JP2004078096A - 表示機能付き自動演奏装置 - Google Patents

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Shigehiko Mizuno
水野 成彦
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Abstract

【課題】ユーザによる煩雑なスイッチ操作なしに、音楽情報表示と歌詞表示とを切り替えて表示する。
【解決手段】音声入力手段からの音声入力の有無を検出する検出手段による音声入力の有無に応じて、自動的に音楽情報表示と歌詞表示との間で表示を切り替える制御手段とを具える。すなわち、音声入力手段から音声が入力された場合、制御手段は音楽情報から歌詞表示へと表示を切り替える。一方、音声入力手段から音声が入力されていない場合、制御手段は歌詞表示から音楽情報へと表示を切り替える。これにより、ユーザは煩雑な操作を行うことなしに、音声入力手段から音声を入力するだけで簡単に歌詞を表示させることができる。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、演奏情報に基づく音楽情報の表示機能と歌詞情報に基づく歌詞の表示機能とを有する自動演奏装置に関するものであり、特にユーザがスイッチを操作しなくても必要に応じて音楽情報表示から歌詞表示に自動的に表示を切り替える表示機能付き自動演奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、演奏情報に基づく音楽情報を表示する音楽情報表示機能(音楽情報表示モードとも呼ぶ)と、歌詞情報に基づく歌詞を表示する歌詞表示機能(歌詞表示モードとも呼ぶ)とを有した自動演奏装置又は自動演奏プログラムが知られている(例えば特開平10−254435号公報など)。すなわち、自動演奏装置にはLCDのようなディスプレイが具えつけられており、このディスプレイ上に自動演奏曲の楽譜やピアノロール譜などの音楽情報又は自動演奏曲の歌詞のいずれかを表示することができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の自動演奏装置においては、ユーザによる音楽情報表示モード及び歌詞表示モード毎に各々対応付けられた所定のスイッチ操作に応じた表示モード設定に従って、ディスプレイ上に音楽情報表示と歌詞表示とを切り替えながら表示する。しかし、ディスプレイ上に表示する音楽情報表示と歌詞表示との切り替えを行うためにそれぞれに対応したスイッチを操作することは煩雑であり、こうしたスイッチ操作には手間と時間がかかる。そのため、ユーザにとって音楽情報表示と歌詞表示とを必要に応じて素早く効率的に切り替えることは非常に難しい、という問題点があった。
【0004】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、ユーザによる煩雑なスイッチ操作なしに、音楽情報表示と歌詞表示とを切り替えて表示することのできるようにした表示機能付き自動演奏装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る表示機能付きの自動演奏装置は、演奏情報に基づく音楽情報表示と歌詞情報に基づく歌詞表示が可能な表示機能付き自動演奏装置であって、音声を入力する音声入力手段と、前記音声入力手段からの音声入力の有無を検出する検出手段と、前記検出手段による音声入力の有無に応じて自動的に音楽情報表示と歌詞表示との間で表示を切り替える制御手段とを具える。この発明によると、音声入力手段からの音声入力の有無に応じて自動的に音楽情報表示と歌詞表示との間で表示を切り替える。すなわち、音声入力手段から音声が入力された場合、制御手段は音楽情報から歌詞表示へと表示を切り替える。一方、音声入力手段から音声が入力されていない場合、制御手段は歌詞表示から音楽情報へと表示を切り替える。これにより、ユーザは煩雑な操作を行うことなしに、音声入力手段から音声を入力するだけで簡単に歌詞を表示させることができるようになる。
【0006】
本発明の請求項3に係る表示機能付きの自動演奏装置は、演奏情報に基づく音楽情報表示と歌詞情報に基づく歌詞表示が可能な表示機能付き自動演奏装置であって、音声を入力する音声入力手段と、前記音声入力手段の状態を検出する検出手段と、前記音声入力手段が音声入力可能な状態である場合に自動的に音楽情報表示を歌詞表示に切り替える制御手段とを具える。これによると、音声入力手段の状態を音声入力可能な状態にするだけで表示を自動的に歌詞表示に切り替えることから、ユーザは煩雑な操作を行わなくても簡単に歌詞を表示させることができる。
【0007】
本発明は、装置の発明として構成し、実施することができるのみならず、方法の発明として構成し実施することができる。また、本発明は、コンピュータまたはDSP等のプロセッサのプログラムの形態で実施することができるし、そのようなプログラムを記憶した記憶媒体の形態で実施することもできる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照してこの発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0009】
図1は、この発明に係る表示機能付き自動演奏装置の実施の形態を示すハード構成ブロック図である。本実施例に示す自動演奏装置は、マイクロプロセッサユニット(CPU)1、リードオンリメモリ(ROM)2、ランダムアクセスメモリ(RAM)3からなるマイクロコンピュータによって制御されるようになっている。CPU1は、この自動演奏装置全体の動作を制御するものである。このCPU1に対して、データ及びアドレスバス1Dを介してROM2、RAM3、検出回路4〜6、表示回路7、音源回路8、効果回路9、外部記憶装置10、MIDIインタフェース(I/F)11および通信インタフェース(I/F)12がそれぞれ接続されている。更に、CPU1には、タイマ割込み処理(インタラプト処理)における割込み時間や各種時間を計時するタイマ1Aが接続されている。例えば、タイマ1Aはクロックパルスを発生し、発生したクロックパルスをCPU1に対して処理タイミング命令として与えたり、あるいはCPU1に対してインタラプト命令として与える。CPU1は、これらの命令に従って各種処理を実行する。
【0010】
ROM2は、CPU1により実行あるいは参照される各種制御プログラム(例えば、後述する表示モード設定処理などのプログラム)や各種データ(例えば、演奏情報や歌詞情報)等を格納するものである。RAM3は、曲を自動演奏する際に用いる自動演奏情報やCPU1が所定のプログラムを実行する際に発生する各種データなどを一時的に記憶するワーキングメモリとして、あるいは現在実行中の制御プログラムやそれに関連するデータを記憶するメモリ等として使用される。RAM3の所定のアドレス領域がそれぞれの機能に割り当てられ、レジスタやフラグ、テーブル、メモリなどとして利用される。マイクロフォン4Aはユーザが発生した音声を入力するための音声入力装置であり、自動演奏装置本体とはマイクロフォン入力端子を介して接続される。検出回路4はマイクロフォン検出回路であって、例えばマイクロフォン4Aのマイクロフォン入力端子への挿入を検出したり、あるいはマイクロフォン4A側にオン・オフスイッチが備わっている場合における該スイッチ操作に従うオン・オフを検出する。また、マイクロフォン4Aから入力されたアナログ音声信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路も含まれている。演奏操作子5Aは楽音の音高を選択するための複数の鍵を備えた、例えば鍵盤等のようなものであり、各鍵に対応してキースイッチを有しており、この演奏操作子5A(鍵盤等)は楽音演奏のために使用できるのは勿論のこと、自動演奏の際に用いるピッチやリズムなどを入力するための入力手段として使用することもできる。検出回路5は、演奏操作子5Aの各鍵の押圧及び離鍵を検出することによって検出出力を生じる。
【0011】
パネル操作子(スイッチ等)6Aは、自動演奏を行う対象の曲を選択するためのスイッチ、自動演奏に関する各種情報等を入力するためのスイッチなどである。勿論、これら以外にも、音高、音色、効果等を選択・設定・制御するために用いる数値データ入力用のテンキーや文字データ入力用のキーボード、あるいはディスプレイ7Aに表示される所定のポインティングデバイスを操作するために用いるマウスなどの各種操作子を含んでいてよい。検出回路6は、上記各スイッチの操作状態を検出し、その操作状態に応じたスイッチ情報をデータ及びアドレスバス1Dを介してCPU1に出力する。表示回路7はユーザに対して提示する音楽情報の表示や歌詞の表示などの各種情報を、例えば液晶表示パネル(LCD)やCRT等から構成されるディスプレイ7Aに表示することは勿論のこと、自動演奏に関する各種情報あるいはCPU1の制御状態などを表示する。音楽情報の表示とは、例えば楽譜表示、ピアノロール譜表示、演奏イベントリスト表示などである。勿論、こうした表示に限らず、演奏情報に基づいて音楽の内容を視覚的に表示するものであればどのような表示であってもよい。こうした音楽情報の表示で表示するパートは、例えばメロディパートなどを常時表示するように固定的であってもよいし、ユーザが任意に指定したパートを表示するように選択的であってもよい。また、1つのパートだけに限らず、複数のパートを同時に表示してもよい。一方、歌詞の表示とは、例えばテキスト形式又は画像形式等で記憶されている歌詞情報に基づいて歌詞のみが表示されるものに限らず、歌詞とその他の情報(例えばコード進行やメロディパートの楽譜など)とが同時に表示されるものであってもよい。こうした歌詞表示としては、例えば音楽情報の表示に対して歌詞を追加的に表示したものであってもよい。また、歌詞表示においては曲の進行に従って、それに対応する歌詞の進行位置を文字のワイプ等により表示してもよい。
【0012】
音源回路8は、複数のチャンネルで楽音信号の同時発生が可能であり、データ及びアドレスバス1Dを経由して与えられた演奏情報を入力し、この演奏情報に基づいて楽音信号を発生する。音源回路8から発生された楽音信号は、効果回路9を介して効果付与されてアンプやスピーカなどを含むサウンドシステム9Aから発音される。効果回路9は、複数のエフェクトユニットを含んでおり、各エフェクトユニットは設定された効果パラメータに従い、それぞれ異なった効果を音源回路8からの楽音信号や、マイクロフォン4Aからの音声信号に付与することができる。各エフェクトユニットは、楽音信号のパート又は音声信号のパートに任意に割り当て可能になっている。演奏情報の形式はMIDI形式のようなディジタル符号化されたものであってもよいし、PCM、DPCM、ADPCMのような波形サンプルデータ方式からなるものであってもよい。この音源回路8と効果回路9とサウンドシステム9Aの構成には、従来のいかなる構成を用いてもよい。例えば、音源回路8はFM、PCM、物理モデル、フォルマント合成等の各種楽音合成方式のいずれを採用してもよく、また専用のハードウェアで構成してもよいし、CPU1によるソフトウェア処理で構成してもよい。
【0013】
外部記憶装置10は、演奏情報や歌詞情報、あるいはCPU1が実行する各種制御プログラム等の制御に関するデータなどを記憶するものである。演奏情報と歌詞情報とは1つのデータとして混在記憶されていてもよいし、独立したデータとして別々に記憶されていてもよい。また、演奏情報と歌詞情報の記憶フォーマットはどのようなものでもよい。前記ROM2に制御プログラムが記憶されていない場合、この外部記憶装置10(例えばハードディスク)に制御プログラムを記憶させておき、それをRAM3に読み込むことにより、ROM2に制御プログラムを記憶している場合と同様の動作をCPU1にさせることができる。このようにすると、制御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行える。なお、外部記憶装置9はハードディスク(HD)に限られず、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD−ROM・CD−RAM)、光磁気ディスク(MO)、あるいはDVD(Digital Versatile Disk)等の着脱自在な様々な形態の外部記憶媒体を利用する記憶装置であればどのようなものであってもよい。半導体メモリなどであってもよい。
【0014】
MIDIインタフェース(I/F)11は、他のMIDI機器11A等からMIDI規格の演奏情報(つまり、MIDIデータ)を当該自動演奏装置へ入力したり、あるいは当該自動演奏装置からMIDI規格の演奏情報を他のMIDI機器11A等へ出力するためのインタフェースである。他のMIDI機器11Aはユーザによる操作に応じてMIDIデータを発生する機器であればよく、鍵盤型、弦楽器型、管楽器型、打楽器型、身体装着型等どのようなタイプの操作子を具えた(若しくは、操作形態からなる)機器であってもよい。なお、MIDIインタフェース11は専用のMIDIインタフェースを用いるものに限らず、RS−232C、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、IEEE1394(アイトリプルイー1394)等の汎用のインタフェースを用いてMIDIインタフェース11を構成するようにしてもよい。この場合、MIDIイベントデータ以外のデータをも同時に送受信するようにしてもよい。MIDIインタフェース11として上記したような汎用のインタフェースを用いる場合には、他のMIDI機器11AはMIDIイベントデータ以外のデータも送受信できるようにしてよい。勿論、演奏情報に関するデータフォーマットはMIDI形式のデータに限らず、他の形式であってもよく、その場合はMIDIインタフェース11と他のMIDI機器11Aはそれにあった構成とする。
【0015】
通信インタフェース(I/F)12は、例えばLANやインターネット、電話回線等の有線あるいは無線の通信ネットワークXに接続されており、該通信ネットワークXを介して、サーバコンピュータ12Aと接続され、当該サーバコンピュータ12Aから制御プログラムや各種データを自動演奏装置側に取り込むためのインタフェースである。すなわち、ROM2や外部記憶装置10(例えば、ハードディスク)等に制御プログラムや各種データが記憶されていない場合に、サーバコンピュータ12Aから制御プログラムや各種データをダウンロードするために用いられる。こうした通信インタフェース12は、有線あるいは無線のものいずれかでなく双方を具えていてよい。
【0016】
なお、上述した自動演奏装置において、演奏操作子5Aは鍵盤楽器の形態に限らず、弦楽器や管楽器、あるいは打楽器等どのようなタイプの形態でもよい。また、自動演奏装置は演奏操作子5Aやディスプレイ7Aあるいは音源回路8などを1つの装置本体に内蔵したものに限らず、それぞれが別々に構成され、MIDIインタフェースや各種ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接続するように構成されたものであってもよいことはいうまでもない。さらに、本発明に係る自動演奏装置は、パーソナルコンピュータや携帯電話等の携帯型通信端末、あるいはカラオケ装置やゲーム装置など、どのような形態の装置・機器に適用してもよい。携帯型通信端末に適用した場合、端末のみで所定の機能が完結している場合に限らず、機能の一部をサーバ側に持たせ、端末とサーバとからなるシステム全体として所定の機能を実現するようにしてもよい。
【0017】
図1に示した自動演奏装置では、所定の条件に従ってディスプレイ7A上の表示を音楽情報表示と歌詞表示との間で自動的に切り替える。すなわち、自動演奏装置本体に接続されたマイクロフォン4Aからの音声入力などの条件に従って、表示モードを音楽情報表示モード又は歌詞表示モードのいずれかに設定する。そこで、こうした表示の切替制御を伴う表示モード設定処理について、図2を用いて説明する。図2は、図1に示したCPU1で実行する「表示モード設定処理」の一実施例を示すフローチャートである。この表示モード設定処理は、自動演奏装置本体の電源オンと共に起動され、電源オフと共に停止される。以下、この図2に示したフローチャートに従って動作を説明する。
【0018】
ステップS1ではマイクロフォンが入力端子に挿入されており、自動演奏装置本体とマイクロフォンとが接続されている状態であるか否かを判定する。マイクロフォンが入力端子に挿入されていない場合には(ステップS1のNO)、表示モードを音楽情報表示モードに設定すると共に(ステップS10)、音楽情報表示処理を実行する(ステップS11)。この音楽情報表示処理では、例えば演奏情報に基づき所定の演奏範囲(例えば、数小節分)ずつ演奏進行にあわせて順次に楽譜やピアノロール譜などの音楽情報の表示を行う。演奏情報は例えばメロディパートを含む複数パートから構成され、予め選択された1〜複数パート分の演奏情報に基づき音楽情報の表示が行われる。そして、バックグラウンド処理として実行されている自動演奏処理においてメロディパートをオンするように制御し(ステップS12)、オンした自動演奏のメロディパートに対してエフェクトを割り当てる(ステップS13)。すなわち、音声入力や演奏情報の各パート毎に割り当てられる共通のエフェクトユニットのうちの1つのユニットの割り当てを自動的に変更することによって、該メロディパートにエフェクト(例えば、ディストーション、コーラス、リバーブ等)を割り当てる。この実施例においては、メロディパートと音声入力との間で1つのエフェクトユニットの割り当てを変更する。こうすることで、限られたエフェクト資源を有効に利用することができるようになっている。以上のように、マイクロフォンが入力端子に挿入されていない場合には、ユーザが歌詞を見ながら歌を歌っても自動演奏装置本体に対して音声入力が行われない。そこで、歌詞を表示しない音楽情報表示モードに表示モードを設定し、曲の自動演奏にあわせて音楽情報を表示するようにしている。
【0019】
一方、マイクロフォンが入力端子に挿入されている場合には(ステップS1のYES)、マイクロフォンに配設されているオン・オフスイッチがオン状態であるか否かを判定する(ステップS2)。前記スイッチがオン状態でない場合には(ステップS2のNO)、ステップS10の処理へジャンプし、上記ステップS10〜ステップS13までの処理を実行する。すなわち、この場合においても、自動演奏装置本体に対してユーザによる音声入力が行われないことから、音楽情報表示モードに設定して音楽情報を表示する。前記スイッチがオン状態である場合には(ステップS2のYES)、マイクロフォンからの音声入力があるか否かを判定する(ステップS3)。音声入力がある場合には(ステップS3のYES)、表示モードを歌詞表示モードに設定すると共に(ステップS4)、歌詞表示処理を実行する(ステップS5)。歌詞表示処理では、例えば歌詞情報に基づき所定の演奏範囲(例えば、数小節分)ずつ演奏進行にあわせて順次に歌詞を表示する。好ましくは常に別処理としての歌詞表示処理と該表示モード設定処理とを並行起動しておき、歌詞表示処理において作成された歌詞表示のための表示データを必要に応じて受け渡すように構成するとよい。そして、自動演奏処理におけるメロディパートをオフして(ステップS6)、音声入力に対してエフェクトを割り当てる(ステップS7)。すなわち、メロディパートに割り当てられていたエフェクトユニットを音声入力に割り当てることにより、音声入力にエフェクトを割り当てる。以上のように、マイクロフォンからユーザによる音声入力が行われれている場合には、音楽情報表示モードから歌詞表示モードに表示モードを設定し、メロディパート以外の自動演奏の進行にあわせて歌詞を表示する。
【0020】
マイクロフォンからの音声入力がない場合において(ステップS3のNO)、現在の表示モードが音楽情報表示モードに設定されている場合には(ステップS8のYES)、ステップS10〜ステップS13の処理を実行する。すなわち、音楽情報表示モード設定時において音声入力がない場合には、表示を歌詞表示に切り替える必要がないことから音楽情報表示モードの設定を保持する。他方、現在の表示モードが音楽情報表示モードでない、すなわち歌詞表示モードの場合には(ステップS8のNO)、音声入力のない時間が所定時間以上であるか否かを判定する(ステップS9)。この際に判定基準とする所定時間は、曲中において時間長が適宜に変更される時間である。例えば、楽曲毎の間奏やイントロなどの演奏時間にあわせて自動的に時間長が変更される。あるいは、自動演奏のテンポやメロディの1小節分の長さなどにあわせて変更される。こうした所定時間の時間長の変更は、演奏情報を先読みすることによって行われる。音声入力のない時間が所定時間以上でない場合には(ステップS9のNO)、ステップS4〜ステップS7の処理を実行して歌詞を表示する。音声入力のない時間が所定時間以上である場合には(ステップS9のYES)、ステップS10〜ステップS13の処理を実行して音楽情報を表示する。すなわち、音声入力のない状態が所定時間以上経過している場合にはユーザが歌を歌うのを止めたものとして、歌詞から音楽情報へと自動的に表示を切り替える。反対に、音声入力のない状態が所定時間以上経過していない場合には、楽曲の間奏やイントロの演奏中、又はメロディの間の休止部分などであり必ずしもユーザが歌を歌うことを停止したとは限らないことから、この場合には歌詞の表示をそのまま続ける。
【0021】
以上のように、音声入力の有無を検出し、音声入力有の場合に表示モードを歌詞表示モードに設定して自動的に歌詞を表示するようにしたことから、ユーザは歌を歌い始めたり、あるいは歌を歌う前に何らかの音声をマイクロフォンに向かって入力するだけで表示を自動的に歌詞表示に切り替えることができる。すなわち、ユーザは煩雑な操作を行わなくても簡単に歌詞を表示させることができ、これによりユーザは必要に応じて表示させた歌詞を見ながら歌を歌うことができるようになる。
【0022】
なお、上述した表示切替を伴う表示モード設定処理においては、マイクロフォンが入力端子に挿入され、マイクロフォンのスイッチがオンされ、さらにマイクロフォンから音声入力がある場合にのみ歌詞表示モードに設定を切り替える例を示したがこれに限らず、マイクロフォンの挿入とマイクロフォンのスイッチオンとにより、あるいはマイクロフォンを挿入するだけにより、音声入力がなくても歌詞表示モードに設定を切り替えるようにしてもよい。また、自動演奏装置本体に固定的にマイクロフォンが抜き取り不可能な状態で接続されている場合には、マイクロフォンのスイッチオンだけ、あるいはマイクロフォンのスイッチオンと音声入力により歌詞表示モードに設定を切り替えるようにしてもよい。さらに、マイクロフォンにオン・オフスイッチがない場合には音声入力だけで歌詞表示モードに設定を切り替えるようにしてもよい。
【0023】
なお、ユーザが歌詞表示モードと音楽情報表示モードの設定を手動で切り替えできるようにしてもよいことは言うまでもない。この場合には、従来と同様にして音楽情報表示機能及び歌詞表示機能毎に各々対応付けられたスイッチの操作に応じて表示の切り替えを行うようにするとよい。また、表示モード設定の自動切替を有効にするか無効にするかを、ユーザが適宜に設定できるようにしてもよい。そうした場合においては、上述した表示モード設定処理の実行を、ユーザにより何らかの楽曲が選択され、自動演奏モード(演奏待機中及び演奏中)になっているときのみに実行するようにすればよい。
【0024】
【発明の効果】
この発明によれば、音声入力有無の検出やマイクロフォンの状態検出に応じて自動的に表示の切替制御を伴う表示モード設定を行うようにしたことから、ユーザは煩雑なスイッチ操作を行うことなく簡単に音楽情報表示と歌詞表示との間で表示の切り替えを行うことができるようになる、という効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る表示機能付きの自動演奏装置の実施の形態を示すハード構成ブロック図である。
【図2】「表示モード設定処理」の一実施例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4〜6…検出回路、4A…マイクロフォン、5A…演奏操作子、6A…パネル操作子、7…表示回路、7A…ディスプレイ、8…音源回路、9…効果回路、9A…サウンドシステム、10…外部記憶装置、11…MIDIインタフェース、11A…MIDI機器、12…通信インタフェース、12A…サーバコンピュータ、1D…通信バス、X…通信ネットワーク

Claims (5)

  1. 演奏情報に基づく音楽情報表示と歌詞情報に基づく歌詞表示が可能な表示機能付き自動演奏装置であって、
    音声を入力する音声入力手段と、
    前記音声入力手段からの音声入力の有無を検出する検出手段と、
    前記検出手段による音声入力の有無に応じて自動的に音楽情報表示と歌詞表示との間で表示を切り替える制御手段と
    を具える表示機能付き自動演奏装置。
  2. 前記検出手段は演奏情報に応じて時間長の変わる所定時間内での音声入力の有無を検出し、
    前記制御手段は、前記検出手段が音声入力有りと検出した場合に音楽情報表示を歌詞表示に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の表示機能付き自動演奏装置。
  3. 演奏情報に基づく音楽情報表示と歌詞情報に基づく歌詞表示が可能な表示機能付き自動演奏装置であって、
    音声を入力する音声入力手段と、
    前記音声入力手段の状態を検出する検出手段と、
    前記音声入力手段が音声入力可能な状態である場合に自動的に音楽情報表示を歌詞表示に切り替える制御手段と
    を具える表示機能付き自動演奏装置。
  4. コンピュータに、
    音声を入力する音声入力手段からの音声入力の有無を検出する手順と、
    前記音声入力の有無に応じて自動的に音楽情報表示と歌詞表示との間で表示を切り替える手順と
    を実行させるためのプログラム。
  5. コンピュータに、
    音声を入力する音声入力手段の状態を検出する手順と、
    音声入力手段が音声入力可能な状態である場合に自動的に音楽情報表示を歌詞表示に切り替える手順と
    を実行させるためのプログラム。
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JP2011095584A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Daiichikosho Co Ltd カラオケ演奏出力システム
JP2016157084A (ja) * 2015-02-26 2016-09-01 パイオニア株式会社 再生装置、再生方法、及び、プログラム

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