JP2004229456A - 配電系統地図データ配信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】配電系統管理統括部門と作業員との双方で共通する配電系統地図を使用するように配電系統地図を一元管理し、さらに、既存の配電自動化システムを利用することで大規模な設備投資を不要とした低コストなシステムとして普及を図る。これにより、作業員が最新の配電系統地図に基づいて、迅速かつ効率的に停電復旧処置・巡視点検することができる。
【解決手段】配電自動化システムの情報管理用データベース430にアクセスして配電系統データ及び地図データを読み出し、Web形式の配電系統地図データを生成する地図情報管理用コンピュータ510と、配電系統地図データを区域別に分類して保存登録する地図情報管理用データベース520と、配電系統地図データを読み出して参照する端末装置710,810,910と、を備え、これら端末装置710,810,910に配電系統地図データを表示する配電系統地図データ配信システムとした。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配電系統における地絡・短絡等の事故が発生した際の停電復旧処置、または、単なる巡視点検という作業時に用いられる配電系統地図情報が含まれる配電系統地図データを配信するための配電系統地図データ配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、配電系統運用の効率化・事故復旧の迅速化などを図るため、配電系統に配電自動化システムが配備されている。配電自動化システムは、配電系統の中の電力設備、特に複雑に張り巡らされた配電線に地絡・短絡等の事故が発生したとき、事故区間を分離するとともに健全区間を早期に復旧させる機能を有している。
【0003】
また、配電系統には、配電自動化システムとともに、地絡・短絡等の事故点を容易に捜査し易くし、現地作業員がいち早く駆けつけて停電復旧処置を迅速に行うために位置情報を配信するシステムも設置されている。さらに、停電復旧処置以外にも、巡視点検のために位置情報を配信するシステムなども利用されている。
これらのようなシステムに関する従来技術として、例えば、配電設備巡視点検装置(特許文献1参照)、または、事故点探査支援システム(特許文献2参照)などが開示されている。
【0004】
すなわち、特許文献1の配電設備巡視点検装置は、電力設備の監視制御及び事故の詳細情報と、正確な地図情報及び詳細設備属性データを複合し、営業所に設置する表示画面上に展開表示し、同じ情報を巡視点検用車両に伝送し、巡視点検用車両に設けたCRT画面上に地図情報、GPSによる位置情報、および、道路情報等も併せて表示するというものである。このような配電設備巡視点検装置によれば、最短で事故発生地点に現地作業員を緊急派遣可能とするとともに、常に管理統括する営業所と、巡視点検用車両の双方で用いる情報を一元管理する、ことを可能としている。
【0005】
また、特許文献2の事故点探査支援システムは、事故発生情報及び過去の事故点捜査結果を記録し、配電機器の配置を含む地図情報と、既に実施した作業情報を用いて捜査ルート決定手段と作業指示を生成する手順決定手段を備えるものである。このような事故点探査支援システムは、事故点を探査するための最適な探査ルート及び手順や、配車、作業員の配置、機器の現場操作を自動的に決定することを可能としている。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−154243号公報
(段落番号0023〜0044,図1〜図6)
【特許文献2】
特開2002−152932号公報
(段落番号0006〜0021,図1〜図16)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1の配電設備巡視点検装置および特許文献2の事故点探査支援システムは、概して大掛かりな設備となり、システムの構築をはじめ保守管理、専門知識や技術を有するシステム運営要員を配属する等コストが嵩み、全配電系統にいきわたるには相当に期間を要するという事情がある。
このような事情に起因して、現状では、現地作業員は、未だに配電系統管理統括部門から配布される紙媒体である事故捜査図、巡視点検指示図その他事故データ、作業手順データを使用して停電復旧・巡視点検作業を行わざるを得ない状況である。
【0008】
しかしながら、配電系統の増設工事や補修工事、事故復旧工事、或いは地勢上の目的物、特に市街地における著名建物や幹線道路等の増改築が煩雑に行われるという事情から、配電系統データ及び地図データに基づく配電系統地図は、定期的かつ頻繁に更新される。特に配電系統地図が実情と相違すると、緊急性を要する停電復旧処置や効率性を求められる巡視点検を行う際に、現地作業員の活動に支障をきたすこともある。そこで、事故時にすぐに利用できるようにするため、現状では更新が行われた際に予め現地作業員に配布しておく必要があるが、このような頻繁に更新される配電系統地図を更新の都度配布することは大変手間を要する作業であり、また、コスト等の観点からも好ましくなかった。
現状ではこのような配電系統地図を、システム的に速やかに配布できるようにする解決策が要望されている。
【0009】
そこで、本発明はこれら課題を解決するためになされたものであり、その目的は、配電系統管理統括部門と作業員との双方で共通する配電系統地図を使用するように配電系統地図を一元管理し、作業員が最新の配電系統地図を使用して、速やかかつ効率的に停電復旧処置・巡視点検という作業を行えるような配電系統地図データ配信システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載するように、
配電系統情報と地図情報とを融合してなる配電系統地図を、事故処理・巡視点検等の作業を行う作業員に配布するため、配電自動化システムの情報管理用データベースに登録された配電系統データ及び地図データを用いて配電系統地図データを作成・配信する配電系統地図データ配信システムであって、
配電自動化システムの情報管理用データベースにアクセスして配電系統データ及び地図データを読み出し、ネットワークを介して送信するためのファイル形式の配電系統地図データを生成する地図情報管理用コンピュータと、
前記地図情報管理用コンピュータが生成した配電系統地図データを区域別に分類して保存登録する地図情報管理用データベースと、
ネットワークを介して前記地図情報管理用コンピュータにアクセスし、配電系統地図データを読み出して参照する端末装置と、
を備え、
前記端末装置から参照を所望する区域の配電系統地図データをリクエストした場合、
前記地図情報管理用コンピュータは、参照区域の配電系統地図データを地図情報管理用データベースから読み出してネットワークを介して前記端末装置へ送信し、前記端末装置により配電系統地図を参照することを特徴とする。
【0011】
また本発明は、請求項2に記載するように、
請求項1記載の配電系統地図データ配信システムにおいて、
前記地図情報管理用コンピュータは、配電自動化システムの情報管理用データベースに登録された図面作成アプリケーションソフトウェア形式の配電系統データ及び地図データを読み出し、Web形式の配電系統地図データを生成した上で、地図情報管理用データベースに保存登録することを特徴とする。
【0012】
また本発明は、請求項3に記載するように、
請求項1または請求項2記載の配電系統地図データ配信システムにおいて、
前記端末装置を用いて地図情報管理用コンピュータへ選択画面ページをリクエストし、選択画面ページを操作して所望の参照区域を選択することにより、当該参照区域の配電系統地図データを送信させることを特徴とする。
【0013】
また本発明は、請求項4に記載するように、
請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の配電系統地図データ配信システムにおいて、
前記地図情報管理用データベースは、事故データ及び作業手順データを登録し、
前記地図情報管理用コンピュータは、事故データおよび作業手順データに基づいて作業手順図面データを作成し、この作業手順図面データを含むような配電系統地図データを生成することを特徴とする。
【0014】
また本発明は、請求項5に記載するように、
請求項4に記載の配電系統地図データ配信システムにおいて、
前記事故データおよび作業手順データは、作業手順情報ワークシートに入力された帳票形式のデータであることを特徴とする。
【0015】
また本発明は、請求項6に記載するように、
請求項4に記載の配電系統地図データ配信システムにおいて、
前記事故データおよび作業手順データは、プリンタ装置に接続される分岐装置から抽出される印字データであることを特徴とする。
【0016】
また本発明は、請求項7に記載するように、
請求項1〜請求項6の何れか一項に記載の配電系統地図データ配信システムにおいて、
前記地図情報管理用コンピュータは、配電系統に複数設置された配電自動化システム子局から送信されて配電自動化システム親局が収集した事故情報信号を入力し、各子局への事故情報信号が伝送される時間差により、事故点を特定し、配電系統地図データに事故点を表すデータを付加することを特徴とする。
【0017】
また本発明は、請求項8に記載するように、
請求項7記載の配電系統地図データ配信システムにおいて、
前記配電自動化システム子局は、
事故発生に基づく物理量変化を検出するセンサと、
事故発生を計測する時計装置と、
前記センサが出力した信号を演算処理して事故種別を特定するとともに、事故発生時刻を取り込んで事故情報信号を生成する演算処理部と、
を備えることを特徴とする。
【0018】
また本発明は、請求項9に記載するように、
請求項8記載の配電系統地図データ配信システムにおいて、
前記センサは、電圧センサ又は/及び電流センサであることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。図1は配電系統および配電自動化システムを含む全体システム図、図2は本発明の配電系統地図データ配信システムの実施形態を説明するシステム図である。
【0020】
配電系統は各種形態が可能であるが、例えば、図1で示すような環状式の配電系統を想定する。この配電系統は、平常時は配電用変電所1000で変圧器B1を介して受電し、変電所所内の遮断器F1,F2を経由して常時閉状態の遠制開閉器(区分開閉器)SS01〜SS06、および、遠制開閉器(連係開閉器)TS01によって環状に接続される配電線に電力を供給する。
【0021】
このような配電系統に配電自動化システムが設置されている。配電自動化システムは、配電系統の開閉器ごとにそれぞれ設けられた配電自動化システム子局としての遠制開閉器子局RTU01〜RTU07、伝送路となる信号線100、変電所中継局200、ネットワーク300、制御所親局400とが含まれる。
【0022】
続いて配電自動化システムの動作について概略説明する。
各遠制開閉器SS01〜SS06,TS01の状態は、これら開閉器ごとにそれぞれ設けられた遠制開閉器子局RTU01〜RTU07に収集され、信号線100を介して変電所中継局200に一旦収集される。
また、遮断器F1,F2の状態も、信号線100を介して変電所中継局200に一旦収集される。
これら変電所中継局200に収集された情報は、変電所中継局200からネットワーク300を介して制御所親局400に伝送される。
【0023】
制御所親局400では、図2で示すように、配電自動化コンピュータ410、情報管理用コンピュータ420、情報管理用データベース430が設置されている。これら配電自動化コンピュータ410、情報管理用コンピュータ420、情報管理用データベース430は、社内LAN(Local Area Network )等のネットワーク440により接続されている。
【0024】
制御所親局400に伝送された遮断器F1,F2及び遠制開閉器SS01〜SS06,TS01に関する情報は配電自動化コンピュータ410に入力される。配電自動化コンピュータ410は、これら情報をもとに系統状態を自動的に監視・制御するとともに、オペレータによるキーボード端末(図示せず)からの操作入力に基づいても系統制御を行うようになされている。
【0025】
また、情報管理用コンピュータ420は、遮断器F1,F2及び遠制開閉器SS01〜SS06,TS01に関する情報に加え、配電自動化に必要な他の各種情報を情報管理用データベース430に登録して管理している。
これら情報とは、配電系統の回路図である配電系統データ、配電系統の設置個所や地勢に係る地図データ、事故の種類を分類した事故データおよび事故に対応する作業手順デーなどである。これら情報については後述する
【0026】
続いて、このような配電自動化システムとともに設置される配電系統地図データ配信システムについて説明する。図2に示すように、配電系統地図データ配信システムは、地図情報管理用サーバシステム500と、ネットワーク600と、地図情報取得用クライアントシステム700,800,900と、を備えている。
【0027】
地図情報管理用サーバシステム500は、詳しくは、地図情報管理用コンピュータ510と地図情報管理用データベース520とを備えている。
地図情報管理用コンピュータ510は、配電自動化システムの情報管理用データベース430にネットワーク440を介してアクセスできるようになされ、情報管理用データベース430から配電系統データ及び地図データを読み出し、インターネット等の公衆回線であるネットワーク600を介して送信するためのファイル形式の配電系統地図データを生成する。
地図情報管理用データベース520は、地図情報管理用コンピュータ510と接続され、地図情報管理用コンピュータ510により書き込まれた配電系統地図データを区域別に分類して保存登録する(後述)。
【0028】
このような地図情報管理用サーバシステム500は、配電自動化システムの配電自動化コンピュータ410が設置されている制御所親局400(配電系統管理統括部門)に設置されており、この配電自動化システムの情報管理用コンピュータ420・情報管理用データベース430と、地図情報管理用サーバシステム500の地図情報管理用コンピュータ510・地図情報管理用データベース520とは、社内LAN等のネットワーク440を介して接続されている。
【0029】
ネットワーク600は、公衆回線・LAN等を含むものであるが、少なくともいわゆるインターネットにより通信でき、Webファイルが送受信できるようになされているものであればよい。
【0030】
地図情報取得用クライアントシステム700,800,900は、ネットワーク600を介して遠隔地に設置されており、各種形態を採用することができる。
例えば、地図情報取得用クライアントシステム700は、図2で示すように単独の端末装置(例えば、ラップトップ型・デスクトップ型の通常のコンピュータ)710である。
また、地図情報取得用クライアントシステム800は、図2で示すように単独の端末装置(例えば、ラップトップ型・デスクトップ型の通常のコンピュータ)810にプリンタ820を設置したシステムである。
また、地図情報取得用クライアントシステム900は、図2で示すように移動通信方式(例えば、携帯電話等)の端末装置910である。
これら端末装置710,810,910のディスプレイ表示装置により配電系統地図データが表示され、また、プリンタ820により配電系統地図データが印刷される。つまり、表示・印刷により配電系統地図データを参照することができる。
【0031】
このように地図情報取得用クライアントシステム700,800,900は各種のシステムを採用することができる。なお、実際の地図情報取得用クライアントシステムは多数接続される。
このような地図情報取得用クライアントシステム700,800,900は、電力会社の各支社や営業所に配置されている。
【0032】
続いて、このような配電系統地図データ配信システムの稼働について説明する。稼働時は、(1)データの更新、および(2)データの配信が行われる。まず、(1)データの更新について説明する。
【0033】
(1)データの更新
先に述べたように、配電系統の増設工事や補修工事、事故復旧工事、或いは地勢上の目的物、特に市街地における著名建物や幹線道路等の増改築が煩雑に行われるという事情から、配電自動化システムの配電系統データ及び地図データは定期的かつ頻繁に更新される。
そこで、配電自動化システムのデータ更新の都度、配電系統地図データ配信システムでも地図情報管理用データベース520に登録されているデータの更新が行われる。このデータ更新の一連の手順について説明する。
【0034】
まず、配電自動化システム側(配電系統管理統括部門)でデータ更新が行われるものとする。ここに配電自動化システム側の情報管理用コンピュータ420には、図面作成アプリケーションソフトウェア(具体的にはAuto CAD)がインストールされており、配電自動化システムの情報管理用データベース430にはこの図面作成アプリケーションソフトウェアにより作成された配電系統データ及び地図データが登録されている。これら配電系統データ及び地図データは、図面作成アプリケーションソフトウェア特有の形式のデータ(AutoCAD形式:拡張子dwg)である。
【0035】
更新の必要が生じたとき、情報管理用コンピュータ420を操作して図面作成アプリケーションソフトウェア(AutoCAD)を起動させ、更新対象となる配電系統データ及び地図データを読み出し、データ内容を更新する。そして、情報管理用データベース430にこれら配電系統データ及び地図データを登録する。これら更新された配電系統データ及び地図データも、図面作成アプリケーションソフトウェア特有のデータ形式(AutoCAD形式:拡張子dwg)である。
【0036】
その後に図3で示す手順で地図情報管理用データベース520のデータ更新を行う。
図3はデータ更新手順を説明するフローチャートである。
まず、地図情報管理用コンピュータ510にインストールされている図面作成アプリケーションソフトウェア(AutoCAD)を起動させる。
【0037】
この地図情報管理用コンピュータ510は、Windows(登録商標)上で動作するAutoCAD LT2000i、Whip!等の市販用ソフトウェアや開放ソフトウェアをインストールしており、例えば、AutoCAD LT2000iで読み出し・加工を行ったり、Whip!で読み出しのみをを行うことができる。
【0038】
起動した図面作成アプリケーションソフトウェアを操作して、配電自動化システムの情報管理用データベース430から、先に更新された配電系統データ及び地図データ(図面作成アプリケーションソフトウェアのデータ形式(AutoCAD形式:拡張子dwg)のデータ)を読み出す。
【0039】
そして、これら配電系統データ及び地図データを用いて、配電系統地図データを図面作成アプリケーションソフトウェアのデータ形式(AutoCAD形式:拡張子dwg)で作成し(ステップS10)、Web形式(AutoCADでは作成した図面データをAutoCAD Web形式(拡張子dwf)で保存登録することができる。)の配電系統地図データに変換し(ステップS11)、Web形式の配電系統地図データを生成する(ステップS12)。そして、地図情報管理用データベース520に配電系統地図データを更新登録する(ステップS13)。
このような更新登録は配電自動化システムの情報管理用データベース430の配電系統データ及び地図データに変更がある都度行われるため常に最新の配電系統地図データが地図情報管理用データベース520に登録されている。
【0040】
(2)データの配信
続いてデータの配信について説明する。図4はデータ配信手順を説明するフローチャート、図5は選択画面ページの説明図、図6は配電系統地図の一例の説明図である。例えば、図2で示す地図情報取得用クライアントシステム700の端末装置710へデータ配信を行うものとする。
【0041】
まず端末装置710のブラウザを立ち上げ、ブラウザを用いて地図情報管理用コンピュータ510へ選択画面ページをリクエストする(ステップS20)。地図情報管理用コンピュータ510は選択画面ページを表示するデータを送信し、ブラウザには図5で示すような選択画面ページが表示される。
【0042】
図5で示すような選択画面ページでは、配電系統地図データが配電線別に分類されて表示されている。このような配電系統地図データは、「系統名−変電所名−配電線名」のディレクトリ構成としているので、キーワード、例えば「系統名」,「変電所」、「配電線」の何れかを入力した後、または、図5で示すようにウィンドウから「系統名」,「変電所」、「配電線」を選択した後、参照ボタンをクリックすれば、所望の参照区域の配電系統図を容易に指定できる(ステップS21)。
例えば、図5で示すように、「○○系統−○○変電所−○○線」を選択することで、この配電系統地図データは、「○○線.dwf」が選択される。○○線.dwfは、AutoCAD Web形式(拡張子dwf)であることを示している。
【0043】
地図情報管理用コンピュータ510は、選択された参照区域の配電系統地図データ「○○線.dwf」を、地図情報管理用データベース520から読み出し、地図情報取得用クライアントシステム700の端末装置710へ送信する。
端末装置710は、配電系統地図データ「○○線.dwf」を受信する。この端末装置710は、Windows(登録商標)上で動作するWhip!等の開放ソフトウェアをインストールしており、例えば、配電系統地図データ受信時に、Pulg−In機能によりWhip!が直ちに起動してブラウザ画面上で配電系統地図データを表示する(ステップS22)。
【0044】
WHIP!はビューワであり、AutoCADの図面の統合性、安全性、そして精度を損なうことのない公開ファイルフォーマット、Drag Web Fromat (DWF)を使って、図面を最も早く正確に配布することができる。
WHIP!とDWFを使用することで、図面をインターネットを使用して配布することができ、プロット印刷やコピー、郵送にかかる費用を削減することができる。端末装置710にAutoCADがインストールされてなくても、WHIP!によりAutoCADによる図面の閲覧、画面移動、ズーム、印刷を素早く、しかも簡単に行なうことができる。 WHIP!はウェブブラウザ上で動作し、端末装置710のユーザはウェブブラウザ上で図面を利用できる。もちろん印刷も可能である。
【0045】
この配電系統地図データは、具体的には図6で示すように、地図と配電系統とが共に含まれるような図である。なお、図示しないが、配電系統にどのような回路が含まれているか等を詳細に説明するような文字情報等を含む。
このWhip!では、CAD属性をもたせて配電系統地図の特定部位の拡大・スライド等を可能としながら鮮明に参照や印刷を行うことができるため、必要に応じた縮尺の配電系統地図とすることもできる。
【0046】
以上説明したように、本発明によれば、Web形式ファイルに変換することにより、データ参照用の端末装置710,810,910等から地図情報管理用コンピュータ510を呼び出し、地図情報管理用データベース520に保管されている配電系統地図データをブラウザでいつでも必要に応じて表示させ、さらに印刷させて配電系統地図を参照することができる。
【0047】
続いて、本発明の他の実施形態について説明する。先に説明した実施形態では、配電系統地図データに含まれるのは配電系統および地図に関する図面情報・文字情報のみであったが、さらに、事故・作業手順に関する図面情報・文字情報を含めた配電系統地図データとしても良い。
【0048】
続いて、このような作業用配電系統地図データ配信システムの稼働について説明する。稼働時は、(1)データの更新、および(2)データの配信が行われる。まず、(1)データの更新について説明する。
【0049】
(1)データの更新
配電系統の増設工事や補修工事、事故復旧工事、或いは地勢上の目的物、特に市街地における著名建物や幹線道路等の増改築が煩雑に行われるという事情から、配電自動化システムの配電系統データ、地図データ、事故データ、作業手順データが定期的かつ頻繁に更新される。
そこで、配電自動化システムのデータ更新の都度、配信システムでも地図情報管理用データベース520に登録されているデータの更新が行われる。このデータ更新の一連の手順について説明する。
【0050】
まず、配電自動化システム側でデータ更新が行われるものとする。ここに配電自動化システム側の情報管理用コンピュータ420には、図面作成アプリケーションソフトウェア(Auto CAD)がインストールされており、配電自動化システムの情報管理用データベース430にはこの図面作成アプリケーションソフトウェアにより作成された配電系統データおよび地図データが登録されている。これら配電系統データ及び地図データは、図面作成アプリケーションソフトウェア特有の形式のデータである。
【0051】
さらにまた、情報管理用コンピュータ420には、表計算アプリケーションソフトウェア(具体的にはExcel)がインストールされており、配電自動化システムの情報管理用データベース430にはこの表計算アプリケーションソフトウェアにより作成された事故データおよび作業手順データが登録されている。これら事故データ及び作業手順データは、表計算アプリケーションソフトウェア特有の形式(Excel形式:拡張子xls)のデータである。
【0052】
更新の必要が生じたとき、情報管理用コンピュータ420を操作して図面作成アプリケーションソフトウェア(AutoCAD)を起動させ、更新対象となる配電系統データ及び地図データを読み出し、データ内容を更新する。そして、情報管理用データベース430にこれら配電系統データ及び地図データを登録する。これら配電系統データ及び地図データも、図面作成アプリケーションソフトウェア特有のデータ形式(AutoCAD形式:拡張子dwg)である。
【0053】
さらに、情報管理用コンピュータ420を操作して表計算アプリケーションソフトウェア(Excel)を起動させ、更新対象となる事故データ及び作業手順データを読み出し、データ内容を更新する。そして、情報管理用データベース430にこれら事故データ及び作業手順データを登録する。これら事故データ及び作業手順データは、表計算アプリケーションソフトウェア(Excel)の作業手順情報ワークシートに入力された帳票形式のデータ(Excel形式:拡張子xls)である。
【0054】
その後、地図情報管理用コンピュータ510にインストールされている図面作成アプリケーションソフトウェア(例えば、AutoCAD)を起動させる。起動した図面作成アプリケーションソフトウェアを操作して、配電自動化システムの情報管理用データベース430から、先に更新された配電系統データ及び地図データ(図面作成アプリケーションソフトウェアのデータ形式(AutoCAD形式:拡張子dwg)のデータ)を読み出す。
そして、これら配電系統データ及び地図データに基づいて配電系統地図データを図面作成アプリケーションソフトウェアのデータ形式(AutoCAD形式:拡張子dwg)で作成する。
【0055】
同様に、図7のデータ変換の説明図で示すように、地図情報管理用コンピュータ510に起動されている図面作成アプリケーションソフトウェア(例えば、AutoCAD)を操作して、配電自動化システムの情報管理用データベース430から、先に更新された事故データ及び作業手順データ(表計算アプリケーションソフトウェアのデータ形式(Excel形式)のデータ)を、マクロ定義による変換プログラム等を用いて読み込む。
そして、これら事故データ及び作業手順データに基づいて、図面作成アプリケーションソフトウェアのデータ形式(AutoCAD形式:拡張子dwg)で作業手順図面データを作成する。
【0056】
そしてこれら、配電系統データ、地図データ、作業手順図面データを用いてWeb形式(拡張子dwf)の配電系統地図データに変換し、Web形式の配電系統地図データを生成する。そして、地図情報管理用データベース520に配電系統地図データを更新登録する。
このような更新登録は配電系統データ,地図データ,事故データ及び作業手順データに変更がある都度行われるため常に最新の配電系統地図データが登録されている。
なお、データの配信については、同様の操作を行うことで配電系統地図データを得ることができるものであり、重複する説明を省略する。
【0057】
ここに、事故データ及び作業手順データは、表計算アプリケーションソフトウェア(Excel)の作業手順情報ワークシートに入力された帳票形式のデータであるものとして説明した。
しかしながら、事故データおよび作業手順データは、図8のデータ変換の説明図で示すように、配電自動化システムの情報管理用コンピュータ420とレーザビームプリンタ450との間に介在して接続される分岐装置460から抽出される印字データとしてもよい。この印字データを、地図情報管理用コンピュータ510がデータ変換して地図情報管理用データベース520に登録する。図8に示すように、地図情報管理用データベース520に件名毎にデータベース化している。
【0058】
このような事故件名データベースの一例について説明する。図9は事故件名データベースの説明図である。図9で示すように、事故件名データベースでは、事故該当個所がポイント表示され、カーソル位置合わせで拡大表示出来るようにしている。さらに作業手順をオペレータ操作により作成して載せるようにしてもよい。
【0059】
そして地図情報管理用コンピュータ510に起動されている図面作成アプリケーションソフトウェア(例えば、AutoCAD)に読み出し、これら事故データ及び作業手順データを用いて作業手順図面データを図面作成アプリケーションソフトウェアのデータ形式(AutoCAD形式:拡張子dwg)で作成し、このような作業手順図面データを含めた配電系統地図データをWeb形式(拡張子dwf)の配電系統地図データに変換し、Web形式の配電系統地図データを地図情報管理用データベース520に登録する。このような構成とすることもできる。
【0060】
以上説明したように、本発明によれば、配電系統運用を行ううえで、更新が行われるたびに管理統括部門と、現地作業員の双方で用いる重要な配電系統地図を正確で速やかに一元管理することが出来る。しかも、配電系統毎に作業手順図面を載せることにより、最短で事故発生地点に現地作業員を緊急派遣し復旧処置や効率的な保守点検を可能としている。
【0061】
続いて他の実施形態について説明する。
本実施形態では、さらに事故点を特定する機能を追加した形態である。
例えば、図11の配電系統の事故例の説明図で示すように、ある遠制開閉器SS01〜SS06,TS01に設置された遠制開閉器子局区間で落雷事故が発生した場合について説明する。図10の落雷事故の説明図に示すようにサージ電流が配電線を伝播する。配電自動化システム子局の一部である子局A、子局B間については、配電線距離L、ケーブル等配電線種類によるサージ伝播速度v、等条件が予め設定入力され、地図情報管理用コンピュータ510に登録されている。
【0062】
なお、各子局は、図示していないが、事故発生に基づく物理量変化を検出するセンサ、事故発生を計測する時計装置と、センサが出力した信号を演算処理して事故種別を特定するとともに、事故発生時刻を取り込んで事故情報信号を生成する演算処理部と、を備えている。
【0063】
センサは具体的には電流センサであるロゴスキーコイル、逆位相反転回路、整流回路等である。これら電流センサは何れの方向から伝播されるサージ電流も検知して、LED発光してトリガ信号を発信出来るようにしている。
そして、各子局から配電自動化システム親局への光ファイバケーブル等信号線100を介した事故情報信号が地図情報管理用コンピュータ510に入力されて演算処理される。演算処理内容であるが、事故情報信号伝送時間差に基づき、事故発生時の基準子局を特定するようにして、親局に対する複数子局の相対位置関係を電力設備を含む配電系統と対応させながら、落雷点を特定する。
【0064】
演算処理の具体例について図10を参照しつつ説明する。
いま、子局Aが時刻t1、子局Bがt2でサージ電流を検知してた事故情報信号を出力したとすれば、子局Aからの落雷点評定位置Xは、以下のようになる。
【0065】
【数1】
X=[L−v(t2−t1)]/2
【0066】
このようにして事故点を特定することができる。
なお、他の区間での事故発生においても、同様に親局側の子局を基準として、事故点を特定出来る。また、事故点発生の子局区間外から侵入するサージ電流に対し、減衰や隣接する子局との時間差、等に所定の閾値を設けるなどして、事故情報信号を親局に伝送する子局を制限してもよい。
【0067】
さらに地図情報管理用コンピュータ510は事故点を配電系統地図上に事故点を表すデータを付加し、ネットワークされた地図情報取得用クライアントシステム700,800,900へ送信する。こうして、現地作業員が駆けつけ停電復旧処置を迅速に行う。
【0068】
例えば、図11の配電系統の事故例の説明図で示すように、配電線は、遮断機F1,F2、遠制開閉器SS01〜SS06,TS01によって遠制開閉器区間ND01〜ND08に区分される。仮に遠制開閉器区間ND05〜ND08において区間ND06で事故が発生すると、事故が復旧するまで事故区間ND06は停電となる。これに対し、事故区間の電源側遠制開閉器区間ND05は変電所のシーケンスにより変電所所内の配電線遮断器F2を介して送電される。
また、事故区間ND06の負荷側遠制開閉器区間ND07,ND08は連係開閉器TS01を介して他配電線より電力を融通し、事故区間ND06を除く全ての区間へは遠制により迅速に送電される。
【0069】
事故区間ND06は、さらに手動開閉器AS01〜AS04によって手動開閉器区間nd01〜nd05に区分される。
先に説明したように事故区間内の事故部位が判明しているため、適宜手動開閉器AS01〜AS04の開閉操作により事故部位区間を他の健全な区間より切離することができる。
従前ではいずれの手動開閉器区間に事故部位が存在するかは、現地作業員の判断による探査作業に頼っていたが、本発明により健全な区間に送電可能となり、更なる事故停電区間の極小化が計れる。
【0070】
以上本発明の系統地図データ配信システムについて説明した。系統地図データ配信システムは、配電系統データ及び地図データに基づく配電系統図が煩雑に更新されても、配電系統管理統括部門と現地作業員との双方で共通の配電系統地図を利用できるように一元管理している。
【0071】
現地作業員が、事故種別・巡視点検目的に応じて作業手順図面も掲載した正確な配電系統地図を利用することにより、事故点・巡視点検個所を捜査し易くし、現地にいち早く駆けつけ、速やかに停電復旧処置や効率的に保守点検を行える。
【0072】
【発明の効果】
本発明によれば、配電系統管理統括部門と作業員との双方で共通する配電系統地図を使用するように配電系統地図を一元管理し、作業員が最新の配電系統地図を使用して、速やかかつ効率的に停電復旧処置・巡視点検という作業を行え、かつ低コストとした配電系統地図データ配信システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】配電系統および配電自動化システムを含む全体システム図である。
【図2】本発明の配電系統地図データ配信システムの実施形態を説明するシステム図である。
【図3】データ更新手順を説明するフローチャートである。
【図4】データ配信手順を説明するフローチャートである。
【図5】選択画面ページの説明図である。
【図6】配電系統地図の一例の説明図である。
【図7】データ変換の説明図である。
【図8】データ変換の説明図である。
【図9】事故件名データベースの説明図である。
【図10】落雷事故の説明図である。
【図11】配電系統の事故例の説明図である。
【符号の説明】
1000 配電用変電所
SS01 遠制開閉器
SS02 遠制開閉器
SS03 遠制開閉器
SS04 遠制開閉器
SS05 遠制開閉器
SS06 遠制開閉器
TS01 遠制開閉器
F1,F2 遮断器
B1 変圧器
RTU01 遠制開閉器
RTU02 遠制開閉器
RTU03 遠制開閉器
RTU04 遠制開閉器
RTU05 遠制開閉器
RTU06 遠制開閉器
RTU07 遠制開閉器
100 信号線
200 変電所中継局
300 ネットワーク
400 制御所親局
410 配電自動化コンピュータ
420 情報管理用コンピュータ
430 情報管理用データベース
440 ネットワーク
450 レーザビームプリンタ
460 分岐装置
500 地図情報管理用サーバシステム
510 地図情報管理用コンピュータ
520 地図情報管理用データベース
600 ネットワーク
700 地図情報取得用クライアントシステム
710 端末装置
800 地図情報取得用クライアントシステム
810 端末装置
820 プリンタ
900 地図情報取得用クライアントシステム
910 端末装置

Claims (9)

  1. 配電系統情報と地図情報とを融合してなる配電系統地図を、事故処理・巡視点検等の作業を行う作業員に配布するため、配電自動化システムの情報管理用データベースに登録された配電系統データ及び地図データを用いて配電系統地図データを作成・配信する配電系統地図データ配信システムであって、
    配電自動化システムの情報管理用データベースにアクセスして配電系統データ及び地図データを読み出し、ネットワークを介して送信するためのファイル形式の配電系統地図データを生成する地図情報管理用コンピュータと、
    前記地図情報管理用コンピュータが生成した配電系統地図データを区域別に分類して保存登録する地図情報管理用データベースと、
    ネットワークを介して前記地図情報管理用コンピュータにアクセスし、配電系統地図データを読み出して参照する端末装置と、
    を備え、
    前記端末装置から参照を所望する区域の配電系統地図データをリクエストした場合、
    前記地図情報管理用コンピュータは、参照区域の配電系統地図データを地図情報管理用データベースから読み出してネットワークを介して前記端末装置へ送信し、前記端末装置により配電系統地図を参照することを特徴とする配電系統地図データ配信システム。
  2. 請求項1記載の配電系統地図データ配信システムにおいて、
    前記地図情報管理用コンピュータは、配電自動化システムの情報管理用データベースに登録された図面作成アプリケーションソフトウェア形式の配電系統データ及び地図データを読み出し、Web形式の配電系統地図データを生成した上で、地図情報管理用データベースに保存登録することを特徴とする配電系統地図データ配信システム。
  3. 請求項1または請求項2記載の配電系統地図データ配信システムにおいて、
    前記端末装置を用いて地図情報管理用コンピュータへ選択画面ページをリクエストし、選択画面ページを操作して所望の参照区域を選択することにより、当該参照区域の配電系統地図データを送信させることを特徴とする配電系統地図データ配信システム。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の配電系統地図データ配信システムにおいて、
    前記地図情報管理用データベースは、事故データ及び作業手順データを登録し、
    前記地図情報管理用コンピュータは、事故データおよび作業手順データに基づいて作業手順図面データを作成し、この作業手順図面データを含むような配電系統地図データを生成することを特徴とする配電系統地図データ配信システム。
  5. 請求項4に記載の配電系統地図データ配信システムにおいて、
    前記事故データおよび作業手順データは、作業手順情報ワークシートに入力された帳票形式のデータであることを特徴とする配電系統地図データ配信システム。
  6. 請求項4に記載の配電系統地図データ配信システムにおいて、
    前記事故データおよび作業手順データは、プリンタ装置に接続される分岐装置から抽出される印字データであることを特徴とする配電系統地図データ配信システム。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか一項に記載の配電系統地図データ配信システムにおいて、
    前記地図情報管理用コンピュータは、配電系統に複数設置された配電自動化システム子局から送信されて配電自動化システム親局が収集した事故情報信号を入力し、各子局への事故情報信号が伝送される時間差により、事故点を特定し、配電系統地図データに事故点を表すデータを付加することを特徴とする配電系統地図データ配信システム。
  8. 請求項7記載の配電系統地図データ配信システムにおいて、
    前記配電自動化システム子局は、
    事故発生に基づく物理量変化を検出するセンサと、
    事故発生を計測する時計装置と、
    前記センサが出力した信号を演算処理して事故種別を特定するとともに、事故発生時刻を取り込んで事故情報信号を生成する演算処理部と、
    を備えることを特徴とする配電系統地図データ配信システム。
  9. 請求項8記載の配電系統地図データ配信システムにおいて、
    前記センサは、電圧センサ又は/及び電流センサであることを特徴とする配電系統地図データ配信システム。
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