JP2007326420A - 電動式ステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】組立が容易で、温度が変化しても減速機構の入力軸に付与した予圧の変動が小さく、入力軸の駆動トルクの変動が小さくて済む電動式ステアリング装置を提供する。
【解決手段】低温時には、熱膨張係数が大きいハウジング61は、鉄系の材料で形成されたウォームギヤ64よりも大きく収縮する。しかし、弾性部材741、742が弾性変形して軸方向の寸法が縮まり、熱変位量の差を吸収するため、予圧力はあまり大きくならず、ウォームギヤ64の駆動トルクの増加も小さく押さえられる。高温時には、熱膨張係数が大きいハウジング61は、鉄系の材料で形成されたウォームギヤ64よりも大きく膨張する。しかし、弾性部材741、742には、高温時でも予圧力が所望の値だけ残るような値の予圧力が付与されている。従って、深みぞ形ラジアル玉軸受71、72、ウォームギヤ64、弾性部材741、742との間には隙間が生じることはない。
【選択図】図5

Description

本発明は電動式ステアリング装置、特に、ステアリングホイールのチルト位置またはテレスコピック位置を、電動モータにより調整することができる電動式ステアリング装置に関する。
運転者の体格や運転姿勢に応じて、ステアリングホイールのチルト位置やテレスコピック位置を調整する必要があり、このチルト位置、または、テレスコピック位置の調整を、電動モータを使用して楽に行うようにした電動式ステアリング装置がある。
このような電動式ステアリング装置は、特許文献1に示すように、電動モータの回転をウォームギヤとウォームホイール等で構成される減速機構で減速して、コラムのチルト運動、または、テレスコピック運動として伝達している。
特許文献1に示すような減速機構を収容するハウジングの材料としては、一般的にアルミニウム合金が使用され、ウォームギヤや軸受の材料としては鉄系の材料が使用されている。アルミニウム合金と鉄系の材料では、熱膨張係数がかなり異なるため、温度変化によって、ウォームギヤとハウジングとの間に相対的な位置のずれが生じて、軸受に付与した予圧が変動し、それによって、ウォームギヤの駆動トルクが大きく変動する恐れがある。
図14は、ウォームギヤを軸支する軸受に予圧を付与して、温度変化による駆動トルクの変動を抑制するようにした、従来の電動式ステアリング装置の減速機構を示す断面図である。図14に示すように、減速機構のハウジング61に、回転軸62を有する電動モータ63が固定されている。ハウジング61はアルミニウム合金製で、内部に減速機構を内蔵している。
回転軸62の右端には、カップリング65によって、ウォームギヤ(減速機構の入力軸)64の左端が、回転軸62と同一中心軸線上に一体的に連結されている。このウォームギヤ64がウォームホイール66に噛み合って減速機構を構成し、電動モータ63の回転軸62の回転を減速して、図示しない送りねじに伝達し、送りねじとナットで構成する送りねじ機構によって、コラムのチルト運動、または、テレスコピック運動を行っている。
ウォームギヤ64は、その右側フランジ部641の右側の右側外周642が、深みぞ形ラジアル玉軸受71によって回転可能に軸支されている。また、ウォームギヤ64の左側フランジ部643の左側の左側外周644も、深みぞ形ラジアル玉軸受72によって回転可能に軸支されている。
深みぞ形ラジアル玉軸受72の外輪721の左端面は、ハウジング61に固定された止め輪(C形止め輪)73に当接している。また、深みぞ形ラジアル玉軸受72の内輪722の右端面は、左側フランジ部643に当接している。
ハウジング61の右端には、予圧調整ねじ67がねじ込まれており、予圧調整ねじ67の左端面と深みぞ形ラジアル玉軸受71の外輪711の右端面との間には、スペーサ671が介挿されている。また、深みぞ形ラジアル玉軸受71の内輪712の左端面は、右側フランジ部641に当接している。
予圧調整ねじ67を適度にねじ込み、スペーサ671を介して深みぞ形ラジアル玉軸受71の外輪711を左方に押圧した後、ロックナット672を締め付けて、予圧調整ねじ67をハウジング61の右端に固定する。すると、ウォームギヤ64の左側フランジ部643が、深みぞ形ラジアル玉軸受72の内輪722の右端面に強く押圧される。
従って、ウォームギヤ64は、深みぞ形ラジアル玉軸受71と深みぞ形ラジアル玉軸受72によって、図14の左右両方向のスラスト力に対して定位置予圧が付与されて、ガタの無い状態になる。ウォームギヤ64、深みぞ形ラジアル玉軸受71、深みぞ形ラジアル玉軸受72、スペーサ671、予圧調整ねじ67は、鉄系の材料で形成されている。
この図14に示す従来の減速機構では、低温時には、熱膨張係数が大きいアルミニウム合金製のハウジング61は、鉄系の材料で形成されたウォームギヤ64、深みぞ形ラジアル玉軸受71、深みぞ形ラジアル玉軸受72、スペーサ671、予圧調整ねじ67よりも大きく収縮する。
従って、深みぞ形ラジアル玉軸受71、深みぞ形ラジアル玉軸受72が、ウォームギヤ64の右側フランジ部641、左側フランジ部643に強く押し付けられるため、ウォームギヤ64の駆動トルクが増大して、電動モータ63に大きな負荷が作用する。
また、高温時には、熱膨張係数が大きいアルミニウム合金製のハウジング61は、鉄系の材料で形成されたウォームギヤ64、深みぞ形ラジアル玉軸受71、深みぞ形ラジアル玉軸受72、スペーサ671、予圧調整ねじ67よりも大きく膨張する。
従って、深みぞ形ラジアル玉軸受71、深みぞ形ラジアル玉軸受72と、ウォームギヤ64の右側フランジ部641、左側フランジ部643との間に隙間が生じるため、ウォームギヤ64にスラスト方向のガタができ、ウォームホイール66の駆動が円滑に行われなくなる。
予圧調整ねじ67を強くねじ込んで、初期の予圧力を大きくすることによって、高温時に、ウォームギヤ64にスラスト方向のガタが生じないようにすることは可能であるが、低温時には大きな予圧力が作用するため、電動モータ63にさらに大きな負荷が作用してしまう。また、予圧調整ねじ67による予圧力の調整は、予圧調整ねじ67の締付けトルクの大きさを調整することにによって行う方式であり、締付けトルクのわずかな変動で予圧力が大きく変動するため、予圧力の調整が難しく、所望の予圧力に設定することが困難であった。
実開平3−113275号公報
本発明は、組立が容易で、温度が変化しても減速機構の入力軸に付与した予圧の変動が小さく、入力軸の駆動トルクの変動が小さくて済むようにした予圧構造を有する電動式ステアリング装置を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、車体後方側にステアリングホイールが装着されるステアリングシャフト、上記ステアリングシャフトを回転可能に軸支するとともに、チルト中心軸を支点とするチルト位置調整、または、上記ステアリングシャフトの中心軸線に沿ったテレスコピック位置調整が可能なコラム、電動モータ、上記電動モータが取り付けられたハウジング、上記電動モータの回転軸に連結され、上記ハウジングに内蔵された減速機構を介して、上記コラムのチルト運動、または、テレスコピック運動として伝達する入力軸、上記入力軸の軸線方向の両端を各々回転可能に軸支する軸受、上記軸受と入力軸との間、または、上記軸受とハウジングとの間に弾性変形して介挿され、所定の予圧が上記入力軸の軸線方向に付与された弾性部材を備えたことを特徴とする電動式ステアリング装置である。
第2番目の発明は、第1番目の発明の電動式ステアリング装置において、上記弾性部材には、上記入力軸の軸線方向の両側面にスペーサが一体的に成形されていることを特徴とする電動式ステアリング装置である。
第3番目の発明は、第1番目の発明の電動式ステアリング装置において、上記軸受は滑り軸受であり、上記弾性部材が上記滑り軸受と一体的に成形されていることを特徴とする電動式ステアリング装置である。
第4番目の発明は、第3番目の発明の電動式ステアリング装置において、上記滑り軸受には、上記入力軸と接触する軸受面に潤滑皮膜が成形されていることを特徴とする電動式ステアリング装置である。
第5番目の発明は、第1番目から第4番目のいずれかの発明の電動式ステアリング装置において、上記入力軸にはウォームギヤが形成され、該ウォームギヤに噛み合うウォームホイールを介して上記コラムにチルト運動、または、テレスコピック運動が伝達されることを特徴とする電動式ステアリング装置である。
本発明の電動式ステアリング装置は、電動モータが取り付けられたハウジングと、電動モータの回転軸に連結され、ハウジングに内蔵された減速機構を介して、コラムのチルト運動、または、テレスコピック運動として伝達する入力軸と、入力軸の軸線方向の両端を回転可能に軸支する軸受と、軸受と入力軸との間、または、軸受とハウジングとの間に弾性変形して介挿され、所定の予圧が入力軸の軸線方向に付与された弾性部材とから構成している。従って、減速機構の組立が容易で、温度が変化しても減速機構の入力軸に付与した予圧の変動が小さく、入力軸の駆動トルクの変動が小さくて済む。
図1は、本発明の電動式ステアリング装置1を車両に取り付けた状態を示す全体斜視図である。図1に示すように、電動式ステアリング装置1は、ステアリングシャフト2を回動自在に軸支している。ステアリングシャフト2には、その右端(車体後方側)にステアリングホイール3が装着され、ステアリングシャフト2の左端(車体前方側)には、ユニバーサルジョイント101を介して中間シャフト102が連結されている。
中間シャフト102には、その左端にユニバーサルジョイント103が連結され、ユニバーサルジョイント103には、ラックアンドピニオン機構等からなるステアリングギヤ104が連結されている。
運転者がステアリングホイール3を回転操作すると、ステアリングシャフト2、ユニバーサルジョイント101、中間シャフト102、ユニバーサルジョイント103を介して、その回転力がステアリングギヤ104に伝達され、ラックアンドピニオン機構を介してタイロッド105を移動し、車輪の操舵角を変えることができる。
図2は、ステアリングホイール3のチルト位置調整とテレスコピック位置調整の両方を電動モータで行う電動チルト/テレスコピック式ステアリング装置の要部を示す側面図である。図3は図2のA−A断面図、図4は図2からチルト用の電動モータと減速機構を取り外した状態を示す断面図である。
図2の右側(車体前方側)には、下部車体取付けブラケット51が車体53に固定されており、アウターコラム41の右端が、ピボットピン52を支点として、下部車体取付けブラケット51に揺動可能に支持されている。
中空円筒状のアウターコラム41には、インナーコラム42が軸方向(図2、図4の左右方向)にテレスコピック摺動可能に嵌合している。インナーコラム42には、ステアリングシャフト2が回動自在に軸支され、ステアリングシャフト2には、その左端(車体後方側)にステアリングホイール3が装着されている。
アウターコラム41の左側(車体後方側)には、上部車体取付けブラケット54の上部に形成された取付け部541が、車体53に固定されており、取付け部541から側板542が下方に延びている。側板542には、アウタ−コラム41の左右の側面がチルト位置調整可能に挟持されている。
側板542の下部には減速機構を内蔵するハウジング61が一体的に形成され、このハウジング61に、電動アクチュエータとしての電動モータ63が固定されている。また、図3に示すように、取付け部541とハウジング61には、ころがり軸受551、552を介して、送りねじ55の上下両端が各々軸支されている。
送りねじ55の下端には、一体的にウォームホイール66が固定され、電動モータ63に連結されたウォームギヤ64が、ウォームホイール66に噛み合っている。ウォームホイール66とウォームギヤ64で減速機構が構成され、電動モータ63の回転が送りねじ55に減速して伝達される。
送りねじ55には、送りねじ55の回転を直線運動に変換するナット56が螺合している。送りねじ55とナット56で構成される送り機構は、送りねじ55の回転をナット56の直線運動に変換する送り機構である。
ナット56には、図3の左右両側に、丸棒状のピボットピン561、562が一体的に形成されている。アウタ−コラム41の側面に固定された板状のブラケット411とアウタ−コラム41の側面に、この丸棒状のピボットピン561、562の先端が枢動可能に内嵌している。
ステアリングホイール3のチルト位置を調整する必要が生じた場合、図示しないスイッチを操作すると、電動モータ63の回転軸が正逆いずれかの方向に回転駆動される。すると、電動モータ63の回転が、ウォームギヤ64からウォームホイール66に減速して伝達され、ウォームホイール66と一体の送りねじ55が回転することにより、ナット56が送りねじ55に沿って上昇または下降する。それによって、アウターコラム41はピボットピン52を支点にして、上方又は下方にチルト移動する。
図4に示すように、インナーコラム42から下方に向かって一体的に形成された板状のブラケット421には、インナーコラム42の中心軸線に平行に延びる送りねじ43の左端が固定されている。アウターコラム41の下方には、減速機構を内蔵するハウジング44が一体的に形成され、このハウジング44に、軸受451、452によってウォームホイール46が回転可能に軸支されている。
このウォームホイール46の内周に形成された雌ねじに、送りねじ43が螺合している。送りねじ43とウォームホイール46の内周に形成された雌ねじで構成される送り機構は、ウォームホイール46の回転を送りねじ43の直線運動に変換する送り機構である。ハウジング44には電動モータ47(図2参照)が取り付けられ、電動モータ47の回転軸に連結された図示しないウォームギヤがウォームホイール46に噛み合って、電動モータ47の回転がウォームホイール46に減速して伝達される。
ステアリングホイール3のテレスコピック位置を調整する必要が生じた場合、図示しないスイッチを操作すると、電動モータ47の回転軸が正逆いずれかの方向に回転駆動される。すると、電動モータ47の回転が、ウォームホイール46に減速して伝達され、ウォームホイール46内周の雌ねじに螺合する送りねじ43が直線運動することにより、インナーコラム42が図4の左右方向にテレスコピック移動する。
次に、本発明の実施例1の減速機構の詳細な構造について説明する。
図5は、本発明の実施例1の減速機構を示す図2のB−B断面図であり、図1から図3のチルト位置調整用の減速機構に適用した例を示す。もちろん、本発明はステアリングホイール3のテレスコピック位置調整用の減速機構に適用してもよい。図5に示すように、ハウジング61に、回転軸62を有する電動モータ63が固定されている。ハウジング61はアルミニウム合金製で、減速機構を内蔵している。
回転軸62の右端には、カップリング65によって、ウォームギヤ(減速機構の入力軸)64の左端が、回転軸62と同一中心軸線上に一体的に連結されている。カップリング65には雌セレーションが形成され、ウォームギヤ64の左端に形成された雄セレーションが内嵌して、ウォームギヤ64の熱変位による軸方向の伸縮を吸収するようにしている。
このウォームギヤ64がウォームホイール66に噛み合って減速機構を構成し、電動モータ63の回転軸62の回転を減速して、図2、図3の送りねじ55に伝達し、送りねじ55とナット56で構成する送りねじ機構によって、アウターコラム41のチルト運動を行っている。
ウォームギヤ64は、その右側フランジ部641の右側の右側外周642が、深みぞ形ラジアル玉軸受71によって回転可能に軸支されている。また、ウォームギヤ64の左側フランジ部643の左側の左側外周644も、深みぞ形ラジアル玉軸受72によって回転可能に軸支されている。深みぞ形ラジアル玉軸受71及び深みぞ形ラジアル玉軸受72の外輪は、ハウジング61に形成した軸受孔に内嵌している。ウォームギヤ64、深みぞ形ラジアル玉軸受71、深みぞ形ラジアル玉軸受72は、鉄系の材料で形成されている。
深みぞ形ラジアル玉軸受72の外輪721の左端面は、ハウジング61に固定された止め輪(C形止め輪)73に当接している。また、深みぞ形ラジアル玉軸受72の内輪722の右端面と、左側フランジ部643との間には、断面が矩形で、環状の弾性部材742が、ウォームギヤ64の軸線方向に予圧を付与されて、弾性変形して介挿されている。
深みぞ形ラジアル玉軸受71の外輪711の右端面は、ハウジング61に当接している。また、深みぞ形ラジアル玉軸受71の内輪712の左端面と、右側フランジ部641との間には、断面が矩形で、環状の弾性部材741が、ウォームギヤ64の軸線方向に予圧を付与されて、弾性変形して介挿されている。弾性部材741、742の材質としては、ゴムや樹脂等が考えられる。
ハウジング61に止め輪73を装着した時に、弾性部材741、742に常温状態で付与する予圧量は、高温時でも予圧力が所望の値だけ残るような値に設定している。従って、ウォームギヤ64は、深みぞ形ラジアル玉軸受71と深みぞ形ラジアル玉軸受72によって、図5の左右両方向のスラスト力に対して予圧が付与されて、ガタの無い状態になる。止め輪73の代わりに、外周に雄ねじを有するナットをハウジング61にねじ込み、このナットを、深みぞ形ラジアル玉軸受72の外輪721の左端面に押圧して、予圧を調整してもよい。
図5に示す実施例1の減速機構では、低温時には、熱膨張係数が大きいアルミニウム合金製のハウジング61は、鉄系の材料で形成されたウォームギヤ64、深みぞ形ラジアル玉軸受71、深みぞ形ラジアル玉軸受72よりも大きく収縮する。しかし、弾性部材741、742が弾性変形して軸線方向(図5の左右方向)の寸法が縮まり、熱変位量の差を吸収する。従って、予圧力はあまり大きくならず、ウォームギヤ64の駆動トルクの増加も小さく押さえられる。
また、高温時には、熱膨張係数が大きいアルミニウム合金製のハウジング61は、鉄系の材料で形成されたウォームギヤ64、深みぞ形ラジアル玉軸受71、深みぞ形ラジアル玉軸受72よりも大きく膨張する。しかし、弾性部材741、742には、高温時でも予圧力が所望の値だけ残るような値の予圧力が付与されている。
従って、深みぞ形ラジアル玉軸受71、深みぞ形ラジアル玉軸受72、ウォームギヤ64の右側フランジ部641、左側フランジ部643、弾性部材741、742との間には隙間が生じることはない。そのため、ウォームギヤ64にスラスト方向のガタは発生しないため、ウォームホイール66の駆動が円滑に行われる。
図13に、温度と予圧力との関係を示す。図13に示すように、従来の予圧調整ねじ67を使用した定位置予圧方式の予圧力の変化を示すグラフQでは、温度が変化すると、初期予圧力が大きく変動する。しかし、弾性部材741、742を使用した実施例1の予圧力の変化を示すグラフPでは、温度の変化で、熱変位量の差を吸収するように、弾性部材741、742が弾性変形するため、予圧力の変動を小さく押さえることができる。
実施例1では、ウォームギヤ64の軸線方向の両端を軸支する軸受が、深みぞ形ラジアル玉軸受であるが、アンギュラ形ラジアル玉軸受にしてもよく、また、ころ軸受にしてもよい。
次に本発明の実施例2を説明する。実施例2は実施例1の変形例であり、深みぞ形ラジアル玉軸受71、72の外輪711、721とハウジング61との間に弾性部材を介挿した例である。以下の説明では、上記実施例1と異なる構造部分と作用についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、上記実施例1と同一部品には同一番号を付して説明する。
図6は、本発明の実施例2の減速機構を示す図2のB−B断面図相当である。図6に示すように、深みぞ形ラジアル玉軸受72の外輪721の左端面と、ハウジング61に固定された止め輪(C形止め輪)73との間には、断面が矩形で、環状の弾性部材744が、ウォームギヤ64の軸線方向に予圧を付与されて、弾性変形して介挿されている。また、深みぞ形ラジアル玉軸受72の内輪722の右端面は、左側フランジ部643に当接している。
深みぞ形ラジアル玉軸受71の外輪711の右端面とハウジング61との間には、断面が矩形で、環状の弾性部材743が、ウォームギヤ64の軸線方向に予圧を付与されて、弾性変形して介挿されている。また、深みぞ形ラジアル玉軸受71の内輪712の左端面は、右側フランジ部641に当接している。弾性部材743、744の材質としては、ゴムや樹脂等が考えられる。
実施例1と同様に、ハウジング61に止め輪73を装着した時に、弾性部材743、744に常温状態で付与する予圧量は、高温時でも予圧力が所望の値だけ残るような値に設定している。従って、ウォームギヤ64は、深みぞ形ラジアル玉軸受71と深みぞ形ラジアル玉軸受72によって、図6の左右両方向のスラスト力に対して予圧が付与されて、ガタの無い状態になる。
次に本発明の実施例3を説明する。実施例3は実施例1の変形例であり、両側面にスペーサを一体的に成形した弾性部材を介挿した例である。以下の説明では、上記実施例1と異なる構造部分と作用についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、上記実施例1と同一部品には同一番号を付して説明する。
図7(1)は本発明の実施例3の減速機構を示す図2のB−B断面図相当であり、(2)は(1)の要部の拡大断面図である。図7(1)に示すように、深みぞ形ラジアル玉軸受72の外輪721の左端面は、ハウジング61に固定された止め輪(C形止め輪)73に当接している。また、深みぞ形ラジアル玉軸受72の内輪722の右端面と、左側フランジ部643との間には、ウォームギヤ64の軸線方向の両側面にスペーサ746A、746Bを一体的に成形した弾性部材746Cが、ウォームギヤ64の軸線方向に予圧を付与されて、弾性変形して介挿されている。弾性部材746Cは、断面が矩形で、環状に形成されている。
深みぞ形ラジアル玉軸受71の外輪711の右端面は、ハウジング61に当接している。また、深みぞ形ラジアル玉軸受71の内輪712の左端面と、右側フランジ部641との間には、ウォームギヤ64の軸線方向の両側面にスペーサ745A、745Bを一体的に成形した弾性部材745Cが、ウォームギヤ64の軸線方向に予圧を付与されて、弾性変形して介挿されている。弾性部材745Cは、断面が矩形で、環状に形成されている。弾性部材745C、746Cの材質としては、ゴムや樹脂等が考えられる。
図7(2)に拡大して示すように、ウォームギヤ64の右側外周642の外径よりも、スペーサ745A、745B、弾性部材745Cの内径寸法を若干大径に形成して、温度変化でウォームギヤ64が軸方向に伸縮する時に、円滑に伸縮できるようにしている。
図示はしないが、スペーサ746A、746B、弾性部材746Cの内径寸法も、ウォームギヤ64の左側外周644の外径よりも若干大径に形成して、温度変化でウォームギヤ64が軸方向に伸縮する時に、円滑に伸縮できるようにしている。実施例3では、スペーサ745A、745B、746A、746Bが、各々弾性部材745C、746Cと一体的に形成されているので、部品点数が増えず、組立が容易となる。
次に本発明の実施例4を説明する。実施例4は実施例3の変形例であり、両側面にスペーサを一体的に成形した弾性部材を、片側の軸受側にだけ介挿した例である。以下の説明では、上記実施例3と異なる構造部分と作用についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、上記実施例3と同一部品には同一番号を付して説明する。
図8(1)は本発明の実施例4の減速機構を示す図2のB−B断面図相当であり、(2)は(1)の要部の拡大断面図である。図8(1)に示すように、深みぞ形ラジアル玉軸受72の外輪721の左端面は、ハウジング61に固定された止め輪(C形止め輪)73に当接している。また、深みぞ形ラジアル玉軸受72の内輪722の右端面は、左側フランジ部643に直接当接し、弾性部材は介挿されていない。
深みぞ形ラジアル玉軸受71の外輪711の右端面は、ハウジング61に当接している。また、深みぞ形ラジアル玉軸受71の内輪712の左端面と、右側フランジ部641との間には、実施例3と同様に、ウォームギヤ64の軸線方向の両側面にスペーサ745A、745Bを一体的に成形した弾性部材745Cが、ウォームギヤ64の軸線方向に予圧を付与されて、弾性変形して介挿されている。
図8(2)に拡大して示すように 、スペーサ745Bの右端面には、逃げ7451Bが形成されて、スペーサ745Bの右端面と、深みぞ形ラジアル玉軸受71の外輪711の左端面との間に隙間が形成されている。従って、深みぞ形ラジアル玉軸受71の外輪711の寸法によって制限されることなく、弾性部材745Cの外形寸法を大きく形成することができる。
次に本発明の実施例5を説明する。実施例5は実施例2及び実施例3の変形例であり、両側面にスペーサを一体的に成形した弾性部材を、深みぞ形ラジアル玉軸受71、72の外輪711、721とハウジング61との間に介挿した例である。以下の説明では、上記実施例2及び実施例3と異なる構造部分と作用についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、上記実施例2及び実施例3と同一部品には同一番号を付して説明する。
図9(1)は本発明の実施例5の減速機構を示す図2のB−B断面図相当であり、(2)は(1)の要部の拡大断面図である。図9(1)に示すように、深みぞ形ラジアル玉軸受72の外輪721の左端面と、ハウジング61に固定された止め輪(C形止め輪)73との間には、ウォームギヤ64の軸方向の両側面にスペーサ748A、748Bを一体的に成形した弾性部材748Cが、ウォームギヤ64の軸線方向に予圧を付与されて、弾性変形して介挿されている。また、深みぞ形ラジアル玉軸受72の内輪722の右端面は、左側フランジ部643に当接している。
深みぞ形ラジアル玉軸受71の外輪711の右端面とハウジング61との間には、ウォームギヤ64の軸線方向の両側面にスペーサ747A、747Bを一体的に成形した弾性部材747Cが、ウォームギヤ64の軸線方向に予圧を付与されて、弾性変形して介挿されている。また、深みぞ形ラジアル玉軸受71の内輪712の左端面は、右側フランジ部641に当接している。弾性部材747C、748Cの材質としては、ゴムや樹脂等が考えられる。
図9(2)に拡大して示すように、スペーサ748Bの右端面には、逃げ7481Bが形成されて、スペーサ748Bの右端面と、深みぞ形ラジアル玉軸受72の内輪722の左端面との間に隙間が形成されている。従って、深みぞ形ラジアル玉軸受72の内輪722の寸法によって制限されることなく、弾性部材748Cの内径寸法を小さく形成することができる。
図9(1)に示すように、スペーサ747Aの左端面にも、逃げ7471Aが形成されて、スペーサ747Aの左端面と、深みぞ形ラジアル玉軸受71の内輪712の右端面との間に隙間が形成されている。従って、深みぞ形ラジアル玉軸受71の内輪712の寸法によって制限されることなく、弾性部材747Cを中実に形成することができる。
次に本発明の実施例6を説明する。実施例6は実施例5の変形例であり、両側面にスペーサを一体的に成形した弾性部材を、片側の軸受側にだけ介挿した例である。以下の説明では、上記実施例5と異なる構造部分と作用についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、上記実施例5と同一部品には同一番号を付して説明する。
図10(1)は本発明の実施例6の減速機構を示す図2のB−B断面図相当であり、(2)は(1)の要部の拡大断面図である。図10(1)に示すように、深みぞ形ラジアル玉軸受72の外輪721の左端面は、ハウジング61に固定された止め輪(C形止め輪)73に直接当接し、弾性部材は介挿されていない。また、深みぞ形ラジアル玉軸受72の内輪722の右端面は、左側フランジ部643に当接している。
深みぞ形ラジアル玉軸受71の外輪711の右端面とハウジング61との間には、ウォームギヤ64の軸線方向の両側面にスペーサ747A、747Bを一体的に成形した弾性部材747Cが、ウォームギヤ64の軸線方向に予圧を付与されて、弾性変形して介挿されている。また、深みぞ形ラジアル玉軸受71の内輪712の左端面は、右側フランジ部641に当接している。
図10(2)に拡大して示すように、スペーサ747Aの左端面には、逃げ7471Aが形成されて、スペーサ747Aの左端面と、深みぞ形ラジアル玉軸受71の内輪712の右端面との間に隙間が形成されている。従って、深みぞ形ラジアル玉軸受71の内輪712の寸法によって制限されることなく、弾性部材747Cを中実に形成することができる。
次に本発明の実施例7を説明する。実施例7は、滑り軸受と一体的に成形した弾性部材を、片側の軸受に採用した例である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分と作用についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、上記実施例と同一部品には同一番号を付して説明する。
図11(1)は本発明の実施例7の減速機構を示す図2のB−B断面図相当であり、(2)は(1)の要部の拡大断面図である。図11(1)に示すように、深みぞ形ラジアル玉軸受72の外輪721の左端面は、ハウジング61に固定された止め輪(C形止め輪)73に直接当接し、弾性部材は介挿されていない。また、深みぞ形ラジアル玉軸受72の内輪722の右端面は、左側フランジ部643に当接している。
ウォームギヤ64の軸線方向の右端は、右側フランジ部641に当接するスラスト滑り軸受75Aと、右側外周642に外嵌するラジアル滑り軸受75Bによって軸支されている。スラスト滑り軸受75Aとラジアル滑り軸受75Bに挟まれて弾性部材75Cが一体的に成形され、この弾性部材75Cは、ウォームギヤ64の軸線方向に予圧を付与されて、弾性変形して介挿されている。弾性部材75Cの材質としては、ゴムや樹脂等が考えられる。
図11(2)に拡大して示すように、スラスト滑り軸受75Aの左端面、及び、ラジアル滑り軸受75Bの内周面には、テフロン(登録商標)等の材質の潤滑皮膜751A、751Bが各々形成されている。この、潤滑皮膜751A、751Bによって、摩擦係数を小さくし、ウォームギヤ64が、スラスト滑り軸受75A及びラジアル滑り軸受75Bに案内されて、円滑に回転するように軸支している。
次に本発明の実施例8を説明する。実施例8は、実施例7の変形例であり、滑り軸受と一体的に成形した弾性部材を、両側の軸受に採用した例である。以下の説明では、上記実施例7と異なる構造部分と作用についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、上記実施例7と同一部品には同一番号を付して説明する。
図12(1)は本発明の実施例8の減速機構を示す図2のB−B断面図相当であり、(2)は(1)の要部の拡大断面図である。図12(1)に示すように、ウォームギヤ64の軸線方向の左端は、左側フランジ部643に当接するスラスト滑り軸受76Aと、左側外周644に外嵌するラジアル滑り軸受76Bによって軸支されている。
スラスト滑り軸受76Aとラジアル滑り軸受76Bに挟まれて弾性部材76Cが一体的に成形され、この弾性部材76Cは、ウォームギヤ64の軸線方向に予圧を付与されて、弾性変形して介挿されている。外周に雄ねじを有するナット77をハウジング61にねじ込み、このナット77を、ラジアル滑り軸受76Bのフランジ部761Bの左端面に押圧して、予圧を調整している。
また、ウォームギヤ64の軸線方向の右端は、実施例7と同等に、右側フランジ部641に当接するスラスト滑り軸受75Aと、右側外周642に外嵌するラジアル滑り軸受75Bによって軸支されている。スラスト滑り軸受75Aとラジアル滑り軸受75Bに挟まれて弾性部材75Cが一体的に成形され、この弾性部材75Cは、ウォームギヤ64の軸線方向に予圧を付与されて、弾性変形して介挿されている。弾性部材75C、76Cの材質としては、ゴムや樹脂等が考えられる。
上記実施例1から実施例8においては、ウォームギヤとウォームホイールで構成される減速機構に適用した例を示したが、はすば歯車、平歯車、かさ歯車等で構成される減速機構に適用してもよい。また、上記実施例1から実施例8においては、テレスコピック位置調整とチルト位置調整の両方を行うステアリング装置に適用した例を示したが、テレスコピック位置調整、または、チルト位置調整のいずれか一方だけを行うステアリング装置に適用してもよい。
本発明の電動式ステアリング装置を車両に取り付けた状態を示す全体斜視図である。 本発明の電動チルト/テレスコピック式ステアリング装置の要部を示す側面図である。 図2のA−A断面図である。 図2からチルト用の電動モータと減速機構を取り外した状態を示す断面図である。 本発明の実施例1の減速機構を示す図2のB−B断面図である。 本発明の実施例2の減速機構を示す図2のB−B断面図相当である。 (1)は本発明の実施例3の減速機構を示す図2のB−B断面図相当であり、(2)は(1)の要部の拡大断面図である。 (1)は本発明の実施例4の減速機構を示す図2のB−B断面図相当であり、(2)は(1)の要部の拡大断面図である。 (1)は本発明の実施例5の減速機構を示す図2のB−B断面図相当であり、(2)は(1)の要部の拡大断面図である。 (1)は本発明の実施例6の減速機構を示す図2のB−B断面図相当であり、(2)は(1)の要部の拡大断面図である。 (1)は本発明の実施例7の減速機構を示す図2のB−B断面図相当であり、(2)は(1)の要部の拡大断面図である。 (1)は本発明の実施例8の減速機構を示す図2のB−B断面図相当であり、(2)は(1)の要部の拡大断面図である。 温度と予圧力の関係を示すグラフである。 従来の電動式ステアリング装置の減速機構を示す断面図である。
符号の説明
1 電動式ステアリング装置
101 ユニバーサルジョイント
102 中間シャフト
103 ユニバーサルジョイント
104 ステアリングギヤ
105 タイロッド
2 ステアリングシャフト
3 ステアリングホイール
41 アウターコラム
411 ブラケット
42 インナーコラム
421 ブラケット
43 送りねじ
44 ハウジング
451、452 軸受
46 ウォームホイール
47 電動モータ
51 下部車体取付けブラケット
52 ピボットピン
53 車体
54 上部車体取付けブラケット
541 取付け部
542 側板
55 送りねじ
551、552 ころがり軸受
56 ナット
561、562 ピボットピン
61 ハウジング
62 回転軸
63 電動モータ
64 ウォームギヤ
641 右側フランジ部
642 右側外周
643 左側フランジ部
644 左側外周
65 カップリング
66 ウォームホイール
67 予圧調整ねじ
671 スペーサ
672 ロックナット
71 深みぞ形ラジアル玉軸受
711 外輪
712 内輪
72 深みぞ形ラジアル玉軸受
721 外輪
722 内輪
73 止め輪
741、742、743、744 弾性部材
745A、745B スペーサ
745C 弾性部材
7451B 逃げ
746A、746B スペーサ
746C 弾性部材
747A、747B スペーサ
747C 弾性部材
7471A 逃げ
748A、748B スペーサ
748C 弾性部材
7481B 逃げ
75A スラスト滑り軸受
75B ラジアル滑り軸受
75C 弾性部材
751A、751B 潤滑皮膜
76A スラスト滑り軸受
76B ラジアル滑り軸受
76C 弾性部材
761B フランジ部
77 ナット

Claims (5)

  1. 車体後方側にステアリングホイールが装着されるステアリングシャフト、
    上記ステアリングシャフトを回転可能に軸支するとともに、チルト中心軸を支点とするチルト位置調整、または、上記ステアリングシャフトの中心軸線に沿ったテレスコピック位置調整が可能なコラム、
    電動モータ、
    上記電動モータが取り付けられたハウジング、
    上記電動モータの回転軸に連結され、上記ハウジングに内蔵された減速機構を介して、上記コラムのチルト運動、または、テレスコピック運動として伝達する入力軸、
    上記入力軸の軸線方向の両端を各々回転可能に軸支する軸受、
    上記軸受と入力軸との間、または、上記軸受とハウジングとの間に弾性変形して介挿され、所定の予圧が上記入力軸の軸線方向に付与された弾性部材を備えたこと
    を特徴とする電動式ステアリング装置。
  2. 請求項1に記載された電動式ステアリング装置において、
    上記弾性部材には、上記入力軸の軸線方向の両側面にスペーサが一体的に成形されていること
    を特徴とする電動式ステアリング装置。
  3. 請求項1に記載された電動式ステアリング装置において、
    上記軸受は滑り軸受であり、
    上記弾性部材が上記滑り軸受と一体的に成形されていること
    を特徴とする電動式ステアリング装置。
  4. 請求項3に記載された電動式ステアリング装置において、
    上記滑り軸受には、
    上記入力軸と接触する軸受面に潤滑皮膜が成形されていること
    を特徴とする電動式ステアリング装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載された電動式ステアリング装置において、
    上記入力軸にはウォームギヤが形成され、該ウォームギヤに噛み合うウォームホイールを介して上記コラムにチルト運動、または、テレスコピック運動が伝達されること
    を特徴とする電動式ステアリング装置。
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