JP2002041401A - 情報提示方法 - Google Patents

情報提示方法

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JP2002041401A
JP2002041401A JP2000232071A JP2000232071A JP2002041401A JP 2002041401 A JP2002041401 A JP 2002041401A JP 2000232071 A JP2000232071 A JP 2000232071A JP 2000232071 A JP2000232071 A JP 2000232071A JP 2002041401 A JP2002041401 A JP 2002041401A
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JP2000232071A
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Naoki Kawasaki
直樹 川崎
Yoshio Kinoshita
善雄 木下
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な情報のみを確実に提示することができ
る情報提示方法の提供を目的とする。 【解決手段】 新聞、雑誌等の情報提示媒体90に掲載
された複数の記事が、記事をスキャンしたデータを格納
することによって情報提示媒体に掲載された形態を維持
しつつ記事情報として保管される。そして、これらの保
管された複数の記事情報から、情報端末から通信回線を
介して受け取った指定情報に基づいて記事情報を特定
し、この特定した記事情報に基づいて出力情報を生成
し、生成した出力情報を記録媒体に出力するために、該
出力情報を送信するので、雑誌等情報提示媒体に掲載さ
れたままの形態で、ユーザが意図した情報を入手するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報提示方法に係
り、特に、携帯情報端末のように移動可能な情報端末を
用いて情報提示する情報提示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今の半導体の配線技術やその他の製造
技術の急速な向上に伴い、情報処理端末は小型・軽量化
の傾向が進んできている。可搬型の情報処理端末といえ
ば、A4サイズ又はB5サイズのノートブックPCより
もさらに小型の機器、例えば、掌サイズすなわち「パー
ムトップ」と呼ばれるPDA(Personal Digital Assis
tants)や、携帯電話機、さらには、携帯電話機能やイ
ンターネット・アクセス機能など多種多様な機能を装備
した多機能携帯端末などが主流となりつつある。
【0003】また、最近では、モバイル環境でネットワ
ーク接続する場面も増えてきている。ユーザが出先に持
ち運ぶことができる携帯端末は、持ち歩くことにより、
ユーザの多種多様な場面に登場したりビジネス活動の各
場面に登場したりすることができるが、演算能力や記憶
容量の面で乏しい。他方、自宅内や企業内のオフィス内
に設置されたコンピュータやデータベース・サーバ等を
含むセンター局は、強力な演算能力と記憶容量を備えて
いるが、持ち歩くことはできない。
【0004】そこで、携帯端末をセンター局に接続し、
携帯端末を介して即時性の高い情報を入手することが考
えられる。すなわち、携帯端末は、例えば、PDC(Pe
rsonal Handyphone System)などの無線電話機能を持つ
機器であり、現在の居場所から最寄の基地局経由でセン
ター局に接続することができる。また、PDAなどであ
れば、Bluetoothなどの近距離データ通信、IrDA、
あるいはNIC経由でネットワーク接続されたホスト端
末に接続して、このホスト端末及び広域ネットワーク経
由でセンターに交信することができる。
【0005】また、携帯端末は、情報の集積、記録、管
理など情報処理能力がセンター局に及ばない。特に、例
えば掌サイズ(パームトップ式)の携帯端末は、数イン
チ程度の表示パネルしか装備しておらず、キャラクタ表
示しかサポートしていない場合さえある。従って、セン
ター局の処理結果を携帯端末上で受け取っても、その一
部しか表示できない場合もある。また、オフィス内等に
おいては、文書をプリント出力することが日常的に行わ
れるが、出先にプリンタのような出力装置を携行した
り、携帯端末に出力装置を装備したりすることは困難で
ある。
【0006】携帯情報端末などを携行して出先に居るユ
ーザに対して情報出力すなわちプリント環境を提供する
1つの案として、コンビニエンス・ストアや大学生協な
どの公共のスペースに共用のプリンタを設置することが
考えられる。例えば、本出願人に譲渡されている特願平
11−296406号明細書には、コンビニエンス・ス
トアなどに設置され、遠隔地から配信・送信・流通・搬
送されてきた情報を有料で記録サービスを行うことがで
きるプリント・サーバについて開示されている。このよ
うなプリント・サーバによれば、一般ユーザは、プリン
タなどの出力装置を携行しなくても、最寄の店舗で必要
なときに適宜プリント・アウトすることができる。ま
た、装置購入コストなしに高機能・高品位な出力装置に
よる高品位印刷の恩恵を享受することができる。
【0007】また、プリント・サーバを提供する店舗経
営者側の立場から言えば、プリント・サーバを設置して
おくだけで、顧客がこれを勝手に使用し、利用料金が自
ずと蓄積されるので、課金管理が容易である。また、店
内サービスが拡充されることから、店舗への顧客吸引力
になるなどの副次的なメリットがある。
【0008】このように店舗などの公衆の場に設置すべ
きプリント・サーバには、例えば、複写機能、ファクシ
ミリ機能などの多種多様な出力機能を備えた「複合機」
を適用することができる。すなわち、複合機1台で、異
種の情報出力サービスを提供することができ、省スペー
ス化にもなる。
【0009】ところで、上述のように、情報技術の発展
に伴って、企業や団体等の内部において、イントラネッ
ト等の情報インフラの構築を進め、情報化を進めること
によって、流通されている情報がアナログ情報からデジ
タル情報へ移行しており、その結果、電子化情報の流通
が増加している。そこで、情報発信の場としてインター
ネット等のネットワークが注目されており、従来、新
聞、雑誌、書籍等の印刷物の提示・配布に限られていた
情報提示に、ネットワークによる情報発信という今まで
と異なる情報提示が増加している。すなわち、企業や、
団体等も情報発信に新聞や雑誌の紙面等を使用すること
のみならず、インターネット等のネットワークによるホ
ーム頁等の情報提示を採用することが増加している。こ
れにより、ユーザ側から情報を入手するという行為への
アプローチが様々な形態に変化している。その結果、ユ
ーザは、ネットワークによるホーム頁等の情報提示を参
照することで、より詳細な情報やネットワーク上で提示
される各種情報等、必要な情報を享受することができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ネットワークによる情報提示を参照することで必要な情
報を入手することができるが、携帯情報端末などを携行
して出先に居るユーザは、このようにして必要な情報を
入手することはできない。また、たとえコンピュータ環
境が整った環境にあっても、ユーザが必要とする情報は
提示された情報の一部分であることが多い。例えば、雑
誌、新聞等には多数の種類の異なる情報が集められてお
り、その多数の情報から一部の情報のみを参照したいと
いう要望もある。この場合には、ユーザはそれらの情報
を全て参照して、該当する記事の情報を独自に抽出しな
ければならない。
【0011】本発明は、上記事実を考慮して、必要な情
報のみを確実に提示することができる情報提示方法の提
供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、通信回線に接続された情報端末で指定され
た指定情報を提示する情報提示方法であって、情報提示
媒体に掲載された複数の記事情報を、前記情報提示媒体
に掲載された形態を維持しつつ予め保管し、前記情報端
末から前記通信回線を介して受け取った指定情報に基づ
いて、記事情報を特定し、特定した記事情報に基づいて
出力情報を生成し、生成した出力情報を記録媒体に出力
するために、該出力情報を送信することを特徴とする。
【0013】本発明では、情報端末に向けてインターネ
ット等の通信回線を介して情報を提示する。雑誌、新聞
等各種出版物に代表される情報提示媒体は、時代や需要
者の世代に沿った内容の記事等を提供するものであり、
定期的に最新のものが出版され、常に最新の情報が記事
として提供される。他方、出版済みの新聞や雑誌はバッ
クナンバーとして保管されている場合もある。そこで、
情報提示媒体に掲載された複数の記事は、情報提示媒体
に掲載された形態を維持しつつ記事情報として保管され
る。保管は、掲載された形態を維持させるため、その記
事をスキャンしたデータを格納することによって行うこ
とが好ましい。また、保管すべき記事情報が文字情報で
ある場合、当該記事の文字数、行数、文字フォント等を
特に変更、すなわち形状や位置を変更することなく、当
該記事が掲載されたそのままの形態でデータベースに保
管される。また、保管すべき記事情報が写真や画像であ
る場合、写真や画像を構成する大きさ、形状、色彩等に
ついても変更を加えることなく、当該写真、画像が掲載
されたそのままの形態でデータベースに保管される。な
お、後述するように記事情報には、例えば、当該記事情
報の一部を表す語や、主要な語句等、記事情報に関連す
るインデックスやキーワード等を対応付けることができ
る。そして、これらの保管された複数の記事情報から、
情報端末から通信回線を介して受け取った指定情報に基
づいて記事情報を特定する。この特定した記事情報に基
づいて出力情報を生成し、生成した出力情報を記録媒体
に出力するために、該出力情報を送信する。これによ
り、情報提示媒体に掲載された複数の記事情報のうち、
ユーザが要求した記事情報に基づいて出力情報が生成さ
れ、送信される。この出力情報をプリンタ等の出力装置
を用いて出力することにより、雑誌等情報提示媒体に掲
載されたままの形態で、ユーザが意図した情報を入手す
ることができる。
【0014】前記情報提示方法では、通信回線を介して
前記記録媒体に出力する出力装置を特定するための装置
情報をさらに受け取り、該装置情報に対応する出力装置
へ向けて前記出力情報を出力することができる。関連情
報をプリンタ等の出力装置で出力する場合、ユーザは所
定の出力装置からの出力を望むことがある。そこで、出
力装置を特定するための装置情報をさらに受け取り、装
置情報に対応する出力装置へ向けて関連情報を出力する
ことにより、ユーザが意図する情報を意図する出力装置
で得ることができる。
【0015】また、前記記録媒体に出力する出力装置を
指示するための指示情報を通信回線を介して前記情報端
末へさらに送信し、前記通信回線を介して受け取った指
示情報に含まれる前記装置情報を受け取ることができ
る。ユーザが所望する出力装置は、常時決まっていると
は限らない。そこで、指示情報を情報端末へ送り、そし
て受け取った指示情報に含まれる装置情報を受け取るこ
とで、ユーザに出力装置の選択の機会を付与でき、さら
にユーザが意図する情報を意図する出力装置で得ること
ができる。
【0016】これらの場合、前記通信回線を介して受け
取った出力情報を、記録媒体に出力することができる。
すなわち、関連情報をプリンタ等の出力装置で出力する
ことにより、ユーザが意図する情報を確実に得ることが
できる。
【0017】前記情報提示方法では、最新の記事情報を
入手し、該最新の記事情報の形態を維持しつつ、最新の
記事情報を更に保管することができる。例えば、雑誌・
新聞は定期的に刊行される。したがって、最新のものが
刊行される毎に、当該最新のものに掲載されている記事
情報を入手し、この記事情報を前記データベースに各記
事毎に保管する。すなわち、最新の情報が流出するとき
に、データベース内の記事情報を更新する。これによ
り、データベース内に常に最新の情報を保管することが
でき、データベース内に新旧の情報を蓄積することがで
きる。なお、このとき最新の情報に日付情報を付加・設
定することもできる。
【0018】前記最新の記事情報に対応する記事情報を
履歴情報として保管することができる。最新の記事情報
を入手してデータベースに保管した場合に、従前から保
管されていた記事情報について、いわゆるバックナンバ
ー化する、すなわち、従前から保管されていた情報が保
管された順番、日付等を履歴情報として保管することが
できる。これにより、従前の情報の特定が容易となり、
ユーザの用途に応じた記事情報の検索がより容易とな
る。
【0019】前記指定情報は、前記記事情報の一部を表
すことができる。記事情報を保管する際に、例えば、記
事情報の一部を表す語や、主要な語句、タイトル、をイ
ンデックス又はキーワードとして当該記事情報に対応さ
せて保管する。また、通常、記事情報はタイトル、記事
内容、画像から構成されるため、記事情報を、文字情報
(タイトル部分、記事内容部分等)、画像情報(画像部
分、写真部分等)に分けて保管することができる。そし
て、これらに上記のようにインデックス、キーワード等
を対応させることができる。これにより、記事情報を検
索、特定する場合に、これらのインデックス、キーワー
ドを基礎として、各記事情報、又は各記事情報を構成す
る文字情報若しくは画像情報の特定・検索が容易とな
り、特定・検索の際に、記事全体を参照しなくてもよい
という利点がある。
【0020】前記出力情報は、前記記事情報に類似する
類似情報を含むことができる。類似情報には、記事情報
と関連する情報が含まれる。なお、類似情報は、記事情
報に関連付けて予め設定しておいても良いし、出力情報
を生成する際に生成しても良い。例えば、ユーザが要求
する記事情報が不動産情報についてのものである場合に
は、不動産情報のほかにその不動産の所在地近隣の種々
の情報を類似情報とすることができる。そして、不動産
情報とともに、類似情報であるその近隣の情報を同時に
出力することができる。また、例えば、雑誌の場合に
は、同時期に出版された他雑誌の同内容に係る記事情報
を類似情報として設定しておくことにより、指定した雑
誌の記事情報の他に、他雑誌の記事情報をも出力するこ
とができる。
【0021】また、前記出力情報は、前記記事情報に地
図情報を関連付けた情報を含ませることができる。地図
情報には、地形情報や、各地の主要な建物を強調して描
写した簡易地図情報等種々の地図情報が含まれる。記事
情報には、その位置や場所を指す対応部分を含むことが
ある。ここで記事情報に、これらの地図情報を関連付け
ておくことにより、例えば、その記事情報で紹介された
内容に関連するお店等に関する地図情報を記事情報とと
もに出力することができる。
【0022】また、前記出力情報は、前記特定した記事
情報から所定の情報を抽出した抽出情報を採用すること
ができる。ユーザは記事情報すべてではなく、要部を要
求する場合がある。そこで、各記事情報全体を出力する
のではなく、例えば、ユーザが参照すべき記事情報を指
定し、この指定した記事情報から要部を抽出する。要部
を抽出するためには、記事情報の先頭を予め定めた情報
や、記事の抄録、文字情報又は画像情報のうち何れか一
方を含む情報、文字情報又は画像情報の一部分のみの情
報等に予め加工しておいたり、ユーザ指示で加工したり
することにより、記事情報の一部分を抽出して出力する
ことができる。なお、参照記事の指定は、記事情報のタ
イトル、記事情報の内容の一部、主要な語句等インデッ
クス、キーワード等により行うことができる。
【0023】前記記事情報は、地図情報を含ませる又は
代えることができる。この場合地図情報は、例えば、出
版された地図を、地図に掲載されたそのままの形態を維
持させてデータベースに保管される。この保管の際に
は、例えば、各都道府県、市町村毎に分類したり、その
地域に存在する駅、病院等施設等の付加情報毎に分類し
たりして保管することができる。また、地図は、最新の
ものが要求されることが多いので、最新の地図が出版さ
れた場合に、それを入手して最新の地図を地図情報とし
てデータベースに保管、すなわち、データベース内の地
図情報を更新することが好ましい。また、例えば、不動
産業者などのように、その場所に過去にどのような建物
が存在したかを知りたいという要求等もあり、その場合
には、過去の地図情報が有効である。そこで、最新の地
図を保管する際に、過去の地図について、データベース
への保管を維持し、最新の地図情報を保管(更新)する
際に、直前の地図をいわゆるバックナンバー化する。こ
れによって、容易に新旧いずれの地図をも提示すること
ができる。なお、このバックナンバー化に際しては、地
図情報に日付情報等を付加・設定することができる。
【0024】例えば、地図情報は、都道府県、市町村等
の地域的範囲、基準地点から半径1km以内等の距離範
囲、または、基準地点から徒歩10分等の時間的範囲等
の指定から特定することができる。そして、この特定し
た地図情報に基づいて出力情報を生成し、生成した出力
情報を記録媒体に出力するために送信する。これによ
り、地図等に掲載された地図情報のうちユーザの要求に
基づいて出力情報が生成され、送信される。この出力情
報をプリンタ等の出力装置を用いて出力することにより
出版された地図等から、ユーザが意図した、例えば、地
理的、距離的又は時間的に一定範囲の地図を切り出した
地図情報を入手することができる。又、過去の地図をい
わゆるバックナンバーとして保管することで、時間的に
古い地図をも出力することができる。
【0025】前記地図情報は、地形や位置に対応する施
設情報を含むことができる。すなわち、地図情報には、
当該地図情報のうちの地形や位置に対応する施設情報を
含めることができる。この施設情報には、例えば、病
院、学校等の公共施設のみならず、飲食店、銀行等が含
まれる。このように、施設情報を含めることで、特定の
施設のみを抽出して出力することができ、例えば、ある
市内に存在する病院を強調して表示した地図等目的をも
った地図の出力が可能となる。更に、地図に関連する記
事情報等種々の情報をリンクさせることで、例えば、出
力する地域に存在するお店が掲載された雑誌又は新聞等
の記事、出力する地域に存在する有る飲食店の人気メニ
ュー等をも出力することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。
【0027】図1には、本発明の実施に供されるコンピ
ュータ・ネットワーク1の構成を模式的に示している。
コンピュータ・ネットワーク1は、例えば、分散型のネ
ットワーク・システムであってもよい。分散ネットワー
ク環境下では、各ユーザはプログラムやデータなど資源
オブジェクトの所在を特に認識する必要がなくなる。ま
た、コンピュータにおいて実行される手続きやメソッド
も、ネットワーク上で分散して保存され、管理されてい
る。例えば、ネットワーク上のある1つのコンピュータ
上で動作しているプロセスが、他のコンピュータ上で動
作するプロセスの手続きを呼び出して実行させることが
できる。
【0028】また、図1に示すように、コンピュータ・
ネットワーク1は通信媒体として、インターネット10
や、その他の小規模ネットワークとしてのLAN(Loca
l Area Network)20A、20B、・・・、各国又は各
地域の電話会社が構築・提供する公衆電話網30などで
構成される。公衆電話網30には、例えば、PSTN
(Public Switched Telephone Network)やISDN(I
ntegrated Service Digital Network)が含まれる。ネ
ットワークと公衆電話網30とは、ゲートウェイ・シス
テム31によって相互接続されている。また、電話網と
して、さらに、PDC(Personal Digital Cellular)
やPHS(Personal Handyphone System)など各種形式
の無線電話網40A、40Bを含んでいる。
【0029】無線電話網40A、40Bは、携帯端末1
00に対するデータの送受信機能と、発信番号の認証機
能と、各基地局(図示しない)のセル内に登録された携
帯端末に対する位置データの付与機能などの機能サービ
スを提供できることが好ましい。
【0030】インターネット10やそれぞれの小規模ネ
ットワーク20A・・・は、モデムやルータ等の通信装
置21A・・・等を経由して相互接続されている。この
ようなネットワーク上のサーバ同士は、例えば、TCP
/IP(Transmission Control Protocol/Internet Pro
tcol)などの所定の通信プロトコルに従って相互アクセ
スが可能となっている。
【0031】コンピュータ・ネットワーク1上には、無
数のホスト端末が接続されている。これらコンピュータ
・システムは、世界中に散在しており、一部のコンピュ
ータは各種の資源サービスを有償又は無償で提供する
「サーバ」として稼動し、他の一部はサーバに対して資
源サービスを要求する「クライアント」として稼動して
いる。
【0032】サーバの一例は、インターネット10のよ
うなTCP/IPネットワーク上に構築されたWWWシ
ステムにおけるWWWサーバである。WWWサーバは、
HTML(Hyper Text Markup Language)コンテンツな
どのHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)資源オ
ブジェクトを提供することができる。
【0033】サーバの他の例として、各ユーザ・アカウ
ントに対する電子メールの送受信サービスを提供するメ
ール・サーバ、データベース・サーバ、ファイル・サー
バなどが存在する。
【0034】また、LAN20上にも各種のサーバを設
置することができる。LAN20のような小規模ネット
ワークは、例えば企業などの特定の組織・団体によって
運営され、例えば、ファイヤ・ウォール(図示しない)
のようなサーバを介して外部の広域ネットワークに接続
され、外部ネットワークとの間でのアクセスが制限され
ている。LAN20が特定の企業によって所有・管理さ
れているような場合、LAN20上に設置された記事管
理サーバ60やデータベース・サーバには、企業内の文
書やデータ等の企業に関する様々なコンテンツが多数蓄
積されている。クライアントは、所定の認証手続きを経
て、企業において正当な権限が付与されたことが明らか
にならなければ、この種の記事管理サーバ60やデータ
ベース・サーバに対するアクセスが許可されない。
【0035】なお、コンテンツとは、電子情報の内容そ
のものをいい、特にコンピュータ内で扱われ、ネットワ
ークの中を流通する情報の内容そのものをいう。また、
コンテンツは、テキストデータ、図形データ、マルチメ
ディアデータ等の各種データを含んで提供された記事や
地図そのものの提供情報、その記事や地図に属する項目
の詳細情報、記事・地図に関する項目の関連情報を含ん
でいる。
【0036】記事管理サーバ60は、コンテンツの保管
・検索・一覧を行うことができるコンテンツ管理装置
と、コンテンツの解析やデータ合成及び文書生成を行う
コンテンツ処理装置と、プリンタなどの指定された出力
装置向けにレンダリング(プリント・イメージ生成)を
行うフォーマッティング装置を備えることが好ましい。
これらいずれの装置も図1中には図示しないが、記事管
理サーバ60と同一の計算機システム上に構築しても、
該記事管理サーバ60から独立した他のネットワーク接
続された計算機システムであってもよい。但し、記事管
理サーバ60の詳細については後述する。
【0037】また、本実施の形態に係るコンピュータ・
ネットワーク1上には、1以上の出力管理サーバ50が
設置されている。この出力管理サーバ50は、クライア
ントからの情報出力要求に応じて印刷用紙へのプリント
・アウトなどの情報出力処理の制御・管理を行う。情報
出力装置としては、自己にローカル接続されたプリンタ
(ローカル・プリンタ)51以外に、ネットワーク1上
に散在する他のプリンタ(リモート・プリンタ)70
A、70B・・・などを指定することができる。
【0038】出力管理サーバ50は、情報出力可能なプ
リンタの一覧を検索・表示する機能と、プリンタに対す
る要求を中継する機能などの機能サービスを提供できる
ことが好ましい。但し、出力管理サーバ50の詳細につ
いては後述する。
【0039】ネットワーク1上に接続される各プリンタ
70A、70B・・・は、コンピュータ処理された文書
等のプリント・イメージを印刷するプリンタである以外
に、複写機能やファクシミリ機能など多種類の機能サー
ビスなど他の機能も提供する「複合機」で構成すること
ができる。プリンタ70A、70B・・・は、例えば、
コンビニエンス・ストアや大学生協、ガソリン・スタン
ド、高速道路のサービス・エリアなど、比較的多人数が
集結し易い公共の場に設置され、不特定多数のユーザ間
で共有される。各プリンタ70A、70B・・・による
情報出力サービスは、基本的には有料で提供され、情報
出力量などに応じた従量課金を行うことができる。プリ
ンタ70の詳細については後述する。
【0040】出力管理サーバ50に対して情報出力要求
を行うクライアントは、企業のオフィスや一般家庭内な
どに設置されてネットワーク1上の物理的又は論理的な
居場所が明確なホスト端末200A、200B・・・で
あってもよい。あるいは、クライアントは、ユーザが携
帯して使用する、コンピュータ・ネットワーク1上の物
理的又は論理的な居場所が不定な携帯端末100A、1
00B・・・であってもよい。これらクライアントは、
LAN20経由でインターネット10に接続されてい
る。あるいは、クライアントは、インターネット・サー
ビス・プロバイダ(ISP)が提供する所定のアクセス
・ポイント(AP)にダイヤルアップすることで、イン
ターネット10にIP接続(ダイヤルアップIP接続
等)されるホスト端末200であってもよい。
【0041】本実施の形態では、とりわけ、PHSやP
DCなどの無線電話網を介してネットワーク接続するこ
とができる携帯端末100A、100B・・・をクライ
アントとした場合を、規定している。例えば、ユーザ
は、携帯端末100A、100B・・・を携帯しつつ移
動するので、ネットワーク1上における携帯端末100
A、100B・・・の物理的及び論理的な居場所は不定
である。
【0042】携帯端末100は、テンキーその他のユー
ザ入力装置と、表示パネルなどユーザ・フィードバック
を視覚的(又は聴覚的、触覚的)に行うための出力装置
と、基地局との間でデータ通信を行うための無線送受信
装置と、電話番号のように端末を一意に識別可能な無線
端末装置番号を備えていることが好ましい。但し、この
場合におけるクライアント端末の詳細については後述す
る。
【0043】図1に示すコンピュータ・ネットワーク1
を利用することで、携帯端末100を携帯するユーザ
は、モバイル環境下において情報出力要求を行うことが
できる。図2には、コンピュータ・ネットワーク1上に
構築された、モバイル環境における情報出力を提供す
る、本実施の形態にかかる「モバイル・プリント・シス
テム(MPS)」の機能構成を模式的に示している。以
下、図2に示した構成の各部について説明する。
【0044】〔携帯端末〕携帯端末100は、ユーザが
携帯可能な装置であり、テンキーその他のユーザ入力装
置と、表示パネルなどユーザ・フィードバックを行うた
めの出力装置と、基地局との間でデータ通信を行うため
の無線送受信装置と、電話番号のように端末を一意に識
別可能な無線端末装置番号を備えている。また、携帯端
末100は、以下に示す各機能を有する。
【0045】(1)コマンド入力 テンキー、メニュー・ボタン、あるいは音声入力などの
形式で、ユーザからのコマンドやデータ(必要とする情
報を検索するための基本となるパラメータ)を入力する
ことができる。図12には、ユーザが、記事管理サーバ
60に対して記事情報を要求するための基本パラメータ
をディスプレイ・パネル上で入力している様子を描写し
ている。本実施の形態では、図12に示すように、例え
ば、内容の欄にユーザが必要とする記事情報のキーワー
ド、当該記事情報の画像を要求するか否かのパラメー
タ、当該記事を掲載した雑誌の発行された時期を特定す
るために対象期間を入力することができる。なお、さら
に、絞り込んだ情報を検索するために、キーワードを追
加する、又は、検索する記事情報を所有する新聞、雑誌
の種類を制限する等してもよい。
【0046】また、コマンドや基本パラメータ以外に、
ユーザは現在の居場所を特定するための位置データを入
力することもできる。図14は、ディスプレイ・パネル
上で位置データを入力している様子を描写している(現
在位置が入力されている)。全ての位置データを文字入
力するのではなく、予め登録されている位置情報のリス
トの中から択一的に選択するようにしてもよい。ユーザ
入力された位置データは、無線電話網40のキャリヤが
送信フレーム中に付与する位置データ(基地局ID)な
どの代用とすることができる。
【0047】携帯端末100上で入力されたコマンドや
各データは、記事管理サーバ60に転送される。また、
携帯端末100は、既に選択したプリンタに対してプリ
ントの実行を要求するプリント命令を入力することがで
きる。図16には、ディスプレイ・パネル上でプリント
命令又はプリントの取り消し(キャンセル)命令を入力
している様子を描写している。選択された内容は、無線
電話網40やインターネット10などのコンピュータ・
ネットワーク1を介して指定されたプリンタ70に送信
される。
【0048】(2)記事情報検索結果表示 上記キーワード等により検索を要求したときにその結果
として受け取るであろう、ユーザに対して利用可能な記
事情報の検索結果を提示する機能である。記事情報の検
索結果は、記事管理サーバ60側から、無線電話網40
又はその他の通信媒体を介して送信され、それを受け取
り、携帯端末100で表示する。
【0049】例えば、図13に示すように、記事管理サ
ーバ60からの情報を受け取り、該当する記事情報がい
くつあるかを表示する(図13の例では10件)。ま
た、図13の例では、ユーザが詳細情報の表示を所望す
る場合は、ディスプレイ・パネル上で詳細情報表示を選
択することができる。更に、ユーザは、詳細情報表示の
ほかに、該当する記事情報を出力するか否か、又は全画
面に戻るかを選択することができる。選択された内容は
(選択された記事情報の識別子等)は、無線電話網40
やインターネット10などのコンピュータ・ネットワー
ク1を介して記事管理サーバ60に送信される。
【0050】なお、例えば、該当する記事情報の見だし
を一覧表示するなど、該当する記事情報の一覧表示を行
い、ユーザが、この記事の見だしを参照して、記事情報
一覧表示画面上で所望の記事情報を選択することができ
るような構成としてもよい。
【0051】また、記事情報の出力形式一覧を提示する
機能を追加してもよい。さらに、例えば、記事とこれに
加えて地図情報等の記事に関連する情報を付帯させて記
事文書(出力情報)を生成するように指示する機能を追
加することができ、ユーザは、出力形式一覧表示画面上
で、所望の出力形式を選択することができる。
【0052】(3)プリンタ一覧表示: ユーザに対して利用可能なプリンタの一覧や、各プリン
タの状態を提示する機能である。利用可能なプリンタ・
リストは、出力管理サーバ50側から無線電話網40や
インターネット10などのコンピュータ・ネットワーク
1を介して送信される。ユーザは、プリンタ一覧表示画
面で、所望のプリンタを選択することができる。
【0053】図15には、選択可能な出力装置(プリン
タ)をディスプレイ・パネル上に一覧表示した様子を描
写している。ユーザは、プリンタ一覧表示画面上で、所
望のプリンタ又はプリンタの設置場所を選択することが
できる。選択された内容は、無線電話網40やインター
ネット10などのコンピュータ・ネットワーク1を介し
て出力管理サーバ50に送信される。
【0054】(4)トークン管理: トークンとは、印刷する記事文書(出力情報)や、記事
文書の印刷に関する権利・権限を示したデータのことで
ある。トークンを予め携帯端末100に担持して配布す
ることで、端末のユーザに関する「身分証明」として作
用する。記事管理サーバ60やその他のコンテンツ提供
者は、記事情報、それに関する文書や有料コンテンツ
を、特定のトークン保持者にしか利用できないような形
態で暗号化して情報配信することができる(注釈参
照)。
【0055】(5)コマンド転送: ユーザ入力装置から入力された各コマンドやデータ(パ
ラメータなど)を記事管理サーバ60に向けて転送す
る。また、出力管理サーバ50に対して問い合わせ(qu
ery)を発行したり、プリンタ70に対してプリント命
令を発行することができる。転送方法は、無線電話網4
0を媒介とする以外に、IrDA(Infrared Date Asso
ciation)やBluetoothなどの近距離無線データ通信を用
いて最寄のホスト端末に送信し、このホスト端末経由で
転送するようにしてもよい。
【0056】〔記事管理サーバ〕記事管理サーバ60
は、例えば、企業内のLAN(又はイントラネット)上
に設置され、情報提供先(出版社、新聞社等の情報提供
法人80)からの画像情報、文字情報等を含む記事情報
等やデータベースを取り扱うことができる。但し、これ
らの記事情報等やデータベースは、記事管理サーバ60
のローカルディスクに保管されてもよいし、あるいは、
図2で示すようにインターネット10またはイントラネ
ット経由で接続される他のファイル・サーバやデータベ
ース・サーバ上に存在してもよい(イントラネットは、
WWWなどのインターネット(TCP/IPネットワー
ク)上の技術を企業内に採り入れた情報共有システムで
ある)。このような場合、記事管理サーバ60は、記事
情報、その他の文書やパラメータなどに関するデータを
インターネット10又はイントラネット経由でファイル
・サーバやデータベース・サーバに送りこむことができ
る。コンピュータ・ネットワーク1上における記事管理
サーバ60の所在は、例えばURL(Uniform Resource
Locator)によって指定される。また、各々の記事情
報、その他の文書もURLによって指定可能である。
【0057】本実施の形態に係る記事管理サーバ60
は、以下に示す各機能を有する。
【0058】(1)記事コンテンツ管理 記事文書を作成する元となるコンテンツの管理を行う。
この記事のコンテンツは、記事管理サーバ60のローカ
ルディスク、あるいは、インターネット10(又はイン
トラネット)経由で接続された他のサーバのリモート・
ディスク上に蓄積されている。記事管理サーバ60は、
携帯端末100側からの要求に応じてコンテンツを取得
する。このコンテンツの記憶については、データベース
管理と関係する場合もあり、詳細は後述する。
【0059】(2)パラメータ管理 指定された記事情報に対して、携帯端末100側から入
力されたパラメータの管理を行う。ここでいうパラメー
タは、記事情報に関する画像情報Gや文字情報(タイト
ル部分のデータT、内容部分のデータC等を含む)の出
力をカスタマイズするためのデータを意味する。
【0060】(3)データベース管理 バックオフィスなどのデータベース管理を行う。データ
ベースは、記事管理サーバ60自体のローカル・ディス
ク上、あるいは、インターネット10(又は、イントラ
ネット)経由で接続された他のデータベース・サーバ上
に存在する。
【0061】(4)記事文書の動的カスタマイゼーショ
ン 携帯端末100側から入力されたデータなどのパラメー
タに基づいて、記事情報を文書処理すなわち出力形式に
カスタマイズする。カスタマイズ化などの文書処理は、
記事管理サーバ60内で実行してもよいし、CGI(Co
mmon Gateway Interface)などの遠隔手続き呼び出しを
利用してインターネット10(又はイントラネット)上
の他のサーバに委ねてもよい。
【0062】〔出力管理サーバ〕出力管理サーバ50
は、コンピュータ・ネットワーク1上に存在するプリン
タなどの情報出力装置の管理と、コンピュータ・ネット
ワーク1上で発行されたプリント要求などの情報出力要
求を統括的に制御することができる。出力管理サーバ5
0は、特定の企業内で運用されても、企業外の組織が特
定企業のために運用してもよい。例えば、企業外の第3
者的な組織・団体が複数企業にまたがって出力管理サー
ビスを提供するような運営形態であってもよい。図1に
示す例では、出力管理サーバ50は、インターネット1
0上の所定の場所(IPアドレス)で接続されている
が、サーバの設置場所は特に問わない。コンピュータ・
ネットワーク1上における出力管理サーバ50の所在
は、例えば、URLによって指定される。 (1)ディレクトリサービス ディレクトリ・サービスとは、分散コンピューティング
環境下において、アプリケーションの所在を管理する機
能のことである。すなわち、アプリケーションの場所を
意識せず、そのプログラム名を指示するだけで、ディレ
クトリ・サービスがアプリケーションを起動してくれ
る。
【0063】この場合のディレクトリ・サービスはコン
ピュータ・ネットワーク上で出力管理サーバ50の管理
下に置かれている各プリンタ70A、70B・・・を管
理するとともに、ユーザすなわち携帯端末100におい
て利用可能なプリンタを検索する。ディレクトリ・サー
ビスは、携帯端末100から送られてくる位置データな
どを基にして、どのプリンタ(またはどの店舗のプリン
タ)を提供すべきかを検索する。
【0064】ディレクトリ・サービスにおいて検索され
たプリンタ一覧は、無線電話網40やインターネット1
0などからなるコンピュータ・ネットワーク1経由で携
帯端末100側に送信される。また、携帯端末上では、
プリンタ一覧がユーザに提示される。 (2)課金処理 携帯端末100上で出力要求される文書は、有権利文書
や個人情報を含んだ文書である可能性がある。不正なユ
ーザによって文書が悪用・転用されないように、出力管
理サーバは、記事管理サーバに対して認証を行うこと
で、出力文書受け取ることができる。これに対し、記事
管理サーバ60は、出力データ、すなわち文書識別子に
よって指定された文書を、出力装置識別子とともに出力
管理サーバ50に送信する。また、出力管理サーバ50
は、指定されたプリンタ70に対しては、認証成功後で
なければ出力文書を送信しない。
【0065】また、出力管理サーバ50は、モバイル環
境での情報出力サービスに対して正当な対価・料金をユ
ーザに請求すなわち課金してもよい。この場合、出力先
に指定されたプリンタに対して料金体系などの課金情報
を送信するとともに、プリンタ側からは実行されたプリ
ント出力結果に応じて算出された課金額などの課金情報
が返信される。カラー・プリントや高品質用紙へのプリ
ント・アウトなど、出力サービスの品位に応じて料金体
系を切替えるようにしてもよい。出力管理サーバ50
は、すべての情報出力に対する課金情報を一元的に集中
管理してもよいし、課金処理のみを行って課金情報を文
書提供元である記事管理サーバ60に送信するようにし
てもよい。
【0066】これらの認証処理や課金処理は、例えば、
無線電話網40やインターネット10などからなるコン
ピュータ・ネットワーク1経由で行われる。 (3)プリンタ・プロキシ モバイル環境下のユーザ、すなわち携帯端末100から
は、指定したプリンタ70に対して出力要求を直接送る
こともできるが、記事管理サーバ60や出力管理サーバ
50に対して出力要求を発行することもできる。後者の
場合、出力管理サーバ50は、プロキシとして機能し
て、プリント要求を指定されたプリンタに対してリダイ
レクトする。リダイレクションには、例えば、URL、
トークン、Putメソッドなどを利用することができ
る。 (4)状態監視 出力管理サーバ50は、各プリンタに対して、キュー
(プリントジョブの待ち行列)の状態などをチェックす
る。状態監視は、例えば、無線電話網40やインターネ
ット10からなるコンピュータ・ネットワーク1経由で
行われる。
【0067】状態監視した結果、キューがすでに満杯で
もはや新しい出力要求を受容できないプリンタが判明し
た場合、出力管理サーバ50は、該プリンタをプリンタ
一覧から除外してもよい。
【0068】〔プリンタ〕プリンタは、文書の出力を実
行する装置であり、例えば、出力管理サーバ50にロー
カル接続されたローカル・プリンタ51と、コンピュー
タ・ネットワーク1上に散在するリモート・プリンタ7
0A、70B・・・の双方を含む概念である。各プリン
タは、コンピュータ処理されたプリント・イメージを出
力するプリンタ以外に、複写機能やファクシミリ機能な
どの多機能を装備した「複合機」であってもよい。
【0069】プリンタ70A、70B・・・は、例え
ば、コンビニエンス・ストアや大学生協、ガソリンスタ
ンド、高速道路のサービスエリアなど、比較的多人数が
集結しやすい公共の場に設置され、不特定多数のユーザ
間で共用される。コンピュータ・ネットワーク1上にお
ける各プリンタ70の所在は、例えば、URLによって
指定される。
【0070】本実施の形態に係る各プリンタは、以下に
示す各機能を有する。 (1)プリント・キューの管理 プリンタは、携帯端末100から要求されたプリント・
ジョブ(出力管理サーバ50からリダイレクトされたも
のを含む)を一旦蓄積して、スケジューリングを行う。
蓄積されたジョブは、出力指示を受領した後に(あるい
は先入れ先出し(FIFO)方式)で処理される。 (2)課金処理 各プリンタ70A、70B・・・による情報出力サービ
スは、基本的には有料で提供され出力量に応じた従量課
金などを行うことができる。携帯端末100上で出力要
求される文書は、企業内の機密文書や個人情報を含んだ
文書である可能性がある。不正なユーザによって文書が
悪用・転用されないように、各プリンタ70は、記事管
理サーバ60または出力管理サーバ50による認証成功
後でなければ出力文書を受信することができない。
【0071】また、プリンタ70は、モバイル環境上で
の情報出力サービスに対して正当な対価・料金をユーザ
に請求すなわち課金してもよい。この場合、出力管理サ
ーバ50側からの料金体系などの課金情報を出力管理サ
ーバ50に対して返信する。カラー・プリントや高品質
用紙へのプリント・アウトなど、出力サービスの品位に
応じて料金体系を切替えるようにしてもよい。
【0072】認証処理や課金処理は、例えば、無線電話
網40やインターネット10などのコンピュータ・ネッ
トワーク1経由で行われる。 (3)動的カスタマイゼーション 出力文書自体は、記事管理サーバ60上において作成さ
れる。文書は、携帯端末100上で入力されたパラメー
タを基にしてテンプレートをカスタマイズしたものであ
る。但し、プリンタ70上においても、イメージの大き
さ(拡大/縮小率)や、トナーの色、出力枚数、出力用
紙の指定などの簡易カスタマイズ設定は、例えば、プリ
ンタ70上のコンソール・パネルを介して行うことがで
きる。 (4)コマンド入力 プリンタ70は、無線電話網40やインターネット10
などからなるネットワーク・コンピュータ1経由でコマ
ンドを受信することができる。プリンタ70のローカ
ル、すなわち設置場所で直接コマンドを入力機能を提供
してもよい。
【0073】プリンタ70は、例えば、コンソール・パ
ネル、ペーパーUI(User Interfac
e)、バーコードリーダなどの形態でコマンド入力機能
を実装することができる。 (5)記事文書一覧表示 各プリンタ70は、コンピュータ・ネットワーク1経由
で、記事管理サーバ60又は出力管理サーバ50からプ
リントジョブを受信してキューに格納する。この結果、
同時に複数のジョブすなわち文書が出力可能形式でプリ
ンタ上に蓄積されていることになる。
【0074】本実施の形態に係るプリンタ70は、出力
可能な記事文書をコンソール・パネルなどの表示画面上
に一覧表示することができる。また、蓄積されたすべて
の記事文書を一覧表示するのではなく、認証された特定
のユーザに関連する記事文書のみ抽出して(ジョブ・フ
ィルタリング)、一覧表示するようにしてもよい。ユー
ザは、このような文書一覧表示画面上で、実際に出力し
たい文書を選択するようにしてもよい。
【0075】〔記事情報〕以上各構成を詳細に示した
が、図2の破線部Dで示す記事管理サーバ60及び出力
管理サーバ50は、1つのサーバで構成することもでき
る。1つのサーバで構成した場合には、記事管理サーバ
60、出力管理サーバ50(図2の破線部D)は、情報
データベース88、出版社データベース80A、新聞社
データベース80B、及び地図出版社データベース80
Cに機能的に分類できる。情報データベース88は、記
事及び地図その他関連情報をデータベース化して保管さ
れる。これらの情報は、各情報提供法人データベース8
0A、80B、80Cから提供されたり、予め切り出し
た情報が提供されたりすることで保管できる(詳細は後
述)。出版社データベース80Aには、ある出版社の雑
誌のバックナンバーや、雑誌そのものの情報が格納され
ている。新聞社データベース80Bには、ある新聞社の
バックナンバー、新聞そのものの情報が格納されてい
る。地図出版社データベース80Cには、ある地図提供
会社の時間的に古い地図、最新の地図の情報が格納され
ている。そして、これら、情報データベース88と、出
版社データベース80A、新聞社データベース80B、
地図出版社データベース80Cとの関係は、情報データ
ベース88に全ての情報を格納しても良いし、各情報を
適宜呼び出しても良いし、また、定期的に各情報を参照
するようにしても良い。
【0076】そして、記事管理サーバ60に記事情報を
保管(コンテンツの記憶)する手順の一例を説明する。
ここでは、雑誌の中から任意の記事を切り出して保管
(格納)する場合を一例として説明する。
【0077】図4(A)には、雑誌90の中の任意の頁
に掲載されている記事を含む見開き頁を示した。まず、
この雑誌90の記事頁92から記事を保管する場合、図
4(B)に示すように、記事頁92をスキャンして、頁
全体のスキャンデータSを作成する。このスキャンデー
タS内には、図4の例では複数の記事を含んでいる。次
に、このスキャンデータSのうちの、文字情報と画像情
報との領域を定め、各々を個別に切り出して保管する。
図4の例では、文字情報として表題部分のデータT、記
事部分のデータC1、C2とを含み、写真等の画像部分
である画像情報G1、G2を含んでいる。図4(C)に
示すように、これらの切り出した表題部分のデータT、
記事部分のデータC1、C2、画像情報G1、G2に、
該当する記事の主要な語句等をインデックスとして付加
し、データベースに保管する。
【0078】なお、地図情報には、地形情報や、各地の
主要な建物を強調して描写した簡易地図情報等種々の地
図情報を含むことができる。ところで、保管する記事情
報に地図情報を関連付けた情報を含ませることもでき
る。ユーザは切り出したい記事情報に関連する施設、店
舗の位置を知りたい等ユーザの要求に基づく地図情報を
要求する場合がある。そこで、ユーザが要求する記事情
報に関連する地図情報を、例えば、予め想定しておく、
その都度要求に応じて適宜検索したりするなどして、地
図出版社データベース80Cから取り出して、該当する
記事情報に地図情報を関連付けた情報を出力することが
できる(図9参照)。
【0079】上記した文字情報及び画像情報の保管処理
については、図5に示すフローチャートに従って行われ
る。以下、図5のフローチャートに従って、さらに具体
的に説明する。
【0080】ステップ300において、雑誌、新聞等の
情報提示媒体に掲載された複数の記事のスキャン処理を
行う。図4に示す例では、雑誌の1頁をスキャン対象と
して、この頁をスキャニングし、これによりスキャンデ
ータSを得る。スキャニングが終了すると、ステップ3
01において、該当頁について、これに含まれる記事を
分類する。この分類は、オペレータが該当頁を参照する
ことによって定めてもよく、該当頁にデータが付随する
場合には、そのデータを分類に用いてもよい。
【0081】ステップ302において、上記したステッ
プ301で分類された記事を1つの記事について記事領
域を設定する。この設定は、オペレータがスキャンした
データを参照しながらその範囲を設定することが好まし
い。記事は、複数頁に渡って掲載されている場合もあ
り、は必ずしも頁の始めから記載されているとは限らな
い。この場合、記事の領域、すなわち、記事の開始する
部分から終了部分までを特定する必要がある。そこで、
図4(B)に示す例のように、1つの記事94がタイト
ル部分のデータT、画像情報G2、記事内容部分のデー
タC2から構成されているとすると、これらのすべての
情報を包含する範囲を記事領域として設定する。
【0082】続いてステップ303において、文字情報
を構成するタイトル(表題)部分のデータT(図4
(B)、図6(B)参照)の領域を設定する。なお、そ
の他の例として図7で示すような雑誌の場合には、掲載
された広告データP、雑誌名のデータM等の領域を設定
することもできる。ステップ304において、画像情報
Gの領域を設定する。ステップ305において、文字情
報を構成する記事の内容部分のデータCの領域を設定す
る。すなわち、ステップ303、ステップ304、及び
ステップ305では、スキャンデータSのうち、文字情
報を構成するタイトル部分、画像情報、内容部分の占め
る領域を特定し、設定しておく(図6(B)、図7参
照)。
【0083】そして、ステップ306で、上記ステップ
で設定されたそれぞれの領域についてインデックスを付
与する。このインデックスが付与された各領域につい
て、各領域毎にそれぞれデータベースに登録する。
【0084】以上の手順に従って該当頁の保管処理が終
了する。そして、以上の処理が繰り返され、最終的に雑
誌の全頁に渡って保管処理が行われる。これらの処理
は、他の雑誌、新聞、書籍等にも適用でき、同様に処理
を行うことで、それぞれのデータベースに情報を保管
(格納)することができる。
【0085】また、保管の対象が地図情報である場合に
は、出版された地図をスキャニングして、このスキャニ
ングしたデータに基づいて、縮尺、地域等をパラメータ
として地図を分類する。そして、例えば、都道府県毎、
市町村毎地域的領域、基準地点から半径1km以内の地
域等距離的領域、または基準地点から徒歩10分以内の
時間的領域等ある一定領域を設定する。このとき、当該
地図情報に、例えば、その地図に含まれる主要な店舗、
施設、建造物等の名称をキーワード、インデックスとし
て付与することができる。そして、設定されたそれぞれ
の領域についてインデックスを付与する。このインデッ
クスが付与された各領域について、各領域毎にそれぞれ
データベースに登録する。
【0086】これにより、記事毎、又は地図毎の出力が
可能となる。例えば、図6(A)で示す雑誌に掲載され
たままの形態である記事94が、上記した記事保管処理
に従って、図6(B)で示すようにタイトル部分のデー
タT、内容部分のデータCを含む文字情報、及び画像情
報Gに分類されて保管される。従って、1つの記事文書
を出力する場合には、図6(C)にしめすように、記事
文書の全体が雑誌に掲載された形態を維持させて出力す
ることができる。また、複数の記事情報のうち、記事の
内容部分のデータのみ又は画像部分のデータのみをまと
めて出力する場合には、図8(A)、(B)に示すよう
に、記事の画像部分のデータ又は内容部分のデータがま
とめられ、内容部分又は画像部分がそれぞれ、雑誌等に
掲載されたそのままの形態を維持させて出力することが
できる。また、記事情報に地図情報を関連付けた情報を
含めておいた場合には、図9に示す例のように、その記
事情報で紹介された内容に関連するお店、施設等の存在
位置を示す地図96を記事情報とともに出力することも
できる。更に、上記したように地図情報を一定領域毎に
切り出して保管することにより、地図情報の出力の際に
は、ユーザが必要とする地域、場所が含まれた自由な形
態で出力することができる。すなわち、図10で示す例
のように、広域地図(図10(A))のうちの一部の地
域のみ参照したいというユーザの要求に従って、ユーザ
の要求に該当する範囲のみの地図(図10(B))を出
力することができる。また、図11に示すように、ユー
ザが指定した、時間の異なる地図を同じ領域で出力する
ことができ、この場合には、同じ領域の地図の時間的な
履歴を提示することができる。なお、例えば、不動産の
み、コンビニのみ、等目的の施設情報の存在位置のみを
掲載した地図情報を容易に提示することもできる。
【0087】〔モバイル・プリント・サービス〕図11
には、コンピュータ・ネットワーク1経由でモバイル環
境から情報出力処理すなわち「モバイル・プリント・サ
ービス」を行うためのシナリオを示した。本実施の形態
では、シナリオは、記事情報の照会、記事文書指示、パ
ラメータの入力催促要求、パラメータの送信、プリント
要求、という複数のフェーズに区分できる。以下、図1
1を参照しながらシナリオを説明する。
【0088】図11に示すように、情報提供法人80
は、新聞社及び出版社から構成される。これらの新聞社
及び出版社は、ネットワーク環境を構築せずに、モバイ
ル・プリント・サービスのために単に情報を提供する
か、若しくは独自にネットワーク環境を構築し、モバイ
ル・プリント・サービスを介してユーザに情報を提供す
るよう構成することができる。
【0089】ユーザは、以下のシナリオによって、ユー
ザが必要とする情報を迅速かつ要求に沿った状態で享受
することができる。
【0090】(1)記事情報の照会 ユーザは携帯端末100上のテンキーその他の入力装置
を用いて、記事管理サーバ60に認証データを送信す
る。
【0091】認証方式としては、以下の6つに代表され
るような任意の認証方式を用いることができる。(1)
携帯端末が無線通信網に接続する際に送信する無線端末
装置番号に基づく方式。(2)無線端末装置番号に一方
向性関数などの演算を施したデータに基づく方式。
(3)無線端末装置番号を基にデータベースを検索する
ことによって得られるデータに基づく方式。(4)ユー
ザ名とパスワードのペアに基づく方式。(5)サーバが
送信したチャレンジ・データにパスワードを用いた演算
を施した結果と、ユーザ名のペアに基づく方式。(6)
サーバが送信したチャレンジ・データに秘密鍵を用いた
暗号化を含む演算を施した結果と、ユーザ名のペアに基
づく方式。
【0092】これに対し、記事管理サーバ60は、認証
データの検証を行い、ユーザ・データベースからユーザ
の属性を抽出する。全てのユーザに同一のサービスを一
様に提供するような場合は、この認証ステップを省略し
てもよい。
【0093】また、ユーザは、テンキーその他の入力装
置を用いて、所望の記事に関する指定情報を入力し(必
要とする情報を検索するための基本となるパラメータを
入力し)、この情報を記事管理サーバ60に送信する
(図12参照)。
【0094】記事管理サーバ60は、前記ユーザ認証デ
ータに基づいて抽出された属性、及び必要とする情報に
関する指定情報を基に、コンテンツ管理装置を検索し該
当する記事文書がいくつあるかをカウントし、検索結果
データを生成する。記事管理サーバ60は、さらに、携
帯端末100用の検索結果データを生成する。携帯端末
100又は無線通信網40は、記事管理サーバ60に対
する送信フレーム中に、端末の種類を記述したデータを
付加することができる。次いで、記事管理サーバ60
は、生成した検索結果データを、インターネット10や
無線電話網40などで構成されるコンピュータ・ネット
ワーク1を介して、携帯端末100に送信する。
【0095】(2)記事文書指示 携帯端末100は、コンピュータ・ネットワーク1経由
で受信した検索結果データを解析して、携帯端末100
上の表示パネルなどの出力装置にユーザ出力する。この
結果、携帯端末100には、ユーザが必要とする情報に
関する記事情報がいくつあるかが表示される。このと
き、ユーザは、表示パネル上に出力された記事情報検索
結果に従い、テンキー、その他のユーザ入力装置を介し
て、詳細情報表示、当該記事情報の出力、キャンセル、
全画面へ戻るの何れかを選択する。そして、携帯端末1
00は、ユーザ選択された指示の識別子(ID)を、無
線電話網40及びインターネット10などからなるコン
ピュータ・ネットワーク1を経由して記事管理サーバ6
0に送信する。
【0096】ここで、携帯端末100に表示された検索
結果に含まれる記事情報は、少なくともユーザが入力し
たパラメータである、インデックス、キーワードを含む
情報を含んでいる。また、例えば、当該記事を含む新
聞、雑誌等の出版時期を限定すればさらに選択範囲を限
定することができる。
【0097】記事管理サーバ60は、携帯端末100か
ら送信された識別子に基づいて、コンテンツ管理装置に
検索要求を送信する。コンテンツ管理装置は、検索要求
に応答して、該当する記事情報に属するコンテンツを検
索し、記事管理サーバ60に返信する。また、コンテン
ツ管理装置は、取出したコンテンツをコンテンツ処理装
置に送信する。コンテンツ処理装置は、受け取った記事
情報に属するコンテンツに基づいて出力形態に処理して
記事文書として、記事管理サーバ60に送信する。
【0098】記事管理サーバ60は、パラメータ・デー
タ入力催促要求を携帯端末100に送信してもよい。こ
の場合、パラメータ・データ入力催促要求を受信した携
帯端末100の表示パネル上には、図12に示すデータ
入力を促す対話画面が提示される。ユーザは、該対話画
面上で、出力形式のカスタマイズに必要なパラメータ・
データを入力する。入力された各パラメータ・データ
は、記事管理サーバ60に送信される。記事管理サーバ
60は、さらにパラメータ・データをコンテンツ処理装
置に送信する。コンテンツ処理装置は、コンテンツと、
受信したパラメータ・データに基づいて、記事情報を特
定する。そして、特定した記事情報に基づいて、該当す
る場合には関連情報を含む記事文書(出力情報)を生成
する。生成された記事文書は、パラメータ・データに従
って出力形式が動的にカスタマイズされたカスタマイズ
文書である。
【0099】また、記事管理サーバ60は、携帯端末1
00と接続確立されている間に、無線電話網40上で管
理される携帯端末100の位置情報(例えば、PHSに
おける基地局ID(CS−ID)など)を受信すること
ができる。この位置情報を、出力管理サーバ50に送信
して、適当なプリンタの検索を要求する。適当なプリン
タとは、例えば、ユーザすなわち携帯端末100の現在
の居場所から至近距離に存在して、ユーザが出力結果を
入手可能なプリンタである。これに対し、出力管理サー
バ50は、位置情報を検索キーに用いてプリンタの検索
を行い、その検索結果を記事管理サーバ60に送信す
る。
【0100】(3)プリント要求 記事管理サーバ60は、出力管理サーバ50から受信し
たプリンタ検索結果を、インターネット10及び無線電
話網40などからなるコンピュータ・ネットワーク1を
経由して、携帯端末100に送信する。携帯端末100
では、表示パネル上にプリンタの検索結果を出力する。
プリンタの検索結果は、図15に示すプリンタ(又は、
プリンタの設置場所)の一覧である。
【0101】ユーザは、表示パネル上のプリンタ一覧の
中から、所望のプリンタを指定する。プリンタ識別子
は、例えば、コンピュータ・ネットワーク1上の資源の
所在を示すURLであってもよい。
【0102】記事管理サーバ60は、プリンタの識別子
を基にプリンタの属性を取得する。さらに、フォーマッ
ティング装置に対して生成文書(記事文書)をプリンタ
の属性に基づいてフォーマットするように要求する。
【0103】フォーマッティング装置は、プリンタの属
性に基づき記事文書をフォーマット(出力形式調整)し
て、これを記事管理サーバ60に返信する。但し、記事
管理サーバ60ではなく、出力管理サーバ50において
フォーマット処理を行うようにしてもよく、この場合は
フォーマッティング装置を省略することができる。
【0104】記事管理サーバ60は、フォーマット済み
記事文書を、インターネット10などのコンピュータ・
ネットワーク1を経由して、指定されたプリンタに送信
する。プリンタへの記事文書送信は、出力管理サーバ5
0によるリダイレクションを含んでいてもよい。
【0105】(4)プリント出力要求 プリンタ70は、フォーマット済み記事文書を受信完了
すると、受信完了を示すメッセージを出力管理サーバ5
0に送信する。さらに、出力管理サーバ50は、印刷要
求がプリンタによって受信されたことを記事管理サーバ
60に送信する。
【0106】記事管理サーバ60は、記事文書IDを生
成し、記事文書IDを含む印刷要求がプリンタに受信さ
れたことを表すメッセージを、要求元の携帯端末100
に送信する。記事文書IDは、コンピュータ・ネットワ
ーク1上の資源の所在を示すURLであってもよい。
【0107】これに対し、携帯端末100上では、記事
文書IDを含むプリント出力要求を記事管理サーバ60
に送信する。プリント出力要求は、例えば、図16に示
すような対話画面を介して入力される。
【0108】記事管理サーバ60は、出力管理サーバ5
0に対して、記事文書IDを含む出力要求メッセージを
送信する。そして、出力管理サーバ50は、記事文書I
DからプリンタIDを検索し、該当するプリンタに対し
て記事文書IDを含む出力要求メッセージを送信する。
【0109】プリンタは、キューすなわち出力の待ち行
列の中から、広告文書IDに対応するフォーマット済み
記事文書を取出して、さらに出力用の待ち行列に投入す
る。そして、プリンタは、この広告文書を印刷実行す
る。
【0110】上述したように、本実施の形態に係るモバ
イル・プリント・サービスは、モバイル環境下でプリン
ト要求するユーザ(携帯端末)と、プリントすべき記事
文書の管理を行う記事管理サーバ60と、文書のプリン
ト出力を管理する出力管理サーバ50と、プリント出力
を実行するプリンタ51/70の4者によるコラボレー
ションによって実現する。
【0111】〔トランザクション〕次に、上記各動作フ
ェーズにおいてこれら4者間でおこなわれるトランザク
ションについて説明する。
【0112】図17に示すように、ユーザがモバイル環
境下で記事文書を取得したいときは、携帯端末100を
用いて記事管理サーバ60にアクセスして、認証手続き
を行う(Tr1)。認証手続きは、パスワード入力や電
子署名など特にその方式を問わない。また、この認証手
続き時に、ユーザは必要とする情報に関連する記事文書
を一覧表示させるためのパラメータ入力も行う。図12
は、必要とする情報に関連する記事のインデックス、キ
ーワード入力画面を示している。そして、認証に成功す
ると、記事管理サーバ60は、記事文書識別子の一覧を
返信する(Tr2)。
【0113】携帯端末100側では、複数の記事文書の
識別子を受け取ると、図13に示したように、ディスプ
レイ画面上に該当する記事文書の検索結果が表示され
る。そして、ユーザが画面上で当該記事文書の出力を選
択すると、次いで、現在位置の入力画面に切り替わる。
なお、キャンセルを選択すると携帯端末100の通常画
面切り替わり、また、戻るを選択すると、前画面、すな
わち記事文書を検索するためのパラメータを入力する画
面に切り替わる。ユーザが、記事文書の出力を指定し、
パラメータを入力すると、検索結果に含まれる記事文書
の識別子が、入力されたパラメータなどと共に記事管理
サーバ60に対して送信される(Tr3)。
【0114】記事管理サーバ60は、記事文書識別子が
示す該当記事情報を加工し、記事文書を生成する。記事
情報の加工、記事文書の生成は、サーバ60自らが行っ
てもよいし、外部サーバへの遠隔手続き呼び出しで実現
してもよい。また、記事管理サーバ60は生成した記事
文書の出力処理を管理する出力管理サーバ50の所在を
表すID(例えばURL)を携帯端末100に返信して
もよい(Tr4)。但し、記事文書の出力処理が記事管
理サーバ60経由で行われる場合には、出力管理IDを
返信する必要はない。
【0115】図18には、パラメータに基づいた記事文
書(出力情報)の生成が完了し、該記事文書をプリント
出力するための出力装置を選択する際における各端末間
のトランザクションを図解している。以下、同図参照し
ながら説明する。
【0116】携帯端末100側から出力管理サーバ50
に対して、現在のモバイル環境下で適切な出力装置の検
索要求を発行する(Tr11)。該検索要求には、携帯
端末100が正当であるか否かを確認する認証手続きを
含んでもよい。また、該検索要求の中に、携帯端末10
0の位置情報を含んでもよい。位置情報は、例えば、無
線電話網40の基地局が送信フレームに添付する基地局
識別子でもよいし、あるいは、ユーザが図14に示すよ
うな画面上で入力した現在位置を用いてもよい。
【0117】これに対し、出力管理サーバ50は、ディ
レクトリ・サービス機能を利用して、携帯端末100に
おいて現在利用することができるプリンタを検索する。
そして、この検索結果を出力装置一覧として、携帯端末
100側に返信する(Tr12)。
【0118】出力装置一覧を受信した携帯端末100上
では、図15に示すように、利用可能なプリンタ名(又
は各プリンタの設置場所)が一覧表示される。
【0119】なお、携帯端末100すなわちユーザは、
記事管理サーバ60経由で出力装置を選択してもよい。
【0120】図19には、ユーザが携帯端末100上で
記事の出力要求をする際における各端末間のトランザク
ションを示した。ユーザは、携帯端末100上で、プリ
ント・ジョブの要求を記事管理サーバ60に対して発行
する(Tr31)。ジョブ要求には、プリント出力する
記事文書の識別子と、出力先として指定するプリンタの
出力装置識別子が含まれる。
【0121】これに対し、記事管理サーバ60は、出力
データ、すなわち記事文書識別子によって指定された記
事文書を、出力装置識別子とともに出力管理サーバ50
に送信する(Tr32)。このとき、記事管理サーバ6
0と出力管理サーバ50の間の認証処理を行ってもよ
い。
【0122】図19の例では、ユーザは、出力管理サー
バ50ではなく、記事管理サーバに対して間接的にジョ
ブ要求を発行する。そこで、出力管理サーバ50は、出
力データを受信した時点で、ジョブ識別子(ID1)を
含んだ受理通知を、携帯端末100側に返信するように
してもよい(Tr33)。携帯端末100側では、ジョ
ブ実行が遅延したときや障害が発生したときなどに、ジ
ョブ識別子を基に問い合わせることができる。但し、受
理通知というトランザクションは省略可能である。
【0123】次に、出力管理サーバ50は、出力装置識
別子で指定されたプリンタ70に対して、プリント出力
すべき記事文書の出力イメージを送信する(Tr3
4)。このとき、出力管理サーバ50は、自身のジョブ
識別子(ジョブID2)を添付してもよい。また、記事
管理サーバ60と出力管理サーバ50の間で認証処理を
行ってもよい。また、記事情報を出力イメージに変換、
加工する処理は、出力管理サーバ50上で行わず、プリ
ンタ70側で行ってもよいし、あるいは、記事管理サー
バ60上で行ってもよい。
【0124】出力イメージ(又は出力データ)を受信し
たプリンタ70は、プリント出力を実行可能な状態で待
機する。プリント出力ジョブはジョブ識別子(ジョブI
D3)を持つものとする。但し、ジョブID1、ID
2、及びID3は、まったく異なるジョブ識別子であっ
ても、一部又はすべて同じジョブ識別子であってもよ
い。また、同じジョブ識別子を使用する場合には、ジョ
ブ識別子を重複して送信しなくてもよい。
【0125】ユーザは、プリンタ70に対してではな
く、記事管理サーバ60に対して、間接的にジョブ要求
を発行する。そこで、プリンタ60は、出力イメージ
(又は出力データ)を受信した時点で、ジョブ識別子
(ジョブID2、ジョブID3)を含んだ受理通知を携
帯端末100に返信してもよい(Tr36)。また、プ
リント出力を実行後に、ジョブ識別子(ジョブID2、
ジョブID3)を含んだ処理通知を携帯端末100に返
信してもよい(Tr36)。また、これらの通知は、プ
リンタ70が携帯端末100に直接返信してもよいし、
記事管理サーバ60及び出力管理サーバ50の少なくと
も一方を経由して行うようにしてもよい。但し、受理通
知及び処理通知というトランザクションは省略可能であ
る。
【0126】なお、ユーザすなわち携帯端末100から
出力管理サーバ50に対してプリント・ジョブを発行す
るようにしてもよい。また、ユーザすなわち携帯端末1
00が出力先となるプリンタを未だ指定しない状態でプ
リント・ジョブを発行するようにしてもよい。
【0127】図20には、予め要求しておいたプリント
・ジョブを実行する際における各端末間のトランザクシ
ョンについて図解している。同図に示す例では、ユーザ
すなわち携帯端末100は、予め指定しておいたプリン
タ70に対して直接プリント指示を行うようになってい
る。
【0128】まず、ユーザは、自分が所持する携帯端末
100の印刷指示画面(図15参照)上で、プリンタ7
0に対して印刷実行を直接指示する(Tr61)。該出
力指示には、携帯端末100の位置情報やジョブIDが
含まれる。また、該出力指示を行う際、携帯端末100
とプリンタ70の間で認証手続きを行ってもよい。
【0129】また、出力指示は、無線電話網40やイン
ターネット10などのコンピュータ・ネットワーク1経
由で転送される。あるいは、ユーザが既にプリンタ70
の設置場所の至近距離(コンビニエンス・ストアやガソ
リン・スタンド等の店舗内)に居るときには、IrDA
やBluetoothのような近距離無線データ通信方式により
指示を転送することも可能である。
【0130】プリンタ70は、出力指示に応答して、出
力管理サーバ50に対して該当する出力データの供給を
要求する(Tr62)。出力データの要求に際し、出力
管理サーバ50との間で認証手続きを行ってもよい。ま
た、出力データを特定するために、ジョブIDを含めて
もよい。また、出力データが出力管理サーバ50の手元
にない場合には、遠隔手続き呼び出しなどを用いて、記
事管理サーバ60などから出力データを取り寄せてもよ
い。
【0131】出力管理サーバ50は、出力データの要求
に応答して、該当する出力データを取出して、プリンタ
70に送信する(Tr63)。出力データの送信に際し
て、出力管理サーバ50はプリンタ70との間で認証手
続きを行ってもよい。
【0132】出力データ(又は出力イメージ)を受信し
たプリンタ70は、プリント出力を実行する。
【0133】但し、出力管理サーバ50からプリンタ7
0へ予め出力データが送信されている場合には、図20
中において出力データ要求及び出力データ送信というト
ランザクションは不要である。また、出力管理サーバ5
0のリダイレクト機能を用いるような場合などには、図
20中に示したすべてのトランザクションを省略するこ
とができる。
【0134】なお、ユーザすなわち携帯端末100か
ら、プリンタ70ではなく出力管理サーバ50に対して
間接的にプリント指示を行うようにしてもよい。また、
ユーザすなわち携帯端末100が、文書管理サーバ60
に対して間接的にプリント指示を行うようにしてもよ
い。
【0135】《注釈》 *:トークンを用いたデジタル・コンテンツの流通技術
として、例えば、DDSA(デジタル・ドキュメント・
セキュリティ・アーキテクチャ)をあげることができ
る。DDSAは、基本的には、コンテンツをRSAやD
SAなどの公開鍵暗号により暗号化して配信し、利用権
の購入者として認証された場合にのみデータを複合化す
る。但し、ユーザが秘密鍵(利用権)を不正に横流しす
る危険を排除するために、利用権の購入者に発行する
「アクセス・チケット」とユーザに予め配布しておく身
分証明書「トークン」を基にして、その都度秘密鍵を生
成するようにしている。各アクセス・チケットは特定の
トークンだけに対応するとともに、トークンは携帯電話
やICカードなど特定の装置上に複製不可能な形式で提
供されるので、正規の購入者でなければ複合化に必要な
秘密鍵を入手できない。
【0136】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、携帯情報端末のように論理的及び物理的に居場所が
不定な相手から発行された情報出力要求を好適に処理す
ることができる。
【0137】特に、ユーザが所望する情報を、雑誌、新
聞等に掲載されたそのままの形態で、所望する情報を選
択して入手することができる。
【0138】また、本実施の形態によれば、携帯情報端
末などのモバイル環境からの要求に従って、作成・編集
された記事文書を、記事文書そのもののみならず、関連
する情報など詳細情報を付帯させた状態で出力すること
ができる。
【0139】さらに、携帯情報端末などモバイル環境か
らの情報出力要求に応じて、要求元の最寄の出力装置に
おいて、記事文書を出力することができる。例えば、駅
構内の販売所に出力装置を設置すれば、ユーザが要求す
る情報を出力として容易に提供することができる。
【0140】さらにまた、携帯情報端末などモバイル環
境からの情報出力に応じて、駅構内の販売所、コンビニ
エンス・ストアやガソリン・スタンドなどの公共の場に
設置された出力装置で情報出力する際に、代金を確実に
利用者から回収するとともに情報提供者に分配すること
ができる。
【0141】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施の形態の修正
や代用を成し得ることは自明である。
【0142】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、情
報提示媒体に掲載された複数の記事情報を、前記情報提
示媒体に掲載された形態を維持しつつ予め保管し、前記
情報端末から前記通信回線を介して受け取った指定情報
に基づいて、記事情報を特定し、特定した記事情報に基
づいて出力情報を生成し、生成した出力情報を記録媒体
に出力するので、ユーザが意図した情報を、前記情報提
示媒体に掲載された形態のままで記録媒体として得るこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るコンピュータ・ネ
ットワークの構成を模式的に示したイメージ図である。
【図2】 モバイル環境における情報出力を提供するモ
バイル・プリント・システム(MPS)の機能構成を示
したブロック図である。
【図3】 図2のD部を示す説明図である。
【図4】 記事情報の保管処理の手順を示した説明図で
ある。
【図5】 図4の記事情報保管処理の手順を示すフロー
チャートである。
【図6】 記事、記事情報の保管状態、記事文書の出力
状態の一例を示す説明図である。
【図7】 記事を文字情報、画像情報等に分けて保管し
た場合の保管状態を示す説明図である。
【図8】 図8(A)は、記事情報のうち内容部分のデ
ータのみを出力した場合の出力形態の一例を示す説明図
であり、図8(B)は、記事情報のうち画像情報のみを
出力した場合の出力形態の一例を示す説明図である。
【図9】 記事情報に地図情報を関連付け、地図情報と
ともに記事情報を出力した場合の一例を示す説明図であ
る。
【図10】 地図情報の保管状態及び出力形態を示す説
明図であり、図10(A)は、広域地図を示す説明図で
あり、図10(B)は、図10(A)の広域地図のう
ち、破線で描いた円内のみを出力する場合を示す説明図
である。
【図11】 コンピュータ・ネットワーク経由でモバイ
ル環境から情報出力処理を行うためのシナリオを説明す
るための説明図である。
【図12】 記事情報に対する基本パラメータをディス
プレイ・パネル上で入力する画面を描写したイメージ図
である。
【図13】 該当する記事情報を検索した結果をディス
プレイ・パネル上に表示した様子を描写したイメージ図
である。
【図14】 携帯端末のディスプレイ・パネル上で位置
データを入力している様子を描写したイメージ図であ
る。
【図15】 選択可能なプリンタの設置場所を携帯端末
のディスプレイ・パネル上に一覧表示した様子を描写し
たイメージ図である。
【図16】 携帯端末のディスプレイ・パネル上でプリ
ント命令又はプリントの取り消し命令を入力している様
子を描写したイメージ図である。
【図17】 記事情報特定時における各端末間のトラン
ザクションを示したチャートである。
【図18】 出力情報をプリント出力するための出力装
置を選択する際における各端末間のトランザクションを
示したチャートである。
【図19】 ユーザが携帯端末上で文書の出力要求をす
る際における各端末間のトランザクションを示したチャ
ートである。
【図20】 ユーザが、予め要求しておいたプリント・
ジョブを実行する際における各端末間のトランザクショ
ンを示したチャートである。
【符号の説明】
1 コンピュータ・ネットワーク 10 インターネット 20 ローカル・エリア・ネットワーク(LAN) 21A 通信装置 30 公衆電話網 31 ゲートウェイ・システム 40 無線電話網 50 出力管理サーバ 51 ローカル・プリンタ 60 記事管理サーバ 70 プリンタ 80 情報提供法人 90 雑誌 100 携帯端末 200 ホスト端末

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線に接続された情報端末で指定さ
    れた指定情報を提示する情報提示方法であって、 情報提示媒体に掲載された複数の記事情報を、前記情報
    提示媒体に掲載された形態を維持しつつ予め保管し、 前記情報端末から前記通信回線を介して受け取った指定
    情報に基づいて、記事情報を特定し、 特定した記事情報に基づいて出力情報を生成し、 生成した出力情報を記録媒体に出力するために、該出力
    情報を送信することを特徴とする情報提示方法。
  2. 【請求項2】 前記通信回線を介して前記記録媒体に出
    力する出力装置を特定するための装置情報をさらに受け
    取り、該装置情報に対応する出力装置へ向けて前記出力
    情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の情報
    提示方法。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体に出力する出力装置を指示
    するための指示情報を通信回線を介して前記情報端末へ
    さらに送信し、前記通信回線を介して受け取った指示情
    報に含まれる前記装置情報を受け取ることを特徴とする
    請求項2に記載の情報提示方法。
  4. 【請求項4】 前記通信回線を介して受け取った出力情
    報を、記録媒体に出力することを特徴とする請求項1乃
    至請求項3の何れか1項に記載の情報提示方法。
  5. 【請求項5】 最新の記事情報を入手し、該最新の記事
    情報の形態を維持しつつ、該最新の記事情報を更に保管
    することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1
    項に記載の情報提示方法。
  6. 【請求項6】 前記最新の記事情報に対応する記事情報
    を履歴情報として保管することを特徴とする請求項5に
    記載の情報提示方法。
  7. 【請求項7】 前記指定情報は、前記記事情報の一部を
    表すことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1
    項に記載の情報提示方法。
  8. 【請求項8】 前記出力情報は、前記記事情報に類似す
    る類似情報を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項
    7の何れか1項に記載の情報提示方法。
  9. 【請求項9】 前記出力情報は、前記記事情報に地図情
    報を関連付けた情報を含むことを特徴とする請求項1乃
    至請求項8の何れか1項に記載の情報提示方法。
  10. 【請求項10】 前記出力情報は、前記特定した記事情
    報から所定の情報を抽出して出力した抽出情報であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1項に記
    載の情報提示方法。
  11. 【請求項11】 前記記事情報は、地図情報であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか1項に記
    載の情報提示方法。
  12. 【請求項12】 前記地図情報は、地形や位置に対応す
    る施設情報を含む事を特徴とする請求項11に記載の情
    報提示方法。
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