JP5301221B2 - 位置情報管理システム及び位置情報管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、位置情報管理システム及び位置情報管理方法に関するものである。
災害が発生した際、各自治体等から被災地の災害情報を中央官庁や県本部が広域的に収集し監視するシステムがある(特許文献1)。前記特許文献1に記載の方法は、各地域(例えば、各自治体)から1つの拠点(例えば、県本部)へ電子メールにて被災状況を送信するとともに、ファクシミリにて被災情報を送信するものである。
特開2002−158801号公報
しかしながら、電子メールにより情報を送信する場合、送信者側はキー入力により災害情報を文章にして送信することが必要であるため、簡便かつ迅速に災害情報を編集して送信することができない。また、ファクシミリ送信を行う場合でも、送信者は如何なる情報が必要であるかを判断して情報を記入しなければならず、迅速な情報送信ができない。
さらに、特許文献1のものは、受信したファクシミリの用紙を自動的に整理することができない。このため、各地域から多数の災害情報がファクシミリにより送信されると、情報の整理に時間がかかり、迅速な対応ができないという問題がある。このような理由から、ファクシミリにより情報を収集した場合、広範囲(例えば、隣接都道府県)に及ぶ災害情報を迅速に管理することができなかった。
本発明は、上記課題に鑑みて、簡単な方法で地理情報を自動的に収集、整理することができ、広範囲における状況を迅速に一元管理することができる位置情報管理システム及び位置情報管理方法を提供する。
本発明の位置情報管理システムは、特定位置における状況を、通信ネットワークを介して表示する位置情報管理システムであって、特定位置を示す印を記入するための地図と、その特定位置における状況を記入するための情報記入欄と、前記地図の記載範囲を明確にするために地図の4隅に設けられた隅表示部と、地図名、地図番号、前記隅表示部の座標、地図の中心座標が格納されているコードとを、少なくとも有する基準用紙と、前記基準用紙のデータを送信する送信手段としての送信用ファクシミリと、前記送信用ファクリミリにより送信された基準用紙のデータを受信する受信手段としての受信用ファクシミリと、前記受信用ファクシミリにより受信した基準用紙のデータを画像データとして取り込む画像処理手段と、前記受信した基準用紙のデータにおける隅表示部に、正規の隅表示部の地図を合わせて位置ずれを補正する補正手段と、前記画像データにおける基準用紙のデータから、前記情報入力欄の情報を読み取って前記特定位置における状況を非画像データに変換して取得すると共に、前記基準用紙上の地図に示された特定位置を示す印を、当該地図と印との濃淡の差から判別し、前記コードに格納されている隅表示部の座標に基づき隅表示部から印までの相対位置を判別して、印の位置を特定した非画像データを取得する抽出手段と、前記画像データと非画像データとを格納する格納手段と、前記格納手段に格納された画像データと非画像データを加工して、前記特定された印の位置に相当する特定位置をウェブ上で示す地図と、その特定位置における状況とを表示したウェブページを作成する画面処理手段と、前記ウェブページを、地理情報システムを用いてユーザ側に画面表示する出力手段と、前記ウェブページを閲覧する端末とを備えたものである。
本発明の位置情報管理システムによれば、送信側は基準用紙上の地図特定位置を示す印を記入すると共に、情報記入欄に特定位置の状況等を記載して、この基準用紙に記載されたデータをファクシミリ送信する。受信側は、送信された基準用紙のデータを画像データと非画像データとに処理して蓄積し、その蓄積されたデータから基準用紙上の地図に記入された特定位置とその特定位置における状況の情報をウェブページ用に自動的に加工して、それを通信ネットワークを介して表示することができる。これにより、広範囲における情報を自動的に収集・整理することができ、ファクシミリ用紙を手作業によって仕分け・分類する手間を省略することができる。さらに、通信ネットワークを介して情報を表示するため、ユーザは特別なソフトが不要となり、通信ネットワークに接続するための環境とブラウザさえあれば利用することができる。ここで、基準用紙とは、記載する情報の内容を予め設定して、その情報を記載するための所定のフォームを有するファクシミリ用紙をいう。また、広範囲とは、少なくとも隣接市区町村よりも広い範囲であって、例えば複数の都道府県に跨る場合等をいう。
本発明の他の位置情報管理システムによれば、特定位置を、地図に印を描写することにより表すことができるため、位置を視覚的に特定することができる。しかも、地図が不鮮明である等の不具合が生じても、補正手段にてデータの補正を行うことができる。
前記地図に隅表示部を設けているので、基準用紙において地図が記載された範囲を明確にすることができる。
前記基準用紙のデータとして、予め地図情報が格納されたコードを有し、このコードに少なくとも地図名、地図番号、前記隅表示部の座標、地図の中心座標が格納されたものとすることができる。
前記補正手段は、受信側において、送信された基準用紙のデータにおける隅表示部に、正規の隅表示部の地図を合わせて位置ずれを補正するものとできる。すなわち、ファクシミリの性能、操作等により受信した地図の表示が不鮮明であったり、歪みが生じたりする等の不具合が生じても、補正手段はコードに格納された表示すべき隅表示部の座標を認識して、その座標における地図に補正することができる。
前記抽出手段は、画像データにおける基準用紙のデータから、情報入力欄の情報を読み取って特定位置における状況を非画像データに変換して取得することができる。また、抽出手段は、基準用紙上の地図に示された特定位置を示す印を、当該地図と印との濃淡の差から判別し、コードに格納されている隅表示部の座標に基づき隅表示部から印までの相対位置を判別して、印の位置を特定した非画像データを取得することができる。これにより、送信された基準用紙のデータから位置を特定することができる。
基準用紙のデータを受信したか否かを監視する監視手段を備えることができる。
前記基準用紙のデータは、災害時に関する情報であって、少なくとも災害の発生時刻、被害状況、被災位置のいずれかを含むことができる。
本発明の位置情報管理方法は、特定位置における状況を、通信ネットワークを介して表示する位置情報管理方法であって、特定位置を示す印を記入するための地図と、その特定位置における状況を記入するための情報記入欄と、前記地図の記載範囲を明確にするために地図の4隅に設けられた隅表示部と、地図名、地図番号、前記隅表示部の座標、地図の中心座標が格納されているコードとが、少なくとも表示された基準用紙のデータを受信用ファクシミリにて受信し、前記受信用ファクシミリにより受信した基準用紙のデータを画像データとして取り込み、前記受信した基準用紙のデータにおける隅表示部に、正規の隅表示部の地図を合わせて位置ずれを補正し、前記画像データにおける基準用紙のデータから、前記情報入力欄の情報を読み取って前記特定位置における状況を非画像データに変換して取得すると共に、前記基準用紙上の地図に示された特定位置を示す印を、当該地図と印との濃淡の差から判別し、前記コードに格納されている隅表示部の座標に基づき隅表示部から印までの相対位置を判別して、印の位置を特定した非画像データを取得し、前記画像データと非画像データとを格納し、前記格納された画像データと非画像データを加工して、前記特定された印の位置に相当する特定位置をウェブ上で示す地図と、その特定位置における状況とを表示したウェブページを作成し、前記ウェブページを地理情報システムを用いて画面表示するものである。
本発明の位置情報管理システム及び位置情報管理方法は、ファクシミリ用紙を手作業によって仕分け・分類する手間を省略することができるため、広範囲における状況を迅速に一元管理することができる。また、通信ネットワークに接続するための環境とブラウザさえあれば利用することができるので、ユーザは簡単な方法で情報を取得することができる。
本発明の他の位置情報管理システム及び位置情報管理方法は、前記基準用紙のデータとして、地図に印を描写して位置を表すことができるため、位置を視覚的に特定することができ、送信側及び受信側は簡単かつ迅速な方法で、位置を特定することができる。しかも、データが不鮮明である等の不具合が生じても補正手段にてデータの補正を行うことができるため、ファクシミリによる送受信でも正確なデータを収集することができる。
地図の隅部に所定の表示部を設けることにより、地図が記載された範囲を明確にすることができ、一層迅速に対象位置を特定することができる。
前記基準用紙のデータとして、予め地図情報が格納されたコードを有すると、一層迅速、かつ正確に非画像データを抽出することができる。
前記補正手段はコードに格納された表示すべき隅表示部の座標を認識して、その座標における地図に補正することができるため、ファクシミリの性能に依存することなく、正確に対象位置を特定することができる。
前記抽出手段は、前記印の地図上の位置から、送信された基準用紙のデータから対象位置を特定することができるため、簡単な方法で対象位置を特定することができる。
監視手段を備えることにより、基準用紙のデータを受信したことを逸早く認識することができ、一層迅速な情報処理を行うことができる。
前記基準用紙のデータは、災害の発生時刻、被害状況、被災位置のいずれかを含むことができるため、災害時において簡単な方法で被災位置の状況を自動的に収集、整理することができ、広範囲において被災位置の状況を迅速に一元管理することができる。
以下本発明の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
本発明の位置情報管理システムは、図1に示すように、送信用ファクシミリ1と、受信用ファクシミリ2と、画像処理手段3と、補正手段4と、抽出手段5と、格納手段6と、画面処理手段7と、出力手段8と、監視手段21と、端末20とを備えており、災害時に各位置における災害情報を、広範囲(例えば、複数の都道府県)にわたって一元管理するものである。
送信用ファクシミリ1は、特定位置と、その特定位置における状況を表示した基準用紙9のデータを送信する送信手段であり、情報送信元となる場所に少なくとも1台は設置されている。
基準用紙9は、図2に示すように、記載する情報の内容を予め設定して、その情報を記載するための所定のフォームを有するファクシミリ用紙である。本実施形態で使用する基準用紙9には、地図10と、情報入力欄11と、ヘッダー部18とから構成されている。地図10は、被災位置を特定するためのものであり、送信者が、この地図10に印17を記入して、後述する抽出手段5が印17の位置を読み取ることによって被災位置を特定する。なお、印17の位置を読み取り易くするために、地図10は淡色又は光沢色にて構成するのが好ましい。地図10の4隅には隅表示部12を設けており、基準用紙9において、地図10が記載された範囲を明確にすることができる。情報入力欄11は、被災位置以外の災害に関する情報を記載するものであり、災害の発生時刻を記載し、被害状況、被害要因、復旧見通しをマークシート方式にて記載するものとしている。さらに、特筆事項を記載する欄を設けている。ヘッダー部18には、地図名14、地図番号15、基準用紙9のデータの送信先のFAX番号16が記載されている。さらに、予め地図情報が格納されたコード13を有し、このコード13には地図名14、地図番号15、前記隅表示部12の座標、地図10の中心座標が格納されている。本実施形態では、コード13としてQRコードを使用している。
受信用ファクシミリ2は、送信用ファクシミリ1により送信された基準用紙9のデータを受信する受信手段である。
画像処理手段3は、受信用ファクシミリ2により受信した基準用紙9のデータを画像ファイル(FAXイメージ)に変換するものである。画像処理手段3は、得られた画像ファイルに、データを受信した日時、送信元のFAX番号の情報を付与することができる。
補正手段4は、受信側において、送信された基準用紙9のデータにおける隅表示部12に、正規の隅表示部の地図を合わせて位置ずれを補正するものである。これにより、ファクシミリ1、2の性能、操作等により、受信された地図10の表示が不鮮明であったり、歪みが生じたりする等の不具合が生じても、補正手段4はコード13に格納された表示すべき隅表示部12の座標を認識して、その座標における地図10に補正する。
抽出手段5は、前記画像ファイルにおける基準用紙9のデータを抽出して、その抽出したデータを非画像ファイルとするものである。すなわち、画像ファイルにおいて、地図10に描写された印17を判読することにより位置を特定する。また、情報入力欄11に記載された情報をOCR機能(Optical Character Recognition:光学文字認識)、及びOMR機能(Optical Mark RecognitionもしくはOptical Mark Reader:光学式マーク認識)にて読みとって、被災位置以外の災害に関する情報を抽出する。さらには、ヘッダー部18のコード13を読み取って、ここに格納されている地図名14、地図番号15、地図10の中心座標を読み取る。
格納手段6は、画像ファイルを格納・管理するとともに、非画像ファイルを格納・管理するものである。
監視手段21は、基準用紙9のデータを受信したか否かを監視するものである。すなわち、格納手段6に画像ファイルが存在するか否かを確認し、画像ファイルが存在する場合には、データを受信したものと判断する。
画面処理手段7は、前記格納手段6に格納された画像ファイルと非画像ファイルから、特定位置と、その特定位置における状況を加工してウェブページを作成するものである。
出力手段8は、画面処理手段7にて作成されたウェブページを、ユーザ側に画面表示するものである。すなわち、出力手段8は、ユーザから位置及び日時が指定されると、ウェブブラウザ(ウェブページを閲覧するためのアプリケーションソフト)等のソフトウェアの要求に応じて、通信ネットワークを通じてウェブページを配信することにより情報提供する。出力手段8は、情報配信の他にも地理情報システム(GIS:Geographic Information System)が通常有する機能を備えている。例えば、被災地の属性を管理する機能、空間的な解析を行う機能、地図を綺麗に印刷する機能、地図を表示する機能、地図を入力・加工する機能、被災情報(時間、位置、被災状況)から特定の災害を検索する機能等である。通信ネットワークとしては、特に限定されず、具体的には、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。
端末20は、ユーザの要求に応じて図4に示すようなウェブページを画面表示して閲覧するためのものであり、例えば、パーソナルコンピュータから構成され、入力部、出力部、CPU、記憶部、表示部(液晶表示装置、CRT等)、入力機器(マウス、キーボード、ペン、タッチパネル等)、出力機器(プリンタ等)等を有している。なお、端末20は、インターネット接続された携帯電話やIP電話やインターネット家電であってもよい。端末20には、インターネット上のホームページの閲覧を可能とするウェブブラウザがインストールされている。
次に、この位置情報管理システムを用いた位置情報管理方法について、1名のユーザが本システムを使用する場合について説明する。図3は、本発明の位置情報管理方法により災害情報を取得する手順を示すフローチャートである。災害が発生した場合、各拠点のデータ送信者は、基準用紙9に災害情報及び被災位置を記載する(ステップS1)。具体的には、基準用紙9の情報入力欄11に、被害状況、被害要因、復旧見通しをマークシート方式にて記入し、災害の発生時刻、特記事項を記載するとともに、地図10において、被災位置に×印17を記載する。そして、データ送信者は、送信用ファクシミリ1を用いて基準用紙9のデータを受信用ファクシミリ2に送信し、データを送信する(ステップS2)。
受信用ファクシミリ2にて基準用紙9のデータを受信すると、画像処理手段3は、データを画像ファイル(FAXイメージ)に変換する(ステップS3)。この場合、得られた画像ファイル毎に、データを受信した日時、送信元のFAX番号の情報を付与する。この画像ファイルは、格納手段6にて格納される(ステップS4)。
なお、監視手段21は、基準用紙9のデータが送信されたか否かを常時監視している(ステップS5)。すなわち、格納手段6に画像ファイルが存在するか否かを確認し、画像ファイルが存在する場合には、データを受信したものと判断して、以下のように画像ファイルから非画像ファイルにデータ抽出する。
画像ファイルから非画像ファイルへのデータの抽出は、まず、補正手段4にて画像ファイルの補正を行う。すなわち、コード13に格納された隅表示部12の座標を認識して、この座標を地図上の隅表示部12に合わせる。これにより、ファクシミリ1、2の性能、操作等により受信された地図10の表示が不鮮明であったり、歪みが生じたりする等の不具合が生じても、表示すべき地図10に補正することができる。
その後、抽出手段5にて、画像ファイルから基準用紙9のデータを抽出して、その抽出したデータを非画像ファイルとする(ステップS7)。すなわち、抽出手段5は、コード13を読み取って、ここに格納されている地図名14、地図番号15、地図10の中心座標を読み取る。次に、情報入力欄11に記載された文字情報(本実施形態では、発生時刻、特筆事項)をOCR機能にて読み取り、マークシートにマーキングされた箇所(本実施形態では、被害状況、被害要因、復旧見通し)をOMR機能にて読み取った後、デジタルデータに変換・取得する。これにより、災害情報(発生時刻、被害状況、被害要因、復旧見通し、特筆事項)を抽出することができる。また、画像ファイルにおいて、地図10に描写された×印17を判読することにより、いずれの位置を示しているのかを特定する。具体的には、淡色の地図上に記入された濃色の×印17を濃淡の差から判別してデジタルデータに変換する。その後、4つの隅表示部12から×印17までの相対位置を判別し、隅表示部12の座標から×印17の中心の位置座標に変換する。そして、印17のデジタルデータに位置座標を付与する。これにより、被災位置を特定することができる。
このようにして抽出した災害情報及び被災位置を、非画像データとして格納手段6に格納する(ステップS8)。これにより、格納手段6には、画像データと非画像データとが格納される。画面処理手段7は、前記画像ファイルと非画像ファイルから、特定位置と、その特定位置における状況とを加工してウェブページを作成する(ステップS9)。
次に、出力手段8は、端末20の要求に応じて、ウェブページを、例えばインターネットを介して配信して情報提供する(ステップS10)。具体的には、本システムを適用可能なウェブブラウザがインストールされた端末20にてウェブブラウザを起動し、指定のURLを入力すると、出力手段8は最新データを読み込んで画面出力を行う。これにより、端末20の画面には、図4に示すような地図30、災害情報31、連絡先32等の所望の情報がウェブ表示されることになる。図4の地図30は、複数の拠点から送信された基準用紙9のデータを集約したものであり、例えば図4の地図30の点線箇所が、図2の地図10に相当し、図4の黒丸印が、図2の地図10の×印17に相当する。また、検索日時等の検索機能の欄33を設けることもでき、ユーザは検索条件を指定し、条件に応じた情報を取得することができる。また、表示された地図30を拡大したり、縮小したり、地図30をクリックすると、基準用紙9のデータ(画像ファイル)を表示して詳細を閲覧することもできる。さらには、端末20にて、過去の情報を検索するように条件を指定すると、出力手段8は、履歴を検索して画面出力を行うこともできる。これにより、端末20の画面には、過去の災害情報の履歴がウェブ表示されることになる。
このように、本発明ではファクシミリ用紙を手作業によって仕分け・分類する手間を省略することができるため、広範囲における状況を迅速に一元管理することができる。しかも、データが不鮮明である等の不具合が生じても補正手段4にてデータの補正を行うことができるため、ファクシミリによる送受信でも正確なデータを収集することができる。さらに、インターネットに接続するための環境とブラウザさえあれば利用することができるので、ユーザは簡単な方法で情報を取得することができる。
基準用紙9のデータとして、地図10に印17を描写して位置を表すことができるため、位置を視覚的に特定することができ、送信側及び受信側は簡単かつ迅速な方法で、位置を特定することができる。しかも、データが不鮮明である等の不具合が生じても補正手段4にてデータの補正を行うことができるため、ファクシミリによる送受信でも正確なデータを収集することができる。
地図10の隅部に所定の表示部を設けることにより、地図10が記載された範囲を特定することができ、一層迅速に対象位置を特定することができる。
基準用紙9のデータとして、予め地図情報が格納されたコード13を有すると、一層迅速、かつ正確に非画像データを抽出することができる。
補正手段4はコード13に格納された表示すべき隅表示部12の座標を認識して、その座標における地図に補正することができるため、ファクシミリの性能に依存することなく、正確に位置を特定することができる。
抽出手段5は、前記印17の地図上の位置から、送信された基準用紙9のデータから対象位置を特定することができるため、簡単な方法で対象位置を特定することができる。
監視手段21を備えることにより、基準用紙9のデータを受信したことを逸早く認識することができ、一層迅速な情報処理を行うことができる。
基準用紙9のデータは、災害の発生時刻、被害状況、被災位置のいずれかを含むことができるため、災害時において簡単な方法で被災位置の状況を自動的に収集、整理することができ、広範囲において被災位置の状況を迅速に一元管理することができる。
次に、本位置情報管理システムの他の実施形態について説明する。この場合、基準用紙9は地図10を有さないものとしている。特定位置の表示としては、住所や施設名を記載する等、文字によって位置を表現する。このように、他の実施形態では、基準用紙9において地図10を省略しているので、補正手段4を省略することができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、サーバの数は任意であって、画像処理手段3、補正手段4、抽出手段5、格納手段6、画面処理手段7、出力手段8を別のサーバに分散させて設けても、同一のサーバに設けてもよい。また、コード13として実施形態ではQRコードを使用したが、バーコードを使用してもよい。情報入力欄11の項目としては、災害の種類(道路災害、河川災害、海岸災害、その他災害)に応じて種々の項目を設けることができる。送信者は地図10に印17を記入する際、×印に限られず、○印等一定の範囲を示すものや、点を描写してもよい。基準用紙9のデータは、1つの拠点から連続的に送信されても、断続的に送信されてもよい。
実施形態では、災害が発生した際に本システムを使用するものであったが、災害発生時以外にも使用することができる。例えば、情報インフラが十分でない地域(農山漁村)において、位置情報主体の情報の簡易な収集・一元管理が求められる場合に使用することができる。具体的には、農山漁村の就業者・組合員が、収穫・漁獲エリアや動植物分布エリア等の情報を農協・漁協等に送信する。また、情報通信機器に不慣れな人(身体障害者や高齢者等でパソコンや高機能携帯電話が利用できない人)が位置情報主体の情報を簡易に情報発信する場合に使用することができる。この場合も、基準用紙9の情報入力欄11の項目は、用途に応じて種々のものを設定することができる。さらには、隣接都道府県よりも狭い範囲で本システムを適用することも可能である。
本発明の位置情報管理システムを示すブロック図である。 本発明の位置情報管理システムに使用する基準用紙である。 本発明の位置情報管理方法により地理情報を取得する手順を示すフローチャートである。 本発明の位置情報管理システムの端末に表示される画面の例である。
符号の説明
1 送信用ファクシミリ
2 受信用ファクシミリ
3 画像処理手段
4 補正手段
5 抽出手段
6 格納手段
7 出力手段
8 画面処理手段
9 基準用紙
10 地図
12 隅表示部
13 コード
17 印
20 端末
21 監視手段

Claims (4)

  1. 特定位置における状況を、通信ネットワークを介して表示する位置情報管理システムであって、
    特定位置を示す印を記入するための地図と、その特定位置における状況を記入するための情報記入欄と、前記地図の記載範囲を明確にするために地図の4隅に設けられた隅表示部と、地図名、地図番号、前記隅表示部の座標、地図の中心座標が格納されているコードとを、少なくとも有する基準用紙と、
    前記基準用紙のデータを送信する送信手段としての送信用ファクシミリと、
    前記送信用ファクリミリにより送信された基準用紙のデータを受信する受信手段としての受信用ファクシミリと、
    前記受信用ファクシミリにより受信した基準用紙のデータを画像データとして取り込む画像処理手段と、
    前記受信した基準用紙のデータにおける隅表示部に、正規の隅表示部の地図を合わせて位置ずれを補正する補正手段と、
    前記画像データにおける基準用紙のデータから、前記情報入力欄の情報を読み取って前記特定位置における状況を非画像データに変換して取得すると共に、前記基準用紙上の地図に示された特定位置を示す印を、当該地図と印との濃淡の差から判別し、前記コードに格納されている隅表示部の座標に基づき隅表示部から印までの相対位置を判別して、印の位置を特定した非画像データを取得する抽出手段と、
    前記画像データと非画像データとを格納する格納手段と、
    前記格納手段に格納された画像データと非画像データを加工して、前記特定された印の位置に相当する特定位置をウェブ上で示す地図と、その特定位置における状況とを表示したウェブページを作成する画面処理手段と、
    前記ウェブページを、地理情報システムを用いてユーザ側に画面表示する出力手段と、
    前記ウェブページを閲覧する端末とを備えたことを特徴とする位置情報管理システム。
  2. 前記基準用紙のデータを受信したか否かを監視する監視手段を備えた請求項1の位置情報管理システム。
  3. 前記基準用紙のデータは、災害時に関する情報であって、少なくとも災害の発生時刻、被害状況、被災位置のいずれかを含む請求項1又は2の位置情報管理システム。
  4. 特定位置における状況を、通信ネットワークを介して表示する位置情報管理方法であって、
    特定位置を示す印を記入するための地図と、その特定位置における状況を記入するための情報記入欄と、前記地図の記載範囲を明確にするために地図の4隅に設けられた隅表示部と、地図名、地図番号、前記隅表示部の座標、地図の中心座標が格納されているコードとが、少なくとも表示された基準用紙のデータを受信用ファクシミリにて受信し、
    前記受信用ファクシミリにより受信した基準用紙のデータを画像データとして取り込み、
    前記受信した基準用紙のデータにおける隅表示部に、正規の隅表示部の地図を合わせて位置ずれを補正し、
    前記画像データにおける基準用紙のデータから、前記情報入力欄の情報を読み取って前記特定位置における状況を非画像データに変換して取得すると共に、前記基準用紙上の地図に示された特定位置を示す印を、当該地図と印との濃淡の差から判別し、前記コードに格納されている隅表示部の座標に基づき隅表示部から印までの相対位置を判別して、印の位置を特定した非画像データを取得し、
    前記画像データと非画像データとを格納し、
    前記格納された画像データと非画像データを加工して、前記特定された印の位置に相当する特定位置をウェブ上で示す地図と、その特定位置における状況とを表示したウェブページを作成し、
    前記ウェブページを地理情報システムを用いて画面表示することを特徴とする位置情報管理方法
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