JP2013226877A - 車両用燈体及び燈体付ドアミラー - Google Patents

車両用燈体及び燈体付ドアミラー Download PDF

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Abstract

【課題】2つの光源部を有している場合であっても、意匠性を損なうことを防止できる車両用燈体及び燈体付ドアミラーを提供する。
【解決手段】アウターハウジング21と、このアウターハウジング21に進行方向前側から突き合わされるアウターレンズ22と、これらアウターハウジング21とアウターレンズ22との間に設けられるインナーハウジング23と、このインナーハウジング23に支持される発光ユニット24とを備え、発光ユニット24は、左右方向外方を照射する第1光源部25と、この第1光源部25と離間して配置され、進行方向前方を照射する第2光源部26と、これら第1光源部25と第2光源部26とを電気的に接続するリード線241とを有し、インナーハウジング23の上下方向両側縁231c,231dのうち、少なくとも一方の側縁には、リード線241を保持可能な第1突起部234及び第2突起部が設けられている。
【選択図】図3

Description

この発明は、車両用燈体、及びこれを用いた燈体付ドアミラーに関するものである。
従来から、車体の側部に設けられるドアミラーのミラーボディーに、燈体としてのサイドターンランプを組み込んだ燈体付ドアミラーが知られている。この種の燈体付ドアミラーの中には、サイドターンランプを、ミラーボディーの左右方向先端部からミラーボディーの進行方向前面に至る間に設けたものがある。このように設けることにより、ドアミラーから進行方向後方に向けて光を照射し、法定上の方向指示機能を確保することができると共に、進行方向前方に向けて光を照射し、ドアミラー全体の意匠性を高めることができるようになっている。
ここで、ドアミラー全体の意匠性を高めるために、さまざまな技術が開示されている。例えば、サイドミラーハウジング(ミラーボディー)の左右方向先端部の後方への廻り込み側に左右に延びる開口部を設け、全体形状が開口部に略倣って湾曲し、前面レンズが開口部から略面一に露出するようにサイドミラーハウジングにサイドターンランプを取り付けたものがある。このものでは、法定上の方向指示機能を確保するための光源部と、ドアミラーの意匠用の光源部との2つの光源部を隣接配置してユニット化している。そして、意匠用の発光部の光源に正対させ、前面レンズに沿って面発光する導光インナレンズを配設している(例えば、特許文献1参照)。
特許第4413764号公報
しかしながら、上述の従来技術にあっては、導光インナレンズ周辺の外観の意匠性を確保するという点では優れているが、ドアミラー全体の意匠性を考慮した場合、法定上の方向指示機能を確保するための光源部付近が肉厚となり、意匠性が損なわれるという課題がある。
これに対し、法定上の方向指示機能を確保するための光源部と、意匠用の光源部とを1つの光源部にまとめることも考えられるが、必要な光の照度を確保しにくくなるという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、2つの光源部を有している場合であっても、意匠性を損なうことを防止できる車両用燈体及び燈体付ドアミラーを提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係る車両用燈体は、進行方向後側に配置されるアウターハウジングと、このアウターハウジングに進行方向前側から突き合わされ、前記アウターハウジングと一体化するアウターレンズと、これらアウターハウジングとアウターレンズとの間に設けられるインナーハウジングと、このインナーハウジングに支持される発光ユニットとを備え、前記発光ユニットは、左右方向外方を照射する第1光源部と、この第1光源部と離間して配置され、進行方向前方を照射する第2光源部と、これら第1光源部と第2光源部とを電気的に接続する導電部とを有し、前記インナーハウジングの上下方向の両側縁のうち、少なくとも一方の側縁には、前記導電部を保持可能な突起部が設けられていることを特徴とする。
このように、第1光源部と第2光源部とを離間して配置できるので、各光源部付近の肉厚化を防止でき、意匠性を損なうことを防止できる。また、第1光源部と第2光源部とを電気的に接続する導電部を、インナーハウジングに設けられている突起部に保持させることにより、導電部がアウターレンズを介して露出してしまうことを防止でき、より確実に意匠性を損なうことを防止できる。
本発明に係る車両用燈体は、前記突起部は、前記アウターハウジングに対する前記インナーハウジングの位置決めを行うための位置決め部を兼ねていることを特徴とする。
このように構成することで、アウターハウジングとインナーハウジングとの位置決めを容易に行うことができ、車両用燈体の組み立て性を向上させることができる。
本発明に係る車両用燈体は、前記第1光源部及び第2光源部は、それぞれ発光素子と、この発光素子を発光させるための基板とを有し、前記発光素子の光放射方向が前記アウターレンズの面方向に直交する法線方向に沿うように、各発光素子が配置されていることを特徴とする。
このように構成することで、発光素子の光放射方向がアウターレンズの面方向に沿うように配置した場合と比較して、各光源部の配置スペースを省スペース化することが可能になる。
本発明に係る燈体付ドアミラーは、車両用燈体を、車体の側部に設けられ、前記車体の進行方向後方に向けてミラーが嵌め込まれるミラーボディーに設けたことを特徴とする。
このように構成することで、2つの光源部を有している場合であっても、意匠性を損なうことを防止できる燈体付ドアミラーを提供できる。
本発明に係る燈体付ドアミラーは、前記アウターレンズに、このアウターレンズの上下方向の幅よりも狭く設定され、前記ミラーボディーの進行方向前面から露出する照射幅調整凸部が設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、より意匠性を向上させることができる。
本発明によれば、第1光源部と第2光源部とを離間して配置できるので、各光源部付近の肉厚化を防止でき、意匠性を損なうことを防止できる。また、第1光源部と第2光源部とを電気的に接続する導電部を、インナーハウジングに設けられている突起部に保持させることにより、導電部がアウターレンズを介して露出してしまうことを防止でき、より確実に意匠性を損なうことを防止できる。
本発明の実施形態におけるドアミラーを進行方向前方からみた正面図である。 本発明の実施形態におけるターンランプ部を後方からみた斜視図である。 本発明の実施形態におけるターンランプ部を前方からみた分解斜視図である。 本発明の実施形態におけるインナーハウジング及び発光ユニットを後方からみた斜視図である。 本発明の実施形態における第1突起部及び第2突起部の拡大斜視図である。 本発明の実施形態における2次成形部が成形される前のターンランプ部の斜視図である。
(ドアミラー)
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、ドアミラーを進行方向前方からみた正面図である。尚、以下の説明において、説明を簡単にするために、車両の進行方向前方を単に前方、進行方向後方を単に後方、運転席側からみて車幅方向右方を単に右方、運転席側からみて車幅方向左方を単に左方、車両の鉛直方向上下を単に上方、及び下方などとして説明する場合がある。
図1に示すように、ドアミラー1は、車体2の側面に設けられたミラーベース3に、進行方向後方を確認可能な使用位置、及びドア面に沿って邪魔にならない格納位置に傾動可能に支持されたものである。
尚、図1に示すドアミラー1の構成は、車体2の左右両方共に同一であるが、ここでは車体2の右側に設けられたドアミラー1のみについて説明し、左側に設けられるドアミラーについての説明は省略する。
図1に示すように、ドアミラー1は、後方に向けて不図示のミラーが取り付け可能な樹脂製のミラーボディー4と、ミラーボディー4の前面4aに取り付けられているターンランプ部5とを有している。ミラーボディー4の前面4aには、上下方向略中央よりもやや下側に、左右方向略中央から左右方向外側(図1における左側)に至る間に開口部4bが形成されている。この開口部4bに、ターンランプ部20の一部が露出した状態で取り付けられている。
(ターンランプ部)
図2は、ターンランプ部を後方からみた斜視図、図3は、ターンランプ部を前方からみた分解斜視図である。
図1〜図3に示すように、ターンランプ部20は、ミラーボディー4内に収納されるように後側に配置されるアウターハウジング21と、このアウターハウジング21に前側から突き合わされ、アウターハウジング21と一体化するアウターレンズ22と、これらアウターハウジング21とアウターレンズ22との間に設けられるインナーハウジング23と、このインナーハウジング23に支持される発光ユニット24とを備えている。
(アウターハウジング)
アウターハウジング21は、非透明な樹脂によって、前方側に開口部21aを有するように箱状に形成されている。また、アウターハウジング21は、ミラーボディー4の前面4aに沿うように、左右方向に長く湾曲形成されている。アウターハウジング21の上側縁部21bには、左右方向略中央と左右方向内側(図3における右側)に、それぞれ取付ステー47が上方に向かって突設されている。また、アウターハウジング21の下側縁部21cには、左右方向略中央に取付ステー47が下方に向かって突設されている。
これら取付ステー47は、アウターハウジング21をミラーボディー4に締結固定するためのものであって、不図示のボルトが挿通可能な挿通孔47aが形成されている。
ここで、ミラーボディー4には、取付ステー47に対応する箇所に、不図示の雌ネジ部が刻設されており、これによって、ミラーボディー4にアウターハウジング21を締結固定することができるようになっている。
また、アウターハウジング21の開口部21aの周縁には、外フランジ部21dが形成されている。外フランジ部21dは、アウターレンズ22の一部を構成する後述の2次成形部35によって被覆される部位である(詳細は後述する)。
さらに、アウターハウジング21の左右方向内側には、コネクタハウジング211が一体成形されている。このコネクタハウジング211は、筒状に形成されており、外部電源(バッテリ)等の外部機器から延びるコネクタ(不図示)が嵌着可能になっている。そして、この不図示のコネクタを左右方向内側から受け入れ可能なように、左右方向に沿って配置されている。
また、アウターハウジング21内には、透明な樹脂により形成されたインナーハウジング23と、このインナーハウジング23に支持される発光ユニット24が収納されている。
(発光ユニット)
図4は、インナーハウジング及び発光ユニットを後方からみた斜視図である。
図3、図4に示すように、発光ユニット24は、アウターハウジング21の左右方向外側(図3における左側、図4における右側)に配置される第1光源部25と、アウターハウジング21に一体成形されているコネクタハウジング211の近傍に配置された第2光源部26と、これら第1光源部25及び第2光源部26を電気的に接続するための2本のリード線241,241とにより構成されている。
第1光源部25は、車体2の左右方向側方及び後方を照射して視認させるためのものであって、法定上の規格を満たす構成になっている。第1光源部25は、第1LED(発光ダイオード)25aと、この第1LED25aを発光させるための第1基板25bとを有している。第1基板25bは、平面視略長方形に形成されている。第1LED25aは、この光放射方向L1が第1基板25bの面方向に直交する法線方向に沿うように、第1基板25b上に実装されている。
第2光源部26は、後述のインナーハウジング23の導光部231bに光を放射してドアミラー1の意匠性を高める加飾用として用いられるものである。第2光源部26は、第2LED(発光ダイオード)26aと、この第2LED26aを発光させる第2基板26bとを有している。第2基板26bは、平面視略長方形の小基板261aと、平面視略等脚台形の小基板261bとが一体成形されている。第2LED26aは、この光放射方向L2が第2基板26bの面方向に直交する法線方向に沿うように、第2基板26b上に実装されている。
また、第2基板26bには、端子26cが設けられている。この端子26cは、アウターハウジング21に一体成形されているコネクタハウジング211内に延出されている。そして、端子26cは、コネクタハウジング211に不図示のコネクタが嵌着されると、このコネクタと接続されるようになっている。
これにより、第2基板26bに外部電源からの電力が供給される。また、第2基板26bに供給された電力は、2本のリード線241,241を介して第1基板25bに供給される。各基板25b,26bは、それぞれ供給された電力を降圧し、対応するLED25a,26aに供給する。これにより、各LED25a,26aが発光する。
(インナーハウジング)
一方、インナーハウジング23は、アウターハウジング21の開口部21aを閉塞するように、左右方向に長く湾曲形成された帯状のハウジング本体231と、このハウジング本体231の左右方向外側(図3における左側)に配置された第1ベース部232と、ハウジング本体231の左右方向内側(図3における右側)に配置された第2ベース部233とが一体成形されたものであって、全体的にシボ加工が施されている。
ハウジング本体231の後面231a側には、上下方向中央の大部分に、導光部231bが一体成形されている。導光部231bは、断面略半円形状に形成されており、ハウジング本体231の長手方向全体に亘って延在されている。この導光部231bに第2LED26aの光が入射されると光が乱反射し、導光部231b全体から光が漏出する。
また、ハウジング本体231の上下方向両側縁231c,231dには、それぞれ複数の第1突起部234及び第2突起部235が長手方向に沿って並んで配置されている。
図5は、第1突起部及び第2突起部の拡大斜視図である。
同図に詳示するように、第1突起部234は、断面略L字状に形成されたものであって、ハウジング本体231の後面231aから後方に向かって突出する舌片部234aと、この舌片部234aの先端からインナーハウジング23の短手方向外側に向かって立ち上がり形成された立上り部234bとが一体成形されている。すなわち、ハウジング本体231の上側縁部231cに形成されている立上り部234bは、上方に向かって立ち上がるように形成されている。また、ハウジング本体231の下側縁部231dに形成されている立上り部234bは、下方に向かって立ち上がるように形成されている。
一方、第2突起部235は、断面略L字状に形成されたものであって、ハウジング本体231の後面231aから後方に向かって突出する舌片部235aと、この舌片部235aの先端からインナーハウジング23の短手方向内側に向かって立ち上がり形成された立上り部235bとが一体成形されている。すなわち、ハウジング本体231の上側縁部231cに形成されている立上り部235bは、下方に向かって立ち上がるように形成されている。また、ハウジング本体231の下側縁部231dに形成されている立上り部235bは、上方に向かって立ち上がるように形成されている。
このように形成された第1突起部234と第2突起部235とがハウジング本体231の長手方向に沿って互い違いに配置されている。また、ハウジング本体231の第1突起部234に対応する部位には、凹部231eが形成されている。
このような構成のもと、ハウジング本体231の上下方向両側縁231c,231dには、第1突起部234及び第2突起部235によって、発光ユニット24を構成するリード線241を配索するためのリード線配索路242が形成される。そして、リード線配索路242に配索されたリード線241は、各突起部234,235によって保持されるようになっている。
図4、図5に示すように、さらにハウジング本体231の上下方向両側縁231c,231dには、長手方向両側に、それぞれ位置決め突起243が4箇所、上下方向に沿って突設されている。位置決め突起243は、アウターハウジング21にインナーハウジング23をセットする際、アウターハウジング21の外フランジ部21dに当接するようになっている。これにより、アウターハウジング21に対するインナーハウジング23の嵌め込み方向の位置が決定される。
また、インナーハウジング23のハウジング本体231に形成されている位置決め突起243がアウターハウジング21の外フランジ部21dに当接した状態にあっては、ハウジング本体231に形成されている各突起部234,235がアウターハウジング21の周壁21eに内接した状態になる。これにより、アウターハウジング21に対するインナーハウジング23の上下方向の移動が規制される。
すなわち、ハウジング本体231に形成されている各突起部234,235は、発光ユニット24を構成するリード線241を保持する役割を有していると共に、アウターハウジング21に対するインナーハウジング23の位置決めを行う位置決め部244の役割を有している。
図3〜図5に示すように、ハウジング本体231の左右方向外側に配置された第1ベース部232は、発光ユニット24の第1光源部25を支持するためのものである。第1ベース部232は、ハウジング本体231の延在方向に沿って延出形成されているベース本体232aを有している。ベース本体232aの平面視形状は、第1光源部25の第1基板25bに対応するように形成されている。
そして、ベース本体232aの周縁には、第1基板25bと係合可能な4つの係合爪232bが後方に向かって突設されている。すなわち、ベース本体232aの後面側に、第1基板25bが、ベース本体232aに対して略平行となるように配置され、4つの係合爪232bによって保持される。
一方、ハウジング本体231の左右方向内側に配置された第2ベース部233は、発光ユニット24の第2光源部26を支持するためのものである。第2ベース部233は、ハウジング本体231の延在方向に沿って延出形成されているベース本体233aを有している。ベース本体233aの平面視形状は、第2光源部26の第2基板26bに対応するように形成されている。
そして、ベース本体233aの周縁には、第2基板26bと係合可能な4つの係合爪233bが後方に向かって突設されている。すなわち、ベース本体233aの後面側に、第2基板26bが、ベース本体233aに対して略平行となるように配置され、4つの係合爪233bによって保持される。
(アウターレンズ)
図2、図3に戻り、アウターハウジング21に前側から突き合わされるアウターレンズ22は、透明な樹脂によってアウターハウジング21の開口部21aをインナーハウジング23の上から覆うように、左右方向に長く湾曲形成されている。そして、アウターハウジング21の外フランジ部21dにアウターレンズ22の外周部22aが当接し、これらアウターハウジング21の外フランジ部21dと、アウターレンズ22の外周部22aとが重なるようになっている。
アウターレンズ22の前面22bの上下方向略中央には、長手方向の大部分に亘って照射幅調整凸部221が一体成形されている。照射幅調整凸部221には、インナーハウジング23の導光部231bから漏出された光が入光され、この光が再び照射幅調整凸部221内で乱反射する。これにより、照射幅調整凸部221全体から光が漏出するようになっている。
また、照射幅調整凸部221の外形状は、ミラーボディー4に形成されている開口部4bに対応している。そして、ミラーボディー4の開口部4bを介して照射幅調整凸部221が露出するようになっていると共に、アウターレンズ22の第1光源部25に対応する部位がミラーボディー4から露出するようになっている。
さらに、アウターレンズ22の前面22bには、照射幅調整凸部221の周囲を取り囲むように平面視略コの字状に形成されたパッキン27が設けられ、このパッキン27を介してアウターレンズ22がミラーボディー4に取り付けられる。これにより、ミラーボディー4の開口部4bから内部に塵埃や雨水が侵入してしまうのを防止できる。
アウターレンズ22の外周部22aは、アウターハウジング21の外フランジ部21dよりも面方向に突出するように、この外フランジ部21dよりもやや大きく形成されている。そして、アウターハウジング21の外フランジ部21dと、この外フランジ部21dから突出したアウターレンズ22の外周部22aとに、2次成形部35が一体成形されている。
図6は、2次成形部が成形される前のターンランプ部の斜視図である。
図2、図6に示すように、2次成形部35は、アウターハウジング21とアウターレンズ22とを不図示の金型内で重ね合わせた状態で(図6参照)、不図示の金型にアウターレンズ22と同一材料の透明な樹脂を流し込み、成形されるものである(図2参照)。2次成形部35は、アウターレンズ22の一部を構成している。
このように、アウターハウジング21の外フランジ部21dと、この外フランジ部21dから突出したアウターレンズ22の外周部22aとに、2次成形部35を成形することにより、別途ボルト等の固定部材を用いることなく、アウターハウジング21とアウターレンズ22とを一体化できる。
このため、部品点数を減少させることができると共に、ターンランプ部20全体の小型化を図ることが可能になる。また、アウターハウジング21とアウターレンズ22とにより形成される内部空間の気密性、水密性を高めることができる。
尚、2次成形部35を成形してしまうとアウターハウジング21とアウターレンズ22とにより形成される内部空間が密閉されてしまうので、2次成形部35を成形する前に、アウターハウジング21に、インナーハウジング23及び発光ユニット24を組み付けておく必要がある。
ここで、アウターレンズ22は、アウターハウジング21の開口部21aをインナーハウジング23の上から覆うように、左右方向に長く湾曲形成されている一方、インナーハウジング23も、アウターハウジング21の開口部21aを閉塞するように、左右方向に長く湾曲形成されている。また、インナーハウジング23の第1ベース部232に保持されている第1光源部25は、これを構成する第1基板25bと第1ベース部232のベース本体232aとが略平行になっている。さらに、インナーハウジング23の第2ベース部233に保持されている第2光源部26は、これを構成する第2基板26bと第2ベース部233のベース本体233aとが略平行になっている。
これに加え、第1基板25bに実装されているLED25aは、この光放射方向L1(図4参照)が第1基板25bの面方向に直交する法線方向に沿うように配置されている。一方、第2基板26bに実装されているLED26aは、この光放射方向L2(図3参照)が第2基板26bの面方向に直交する法線方向に沿うように配置されている。
これらのことから、各LED25a,26aは、これらの光放射方向L1,L2がアウターレンズ22の面方向に直交する法線方向に沿うように配置されていることになる。
このような構成のもと、発光ユニット24の第1光源部25から発光された光は、アウターレンズ22を介し、そのまま車体2の左右方向側方及び後方を照射する。
一方、発光ユニット24の第2光源部26から発光された光は、インナーハウジング23の導光部231bによってターンランプ部20のほぼ全体に広がり、その後、照射幅調整凸部221によって、ドアミラー1の外部に照射される光の幅が狭められた状態で照射される。すなわち、照射幅調整凸部221は、ドアミラー1の意匠性を向上させるために、第2光源部26の光の放射幅を調整する役割を有している。
(効果)
したがって、上述の実施形態によれば、発光ユニット24の第1光源部25と第2光源部26とがそれぞれアウターハウジング21の左右方向両側に離間して配置されているので、これら第1光源部25と第2光源部26とを、それぞれインナーハウジング28の第1ベース部232と第2ベース部233とに別々に保持させることができる。このため、各光源部25,26を一体的に配置するよりも、各光源部25,26付近に存在する第1ベース部232や第2ベース部233が肉厚になってしまうことを防止できる。よって、ターンランプ部20全体の大型化を防止でき、ドアミラー1の意匠性を損なうことを防止できる。
また、発光ユニット24は、第1光源部25と第2光源部26とをリード線241により電気的に接続するように構成され、このリード線241を、インナーハウジング23の上下方向両側縁231c,231dに形成された第1突起部234及び第2突起部235に保持させている。このため、アウターレンズ22を介してリード線241が露出してしまうことを防止でき、より確実に意匠性を損なうことを防止できる。
さらに、ハウジング本体231の長手方向に沿って第1突起部234と第2突起部235とを互い違いに配置することにより、リード線241を配索するためのリード線配索路242を形成している。このように簡素な構造でリード線241を保持することができるので、ドアミラー1の製造コストを低減することが可能になる。
そして、各突起部234,235にリード線241を保持する役割の他に、アウターハウジング21に対するインナーハウジング23の位置決めを行う位置決め部244の役割を持たせている。このため、アウターハウジング21にインナーハウジング23を容易に組み付けることができ、ターンランプ部20の組み立て性を向上させることができる。
また、各LED25a,26aを、これらの光放射方向L1,L2がアウターレンズ22の面方向に直交する法線方向に沿うように配置している。このため、各LED25a,26aを、この光放射方向L1,L2がアウターレンズ22の面方向に沿うように配置する場合と比較して、各LED25a,25bの面方向に対する設置スペースを小さくすることができる。この結果、第1光源部25及び第2光源部26の面方向における占有スペースを小さくすることができ、ドアミラー1の意匠性を高めることが可能になる。
さらに、発光ユニット24の第2光源部26から発光された光を、照射幅調整凸部221によって、ドアミラー1の外部に照射される光の幅を狭めた状態で照射するので、ドアミラー1の意匠性をさらに高めることができる。
そして、インナーハウジング23には、全体的にシボ加工が施されているので、ドアミラー1から出射される光の意匠性を高めることができる。
尚、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
また、上述の実施形態では、発光ユニット24において、第1光源部25と第2光源部26とを電気的に接続するために、2本のリード線241,241を用いた場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、第1光源部25と第2光源部26とを電気的に接続できる部材であればよい。また、リード線241の本数も2本に限られるものではなく、第1光源部25や第2光源部26の仕様に応じて1本に設定してもよい。
さらに、上述の実施形態では、インナーハウジング23を構成するハウジング本体231の上下方向両側縁231c,231dに、それぞれ複数の第1突起部234及び第2突起部235を設けた場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、リード線241の本数や配索経路に応じて、ハウジング本体231の上下方向両側縁231c,231dのうち、少なくとも一方の側縁231c,231dに第1突起部234及び第2突起部235を設ければよい。
さらに、上述の実施形態では、インナーハウジング23には、全体的にシボ加工が施されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、インナーハウジング23にシボ加工を施さなくてもよい。
1 ドアミラー(燈体付ドアミラー)
2 車体
4 ミラーボディー
20 ターンランプ部(車両用燈体)
21 アウターハウジング
22 アウターレンズ
23 インナーハウジング
24 発光ユニット
25 第1光源部
25a 第1LED(発光素子)
25b 第1基板(基板)
26 第2光源部
26a 第2LED(発光素子)
26b 第2基板(基板)
221 照射幅調整凸部
231 ハウジング本体
231c 上側縁部(側縁)
231d 下側縁部(側縁)
234 第1突起部
235 第2突起部
241 リード線(導電部)
244 位置決め部

Claims (5)

  1. 進行方向後側に配置されるアウターハウジングと、
    このアウターハウジングに進行方向前側から突き合わされ、前記アウターハウジングと一体化するアウターレンズと、
    これらアウターハウジングとアウターレンズとの間に設けられるインナーハウジングと、
    このインナーハウジングに支持される発光ユニットとを備え、
    前記発光ユニットは、
    左右方向外方を照射する第1光源部と、
    この第1光源部と離間して配置され、進行方向前方を照射する第2光源部と、
    これら第1光源部と第2光源部とを電気的に接続する導電部とを有し、
    前記インナーハウジングの上下方向の両側縁のうち、少なくとも一方の側縁には、前記導電部を保持可能な突起部が設けられていることを特徴とする車両用燈体。
  2. 前記突起部は、前記アウターハウジングに対する前記インナーハウジングの位置決めを行うための位置決め部を兼ねていることを特徴とする請求項1に記載の車両用燈体。
  3. 前記第1光源部及び第2光源部は、それぞれ発光素子と、この発光素子を発光させるための基板とを有し、
    前記発光素子の光放射方向が前記アウターレンズの面方向に直交する法線方向に沿うように、各発光素子が配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用燈体。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用燈体を、車体の側部に設けられ、前記車体の進行方向後方に向けてミラーが嵌め込まれるミラーボディーに設けたことを特徴とする燈体付ドアミラー。
  5. 前記アウターレンズに、このアウターレンズの上下方向の幅よりも狭く設定され、前記ミラーボディーの進行方向前面から露出する照射幅調整凸部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の燈体付ドアミラー。
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