JP2007329984A - 事故対策情報配信システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】端末装置410から事故対策情報配信用コンピュータ110へリクエストしたとき、事故対策情報配信用コンピュータ110は、事故対策情報リストデータを事故対策情報配信用データベース120から読み出して送信し、事故対策情報リストにより端末装置410から配電系統地図または事故箋が選択されたとき、事故対策情報配信用コンピュータ110は、一または複数の配電系統地図データおよび事故箋データを事故対策情報配信用データベース120から読み出して送信し、端末装置410により事故対策情報リストで選択された事故箋または配電系統地図を表示または印刷する事故対策情報配信システム1とした。
【選択図】図1
Description
総じて、発生事故についての一または複数の配電系統地図および事故箋を配信できるようにして、必要な情報を迅速に取得できるようにした事故対策情報配信システムを提供することにある。
配電系統で発生した事故についての発生事故データをネットワークを介して送信する発生事故情報配信システムと、
配電系統データおよび地図データを区域別に分類して保存登録する配電系統・地図情報管理用データベースと、
発生事故データにより特定される一または複数の配電系統データおよび地図データを配電系統・地図情報管理用データベースから読み出すとともにこれら一または複数の配電系統データおよび地図データを融合して一または複数の配電系統地図データを生成し、さらにネットワークを介して送信するための一または複数のファイル形式の配電系統地図データに変換生成する配電系統・地図情報管理用コンピュータと、
配電系統・地図情報管理用コンピュータから一または複数のファイル形式の配電系統地図データを読み出し、また発生事故データに基づいてネットワークを介して送信するための一または複数の事故箋データを生成し、さらにまた一または複数の配電系統地図データおよび事故箋データをリスト化する事故対策情報リストデータを生成する事故対策情報配信用コンピュータと、
事故対策情報配信用コンピュータから送信される一または複数の配電系統地図データ、一または複数の事故箋データおよび事故対策情報リストデータを登録する事故対策情報配信用データベースと、
ネットワークを介して事故対策情報配信用コンピュータにアクセスする端末装置と、
を備え、
端末装置から事故対策情報配信用コンピュータへリクエストしたとき、
事故対策情報配信用コンピュータは、事故対策情報リストデータを事故対策情報配信用データベースから読み出して送信し、
事故対策情報リストにより端末装置から配電系統地図または事故箋が選択されてリクエストされたとき、
事故対策情報配信用コンピュータは、一または複数の配電系統地図データおよび一または複数の事故箋データを事故対策情報配信用データベースから読み出して送信し、
端末装置により事故対策情報リストで選択された事故箋または配電系統地図を表示または印刷することを特徴とする。
請求項1記載の事故対策情報配信システムにおいて、
前記配電系統地図データは発生事故データに基づいて地図上に事故点が記されると共に発生事故についての表が記されたデータとすることを特徴とする。
請求項1または請求項2記載の事故対策情報配信システムにおいて、
前記配電系統・地図情報管理用コンピュータは、配電系統・地図情報管理用データベースに登録された図面作成アプリケーションソフトウェア形式の配電系統データ及び地図データを読み出し、図面作成アプリケーションソフトウェアにより更新して最新の図面作成アプリケーションソフトウェア形式の配電系統データ及び地図データを配電系統・地図情報管理用データベースに登録することを特徴とする。
請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の事故対策情報配信システムにおいて、
前記配電系統・地図情報管理用データベースは、作業手順データを登録し、
前記配電系統・地図情報管理用コンピュータは、発生事故データに対応する作業手順データに基づいて作業手順図面データを作成し、この作業手順図面データを含むような配電系統地図データを生成することを特徴とする。
請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の事故対策情報配信システムにおいて、
ある端末装置に対して受け持ち区域を予め設定しておき、端末装置からリクエストされたときに予め設定されている受け持ち区域の一または複数の配電系統地図データ、一または複数の事故箋データおよび事故対策情報リストデータが送信されることを特徴とする。
請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の事故対策情報配信システムにおいて、
予め登録された特定のプリンタにより一または複数の事故箋データおよび配電系統地図データを用いて全ての配電系統地図および事故箋を自動印刷することを特徴とする。
総じて、発生事故についての一または複数の配電系統地図および事故箋を配信できるようにして、必要な情報を迅速に取得できるようにした事故対策情報配信システムを提供することができる。
事故対策情報配信用コンピュータ110は、ネットワーク200に接続されている。後述するような事故対策情報配信についての処理を行う。
事故対策情報配信用データベース120は、事故対策情報配信用コンピュータ110で生成した各種データを登録する。
配電系統・地図情報管理用データベース140は、配電系統・地図情報管理用コンピュータ130と接続され、予め各種データを登録管理している。
ここに配電系統・地図情報管理用データベース140で登録管理される各種データとは、配電系統の回路図である配電系統データ、配電系統の設置個所や地勢に係る地図データなどである。配電系統・地図情報管理用データベース140は特に配電系統データおよび地図データについては区域別に分類して保存登録している。
例えば、事故対策情報取得用クライアントシステム400は、図1で示すように単独の端末装置(例えば、ラップトップ型・デスクトップ型の通常のコンピュータ)410である。
また、事故対策情報取得用クライアントシステム500は、図1で示すように単独の端末装置(例えば、ラップトップ型・デスクトップ型の通常のコンピュータ)510にプリンタ520を設置したシステムである。
また、事故対策情報取得用クライアントシステム600は、図1で示すように移動通信方式(例えば、携帯電話等)の端末装置610である。
これら端末装置410,510,610のディスプレイ表示装置により配電系統地図・事故箋が表示され、また、プリンタ520により配電系統地図・事故箋が印刷される。つまり、表示・印刷により配電系統地図・事故箋を参照することができる。
先に述べたように、配電系統の増設工事や補修工事、事故復旧工事、或いは地勢上の目的物、特に市街地における著名建物や幹線道路等の増改築が煩雑に行われるという事情から、配電系統の配電系統データ及び地形・施設等についての地図データは定期的かつ頻繁に更新される。
そこで、配電系統や地形・施設の新規設置や変更の都度、事故対策情報管理システム100でも配電系統・地図情報管理用データベース140に登録されているデータの更新が行われる。このデータ更新の一連の手順について説明する。
このような更新登録は配電系統の配電系統データ及び地図データに変更がある都度行われるため配電系統・地図情報管理用データベース140では常に最新の状態の配電系統データ及び地図データが登録されている。なお、配電系統データ単独の更新登録または地図データ単独の更新登録としても良い。(1)の更新はこのようなものである。
続いて事故対策情報の生成について図を参照しつつ説明する。図2は配電系統地図データの生成手順を説明するフローチャート、図3は事故箋データおよび事故対策情報リストデータの生成手順を説明するフローチャートである。
この配電系統・地図情報管理用コンピュータ130は、Windows(登録商標)上で動作するAutoCAD LT2000i等の市販用ソフトウェアや開放ソフトウェアをインストールしており、例えば、AutoCAD LT2000iで読み出し・加工を行うことができる。
事故対策情報配信用コンピュータ110は、発生事故データに基づいて事故箋データを生成する(図3のステップS21)。事故対策情報配信用コンピュータ110は表計算ソフトウェアを起動させ、マクロ処理により発生事故データから事故箇所等の文字を抽出し、文字を表計算ソフトウェア上で再配置して表計算形式の事故箋データとする。そして、事故対策情報配信用データベース120にこの表計算形式の事故箋データを登録する(図3のステップS22)。そして、発生事故データにより複数箇所で落雷が連発するなど複数の発生事故が含まれている場合、複数箇所の発生事故データを用いてデータステップS21,ステップS22を繰り返し行うとともに、全ての発生事故について表計算形式の事故箋データを生成する(図3のステップS23)。最後にある発生事故について配電系統地図データおよび事故箋データを関連付け、さらに複数の発生事故についてまとめた事故対策情報リストデータを生成する(図3のステップS24)。これら一または複数の配電系統地図データ、一または複数の事故箋データおよび事故対策情報リストデータは事故対策情報配信用データベース120に登録される。
続いて事故対策情報の配信について説明する。図4は選択画面ページの説明図、図5は停電個別情報取得画面ページの説明図、図6は図面選択画面ページの説明図、図7は配電系統地図画面ページの一例の説明図、図8は事故箋画面ページの説明図、図9はメール配信画面ページの説明図である。例えば、図1で示す事故対策情報取得用クライアントシステム400の端末装置410へデータ配信を行うものとする。
まず端末装置410のブラウザを立ち上げ、ブラウザを用いて事故対策情報配信用コンピュータ110へ選択画面ページをリクエストする。事故対策情報配信用コンピュータ110は選択画面ページを表示するHTMLデータを送信し、ブラウザには図4で示すような選択画面ページが表示される。
端末装置410は、配電系統地図データ「○○.dwf」を受信する。この端末装置410は、Windows(登録商標)上で動作するブラウザをインストールしており、例えば、配電系統地図データ受信時に直ちに起動してブラウザ画面上で配電系統地図データを表示する。
メニューボタンを押して図示しないメニュー画面を操作すると、端末装置410は事故対策情報配信用コンピュータ110へ事故箋データを読み出すコマンドを送信する。事故対策情報配信用コンピュータ110は、「変電所名」、「配電線名」から所定の事故箋データを選択する。この事故箋データは、「変電所名−配電線名」のディレクトリ構成としているので、停電発生箇所所望の参照区域の事故箋を容易に指定できる。事故対策情報配信用コンピュータ110は、事故対策情報配信用データベース120から選択された参照区域の事故箋データ「○○.xsl」を読み出すとともに事故対策情報取得用クライアントシステム400の端末装置410へ送信する。
端末装置410は、事故箋データ「○○.xsl」を受信する。この端末装置410は、Windows(登録商標)上で動作する表計算ソフト(例えばEXCEL(登録商標))をインストールしており、例えば、事故箋データ受信時に、表計算ソフトが直ちに起動してマクロ記述により事故箋を表示する。事故箋は図8の事故箋画面ページの様に表示される。この表計算ソフトで表される事故箋画面ページを印刷することで、従来より保安担当者が慣れ親しんだ形式の事故箋を発行することができる。
まず、図16の指定プリンタ印刷画面ページの説明図で示すように、指定プリンタ印刷画面を表示させ、プリンタを選択して印刷させる。簡易版なら、図17の印刷確認画面ページの説明図を表示させて、プリンタを選択して印刷させる。「印刷ボタン」を押すと配電系統地図および事故箋の印刷を行う。このように構成することで、予め指定された全てのプリンタで配電系統地図および事故箋を印刷するので、印刷操作の手間を軽減できる。さらには、「印刷ボタン」を押さなくても配電系統地図データおよび事故箋データが送信された時点で予め指定された全てのプリンタが自動的に配電系統地図および事故箋を印刷するようにしても良い。
先に述べたように、配電系統の増設工事や補修工事、事故復旧工事、或いは地勢上の目的物、特に市街地における著名建物や幹線道路等の増改築が煩雑に行われるという事情から、配電系統の配電系統データ、地形・施設等についての地図データが定期的かつ頻繁に更新される。そしてこれに付随して作業手順データも定期的かつ頻繁に更新される。
そこで、配電系統や地形・施設の新規設置や変更の都度、事故対策情報管理システム100でも配電系統・地図情報管理用データベース140に登録されているデータの更新が行われる。このデータ更新の一連の手順について説明する。
(1)の更新はこのようなものである。
続いて事故対策情報の生成について図を参照しつつ説明する。
まず、事故対策情報配信用コンピュータ110は、発生事故データを受信する。この発生事故データに係る箇所についての配電系統地図データを要求するコマンドを配電系統・地図情報管理用コンピュータ130へ送ると、配電系統・地図情報管理用コンピュータ130は、発生事故データに基づいて配電系統地図データを生成する。
このように作業手順図面も含まれる事故対策情報としたため、作業がより容易になる。
しかしながら、事故データおよび作業手順データは、図19のデータ変換の説明図で示すように、事故対策情報配信用コンピュータ110とレーザビームプリンタ150との間に介在して接続される分岐装置160から抽出される印字データとしてもよい。この印字データを、配電系統・地図情報管理用コンピュータ130がデータ変換して配電系統・地図情報管理用データベース140に登録する。図19に示すように、配電系統・地図情報管理用データベース140に件名毎にデータベース化している。
(3)当該の図面に対して、停電区間を自動で色替えできる。
(4)事故発生日、RY等事故の基本的な情報がCAD図面の当該箇所へ自動で編集できる。
(5)作成した図面は、FAXに代え登録されたプリンタへ一括印刷できる。
(6)事故対策情報を管理するExcelシートが自動で生成され、発生日等の基本情報が自動で設定できる。
(7)当該の事故対策情報を登録済みメールアドレスへ自動送信できる。
(8)作業者の携帯等へ自動で直接伝送できる。
(9)CAD図面に対し復旧作業に際し有益な情報等のメモ書きなど多数便利機能を具備出来る。
100:事故対策情報管理システム
110:事故対策情報配信用コンピュータ
120:事故対策情報配信用データベース
130:配電系統・地図情報管理用コンピュータ
140:配電系統・地図情報管理用データベース
150:レーザビームプリンタ
160:分岐装置
200:ネットワーク
300:発生事故情報配信システム
400:事故対策情報取得用クライアントシステム
410:端末装置
500:事故対策情報取得用クライアントシステム
510:端末装置
520:プリンタ
600:事故対策情報取得用クライアントシステム
610:端末装置
Claims (6)
- 配電系統で発生した事故についての発生事故データをネットワークを介して送信する発生事故情報配信システムと、
配電系統データおよび地図データを区域別に分類して保存登録する配電系統・地図情報管理用データベースと、
発生事故データにより特定される一または複数の配電系統データおよび地図データを配電系統・地図情報管理用データベースから読み出すとともにこれら一または複数の配電系統データおよび地図データを融合して一または複数の配電系統地図データを生成し、さらにネットワークを介して送信するための一または複数のファイル形式の配電系統地図データに変換生成する配電系統・地図情報管理用コンピュータと、
配電系統・地図情報管理用コンピュータから一または複数のファイル形式の配電系統地図データを読み出し、また発生事故データに基づいてネットワークを介して送信するための一または複数の表計算形式の事故箋データを生成し、さらにまた一または複数の配電系統地図データおよび事故箋データをリスト化する事故対策情報リストデータを生成する事故対策情報配信用コンピュータと、
事故対策情報配信用コンピュータから送信される一または複数の配電系統地図データ、一または複数の事故箋データおよび事故対策情報リストデータを登録する事故対策情報配信用データベースと、
ネットワークを介して事故対策情報配信用コンピュータにアクセスする端末装置と、
を備え、
端末装置から事故対策情報配信用コンピュータへリクエストしたとき、
事故対策情報配信用コンピュータは、事故対策情報リストデータを事故対策情報配信用データベースから読み出して送信し、
事故対策情報リストにより端末装置から配電系統地図または事故箋が選択されてリクエストされたとき、
事故対策情報配信用コンピュータは、一または複数の配電系統地図データおよび一または複数の事故箋データを事故対策情報配信用データベースから読み出して送信し、
端末装置により事故対策情報リストで選択された事故箋または配電系統地図を表示または印刷することを特徴とする事故対策情報配信システム。 - 請求項1記載の事故対策情報配信システムにおいて、
前記配電系統地図データは発生事故データに基づいて地図上に事故点が記されると共に発生事故についての表が記されたデータとすることを特徴とする事故対策情報配信システム。 - 請求項1または請求項2記載の事故対策情報配信システムにおいて、
前記配電系統・地図情報管理用コンピュータは、配電系統・地図情報管理用データベースに登録された図面作成アプリケーションソフトウェア形式の配電系統データ及び地図データを読み出し、図面作成アプリケーションソフトウェアにより更新して最新の図面作成アプリケーションソフトウェア形式の配電系統データ及び地図データを配電系統・地図情報管理用データベースに登録することを特徴とする事故対策情報配信システム。 - 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の事故対策情報配信システムにおいて、
前記配電系統・地図情報管理用データベースは、作業手順データを登録し、
前記配電系統・地図情報管理用コンピュータは、発生事故データに対応する作業手順データに基づいて作業手順図面データを作成し、この作業手順図面データを含むような配電系統地図データを生成することを特徴とする事故対策情報配信システム。 - 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の事故対策情報配信システムにおいて、
ある端末装置に対して受け持ち区域を予め設定しておき、端末装置からリクエストされたときに予め設定されている受け持ち区域の一または複数の配電系統地図データ、一または複数の事故箋データおよび事故対策情報リストデータが送信されることを特徴とする事故対策情報配信システム。 - 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の事故対策情報配信システムにおいて、
予め登録された特定のプリンタにより一または複数の事故箋データおよび配電系統地図データを用いて全ての配電系統地図および事故箋を自動印刷することを特徴とする事故対策情報配信システム。
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