JP5105477B2 - 事故対策情報配信システム - Google Patents
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Description
総じて、経度・緯度による発生箇所を特定し、発生事故についての一または複数の配電系統地図および事故箋を配信できるようにして、必要な情報を迅速に取得できるようにした事故対策情報配信システムを提供することにある。
配電系統で発生した事故についての発生事故データをネットワークを介して送信する発生事故情報配信システムと、
配電系統データおよび地図データを区域別に分類して保存登録する配電系統・地図情報管理用データベースと、
一または複数の事故箋データおよび事故対策情報リストデータを登録する事故対策情報配信用データベースと、
配電系統・地図情報管理用データベースおよび事故対策情報配信用データベースが接続され、発生事故データを受信して各種処理を行う管理用コンピュータと、
ネットワークを介して管理用コンピュータにアクセスする端末装置と、
を備え、
発生事故情報配信システムから緯度・経度により事故点が特定される発生事故データを受信した管理用コンピュータは、
発生事故データにより特定される事故点付近を表した、緯度・経度を用いる公開地図データをインターネットのWebサイトから取得する手段と、
発生事故データにより特定される事故点付近を表した一または複数の配電系統データおよび地図データを配電系統・地図情報管理用データベースから読み出す手段と、
公開地図データと地図データとで位置合わせをして緯度・経度で表される事故点を地図データの事故点に変換する手段と、
これら一または複数の配電系統データおよび地図データを融合するとともに事故点を表して一または複数の配電系統地図データを生成する手段と、
生成した配電系統地図データをさらにネットワークを介して送信するための一または複数のファイル形式の配電系統地図データに変換生成して事故対策情報配信用データベースに保存する手段と、
発生事故データに基づいてネットワークを介して送信するための一または複数の表計算形式の事故箋データを生成して事故対策情報配信用データベースに保存する手段と、
一または複数の配電系統地図データおよび事故箋データをリスト化する事故対策情報リストデータを生成して事故対策情報配信用データベースに保存する手段と、
として機能し、
端末装置から管理用コンピュータへリクエストしたときに、管理用コンピュータは、
事故対策情報リストデータを事故対策情報配信用データベースから読み出して送信する手段として機能し、
事故対策情報リストにより端末装置から配電系統地図または事故箋が選択されてリクエストされたときに、管理用コンピュータは、
これら一または複数のファイル形式の配電系統地図データ、または、一または複数の事故箋データを送信する手段として機能し、
配電系統地図データ、または、事故箋データを受信した端末装置が事故箋または配電系統地図を表示または印刷する手段として機能することを特徴とする。
請求項1記載の事故対策情報配信システムにおいて、
前記管理用コンピュータは、
配電系統・地図情報管理用データベースに登録された図面作成アプリケーションソフトウェア形式の配電系統データ及び地図データを読み出す手段と、
図面作成アプリケーションソフトウェアにより更新して最新の図面作成アプリケーションソフトウェア形式の配電系統データ及び地図データを配電系統・地図情報管理用データベースに登録する手段と、
として機能することを特徴とする。
請求項1または請求項2記載の事故対策情報配信システムにおいて、
前記配電系統・地図情報管理用データベースは、作業手順データを登録し、
前記配電系統・地図情報管理用コンピュータは、
発生事故データに対応する作業手順データに基づいて作業手順図面データを作成する手段と、
この作業手順図面データを含むような配電系統地図データを生成する手段と、
として機能することを特徴とする。
請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の事故対策情報配信システムにおいて、
ある端末装置に対して受け持ち区域を予め設定しておき、端末装置からリクエストされたときに予め設定されている受け持ち区域の一または複数の配電系統地図データが送信されることを特徴とする。
総じて、経度・緯度による発生箇所を特定し、発生事故についての一または複数の配電系統地図および事故箋を配信できるようにして、必要な情報を迅速に取得できるようにした事故対策情報配信システムを提供することができる。
管理用コンピュータ110は、ネットワーク200に接続されている。後述するような配電系統・地図情報についての処理や事故対策情報配信についての処理を行う。
配電系統・地図情報管理用データベース120は、管理用コンピュータ110と接続され、管理用コンピュータ110で生成した各種データを登録管理している。
事故対策情報配信用データベース130は、管理用コンピュータ110と接続され、管理用コンピュータ110で生成した各種データを登録管理している。
事故対策情報配信用データベース130は、一または複数の事故箋データおよび事故対策情報リストデータを保存登録する。そして、地図データと配電系統データとを組み合わせた配電系統地図データを一時的に保存登録する。
例えば、事故対策情報取得用クライアントシステム400は、図1で示すように単独の端末装置(例えば、ラップトップ型・デスクトップ型の通常のコンピュータ)410である。
また、事故対策情報取得用クライアントシステム500は、図1で示すように単独の端末装置(例えば、ラップトップ型・デスクトップ型の通常のコンピュータ)510にプリンタ520を設置したシステムである。
また、事故対策情報取得用クライアントシステム600は、図1で示すように移動通信方式(例えば、携帯電話等)の端末装置610である。
これら端末装置410,510,610のディスプレイ表示装置により事故情報が表示され、配電系統地図・事故箋が表示され、また、プリンタ520により配電系統地図・事故箋が印刷される。つまり、表示・印刷により配電系統地図・事故箋を参照することができるようになされている。
先に述べたように、配電系統の増設工事や補修工事、事故復旧工事、或いは地勢上の目的物、特に市街地における著名建物や幹線道路等の増改築が煩雑に行われるという事情から、配電系統の配電系統データ及び地形・施設等についての地図データは定期的かつ頻繁に更新される。
そこで、配電系統や地形・施設の新規設置や変更の都度、事故対策情報管理システム100でも配電系統・地図情報管理用データベース120に登録されているデータの更新が行われる。このデータ更新の一連の手順について説明する。
続いて事故対策情報の生成について図を参照しつつ説明する。図2は配電系統地図データの生成手順を説明するフローチャートである。図3は事故点を地図データ上の座標に変換する手順を説明するフローチャートである。図4は座標変換の説明図であり、図4(a)は公開地図データを示す図、図4(b)は地図データを示す図である。図5は座標変換の説明図であり、図5(a)は公開地図データの座標系を示す図、図5(b)は地図データの座標系を示す図である。
管理用コンピュータ110は、発生事故データに基づいて事故箋データを生成する(図6のステップS21)。管理用コンピュータ110は表計算ソフトウェアを起動させ、マクロ処理により発生事故データから事故箇所等の文字を抽出し、文字を表計算ソフトウェア上で再配置して表計算形式の事故箋データとする。そして、事故対策情報配信用データベース130にこの表計算形式の事故箋データを登録する(図6のステップS22)。これは検索用に登録する。そして、発生事故データにより複数箇所で落雷が連発するなど複数の発生事故が含まれている場合、複数箇所の発生事故データを用いてデータステップS21,ステップS22を繰り返し行うとともに、全ての発生事故について表計算形式の事故箋データを生成登録する(図6のステップS23)。複数の事故箋データの検索が可能となっている。最後にある発生事故について配電系統地図データおよび事故箋データを関連付け、さらに複数の発生事故についてまとめた事故対策情報リストデータを生成する(図6のステップS24)。これら一または複数の配電系統地図データ、一または複数の事故箋データおよび事故対策情報リストデータは事故対策情報配信用データベース130に登録される。
続いて事故対策情報の配信について説明する。図7は選択画面ページの説明図、図8は停電個別情報取得画面ページの説明図、図9は図面選択画面ページの説明図、図10は配電系統地図画面ページの一例の説明図、図11は事故箋画面ページの説明図である。例えば、図1で示す事故対策情報取得用クライアントシステム400の端末装置410へデータ配信を行うものとする。ここで発生事故情報配信システム300が端末装置410へ事故情報データを配信したり、または、電話などで事故が発生したことを知っているものとする。
まず端末装置410のブラウザを立ち上げ、ブラウザを用いて管理用コンピュータ110へ選択画面ページをリクエストする。管理用コンピュータ110は選択画面ページを表示するHTMLデータを送信し、ブラウザには図7で示すような選択画面ページが表示される。
メニューボタンを押して図示しないメニュー画面を操作すると、端末装置410は管理用コンピュータ110へ事故箋データを読み出すコマンドを送信する。管理用コンピュータ110は、「変電所名」、「配電線名」から所定の事故箋データを選択する。この事故箋データは、「変電所名−配電線名」のディレクトリ構成としているので、停電発生箇所所望の参照区域の事故箋を容易に指定できる。管理用コンピュータ110は、事故対策情報配信用データベース130から選択された参照区域の事故箋データ「○○.xsl」を読み出すとともに、事故対策情報取得用クライアントシステム400の端末装置410へ送信する。
まず、図16の指定プリンタ印刷画面ページの説明図で示すように、指定プリンタ印刷画面を表示させ、プリンタを選択して印刷させる。簡易版なら、図17の印刷確認画面ページの説明図を表示させて、プリンタを選択して印刷させる。「印刷ボタン」を押すと配電系統地図および事故箋の印刷を行う。このように構成することで、予め指定された全てのプリンタで配電系統地図および事故箋を印刷するので、印刷操作の手間を軽減できる。さらには、「印刷ボタン」を押さなくても配電系統地図データおよび事故箋データが送信された時点で予め指定された全てのプリンタが自動的に配電系統地図および事故箋を印刷するようにしても良い。
先に述べたように、配電系統の増設工事や補修工事、事故復旧工事、或いは地勢上の目的物、特に市街地における著名建物や幹線道路等の増改築が煩雑に行われるという事情から、配電系統の配電系統データ、地形・施設等についての地図データが定期的かつ頻繁に更新される。そしてこれに付随して作業手順データも定期的かつ頻繁に更新される。
そこで、配電系統や地形・施設の新規設置や変更の都度、事故対策情報管理システム100でも配電系統・地図情報管理用データベース120に登録されているデータの更新が行われる。このデータ更新の一連の手順について説明する。
(1)の更新はこのようなものである。
続いて事故対策情報の生成について図を参照しつつ説明する。
まず、管理用コンピュータ110は、発生事故データを受信する。この発生事故データに係る箇所についての配電系統地図データを要求するコマンドを管理用コンピュータ110へ送ると、管理用コンピュータ110は、発生事故データに基づいて配電系統地図データを生成する。なお、地図データ上における事故点の特定は先の形態と同じであり、重複する説明を省略する。
このように作業手順図面も含まれる事故対策情報としたため、作業がより容易になる。
(2)既存システムの図面データベースから当該の図面を自動で抽出できる。
(3)当該の図面に対して、停電区間を自動で色替えできる。
(4)事故発生日に、RY等事故の基本的な情報がCAD図面の当該箇所へ自動で編集できる。
(5)作成した図面は、FAXに代え登録されたプリンタへ一括印刷できる。
(6)事故対策情報を管理するExcelシートが自動で生成され、発生日等の基本情報が自動で設定できる。
(7)当該の事故対策情報を登録済みメールアドレスへ自動送信できる。
(8)作業者の携帯等へ自動で直接伝送できる。
(9)CAD図面に対し復旧作業に際し有益な情報等のメモ書きなど多数便利機能を具備出来る。
(10)旧資産であるCAD図面を活用しながら、インターネット上に公開されている地図を活用できるようになり、利便性をより向上させることが出来る。
100:事故対策情報管理システム
110:管理用コンピュータ
120:配電系統・地図情報管理用データベース
130:事故対策情報配信用データベース
150:レーザビームプリンタ
160:分岐装置
200:ネットワーク
300:
400:事故対策情報取得用クライアントシステム
410:端末装置
500:事故対策情報取得用クライアントシステム
510:端末装置
520:プリンタ
600:事故対策情報取得用クライアントシステム
610:端末装置
Claims (4)
- 配電系統で発生した事故についての発生事故データをネットワークを介して送信する発生事故情報配信システムと、
配電系統データおよび地図データを区域別に分類して保存登録する配電系統・地図情報管理用データベースと、
一または複数の事故箋データおよび事故対策情報リストデータを登録する事故対策情報配信用データベースと、
配電系統・地図情報管理用データベースおよび事故対策情報配信用データベースが接続され、発生事故データを受信して各種処理を行う管理用コンピュータと、
ネットワークを介して管理用コンピュータにアクセスする端末装置と、
を備え、
発生事故情報配信システムから緯度・経度により事故点が特定される発生事故データを受信した管理用コンピュータは、
発生事故データにより特定される事故点付近を表した、緯度・経度を用いる公開地図データをインターネットのWebサイトから取得する手段と、
発生事故データにより特定される事故点付近を表した一または複数の配電系統データおよび地図データを配電系統・地図情報管理用データベースから読み出す手段と、
公開地図データと地図データとで位置合わせをして緯度・経度で表される事故点を地図データの事故点に変換する手段と、
これら一または複数の配電系統データおよび地図データを融合するとともに事故点を表して一または複数の配電系統地図データを生成する手段と、
生成した配電系統地図データをさらにネットワークを介して送信するための一または複数のファイル形式の配電系統地図データに変換生成して事故対策情報配信用データベースに保存する手段と、
発生事故データに基づいてネットワークを介して送信するための一または複数の表計算形式の事故箋データを生成して事故対策情報配信用データベースに保存する手段と、
一または複数の配電系統地図データおよび事故箋データをリスト化する事故対策情報リストデータを生成して事故対策情報配信用データベースに保存する手段と、
として機能し、
端末装置から管理用コンピュータへリクエストしたときに、管理用コンピュータは、
事故対策情報リストデータを事故対策情報配信用データベースから読み出して送信する手段として機能し、
事故対策情報リストにより端末装置から配電系統地図または事故箋が選択されてリクエストされたときに、管理用コンピュータは、
これら一または複数のファイル形式の配電系統地図データ、または、一または複数の事故箋データを送信する手段として機能し、
配電系統地図データ、または、事故箋データを受信した端末装置が事故箋または配電系統地図を表示または印刷する手段として機能することを特徴とする事故対策情報配信システム。 - 請求項1記載の事故対策情報配信システムにおいて、
前記管理用コンピュータは、
配電系統・地図情報管理用データベースに登録された図面作成アプリケーションソフトウェア形式の配電系統データ及び地図データを読み出す手段と、
図面作成アプリケーションソフトウェアにより更新して最新の図面作成アプリケーションソフトウェア形式の配電系統データ及び地図データを配電系統・地図情報管理用データベースに登録する手段と、
として機能することを特徴とする事故対策情報配信システム。 - 請求項1または請求項2記載の事故対策情報配信システムにおいて、
前記配電系統・地図情報管理用データベースは、作業手順データを登録し、
前記配電系統・地図情報管理用コンピュータは、
発生事故データに対応する作業手順データに基づいて作業手順図面データを作成する手段と、
この作業手順図面データを含むような配電系統地図データを生成する手段と、
として機能することを特徴とする事故対策情報配信システム。 - 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の事故対策情報配信システムにおいて、
ある端末装置に対して受け持ち区域を予め設定しておき、端末装置からリクエストされたときに予め設定されている受け持ち区域の一または複数の配電系統地図データが送信されることを特徴とする事故対策情報配信システム。
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