JP2007328184A - 電子楽器本体装置及びそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な設定操作をしなくても、ユーザが選んだ演奏操作装置に対応した音色を簡単に設定することができる電子楽器システムを提供すること。
【解決手段】このシステムでは、音源部TGを有し音色テーブルを保持した本体装置EMaに、装置種類(オルガン、サックス)を表わす装置情報を保持した演奏操作装置EMb1,EMb2を通信接続手段CB,UHで接続することによって、1つの楽器が構成される。演奏操作装置EMb1,EMb2を本体装置EMaに接続すると、各装置からの装置情報に対応する音色( DrawOrgan、SprnoSax)が音色テーブルから選択され、選択された音色が、各装置EMb1,EMb2の演奏情報に応じて音源部TGのパート1,2で生成される楽音信号に設定される。演奏操作装置EMb1に更に補助操作装置EMcを接続すると、装置EMb1に対応するパート2に装置EMcの補助演奏情報をマージするように設定する。
【選択図】図3

Description

この発明は、任意の演奏操作装置を通信接続手段で電子楽器本体装置に接続してユーザ所望の楽器を構成することができる電子楽器システムに関する。
最近の電子楽器では、演奏操作子を備えた電子楽器とは別体に構成された音源装置を通信ケーブルで電子楽器に接続して音源機能を所望のものに拡張することができる。例えば、特許文献1には、電子楽器と外部の音源装置をUSB(Universal Serial Bus)等の通信接続手段で接続したときにその通信経路を設定する技術が開示されている。
特開2006−65178号公報
従来技術を発展させて、音源機能を有する1つの本体装置に任意の演奏操作装置を繋いでユーザ所望の楽器を構築することが考えられる。しかしながら、従来技術に従って音源装置に或る電子楽器を接続した場合、この電子楽器に備えられた演奏操作子の種類によってユーザが使用したい音色が決まるにも拘わらず、当該種類に対応する所定の音色を音源装置に設定しなければならない。つまり、音源装置には多数の音色設定が用意され、音色設定の選択肢が不必要に多く提示されることになるので、提示された選択肢から所定の音色設定を選択するための操作が煩雑になったり、ユーザインターフェイスを整備する必要が生じる。結果として、1つの音源装置に対してユーザ所望の演奏操作装置を任意に差し替えて使うことは非常に困難になってしまう。
この発明は、このような事情に鑑み、音源機能を有する電子楽器本体装置に通信接続手段で演奏操作装置を接続した場合に、複雑な設定操作をしなくても、ユーザが選んだ演奏操作装置に対応した音色を簡単に設定することができる電子楽器システムを提供することを目的とする。
この発明の第1の特徴に従うと、演奏情報を生成する演奏操作装置(EMb:EMb1,EMb2,…)が通信接続手段(CB,UH)で接続されることにより電子楽器システムを構成する電子楽器本体装置(EMa)であって、通信接続手段(CB,UH)で接続された演奏操作装置(EMb)から取得される演奏情報に応じて所定音色の楽音信号を生成する楽音生成手段(TG)と、演奏操作装置(EMb)が通信接続手段(CB,UH)で接続されたことを検出する接続検出手段(A2,A4)と、接続検出手段(A2,A4)により接続されたことが検知された演奏操作装置(EMb)から装置情報を取得する装置情報取得手段(A5)と、装置情報取得手段(A5)により取得された装置情報に基づいて、楽音生成手段(TG)で生成される楽音信号の音色を設定する楽音設定手段(A7〜A10,A16)とを具備する電子楽器システム〔請求項1〕、並びに、演奏情報を生成する演奏操作装置(EMb:EMb1,EMb2,…)が通信接続手段(CB,UH)で接続されることにより電子楽器システムを構成する電子楽器本体装置として機能し、通信接続手段(CB,UH)で接続された演奏操作装置(EMb)から取得される演奏情報に応じて所定音色の楽音信号を生成する楽音生成手段(TG)を具備するコンピュータ(EMa)に、演奏操作装置(EMb)が通信接続手段(CB,UH)で接続されたことを検出する接続検出ステップ(A2,A4)と、接続検出ステップ(A2,A4)で接続されたことが検知された演奏操作装置(EMb)から装置情報を取得する装置情報取得ステップ(A5)と、装置情報取得ステップ(A5)で取得された装置情報に基づいて、楽音生成手段(TG)で生成される楽音信号の音色を設定する楽音設定ステップ(A7〜A10,A16)とから成る手順を実行させる電子楽器本体装置のためのプログラム〔請求項5〕が提供される。なお、括弧書きは実施例の参照記号、用語、箇所等を表わし、以下においても同様である。
この発明の第2の特徴に従うと、演奏情報を生成する演奏操作装置(EMb:EMb1,EMb2,…)が通信接続手段(CB,UH)で接続されることにより電子楽器システムを構成する電子楽器本体装置(EMa)であって、通信接続手段(CB,UH)で接続された演奏操作装置(EMb)から取得される演奏情報に応じて所定音色の楽音信号を生成する楽音生成手段(TG)と、演奏操作装置(EMb)が通信接続手段(CB,UH)で接続されたことを検出する接続検出手段(A2,A4)と、接続検出手段(A2,A4)により接続されたことが検知された演奏操作装置(EMb)から装置情報を取得する装置情報取得手段(A5)と、楽音生成手段(TG)で生成可能な楽音信号の音色から、装置情報取得手段(A5)により取得された装置情報に応じた複数の音色(「音色選択肢リスト」)を抽出する音色抽出手段(A7,A8)と、音色抽出手段(A7,A8)により抽出された複数の音色(「音色選択肢リスト」)から選択された音色を、楽音生成手段(TG)で生成される楽音信号に設定する楽音設定手段(A16)とを具備する電子楽器システム〔請求項2〕、並びに、演奏情報を生成する演奏操作装置(EMb:EMb1,EMb2,…)が通信接続手段(CB,UH)で接続されることにより電子楽器システムを構成する電子楽器本体装置として機能し、通信接続手段(CB,UH)で接続された演奏操作装置(EMb)から取得される演奏情報に応じて所定音色の楽音信号を生成する楽音生成手段(TG)を具備するコンピュータ(EMa)に、演奏操作装置(EMb)が通信接続手段(CB,UH)で接続されたことを検出する接続検出ステップ(A2,A4)と、接続検出ステップ(A2,A4)で接続されたことが検知された演奏操作装置(EMb)から装置情報を取得する装置情報取得ステップ(A5)と、楽音生成手段(TG)で生成可能な楽音信号の音色から、装置情報取得ステップ(A5)で取得された装置情報に応じた複数の音色(「音色選択肢リスト」)を抽出する音色抽出ステップ(A7,A8)と、音色抽出ステップ(A7,A8)で抽出された複数の音色(「音色選択肢リスト」)から選択された音色を、楽音生成手段(TG)で生成される楽音信号に設定する楽音設定ステップ(A16)とから成る手順を実行させる電子楽器本体装置のためのプログラム〔請求項6〕が提供される。
この発明による電子楽器本体装置において、楽音生成手段(TG)は、複数の演奏操作装置(EMb:EMb1,EMb2,…)から取得される演奏情報に応じて、対応する複数音色の楽音信号を生成することができ、接続検出手段(A2,A4)は、複数の演奏操作装置(EMb)が通信接続手段(CB,UH)で接続されたことを検出し、装置情報取得手段(A5)は、これら演奏操作装置(EMb)から装置情報を取得し、楽音設定手段(A7〜A10,A16)は、各演奏操作装置(EMb)から取得された装置情報に対応する音色を、当該各装置情報に対応する演奏操作装置(EMb)からの演奏情報に応じて生成される楽音信号に設定する〔請求項3〕ように構成することができる。
また、この発明による電子楽器本体装置において、演奏操作装置(EMb:EMb1,EMb2,…)には、補助演奏情報を生成する補助操作装置(EMc)を接続することができ、接続検出手段(A2,A4)は、演奏操作装置(EMb)が通信接続手段(CB,UH)で接続されたこと及び当該演奏操作装置(EMb)に補助操作装置(EMc)に接続されていることを検出し、装置情報取得手段(A5)は、当該演奏操作装置(EMb)及び補助操作装置(EMc)から装置情報を取得し、楽音設定手段(A7〜A10,A16)は、当該演奏操作装置(EMb)から取得された演奏情報に応じた音色の楽音信号に、当該補助操作装置(EMc)から取得された補助演奏情報をマージすべきことを楽音生成手段(TG)に設定する〔請求項4〕ように構成することができる。
この発明においては、楽音信号生成機能(音源機能)を有する電子楽器本体装置(EMa)にUSBなど通信接続手段(CB,UH)を介して演奏情報生成機能を有する演奏操作装置(EMb:EMb1,EMb2,…)を接続し、1つの楽器として機能する電子楽器システムを構築することができる。演奏操作装置(EMb)には、例えば、ピアノ型やオルガン型などの鍵盤装置、ギター型や管楽器型などの他タイプの演奏操作器、等々、種々の種類があり、演奏操作装置(EMb)は、自身の演奏操作装置の種類を表わす装置情報を保持している。これに対して、本体装置(EMa)は、楽音生成手段(TG)により、通信接続手段(CB,UH)で接続された演奏操作装置(EMb)からの演奏情報に応じて楽音信号を生成することができ、楽音生成手段(TG)で生成可能な楽音信号の音色を表わす音色情報を演奏操作装置の種類に対応付けて保持している。
この発明の第1の特徴によると(請求項1,5)、演奏操作装置(EMb)が通信接続手段(CB,UH)で電子楽器本体装置(EMa)に接続されると、本体装置(EMa)は、当該演奏操作装置(EMb)の接続を検出し(A2,A4)、その装置情報を取得する(A5)。そして、取得された装置情報に基づいて、当該演奏操作装置(EMb)からの演奏情報に基づき楽音生成手段(TG)で生成される楽音信号の音色を設定する(A7〜A10,A16)。つまり、演奏操作装置(EMb)が電子楽器本体装置(EMa)に装着されると、本体装置(EMa)は、演奏操作装置(EMb)の種類を検知し、それによって、楽音生成手段(TG)で生成すべき楽音信号の音色を決定する。従って、この発明によれば、音源機能を有する電子楽器本体装置に通信接続手段で演奏操作装置を接続した場合に、複雑な設定操作をしなくても、本体装置に接続された演奏操作装置の種類に応じて音色を自動的に設定することができる。
この発明の第2の特徴によると(請求項2,6)、電子楽器本体装置(EMa)は、通信接続手段(CB,UH)で接続された演奏操作装置(EMb)の接続を検出しその装置情報を取得すると(A5)、楽音生成手段(TG)で生成可能な楽音信号の音色から、取得された装置情報に応じた複数の音色(「音色選択肢リスト」)を抽出し(A7,A8)、抽出された複数の音色(「音色選択肢リスト」)から選択された音色を、当該演奏操作装置(EMb)からの演奏情報に基づき楽音生成手段(TG)で生成される楽音信号に設定する(A16)。従って、この発明によれば、音源機能を有する電子楽器本体装置に通信接続手段で演奏操作装置を接続した場合に、複雑な設定操作をしなくても、本体装置に接続された演奏操作装置の種類に適した複数の音色を制限し、制限された音色の中から最適の音色を選択的に設定することができる。
この発明による電子楽器本体装置では、楽音生成手段(TG)は、複数の演奏操作装置(EMb:EMb1,EMb2,…)から取得される演奏情報に応じて、対応する複数音色の楽音信号を生成することができる(請求項3)。この場合、電子楽器本体装置(EMa)は、複数の演奏操作装置(EMb)が通信接続手段(CB,UH)で接続されたことを検出し(A2,A4)、これら演奏操作装置(EMb)から装置情報を取得し(A5)、各装置情報に対応する音色を、当該各装置情報を持つ演奏操作装置(EMb)からの演奏情報に応じて生成される楽音信号に設定する(A7〜A10,A16)。従って、この発明によれば、複数のユーザがそれぞれの演奏操作装置を同時に電子楽器本体装置に接続して、簡単に、それぞれの音色設定で合奏を楽しむことができる。
この発明による電子楽器本体装置では、演奏操作装置(EMb:EMb1,EMb2,…)には、さらに、補助演奏情報を生成する補助操作装置(EMc)を接続することができる(請求項4)。この場合、電子楽器本体装置(EMa)は、演奏操作装置(EMb)を介して更に補助操作装置(EMc)に接続されていることを検出し(A2,A4)、当該演奏操作装置(EMb)及び補助操作装置(EMc)から装置情報を取得し(A5)、当該演奏操作装置(EMb)から取得された演奏情報に応じた音色の楽音信号に、当該補助操作装置(EMc)から取得された補助演奏情報をマージすべきことを楽音生成手段(TG)に設定する。従って、この発明によれば、演奏操作装置に従属する補助操作装置の接続経路をも認識し、演奏操作装置からの演奏情報に対応して生成される楽音信号を、当該補助操作装置に接続された補助操作装置からの補助演奏情報に基づいて制御するように自動的に設定することができる。
〔電子楽器システムの構成〕
この発明の一実施例による電子楽器システムでは、音源装置(音源機能を有する電子音楽装置)に任意の演奏操作装置(演奏操作機能を有する電子音楽装置)をUSBなどの通信接続手段で接続することにより、所望の電子楽器機能を有する1つの楽器が構築される。図1は、この発明の一実施例による電子楽器システムの概要説明図であり、図1(1)は音源装置のハードウエア構成ブロック図を表わす。音源装置EMaは、楽音信号生成などに関する楽音情報処理機能を有する一種のコンピュータであり、中央処理装置(CPU)11、ランダムアクセスメモリ(RAM)12、読出専用メモリ(ROM)13、検出回路14、表示回路15、音源回路16、効果回路17、USBホストインターフェース(I/F)18等を備え、これら要素11〜18はバス19を介して互いに接続される。
CPU11は、RAM12及びROM13と共にデータ処理部として機能し、所定の制御プログラムに従い、タイマ1Aによるクロックを利用して所定の楽音情報処理を実行する。この楽音情報処理には、USBホストI/F18と共に実行されるホスト処理が含まれる。RAM12は、これらの処理に際して必要な各種データを一時記憶するためのワーク領域として用いられ、例えば、ホスト処理の際には音色選択肢リスト格納領域が確保される。また、ROM13には、これらの処理を実行するための各種制御プログラムや制御データが記憶されており、制御データには、楽音生成手段(TG)で生成可能な楽音信号の音色を表わす音色情報を演奏操作装置(EMb)の種類に対応付けて記録した音色テーブルが含まれる。
検出回路14は、操作パネル上に設けられた設定操作子1Bに対するユーザの操作内容を検出しデータ処理部に入力する。表示回路15は、LCD等のディスプレイ(表示器)や各種インジケータを含む表示器類1Cの表示・点灯内容をCPU11からの指令に従って制御し、設定操作子1Bの操作に対する表示援助や演奏内容の表示などを行うことができ、これらの要素14,15,1B,1Cはユーザインターフェースとして機能する。ユーザの音色選択操作で音色選択肢リストから音色を選択する際は、この機能を利用する。
音源回路16は、MIDIデータ形式の演奏情報(ノート情報)及び音色情報に対応した波形をもつ楽音信号を生成し、効果付与DSPを有する効果回路17は、この楽音信号に当該演奏情報乃至MIDIデータ形式の補助演奏情報(楽音パラメータ制御情報)に基づく効果を付与した楽音信号を生成する。両回路16,17は、楽音信号生成部(音源部ともいう)TGとして機能し、ソフトウエアで構成することができる。効果回路17に後置されたサウンドシステム1Dは、D/A変換部やアンプ、スピーカ等を備え、音源部TGからの楽音信号に基づく楽音を発生する。
この音源装置EMaには、拡張性のある通信接続手段により複数の演奏操作装置EMb:EMb1,EMb2,…を接続することができ、この例では、かかる通信接続手段としてUSBが用いられる。すなわち、図示の例では、USBホストI/F18には、USBケーブルCB及びUSBハブ(hub)装置を含むUSBネットワークを通じてUSBに対応した3台の演奏操作装置EMb1〜EMb3が接続され、演奏操作装置EMb1には、さらに、USBに対応した補助操作装置EMcが接続されている。
ホスト機器である音源装置EMaのUSBホストI/F18は、USBネットワークに対して演奏操作装置EMb:EMb1,EMb2,…や補助操作装置EMcの抜き差しや電源オン/オフがあると、これを検知し、トポロジに関する情報を取得することができる。この後、接続されている演奏操作装置EMbや補助操作装置EMcが発するイベントを、どの装置からのイベントかという情報と共に、取得することができる。この場合、音源部TGには、ネットワークへの接続が検知された演奏操作装置EMb乃至補助操作装置EMcに対応する仮想的なMIDI IN端子(仮想MIDI入力端子という)が設定され、演奏操作装置EMbからの演奏情報乃至補助操作装置EMcからの補助演奏情報(楽音パラメータ制御情報)を、対応する仮想MIDI入力端子に入力するように設定される。
つまり、USBネットワークは、中継装置として機能するUSBハブ装置(hub)UHにスター状にUSBケーブルCBを接続して構成され、各USBケーブルCBで音源装置EMa及び複数の演奏操作装置EMb:EMb1,EMb2,…が接続される。ここで、ホスト音楽機器として機能する音源装置EMaは本体装置とも呼ばれ、クライアント音楽機器として機能する演奏操作装置EMb,…は外部装置とも呼ばれる。さらに、各演奏操作装置EMbにはUSBケーブルCBで補助操作装置(補助演奏操作装置とも呼ばれる)EMcを接続してネットワークを拡張することができ、この場合、補助操作装置EMcが接続された演奏操作装置EMb(図示の例ではEMb1)は複合機器又は複合操作装置と呼ばれ、複合機器自体で生成される演奏情報は主演奏情報と呼ばれる。
〔演奏操作装置及び補助操作装置の構成〕
図1(2)は、演奏操作装置のハードウエア構成ブロック図を表わす。各演奏操作装置EMbは、CPU21、RAM22、ROM23、演奏操作検出回路24、設定操作検出回路25、表示装置26、USBターゲットインターフェース(I/F)27等を備え、これら要素21〜27はバス28を介して互いに接続される。
CPU21は、RAM22及びROM23と共にデータ処理部として機能し、所定の制御プログラムに従い、付属するタイマによるクロックを利用して演奏情報処理を実行する。この演奏情報処理には、USBターゲットI/F27と共に実行されるターゲット処理が含まれる。RAM22は、これらの処理に際して必要な各種データを一時記憶するバッファとして用いられる。また、ROM23には、これらの処理を実行するための制御プログラムや制御データが記憶され、演奏操作装置EMbの種類を表わす装置情報がディスクリプタとして記述されている。
演奏操作検出回路24は、ユーザによる演奏操作子29の操作内容を検出し、この検出に基づく演奏操作情報をデータ処理部に導入する。演奏操作子29は、各演奏操作装置EMbの種類に応じた機能を備えており、例えば、次のようなタイプがある。
(1)ピアノ型:「ピアノ型」演奏操作子には、ハンマを有しタッチレスポンス機能を備えた鍵盤操作子などがある。
(2)オルガン型:「オルガン型」演奏操作子には、比較的軽いタッチをもちタッチレスポンス機能を備えていない鍵盤操作子などがある。なお、USBハブ装置UHから並列的に更なる鍵盤装置(オルガン型演奏操作子を有する別の演奏操作装置)を繋ぐことにより、2段鍵盤を実現することができ、また、USBターゲットI/F27に補助操作装置EMcとしてエクスプレッションペダルを接続することにより、エクスプレッションペダルを装着した鍵盤を実現することができる。
(3)ギター(弦楽器型)型:「ギター型」演奏操作子には、ポジションセンサと撥弦センサなどがある。
(4)管楽器型:「管楽器型」演奏操作子には、演奏キーとリップセンサと圧力センサなどがある。
設定操作検出回路25、設定操作子2A及び表示装置26は、演奏操作装置EMbのユーザインターフェースとして機能する。設定操作検出回路25は、ユーザによる設定操作子2Aの操作内容を検出し、検出した演奏条件設定情報をデータ処理部に導入する。また、表示装置26は演奏条件や設定状態などを表示する。設定操作子2Aには、遠隔操作用のスイッチを設けることができ、このスイッチで音源装置EMaに操作イベントを送ることにより、音源装置EMa上の設定を遠隔操作することができる。
USBターゲットI/F27は、USBケーブルCB及びUSBハブ装置UHから成るUSBネットワークを介してネットワーク上流の音源装置EMaに接続され、ホスト機器である音源装置EMaとの間で情報を交信するためのインターフェースである。なお、図示のように、ネットワーク下流の補助操作装置EMcが接続される場合は、補助操作装置EMc・音源装置EMa間の情報を中継するハブ(hub)機能を備え、上流(ホスト側)にのみ接続するだけならばハブ機能(中継機能)は要らない。
演奏操作装置EMbは、ROM23に記憶されたターゲット処理プログラムに従って、次のように動作する。演奏操作装置EMbがUSBネットワークを通じてホスト機器である音源装置EMaに接続されて交信が開始されると、まず、音源装置EMaからの問合せに応じて、自身の演奏操作装置EMbの装置情報を含むディスクリプタを音源装置EMaに返す。次いで、演奏操作子29の演奏操作があると、この演奏操作に応じた演奏情報をMIDIデータのノートイベントで音源装置EMaに送る。このように、演奏操作装置EMbは、上位の処理として、自身のディスクリプタ及びイベントを音源装置EMaに送信する。
また、演奏操作装置EMbは、更に補助操作装置EMcが従続的に接続された複合機器の場合には、さらに、下位の処理として、補助操作装置EMcからのディスクリプタ及びイベント(補助演奏情報)をバッファ22に一時記憶し、音源装置EMaからの問合せに応じてこれらディスクリプタ及びイベントを音源装置EMaに送信する。
図2は、この発明の一実施例による補助操作装置のハードウエア構成ブロック図を表わす。各補助操作装置EMcは、主要素として、補助操作子31、操作検出回路32、データ処理部(CPU、RAM及びROM)33及びUSBターゲットインターフェース(I/F)34を有し、必要に応じてユーザインターフェースを備えることができる。データ処理部33のROMには、補助操作装置ターゲット処理プログラムが記憶され、また、この補助操作装置EMcの種類を表わす装置情報がディスクリプタとして記述されている。
操作検出回路32は、ユーザによる補助操作子(補助演奏操作子とも呼ばれる)31の演奏操作内容を検出し、検出に基づく補助演奏情報をデータ処理部33に導入する。補助操作子31は、各補助操作装置EMcの種類に応じた楽音パラメータ制御機能を備えており、例えば、次のようなタイプがある。
(1)ペダルスイッチ型:「ペダルスイッチ型」補助操作子は、ピアノのダンパーペダルに相当し、ピアノ型演奏操作装置EMbなどで生成される演奏情報による楽音にダンパー効果をかける機能をもつ。
(2)フットボリューム(エクスプレッションペダル)型:「フットボリューム型」補助操作子は、オルガン型演奏操作装置EMbで生成される演奏情報による楽音の音量などを制御する機能をもつ。
(3)ホイール型:「フットボリューム型」補助操作子は、任意の演奏操作装置EMbで生成される演奏情報による楽音のピッチを連続的に上下変化させるピッチベンドなどの機能をもつ。
補助操作装置EMcは、データ処理部33及びUSBターゲットI/F34による補助操作装置ターゲット処理プログラムに従い、直属の演奏操作装置即ち複合機器EMbを通じてホスト機器の音源装置EMaと交信し、交信を開始したときには自身の装置情報を音源装置EMaに送り、以後は、補助操作子31の演奏操作に基づく補助演奏情報を音源装置EMaに送信する。そして、音源装置EMaでは、補助操作装置EMcから受けた装置情報に基づいて音源部TGの楽音信号制御条件を設定し、補助操作装置EMcから受信した補助演奏情報に従って、複合機器EMbからの主演奏情報に基づき音源部TGで生成される楽音信号の特性(楽音パラメータ)を制御する。
〔電子楽器システム全体の機能〕
図3は、この発明の一実施例による電子楽器システム全体の機能を説明するためのシステム概念図である。この電子楽器システムは、上述のように、楽音信号生成機能(音源機能)を有する音源装置EMaとオルガン型や管楽器型の複数の演奏操作装置EMb1,EMb2が、USBケーブルCBやUSBハブ装置UHなどの通信接続手段で相互に接続され、音源装置EMaはUSBホスト即ち電子楽器本体装置として振る舞い、システム全体で1つの楽器として機能する。また、複合機器と呼ばれる演奏操作装置EMb1にはUSBケーブルCBを介して更にエクスプレッシヨンペダル型などの補助操作装置EMcを接続することができる。
既に説明したように、オルガン型及び管楽器型演奏操作装置EMb1,EMb2は自身の装置種類(オルガン、サックス)を表わす装置情報を保持しており、これに対応して、音源装置EMaは、音源部TGで生成可能な複数の音色を操作装置の種類に対応付けた音色テーブルをROM13に保持している。また、音源装置EMaの音源部TGは、入力される演奏情報に応じて所定音色の楽音信号を生成する楽音信号生成系列を複数系列有しており、これらの楽音信号生成系列は「パート」と呼ばれる。
図示のように、操作装置EMb1,EMb2;EMcが通信接続手段CB,UHで音源装置EMaに接続された場合、音源部TGの各パートで生成される楽音信号の音色は、音源装置EMaに接続された演奏操作装置EMb1,EMb2の装置情報に基づいて音色テーブルから選択される。また、複合機器である演奏操作装置EMb1からの演奏情報(主演奏情報)に対応するパートについては、複合機器EMb1に接続された補助操作装置EMcの装置情報に基づいて、当該パートで生成される所定音色の楽音信号を補助操作装置EMcからの補助演奏情報(楽音パラメータ制御情報)で制御するように設定される。
例えば、管楽器型演奏操作装置EMb2が音源装置EMaに接続されると、音源装置EMaは、演奏操作装置EMb2からの演奏情報に対して音源部TGの仮想MIDI入力端子T1を割り当てると共に、演奏操作装置EMb2から取得した装置情報(サックス)に対応する管楽器音色“SprnoSax”(ソプラノサックス)を音色テーブルから選択し、以後演奏操作装置EMb2から仮想MIDI入力端子T1に入力されてくるサックス演奏情報に対応して楽音信号を生成する「パート1」に、管楽器音色“SprnoSax”を設定する。
次に、オルガン型演奏操作装置EMb1が音源装置EMaに接続されると、音源装置EMaは、演奏操作装置EMb1からの演奏情報に対して音源部TGの仮想MIDI入力端子T2を割り当てると共に、演奏操作装置EMb1から取得した装置情報(オルガン)に対応する音色“ DrawOrgan”(ドローオルガン)を音色テーブルから選択し、以後オルガン型演奏操作装置EMb1から仮想MIDI入力端子T2に入力されるオルガン演奏情報に対応して楽音信号を生成する「パート2」にオルガン音色“ DrawOrgan”を設定する。
さらに、エクスプレッシヨンペダル型補助操作装置EMcがオルガン型演奏操作装置EMb1に接続されると、音源装置EMaは、補助操作装置EMcからの補助演奏情報(音量制御情報)に対して音源部TGの仮想MIDI入力端子T3を割り当てると共に、補助操作装置EMcに直属する複合機器の演奏操作装置EMb1からの主演奏情報(オルガン演奏情報)に対応する「パート2」において、補助操作装置EMcからの補助演奏情報及び複合機器EMb1からの主演奏情報をマージするように、即ち、オルガン演奏情報に基づく楽音信号の音量パラメータを補助演奏情報に従って制御するように設定する。
なお、音色の選択については、音源装置EMaが音色テーブルの生成機能と音色指定機能をもち、音色テーブルが1つの演奏操作装置種類に複数の音色を対応付けている「ケースA」と、演奏操作装置EMbが音色指定機能をもたず音色テーブルが演奏操作装置種類と音色を1対1で対応付けている「ケースB」とがある。ケ−スAの場合は、音源装置EMaは演奏操作装置EMbから装置情報を取得して、対応する複数の音色を音色選択肢リストとして生成し、ユーザの操作に応じて、この音色選択肢リストからユーザ所望の音色を選択し当該演奏装作装置EMbに対応する音源パートに設定する。一方、ケースBの場合には、直ちに、装置情報に対応する1音色を音色テーブルから抽出し設定する。
〔処理フロー例〕
図4及び図5は、この発明の一実施例による電子楽器システムにおける音源装置で実行されるホスト処理の例を表わすフローチャートである。この電子楽器システムにおいて、音源装置、例えば、音源装置EMaにおいて、ホスト処理が開始(スタート)すると、CPU11は、まず、ステップA1(図4)で初期化を行い、ホスト処理に関する各種設定状態をクリアし、次いで、順次ステップA2〜A10に進んでネットワークの構成更新処理(再構成処理とも呼ばれる)を行う。構成更新処理(A2〜A10)では、USBネットワーク上における演奏操作装置EMb乃至補助操作装置EMcの接続を検知し、接続が検知された操作装置EMb,EMcに対する音源部TGの楽音信号生成条件を設定し、システムのネットワーク構成に対する音源部TGの機能設定を更新する。そして、構成更新処理の後は、ステップA11〜A18(図5)のイベント処理に進む。
ネットワークの構成更新処理では、まず、ステップA2で、USBネットワーク上から削減された演奏操作装置EMb乃至補助操作装置EMcがあるか否かを判定し、削減された操作装置EMb,EMcがあるときは(A2→YES)、ステップA3に進んで、削減された演奏操作装置EMb乃至補助操作装置EMcのMIDI出力が割り当てられていた仮想MIDI入力端子の設定をクリアする。ネットワーク接続に変更がなく操作装置EMb,EMcの新たな削減がないとき(A2→NO)或いはステップA3で仮想入力端子設定のクリア処理を行った後は、ステップA4で、ネットワークに追加された演奏操作装置EMb乃至補助操作装置EMcがあるか否かを判定し、追加された操作装置EMb,EMcがあるときは(A4→YES)、ステップA5に進む。
ステップA5では、追加された演奏操作装置EMb乃至補助操作装置EMcのディスクリプタを読み出して装置情報を取得すると共に、追加された操作装置EMb,EMcのMIDI出力を空いている仮想MIDI入力端子に割り当てる。従って、ステップA1から構成更新処理A2〜A10に進んだ場合は、ステップA4で肯定的な判定(A4→YES)が得られ、現在ネットワークに接続されている全ての操作装置EMb,EMcにつき、順次、ステップA5〜A10の処理を実行する。
ネットワーク接続に変更がなく操作装置EMb,EMcの新たな追加がないとき(A4→NO)或いはステップA5における装置情報取得及び仮想入力端子割当て処理の後は、ステップA6で、追加された操作装置が複合機器EMbのハブ(ハブ機能を有するUSBターゲットI/F27)に繋がれた補助操作装置EMcであるか否かを判定する。
ここで、追加された操作装置が補助操作装置EMcでないときは(A6→NO)、ステップA7に進み、ROM13の音色テーブルから、ステップA4で取得した演奏操作装置EMbの装置情報が示す装置種類に対応した音色情報を抽出してリストアップすることにより、当該演奏操作装置EMbに対応した音色選択肢リストを取得する(ケースA)。次のステップA8では、音色選択肢リストの音色情報を音源に設定可能な音色としてRAM12の音色選択肢リスト格納領域に保持し、そのうちの先頭の音色をデフォルト音色として音源に設定する。その後、イベント処理(図5)の最初のステップA11に進む。
一方、追加された操作装置が補助操作装置EMcのときは(A2→YES)、ステップA10に進み、複合機器EMbと補助操作装置EMcの装置情報に基づき、音源部TGに対して、補助操作装置EMcのMIDI入力と複合機器EMbのMIDI入力とをマージする設定をする。そして、ステップA11〜A16のイベント処理(図5)に進む。
イベント処理では、まず、ステップA11において、演奏操作装置EMb乃至補助操作装置EMcからMIDIイベントを受け取ったか否かを判定し、MIDIイベントを受け取ったときは(A11→YES)、ステップA12で、更に、受け取ったMIDIイベントが複合機器EMbのハブに繋がれた補助操作装置EMcからのものか否かを判定する。
ここで、補助操作装置EMcからのイベントを受け取ったときは(A12→YES)、ステップA13に進み、仮想MIDI入力端子に対応させて、音源部TGに補助操作装置EMcからのイベントを送り、当該イベント即ち補助演奏情報と複合機器EMbからの演奏情報とのマージ処理をして、対応付けられたパートに補助演奏情報を反映させるように、音源部TGに指示する。一方、受け取ったMIDIイベントが補助操作装置EMcからではなく演奏操作装置EMbからのイベントであるときは(A12→NO)、ステップA14に進んで、仮想MIDI入力端子に対応させて、音源部TGに補助操作装置EMcからのイベントを送り、発音処理をさせる。そして、ージ処理の指示(A13)或いは発音処理の指示(A14)の後、今回のイベント処理を終了してステップA17に進む。
ステップA11でMIDIイベントを受け取っていないと判定したときは(A11→NO)、ステップA15に進み、ステップA7で取得した音色選択肢リストに対して音色選択操作がなされたか否かを判定する(ケースA)。ここで、音色選択操作がなされたときは(A15→YES)、ステップA16にて、音色選択操作で選択された音色を仮想MIDI入力端子に対応するパートに設定し、そして、今回のイベント処理を終了しステップA17に進む。また、音色選択操作がないとき(A15→NO)つまりイベント受信も音色選択操作もないときは、今回のイベント処理を通過し直ちにステップA17に進む。
ステップA17では、ネットワーク接続に変更があったか否か、即ち、USBネットワークに対して操作装置EMb,EMcの抜き差しや電源オン/オフがあったか否かを判定し、ネットワーク接続に変更がないときは(A17→NO)イベント処理の最初のステップA11に戻り、ステップA11〜A16のイベント処理を繰り返す。また、ネットワーク接続の変更があったときには(A17→YES)、USBホストI/F18により当該抜き差しや電源オン/オフが検知され、構成更新処理(図4)の最初のステップA2に戻り、ステップA2〜A17の構成更新処理及びイベント処理を繰り返す。
〔ケースBの場合における音色設定〕
以上の説明では、音色指定機能を有する音源装置EMaに用意された音色テーブルに、1つの演奏操作装置EMbに対応して複数の音色情報が記録されている「ケースA」の場合における処理フローについて述べたが、音源装置EMaの音色テーブルに、1つの演奏操作装置EMbに1音色情報が対応付けられて記録されている「ケースB」の場合には、図4では「※」印のように処理フローが変更され(ステップA9)、図5では「※」印の処理フロー(ステップA15,A16)が省略される。
すなわち、ケースBの場合には、構成更新処理(図4)のステップA6で、音色指定機能を有しない演奏操作装置EMbがUSBネットワークに接続されたと判定したときに(A6→NO)、ステップA9に進んで、ROM13に用意された音色テーブルから、直ちに、当該演奏操作装置の装置情報(ステップA5で取得済み)に対応した1つの音色情報を選択(抽出)し、当該音色情報が示す音色を音源部TGに設定する。従って、ケースBの場合は、イベント処理(図5)におけるステップA15,A16の処理は不要である。
〔種々の実施態様〕
以上、図面を参照しつつこの発明の好適な実施の一形態について説明したが、これは単なる一例であって、この発明は、発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、実施例では音源装置として、専用の音源装置EMaを用いたが、USB端子を備え、ソフトウエア音源を含む楽音信号生成アプリケーションが動作可能なパーソナルコンピュータを用いてもよい。
また、実施例では音源装置EMaが音色指定機能を持ち音源装置EMaのユーザインターフェースで操作するものとして説明したが、同じ操作を演奏操作装置EMbのユーザインターフェースから遠隔操作するようにしてもよい。例えば、音源装置EMaの表示器1Cに表示する文字列を演奏操作装置EMbに送り、その表示装置26に表示するとともに、演奏操作装置EMbの設定操作子2Aの操作イベントを音源装置EMaに送り、音源装置EMaでの選択操作と同様に扱うようにしてもよい。或いは、音源装置EMaで、音色を指定する情報と音色名を表わす文字列とからなる音色選択肢リストを生成し、このリストを演奏操作装置EMbに送り、当該演奏操作装置EMbのユーザインターフェース上での選択操作に用い、音色選択操作イベントを音源装置EMaに送るようにしてもよい。
この発明の一実施例による電子音楽システムのハードウエア構成例の概要説明図である。 この発明の一実施例による電子音楽システムにおける補助装置装置のハードウエア構成例の概要説明図である。 この発明の一実施例による電子音楽システム全体の機能を説明するためのシステム概念図である。 この発明の一実施例による音源装置(USBホスト)のホスト処理例を表わすフローチャートの一部である。 この発明の一実施例による音源装置(USBホスト)のホスト処理例を表わすフローチャートで他部ある。
符号の説明
EMa 音源装置(電子楽器本体装置、ホスト機器或いは本体機器)、
TG 音源部(楽音信号生成部)、
CB,UH USBケーブル及びUSBハブ装置、
EMb:EMb1,EMb2,… 演奏操作装置(クライアント機器)、
EMc 補助操作装置(補助演奏操作装置)、
T1,T2,… 仮想MIDI入力端子(仮想的な演奏情報入力端子)。

Claims (6)

  1. 演奏情報を生成する演奏操作装置が通信接続手段で接続されることにより電子楽器システムを構成する電子楽器本体装置であって、
    通信接続手段で接続された演奏操作装置から取得される演奏情報に応じて所定音色の楽音信号を生成する楽音生成手段と、
    演奏操作装置が通信接続手段で接続されたことを検出する接続検出手段と、
    接続検出手段により接続されたことが検知された演奏操作装置から装置情報を取得する装置情報取得手段と、
    装置情報取得手段により取得された装置情報に基づいて、楽音生成手段で生成される楽音信号の音色を設定する楽音設定手段と
    を具備することを特徴とする電子楽器本体装置。
  2. 演奏情報を生成する演奏操作装置が通信接続手段で接続されることにより電子楽器システムを構成する電子楽器本体装置であって、
    通信接続手段で接続された演奏操作装置から取得される演奏情報に応じて所定音色の楽音信号を生成する楽音生成手段と、
    演奏操作装置が通信接続手段で接続されたことを検出する接続検出手段と、
    接続検出手段により接続されたことが検知された演奏操作装置から装置情報を取得する装置情報取得手段と、
    楽音生成手段で生成可能な楽音信号の音色から、装置情報取得手段により取得された装置情報に応じた複数の音色を抽出する音色抽出手段と、
    音色抽出手段により抽出された複数の音色から選択された音色を、楽音生成手段で生成される楽音信号に設定する楽音設定手段と
    を具備することを特徴とする電子楽器本体装置。
  3. 前記楽音生成手段は、複数の演奏操作装置から取得される演奏情報に応じて、対応する複数音色の楽音信号を生成することができ、
    前記接続検出手段は、複数の演奏操作装置が通信接続手段で接続されたことを検出し、
    前記装置情報取得手段は、これら演奏操作装置から装置情報を取得し、
    前記楽音設定手段は、各演奏操作装置から取得された装置情報に対応する音色を、当該各装置情報に対応する演奏操作装置からの演奏情報に応じて生成される楽音信号に設定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子楽器本体装置。
  4. 前記演奏操作装置には、補助演奏情報を生成する補助操作装置を接続することができ、
    前記接続検出手段は、演奏操作装置が通信接続手段で接続されたこと及び当該演奏操作装置に補助操作装置に接続されていることを検出し、
    前記装置情報取得手段は、当該演奏操作装置及び補助操作装置から装置情報を取得し、
    前記楽音設定手段は、当該演奏操作装置から取得された演奏情報に応じた音色の楽音信号に、当該補助操作装置から取得された補助演奏情報をマージすべきことを前記楽音生成手段に設定する
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の電子楽器本体装置。
  5. 演奏情報を生成する演奏操作装置が通信接続手段で接続されることにより電子楽器システムを構成する電子楽器本体装置として機能し、通信接続手段で接続された演奏操作装置から取得される演奏情報に応じて所定音色の楽音信号を生成する楽音生成手段を具備するコンピュータに、
    演奏操作装置が通信接続手段で接続されたことを検出する接続検出ステップと、
    接続検出ステップで接続されたことが検知された演奏操作装置から装置情報を取得する装置情報取得ステップと、
    装置情報取得ステップで取得された装置情報に基づいて、楽音生成手段で生成される楽音信号の音色を設定する楽音設定ステップと
    から成る手順を実行させる電子楽器本体装置のためのプログラム。
  6. 演奏情報を生成する演奏操作装置が通信接続手段で接続されることにより電子楽器システムを構成する電子楽器本体装置として機能し、通信接続手段で接続された演奏操作装置から取得される演奏情報に応じて所定音色の楽音信号を生成する楽音生成手段を具備するコンピュータに、
    演奏操作装置が通信接続手段で接続されたことを検出する接続検出ステップと、
    接続検出ステップで接続されたことが検知された演奏操作装置から装置情報を取得する装置情報取得ステップと、
    楽音生成手段で生成可能な楽音信号の音色から、装置情報取得ステップで取得された装置情報に応じた複数の音色を抽出する音色抽出ステップと、
    音色抽出ステップで抽出された複数の音色から選択された音色を、楽音生成手段で生成される楽音信号に設定する楽音設定ステップと
    から成る手順を実行させる電子楽器本体装置のためのプログラム。
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