板が撓むことがあり、その撓み等により半田に応力集中が発生して破損する惧れがあるが、例えば強度を有する放熱プレート(硬質プレート)が発光部に相対向する位置に設けた場合には、その放熱プレート(硬質プレート)全面で発光部を押圧することになるので、発光部近傍(放熱プレートに対応する領域)においてフレキシブル基板が撓むことがなくなり、半田への応力集中を軽減することができ、ひいては発光部を挟持部に容易に組み付けることができる。
また、本発明の車両用灯具は、
ベース部材には、リフレクタと合体された状態で、リフレクタの開口部の挟持部に固定された発光部の背後に放熱プレートを介して位置し、当該発光部の開口部からの抜けを防止する抜け止め部が形成されたように構成することができる。
上記本発明によれば、ドアミラー装置側に取り付けられるベース部材が、リフレクタと合体された状態でリフレクタの開口部の挟持部に固定された発光部の背後にフレキシブル基板(放熱プレート)を介して位置し、当該発光部の開口部からの抜けを防止する抜け止め部を形成している。これによると、開口部(挟持部)に固定された発光部の背後に抜け止め部が形成されているので、発光部が開口部より抜けるのを防止することができる。さらには、挟持部により発光部を固定している場合には、挟持部による固定(挟持)と抜け止め部による抜け防止(背後より固定、支持)との二重構造となり、発光部を開口部に確実に固定することができる。ひいては、発光部が発光することで定められた範囲を確実に照射することができる。
また、本発明の車両用灯具は、
リフレクタには、フレキシブル基板を保持する側の開口部近傍の該開口部を挟んだ両側に、フレキシブル基板の長手方向に延びる一対の凸状レール部が設けられており、当該凸状レール部に放熱プレートが嵌め込まれた構成をとることができる。これによると、凸状レール部に放熱プレートが嵌め込まれているので、すなわち、放熱プレートがフレキシブル基板の幅方向で凸状レール部に固定されているので、フレキシブル基板の幅方向における位置決めやフレキシブル基板(発光部)のずれ防止となり、確実に固定することができる。ひいては、発光部が発光することで定められた範囲を確実に照射することができる。
また、本発明の車両用灯具は、
放熱プレートが、フレキシブル基板の幅に合わせて形成された構成をとることができる。これによると、フレキシブル基板の幅に合わせて放熱プレートが形成されているので、その放熱プレート形成領域においてフレキシブル基板の撓みが防止または抑制されて、発光部を実装する半田等への応力集中を防止もしくは抑制して発光部を保護することができる。また、両者が略同一幅に形成されることで、放熱プレートを容易に定められた位置に取り付けることができる。
また本発明の車両用灯具は、
挟持部が、フレキシブル基板の長手方向で対向するように開口部の内縁に形成された構成をとることができる。例えばフレキシブル基板がリフレクタに保持された際に(発光部が開口部に固定された際に)、フレキシブル基板は帯状形態をなしているため、その厚さ方向に湾曲(撓む)させた状態で固定される。この時、フレキシブル基板は湾曲させた状態であるため、その長手方向に変形、すなわち移動(位置ずれ)し易いが、その長手方向上に沿って発光部を挟持しているので、効果的にフレキシブル基板を固定することができる。
また本発明の車両用灯具は、
挟持部が、フレキシブル基板の長手方向及び幅方向で対向するように開口部の内縁に形成された構成をとることができる。これによると、挟持部がフレキシブル基板の長手方向及び幅方向で対向するように開口部の内縁に形成されているので、フレキシブル基板をその長手方向及び幅方向において位置決め及びずれ防止することができる。
上記課題を解決するために、本発明の車両用ドアミラー装置は、
上記構成を有する車両用灯具を備えることを特徴とする。これによると、車両用ドアミラー装置は上記作用効果を有する車両用灯具を一体的に備えることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。本実施例は、主として自動車(車両)のドアに装着される車両用ドアミラー装置及びその車両用ドアミラー装置に取り付けられる車両用灯具について例示しているが、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
図1は、本発明に係る車両用ドアミラー装置の取り付け状態を示す斜視図、図2は、本発明に係る車両用ドアミラー装置の正面図、図3は、本発明に係る車両用灯具の取り付け状態を示す図である。図1ないし図3に示すように、車両用ドアミラー装置100は、例えば車両Cの両側に設けられたドアDにそれぞれ装着されている。この車両用ドアミラー装置100は、ドアDに取り付けられるミラーベース部101と、そのミラーベース部101に支持されるミラー本体部102とを備える。
このミラー本体部102は、車両C後方側に設けられ運転者又は搭乗者が後方を確認するためのミラー(図示せず)と、そのミラーを保持するミラーホルダ(図示せず)と、ミラーの角度調整を行なうアクチュエータと、方向指示器などの役割を担う車両用灯具1と、それらミラー、アクチュエータ、及び車両用灯具1等の収納および保護を図るハウジング104と、上記アクチュエータの取り付けられるフレームの役目を果たすものであって、これらミラー、アクチュエータ、及び車両用灯具1をハウジング104に連結する役目を担う取り付け基盤(図示せず)と、その取り付け基盤の一方の端部に取り付けられて、ミラーベース部101に対してミラー本体部102を使用状態と格納状態との間の位置で回転駆動させる電動格納装置103とを含み構成される。なお、ハウジング104は、その全体がベッセル状の形態からなるものであり、例えばプラスチック材にて一体的に成形することができ、予め定められた場所に窓部105が形成されている。この窓部105に対応して車両用灯具1が外部に露出するように装着され、この状態で車両用灯具1の発光部(後述する)が点滅、点灯等することにより方向指示器等として機能し、他の交通に右左折又は進路変更などを示すこととなる。
次に、車両用灯具1について詳しく説明する。図4は、車両用灯具1の分解斜視図である。図4に示すように、車両用灯具1は、帯状形態をなすフレキシブル基板2と、そのフレキシブル基板2を内側に配置した状態で保持するリフレクタ3と、フレキシブル基板2を収納する形でリフレクタ3を装着するベース部材4と、リフレクタ3を覆うようにベース部材4に一体的に取り付けられるカバー部材5と、カバー部材5とハウジング104の窓部105内縁との隙間をシールするシール部材6とを備えている。
図5は、フレキシブル基板2の要部を示す平面図(A)、底面図(B)及び側面図(C)である。図4及び図5に示すように、フレキシブル基板2(以下、基板ともいう)は、フレキシブル基板本体21(以下、基板本体ともいう)と、後述する発光部にバッテリー電源を供給するためのリード部22と、コネクタ部23とを備えている。基板本体21は、ポリイミド、ポリエステルなどをベースフィルムとした屈曲性に優れた銅張板であってパターン加工が施され、絶縁フィルムまたは液状レジストで被膜して使用することができ、適宜、ポリアミド紙基材エポキシ樹脂、ガラス布基材エポキシ樹脂、ガラス布基材BTレジンなどを選択することができる。また、基板本体21は、可撓性に富み、薄層で帯状形態をなし、その一方の側の面21a(図面において上側の面。以下、表面21aともいう)に発光ダイオード(LED)である発光素子を有する発光部24a,24b,24c,24d(以下、まとめて発光部24ということもある)がパターン印刷された配線に接続される形で半田付けなどにより表面実装され、その反対側の面21b(図面において下側の面。以下、裏面21bともいう)の発光部24に相対向する位置に硬質プレート25a,25b,25c(以下、まとめて硬質プレート25ということもある)が両面テープ等により接着固定されて取り付けられている。なお、本発明において、硬質プレートが放熱プレートに相当し、基板本体において発光部に対応する位置に設けられているためその発光部が発する熱を効果的に放熱することができる。
発光部24は、基板本体21においてリード部22側を基端、反対側を先端とした場合に、その基板本体21の先端領域に2つ(発光部24a,発光部24b)、中央領域に1つ(発光部24c)、基端領域に1つ(発光部24d)実装されている。先端領域における発光部24a,24b及び中央領域に位置する発光部24cは、主として方向指示器の役目を担い、特に先端領域においては基板本体21の幅方向に並んで2つ実装することで、車両用ドアミラー装置100の形状及び取り付け角度上照射が困難である車両後方に対しても、図13(a)に示すように水平線O1を挟んで上下15度の範囲内領域を確実に照射することができる。また、後述するが、中央領域及び基端領域に所定間隔隔てた位置にそれぞれ発光部を設けることで、発光部24c,24dの照射による車両用ドアミラー装置100における意匠的効果を生み出すばかりでなく、基板本体21をリフレクタ3に3箇所で固定することになり、より安定してフレキシブル基板2を保持することができる。
硬質プレート25(放熱プレート)は、少なくともフレキシブル基板本体21の可撓性(柔軟性)よりも硬く形成されたものであればよく、銅、銀、金、アルミニウム、ニッケル、白金、パラジウム等の金属材料又はセラミックなどの無機材料(非金属材料)等、特に限定されるものではないが、銅を代表とする放熱性の高い金属、ただし、腐食やコストの面からも考慮して、本実施例においては、金属材料としてアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるAlプレートとしている。発光部24は照射に伴いよく発熱するため、その相対向する裏面21bにAlプレートを用いることで、効率よく放熱を促すことができる。ひいては、発光部24の発熱による温度上昇を抑え、輝度劣化を低減し長寿命化を実現することができる。
また、リード部22は、ベース部材4に形成されたリード固定穴47にリード部22を固定するための固定部22aを備える。なお、固定部22aは、弾性を有するゴム材で形成することができ、リード固定穴47に差込易くなっている。
なお、フレキシブル基板2は、長手方向上における中心線(図示せず)において対称的に形成されている。例えばフレキシブル基板2を保持する後述するリフレクタ3などは車両用ドアミラー装置100が車両Cの両側(左右)に対称的に設けられているため、左右それぞれの専用部品となり対称的ではあるが形状が異なる。このフレキシブル基板2を用いることで、そのフレキシブル基板2が備える可撓性により、その左右専用部品における形状の違いをカバーして左右共用部品として用いることができる。ひいては、部品点数を減少して製造コストを抑えることができる。
図6は、リフレクタ3を示す上方から見た斜視図1(A)、下方から見た斜視図2(B)及び底面図(C)である。図4及び図6に示すように、リフレクタ3は、発光部が照射した光を反射する表面仕上げがなされていればよく、金属、樹脂、セラミックなど適宜材料を選択することができ、例えば蒸着、光沢塗装及びメッキなどを施した樹脂材料や、鏡面仕上げを施したアルミニウム等の金属材料とすることができる。また、リフレクタ3は、車両用ドアミラー装置100(ハウジング104)の形状に倣って、側面視(図示せず)で先端に向かって湾曲した形状をなすリフレクタ本体31と、そのリフレクタ本体31の予め定められた位置(発光部24に対応する位置)に、リフレクタ本体31の上面で突出、または凹んで形成される壁部32a,32b,32c(以下、まとめて壁部32ということもある)と、その壁部32を厚さ方向に貫通し、リフレクタ本体31の内側で保持したフレキシブル基板2が備える発光部24を露出させる開口部33a,33b,33c(以下、まとめて開口部33ということもある)と、壁部32に隣接して開口部33から露出させた発光部24の照射を所望する範囲内に反射させる反射面34a,34b,34c(以下、まとめて反射面34ともいう)と、壁部32の裏面(内側面)の開口部33近傍でその開口部33を挟んだ両側に、平行に延びる一対の凸状レール部36a,36b,36cとを備えている。
また、リフレクタ本体31の内側には、フレキシブル基板2のリード部22を保持するリード保持部37と、リフレクタ本体31をベース部材4に装着(合体)するためにベース部材4の係止穴部45に係止される係止爪部38と、組立作業性等の目的で切り欠かれた切欠部39とを備える。
図7は、図6(A)におけるA部、B部及びC部に対応する壁部32の正面図、及び断面図である。図7(A)に示すように、壁部32aには矩形形状の開口部33aが形成され、その内縁には対向するように爪状の挟持部35aが形成されている。挟持部35aは、開口部内縁で対向する一方側に2つ他方側に2つの一組とされ、この対向する4つの挟持部35aの間に発光部24が1つ嵌め込まれる。これにより、発光部24の位置ずれなどを防止もしくは抑制することができる。なお、断面図に示すように、壁部32aの裏面(内側)には凸状レール部36aが形成されており、挟持部35aは、この凸状レール部36aが延びる方向(フレキシブル基板2の長手方向)に沿って対向するように形成されている。後述するが、挟持部35aに発光部24、及び凸状レール部36aに硬質プレート25が固定されるので、挟持部35aがフレキシブル基板2の長手方向、凸状レール部36aがその幅方向で位置決め、かつ、ずれ防止を行うことができる。
また、挟持部35aは、先端に向かって先細り形状をなし、具体的には、リフレクタ本体31の内側が、先端に向かって傾斜する傾斜面135aを形成している。これにより、発光部24を挟持部35aに嵌め込む際にその傾斜面135aに沿って発光部24が誘導されて簡単に嵌め込むことができる。なお、図7(B)及び図7(C)における壁部32b,32cも壁部32aと同様の構成を成して形成されており、傾斜面135b及び傾斜面135cになるに連れて、その傾斜角が大きく形成されている。これにより、スムーズに発光部24を挟持部35に嵌め込むことができる。
次に図8は、ベース部材を示す上方から見た斜視図(A)、平面図(B)及び底面図(C)である。図4及び図8に示すように、ベース部材4は、後述するカバー部材5が溶着または接着可能なものであればよく、例えばABS樹脂やASA樹脂などの熱可塑性樹脂で形成され、車両用ドアミラー装置100(ハウジング104)の形状に倣って、側面視(図示せず)で先端に向かって湾曲した形状をなす。また、ベース部材4は、平面視で略全領域に渡って形成され、上記リフレクタ3が嵌め込まれる(装着される)収納凹部41と、その収納凹部41の底面で隆起する形で形成され、リフレクタ3の開口部33の挟持部35に固定された発光部24の背後で硬質プレート25を介して発光部24の開口部33からの抜けを防止するための抜け止め部42a,42b,42c(以下、まとめて抜け止め部42ということもある)と、収納凹部41の周縁に形成され、カバー部材5の周縁部53が一体的に接着(溶着)される環状接着部44と、リフレクタ3の係止爪部38が係合される係止穴部45と、車両用ドアミラー装置100側に車両用灯具1を取り付けるための取付部46と、フレキシブル基板2のリード部22の固定部22aを固定するリード固定穴47とを備えている。
抜け止め部42は、ベース部材4がリフレクタ3と合体した状態で、すなわち、リフレクタ3がベース部材4の収納凹部41内に位置し係合爪部38と係合穴部45とが係合された状態で、フレキシブル基板2における硬質プレート25を、発光部24を開口部33に押し込む方向に押圧、もしくはそれに相対向して接近するストッパ面43a,43b,43c(以下、まとめてストッパ面43ということもある)を形成している。これによると、ストッパ面43が硬質プレート25を介して発光部24の背後に位置するので、例えばフレキシブル基板2が可撓性を有するので引っ張りなどの外力を受けて発光部24が挟持部35(開口部33)から引き抜かれそうになった場合にも、ストッパ面43が硬質プレート25を介してその移動を規制することができる。ひいては、発光部24の位置ずれを防止することができ、信頼ある照射を行うことができる。
図4に戻り、カバー部材5について説明する。カバー部材5は、例えば、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ABS樹脂等の透明もしくは半透明の熱可塑性樹脂で形成され、車両用ドアミラー装置100(ハウジング104)の形状に倣って、側面視(図示せず)で先端に向かって湾曲した形状をなし、ハウジング104に形成された窓部105から露出して、ドーム状に突出するドーム状レンズ部51と、そのドーム状レンズ部51に隣接して、ベース部材4に一体的に取り付けるカバー基部52とを備えている。カバー基部52の周縁部53がベース部材4の環状接着部44に熱溶着等の方法で接着される。また、シール部材6は、カバー部材5のドーム状レンズ部51とカバー基部52との連結部に沿った形状で形成され、その連結部位置で窓部105の内縁との間に介在することで、ミラー本体部102の内部に雨などの水滴、埃や風などの進入を防ぐことができる。
次に、本実施例に係る車両用灯具1及び車両用ドアミラー装置100の組み立て方法の一例について説明する。図9は、組み立て方法の一例を示す図、図10は、図9を別の方向から見た組み立て方法の一例を示す図、図11は、図9及び図10に続く図、図12は、図11に続く図である。まず、フレキシブル基板2をリフレクタ3の内側に装着する。具体的には、図9(A)に示すように、フレキシブル基板本体21の先端領域に設けられた発光部24a,24bをリフレクタ3の壁部32aに形成された開口部33aに内側から外側に向けて発光部24a,24bが挟持部35aに挟持されるように圧入して嵌め込む(図9(B)参照)。このとき、図10(A)に示すように、基板本体21の発光部24a,24bの相対向する位置の裏面21bには硬質プレート25aが設けられており、作業者が指又は専用の治具を用いてこの硬質プレート25a越しに発光部24a,24bを背後から押し込むことになるので、発光部24a,24bを押し込む荷重は硬質プレート25aによる面全体となり、荷重が分散され半田への応力集中による破損を防止または抑制することができる。ひいては、破損することがないので歩留りもよくなる。なお、挟持部35aが、基板本体21の長手方向に沿って形成されているので、発光部24a,24bはその長手方向において位置決めされ、さらには固定(ずれ防止)されることになる。
またこのとき、硬質プレート25aを介して発光部24a,24bを押し込むとともに、リフレクタ3の壁部32aの裏面(内側面)に設けられた一対の凸状レール部36aの間に硬質プレート25aが押し込まれている。これにより、硬質プレート(放熱プレート)25aは、発光部24a,24b動作により発生する熱を放熱する役割を担うのみならず、この凸状レール部36aに硬質プレート25aが基板本体21の幅方向において位置決めおよび固定されることになる。ひいては、硬質プレート25aが位置決めおよび固定されるので、発光部24a,24bが開口部33aにおいて位置決めおよび固定されている。これによると、発光部24a,24bが基板本体21の長手方向および幅方向の2方向において位置決めされるので、特別な位置決め治具を用いることなく的確な位置にフレキシブル基板2をリフレクタ3に組み付けることができる。さらには、その2方向で固定されるので、ずれの発生を防止または抑制することができる。なお、発光部の位置決めおよび固定(仮止め)することができるので、従来のような両面テープによってフレキシブル基板2をリフレクタ3に固定しなくてもよい。
また、図7(A)の断面図に示すように挟持部35aには、比較的傾斜角度の小さい傾斜面135aが形成されているので、その傾斜面135aに沿ってスムーズに発光部24a,24bを嵌め込むことができる。さらには、その傾斜面135aは比較的傾斜角度が小さいので、換言すれば、挟持する部分(発光部接触面積)が比較的広く設けられているので、より強固に保持することができ、ひいては、発光部の位置ずれを防止または抑制することができ、所望する照射範囲内への照射を安定して得ることができる。
なお、挟持部35aおよび凸状レール部36aは、発光部24a,24bおよび硬質プレート25aの外形寸法と設計誤差を含み合わせて形成すればよく、適宜、ある程度のクリアランス(外形寸法より大きく)を設けて、位置決めする役目を担うだけでもよい。その場合には、発光部(フレキシブル基板)を位置決めできるので従来のように両面テープによって固定することもできる。
続いて、図10(A)に戻り、発光部24a,24bの組み付けと同様にして、硬質プレート25b,25cを介して発光部24cおよび発光部24dを開口部33b(挟持部35b)および開口部33c(挟持部35c)に圧入して嵌め込み、さらにリード部22を突設されたリード保持部37の間に挟み込むように係止することでフレキシブル基板2をリフレクタ3の内側に装着することができる(図10(B)参照)。
次に、図11(A)に示すように、フレキシブル基板2をリフレクタ3とベース部材4とで挟み込む形(収納する形)で、フレキシブル基板2を保持したリフレクタ3とベース部材4とを相対的に近づけていき、ベース部材4の収納凹部41内にリフレクタ3を相対的に押し込み、リフレクタ3の各係止爪部38が対応するベース部材4の係止穴部45に係合して装着される(図11(B)参照)。具体的には、図11(B)に示すように、ベース部材4に設けられた抜け止め部42のストッパ面43が各発光部24の背後に位置される。このとき、ストッパ面43は、硬質プレート25を発光部に向かって押圧するように設計してもよく、硬質プレート25に接触またはそれに接近するだけにしてもよい。これにより、発光部24は、上述したようにフレキシブル基板本体21の長手方向および幅方向の2方向に位置決めおよび固定されるだけでなく、その2方向における垂直方向への固定(抜け防止)が施されることになる。すなわち、フレキシブル基板2をリフレクタ3に仮固定した後、ベース部材4を用いて完全固定となる。ひいては、所定間隔隔てた位置に実装された発光部24が位置決めおよび固定されるので、その発光部24が実装されたフレキシブル基板2をリフレクタ3とベース部材4との間で両面テープなどの接着手法を用いることなく固定を行うことができる。なお、予めリード部22をベース部材4のリード固定穴47に挿通させておき、固定部22aをそのリード固定穴47に固定させておくと、装着がスムーズである。
次に、図12に示すように、リフレクタ3を装着したベース部材4にカバー部材5を装着する。具体的には、ベース部材4に形成された環状接着部44およびカバー部材5(カバー基部52)の周縁部53の両方またはどちらか一方の接着面を鉄板などで加熱溶融させ、さらに圧着することでベース部材4にカバー部材5を溶着(接着)することができる。これにより、フレキシブル基板2、リフレクタ3、ベース部材4並びにカバー部材5が一体的なユニットとして形成される。そして、カバー部材5のドーム状レンズ部51の周縁に両面テープまたは接着剤などでシール部材6を取り付けることで車両用灯具1が完成する。そして、周知の組み立て方法により組み立てられた車両用ドアミラー装置100の予め定められた位置にベース部材4の取付部46に形成された孔にネジなどの締結部材を介して車両用灯具1を組み付け、コネクタ部23を車両用ドアミラー装置100側のコネクタと接続し、ハウジング104を装着して車両用ドアミラー装置100が完成する。なお、シール部材6は、ハウジング104に形成された窓部105に沿った位置に予め形成しておいてもよく、その場合には、シール部材6を除いて車両用灯具1として完成することになる。
本実施例において、フレキシブル基板2において硬質プレート25を備えたもので例示したが、この限りではなく、フレキシブル基板2から硬質プレート25を省略することができる。その場合には、ベース部材4の抜け止め部42のストッパ面43が発光部24の背後に位置し、そのストッパ面43が直接フレキシブル基板本体21を押圧もしくはそれに接近する形で発光部24の抜け防止を行うことになるので、このストッパ面43に放熱性を有するプレート取り付け、或いはストッパ面43(抜け止め部42)自身に放熱性を持たせればよい。これによれば、リフレクタ3をベース部材4に装着するとともに、フレキシブル基板2の発光部と相対向する位置に放熱プレート(ストッパ面)が取り付けられることになり、ストッパ面が放熱面(この場合には、本発明において、ストッパ面が放熱プレートに相当することになる。)となり、発光部が発生する熱を効果的に放熱することができる。なお、フレキシブル基板2において硬質プレート25を省略した場合にも、リフレクタ3の開口部33の内縁に設けられた挟持部35により、発光部25の十分な位置決め及び固定(ずれ防止)が可能であり、より簡単な構成とすることができ、部品点数が減少し、製造コストを抑制することができる。
次に上記実施例の変形例を説明する。図13は変形例におけるリフレクタの壁部の正面図(図7に対応)を示す。なお、変形例において上記実施例と同様な部分の説明は同一の符号を付して詳細な説明を省略又は簡略化する。図13(A)に示すように、変形例における壁部32aの開口部33aの内縁には、フレキシブル基板2の長手方向で対向する挟持部35aとは別に、フレキシブル基板2の幅方向で対向する挟持部136aが形成されている。これによると、発光部24をフレキシブル基板2の長手方向と幅方向との2方向で位置決めおよび固定することができる。また、図13(A)において破線で示すように、開口部33aを区画する区画部133aを形成し、その区画部133aの内縁に挟持部136aを形成してもよい。これによりフレキシブル基板2の幅方向において位置決めおよび固定することができるので、この場合には、幅方向における位置決めが施されるので硬質プレート25を省略することができる。この場合には、上記説明したストッパ面43を放熱プレートとすればよい。同様にして、図13(B)および図13(C)に示すように、開口部33b及び開口部33cの内縁においてフレキシブル基板2の幅方向で対向する挟持部136b及び挟持部136cが形成されており、図13(A)において破線で示したものと同様の作用効果を得ることができる。なお、挟持部の形成位置はこれらに限定されるものではなく、例えば放射線上に設けてもよく、発光部の角部を挟持部の先端部に嵌め込む形状としてもよい。
別の変形例を説明する。図15は、別の変形例におけるフレキシブル基板の要部を示す平面図(A)および側面図(B)(図6に対応)、図16は、別の変形例における組み立て方法の一例を示す図(図11(B)に対応)である。なお、この変形例においても上記実施例と同様な部分の説明は同一の符号を付して詳細な説明を省略又は簡略化する。図15に示すように、フレキシブル基板本体21の表面21a(発光部実装側面)において、その基板本体21の先端領域、中央領域、および基端領域にはそれぞれ発光部24a,24b,24c,24dが実装されており、その相対向する裏面側には放熱プレート(硬質プレート)25a,25b,25cが取り付けられている。そして、発光部24を基板本体21の長手方向上で挟み込む位置に表面を接着可能な状態で両面テープ26a,26b,26c(以下、まとめて両面テープ26ということもある)が設けられている。これによると、発光部24が発生する熱を放熱プレート25が効果的に放熱するとともに、発光部24の両側(基板本体長手方向において)で両面テープ26が設けられているので、発光部24を安定して固定することができる。
次に、図16に示すように、別の変形例における組み立て方法によると、フレキシブル基板本体21に設けられた両面テープ26がリフレクタ3の開口部33の挟み込む両側に接着されている。これにより、発光部24が開口部33から露出するように配置されて固定される。別の変形例では両面テープ26によりフレキシブル基板2をリフレクタ3に接着固定することができるため、ベース部材4の抜け止め部が省略されており、また、リフレクタ3の開口部33内縁の挟持部35が省略されている。なお、これらは、適宜組み合わせて利用することができ、組み合わせることで、上述した作用効果を具備することができる。発光部24の背後には、放熱プレート(硬質プレート)が形成されることになるので、放熱性に優れたものとなっている。
本発明に係る車両用ドアミラー装置の取り付け状態を示す斜視図。 本発明に係る車両用ドアミラー装置の正面図。 本発明に係る車両用灯具の取り付け状態を示す図。 本発明に係る車両用灯具の分解斜視図。 フレキシブル基板の要部を示す平面図、底面図及び側面図。 リフレクタを示す上方及び下方から見た斜視図、底面図。 図6に対応する壁部の正面図、及び断面図。 ベース部材を示す上方から見た斜視図、平面図及び底面図。 組み立て方法の一例を示す図。 図9を別の方向から見た組み立て方法の一例を示す図。 図9及び図10に続く組み立て方法の一例を示す図。 図11に続く組み立て方法の一例を示す図。 変形例に係る図7に対応する壁部の正面図。 照射範囲領域を示す説明図。 別の変形例に係るフレキシブル基板の要部を示す平面図、側面図。 別の変形例に係る組み立て方法の一例を示す図。
符号の説明
1 車両用灯具
2 フレキシブル基板
3 リフレクタ
4 ベース部材
5 カバー部材
6 シール部材
21 フレキシブル基板本体
22 リード部
23 コネクタ部
24 発光部
25 硬質プレート(放熱プレート)
31 リフレクタ本体
32 壁部
33 開口部
34 反射面
35 挟持部
36 凸状レール部
41 収納凹部
42 抜け止め部
43 ストッパ面
44 環状接着部
51 レンズ部
100 車両用ドアミラー装置
101 ミラーベース部
102 ミラー本体部
104 ハウジング
105 窓部

Claims (4)

  1. 車両のドアミラー装置の予め定められた位置に配置される車両用灯具であって、
    帯状形態をなし、その一方の側の面に発光素子を有する発光部が表面実装され、反対側の面の前記発光部と相対向する位置に放熱プレートが取り付けられたフレキシブル基板と、
    前記フレキシブル基板を保持し、前記発光部を露出させる開口部及び該開口部に隣接した光の反射面を備えるリフレクタと、
    前記ドアミラー装置側に取り付けられる部材であって、前記フレキシブル基板を収納する形で前記リフレクタが合体されたベース部材と、
    前記リフレクタを覆うようにベース部材に一体的に取り付けられたカバー部材と、
    を備えたことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記放熱プレートが、Al又はAl合金からなる請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記リフレクタには、前記開口部の内縁に前記発光部を挟持する挟持部が形成されており、
    前記発光部が当該挟持部に挟持されて前記フレキシブル基板が前記リフレクタに保持される請求項1又は2に記載の車両用灯具。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両用灯具を備えることを特徴とする車両用ドアミラー装置。
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