JP2004133569A - 監査システム、監査サーバ、端末装置、監査方法、プログラム、及び、記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】顧客側の会計処理システムの異同に関わらず、会計資料及び証憑書類に基づく会計監査、修正等を効率的に行うことを可能にする監査システム等を提供する。
【解決手段】端末装置102(顧客)は、会計資料データを監査サーバ101に送信し(S701、S702)、監査サーバ101は、会計資料データを所定の形式(XML形式等)に変換して会計資料情報114として保持する(S703)。また、端末装置102(顧客)は、証憑書類(領収書、各種伝票の現物等)の画像データを監査サーバ101に送信し、監査サーバ101は、画像情報113として保持する(S704、S705)。監査サーバ101は、端末装置103(事務所)あるいは端末装置102(顧客)の画面上に会計資料、証憑書類の画像、修正指示、コメント、修正期限等を対応付けて表示させ、この画面への入力内容を会計資料情報114に反映する。(S706、S707)。
【選択図】 図7
【解決手段】端末装置102(顧客)は、会計資料データを監査サーバ101に送信し(S701、S702)、監査サーバ101は、会計資料データを所定の形式(XML形式等)に変換して会計資料情報114として保持する(S703)。また、端末装置102(顧客)は、証憑書類(領収書、各種伝票の現物等)の画像データを監査サーバ101に送信し、監査サーバ101は、画像情報113として保持する(S704、S705)。監査サーバ101は、端末装置103(事務所)あるいは端末装置102(顧客)の画面上に会計資料、証憑書類の画像、修正指示、コメント、修正期限等を対応付けて表示させ、この画面への入力内容を会計資料情報114に反映する。(S706、S707)。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、会計処理等の監査、監督を行う監査システム等に関する。より詳細には、会計資料及び証憑書類に基づいて会計監査を行う監査システム等に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、会計事務所は、規模が比較的小さい企業が顧客(顧問先)となっている場合等、実際に顧客側に足を運び、現物の証憑書類(領収書、伝票等)に基づいて仕訳処理、会計処理等を行ったり、会計監査を行ったりする。この場合、限られた期間に数多くの顧客を訪問しなければならず(例えば、月次決算については、各顧客毎に月1回)、移動時間の浪費等の相当な時間的負担が生じる。
そこで、顧客側システムと会計処理サーバがネットワークで接続され、顧客側から送られた経理情報に基づいて、会計処理サーバが会計処理を行い、処理結果を顧客側に返信する会計処理システムが提案されている(例えば、[特許文献1]参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−92283号公報(段落[0011]〜段落[0014])
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、市場には既に中小企業向けの完成度が高くしかも安価な会計処理用のパッケージ、アプリケーション、ソフトウェア等が数多く出回っており、相当数の顧客は、既に、これらの業務用ソフトウェア等を導入している。従って、従来の会計処理システムに係るコンピュータシステムを顧客側に導入して統一を図ろうとしても、顧客側が市販の業務用ソフトウェア等を導入済の場合、システムの変更は費用的負担等を伴い困難であるという問題点がある。
【0005】
また、[特許文献1]が示す技術では、ユーザが入力、作成した経理情報は会計処理サーバに送信されるが、現物の証憑書類は会計処理サーバに送信されない。従って、会計処理サーバはユーザが入力、作成した経理情報に基づいて会計処理を行うが、証憑書類に基づく会計監査等は行われないという問題点がある。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、顧客側の会計処理システムの異同に関わらず、会計資料及び証憑書類に基づく会計監査、修正等を効率的に行うことを可能にする監査システム等を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために第1の発明は、監査サーバと顧客に属する第1端末装置と事務所に属する第2端末装置とがネットワークを介して接続される監査システムであって、前記監査サーバは、前記第1端末装置から提供される資料データ及び証憑書類の画像データを各々資料情報及び画像情報として関連付けて保持する保持手段と、前記第1端末装置が作成する前記資料データを予め対応付けられた定義に基づいて前記監査サーバ内部で取り扱い可能な状態にする手段と、前記第1端末装置または前記第2端末装置に対して、指定された前記資料データ及び当該資料データに関連する前記画像データに関する対照表示を提供する対照表示提供手段と、を有し、前記第1端末装置は、前記資料データ及び前記画像データを前記監査サーバに提供する提供手段と、前記監査サーバから提供される前記対照表示をする第1表示手段と、前記監査サーバに前記資料データの修正を行う修正手段と、を有し、前記第2端末装置は、前記監査サーバから提供される前記対照表示をする第2表示手段と、前記監査サーバに前記資料データの修正指示を行う修正指示手段と、を有することを特徴とする監査システムである。
【0008】
「監査」は、会計監査等であり、会計処理、税務処理等が適正に行われているかどうかを監督、検査することである。
「顧客」は、会計処理、税務処理等について事務所に監査を依頼する。
「事務所」は、顧客の依頼を受けて監査を行う事務所等であり、例えば、会計事務所、税理事務所、監査法人である。
「資料」は、監査の対象となる資料であり、例えば、仕訳日記帳、仕訳リスト、損益計算書、財務諸表、決算資料等の会計管理資料である。
「資料データ」は、会計資料に関するデータ(会計資料データ)等であり、第1端末装置(顧客)に導入されている財務処理アプリケーション等のソフトウェアにより作成されるものである。
「証憑書類」は、取引の裏付けとなるものであり、例えば、領収書、請求書、各種伝票等である。
「前記監査サーバ内部で取り扱い可能な状態」は、複数の財務処理アプリケーションがエクスポートする会計資料データの項目を揃える或いは/又はデータ形式を変換する等で監査サーバで取り扱うためにデータの整合を図ったものであり、例えば端末装置のWEBページ表示に対応可能なXML形式とした状態等の所定の形式を指すものである。
【0009】
第1の発明では、監査サーバは、第1端末装置(顧客)から資料データ及び当該資料データに関連する証憑書類の画像データが送信されると、それぞれ、資料情報及び画像情報として関連付けてデータベースに保持する。監査サーバは、第1端末装置(顧客)が作成する資料データを予め対応付けられた定義に基づいて前記監査サーバ内部で取り扱い可能な状態(XML形式等)にして保持し、顧客の端末装置あるいは事務所の端末装置に対して、これらの端末装置が選択、指定した資料データ及び当該資料データに関連する証憑画像の画像データの対照表示を提供し、端末装置に格納されるプログラムのブラウザ機能等がWEB(World Wide Web)ページ上に資料データ及び証憑書類の画像データを対照表示させる。
【0010】
第2端末装置(事務所)は、WEBページ上に対照表示された資料データ及び関連する証憑書類の画像データに基づいて監査を行い、資料データの修正が必要な場合、修正指示内容(コメント、修正期限等)を入力して、監査サーバに修正指示し、監査サーバは、修正指示内容を資料データと関連付けて保持し、修正指示があった旨を電子メール等により第1端末装置(顧客)に通知する。
【0011】
監査サーバは、第1端末装置(顧客)の要求に応じて、修正を要する資料について、資料データ、関連する証憑書類の画像データ、修正指示内容、コメント、修正期限等をデータベースから抽出して、第1端末装置(顧客)に提供対照表示させる。
第1端末装置(顧客)は、WEBページ上に対照表示された修正を要する資料データ、関連する証憑書類の画像データ、修正指示内容等に基づいて、監査サーバに対する資料データの修正を行い、監査サーバは、修正内容に基づいて資料情報を更新する。
【0012】
監査サーバは、修正指示があった場合、自動的に所定の修正期限を設定して資料データと関連付けて保持してもよいし、修正指示内容に修正期限が含まれている場合は、この修正期限を資料データと関連付けて保持してもよい。
監査サーバは、端末装置が記憶部に格納しているプログラムが有するブラウザ機能にて表示するWEBページ上に、資料データ、証憑書類の画像データと共に、修正指示内容、修正期限を対照表示させることができる。
監査サーバは、修正期限が所定の期間内にある資料データ、すなわち、修正期限が迫っている資料データをデータベースから抽出し、当該資料データに係る第1端末装置(顧客)、第2端末装置(事務所)に電子メール等により警告を行う。
【0013】
第1の発明では、会計処理の監査の場合、会計事務所側で、仕訳リスト等の会計資料、関連する証憑書類の画像を対照表示して監査、チェックを行うことできるので、会計事務所の担当者が直接顧客先に出向いて仕訳チェック等を行う必要がない。
また、監査の結果、会計資料に修正の必要が生じた場合、指定によりあるいは自動的に修正期限を設定して、修正に関するコメント(簡易メッセージ)、修正の必要な会計資料データ、証憑書類の画像データ、修正指示時点の表示画面、表示画像等を顧客側に提供することができ、さらに、監査サーバは、修正期限を管理して警告メッセージを送信することができるので、会計資料及び証憑書類に基づく会計監査、会計資料の修正等を効率的に行うことができる。
また、監査サーバは、顧客側から送信された会計資料データを所定の形式(XML形式等)に変換するので、顧客側の会計処理システム、利用アプリケーション、利用ソフトウェアの異同に関わらず、本発明に係る監査システムを導入することが可能であり、必要に応じて会計資料データの加工や再利用が容易になる。
【0014】
第2の発明は、顧客に属する第1端末装置と事務所に属する第2端末装置とにネットワークを介して接続される監査サーバであって、前記第1端末装置から提供される資料データ及び証憑書類の画像データをそれぞれ資料情報及び画像情報として関連付けて保持する保持手段と、前記第1端末装置が作成する前記資料データを予め対応付けられた定義に基づいて前記監査サーバ内部で取り扱い可能な状態にする手段と、を有することを特徴とする監査サーバである。
【0015】
第3の発明は、顧客に属する第1端末装置と事務所に属する第2端末装置とにネットワークを介して接続される監査サーバであって、前記第1端末装置から提供される資料データ及び証憑書類の画像データをそれぞれ資料情報及び画像情報として関連付けて保持する保持手段と、前記第1端末装置または前記第2端末装置に対して、指定された前記資料データ及び当該資料データに関連する前記画像データに関する対照表示を提供する対照表示提供手段と、を有することを特徴とする監査サーバである。
【0016】
第4の発明は、顧客に属する第1端末装置と事務所に属する第2端末装置とにネットワークを介して接続される監査サーバであって、前記第1端末装置から提供される資料データ及び証憑書類の画像データをそれぞれ資料情報及び画像情報として関連付けて保持する保持手段と、前記第1端末装置が作成する前記資料データを予め対応付けられた定義に基づいて前記監査サーバ内部で取り扱い可能な状態にする手段と、前記第1端末装置または前記第2端末装置に対して、指定された前記資料データ及び当該資料データに関連する前記画像データに関する対照表示を提供する対照表示提供手段と、を有することを特徴とする監査サーバである。
【0017】
第5の発明は、監査処理を支援する監査サーバにネットワークを介して接続される、顧客に属する第1端末装置であって、資料データ及び証憑書類の画像データを前記監査サーバに提供する提供手段と、前記監査サーバから提供される前記資料データ及び当該資料データに関連する前記画像データに関する対照表示を行う対照表示手段と、前記監査サーバに前記資料データの修正を行う修正手段と、を有することを特徴とする第1端末装置である。
【0018】
第6の発明は、監査処理を支援する監査サーバにネットワークを介して接続される、事務所に属する第2端末装置であって、前記監査サーバから提供される資料データ及び当該資料データに関連する証憑書類の画像データに関する対照表示を行う対照表示手段と、前記監査サーバに前記資料データの修正指示を行う修正指示手段と、を有することを特徴とする第2端末装置である。
【0019】
第7の発明は、コンピュータを第2の発明の監査サーバとして機能させるプログラム、及び、当該プログラムを記録した記録媒体である。
第8の発明は、コンピュータを第3の発明の監査サーバとして機能させるプログラム、及び、当該プログラムを記録した記録媒体である。
第9の発明は、コンピュータを第4の発明の監査サーバとして機能させるプログラム、及び、当該プログラムを記録した記録媒体である。
第10の発明は、コンピュータを第5の発明の第1端末装置として機能させるプログラム、及び、当該プログラムを記録した記録媒体である。
第11の発明は、コンピュータを第6の発明の第2端末装置として機能させるプログラム、及び、当該プログラムを記録した記録媒体である。
上述のプログラムをCD−ROM等の記録媒体に保持させて流通させてもよいし、このプログラムを通信回線を介して送受することもできる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、添付図面を参照しながら、本発明に係る監査システム等の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明及び添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
【0021】
図1は、本発明の実施の形態に係る監査システム100の概略構成を示す図である。
図1に示すように、監査システム100は、運営会社151に属する監査サーバ101、顧客152に属する端末装置102、顧客153に属する端末装置103等がネットワーク104を介して接続される。
【0022】
運営会社151は、監査システム100の運営を行う会社等である。
顧客152は、会計事務所等の顧客である。
事務所153は、会計事務所、税理事務所、監査法人等である。
【0023】
監査システム100は、会計資料及び証憑書類に基づく会計監査等を行う。
「会計資料」は、会計管理資料であり、例えば、仕訳リスト、仕訳日記帳、損益計算書等である。
「証憑書類」は、取引の裏付けとなる書類の現物であり、例えば、領収書、請求書、各種伝票等である。
【0024】
監査サーバ101は、顧客情報111、事務所情報112、画像情報113、会計資料情報114、対応情報115等をデータベース110に保持する。顧客情報111、事務所情報112、画像情報113、会計資料情報114、対応情報115については、後述する。
【0025】
監査サーバ101は、運営会社151に属するコンピュータ等である。また、監査サーバ101をASP(Application Service Provider)として運用するようにしてもよい。
監査サーバ101は、端末装置102から送信された会計資料データ、証憑書類の画像データ、端末装置103から送信された修正指示、修正期限等を対応付けて保持する。監査サーバ101は、端末装置102、端末装置103に対して、会計資料データ、対応する証憑書類の画像データを所定の形式(XML形式等)により送信したり、修正指示、修正期限等に基づいて電子メール等による警告通知を行ったりする。
【0026】
端末装置102は、顧客152に属するコンピュータ、携帯情報端末、携帯電話等であり、顧客の数に応じて複数設けるようにしてもよい。端末装置102は、ソフトウェア105により会計処理を行って会計資料を作成し、会計資料に関するデータ(以下、「会計資料データ」という。)、画像読取装置106により入力された証憑書類の画像データ(以下、「画像データ」という。)を監査サーバ101に送信する。
【0027】
ソフトウェア105は、市販の会計処理パッケージ、アプリケーション等である。
画像読取装置106は、書類の内容等を電子的な画像データとして入力する装置であり、例えば、スキャナである。
【0028】
端末装置103は、事務所153に属するコンピュータ、携帯情報端末、携帯電話等であり、事務所の数に応じて複数設けるようにしてもよい。端末装置103は、監査サーバ101から送られた会計資料データ、証憑書類の画像データを対応付けて表示し、必要があれば修正指示、修正期限等を入力して監査サーバ101に返信する。
【0029】
なお、上記監査サーバ101、端末装置102或いは端末装置103は汎用のコンピュータで構成可能である。監査サーバ101、端末装置102或いは端末装置103はそれぞれ不図示のCPU、ワークメモリとしてのRAM、さらには後述するフローチャートの動作を実現するためのプログラムが格納された記憶部(例えば、ハードディスクやROM)を有しており、それらの動作プログラムをCPUが実行することで各機能、動作を実現するものである。さらには各々の装置は、キーボード、マウス、テンキーなどと言った不図示の入力部を有しており後述する修正情報を入力することが可能である。
【0030】
ネットワーク104は、インターネット、LAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワークであり、有線、無線を問わない。また、安全かつ円滑な通信を担保するため、インターネット等の公衆が利用可能なネットワークではなく、ネットワーク104として、専用線、OBN(Open Business Network)、インターネットVPN(Virtual Private Network)等を利用するようにしてもよい。
【0031】
次に、図2〜図6を参照しながら、監査サーバ101がデータベース110に保持する顧客情報111、事務所情報112、画像情報113、会計資料情報114、対応情報115について説明する。
【0032】
図2は、顧客情報111の概略構成図である。
顧客情報111は、顧客に関する情報、顧客の端末装置に導入されているソフトウェア、アプリケーションに関する情報等を記録する。
図2に示す顧客情報111は、顧客ID201、顧客名202、メールアドレス203、ソフトウェア名204、ファイル形式205、パターン206等の各フィールドを有する。また、顧客の認証に用いるパスワード等のフィールドを設けてもよい。
【0033】
顧客ID201は、顧客を特定するための文字、数字、記号等からなる符号列であり、例えば、「U01」である。
顧客名202は、顧客の名称であり、例えば、「幕張商店」である。
メールアドレス203は、顧客の電子メールアドレスであり、例えば、「makusho@xxx.co.jp」である。
【0034】
ソフトウェア名204は、顧客の端末装置に導入され、会計処理に使用するソフトウェア、アプリケーション等を示し、例えば、「L勘定 Ver3.0」である。
ファイル形式205は、顧客の端末装置のソフトウェアが外部へエクスポートするために作成する会計資料データのデータ形式、ファイル形式を示し、例えば、「CSV(Comma Separated Value)」「SYLK(SYmbolic LinK file)」「TSV(TAB Separated Value)」である。
パターン206は、ソフトウェアが生成する会計資料のデータの並びのパターンであり、データの並びと会計資料の各項目を対応付けるものである。パターンのタイプは顧客IDに対応付けても良いし、別のテーブル情報を作成してアプリケーションソフトウェア自体に対応付けておき、後述する対応情報115で対応させても構わない。パターン206は、上述のファイル形式205を監視サーバ101内で取り扱える(以下、所定の形式)データにするために必要な定義であり、並び替えが必要な場合にだけ登録しておくことも可能である。また、パターン206に項目の並び替えに必要な定義だけでなく、CSVファイルから他のデータファイル形式(XML)への変換に必要な定義も合わせて登録しておくことも可能である。XMLは各データに対してタグによる定義が必要になるので、ある項目を並べ替えた後にタグの定義付けを行うようにすることが必要になる。
【0035】
図3は、事務所情報112の概略構成図である。
事務所情報112は、事務所に関する情報等を記録する。
図3に示す事務所情報112は、事務所ID301、事務所名302、メールアドレス303等の各フィールドを有する。また、事務所の認証に用いるパスワード等のフィールドを設けてもよい。
【0036】
事務所ID301は、事務所を特定するための文字、数字、記号等からなる符号列であり、例えば、「J01」である。
事務所名302は、事務所の名称であり、例えば、「S監査法人」である。
メールアドレス303は、事務所の電子メールアドレスであり、例えば、「S−kannsa@xxx.co.jp」である。
【0037】
図4は、画像情報113の概略構成図である。
画像情報113は、証憑書類の画像に関する情報等を記録する。
図4に示す画像情報113は、画像ID401、画像データ402等の各フィールドを有する。
【0038】
画像ID401は、画像を特定するための文字、数字、記号等からなる符号列であり、例えば、「G01」である。
画像データ402は、画像データファイルあるいはその参照先であり、例えば、「g010203.gif」である。
【0039】
図5は、会計資料情報114の概略構成図である。
会計資料情報114は、会計資料に関する情報等を記録する。
図5に示す会計資料情報114は、会計資料501、会計資料データ502、会計資料名503、日付・期間504、修正状況505、修正期限506、コメント507等の各フィールドを有する。
【0040】
会計資料ID501は、会計資料を特定するための文字、数字、記号等からなる符号列であり、例えば、「K01」である。
会計資料データ502は、会計資料データあるいはその参照先であり、例えば、「SN001.cft」である。
会計資料名503は、会計資料の名称であり、例えば、「仕訳リスト」である。
日付・期間504は、会計資料の対象とする日付・期間であり、例えば、「2002年3月」「2002年4月1日〜2003年3月31日」である。
【0041】
修正状況505は、事務所による監査の結果、顧客による修正の有無等を示し、例えば、「修正要(監査の結果、修正が必要と判断)」「修正有(顧客による修正が行われ、再監査を待っている状態)」「OK(監査の結果、適正であると判断)」「新規(監査を待っている状態)」である。
【0042】
修正期限506は、事務所から顧客に対して会計資料の修正指示等があった場合における、修正の期限を示し、例えば、「2002年4月10日」である。修正期限506は、事務所からの修正指示があった場合、自動的に修正期限を記録してもよいし、事務所が入力した修正期限を記録してもよい。
コメント507は、事務所による会計資料の監査の結果、修正が必要と判断された場合、顧客に対する修正指示、コメント等を記録する。
【0043】
監査サーバ101は、顧客情報111のソフトウェア名204、ファイル形式205、パターン206に基づいて、互いに異なるデータ形式の会計資料データであっても、所定の形式(XML形式等)に変換、統一化して、会計資料データ502に記録する。
【0044】
図6は、対応情報115の概略構成図である。
対応情報115は、事務所、顧客、会計資料、証憑書類の画像を互いに対応付ける。
図6に示す対応情報115は、対応情報115−1〜対応情報115−3を有する。対応情報115−1は、事務所(事務所ID)と顧客(顧客ID)とを対応付ける。対応情報115−2は、顧客(顧客ID)と会計資料(会計資料ID)とを対応付ける。対応情報115−3は、会計資料(会計資料ID)と証憑書類の画像(画像ID)とを対応付ける。
【0045】
次に、図7〜図16を参照しながら本発明の実施の形態に係る監査システムの動作について説明する。
【0046】
図7を参照しながら、監査システム100の動作の概略を説明する。
図7は、監査システム100の動作の概略を示す図である。
顧客は、証憑書類(領収書、各種伝票の現物等)に基づいて、会計資料の元データを端末装置102に入力する(S701)。端末装置102は、入力された元データに関してソフトウェア105により会計処理を行い、会計資料を作成し、会計資料データをCSV形式等により監査サーバ101に送信する(S702)。監査サーバ101は、顧客情報111に基づいて会計資料データを所定の形式(XML形式等)に変換して会計資料情報114として保持する(S703)。
【0047】
また、顧客は、画像読取装置106により証憑書類(領収書、各種伝票の現物等)の画像データを端末装置102に入力する(S704)。端末装置102は、入力された画像データを監査サーバ101に送信し、監査サーバ101は、画像情報113として保持する(S705)。
【0048】
監査サーバ101は、端末装置103(事務所)の画面上に会計資料及び証憑書類の画像を対応付けて表示させ、事務所による監査の結果、端末装置103に修正指示、修正期限等が入力されると、これらの内容を会計資料情報114に反映する(S706)。
監査サーバ101は、端末装置102(顧客)の画面上に会計資料、証憑書類の画像、修正指示、コメント、修正期限等を対応付けて表示させ、端末装置102に修正入力が行われると、修正内容を会計資料情報114に反映する(S707)。
【0049】
図8及び図9を参照しながら、端末装置102(顧客)、監査サーバ101(運営会社)の動作(図7のS701〜S705に示す処理に相当)について説明する。
図8は、端末装置102(顧客)、監査サーバ101(運営会社)の動作を示すフローチャートである。
図9は、図8に示す処理における、端末装置102(顧客)の表示画面の一態様を示す図である。
【0050】
端末装置102は、顧客ID及びパスワードを監査サーバ101に送信し(ステップ801、図9:S901)、監査サーバ101は、認証を行う(ステップ802)。
端末装置102は、処理種別として「会計資料データ 新規入力」を選択する(ステップ803、図9:S902)。
【0051】
端末装置102は、ソフトウェア105が作成した会計資料データ(CSV形式等)、会計資料名、日付・期間等を監査サーバ101に送信する(ステップ804、図9:S903)。この場合、端末装置102は、図9:S903に示すような画面表示を行い、会計資料名、日付・期間を指定して、監査サーバ101に送信する会計資料データを選択できるようにしてもよい。尚、会計資料データが会計資料名、日付・期間等に関する情報を内包する場合、会計資料名、日付・期間等を監査サーバ101に送信する必要はない。
【0052】
監査サーバ101は、顧客情報111のソフトウェア名204、ファイル形式205、パターン206に基づいて、会計資料データ(CSV形式等)を所定の形式(XML形式等)に変換し(ステップ805)、会計資料IDを付与して会計資料情報114としてデータベース110に保持する(ステップ806)。
【0053】
顧客は、会計資料に対応する証憑書類の画像データを画像読取装置106等により端末装置102に入力し、端末装置102は、証憑書類の画像データを監査サーバ101に送信する(ステップ807、図9:S904)。
監査サーバ101は、画像IDを付与して画像情報113としてデータベース110に保持する(ステップ808)。
監査サーバ101は顧客ID、会計資料ID、画像IDを対応付けて対応情報115として保持する(ステップ809)。ここでの対応付けは、ステップ802で取得した顧客ID及びそれに続いて入力された会計資料ID、その後に入力された画像データを1つのセットとして対応させる。また、ステップ806において付与した会計資料IDをステップ807の際に端末装置102に提示可能として、顧客が画像データを入力する際に会計資料IDを合わせて顧客に入力させ、画像データを顧客IDと会計資料IDに対応付ける等しても実現可能である。
【0054】
端末装置102及び監査サーバ101は、他の会計資料に関して、会計資料データ、証憑書類の画像データを送信する場合は(ステップ810のNo)、ステップ803〜ステップ809の処理を繰り返す。
尚、図8及び図9に示す端末装置102の処理を行うプログラムは、プラグイン等によりソフトウェア105に拡張機能として組み込むようにしてもよい。
【0055】
図10及び図11を参照しながら、端末装置103(事務所)、監査サーバ101(運営会社)の動作(図7のS706に示す処理に相当)について説明する。
図10は、端末装置103(事務所)、監査サーバ101(運営会社)の動作を示すフローチャートである。
図11は、図10に示す処理における、端末装置103(事務所)の表示画面の一態様を示す図である。
【0056】
端末装置103は、事務所ID及びパスワードを監査サーバ101に送信し(ステップ1001、図11:S1101)、監査サーバ101は、認証を行う(ステップ1002)。
端末装置103は、処理種別として「監査」を選択する(ステップ1003、図11:S1102)。
【0057】
端末装置103は、顧客を指定し、顧客ID等を監査サーバ101に送信する(ステップ1004)。監査サーバ101は、指定された顧客に関して、選択可能な会計資料を抽出し、会計資料ID等を端末装置103に送信する(ステップ1005)。
端末装置103は、監査対象の会計資料を選択し、会計資料ID等を監査サーバ101に送信する(ステップ1006)。
【0058】
尚、ステップ1004〜ステップ1006において、端末装置103及び監査サーバ101は、顧客を指定することにより選択可能な会計資料の絞り込み、会計資料の選択を行ったが、顧客以外でも選択可能な会計資料の絞り込みは可能である。図11:S1103に示すように、顧客(顧客ID)以外に、会計資料名、日付・期間、修正状況等を適宜指定することにより、選択可能な会計資料を絞り込み、監査対象の会計資料を選択することができる。
【0059】
監査サーバ101は、端末装置103において選択された会計資料データ、対応する証憑書類の画像データ等を抽出し、所定の形式(XML形式等)に合成して端末装置103に送信する(ステップ1007)。
端末装置103は、会計資料及び証憑書類の画像等を対応付けて表示する(ステップ1008、図11:S1104)。
【0060】
事務所は、表示された会計資料及び証憑書類の画像等に基づいて監査を行い、顧客に対して修正指示を行う場合(ステップ1009のYes)、端末装置103にコメント、修正期限等を入力し、端末装置103は、コメント、修正期限等を監査サーバ101に送信する(ステップ1010、図11:S1104)。
監査サーバ101は、端末装置103から送信されたコメント、修正期限、修正状況(「修正要」)等を会計資料情報114に反映し記録する(ステップ1011)。尚、監査サーバ101は、修正指示があった場合、所定の修正期限(例えば、一律3日後)を自動的に設定し、会計資料情報114に保持するようにしてもよい。修正期限の自動設定は事務所側の負荷軽減に役立つ。
【0061】
監査サーバ101は、修正指示があった旨を端末装置102(顧客)に通知する(ステップ1012)。通知は、電子メール等により行い、例えば、コメント、修正期限等を本文に記載し、修正指示に係る会計資料データ、証憑書類の画像データ等を添付ファイルとしたり、これらの情報をWeb配信するためにURLを付けて配信データを作成し、その参照先(URL(Uniform Resource Locator)等)を送信したりする。このように、会計資料データや証憑書類の画像データを付加して修正指示を送ることができるため、指示を受ける側が修正指示内容を理解しやすいだけでなく、修正指示を行う事務所担当者もコメント入力を簡略化しても顧客が理解しやすいので入力の負荷が軽減される。また、電子メールの送信は、修正指示後、直ちに行うようにしてもよいし、作成した電子メールを蓄積し、所定のタイミング(例えば、毎日午前0時)で一括送信するようにしてもよい。
更に操作性を向上するために、監査サーバ101は修正指示がなされた際に端末装置103に提供されていた会計資料データと証憑書類の画像データを修正指示に自動的に対応付けて会計資料情報114に反映する。これにより修正指示の発生した会計資料データをIDなどで特定しながら修正指示を行うなどの手間が省ける。
【0062】
端末装置103及び監査サーバ101は、他の会計資料に関して、監査を行う場合(ステップ1013のNo)、ステップ1003〜ステップ1012の処理を繰り返す。
【0063】
図12及び図13を参照しながら、端末装置102(顧客)、監査サーバ101(運営会社)の動作(図7のS707に示す処理に相当)について説明する。図12は、端末装置102(顧客)、監査サーバ101(運営会社)の動作を示すフローチャートである。
図13は、図12に示す処理における、端末装置102の表示画面の一態様を示す図である。
【0064】
端末装置102は、顧客ID及びパスワードを監査サーバ101に送信し(ステップ1201、図13:S1301)、監査サーバ101は、認証を行う(ステップ1202)。
端末装置102は、処理種別として「会計資料データ 修正」を選択する(ステップ1203、図13:S1302)。
【0065】
監査サーバ101は、会計資料情報114の修正状況505に基づいて、修正を要する会計資料を抽出して、会計資料ID等を端末装置102に送信する(ステップ1204)。
端末装置102は、修正を要する会計資料の一覧を表示し、修正を行う会計資料が選択されると、会計資料ID等を監査サーバ101に送信する(ステップ1205、図13:S1303)。
監査サーバ101は、端末装置102において選択された会計資料データ、対応する証憑書類の画像データ、コメント、修正期限等を抽出し、所定の形式(XML形式等)に合成して端末装置102に送信する(ステップ1206)。
端末装置102は、会計資料、証憑書類の画像、コメント、修正期限等を対応付けて表示する(ステップ1207、図13:S1304)。
【0066】
顧客は、表示された会計資料、証憑書類の画像、コメント、修正期限等に基づいて会計資料の修正を行い、修正内容を監査サーバ101に送信する(ステップ1208、図13:S1304)。
監査サーバ101は、端末装置102から送信された修正内容、修正状況(「修正有」)等を会計資料情報114に反映し記録する(ステップ1209)。
【0067】
監査サーバ101は、修正があった旨を端末装置103(事務所)に通知する(ステップ1210)。通知は、電子メール等により行う。例えば、コメント、修正期限等を本文に記載し、修正に係る会計資料データ、証憑書類の画像データ等を添付ファイルとしたり、これらの情報の参照先(URL(Uniform Resource Locator)等)を送信したりする。また、電子メールの送信は、修正指示後、直ちに行うようにしてもよいし、作成した電子メールを蓄積し、所定のタイミング(例えば、毎日午前0時)で一括送信するようにしてもよい。
【0068】
端末装置102及び監査サーバ101は、他の会計資料に関して、修正を行う場合(ステップ1211のNo)、ステップ1203〜ステップ1210の処理を繰り返す。
【0069】
図14を参照しながら、監査サーバ101が端末装置102(顧客)あるいは端末装置103(事務所)に表示させる表示画面について説明する。
図14は、監査サーバ101が端末装置102(顧客)あるいは端末装置103(事務所)に表示させる表示画面の一態様を示す図である。
【0070】
監査サーバ101は、端末装置103(事務所)の指定した会計資料を抽出し、会計資料データ、証憑書類の画像データを対応付けて、所定の形式の表示画面データ(XML形式等)を作成する。監査サーバ101は、この表示画面データを端末装置103に送信し、端末装置103は、図14に示すような表示画面1400を表示する(図10:ステップ1008、図11:S1104)。
【0071】
監査サーバ101は、端末装置102(顧客)について修正が必要な会計資料を抽出し、会計資料データ、証憑書類の画像データ、修正期限、コメントを対応付けて、所定の形式の表示画面データ(XML形式等)を作成する。監査サーバ101は、この表示画面データを端末装置102に送信し、端末装置102は、図14に示すような表示画面1400を表示する(図12:ステップ1207、図13:S1304)。
【0072】
表示画面1400は、会計資料フィールド1401、修正期限フィールド1402、コメントフィールド1403、画像フィールド1404等を有する。
会計資料フィールド1401は、会計資料データを表示する。
修正期限フィールド1402は、会計資料について修正が必要な場合における修正期限を示す。
コメントフィールド1403は、会計資料について修正が必要な場合における事務所からのコメントを示す。
画像フィールド1404は、会計資料フィールド1401に表示された会計資料に関連する証憑書類の画像データを表示する。
【0073】
図14に示すように、例えば、端末装置103あるいは端末装置102は、会計資料データとして「仕訳リスト」(顧客ID「U01」、日付・期間「2002年3月」)を会計資料フィールド1401に表示し、会計資料に関連する証憑書類として出金伝票、領収書を画像フィールド1404に表示する。
【0074】
事務所は、会計資料フィールド1401、画像フィールド1404に基づいて、会計資料の監査を行い、修正が必要と判断した場合は、修正期限フィールド1402に修正期限を入力し、コメントフィールド1403にコメントを入力する。
図14に示すように、例えば、事務所は、修正期限フィールド1402に修正期限として「3月31日」を入力し、コメントフィールド1403にコメントとして「¥35,000分を会議費から交際費に振り替えて下さい。」を入力する(S1411)。
尚、修正期限に関しては、監査サーバ101側で自動的に所定の修正期限が設定されるようにしてもよい。
【0075】
顧客は、修正期限フィールド1402、コメントフィールド1403に基づいて、会計資料の修正を行う。
図14に示すように、例えば、顧客は、会計資料フィールド1401に「30:3月31日:35,000:交際費:会議費:35,000:3/5入力分(番号10)について振替・修正」を修正入力する(S1412)。
尚、修正については、顧客が端末装置102の会計資料フィールド1401上で行ってもよいし、端末装置102のソフトウェア105において修正を行い、ソフトウェア105が作成した会計資料データを改めて端末装置102から監査サーバ101に送信するようにしてもよい(図8:ステップ804〜ステップ806)。さらに、修正に係る証憑書類(振替伝票等)の画像データを監査サーバ101に送信するようにしてもよい(図8:ステップ807〜ステップ809)。
【0076】
図15、図16を参照しながら、監査サーバ101による警告処理について説明する。
図15は、警告処理における、監査サーバ101、端末装置102及び端末装置103の動作を示すフローチャートである。
図16は、端末装置102の画面上に表示される警告画面の一態様を示す図である。
【0077】
監査サーバ101は、会計資料情報114の修正状況505、修正期限506等に基づいて、修正が必要かつ未修正であり、修正期限が所定の期間内(例えば、現時点から1週間以内)にある会計資料を抽出する(ステップ1501)。
監査サーバ101は、抽出した会計資料に対応する顧客の端末装置102、事務所の端末装置103に警告を送る(ステップ1502)。
端末装置102、端末装置103は、図16に示すような警告画面を表示する(ステップ1503、図16:S1601)。
尚、会計資料データの修正を行う場合、端末装置102(顧客)、監査サーバ101は、図12:ステップ1205以降の処理を行う。
【0078】
尚、監査サーバ101は、所定のタイミング(例えば、毎日午前0時)により、ステップ1501〜ステップ1502の動作を行う。
また、警告は、電子メール等により行い、例えば、コメント、修正期限等を本文に記載し、修正指示に係る会計資料データ、証憑書類の画像データ等を添付ファイルとしたり、これらの情報の参照先(URL(Uniform Resource Locator)等)を送信したりする。
【0079】
以上の過程を経て、顧客は、会計資料の元データを端末装置102に入力し、端末装置102は、入力された元データに関してソフトウェア105により会計処理を行って会計資料を作成し、会計資料データをCSV形式等により監査サーバ101に送信し、監査サーバ101は、顧客情報111に基づいて会計資料データを所定の形式(XML形式等)に変換して会計資料情報114として保持する。また、顧客は、画像読取装置106により証憑書類(領収書、各種伝票の現物等)の画像データを端末装置102に入力し、端末装置102は、入力された画像データを監査サーバ101に送信し、監査サーバ101は、画像情報113として保持する。
【0080】
監査サーバ101は、端末装置103(事務所)の画面上に会計資料及び証憑書類の画像を対照表示させ、事務所による監査の結果、端末装置103に修正指示、コメント、修正期限等が入力されると、これらの内容を会計資料情報114に反映する。
監査サーバ101は、端末装置102(顧客)の画面上に会計資料、証憑書類の画像、修正指示、コメント、修正期限等を対照表示させ、端末装置102に修正入力が行われると、修正内容を会計資料情報114に反映する。
【0081】
監査サーバ101は、端末装置103(事務所)から修正指示があった旨を端末装置102(顧客)に電子メール等により通知する。
監査サーバ101は、修正期限が所定の期間内に迫っている会計資料について、端末装置102(顧客)及び端末装置103(事務所)に電子メール等により警告を行う。
【0082】
上記の実施の形態では、監査サーバは、各顧客がローカルに導入している会計処理用のソフトウェア(財務管理アプリケーション等)が作成する会計資料データと顧客が入力した証憑書類(領収書、請求書、各種伝票等)の画像データとをネットワークを介して受け付けて保持し、また、会計資料データと証憑書類の画像データとを関連付けて配信する。監査サーバが保持するデータについては、CGI(Common Gateway Interface)等を用いてデータの更新が可能である。
【0083】
従って、会計事務所側で、仕訳リスト等の会計資料、関連する証憑書類の画像を対照表示して監査、チェックを行うことできるので、会計事務所の担当者が直接顧客先に出向いて仕訳チェック等を行う必要がない。
また、監査の結果、会計資料に修正の必要が生じた場合、指定によりあるいは自動的に修正期限を設定して、修正に関するコメント(簡易メッセージ)、修正の必要な会計資料データ、証憑書類の画像データ、修正指示時点の表示画面、表示画像等を顧客側に提供することができ、さらに、監査サーバは、修正期限を管理して警告メッセージを送信することができるので、会計資料及び証憑書類に基づく会計監査、会計資料の修正等を効率的に行うことができる。
また、監査サーバは、顧客側から送信された会計資料データを所定の形式(XML形式等)に変換するので、顧客側の会計処理システム、利用アプリケーション、利用ソフトウェアの異同に関わらず、本発明に係る監査システムを導入することが可能である。
【0084】
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る監査システム等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0085】
上述の実施の形態では、監査サーバ101は、端末装置102(顧客)から送られた会計資料データを所定の形式(XML形式等)に変換して保持したが、所定の形式は、XML形式に限られない。
尚、XML(eXtensible Markup Language)は、WWW(World Wide Web)における利用も考慮されており、現在、ネットワーク関連の様々な分野での応用が進められている。また、XMLは、独自にタグを設定可能なマークアップ言語である。
従って、スタイルシートとデータベースの会計資料データ等とを結合し、端末装置上にWEBページとして表示させる場合、XMLのような特徴を有する言語により記述される電子データが適しているといえる。
【0086】
上述の実施の形態では、会計資料毎に関連する証憑書類の画像を関連付け対照表示させたが、会計資料内の項目(例えば、行番号)毎に証憑書類の画像を関連付け対照表示させるようにしてもよい。この場合、端末装置(顧客)は、会計資料内の項目毎に(例えば、行番号を指定して)証憑書類の画像データを監査サーバに送信、登録し、監査サーバは、会計資料の項目毎に証憑書類の画像データを関連付けて保持するようにすればよい。
【0087】
尚、図8、図10、図12、図15等に示す処理を行うプログラムはCD−ROM等の記録媒体に保持させて流通させてもよいし、このプログラムを通信回線を介して送受することもできる。
【0088】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように本発明によれば、顧客側の会計処理システムの異同に関わらない監査システムを提供することが可能である。また、本発明によれば会計資料及び証憑書類に基づいて効率的な会計監査、修正等を行うことを可能にする監査システム等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】監査システム100の概略構成を示す図
【図2】顧客情報111の概略構成図
【図3】事務所情報112の概略構成図
【図4】画像情報113の概略構成図
【図5】会計資料情報114の概略構成図
【図6】対応情報115の概略構成図
【図7】監査システム100の動作の概略を示す図
【図8】端末装置102(顧客)、監査サーバ101(運営会社)の動作を示すフローチャート
【図9】図8に示す処理における、端末装置102(顧客)の表示画面の一態様を示す図
【図10】端末装置103(事務所)、監査サーバ101(運営会社)の動作を示すフローチャート
【図11】図10に示す処理における、端末装置103(事務所)の表示画面の一態様を示す図
【図12】端末装置102(顧客)、監査サーバ101(運営会社)の動作を示すフローチャート
【図13】図12に示す処理における、端末装置102の表示画面の一態様を示す図
【図14】監査サーバ101が端末装置102(顧客)あるいは端末装置103(事務所)に表示させる表示画面の一態様を示す図
【図15】警告処理における、監査サーバ101、端末装置102及び端末装置103の動作を示すフローチャート
【図16】端末装置102の画面上に表示される警告画面の一態様を示す図
【符号の説明】
100………監査システム
101………監査サーバ
102………端末装置(顧客)
103………端末装置(事務所)
104………ネットワーク
105………ソフトウェア
106………画像読取装置
110………データベース
111………顧客情報
112………事務所情報
113………画像情報
114………会計資料情報
115………対応情報
151………運営会社
152………顧客
153………事務所
1400………表示画面
1401………会計資料フィールド
1402………修正期限フィールド
1403………コメントフィールド
1404………画像フィールド
【発明の属する技術分野】
本発明は、会計処理等の監査、監督を行う監査システム等に関する。より詳細には、会計資料及び証憑書類に基づいて会計監査を行う監査システム等に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、会計事務所は、規模が比較的小さい企業が顧客(顧問先)となっている場合等、実際に顧客側に足を運び、現物の証憑書類(領収書、伝票等)に基づいて仕訳処理、会計処理等を行ったり、会計監査を行ったりする。この場合、限られた期間に数多くの顧客を訪問しなければならず(例えば、月次決算については、各顧客毎に月1回)、移動時間の浪費等の相当な時間的負担が生じる。
そこで、顧客側システムと会計処理サーバがネットワークで接続され、顧客側から送られた経理情報に基づいて、会計処理サーバが会計処理を行い、処理結果を顧客側に返信する会計処理システムが提案されている(例えば、[特許文献1]参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−92283号公報(段落[0011]〜段落[0014])
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、市場には既に中小企業向けの完成度が高くしかも安価な会計処理用のパッケージ、アプリケーション、ソフトウェア等が数多く出回っており、相当数の顧客は、既に、これらの業務用ソフトウェア等を導入している。従って、従来の会計処理システムに係るコンピュータシステムを顧客側に導入して統一を図ろうとしても、顧客側が市販の業務用ソフトウェア等を導入済の場合、システムの変更は費用的負担等を伴い困難であるという問題点がある。
【0005】
また、[特許文献1]が示す技術では、ユーザが入力、作成した経理情報は会計処理サーバに送信されるが、現物の証憑書類は会計処理サーバに送信されない。従って、会計処理サーバはユーザが入力、作成した経理情報に基づいて会計処理を行うが、証憑書類に基づく会計監査等は行われないという問題点がある。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、顧客側の会計処理システムの異同に関わらず、会計資料及び証憑書類に基づく会計監査、修正等を効率的に行うことを可能にする監査システム等を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために第1の発明は、監査サーバと顧客に属する第1端末装置と事務所に属する第2端末装置とがネットワークを介して接続される監査システムであって、前記監査サーバは、前記第1端末装置から提供される資料データ及び証憑書類の画像データを各々資料情報及び画像情報として関連付けて保持する保持手段と、前記第1端末装置が作成する前記資料データを予め対応付けられた定義に基づいて前記監査サーバ内部で取り扱い可能な状態にする手段と、前記第1端末装置または前記第2端末装置に対して、指定された前記資料データ及び当該資料データに関連する前記画像データに関する対照表示を提供する対照表示提供手段と、を有し、前記第1端末装置は、前記資料データ及び前記画像データを前記監査サーバに提供する提供手段と、前記監査サーバから提供される前記対照表示をする第1表示手段と、前記監査サーバに前記資料データの修正を行う修正手段と、を有し、前記第2端末装置は、前記監査サーバから提供される前記対照表示をする第2表示手段と、前記監査サーバに前記資料データの修正指示を行う修正指示手段と、を有することを特徴とする監査システムである。
【0008】
「監査」は、会計監査等であり、会計処理、税務処理等が適正に行われているかどうかを監督、検査することである。
「顧客」は、会計処理、税務処理等について事務所に監査を依頼する。
「事務所」は、顧客の依頼を受けて監査を行う事務所等であり、例えば、会計事務所、税理事務所、監査法人である。
「資料」は、監査の対象となる資料であり、例えば、仕訳日記帳、仕訳リスト、損益計算書、財務諸表、決算資料等の会計管理資料である。
「資料データ」は、会計資料に関するデータ(会計資料データ)等であり、第1端末装置(顧客)に導入されている財務処理アプリケーション等のソフトウェアにより作成されるものである。
「証憑書類」は、取引の裏付けとなるものであり、例えば、領収書、請求書、各種伝票等である。
「前記監査サーバ内部で取り扱い可能な状態」は、複数の財務処理アプリケーションがエクスポートする会計資料データの項目を揃える或いは/又はデータ形式を変換する等で監査サーバで取り扱うためにデータの整合を図ったものであり、例えば端末装置のWEBページ表示に対応可能なXML形式とした状態等の所定の形式を指すものである。
【0009】
第1の発明では、監査サーバは、第1端末装置(顧客)から資料データ及び当該資料データに関連する証憑書類の画像データが送信されると、それぞれ、資料情報及び画像情報として関連付けてデータベースに保持する。監査サーバは、第1端末装置(顧客)が作成する資料データを予め対応付けられた定義に基づいて前記監査サーバ内部で取り扱い可能な状態(XML形式等)にして保持し、顧客の端末装置あるいは事務所の端末装置に対して、これらの端末装置が選択、指定した資料データ及び当該資料データに関連する証憑画像の画像データの対照表示を提供し、端末装置に格納されるプログラムのブラウザ機能等がWEB(World Wide Web)ページ上に資料データ及び証憑書類の画像データを対照表示させる。
【0010】
第2端末装置(事務所)は、WEBページ上に対照表示された資料データ及び関連する証憑書類の画像データに基づいて監査を行い、資料データの修正が必要な場合、修正指示内容(コメント、修正期限等)を入力して、監査サーバに修正指示し、監査サーバは、修正指示内容を資料データと関連付けて保持し、修正指示があった旨を電子メール等により第1端末装置(顧客)に通知する。
【0011】
監査サーバは、第1端末装置(顧客)の要求に応じて、修正を要する資料について、資料データ、関連する証憑書類の画像データ、修正指示内容、コメント、修正期限等をデータベースから抽出して、第1端末装置(顧客)に提供対照表示させる。
第1端末装置(顧客)は、WEBページ上に対照表示された修正を要する資料データ、関連する証憑書類の画像データ、修正指示内容等に基づいて、監査サーバに対する資料データの修正を行い、監査サーバは、修正内容に基づいて資料情報を更新する。
【0012】
監査サーバは、修正指示があった場合、自動的に所定の修正期限を設定して資料データと関連付けて保持してもよいし、修正指示内容に修正期限が含まれている場合は、この修正期限を資料データと関連付けて保持してもよい。
監査サーバは、端末装置が記憶部に格納しているプログラムが有するブラウザ機能にて表示するWEBページ上に、資料データ、証憑書類の画像データと共に、修正指示内容、修正期限を対照表示させることができる。
監査サーバは、修正期限が所定の期間内にある資料データ、すなわち、修正期限が迫っている資料データをデータベースから抽出し、当該資料データに係る第1端末装置(顧客)、第2端末装置(事務所)に電子メール等により警告を行う。
【0013】
第1の発明では、会計処理の監査の場合、会計事務所側で、仕訳リスト等の会計資料、関連する証憑書類の画像を対照表示して監査、チェックを行うことできるので、会計事務所の担当者が直接顧客先に出向いて仕訳チェック等を行う必要がない。
また、監査の結果、会計資料に修正の必要が生じた場合、指定によりあるいは自動的に修正期限を設定して、修正に関するコメント(簡易メッセージ)、修正の必要な会計資料データ、証憑書類の画像データ、修正指示時点の表示画面、表示画像等を顧客側に提供することができ、さらに、監査サーバは、修正期限を管理して警告メッセージを送信することができるので、会計資料及び証憑書類に基づく会計監査、会計資料の修正等を効率的に行うことができる。
また、監査サーバは、顧客側から送信された会計資料データを所定の形式(XML形式等)に変換するので、顧客側の会計処理システム、利用アプリケーション、利用ソフトウェアの異同に関わらず、本発明に係る監査システムを導入することが可能であり、必要に応じて会計資料データの加工や再利用が容易になる。
【0014】
第2の発明は、顧客に属する第1端末装置と事務所に属する第2端末装置とにネットワークを介して接続される監査サーバであって、前記第1端末装置から提供される資料データ及び証憑書類の画像データをそれぞれ資料情報及び画像情報として関連付けて保持する保持手段と、前記第1端末装置が作成する前記資料データを予め対応付けられた定義に基づいて前記監査サーバ内部で取り扱い可能な状態にする手段と、を有することを特徴とする監査サーバである。
【0015】
第3の発明は、顧客に属する第1端末装置と事務所に属する第2端末装置とにネットワークを介して接続される監査サーバであって、前記第1端末装置から提供される資料データ及び証憑書類の画像データをそれぞれ資料情報及び画像情報として関連付けて保持する保持手段と、前記第1端末装置または前記第2端末装置に対して、指定された前記資料データ及び当該資料データに関連する前記画像データに関する対照表示を提供する対照表示提供手段と、を有することを特徴とする監査サーバである。
【0016】
第4の発明は、顧客に属する第1端末装置と事務所に属する第2端末装置とにネットワークを介して接続される監査サーバであって、前記第1端末装置から提供される資料データ及び証憑書類の画像データをそれぞれ資料情報及び画像情報として関連付けて保持する保持手段と、前記第1端末装置が作成する前記資料データを予め対応付けられた定義に基づいて前記監査サーバ内部で取り扱い可能な状態にする手段と、前記第1端末装置または前記第2端末装置に対して、指定された前記資料データ及び当該資料データに関連する前記画像データに関する対照表示を提供する対照表示提供手段と、を有することを特徴とする監査サーバである。
【0017】
第5の発明は、監査処理を支援する監査サーバにネットワークを介して接続される、顧客に属する第1端末装置であって、資料データ及び証憑書類の画像データを前記監査サーバに提供する提供手段と、前記監査サーバから提供される前記資料データ及び当該資料データに関連する前記画像データに関する対照表示を行う対照表示手段と、前記監査サーバに前記資料データの修正を行う修正手段と、を有することを特徴とする第1端末装置である。
【0018】
第6の発明は、監査処理を支援する監査サーバにネットワークを介して接続される、事務所に属する第2端末装置であって、前記監査サーバから提供される資料データ及び当該資料データに関連する証憑書類の画像データに関する対照表示を行う対照表示手段と、前記監査サーバに前記資料データの修正指示を行う修正指示手段と、を有することを特徴とする第2端末装置である。
【0019】
第7の発明は、コンピュータを第2の発明の監査サーバとして機能させるプログラム、及び、当該プログラムを記録した記録媒体である。
第8の発明は、コンピュータを第3の発明の監査サーバとして機能させるプログラム、及び、当該プログラムを記録した記録媒体である。
第9の発明は、コンピュータを第4の発明の監査サーバとして機能させるプログラム、及び、当該プログラムを記録した記録媒体である。
第10の発明は、コンピュータを第5の発明の第1端末装置として機能させるプログラム、及び、当該プログラムを記録した記録媒体である。
第11の発明は、コンピュータを第6の発明の第2端末装置として機能させるプログラム、及び、当該プログラムを記録した記録媒体である。
上述のプログラムをCD−ROM等の記録媒体に保持させて流通させてもよいし、このプログラムを通信回線を介して送受することもできる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、添付図面を参照しながら、本発明に係る監査システム等の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明及び添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
【0021】
図1は、本発明の実施の形態に係る監査システム100の概略構成を示す図である。
図1に示すように、監査システム100は、運営会社151に属する監査サーバ101、顧客152に属する端末装置102、顧客153に属する端末装置103等がネットワーク104を介して接続される。
【0022】
運営会社151は、監査システム100の運営を行う会社等である。
顧客152は、会計事務所等の顧客である。
事務所153は、会計事務所、税理事務所、監査法人等である。
【0023】
監査システム100は、会計資料及び証憑書類に基づく会計監査等を行う。
「会計資料」は、会計管理資料であり、例えば、仕訳リスト、仕訳日記帳、損益計算書等である。
「証憑書類」は、取引の裏付けとなる書類の現物であり、例えば、領収書、請求書、各種伝票等である。
【0024】
監査サーバ101は、顧客情報111、事務所情報112、画像情報113、会計資料情報114、対応情報115等をデータベース110に保持する。顧客情報111、事務所情報112、画像情報113、会計資料情報114、対応情報115については、後述する。
【0025】
監査サーバ101は、運営会社151に属するコンピュータ等である。また、監査サーバ101をASP(Application Service Provider)として運用するようにしてもよい。
監査サーバ101は、端末装置102から送信された会計資料データ、証憑書類の画像データ、端末装置103から送信された修正指示、修正期限等を対応付けて保持する。監査サーバ101は、端末装置102、端末装置103に対して、会計資料データ、対応する証憑書類の画像データを所定の形式(XML形式等)により送信したり、修正指示、修正期限等に基づいて電子メール等による警告通知を行ったりする。
【0026】
端末装置102は、顧客152に属するコンピュータ、携帯情報端末、携帯電話等であり、顧客の数に応じて複数設けるようにしてもよい。端末装置102は、ソフトウェア105により会計処理を行って会計資料を作成し、会計資料に関するデータ(以下、「会計資料データ」という。)、画像読取装置106により入力された証憑書類の画像データ(以下、「画像データ」という。)を監査サーバ101に送信する。
【0027】
ソフトウェア105は、市販の会計処理パッケージ、アプリケーション等である。
画像読取装置106は、書類の内容等を電子的な画像データとして入力する装置であり、例えば、スキャナである。
【0028】
端末装置103は、事務所153に属するコンピュータ、携帯情報端末、携帯電話等であり、事務所の数に応じて複数設けるようにしてもよい。端末装置103は、監査サーバ101から送られた会計資料データ、証憑書類の画像データを対応付けて表示し、必要があれば修正指示、修正期限等を入力して監査サーバ101に返信する。
【0029】
なお、上記監査サーバ101、端末装置102或いは端末装置103は汎用のコンピュータで構成可能である。監査サーバ101、端末装置102或いは端末装置103はそれぞれ不図示のCPU、ワークメモリとしてのRAM、さらには後述するフローチャートの動作を実現するためのプログラムが格納された記憶部(例えば、ハードディスクやROM)を有しており、それらの動作プログラムをCPUが実行することで各機能、動作を実現するものである。さらには各々の装置は、キーボード、マウス、テンキーなどと言った不図示の入力部を有しており後述する修正情報を入力することが可能である。
【0030】
ネットワーク104は、インターネット、LAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワークであり、有線、無線を問わない。また、安全かつ円滑な通信を担保するため、インターネット等の公衆が利用可能なネットワークではなく、ネットワーク104として、専用線、OBN(Open Business Network)、インターネットVPN(Virtual Private Network)等を利用するようにしてもよい。
【0031】
次に、図2〜図6を参照しながら、監査サーバ101がデータベース110に保持する顧客情報111、事務所情報112、画像情報113、会計資料情報114、対応情報115について説明する。
【0032】
図2は、顧客情報111の概略構成図である。
顧客情報111は、顧客に関する情報、顧客の端末装置に導入されているソフトウェア、アプリケーションに関する情報等を記録する。
図2に示す顧客情報111は、顧客ID201、顧客名202、メールアドレス203、ソフトウェア名204、ファイル形式205、パターン206等の各フィールドを有する。また、顧客の認証に用いるパスワード等のフィールドを設けてもよい。
【0033】
顧客ID201は、顧客を特定するための文字、数字、記号等からなる符号列であり、例えば、「U01」である。
顧客名202は、顧客の名称であり、例えば、「幕張商店」である。
メールアドレス203は、顧客の電子メールアドレスであり、例えば、「makusho@xxx.co.jp」である。
【0034】
ソフトウェア名204は、顧客の端末装置に導入され、会計処理に使用するソフトウェア、アプリケーション等を示し、例えば、「L勘定 Ver3.0」である。
ファイル形式205は、顧客の端末装置のソフトウェアが外部へエクスポートするために作成する会計資料データのデータ形式、ファイル形式を示し、例えば、「CSV(Comma Separated Value)」「SYLK(SYmbolic LinK file)」「TSV(TAB Separated Value)」である。
パターン206は、ソフトウェアが生成する会計資料のデータの並びのパターンであり、データの並びと会計資料の各項目を対応付けるものである。パターンのタイプは顧客IDに対応付けても良いし、別のテーブル情報を作成してアプリケーションソフトウェア自体に対応付けておき、後述する対応情報115で対応させても構わない。パターン206は、上述のファイル形式205を監視サーバ101内で取り扱える(以下、所定の形式)データにするために必要な定義であり、並び替えが必要な場合にだけ登録しておくことも可能である。また、パターン206に項目の並び替えに必要な定義だけでなく、CSVファイルから他のデータファイル形式(XML)への変換に必要な定義も合わせて登録しておくことも可能である。XMLは各データに対してタグによる定義が必要になるので、ある項目を並べ替えた後にタグの定義付けを行うようにすることが必要になる。
【0035】
図3は、事務所情報112の概略構成図である。
事務所情報112は、事務所に関する情報等を記録する。
図3に示す事務所情報112は、事務所ID301、事務所名302、メールアドレス303等の各フィールドを有する。また、事務所の認証に用いるパスワード等のフィールドを設けてもよい。
【0036】
事務所ID301は、事務所を特定するための文字、数字、記号等からなる符号列であり、例えば、「J01」である。
事務所名302は、事務所の名称であり、例えば、「S監査法人」である。
メールアドレス303は、事務所の電子メールアドレスであり、例えば、「S−kannsa@xxx.co.jp」である。
【0037】
図4は、画像情報113の概略構成図である。
画像情報113は、証憑書類の画像に関する情報等を記録する。
図4に示す画像情報113は、画像ID401、画像データ402等の各フィールドを有する。
【0038】
画像ID401は、画像を特定するための文字、数字、記号等からなる符号列であり、例えば、「G01」である。
画像データ402は、画像データファイルあるいはその参照先であり、例えば、「g010203.gif」である。
【0039】
図5は、会計資料情報114の概略構成図である。
会計資料情報114は、会計資料に関する情報等を記録する。
図5に示す会計資料情報114は、会計資料501、会計資料データ502、会計資料名503、日付・期間504、修正状況505、修正期限506、コメント507等の各フィールドを有する。
【0040】
会計資料ID501は、会計資料を特定するための文字、数字、記号等からなる符号列であり、例えば、「K01」である。
会計資料データ502は、会計資料データあるいはその参照先であり、例えば、「SN001.cft」である。
会計資料名503は、会計資料の名称であり、例えば、「仕訳リスト」である。
日付・期間504は、会計資料の対象とする日付・期間であり、例えば、「2002年3月」「2002年4月1日〜2003年3月31日」である。
【0041】
修正状況505は、事務所による監査の結果、顧客による修正の有無等を示し、例えば、「修正要(監査の結果、修正が必要と判断)」「修正有(顧客による修正が行われ、再監査を待っている状態)」「OK(監査の結果、適正であると判断)」「新規(監査を待っている状態)」である。
【0042】
修正期限506は、事務所から顧客に対して会計資料の修正指示等があった場合における、修正の期限を示し、例えば、「2002年4月10日」である。修正期限506は、事務所からの修正指示があった場合、自動的に修正期限を記録してもよいし、事務所が入力した修正期限を記録してもよい。
コメント507は、事務所による会計資料の監査の結果、修正が必要と判断された場合、顧客に対する修正指示、コメント等を記録する。
【0043】
監査サーバ101は、顧客情報111のソフトウェア名204、ファイル形式205、パターン206に基づいて、互いに異なるデータ形式の会計資料データであっても、所定の形式(XML形式等)に変換、統一化して、会計資料データ502に記録する。
【0044】
図6は、対応情報115の概略構成図である。
対応情報115は、事務所、顧客、会計資料、証憑書類の画像を互いに対応付ける。
図6に示す対応情報115は、対応情報115−1〜対応情報115−3を有する。対応情報115−1は、事務所(事務所ID)と顧客(顧客ID)とを対応付ける。対応情報115−2は、顧客(顧客ID)と会計資料(会計資料ID)とを対応付ける。対応情報115−3は、会計資料(会計資料ID)と証憑書類の画像(画像ID)とを対応付ける。
【0045】
次に、図7〜図16を参照しながら本発明の実施の形態に係る監査システムの動作について説明する。
【0046】
図7を参照しながら、監査システム100の動作の概略を説明する。
図7は、監査システム100の動作の概略を示す図である。
顧客は、証憑書類(領収書、各種伝票の現物等)に基づいて、会計資料の元データを端末装置102に入力する(S701)。端末装置102は、入力された元データに関してソフトウェア105により会計処理を行い、会計資料を作成し、会計資料データをCSV形式等により監査サーバ101に送信する(S702)。監査サーバ101は、顧客情報111に基づいて会計資料データを所定の形式(XML形式等)に変換して会計資料情報114として保持する(S703)。
【0047】
また、顧客は、画像読取装置106により証憑書類(領収書、各種伝票の現物等)の画像データを端末装置102に入力する(S704)。端末装置102は、入力された画像データを監査サーバ101に送信し、監査サーバ101は、画像情報113として保持する(S705)。
【0048】
監査サーバ101は、端末装置103(事務所)の画面上に会計資料及び証憑書類の画像を対応付けて表示させ、事務所による監査の結果、端末装置103に修正指示、修正期限等が入力されると、これらの内容を会計資料情報114に反映する(S706)。
監査サーバ101は、端末装置102(顧客)の画面上に会計資料、証憑書類の画像、修正指示、コメント、修正期限等を対応付けて表示させ、端末装置102に修正入力が行われると、修正内容を会計資料情報114に反映する(S707)。
【0049】
図8及び図9を参照しながら、端末装置102(顧客)、監査サーバ101(運営会社)の動作(図7のS701〜S705に示す処理に相当)について説明する。
図8は、端末装置102(顧客)、監査サーバ101(運営会社)の動作を示すフローチャートである。
図9は、図8に示す処理における、端末装置102(顧客)の表示画面の一態様を示す図である。
【0050】
端末装置102は、顧客ID及びパスワードを監査サーバ101に送信し(ステップ801、図9:S901)、監査サーバ101は、認証を行う(ステップ802)。
端末装置102は、処理種別として「会計資料データ 新規入力」を選択する(ステップ803、図9:S902)。
【0051】
端末装置102は、ソフトウェア105が作成した会計資料データ(CSV形式等)、会計資料名、日付・期間等を監査サーバ101に送信する(ステップ804、図9:S903)。この場合、端末装置102は、図9:S903に示すような画面表示を行い、会計資料名、日付・期間を指定して、監査サーバ101に送信する会計資料データを選択できるようにしてもよい。尚、会計資料データが会計資料名、日付・期間等に関する情報を内包する場合、会計資料名、日付・期間等を監査サーバ101に送信する必要はない。
【0052】
監査サーバ101は、顧客情報111のソフトウェア名204、ファイル形式205、パターン206に基づいて、会計資料データ(CSV形式等)を所定の形式(XML形式等)に変換し(ステップ805)、会計資料IDを付与して会計資料情報114としてデータベース110に保持する(ステップ806)。
【0053】
顧客は、会計資料に対応する証憑書類の画像データを画像読取装置106等により端末装置102に入力し、端末装置102は、証憑書類の画像データを監査サーバ101に送信する(ステップ807、図9:S904)。
監査サーバ101は、画像IDを付与して画像情報113としてデータベース110に保持する(ステップ808)。
監査サーバ101は顧客ID、会計資料ID、画像IDを対応付けて対応情報115として保持する(ステップ809)。ここでの対応付けは、ステップ802で取得した顧客ID及びそれに続いて入力された会計資料ID、その後に入力された画像データを1つのセットとして対応させる。また、ステップ806において付与した会計資料IDをステップ807の際に端末装置102に提示可能として、顧客が画像データを入力する際に会計資料IDを合わせて顧客に入力させ、画像データを顧客IDと会計資料IDに対応付ける等しても実現可能である。
【0054】
端末装置102及び監査サーバ101は、他の会計資料に関して、会計資料データ、証憑書類の画像データを送信する場合は(ステップ810のNo)、ステップ803〜ステップ809の処理を繰り返す。
尚、図8及び図9に示す端末装置102の処理を行うプログラムは、プラグイン等によりソフトウェア105に拡張機能として組み込むようにしてもよい。
【0055】
図10及び図11を参照しながら、端末装置103(事務所)、監査サーバ101(運営会社)の動作(図7のS706に示す処理に相当)について説明する。
図10は、端末装置103(事務所)、監査サーバ101(運営会社)の動作を示すフローチャートである。
図11は、図10に示す処理における、端末装置103(事務所)の表示画面の一態様を示す図である。
【0056】
端末装置103は、事務所ID及びパスワードを監査サーバ101に送信し(ステップ1001、図11:S1101)、監査サーバ101は、認証を行う(ステップ1002)。
端末装置103は、処理種別として「監査」を選択する(ステップ1003、図11:S1102)。
【0057】
端末装置103は、顧客を指定し、顧客ID等を監査サーバ101に送信する(ステップ1004)。監査サーバ101は、指定された顧客に関して、選択可能な会計資料を抽出し、会計資料ID等を端末装置103に送信する(ステップ1005)。
端末装置103は、監査対象の会計資料を選択し、会計資料ID等を監査サーバ101に送信する(ステップ1006)。
【0058】
尚、ステップ1004〜ステップ1006において、端末装置103及び監査サーバ101は、顧客を指定することにより選択可能な会計資料の絞り込み、会計資料の選択を行ったが、顧客以外でも選択可能な会計資料の絞り込みは可能である。図11:S1103に示すように、顧客(顧客ID)以外に、会計資料名、日付・期間、修正状況等を適宜指定することにより、選択可能な会計資料を絞り込み、監査対象の会計資料を選択することができる。
【0059】
監査サーバ101は、端末装置103において選択された会計資料データ、対応する証憑書類の画像データ等を抽出し、所定の形式(XML形式等)に合成して端末装置103に送信する(ステップ1007)。
端末装置103は、会計資料及び証憑書類の画像等を対応付けて表示する(ステップ1008、図11:S1104)。
【0060】
事務所は、表示された会計資料及び証憑書類の画像等に基づいて監査を行い、顧客に対して修正指示を行う場合(ステップ1009のYes)、端末装置103にコメント、修正期限等を入力し、端末装置103は、コメント、修正期限等を監査サーバ101に送信する(ステップ1010、図11:S1104)。
監査サーバ101は、端末装置103から送信されたコメント、修正期限、修正状況(「修正要」)等を会計資料情報114に反映し記録する(ステップ1011)。尚、監査サーバ101は、修正指示があった場合、所定の修正期限(例えば、一律3日後)を自動的に設定し、会計資料情報114に保持するようにしてもよい。修正期限の自動設定は事務所側の負荷軽減に役立つ。
【0061】
監査サーバ101は、修正指示があった旨を端末装置102(顧客)に通知する(ステップ1012)。通知は、電子メール等により行い、例えば、コメント、修正期限等を本文に記載し、修正指示に係る会計資料データ、証憑書類の画像データ等を添付ファイルとしたり、これらの情報をWeb配信するためにURLを付けて配信データを作成し、その参照先(URL(Uniform Resource Locator)等)を送信したりする。このように、会計資料データや証憑書類の画像データを付加して修正指示を送ることができるため、指示を受ける側が修正指示内容を理解しやすいだけでなく、修正指示を行う事務所担当者もコメント入力を簡略化しても顧客が理解しやすいので入力の負荷が軽減される。また、電子メールの送信は、修正指示後、直ちに行うようにしてもよいし、作成した電子メールを蓄積し、所定のタイミング(例えば、毎日午前0時)で一括送信するようにしてもよい。
更に操作性を向上するために、監査サーバ101は修正指示がなされた際に端末装置103に提供されていた会計資料データと証憑書類の画像データを修正指示に自動的に対応付けて会計資料情報114に反映する。これにより修正指示の発生した会計資料データをIDなどで特定しながら修正指示を行うなどの手間が省ける。
【0062】
端末装置103及び監査サーバ101は、他の会計資料に関して、監査を行う場合(ステップ1013のNo)、ステップ1003〜ステップ1012の処理を繰り返す。
【0063】
図12及び図13を参照しながら、端末装置102(顧客)、監査サーバ101(運営会社)の動作(図7のS707に示す処理に相当)について説明する。図12は、端末装置102(顧客)、監査サーバ101(運営会社)の動作を示すフローチャートである。
図13は、図12に示す処理における、端末装置102の表示画面の一態様を示す図である。
【0064】
端末装置102は、顧客ID及びパスワードを監査サーバ101に送信し(ステップ1201、図13:S1301)、監査サーバ101は、認証を行う(ステップ1202)。
端末装置102は、処理種別として「会計資料データ 修正」を選択する(ステップ1203、図13:S1302)。
【0065】
監査サーバ101は、会計資料情報114の修正状況505に基づいて、修正を要する会計資料を抽出して、会計資料ID等を端末装置102に送信する(ステップ1204)。
端末装置102は、修正を要する会計資料の一覧を表示し、修正を行う会計資料が選択されると、会計資料ID等を監査サーバ101に送信する(ステップ1205、図13:S1303)。
監査サーバ101は、端末装置102において選択された会計資料データ、対応する証憑書類の画像データ、コメント、修正期限等を抽出し、所定の形式(XML形式等)に合成して端末装置102に送信する(ステップ1206)。
端末装置102は、会計資料、証憑書類の画像、コメント、修正期限等を対応付けて表示する(ステップ1207、図13:S1304)。
【0066】
顧客は、表示された会計資料、証憑書類の画像、コメント、修正期限等に基づいて会計資料の修正を行い、修正内容を監査サーバ101に送信する(ステップ1208、図13:S1304)。
監査サーバ101は、端末装置102から送信された修正内容、修正状況(「修正有」)等を会計資料情報114に反映し記録する(ステップ1209)。
【0067】
監査サーバ101は、修正があった旨を端末装置103(事務所)に通知する(ステップ1210)。通知は、電子メール等により行う。例えば、コメント、修正期限等を本文に記載し、修正に係る会計資料データ、証憑書類の画像データ等を添付ファイルとしたり、これらの情報の参照先(URL(Uniform Resource Locator)等)を送信したりする。また、電子メールの送信は、修正指示後、直ちに行うようにしてもよいし、作成した電子メールを蓄積し、所定のタイミング(例えば、毎日午前0時)で一括送信するようにしてもよい。
【0068】
端末装置102及び監査サーバ101は、他の会計資料に関して、修正を行う場合(ステップ1211のNo)、ステップ1203〜ステップ1210の処理を繰り返す。
【0069】
図14を参照しながら、監査サーバ101が端末装置102(顧客)あるいは端末装置103(事務所)に表示させる表示画面について説明する。
図14は、監査サーバ101が端末装置102(顧客)あるいは端末装置103(事務所)に表示させる表示画面の一態様を示す図である。
【0070】
監査サーバ101は、端末装置103(事務所)の指定した会計資料を抽出し、会計資料データ、証憑書類の画像データを対応付けて、所定の形式の表示画面データ(XML形式等)を作成する。監査サーバ101は、この表示画面データを端末装置103に送信し、端末装置103は、図14に示すような表示画面1400を表示する(図10:ステップ1008、図11:S1104)。
【0071】
監査サーバ101は、端末装置102(顧客)について修正が必要な会計資料を抽出し、会計資料データ、証憑書類の画像データ、修正期限、コメントを対応付けて、所定の形式の表示画面データ(XML形式等)を作成する。監査サーバ101は、この表示画面データを端末装置102に送信し、端末装置102は、図14に示すような表示画面1400を表示する(図12:ステップ1207、図13:S1304)。
【0072】
表示画面1400は、会計資料フィールド1401、修正期限フィールド1402、コメントフィールド1403、画像フィールド1404等を有する。
会計資料フィールド1401は、会計資料データを表示する。
修正期限フィールド1402は、会計資料について修正が必要な場合における修正期限を示す。
コメントフィールド1403は、会計資料について修正が必要な場合における事務所からのコメントを示す。
画像フィールド1404は、会計資料フィールド1401に表示された会計資料に関連する証憑書類の画像データを表示する。
【0073】
図14に示すように、例えば、端末装置103あるいは端末装置102は、会計資料データとして「仕訳リスト」(顧客ID「U01」、日付・期間「2002年3月」)を会計資料フィールド1401に表示し、会計資料に関連する証憑書類として出金伝票、領収書を画像フィールド1404に表示する。
【0074】
事務所は、会計資料フィールド1401、画像フィールド1404に基づいて、会計資料の監査を行い、修正が必要と判断した場合は、修正期限フィールド1402に修正期限を入力し、コメントフィールド1403にコメントを入力する。
図14に示すように、例えば、事務所は、修正期限フィールド1402に修正期限として「3月31日」を入力し、コメントフィールド1403にコメントとして「¥35,000分を会議費から交際費に振り替えて下さい。」を入力する(S1411)。
尚、修正期限に関しては、監査サーバ101側で自動的に所定の修正期限が設定されるようにしてもよい。
【0075】
顧客は、修正期限フィールド1402、コメントフィールド1403に基づいて、会計資料の修正を行う。
図14に示すように、例えば、顧客は、会計資料フィールド1401に「30:3月31日:35,000:交際費:会議費:35,000:3/5入力分(番号10)について振替・修正」を修正入力する(S1412)。
尚、修正については、顧客が端末装置102の会計資料フィールド1401上で行ってもよいし、端末装置102のソフトウェア105において修正を行い、ソフトウェア105が作成した会計資料データを改めて端末装置102から監査サーバ101に送信するようにしてもよい(図8:ステップ804〜ステップ806)。さらに、修正に係る証憑書類(振替伝票等)の画像データを監査サーバ101に送信するようにしてもよい(図8:ステップ807〜ステップ809)。
【0076】
図15、図16を参照しながら、監査サーバ101による警告処理について説明する。
図15は、警告処理における、監査サーバ101、端末装置102及び端末装置103の動作を示すフローチャートである。
図16は、端末装置102の画面上に表示される警告画面の一態様を示す図である。
【0077】
監査サーバ101は、会計資料情報114の修正状況505、修正期限506等に基づいて、修正が必要かつ未修正であり、修正期限が所定の期間内(例えば、現時点から1週間以内)にある会計資料を抽出する(ステップ1501)。
監査サーバ101は、抽出した会計資料に対応する顧客の端末装置102、事務所の端末装置103に警告を送る(ステップ1502)。
端末装置102、端末装置103は、図16に示すような警告画面を表示する(ステップ1503、図16:S1601)。
尚、会計資料データの修正を行う場合、端末装置102(顧客)、監査サーバ101は、図12:ステップ1205以降の処理を行う。
【0078】
尚、監査サーバ101は、所定のタイミング(例えば、毎日午前0時)により、ステップ1501〜ステップ1502の動作を行う。
また、警告は、電子メール等により行い、例えば、コメント、修正期限等を本文に記載し、修正指示に係る会計資料データ、証憑書類の画像データ等を添付ファイルとしたり、これらの情報の参照先(URL(Uniform Resource Locator)等)を送信したりする。
【0079】
以上の過程を経て、顧客は、会計資料の元データを端末装置102に入力し、端末装置102は、入力された元データに関してソフトウェア105により会計処理を行って会計資料を作成し、会計資料データをCSV形式等により監査サーバ101に送信し、監査サーバ101は、顧客情報111に基づいて会計資料データを所定の形式(XML形式等)に変換して会計資料情報114として保持する。また、顧客は、画像読取装置106により証憑書類(領収書、各種伝票の現物等)の画像データを端末装置102に入力し、端末装置102は、入力された画像データを監査サーバ101に送信し、監査サーバ101は、画像情報113として保持する。
【0080】
監査サーバ101は、端末装置103(事務所)の画面上に会計資料及び証憑書類の画像を対照表示させ、事務所による監査の結果、端末装置103に修正指示、コメント、修正期限等が入力されると、これらの内容を会計資料情報114に反映する。
監査サーバ101は、端末装置102(顧客)の画面上に会計資料、証憑書類の画像、修正指示、コメント、修正期限等を対照表示させ、端末装置102に修正入力が行われると、修正内容を会計資料情報114に反映する。
【0081】
監査サーバ101は、端末装置103(事務所)から修正指示があった旨を端末装置102(顧客)に電子メール等により通知する。
監査サーバ101は、修正期限が所定の期間内に迫っている会計資料について、端末装置102(顧客)及び端末装置103(事務所)に電子メール等により警告を行う。
【0082】
上記の実施の形態では、監査サーバは、各顧客がローカルに導入している会計処理用のソフトウェア(財務管理アプリケーション等)が作成する会計資料データと顧客が入力した証憑書類(領収書、請求書、各種伝票等)の画像データとをネットワークを介して受け付けて保持し、また、会計資料データと証憑書類の画像データとを関連付けて配信する。監査サーバが保持するデータについては、CGI(Common Gateway Interface)等を用いてデータの更新が可能である。
【0083】
従って、会計事務所側で、仕訳リスト等の会計資料、関連する証憑書類の画像を対照表示して監査、チェックを行うことできるので、会計事務所の担当者が直接顧客先に出向いて仕訳チェック等を行う必要がない。
また、監査の結果、会計資料に修正の必要が生じた場合、指定によりあるいは自動的に修正期限を設定して、修正に関するコメント(簡易メッセージ)、修正の必要な会計資料データ、証憑書類の画像データ、修正指示時点の表示画面、表示画像等を顧客側に提供することができ、さらに、監査サーバは、修正期限を管理して警告メッセージを送信することができるので、会計資料及び証憑書類に基づく会計監査、会計資料の修正等を効率的に行うことができる。
また、監査サーバは、顧客側から送信された会計資料データを所定の形式(XML形式等)に変換するので、顧客側の会計処理システム、利用アプリケーション、利用ソフトウェアの異同に関わらず、本発明に係る監査システムを導入することが可能である。
【0084】
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る監査システム等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0085】
上述の実施の形態では、監査サーバ101は、端末装置102(顧客)から送られた会計資料データを所定の形式(XML形式等)に変換して保持したが、所定の形式は、XML形式に限られない。
尚、XML(eXtensible Markup Language)は、WWW(World Wide Web)における利用も考慮されており、現在、ネットワーク関連の様々な分野での応用が進められている。また、XMLは、独自にタグを設定可能なマークアップ言語である。
従って、スタイルシートとデータベースの会計資料データ等とを結合し、端末装置上にWEBページとして表示させる場合、XMLのような特徴を有する言語により記述される電子データが適しているといえる。
【0086】
上述の実施の形態では、会計資料毎に関連する証憑書類の画像を関連付け対照表示させたが、会計資料内の項目(例えば、行番号)毎に証憑書類の画像を関連付け対照表示させるようにしてもよい。この場合、端末装置(顧客)は、会計資料内の項目毎に(例えば、行番号を指定して)証憑書類の画像データを監査サーバに送信、登録し、監査サーバは、会計資料の項目毎に証憑書類の画像データを関連付けて保持するようにすればよい。
【0087】
尚、図8、図10、図12、図15等に示す処理を行うプログラムはCD−ROM等の記録媒体に保持させて流通させてもよいし、このプログラムを通信回線を介して送受することもできる。
【0088】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように本発明によれば、顧客側の会計処理システムの異同に関わらない監査システムを提供することが可能である。また、本発明によれば会計資料及び証憑書類に基づいて効率的な会計監査、修正等を行うことを可能にする監査システム等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】監査システム100の概略構成を示す図
【図2】顧客情報111の概略構成図
【図3】事務所情報112の概略構成図
【図4】画像情報113の概略構成図
【図5】会計資料情報114の概略構成図
【図6】対応情報115の概略構成図
【図7】監査システム100の動作の概略を示す図
【図8】端末装置102(顧客)、監査サーバ101(運営会社)の動作を示すフローチャート
【図9】図8に示す処理における、端末装置102(顧客)の表示画面の一態様を示す図
【図10】端末装置103(事務所)、監査サーバ101(運営会社)の動作を示すフローチャート
【図11】図10に示す処理における、端末装置103(事務所)の表示画面の一態様を示す図
【図12】端末装置102(顧客)、監査サーバ101(運営会社)の動作を示すフローチャート
【図13】図12に示す処理における、端末装置102の表示画面の一態様を示す図
【図14】監査サーバ101が端末装置102(顧客)あるいは端末装置103(事務所)に表示させる表示画面の一態様を示す図
【図15】警告処理における、監査サーバ101、端末装置102及び端末装置103の動作を示すフローチャート
【図16】端末装置102の画面上に表示される警告画面の一態様を示す図
【符号の説明】
100………監査システム
101………監査サーバ
102………端末装置(顧客)
103………端末装置(事務所)
104………ネットワーク
105………ソフトウェア
106………画像読取装置
110………データベース
111………顧客情報
112………事務所情報
113………画像情報
114………会計資料情報
115………対応情報
151………運営会社
152………顧客
153………事務所
1400………表示画面
1401………会計資料フィールド
1402………修正期限フィールド
1403………コメントフィールド
1404………画像フィールド
Claims (22)
- 監査サーバと顧客に属する第1端末装置と事務所に属する第2端末装置とがネットワークを介して接続される監査システムであって、
前記監査サーバは、前記第1端末装置から提供される資料データ及び証憑書類の画像データを各々資料情報及び画像情報として関連付けて保持する保持手段と、
前記第1端末装置が作成する前記資料データを予め対応付けられた定義に基づいて前記監査サーバ内部で取り扱い可能な状態にする手段と、
前記第1端末装置または前記第2端末装置に対して、指定された前記資料データ及び当該資料データに関連する前記画像データに関する対照表示を提供する対照表示提供手段と、を有し、
前記第1端末装置は、前記資料データ及び前記画像データを前記監査サーバに提供する提供手段と、
前記監査サーバから提供される前記対照表示をする第1表示手段と、
前記監査サーバに前記資料データの修正を行う修正手段と、を有し、
前記第2端末装置は、前記監査サーバから提供される前記対照表示をする第2表示手段と、
前記監査サーバに前記資料データの修正指示を行う修正指示手段と、
を有することを特徴とする監査システム。 - 顧客に属する第1端末装置と事務所に属する第2端末装置とにネットワークを介して接続される監査サーバであって、
前記第1端末装置から提供される資料データ及び証憑書類の画像データをそれぞれ資料情報及び画像情報として関連付けて保持する保持手段と、
前記第1端末装置が作成する前記資料データを予め対応付けられた定義に基づいて前記監査サーバ内部で取り扱い可能な状態にする手段と、
を有することを特徴とする監査サーバ。 - 顧客に属する第1端末装置と事務所に属する第2端末装置とにネットワークを介して接続される監査サーバであって、
前記第1端末装置から提供される資料データ及び証憑書類の画像データをそれぞれ資料情報及び画像情報として関連付けて保持する保持手段と、
前記第1端末装置または前記第2端末装置に対して、指定された前記資料データ及び当該資料データに関連する前記画像データに関する対照表示を提供する対照表示提供手段と、
を有することを特徴とする監査サーバ。 - 顧客に属する第1端末装置と事務所に属する第2端末装置とにネットワークを介して接続される監査サーバであって、
前記第1端末装置から提供される資料データ及び証憑書類の画像データをそれぞれ資料情報及び画像情報として関連付けて保持する保持手段と、
前記第1端末装置が作成する前記資料データを予め対応付けられた定義に基づいて前記監査サーバ内部で取り扱い可能な状態にする手段と、
前記第1端末装置または前記第2端末装置に対して、指定された前記資料データ及び当該資料データに関連する前記画像データに関する対照表示を提供する対照表示提供手段と、
を有することを特徴とする監査サーバ。 - 前記予め定められた定義は、データ変換のために顧客毎あるいはソフトウェア毎に対応付けられているデータ項目の順序情報を含むパターン情報であることを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の監査サーバ。
- 前記第2端末装置から前記資料データの修正指示がなされると、当該修正指示内容を保持する修正指示保持手段を有することを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の監査サーバ。
- 前記修正指示保持手段は、前記修正指示内容を前記資料データと関連付けて保持する修正指示保持手段であって、さらに、前記修正指示があった前記資料データを前記資料情報から抽出する要修正資料抽出手段を有し、
前記対照表示提供手段は、前記修正指示内容を併せて対照表示を提供することを特徴とする請求項6に記載の監査サーバ。 - 前記第1端末装置に対して、前記修正指示があった旨の通知を行う通知手段を有することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の監査サーバ。
- 前記第2端末装置から前記資料データの修正指示が行われると、所定の修正期限を設定し、前記資料データと対応付けて前記資料情報に保持する修正期限設定手段を有し、
前記対照表示提供手段は、前記修正期限を併せて対照表示を提供することを特徴とする請求項6から請求項8までのいずれかに記載の監査サーバ。 - 前記修正期限が所定の期間内である資料データに対応する第1端末装置または第2端末装置に警告を行う警告手段を有することを特徴とする請求項9に記載の監査サーバ。
- 前記第1端末装置から前記資料データの修正が行われると、当該修正内容を前記資料情報に反映する修正反映手段と、
前記対照表示提供手段は、前記修正内容を併せて対照表示を提供することを特徴とする請求項6から請求項10までのいずれかに記載の監査サーバ。 - 監査処理を支援する監査サーバにネットワークを介して接続される、顧客に属する第1端末装置であって、
資料データ及び証憑書類の画像データを前記監査サーバに提供する提供手段と、
前記監査サーバから提供される前記資料データ及び当該資料データに関連する前記画像データに関する対照表示を行う対照表示手段と、
前記監査サーバに前記資料データの修正を行う修正手段と、
を有することを特徴とする第1端末装置。 - 監査処理を支援する監査サーバにネットワークを介して接続される、事務所に属する第2端末装置であって、
前記監査サーバから提供される資料データ及び当該資料データに関連する証憑書類の画像データに関する対照表示を行う対照表示手段と、
前記監査サーバに前記資料データの修正指示を行う修正指示手段と、
を有することを特徴とする第2端末装置。 - 顧客に属する第1端末装置と事務所に属する第2端末装置とにネットワークを介して接続される監査サーバが実行する監査方法であって、前記第1端末装置から提供される資料データ及び証憑書類の画像データをそれぞれ資料情報及び画像情報として関連付けて保持する保持工程と、
前記第1端末装置が作成する前記資料データを予め対応付けられた定義に基づいて前記監査サーバ内部で取り扱い可能な状態にする工程と、
を有することを特徴とする監査方法。 - 顧客に属する第1端末装置と事務所に属する第2端末装置とにネットワークを介して接続される監査サーバが実行する監査方法であって、前記第1端末装置から提供される資料データ及び証憑書類の画像データをそれぞれ資料情報及び画像情報として関連付けて保持する保持工程と、
前記第1端末装置または前記第2端末装置に対して、指定された前記資料データ及び当該資料データに関連する前記画像データに関する対照表示を提供する対照表示提供工程と、
を有することを特徴とする監査方法。 - 顧客に属する第1端末装置と事務所に属する第2端末装置とにネットワークを介して接続される監査サーバが実行する監査方法であって、前記第1端末装置から提供される資料データ及び証憑書類の画像データをそれぞれ資料情報及び画像情報として関連付けて保持する保持工程と、
前記第1端末装置が作成する前記資料データを予め対応付けられた定義に基づいて前記監査サーバ内部で取り扱い可能な状態にする工程と、
前記第1端末装置または前記第2端末装置に対して、指定された前記資料データ及び当該資料データに関連する前記画像データに関する対照表示を提供する対照表示提供工程と、
を有することを特徴とする監査方法。 - コンピュータを請求項2から請求項11までのいずれかに記載の監査サーバとして機能させるプログラム。
- コンピュータを請求項2から請求項11までのいずれかに記載の監査サーバとして機能させるプログラムを記録した記録媒体。
- コンピュータを請求項12に記載の第1端末装置として機能させるプログラム。
- コンピュータを請求項12に記載の第1端末装置として機能させるプログラムを記録した記録媒体。
- コンピュータを請求項13に記載の第2端末装置として機能させるプログラム。
- コンピュータを請求項13に記載の第2端末装置として機能させるプログラムを記録した記録媒体。
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